JP3666197B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に装置内の画像データに基づく画像の形成に関する情報を処理する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像のプリントにデジタル複写機が用いられている。デジタル複写機では読み込んだ画像はメモリに記憶され、画像のプリントとは独立して同時に画像を読み込むことが可能である。このような画像のプリントと読み込みとが独立して行なわれるマルチジョブ機能を有するデジタル複写機の中には、複数ユーザが画像を入力することによりジョブを登録し、ユーザがジョブを登録した順に画像をプリントする機能を有するものがある。また、デジタル複写機では画像データは内部でデジタル化されるためネットワークに接続することが容易であり、ネットワークを通じて外部機器からジョブを登録することができる。
【0003】
特開平5−38865号公報には、外部から送られてきた画像データを記憶手段に記憶させ、この画像データに基づいて画像をプリントアウトする技術が開示されている。また、ファクシミリの分野では、メモリ代行受信といわれる代行受信機能を有するものがある。このメモリ代行受信は、たとえば、受信側のファクシミリがペーパエンプティの際に、そのファクシミリ内のメモリへデータを記憶するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、外部機器からジョブの登録が要求された際、画像形成装置内のメモリの使用状況によってはジョブが受け付けられない場合がある。
【0005】
従来のメモリを有するデジタル複写機、または、コンピュータ等に接続されたプリンタ装置、ファクシミリなどの画像形成装置では、ネットワークからジョブの登録が要求され画像データが入力される際にメモリフルである(メモリがすべて使用されている状態である)場合、または、画像データが入力される途中でメモリフルになった場合、画像のプリントを要求する外部機器にはジョブの登録を受け付けることができない旨が送信される。
【0006】
画像形成装置がコンピュータによって管理されていれば、このような送信に対してユーザが画像形成装置を管理するコンピュータを操作することによって、プリントをすることが可能となっている複数の画像形成装置のうちの1つを選択しプリントを要求する画像形成装置を変更すること、また、ある程度時間が経った後にジョブの再登録を設定することが可能である。ところが、これらのような場合でも、複数の画像形成装置のうちどの画像形成装置がジョブ登録を受け付けている状態なのか、また、いつジョブ登録が受け付け可能な状態になるのかは、ユーザは知ることができない。ユーザは試行錯誤を繰り返すことによってプリント可能な画像形成装置を選択することができるが、これらは非常に煩雑な作業であり、ユーザは画像のプリントを効率良く行なうことができない。
【0007】
さらに、従来の画像形成装置では、画像のプリントを要求するために選択した画像形成装置がジョブを受け付けている状態であったとしても、既にこの画像形成装置に登録されているジョブがすべて消化されるために必要とされる時間が著しく長い場合があり、この画像形成装置にジョブを登録するとユーザはその長い時間を待たなくてはならないことがある。より早い時間にジョブの実行が可能となる画像形成装置が他に接続されているならば、このような画像形成装置で画像をプリントすることは非常に効率が悪い。
【0008】
本発明の目的は、ユーザが効率良く画像を形成することのできる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面に従うと、画像形成装置は、画像データを記憶する記憶手段を有し、画像データを読み込んで記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置であって、記憶手段に記憶された画像データの容量に基づいて、時間経過に伴なう、複数の時点における記憶可能な画像データの容量を表示することを特徴とし、時間経過に伴なう複数の時点における記憶可能な画像データの容量は、記憶手段の全容量から記憶された画像データの容量を引き、画像の形成が終了する画像データの容量を加えることにより演算する。
【0011】
この発明によると、記憶手段に記憶された画像データの容量に基づいて、時間経過に伴なう複数の時点における記憶可能な画像データの容量が表示される。これにより、ユーザは、これらの画像データの容量をもとにして画像を形成させることができ、効率良く画像を形成することができる。
【0012】
この発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、画像データを記憶する記憶手段を有し、画像データを読み込んで記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置であって、記憶手段に記憶された画像データの容量に基づいて、時間経過に伴なう、複数の時点における記憶可能な画像データの容量を外部機器に送信することを特徴とし、時間経過に伴なう複数の時点における記憶可能な画像データの容量は、記憶手段の全容量から記憶された画像データの容量を引き、画像の形成が終了する画像データの容量を加えることにより演算する。
【0014】
この発明によると、記憶手段に記憶された画像データの容量に基づいて、時間経過に伴なう複数の時点における記憶可能な画像データの容量が外部機器に送信される。これにより、ユーザは、これらの画像データの容量をもとにして画像を形成させることができ、効率良く画像を形成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態の1つであるデジタル複写機1について説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態の1つであるデジタル複写機1の全体構成を示す模式的断面図である。
【0022】
デジタル複写機1は、大きくは原稿搬送部500と、イメージリーダIRと、ページプリンタPRTと、再給紙ユニット600と、操作パネルOP(デジタル複写機1の上面(紙面に垂直方向)に設置されている)とから構成される。これらは、各部あるいは全体を制御する制御部200(図3、図4参照)によってコントロールされている。
【0023】
コピー動作について概略を説明する。操作パネルOPを介してデジタル複写機1に操作が入力されると、原稿搬送部500はコピーされる原稿を1枚ずつイメージリーダIRの読み取り位置にセットする。イメージリーダIRは読み取り位置にセットされた原稿の画像を読み取り画像データを発生させ、ページプリンタPRTはイメージリーダIRからの画像データを受け取り用紙上に画像をプリントする。プリントを終えた用紙は、再給紙ユニット600を介して排出される。
