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JP3676443B2 - 情報再生装置及び情報再生方法 - Google Patents

情報再生装置及び情報再生方法 Download PDF

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JP3676443B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声、音楽等のオーディオ情報、カメラ、ビデオ機器等から得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等から得られるディジタルコードデータ、等を含めた所謂マルチメディア情報を光学的に読み取り可能なドットコードの形で記録した紙等の情報記録媒体から上記ドットコードを光学的に読み取って元のマルチメディア情報を再生する情報再生装置及び情報再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より音声や音楽等を記録する媒体として、磁気テープや光ディスク等、種々のものが知られている。しかし、これらの媒体は、大量に複製を作ったとしても単価はある程度高価なものとなり、またその保管にも多大な場所を必要としていた。さらには、音声を記録した媒体を、遠隔地にいる別の者に渡す必要ができた場合には、郵送するにしても、また直に持って行くにしても、手間と時間がかかるという問題もあった。これらの問題は、オーディオ情報以外のカメラ、ビデオ機器等から得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等から得られるディジタルコードデータ、等をも含めた所謂マルチメディア情報全体に関しても同様であった。
【0003】
そこで、本発明の出願人は、オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報を、ファクシミリ伝送が可能で大量の複製が安価に可能な画像情報即ち符号化情報として、ドットコードの形で紙等の情報記録媒体に記録するシステム及びそれを再生するための情報再生システムを発明し、特願平5−260464号として出願している。
【0004】
この特許出願の情報再生システムでは、情報記録媒体上のドットコードを光学的に読み取って再生する情報再生装置を、手で保持し、記録されているドットコードに沿って記録媒体上を手動で走査することによって読み取る方法が開示されている。
【0005】
また、このドットコードを高精度に読み取る方法が、特願平6−274272号及び、特願平6−313698号に開示されている。この特許出願の情報再生システムでは、ドットコードがマーカ、パターンコード、ブロックアドレス及び、ユーザデータから成るブロックで構成されており、パターンコード内のパターンドット群及びマーカの予め決められた位置関係と、光学的に読み取られたこのパターンドット群の位置関係との誤差が最小になるブロック基準点(マーカ真中心)を求めることで高精度にブロック基準点が算出でき、このブロック基準点を用いてユーザデータの読取位置を高精度に算出する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記情報再生システムにおいても、ドットコードパターン自体の記録密度の向上に伴って、光学的に読み取る情報再生装置を手動で走査するときの読み取り部と記録面との傾きや、光学系自体の歪みの影響を受け、読み取りエラーが多くなるという問題が発生する。上記特許出願による情報再生装置及び情報記録媒体には、このような傾きや歪みに対する十分な配慮がなされていなかった。
【0007】
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、手動走査による読み取り部と記録面との傾きや光学系自体の歪みが発生しても、ドットコードの形で記録された情報を確実に再生できる情報再生装置及び情報再生方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る情報再生装置は、オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含む情報が光学的に読み取り可能なドットコードの形で記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記ドットコードを光学的に読み取って上記情報を再生する情報再生装置において、上記情報のデータに応じて複数のドットが配列されたユーザデータ領域と、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を決定する基準座標に対して予め決められた位置関係に配置された複数のパターンドットと、を有するドットコードを撮像する撮像手段と、上記撮像手段で撮像されたドットコードのイメージデータから、上記複数のパターンドットを検出する検出手段と、上記検出手段で検出されたパターンドットに重みを付加する重み付加手段と、上記予め決められた位置関係と上記検出手段で検出された複数の各パターンドットの位置との誤差を表わす評価関数を、上記重み付加手段により付加された重みを付けて最小にすることによって、上記基準座標を算出する基準座標算出手段と、上記基準座標算出手段で算出された基準座標より、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を算出する読取座標算出手段と、上記読取座標算出手段で算出された読取座標に対応する位置の上記イメージデータの画素を判定して、対応するデータを出力する判定手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る情報再生装置は、オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含む情報が光学的に読み取り可能なドットコードの形で記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記ドットコードを光学的に読み取って上記情報を再生する情報再生装置において、上記情報のデータに応じて複数のドットが配列されたユーザデータ領域と、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を決定する基準座標に対して予め決められた位置関係に配置された複数のパターンドットと、を有するドットコードを撮像する撮像手段と、上記撮像手段で撮像されたドットコードのイメージデータから、上記複数のパターンドットを検出する検出手段と、上記検出手段で検出された複数の各パターンドットのドット中心位置を通る曲線をN次曲線で近似して、上記予め決められた位置関係により上記基準座標を算出する基準座標算出手段と、上記基準座標算出手段で算出された基準座標より、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を算出する読取座標算出手段と、上記読取座標算出手段で算出された読取座標に対応する位置の上記イメージデータの画素を判定して、対応するデータを出力する判定手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る情報再生方法は、オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含む情報が光学的に読み取り可能なドットコードの形で記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記ドットコードを光学的に読み取って上記情報を再生する情報再生方法において、上記情報のデータに応じて複数のドットが配列されたユーザデータ領域と、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を決定する基準座標に対して予め決められた位置関係に配置された複数のパターンドットと、を有するドットコードを撮像し、上記撮像されたドットコードのイメージデータから、上記複数のパターンドットを検出し、上記検出されたパターンドットに重みを付加し、上記予め決められた位置関係と上記検出された複数の各パターンドットの位置との誤差を表わす評価関数を、上記付加された重みを付けて最小にすることによって上記基準座標を算出し、上記算出された基準座標より、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を算出し、上記算出された読取座標に対応する位置の上記イメージデータの画素を判定して、対応するデータを出力することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る情報再生方法は、オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含む情報が光学的に読み取り可能なドットコードの形で記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記ドットコードを光学的に読み取って上記情報を再生する情報再生方法において、上記情報のデータに応じて複数のドットが配列されたユーザデータ領域と、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を決定する基準座標に対して予め決められた位置関係に配置された複数のパターンドットと、を有するドットコードを撮像し、上記撮像されたドットコードのイメージデータから、上記複数のパターンドットを検出し、上記検出された複数の各パターンドットのドット中心位置を通る曲線をN次曲線で近似して、上記予め決められた位置関係により上記基準座標を算出し、上記算出された基準座標より、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を算出し上記算出された読取座標に対応する位置の上記イメージデータの画素を判定して、対応するデータを出力することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する前に、まず、本発明の理解を助けるために、ドットコードのコードパターン及び、従来の情報再生装置におけるドットコード読取手段について説明する。
【0022】
図2は、ドットコードのコードパターンの構成を示す図である。
【0023】
