JP3675500B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電気的に書替え可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に係り、特にNANDセル構成のメモリセルアレイを有するEEPROMに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気的に書替え可能な不揮発性メモリとして、書込み/消去を行う複数のセルを直列接続してメモリセル配列を構成し、この各メモリセル列の一端とソース線の間、およびメモリセル列の他端とビット線コンタクトの間に選択ゲートを配置した、高集積化可能なNANDセル型EEPROMが知られている。従来のNANDセル型EEPROMにおけるメモリセルアレイの一つのNANDセル部分の平面図と等価回路図を図22(a),(b)に、図22(a)のL−L′,M−M′およびN−N′断面図を図23、図24(a),(b)に、従来例に係るメモリセルアレイ中の複数のNANDセル配列の平面図を図25に、従来例に係る図25中に(V)、(VI)で示す選択ゲートコンタクト領域の平面図と断面図を図26(a),(b)に示し、図26(b)の要部斜視説明図を図27に示す。これらの図を用いて以下に従来技術の説明を行う。なお、特に、図22,図23中において、19は拡散層、141 〜148 は浮游ゲート、149 ,1410は選択ゲート線、161 〜168 (CG1 〜CG8 )は制御ゲート線、169 ,1610は選択ゲート上部隣接配線、18(DL)はビット線、S1 ,S2 は選択トランジスタ、M1 〜M8 はメモリセルである。図23において11は半導体基板、13はゲート酸化膜、15,17は層間絶縁膜である。図24において、12はフィールド酸化膜である。その他、これらの各図において、同一の符号は同一の構成要素を示す。特に、図23からわかるように、選択ゲート線149 ,1410と浮游ゲート141 〜148 は同一の工程で同一の材質で比較的高抵抗のものとして構成される。その理由は、例えば浮遊ゲートをn型ポリシリコンで形成したとすると、n型ドーパントである例えばリン濃度が濃いとゲート酸化膜13の信頼性をおとすといわれているためである。また、隣接配線169 ,1610と制御ゲート線161 〜168 は、同一の工程で同一の材質で、上記選択ゲート線149 ,1410や浮游ゲート141 〜148 よりも低抵抗のものとして構成される。
【0003】
上述のように、通常、選択ゲート線149 ,1410(図23)の材料としては高抵抗な配線材料が用いられる。このため、選択ゲート線149 ,1410の抵抗は高くなって、選択ゲート線149 ,1410への充放電所要時間が長くなる。図22(b)中の素子(選択ゲート)S1 ,S2 を駆動させるゲート電極はノード(選択ゲート線)149 ,1410(図23)である。このため、選択ゲート線149 ,1410への充放電所要時間が長い場合には、選択ゲート線の充放電を含む動作の動作所要時間が長くなるという問題が生じる。この動作所要時間を短縮させるため、従来は、メモリセルアレイ中では、選択ゲート線の実効的な抵抗を低下させる方法を用いている。この方法を実現するため、図25の選択ゲートコンタクト領域(V),(VI)が用いられる。
【0004】
図26に示す方法は、図25の選択ゲートコンタクト領域(V),(VI)において、ノード149 ,1410をビット線18と同一の材質の配線層18a,18bによって、それぞれ選択ゲート上部隣接配線169 ,1610に接続させている。図26(a)の0−0′断面が(b)に、要部斜視図が図27に示される。図26,図27の方法を用いれば、選択ゲート線149 ,1410の配線材よりも低抵抗の配線材により形成した選択ゲート上部隣接配線169 ,1610を、メモリセル中で、選択ゲート線149 ,1410と接続することができ、選択ゲート線の実効的な抵抗を低下させることができる。図25中の選択ゲートコンタクト領域(V),(VI)は、メモリセルアレイ中では、ビット線数十本〜数百本おきに設けられる。このため、通常数箇所〜数十箇所が設けられることになる。この場合には、選択ゲート線149 ,1410の充放電所要時間は、高抵抗にある配線部分の放充電所要時間、つまり選択ゲート線149 ,1410と選択ゲート上部隣接配線169 ,1610とのコンタクトに挾まれた選択ゲート線部分の充放電時間が支配的となる。上述したように、選択ゲート線は選択ゲート上部隣接配線とのコンタクト領域により数分割〜数十分割されることになる。このため、図25中の選択ゲートコンタクト領域(V),(VI)をメモリセル中に配設しない場合に比べて、充放電所要時間が数分の1〜数十分の1となる。
【0005】
このように従来は、上記した選択ゲート線への充放電時間の短縮を実現するため、つまり選択ゲート線149 ,1410の実効的な抵抗を低下させるために、図25中の選択ゲートコンタクト領域(V),(VI)において、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610に対して選択ゲート線149 ,1410をバイパス的に接続させていた。通常、これらの線169 ,1610の配線材抵抗は選択ゲート線149 ,1410の配線材抵抗に比べて低くなっている。このため、選択ゲート上部隣接線169 ,1610と選択ゲート線149 ,1410を接続することにより、選択ゲート線149 ,1410の実効的な抵抗を低下させることができる。
