JP3670013B2 - 偏心ギア - Google Patents
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Description
本発明は、回転可能な入力要素または駆動要素から被駆動要素へとトルクまたは力を伝達するための偏心ギアに関する。かかる偏心ギアは、互いに異なるピッチ円直径を有して共働する二つのギアリングを有している。第1のギアリングは外側ギアリングであって、内方を向いた特定数の歯を備え、最も大きい直径を有している。第2のギアリングは内側ギアリングであり、より少ない数の、外側を向いた歯を備えている。内側ギアリングの歯のうちの僅かな数(例えば1枚)の歯だけが外側ギアリングと係合する。内側ギアリングは、外側ギアリングに対して偏心するようにして軸受内に配置される。上述した駆動要素と被駆動要素との間のギアチェンジすなわち変速の具合は、それぞれのギアリングにおける歯の総数によって決まる。
従来の技術
大体において上述したような種類の偏心ギアとしては、既に様々な態様のものが知られている。スエーデン特許第9203101−2号においては、工業用ロボットや他の種類のロボットに使用するのに特に適した(もっともこれらに限定される訳ではない)偏心ギアが開示されている。この開示例の場合、ギアは独立したユニットとして供給され、駆動源(例えば電動モータ)とロボット(または他の適用対象)の回転可能な被駆動要素との間に挿入され、駆動源からの出力シャフトの高速回転速度をギアダウンして、適用対象の被駆動要素を形成する入力シャフトに低速回転を伝える。偏心ギアの本質的な利点は、考えられる限りの大きな変速比をたった一つの段階で実現できるということである。実際のところ、偏心ギアは50:1ないし200:1の範囲の変速比を作り出してしまうことができる。他の形式のギア(特に複数枚を組み合わせたギア)と比べてみると、偏心ギアは構造が簡単である。このことは、大きな変速比を得ようとするとまず生じる機械工学上の問題点に対しての解決策(しかも費用のかからない解決策)を与えるものであると考えられていた。しかしながら、このような従来から知られていた偏心ギア(独立したユニットすなわち個別のユニットとしてシリーズ生産され、後に購入者やユーザによって適用されるようにされていた)は、軸受の中心に配置されたシャフト部分である入力シャフトと、同様にして軸受の中心に配置されたシャフト部分である出力シャフトとの双方を常に有していた。これは従来のいずれの偏心ギアについても共通して言えることであった。内側ギアリングは、小さな軸方向延長部のリング状またはディスク状本体に設けられていた。該内側ギアリングから出力シャフトへと、キャリア機構を介して、ギアダウンされた回転運動が伝達されるようになされていた。キャリア機構は多かれ少なかれ複雑な構造をしており、したがってまた高価なものであった。ギアの二つのシャフトのそれぞれは、軸受を必要とするばかりでなく、その設置空間を確保する必要があった。かかる設置空間は、歯を備えて偏心的に移動可能なリング状またはディスク状本体が組み込まれたハウジング(ある程度の容積を有している)の両端に必要となることも多い。さらに、コストもかかり設置空間も必要となる結合手段すなわち連結手段が必要となるが、これは駆動源とギアの入力シャフトとの間だけでなく、ギアの出力シャフトと被駆動回転要素(購入者またはユーザの適用対象によって構成される)との間にも必要となる。
冒頭に述べたような種類の偏心ギアの他の例として、米国特許第5030184号に開示されたギアを挙げておく。
本発明の目的および特徴
本発明は、従来公知の偏心ギアの上述したような欠点を取り除き、構造的に非常に簡単なギアを提供しようとするものである。したがって本発明の第1の目的は、出力シャフトおよびそれに伴う軸受を必要とせず、したがってギアを適用対象に結合されるために両者間に設けられる高価な連結手段を必要としない偏心ギアを提供することである。さらに、任意の適用対象に簡単なやり方で結合することのできる偏心ギアを提供することも、本発明の目的である。本発明のさらに別の目的は、自身の機能のための要素として非常に少ない数の要素しか必要とせず、したがって非常に低いコストで製造でき、高いコストがかかることが受け入れ難い適用領域でもギアを利用することが可能となるような、偏心ギアを実現することにある。ある観点からすれば、本発明は、適用対象の被駆動要素を、回転運動ばかりでなく、同時に生じる軸方向往復運動も可能となるようにするギアを提供することを目的とする。さらに別の観点からすれば、本発明は、簡単な構成にもかかわらず、ギアの回転運動を適用対象の被駆動要素の往復運動に専ら変換することのできるギアを提供することも目的とする。