【0024】
各部の詳細は次に示す通りである。原稿搬送部500は、デジタル複写機1の上部に一端を支点に開閉可能に組み付けられ原稿カバーを兼ねる。給紙トレイ510には、複写する画像面を上向きにして複数枚の原稿が積層状態で載置される。載置された原稿は、最下層のものから1枚ずつ給紙ローラ501によって給紙され、さばきローラ502とさばきパッド503とによってさばかれる。原稿は、続いて、中間ローラ504、レジスタローラ505によって搬送路に沿って反転され、搬送ベルト506によってイメージリーダIRの原稿台ガラス18上の読み取り位置に正確にセットされる。
【0025】
この際、レジスタセンサSE51および幅サイズセンサSE52は原稿を検出しレジスタローラ505は斜行を補正し、原稿搬送ベルト506は原稿の後端が原稿スケール16の左端を通過した直後にわずかに逆転して止まる。これらの動作によって、原稿の右端は原稿スケール16の端部に接することとなり、原稿は原稿台ガラス18上の正確な位置にセットされる。また、このとき、次の原稿の先端はレジスタローラ505に達しており、原稿の搬送時間が短縮される。
【0026】
片面原稿の場合、イメージリーダIRによって画像を読み取られた後の原稿は、切り換え爪508の情報を通り、排紙ローラ509を介して原稿排出トレイ511上に画像面が上向きとなるように排出される。また、両面原稿の場合、片面原稿と同様に表面を読み取られた原稿は、反転ローラ507によって搬送方向が変更され、切り換え爪508により再び原稿台ガラス18上の読み取り位置に戻される。このように原稿は、裏面が読み取られた後に原稿排出トレイ511上に排出される。この際、排出中の原稿は、排出センサSE53によってその有無が検出されている。
【0027】
イメージリーダIRは、原稿台ガラス18上に設置された原稿の画像を読み取り原稿の画像の各画素に対応する画像データを生成する。イメージリーダIRは、原稿を画素に分解して読み取る走査系10と、走査系10から出力される光電変換信号の量子化と種々の画像形成モードに応じた信号処理とを行なう画像処理ユニット20と、画像処理ユニット20から送信される画像データを記憶するメモリユニット30とから構成される。
【0028】
走査系10は、ライン走査方式の画像読取機構を有している。露光ランプ12および第1ミラー13aを有する第1スキャナ11と、第2ミラー13b、第3ミラー13cを有する第2スキャナ14とは、スキャンモータM2によって駆動され矢印bの方向(副走査方向)に移動する。
【0029】
原稿台ガラス18上の読み取り位置にセットされた原稿は、露光ランプ12によって露光される。露光による反射光は、ミラー13a、13b、13c、集光レンズ15を通り、CCDアレイを用いたラインセンサ17に照射される。ラインセンサ17は、紙面に直行する方向(主走査方向)に多数の光電変換素子を配列したものであり、たとえば、400dpiで画像を読み取り、各画素に対応する画像データを生成する。スキャナ位置センサSE3は、スキャナの位置を検出する。ここで得られた電気信号は、画像処理ユニット20へ送られる。また、原稿スケール16は、原稿台ガラス18に隣接する部分に設置されユーザが手動にて原稿をセットする際の基準を示す。
【0030】
画像処理ユニット20では、走査系10にて電気信号に変換された画像データは2値化され、画質補正や、変倍、画像編集等の画像処理が行なわれ、メモリユニット30へ送られる。メモリユニット30は、画像処理ユニット20から受信した画像データを圧縮して一時記憶する。その後、画像データは伸長され、必要に応じて回転編集処理等が施され、ページプリンタPRTへ送られる。
【0031】
また、メモリユニット30は、後述するように外部機器インターフェースを有し、外部機器接続用コネクタ89を介して外部ケーブル90を通して外部機器に接続される。
【0032】
画像処理ユニット20とメモリユニット30については後に詳述する。
ページプリンタPRTは、イメージリーダIRから転送された画像データに基づいて電子写真プロセスによって複写画像をプリントする。このページプリンタPRTは、露光制御信号を出力する印字処理ユニット40、印字処理ユニット40からの露光制御信号によりレーザビームを照射する光学系60、光学系60で照射されたレーザビームの用紙への作像プロセスを行なう作像系70、作像系70へまたは作像系70から用紙を搬送する用紙搬送系80とから構成される。
【0033】
印字処理ユニット40は、イメージリーダIRのメモリユニット30からの印字データに基づいて、光学系60で照射されるレーザビームの変調(オン、オフ)制御を行なう。光学系60では、印字処理ユニット40によって制御される半導体レーザ61によりレーザ光が発せられる。このレーザビームは、モータによって回転するポリゴンミラー62によって主走査方向に偏向され、fθレンズ63、および、各所に配置されたミラー64a、64bを経て、作像系70内の露光位置に導かれる。
【0034】
作像系70では、まず、帯電チャージャ72によって一様に帯電された感光体ドラム71に、半導体レーザ61からのレーザビームが照射される。このレーザビームの照射によって、感光体ドラム71上には潜像が形成される。続いて、現像器73により潜像上にトナーが載せられ、潜像はトナー像となる。このように形成されたトナー像は、転写位置で転写チャージャ74により、感光体ドラム71から用紙搬送系80によって搬送される用紙へ転写される。続いて、用紙は分離チャージャ75により感光体71より分離される。その後、感光体71上の不要なトナーはクリーナ76によって除去され、感光体71上の電荷はイレーサランプ77によって除去され、感光体71は次の用紙に備えられる。
【0035】
用紙搬送系80では、給紙カセット81a、81bからの用紙がそれぞれ給紙ローラ82a、82bによって供給される。これらの用紙は、用紙搬送路83を通り、タイミングローラ84によって、作像系70の感光体ドラム71と同期が取られつつ転写位置に送り出される。転写の終わった用紙は搬送ベルト85によって定着器86に搬送され、熱と圧力とによりトナーが用紙に定着される。これら用紙搬送系80の各部と感光体ドラム71等は、メインモータM1によって駆動される。
【0036】
再給紙ユニット600は、両面コピーを自動化するための付加装置としてページプリンタPRTの側面に設置される。再給紙ユニット600は、用紙搬送系80の排出ローラ87により、ページプリンタPRT本体から排出された用紙を一旦収納し、スイッチバック搬送を行なってページプリンタ本体に送り返す機能を有している。
【0037】
