JP3680533B2 - 冷蔵庫の断熱箱体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、混合発泡剤として水1重量部に対し、配合比が7重量部以下のシクロペンタンを用いた硬質ポリウレタンフォ−ムの冷蔵庫の断熱箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、主に冷蔵庫の断熱箱体は外箱と内箱との空間に独立気泡を有する硬質ポリウレタンフォームを充填するだけで、容易に安価に形成することが可能な断熱材を用いている。硬質ポリウレタンフォ−ムは、ポリオ−ル成分とイソシアネ−ト成分を発泡剤、触媒、整泡剤の存在下において反応させることによって得られる。一般に、独立気泡を有する硬質ポリウレタンフォ−ムの製造においては、優れた断熱性を有するものを生産性良く得るために、発泡剤としてガスの熱伝導率が極めて小さく、低沸点で常温で液体の不燃性で低毒性な特性を持つトリクロロモノフルオロメタンが用いられてきた。この種の硬質ポリウレタンフォ−ム製造方法に関する従来技術としては、例えば特開昭59−84913号公報などが挙げられる。
【0003】
発泡剤として使用されてきたトリクロロモノフルオロメタンは、難分解性のCFC[クロロ フルオロ カ−ボン(Chloro Fluoro Carbons)の略で、炭化水素のクロロフルオロ完全置換体]の一つである。この種の難分解性CFCが大気中に放出されると成層圏におけるオゾン層を破壊したり、温室効果による地表の温度上昇が生じるとされ、世界的な環境汚染問題となっている。このため、段階的にこれらの難分解性のCFCの生産量、消費量が規制され代替品の選択が世界的に進められてきた。
【0004】
これまでに、代替発泡剤として易分解性のHCFC[ハイドロ クロロ フルオロ カ−ボン(Hydro Chloro Fluoro Carbons)]である1,1−ジクロロ−1−モノフルオロエタンが検討され、これを用いた硬質ポリウレタンフォ−ムが実用化された。しかし、HCFCはオゾン破壊係数がゼロでないことから規制の対象となっており、現時点では2003年に全廃の予定である。従って、オゾン層を破壊しない発泡剤の開発が必要になってきている。
【0005】
オゾン層を破壊する物質は揮発性が高く分子中に臭素および塩素を含み、更に大気中の寿命が長いものである。フロン規制に対応したノンフロン発泡剤の候補としては、水、HFC[ハイドロ フルオロ カ−ボン(Hydro Fluoro Carbon)]、炭化水素などを挙げることができる。しかし、水を単独で発泡剤として用いる場合、気泡を形成するのは化学反応で生成する二酸化炭素であり、熱伝導率が高いため高性能断熱材としての実用化は難しい。一方、HFC系の化合物は毒性データが少ないこと、供給体制が確立されていないなど現時点では問題が多い。このことから、ノンフロン系発泡剤としては、オゾン層破壊係数がゼロの炭化水素系の中で、硬質ポリウレタンフォームの発泡に適した沸点を持つシクロペンタン発泡剤が主流となりつつある。しかし、シクロペンタンはこれまでの発泡剤に比べ、ガスの熱伝導率が高く断熱性能が大きく劣る問題がある。近年では、シクロペンタン処方の硬質ポリウレタンフォーム材料について、エネルギ−需要が増大する中、エネルギ−需給バランスの確保、地球温暖化問題への対応から省エネによる断熱性能の向上および地球環境保護の立場からウレタン使用量低減の重要性は増大し、その観点からシクロペンタン発泡剤を用いた冷蔵庫および冷凍庫の断熱材が全面的に拡大され、高性能化が要求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
