JP3663192B2 - ステント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は血管等の生体内に生じた狭窄部の改善に使用されるステントの改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図11、図12は現在使用されているステント201、241の平面図である(図11、図12で(A)は拡張前、(B)は拡張後の平面図)。各ステント201、241には次の課題があった。
図11のステント201は、環状ユニット204を構成するセル206は3本の直線部207を平行に接続し、各セル206間の湾曲部206Aが他の環状ユニット204を構成するセル206近傍の空間206Bに対向して配置されている構造である。このため適度の放射支持力(ステントを拡張して血管壁に固定した時に、血管壁方向からの外圧に対抗してステントの拡張状態を維持しようとする力)と柔軟性に優れていることが知られているが、Aの部分において拡張時やデリバリー時に血管の屈曲部で曲線を描きながら挿入されるのでセル206の一部が外側突出し引っ掛かり、デリバリーが困難となる場合があった。(以下、これをフレアー現象と称する)。
図12のステント241は環状ユニット244を構成するセル246は、略<形状ストラット247が連結部245により連結されている構造である。このため放射支持力が強く、拡張時や血管の屈曲部通過時に略<形状ストラット247が外側に反ることがない等の利点を持つが、柔軟性に欠けるという課題があった。これは連結部245に屈曲部が1つであり連結部245の長さも短いことが原因であった。
そこで本発明者らは以上の課題を解決し柔軟性と放射支持力の強いステントを提供するために鋭意検討を重ねた結果次の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明は、略管状体に形成されかつ管状体の内部より半径方向に伸張可能なステント(1、1A、1B)であって、
複数のセル(6、6A、6B)を上下に連結し、当該複数のセル(6、6A、6B)をステント(1、1A、1B)の中心軸C1を取り囲むように複数配列することにより環状ユニット(4、4A、4B)を構成し、
複数の前記環状ユニット(4、4A、4B)がステント(1、1A、1B)の軸方向に配置され、前記隣り合う環状ユニット(4、4A、4B)同士は少なくとも一箇所が連結部(5、5A、5B)により連結され、
前記連結部(5、5A、5B)は、少なくとも2個以上の弧を有する屈曲部(8、8A、8B)と、該屈曲部(8、8A、8B)と連続する略直線部(7、7A、7B)から形成され、
前記セル(6、6A、6B)をステント軸方向に、ステント(1、1A、1B)の長さ10mmあたり3個から8個配置し、
前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)と前記連結部(5、5A、5B)のステント軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)の比率を、前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)を100とすると前記連結部(5、5A、5B)の軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)を50から100に形成したステント(1、1A、1B)を提供する。
[2]本発明は、略管状体に形成されかつ管状体の内部より半径方向に伸張可能なステント(1、1A、1B)であって、
複数のセル(6、6A、6B)を上下に連結し、当該複数のセル(6、6A、6B)をステント(1、1A、1B)の中心軸C1を取り囲むように複数配列することにより環状ユニット(4、4A、4B)を構成し、
複数の前記環状ユニット(4、4A、4B)がステント(1、1A、1B)の軸方向に配置され、前記隣り合う環状ユニット(4、4A、4B)同士は少なくとも一箇所が連結部(5、5A、5B)により連結され、
前記連結部(5、5A、5B)は、少なくとも2個以上の弧を有する屈曲部(8、8A、8B)と、該屈曲部(8、8A、8B)と連続する略直線部(7、7A、7B)から形成され、
前記セル(6、6A、6B)は少なくとも一つ以上の屈曲部(12、12A、12B)と当該屈曲部(12、12A、12B)に隣接する略直線部(11、11A、11B)と略直線部(15、15A、13B)を有し、
少なくともφ2.5mmに拡張した時において、
前記略直線部(11、11A、11B)と略直線部(15、15A、13B)の拡張後の角度θを30°以上となるように形成し、