同図(a)に示すように、ドットコード10はデータの内容に応じて配列された複数のドットから構成されるブロック12を複数配列した構成となっている。すなわち、所定単位毎のデータであるブロック12が集合して配列されている。1つのブロック12は、同図(b)に示すようにマーカ14、パターンコード16、アドレスコード18、及びユーザデータ19とから成っている。
【0024】
ドットコード10を構成するブロック12は2次元に配列されており、ブロック12には各々アドレスコード18が付加されている。このアドレスコード18には、ブロック12の通し番号が付いている。例えば、図2(a)に示したドットコード10において一番左下のブロックのアドレスを1とすると、その上のブロックのアドレスは2、さらに、その上のブロックのアドレスは3といった具合である。これは、ユーザデータ19をブロック単位で再構成する場合のデータ順を表す。
【0025】
マーカ14は、ブロック12の4隅がマーカ14の中心になるように配置されており、ブロック領域の判別に使用される。図2(a)に示したドットコード10においてはブロック12が密に配置されており、ドットコード10の4隅に位置するマーカ以外はすべて、複数のブロックを掛け持っている。これらのマーカ14は、各々のブロック12の境界のおおまかな位置を算出するのに用いられる。
【0026】
パターンコード16は、ブロック12の上下の辺上に配置されており、ブロック12の4隅の座標位置(マーカ14の中心座標)を高精度に求めるために用いられる。
【0027】
図3は、従来の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0028】
撮像部20により撮像されたドットコード10は2値化部22で2値化され、2値イメージとしてメモリ24に記憶される。マーカ検出部26は、このメモリ24に記憶されたイメージのドットコード中からマーカ14のみを抽出する。抽出の方法には、イロージョン処理とラベリング処理が用いられる。
【0029】
ここで、イロージョン処理とは、注目画素に対して所定の大きさのマスク、例えば3×3画素分のマスクを掛けたときに、マスク内の画素が全て黒画素であれば注目画素は黒画素に、またマスク内に1つでも白画素があれば注目画素は白画素に変換していく処理である。
【0030】
このようなイロージョン処理を、メモリ24に記録された2値イメージに対して行うと、小さなドットで構成されるパターンコード16、アドレスコード18、及びユーザデータ19は消えてしまい、マーカ14の領域のみを残すことができる。
【0031】
そして、残った画素をまとまり毎に順次ラベリングし、同一のラベルがふられている存在領域を求める。この存在領域を、イロージョンによって縮退した分として拡大しマーカ存在エリアとする。
【0032】
マーカ概中心算出部28は、各マーカ存在エリア毎の黒画素の重心を算出し、これをマーカ概略中心として、パターンコード16の読み取りの際の基準点とする。
【0033】
パターンコード検出部30は、ペアをなす2つのマーカ14の概略中心を結んだ線分の周辺を検索し、黒画素のまとまりを検出する。パターンコードドット中心算出部32は、検出されたパターンコード16の各ドットの黒画素のまとまりの重心を算出し、これをパターンドット中心とし、ブロック基準点(マーカ真中心座標)を算出する基準点とする。
【0034】
マーカ真中心算出部34は、上記マーカ概略中心の相対座標の誤差と、算出した上記パターンドット中心群の相対座標の誤差が最小となるようなマーカ中心を算出し、これをマーカ真中心として、アドレスコード18及び、ユーザデータ19を読み取る際の基準点とする。
【0035】
データ読取座標算出部36は、1つのブロック12の4隅に位置するマーカ真中心を結んだブロックの境界である4つの線分を等分割し、向かい合った2組の線分の対応する各分割点を結んだ線分が交わる交点をデータ読取座標とする。
【0036】
読取画素白黒判定部38は、上記データ読取座標に対応するメモリ24に記録されているイメージのうち、まず最初に、アドレスコード18の対応する画素位置を読み込む。このアドレスコード18の対応する画素位置の読み込みが終了すると、アドレスエラー訂正を施し、続いて上記イメージのうち、ユーザデータ19の読取位置座標の対応する画素位置を読み込む。そして、読み込んだ上記アドレスコード18のデータとともに、上記ユーザデータ19のデータを不図示の別のデータメモリに出力する。ここで、ユーザデータ19のデータに記録変調が施されている場合は、復調してメモリに格納する。
【0037】
ここで、上記読取画素白黒判定部38は、メモリ24に記録されているイメージのうち、画素位置が白画素である場合はビット“0”を、黒画素である場合はビット“1”を出力する。以上が、ドットコード及び、従来の情報再生装置におけるドットコード読取手段の概要である。
【0038】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0039】
図1は、本発明に係る第1の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0040】
同図において、撮像部100で光学的に撮像されたドットコード10は2値化部102にて2値化され、メモリ104に2値イメージとして記録される。マーカ検出部106は、このメモリ104に記録されたイメージから、マーカ14の検出を行う。この検出の手段には、従来の方法を用いる。マーカ概中心算出部108は、上記イメージから検出されたマーカ14の領域よりマーカ14の重心を算出し、これをマーカ概略中心とする。
【0041】
パターンコード検出部110は、マーカ対で挟まれたパターンコード16中の各ドット(パターンコードドット)をメモリ104に格納されているイメージから検出する。続いて、パターンコードドット中心算出部112は、検出されたパターンコードドット領域の黒画素のかたまりの重心を算出し、これをパターンドット中心とする。
【0042】
N次曲線近似算出部114は、マーカ対間で算出された複数のパターンドット中心位置がN次曲線、例えば、2次あるいは3次曲線上にあるとして、パターンドット中心位置とN次曲線との距離の2乗誤差が最小になる曲線の方程式を算出する。
【0043】
今、例として3次曲線を次のように定義する。
【0044】
【数1】
Figure 0003676443
【0045】
この場合、以下の連立方程式から係数a,b,c,dが定まる。
【0046】
【数2】
Figure 0003676443
【0047】
マーカ真中心算出部116は、この3次曲線上の点とマーカ概略中心との距離が最小になる点を算出し、これをマーカ真中心とする。
【0048】
具体的なマーカ真中心の算出方法は次の通りである。
【0049】
まず、3次曲線上の点とマーカ概略中心との距離Dの2乗は次のように表すことができる。
【0050】
【数3】
Figure 0003676443
【0051】
ここで、この距離Dの2乗をxで微分したものが0になるとき、距離が最小となる。これを以下に示す。なお、(X,Y)はマーカ概略中心を示す。
【0052】
【数4】
Figure 0003676443
【0053】
この式4の方程式は、以下のように5次方程式になる。
【0054】
【数5】
Figure 0003676443
【0055】
この方程式の解は、ニュートンラプソン法などを用いて算出が可能である。初期値をマーカ概略中心のx座標とすれば、上記方程式の解の近傍であるため繰り返し回数を2,3回に固定しても十分な精度が得られる。
【0056】
次に、ニュートンラプソン法を説明する。以下に示す式6の計算を繰り返し、“|xn+1 −xn |<D”となるxn+1 を方程式の解とする。ここで、nは自然数である。
【0057】
【数6】
Figure 0003676443
【0058】
データ読取座標算出部118は、ブロックの4隅に対応する算出されたマーカ真中心座標を結び、ブロックの境界線分を得て、この線分を予め決められたサンプリング数に相当する数に等分割する等分割点を求める。ブロックの境界線分の2組の向い合った線分の等分割点を、マーカ真中心に近い方から順に各々結ぶ。そして、データ読取座標算出部118は、これらの線分の交点をデータ読取座標として読取画素白黒判定部120に出力する。
【0059】
読取画素白黒判定部120は、メモリ104に記録されている2値イメージのうち、算出された上記データ読取座標に対する画素が白画素であるか黒画素であるかを判定する。そして、白画素である場合はビット“0”、黒画素である場合はビット“1”を出力する。データを読み取る順番は、アドレスコード18、ユーザデータ19の順番であり、順次、不図示のアドレスエラー訂正部、データ復調部へ出力される。
【0060】
以上説明したように本第1の実施の形態においては、撮像したドットコードが歪んだ場合でも、より高精度にマーカ真中心を求めることが可能であり、精度良くデータ読取位置を算出することが可能となる。
【0061】
図4は、本発明に係る第2の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0062】
同図において、撮像部200で光学的に撮像されたドットコード10は2値化部202で2値化され、メモリ204に2値イメージとして記録される。マーカ検出部206は、このメモリ204に記録されたイメージから、マーカ14の検出を行う。この検出の手段には、従来の方法を用いる。マーカ概中心算出部208は、上記イメージから検出されたマーカ14の領域よりマーカ14の重心を算出し、これをマーカ概略中心とする。
【0063】
パターンコード検出部210は、マーカ対で挟まれたパターンコード16中の各ドット(パターンコードドット)をメモリ204に格納されているイメージから検出する。続いて、パターンコードドット中心算出部212は、検出されたパターンコードドット領域の黒画素のかたまりの重心を算出し、これをパターンドット中心とする。
【0064】
パターンコードドット重み付加部214は、上記マーカ概略中心の座標と複数のパターンドット中心座標との間の距離を求める。
【0065】
ここで、上記距離は2乗距離でも良いし、|X−xi |+|Y−yi |で定義してもよい。(X,Y)はマーカ概略中心座標、(xi ,yi )はi番目のパターンコードドット中心座標を示す。そして、距離の値の大きさにより各パターンコードドットに重みを付ける。例えば、距離1未満の場合には重みは10、距離1以上2未満の場合には重みは8といった具合である。
【0066】
マーカ真中心算出部216は、この重みデータとパターンドット中心座標を受け取り、規定ベクトルへの2乗誤差(評価関数)が最小になるようなマーカ真中心を算出する。
【0067】
上記2乗誤差(評価関数)Eは次のように定義する。
【0068】