片面にコピーをする際は、用紙は再給紙ユニット600を素通りして排紙トレイ604上に排紙される。両面にコピーをする際は、図示しないソレノイドコイルによって切り換え爪601の左端が上方へ移動され、排出ローラ87から排出された用紙は搬送ローラ602を介して正反転ローラ603に達する。用紙後端が用紙センサSE61に検出されると、正反転ローラ603が反転することよって用紙はページプリンタPRT本体に戻される。戻された用紙は、水平搬送ローラ88a、88b、88cを介してタイミングローラ84へ送られ、再び作像系70の感光体ドラム71との同期が図られ、用紙の裏面に画像が形成され、排紙トレイ604上に排紙される。
【0038】
ここで、複数枚の用紙が連続給紙された場合、用紙は互いに重ならないように所定の用紙間隔をあけて、次々と再給紙ユニット600に送り込まれる。用紙を搬送する経路の長さは一定なので、再給紙ユニット600および水平搬送ローラ88a、88b、88cによる1循環の用紙枚数(最多循環枚数)Nは、用紙サイズに依存する。
【0039】
図2は、デジタル複写機1の操作パネルOPの構成を示す平面図である。
操作パネルOPには、装置内の状態を表示し各種モードを設定するための液晶タッチパネル91、コピーの数値条件(枚数や倍率等)を入力するためのテンキー92、数値条件を標準値に戻すためのクリアキー93、コピーモードを初期化するためのパネルリセットキー94、コピーの中止を指示するためのストップキー95、コピーの開始を指示するためのスタートキー96、片面原稿であるか両面原稿であるかを指定するための原稿指定キー100、片面コピーと両面コピーとを切り換えるためのコピーモードキー101、原稿の読み取りのみを開始させるための原稿読み取り開始キー110、原稿の読み取りのみを中止させるための原稿読み取りストップキー111、読み込んだ原稿をメモリへ登録するための登録キー112、メモリ残量の表示を指示するためのメモリ残量表示キー120を含んでいる。
【0040】
図3、図4は、デジタル複写機1の制御部200の構成を示すブロック図である。
【0041】
制御部200は、7個のCPU201〜207を中心に構成され、これら各CPU201〜207には、プログラムが格納されたROM211〜217および作業エリアとなるRAM221〜227がそれぞれ接続される。これらのCPU201〜204、CPU206〜207はCPU205を中心に、シリアルI/O240を介して接続される。
【0042】
さらに、次に示すものがCPU201〜207に接続され制御される。CPU201には、I/Oインターフェース231を介して操作パネルOPの各種操作キーが接続され、I/Oインターフェース232を介して操作パネルOPの液晶タッチパネル(LCD)91等が接続される。CPU201は、I/Oインターフェース231を介して操作パネルOPの各種操作キーからの信号入力が制御され、I/Oインターフェース232を介して液晶タッチパネル91、表示LEDへの表示が制御される。
【0043】
CPU202には、ラインセンサ(CCD)17がつながれた画像処理ユニット20が接続される。CPU202は、画像処理ユニット20各部を制御し走査系10の駆動を制御する。
【0044】
CPU203はメモリユニット30内に設けられており、メモリユニット30には画像処理ユニット20と印字処理ユニット40とが接続され、CPU203によって画像データの記憶および読み出しが制御される。画像処理ユニット20からメモリユニット30へは画像データD1が送られ、メモリユニット30から印字処理ユニット40へは画像データD2が送られる。また、メモリユニット30は、外部機器250とのインターフェースとなり、外部機器250との画像データ、制御データが遣り取りされる。
【0045】
CPU204には、半導体レーザ(LD)61がつながれた印字処理ユニット40が接続される。また、CPU204には、I/Oインターフェース233を介して用紙サイズ検出センサSE1、SE2等の作像系センサが接続され、I/Oインターフェース234を介して作像系70各部、メインモータM1に接続される。CPU204は、I/Oインターフェース233、234を介して印字処理ユニット40を含むページプリンタPRTを全体的に制御する。なお、用紙サイズ検出センサSE1、SE2から得られる用紙のサイズはCPU204で管理される。
【0046】
CPU205は、制御部200の全体的なタイミング調整および動作モードの設定のための処理を行なう。これらの処理を実行するために、CPU205は、CPU205にシリアルI/O240を介して接続される各CPUとのシリアル通信を行ない、制御に必要なコマンドやレポートなどの送受信を行なう。
【0047】
CPU206には、I/Oインターフェース235を介して原稿搬送部500の各センサが接続され、I/Oインターフェース236を介して原稿搬送部500の駆動回路が接続される。CPU206は、I/Oインターフェース235を介して原稿搬送部500のセンサからの信号入力を制御し、I/Oインターフェース236を介して原稿搬送部500の原稿搬送を制御する。
【0048】
CPU207には、I/Oインターフェース237を介して再給紙ユニット600の各センサが接続され、I/Oインターフェース238を介して再給紙ユニット600の駆動回路が接続される。CPU207は、I/Oインターフェース237を介して再給紙ユニット600のセンサからの信号入力を制御し、I/Oインターフェース238を介して再給紙ユニット600の再給紙を制御する。
【0049】
図5は、図1に示す画像処理ユニット20の構成を示すブロック図である。
イメージリーダIRでは、タイミング制御部21から画像制御信号が各ブロックへ供給される。ラインセンサ17は、タイミング制御部21からの画像制御信号に基づいて、原稿情報を光電変換して電気信号を生成する。生成された電気信号はAMP22によって増幅されAD変換器23によって8ビットのデジタル信号へ変換される。続いて、変換されたデジタル信号は、シェーディング補正部25で走査系10で生じた歪みが取り除かれ、濃度変換部26では濃度変換、γ補正等の処理が行われる。その後、これらの処理を受けたデジタル信号は、電気変倍部27で設定されている倍率の情報から電気的に変倍処理され、編集加工部28で画像編集処理された画像データはメモリユニット30へ供給される。
【0050】
画像モニタメモリ24はCPU202の指示により画像データを1ライン分記憶し、また、CPU202は、シェーディング補正部25、濃度変換部26、電気変倍部27、編集加工部28各部のパラメータの設定、スキャンモータM2の駆動によるスキャン制御、マスタCPU205との通信等のイメージリーダIR全体の制御を行なう。
【0051】
原稿サイズおよび原稿が縦か横かの検知は、原稿台ガラス18とによって原稿を挟む原稿カバーを鏡面にして原稿を走査させ、原稿の画像の一部であるか否かを検知することによって行なうことができる。原稿からの反射光量は、鏡面からの反射光量よりも多いためこのような検知ができる。
【0052】