硬質ポリウレタンフォーム材料は、主原料のポリオ−ルとイソシアネ−トが化学構造の制御、気泡を形成する発泡剤および水、界面現象を調整する整泡剤が物理構造の制御、触媒が反応性の制御を行う。反応はポリオ−ルとイソシアネ−トの混合時から始まり、ポリウレタン樹脂中に発泡剤の独立気泡が分散したポリウレタンフォームが形成される。ポリウレタンフォームは、特に断熱性と共に強度が要求される。これらの物性は、ポリウレタン樹脂の化学構造、密度、気泡を囲む樹脂骨格からなるセル径、大きさなどのポリウレタンフォームの物理構造によって決まると考えられている。ポリウレタン樹脂の化学構造は、原料であるポリオ−ル、イソシアネ−トの化学構造と共に発泡剤の量、水の量、触媒によって制御される反応性に依存する。ポリウレタンフォームの物理構造は、原料の化学構造、反応性と共に整泡剤によって制御される気泡の発生、成長などの物理現象にも依存し、特に原料各素材の相溶性、反応性、発泡過程での反応液の流動性が影響する。このため、ポリウレタンフォームを高性能化するには、各原料の化学構造および組成を最適化しなければならない。
【0007】
しかし、シクロペンタン処方の冷蔵庫および冷凍庫の断熱材は、従来のCFC、HCFC発泡剤に比べ断熱性能が大きく劣ると共に高密度で流動性も劣るため、ウレタン充填量を多く使用しなければ断熱性能および強度の確保が十分できない問題がある。更に、冷蔵庫および冷凍庫の省スペ−ス化などの要求により、キャビネット壁内空間の狭隙間化および複雑形状の箱体や駆動配線数の増加に伴い壁内部はウレタンフォームが流動しにくい状況にある。このことから、フォームが一様に伸びにくく、冷蔵庫の天丼部、底部、背面部、ハンドル部、ヒンジ部でスキン層の全体密度とコア層密度が大きく異なり均一なフォ−ムになりにくく、最終充填部付近の気泡の樹脂化(ダブルスキン)、ボイド発生なども起こり易くなるため、シクロペンタン処方での高性能化が要求されている。その課題に対応するには、シクロペンタン処方でも低密度と高流動性および高強度の特性が両立できる新たなウレタン材料を開発する必要がある。即ち、低密度で高強度のシクロペンタン処方のウレタン材料を冷蔵庫に充填する結果として、断熱材の使用量低減に伴い低コストや軽量化が図れ、高流動性から熱漏洩量の低減による省エネ化も可能となり、地球温暖化、地球環境保護の立場からシクロペンタン発泡剤を用いた高品質の冷蔵庫などの製品が達成される。しかし、シクロペンタン発泡剤を用いたポリウレタンフォームは、飽和蒸気圧が従来の発泡剤に比べ小さくなるため、気泡セル内の圧力も低下し収縮も発生し易くなり強度などが低下すると言う大きな課題がある。即ち、フォーム密度と圧縮強度は、一般的に比例関係にあり密度が高くなると圧縮強度が高くなる傾向を示す。これは、フォーム密度が高い程ポリウレタン樹脂の割合が高くなりフォームの圧縮強度も高くなるものである。例えば、圧縮強度0.1Mpa以上にするにはスキン層全体密度が通常38Kg/m3以上必要であり、現状のシクロペンタン処方のウレタン材料では、低密度と高強度の両立が困難になってきている。従って、現状のシクロペンタン処方の硬質ポリウレタンフォームは強度を主に確保するため、密度が38Kg/m3以上と高いウレタンを使用しキャビネット壁内空間に多量の材料を充填して、断熱材の作製を行っている。このことから、高性能のシクロペンタン処方ウレタンは、低密度で高流動性および圧縮強度や寸法安定性も優れる両立可能な材料を発泡充填することにより、ウレタンを大幅に低減することができる断熱材が地球環境保護の立場から強く望まれている。
【0008】
本発明の目的は、混合発泡剤として水1重量部に対し、シクロペンタンの配合比を7重量部以下でシクロペンタン溶解性の低いポリオ−ル成分を用ることにより、フォ−ムの低密度化断熱材が充填量の低減による低コスト化や軽量化および圧縮強度、寸法安定性も優れ、更に高流動性のためスキン−コア層の密度差が小さくなり、熱漏洩量低減による省エネ対応の冷蔵庫および冷凍庫の断熱箱体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、冷蔵庫および冷凍庫に使用する最適な硬質ポリウレタンフォームを開発するため、シクロペンタン処方で要求される低密度と高流動性およびウレタン樹脂骨格(セル)強度の向上を両立させる具体策として、剛直で溶解性の低いポリオ−ルの選定により発泡剤をセル中により完全に封止が可能となるシクロペンタン発泡剤のセルに対する溶剤可塑化効果の低減、またシクロペンタン発泡剤に併用する水配合量を多く使用して、セル内ガス中の炭酸ガス分圧を増やしセル内の圧力を高める方法などを鋭意検討した結果、以下の知見が得られ本発明を完成するに至った。
