JP3680945B2 - 咥え装置の咥え間隔自動調整装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、輪転機の折機の咥え装置の咥え間隔自動調整装置に関し、詳細には、輪転機の稼動速度に対応して咥え装置の咥え間隔を自動調整することが可能な、輪転機に用いられる咥え装置の咥え間隔自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
輪転機の折機の咥え装置では、例えば新聞印刷などにおいて、ページ数の多寡や使用する紙の厚さによって咥える紙の厚さが変化するので、この変化に対応させて咥え装置の咥え部材の間隔を調整し、咥え動作が無理なく行え、咥え動作によって紙が損傷せず、かつ咥えた後に抜け落ちなどがないように適切な咥え力で咥えるようにすることが公知であり、この咥え装置の咥え部材の間隔を自動調整する装置は、例えば、特公平7−55761号公報に示されるものがある。
【0003】
この公報に示されるものは、折機に案内される紙の厚さを測定装置で測定し、測定結果に基づいて、咥え部材の間隔調整機構を動作させ、咥える紙の厚さに対応させて咥え部材の間隔を自動調整するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年輪転機の稼動速度の高速化が進められた結果、低速稼動時に適切であるように咥え装置の咥え部材の間隔を調整した状態で高速運転に移行すると、咥える紙の質量が大きい場合、つまり、例えば新聞印刷のように同等の紙を複数枚使用する印刷ではページ数が多い場合、高速運転中に紙が抜け落ちる不都合が発生するようになった。
【0005】
すなわち、図8に示すように、折胴F2の回転に従って移動する紙(被切断紙)PCの咥えられた位置より先行側PC1には折胴F2の回転方向(矢印A)に従って回転することによって、同方向に向う慣性力が作用しており、紙PCの中間部を咥え装置Jで咥え、矢印B方向への咥え胴F3の回転にしたがって咥え胴F3側に引き取るときには、紙PCの咥えられた位置より先行側PC1を前記慣性力に逆らって引き寄せるため、閉状態で紙PCを弾性力によって咥える咥え装置Jに、この慣性力による、弾性力に抗する力(以下、抗弾性力とする)が作用し、閉じている咥え装置Jを開けようとする。そして、前記慣性力は、咥えられる紙PCの質量が大きい程、つまり同等の紙PCであるときは枚数が多くなるほど大きくなり、この大きくなった慣性力による抗弾性力も比例して大きくなり、ついには、咥えていた紙PCが抜け落ち得る程度まで咥え部材の間隔を開ける不都合を生じるようになった。
【0006】
また、このような紙PCの抜け落ちが生じないように、咥え装置Jの咥え部材の咥え隙間を小さく設定し、紙PCを咥える際に強い弾性力が作用するようにすると、輪転機が低速稼動する際に、咥えられている部分で、接触する印刷面同士の印刷画像が弾性力の作用位置で互いに転写して、接触する印刷面を汚してしまうという不都合が生じた。
【0007】
この発明は、上記のことに鑑みなされたもので、輪転機の咥え装置において、輪転機の稼動速度が如何ように変化しても、それに応じて咥え力が調整されて、低速時における咥えられた部位で、接触する印刷面同士で印刷画像の相互転写が発生せず、また、高速時における咥え力不足による咥え紙の抜け落ちが生じないようにした咥え装置の咥え間隔自動調整装置を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、特許請求の範囲に記載された構成によって前記目的を達成しようとするもので、これの請求項1に記載の発明は、輪転機の折部にあって、少なくとも1枚の紙の先行側を保持して回転する折胴と平行かつ外周面を近接対向させて配された咥え胴に、第1咥え部材が第2咥え部材に対して接近移動して両咥え部材間に前記少なくとも1枚の紙の中間部を咥え得るよう設けられた咥え装置の、紙を咥えるときの両咥え部材の間隔を自動調整する咥え装置の咥え間隔自動調整装置において、紙を咥えるときの両咥え部材の間隔である咥え間隔を変更可能な間隔調整機構と、間隔調整機構を駆動操作すべくこの機構に連結された駆動手段と、輪転機の稼動速度を検出可能な速度検出手段と、前記間隔調整機構によって調整される咥え間隔の大きさを検出可能かつ保持可能な間隔検出手段と、紙の厚さに関するデータと紙の重なり枚数に関するデータを入力する入力手段と、前記速度検出手段、間隔検出手段、入力手段及び駆動手段に連結され、かつ、予め基準として定められた厚さの紙を使用した印刷稼動のときの稼動速度と紙の重なり枚数が複合する条件における咥え間隔値を記憶する記憶部を有し、この記憶部に記憶させられた咥え間隔値から、入力手段にて入力された紙の重なり枚数に関するデータと速度検出手段の出力信号が示す検出速度に基づいてこれらが複合する条件における咥え間隔値を取り出すとともに、この取り出した咥え間隔値と入力手段によって入力された紙の厚さに関するデータに基づいて当該時点においてあるべき咥え間隔値を求め、これを間隔検出手段の出力信号が示す咥え間隔値と比較し、その結果に基づいて駆動手段を動作させる間隔調整制御手段と、からなり、紙の厚さ、紙の重なり枚数及び輪転機の稼動速度に対応して前記咥え間隔を自動調整する構成になっている。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、間隔検出手段が、駆動手段の駆動操作量に基づいて咥え間隔の大きさを検出可能に設けられた構成になっている。
