JP3686631B2 - データ送信装置及びデータ送信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データの配列を変換して送信するデータ送信装置及びデータ送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のトランスポートチャネル(以下「TrCH」と記載する)のデータを多重化して送信する際に、TrCH毎にデータをつなげて送信すると、通信の途中で連続して誤りが発生した場合は、特定のTrCHについて受信側でデータを復号できないことがある。このような事態を回避する処理として、送信側でTrCHのデータを複数のかたまりに分離して、分離したデータの間に他の分離したTrCHのデータを挿入してデータの並び替えを行うインターリーブがある。このインターリーブによりデータを分離させて送信すれば、通信の途中で連続誤りが発生しても各TrCHのデータは分離しているため各TrCHのデータの一部に誤りが生じるだけであり、特定のTrCHのみが復号できないという事態を回避できる。このインターリーブには、TrCH毎にフレーム単位で行うファーストインタリーブと、各TrCHの多重化後にビット単位で行うセカンドインタリーブがある。
【0003】
図15及び図16は、従来のインターリーブの方法を示したものである。図15は、セカンドインタリーブ用のマトリックス状のデータ書き込み用ブロック1500に、TrCH1のデータ1503及びTrCH2のデータ1504を書き込んだ状態を示したものであり、左からTrCH1のデータ1503が、まず第0列1501−1に30ビット書き込まれ、第0列1501−1が全部埋まると続いて第1列1501−2に30ビット書き込まれ、以後はこれを繰り返して第13列1501−14の第4行1302a5まで書き込まれるとTrCH1のデータ1503のデータの書き込みが終了する。続いて、TrCH2のデータ1504のデータが、第13列1501−14の第5列1502−6から書き込まれ、第14列1501−15の第29行1502−30まで書き込まれてデータの書き込みが終了する。即ち、データ書き込み用ブロック1500へのデータ書き込み方向は全て同一である。
【0004】
次に、3rd Generation Partnership Project(3GPP)の仕様TS25.212Ver.3.5.0に記載されている順番でデータが読み出され、図16に示すようにマッピングされる。なお、データ書き込みブロック1500からのデータの読み出し方向は、全て同一である。マッピングされたデータは15個のスロットから構成され、スロット0には第0行1502−1のデータ及び第20行1502−20のデータがマッピングされ、スロット1には第10行1502−11のデータ及び第5行1502−6のデータがマッピングされ、以後は読み出された行の順番で各スロットに2行ずつマッピングされる。マッピング後は、TrCH2のデータ1504が、半スロットの周期でTrCH1のデータ1503間に配置される。そして、各スロットにマッピングされたデータは、チャネライゼーションコードによって拡散され、他のチャネルと多重されて送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ送信装置は、同一フレームで送信されるTrchのデータが、半スロットの周期で配置されるため、データ数の少ないデータに干渉成分が1スロットの周期で重なった場合には、そのチャネルのデータの半分以上が誤ったデータとなり、誤り訂正を行っても、正しく復号できないという問題がある。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、干渉成分が、一定の周期でデータ量の少ないデータに重なる場合にも、そのデータを正しく復号することができるデータ送信装置及びデータ送信方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ送信装置は、複数の行とn個の列とからなるマトリックス状のデータ書き込み用ブロックに、m列と((n/2)+m)列(mは0以上の整数、(((n/2)+m)≦n)及びn/2が割り切れない場合は、小数点以下を切り上げる)とに交互に複数のデータを書き込むデータ書き込み手段と、前記データ書き込み用ブロックより、データを書き込む方向と異なる方向からデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記データ読み出し手段によって読み出したデータを読み出した順序で配列する配列手段と、前記配列手段によって配列したデータを送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
【0012】
この構成によれば、データ書き込み用ブロックへの書き込みの順番としてm列と((n/2)+m)列とにデータを配列することとし、mを0から順番に1ずつ大きくすることによって各mの値につき求められる2つの列にデータを書き込んでいくため、データを多数のかたまりに離散して送信することができ、通信中の干渉成分が原因で、データを正しく復号することができない状態を防ぐことができる。
【0015】
本発明の基地局装置は、上記に記載のデータ送信装置を具備する構成を採る。
【0016】
また、本発明の移動局装置は、上記に記載のデータ送信装置を具備する構成を採る。
【0017】
これらの構成によれば、1つのデータの中に他のデータを多数離散させた状態で送信するので、通信中の干渉成分が原因で、データを正しく復号することができない状態を防ぐことができる。
【0018】