【0010】
即ち、上記第1の目的は、
(1)混合発泡剤として水1重量部に対し、配合比が7重量部以下のシクロペンタンを用い、ポリオ−ル成分の原料がトリレンジアミン、シュ−クロ−ズおよびグリセリン、ビスフェノ−ルA、トリエタノ−ルアミンを含む混合物とイソシアネ−ト成分を触媒、整泡剤の存在下で反応させて得られ、ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れた硬質ポリウレタンフォ−ム部分から厚みが約20〜25mmのコア層密度が32〜34kg/m3およびスキン−コア層の密度差が2.0〜3.2kg/m3である硬質ポリウレタンフォ−ムを用いることにより達成される。
【0011】
上記第2の目的は、
(2)混合発泡剤として水1重量部に対し、配合比が7重量部以下のシクロペンタンを用い、ポリオ−ル成分がシクロペンタン溶解性の低いトリレンジアミン、シュ−クロ−ズおよびグリセリン、ビスフェノ−ルAを60重量部以上およびトリエタノ−ルアミンにエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドを付加した混合物とイソシアネ−ト成分を触媒、整泡剤の存在下で反応させて得られ、ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れた硬質ポリウレタンフォ−ム部分から厚みが約20〜25mmのコア層密度が32〜34kg/m3およびスキン−コア層の密度差が2.0〜3.2kg/m3で且つコア層断熱材の熱伝導率が平均温度10℃で18.0〜18.5mW/m・Kおよび空気中で70℃と−20℃の温度で24時間劣化放置時の寸法変化率が2%以下、圧縮強度が0.1Mpa以上、曲げ強度が0.4Mpa以上である硬質ポリウレタンフォ−ムを用いることにより達成される。
【0012】
ここで、シクロペンタン溶解性の低いポリオ−ル成分とは、ポリオ−ル中にシクロペンタンを10重量%混合した際、不透明状態になるポリオ−ル混合系をシクロペンタン溶解性の低いポリオ−ル成分と定義する。
【0013】
上記第3の目的は、
(3)混合発泡剤として水1重量部に対し、配合比が7重量部以下のシクロペンタンを用い、ポリオ−ル成分とイソシアネ−ト成分を触媒、整泡剤の存在下で反応させて得られ、ポリオ−ル成分が、トリレンジアミンにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを付加して得られるOH価380〜480のポリオ−ル40〜50重量%、トリエタノ−ルアミンにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを付加して得られるOH価300〜400のポリオ−ル10〜20重量%、グリセリンにプロピレンオキシドを付加して得られるOH価450〜500のポリオ−ル15〜25重量%、シュ−クロ−ズにプロピレンオキシドを付加して得られるOH価400〜450のポリオ−ル5〜10重量%、ビスフェノ−ルAにエチレンオキシドを付加して得られるOH価200〜300のポリオ−ル5〜15重量%を含む混合物からなり、該ポリオ−ルの平均OH価が350〜450であるポリオ−ル混合物と反応させるイソシアネート中のイソシアネート基が31〜33重量%を組み合わせた硬質ポリウレタンフォ−ムを用いることにより達成される。
【0014】
混合ポリオール組成物の平均OH価は350を下回ると圧縮強度や寸法安定性が低下し、450を越えるとフォームがもろくなる傾向を示し、平均OH価は350〜450が安定した硬質ポリウレタンフォームを製造するうえで好ましい。ここで OH価とは、試料1gから得られるアセチル化物に結合している酢酸を中和するのに必要な水酸化カリウムのmg数(mgKOH/g)である。
【0015】
