JP3678017B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、特に、外部装置のワールドワイドウェブブラウザによって操作することができるワールドワイドウェブサーバプログラムを搭載したファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のファクシミリ装置100は、図5に示すように、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と称す)500を接続することにより、モデムやプリンタ、或いは、スキャナとして使用することができる。このファクシミリ装置100のROM12内には、ファクシミリ装置自身の制御を行う制御プログラム12aと共に、PC専用プログラム112bが搭載されている。このPC専用プログラム112bは、PC500から送信されるコマンドに応じて、そのコマンドに対応する処理をファクシミリ装置100に実行させたり、或いは、その処理の結果(データ)をファクシミリ装置100からPC500へ送信するためのものである。例えば、ファクシミリ装置100のトナー残量データの送信要求コマンドがPC500から送信され、ファクシミリ装置100で受信されると、ステータスメモリ13aに記憶されているトナー残量データが、PC専用プログラム112bによって、ファクシミリ装置100からPC500へ送信されるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなPC500から送られるコマンドに対応する処理をファクシミリ装置100に実行させるためには、ファクシミリ装置100にPC専用プログラム112bを搭載するだけでなく、PC500にも、ファクシミリ装置100を制御するための専用のFAX制御プログラムを搭載しなければならない。このFAX制御プログラムは、ファクシミリ装置100毎に異なる固有のプログラムであるので、ファクシミリ装置の製造メーカが異なれば異なるし、同一のメーカが製造したファクシミリ装置であっても機種が異なれば異なるものもある。よって、PC500には、ファクシミリ装置100に合わせて、個別にFAX制御プログラムを搭載しなければならないという問題点があった。
【0004】
しかも、ネットワーク化などにより、一台のPC500に2機種以上のファクシミリ装置が接続される場合には、各ファクシミリ装置毎のFAX制御プログラムが必要になるので、1台のPC500に2以上のFAX制御プログラムを搭載しなければならないことがある。1台のPC500に2以上のFAX制御プログラムを搭載すると、その分、PC500の空きメモリを減少させてしまうという問題点があった。また、FAX制御プログラムが異なれば、その操作方法もそれぞれ異なるので、PC500の使用者は、制御対象のファクシミリ装置毎に操作方法を変えなければならないという問題点があった。更に、FAX制御プログラムは、ファクシミリ装置100の製造メーカが作成しているので、その製造メーカは、FAX制御プログラムの作成のために、多くの時間とコストとを費やさなければならないという問題点があった。
【0005】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ワールドワイドウェブサーバプログラムを搭載することにより、外部装置のワールドワイドウェブブラウザによって操作することができるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載のファクシミリ装置は、ファイルデータを記憶するデータ記憶手段と、自己のファクシミリ装置の状態を記憶する状態記憶手段と、その状態記憶手段の記憶状況に応じて前記データ記憶手段に記憶されているファイルデータを更新する更新手段と、ワールドワイドウェブブラウザを備えた外部装置から送られるコマンドを受信する受信手段と、その受信手段により受信されたコマンドが自己のファクシミリ装置の状態の送信を要求するコマンドである場合に、前記データ記憶手段に記憶されている前記更新手段により更新されたファイルデータを前記外部装置へ送信するワールドワイドウェブサーバプログラムとを備えている。
【0007】
この請求項1記載のファクシミリ装置によれば、自己のファクシミリ装置の状態は状態記憶手段に記憶されており、その記憶状況に応じて、更新手段によりデータ記憶手段に記憶されているファイルデータが更新される。ここで、ワールドワイドウェブブラウザによって外部装置から送られるコマンドが受信手段によって受信され、そのコマンドが自己のファクシミリ装置の状態の送信を要求するコマンドであると、更新手段により更新されたファイルデータが、ワールドワイドウェブサーバプログラムによって外部装置へ送信される。
【0008】
請求項2記載のファクシミリ装置は、請求項1記載のファクシミリ装置において、前記状態記憶手段に記憶される自己のファクシミリ装置の状態は、自己のファクシミリ装置のトナー残量と、自己のファクシミリ装置が他のファクシミリ装置からファクシミリデータを受信した場合にその受信データが記憶されるメモリのメモリ残量と、前記外部装置から送信指示されたデータの送信状態とのうち、少なくとも1以上を有している。
【0009】
【0010】