【0010】
【作 用】
上記構成によれば、予め定められた紙を予め定められた数だけ使用する輪転機では、電源の入力で速度検出手段、間隔検出手段及び間隔調整制御手段が立上がり、ついで、輪転機が始動されると、速度検出手段が検出した速度に応じた信号を出力し、また、間隔検出手段が当該時点の咥え部材の間隔の大ききに応じた信号を出力する。
【0011】
速度検出手段の出力信号及び間隔検出手段の出力信号は、例えば、予め定めた時間間隔で間隔調整制御手段に取り込まれる。間隔調整制御手段は、取り込んだ速度検出手段の出力信号に基づいて、輪転機の当該時点の稼動速度における咥え間隔のあるべき大きさを決めるとともに、この決めた間隔の大きさを、取り込んだ間隔検出手段の出力信号が示す咥え部材の当該時点の間隔の大きさと比較する。
【0012】
そして、咥え間隔のあるべき大きさと当該時点の間隔の大きさとに相違があるときは、この相違を解消するように間隔調整機構を動作させる調整信号を出力し、更に駆動信号に変換して駆動手段を動作させる。
【0013】
また、使用する紙が一定してないときは、電源入力で速度検出手段、間隔検出手段及び間隔調整制御手段が立上がった後、入力手段によって、当該稼動において咥え装置が咥える紙の量に対応するデータ、例えば、紙の厚さと枚数などを間隔調整制御手段に入力する。間隔調整制御手段は入力されたデータを記憶する。ついで、輪転機が始動されると、速度検出手段が検出した速度に応じた信号を出力し、また、間隔検出手段が当該時点の咥え部材の間隔の大きさに応じた信号を出力する。
【0014】
速度検出手段の出力信号及び間隔検出手段の出力信号は、例えば、予め定めた時間間隔で間隔調整制御手段に取り込まれる。間隔調整制御手段は、取り込んだ速度検出手段の出力信号と前記入力され記憶したデータとに基づいて、輪転機の当該時点の稼動速度における咥え間隔のあるべき大きさを決めるとともに、この決めた間隔の大きさを、取り込んだ間隔検出手段の出力信号が示す咥え部材の当該時間の間隔の大きさと比較する。
【0015】
そして、咥え部材のあるべき間隔の大きさと当該時点の間隔の大きさとに相違があるときは、この相違を解消するように間隔調整機構を動作させる調整信号を出力し、更に駆動信号に変換して駆動手段を動作させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る咥え間隔自動調整装置の全体構成の概略を示したブロック図、図2は、この発明に係る咥え間隔自動調整装置が実施可能な輪転機の咥え装置を示す断面展開図で、図3、図4におけるT−T矢視断面と図3におけるU−U矢視断面を併せて示した断面展開図、図3は、図2におけるV矢視図、図4は、図2におけるW−W矢視断面図、図5は、図2におけるX−X矢視断面図、図6は、図2におけるY−Y矢視断面図、図7は、可動咥え部材と固定咥え部材との位置関係を示す、図2におけるZ−Z矢視断面拡大図、図8は、この発明に係る咥え間隔自動調整装置が実施される輪転機の折機の概略構成を示す説明図である。
【0017】
図8に示すように、輪転機の折部Fは、対向するフレームFFa、FFb(一方は図示せず)間に互いに中心線を平行にして、複数の回転胴、すなわち鋸胴F1、折胴F2、咥え胴F3が設けられ、更に、咥え胴F3から放出される折り畳まれた被切断紙PCを受領羽根FAで受領し、搬出コンベヤFCに放出する羽根車F4が設けられている。
【0018】
輪転機の印刷部(図示せず)で画像が印刷された少なくとも1枚の連続紙Wは、そのまままたは適宜の手段によって重ね合せられ、更に、必要に応じて適宜の手段(例えば、フォーマー)によって折り重ね合わせられて、ニッピングローラーFNによって鋸胴F1と折胴F2との間に向けて送り込まれる。鋸胴F1と折胴F2との間に送り込まれた連続紙Wは、まず、折胴F2の軸方向にそって複数設けられた針F21でその先行側の部位を保持されるとともに、両胴の外周面近接位置で、鋸胴F1の鋸刃F11が折胴F2の鋸刃受けF22へくい込むことによって前記針F21による保持位置より若干先行する位置が切断されることが繰り返され、針F21によって折胴F2の外周面に保持された被切断紙PCとされ、折胴F2の回転に従って移動させられる。
【0019】
そして、この被切断紙PCの中間部が折胴F2と咥え胴F3の外周面近傍位置に至り、折胴F2の差し刃F23と咥え胴F3の咥え装置Jとが前記折胴F2と咥え胴F3の外周面近接位置で相対すると、針F21が折胴F2の外周面から折胴F2内に沈降して、被切断紙PCを放すとともに、差し刃F23が被切断紙PCの中間部を咥え装置Jに向けて突き出すようになっている。
【0020】
差し刃F23にて突き出された被切断紙PCの中間部は、咥え胴F3の外周面近傍に咥え胴F3の中心線と平行に設けられた溝J11内に、溝J11の開口部J10から差し入れられ、図5で示す溝J11内に設けられた第1の咥え部材である可動咥え部材J12と第2の咥え部材である固定咥え部材J13とによって咥えられる。可動咥え部材J12と固定咥え部材J13とによって咥えられた被切断紙PCは、咥え胴F3の回転によって、中間部より先行側が折胴F2の回転する向きと逆に引き戻され、咥え胴F3の外周面上で、中間部より後行側の外側に重ね合わせられ、中間部で折り畳まれた状態で、咥え胴F3の回転に従って移動させられる。