本発明の硬質ポリウレタンフォ−ムは、ポリオ−ル成分を基本原料としてシクロペンタンと水、整泡剤、反応触媒の存在下で、イソシアネ−トを反応させて得られるものである。シクロペンタン処方における低密度化、高流動性および高強度を両立可能な要因が余り明らかでないため、種々ポリオ−ルにおけるシクロペンタン発泡剤の溶解性および圧縮強度、寸法安定性などの関係を調べた。その結果、ポリオ−ルは発泡剤のシクロペンタンに対する溶解性が高いものより溶解性の低い化合物の方が、ウレタンフォ−ムの圧縮強度や寸法安定性が優れることがわかってきた。ポリオ−ルは付加するアルキレンオキサイドによってもシクロペンタンの溶解性が異なり、エチレンオキシドよりもプロピレンオキシド付加の方が溶解性は高くなる性質を示す。ポリオ−ルのプレミックス安定性からは、シクロペンタンに対する溶解性の高い系が望ましく、逆にセル骨格強度の向上からは溶解性の低い系が好ましい傾向が見られる。即ち、シクロペンタン発泡剤への相溶性およびフォ−ム強度のバランスを両立することが、ポリオ−ル混合組成物の選定に重要な要因であることがわかってきた。
【0016】
本発明の硬質ポリウレタンフォ−ムは、シクロペンタンに対する溶解性が高いポリオ−ル系よりも逆に低いポリオ−ル系を60部以上使用し気泡セルの樹脂骨格強度を高め、更にプレミックス安定性を向上するには最適な整泡剤を選定してバランスを得るようにした。その際、混合ポリオ−ルは溶解性の低いポリオ−ルが、60重量部の配合量を下回ると圧縮強度および寸法安定性が低下する傾向が見られる。この理由は、溶解性の低い剛直なポリオ−ルの方がシクロペンタンに対しウレタン樹脂壁が強くなり、発泡剤が気泡内に十分封止されてシクロペンタンに対する溶剤可塑化がより小さくなった影響と考えられる。
【0017】
また、冷蔵庫および冷凍庫の熱漏洩量を低減するにはフォ−ムの熱伝導率を低減すると共に、フォ−ムのスキン層およびコア層の表面状態の差が少ない断熱材が優れることもわかってきた。その理由は、低密度で高流動性ウレタン材料の方がコア層部と同様にスキン層部にも樹脂化(ダブルスキン)などが生じにくくなり、また冷蔵庫キャビネット壁内の形状が複雑に屈曲しているため、低密度で高流動性の性質を示すウレタン材料の方がスキン層とコア層の密度差、気泡セル径分布差も小さな均一フォ−ムの形成によるものと考えられる。
【0018】
本発明の目的である低密度で高流動性および高強度のウレタン材料を達成するには、発泡剤のシクロペンタンと補助発泡剤の水配合量も大きく影響する。これまでの知見からは、シクロペンタンおよび水配合両者ともに多く使用すればフォ−ム密度が容易に低減することが知られている。従来発泡剤では気泡セル内の骨格強度が比較的高いため、フロン、代替フロンなどの発泡剤配合量を多く用いて、熱伝導率に悪影響を与える水配合を少量使用することにより、低密度、高流動性および高強度の特性が比較的容易に両立可能である。しかし、地球環境に優しいシクロペンタン処方の場合は従来発泡剤と異なり、フォ−ム密度が低くなると飽和蒸気圧が低いため、気泡セル内の骨格強度も弱くなりフォ−ム収縮や圧縮強度および寸法安定性が劣る問題がある。そこで、シクロペンタン処方の飽和蒸気圧を高める手段として、従来発泡剤の時とは逆にシクロペンタン発泡剤の配合量を低減し、熱伝導率に悪影響する水配合量を増加することにより、セル内の炭酸ガス分圧を増やし気泡セル内の圧力を向上して低密度と高強度を両立する検討を行った。その際、シクロペンタンに混合する水配合量は、溶解性が限界値に近い場合はプレミックス時に層分離を引きおこしたり、熱伝導率を悪化する要因ともなる。しかし、シクロペンタン処方は従来発泡剤に比べ、熱伝導率に対する水の影響が小さいことがわかってきた。水およびシクロペンタンの最適配合比は、水1重量部に対しシクロペンタン7重量部以下が好ましい。即ち、ポリオ−ル成分100重量部に対して2.0〜2.5重量部の水および10〜14重量部のシクロペンタンを使用することがより好ましい。ポリオ−ル成分100重量部に対し水配合量が下回ると圧縮強度や寸法安定性が劣り、水配合量が上回ると熱伝導率が著しく悪化する傾向が見られる。また、シクロペンタン発泡剤も配合量が上回ると圧縮強度や寸法安定性が劣ってくる。
【0019】
