JP3663960B2 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および情報処理方法に関し、特にサーバから提供される音声、動画、静止画、アニメーション、テキスト、グラフィックスなど、ストリーミングメディアを含むメディアミックスによって構成される(マルチウィンドウ)プレゼンテーションに対して与えられるマーク情報をクライアントが共有できるようにした情報処理装置および情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷物ドキュメントに対してメモを書き込んだりマーカーを付けたりするのと同様に、デジタルドキュメントに対してマーク付けを行い、個人的なメモを書き込んだり、注釈(アノテーション)を付け、著者に対してフィードバックを行うシステムが提案されている。今後、さらにネットワーク化が進みマルチメディアドキュメントが普及するに従い、このようなデジタルドキュメントに対する編集行為の支援技術はネットワーク上での共同作業を行うような場面で非常に重要となる。
【0003】
いわゆるOHP(overhead projector)を用いたプレゼンテーションのようなページ単位で構成されたドキュメントに対しての注釈付けについては、特開平5−189431号公報に開示されている。これは、テキスト、図形、イメージといったストリーミングメディアを含まないドキュメントに対して、元の文書の保全性を損なわずに注釈を付けるシステムである。注釈は別のレイヤーに書き込み、元のドキュメントに対して編集行為を行わない、デジタルドキュメントでこそ可能な技術である。だが、ストリーミングメディアに対して注釈を付ける方法は開示されていない。
【0004】
複数のコンピュータ上で共有しているドキュメントに対して添え書きを加える手段は特開平7−182282号公報に開示されている。これはネットワークに接続された複数のコンピュータ上で共通の画像を表示している際に、ユーザがその画像上に添え書きを行うことができ、その添え書きデータは画像データとは異なる場所に格納するというものである。添え書きはネットワーク上の他のコンピュータにも表示される。
【0005】
また、この技術は、改良された電子会議システムを提供する。会議に参加している複数のメンバーは、他のメンバーのインタラクション(メモや注釈、質問など)を、それが画像のどの部分に対して付加されたのかまで一目でわかるというものである。
【0006】
さらに、本出願人による特願平10−264828号にマルチメディア情報処理装置を提案している。この技術によれば、音声や動画を含んだプレゼンテーションに対しても時間幅を持ったマーク情報を付与することができ、時間軸を持ったプレゼンテーションを介したネットワーク上でのコミュニケーションを可能としている。
【0007】
ここで、あるプレゼンテーションを作成し、多くの人に公開することを考える。このとき、公開する対象者が狭く限定されていない限り、対象者によってプレゼンテーションの閲覧の条件が異なっていると考えるのは自然である。
【0008】
たとえば、プレゼンテーションが広帯域の(大容量の)情報メディアを含んでいる場合、企業内のイントラネット端末では問題はないが、33600bpsの低速の端末に対しては適切ではない。あるいは、十分な予備知識を持った相手に対しては、プレゼンテーションの短縮版(ダイジェスト版)を用意して少ない時間で意思を伝えたほうがよい場合がある。あるいは、元のプレゼンテーションが音声情報を含んでいるとしても、聴覚障害を持った人に対しては、テキスト情報のほうが望ましい。
【0009】
このように、プレゼンテーションを公開する対象者によって適切な閲覧条件には、同じ意味内容を持つプレゼンテーションを閲覧条件に合わせて複数用意することが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、こうした場合、閲覧者はそれぞれ異なるプレゼンテーションに対して添え書きやマーク情報を付与することとなり、前述の添え書きやマーク情報を用いたコミュニケーションができないという問題点があった。
【0011】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、閲覧条件ごとに作成された異なるプレゼンテーション間においても、容易かつ適切にマーク情報を共有することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、ネットワーク上の一つのサーバと複数のクライアントとの間で情報の処理を行う情報処理装置において、前記クライアントは、複数のメディア情報を時間的空間的に組み合わせることによりプレゼンテーションを再現する情報視聴手段と、前記情報視聴手段によるプレゼンテーションの中の特定の空間部分、時間軸方向の一点、若しくは所定の幅を持った領域の少なくともいずれかに所定のマークを指定するマーク付け手段と、前記マーク付け手段にて指定されたマークのマーク情報を前記情報視聴手段で再現している前記プレゼンテーションと同期がとれる形態で管理する第1のマーク情報管理手段と、前記第1のマーク情報管理手段が管理するマーク情報を前記サーバと通信するための第1の通信手段と、を備え、前記サーバは、マーク情報をクライアントと通信するための第2の通信手段と、同一の目的で作成された複数のプレゼンテーション間の関係を管理するプレゼンテーション情報管理手段と、前記プレゼンテーション情報管理手段により管理されたプレゼンテーション情報をもとに、前記第2の通信手段から受信したマーク情報を前記プレゼンテーション情報管理手段で関連付けられた異なるプレゼンテーションに対するマーク情報に変換するマーク情報変換手段と、前記第2の通信手段から受信した前記マーク情報および/または前記マーク情報変換手段で変換されたマーク情報を記憶し管理するための第2のマーク情報管理手段と、を備えていることを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0013】