本発明のデータ送信方法は、複数の行とn個の列とからなるマトリックス状のデータ書き込み用ブロックに、m列と((n/2)+m)列(mは0以上の整数、(((n/2)+m)≦n)及びn/2が割り切れない場合は、小数点以下を切り上げる)とに交互に複数のデータを書き込むデータ書き込み工程と、前記データ書き込み用ブロックより、データを書き込む方向と異なる方向からデータを読み出すデータ読み出し工程と、前記データ読み出し工程によって読み出したデータを読み出した順序で配列する配列工程と、前記配列工程によって配列したデータを送信する送信工程と、を具備するようにした。
【0019】
この方法によれば、データ書き込み用ブロックへの書き込みの順番としてm列と((n/2)+m)列とにデータを配列することとし、mを0から順番に1ずつ大きくすることによって各mの値につき求められる2つの列にデータを書き込んでいくため、データを多数のかたまりに離散して送信することができ、通信中の干渉成分が原因で、データを正しく復号することができない状態を防ぐことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、データ配列変換用のデータ書き込み用ブロックへデータを書き込む際に、書き込む列の順番を任意に変更すること、若しくはデータ書き込み用ブロックからのデータの読み出し方向を行単位で任意に変更することである。また、TrCH1のデータに対して、TrCH2のデータを挿入する際に、TrCH2のデータ数より求める周期にて、TrCH2のデータをTrCH1のデータにビット単位で挿入して、1つの連続したデータとすることである。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るデータ送信装置を移動局装置に用いた場合のデータ送信装置の構成を示すブロック図であり、図2は、データ送信装置を基地局装置に用いた場合のデータ送信装置の構成を示すブロック図であり、図3は、データ配列変換部105の構成を示した図であり、図4は、データ書き込み用ブロックにデータを配列した状態を示した図であり、図5は、データ書き込み用ブロックからデータを読み出してスロット毎にマッピングした状態を示した図である。
【0022】
データ送信装置100は、誤り訂正符号化部101、ファーストインタリーブ部102、レートマッチング処理部103、多重化部104、データ配列変換部105、拡散変調部106、無線変調部107及びアンテナ108とから主に構成される。
【0023】
誤り訂正符号化部101は、トランスポートチャネル(以下「TrCH」と記載する)1の送信信号及びTrCH2の各々の送信信号に対して誤り訂正符号化を行い、ファーストインタリーブ部102へ出力する。ファーストインタリーブ部102は、TrCH毎にフレーム単位で順番を入れ換えてレートマッチング処理部103へ出力する。レートマッチング処理部103は、レートマッチングパラメータを用いて、各TrCHのデータが多重化後に物理チャネルにおいて1フレームに収まるように、各TrCHのデータをビット単位で間引くか若しくは挿入して、多重化部104へ出力する。なお、これ以降は、物理チャネルでの処理になる。多重化部104は、各TrCHのデータを多重化してデータ配列変換部105へ出力する。
【0024】
データ配列変換部105は、多重化部104にて多重化したデータの配列を、TrCH毎にビット単位で変換して拡散変調部106へ出力する。なお、データ配列変換部105の詳細については後述する。
【0025】
拡散変調部106は、データ配列変換部105から入力した送信信号をチャネライゼーションコードによって拡散して変調した後に無線変調部107へ出力する。無線変調部107は、送信信号を無線周波数に変換した後にアンテナ108より送信する。TrCH1のデータとTrCH2のデータは、音声と画像のような異なる種類のデータである。
【0026】
データ送信装置200は、図2に示す通り、図1のレートマッチング処理部103とファーストインタリーブ部102の順番を入れ換えただけであるので、データ送信装置200の構成の説明は省略する。
【0027】
次に、データ配列変換部105の構成について説明する。データ配列変換部105は、セカンドインタリーブ部301及びマッピング部302とから主に構成される。また、セカンドインタリーブ部301は、書き込み方向決定部303、データ書き込み部304、読み出し方向決定部305及びデータ読み出し部306とから主に構成される。書き込み方向決定部303は、後述するデータ書き込み用ブロック400にデータを書き込む際に、書き込む列の順番を決定し、決定した順番をデータ書き込み部304へ出力する。データ書き込み部304は、多重化部104より入力した送信データを、書き込み方向決定部303から入力した書き込みの順番に基づいて、データ書き込み用ブロック400に書き込んで、データ読み出し部306へ出力する。読み出し方向決定部305は、データ書き込み用ブロック400に書き込んだデータをデータ書き込み用ブロック400から読み出す際の読み出す方向を行毎に決定し、決定した読み出し方向をデータ読み出し部306へ出力する。データ読み出し部306は、データ書き込み部304から入力した送信データを、読み出し方向決定部305から入力した読み出し方向に基づいて、データ書き込み用ブロック400から読み出してマッピング部302へ出力する。配列手段であるマッピング部302は、データ読み出し部306から入力した送信データを読み出した順番にスロット毎にマッピングして、拡散変調部106へ出力する。
【0028】