本発明によれば、請求の範囲第1項に記載した特徴部分によって、少なくとも主目的を達成することができる。さらに、本発明の望ましい実施例が従属形式の請求項に記載されている。
請求の範囲第2項により特定される望ましい実施例によれば、内側の可動偏心ギアを形成されるところの細長い本体は、ケーシング部分またはケーシング様部分の形状をしている。請求の範囲第3項に特定したように、このケーシング部分は、適用対象の被駆動要素の一部を構成する相似ないし類似状ギアリングと係合するよう意図された第3のギアリングを担持するために使用することができ、該被駆動要素は、ケーシング部分が傾動運動(nutating motion)すなわち中心軸線に対して部材の回転軸線を傾斜させる運動をする際に回りを移動するところの円錐の頂点の位置を決定するスペース内に静止部分を形成する。
従来技術の更なる説明
使用時に運動を与える、歯付きのケーシング部分を有する偏心ギア機構自体は、国際公開第93/06999号公報で既に知られている。しかしながら、該国際公開公報の場合、ギア機構は、一体化された内側構成要素として円筒形ロールに含まれている。それゆえ、別個の任意の適用対象をギア機構に結合することはできない。ましてや、本発明を特徴づけるような簡単な手法で結合することは不可能である。
添付図面の簡単な説明
図1は本発明による偏心ギアの長手方向断面図であり、入力側がモータに連結され、出力側が被駆動要素としてのバルブスピンドルを有する適用対象に連結されている状態を示す。
図2はギア自身のみの長手方向断面図。
図3は図2のギアの分解図。
図4は図1ないし図3のギアと類似しているがこれを変形した実施例を示す長手方向断面図。
図5は別の実施例によるギアの長手方向断面図であり、ギアと適用対象の被駆動要素との間の力伝達がギアベルトを介して行われるようになされている。
図6は図5のギアに含まれる個々の部材を示す分解図。
図7は図5に相当する長手方向断面図であるが、ここにおける実施例では、被駆動要素への力伝達が、単一の歯を有するトランスミッションを介して行われるようになされている。
図8はチェーンを介して被駆動要素へと力を伝達するためのギアの長手方向断面図。
図9は駆動源の回転運動を被駆動要素の軸方向往復運動へと変換するギアの長手方向断面図。
図10はタイヤを備えた車輪とともに使用されたギアを示す部分側断面図。
本発明の望ましい実施例の詳細な説明
図1ないし図3において、参照符号1は、本発明にしたがって作られた偏心ギア全体を示している。この偏心ギアの入力側はモータ2(例えば電動モータ)の形態をとる駆動源に連結されている。出力側においては、ギア1は適用対象(概略図式に示し、参照符号3を付されている)に連結されている。この実施例において、この適用対象はバルブスピンドル4を備えたバルブハウジングの形態としてもよい。バルブスピンドル4は、付属するバルブの調整のために回転可能である。バルブスピンドル4がネジ山を備える場合、軸方向移動を生じさせることもできる。
ギア1の一つの構成要素はフレーム形成リング5からなる。該フレーム形成リング5は、その内側に第1のギアリング6を有している。該第1のギアリング6は、回転可能な本体8上の第2のギアリング7と公知の態様で協働する。第1のギアリングである外側ギアリング6は、ギアリング7よりも大きなピッチ円直径を有するとともに、内方を向いた特定数の歯を備えている。一方、内側ギアリング7は、より少ない数の、外方を向いた歯を備えているが、そのうちの僅かな数の歯(例えば1枚)が外側ギアリング6に係合する。内側ギアリング7は外側ギアリング6に対して偏心するように軸受内に装架されているのである。