このような情報処理装置によれば、サーバのプレゼンテーション情報管理手段に管理されている同一の目的を持った複数のプレゼンテーションの一つがクライアントの情報視聴手段によって再現される。この再現されているプレゼンテーションに対しマーク付け手段によるマークが指定されると、第1のマーク情報管理手段がそのマークのマーク情報を再現している前記プレゼンテーションと同期がとれる形態で生成し、第1の通信手段を介してサーバに送る。サーバの第2の通信手段にて受信したマーク情報は、マーク情報変換手段にて、プレゼンテーション情報管理手段で関連付けられた異なるプレゼンテーションの中で基準となるプレゼンテーションに対するマーク情報に変換され、マーク情報管理手段にて管理される。このマーク情報は、他のプレゼンテーションの再現時に、マーク情報変換手段にて当該プレゼンテーションに対するマーク情報に変換されてクライアントに送られ、情報視聴手段による当該プレゼンテーションの再現時に第1のマーク情報管理手段がそのマーク情報も表示させるようにする。これにより、あるプレゼンテーションにて指定されたマークは同一の目的で作成されたどのプレゼンテーションにおいても再現され、それぞれのプレゼンテーション間で共有することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による情報処理装置の実施の一形態を図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は情報処理装置の概略構成を示す図である。情報処理装置は、複数(図示の例ではn個)のクライアントC1〜CnとサーバSとを有し、各クライアントC1〜CnとサーバSとは、ネットワークを介して接続されている。
【0016】
各クライアントC1〜Cnは、情報視聴部1と、マーク付け部2と、マーク情報管理部3と、通信部4とを有している。なお、図1中では、クライアントC2〜Cnの各機能部はクライアントC1のものと同じであるので、それらの表示は省略している。
【0017】
情報視聴部1は、主に、複数メディア情報を時間的空間的に組み合わせて再生することでマルチメディア情報のプレゼンテーションを行う機能部であり、マーク付け部2は、プレゼンテーション中の特定の空間部分、時間軸方向の一点若しくは所定の幅を持った領域の少なくともいずれかに所定のマークを指定するための機能部であり、マーク情報管理部3は、マーク情報をプレゼンテーションと同期がとれる形態で管理する機能部であり、通信部4は、マーク情報をサーバSと通信するための機能部である。
【0018】
サーバSは、シナリオ情報管理部5と、メディア情報管理部6と、通信部7と、マーク情報変換部8と、マーク情報管理部9とを有し、この中のシナリオ情報管理部5およびメディア情報管理部6は、プレゼンテーション情報管理部を構成している。
【0019】
シナリオ情報管理部5は、複数メディア情報の再生手順を記述したシナリオ情報を管理し、メディア情報管理部6は、シナリオ情報に従って再生されるメディアを管理する機能部であって、これらを構成するプレゼンテーション情報管理部は、全体として同一の目的で作成された複数のプレゼンテーション間の関係を管理する機能を有する。通信部7は、マーク情報をクライアントと通信するための機能部であり、マーク情報変換部8は、通信部7から受信したマーク情報をプレゼンテーション情報管理部により管理されたプレゼンテーション情報をもとにプレゼンテーション情報管理部で関連付けられた異なるプレゼンテーションに対するマーク情報に変換する機能部であり、マーク情報管理部9は、受信したマーク情報またはマーク情報変換部8で変換されたマーク情報を記憶し、管理する機能部である。
【0020】
次に、クライアントからの本情報処理装置の利用の全体の流れについて説明する。
図2は情報処理装置を利用したときの全体の流れを示す説明図である。図2において、各クライアントC1〜C3とサーバSとは、ネットワークを介して接続されている。図2の例では、サーバSには一つのグループ化されたプレゼンテーションとして「シナリオ1」、「シナリオ2」、「シナリオ3」の三つのシナリオが用意されている。ここで、「シナリオ1」、「シナリオ2」、「シナリオ3」は、プレゼンテーションとしての意味内容は同一、すなわち同じ目的で作成されたプレゼンテーションであるが、実際には異なるシナリオであったり異なるメディア(コンテンツ)が使用されているものである。具体的には、転送速度の低い端末での表示のためにシナリオ内の動画のデータ量を低減したものや、あるいは音声情報をそれと同内容のテキスト情報に変更したものや、元のシナリオを短縮したダイジェスト版などである。さらに、各「シナリオ1」、「シナリオ2」、「シナリオ3」で関連付けられた音声、動画、テキストなどの個々のメディアも同様に管理されている。