次に、データ配列変換部105のデータ書き込み部304におけるデータの書き込み方法について、図4を用いて詳細に説明する。データ配列変換部105におけるデータ配列の変換は、図4に示すようなデータ書き込み用ブロック400を用いて行う。データ書き込み用ブロック400は、マトリックス状であり、第0列401−1から第14列401−15の15列及び第0行402−1から第29行402−30の30行からなる。なお、データ書き込み用ブロック400の行数及び列数は任意である。データの書き込みの順番は、書き込み方向決定部303にて決定され、その決定に基づいてデータ書き込み用ブロック400にデータが書き込まれる。TrCH1のデータ403のデータ書き込み用ブロック400への書き込みは、図4の左から右方向へ書き込む。最初は、第0列401−1の第0行402−1から始めて、第0列401−1の第29行402−30まで書き込んだら、次に第1列401−2の第0行402−1に書き込み、第12列401−13までは第0行402−1から第29行402−30まで書き込み、第13列401−14は第4行402−5まで書き込む。続いて、TrCH2のデータ404をデータ書き込み用ブロック400に書き込む。
【0029】
TrCH2のデータ404の書き込みは、第13列401−14の第5行402−6から開始して第13列401−14の第29行402−30まで書き込んだら、次に第14列401−15の第0行402−1に戻って、第14列401−15の第29行402−30まで書き込んで終了する。
【0030】
なお、図4において、第5列401−6から第9列401−10までの各TrCHのデータの記載は省略しているが、第5列401−6から第9列401−10には、TrCH1のデータ403が全て図4の左から右方向へ書き込まれる。また、第8行402−9から第22行402−23までの各TrCHのデータの記載は省略しているが、第8行402−9から第22行402−23までの第0列401−1から第12列401−13までにはTrCH1のデータ403が書き込まれており、第8行402−9から第22行402−23までの第13列401−14から第14列401−15までにはTrCH2のデータ404が書き込まれている。
【0031】
次に、データ配列変換部105のデータ読み出し部305におけるデータの読み出し方法について、図4を用いて説明する。読み出し方向決定部305は、3rd Generation Partnership Project(3GPP)の仕様TS25.212Ver.3.5.0に記載されている行の順番にて読み出すことを決定する。データを読み出す行の順番は、第0行、第20行、第10行、第5行、第15行、第25行、第3行、第13行、第23行、第8行、第18行、第28行、第1行、第11行、第21行、第6行、第16行、第26行、第4行、第14行、第24行、第19行、第9行、第29行、第12行、第2行、第7行、第22行、第27行、第17行である。また、読み出し方向決定部305は、データの読み出す方向を行毎に決定し、この決定した読み出し方向に基づいてデータを読み出す。
【0032】
第0行402−1から第4行402−5まで、第11行402−12から第14行402−15まで、第17行402−18、第20行402−21、第25行402−26、第26行402−27、第28行402−29及び第29行402−30はデータを図4の下から読み出し、第5行402−6から第10行402−11まで、第15行402−16、第16行402−17、第18行402−19、第19行402−20、第21行402−22から第24行402−25まで、第27行402−28、第24行402−25及び第27行402−28はデータを図4の上から読み出す。このように、データの読み出しは、データの書き込み方向と直交する方向であって、互いに平行である上方向と下方向の2方向から読み出す。なお、行毎の読み出す上下の方向は、本実施の形態における場合に限らず任意である。
【0033】
次に、マトリクス400からデータを読み出してマッピングした状態を、図5を用いて説明する。データ読み出し部306にて読み出されたデータは、上記の読み出す行の順番で読み出され、マッピング部302において、各スロット501−1〜501−15に2行ずつ配列される。なお、全スロット数は15スロットである。図5において、各スロットの右側に配列されるデータは、読み出された方向の先頭ビットデータが各スロットの右端に配置され、続けて読み出し方向の先頭から後方にいくにしたがって各スロットの右から左へ配置されていく。また、各スロットの左側に配列されるデータは、読み出された方向の先頭ビットデータが各スロットの中心に配置されて、先頭から後方にいくにしたがって右から左へ配置されていく。
【0034】
これにより、第0行402−1のデータは、スロット501−1の左半分502−1に配置され、第20行402−19のデータは、スロット501−1の右半分502−2に配置され、第10行402−11のデータは、スロット501−2の左半分502−3に配置され、第5行402−6のデータは、スロット501−2の右半分502−4に配置され、以後は同様に、上記の読み出された行の順番で各スロットに2行分ずつ配列される。即ち、第0行402−1のTrCH2のデータ405は、スロット501−1の中央に配置され、第5行402−6のTrCH2のデータ406、407は、スロット501−2の中央に配置され、第25行402−26のTrCH2のデータ408、409は、スロット501−3の右端に配置され、以下は同様に配置される。
【0035】