請求項3記載のファクシミリ装置は、請求項1または2に記載のファクシミリ装置において、前記ワールドワイドウェブサーバプログラムは、前記ファイルデータを要求するコ マンドの送信元である前記外部装置に対し前記ファイルデータを送信した後、前記受信手段によって前記外部装置から所定の処理を実行するコマンドを受信すると、その処理を実行させると共に、その処理の実行後に、前記状態記憶手段の記憶状況に応じて前記更新手段により更新されたファイルデータを前記外部装置へ送信するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、図1から図4までの添付図面を参照して説明する。本実施例では、モデム機能やコピー機能、ファクシミリ機能などの多くの機能を1台に備えた多機能周辺装置(MFD(Multi Function Device))1(図1参照)を用いて説明する。
【0012】
図1に、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と称す)50が接続されたMFD1の外観斜視図を示す。MFD1の本体2の側部には、受話器3が取り付けられている。受話器3は、非通話時には本体2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時にはフックから取り上げられて使用される。前者をオンフック状態、後者をオフフック状態と称している。
【0013】
本体2の上面前部には複数のキー4aを備えた操作パネル4が設けられ、操作パネル4の左後部には、液晶表示器(LCD)5が設けられている。MFD1は、この操作パネル4上に設けられた複数のキー4aが押下されて操作されると共に、その操作状態や操作手順などがLCD5へ表示される。
【0014】
操作パネル4及びLCD5の後部には原稿挿入口6が設けられている。ファクシミリ動作時に他のファクシミリ装置へ送信される原稿やコピー動作時に複写されるコピー原稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入される。原稿挿入口6へ挿入された原稿は、その原稿画像がスキャナ22(図2参照)により画像データとして読み取られた後に、本体2の前面であって操作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出される。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給され、プリンタ25(図2参照)によって印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設けられた記録紙排出口8から排出される。
【0015】
本体2の一側面には、着呼に伴う呼出音を鳴動するためのスピーカ28が設けられている。また、本体2の背面には、接続ポートとしてのPC(パーソナルコンピュータ)用インターフェイス33(図2参照)のコネクタ(図示せず)が設けられている。MFD1は、このPC用インターフェイス33に接続されたケーブル34を介して、PC50と接続されている。なお、MFD1とPC50との接続は、必ずしもケーブル34に限られるものではなく、赤外線などの光信号により接続することも可能である。
【0016】
図2は、MFD1の電気的構成を示したブロック図である。MFD1には、CPU11、ROM12、EEPROM13、RAM14、画像メモリ15、音声メモリ16、PC用インターフェイス33、音声LSI17、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下「NCU」と称す)19、モデム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部23、復号化部24、プリンタ25、操作パネル4、LCD5及びアンプ27が設けられ、これらはバスライン30を介して互いに接続されている。
【0017】
NCU19は回線制御を行うためのものであり、MFD1はこのNCU19を介して電話回線31に接続されている。NCU19は、交換機29から送られる呼出信号や相手側装置(発信者)の電話番号(発信者番号)を示す信号などの各種信号を受信するとともに、操作パネル4上のキー4a操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機29へ送信したり、更には通話時におけるアナログ音声信号の送受信を行うものである。
【0018】
CPU11は、NCU19を介して送受信される各種信号に従って、バスライン30により接続された各部を制御し、ファクシミリ動作や電話動作、即ち、データ通信を実行するものである。ROM12は、このMFD1で実行される制御プログラム12aやHTTPサーバプログラム12bなどを格納した書き換え不能なメモリである。なお、図3に示すフローチャートのプログラムは、制御プログラム12aの一部としてROM12内に記憶されている。
【0019】
HTTPサーバプログラム12bは、Hyper Text Transfer Protocol(略して「HTTP」)というプロトコルに従ってワールドワイドウェブ(World Wide Web)(以下、単に「WWW」と称す)サーバ(MFD1)を制御するためのプログラムである。具体的に説明すると、HTTPサーバプログラム12bは、ケーブル34を介して接続されたPC50から送られるコマンドを解読するためのプログラムである。解読の結果、PC50から送られるコマンドがHTMLファイルメモリ13bに記憶されているファイルデータの送信を要求するコマンドである場合には、HTTPサーバプログラム12bは、後述するHTMLファイルメモリ13bに記憶されているファイルデータをPC50へ送信する。
【0020】