【0006】
しかしながら、従来方式では、選択ゲートコンタクト領域(V),(VI)における配線へのコンタクト数が、特に図27からわかるように、選択ゲート線1本あたり3個と多いため、選択ゲートコクタクト領域の幅を広くとらねばならない。この選択ゲートコンタクト領域はメモリセルアレイ中に数十箇所程度存在するため、この領域の1個あたりの幅が広くなるとメモリセルアレイ中の選択ゲートコンタクト領域面積が大幅に大きくなり、チップ面積の大幅な増大を招く、という問題があった。また、チップ面積の増大を防ぐために、メモリセルアレイ中の選択ゲートコンタクト領域数を減らすと、選択ゲート線への充放電所要時間が長くなり、選択ゲート線充放電を含む動作の動作所要時間が長くなるという問題があった。
【0007】
図28は、隣り合った2つの選択ゲート線(例えば、図25のSG1 ,SG2 )が一体となっており、1つのビット線18で同時にバイパスさせるようにした例を示し、その断面も図26(b)と同様に示される。この例においても、上述したところと同様である。
【0008】
また、ビット線配線18は選択ゲート線14,16の上層の配線層で構成される。ビット線コンタクト部のコンタクト開孔において、加工マージンをあげるためコンタクト開孔にテーパを付ける手段がよく用いられる。これを図29(a)〜(c)に示す。即ち、その方法は、図29(a)に示すように、コンタクト孔を非等方性エッチング(RIE)でエッチングした後、レジストR10を残したまま等方性エッチングする。これにより、コンタクト孔の上部穴C10が形成される。この穴C10により、18の配線層がコンタクト部で切断するのが防げる。ただし、等方性エッチング量が多いと配線16とビット線18がショートする可能性がでてくる。この後、同図(b)からわかるように、等方性エッチングでコンタクト孔の下部孔C11を形成する。この後、レジストR10を除去し、ここにビット線を埋め込む。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来のNANDセル型EEPROMでは、選択ゲートコンタクト領域の幅を広くとらねばならない。この選択ゲートコンタクト領域はメモリセルアレイ中に数十箇所程度存在するため、チップ面積の大幅な増大を招く、という問題があった。また、チップ面積の増大を防ぐために、メモリセルアレイ中の選択ゲートコンタクト領域数を減らすと、選択ゲート線への充放電所要時間が長くなり、選択ゲート線充放電を含む動作の動作所要時間が長くなるという問題があった。
【0010】
本発明は、選択ゲート線充放電を含む動作の動作所要時間を長くすることなく、従来よりチップ面積を大幅に縮小することを可能としたNANDセル型EEPROMを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板上に、ゲート絶縁膜を介して、電荷蓄積層と制御ゲート線が、互いの間に層間絶縁膜を介して、積層された電気的書替え可能な不揮発性半導体メモリセルが第1の方向に複数直列接続され、その両端に選択ゲート素子を有するNANDセルが配列された不揮発性記憶装置であって、前記メモリセルの電荷蓄積層と同じ配線層で構成され、前記選択ゲート素子のゲート電極をなす選択ゲート線と、前記メモリセルの前記制御ゲート線と同じ配線層で構成され、絶縁膜を隔てて前記選択ゲート線上に位置する選択ゲート上部隣接線と、を備え、前記NANDセルの複数は第1の方向と直交する第2の方向に並んでおり、これらのNANDセルを構成する各選択ゲート素子における選択ゲート線が順次つながって共通選択ゲート線となると共に、前記選択ゲート上部隣接線がつながって、直接電位を与えられないフローティング状態にある共通選択ゲート上部隣接線となっており、前記共通選択ゲート線に対して前記共通選択ゲート上部隣接線を挟んで対向し、前記共通選択ゲート線よりも低抵抗な副選択ゲート線をさらに備え、この上部隣接線は所定長さ毎の分断隣接線に分断されて分断箇所が形成されており、ある前記NANDセルの一方の一端の選択ゲート素子のゲート電極をなす第1の前記共通選択ゲート線は、ある前記NANDセルと第1の方向に隣接する別の前記NANDセルにおける隣り合う第2の共通選択ゲート線と接続しており、その接続箇所に隣接した前記第1の共通選択ゲート線上及び第2の選択ゲート線上に、それぞれ、前記分断箇所が形成されており、また、その接続箇所において、前記第1及び第2の共通選択ゲート線に共通に1つのコンタクトを形成し、前記1つのコンタクトによって、前記第1及び第2の共通選択ゲート線と前記第1及び第2の共通選択ゲート線に共通した1本の低抵抗な前記副選択ゲート線とを接続し、ある前記NANDセルの他方の一端の選択ゲート素子のゲート電極をなす第3の前記共通選択ゲート線は、前記分断箇所において、前記第3の共通選択ゲート線と前記副選択ゲート線とが接続されていることを特徴とするものとして構成される。