このように配列した結果、図5に示すように、TrCH2のデータ404は全スロットにおける左端の合計数、中央の合計数及び右端の合計数が各々10個となり、TrCH2のデータ404は均等に散らばった状態に配列される。なお、図5は、スロット501−1〜501−15毎に分割して縦に並べて記載しているが、実際にはスロット501−1からスロット501−15まで順番につながって、一つの連続したデータになっている。したがって、図5に示すように配置されることにより、TrCH2のデータは半スロットの周期で配置され、半スロットの周期の位置で前後にばらついて配置される。上方向に読み出す行の数と下方向に読み出す行の数とを減算した数値が0の場合が、TrCH2のデータ404が最も均等に散らばった状態であり、上方向に読み出す行の数と下方向に読み出す行の数とを減算した数値が大きくなるにしたがって、TrCH2のデータ404は各スロットの左端、中央若しくは右端に固まった状態になる。したがって、データの読み出しの際に、上方向と下方向とで同一回数読み出す場合が、最も干渉成分による影響を受けづらいことになる。
【0036】
次に、このように配列されたデータに対して干渉成分が存在する場合について図5を用いて説明する。また、干渉成分としては、例えば、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータがある。このようなチャネルと多重して送信する場合は、そのチャネルが干渉となり、そのチャネルと重なっていた部分は、逆拡散後にデータを正しく得られない。
【0037】
まず、各スロットの右端に干渉成分504aが存在する場合について説明する。この場合は、干渉成分504aが1スロットの周期でTrCH2のデータ404に重なるものであり、右端のTrCH2のデータ404の10個は、全て誤りを含んだものとなる。しかし、左端のTrCH2のデータ404の10個と中央のTrCH2のデータ404の10個の合計20個のTrCH2のデータ404は正しく復調できるため、誤り訂正によって、誤りを含んだ右端のTrCH2のデータ404の誤りを訂正することができる。したがって、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ404を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも従来に比べてTrCH2のデータ404が離散しているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができる。
【0038】
次に、各スロットの中央に干渉成分504bが存在する場合について説明する。この場合は、干渉成分504aが1スロットの周期でTrCH2のデータ404に重なるものであり、中央のTrCHのデータ404の10個は、全て誤りを含んだものとなる。しかし、左端のTrCH2のデータ404の10個と右端のTrCH2のデータ404の10個の合計20個のTrCH2のデータ404は、正しく復調できるため、誤り訂正によって、誤りを含んだ中央のTrCH2のデータ404の誤りを訂正することができる。したがって、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ404を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも従来に比べてTrCH2のデータ404が離散しているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができる。
【0039】
次に、各スロットの左端に干渉成分504cが存在する場合について説明する。この場合は、干渉成分504cが1スロットの周期でTrCH2のデータ404に重なるものであり、左のTrCH2のデータ404の10個は、全て誤りを含んだものとなる。しかし、右端のTrCH2のデータ404の10個と中央のTrCH2のデータ404の10個の合計20個のTrCH2のデータ404は、正しく復調できるため、誤り訂正によって、誤りを含んだ左のTrCH2のデータ404の誤りを訂正することができる。したがって、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ404を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも従来に比べてTrCH2のデータ404が散らばっているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができる。
【0040】
このように、本実施の形態のデータ送信装置によれば、マッピング後のTrCH2のデータ404は右端、中央及び左端に均等に散らばり、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルと多重した際でも、直交性のないチャネルと重なるTrCH2のデータ404が少ないので、直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ404を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも、従来に比べてTrCH2のデータ404が離散しているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができ、通信中の干渉成分が原因でデータを正しく復号することができない状態を防ぐことができる。
【0041】
なお、本実施の形態においては、書き込み方向と読み出し方向は、互いに直交する方向としたが、読み出し方向を書き込み方向と平行な異なる2方向からとしても良い。
【0042】
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係るデータ配列変換部105におけるデータ書き込み用ブロック600へのデータの書き込み及びデータ書き込み用ブロック600からのデータの読み出しを示した図であり、図7は、データをマッピングした状態を示した図である。本実施の形態においては、移動局装置にデータ送信装置を用いた場合のデータ送信装置の構成は図1と同一であり、基地局装置にデータ送信装置を用いた場合のデータ送信装置の構成は図2と同一であり、データ配列変換部105の構成は図3と同一であるため、その説明は省略する。