【0021】
咥え胴F3の回転に従って移動させられた被切断紙PCは、その咥えられた中間部が羽根車F4の受領羽根FAと相対する位置の近傍で解放され、受領羽根FA間の受領スペースで受領され、羽根車F4の回転によって搬出コンベヤFC上に放出される。
【0022】
以上記載の輪転機の折部Fにおける咥え装置1の咥え間隔自動調整装置1は、図1乃至図7に示すように構成される。
【0023】
咥え間隔自動調整装置1は、図1にブロック図で示すように、前記咥え装置Jの可動咥え部材J12が固定咥え部材J13に最も接近させられて被切断紙PCを咥えるときの両咥え部材の間隔である咥え間隔を変更調整するための間隔調整機構10と、この間隔調整機構10を駆動して動作させるべく間隔調整機構10に連結されて設けられた駆動手段30と、輪転機の稼動動作部に連係されて設けられ、輪転機の稼動速度を検出する速度検出手段50と、前記間隔調整機構10によって間隔を調整される前記咥え間隔の大きさを検出する間隔検出手段70と、速度検出手段50、間隔検出手段70及び駆動手段30に連結されて設けられ、速度検出手段50が出力した当該時点における稼動速度に関する出力信号に対応するあるべき咥え間隔を求めるとともに、求めた咥え間隔と間隔検出手段70が出力した咥え間隔に関する出力信号が示す当該時点における実際の咥え間隔とを比較し、実際の咥え間隔があるべき咥え間隔と相違したときに、実際の咥え間隔をあるべき咥え間隔と整合させるべく、駆動手段30を介して間隔調整機構10を動作させる間隔調整制御手段90とで構成され、間隔調整制御手段90には、必要に応じて入力手段100が連結して設けられている。
【0024】
間隔調整機構10は、例えば図2乃至図7に詳細に示すように構成される。
すなわち、間隔調整機構10は、咥え胴F3を構成するとともに前記咥え装置Jの固定咥え部材J13が設けられる第1ベース部材11と、咥え胴F3を構成するとともに前記咥え装置Jの可動咥え部材J12が設けられる第2ベース部材12と、咥え胴F3を構成するとともに第1ベース部材11と第2ベース部材12とを自らの回転中心線回りに角変位可能に支持する第3ベース部材13と、後で説明する咥え間隔調整歯車機構20と、第3ベース部材13に回転可能に支持されるとともに咥え間隔調整歯車機構20に連係され、かつ第1ベース部材11を第3ベース部材13の回転中心線回りに角変位させる第1偏心カム16、16を取り付けた第1カム軸14と、第3ベース部材13に回転可能に支持されるとともに咥え間隔調整歯車機構20に連係され、かつ第2ベース部材12を第3ベース部材13の回転中心線回りに角変位させる第2偏心カム17、17を取り付けた第2カム軸15とを備えている。
【0025】
第1ベース部材11は、咥え胴F3の軸方向両側に配された2つの第1プレート11a、11b及びこれら第1プレート11a、11bを一体に連結する、咥え胴F3の軸線と平行かつ咥え胴F3の回転中心線回りの等分割位置で外周面の一部を形成する第1ステー11c、11c、11cよりなり、2つの第1プレート11a、11bは、後に説明する第3ベース部材13の軸方向両側に設けられた小径部13e、13fに、第3ベース部材13の回転中心線周りに角変位可能であるように設けられている。
【0026】
また、前記第1ステー11cの咥え胴F3の回転中心線と平行な一側には、咥え機構Jの固定咥え部材J13が設けられている。更に、2つの第1プレート11a、11bには、複数(少なくとも2個)の切欠き11d、11d、11dが、咥え胴F3の回転中心線周りの等分割位置に放射状に設けられ、各切欠き11dは、キャップ11eで外周面側が閉じられている。そして両第1プレート11a、11bで対向するそれぞれの1つの切欠き11d、11dに、後に説明する第1スライド部材18、18が咥え胴F3の半径方向にのみ移動可能に取り付けられている。
【0027】
第2ベース部材12は、咥え胴F3の軸方向両側に配された2つの第2プレート12a、12b及びこれら第2プレート12a、12bを一体に連結する、咥え胴F3の軸線と平行かつ咥え胴F3の回転中心線周りの等分割位置で外周面の一部を形成する第2ステー12c、12c、12cよりなり、2つの第2プレート12a、12bは、後に説明する第3ベース部材13の軸方向両側に設けられた小径部13e、13fに、第3ベース部材13の回転中心線周りに角変位可能であるように設けられている。
【0028】
また、前記第2プレート12a、12bには、咥え機構Jの複数個の可動咥え部材J12、J12…が取り付けられた軸J14の両側がそれぞれ角変位可能に支持されている。更に、2つの第2プレート12a、12bには、複数(少なくとも2個)の切欠き12d、12d、12dが、咥え胴F3の回転中心線周りの等分割位置に放射状に設けられ、各切欠き12dは、キャップ12eで外周面側を閉じられている。そして両プレート12a、12bの対向するそれぞれの1つの切欠き12d、12dに、後に説明する第2スライド部材19、19が咥え胴F3の半径方向にのみ移動可能に取り付けられている。
【0029】