【数7】
Figure 0003676443
【0069】
ここで、ωi はパターンコードドットのi番目の重みであり、(xm ′,ym ′)はマーカの真中心座標、ex ′,ey ′は単位ベクトル、Δxi ,Δyi はマーカの概略中心からパターンドット中心座標(xi ,yi )の相対位置である。
【0070】
ところで、評価関数Eを最小にするには、次の4つの偏微分が各々0になれば良い。
【0071】
【数8】
Figure 0003676443
【0072】
この式8に示す4つの方程式より、以下にてマーカ真中心が求まる。
【0073】
【数9】
Figure 0003676443
【0074】
データ読取座標算出部218は、ブロック4隅に対応する算出されたマーカ真中心座標を結び、ブロックの境界線分を得て、この線分を予め決められた数に等分割する、等分割点を求める。ブロックの境界線分の2組の向い合った線分の等分割点を、マーカ真中心に近い方から順に各々結ぶ。そして、データ読取座標算出部218は、これらの線分の交点をデータ読取座標として読取画素白黒判定部220に出力する。
【0075】
読取画素白黒判定部220は、メモリ204に記録されている2値イメージのうち、算出された上記データ読取座標に対する画素が白画素であるか黒画素であるかを判定する。そして、白画素である場合はビット“0”、黒画素である場合はビット“1”の情報として出力する。データを読み取る順番は、アドレスコード18、ユーザデータ19の順番であり、順次、不図示のアドレスエラー訂正部、データ復調部へ出力される。
【0076】
以上説明したように本第2の実施の形態においては、マーカ近傍のパターンコードドットに重点を置いてマーカの真中心を算出するため、撮像したドットコードが歪んだ場合でも、より高精度にマーカ真中心を求めることが可能であり、精度良くデータ読取位置を算出することが可能となる。
【0077】
図5は、本発明に係る第3の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0078】
同図において、撮像部300で光学的に撮像されたドットコード10は多値イメージのままメモリ302に記録される。メモリ302に記録された多値イメージは2値化部304にて2値化され、メモリ306に2値イメージとして記録される。マーカ検出部308は、このメモリ306に記録されたイメージから、マーカ14の検出を行う。この検出の手段には、従来の方法を用いる。マーカ概中心算出部310は、上記イメージから検出されたマーカ14の領域よりマーカ14の重心を算出し、これをマーカ概略中心とする。
【0079】
傾き検出部312は、上記2値イメージのうち、複数のマーカ14のマーカ概略中心の位置座標を受け取り、これらマーカ概略中心群の位置関係から、撮像部300のドットコード記録面に対する傾きを検出して、イメージ修正部314に出力する。
【0080】
この検出では、図6(a)に示すようにイメージ上端のマーカ概略中心間の水平間隔Wu と下端のマーカ概略中心間の水平間隔Wl の比Wu /Wl 、及び右端のマーカ概略中心間の垂直間隔Hr と左端のマーカ概略中心間の垂直間隔Hl の比Hr /Hl を求め、水平、垂直方向の傾きを求める。なお、この傾きと上記水平または垂直間隔の比との関係は予め算出されて、傾き検出部312内の不図示のROMテーブルに格納されている。このとき、ROMテーブルの規模は検出する傾きの精度に依存する。
【0081】
イメージ修正部314は、上記傾き検出部312内のROMテーブルから上記2つの比に対する水平、垂直方向の傾きを受け取り、メモリ302に記録されている多値イメージ及び上記マーカ概略中心座標群に対して上記水平、垂直方向の傾きを打ち消す投影変換を行う。この投影変換は、以下の通り行う。
【0082】
【数10】
Figure 0003676443
【0083】
ここで、x″,x″は撮像されたイメージ上の座標であり、x′,y′は撮像部300の先端の平面上の座標で、x,yはドットコード記録面上の座標である。このドットコード記録面上に撮像イメージが投影変換され、修正イメージが生成される。また、傾きφはx方向の撮像部300の先端に接する平面と、ドットコード記録面との傾きを示し、距離Dは撮像部300の先端からレンズまでの距離を、D′はレンズの焦点距離を、a,bはそれぞれx方向、y方向のCCD解像度に変換する係数を示す。
【0084】
図6(b)は、上記投影変換を説明するための図であり、図中の左図は点Pをy方向から見た図、右図は点Pをx方向から見た図である。すなわち、投影変換は次の手順で行われる。
【0085】
まず、撮像部300とドットコード記録面315との傾きの方向判定が、傾き検出部312で行われる。さらに、この傾きがx方向のみになるように、メモリ302に格納された撮像イメージの回転を行う。この回転処理では、まず撮像部300の先端形状を矩形と考え、この矩形の一辺がドットコード記録面上に接しているものと仮定する。これにより、傾きの方向をx方向に対して、0度、90度、180度、270度と見なすことができ、座標軸の入れ替えと正負の符号を付けるといった簡単な処理で撮像イメージの回転を行うことができる。
【0086】
回転処理が終了した後、修正イメージ座標(x,y)に対する撮像イメージ座標(x″,y″)を上記式10で求める。このとき、撮像イメージは画素で構成されており、撮像イメージ座標は離散値しか取り得ない。そこで、上記式10で得られた座標(x″,y″)が離散座標値以外であった場合、撮像イメージG(x″,y″)をこの隣接する複数の離散座標値の画素値を使って補間を行い、修正イメージF(x,y)とする。ここで、補間は線形補間でも良いし、スプライン補間等でも良い。
【0087】
例えば、隣接4画素を使った線形補間は次の通りである。
【0088】
図7は、上記隣接4画素を使った線形補間を示す図である。
【0089】
同図中のx”,y”はx”,y”の小数点以下を切り捨てた値であり、α,β,γ,δはそれぞれ座標(x”,y”)と(x”,y”)との距離の比率、座標(x”,y”)と(x”+1,y )との距離の比率、座標(x”,y”)と(x”,y”+1)との距離の比率、座標(x”,y”)と(x”+1,y”+1)との距離の比率を表す。
【0090】
【数11】
Figure 0003676443
【0091】
ここで、処理を簡単にするために、x″,y″の精度を0.5画素精度にすることで上記α,β,γ,δはすべて1とすることができ、上記式11を簡単にできる。
【0092】
このイメージ修正部314で修正されたイメージF(x,y)がイメージ修正部314内の不図示のメモリに格納された後、2値化部304に出力され、この2値化部304にて2値化されてメモリ306に記録される。
【0093】
パターンコード検出部316は、メモリ306に格納されている2値化されたイメージ及び、傾きを修正されたマーカ概略中心座標群を受け取り、マーカ対で挟まれたパターンコード16中の各ドット(パターンコードドット)を検出する。続いて、パターンコードドット中心算出部318は、検出されたパターンコードドット領域の黒画素のかたまりの重心を算出し、これをパターンドット中心とする。
【0094】
マーカ真中心算出部320は、複数のパターンドット中心座標を受け取り、規定ベクトルへの2乗誤差(評価関数)が最小になるようなマーカ真中心を算出する。
【0095】
上記2乗誤差(評価関数)Eは上記第2の実施の形態で示した上記式9にて重みωi が全て1の場合に相当し、マーカ真中心座標は次の通りとなる。
【0096】
【数12】
Figure 0003676443
【0097】
データ読取座標算出部322は、ブロック4隅に対応する算出されたマーカ真中心座標を結び、ブロックの境界線分を得て、この線分を予め決められた数に等分割する等分割点を求める。ブロックの境界線分の2組の向い合った線分の等分割点を、マーカ真中心に近い方から順に各々結ぶ。そして、データ読取座標算出部322は、これらの線分の交点をデータ読取座標として読取画素白黒判定部324に出力する。
【0098】
読取画素白黒判定部324は、メモリ306に記録されている2値イメージのうち、算出された上記データ読取座標に対する画素が白画素であるか黒画素であるかを判定する。そして、白画素である場合はビット“0”、黒画素である場合はビット“1”を出力する。データを読み取る順番は、アドレスコード18、ユーザデータ19の順番であり、順次、不図示のアドレスエラー訂正部、データ復調部へ出力される。
【0099】
以上説明したように本第3の実施の形態においては、撮像部の傾きによる撮像されたドットコードの歪みを修正した後でデータ読み取り位置を算出するため、エラーの少ないデータ読み取りが可能となる。
【0100】
図8は、本発明に係る第4の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0101】
同図において、撮像部400で光学的に撮像されたドットコード10は多値イメージのままメモリ402に記録される。ブロック境界線抽出部404は、このメモリ402に記録された多値イメージから、図9(a)に示すようなブロック境界線403aを抽出し、ブロックの4隅に対応するブロック境界線403aの交点座標を検出する。そして、検出した交点座標をブロック基準点とする。
【0102】
上記ブロック境界線の抽出は、既存のエッジ抽出方法により、直線上に連続するエッジのみを求めることで行われる。また、ドットコードの記録を紙面上に行う場合は、境界線のみを磁性インクや、蛍光インク、色の異なるインクで印刷することで、容易に境界線の抽出が行える。
【0103】
ブロック変形推定部406は、上記交点座標を受け取り、ブロックの変形量を算出する。このブロックの変形量の算出では、まずブロックの4辺の長さを求め、最長の辺と最短の辺との差が閾値以下であるか否かを判定する。ここで、閾値以下の場合にはブロックは変形していないとして、変形量=0がイメージ修正部408に出力される。一方、最長の辺と最短の辺との差が閾値以上の場合には、このブロック領域が入る矩形領域でイメージを抽出し、ブロックの最長の辺を基準線として上記抽出矩形領域が撮像部400の先端と接する平面、すなわち、撮像部400のレンズ光軸と垂直な平面に対して直角の方向に傾いたとして、その傾き量により歪み量を定義する。なお、上記基準線は撮像部400のレンズ光軸と垂直な平面上にあるものとする。
【0104】
そのために、まず抽出矩形領域の回転を行い、画素配列に対応した座標系に変換する。変換式は以下の通りである。
【0105】
【数13】
Figure 0003676443
【0106】