本発明に用いられるその他ポリオ−ルとして、ポリエステルポリオ−ルなどがある。例えば、多価アルコ−ルと多価カルボン酸縮合系および環状エステル開環重合体系のポリオ−ルも使用できる。多価アルコ−ルとしてはエチレングリコ−ル、グリセリン、トリメチロ−ルプロパン、糖類としてはシュ−クロ−ズ、ソルビト−ル、アルカノ−ルアミンとしてはジエタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン、ポリアミンとしてはエチレンジアミン、トリレンジアミン、フェノ−ルとしてはビスフェノ−ルAなど、多価カルボン酸としてはアジピン酸、フタル酸、多価カルボン酸などが使用できる。ポリエステルポリオ−ルの量は、5〜20重量部の混合系が好ましい。
【0020】
また、反応触媒としては例えばテトラメチルヘキサメチレンジアミン、トリメチルアミノエチルピペラジン、ペンタメチルジエチレントリアミン、トリエチレンジアミンなどを代表とする第3級アミンおよびトリメチルアミノエチルピペラジンの蟻酸塩、ジプロピレングリコ−ル併用などの遅効性触媒など反応性が合致すれば従来公知の触媒全てが使用することができる。反応触媒の量は、ポリオール成分100重量部あたり3〜5重量部好ましい。
【0021】
更に、整泡剤としては、例えば信越化学製のX−20−1548、 X−20−1614、 X−20−1634などプレミックス相溶性の安定性からSi分子量が1800〜3000およびSi含有率が25〜30の比較的低い乳化作用に適したものがより好ましい。即ち、アルキレンオキサイド変性ポリジメチルシロキサンで末端にOH基またはアルコキシ基などを有する有機シリコーン系化合物、フッ素系化合物などの使用も可能である。整泡剤の量は、ポリオール成分100重量部あたり1〜4重量部が好まい。
【0022】
硬質ポリウレタンフォ−ム用混合組成物としては、必要に応じて通常用いられる充填剤、難燃剤、強化繊維、着色剤などの添加剤も含むことができる。
【0023】
また、イソシアネートとしては公知のものであれば全て使用できるが、最も一般的にはトリレンジイソシアネート(TDI)およびジフェニルメタンジイソシネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートなどを代表とする芳香族系あるいは脂肪族系の多官能イソシアネート並びにウレタン変成トリレンジイソシアネート、カルボジイミド変成ジフェニルメタンジイソシネートなどを代表とする変成イソシアネートを使用することができる。これらの多官能イソシアネートは、単独または2種類以上の混合物として用いることができる。なお、イソシアネートの特性として、下式(1)で定義されるイソシアネート中のイソシアネート基の重量%(NCO%)を挙げることができる。
【0024】
NCO%=([NCO]×f(iso)/Mw(iso))×100 (1)
ここで、[NCO]はイソシアネート基の分子量、f(iso)はイソシアネート基の官能基数、Mw(iso)はイソシアネートの分子量を表す。イソシアネートのNCO%は、31を下回ると流動性が低下し33を越えると寸法安定性が低下する。このため、 NCO%は31〜33であることが安定した硬質ポリウレタンフォームを製造する上で好ましい。
【0025】
本発明の硬質ポリウレタンフォームの発泡は、当業界で用いられている通常の発泡機で形成され、例えばプロマート社製PU−30型発泡機が用いられる。発泡条件は発泡機の種類によって多少異なるが通常は液温18〜30 ℃、吐出圧力80〜150kg/cm2、吐出量15〜30kg/min、型箱の温度は35〜45℃が好ましい。更に好ましくは、液温20 ℃、吐出圧力100kg/cm2、吐出量25kg/min、型箱の温度は45℃付近である。
【0026】
このようにして得られた冷蔵庫および冷凍庫に発泡充填する硬質ポリウレタンフォームは、低密度で且つスキン−コア層の密度差が小さくなるため熱漏洩量も低減し、圧縮強度や寸法安定性も優れる。このことから、該硬質ポリウレタンフォームを用いて作製した断熱箱体は、省エネ化、発泡充填量の低減効果による低コスト化、軽量化が達成され、冷蔵庫および冷凍庫の断熱材として有効に使用することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を比較例と対比しながら、更に詳細に説明する。なお、実施例の説明の中で部および%は重量部を示す。
【0028】