【0018】
【作用】
本発明においては、選択ゲート線への電荷転送経路として選択ゲート上部隣接配線を用いないため、メモリセルアレイ内での選択ゲート上部隣接配線と他配線とのコンタクト数を減少させることができ、選択ゲートコンタクト領域の1個あたりの幅を従来より狭くできる。この様にして本発明によれば、従来より選択ゲートコンタクト領域数を減らすことなく、つまり選択ゲート線への充放電所要時間が長くなることによる選択ゲート線充放電を含む動作の動作所要時間の長時間化を招くことなく、メモリセルアレイ内の選択ゲートコンタクト領域総面積が大幅に減少し、チップ面積の縮小を実現される。
【0019】
また、選択ゲート線と上部隣接配線とを接続しないようにしたので、ビット線と上部隣接配線とがショートしても、ビット線と選択ゲート線とがショートする事はなくなる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施例のNANDセル型EEPROMのシステム構成を示すブロック図である。メモリセルアレイ1に対して、データ書込み、読出し、再書込み、書込みベリファイ読出し及び消去ベリファイ読出しを行うために、ビット線制御回路2が設けられている。このビット線制御回路2は、データ入出力バッファ6につながっており、図のアドレスバッファ4からのアドレス信号を受けるカラムデコーダ3の出力を入力として受ける。また、メモリセルアレイ1に、制御ゲートと選択ゲートを制御するためのロウデコーダ5とが設けられている。さらに、メモリセルアレイ1が形成されるp基板(又はp型ウエル)の電位を制御するための基板電位制御回路7が設けられている。
【0022】
図2(a),(b)は、メモリセルアレイ1中の一つのNANDセルの平面図と等価回路図である。図3,図4(a),(b)はそれぞれ図2(a)のA−A′,B−B′およびC−C′断面図である。図5は図3の分離状態の部分斜視説明図である。特に図2〜図4からわかるように、p型シリコン基板(又はp型ウエル)11における素子分離酸化膜12で囲まれた部分にメモリセルMi が構成され、8個のメモリセルMi によって1つのNANDセルが構成され、複数のNANDセルNc 、によってメモリセルアレイ1が形成されている。
【0023】
特に、図3からわかるように、メモリセルMi は、それぞれ、基板11にゲート絶縁膜13を介して浮遊ゲート14i (141 ,142 ,…,148 )を形成し、この上に層間絶縁膜15を介して制御ゲート線16i (161 ,162 ,…,168 )を形成することにより構成されている。これらのメモリセルMi のソース・ドレインであるn型拡散層19は、隣接するもの同志共用するものとして形成されたもので、これによりメモリセルが直列接続される。
【0024】
特に、図3からわかるように、NANDセルNc の両端には、メモリセルMi の浮遊ゲート14i 、制御ゲート線16i と同時に形成された選択ゲート線149 及び1410、選択ゲート上部隣接配線169 および1610がそれぞれ設けられている。141 〜1410,161 〜1610で示される各ノードは、セルファライン技術を用いて加工される。
【0025】
図3において、素子形成後の基板はCVD酸化膜17により覆われ、この上にビット線18が配設されている。ビット線18は、NANDセルの一端としてのドレイン側拡散層190 にコンタクトされている。図2において、列方向に並ぶ制御ゲート線16i は、行方向に走る制御ゲート線CG1 ,CG2 ,…,CG8 として配設されている。これら制御ゲート線CGi はいわゆるワード線である。選択ゲート線149 及び1410もそれぞれ行方向に走る連続的な選択ゲート線SG1 ,SG2 として配設されている。また、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610も、選択ゲート線149 及び1410と同様に、それぞれ行方向に走る連続的なものとして配設されている。
【0026】
上記選択ゲート上部隣接配線169 ,1610は、制御ゲート線161 ,168 の加工の信頼性を高めるために不可欠な配線である。選択ゲート上部隣接配線169 ,1610がない場合には、制御ゲート線161 ,168 のそれぞれ外側にはこれらの制御ゲート線と同様の配線材の層が存在しないことになる。この場合には、制御ゲート線161 〜168 の加工の際の周期性が線161 ,168 の部分で崩れ、その配線材が線161 〜168 の間しか周期的に並んでいないこととなり、線161 ,168 の加工形状の信頼性が悪くなる可能性が高くなる。而して、161 ,168 はそれぞれメモリセルM1,M8の、いわゆる制御ゲート電極であり、上記のように加工形状が安定しないと、メモリセル特性が変化し、不良を招くことになる。このため、加工形状の安定は絶対的に必要な条件である。このような加工形状の安定を実現するために、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610が設けられている。つまり、隣接配線169 ,1610を設けることにより、配線材加工の際の周期性を169 〜1610の全範囲で保つことができ、これによって、制御ゲート線161 〜168 の加工の安定を実現できる。従って、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610は制御ゲート線の加工安定実現に不可欠な配線である。