他方、前記軸J14の一端は、一方の第2プレート12aを貫通した状態に設けられ、先端には、軸J14の回転中心線に対して直角に伸びるアームJ15の一端が取り付けられている。アームJ15の他端には、軸J14の回転中心線と平行なピンを介してカムフォロアーJ16が取り付けられ、カムフォロアーJ16は、一方のフレームFFaに固定されたスリーブSaに固定されて設けられた溝カムJ17に連係されている。つまり、咥え胴F3が回転すると、カムフォロアーJ16が溝カムJ17に従って変位し、軸J14を介して移動咥え部材J12、J12…を適宜のタイミングで一斉に咥え側へ角変位動作させるように設けられている。また、軸J14は、自らに内装されたトーションバーJ18(図7参照)で常時咥え方向とは逆方向(図6において時計回り)に角変位するよう力が付与されており、カムフォロアーJ16が溝カムJ17の一方のガイド面に接触して動作する構成になっている。
【0030】
可動咥え部材J12と軸J14との取り付け関係の構成は図7に示すようになっていて、可動咥え部材J12を固定した支持部材J19は前記軸J14に角変位可能に支持されている。また、軸J14の外周面には、ばね受部材J20が固定されていて、このばね受部材J20と支持部材J19との間で、かつ軸J14の中心線に対して固定咥え部材J13から遠い位置に、支持部材J19を、これに固定した可動咥え部材J12が固定咥え部材J13側へ角変位する方向にばね付勢する圧縮ばねJ21が装着されている。J22はこの圧縮ばねJ21による支持部材J19の角変位角を設定するストッパーである。なお、軸J14に対する支持部材19の支持部は、ばね受部材J20を軸方向によけた部分にて図示しない軸受にて支持されている。
【0031】
そして咥え胴F3の回転に従ってカムフォロアーJ16が溝カムJ17を移動することによって、軸J14がトーションバーJ18の回復力に抗して移動し、可変咥え部材J12の先端が固定咥え部材J13の先端側に、両者の間隔が咥えられる被切断紙PCの厚さよりも小さくなるように接近させられて、この間で被切断紙PCが咥えられる。
【0032】
このとき、咥えられる被切断紙PCの厚さが咥え間隔より大きい場合には、支持部材J19は圧縮ばねJ21の反発力に抗して角変位し、被切断紙PCは、可動咥え部材J12と固定咥え部材J13との咥え間隔において圧縮ばねJ21の圧縮量に比例する反発力で咥えられる。
【0033】
第3ベース部材13は、咥え胴F3の軸方向両端部には、回転中心線周りの等分割位置に互いに軸方向に対向させて半径方向に立ち上がった立上り部13d、13d…と、立上り部13d、13d…に続く軸方向両側に設けられ、前記した第1ベース部材11の各第1プレート11a、11b及び、第2ベース部材12の各第2プレート12a、12bを回転可能に支持する小径部13e、13fを有する本体13z及び前記立上がり部13d、13d…に取り付けられた、咥え胴F3の軸線と平行かつ咥え胴F3の回転中心線周りの等分割位置で外周面の一部を形成する第3ステー(図示せず)よりなり、小径部13e、13fの端部にそれぞれ一体に組み付けられた両側の端軸13a、13bによって、対向して設けられたフレームFFa、FFbに回転可能であるように支持されている。
【0034】
すなわち、一方の端軸13aは、軸受Ba、スリーブSaを介して一方のフレームFFaに回転可能に支持され、他方の端軸13bは、軸受Bb、咥え間隔調整歯車機構20のスリーブSc、軸受Bc、スリーブSbを介して他方のフレームFFbに回転可能に支持されている。また、前記他方の小径部13fは、2段の段状に形成され、前記第1プレート11bと第2プレート12bを取付ける部分に続く段状の小径部に、押さえプレート13gが取り付けられている。
【0035】
また、第3ベース13の他方の端軸13bの他方のフレームFFbを貫通した先端には、咥え胴F3に回転駆動を伝達する従動歯車GGが取り付けられており、従動歯車GGは駆動源側の歯車DGと噛み合わせられている。従動歯車GG及び駆動源側の歯車DGは、図示の実施の形態ではいずれもはすば歯車である。
【0036】
押さえプレート13gと、第3ベース部材13の軸方向一方の立上がり部13d、13dには、それぞれ、第3ベース部材13の軸心より半径方向同一位置に第1カム軸14と第2カム軸15が、第3ベース部材13の立上がり部13d、13dでは軸受Bd、Beにて、また、押さえプレート13gでは軸受Bf、Bgにて回転可能に支持されている。
【0037】
第1カム軸14は、第1ベース部材11の両第1プレート11a、11bの軸方向に対向する両切欠き11d、11dと、第2ベース部材12の他方の第2プレート12bの切欠き12dを貫通するようになっており、また、第2カム軸15は、第1ベース部材11の両第1プレート11a、11b及び第2ベース部材12の両第2プレート12a、12bのそれぞれ軸方向に対向すると共に、前記第1カム軸14が貫通する切欠きに対して回転中心線周りの異なる切欠き11d、11d、12d、12dを貫通する(ただし、第2プレート12aの切欠き12dには第1カム軸14の軸端がこの切欠き12d内に至れば足る)ようになっている。
【0038】
第1カム軸14が貫通する第1プレート11a、11bの切欠き11d、11dには、第1偏心カム16、16に嵌め合わされた第1スライド部材18、18が半径方向にのみ移動可能に装着され、それぞれの第1偏心カム16、16の偏心位置に第1カム軸14が一体で角変位可能に結合されており、第1カム軸14が角変位することにより、第1偏心カム16、16、第1スライド部材18、18を介して第1ベース部材11が、第1カム軸14を支持している第3ベース部材13に対して回転中心線周りに角変位するようになっている。