前記セル(6、6A、6B)を半径方向に、ステント(1、1A、1B)の拡張後の径としてφ3.0mm以上となる場合に6個から12個配置し、
前記セル(6、6A、6B)をステント軸方向に、ステント(1、1A、1B)の長さ10mmあたり3個から8個配置し、
前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)と前記連結部(5、5A、5B)のステント軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)の比率を、前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)を100とすると前記連結部(5、5A、5B)の軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)を50から100に形成したステント(1、1A、1B)を提供する。
[3]本発明は、前記セル(6、6A、6B)の厚みを0.06mm〜0.12mm、幅を0.08mm〜0.12mm、
前記連結部(5、5A、5B)の厚みを0.06mm〜0.12mm、幅を0.04mm〜0.10mmに形成した[1]ないし[2]に記載のステント(1、1A、1B)を提供する。
[4]本発明は、ステント(1、1A、1B)端部の連結部(5、5A、5B)を、ステント(1、1A、1B)内側の連結部(5、5A、5B)と比較して、その長さを長く形成するかまたはその幅を狭く形成することにより、柔らかく形成した[1]ないし[3]に記載のステント(1、1A、1B)を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のステントの平面図(図2は図1の拡大図、図3は拡張後の本発明のステントの状態を示す拡大図、図4はセルを構成するストラットの概念図)である。
ステント1は略管状体に形成されかつ管状体の内部より半径方向に伸張可能であって、複数のセル6を上下に連結し、これらをステント1の中心軸C1を取り囲むように複数配列することにより環状ユニット4を構成し、複数の前記環状ユニット4がステント1の軸方向に延設され、前記環状ユニット4同士は少なくとも一箇所が連結部5により連結されている。
【0005】
本発明で前記セル6とは、ステント1の表面を構成する模様の一つの構成単位を意味し、図2のように少なくとも一つ以上の鋭角Xを有する屈曲部12を有し、これを介して略直線部11と曲線部13を接続して構成される全ての形態を含む。さらに前記セル6はステント軸方向の中心線C2で上下に区画した場合、中心線C2に対して上下非対称に形成され、屈曲部12の拡張後の角度θを図3のように30°以上となるように形成している。
屈曲部12の拡張後の角度θとは図3のように屈曲部12上の点Oと略直線部11及び曲線部13の点O側に近い略直線部15との間に形成される角度を意味する。
セル6は屈曲部12を介して略直線部11と曲線部13を連結することにより構成され、曲線部13は鈍角Yを有する小屈曲部14を2箇所以上形成するのが良い。
【0006】
セル6を構成する略直線部11及び屈曲部12、小屈曲部14を有する曲線部13(略S形状部ともいう)は、ステントの拡張後において中心軸C1に対し垂直に近くなるほうが、ステントの放射支持力が大きくなる。これにより屈曲部12の拡張後の角度θは180°に近づくほどステントの放射支持力が大きくなることを見出した。すなわちステントの設計においては、少なくともφ2.5mmに拡張した時において、屈曲部12の拡張後の角度θは、少なくとも30°以上に設計するのが良い。
また、これらはセル6の配置数にも関係するため、セル6の半径方向の配置数は、4個以上が好ましい。さらに拡張後の径としてφ3.0mm以上となる場合においては6個以上、好ましくは6個から12個配置するのが良い。
またステント軸方向においては10mmあたり3個以上好ましくは4個から8個配置し、ステント拡張の目標径(規格径、例えばφ3.0、φ4.0)となった時点において、例えば先に述べたように屈曲部12の拡張後の角度θが、少なくとも30°以上、好ましくは45°から140°、より好ましくは45°から120°の間に設計するのが良い。
目標径において140°を越えるように設計することは、ステントの放射支持力には有効であるが、屈曲部12の変形量が大きくなり強度に問題が出ること、拡張に伴うステントの全長短縮(フォーショートニング)が大きくなり、ステント留置時の位置決めが困難となる等の問題が起こり好ましくない。