WWWは、インターネット上においてハイパーテキスト形式のホームページ60(図4参照)の情報(ファイルデータ)を検索して閲覧するためのシステムである。ホームページ60の情報は、WWWサーバに記憶されており、そのWWWサーバに記憶されている情報は、WWWブラウザ(以下、単に「ブラウザ」と称す)が搭載されている装置によって閲覧することができる。また、ホームページ60は、Hyper Text Makeup Language(略して「HTML」)というマークアップ言語によって構成されている。マークアップ言語はインターネットで送受信される情報(文書)を整形するためのものであり、HTMLはマークアップ言語の1種類である。このHTMLを使用して、後述するHTMLファイルメモリ13b内のデータは作成されている。
【0021】
EEPROM13は書換可能な不揮発性のメモリであり、EEPROM13へ記憶されたデータは、MFD1の電源オフ後も保持される。このEEPROM13には、ステータスメモリ13aとHTMLファイルメモリ13bとが設けられている。
【0022】
ステータスメモリ13aは、刻々と変化するMFD1の状態を記憶するためのメモリである。具体的に、このステータスメモリ13aには、MFD1のトナー残量を示すトナー残量データ、画像メモリ15のメモリ残量を示すメモリ残量データ、発信者ID、及び、MFD1から送信される画像データの送信状態が記憶されている。このステータスメモリ13aに記憶されているMFD1の状態は、ブラウザによってPC50から送られるコマンド、即ち、HTMLファイルメモリ13bに記憶されているファイルデータの送信を要求するコマンドを受信した場合に、HTTPサーバプログラム12bによって、HTMLファイルメモリ13bにファイルデータとして書き込まれ、PC50へ送信されるのである。
【0023】
HTMLファイルメモリ13bは、HTMLを使用して作成された複数のファイルデータを記憶するためのメモリである。このHTMLファイルメモリ13bに記憶されているファイルデータは、ブラウザによってPC50から送られるコマンド、即ち、ファイルデータの送信を要求するコマンドを受信した場合に、HTTPサーバプログラム12bによってPC50へ送信される。PC50へ送信されたファイルデータは、PC50に搭載されているブラウザによって解読され、ホームページ60(図4参照)を構成する一情報として液晶ディスプレイなどに表示される。
【0024】
RAM14は、MFD1の各動作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。画像メモリ15は、通信履歴、画像データ及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメモリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。電話回線31,32を介して接続されている相手側装置から受信された画像データは、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ25によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ15から消去される。また、後述するスキャナ22によって原稿表面の文字や図形は画像データとして読み取られるが、この読み取られた画像データも画像メモリ15に記憶される。画像メモリ15に記憶された画像データは、その画像データの送信先である他のファクシミリ装置へ送信されるか、或いは、PC50の使用者によってPC50の液晶ディスプレイに表示されたホームページ60中における「削除」79,90がクリックされることにより、この画像メモリ15から消去される。
【0025】
音声メモリ16は、相手側装置へ送出される応答メッセージや、相手側装置から送られてきた入来メッセージを記憶するためのメモリである。画像メモリ15と同様に、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。音声メモリ16に記憶された入来メッセージは、操作パネル4を介して消去操作がなされることにより、或いは、相手側装置から送られる消去コマンドを受信することによって、消去される。
【0026】
音声LSI17は、NCU19によって受信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する音声認識処理と、MFD1の内部で生成されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、NCU19やスピーカ28(アンプ27)へ出力する音声合成処理とを行うためのものである。
【0027】
PC用インターフェイス33は、例えば、セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイスである。MFD1は、そのインターフェイス33に接続されたケーブル34によってPC50とパラレル接続されている。MFD1は、このケーブル34を介して、PC50との間で通信データや各種コマンドの送受信を行っている。
【0028】