より詳細に言えば、一端にて内側ギアリング7を有する本体8は、軸受9(例えば玉軸受)によって支持されており、該軸受9は偏心本体10の外側に配置されている。該偏心本体10は、モータ2に付属しているシャフト11に連結されてこれと共に回転するようになされている。偏心本体10はまた、軸受内でシャフト11と同軸に装架されている。偏心本体10は、シャフト11が連結可能な、偏心ギア1の回転可能な駆動入力要素を形成している。ギアのギアチェンジは、二つのギアリング6、7の歯の総数によって決まる。外側ギアリング6の歯の数が90で、内側ギアリング7の歯の数が89とする。シャフト11および偏心本体10が回転すると、内側ギアリング7が外側ギアリング6上で遊星輪のような軌道を描き、それによって内側ギアリング7が、その対称軸の回りをシャフト11の回転方向とは逆方向に回転する。外側ギアリング6と内側ギアリング7との歯数の差は1枚だから、1ピッチだけの差が生じるのである。内側ギアリング7を完全に1回転させるため、また、それによって本体8を完全に1回転させるためには、シャフト11は89回転しなければならない。換言すれば、89:1の割合のギアチェンジすなわち回転数の減少が得られるのである。
図1ないし図3に示した偏心ギアについて上述した内容に関する限りは、実質的に従来から知られている。
本発明によれば、内側ギアリング7を備えた本体8は細長く、図1ないし図3の実施例においてはケーシング部分またはケーシング様部分の形状をしている。そして、その端部は内側ギアリング7から間隔をおかれている。本体8は、第1の手段を有しており、該第1の手段は、バルブスピンドル4上の補完的な第2の手段と連結され、または係合するようになされている。バルブスピンドル4は、ギアによって駆動される要素を構成している。図示実施例によれば、上記第1の手段(第1の係合手段)は、ケーシング部分の自由端部に連結または一体化された第3のギアリングである内歯のギアリング12からなっている。これと補完的なバルブスピンドル4上の係合手段は、協働する外方を向いた歯を有する第4のギアリング13である。該第4のギアリング13は、ディスク状本体14に設けられており、該ディスク本体14は、バルブスピンドル4に連結されてこれと共に回転する。
ケーシング部分8は幾何学図形上の対称軸A(図2参照)を有している。この対称軸Aは、外側ギアリング6の中心を通る想像上での幾何学図形上の対称軸Bに対して傾斜している。内側ギアリング7が外側ギアリング6に対してギア係合する際、ケーシング部分は傾動運動を受ける。このとき、ケーシング部分8の対称軸Aは想像上の円錐面に沿って母線のように移動する。より詳細に言えば、ケーシング部分8の対称軸Aは、ギアリング6、7からかなりの距離だけ軸方向に離れた円錐の頂点Cの回りを移動する。この実施例においては、ギアリング6、7のそれぞれは、小さな端部と大きな端部とを備えた円錐台形状(conical basic shape)を有している。より詳細に言えば、コニシティ(conicity)は、ギアリングの小さな端部が同じ方向を向いているようになされている。特に図示実施例においては、ギアリングの小さな端部はモータ2の方へ向かう方向を向いている。先に述べた円錐の頂点Cは、対称軸Bにほぼ直角に広がる面D−D内に位置付けられる。この横断面D−Dと、対称軸Bに直角に広がる横断面にしてギアリング6、7が位置付けられているところの横断面E−Eとの間の距離は、ギアリング12から面E−Eまでの距離とほぼ同じである。換言すれば、ギアリング12は、ほぼ横断面D−D内に位置付けられていることになる。
ケーシング部分8内にはショルダー15が設けられている。該ショルダー15は、この実施例においては、中間壁の形状をしている。この中間壁に押し付けられるようにして、圧力バネ16(例えば、つる巻圧力バネ)の一端が位置付けられている。圧力バネ16の他端は、バルブスピンドル4によって支持された歯付きのディスク状本体14に押し付けられるように位置付けられている。バネ16は、ケーシング部分8が常にモータ2の方へ向けてバネ付勢され続けるようにする目的で設けられる。より詳細に言えば、バネ16の目的は、内側ギアリング7の一枚の歯または複数枚の歯が、外側ギアリング6上の相似ないし類似状の歯に対し、隙間なしの係合状態で係合を維持するようにすることである。このようにして、ギアリングどうしの間で確実にして静かな力の伝達が確保される。