【0043】
最初に、データ配列変換部105のデータ書き込み部304における、データのデータ書き込み用ブロック600への書き込み方法について説明する。データ書き込み用ブロック600は、第0列601−1から第14列601−15の15列及び第0行602−1から第29行602−30の30行からなる。書き込み方向決定部303は、合計n個の列がある場合に、m列と((n/2)+m)列とにデータを配列することとし、mを0から順番に1ずつ大きくすることによって各mの値につき求められる2つの列にデータを書き込んでいく。なお、mは0以上の整数であり、((n/2)+m)≦nの範囲でmの値を代える。本実施の形態においては、nの値は15であるから、書き込み方向決定部303は、データを挿入する列の順番を第0列、第8列、第1列、第9列、第2列、第10列、第3列、第11列、第4列、第12列、第5列、第13列、第6列、第14列、第7列と決定する。なお、n/2が割り切れない場合は、小数点以下を切り上げる。
【0044】
このような順番でデータを書き込むと、図6に示すように第6列601−7の第6行602−7から第29行602−30まで、第7列601−8の第0行602−1から第29行602−30まで、第13列601−14の第0行602−1から第29行602−30まで及び第14列601−15の第0行602−1から第29行602−30までにTrCH2のデータ604は配置される。なお、図6において、第5列601−6から第7列601−8まで及び第9列601−10から第13列601−14までの各TrCHのデータの記載は省略しているが、第5列601−6から第7列601−8まで及び第9列601−10から第13列601−14までには、全てTrCH1のデータ603が書き込まれている。また、第7列601−8、第8列601−9、第13列601−14及び第14列601−15の第7行602−8から第22行602−23までにはTrCH2のデータ604が書き込まれている。
【0045】
次に、データ配列変換部105のデータ読み出し部306におけるデータの読み出し方法について、図6を用いて説明する。データの読み出しは、読み出し方向決定部305において決定した読み出し方向に基づいて読み出され、全ての行において、下方向から読み出される。また、読み出し方向決定部305は、3rd Generation Partnership Project(3GPP)の仕様TS25.212Ver.3.5.0に記載されている行の順番にて読み出すことを決定する。データを読み出す行の順番は、第0行、第20行、第10行、第5行、第15行、1第25行、第3行、第13行、第23行、第8行、第18行、第28行、第1行、第11行、第21行、第6行、第16行、第26行、第4行、第14行、第24行、第19行、第9行、第29行、第12行、第2行、第7行、第22行、第27行、第17行である。
【0046】
次に、マトリクス600からデータを読み出してマッピングした状態を、図7を用いて説明する。なお、データのデータ書き込み用ブロック600から各スロットへのマッピングの方法は、上記実施の形態1と同一であるためその説明は省略する。マッピングにより、第0行602−1のTrCH2のデータ605、606、607は、スロット701−1の中央及び左半分の中央に配置され、第5行602−6のTrCH2のデータ608、609、610は、スロット701−2の右端及び右半分の中央に配置され、第25行602−26のTrCH2のデータ611、612、613、614は、スロット701−3の右端及び右半分の中央に配置され、以下は同様に配置される。これにより、図7において、TrCH2のデータ604はスロットの中央、右端、右半分の中央及び左半分の中央に配置され、各スロットに4つのかたまりとなって配置される。
【0047】
ところで、図7は、スロット701−1〜701−15毎に分割して縦に並べて記載しているが、実際にはスロット701−1からスロット701−15まで順番につながって、一つの連続したデータになっている。したがって、図7に示すように配置されることにより、TrCH2のデータは4分の1スロットの周期で配置される。
【0048】
次に、このように配列されたデータに対して干渉成分が存在する場合について図7を用いて説明する。まず、各スロットの右端に干渉成分702aが存在する場合について説明する。この場合は、干渉成分702aが1スロットの周期でTrCH2のデータ604に重なるものであり、右端のTrCH2のデータ604の15個は、全て誤りを含んだものとなる。しかし、右半分の中央の15個のTrCH2のデータ604、中央の15個のTrCH2のデータ604及び左半分の中央の15個のTrCH2のデータ604の合計45個のTrCH2のデータ604は、正しく復調できるため、誤り訂正によって、誤りを含んだ右端のTrCH2のデータ604の誤りを訂正することができる。したがって、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ604を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも従来に比べてTrCH2のデータ604が離散しているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができる。
【0049】