より詳細には次の通りである。CPU202は、原稿サイズ検出動作の指示をマスタCPU205より受けると予備スキャンを行なう。CPU202は、スキャナ位置センサSE3からのスキャナ位置情報に基づいてスキャンモータM2を制御し、第1スキャナ11(図1参照)と第2スキャナ14とを副走査方向に走査させる。副走査位置に対応したタイミングで、画像データの内容とモニタ位置情報とから、原稿サイズと原稿が縦に置かれているか横に置かれているかが検出され、検出結果はマスタCPU205へ送信される。CPU202は、マスタCPU205から送信される倍率情報をもとに、画像読み取り時にその倍率情報にあったスキャン速度でスキャンモータM2を制御する。
【0053】
図6は、図1に示すメモリユニット30の構成を示すブロック図である。
メモリユニット30では、切り換え部301で画像データの入出力が切り換えられ、入力された画像データは2値化処理部302でCPU203からのパラメータ設定に基づいて2値データが生成される。マルチポートの画像メモリ303は、400dpiでA4サイズの2ページ分の容量を有し、画像データを一時記憶する。これらの画像データは、それぞれ独立に動作可能な圧縮器310および伸長器311を有する符号処理部304で符号データにされた後、切り換え部312を介して符号メモリ305で一時記憶される。切り換え部312は、符号メモリ305へか外部機器250とのインターフェースとなる外部IF部309へかの画像データのルートを切り換える。
【0054】
符号処理部304は、画像メモリ303に画像データが書き込まれると、画像データを呼び出し圧縮して符号データを作成し、符号データを符号メモリ305に書き込む。また、CPU203の指示によって、符号処理部304は、符号メモリ305に書き込まれた符号データを読み出し伸長して画像データを作成し、画像データを画像メモリ303に書き込む。
【0055】
符号処理部304での画像データの圧縮処理は、符号化した画像データの容量が符号メモリ305の空きスペースよりも大きい場合や、符号メモリ305に空きスペースがない場合(メモリフルの場合)でも実行することができる。この際には、画像データに対しては圧縮処理のみが施され、画像データは符号メモリ305へは書き込まれない。符号処理部304では、圧縮後のデータ容量がカウントされており、このカウントデータはCPU203により読み出すことができる。
【0056】
伸長によって画像メモリ303に1ページ分の画像データが生成されると、CPU203は、画像メモリ303より画像データを呼び出し回転処理部306へ供給する。回転処理部306では必要に応じて画像データが回転処理され、多値化処理部307において多値の画像データが生成され、これが変倍処理部308を介して出力される。変倍処理部308では、主、副両走査方向の電気変倍処理が可能である。なお、圧縮器310、伸長器311と、符号メモリ305との間では、データがそれぞれDMA転送される。
【0057】
図7は、符号メモリ305を管理するための管理テーブルMT1を説明するための図である。図7(a)は管理テーブルMT1を示す図であり、図7(b)は符号メモリ305に記憶される圧縮データを示す図である。
【0058】
図7(b)に示すように、符号メモリ305は、32Kバイト単位のメモリ領域に区分されている。符号メモリ305への書き込み(原稿の画像の読み取り時)と符号メモリ305からの読み出し(画像の用紙へのプリント時)とを同時に制御するために、符号メモリ305ではそれぞれの領域にはページ毎の符号データが格納される。
【0059】
図7(a)に示すように、管理テーブルMT1には、符号メモリ305の領域を示す番号、書き込み順(原稿のスキャン順)に付与される画像データのページ番号(原稿画像の番号)PN、前に連結する領域の番号、後に連結される領域の番号、および、圧縮方式およびデータ長などの圧縮伸長処理に必要な各種の付加情報が格納される。これらの管理テーブルMT1に示す情報に基づいて、符号メモリ305は動的に管理される。
【0060】
管理テーブルMT1内の「前連結」は各ページ内における32Kバイト単位の領域の前方向へのつながりを示し、この「前連結」が「00」である場合には、この符号メモリ305の領域が1ページ分のデータの最初の格納領域であることを示す。「後連結」も、「前連結」と同様に、各ページ内における32Kバイト単位の領域の後方向へのつながりを示し、これが[FF」である場合には、この符号メモリの領域が1ページ分のデータの最後の格納領域であることを示す。
【0061】
CPU203は、画像メモリ303から画像データを読み出して符号データに圧縮する際、管理テーブルMT1の情報を作成しつつ圧縮器310を制御し、符号データを符号メモリ305に書き込んでいく。また、CPU203は、符号メモリ305から符号データを読み出して画像データに伸長する際には、これとは逆の動作により符号データを符号メモリ305から読み出していく。管理テーブルMT1内の該当ページの情報は、正常に読み出されオペレータの指定した枚数(部数)Mのコピーが完了すると消去される。
【0062】
次に、図8、図9を用いて、デジタル複写機1でのメモリ書き込み動作、メモリ読み込み動作について、各CPU間で遣り取りされる要求コマンド、レポート(図8、図9では要求コマンド、レポートをそれぞれQ、Aとしている)、画像データの流れを中心に説明する。
【0063】
図8は、メモリ書き込み動作において、各CPU間でのコマンド、画像データの授受のシーケンスを示す図である。メモリ書き込み動作によって、画像処理ユニット20(図5参照)から画像メモリ303(図6参照)へ画像データが転送される。
【0064】
メモリ書き込み動作では、まず、全体のシーケンスを管理しているCPU205が、CPU203に対してメモリ準備を要求する。これを受けて、CPU203は、内部ハードウェアに対し、画像処理ユニット20からの画像データを画像メモリ303へ転送するためのバス接続状態の設定、2値化処理のためのモードの設定、画像メモリ303への書き込みアドレス、および、XYレングス情報などの設定を行なう。
【0065】
これらの設定が終わって準備が完了すると、CPU203は、CPU205に対してメモリ準備の完了を通知する。この通知を受けてCPU205がCPU203とCPU202(画像処理)とに対して読み取りを要求すると、CPU202はその内部の原稿走査部(CPU202(原稿走査))に対してスキャンを要求する。
【0066】
CPU203によりスキャンが開始されスキャナ(第1スキャナ11(図1参照))が画像領域に達すると、CPU202により設定された画像処理モードに応じて、画像データが、画像処理ユニット20からメモリユニット30へ転送される。
【0067】