ギアリング6、7にとって必要な潤滑用グリースが半径方向のシール17(封止部材)によって封入されている。シール17は、望ましくは標準型のシールとする。図1ないし図3の実施例においては、シールは断面がV字形をした弾性リングであり、望ましくはプラスチックまたはゴムで作られる。ギアリング12と同様に、リング状のシール17もまた横断面D−D内に位置付けられる。
フレームリング5はラグ18、19を有している。これらのラグは、フランジまたはこれに類似した手段であり、ギア1を一方ではモータ2に固定し、他方で適用対象3に固定するためのものである。より詳細に言えば、ラグ18は、モータ2のフランジ20にギア1をネジ止めできるようにしており、一方、ラグ19は、適用対象3にしっかりと取り付けられた適当な連結用タップまたは手段21へのネジ止めを可能にしている。図1に示すようなネジ止め状態においては、フレームリング5は、モータ2および適用対象3の双方に対して移動することができない。
軸受9とケーシング部分8の内側ショルダーとの間にはカップ形または皿形のバネ22が作用している。このバネ22の目的は、軸受を適所に維持するとともに該軸受を軸方向に軽く押して緩みを防止することにある。
本発明による偏心ギアの機能
前述したように、比較的細長いケーシング部分8は、内側ギアリング7が外側ギアリング6に対して遊星輪のような運動をすると、傾動運動を行う。対象軸Aが対象軸Bとなす角度αの大きさは、ギアリング6、7間の偏心量および横断面E−E、D−D間の距離によって決定される。これらの横断面間の距離が小さいと、ある偏心量の場合の角度αの大きさは、比較的大きいことが要求される。横断面間の距離が大きくなるにつれて、角度αの大きさは減じられる。実際には、角度αは0.1ないし3度の範囲内とされ、0.2ないし2度が適当であるが、望ましくは0.3ないし1度とされる。ケーシング部分8の軸方向長さは、ギアリング7の直径の少なくとも50%はあるものとすべきであるが、角度αを必要以上に大きくし過ぎないようにするため、50%以上の長さとすることが適当である。
当然のことながら、ケーシング部分8が傾動運動をしている間、内側ギアリング12は右側の自由端において振れ運動をしようとする。しかしながら、このギアリング12は、円錐の頂点Cを共有する横断面D−D内に位置付けられているので、該ギアリング12は、偏心的な又は半径方向への動きをすることはできず、軸方向振れ運動成分は非常に限定されたものとなる。したがって、ギアリング12とバルブスピンドル4に関連づけられたギアリング13との間の歯どうしの連結における上記偏心的または半径方向運動および軸方向振れ運動成分を吸収するのは、実際にはそれほど難しいことではない。例えば、吸収に適応した遊びを歯に設けることによって行えばよい。歯を完全に真っすぐな状態に作らずに、ある曲率を有するように作ることも、また有効であろう。ケーシング部分8が、ギアリング12を含む端部において、全部または一部がプラスチックまたは他の塑性材料で作られるならば、ギアリング13との歯の係合において、遊びなしの弾性予応力(play−free elastic pre−stress)状態を得ることもできるであろう。
図1において、ケーシング部分8の自由端部における内側ギアリング12の幅が、ディスク状本体14の外側ギアリング13の幅よりも小さいことに注目されたい。さらに、ギアリング12の内側エッジが、ケーシング部分8のショルダー面23からある距離だけ離れて位置付けられ、それによって、該ショルダー面23とギアリング12との間に隙間24が生じていることに注目されたい。このような形状にしたことにより、ギアリング12、13の噛み合い状態を外すことなく、また、円錐の頂点Cの空間位置が固定フレームリング5およびバルブハウジング(適用対象)3に対して変わることなく、ディスク状本体14とそれに付属するギアリング13とが軸方向両側に自由に移動することができる。したがって、ネジ付きのバルブスピンドル4は、バルブを異なる調整位置へと調節するために必要な軸方向の移動性を失うことなく、ギアと結合することもできる。明らかにギアは、比較的高速の回転速度で且つ低いトルクの状態をギアチェンジして、減速された回転速度状態にしたり、回転の角度を変えたりすることができ(これらは実際のギアチェンジの機能に依存する)、また、バルブスピンドル4のトルクを増大させることができる。