次に、各スロットの右半分の中央に干渉成分702bが存在する場合について説明する。この場合は、干渉成分702bが1スロットの周期でTrCH2のデータ604に重なるものであり、右半分の中央の15個のTrCH2のデータ604は、全て誤りを含んだものとなる。しかし、右端の15個のTrCH2のデータ604、中央の15個のTrCH2のデータ604及び左半分の中央の15個のTrCH2のデータ604の合計45個のTrCH2のデータ604は、正しく復調できるため、誤り訂正によって、誤りを含んだ中央のTrCH2のデータ604の誤りを訂正することができる。したがって、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ604を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも従来に比べてTrCH2のデータ604が離散しているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができる。ので、TrCH2のデータ604の全体を正しく復号できる。
【0050】
次に、各スロットの中央に干渉成分702cが存在する場合について説明する。この場合は、干渉成分702cが1スロットの周期でTrCH2のデータ604に重なるものであり、中央の15個のTrCH2のデータ604は、全て誤りを含んだものとなる。しかし、右端の15個のTrCH2のデータ604、右半分の中央の15個のTrCH2のデータ604及び左半分の中央の15個のTrCH2のデータ604の合計45個のTrCH2のデータ604は、正しく復調できるため、誤り訂正によって、誤りを含んだ左のTrCH2のデータ604の誤りを訂正することができる。したがって、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ604を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも従来に比べてTrCH2のデータ604が離散しているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができる。
【0051】
次に、各スロットの左半分の中央に干渉成分702dが存在する場合について説明する。この場合は、干渉成分704dが1スロットの周期でTrCH2のデータ604に重なるものであり、左半分の中央の15個のTrCH2のデータ604は、全て誤りを含んだものとなる。しかし、右端の15個のTrCH2のデータ604、右半分の中央の15個のTrCH2のデータ604及び中央の15個のTrCH2のデータ604の合計45個のTrCH2のデータ604は、正しく復調できるため、誤り訂正によって、誤りを含んだ左のTrCH2のデータ604の誤りを訂正することができる。したがって、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ604を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも従来に比べてTrCH2のデータ604が離散しているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができる。
【0052】
このように、本実施の形態のデータ送信装置によれば、各スロットにおいて4箇所にTrCH2のデータ604が散らばるため、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ604を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも、従来に比べてTrCH2のデータ604が離散しているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができ、通信中の干渉成分が原因でデータを正しく復号することができない状態を防ぐことができる。
【0053】
なお、本実施の形態においては、書き込み方向と読み出し方向は、互いに直交する方向としたが、書き込み方向と平行な異なる2方向から読み出しても良い。
【0054】
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係る移動局装置にデータ送信装置を用いた場合のデータ送信装置800の構成を示した図であり、図9は、基地局装置にデータ送信装置を用いた場合のデータ送信装置900の構成を示した図であり、図10は、データ配列部801の構成を示した図である。本実施の形態においては、図8及び図9において多重化部及びデータ配列変換部の代わりにデータ配列部を設ける構成及びTrCHが1つ多いためにそれに応じて誤り訂正符号化部、ファーストインタリーブ部及びレートマッチング処理部が各々1つ多い点が図1及び図2と相違しており、その他の構成は図1及び図2と同一構成であるので同一の符号を付してその説明は省略する。
【0055】
データ送信装置800におけるデータ配列部801は、レートマッチング処理部103から入力するTrCH2のデータを、所定の周期にてTrCH1のデータに挿入して多重化する。また、TrCH1のデータとTrCH2のデータを多重化したデータに対して、所定の周期にてレートマッチング処理部103から入力するTrCH3のデータを挿入してさらに多重化する。データ配列部801にて多重化したデータは、拡散変調部106へ出力される。
【0056】
また、データ送信装置900におけるデータ配列部901は、ファーストインタリーブ部102から入力するTrCH2のデータを、所定の周期にてTrCH1のデータに挿入して多重化する。また、TrCH1のデータとTrCH2のデータを多重化したデータに対して、所定の周期にてファーストインタリーブ部102から入力するTrCH3のデータを挿入してさらに多重化する。データ配列部901にて多重化したデータは、拡散変調部106へ出力される。