スキャンが終了し、CPU202、203から読み取りの完了が通知されると、CPU205はCPU203に対して画像データの圧縮を要求する。この要求を受けて、CPU203は、画像メモリ303からの読み出しアドレス、XYレングス情報、符号メモリ305への書き込みアドレス、および、圧縮器310のモード(たとえばMH方式)などを設定し、各部を起動する。これらによって圧縮処理が行なわれ、符号データが符号メモリ305に書き込まれる。
【0068】
圧縮処理が完了すると、CPU203は、CPU205に対して圧縮の完了を通知する。圧縮処理の途中で符号メモリ305がすべて使用された場合には、圧縮不可能を示すパラメータを付加した圧縮完了レポートがCPU205に送られる。これによって、CPU205は、符号メモリ305がメモリフル状態となったことを知る。
【0069】
図9は、メモリ読み出し動作において、各CPU間でのコマンド、画像データの授受のシーケンスを示す図である。メモリ読み出し動作によって、画像メモリ303(図6参照)から画像データが読み出され、画像データに基づいて印字処理ユニット40(図3参照)で用紙に画像がプリントされる。
【0070】
メモリ読み出し動作では、まず、全体のシーケンスを管理しているCPU205が、CPU203に対して、符号データの伸長を要求する。CPU203は符号メモリ305からの読み出しアドレス、データ量、画像メモリ303への書き込みアドレス、XYレングス情報、および、伸長器311のモード(たとえばMH方式)などを設定して各部を起動する。これらによって伸長処理が行なわれ、画像データが画像メモリ303に書き込まれる。
【0071】
伸長処理が完了すると、CPU205は、CPU203に対して画像メモリ303から画像データを読み出すために画像メモリの準備を要求する。これを受けて、CPU203は、内部ハードウェアに対し、画像メモリ303からの画像データを印字処理ユニット40へ転送するためのバス接続状態の設定、回転処理のための設定、画像メモリ303の読み出しアドレスおよびXYレングス情報などの設定を行なう。
【0072】
これらの設定が終わって準備が完了すると、CPU203は、CPU205に対してメモリ準備の完了を通知する。この通知を受けて、CPU205がCPU203、印字処理ユニット40に対してプリントを要求すると、印字処理ユニット40からCPU205に対して用紙の搬送状態を知らせる給紙レポートが送られ、その後、画像メモリ303から読み出された画像データは、印字処理ユニット40に出力されプリントが行われる。
【0073】
プリントが終了すると、CPU205に対して、CPU203はプリント完了レポートを、印字処理ユニット40はプリント完了レポートおよびイジェクト完了レポートを送る。これらのレポートを受け取ったCPU205は、必要に応じてCPU203に対してメモリクリアを要求する。
【0074】
以下、図10〜図18を用いて、主要なCPUが実行する制御の手順の概略と、本発明に特に関わるCPU203が実行する制御の手順とを説明する。これらのCPUでの処理においては、適時に割り込み処理として他のCPUとの通信が行なわれる。
【0075】
図10は、操作パネルOPに対してCPU201が実行する制御の手順を示すフローチャートである。
【0076】
電源が投入されると、CPU201は、まず、ステップ11(以下ステップを#と略す)でRAM221やレジスタなどを初期化し、#12で1ルーチンの長さを規定する内部タイマをセットする。次に、#13でキー操作を受け付けるキー入力処理、#14で操作に応じた表示を行なうパネル表示処理、#15でその他の処理が行なわれる。
【0077】
これらの処理の後、#16で、#12でセットされた内部タイマが終了しているか否かが判断される。内部タイマが終了していれば(#16にて、YES)、1ルーチンは終了し、#12からの処理が繰り返される。また、内部タイマが終了していなければ(#16にて、NO)、処理は#16にとどまり内部タイマの終了が待たれる。
【0078】
図11は、ページプリンタPRTに対してCPU204が実行する制御の手順を示すフローチャートである。
【0079】
電源が投入されると、CPU204は、まず、#41でRAM224やレジスタなどを初期化し、#42で1ルーチンの長さを規定する内部タイマをセットする。続いて、#43で光学系60の制御、#44で作像系70の制御、#45で用紙搬送系80の制御、#46で印字処理ユニット40の制御が行なわれる。
【0080】
#47ではその他の処理が行なわれ、#48で内部タイマが終了しているか否かが判断される。内部タイマが終了していれば(#48にて、YES)、1ルーチンは終了し、#42からの処理が繰り返される。内部タイマが終了していなければ(#48にて、NO)、処理は#48にとどまり内部タイマの終了が待たれる。
【0081】
図12は、デジタル複写機1の制御を統括するCPU205が実行する制御の手順を示すフローチャートである。
【0082】
電源が投入されると、CPU205は、まず、#51でRAM225やレジスタなどを初期化し、#52で1ルーチンの長さを規定する内部タイマをセットする。続いて、#53で他のCPUからの入力データがチェックされ解析されて、#54で操作内容に応じて動作モードが決定される。#55では他のCPUへの割り込みが切り換えられ、#56で動作モードに応じたコマンドが設定され、#57で通信ポートに待機されるコマンドがセットされる。
【0083】
これらの処理の後、#58でその他の処理が行なわれ、#59で内部タイマが終了しているか否かが判断される。内部タイマが終了していれば(#59にて、YES)、1ルーチンは終了し、#52からの処理が繰り返される。内部タイマが終了していなければ(#59にて、NO)、処理は#59にとどまり内部タイマの終了が待たれる。
【0084】
図13は、メモリユニット30に対してCPU203が実行する制御の手順を示すメインルーチンのフローチャートである。
【0085】
電源が投入されると、CPU203は、まず、#301でRAM223やレジスタなどを初期化する。続いて、#302でCPU205からコマンドが受信され、#303でステータスがCPU205へ送信される。次に、#304〜#307では、それぞれ、画像メモリへの書き込み、画像データの圧縮、符号データの伸長、画像メモリの読み出しが制御される。
【0086】
これらの処理の後、#308でジョブ登録処理、#309でジョブモニタ処理、#310でジョブ所要時間演算処理、#311でメモリ空き容量演算処理、#312でメモリ空き容量送信処理が行なわれる。これらの#308〜#312の処理はサブルーチンで行なわれるが、これらのサブルーチンについては後に図14〜図18を用いて説明する。その後#313でその他の処理が行なわれた後、#302からの処理が繰り返される。
【0087】
#308〜#312での処理によって得られたメモリ空き容量情報等は、#303のステータス送信処理でCPU205を介してCPU201に送信され液晶タッチパネル91(図2参照)上に表示される。