【0021】
また、マーク情報管理部によりこれまでにプレゼンテーショングループPのシナリオの視聴者によって付与されたマークに関する情報(マーク情報M)がプレゼンテーショングループPに関連付けられて保持されている。マーク情報の管理の詳細については後述する。
【0022】
ユーザはプレゼンテーショングループPを視聴するため、サーバSへアクセスし、サーバSに対して「シナリオ1」、「シナリオ2」、「シナリオ3」の中から好みのシナリオを選択する。ここで、サーバSへのアクセスやシナリオの選択は、たとえばWeb(World Wide Web)ブラウザなどの公知の技術を利用して行われる。図2の例では、クライアントC1のユーザは「シナリオ1」を選択したものとしている。
【0023】
ユーザからの要求により、サーバSから「シナリオ1」と「シナリオ1」で関連付けられたメディア、すなわち「シナリオ1」で記述された通りに再生される音声、動画、テキストなどの各メディアがクライアントC1に転送される。同時に、サーバSの図示しない制御部はプレゼンテーショングループPと関連付けられたマーク情報Mが「シナリオ1」と同時にクライアントC1で閲覧できるよう、マーク情報Mを「シナリオ1」で閲覧できる記述形式に変換し、変換されたマーク情報MはクライアントC1に転送される。クライアントC1では、転送されたシナリオおよびマーク情報をもとに、シナリオでの記述に従ってプレゼンテーションとマーク情報とが再現され、ユーザはそれを視聴することができる。さらに、再現されたプレゼンテーションに対してユーザ自身によってマークを付与することもできる。クライアントC1におけるシナリオの再現およびマーク情報の付与については後述する。なお、本実施の形態においては、シナリオおよびシナリオに関連付けられた個々のメディアは、ファイルとしてクライアントC1にダウンロードされ、しかる後にクライアントC1でプレゼンテーションの再生動作が実行されるものであるが、たとえばリアルネットワークス社のRealSystemで用いられているようなストリーミングによるデータ転送技術によりデータがクライアントに転送されても構わないし、転送方式の違いは本発明の動作を何ら妨げることはない。
【0024】
クライアントC1でユーザにより付与されたマーク情報Mc1はサーバSに転送されて、サーバS上で他のプレゼンテーショングループPに関連付けられたマーク情報Mと同様に管理される。その際、マーク情報Mc1は、マーク情報変換部8により「シナリオ1」に依存しない情報に変換された後に管理されるので、たとえば他のユーザがクライアントC2から「シナリオ2」を視聴したとしても、クライアントC1でのプレゼンテーショングループPの再現と同様にマーク情報M(Mc1を含む)が転送され、クライアントC1で付与されたマークを閲覧することができる。
【0025】
次に、クライアントC1,C2,C3について、スタンドアローン(単体)での動作およびこの動作に関わる機能部について説明する。
図3はクライアント側の情報視聴部の一構成例を示すブロック図である。情報視聴部1は、メディア情報管理部11と、再生シナリオ管理部12と、視覚情報再生部13と、音声情報再生部14と、シナリオ解釈部15と、再生シナリオ演算部16とを有している。
【0026】
メディア情報管理部11は、メディアコンテンツをそれぞれ独立したメディアとして記憶・管理している。このメディアコンテンツは、サーバSから得られた音声、テキスト、静止画、動画、アニメーションなどの情報である。再生シナリオ管理部12は、プレゼンテーションにおける各メディアを再生する際の時間的な順序、空間的なレイアウトなどを記述した再生シナリオを記憶・管理している。視覚情報再生部13は、テキスト、静止画、動画、アニメーションなどのメディアを再生する機能を有している。音声情報再生部14は、音声情報を再生する機能を有している。シナリオ解釈部15は、再生シナリオ管理部12から該当するプレゼンテーションの再生シナリオを読み出し、視覚情報再生部13が再生するウィンドウのレイアウト情報およびメディア情報管理部11から所定の実行開始時刻に再生するメディアの情報を取得する。再生シナリオ演算部16は、シナリオ解釈部15で解釈されたシナリオに従ってメディア情報管理部11に記憶されたメディアを視覚情報再生部13および音声情報再生部14を使って再生させる機能を有している。
【0027】
以上の構成にて、情報視聴部1は、サーバSからシナリオおよびメディア情報を読み込み、シナリオを解釈して、シナリオに記述されている通りに複数メディア情報を時間的空間的に組み合わせて再生する。
【0028】
図4は再生シナリオの記述例を示す図である。再生シナリオは、大別するとヘッダ部とボディー部とを有している。ヘッダ部には、当該再生シナリオに基づいて実行されるプレゼンテーションで用いるウィンドウのレイアウトがウィンドウの個数分(図4の中では三つ)記述されている。ボディー部には、どのコンテンツ(メディア)をどのタイミングでどれ位の時間再生するかが記述されている。具体的には、ボディー部は、実行開始時刻、ウィンドウ番号、メディア、コンテントIDおよび再生時間長さの欄を有している。
【0029】
