JP3666748B2 - 巻線装置および巻線方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、断面形状が台形である巻線空間に巻線を巻回する巻線装置および巻線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
断面形状が台形のボビンに巻線を巻回する従来の巻線装置を図11に示す。ボビン100は、中空四角柱状の芯部102、芯部102の一端に第1鍔部104、芯部102の他端に第2鍔部106を有している。芯部102の外周面、第1鍔部104の内側面および第2鍔部106の内側面で形成される巻線空間は、芯部102の中心軸に沿い芯部102を含む断面において、第2鍔部106から第1鍔部104に向け幅の狭まる台形状である。ボビン100は図示しないスピンドル等により回転する。巻線ノズル36は移動部34に固定されている。巻線ノズル36は移動部34とともに芯部102の中心軸と平行なシャフト32に沿って往復移動しながら、ボビン100に巻回する巻線200を供給する。
【0003】
第1鍔部104の高さまで巻線を巻回し、次に第1鍔部104の高さから第2鍔部106の高さまで巻線200を巻回するとき、第1鍔部104側から第2鍔部106側に巻線200を折り返す折り返し位置において、所定ピッチ、図11では2ピッチ分第2鍔部106側に巻線200を移動し第2鍔部106に向けて巻線200を巻回する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1鍔部104側から第2鍔部106側に巻線を折り返すとき、巻線200の折り返し位置がずれることがある。巻線200の折り返し位置がずれると巻線200を規則正しく巻回できないので、巻回空間に対する巻線200の断面積の比、つまり占積率が低くなるという問題がある。
【0005】
また、第1鍔部104側から第2鍔部側106に巻線を折り返すと、下層の巻線200に上層の巻線200が交差する箇所が生じる。ボビン100に巻線200を巻回して形成されるコイル110の径は巻線200の交差箇所において大きくなる。巻線200の折り返し位置がずれると巻線200を規則正しく巻回できない。さらに、巻線200の交差箇所が周方向にばらつくと、コイル110の径が全体として大きくなり、巻回空間に対する巻線200の断面積の比、つまり占積率が低くなるという問題がある。
【0006】
第1鍔部104側から第2鍔部側106に巻線を折り返すとき、ボビン100の回転速度を減速するかボビン100を停止すれば巻線200の折り返し位置がずれることを防止できる。しかし、ボビン100に巻線200を巻回する時間が長くなる。
【0007】
本発明の目的は、巻線の折り返し位置のずれを防止し、巻線を高速巻回し占積率を向上する巻線装置および巻線方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、巻線の折り返し位置の周方向のずれを防止し、巻線を高速巻回する巻線装置および巻線方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の巻線装置、あるいは請求項10記載の巻線方法によると、ボビンの第1鍔部の高さまで巻線を巻回した後、第1鍔部の高さから第2鍔部の高さまでボビンの芯部の中心軸方向に往復移動しながら巻線を巻回するとき、第1鍔部側から第2鍔部側に向けて折り返す巻線の折り返し位置を規定部材が規定する。巻線の巻回速度を減速することなく第1鍔部側から第2鍔部側に向けて折り返す巻線の折り返し位置がずれることを防止する。したがって、巻線を高速に整列して巻回できる。さらに、巻回空間に巻回する巻線の占積率が高くなるので、同一巻数の巻線をボビンに巻回してコイルを形成する場合、コイルを小型化できる。
【0009】
本発明の請求項2または3記載の巻線装置、あるいは請求項11または12記載の巻線方法によると、規定部材により周方向の同一箇所で巻線を折り返すので、巻線の折り返し位置が周方向にばらつかない。したがって、巻線を折り返すときに生じる巻線の下層と上層との交差箇所が周方向にばらつかず特定される。したがって、巻線を巻回して形成するコイルを小型化できる。
【0010】