【0027】
また、図2において、ビット線18上にCVD酸化膜19が形成され、この上に、選択ゲート線149 ,1410のそれぞれと同電位にある副選択ゲート線201 ,202 が配設されている。この副選択ゲート線201 ,202 を形成する配線材は、選択ゲート線149 ,1410を形成する配線材よりも低抵抗の材料が用いられる。
【0028】
なお、選択ゲート線149 ,1410と基板11との間のゲート絶縁膜130 を、図3に示すように、メモリセル部のゲート絶縁膜13よりも厚くして、その信頼性を高めるようにしてもよい。
【0029】
図6は、このようなNANDセルがマトリックス配列されたメモリセルアレイの等価回路を示している。
【0030】
図7に、メモリセルアレイ中の複数のNANDセルを配列したものの平面図を示す。選択ゲート線149 ,1410の材料として用いられる配線材には通常高抵抗な材料が用いられている。このため、選択ゲート線149 ,1410への充放電所要時間が長くなる。図2(b)中の素子S1,S2を駆動させるゲート電極はノード(選択ゲート)149 や1410なので、選択ゲート線149 ,1410への充放電所要時間が長い場合には、選択ゲートの充放電動作を含む全動作所要時間が長くなるという問題につながる。この動作所要時間を短縮させるため、メモリセルアレイ中では、選択ゲート線の実効的な抵抗を低下させる方法を用いている。この方法を実現するために図6の(I),(II)の領域(以下、選択ゲートコンタクト領域、と称す。)を用いている。
【0031】
図7の選択ゲートコンタクト領域(I),(II)の一具体例を図8(a)に示す。図8(a)では、図7の選択ゲートコンタクト領域(I),(II)において、ノード149 ,1410をそれぞれ副選択ゲート線201 ,202 に接続させている。図8(a)中のE−E′およびF−F′断面図をそれぞれ図8(b),(c)に示す。図8(c)の斜視図は図9に示される。図8(a)の方法を用いることにより、選択ゲート線149 や1410の配線材より低抵抗の配線材を用いた副選択ゲート線201 ,202 を、メモリセル中で選択ゲート線149 や1410に対してバイパス状態に接続することができ、選択ゲート線149 ,1410の実効的な抵抗を低下させることができる。図7中の選択ゲートコンタクト領域(I),(II)を、メモリセルアレイ中で、ビット線の数十本〜数百本おきに設ければ、通常数十箇所程度設けられることになる。この場合には、選択ゲート線149 ,1410の充放電の所要時間は、高抵抗にある配線部分での充放電所要時間、つまり選択ゲート線149 ,1410と副選択ゲート線とのコンタクトに挟まれた選択ゲート線部分の充放電時間が支配的となる。上述したように、選択ゲート線は副選択ゲート線とのコンタクトにより数分割〜数十分割されることになる。このため、図7中の選択ゲートコンタクト領域(I),(II)をメモリセル中に配設しない場合に比べて、充放電所要時間を数分の1〜数十分の1とすることができる。また、図7中の選択ゲートコンタクト領域(I),(II)部分では、選択ゲート上部隣接線169 や1610は他のどの配線とも接続されていない。このため、選択ゲート上部隣接線169 や1610は、メモリセル中では、常にフローティング状態にあることになる(図16(b)参照)。この選択ゲート上部隣接線169 や1610は、図2,図3の説明で述べたように、制御ゲート線の加工安定化の実現のために必要不可欠な配線であり、特に図9からわかるようにフローティング状態にあるとしても省略することはできない。この様に、メモリセルアレイ内の選択ゲート上部隣接配線169 ,1610がフローティング状態にあることが図8,図9に示した実施例の特徴である。
【0032】
次に、前記した本発明の第1の実施例を用いたときの、従来例に対する長所を説明する。図22(a),(b)は、従来例における、メモリセルアレイの一つのNANDセル部分の平面図と等価回路図であり、図23,図24(a),(b)はそれぞれ図22(a)のL−L′,M−M′およびN−N′断面図である。また、従来例におけるメモリセルアレイ中の複数のNANDセル配列の平面図を図25に、図25における選択ゲートコンタクト領域(図25中(V),(VI)に相当)の実施例の一例を図26(a)に示す。従来は、上記した選択ゲート線への電圧充放電時間の短縮を実現するため、つまり選択ゲート線の実効的な抵抗を低下させるために、図25中の選択ゲートコンタクト領域(V),(VI)において、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610と選択ゲート線149 ,1410とを接続している。通常、これらの配線169 ,1610の配線材抵抗は選択ゲート線149 ,1410の配線材抵抗に比べて低くなっている。