[実施例1〜6]
[比較例1〜3]
平均水酸基価が380〜480のプロピレンオキシドおよびエチレンオキシドで付加したトリレンジアミン系ポリエ−テルポリオ−ル(ポリオ−ルAと称す)、平均水酸基価が300〜400のプロピレンオキシドおよびエチレンオキシドで付加したトリエタノ−ルアミン系ポリエ−テルポリオ−ル(ポリオ−ルBと称す)、平均水酸基価が450〜500のプロピレンオキシドで付加したグリセリン系ポリエ−テルポリオ−ル(ポリオ−ルCと称す)、平均水酸基価が400〜450のプロピレンオキシドで付加したシュ−クロ−ズ系ポリエ−テルポリオ−ル(ポリオ−ルDと称す)、平均水酸基価が200〜300のエチレンオキシドで付加したビスフェノ−ルA系ポリエ−テルポリオ−ル(ポリオ−ルEと称す)、平均水酸基価が400〜750のプロピレンオキシドで付加したトリメチロ−ルプロパン系ポリエ−テルポリオ−ル(ポリオ−ルFと称す)、平均水酸基価が250〜450のエチレンオキシドで付加したトリレンジアミン系ポリエステルポリオ−ル(ポリオ−ルGと称す)の混合ポリオ−ル成分(平均水酸基価が350〜450)100重量部を用いて、発泡剤として水2.0部およびシクロペンタン(日本ゼオン社製)13部、反応触媒としてトリメチルアミノエチルピペラジン(花王社製)1.6部とトリメチルアミノエチルピペラジン(東ソ−社製)2.4部、トリエチレンジアミンのジプロピレングリコ−ル液(東ソ−社製)0.4部、整泡剤として有機シリコーン化合物(X−20−1548、信越化学社製)2部、イソシアネ−ト成分としてポリメチレンポリフェニルジイソシアネ−ト(NCO%=31)を使用し、充填発泡して硬質ポリウレタンフォームを作製した。まず、図1に4点注入により硬質ポリウレタンフォ−ムを充填した断熱材の物性・特性結果を表1に示す。なお、表1の各物性・特性は下記のようにして調べた。
【0029】
【表1】
【0030】
コア層密度:ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れたウレタン充填された断熱材部分から、200mm×200mm×20〜25tmmのフォ−ムを寸法および重量測定後、重量を体積で除した値を評価した。
【0031】
スキン−コア層の密度差:ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れたウレタン充填された断熱材部分から、50mm×50mm×35tmmのスキン付きフォ−ムの重量(A)を測定する。ビ−カ中に蒸留水および金属針に付着したフォ−ムを天秤でゼロ調整後、フォ−ムを金属針で水没させた時の体積(B)を測定し、重量(A)を体積(B)で除したスキン層全体密度の値とコア層密度の差を評価した。
【0032】
低温寸法変化率:ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れたウレタン充填された断熱材部分から、150mm×300mm×20〜25tmmのフォ−ムを−20℃で24時間放置した時の厚さ寸法変化率を評価した。
【0033】
高温寸法変化率:ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れたウレタン充填された断熱材部分から、150mm×300mm×20〜25tmmのフォ−ムを70℃で24時間放置した時の厚さ寸法変化率を評価した。
【0034】
熱伝導率:ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れたウレタン充填された断熱材部分から、200mm×200mm×20〜25tmmのフォ−ムを英弘精機社製HC−073型(熱流計法、平均温度10℃)を用いて評価した。
【0035】
圧縮強度:ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れたウレタン充填された断熱材部分から、50mm×50mm×20〜25tmmのフォ−ムを送り速度4mm/minで負荷し、10%変形時の荷重を元の受圧面積で除した値を評価した。
【0036】