【0039】
また、第2カム軸15が貫通する第2プレート12a、12bの切欠き12d、12dには、第2偏心カム17、17に嵌め合わされた第2スライド部材19、19が半径方向にのみ移動可能に装着され、それぞれの偏心カム17、17の偏心位置に第2カム軸15が一体で角変位可能に結合されており、第2カム軸15が角変位することにより、第2偏心カム17、17、第2スライド部材19、19を介して第2ベース部材12が、第2カム軸15を支持している第3ベース部材13に対して回転中心線周りに角変位するようになっている。
【0040】
第1、第2のカム軸14、15のそれぞれの押さえプレート13gを貫通した先端には、咥え間隔調整歯車機構20の第1歯車21、第2歯車22がそれぞれの軸と一体で角変位可能に設けられている。この第1歯車21と第2歯車22は、同一歯数、同一ピッチ円直径を有し、前記スリーブScの他方側端に取り付けられ、このスリーブScと一体で回転可能にした第3歯車23と噛み合わされている。
【0041】
そして、第1偏心カム16と第2偏心カム17は、第3歯車23及び第1歯車21を介して第1カム軸14が角変位するとともに第3歯車23及び第2歯車22を介して第2カム軸15が角変位するときに、第1ベース部材11と第2ベース部材12が第3ベース部材13の回転中心線周りに互いに逆向きに同じ角度だけ角変位するように配置されている。
【0042】
スリーブScの他方側端には、第4歯車24がスリーブScと一体で回転可能に取り付けられている。図示の実施の形態では、第4歯車24は、前記従動歯車GGと同一ピッチ円直径を有するとともに、ねじれの向きが従動歯車GGと反対であるはすば歯車である。
【0043】
更に、咥え間隔調整歯車機構20は、伝動歯車機構29を備えている。伝動歯車機構29は、従動歯車GGと噛み合う第5歯車25及び第4歯車24と噛み合う第6歯車26が同一回転中心線を有して一体で回転可能であるとともに、回転中心線と平行に往復移動可能に設けられ、往復移動機構28によって回転中心線と平行に往復移動されるようになっている。
【0044】
往復移動機構28は、後で説明する駆動手段30で作動され、かつ移動した位置に固定される。すなわち、他方のフレームFFbに固定されたスプライン軸28aに軸方向に移動可能に移動スリーブ28bが取り付けられ、この移動スリープ28bに、軸受を介して第5歯車25と第6歯車26とが回転可能に取り付けられている。更に、移動スリーブ28bの端部には、軸受を介して、第5歯車25と第6歯車26の回転中心線と軸線が一致した状態で、雄ねじ部材28cの一方端が回転可能に、かつ軸方向に結合して取り付けられている。この雄ねじ部材28cは、他方のフレームFFbに設けられたブラケット28dの雌ねじ部材28eとねじ連係され、他方端に、駆動手段30と連係される雄ねじ歯車28fが取り付けられている。
【0045】
駆動手段30は、前記間隔調整機構10の咥え間隔調整歯車機構20に連係されて設けられている。すなわち、駆動手段30は、ブラケット33を介して前記ブラケット28dに取り付けられた電動機31と、電動機31の出力軸にこの出力軸と一体で回転可能に設けられた駆動歯車32とを有しており、駆動歯車32は、雄ねじ部材28cと一体で回転する前記雄ねじ歯車28fと噛み合わせられている。そして、駆動歯車32は、雄ねじ部材28cと雌ねじ部材28eとの共同作用によって雄ねじ部材28cがその軸方向に移動する範囲で、雄ねじ歯車28fとの噛み合わせを維持可能なだけの歯幅を備えている。また、前記電動機31は、例えばステッピングモーターであり、後に説明する間隔調整制御手段90の駆動信号出力部93が出力する駆動信号に従って回転するようになっている。
【0046】
速度検出手段50は、図示しない輪転機の稼動動作部に連係されて、輪転機の稼動速度に比例する速度信号を出力する速度信号出力部51と、この速度信号に基づいて、予め定められたタイミングでその時点の輪転機の稼動速度を検出する速度検出部52とを有している。速度信号出力部51は、例えば輪転機の稼動に伴って回転する回転部に連係されたロータリーエンコーダーのようなパルス信号出力手段であり、この場合、速度検出部52は、速度信号出力部51が予め定めた所定時間内に出力するパルス信号数に基づいて、当該パルス信号数に対応する電気信号を、輪転機の稼動速度に対応する検出速度信号として間隔調整制御手段90に出力するようになっている。
【0047】
間隔検出手段70は、前記間隔調整機構10の動作部に連係されて、当該動作部の動作に対応するフィードバック信号を出力するフィードバック信号出力部71と、フィードバック信号に基づいて、その時点の、咥え装置Jにおける稼動咥え部材J12と固定咥え部材J13の咥え間隔を検出する間隔検出部72とを有している。
【0048】