実行開始時刻には、メディアの再生を開始する時刻が設定される。ウィンドウ番号には、再生するメディアが映像メディアである場合には当該メディアを再生させるウィンドウ番号が設定され、また、再生するメディアが音声メディアである場合には、"audio"が設定される。メディアには、再生するメディアの識別名が設定される。再生時間長さにおいては、時間軸を持たない静止画などの場合には、当該メディアを表示させる時間の長さが記述される。また、再生時間長さには、動画/アニメーションなどの時間軸を持つストリーミングメディアを通常の速度で再生する際には何も記述する必要はないが、倍速再生/スロー再生など再生するメディアを通常の速度と異なる速度で再生を行う際には、再生トータル時間を記述する必要がある。
【0030】
再生シナリオでは、同一の実行開始時刻に対してメディアの欄に二つ以上のメディアを記述することにより、同時に二つ以上のメディアの再生を始めるようにすることができる。
【0031】
ここで、図4に示す再生シナリオに基づくプレゼンテーションの再生スケジュール(スコア)の概念を図5および図6を用いて説明する。
図5はプレゼンテーションのスコアを示す図、図6はマルチメディアプレゼンテーションの表示例を示す図である。図5では、横軸に時間を取り、縦軸に再生する空間(ウィンドウ番号あるいはaudio)を取っており、各矩形が各メディアを示している。図6は、時刻t=tpにおけるプレゼンテーションの様子を示している。
【0032】
図5のスコアによると、時刻t=tpにおいて、ウィンドウW1でメディアaが再生され、ウィンドウW2でメディアbが再生され、ウィンドウW3でメディアcが再生され、オーディオでメディアdが再生されていることがわかる。図6においては、表示画面上にメディアa〜cを再生するウィンドウW1〜W3が表示され、オーディオのメディアdについては、アイコンIによる表示がなされている。また、表示画面上には、ユーザにより与えられた幾つかのマークM1,M2,M3が表示されている。
【0033】
次に、本情報処理装置の基本的なメディアの再生動作について図7を用いて説明する。
図7は基本的なマルチメディアの再生動作の流れを示すフローチャートである。この再生動作は図6に示す表示画面上においてプレゼンテーションの「再生」ボタンがユーザによって押下されることにより開始される。
【0034】
まず、シナリオ解釈部15が再生シナリオ管理部12から該当するプレゼンテーションの再生シナリオを読み出す(ステップS1)。次いで、シナリオ解釈部15は、再生シナリオのヘッダ部を読み込んで、ウィンドウのレイアウト情報を取得する(ステップS2)。
【0035】
その後、シナリオ解釈部15が再生シナリオのボディー部を頭から順に読み込んで、所定の実行開始時刻に再生するメディアをメディア情報管理部11から読み出し(ステップS3)、取り出したメディアが音声メディアか否かを検出する(ステップS4)。音声メディアでなければ、当該メディアは視覚メディア、すなわち、テキスト、静止画、動画、またはアニメーションである場合には、当該メディアを再生するウィンドウのレイアウト情報とともに、当該メディアを視覚情報再生部13に出力する。視覚情報再生部13は、入力されたウィンドウのレイアウト情報に基づいて、ウィンドウを作成し、入力されたメディアを当該ウィンドウに再生する(ステップS5)。一方、メディア情報管理部11から読み出したメディアが音声メディアの場合には、当該メディアを音声情報再生部14に出力する。音声情報再生部14は、入力されたメディアに基づいてスピーカから音声を再生する(ステップS6)。
【0036】
そして、ボディー部の記述に対して上記処理(ステップS3〜ステップS6)を実行し、記述がなくなるまで繰り返す(ステップS7)。
次に、プレゼンテーションに含まれるメディアにマーク情報を対応付ける動作を説明する。
【0037】
プレゼンテーションの実行中にユーザが特定のメディアに対してマーク情報を対応付けたいと思った場合には、図6に示す表示画面上の「マーク」ボタンを押下することによりマーク付け部2が起動し、視覚情報再生部13により再生されているプレゼンテーションの所望のメディアを指示することにより、指示された位置にマークが付与されるとともに、サーバSにおいてマーク情報管理部9がマーク情報をシナリオと対応付けすることができる。音声メディアに対しては、プレゼンテーションウィンドウ中のオーディオメディアのアイコン(図6中のアイコンI)に対して指示することにより選択することができる。
【0038】
具体的には、画面上において「マーク」ボタンを押下することにより出現するマーク情報のシンボルリストから所望のマーク情報のシンボルを選択し、当該シンボルを所定のメディア上にドラッグしてドロップすればよく、これにより、当該メディアの当該時間についてのマーク情報が対応付けられるようになっている。所望のメディアの所望の時間幅に対してマーク情報を対応付ける場合には、マーク情報のシンボルを所望の時間クリックダウンするなどにより実現できる。なお、画面上に付加することができるマークは、あらかじめ何個か用意されるが、「定義」ボタンを用いることにより、ユーザが新たなマークを定義することもできる。
【0039】
メディア上に付与されたマークには、ユーザがコメントなどを添加することもできる。たとえば、付与されたマークに対してマウスを右クリックするとポップアップウィンドウが現れ、そのポップアップウィンドウ上のテキスト領域にコメントを書き込むことによってテキスト情報を当該マーク情報に添加することができる。