曲げ強度:ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れたウレタン充填された断熱材部分から、80mm×250mm×20〜25tmmのフォ−ムを送り速度10mm/minで負荷し、フォ−ム折損時の荷重をフォ−ム巾と厚さの2乗で除した値を評価した。
【0037】
フォ−ム伸び量:550mm×580mm×35tmmの逆Lパネルの中で発泡した時のウレタン充填量当たりのフォ−ム伸びを評価した。
【0038】
冷蔵庫および冷凍庫の外箱と内箱のキャビネット壁内空間に、硬質ポリウレタンフォームを充填する作製内容から、以下本発明の実施例および比較例を説明する。図1には4点注入により硬質ポリウレタンフォームが充填される流れ状態およびフォームを採取、測定サンプルの模式図を示す。まず、鉄製の外箱とプラスチック製の内箱とを組立て冷蔵庫に充填するウレタンフォーム発泡前の箱体を作製し、ウレタンフォーム発泡雇いにセット後予備加熱を行って、硬質ポリウレタンフォームを空隙部分(ポリオ−ル混合物および水、シクロペンタン、触媒、整泡剤をプレミックスした混合組成物とイソシアネ−ト)に発泡充填する。その時にウレタンフォームのポリオ−ルとイソシアネ−トが化学反応し、発泡圧力により加圧され、発泡ウレタンフォームが冷蔵庫のキャビネット内に注入され断熱箱体が形成される。
【0039】
本実施例1〜6および比較例1〜3のウレタン材料をゼロパック(実機充填に必要な最低注入量と称す)設定した後、パック率110%で注入した箱体の冷蔵庫について、ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れたウレタン充填された断熱材部分から、フォ−ムサンプルを採取し種々の物性および特性を評価した。その際の注入温度は約45℃、ポリオ−ル液およびイソシアネ−ト液の液温は約20℃で行った。その結果を表1に示す。表1から、本発明の実施例断熱材は、熱伝導率が18.0〜18.4mW/m・Kと低く、スキン−コア層の密度差も2.0〜3.2kg/m3であり、更に低温寸法変化率、高温寸法変化率および圧縮強度、曲げ強度も優れた特性を示すことがわかった。特に、実施例1に示す組成で発泡した硬質ポリウレタンフォ−ムの熱伝導率が18.0mW/m・Kと低く、コア層密度が32.5kg/m3でスキン−コア層の密度差も2.0kg/m3と小さく、寸法安定性、圧縮強度、曲げ強度のバランスが良いことがわかる。それに比べ、ポリオ−ル成分100部に対する水の使用量が1.2部の比較例1においては圧縮強度が0.08Mpaと低く、高温寸法変化率が2.5%と大きい。また、シクロペンタン20部および水の使用量が1.8部の比較例3においては、熱伝導率が19.4mW/m・Kと著しく大きくなり共に好ましくないことがわかる。
【0040】
更に、キャビネット壁内空間の内容積が約150〜180Lの冷蔵庫を用いて、実施例1、2および比較例1、2について、パック率110%時のウレタン実充填量について評価した。その結果、機種によっても異なるが約180Lの内容積を有する冷蔵庫において、比較例1、2が6.35〜6.60kgの充填量が必要であるのに対し、実施例1、2のウレタン材料では5.45〜5.90kgの充填量で良いことがわかった。また、内容積が約150Lの冷蔵庫において、比較例1、2が5.35〜5.65kgに対し、実施例1、2では4.65〜5.00kgの充填量まで低減でき、約10〜18%のウレタン材料が節約できることが確認できた。また、断熱材を形成した冷蔵庫に冷凍サイクル部品(圧縮機/コンデンサ/エバポレ−タ)を組み替えて熱漏洩量を測定した結果、図2に示すようにスキン−コア層の密度差が小さい実施例1、2の方が比較例1、2よりも熱漏洩量が低減する。即ち、熱漏洩量の低減には熱伝導率の低減と共に高流動性のウレタン材料によるスキン−コア層の均一フォ−ムが有効であり、消費電力量で約1〜2Kwh/月の省エネが可能であることがわかった。このことから、本発明の硬質ポリウレタンフォ−ムは低密度で高流動性および高強度の特性が両立されるため、ウレタン発泡充填量の低減効果による低コスト化、軽量化、フォ−ムの圧縮強度や寸法安定性も優れ、且つ熱漏洩量の低減効果から省エネも達成された。
【0041】