本発明の請求項4記載の巻線装置または請求項13記載の巻線方法によると、第1鍔部の高さから第2鍔部の高さまで巻線を巻回するとき、第1鍔部側から第2鍔部側に向け巻線の各折り返し位置に一つの規制部材を移動する。規定部材の移動を制御することにより、規定部材を変更することなく少ない部品点数で巻線の折り返し位置を調整できる。
【0011】
本発明の請求項5記載の巻線装置または請求項14記載の巻線方法によると、規定部材は折り返し位置毎に一つ設置されている。規定部材の移動を制御することにより、規定部材を変更することなく巻線の折り返し位置を調整できる。
本発明の請求項6記載の巻線装置または請求項15記載の巻線方法によると、一つの規定部材が巻線のすべての折り返し位置を規定するので、規定部材の移動制御が容易である。
【0012】
本発明の請求項7記載の巻線装置によると、規定部材は、ボビンの回転方向と反対側に向け第2鍔部側に傾斜する案内面を有し、折り返し位置における巻線のずれ量を案内面が規定する。折り返し位置における巻線のずれ量を均一にできる。
請求項1から8のいずれか一項記載の巻線装置はボビンに規則正しく巻線を巻回しているので、本発明の請求項9記載の電機子のように、第1鍔部を内周側に、第2鍔部を外周側に向け周方向にボビンを配置して形成すると、電機子全体の体格を小型化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例による巻線装置を図1に示す。巻線装置10は、回転装置としてのスピンドル20、巻線供給装置30、規定部材40および移動装置50を備えている。ボビン100の巻回空間は、従来例で説明したように、芯部102の中心軸に沿い芯部102を含む断面において第2鍔部106から第1鍔部104に向けて幅の狭まる台形状に形成されている。ボビン100の芯部102は断面四長方形の中空柱状に形成されている。第1鍔部104および第2鍔部106は長方形の板状であり、芯部102の一端に第1鍔部104、他端に第2鍔部106が互いに平行に設置されている。芯部102は、スピンドル20の軸22に嵌め込まれている。スピンドル20の軸22は芯部102に嵌合する四角柱である。
【0014】
巻線供給装置30は、シャフト32、移動部34および巻線ノズル36を有している。巻線ノズル36を固定している移動部34は、シャフト32に沿って往復移動可能である。例えば、シャフト32と移動部34とはシャフト32に沿って移動部34が往復移動する送りねじ機構を形成している。巻線200の一端は、スピンドル20に固定されている。スピンドル20が回転することにより芯部の120の中心軸方向に往復移動する巻線ノズル36に案内された巻線200が芯部102の周囲に巻回される。
【0015】
規定部材40は、支持部材46に取り付けられている。支持部材46は、シャフト48に固定されている。規定部材40、支持部材46およびシャフト48は、移動装置50により図1に示すX軸方向およびZ軸方向に往復移動可能である。X軸方向はボビン100半径方向であり、Z軸方向は芯部102の中心軸方向である。X軸とZ軸とは直交している。
【0016】
規定部材40は、第1鍔部104の高さまでボビン100に巻線200を巻回した後、第1鍔部104の高さから第2鍔部106の高さまで巻線200を巻回するとき、第1鍔部104側から第2鍔部106側に折り返す巻線200の折り返し位置を規定するとともに、折り返し位置における巻線200のずれ量を規定する。規定部材40は巻線200を案内する案内面42を有している。案内面42は、巻線200の巻回層に沿うようにやや凹んだ滑らかな凹曲面である。また案内面42は、図3に示すように、ボビン100の回転方向と反対側に向け第2鍔部106側に傾斜し第2鍔部106側に巻線200を案内する。規定部材40は、ボビン100の短辺aにおいて、第1鍔部104側から第2鍔部106側に折り返す巻線200の折り返し位置を規定し、折り返し位置において2ピッチ巻線200を第2鍔部106側にずらす。
【0017】
移動装置50は、移動部52、シャフト54、56を有している。移動部52はシャフト48を支持している。移動部52は、規定部材40、支持部材46およびシャフト48とともにシャフト54に沿ってX軸方向に往復移動可能である。また移動部52は、規定部材40、支持部材46およびシャフト48とともにシャフト56に沿ってZ軸方向に往復移動可能である。例えば、移動部52とシャフト54、56とはシャフト54、56に沿って移動部52が往復移動する送りねじ機構を形成している。