このため、選択ゲート上部隣接線169 ,1610と選択ゲート線149 ,1410を接続することにより、選択ゲート線149 ,1410の実効的な抵抗を低下させることができる。しかしながら、従来方式では、選択ゲートコンタクト領域(V),(VI)における配線へのコンタクト数が選択ゲート線1本あたり3個と多い(図27参照)。このため、選択ゲートコンタクト領域の幅を広くとらねばならない。ところが、前記第1の実施例(図9に相当)においては、選択ゲートコンタクト領域中には配線へのコンタクト数が選択ゲート線1本あたり1個と少ない。このため、選択ゲートコンタクト領域幅を従来例の1/3程度にできる。この選択ゲートコンタクト領域はメモリセルアレイ中に数十箇所程度存在する。このため、本発明の第1実施例と従来例でのそれぞれは選択ゲートコンタクト領域面積に3倍の違いがある。これにより、本発明の第1実施例を用いると、チップ面積の大幅な縮小が可能となる。また、本発明の第1実施例中では、配線(副選択ゲート線)20を構成する配線層が従来例に比べて増えている。しかしながら、この配線層の増加によるコストアップよりも、前記したように本発明においてはチップ面積の縮小によるコストダウンの方が効果が大きい。このため、本発明は有用性が大きい。また、メモリセルアレイ内は従来例と同じ構造であっても、センスアンプ・ロウデコーダ、その他の回路パターンや配線において、配線20に相当する配線を用いる場合、つまりあらかじめメモリセルアレイ以外の部分にのみ使われる配線が存在する場合には、チップ中の破線層の数を増やすことなく、前記本発明の第1実施例を実現できる。従って、このような場合には本発明は特に有効である。
【0033】
本発明は前記第1実施例の場合に限られるものではなく、種々変更可能である。以下に、本発明に係るその他の実施例の説明を行う。
【0034】
図10に、別の実施例の一例を示す。図7において、メモリセルサイズを小さくした場合には、半導体基板11、素子分離領域12が小さくなり、隣り合った選択ゲート配線間に図8(a)のような異なる配線へのコンタクトを別々に形成するスペースがなくなる場合がある。特に、図7中では、領域l1内にはビット線コンタクトが存在する。このため領域l1はあまり小さくできないが、領域l2内には必ずしもコンタクトを取る必要がない。このため、領域l2は領域l1に比べてより小さくでき、従って隣り合ったソース線側選択ゲート間にそれぞれへのコンタクトを別々に形成できなくなる場合が起こりやすい。この場合には、図10のように、隣り合った選択ゲート線を接続し、この2本の選択ゲートを同電位として、隣り合った選択ゲートに共通に1つのコンタクトだけをとる方式を用いることもできる。ここで、隣り合ったソース側選択ゲート側にのみ共通のコンタクトだけをとる方式における、メモリセルアレイの1つのNANDセル部分の平面図と等価回路図を図13(a),(b)に、また図13(a)のD−D′断面図を図14に、またソース側選択ゲート側のみに共通コンタクトをとる方式におけるメモリセルアレイ中の複数のNANDセル配列の平面図を図15に示す。また、隣り合った選択ゲートに共通のコンタクトだけをとる方式において従来例を用いた場合を参考として図28に示す。
【0035】
図15におけるこのような選択ゲートコンタクト領域(III),(IV)において、隣り合った2つの選択ゲートに共通に1つのコンタクトのみを形成する場合にも、従来例を用いる場合(図28に相当)に比べ、本発明の実施例の図10を用いる場合のほうが、選択ゲートコンタクト領域(III),(IV)の幅が1/3程度となり、前述のように、従来例を用いる場合に比べてチップ面積を大幅に縮小することができる。
【0036】
また、隣り合った2つの選択ゲートとしてのそれぞれの配線間に、異なる配線へのコンタクトを別々に形成する方式と、隣り合った2つの選択ゲートに共通に1つのコンタクトだけをとる方式は、前述したように、前者が図8(a),図26(a)に、後者が図10,図28に相当する。同様に、以下に説明を行う図中においても、前者は図11(a),図18に、後者は図12,図19に相当する。
【0037】
図11,12に別の実施例を示す。図11,12に示す実施例では、メモリセルアレイ中の選択ゲート上部隣接配線の両端のうちの片方だけに、選択ゲート上部隣接配線と副選択ゲート線とのコンタクトを取る場合である。また、この方式を使用した場合のうち、図11(a)におけるメモリセルアレイ内の配線の接続構造の概略図を図17(a),(b)に示す。これらの図からわかるように、図11,12の方式では、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610は選択ゲート線149 ,1410と同電位になる。この場合には、前述したように、通常選択ゲート上部隣接配線169 ,1610の配線材としては、選択ゲート線149 ,1410の配線材のよりも抵抗の低い材料を用いる。このため、選択ゲート線149 ,1410よりも選択ゲート上部隣接配線169 ,1610の方が、電圧充放電動作速度が速くなる。