硬質ポリウレタンフォ−ムの物性・特性(コア層密度、スキン−コア層の密度差、寸法変化率、セル径分布、熱伝導率、圧縮強度、曲げ強度、フォ−ム伸び量)を示す。
【0042】
【発明の効果】
本発明は発泡剤として、オゾン層破壊係数がゼロのシクロペンタンと水であり、更に水1重量部に対しシクロペンタン配合比を7重量部以下とし、シクロペンタン溶解性の低いポリオ−ル成分を用いた硬質ポリウレタンフォームを発泡充填することにより、熱伝導率の低安定化および熱漏洩量の低減効果による省エネ化、圧縮強度や寸法安定性も優れるウレタン充填量の低減が可能な高品質の冷蔵庫および冷凍庫の断熱箱体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】4点注入により硬質ポリウレタンフォ−ムを充填する模式図である。
【図2】熱漏洩量とスキン−コア層の密度差による図である。
【符号の説明】
1…断熱箱体
2…ウレタン注入ヘッド
3…ウレタンの流れ
4…ウレタン注入口
5…サンプル採取位置
6…測定サンプル
7…サンプル採取位置(注入口から500mm以上の平面図)
Claims (3)
- 混合発泡剤として水1重量部に対し、配合比が7重量部以下のシクロペンタンを用い、ポリオ−ル成分の原料がトリレンジアミン、シュ−クロ−ズおよびグリセリン、ビスフェノ−ルA、トリエタノ−ルアミンを含む混合物とイソシアネ−ト成分を触媒、整泡剤の存在下で反応させて得られ、上記硬質ポリウレタンフォームの注入口から少なくとも500mm以上離れた硬質ポリウレタンフォ−ム部分からの厚みが約20〜25mmのコア層密度が32〜34kg/m3およびスキン−コア層の密度差が2.0〜3.2kg/m3である硬質ポリウレタンフォ−ムを用いた冷蔵庫の断熱箱体。
- 請求項1において、混合発泡剤として水1重量部に対し、配合比が7重量部以下のシクロペンタンを用い、ポリオ−ル成分がシクロペンタン溶解性の低いトリレンジアミン、シュ−クロ−ズおよびグリセリン、ビスフェノ−ルAを60重量部以上およびトリエタノ−ルアミンにエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドを付加した混合物とイソシアネ−ト成分を触媒、整泡剤の存在下で反応させて得られ、ウレタン注入口から少なくとも500mm以上離れた硬質ポリウレタンフォ−ム部分から厚みが約20〜25mmのコア層密度が31.5〜33.5kg/m3およびスキン−コア層の密度差が2.0〜3.2kg/m3で且つコア層断熱材の熱伝導率が平均温度10℃で18.0〜18.5mW/m・Kおよび空気中で70℃と−20℃の温度で24時間劣化放置時の寸法変化率が2%以下、圧縮強度が0.1Mpa以上、曲げ強度が0.4Mpa以上である硬質ポリウレタンフォ−ムである冷蔵庫の断熱箱体。
- 請求項2において、混合発泡剤として水1重量部に対し、配合比が7重量部以下のシクロペンタンを用い、ポリオ−ル成分とイソシアネ−ト成分を触媒、整泡剤の存在下で反応させて得られ、ポリオ−ル成分が、トリレンジアミンにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを付加して得られるOH価380〜480のポリオ−ル40〜50重量%、トリエタノ−ルアミンにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを付加して得られるOH価300〜400のポリオ−ル10〜20重量%、グリセリンにプロピレンオキシドを付加して得られるOH価450〜500のポリオ−ル15〜25重量%、シュ−クロ−ズにプロピレンオキシドを付加して得られるOH価400〜450のポリオ−ル5〜10重量%、ビスフェノ−ルAにエチレンオキシドを付加して得られるOH価200〜300のポリオ−ル5〜15重量%を含む混合物からなり、該ポリオ−ルの平均OH価が350〜450であるポリオ−ル混合物と反応させるイソシアネート中のイソシアネート基が31〜33重量%を組み合わせた硬質ポリウレタンフォ−ムを用いた冷蔵庫の断熱箱体。
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