この機構において、フィードバック信号出力部71が連係される間隔調整機構10の動作部は、その動作の大きさが咥え間隔の変化の大きさと一定の関係で対応し、かつ動作部の位相が咥え間隔の大きさと一定の関係で対応し、その対応関係が事前に把握されている動作部である。そして、フィードバック信号出力部71は、例えば、前記駆動手段30の電動機31に連係して設けられたインクリメンタルタイプの原点付きロータリーエンコーダーであり、この場合、間隔検出部72は、インクリメンタルタイプの原点付きロータリーエンコーダーが出力したパルス信号から電動機31の回転方向を判断しつつ当該パルス信号を加減計数するとともに、原点パルス信号が出力される都度この計数値をクリアーし、また別に、原点パルス信号を加減計数する計数手段と、この計数手段の計数値を保持するとともに計数値に基づいて、前記咥え間隔を演算する演算手段である。そして間隔検出部72は、検出した咥え間隔に対応する検出間隔信号を間隔調整制御手段90に出力するようになっている。なお、間隔検出部72は、電源が切られているときもバッテリーなどによって電源が切られる直前の計数値及び演算した咥え間隔を保持し、再立ち上げの際、その時点の咥え間隔を検出可能である。
【0049】
間隔調整制御手段90は、前記速度検出手段50、間隔検出手段70及び駆動手段30と連係されており、速度検出手段50が出力する検出速度信号と間隔検出手段70が出力する検出間隔信号とに基づいて駆動手段30を動作させ、間隔調整機構10を介して、咥え装置Jの咥え間隔を適正に調整するようになっている。
【0050】
詳細には、間隔調整制御装置90は、調整信号出力部91、記憶部92及び駆動信号出力部93を有している。調整信号出力部91は、記憶部92及び駆動信号出力部93と連係されるとともに、速度検出手段50の速度検出部52及び間隔検出手段70の間隔検出部72と連係され、更に、必要に応じて入力手段100が連係されている。
【0051】
入力手段100は、輪転機が行う印刷稼動において使用する紙の厚さ又は予め対応する紙の厚さが調整信号出力部91で選択可能になっている場合にその紙の厚さを選択データ(例えば、紙の銘柄や商品番号)などの紙の厚さに関するデータと、紙の重なり枚数または予め対応する紙の重なり枚数、若しくは紙の重なり枚数に関する数が調整信号出力部91で選択可能になっている場合にこの数を選択するデータ(例えば、印刷物のページ数)などの紙の重なり枚数に関するデータとを入力するために使用可能なものである。
【0052】
また、記憶部92には、予め基準として定められた厚さの紙を使用した印刷稼動のときの、輪転機の稼動速度と紙の重なり枚数が複合する条件における咥え装置Jの咥え部材の間隔(咥え間隔)の値を示す、例えば、表1に示すような間隔値テーブルが記憶されている。
【0053】
以上記載の構成によれば、まず、輪転機の印刷稼動を始めるに先立ち、入力手段100によって、当該印刷稼動で使用する紙の厚さに関するデータと、当該印刷稼動で製造される印刷物の紙の重なり枚数に関するデータ(図示の実施の形態では、印刷物のページ数)を入力しておく。
【0054】
この状態のもとで、輪転機が印刷稼動を開始すると、つまり、咥え胴F3が回転すると、咥え装置Jが咥え動作を行う。すなわち、カムフォロアーJ16が溝カムJ17に従って変位し、軸J14を介して移動咥え部材J12、J12…を予め定められた適宜のタイミングで一斉に、固定咥え部材J13に対して接近移動するように角変位動作させ、移動咥え部材J12、J12…と固定咥え部材J13との間に印刷物を咥える。次いで、軸J14は、自らに内装されたトーションバー(図示せず)によって付与される一方向き(図6において時計回り方向)の力によって、カムフォロアーJ16が溝カムJ17のガイド面に従って、予め定められた適宜のタイミングで一斉に、固定咥え部材J13に対して離隔移動するよう角変位動作させられる。
【0055】
他方、輪転機が印刷稼動を開始すると、咥え間隔自動調整装置が動作を開始する。すなわち、速度検出手段50が動作して輪転機の稼動速度を検出して検出速度信号を出力するとともに、間隔検出手段70が動作して検出間隔信号を出力する。つまり、速度検出手段50では、速度検出部52が、予め定められた時間経過ごとに、別に予め定められた時間内に速度信号出力部51が出力する稼動速度に比例したパルス信号を計数し、計数した信号数に対応する検出速度信号を出力する。また、間隔検出手段70では、間隔検出部72が、フィードバック信号出力部71の出力信号を常時計数して保持するとともに、当該計数値から検出し得るフィードバック信号出力部71が連係されている動作部の位相を介して、この位相と一定の関係で対応する咥え間隔を、予め把握されている値、例えば設定された基準値との対応関係に基づいて演算して求め、求めた咥え間隔に対応する検出間隔信号を出力する。速度検出手段50が出力した検出速度信号と、間隔検出手段70が出力した検出間隔信号は、間隔調整制御手段90に入力される。
【0056】
すると、間隔調整制御手段90では、調整信号出力手段91が、速度検出部52から検出速度信号が入力されるたびに、この検出速度信号が示す検出速度と入力手段100を介して予め入力されていた紙の重なり枚数に関するデータとの複合条件に基づいて、記憶部92に記憶されている表1に示す間隔値テーブルから対応する間隔値(咥え間隔の値)を取り出す。更に、入力手段100を介して予め入力されていた紙の厚さに関するデータから求められる当該印刷稼動に使用する紙の厚さが、予め基準として定めた紙の厚さと相違するときは、間隔調整動作によって得るべき間隔値、つまり、当該時点においてあるべき間隔値(L)を
L=Lo×(t/to)によって求める。
ここで、Loは記憶部92から取り出した間隔値、tは当該印刷稼動で使用する紙の厚さ、toは予め基準として定めた紙の厚さである。