モデム20は、画像データや音声データなどの通信データを変調及び復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものであり、バッファ21は、相手側装置との間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一時的に格納するためのものである。スキャナ22は、原稿挿入口6に挿入された原稿表面の文字や図形を画像データとして読み取るためのものである。符号化部23は、スキャナ22により読み取られた画像データの符号化を行うものである。復号化部24は、バッファ21または画像メモリ15に記憶された画像データを読み出して、これを復号化するものであり、復号化されたデータは、プリンタ25により記録紙に印刷される。アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピーカ28を鳴動して、呼出音や音声を出力するためのものである。
【0029】
このように構成されたMFD1は、NCU19を介して、電話回線31に接続されている。電話回線31は、MFD1側の交換機29に接続されており、この交換機29は、電話回線32、及び、他の電話回線もしくはファクシミリ通信網などを介して、他の交換機に接続されている。他の交換機は、更に、電話回線を介して相手側装置に接続されている。
【0030】
次に、図3のフローチャートを参照して、上記のように構成されたMFD1の動作について説明する。図3に示すように、MFD1では、まず、ブラウザを搭載したPC50から送られるコマンドを受信したか否かを判断し(S1)、受信していれば(S1:Yes)、HTTPサーバプログラム12bを実行する(S2)。これにより、S1の処理で受信したコマンドがHTTPサーバプログラム12bにより解読される。解読の結果、そのコマンドがHTMLファイルメモリ13bに記憶されているファイルデータの送信を要求するコマンドであれば、HTTPサーバプログラム12bは、該当するファイルデータをPC50へ送信する。
【0031】
なお、PC50へ送信要求のあったファイルデータが、MFD1の状態に関するものである場合には、ステータスメモリ13aに記憶される該当する状態がファイルデータに変換されて、HTMLファイルメモリ13bにファイルデータとして書き込まれ、そのファイルデータがPC50へ送信される。これにより、PC50へはMFD1の最新の状態がファイルデータとして送られるのである。なお、MFD1の状態に関するものとしては、前記したステータスメモリ13aに記憶されるトナー残量データ、メモリ残量データ、発信者ID、及び、MFD1の送信状態などがある。
【0032】
S2の処理の終了後、又は、S1の処理においてブラウザを搭載したPC50から送られるコマンドを受信しなければ(S1:No)、MFD1における各処理を実行する(S3)。S3の各処理としては、画像メモリ15に記憶されている画像データを相手側装置へ送信する送信処理や、相手側装置から送られる画像データを受信して画像メモリ15に記憶する受信処理、原稿表面の文字や図形を画像データとして読み取って記録紙へ印刷するコピー処理、或いは、電話処理などが実行される。各処理(S3)の実行後は、再度、処理をS1へ移行して、ブラウザを搭載したPC50から送られるコマンドを受信したか否かを判断する。
【0033】
図4は、PC50の液晶ディスプレイに表示されるホームページ60の概略図である。図3のS2の処理におけるHTTPサーバプログラム12bによって、PC50へ送信されたファイルデータは、PC50に搭載されているブラウザによって解読されて、ホームページ60を構成する一情報として液晶ディスプレイに表示される。
【0034】
図4に示すように、このホームページ60の上端部には、左から順に「状態項目」61、「状態」62、「詳細」63の各欄が、また「状態項目」61の下方には、上から順に「トナー残量」64、「メモリ残量」65、「発信者ID」66の各欄がそれぞれ表示されている。
【0035】
「トナー残量」64の右には「30%」67が表示されている。この表示67は、MFD1のトナー残量が30%であることを示している。「30%」の欄67がPC50の使用者によってクリックされると、HTTPサーバプログラム12bによって制御プログラム12aが作動され、ステータスメモリ13aに記憶されている最新のトナー残量データが、HTMLファイルメモリ13bにファイルデータとして書き込まれる。即ち、トナー残量に関するファイルデータが更新されるのである。更新後、その更新されたファイルデータが、HTTPサーバプログラム12bによってPC50へ送信される。PC50へ送信されたファイルデータはブラウザによって表示されるので、ステータスメモリ13aに記憶されているトナー残量データに変化があれば、欄67の表示は「30%」から他の値へ変化する。
【0036】
同様に、「メモリ残量」65の右には「45.3%」69が表示されており、画像メモリ15のメモリ残量が45.3%であることを示している。更に欄69の右には「1.23MB」70が表示されており、画像メモリ15のメモリ残量が1.23MBであることを示している。「45.3%」の欄69がクリックされると、「30%」の欄67がクリックされた場合と同様に、ステータスメモリ13aに記憶されている最新のメモリ残量データ(画像メモリ15のメモリ残量をパーセント(%)で表したデータ)が、ホームページ60上に表示される。「1.23MB」の欄70がクリックされた際にも、同様である。
【0037】
「発信者ID」66の右には順に「Brother」71と「変更→」72の各欄が表示されている。欄71は、MFD1のID(Identification)を表したものであり、この欄71のIDの表示は、「変更→」の欄72がクリックされることにより、「トナー残量」場合と同様に変更される。
【0038】