【0040】
次に、マーク情報をメディアの所定の時間に対応付けて管理するマーク情報ファイルの一例を図8を用いて説明する。
図8はマーク情報のデータ構造の例を示す図である。本実施の形態では、マーク情報は図示のように表で記述されている。マーク情報は、その属性として、ユーザ名、マークが付与されたプレゼンテーションのシナリオ名、マークが付与されたメディアのコンテントID、メディア上の位置、時刻、マークの表示される時間、およびユーザが添加したコメント(文字列情報)を有している。本実施の形態では、マークが付与されたメディア上の位置は、そのメディアの左上からの(x,y)座標値として、また、付与された時刻は、そのメディア再生開始時刻からの時刻とする。マーク情報管理部3は、マーク付け部2で付与されたマークにこれらの属性情報を与える。その後、通信部4は、サーバSの通信部7との間でコネクションを張って通信規約上でデータの送受信ができるようにし、送信用のファイルを通信部7に送信する。通信部7は、ネットワークを介して接続されている複数のクライアントC1,C2,C3の通信部4からの送信用のファイルを受信する。サーバSでのマーク情報の処理の詳細は後述する。
【0041】
なお、本実施の形態では、ユーザがマークを付与したときにユーザが知らない間にシステムが自動的にマーク情報を送るようにしたが、たとえば、マーク情報送信ボタンなどを設け、当該ボタンに対してユーザが明示的に指示したときのみ送信するようにすると、ユーザのプライバシーの保護を考えた場合に有効である。また、本実施の形態では、サーバSにユーザ名を送信するようにしたが、ユーザ名は必ずしも送信する必要はない。たとえば、ユーザのプライバシーを尊重する場合にはマーク情報とともにユーザ名を送信しないようにしてもよい。
【0042】
次に、本発明の主要部である、サーバSにおけるシナリオ情報、マーク情報の管理について説明する。
上述のように、プレゼンテーションのための各々のシナリオは、一般に音声や画像などの複数のメディアから構成されている。また、ユーザが付与したマーク情報は、そのシナリオに含まれるメディアと関連付けられている。そのため、本実施の形態においては、マーク付けされるシナリオは、あらかじめサーバSに登録されている必要がある。
【0043】
図9はサーバにおけるシナリオ情報登録の処理の流れを示す図である。サーバ管理者は、登録するシナリオをシナリオ情報入力部10からサーバSにシナリオを登録する。本実施の形態においては、サーバSに登録される個々のシナリオは、複数のシナリオのコレクション(プレゼンテーショングループ)の1要素として記録される。一つのプレゼンテーショングループには、同一の目的に作成された複数のシナリオが登録される。具体的には、転送速度の低い端末での表示のためにシナリオ内の動画をデータ量の少ないものに差し替えたものや、あるいは音声情報をそれと同内容のテキスト情報に差し替えたものや、元のシナリオの短縮版(ダイジェスト版)などである。新しいシナリオを既にあるプレゼンテーショングループに登録したいときは、プレゼンテーショングループに追加登録し、そうでないときには、新規にプレゼンテーショングループを作成しそこへ登録すればよい。
【0044】
シナリオには、メディアごとにそのファイル名、コンテントID、表示位置、および表示開始時刻、表示時間が記述されている。シナリオ情報管理部5は、シナリオ情報入力部10から入力されたシナリオのこれらの属性値を読み込み、メディア情報管理部6へ送る。なお、本実施の形態においては、メディア情報は表形式で記述している。
【0045】
図10はシナリオおよびメディア情報の管理方法を説明する図である。図10では、「プレゼンテーショングループ1」は、三つのシナリオを含んでいる。個々のシナリオは、それぞれのコンテントIDとメディアとの関係を保持している。また同時に、このプレゼンテーショングループに対して付与された、後述するマーク情報も関連付けられて保持されている。
【0046】
さらに、プレゼンテーショングループごとにそのグループに属する個々のシナリオの標準となるメディア情報が用意される。後述するマーク情報の管理の際、マーク情報変換部8において、個々のシナリオのメディア情報は、常に標準となるメディア情報との比較によって処理が実行される。標準となるシナリオは、図示しないユーザインタフェースからサーバ管理者によって、プレゼンテーショングループの中のシナリオ群から選択される(以下、この選択されたシナリオをマスタシナリオと呼ぶ)。図10においては、このマスタシナリオとして「シナリオ2」が選択されている。
【0047】
マスタシナリオには、登録されたどのシナリオを選んでもよいが、同一コンテントIDのメディアがたとえば片方が音声であり、もう片方が動画であるような場合には、位置情報、時間情報の両者を含む動画を持つシナリオを選択することが望ましい。
【0048】