選択ゲート上部隣接配線169 ,1610が先に設定電位まで電位変化すると、選択ゲート線149 ,1410は選択ゲート上部隣接配線169 ,1610との容量カップリングにより、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610の電位変化方向と同じ方向、つまり、充電動作時には電位上昇の方向、また放電動作時には電位低下の方向に、電位変化を起こし、この後に選択ゲート線内を伝わってくる電荷によって設定電位まで完全に変化する。このように、図8(a),図10の選択ゲート上部隣接配線169 ,1610がフローティングの場合に比べ、図11,12の方式を用いると、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610との容量カップリングによる電位変化の分だけ選択ゲート線149 ,1410の電位充放電所要時間を短縮できる。また、選択ゲートコンタクト領域内における配線へのコンタクト数が2個であるため、図26(a),図28の選択ゲートコンタクト領域内の配線へのコンタクト数が3個の場合に比べ、選択ゲートコンタクト領域幅を小さくでき、従ってチップ面積も従来方式を用いる場合に比べ大幅に縮小できる。また、図8(a),図10に比べると、電位充放電時間は図8(a),図10の場合より少なくなるという長所がある。チップ設計時にどちらを採用するかはチップ動作に基づいて決めればよい。
【0038】
図16,図17に、メモリセルアレイ中およびメモリセルアレイへの選択ゲート線入力部(配線層20と配線層14のコンタクト部分周辺に相当)における選択ゲート線149 ,1410、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610、副選択ゲート線20の接続関係を示す。図16(a)はメモリセルアレイ中およびメモリセルアレイへの選択ゲート線入力部における選択ゲート線の平面図、図16(b),(c),図17(a)〜(c)は図16(a)中のI−I′断面図を示す。図16(b)は、上述した実施例とはまた別の実施例であり、メモリセルアレイ中で選択ゲートに対して他配線の接続を全く行わない場合である。この場合において、選択ゲート線149 ,1410の配線材の抵抗が高いときには、選択ゲートへの充放電動作が長時間化する。この方式でも、選択ゲートへの充放電動作を含む全動作の所要時間が長くても構わない場合、また選択ゲートへの充放電動作を含む全動作の所要時間が選択ゲートへの充放電動作長時間化以外の理由で長い所要時間を必要とするため特に選択ゲートへの充放電動作の高速化の必要がない場合、また選択ゲート線149 ,1410の配線材の抵抗が低くできるため選択ゲート線への充放電動作が長時間化しない場合などには、図16(b)を使用しても問題はない。また、図16(b)を用いると、メモリセルアレイ中に選択ゲートコンタクト領域が必要ないため、メモリセルアレイ面積を上述した実施例の他のどれよりも小さくでき、従ってチップ面積を上述した実施例の中で最小にできる、という長所がある。
【0039】
また、以上に述べたように、従来は、特に図27からわかるように、高抵抗な選択ゲート線149(10) を低抵抗化するため、そのゲート線149(10) 上の層間絶縁膜15及び隣接配線169(10) を部分的に取り除き、ビット線18の足18a,18bを隣接配線169(10) ,169(10) 及び選択ゲート線149(10) にコンタクトさせて、高抵抗な選択ゲート線149(10) を低抵抗の隣接配線169(10) でバイパスさせている。選択時において、選択ゲート線149(10) には高電圧が印加される。この印加電圧の影響が隣接配線169(10) に及び、この配線169(10) がチャージアップして装置の動作に悪影響を及ぼすこともある。また、外部からの電荷によって隣接配線169(10) がチャージアップすることも考えられる。
【0040】
従来は、高低抗な選択ゲート線149(10) を低抵抗化するため、そのゲート線149(10) 上の層間絶縁膜15及び隣接配線169(10) を部分的に取り除き、ビット線18と同一配線層18a,18bを隣接配線169(10) ,169(10) 及び選択ゲート線149(10) にコンタクトさせて、高低抗な選択ゲート線149(10) を低抵抗の隣接配線169(10) でバイパスさせている。選択時において、選択ゲート線149(10) には高電圧が印加される。この印加電圧の影響が隣接配線169(10) に及びこの配線169(10) がチャージアップして装置の動作に悪影響を及ぼすこともある。また、外部からの電荷によって隣接配線169(10) がチャージアップすることも考えられる。
【0041】
また、図16,図17中の各実施例のうち、図16(c)は図8(a)に、図17(a),(b)はともに図11(a)に、図17(c)は図26(a)における選択ゲート線のワード線方向における断面図に相当する。
【0042】