図9(b)は、抽出矩形領域の回転を行い、画素配列に対応した座標系に変換するようすを示す図である。
【0107】
同図において、ブロックの最長の辺をx座標軸とし、それと垂直の方向をy座標軸とすると、この座標系により得られる座標は(x,y)となる。さらに、撮像されたイメージの横方向をx′軸、縦方向をy′軸とする座標を(x′,y′)とし、これら二つの座標系の傾きをθとする。
【0108】
上記式13から、変換後の座標(x,y)での画素値を、変換前の座標(x′,y′)での画素値に対応させる。x′,y′が少なくともどちらかが整数でない場合は、座標(x′,y′)の周辺画素を使って画素値の補間を行い算出する。
【0109】
回転が施された抽出領域はx軸がブロックの最長の辺で、それと垂直な方向をy座標とする。このとき、y座標方向に対する抽出領域と、撮像部400の先端と接する平面、すなわち、撮像部400のレンズ光軸と垂直な平面との仮想の傾き量φは、次の式により求めることができる。
【0110】
【数14】
Figure 0003676443
【0111】
図10は、上記仮想の傾き量φによる補正を説明するための図である。
【0112】
同図中の(x″,y″)は仮想の傾き量φにより補正した平面上の座標で、(x,y)は補正前の上記回転が施された直後の平面上の座標である。また、距離Dは撮像部400の先端からレンズまでの距離を示す。
【0113】
ここで、図10の左図は座標(Lx +Wx ,Ly +Wy )をx方向から見た図で、右図は座標(Lx +Wx ,Ly +Wy )をy方向から見た図である。また、(Lx ,Ly )は抽出ブロック領域の原点座標をイメージ上で表現したものであり、Wx ,Wy は抽出ブロック領域のx方向、y方向の幅である。
【0114】
上記傾き量φの算出には、ブロックの4隅に位置するブロック基準点のうち、x軸上にない2点を用いる。これら2点の基準点はそれぞれ座標(x1 ,y1 )と(x2 ,y2 )、さらに、歪みがない理想的なブロックであった場合の座標をx軸上の2点のブロック基準点より算出した座標(x1 ″,y1 ″)と(x2 ″,y2 ″)であり、これら基準点から傾き量φ1 ,φ2 が算出される。そして、傾き量φ1 ,φ2 の平均値を求め、これを傾き量φとする。この傾き量φが、変形量としてブロック変形推定部406からイメージ修正部408へ出力される。
【0115】
上記処理を簡単にするために、回転処理を簡易化することが可能である。この場合、図9(c)のように抽出矩形領域の境界線のどれか、すなわち4つある辺のうちの1辺を傾きの基準線とする。さらに、基準線はこの抽出矩形領域内のブロックの最長の辺と最も近い境界線とする。これにより、回転処理は、x,y座標の入れ替え、或いは正負の符号の反転のみで行える。
【0116】
イメージ修正部408は、メモリ402に格納されたイメージのうち、抽出したブロック境界線とこのブロック境界線で囲まれた領域を上記変形量に従って修正する。この修正は上記傾き量φを補正することで行い、その補正式は次の通りである。
【0117】
【数15】
Figure 0003676443
【0118】
ここで、変換後の座標(x″,y″)と対応する変換前の座標(x,y)が整数でない場合は、周辺画素の補間により補正イメージを生成する。
【0119】
このようにイメージ修正部408にて修正されたイメージは2値化部410で2値化され、2値ブロックイメージとしてメモリ412に記録される。続いて、データ読取座標算出部414は、修正されたブロック境界線の交点座標を結び、ブロックの境界線分を得て、この線分を予め決められた数に等分割する等分割点を求める。ブロックの境界線分の2組の向い合った線分の等分割点を、境界線交点に近い方から順に各々結ぶ。そして、データ読取座標算出部414は、これらの線分の交点をデータ読取座標として読取画素白黒判定部416に出力する。
【0120】
読取画素白黒判定部416は、メモリ412に記録されている2値イメージのうち、算出されたデータ読取座標に対する画素が白画素であるか黒画素であるかを判定する。そして、白画素である場合はビット“0”、黒画素である場合はビット“1”を出力する。データを読み取る順番は、アドレスコード18、ユーザデータ19の順番であり、順次、不図示のアドレスエラー訂正部、データ復調部へ出力される。
【0121】
以上説明したように本第4の実施の形態においては、撮像部に撮像されたドットコードの歪みを補正した後でデータ読取座標を算出するため、エラーの少ないデータ読み取りが可能となる。
【0122】
なお、本第4の実施の形態では、1ブロック単位に修正処理を行っているが、このような修正処理は複数ブロック単位毎に行ってもよいのは言うまでもない。
【0123】
図11は、本発明に係る第5の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0124】
同図において、撮像部500で光学的に撮像されたドットコード10は多値イメージのままメモリ502に記録される。基準スケール抽出部504は、このメモリ502に記録された多値イメージから、図12(a)に示すようなドットコードが記録されたMMP(マルチメディアペーパ)コード内に挿入されている基準スケール506aを抽出する。この基準スケール506aはブロックの中央を通っており、基準スケール506a上のブロック境界部分に目盛りが付与され配置されている。この基準スケール506a上のブロック境界部分を基準座標点506bとする。
【0125】
抽出されたイメージ上端に位置する基準スケール506aから複数の基準座標点が求められ、また同様に下端に位置する基準スケールからも複数の基準座標点が求められる。基準座標点の抽出方法は、既存のエッジ抽出を用いて直線上に連続したエッジのみの抽出を行う方法であり、この方法により基準スケール506aとその目盛りを抽出する。それらの交点が基準座標点506bとなる。
【0126】
また、ドットコードの記録を紙面上に行う場合は、基準スケール及びその目盛りを磁性インクや蛍光インク、色の異なるインク等で印刷することで、容易に基準スケール及びその目盛りの抽出が行える。
【0127】
イメージ変形推定部508は、抽出された基準スケールを受け取り、変形量を算出して、対応する撮像部500の傾き量を求める。この変形量の算出方法を、以下に説明する。まず、図12(b)示すようにイメージ上端と下端に位置する基準スケールに対して算出された基準座標間の水平方向間隔の比Wu /Wl と、イメージ右端と左端に対して算出された基準座標間の垂直方向間隔の比Hr /Hl を算出する。この2つの比は、上記基準座標間の間隔比と、撮像部500とドットコード記録面の傾き量との関係を予めROMに記憶した対応テーブルを介して、水平、垂直方向の傾き量に変換される。
【0128】
イメージ修正部510は、メモリ502に記録された多値イメージに対して、この算出された傾き量を修正する投影変換を行う。そして、投影変換結果が修正イメージとしてイメージ修正部510内の不図示のメモリに格納される。上記投影変換は、上記第3の実施の形態と同じ処理であるため、その説明は省略する。
【0129】
上記修正イメージは2値化部512にて2値化され、メモリ514に格納される。マーカ検出部516は、メモリ514に格納された2値イメージから、マーカ14の検出を行う。この検出の手段には、従来の方法を用いる。マーカ概中心算出部518は、上記2値イメージから検出されたマーカ14の領域よりマーカ14の重心を算出し、これをマーカ概略中心とする。
【0130】
パターンコード検出部520は、上記マーカ概略中心座標を基にマーカ対で挟まれたパターンコード16中の各ドット(パターンコードドット)をメモリ514に格納されているイメージから検出する。続いて、パターンコードドット中心算出部522は、検出されたパターンコードドット領域の黒画素のかたまりの重心を算出し、これをパターンドット中心とする。
【0131】
マーカ真中心算出部524は、複数のパターンドット中心座標を受け取り、規定ベクトルへの2乗誤差(評価関数)が最小になるようなマーカ真中心を算出する。
【0132】
上記2乗誤差(評価関数)Eは上記第2の実施の形態で示した上記式9にて重みωi が全て1の場合に相当し、上記第3の実施の形態で説明したものと同一であるため、その説明は省略する。
【0133】
データ読取座標算出部526は、ブロックの4隅に対応する算出されたマーカ真中心座標を結び、ブロックの境界線分を得て、この線分を予め決められた数に等分割する等分割点を求める。ブロックの境界線分の2組の向い合った線分の等分割点を、マーカ真中心に近い方から順に各々結ぶ。そして、データ読取座標算出部526は、これらの線分の交点をデータ読取座標として読取画素白黒判定部528に出力する。
【0134】
読取画素白黒判定部528は、メモリ514に記録されている2値イメージのうち、算出された上記データ読取座標に対する画素が白画素であるか黒画素であるかを判定する。そして、白画素である場合はビット“0”、黒画素である場合はビット“1”を出力する。データを読み取る順番は、アドレスコード18、ユーザデータ19の順番であり、順次、不図示のアドレスエラー訂正部、データ復調部へ出力される。
【0135】
以上説明したように本第5の実施の形態においては、撮像部の傾きによる撮像イメージの歪みを補正した後でデータ読取座標を算出するため、エラーの少ないデータ読み取りが可能となる。
【0136】
図13は、本発明に係る第6の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0137】
同図において、撮像部600で光学的に撮像されたドットコード10は多値イメージのままメモリ602に記録される。この多値イメージは2値化部604で2値化され、メモリ606に2値イメージとして格納される。マーカ検出部608は、このメモリ606に格納された2値イメージから、マーカ14の検出を行う。この検出の手段には、従来の方法を用いる。マーカ概中心算出部610は、上記2値イメージから検出されたマーカ14の領域よりマーカ14の重心を算出し、これをマーカ概略中心とする。
【0138】
マーカ変形量算出部612は、上記多値イメージより、上記マーカ概略中心からマーカ境界(円周上)までの距離を予め決められたいくつかの方向について算出し、その平均値をそれぞれのマーカについて求め、マーカサイズとする。
【0139】
ブロック変形量推定部614は、ブロックの4隅に位置するマーカサイズの相対関係からブロック変形量を推定する。ここで、ブロック変形は仮想的に撮像部600のレンズ光軸と直交する平面に対して傾いたと仮定した変形であるとする。このような傾きによる変形の推定法としては、ブロックの4隅に位置する4つのマーカサイズのうち、最大のマーカサイズと最小のマーカサイズの比を求め、この比が設定閾値と比較して小さい場合は歪みが無いとして変形量0を出力する。