本発明の利点は明白である。何ら覆われることなく露呈されたギアリング12をケーシング部分8に利用できることにより、ギアはバルブスピンドルに容易かつ迅速に連結することができるが、このとき、ギアの軸受に装架された出力シャフトと適用対象の回転要素との間に従来必要とされていたような特別な連結装置は何も用いずにすむ。さらに、これまで説明してきたギアは非常に簡単な構成をしており、極端に僅かな構成要素しか含まない。すなわち、実質的には、フレームリング5と、ケーシング部分8と、軸受9と、偏心本体10とだけである。望ましくは更に、バネ16とシール17とが含まれる。換言すれば、本発明による偏心ギアは、従来公知の偏心ギアに比べて非常に低いコストで製造できることになる。
図4には変形実施例が示されている。この実施例では、断面V字形のシールリング17の代わりに簡単なOリング25が使用されている。このシールリング25もまた、ケーシング部分8’の円錐の頂点Cが位置付けられるところの横断面D−D内に位置付けられている。図2および図3において、ケーシング部分8が傾動運動をするもとで、いかにギアリング12が振れ運動を小さくするかを示した。Oリングの上方部分の大部分は横断面D−Dのいくぶん右側に示され、下方部分の大部分は該横断面の左側に示されている。Oリング25(半径方向に関して比較的高い剛性を有する)は、スピンドルに対するギアの組み付けを簡単にする。ギアリング6および7間の接触を出来る限り良好なものとするため、円錐の頂点Cは、対称軸B上に位置するものとする。
ケーシング部分8のギアリング12は、適用対象の被駆動要素の外側ギアリングと連結されるための内側ギアリングとして示されているが、逆となる関係であってもよい。すなわち、ケーシング部分8に外側ギアリングを設け、被駆動要素に内側ギアリングを設けてもよい。
次に、別の実施例を示す図5および図6を参照する。この実施例においては、ギア1によって駆動される要素4’は、任意の適用対象(図示せず)に含まれるシャフトの形状をしている。ギアは、ケーシング部分8’’を含む。該ケーシング部分8’’は軸受支持されているが、該軸受支持は、偏心配置された第1の軸受9によってばかりでなく、ケーシング部分8’’の自由端にて同心配置された第2の軸受26によっても行われる。この軸受26は、全体を符号27で示すホルダによって適所に維持される。該ホルダ27は、フレームリング5’にしっかりと連結された、直角に曲がった形状のアーム28と、該アーム28に取り付けられた支持リング29とを含んでいる。偏心本体10’(この実施例では釣り合い重り30を有している)は延長部31を備えており、該延長部31の自由端は、支持リング29内で軸受支持されている。
この実施例においては、ケーシング部分8’’は、外歯のギアリングである第5のギアリング32を有している。該ギアリング32は、ギアの最初の係合手段すなわち力伝達手段を形成している。図5に見られるように、ギアリング32はギアベルト33に係合し、該ギアベルト33は被駆動シャフト4’に取り付けられたギアベルトディスク34に係合する。
図1ないし図3に示した実施例における第3のギアリング12と同様に、ギアリング32は、ケーシング部分8’’がその傾動運動を行うときの中心となる円錐の頂点を含む横断面内に位置づけられる。また、この実施例においてもギアリング32は振れ運動をするが、その振れは限定された小さなものなので、弾性または可撓性のギアベルト33がその振れ運動を問題なく吸収してしまうことができる。
図7に示した実施例においては、軸受26’のための静止ホルダ27’がカバーの形態をしており、該静止ホルダ27’にはギアホイール34’のための開口35が設けられている。該ギアホイール34’の歯は、ギアリング32’と直接係合する。つまり、この実施例では、被駆動要素4’に関連づけられる係合手段はギアホイール34’だけであり、図5および図6の実施例におけるギアベルト33はこれに取って代わられている。