本発明では前記屈曲部12の拡張後の角度θを、前記のように設計することにより、前記セル6(6A、6B)の厚みを血栓形成抑制に好ましい0.12mm以下とすることが好ましいが、セルの厚みが0.6mm未満であまり薄くなるとX線造影性や放射支持力の低下につながるため、厚みは0.09±0.02mmの範囲内で形成することがより好ましい。
同様に、セル6(6A、6B)の幅は広い方が放射支持力を得るためには好ましいが、あまり広いと金属面積率も増大し血栓形成や再狭窄の危険性が増大するといわれており、他方あまり幅を狭くすると十分な放射支持力を得ることができないので、本発明のステントにおいては、0.12mm以下から0.08mm以上の範囲内で形成するのが好ましい。
以上のように本発明においては、セル6(6A、6B)の厚みや幅、セル6(6A、6B)のステント軸方向の長さ6Lと前記連結部5のステント軸方向5の長さ方向5Lの比率を最適に設定することで、X線造影性や放射支持力及び柔軟性を両立し維持することができる。
【0007】
またセル6のストラットの形状はステント軸方向の中心線C2に対して図4(a)のように対称に形成するよりも図4(b)のように非対称に形成するほうがストラット全体の相対的な長さが大きくなり(例えば図4(a)と(b)を比較すると必ず2a<c+dとなる)、ステント自体の拡張性を高めるとともにフォーショートニングの抑制効果を高めることができる。
【0008】
前記連結部5は、少なくとも2個以上の屈曲部を有し、例えばステント1では中央の略直線部7の両側に屈曲部8を接続することにより構成され、屈曲部8の端部は接続部9を介してそれぞれ異なる環状ユニット4を構成する前記セル6の端部と接続されている。
前記連結部5は前記セル6の両端に左右非対称に接続されている。
連結部5は略直線部7と屈曲部8を合わせた全体の長さが1mm以上で長いほど柔軟性は向上すると考えられ良いが、長くすると比例して略S形状の連結部5が大きくなり、該ステントをバルーンカテーテルにマウントする時(バルーンカテーテル上で若干ステントの径を縮小することがある)や、血管の屈曲部通過時にステントは血管に沿って湾曲した時に、上下の連結部5が干渉しあい、逆に柔軟性を損なうこととなる。そのため、全体の長さが1mm以上、好ましくは1mmから2mmが良い。さらに屈曲部8を構成する弧のR(半径)も上述の理由により、R=0.05mm以上、好ましくは0.05mmから0.2mmに形成するのが良い。また連結部5(5A、5B)部分の幅もあまり広いと金属面積率も増大し血栓形成や再狭窄の危険性が増大し、他方あまり幅を狭くすると十分な放射支持力を得ることができないので、0.1mm以下、より好ましくは0.04mm〜0.08mmの範囲内で形成するのが良い。また連結部5(5A、5B)5部分のセルの幅は、柔軟性向上のためセル6(6A、6B)の幅よりも狭く形成するのが好ましい。
また前記連結部5(5A、5B)の厚みも血栓形成抑制に好ましい0.12mm以下とすることが好ましいが、厚みが0.06mm未満であまり薄くなるとX線造影性や放射支持力の低下につながるため、厚みは0.09±0.02mmの範囲内で形成することがより好ましい。
さらに本発明では前記セル6のステント軸方向の長さ6Lと前記連結部5のステント軸方向5の長さ方向5Lの比率を、6Lを100とすると5Lを50から100に形成するのが好ましいが設計の都合上、50から90に形成するのが良い。さらに前記セル6のステント軸方向の長さ6Lと前記連結部5の略直線部7と屈曲部8を合わせた全体の長さ5L’の比率を、6Lを100とすると5L’を50から150、好ましくは80から130に形成する。これらによりステントの拡張後やデリバリー時のフレアー現象を抑制するとともにラジアルフォースを高く維持しかつステント自体に柔軟性を付与することができる。
【0009】
本発明のステント1のパターンの特徴は次のとおりである。
セル6は連結部5を介してステント軸方向に非対称に配置されているがステント軸方向に同じ向きで同じ高さに配置されている。ステント軸方向のセル6は仮にn列目から(n+1)列目にステント軸方向に移動させて見た時、相互に重なり合うように配置されている。また同じ列のセル6も同列の上または下にスライドさせて見た時、相互に重なり合うようにステント半径方向に同じ向きに配置されている。ここで略直線部11は、中心線C2に対し略水平(略平行)であるが、屈曲部12の拡張後の角度θが30゜未満とならない範囲で若干角度をつけ斜めにしても良い。
【0010】