【0140】
一方、上記最大のマーカサイズと最小のマーカサイズの比が設定閾値より大きい場合は歪みがあるとして、変形量、即ち傾き量を算出する。この変形量の算出方法を以下に説明する。まず、4つのマーカサイズのうち、最大のマーカサイズのマーカと、そのマーカと隣合う2つのマーカのうち、マーカサイズが大きい方のマーカを選択する。選択された2つのマーカが並んだ方向により、水平方向を基準に傾いたのか、それとも垂直方向を基準に傾いたのかを決定する。
【0141】
撮像部のレンズ光軸と直交する平面と仮想的に傾いたブロック平面領域とが交わる直線(傾きの基準線)を最大マーカサイズであるマーカの概略中心を通る水平線、或いは垂直線とする。水平線か垂直線かは、傾いた方向が水平方向なのか、或いは垂直方向なのかで決定される。また、変形量(傾き量)は、最大マーカサイズと最小マーカサイズとの比と、傾き量との予めROMに用意されている対応テーブルを用いて、上記算出した最大マーカサイズと最小マーカサイズとの比を傾き量に変換することにより求める。
【0142】
この変形量をもとにイメージ修正部616は、メモリ602に格納されている多値イメージの各ブロック領域における変形量の修正を行う。この変形量の修正は、上記第4の実施の形態と同じ手法を用いて行う。
【0143】
イメージ修正部616で修正された多値イメージは2値化部604にて2値化され、メモリ606に格納される。
【0144】
パターンコード検出部618は、修正マーカ概略中心座標を基にマーカ対で挟まれたパターンコード16中の各ドット(パターンコードドット)をメモリ606に格納された修正後の2値イメージから検出する。続いて、パターンコードドット中心算出部620は、検出された各パターンコードドット領域の黒画素のかたまりの重心を算出し、これをパターンドット中心とする。
【0145】
マーカ真中心算出部622は、複数のパターンドット中心座標を受け取り、規定ベクトルへの2乗誤差(評価関数)が最小になるようなマーカ真中心を算出する。
【0146】
上記2乗誤差(評価関数)Eは上記第2の実施の形態で示した上記式9にて重みωi が全て1の場合に相当し、上記第3の実施の形態で説明したものと同一であるため、その説明は省略する。
【0147】
データ読取座標算出部624は、ブロックの4隅に対応する算出されたマーカ真中心座標を結び、ブロックの境界線分を得て、この線分を予め決められた数に等分割する、等分割点を求める。ブロックの境界線分の2組の向い合った線分の等分割点を、マーカ真中心に近い方から順に各々結ぶ。そして、データ読取座標算出部624は、これらの線分の交点をデータ読取座標として読取画素白黒判定部626に出力する。
【0148】
読取画素白黒判定部626は、メモリ606に記録されている2値イメージのうち、算出された上記データ読取座標に対する画素が白画素であるか黒画素であるかを判定する。そして、白画素である場合はビット“0”、黒画素である場合はビット“1”を出力する。データを読み取る順番は、アドレスコード18、ユーザデータ19の順番であり、順次、不図示のアドレスエラー訂正部、データ復調部へ出力される。
【0149】
以上説明したように本第の実施の形態においては、撮像部に撮像されたドットコードの歪みを補正した後でデータ読取座標を算出するため、エラーの少ないデータ読み取りが可能となる。
【0150】
図14,15は、本発明に係る第7の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0151】
同図において、撮像部700で光学的に撮像されたコードデータは2値化部702にて2値化され、メモリ704に2値イメージとして記録される。マーカ検出部706は、このメモリ704に記録されたイメージから、マーカの検出を行う。この検出の手段には、従来の方法を用いる。マーカ概中心算出部708は、上記イメージから検出されたマーカの領域よりマーカの重心を算出し、これをマーカ概略中心とする。
【0152】
パターンコード検出部710は、上記マーカ概略中心を基にマーカ対で挟まれたパターンコード中の各ドット(パターンコードドット)をメモリ704に格納されているイメージから検出する。続いて、パターンコードドット中心算出部712は、検出された各パターンコードドット領域の黒画素のかたまりの重心を算出し、これをパターンドット中心とする。
【0153】
マーカ真中心算出部714は、複数のパターンドット中心座標を受け取り、規定ベクトルへの2乗誤差(評価関数)が最小になるようなマーカ真中心を算出する。
【0154】
上記2乗誤差(評価関数)Eは上記第2の実施の形態で示した上記式9にて重みωi が全て1の場合に相当し、上記第3の実施の形態で説明したものと同一であるため、その説明は省略する。
【0155】
データ読取座標算出部716は、ブロックの4隅に対応する算出されたマーカ真中心座標を結び、ブロックの境界線分を得て、この線分を予め決められた数に等分割する、等分割点を求める。ブロックの境界線分の2組の向い合った線分の等分割点を、マーカ真中心に近い方から順に各々結ぶ。そして、データ読取座標算出部716は、これらの線分の交点をデータ読取座標として読取画素白黒判定部718に出力する。ここで、上記データ読取座標算出部716は、撮像部700にて撮像されたイメージ解像度の倍の精度で、データ読取座標を求める。
【0156】
次に、データ読取座標判定部718は、上記データ読取座標がイメージを構成する画素の中央を示しているか、それとも画素と画素の境界を示しているか判定する。この判定は、データ読取座標(x,y)の要素x、あるいは要素yの少なくともどちらか一方が整数でないかどうかで行える。このとき、どちらの要素も整数のときのみ画素の中央を示し、それ以外は画素の境界を示す。これを、図16を用いて説明する。
【0157】
図16は、読み取り精度が1画素及び0.5画素のときの読み取り位置(データ読取座標)を示す図である。同図の左図が1画素精度の場合、右図が0.5画素精度の場合であり、図中の実線交点が読み取り位置を示し、破線で囲まれた領域が画素を示す。同図の左図に示すドット719aは、読み取り精度によるエラーが発生しやすい読み取り位置に配置された例を示したものである。また、同図の右図に示すドット719bは、エラーが発生する可能性ありとして消失位置情報を保持する例を示す。
【0158】
データ読取座標判定部718によりデータ読取座標が画素の中央に位置すると判定された場合、読取画素白黒判定部720はこのデータ読取座標を受け取り、メモリ704に記録されている2値イメージのうち、算出された上記データ読取座標に対する画素が白画素であるか黒画素であるかを判定する。そして、白画素である場合はビット“0”、黒画素である場合はビット“1”を出力する。このとき、この出力データは正しいとして、消失データには0が出力される。
【0159】
一方、データ読取座標判定部718によりデータ読取座標が画素の境界に位置すると判定された場合、読取周辺画素白黒判定部722はこのデータ読取座標を受け取り、算出された上記データ読取座標と接する画素がすべて白画素であるかすべて黒画素であるかを判定する。そして、データ読取座標と接する画素がすべて白画素である場合はビット“0”、すべて黒画素である場合はビット“1”を出力する。このとき、この出力データは正しいとして、消失データには0が出力される。また、データ読取座標と接する画素が異なる画素状態である場合は、出力データは不定として、消失データには1が出力される。なお、不定とは1でも0でも良いということである。
【0160】
次に、これら読取画素白黒判定部720と読取周辺画素白黒判定部722の出力はスイッチ724,726に入り、データ読取座標判定部718の制御により、これらスイッチ724,726が切り替えられる。このとき、スイッチ724から出力される出力データは、データ読取座標が画素の中央に位置する場合には、読取画素白黒判定部720の出力となり、それ以外の場合には読取周辺画素白黒判定部722の出力となるように切り替えられる。スイッチ726から出力される消失データは、データ読取座標が画素の中央に位置する場合には、読取画素白黒判定部720の出力となり、それ以外の場合には読取周辺画素白黒判定部722の出力となるように切り替えられる。
【0161】
上記出力データと消失データは図15に示すように、スイッチ728,730に入り、コントローラ732の制御によりブロックアドレスエラー訂正部734とデータ復調部736へ分配される。この分配では、ブロックアドレスデータがブロックアドレスエラー訂正部734に入力され、ブロックユーザデータがデータ復調部736に入力される。
【0162】
ブロックアドレスエラー訂正部734は、上記消失データを用いてブロックアドレスデータに対して消失訂正を行い、訂正能力を向上させる。
【0163】
また、データ復調部736は、入力されたブロックユーザデータにおいて、変調単位(チャネルバイト)中に上記消失データが1であるビットがあった場合には、その消失ビットが変調ルールに則るように修正できる場合は修正して、上記消失データを0に変更する。一方、修正ができない場合、つまり消失ビットが1でも0でも変調ルールに則る場合や複数の消失ビットが存在していて何通りも修正解がある場合には、消失データはそのままとする。
【0164】
このようなビット修正を行った後に変調単位内の消失データの論理和を取り、復調データの消失データとする。あるいは、上記ビット修正は行わず、直接変調単位内の消失データの論理和を取り、復調データの消失データとしてもよい。
【0165】
復調データ及び上記復調データの消失データは、デインターリーブ部738でデインターリーブされた後、ユーザデータエラー訂正部740に出力される。ユーザデータエラー訂正部740では、リードソロモン等のエラー訂正が行われる。このときのエラー訂正においては、上記復調データの消失データを使った消失訂正が行われる。上記デインターリーブとは、複数の復調データに渡るバースト的なエラー発生時に対応するために、復調データ群の並べ替え(インターリーブ)が行われているデータ順をエラー訂正可能なデータ順に戻す操作である。
【0166】
ユーザデータエラー訂正部740により訂正されたデータは、データ圧縮復号部742で圧縮・復号され、データ出力部744に出力される。データ出力部744は、受け取ったデータの出力を行う。例えば、受け取ったデータが音声データであるならばスピーカにて音声として出力し、画像データであるならばモニタにて画像として出力する。