図11は登録されるシナリオの例を示す図、図12は登録されたシナリオから再生されるプレゼンテーションのスコアを示す図、図13はシナリオから作成されるメディア情報の例を示す図である。これらの図において、「プレゼンテーショングループ1」に登録されるシナリオ例として、三つのシナリオ「シナリオ1」〜「シナリオ3」が示されており、「シナリオ1」〜「シナリオ3」はいずれも二つのシーンからなる同じ目的のために作成されたシナリオである。ここでは「シナリオ2」がマスタシナリオとなっており、二つのムービー(動画+音声)から構成されている。「シナリオ1」は、「シナリオ2」のダイジェスト版として、各々のムービーの表示時間が1/2に短縮されたものが使用されている。「シナリオ3」では、それぞれの動画の代替として静止画が用いられ、また、音声の替わりにテキストが使用されている。三つのシナリオ間では、それぞれのコンテントIDは二つのそれぞれのシーンに対応付けられている。このことにより、後述するマーク情報の管理によって、「シナリオ1」〜「シナリオ3」の複数の視聴者は、どのシナリオを視聴したかに拘らず、マーク情報を共有することが可能となる。
【0049】
上述のように、シナリオはクライアントC1,C2,C3で視聴することができ、ユーザは、そのシナリオに含まれるメディアに対してマーク付けを行うことができる。マーク付けされたとき、クライアントのマーク情報は、通信部を通じてサーバSへ送られ管理される。
【0050】
次に、サーバSが受け取ったマーク情報の格納のための動作を説明する。
図14はサーバにおけるマーク情報の格納動作を説明する図である。本システムにおいてはマーク情報は、付与されたマークを個々のシナリオではなくプレゼンテーショングループ単位で管理する。
【0051】
サーバSへ送られたマーク情報は、通信部7を通じてマーク情報変換部8へ送られる。マーク情報変換部8は、まず、マーク情報に記述されたシナリオ名をもとに、シナリオ情報管理部5を参照してそのシナリオの属するプレゼンテーショングループを参照する。さらに、マーク情報変換部8は、メディア情報管理部6から、受信したマーク情報の付与されたシナリオとマスタシナリオとのメディア情報を参照し、両者の同一のコンテントIDのコンテンツの属性情報をもとに、マーク情報をオリジナルのシナリオに対応付けられるように変換する。
【0052】
マーク情報の変換処理は、上述のようにマスタシナリオのメディア情報と受信したシナリオのメディア情報との演算によって求められる。具体的には、マーク情報の属性値の表示開始時刻、表示時間、および位置情報の変換を実行する。
【0053】
図15は表示開始時刻および表示時間の変換の概念図である。図15において、送信されたマーク情報が付与されたシナリオがたとえばシナリオ1とする。シナリオ1に付与されたマーク情報の表示時間はマスタシナリオとシナリオ1の同一コンテントIDのメディアの表示時間を比較し、相似変換を行う。ユーザの視聴したシナリオ1に対し、たとえばMovie1−1(表示時間10秒)の5〜10秒の間にマークが付与された場合、マスタシナリオであるシナリオ2のMovie1(表示時間20秒)と比較され、マーク情報として表示時間は10〜20秒に変更される。マスタシナリオとシナリオ1とのメディアが異なっている場合でも、両者が同じ表示時間であるならば表示開始時刻、表示時間の変更は必要はない。位置情報に関しても同様に、マスタシナリオ、シナリオ1間の相似変換によって変換処理が行われる。もし、シナリオが位置情報を持たないオーディオを再生しているときは、デフォルト値としてたとえば左上(X=0,Y=0)を与えておく。これらの対応付けは、それぞれのシナリオで使用されるメディアの内容が異なるために、内容に対して厳密に同一の時刻・位置とはならないが、複数のユーザ間でのマークの共有には有用である。
【0054】
次に、クライアントC1,C2,C3において、マーク情報とともにシナリオを再生する際の動作について説明する。各クライアントでは、シナリオ再生の際に、そのシナリオに対するマーク情報をサーバSに要求する。サーバSは、要求されたシナリオ名からそのシナリオが含まれるプレゼンテーショングループのマーク情報を、クライアントで再生されるシナリオに合致するようマーク情報変換部8にて変換し送信する。
【0055】
マーク情報送信のための変換処理は、上述の受信したマーク情報を格納する際の変換の逆変換を行えばよい。ただし、メディアが1対多の場合には処理が異なる。
【0056】
図16はマーク情報送信のための変換処理の説明図である。図示のように、マスタシナリオが動画であり、これに対して視聴者の閲覧しているシナリオが静止画と音声とに分解されているとする。このような場合、静止画はシナリオ上で位置情報と時間情報の両者が記述されているのに対して、音声は位置情報を持たない。この場合、マーク情報変換部8は両者を比較し、位置情報および時間情報の両者を持つ静止画を選択し、この静止画に対してマークが与えられるようにマーク情報を変換する。
【0057】
マーク情報を受信したクライアントは、マスタシナリオと同様の動作によってマスタシナリオに同期してマーク情報に記述されたタイミングでプレゼンテーションの再生画面上にマークを表示する。
【0058】
このことにより、各クライアントC1,C2,C3を利用するシナリオの閲覧者は、同一のプレゼンテーショングループに属する他のプレゼンテーションを視聴した場合でも、マーク情報を共有することが可能となる。したがって、プレゼンテーション供給者は、クライアントの状況や適性などに応じた複数のシナリオを用意することができ、視聴者は、他のシナリオの視聴者との間でもマーク情報を介したコミュニケーションが可能となる。
【0059】