【0057】
次に、データ配列部801の構成について説明する。データ配列部801は、第1のデータ挿入部1001及び第2のデータ挿入部1002とから主に構成される。第1のデータ挿入部1001は、レートマッチング処理部103より入力するTrCH2のデータのビット数より、TrCH2のデータをTrCH1のデータに挿入する周期を算出し、求めた周期にてTrCH2のデータをTrCH1のデータに挿入して多重化して第2のデータ挿入部1002へ出力する。第2のデータ挿入部1002は、レートマッチング処理部103より入力するTrCH3のデータのビット数より、TrCH3のデータを第1のデータ挿入部1001から入力するTrCH1のデータとTrCH2のデータとを多重化したデータに挿入する周期を算出し、求めた周期にてTrCH3のデータをTrCH1のデータとTrCH2のデータとを多重化したデータに挿入してさらに多重化し、多重化したデータを拡散変調部106へ出力する。なお、データ配列部901は、ファーストインタリーブ部102から第1のデータ挿入部1001へTrCH1のデータ403及びTrCH2のデータ404が入力する構成及びファーストインタリーブ部102から第2のデータ挿入部1002へTrCH3のデータが入力する構成が図10の構成と相違し、その他の構成は同一であるのでその説明は省略する。
【0058】
次に、データ配列部801におけるデータの挿入方法について、図10及び図11を用いて説明する。図11において、mを0に設定する(ステップ(以下「ST」と記載する)1101)。次に、初回にのみカウンター1を0に設定し、初回以外はTrCHの番号から1を減算した結果が、カウンター1のカウント数よりも大きければカウンター1に1を加算する(ST1102)。ここで、TrCHの番号から1を減算した結果がカウント数以下になるまで、ST1102からST1112まで繰り返される。第1の挿入部1001は、初回のST1102からST1112までの処理を行い、第2の挿入部1002は、2回目のST1102からST1112までの処理を行う。なお、ST1102からST1112の処理を繰り返す回数は、TrCHの数から1つ少ない回数であり、その繰り返す回数及びTrCHの数は任意である。
【0059】
次に、aの値を1に設定する(ST1103)。次に、初回のみカウンター2を0に設定し、初回以外はカウント数よりもTrCHのビット数が大きければカウンター2に1を加算する(ST1104)。この処理は、TrCHのビット数がカウント数以下になるまで、ST1104からST1110まで繰り返される。次に、aの値からe-を減算した結果をaに設定する(ST1105)。e-は、TrCH#(ct1+1)のビット数である。即ち、挿入する方のTrCHのビット数である。次に、aの値が0以下であるか否かを判定する(ST1106)。この処理は、aの値が0よりも大きくなるまで、ST1106からST1109まで繰り返される。次に、aの値が0以下であれば挿入するTrCHの1ビット分を挿入し、aの値が0より大きければTrCHの1ビット分は挿入しない(ST1107)。次に、aの値にe+を加算した値をaの値として設定する(ST1108)。e+は、TrCH#0〜TrCH#ct1までのビット数の合計である。即ち挿入される方のTrCHのビット数である。次に、mの値にTrCHのデータ数を加算してmの値として設定する(ST1111)。
【0060】
次に、TrCH1、TrCH2及びTrCH3のデータの配列をビット単位で変えて、連続したデータとなるようにする方法を、図10、図12から図14を用いて説明する。第1のデータ挿入部1001は、TrCH1のデータにTrCH2のデータを挿入する。挿入する周期は、TrCH1のビット数であるe+及びTrCH2のビット数であるe-を用いて求める。図13に示すように、TrCH1のデータが2ビット1201a、1201b続いた後に、TrCH2のデータを1ビット1202a挿入し、この周期でTrCH2のデータをTrCH1のデータの最終ビット目まで挿入していく。次に、第2のデータ挿入部1002は、TrCH1のデータにTrCH2のデータを挿入した図13の状態の結合データ1300に、TrCH3のデータを挿入する。挿入する周期は、TrCH1のデータとTrCH2のデータとを多重化したデータのビット数であるe+及びTrCH3のビット数であるe-を用いて求める。図14に示すように、TrCH2の1ビットのデータ1202a〜1202hの後ろに1ビット分のTrCH3のデータ1203aを挿入し、この周期でTrCH3のデータを結合データ1300の最終ビット目まで挿入していく。図14のデータ配列にて15スロット分のデータ配列が行われ、これによって、TrCH1のデータ1201、TrCH2のデータ1202及びTrCH3のデータ1203が、1つの連続したデータとなって多重化した状態と同じになる。
【0061】
このように、本実施の形態のデータ送信装置によれば、TrCH1のデータ1201にTrCH2のデータ1202を一定の周期で挿入して一つの連続したデータとするので、直交性のないチャネルのデータによる干渉が原因で、TrCH2のデータ1202及びTrCH3のデータ1203を正しく復号できないという状態を防ぐことができる。また、物理チャネルにかけられたチャネライゼーションコードと直交性のないチャネルのデータ以外の干渉成分が存在する場合でも、従来に比べてTrCH2のデータ1202及びTrCH3のデータ1203が散らばっているため、誤り訂正後のデータの誤り率を下げることができ、通信中の干渉成分が原因でデータを正しく復号することができない状態を防ぐことができる。また、レートマッチング処理部103においてレートマッチング処理を行う際に用いるレートマッチングパラメータを用いて各TrCHのデータを並び替えるので、各TrCHのデータの並び替えのために新たな条件を設定する必要がなく、データ配列変換処理が簡単になって処理速度を速くすることができる。また、TrCH間のデータの挿入によるデータの配列と多重化処理を同時に同一処理にて行うので、処理が簡略化されて、データ処理の速度を早くすることができる。