図8に示す実施例においては、ギアはケーブル伝達手段またはチェーン伝達手段と直接連結されるような形態とされている。この実施例では、外側の支持フレームリング5’’が、適当な形式のキャリア36に固定されている。フレームリング5’’は、その外方自由端にて軸受26’’を支持している。該軸受26’’には、チェーンホイールまたはスプロケット37が回転可能に装架されている。該スプロケット37は、ケーシング部分8’’’の延長部を構成するシャフト38に連結されてこれと共に回転する。ケーシング部分8’’’のディスク状部分39には内側ギアリング7が設けられている。該ギアリング7は、前述したようにして外側ギアリング6と協働する。ギアリング6はパートリング5’’’の内側に設けられており、該パートリング5’’’は、フレームリング5’’に脱着可能に連結されている。モータ2がギアに連結される。ホイール37は、チェーンと係合するための歯40を有している。この歯40は、ギアの第1の係合手段を構成する。
これまで説明してきた実施例と同様、第1の係合手段である歯40は、円錐の頂点Cが位置づけられる横断面D−D内に位置づけられている。この横断面D−D内には軸受26’’も位置づけられている。この実施例の場合、横断面D−Dとギアリング6、7を含む横断面との間の距離は比較的大きい(ギアリング7の直径よりも大きい)ので、前述した軸AとBとの間の傾斜角αは比較的小さくなる。したがって、図8の実施例ではこの角度は約0.20ないし0.30度までにすることができる。
偏心ギアを模式的に示した図9の実施例においては、モータ2の出力シャフトの回転運動を、被駆動要素の往復軸方向運動に変換するものである。被駆動要素の例として、ここでは、静止ホルダの形態をとる適用対象3’のスイベル機構アーム4’’の形態のものを示している。この実施例においては、ネジまたはネジ形タップ41がケーシング部分8’’’’に連結されてこれと共に回転するようになされている。該ネジまたはネジ形タップ41の外側のネジ山は、ホルダ3’の貫通孔の内側のネジ山と係合する。ネジ41が偏心ギアによって回転せしめられると(このときの回転速度はモータ2の回転速度に比べて減じられている)、ネジ41は、上述したネジ山どうしの係合により、軸方向運動を受ける。該軸方向運動は、ケーシング部分の回転方向如何で図9において左方向にも右方向にも行われる。ネジ41のこの軸方向運動は、ジョイント42を介してホルダ3’に対して枢動可能とされているアーム4’’の揺動運動に変換される。ネジ形タップ41は、ケーシング部分8’’’’に固定するように連結してもよいし、スプラインを設けるようにしてもよい。ケーシング部分そして円錐の頂点Cは、適用対象3’に相対的に軸方向に移動せしめられることになる。この移動は通常は小さく、許容されるものである。あるいはまた、ネジ山付きのタップ41が、適用対象を構成し且つスプラインを設けられ、該スプラインがケーシング部分8’’’’の対応するスプラインと係合するようにしてもよい(図1参照)。
最後に参照する図10の実施例においては、ギア1は、モータ2(例えば液圧モータ)からのトルクをタイヤ付きの車輪43に伝達するように構成されている。該車輪43は、ゴム製のタイヤ43’とリム部分43’’とを含んでいる。図8におけるスプロケット37と同様に、車輪43は軸受44に装架されている。軸受44は、前述したようにして、傾動運動するケーシング部分8’’’の円錐の頂点が含まれる横断面と同じ横断面内に位置づけられている。タイヤの横方向の弾性により、振れ運動は吸収される。図10の実施例においては、リム部分43’’は適用対象の被駆動要素を形成する。該被駆動要素は、ネジ付きジョイント46を介してリングフランジ45と容易に連結することができる。該リングフランジ45は、ケーシング部分8’’’と連結してこれと共に回転する。
本発明の可能な変形例