【0088】
次に、図14〜図18を用いて、図13の#308〜#312での処理について説明する。図14は、図13に示す#308のジョブ登録処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【0089】
ジョブ登録処理ルーチンでは、まず、#3081で新たなジョブの登録があったか否かが判断される。ジョブの登録がなかったならば(#3081にて、NO)本ルーチンはそのまま終了し、ジョブの登録があったならば(#3081にて、YES)#3082へと処理は移される。#3082では、nに1が加えられ登録されている最新のジョブのジョブナンバーとして割り当てられる(nには初期値として0が代入されている)。
続いて、#3083では原稿の画像データが読み込まれ新たなジョブとして登録される。#3084ではジョブナンバーnのジョブに対する画像データの圧縮後の容量が演算され圧縮後の画像データの容量CAPA(n)に代入され、#3085ではジョブナンバーnのジョブを実行するのに要するジョブ所要時間が演算されジョブ所要時間TIME(n)に代入される。
【0090】
次に、#3086では実行中のジョブナンバーNのジョブまでのメモリ空き容量SPACE(N)が、圧縮後の画像データの容量CAPA(n)以上であるか否かが判断される。SPACE(N)がCAPA(n)以上でなければ(#3086にて、NO)#3088でメモリフル処理が行なわれ、SPACE(N)がCAPA(n)以上であれば(#3086にて、YES)#3087で画像データのメモリへの書き込みが許可され(実際の書き込みは図13に示す#304の画像メモリ書き込み処理にて行なわれる)、本ルーチンは終了する。これらの処理により新たなジョブの登録が完了する。
【0091】
図15は、図13に示す#309のジョブモニタ処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【0092】
ジョブモニタ処理ルーチンでは、まず、#3091でジョブが実行中であるか否かが判断される。ジョブが実行中でなければ(#3091にて、NO)本ルーチンはそのまま終了し、ジョブが実行中であれば(#3091にて、YES)#3092へと処理は移される。#3092では実行中のジョブのジョブナンバーがNに登録され、#3093ではジョブNの残り時間がREST(N)に登録され、本ルーチンは終了する。これらの処理により実行中のジョブがモニタされる。
【0093】
図16は、図13に示す#310のジョブ所要時間演算処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【0094】
ジョブ所要時間演算処理ルーチンでは、まず、#3101で変数tに現在実行中のジョブのジョブナンバーであるNが代入され、#3102ではジョブナンバーtのジョブを終了するまでの時間TSUM(t)に、ジョブナンバーtのジョブを実行するための残り時間REST(t)が代入される。続いて、#3103では登録が行なわれたが実行はされていないジョブである残りジョブがあるか否かが判断される。残りジョブがなければ(#3103にて、NO)そのまま本ルーチンは終了し、残りジョブがあれば(#3103にて、YES)#3104へと処理は移される。
【0095】
#3104ではtに1が加えられ、#3105ではジョブナンバーtのジョブを終了するまでの時間TSUM(t)に、ジョブナンバー(t−1)のジョブを終了するまでの時間TSUM(t−1)にジョブナンバーtのジョブの所要時間TIME(t)を加えた時間が代入され、#3106ではtがn以上であるか否かが判断される。tがn以上でなければ(#3106にて、NO)#3103へと処理は移され、tがn以上であれば(#3106にて、YES)本ルーチンは終了する。これらの処理によりジョブナンバーN〜ジョブナンバーnのそれぞれのジョブを終了するまでの時間TSUM(N)〜TSUM(n)がそれぞれ計算される。
【0096】
図17は、図13に示す#311のメモリ空き容量演算処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【0097】
メモリ空き容量演算処理ルーチンでは、まず、#3111で変数cに現在実行中のジョブのジョブナンバーであるNが代入され、#3112ではジョブナンバーcのジョブまでを実行する際のメモリの空き容量SPACE(c)に、メモリの総容量Totalからジョブナンバーcのジョブを実行するために用いられる圧縮後の画像データの容量CAPA(c)を引いた容量が代入される。続いて、#3113では登録が行なわれたが実行はされていないジョブである残りジョブがあるか否かが判断される。残りジョブがなければ(#3113にて、NO)そのまま本ルーチンは終了し、残りジョブがあれば(#3113にて、YES)#3114へと処理は移される。
【0098】
#3114ではcに1が加えられ、#3115ではジョブナンバーcのジョブまでを実行する際のメモリの空き容量SPACE(c)にジョブナンバー(c−1)のジョブを実行する際のメモリの空き容量SPACE(c−1)からジョブナンバーcのジョブを実行するために用いられる圧縮後の画像データの容量CAPA(c)を引いた容量が代入され、#3116ではcがn以上であるか否かが判断される。cがn以上でなければ(#3116にて、NO)#3113へと処理は移され、cがn以上であれば(#3116にて、YES)本ルーチンは終了する。これらの処理によりジョブナンバーN〜ジョブナンバーnのそれぞれのジョブを実行する際のメモリの空き容量SPACE(N)〜SPACE(n)が計算される。
【0099】
図18は、図13に示す#312のメモリ空き容量送信処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【0100】
メモリ空き容量送信処理ルーチンでは、まず、#3121で接続されたコンピュータ等の外部機器より送信要求があったか否かが判断される。送信要求がなかったならば(#3121にて、NO)本ルーチンはそのまま終了し、送信要求があったならば(#3121にて、YES)#3122へと処理は移される。#3122ではジョブナンバーN〜ジョブナンバーnのそれぞれのジョブを実行する際のメモリの空き容量SPACE(N)〜SPACE(n)が送信され、#3123ではジョブナンバーN〜ジョブナンバーnのそれぞれのジョブを終了するまでの時間TSUM(N)〜TSUM(n)が送信され、本ルーチンは終了する。
【0101】
これらの処理によりメモリの空き容量SPACE(N)〜SPACE(n)とジョブを終了するまでの時間TSUM(N)〜TSUM(n)とが外部へ送信される。
【0102】