これらの各図のうち、図16(c)の場合には、高抵抗の選択ゲート線149 ,1410が低抵抗の副選択ゲート線20で所定間隔毎にバイパスされて、選択ゲート線149 ,1410が低抵抗化された形となっている。しかもこの状態において、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610は所定長さ毎のものに分断する、フローティングな状態にあり且つそのまわりを一体化された選択ゲート線149 ,1410;隣接配線169 ,1610で囲まれた状態にある。これにより、選択動作時に、選択ゲート線149 ,1410に高電圧が加えられた場合においても、その影響によって隣接配線169 ,1610がチャージアップするのが防がれる。また、その他の外部から影響によっても、隣接配線169 ,1610がチャージアップするのも防がれる。図17(a),(b)は、図16(c)の変形例であり、副選択ゲート線20を各隣接配線169 ,1610に導通させたものである。図17(c)は比較のために示した従来例である。図17(a)では、上記導通を、図中の各隣接配線169 ,1610の左端側で行っており、同図(b)では右端側で行っている。これらの図17(a),(b)の例においては、隣接配線169 ,1610の電位は選択ゲート線149 ,1410及び副選択ゲート線20と同じになる。よって、隣接配線169 ,1610がチャージアップするのは防がれる。
【0043】
図18,図19に、また別の実施例を示す。図18,図19の実施例では、選択ゲートコンタクト領域において、選択ゲート上部隣接配線169 ,1610が分断されておらず、選択ゲートコンタクト領域内を選択ゲート上部隣接配線169 ,1610が通り抜けている場合である。図18(a),図19のそれぞれを用いた場合は、選択ゲートコンタクト領域内の配線へのコンタクト数が図8(a),図10を用いた場合と同じなので、図18,図19の方式を用いると、図8,10を用いた場合と同程度のチップ面積を実現でき、従来例に比べて大幅にチップ面積を縮小できる。この図18,図19を用いた際には、選択ゲート上部隣接配線は、メモリセルアレイ内で他のどの配線とも接続されない状態にあるが、メモリセルアレイへの選択ゲート線の入力部分では、選択ゲート線設定電位にある他の配線と接続することも可能であり、この場合も本発明は有効である。また、メモリセルアレイへの選択ゲート線の入力部分においても選択ゲート上部隣接配線が他のどの配線とも接続されず、選択ゲート上部隣接配線がメモリセルアレイ内外の両方において完全にフローティング状態となっている場合においても本発明は有効である。
【0044】
図20に、本発明における図3に示したNANDセル断面図の変形例を示す。図20に示したような場合、つまりメモリセルアレイ中のビット線が配線層20によって形成され、また副選択ゲート線が配線層18によって形成される場合においても、上述した図8,図10,図11,図12,図18,図19などの実施例と同様に、選択ゲートコンタクト領域において、副選択ゲート線181 ,182 と選択ゲート線149 ,1410のコンタクトを形成でき、本発明を実現できる。
【0045】
図30はこの発明に係るデコード系の回路例を示している。すなわち、制御ゲートCGのデコーダ内に選択ゲートSGのデコード動作が行えるよう組み込まれている。ロウメインデコーダ301、ロウサブデコーダ302からなり、ロウメインデコーダ301の回路は図31のように構成され、ロウサブデコーダ302は図32りのように構成されている。
【0046】
図31に示すロウメインデコーダは、NAND束からなるメモリセルブロックのうちの1つを選択する回路である。外部から入力されるアドレスは、図示しないアドレスラッチ回路によって内部ロウアドレスに変換され、この内部ロウアドレスによってメモリセルブロックのうちの一つに選択するため、ノードN1から図32に示すようなロウサブデコーダにに信号を供給する。選択されたロウサブデコーダ302の入力ノードN1の電位は5V(Vcc)、また非選択のロウサブデコーダ302り入力ノードN1の電位は0Vとなる。
【0047】
図32に示すロウサブデコーダは、入力信号A,B,C,D,E、電源VA 、VB 、VC にはそれぞれ読み出し時、書き込み時、消去時の各モードにおいて、表1に示す電位が供給される。Vccは通常の電源で例えば5V、Vppは書き込み消去系高電圧、例えば20V、Vm はVppの中間電位で例えば10V、GNDは0Vとして考える。
【0048】
以上、実施例を用いて本発明の説明を行ってきたが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能である。例えば、上記実施例中では、NANDセル型EEPROMを例にとって本発明の説明を行ったが、NOR型EEPROMやその他の半導体記憶装置においても、メモリセルアレイ中等において、積層形成された複数の配線層が存在し、前記複数の配線層のうち最下層の配線と他配線のコンタクトをとる領域において本発明を用いると、上述したように、このコンタクト領域幅を小さくでき、従ってチップ面積の縮小を実現できる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、メモリセルアレイ中の選択ゲート配線と他配線との間の接続を行う領域におけるコンタクト数を減らすことができ、これによってメモリセルアレイの面積を縮小でき、従来よりもチップ面積の小さく安価なEEPROMを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るNANDセル型EEPROMの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1、第2の実施例に係るNANDセル構造を示す平面図と等価回路図。