【0018】
次に、巻線装置10の巻線工程について、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
(1)ステップ300
巻線ノズル36を芯部102の中心軸に沿って往復移動し、第1鍔部104の高さまでボビン100に巻線200を巻回する。
(2)ステップ302
第1鍔部104の高さまで巻回された巻線200が第2鍔部106から第1鍔部104に戻ってくる前に、第1鍔部104側から第2鍔部106側に向けて折り返す巻線200の最初の折り返し位置に規定部材40を移動する。
【0019】
(3)ステップ304
第2鍔部106で折り返した巻線200を第1鍔部104側に向けて巻回する。
(4)ステップ306
第1鍔部104側に戻ってきた巻線200は、規定部材40により折り返し位置を規定されるとともに、案内面42により2ピッチ分第2鍔部106側にずらされる。
(5)ステップ308
【0020】
移動装置50により、ボビン100の半径方向外側であるX軸方向、ならびに第2鍔部106側であるZ軸方向に規定部材40を移動し、次の折り返し位置まで規定部材40を移動する。
(6)ステップ310
巻線200を巻回し終わるまでステップ304、306、308を繰り返す。
【0021】
次に、第1実施例の変形例を図5および図6に示す。図5の(A)から(B)、(C)から(D)は、ボビン100を半回転して移行する巻線工程を示している。
第1実施例では、第1鍔部104側から第2鍔部106側に向けて巻線200を折り返すとき、短辺aにおいて2ピッチ巻線200をずらした。変形例では、第1鍔部104側から第2鍔部106側に向けて巻線200を折り返すとき、短辺aおよび短辺cにおいて規定部材60の案内面62がそれぞれ1ピッチずつ、合わせて2ピッチ巻線200をずらしている。
【0022】
図7に示すフローチャートで変形例の巻線工程を説明する。
(1)ステップ320
巻線ノズル36を芯部102の中心軸に沿って往復移動し、第1鍔部104の高さまでボビン100に巻線200を巻回する。
(2)ステップ322
第1鍔部104の高さまで巻回された巻線200が第2鍔部106側から第1鍔部104側に戻ってくる前に、第1鍔部104側から第2鍔部106側に向けて折り返す巻線200の最初の折り返し位置に規定部材60を移動する。
【0023】
(3)ステップ324
第2鍔部106で折り返した巻線200を第1鍔部104側に向けて巻回する。
(4)ステップ326
第1鍔部104側に戻ってきた巻線200は、規定部材60により短辺aにおいて折り返し位置を規定されるとともに、案内面62により1ピッチ分第2鍔部106側にずらされる。
【0024】
(5)ステップ328
第2鍔部106側であるZ軸方向に規定部材60を移動し、規定部材60を1ピッチ分第2鍔部106側に移動する。
(6)ステップ330
短辺cにおいて案内面62により1ピッチ分第2鍔部106側に巻線200をずらす。
【0025】
(7)ステップ332
ボビン100の半径方向外側であるX軸方向、ならびに第2鍔部106側であるZ軸方向に規定部材60を移動し、次の短辺aにおける折り返し位置に規定部材60を移動する。
(8)ステッピ334
巻線200を巻回し終わるまでステップ324からステップ332を繰り返す
【0026】
第1実施例または変形例の巻線装置によりボビン100に巻線200を巻回して形成したコイル110を用いた燃料ポンプの一例を図8に示す。
燃料ポンプ70の電機子80は、ボビン100に巻線200を巻回しコイル110を形成した構造体を第1鍔部104を内周側に、第2鍔部106を外周側に向け周方向に6個設置して形成されている。燃料ポンプ70は、例えば図示しない燃料タンク内に収容され、吸引した燃料をエンジン側に供給するインタンク式ポンプとして用いられる。
【0027】
燃料ポンプ70は、円筒状のハウジング72の内周壁に4分の1の円弧状に形成された永久磁石74を4個周方向に設置し、交互に極の異なる4個の磁極を形成している。電機子80は永久磁石74の内周側に回転可能に収容されている。内周コア82は各ボビン100の芯部102内に挿入されているコア部を有している。外周コア84はボビン100の第2鍔部106の外周を周方向に覆っている。ボビン100に巻回されたコイル110に通電することにより電機子80が回転すると、電機子80とともにインペラ86が回転し、燃料タンク内の燃料吸引してエンジン側に供給する。