なお、本発明は、上述の実施の形態に限らず種々の変形が可能である。たとえば、上述の実施の形態においては、メディア情報に対に対して一つのコンテントIDが与えられていたが、複数設けることも可能である。たとえば、情報視聴部1(図1)が動画・音声などを途中再生する機能を備えることによって、一つの動画であってもシーンごとに分割したシナリオとして記述して複数のコンテントIDを与えることができる。あるいは、ストリーミングメディアのフォーマットの一つであるASF(Advanced Streaming Format)では、動画などの時間軸上に任意の位置にスクリプトを埋め込むことができる。このような機能を用いて動画内にコンテントIDを指定することによって、動画内の時間軸上の位置を正確に指定することができる。
【0060】
図17は時間軸上に複数のコンテントIDを与える例の説明図、図18は時間軸上に複数のコンテントIDを与えるシナリオ例を示す図である。図17において、上のシナリオはマスタシナリオ、下のシナリオはそのダイジェスト版を示し、図18にはそのダイジェスト版のシナリオを示している。ダイジェスト版では、マスタシナリオの一部のシーンが断続的に利用されている。それぞれのシーンに対して個別のコンテントIDが与えられ、それによって、ダイジェスト版視聴者とマスタシナリオ視聴者との間でマーク情報を共有できる。ダイジェスト版のシナリオでは、一つの動画が三つのメディアとして定義されており、動画(Movie1)の開始位置(delay)を記述している。
【0061】
また、上述の実施の形態においては、サーバSはシナリオ情報のみを格納し、シナリオ自体を格納していなくても動作するが、クライアントC1,C2,C3がサーバSからシナリオを配信できるようにしてもよい。このとき、個々のシナリオを個別に用意しておくのでなく、CGI(Common Gateway Interface)などの技術を用いてユーザからのリクエストに応じて、適切なシナリオをリアルタイムに発生させて送信しても同様の効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、同一のプレゼンテーションのための複数のシナリオに対して付与されたマーク情報を共有することができるように構成した。それによって、プレゼンテーション提供者は、ユーザの環境などに応じて複数のシナリオを用意し、きめ細かな対応をすることができるので、視聴者からより理解を得ることができる。また、視聴者は、異なるシナリオ間でのマーク情報を共有することができるので、プレゼンテーション視聴者全体とのコミュニケーションが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 情報処理装置の概略構成を示す図である。
【図2】 情報処理装置を利用したときの全体の流れを示す説明図である。
【図3】 クライアント側の情報視聴部の一構成例を示すブロック図である。
【図4】 再生シナリオの記述例を示す図である。
【図5】 プレゼンテーションのスコアを示す図である。
【図6】 マルチメディアプレゼンテーションの表示例を示す図である。
【図7】 基本的なマルチメディアの再生動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】 マーク情報のデータ構造の例を示す図である。
【図9】 サーバにおけるシナリオ情報登録の処理の流れを示す図である。
【図10】 シナリオおよびメディア情報の管理方法を説明する図である。
【図11】 登録されるシナリオの例を示す図である。
【図12】 登録されたシナリオから再生されるプレゼンテーションのスコアを示す図である。
【図13】 シナリオから作成されるメディア情報の例を示す図である。
【図14】 サーバにおけるマーク情報の格納動作を説明する図である。
【図15】 表示開始時刻および表示時間の変換の概念図である。
【図16】 マーク情報送信のための変換処理の説明図である。
【図17】 時間軸上に複数のコンテントIDを与える例の説明図
【図18】 時間軸上に複数のコンテントIDを与えるシナリオ例を示す図である。
【符号の説明】
1 情報視聴部
2 マーク付け部
3 マーク情報管理部
4 通信部
5 シナリオ情報管理部
6 メディア情報管理部
7 通信部
8 マーク情報変換部
9 マーク情報管理部
10 シナリオ情報入力部
11 メディア情報管理部
12 再生シナリオ管理部
13 視覚情報再生部
14 音声情報再生部
15 シナリオ解釈部
16 再生シナリオ演算部
C1〜Cn クライアント
M1〜M3 マーク
M,Mc1 マーク情報
S サーバ
Claims (10)
- ネットワーク上の一つのサーバと複数のクライアントとの間で情報の処理を行う情報処理装置において、
前記クライアントは、
複数のメディア情報を時間的空間的に組み合わせることによりプレゼンテーションを再現する情報視聴手段と、
前記情報視聴手段による前記プレゼンテーションの中の特定の空間部分、時間軸方向の一点、若しくは所定の幅を持った領域の少なくともいずれかに所定のマークを指定するマーク付け手段と、
前記マーク付け手段にて指定されたマークのマーク情報を前記情報視聴手段で再現している前記プレゼンテーションと同期がとれる形態で管理する第1のマーク情報管理手段と、
前記第1のマーク情報管理手段が管理する前記マーク情報を前記サーバと通信するための第1の通信手段と、を備え、
前記サーバは、
マーク情報をクライアントと通信するための第2の通信手段と、