連結部5もセル6を介してステント軸方向に非対称に配置されているが、ステント軸方向に同じ向きでかつ同じ高さに配置されている。ステント軸方向の連結部5は仮にn列目から(n+1)列目にステント軸方向に移動させて見た時、相互に重なり合うように配置されている。また同じ列の連結部5も同列の上または下にスライドさせて見た時、相互に重なり合うようにステント半径方向に同じ向きに配置されている。
また、セル6を構成するストラットの幅は連結部5を構成するストラットの幅よりも大きく形成され、ステント軸方向のセル6と連結部5の高さは同じ高さでなく相互に異なる高さとなるようにずらして配置されている。
【0011】
以上のように本発明のステント1は前記屈曲部12の拡張後の角度θ、セル6のステント軸方向の長さ6Lとステント軸方向の長さ5Lの比率、前記連結部5とセル6の形態、連結部5とセル6のステントの半径方向並びに軸方向の配置(パターン)により、血管へのデリバリー時に、図5に示すようにステント1の径を縮小させた時に、セル6と連結部5がそれぞれお互いにステントの半径方向に立体的に重なることがなく、相互間のステントの半径方向の空間S内に納まるように形成されている。
【0012】
図6及び図8は本発明のステントのその他の実施例を示す平面図(図7及び図9は図6及び図8の一部拡大平面図)である。
図6(図7)のステント1Aは、図1のステント1と比較して、(a)セル6Aがステント1Aの軸方向の中心線C2に対して鋭角Xを有する略直線部11Aを屈曲部12Aを介して曲線部13Aと接続することにより構成されている(ステント1は、セル6がステント1の軸方向の中心線C2に対して略水平(略平行)に配置された略直線部11を屈曲部12を介して曲線部13と接続することにより構成されている)点、(b)セル6Aが連結部5Aを介してステント1Aの軸方向に左右対称に配置されている点、(c)ステント1A軸方向のセル6Aは仮にn列目から(n+2)列目に一列置きにステント1Aの軸方向に見た場合、相互に重なり合うように配置されている点等が異なるのみで、その他の各構成部材及びこれらの定義等はステント1と実質的に同じであるから詳細な説明は省略する。
【0013】
また図8(図9)のステントは1Bは、図1、図6(図7)のステント1、1Aと比較して、(a)セル6Bがステント1Bの軸方向の中心線C2に対して鋭角Xを有する略直線部11Bを屈曲部12Bを介してステント1の軸方向の中心線C2に対して略水平(略平行)に配置された略直線部13Bと接続することにより構成されている(ステント1、1Aは、セル6、6Aが略直線部11、11Aを屈曲部12を介して曲線部13、13Aと接続することにより構成されている)点等がステント1、1Aと異なるのみで、(b)セル6Bが連結部5Bを介してステント1Bの軸方向に左右対称に配置されている点及び(c)ステント1B軸方向のセル6Bは仮にn列目から(n+2)列目に一列置きにステント1Bの軸方向に見た場合、相互に重なり合うように配置されている点等はステント1と異なり、ステント1Aと実質的に同じである。その他の各構成部材及びこれらの定義等はステント1、1A実質的に同じであるから詳細な説明は省略する。
【0014】
また本発明の前記図1、6、8に例示したステント1、1A、1Bでは、各環状ユニット4、4A、4Bを構成するセル6、6A、6Bの連結部5、5A、5Bは、ステント1、1A、1Bの半径方向に隙間無く連続して配置されているが、半径方向に少なくとも一個以上の空間を空けて配置(一個置きあるいは一個または二個置きに空間を空けて配置する)ことにより、ステント1、1A、1B全体がより柔軟となり、分岐した血管へのデリバリー性が向上することが期待される。
【0015】
本発明のステント1(1A、1B)はSUS316L等のステンレス鋼、Ti−Ni合金、Cu−Al−Mn合金等の形状記憶合金、チタン合金、タンタル等からなる金属パイプから例えばレーザー加工法等により形成される。
またこれらの金属より形成されたステントにウレタン等の高分子材料やヘパリン、ウロキナーゼ等の生理活性物質、アルガトロバン等の抗血栓薬剤を被覆させるのも良い。
【0016】
実施例1
図10に示す略<形状のセル17と略S形状の接続部18からなる構成部19により構成されるステントA(B)において、拡張後の角度の違いによる放射支持力の差を評価するため、円周方向に構成部19の配置数が異なるステントA、Bを製作し放射支持力を評価した。
評価は、ステントをチャンバー内に配置したシリコンチューブ内にφ3mmまで拡張して留置した後、チャンバー内に空気にて圧力をかけステントの外径変化を測定することにより評価した。
【0017】
【表1】
表1に示すように、拡張後の角度の大きいステントBが−0.04mm(外径が0.04mm減少した)で変化量が少なく放射支持力が大きいことが確認できた。