【0167】
以上説明したように本第7の実施の形態においては、データ読取座標を撮像されたイメージ解像度の倍の精度で算出することにより、光学的に撮像されたコードパターンが歪んだ場合に生じるデータ読取座標とイメージ内のドットコードの情報記録位置とのズレによる読取情報消失を判定でき、この消失情報を使ってエラー訂正が行える。これにより、より訂正能力が増し、より確実にドットコード内に記録された情報を再生できる。
【0168】
上記実施の形態によれば、光学的に撮像されたコードパターンが歪んだ場合でも、より確実にコードパターンに記録された情報を再生することができる。
【0169】
以上実施の形態に基づいて、本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のようになる。
【0170】
(1) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
ブロック内のデータ読取座標を決定する基準座標を、イメージ上で所定の相対位置に配置された複数のドットの中心群を通るN次曲線で近似することにより、上記基準座標を算出する基準座標算出手段を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0171】
すなわち、撮像した上記イメージに歪みがあってもデータ読取座標を精度良く算出でき、データの読み取りエラーを低減することができる。
【0172】
(2) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
ブロック内のデータ読取座標を決定する基準座標と所定の位置に配置された複数のドットの中心座標との相対位置関係により該複数のドットに重みを付加する重み付加手段と、
上記所定の位置に配置された複数のドットの中心座標とこれら複数のドットに対応するイメージ上で検出された複数のドットの中心座標との誤差評価値を、上記重み付加手段により付加した重みを付けて算出する誤差評価値算出手段と、
上記誤差評価値が最小となる上記基準座標を算出する基準座標算出手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0173】
すなわち、撮像した上記イメージに歪みがあってもデータ読取座標を精度良く算出でき、データの読み取りエラーを低減することができる。
【0174】
(3) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取る撮像手段を有し、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
コードパターン内の所定の基準座標間の相対位置関係とイメージ上で検出された基準座標間の相対位置関係とから上記撮像手段と上記情報記録媒体のコードパターン記録面との傾きを算出する傾き算出手段と、
上記傾きに基づいて上記イメージ上の歪んだ撮像画像を修正する修正手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0175】
すなわち、特別な傾き検出装置を付加することなく上記撮像手段の傾きをイメージより算出でき、さらに傾きによるイメージの歪みを修正した後にデータ読み取りを行うため、読み取りエラーを低減することができる。
【0176】
(4) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取る撮像手段を有し、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
コードパターン内の基準ドットの所定のサイズとイメージ上で検出された基準ドットのサイズとから上記撮像手段と上記情報記録媒体のコードパターン記録面との傾きを算出する傾き算出手段と、
上記傾きに基づいて上記イメージ上の歪んだ撮像画像を修正する修正手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0177】
すなわち、特別な傾き検出装置を付加することなく上記撮像手段の傾きをイメージより算出でき、さらに傾きによるイメージの歪みを修正した後にデータ読み取りを行うため、読み取りエラーを低減することができる。
【0178】
(5) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
ブロック内のデータの読み取り位置を示すデータ読取座標を上記イメージの解像度より高い精度で算出するデータ読取座標算出手段と、
上記データ読取座標に基づいて該データ読取座標の画素値、あるいは該データ読取座標の周辺の複数の画素値の少なくとも1方を用いて、読み取りを行いデータの決定及び正確度の判定を行う判定手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0179】
すなわち、読取精度を上げることにより、読み取り不定データを算出することができる。さらに、この読み取り不定データを使用することにより、後段のエラー訂正の能力を向上することできる。
【0180】
(6) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
上記ブロックの境界を表す複数のマーカを検出するマーカ検出手段と、
上記マーカの概略中心を算出するマーカ概中心算出手段と、
上記マーカの概略中心を基準に複数のドットから構成されたパターンコードを検出するパターンコード検出手段と、
上記パターンコードの各々のドット中心を算出するパターンコードドット中心算出手段と、
このパターンコードドット中心算出手段により算出された上記各々のドット中心を通る曲線に対し、N次曲線近似を行うN次曲線近似算出手段と、
上記N次曲線近似により算出された曲線と上記マーカの概略中心との距離が最小となる上記曲線上の点を算出し、マーカ真中心とするマーカ真中心算出手段と、
複数の上記マーカ真中心の座標よりブロック内のデータ読取座標を算出するデータ読取座標算出手段と、
上記データ読取座標に対応する位置の上記イメージから情報を抽出するデータ読取手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0181】
すなわち、撮像した上記イメージに歪みがあってもデータ読取座標を精度良く算出でき、データの読み取りエラーを低減することができる。
【0182】
(7) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
上記ブロックの境界を表す複数のマーカを検出するマーカ検出手段と、
上記マーカの概略中心を算出するマーカ概中心算出手段と、
上記マーカの概略中心を基準に複数のドットから構成されたパターンコードを検出するパターンコード検出手段と、
上記パターンコードの各々のドット中心を算出するパターンコード中心算出手段と、
上記マーカの概略中心と上記パターンコードの各々のドット中心との相対位置関係により該パターンコードの各々のドットに重みを付加するパターンコードドット重み付加手段と、
このパターンコードドット重み付加手段により重みを付加された上記各々のドット中心座標と予め決められたパターンコードの各々のドット中心座標の、上記マーカの真中心座標との相対座標の誤差を表す評価関数が最小となる上記マーカの真中心座標を算出するマーカ真中心算出手段と、
複数の上記マーカの真中心座標よりブロック内のデータ読取座標を算出するデータ読取座標算出手段と、
上記データ読取座標に対応する位置の上記イメージから情報を抽出するデータ読取手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0183】
すなわち、撮像した上記イメージに歪みがあってもデータ読取座標を精度良く算出でき、データの読み取りエラーを低減することができる。
【0184】
(8) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
上記ブロックの境界を表す複数のマーカを検出するマーカ検出手段と、
上記マーカの概略中心を算出するマーカ概中心算出手段と、
上記イメージ内の上記複数のマーカの概略中心の位置関係により、上記イメージの傾きを検出する傾き検出手段と、
上記傾きに基づいて上記イメージの傾き及びマーカの概略中心を修正するイメージ修正手段と、
このイメージ修正手段により修正されたイメージ及びマーカの概略中心より、複数のドットから構成されたパターンコードを検出するパターンコード検出手段と、
上記パターンコードの各々のドット中心を算出するパターンコードドット中心算出手段と、
このパターンコードドット中心算出手段により算出された上記各々のドット中心座標と予め決められたパターンコードの各々のドット中心座標の、上記マーカの真中心座標との相対座標の誤差を表す評価関数が最小となる上記マーカの真中心座標を算出するマーカ真中心算出手段と、
複数の上記マーカの真中心座標よりブロック内のデータ読取座標を算出するデータ読取座標算出手段と、
上記データ読取座標に対応する位置の上記イメージ修正手段により修正されたイメージから情報を抽出するデータ読取手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0185】
すなわち、特別な傾き検出装置を付加することなく上記撮像手段の傾きをイメージより算出でき、さらに傾きによるイメージの歪みを修正した後にデータ読み取りを行うため、読み取りエラーを低減することができる。
【0186】
(9) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
上記情報記録媒体のコードパターン記録面上に記録された上記ブロックの境界線を抽出するブロック境界線抽出手段と、
複数の上記ブロックの境界線より上記ブロックの変形量を推定するブロック変形推定手段と、
上記ブロックの変形量に基づいて上記イメージ及びブロックの境界線の変形量を修正するイメージ修正手段と、
このイメージ修正手段により修正されたブロックの境界線よりデータ読取座標を算出するデータ読取座標算出手段と、
上記データ読取座標に対応する位置の上記イメージ修正手段により修正されたイメージから情報を抽出するデータ読取手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0187】
すなわち、分割イメージ(ブロック)単位で歪みを算出、修正するため、精度良く歪みを修正することができる。さらに、イメージの歪みを修正した後にデータ読み取りを行うため、読み取りエラーを低減することができる。
【0188】