【0028】
周方向に隣接しているコイル110は、ボビン100の長辺b、dに巻回されている部分である。第1実施例および変形例の巻線装置により巻線200を巻回して形成された断面台形状のコイル110の折り返し位置において、下層と上層の巻線200が交差し半径方向外側に膨らんでいるのは短辺a、あるいは短辺aおよび短辺cである。長辺b、dでは巻線200が交差せず規則正しく巻回されている。したがって、ボビン100の長辺b、dに巻回されている箇所のコイル110を周方向に隣接させても、電機子80全体として外径が大きくなることを防止できる。
第1実施例で示した巻線装置10以外にも、巻線200の折り返し位置を規定できるのであればどのような構成の巻線装置を用いてもよい。
【0029】
(第2実施例、第3実施例)
本発明の第2実施例を図9に、第3実施例を図10に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
第2実施例の規定部材90は、巻線200のすべての折り返し位置を規定する折り返し部92を有している。折り返し部92は階段状に形成されている。巻線200が最初の折り返し位置に達する前に規定部材90の位置を設定し、巻線200を巻回し終わるまで規定部材の位置を移動しない。
第3実施例では、巻線200の各折り返し位置毎に巻線200の折り返し位置を規定する規定部材96を有している。各折り返し位置に巻線200が達する前に各規定部材96の位置を設定する。
【0030】
以上説明した本発明の上記複数の実施例では、第1鍔部104から第2鍔部106側に向けて折り返す巻線200の折り返し位置を規定部材が規定するので、折り返し位置において巻回速度を減速することなく巻線200の折り返し位置がずれることを防止する。したがって、巻線200の巻回時間が短くなる。また、折り返し位置における巻線200の巻乱れを防止し巻線200を整列して巻回できるので、巻線200の占積率が上昇する。したがって、同じ巻数であれば巻線200を巻回して形成するコイルを小型化できる。
【0031】
また、巻線200の折り返し位置をボビン100の周方向の1箇所または2箇所の同一箇所に特定している。巻線200の折り返し位置がばらつかないので、コイル110全体の体格を小型化できる。
上記複数の実施例では、規定部材は巻線200の折り返し位置を規定するとともに、折り返し位置における巻線200のずれ量を規定している。規定部材は巻線のずれ量を規定せず折り返し位置だけを規定する構成でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施例による巻線装置を示す正面図であり、(B)は(A)のB方向矢視図であり、(C)は(A)のC方向矢視図である。
【図2】第1実施例による巻線工程を示す説明図である。
【図3】第1実施例における巻線のずらし工程を示す説明図である。
【図4】第1実施例の巻線工程を制御するフローチャートである。
【図5】変形例による巻線工程を示す説明図である。
【図6】変形例における巻線のずらし工程を示す説明図である。
【図7】変形例の巻線工程を制御するフローチャートである。
【図8】(A)は第1実施例または変形例において巻線を巻回したボビンを用いた燃料ポンプを示す断面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図9】第2実施例による巻線工程を示す説明図である。
【図10】第3実施例による巻線工程を示す説明図である。
【図11】従来例による巻線工程を示す説明図である。
【符号の説明】
20 スピンドル(回転装置)
30 巻線供給装置
40、60、90、96 規定部材
42、62 案内面
50 移動装置
70 燃料ポンプ
80 電機子
100 ボビン
102 芯部
104 第1鍔部
106 第2鍔部
110 コイル
200 巻線
Claims (16)
- 柱状の芯部の一端に第1鍔部、他端に第2鍔部を設置し、前記芯部の外周面と前記第1鍔部および前記第2鍔部の内側面とで形成される巻線空間の前記芯部を含む断面形状が、前記第2鍔部から前記第1鍔部に向けて幅の狭まる台形状であるボビンに前記台形状に巻線を巻回する巻線装置であって、
前記芯部の中心軸を回転中心として前記ボビンを回転する回転装置と、