【0057】
調整信号出力手段91は、次いで、求めた当該時点においてあるべき間隔値を、間隔検出手段70からの検出間隔信号が示す当該時点における咥え間隔の値(間隔値)と比較する。そして、比較した結果が、予め定めた所定の範囲を超えて相違しているときに、この相違を解消すべく、電動機31を介して間隔調整機構10を動作させる調整信号を出力する。この調整信号は、咥え間隔を調整する向きと大きさに対応した、電動機31の動作の向きと動作の量に関する情報を備えている。調整信号は、駆動信号出力手段93で駆動信号に変換されて駆動手段30の電動機31に向けて出力される。
【0058】
駆動信号を入力された電動機31は、駆動信号に従って回転する。電動機31が回転すると、その出力軸に取り付けられた駆動歯車32及びこの駆動歯車32と噛み合わせられた雄ねじ歯車28fを介して、雄ねじ歯車28fと一体で回転する雄ねじ部材28cが回転させられる。
【0059】
雄ねじ部材28cが回転すると、雌ねじ部材28eとのねじ作用によって移動スリーブ28bがスプライン軸28aにそって軸方向に移動する。移動スリーブ28bの移動に伴い、この移動スリーブ28bに軸受を介して回転可能に設けられた第5歯車25と第6歯車26が、スプライン軸28aにそって軸方向に移動する。
【0060】
この移動に際し、従動歯車GGと第5歯車25との間で、第5歯車25が、駆動力によって第5歯車25に対して固定されている駆動上流側の従動歯車GGのはすばのねじれに従って角変位し、この第5歯車25と一体の第6歯車26も同様に角変位する。
【0061】
同様に、第6歯車26と第4歯車24との間で、第4歯車24が、駆動力によって第4歯車24に対して固定されている駆動上流側の第6歯車26のはすばのねじれに従って角変位する。
【0062】
すなわち、第4歯車24は、従動歯車GGに対する第5歯車25の角変位を第6歯車26を介して伝達され、更に第6歯車26に対する自らの角変位を加えて角変位する。そして、この角変位は、スリーブScを介して第3歯車23に伝達されてこれが角変位し、第3歯車23と噛み合わされた第1歯車21及び第2歯車22を角変位させる。
【0063】
第1歯車21が角変位すると、第1カム軸14が第3ベース部材13に対して角変位し、第1偏心カム16は嵌め合わせられた第1スライド部材18内で角変位して、第1スライド部材18を第1ベース部材11の半径方向に移動させるとともに、第1スライド部材18を介して第1ベース部材11に対してその回転軌跡の接線と平行な一方方向の力を付与し、第1ベース部材11を、第3ベース部材13の回転中心線周りに一方方向に角変位させる。同様に、第2歯車22が角変位すると、第2カム軸15が第3ベース部材13に対して角変位し、第2偏心カム17は嵌め合わせられた第2スライド部材19内で角変位して、第2スライド部材19を第2ベース部材12の半径方向に移動させるとともに、第2スライド部材19を介して第2ベース部材12に対してその回転軌跡の接線と平行な他方方向の力を付与し、第2ベース部材12を、第3ベース部材13の回転中心線周りに他方方向に角変位させる。すると、第1ベース部材11に取り付けられた固定咥え部材J13と第2ベース部材12に取り付けられた可動咥え部材J12とが、第3ベース部材J13の回転中心線周りに互いに逆向きに位置を移動させられ、両咥え部材J12、J13の咥え作用状態における間隔が調整変更される。
【0064】
また、このとき、電動機31が回転すると、電動機31に連係して設けられたインクリメンタルタイプの原点付きロータリーエンコーダーであるフィードバック信号出力部71が、電動機31の回転に対応してパルス信号を出力する。すると、間隔検出部72は、フィードバック信号出力部71がパルス信号を出力するたびに、電動機31の回転方向を判断しつつ、当該調整動作開始以前に自らが計数して保持していたフィードバック信号出力部71のパルス信号の計数値から「1」を加減計数する。そして、この計数値に基づいて演算して調整後の咥え間隔を検出し、検出した咥え間隔に対応する検出間隔信号を間隔調整制御手段90に出力する。
【0065】
間隔調整制御手段90では、前記と同様に、当該時点においてあるべき間隔値を、検出間隔信号が示す当該時点における咥え間隔の値(間隔値)と比較する。そして、比較した結果が、予め定めた所定の範囲を超えて相違しているときは、前記同様の作動が行われる。
【0066】
そして、以上記載の作動が、当該時点においてあるべき間隔値と検出間隔信号が示す当該時点における咥え間隔の値(間隔値)との間に、予め定めた所定の範囲を超えた相違が解消されるまで続けられる。
【0067】
なお、予め基準と定めた厚さの紙による、予め定めた紙の重なり数での印刷稼動のみを行う輪転機では、紙の重なり数を調整信号出力部91に記憶させておくことにより、入力手段100を除いて差し支えないことは、前記説明から明らかであろう。また、前記速度検出手段50の速度検出部52、間隔検出手段70の間隔検出部72及び間隔調整制御手段90の調整信号出力部91を共通の処理手段Cによって構成しても差し支えない。
【0068】
【表1】
【0069】
【発明の効果】