(10) 上記ブロックの変形量は、上記ブロック領域の仮想的な傾き量で表現することを特徴とする上記(9)に記載の情報再生装置。
【0189】
すなわち、歪み量を仮想的な傾き量で近似することにより、処理を簡単にすることができる。
【0190】
(11) 上記ブロックの境界線は、異なった色のインク、あるいは磁性インク、蛍光インクで上記コードパターン記録面上に記録されたものであることを特徴とする上記(9)に記載の情報再生装置。
【0191】
すなわち、歪みを算出するブロックの基準座標を簡単な方法で検出することができる。
【0192】
(12) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
上記撮像手段と上記情報記録媒体のコードパターン記録面との傾きの検出に使用するコードパターン記録面上に記録された基準スケールを抽出する基準スケール抽出手段と、
上記基準スケールの歪みにより上記イメージの歪み量を推定するイメージ変形推定手段と、
上記歪み量により上記イメージの歪みを修正するイメージ修正手段と、
このイメージ修正手段により修正されたイメージに対してブロック境界を表す複数のマーカを検出するマーカ検出手段と、
上記マーカの概略中心を算出するマーカ概中心算出手段と、
上記マーカの概略中心を基準に複数のドットから構成されたパターンコードを検出するパターンコード検出手段と、
上記パターンコードの各々のドット中心を算出するパターンコードドット中心算出手段と、
このパターンコードドット中心算出手段により算出された上記各々のドット中心座標と予め決められたパターンコードの各々のドット中心座標の、上記マーカの真中心座標との相対座標の誤差を表す評価関数が最小となる上記マーカの真中心座標を算出するマーカ真中心算出手段と、
複数の上記マーカ真中心座標よりブロック内の上記データ読取座標を算出するデータ読取座標算出手段と、
上記データ読取座標に対応する位置の上記イメージから情報を抽出するデータ読取手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0193】
すなわち、特別な傾き検出装置を付加することなく上記撮像手段の傾きをイメージより算出でき、さらに傾きによるイメージの歪みを修正した後にデータ読取を行うため、読み取りエラーを低減することができる。
【0194】
(13) 上記基準スケールは、上記ブロックの中心を通り、該ブロック境界単位に目盛りが付加されたものであることを特徴とする上記(12)に記載の情報再生装置。
【0195】
すなわち、ブロックユーザデータ領域に不要な領域をできるだけ少なくすることができ、データ読取座標の精度を保持することができる。
【0196】
(14) 上記基準スケールは、上記コードパターンとは異なった色のインク、あるいは磁性インク、蛍光インクで上記コードパターン記録面上に記録されたものであることを特徴とする上記(12)に記載の情報再生装置。
【0197】
すなわち、歪みを算出する基準スケールを簡単な方法で検出することができる。
【0198】
(15) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
上記ブロックの境界を表す複数のマーカを検出するマーカ検出手段と、
上記マーカの概略中心を算出するマーカ概中心算出手段と、
上記マーカの概略中心から該マーカの外周までの距離を検出しマーカ変形量を算出するマーカ変形量算出手段と、
複数の上記マーカ変形量により上記ブロックの変形量を推定するブロック変形量推定手段と、
上記ブロックの変形量により上記イメージ及びマーカの概略中心位置を修正するイメージ修正手段と、
このイメージ修正手段により修正されたイメージと上記イメージ修正手段により修正されたマーカの概略中心位置から複数のドットから構成されたパターンコードを検出するパターンコード検出手段と、
このパターンコード検出手段により検出したパターンコードの各々のドット中心を算出するパターンコードドット中心算出手段と、
このパターンコードドット中心算出手段により算出された上記各々のドット中心座標と予め決められたパターンコードの各々のドット中心座標の、上記マーカの真中心座標との相対座標の誤差を表す評価関数が最小となる上記マーカの真中心座標を算出するマーカ真中心算出手段と、
複数の上記マーカの真中心座標よりブロック内のデータ読取座標を算出するデータ読取座標算出手段と、
上記データ読取座標に対応する位置の上記イメージから情報を抽出するデータ読取手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0199】
すなわち、分割イメージ(ブロック)単位で歪みを算出、修正するため、精度良く歪みを修正することができる。さらに、イメージの歪みを修正した後にデータ読み取りを行うため、読み取りエラーを低減することができる。
【0200】
(16) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記コードパターンを光学的に読み取り、この読み取ったコードをイメージとしてのコードデータに変換すると共に、該コードデータを処理し、コードデータ内からデータの所定の単位であるブロックを抽出する情報再生装置において、
上記ブロックの境界を表す複数のマーカを検出するマーカ検出手段と、
上記マーカの概略中心を算出するマーカ概中心算出手段と、
上記マーカの概略中心を基準に複数のドットから構成されたパターンコードを検出するパターンコード検出手段と、
このパターンコード検出手段により検出された上記パターンコードの各々のドットの中心を算出するパターンコードドット中心算出手段と、
このパターンコードドット中心算出手段により算出された上記各々のドット中心座標と予め決められたパターンコードの各々のドット中心座標の、上記マーカの真中心座標との相対座標の誤差を表す評価関数が最小となる上記マーカの真中心座標を算出するマーカ真中心算出手段と、
このマーカ真中心算出手段により算出された複数の上記マーカの真中心座標よりブロック内のデータ読取座標を算出するデータ読取座標算出手段と、
上記データ読取座標が上記イメージを構成する画素の中央または境界のいずれを示しているかを、該イメージを構成する画素の所定倍以上の精度で算出して判定するデータ読取座標判定手段と、
このデータ読取座標判定手段により上記データ読取座標が上記イメージを構成する画素の中央を示していると判定されたときは、上記データ読取座標が示す上記イメージの1つの画素から情報を抽出する読取画素白黒判定手段と、
上記データ読取座標判定手段により上記データ読取座標が上記イメージを構成する画素間の境界を示していると判定されたときは、上記データ読取座標が示す上記境界に接する複数画素から情報の抽出及び情報が不定であるか否かを示す消失データの判定を行う読取周辺画素白黒判定手段と、
を具備したことを特徴とする情報再生装置。
【0201】
すなわち、読み取り精度を上げることにより、読み取り不定データを算出することができる。この読み取り不定データを使用することにより、後段のエラー訂正の能力を向上することができる。
【0202】
(17) 上記消失データに基づいて、上記ブロックを識別するためのアドレスコードの消失訂正を行うアドレスコード消失訂正手段を有することを特徴とする上記(16)に記載の情報再生装置。
【0203】
すなわち、ブロックアドレスの消失訂正を行うことができ、訂正率を向上できるため、ブロック落ちを低減することができる。
【0204】
(18) 上記消失データに基づいてブロック内に記録された変調データを修正する変調データ修正手段と、
該変調データの修正により上記消失データの変更を行う消失データ変更手段と、
この消失データ変更手段により変更された消失データに対して変調データ内で論理和を取り、変調単位消失データとする手段と、
を具備したことを特徴とする上記(16)に記載の情報再生装置。
【0205】
すなわち、変調単位内のデータの修正が行えるため、読み取りエラーを低減することができる。さらに、変調単位で修正が可能であったかの判定を論理和を取ることで簡単に算出できる。さらに、後段のエラー訂正で変調単位の消失データを使用することができるため、訂正能力を向上させることができる。
(19) オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なコードパターンで記録されている部分を備える情報記録媒体において、
上記コードパターンの傾きを検出するための基準スケールを具備したことを特徴とする情報記録媒体。
【0206】
すなわち、特別な傾き検出装置を付加することなく上記撮像手段の傾きをイメージより算出でき、さらに傾きによるイメージの歪みを修正した後にデータ読み取りを行うため、読み取りエラーを低減することができる。
【0207】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、手動走査による読み取り部と記録面との傾きや光学系自体の歪みが発生しても、ドットコードの形で記録された情報を確実に再生できる情報再生装置及び情報再生方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ドットコードのコードパターンの構成を示す図である。
【図3】従来の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図5】第3の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図6】第3の実施の形態における傾き検出部の傾き検出方法及びイメージ修正部の傾き修正である投影変換を説明するための図である。
【図7】上記投影変換における隣接4画素を使った線形補間を示す図である。
【図8】第4の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図9】第4の実施の形態におけるブロック境界線抽出部のブロック境界線抽出及びブロック変形推定部の処理を説明するための図である。
【図10】上記ブロック変形推定部の処理を説明するための図である。
【図11】第5の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図12】第5の実施の形態における基準スケール抽出部の基準スケール抽出及びイメージ変形推定部の変形量算出方法を説明するための図である。