前記芯部の中心軸方向に往復移動しながら前記ボビンに巻回する巻線を供給する巻線供給装置と、
前記第1鍔部の高さまで巻線を巻回した後、前記芯部の中心軸方向に往復移動しながら前記第1鍔部の高さから前記第2鍔部の高さまで巻線を巻回するとき、前記第1鍔部側から前記第2鍔部側に向けて折り返す巻線の折り返し位置を規定する規定部材と、
を備えることを特徴とする巻線装置。 - 前記第1鍔部の高さから前記第2鍔部の高さまで巻線を巻回するとき、前記規定部材は周方向の同一箇所で前記折り返し位置を規定することを特徴とする請求項1記載の巻線装置。
- 前記第1鍔部の高さから前記第2鍔部の高さまで巻線を巻回するとき、前記規定部材は周方向の一箇所で前記折り返し位置を規定することを特徴とする請求項2記載の巻線装置。
- 前記規定部材は一つであり、前記第1鍔部の高さから前記第2鍔部の高さまで巻線を巻回するとき、前記第1鍔部側から前記第2鍔部側に向け巻線の各折り返し位置に前記規制部材を移動する移動装置を備えることを特徴とする請求項1、2または3記載の巻線装置。
- 前記規定部材は各折り返し位置に一つ設置されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の巻線装置。
- 前記規定部材は一つであり、前記規定部材は前記折り返し位置のすべてを規定する規定部を有していることを特徴とする請求項1、2または3記載の巻線装置。
- 前記規定部材は、前記ボビンの回転方向と反対側に向け前記第2鍔部側に傾斜し前記第2鍔部側に巻線を案内する案内面を有し、前記案内面により前記折り返し位置における巻線のずれ量を規定することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の巻線装置。
- 前記規定部材を支持する支持部材をさらに備え、前記規定部材は前記支持部材にオフセット配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の巻線装置。
- 前記芯部は四角柱状であり、請求項1から8のいずれか一項記載の巻線装置で巻線を巻回された前記ボビンの前記第1鍔部を内周側に、前記第2鍔部を外周側に向け、前記芯部の4面の巻回面のうち前記折り返し位置を含まない面同士を隣接して周方向に前記ボビンを配置して形成されていることを特徴とする電機子。
- 柱状の芯部の一端に第1鍔部、他端に第2鍔部を設置し、前記芯部の外周面と前記第1鍔部および前記第2鍔部の内側面とで形成される巻線空間の前記芯部を含む断面形状が、前記第2鍔部から前記第1鍔部に向けて幅の狭まる台形状であるボビンに前記芯部の中心軸方向に往復移動しながら前記台形状に巻線を巻回する巻線方法であって、
前記第1鍔部の高さまで巻線を巻回した後、前記第1鍔部の高さから前記第2鍔部の高さまで巻線を巻回するとき、前記第1鍔部側から前記第2鍔部側に向けて折り返す巻線の折り返し位置を規定部材で規定することを特徴とする巻線方法。 - 前記第1鍔部の高さから前記第2鍔部の高さまで巻線を巻回するとき、前記規定部材により周方向の同一箇所で前記折り返し位置を規定することを特徴とする請求項10記載の巻線方法。
- 記第1鍔部の高さから前記第2鍔部の高さまで巻線を巻回するとき 、前記規定部材により周方向の一箇所で前記折り返し位置を規定することを特徴とする請求項11記載の巻線方法。
- 前記規定部材は一つであり、前記第1鍔部の高さから前記第2鍔部の高さまで巻線を巻回するとき、各折り返し位置に巻線が達する前に前記規定部材を各折り返し位置に移動することを特徴とする請求項10、11または12記載の巻線方法。
- 前記規定部材は前記折り返し位置毎に一つ設置されており、各折り返し位置に巻線が達する前に各折り返し位置に各規定部材を移動することを特徴とする請求項10、11または12記載の巻線方法。
- 前記規定部材は一つであり、前記規定部材は前記第1鍔部側から前記第2鍔部側に向けて折り返す巻線のすべての折り返し位置を規定する規定部を有していることを特徴とする請求項10、11または12記載の巻線方法。
- 前記規定部材を支持する支持部材に前記規定部材をオフセット配置していることを特徴とする請求項10〜15のいずれか一項記載の巻線方法。
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