もちろんのこと、本発明は、これまでに説明し且つ図示してきた実施例だけに限定されるものではない。例えば、ギアの外側の第1のギアリングおよび内側の第2のギアリングのそれぞれを、円錐台形を有するギアリングの形状とは異なる別の形態のものとすることができる。例えば、外側のギアリングを円筒形にし、内側のギアリングを円錐形にしてもよい。精度の要求が厳しくない単純なギアとするために、双方のギアリングをほぼ円筒形状にしてもよい。さらに、少なくとも一方のギアリングの歯を僅かな曲線状にしてもよく、また、歯を構成するにあたって、歯どうしの間の接触点の軌跡が、螺旋状に延び、いくつかの連続する歯または連続する対の歯に沿って分布するようにしてもよい。ケーシング部分は、ギアリングを備える細長い本体とすることが望ましいが、該本体を別なように形成してもよい。図8に示すように、細長い本体が、歯を備えたディスク状の部分と、中央の軸方向タップ部材(ディスク状部分に直接連結または一体化されている)とからなるようにしてもよい。図8の実施例において、車輪37を別な態様に変形し、ギアがチェーン以外の対象のものとも連結できるようにしてもよい。車輪は、例えば、患者用リフトに使用されるような伝達ベルトと連結可能なように形成してもよい。この場合、車輪とベルトとの間の摩擦係合によって力の伝達を行うことができる。
Claims (9)
- 回転可能な入力要素すなわち駆動要素(10、11)から被駆動要素(4、4、4′′)へとトルクまたは力を伝達するための偏心ギアにして、互いに異なる大きなピッチ円直径を有して互いに協働する二つのギアリング(6、7)を含む偏心ギアであって、
前記二つのギアリングの一方が、最も大きい直径を有する、外側の第1のギアリング(6)であり、該外側のギアリング(6)は、内方を向いた特定数の歯を備えており、
前記二つのギアリングの他方は、外方を向いた、より少ない数の歯を備えた、内側の第2のギアリングであり、
前記内側の第2のギアリングの歯のうちの僅かな数だけが前記外側の第1のギアリングと係合するようになされており、
前記内側の第2のギアリングは、前記外側の第1のギアリングに対して偏心するように軸受によって支持されており、前記駆動要素と前記被駆動要素との間のギアチェンジが、前記二つのギアリングのそれぞれにおける歯の総数に依存して決定されるようになされている、偏心ギアにおいて、
該偏心ギアは、前記被駆動要素(4、4′、4′′)を有する任意の適用対象(3、3′)に連結可能な別個の分離したユニット(1)の形態をしており、
前記内側の第2のギアリング(7)は、それ自体公知の手法にて、回転可能な細長い本体(8、8′、8′′、8′′′、8′′′′)に連結または一体化されており、該本体の回転軸線(A)は、前記外側の第1のギアリング(6)の中心を通る想像上の対象軸線(B)に対して傾斜しており、前記本体は、前記外側の第1のギアリングに対して前記内側の第2のギアリングが係合する際に傾動運動を生じ、該傾動運動をしている間に前記本体の前記回転軸線(A)は、想像上の円錐を包囲する外周面に沿った母線のごとく、前記ギアリング(6、7)から軸方向に離れた位置にある円錐の頂点(C)の回りを移動するようになされており、
前記本体は、前記ギアリング(6、7)から前記円錐の頂点(C)までの距離と略々等しい距離だけ該ギアリング(6、7)離れた一領域が、第1の係合手段(12、32、40、41)と協働し、該第1の係合手段は、これと補完的な第2の係合手段(13、33、34′)に連結できるよう又は係合できるようになされており、該第2の係合手段は、前記適用対象(3、3′)の前記被駆動要素(4、4′、4′′)に設けられており、前記第1の係合手段は、前記第2の係合手段と一緒になることにより、力伝達ユニットを形成するようになされており、該力伝達ユニットは、前記対象軸線(B)に対して直角であって前記円錐の頂点(C)が位置づけられるところの平面(D−D)内に実質的に位置づけられることを特徴とする、偏心ギア。 - 請求の範囲第1項に記載の偏心ギアにおいて、前記細長い本体が、ケーシング部分すなわちケーシング状に形成された部分(8、8′、8′′、8′′′、8′′′′)を有することを特徴とする偏心ギア。
- 請求の範囲第1項または第2項に記載の偏心ギアにおいて、力を伝達する前記第1の係合手段が、第3のギアリング(12)であり、該第3のギアリング(12)は、前記内側の第2のギアリング(7)から離れた位置にある、前記ケーシング部分(8)の端部に配置されており、該第3のギアリング(12)は、前記適用対象(3)の前記被駆動要素(4)の一部を構成し且つ前記第2の係合手段を形成する、対応した第4のギアリング(13)と係合するようになされており、前記適用対象の前記被駆動要素(4)は静止部分を形成し、もって、前記円錐の頂点(C)の位置が確定される、偏心ギア。