「発信者ID」66の下には「送信予約リスト」73が表示され、その欄73の下には、MFD1から他のファクシミリ装置へ送信される画像データの送信状態が表示されている。即ち、「送信予約リスト」73の下には、左から順に「相手先」74、「状態」75、「処理」76の各欄がそれぞれ表示されている。「相手先」74の下には、画像メモリ15に記憶されている画像データの送信先77、即ち、ステータスメモリ13aに記憶されている送信先77が表示されている。具体的には、「023-124-3334」、「SisterIndustries」、「03-2345-3345」が表示されている。これらの送信先77の右には、送信状態78、即ち、「話し中」、「通信中」、「待機中」のいずれかが表示されている。更に、送信状態78の右には、MFD1から送信する画像データに対する処理76の内容、即ち、「削除」79、「詳細表示」80、「至急」81の3つが表示されている。
【0039】
「削除」の欄79がPC50の使用者によってクリックされると、HTTPサーバプログラム12bによって制御プログラム12aが作動され、クリックされた「削除」の欄79と同行に表示されている該当する画像データの削除処理が行われる。この削除処理の実行後は、実行後の状態に基づいてHTMLファイルメモリ13bのファイルデータが更新され、その更新されたファイルデータが、HTTPサーバプログラム12bによってPC50へ送信される。これにより、クリックされた「削除」の欄79の表示と共に、同行に表示されている送信先77と送信状態78との表示がホームページ60上から消去され、ホームページ60の内容が更新される。
【0040】
また、「詳細情報」の欄80がクリックされると、その「詳細情報」の欄80と同行に表示されている該当する画像データに関する詳細情報がPC50に表示される。この詳細情報としては、例えば、画像データをMFD1から送信先77へ最初に送信した日時などがある。更に、「至急」の欄81がクリックされると、その「至急」の欄81と同行に表示されている該当する画像データが最優先に送信される。
【0041】
なお、送信先77、送信状態78、処理内容79,80,81の欄の下には、「未送信レポート」82が表示されている。この「未送信レポート」の欄82の下には、画像データの送信を数回試みたにも拘わらず、送信エラーとなったものの情報が表示されている。即ち、「未送信レポート」の欄82の下には、左から順に「相手先」83、「結果」84、「処理」85の各欄がそれぞれ表示されており、更にその下には、対応する状態86〜90がそれぞれ表示されている。これらの欄86〜90をクリックした場合におけるMFD1の動作は、「送信予約リスト」の欄75の下方に表示される各欄77〜81をクリックした場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0042】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0043】
例えば、本実施例では、WWWサーバプログラムとしてHTTPサーバプログラム12bを用いた。即ち、HTTPというプロトコルに従ってMFD1を制御するためのプログラムによって、ブラウザが搭載されたPC50へMFD1の状態を送信していた。しかしながら、WWWサーバプログラムは、必ずしも、HTTPサーバプログラム12bに限られるものではなく、WWWのシステム上で処理することができるプロトコルであれば、JAVAなど他のプロトコルを用いるようにしても良い。
【0044】
また、ブラウザを備えた装置(本実施例ではPC50)から送られるコマンドの受信方式は、MFD1が、例えばローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワークに接続されていれば、そのネットワークを経由して受信するように構成しても良いし、更に、電話回線を介して受信するように構成しても良いのである。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載のファクシミリ装置によれば、ワールドワイドウェブブラウザによって外部装置から送られたコマンドが、ファイルデータの送信を要求するコマンドであれば、ワールドワイドウェブサーバプログラムによって、そのコマンドに対応するファイルデータが外部装置へ送信される。ワールドワイドウェブブラウザは、インターネット上にある情報(ワールドワイドウェブサーバに記憶されている情報)を閲覧するためのソフトであり、インターネットと伴に広く普及している。よって、多くの外部装置は該ブラウザを既に搭載しているので、本ファクシミリ装置のファイルデータを参照などするために、ファクシミリ装置毎に異なるFAX制御プログラムを外部装置に追加搭載する必要がないという効果がある。
【0046】
このため、一台の外部装置に2機種以上のファクシミリ装置を接続する場合にも、その外部装置にFAX制御プログラムを追加搭載する必要がないので、その分、外部装置のメモリを有効に使用することができるという効果がある。また、ワールドワイドウェブブラウザを使用して各ファクシミリ装置を操作することにより、その操作方法も統一されるので、一台の外部装置に2機種以上のファクシミリ装置が接続された環境下においても、外部装置の使用者の操作性を向上することができるという効果がある。
【0047】
更に、ワールドワイドウェブブラウザは一般に普及しており、市場にも数多く出回っている。よって、本ファクシミリ装置の製造メーカは、外部装置に搭載されるFAX制御プログラムをファクシミリ装置の開発毎に作成する必要がないので、その分、ファクシミリ装置の開発期間を短縮できると共に、開発コストを低減することができるという効果がある。