同一の目的で作成された複数のプレゼンテーション間の関係を管理するプレゼンテーション情報管理手段と、
前記プレゼンテーション情報管理手段により管理されたプレゼンテーション情報をもとに、前記第2の通信手段から受信したマーク情報を前記プレゼンテーション情報管理手段で関連付けられた異なるプレゼンテーションに対するマーク情報に変換するマーク情報変換手段と、
前記第2の通信手段から受信した前記マーク情報および/または前記マーク情報変換手段で変換されたマーク情報を記憶し管理するための第2のマーク情報管理手段と、を備えていることを特徴とする情報処理装置。 - 前記同一の目的で作成された複数のプレゼンテーションは、再現するメディアの種類とその内容、複数のメディアを表示する時間的空間的な組み合わせ、表示時間の少なくともいずれかが異なることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記プレゼンテーションは、少なくとも前記複数のメディアの格納場所とファイル名称、表示位置が記述されたシナリオとして定義され、前記情報視聴手段により前記シナリオの記述に従って前記メディアが再生されるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記第1のマーク情報管理手段は、前記マーク付け手段によって指定されたマークに対して再現された前記シナリオおよび前記シナリオに含まれるメディア情報との関係を記述したマーク情報を生成し、前記プレゼンテーション情報管理手段は、同一の目的で作成された複数のシナリオ情報およびそれぞれのシナリオに記述されたメディア情報の関連を保持し、前記第2のマーク情報管理手段は、前記マーク情報をシナリオ情報および/または前記メディア情報に関連付けて管理することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- 前記メディア情報は、時間軸を持ったストリームメディアを含むことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
- 前記マーク情報は、位置情報、時間情報の少なくともいずれかを有し、前記マーク情報変換手段は、あるプレゼンテーション再現時に再生されたメディア情報に付与されたマーク情報の位置情報、時間情報の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- 前記マーク情報変換手段は、前記プレゼンテーション情報管理手段に管理されているシナリオの一つを前記クライアントに配信するとき、前記マーク情報管理手段に管理されているマーク情報を当該シナリオによるプレゼンテーションに対するマーク情報に変換することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- ネットワーク上の一つのサーバとの間で情報の処理を行う情報処理装 置において、
複数のメディア情報を時間的空間的に組み合わせることによりプレゼンテーションを再現する情報視聴手段と、
前記情報視聴手段による前記プレゼンテーションの中の特定の空間部分、時間軸方向の一点、若しくは所定の幅を持った領域の少なくともいずれかに所定のマークを指定するマーク付け手段と、
前記マーク付け手段にて指定されたマークのマーク情報を前記情報視聴手段で再現している前記プレゼンテーションと同期がとれる形態で管理するマーク情報管理手段と、
前記マーク情報管理手段が管理する前記マーク情報を前記サーバと通信するための通信手段と、
を備えていることを特徴とする情報処理装置。 - ネットワークを介して複数のクライアントとの間で情報の処理を行う情報処理装置において、
マーク情報を前記クライアントと通信するための通信手段と、
同一の目的で作成された複数のプレゼンテーション間の関係を管理するプレゼンテーション情報管理手段と、
前記プレゼンテーション情報管理手段により管理されたプレゼンテーション情報をもとに、前記通信手段から受信したマーク情報を前記プレゼンテーション情報管理手段で関連付けられた異なるプレゼンテーションに対するマーク情報に変換するマーク情報変換手段と、
前記通信手段から受信した前記マーク情報および/または前記マーク情報変換手段で変換されたマーク情報を記憶し管理するためのマーク情報管理手段と、
を備えていることを特徴とする情報処理装置。 - ネットワーク上の一つのサーバと複数のクライアントとの間で情報の処理を行う情報処理方法において、
前記クライアントのマーク付け手段がプレゼンテーションの中の特定の空間部分、時間軸方向の一点、若しくは所定の幅を持った領域の少なくともいずれかに所定のマークを指定して前記プレゼンテーションに対するマーク付けを行うステップと、
前記クライアントのマーク情報管理手段が前記マーク付け手段にて指定されたマークのマーク情報を前記サーバに送信するステップと、
前記サーバでは受信した前記マーク情報を、マーク情報変換手段が同一の目的で作成された異なるプレゼンテーションに対するマーク情報に変換するステップと、
前記マーク情報変換手段が変換された前記マーク情報を前記クライアントに送信するステップと、
を有して同一の目的で作成された複数のプレゼンテーション間で同期がとれるように管理することを特徴とする情報処理方法。
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