- 請求の範囲第3項に記載の偏心ギアにおいて、前記ギアリング(12、13)間の歯どうしの係合が維持されたままで且つ前記円錐の頂点(C)が前記適用対象に対して位置を変えることがないという条件のもとで、前記第3のギアリングが前記ケーシング部分(8)に対して軸方向に移動可能となるよう、前記第3のギアリング(12)の歯の軸方向長さが前記第4のギアリングの対応する歯の軸方向長さよりも短くされていることを特徴とする、偏心ギア。
- 請求の範囲第3項または第4項に記載の偏心ギアであって、前記第1および第2のギアリング(6、7)が、それ自体は公知の、小径端部および大径端部を有する円錐台形をしており、双方のギアリング(6、7)の小径端部が同じ方向を向くようにして互いに係合している場合において、前記ケーシング部分(8)内に中間壁のような固定ショルダー(15)が配置されており、該固定ショルダー(15)には圧縮バネ(16)の一端が当接可能とされており、該圧縮バネ(16)の他端は前記適用対象の前記被駆動要素に当接可能とされており、それによって、該圧縮バネ(16)はその圧縮状態において、円錐台形の前記第1および第2のギアリング(6、7)を、互いの間に隙間がないような係合状態となるように弾性的に付勢しながら保持可能となされている、偏心ギア。
- 請求の範囲第5項に記載の偏心ギアにおいて、前記外側の第1のギアリング(6)が、フレーム形成リング(5)の内側に設けられており、該フレーム形成リング(5)は、自身を一方で前記適用対象(3)に対し、他方で電動モータのようなモータ(2)に対し、それぞれ動かないように固定するための手段(18、19)を有しており、該モータ(2)は、偏心ギアの駆動要素を形成する偏心本体(10)を駆動するための出力シャフト(11)を有しており、該出力シャフト(11)は前記モータ(2)と同心となるように軸受支持されている、偏心ギア。
- 請求の範囲第1項または第2項に記載の偏心ギアにおいて、前記ケーシング部分(8′′)は軸受支持されており、該軸受支持は、前記第2のギアリング(7)の領域内で偏心状態で配置された第1の軸受(9)によってばかりでなく、前記ケーシング部分の反対側の端部にて同心状態で配置された第2の軸受(26)によっても行われており、該第2の軸受は、前記円錐の頂点(C)の位置を決定する静止ホルダ(27)によって適所に維持されており、前記第2の軸受(26)の領域にて前記ケーシング部分は、前記第1の係合手段を形成する、外歯を備えた第5のギアリング(32、32′)を有しており、該第5のギアリングは、前記適用対象の回転要素(4′)に連結されたギアホイール(34′)やギアベルト(33)のような補完的な第2の係合手段と係合するようになされている、偏心ギア。
- 請求の範囲第1項に記載の偏心ギアにおいて、前記細長い本体が、前記第2のギアリング(7′)が関連づけられているところのケーシング部分(8′′′)と、該ケーシング状部分の延長部に沿って延びているシャフトタップ(38)とからなり、該シャフトタップは、その外側自由端にて回転可能な車輪(37)と連結してこれと共に回転可能とされており、該車輪(37)には、前記第1の係合手段(40)が設けられており、該車輪(37)は、軸受(26′′)に支持されており、該軸受(26′′)は、前記円錐の頂点(C)が位置づけられるところの横断面と同じ横断面内に位置づけられ、且つ、パイプ状部分またはリング状部分(5′′)によって保持されている、偏心ギア。
- 請求の範囲第1項に記載の偏心ギアにおいて、前記細長い本体またはケーシング部分(8′′′′)が外側タップ(41)を含み、該タップ(41)は、固定ホルダ(3′)内の孔に設けた内側のネジ山と係合する外側のネジ山を有しており、該タップ(41)はまた、かかるネジ山どうしの係合により、回転時に往復両方向への軸方向運動を行うことが可能であり、該軸方向運動によりアームまたはリンク(4′′)に影響を与えるようになされている、偏心ギア。
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