【0048】
更に、ワールドワイドウェブブラウザによって外部装置から送られたコマンドが、本ファクシミリ装置の状態に関するファイルデータの送信を要求するコマンドであれば、更新手段により更新されたファクシミリ装置の状態に関するファイルデータが、ワールドワイドウェブサーバプログラムによって外部装置へ送信される。よって、本ファクシミリ装置の更新された状態を外部装置へ報せることができるという効果がある。
請求項2記載のファクシミリ装置によれば、請求項1に記載のファクシミリ装置の奏する効果に加え、更に、本ファクシミリ装置のトナー残量と、本ファクシミリ装置が他のファクシミリ装置からファクシミリデータを受信した場合にその受信データが記憶されるメモリのメモリ残量と、外部装置から送信指示されたデータの送信状態とのうち、少なくとも1以上の状態を、外部装置からワールドワイドウェブブラウザを用いて外部装置へ報せることができるという効果がある。
【0049】
請求項3記載のファクシミリ装置によれば、請求項1または2に記載のファクシミリ装置の奏する効果に加え、ワールドワイドウェブサーバプログラムは、ファイルデータを要求するコマンドの送信元である外部装置に対しファイルデータを送信した後、更に、その外部装置から所定の処理を実行するコマンドを受信した場合には、その処理を実行させると共に、その処理の実行後に、状態記憶手段の記憶状況に応じて更新手段により更新されたファイルデータを外部装置へ送信する。よって、本ファクシミリ装置の最新の状態を、コマンドの送信元である外部装置へ報せることができるという効果がある。また、ワールドワイドウェブブラウザを搭載した外部装置であれば、その外部装置にFAX制御プログラムが搭載されていなくても、その外部装置から本ファクシミリ装置に所定の処理を実行させて、本ファクシミリ装置を制御することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である多機能周辺装置にパーソナルコンピュータを接続した状態を示す斜視図である。
【図2】 上記パーソナルコンピュータを接続した多機能周辺装置の電気的構成を示したブロック図である。
【図3】 多機能周辺装置で実行される処理を示したフローチャートである。
【図4】 パーソナルコンピュータの液晶ディスプレイに表示されるホームページの概略図である。
【図5】 従来技術におけるパーソナルコンピュータを接続したファクシミリ装置の電気的構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 多機能周辺装置(MFD)(ファクシミリ装置)
12a 制御プログラム(更新手段)
12b HTTPサーバプログラム(ワールドワイドウェブサーバプログラム)
13a ステータスメモリ(状態記憶手段)
13b HTMLファイルメモリ(データ記憶手段)
15 画像メモリ
33 パーソナルコンピュータ(PC)用インターフェイス(受信手段)
50 パーソナルコンピュータ(PC)(外部装置)
64,67 トナー残量
65,69,70 メモリ残量
78 データの送信状態
Claims (3)
- ファイルデータを記憶するデータ記憶手段と、
自己のファクシミリ装置の状態を記憶する状態記憶手段と、
その状態記憶手段の記憶状況に応じて前記データ記憶手段に記憶されているファイルデータを更新する更新手段と、
ワールドワイドウェブブラウザを備えた外部装置から送られるコマンドを受信する受信手段と、
その受信手段により受信されたコマンドが自己のファクシミリ装置の状態の送信を要求するコマンドである場合に、前記データ記憶手段に記憶されている前記更新手段により更新されたファイルデータを前記外部装置へ送信するワールドワイドウェブサーバプログラムとを備えていることを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記状態記憶手段に記憶される自己のファクシミリ装置の状態は、自己のファクシミリ装置のトナー残量と、自己のファクシミリ装置が他のファクシミリ装置からファクシミリデータを受信した場合にその受信データが記憶されるメモリのメモリ残量と、前記外部装置から送信指示されたデータの送信状態とのうち、少なくとも1以上を有していることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
- 前記ワールドワイドウェブサーバプログラムは、前記ファイルデータを要求するコマンドの送信元である前記外部装置に対し前記ファイルデータを送信した後、前記受信手段によって前記外部装置から所定の処理を実行するコマンドを受信すると、その処理を実行させると共に、その処理の実行後に、前記状態記憶手段の記憶状況に応じて前記更新手段により更新されたファイルデータを前記外部装置へ送信することを特徴とする請求項1または2に記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25335798A JP3678017B2 (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP25335798A JP3678017B2 (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | ファクシミリ装置 |
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