【図3】図2(a)のA−A′断面図。
【図4】図2(a)のB−B′,C−C′断面図。
【図5】図3の要部斜視説明図。
【図6】同じくメモリセルアレイの等価回路図。
【図7】同じくメモリセルアレイ中の複数のNANDセル配列の平面図。
【図8】本発明の第1,3の実施例に係る図7(図15)の選択ゲートコンタクト領域の平面図と断面図。
【図9】図8(c)の要部斜視説明図。
【図10】図8の変形例。
【図11】本発明の第2,4の実施例に係る図7(図15)の選択ゲートコンタクト領域の平面図と断面図。
【図12】図11(a)の変形例。
【図13】本発明の第3,4の実施例に係る一つのNANDセル構成を示す平面図と等価回路図。
【図14】図13のD−D′断面図。
【図15】本発明の第3,4の実施例に係るメモリセルアレイ中の複数のNANDセル配列の平面図。
【図16】メモリセルアレイ中およびメモリセルアレイへの選択ゲート線入力部における選択ゲート線、選択ゲート上部隣接配線、副選択ゲート線の接続を示す図であって、配線の平面図を示す図、第5の実施例に係る配線の断面図を示す図、及び第1の実施例に係る配線の断面図である。
【図17】メモリセルアレイ中およびメモリセルアレイへの選択ゲート線入力部における選択ゲート線、選択ゲート上部隣接配線、副選択ゲート線の接続を示す図であって、第2の実施例に係る配線の断面図を示す図、及び第2の実施例に係る配線の断面図、及び従来例に係る配線の断面図を示す図。
【図18】本発明の第6,7の実施例に係る図7(図15)の選択ゲートコンタクト領域の平面図と断面図。
【図19】図18(a)の変形例。
【図20】図3に示したNANDセル断面図の変更例を示す図。
【図21】図3に示したNANDセル断面図の変更例を示す図。
【図22】従来例に係るNANDセル構成を示す平面図と等価回路図。
【図23】図22(a)のL−L′断面図。
【図24】図22(a)のM−M′およびN−N′断面図。
【図25】従来例に係るメモリセルアレイ中の複数のNANDセル配列の平面図。
【図26】従来例に係る図16の選択ゲートコンタクト領域の平面図と断面図。
【図27】図26(b)の斜視説明図。
【図28】図26(a)の変形例。
【図29】従来例に係る選択ゲートコンタクトの製造方法を示す断面図。
【図30】本発明に係るデコーダ系の要部を示す回路図。
【図31】図30のロウメインデコーダの具体的回路図。
【図32】図30のロウサブデコーダの具体的回路図。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ
2 ビット線制御回路
3 カラムデコーダ
4 アドレスバッファ
5 ロウデコーダ
6 データ入出力バッファ
7 基板バイアス回路
Claims (1)
- 半導体基板上に、ゲート絶縁膜を介して、電荷蓄積層と制御ゲート線が、互いの間に層間絶縁膜を介して、積層された電気的書替え可能な不揮発性半導体メモリセルが第1の方向に複数直列接続され、その両端に選択ゲート素子を有するNANDセルが配列された不揮発性記憶装置であって、
前記メモリセルの電荷蓄積層と同じ配線層で構成され、前記選択ゲート素子のゲート電極をなす選択ゲート線と、前記メモリセルの前記制御ゲート線と同じ配線層で構成され、絶縁膜を隔てて前記選択ゲート線上に位置する選択ゲート上部隣接線と、を備え、
前記NANDセルの複数は第1の方向と直交する第2の方向に並んでおり、これらのNANDセルを構成する各選択ゲート素子における選択ゲート線が順次つながって共通選択ゲート線となると共に、前記選択ゲート上部隣接線がつながって、直接電位を与えられないフローティング状態にある共通選択ゲート上部隣接線となっており、
前記共通選択ゲート線に対して前記共通選択ゲート上部隣接線を挟んで対向し、前記共通選択ゲート線よりも低抵抗な副選択ゲート線をさらに備え、
この上部隣接線は所定長さ毎の分断隣接線に分断されて分断箇所が形成されており、
ある前記NANDセルの一方の一端の選択ゲート素子のゲート電極をなす第1の前記共通選択ゲート線は、ある前記NANDセルと第1の方向に隣接する別の前記NANDセルにおける隣り合う第2の共通選択ゲート線と接続しており、その接続箇所に隣接した前記第1の共通選択ゲート線上及び第2の選択ゲート線上に、それぞれ、前記分断箇所が形成されており、また、その接続箇所において、前記第1及び第2の共通選択ゲート線に共通に1つのコンタクトを形成し、前記1つのコンタクトによって、前記第1及び第2の共通選択ゲート線と前記第1及び第2の共通選択ゲート線に共通した1本の低抵抗な前記副選択ゲート線とを接続し、
ある前記NANDセルの他方の一端の選択ゲート素子のゲート電極をなす第3の前記共通選択ゲート線は、前記分断箇所において、前記第3の共通選択ゲート線と前記副選択ゲート線とが接続されている
ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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