続いて、図19〜図21を用いて通常のジョブの登録の際の液晶タッチパネル91(図2参照)への表示を説明する。図19〜図21は、ジョブの登録の際の液晶タッチパネル91への表示を説明するための図である。
【0103】
デジタル複写機1は複数のジョブを記憶することができ、記憶されていてプリントを待つジョブがあるときには、図19に示すようにそれらのジョブが表示される。ここでは、プリント待ちのジョブが3つあることが表示されている。
【0104】
図19に示す液晶タッチパネル91で「JOB予約設定」キーをユーザが押すと、ジョブの登録が可能である際には、液晶タッチパネル91は図20に示す表示となり、ユーザは原稿に対するコピーモードを選択することができる。さらに、ユーザがコピーモードを設定した後に登録キー112を押す(図2参照)ことによってジョブが登録され、プリント待ちのジョブが4つとなって図19と同様の表示が行なわれる。
【0105】
また、ジョブの登録が可能ではない(メモリフル状態である)際には、図14の#3088でのメモリフル処理に対応して、図21のように「メモリフルです」と表示され、新しいジョブは登録されない。
【0106】
次に、上述のような制御によって可能となる液晶タッチパネル91への表示を図22〜図25を用いて説明する。これらは、上述のような制御によって計算された各ジョブを終了するまでの時間TSUM(N)〜TSUM(n)、メモリ空き容量SPACE(N)〜SPACE(n)等がCPU201に送られることに基づいて表示される。
【0107】
図22は、液晶タッチパネル91への時間経過に対するメモリの空き容量の表示を示す第1の図である。
【0108】
図22に示す液晶タッチパネル91への表示では、時間経過に対するメモリの空き容量が総容量に対する百分率で表示されている。この表示によると、メモリの空き容量は、現時点(0分後)で0%であり、30分後に25%、60分後に75%、90分後に100%となることがわかる。
【0109】
図23は、液晶タッチパネル91への時間経過に対するメモリの空き容量の表示を示す第2の図である。
【0110】
図23に示す液晶タッチパネル91への表示では、時間経過に対するメモリの空き容量がA4サイズの原稿に換算されて表示されている。この表示によると、メモリの空き容量は、現時点(0分後)で0枚分であり、30分後に25枚分、60分後に75枚分、90分後に100枚分となることがわかる。
【0111】
図24は、液晶タッチパネル91への時間経過に対するメモリの空き容量の表示を示す第3の図である。
【0112】
図24に示す液晶タッチパネル91への表示では、時間経過に対するメモリの空き容量がBYTEでの容量のまま表示されている。この表示によると、メモリの空き容量は、現時点(0分後)で0KBYTEであり、30分後に1048KBYE、60分後に3146KBYTE、90分後に4149KBYTEとなることがわかる。
【0113】
図25は、液晶タッチパネル91への時間経過に対するメモリの空き容量の表示を示す第4の図である。
【0114】
図25に示す液晶タッチパネル91への表示では、時間経過に対するメモリの空き容量が表にして表示されている。この表示によると、ジョブナンバー1のジョブが終了するのが15分後でこのときメモリの空き容量は25%となり、ジョブナンバー2のジョブが終了するのが40分後でこのときメモリの空き容量は75%となり、ジョブナンバー3のジョブが終了するのが65分後でこのときメモリの空き容量は80%となり、ジョブナンバー4のジョブが終了するのが80分後でこのときメモリの空き容量は100%となることがわかる。
【0115】
これらにより、ユーザは、メモリの空き容量をもとにして画像をプリントさせることができ、効率良く画像をプリントすることができる。
【0116】
以下では、図26〜図28を用いて上述したデジタル複写機1とデジタル複写機1での画像のプリントを管理するコンピュータとを含む画像形成システムについて説明する。
【0117】
図26はデジタル複写機1とコンピュータ5とを含む画像形成システムの全体構成を説明するための図であり、図27は図26に示すコントローラ3の概略構成を説明するための図である。
【0118】
図26に示すように、本画像形成システムは、デジタル複写機1、2と、イーサネット等の汎用インターフェースであり先述した外部機器の一例であるコントローラ3、4と、デジタル複写機1、2での画像のプリントを制御するコンピュータ5とを含んでいる。デジタル複写機1とコントローラ3とは外部機器接続用コネクタ89、外部ケーブル90を介して接続されている。デジタル複写機2の構成、動作等はデジタル複写機1と同様であり、コントローラ4の構成、動作等はコントローラ3と同様であるものとする。
【0119】
また、図27に示すように、コントローラ3は、コンピュータ5とデータを遣り取りするための外部インターフェース700、コンピュータ5から送られてきたデータを翻訳してラスターデータに展開するインタープリタ部701、ラスターデータに展開された画像データを格納するメモリ部702、デジタル複写機1での画像の副走査方向の速度調整データをもとにして画像の倍率を調整する電気変倍部703、デジタル複写機1とデータを遣り取りするための外部インターフェース704を含み、CPU710により全体がコントロールされている。
【0120】
本画像形成システムでは、コンピュータ5上で作成されたデータファイルに基づいてプリントをするため、コンピュータ5上で用紙サイズ、倍率、プリント枚数等が設定されプリント命令が入力されると、コントローラ3(あるいはコントローラ4)へ画像データ、各種設定等が送られる。コントローラ3は最低1画面分のメモリを搭載し、コントローラ3ではコンピュータ5から送られてくる画像データ(ポストスクリプトデータ等)をラスターデータに変換する処理が行なわれる。コントローラ3で画像データが変換されると、デジタル複写機1へ画像データ、各種設定等が伝送され、デジタル複写機1側で用紙上への画像形成及び各種設定に基づいた処理が施される。なお、本発明は、このような画像形成システムの形態に限定されるものではなく、モデム、電話回線を通して接続されるファクシミリ等を含む同様の効果をもたらすシステムに適用することができる。
【0121】
図28は、デジタル複写機1、2に対してコンピュータ5が制御するプリント処理の手順を説明するための図である。
【0122】
プリント処理では、まず、#1001でコンピュータ5でプリントの要求があるか否かが判断される。プリントの要求がなければ(#1001にて、NO)、本ルーチンはそのまま終了する。また、プリントの要求があれば(#1001にて、YES)、#1002でプリントをするために画像データ、各種設定等がデジタル複写機1へ出力される。
【0123】