【0062】
なお、本実施の形態においては、TrCHの数を2つ若しくは3つにしたが、TrCHの数は任意である。また、各TrCHのデータ配列の周期も各TrCHのデータのビット数に応じて任意に設定できる。また、レートマッチング処理においては、TrCHのデータを増やす場合に、レートマッチングパラメータを用いて、データを挿入する周期を計算するが、この考えを応用して、本実施の形態において、TrCHのデータ挿入の周期は、レートマッチングパラメータを用いて求めても良い。ここで用いるレートマッチングパラメータは、データを均等に散らばせるために、レートマッチング処理部103でレートマッチング処理の際に用いるレートマッチングパラメータとは異なる値にした方が良い。
【0063】
(その他の実施の形態)
実施の形態1から実施の形態3においては、データ配列変換部105等においてデータ配列を変換する場合について説明したが、ファーストインタリーブ部102にてデータ配列を変換する場合にも適用可能である。また、実施の形態1から実施の形態3においては、移動局装置から基地局装置への送信若しくは基地局装置から移動局装置への送信のように、無線によりデータを送信する場合について説明したが、有線により送信する場合についても適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、干渉成分が、一定の周期でデータ量の少ないデータに重なる場合にも、そのデータを正しく復号することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデータ送信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るデータ送信装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係るデータ配列変換部の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1に係るデータ配列変換の方法を説明する図
【図5】本発明の実施の形態1に係るマッピング後の状態を示した図
【図6】本発明の実施の形態2に係るデータ配列変換の方法を説明する図
【図7】本発明の実施の形態2に係るマッピング後の状態を示した図
【図8】本発明の実施の形態3に係るデータ送信装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態3に係るデータ送信装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態3に係るデータ配列部の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態3に係るデータ配列部の動作を示すフローチャート
【図12】本発明の実施の形態3に係るTrCHを示す図
【図13】本発明の実施の形態3に係るデータ配列を変換した状態を示した図
【図14】本発明の実施の形態3に係るデータ配列を変換した状態を示した図
【図15】従来のデータ変換の方法を説明する図
【図16】従来のマッピング後の状態を示した図
【符号の説明】
102 ファーストインタリーブ部
103 レートマッチング処理部
104 多重化部
105 データ配列変換部
301 セカンドインタリーブ部
302 マッピング部
303 書き込み方向決定部
304 データ書き込み部
305 読み出し方向決定部
306 データ読み出し部
400 データ書き込み用ブロック
Claims (4)
- 複数の行とn個の列とからなるマトリックス状のデータ書き込み用ブロックに、m列と((n/2)+m)列(mは0以上の整数、(((n/2)+m)≦n)及びn/2が割り切れない場合は、小数点以下を切り上げる)とに交互に複数のデータを書き込むデータ書き込み手段と、前記データ書き込み用ブロックより、データを書き込む方向と異なる方向からデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記データ読み出し手段によって読み出したデータを読み出した順序で配列する配列手段と、前記配列手段によって配列したデータを送信する送信手段と、を具備することを特徴とするデータ送信装置。
- 請求項1記載のデータ送信装置を具備することを特徴とする基地局装置。
- 請求項1記載のデータ送信装置を具備することを特徴とする移動局装置。
- 複数の行とn個の列とからなるマトリックス状のデータ書き込み用ブロックに、m列と((n/2)+m)列(mは0以上の整数、(((n/2)+m)≦n)及びn/2が割り切れない場合は、小数点以下を切り上げる)とに交互に複数のデータを書き込むデータ書き込み工程と、前記データ書き込み用ブロックより、データを書き込む方向と異なる方向からデータを読み出すデータ読み出し工程と、前記データ読み出し工程によって読み出したデータを読み出した順序で配列する配列工程と、前記配列工程によって配列したデータを送信する送信工程と、を具備することを特徴とするデータ送信方法。
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