以上記載のとおりであり、この発明を実施することによって、輪転機の稼動速度に対応して、折部の咥え胴の咥え装置の咥え隙間の自動調整が可能になり、稼動速度の遅速にかかわらず、速度に対応する咥え力で紙を咥えることができ、低速時における、咥えられた部位での接触する印刷面同士の印刷画像の相互転写の発生がなくなるとともに、高速時における、咥え力不足による咥え装置からの紙の抜け落ちを一掃することができ、印刷稼動における印刷物品質の低下の防止と輪転機の稼動効率の向上に、著しい効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る咥え隙間自動調整装置の全体構成の概略を示したブロック図である。
【図2】この発明に係る咥え隙間自動調整装置が実施可能な輪転機の咥え装置を示す断面展開図で、図3、図4におけるT−T矢視断面と図3におけるU−U矢視断面を併せて示した断面展開図である。
【図3】図2におけるV矢視図である。
【図4】図2におけるW−W矢視断面図である。
【図5】図2におけるX−X矢視断面図である。
【図6】図2におけるY−Y矢視断面図である。
【図7】可動咥え部材と固定咥え部材との関係を示す、図2におけるZ−Z矢視断面拡大図である。
【図8】この発明に係る咥え隙間自動調整装置が実施される輪転機の折機の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1…咥え間隔自動調整装置、
10…間隔調整機構、
11…第1ベース部材、11a、11b…第1プレート、11c…第1ステー、
11d…切欠き、11e…キャップ、
12…第2ベース部材、12a、12b…第2プレート、12c…第2ステー、
12d…切欠き、12e…キャップ、
13…第3ベース部材、13a、13b…端軸、13d…立上り部、
13e、13f…第3ベース部材の小径部、13g…押さえプレート、
13z…本体、
14…第1カム軸、15…第2カム軸、16…第1偏心カム、
17…第2偏心カム、18…第1スライド部材、19…第2スライド、
20…咥え間隔調整歯車機構、21…第1歯車、22…第2歯車、
23…第3歯車、24…第4歯車、25…第5歯車、26…第6歯車、
28…往復移動機構、28a…スプライン軸、28b…移動スリーブ、
28c…雄ねじ部材、28d…ブラケット、28e…雌ねじ部材、
28f…雄ねじ歯車、29…伝動歯車機構、
30…駆動手段、31…電動機、32…駆動歯車、33…ブラケット、
50…速度検出手段、51…速度信号出力部、52…速度検出部、
70…間隔検出手段、71…フィードバック信号出力部、72…間隔検出部、
90…間隔調整制御手段、91…調整信号出力部、92…記憶部、
93…駆動信号出力部、
100…入力手段、
Ba、Bb、Bc、Bd、Be、Bf、Bg…軸受、C…処理手段、
F…折部、F1…鋸胴、F11…鋸刃、F2…折胴、F21…針、
F22…鋸刃受け、F23…差し刃、F3…咥え胴、F4…羽根車、
FA…受領羽根、FC…搬出コンベヤ、FFa、FFb…フレーム、
FN…ニッピングローラー、GG…従動歯車、DG…駆動源側の歯車、
J…咥え装置、J10…開口部、J11…溝、
J12…可動咥え部材(第1の咥え部材)、
J13…固定咥え部材(第2の咥え部材)、J14…軸、J15…アーム、
J16…カムフォロアー、J17…溝カム、
J18…トーションバー、J19…支持部材、
J20…ばね受部材、J21…圧縮ばね、J22…ストッパー、
PC…被切断紙、Sa、Sb、Sc…スリーブ、W…連続紙。
Claims (2)
- 輪転機の折部にあって、少なくとも1枚の紙の先行側を保持して回転する折胴と平行かつ外周面を近接対向させて配された咥え胴に、第1咥え部材が第2咥え部材に対して接近移動して両咥え部材間に前記少なくとも1枚の紙の中間部を咥え得るよう設けられた咥え装置の、紙を咥えるときの両咥え部材の間隔を自動調整する咥え装置の咥え間隔自動調整装置において、
紙を咥えるときの両咥え部材の間隔である咥え間隔を変更可能な間隔調整機構と、間隔調整機構を駆動操作すべくこの機構に連結された駆動手段と、
輪転機の稼動速度を検出可能な速度検出手段と、
前記間隔調整機構によって調整される咥え間隔の大きさを検出可能かつ保持可能な間隔検出手段と、
紙の厚さに関するデータと紙の重なり枚数に関するデータを入力する入力手段と、
前記速度検出手段、間隔検出手段、入力手段及び駆動手段に連結され、かつ、予め基準として定められた厚さの紙を使用した印刷稼動のときの稼動速度と紙の重なり枚数が複合する条件における咥え間隔値を記憶する記憶部を有し、この記憶部に記憶させられた咥え間隔値から、入力手段にて入力された紙の重なり枚数に関するデータと速度検出手段の出力信号が示す検出速度に基づいてこれらが複合する条件における咥え間隔値を取り出すとともに、この取り出した咥え間隔値と入力手段によって入力された紙の厚さに関するデータに基づいて当該時点においてあるべき咥え間隔値を求め、これを間隔検出手段の出力信号が示す咥え間隔値と比較し、その結果に基づいて駆動手段を動作させる間隔調整制御手段と、
からなり、
紙の厚さ、紙の重なり枚数及び輪転機の稼動速度に対応して前記咥え間隔を自動調整することを特徴とする咥え装置の咥え間隔自動調整装置。 - 間隔検出手段が、駆動手段の駆動操作量に基づいて咥え間隔の大きさを検出可能に設けられた、請求項1に記載の咥え装置の咥え間隔自動調整装置。
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