続いて、#1003では、要求されているプリントが正常に処理されたか否かが判断される。プリントが正常に処理されたならば(#1003にて、YES)、本ルーチンは終了する。また、プリントが正常に処理されなかったならば(#1003にて、NO)、#1004でデジタル複写機1に対してメモリ情報の送信が要求される。このメモリ情報の送信の要求に対して、デジタル複写機1からは、先に説明した各ジョブを終了するまでの時間TSUM(N)_1〜TSUM(n)_1(以下、_1、_2はそれぞれデジタル複写機1、デジタル複写機2からの情報であることを示す)、メモリ空き容量SPACE(N)_1〜SPACE(n)_1が送信され、#1005でこれらがコンピュータ5に受信される。
【0124】
次に、#1006では、デジタル複写機2に対してメモリ空き容量情報の送信が要求される。このメモリ空き容量情報の送信に対して、デジタル複写機2からは先に説明した各ジョブを終了するまでの時間TSUM(N)_2〜TSUM(n)_2、メモリ空き容量SPACE(N)_2〜SPACE(n)_2が送信され、#1007でこれらがコンピュータ5に受信される。
【0125】
その後、#1008では、デジタル複写機2でプリント処理が可能か否かが判断される。デジタル複写機2でプリント処理が可能であれば(#1008にて、YES)、プリントをするために画像データ、各種設定等がデジタル複写機2へ出力されこれを伝えるメッセージが表示される。また、デジタル複写機2でプリント処理が可能でなければ(#1008にて、NO)、デジタル複写機1、デジタル複写機2のうちより早くプリントができるのがいずれであるかとプリントが終了するまでの所要時間とがメッセージ表示される。
【0126】
これらにより、ユーザは、より早く原稿に基づいた画像をプリントすることのできる画像形成装置に画像をプリントさせることができ、効率良く画像をプリントすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つであるデジタル複写機1の全体構成を示す模式的断面図である。
【図2】デジタル複写機1の操作パネルOPの構成を示す平面図である。
【図3】デジタル複写機1の制御部200の構成を示す第1のブロック図である。
【図4】デジタル複写機1の制御部200の構成を示す第2のブロック図である。
【図5】図1に示す画像処理ユニット20の構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示すメモリユニット30の構成を示すブロック図である。
【図7】符号メモリ305を管理するための管理テーブルMT1を説明するための図である。
【図8】メモリ書き込み動作において、各CPU間でのコマンド、画像データの授受のシーケンスを示す図である。
【図9】メモリ読み出し動作において、各CPU間でのコマンド、画像データの授受のシーケンスを示す図である。
【図10】操作パネルOPに対してCPU201が実行する制御の手順を示すフローチャートである。
【図11】ページプリンタPRTに対してCPU204が実行する制御の手順を示すフローチャートである。
【図12】デジタル複写機1の制御を統括するCPU205が実行する制御の手順を示すフローチャートである。
【図13】メモリユニット30に対してCPU203が実行する制御の手順を示すメインルーチンのフローチャートである。
【図14】図13に示す#308のジョブ登録処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】図13に示す#309のジョブモニタ処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】図13に示す#310のジョブ所要時間演算処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】図13に示す#311のメモリ空き容量演算処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【図18】図13に示す#312のメモリ空き容量送信処理ルーチンで行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【図19】ジョブの登録の際の液晶タッチパネル91への表示を説明するための第1の図である。
【図20】ジョブの登録の際の液晶タッチパネル91への表示を説明するための第2の図である。
【図21】ジョブの登録の際の液晶タッチパネル91への表示を説明するための第3の図である。
【図22】液晶タッチパネル91への時間経過に対するメモリの空き容量の表示を示す第1の図である。
【図23】液晶タッチパネル91への時間経過に対するメモリの空き容量の表示を示す第2の図である。
【図24】液晶タッチパネル91への時間経過に対するメモリの空き容量の表示を示す第3の図である。
【図25】液晶タッチパネル91への時間経過に対するメモリの空き容量の表示を示す第4の図である。
【図26】デジタル複写機1とコンピュータ5とを含む画像形成システムの全体構成を説明するための図である。
【図27】図23に示すコントローラ3の概略構成を説明するための図である。
【図28】デジタル複写機1、2に対してコンピュータ5が制御するプリント処理の手順を説明するための図である。
【符号の説明】
1、2 デジタル画像形成装置
3、4 コントローラ
5 コンピュータ
20 画像処理ユニット
30 メモリユニット
201〜207 CPU
500 原稿搬送部
IR イメージリーダ
PRT ページプリンタ
OP 操作パネル
Claims (2)
- 画像データを記憶する記憶手段を有し、画像データを読み込んで前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置であって、
前記記憶手段に記憶された画像データの容量に基づいて、時間経過に伴なう、複数の時点における記憶可能な画像データの容量を表示することを特徴とし、
前記時間経過に伴なう複数の時点における記憶可能な画像データの容量は、前記記憶手段の全容量から前記記憶された画像データの容量を引き、前記画像の形成が終了する画像データの容量を加えることにより演算する、画像形成装置。 - 画像データを記憶する記憶手段を有し、画像データを読み込んで前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置であって、
前記記憶手段に記憶された画像データの容量に基づいて、時間経過に伴なう、複数の時点における記憶可能な画像データの容量を外部機器に送信することを特徴とし、
前記時間経過に伴なう複数の時点における記憶可能な画像データの容量は、前記記憶手段の全容量から前記記憶された画像データの容量を引き、前記画像の形成が終了する画像データの容量を加えることにより演算する、画像形成装置。
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