【図13】第6の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図14】第7の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図15】第7の実施の形態の情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図16】読み取り精度が1画素及び0.5画素のときの読み取り位置(データ読取座標)を示す図である。
【符号の説明】
10…ドットコード、12…ブロック、14…マーカ、16…パターンコード、18…アドレスコード、19…ユーザデータ、20,100,200,300,400,500,600,700…撮像部、22,102,202,304,410,512,604,702…2値化部、24,104,204,302,306,402,412,502,514,602,606,704…メモリ、26,106,206,308,516,608,706…マーカ検出部、28,108,208,310,518,610,708…マーカ概中心算出部、30,110,210,316,520,618,710…パターンコード検出部、32,112,212,318,522,620,712…パターンコードドット中心算出部、34,116,216,320,524,622,714…マーカ真中心算出部、36,118,218,322,414,526,624,716…データ読取座標算出部、38,120,220,324,416,528,626,720…読取画素白黒判定部、114…N次曲線近似算出部、214…パターンコードドット重み付加部、312…傾き検出部、314,408,510,616…イメージ修正部、315…ドットコード記録面、403a…ブロック境界線、404…ブロック境界線抽出部、406…ブロック変形推定部、409…仮想ドットコード記録面、504…基準スケール抽出部、506a…基準スケール、506b…基準座標点、508…イメージ変形推定部、612…マーカ変形量算出部、614…ブロック変形量推定部、718…データ読取座標判定部、719a,719b…ドット、722…読取周辺画素白黒判定部、724,726,728,730…スイッチ、732…コントローラ、734…ブロックアドレスエラー訂正部、736…データ復調部、738…デインターリーブ部、740…ユーザデータエラー訂正部、742…データ圧縮復号部、744…データ出力部。

Claims (8)

  1. オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含む情報が光学的に読み取り可能なドットコードの形で記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記ドットコードを光学的に読み取って上記情報を再生する情報再生装置において、
    上記情報のデータに応じて複数のドットが配列されたユーザデータ領域と、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を決定する基準座標に対して予め決められた位置関係に配置された複数のパターンドットと、を有するドットコードを撮像する撮像手段と、
    上記撮像手段で撮像されたドットコードのイメージデータから、上記複数のパターンドットを検出する検出手段と、
    上記検出手段で検出されたパターンドットに重みを付加する重み付加手段と、上記予め決められた位置関係と上記検出手段で検出された複数の各パターンドットの位置との誤差を表わす評価関数を、上記重み付加手段により付加された重みを付けて最小にすることによって、上記基準座標を算出する基準座標算出手段と、
    上記基準座標算出手段で算出された基準座標より、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を算出する読取座標算出手段と、
    上記読取座標算出手段で算出された読取座標に対応する位置の上記イメージデータの画素を判定して、対応するデータを出力する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする情報再生装置。
  2. 上記重み付加手段は、上記基準座標近傍に配置されたパターンドットに重点を置いて上記重みを付加することを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  3. 上記重み付加手段は、上記基準座標と上記パターンドットの中心座標との相対位置関係により上記重みを付加することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報再生装置。
  4. 上記ドットコードは、上記パターンドットを検出する基準となるマーカを更に有し、
    上記情報再生装置は、上記撮像手段で撮像されたドットコードのイメージデータから上記マーカを検出するマーカ検出手段を更に具備しており、
    上記検出手段が、上記マーカ検出手段で検出されたマーカの概略中心を基準に上記複数のパターンドットを検出するとき、
    上記基準座標算出手段は、上記予め決められた位置関係としての上記マーカと上記複数の各パターンドットとの位置関係と、上記検出手段で検出された複数の各パターンドットの中心との誤差を表す評価関数が最小となるときの上記マーカの真中心座標を、上記基準座標として算出するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の情報再生装置。
  5. オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含む情報が光学的に読み取り可能なドットコードの形で記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記ドットコードを光学的に読み取って上記情報を再生する情報再生装置において、
    上記情報のデータに応じて複数のドットが配列されたユーザデータ領域と、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を決定する基準座標に対して予め決められた位置関係に配置された複数のパターンドットと、を有するドットコードを撮像する撮像手段と、
    上記撮像手段で撮像されたドットコードのイメージデータから、上記複数のパターンドットを検出する検出手段と、
    上記検出手段で検出された複数の各パターンドットのドット中心位置を通る曲線をN次曲線で近似して、上記予め決められた位置関係により上記基準座標を算出する基準座標算出手段と、
    上記基準座標算出手段で算出された基準座標より、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を算出する読取座標算出手段と、
    上記読取座標算出手段で算出された読取座標に対応する位置の上記イメージデータの画素を判定して、対応するデータを出力する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする情報再生装置。
  6. 上記ドットコードは、上記パターンドットを検出する基準となるマーカを更に有し、
    上記情報再生装置は、上記撮像手段で撮像されたドットコードのイメージデータから上記マーカを検出するマーカ検出手段を更に具備しており、
    上記検出手段が、上記マーカ検出手段で検出されたマーカの概略中心を基準に上記複数のパターンドットを検出するとき、
    上記基準座標算出手段は、
    上記検出手段で検出された複数の各パターンドットの中心位置を通る曲線に近似するN次曲線を算出するN次曲線近似算出手段と、
    上記N次曲線近似算出手段で算出されたN次曲線と上記マーカの概略中心との距離が最小となる当該N次曲線上の点を、上記基準座標としての上記マーカの真中心座標として算出するマーカ真中心算出手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項5に記載の情報再生装置。
  7. オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含む情報が光学的に読み取り可能なドットコードの形で記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記ドットコードを光学的に読み取って上記情報を再生する情報再生方法において、
    上記情報のデータに応じて複数のドットが配列されたユーザデータ領域と、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を決定する基準座標に対して予め決められた位置関係に配置された複数のパターンドットと、を有するドットコードを撮像し、
    上記撮像されたドットコードのイメージデータから、上記複数のパターンドットを検出し、
    上記検出されたパターンドットに重みを付加し、
    上記予め決められた位置関係と上記検出された複数の各パターンドットの位置との誤差を表わす評価関数を、上記付加された重みを付けて最小にすることによって上記基準座標を算出し、
    上記算出された基準座標より、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を算出し、
    上記算出された読取座標に対応する位置の上記イメージデータの画素を判定して、対応するデータを出力する、
    ことを特徴とする情報再生方法
  8. オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくとも1つを含む情報が光学的に読み取り可能なドットコードの形で記録されている部分を備える情報記録媒体から、上記ドットコードを光学的に読み取って上記情報を再生する情報再生方法において、
    上記情報のデータに応じて複数のドットが配列されたユーザデータ領域と、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を決定する基準座標に対して予め決められた位置関係に配置された複数のパターンドットと、を有するドットコードを撮像し、
    上記撮像されたドットコードのイメージデータから、上記複数のパターンドットを検出し、
    上記検出された複数の各パターンドットのドット中心位置を通る曲線をN次曲線で近似して、上記予め決められた位置関係により上記基準座標を算出し、
    上記算出された基準座標より、上記ユーザデータ領域における各ドットの読取座標を算出し
    上記算出された読取座標に対応する位置の上記イメージデータの画素を判定して、対応するデータを出力する、
    ことを特徴とする情報再生方法
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