【0018】
実施例2
図1に示すステント1を製作し、放射支持力をステント201、241と比較し、柔軟性をステント201と比較し評価した。放射支持力の評価は実施例1と同じ方法で行い、柔軟性は4点曲げ法にて評価した。
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
以上のように、本発明のステント1は表2の結果よりステント201、241より外径変化量が少なく、表3の結果よりステント201より曲げ強度が小さいことが確認できた。したがって本発明のステント1は高い放射支持力と柔軟性を併せ持つステントであることが理解できる。
【0021】
実施例3
ステント1A、1Bも実施例1、2と同様に放射支持力と柔軟性を測定し評価したところステント1と実質的に同様の結果が得られた。
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
実施例4
本発明のステント1、1A及び1Bについて、φ3.0mmに拡張したときのフォーショートニング値を測定した。測定は、拡張前の各ステント長(L1とする)を測定し、φ3.0まで拡張した後のステント長(L2)を計測し、全長の縮小率を算出しフォーショートニング値とした。比較例としてステント201、241も測定した。
【0025】
【表6】
表6の結果より、本発明のステント1、1A、1Bはステント201、241よりもフォーショートニング値が小さいことが確認できた。
【0026】
本発明のステント1、1A、1Bの基本的な設計思想(発明の目的)は、第1にラジアルフォース(円周方向(半径方向ともいう)の剛性)を高く維持する(円周方向(半径方向ともいう)に変形しない)ことである。
第2にベンディングフレキシビリティ(ステント軸方向の伸び縮みのし易さ)を高く(伸び縮みし易い)することである。
第1の目的(ラジアルフォースを高く維持する)を達成するためには、(1)セル6(6A、6B)の屈曲部12(12A、12B)の拡張後の角度θが大きくなるように(30°以上、好ましくは45°から140°の範囲)に設計することである。
なお(2)(1)の角度θとの関係によりセル6(6A、6B)の円周方向に配置する数は少ないほうが良い。配置する数があまり多い場合は、拡張後の角度θを大きく設計できないので好ましくない。例えばステントの拡張後の径がφ3.0mm以上となる場合においては6個以上、好ましくは6個から12個配置するのが良い。
また第2の目的(ベンディングフレキシビリティを高くする)を達成するためには、(3)セル6(6A、6B)のステント軸方向に配置する数は多いほうが良い。例えばステントの長さ10mmあたり3個以上好ましくは4個から8個配置するのが良い。
【0027】
また第2の目的(ベンディングフレキシビリティを高くする)を達成するためには、(4)連結部5(5A、5B)のステント軸方向の長さ5Lまたは連結部5の略直線部7と屈曲部8を合わせた全体の長さ5L’を可能な限り長く形成することが重要である。連結部5(5A、5B)はステントの単位表面積あたりの全体の長さ5L’を長く設計することである。
連結部5(5A、5B)形状は全体の長さ5L’との関係を考慮すると略S字状のものが好適である。直線の場合、円周方向に二本以上配置して相互のセルを接続するとステント自体のベンディングフレキシビリティがなくなるので好ましくない。
また略W字(または略N字ともいう)の場合(一般的に全体の長さが略S字よりも長く、屈曲部の数が多い)、ステントに高いベンディングフレキシビリティを付与することはできるが、屈曲した血管に挿入ないし拡張後固定する際に、内側に湾曲する箇所付近の連結が、互いに重なり(干渉)し合うので好ましくない。これを回避するためには、屈曲部8の半径(間隔)を大きくして、5Lを長く設定する必要がある。しかしながら屈曲部8の半径(間隔)をあまり大きくして、5Lを長くとりすぎるとステント表面積全体に占める連結部5の割合(セル部6に対する比率)が大きくなりすぎて、必要な放射支持力を得ることが困難となるので好ましくない。
一方略U字の場合、ステントの単位表面積あたりの連結部を構成する部材の長さを長く設計することができず、ベンディングフレキシビリティも劣るので好ましくない。また、略U字の場合、血管の屈曲部に拡張後留置した場合、曲がったステント外側(外弧)の方は、略U字部が伸ばされる方向であるため、直線状に変形してしまい、拡張後の柔軟性が低下する懸念が指摘される。
拡張後の柔軟性を維持するためには、連結部5(5A、5B)の5L、5L’は例えば図3のように拡張後も略S字形状を維持できる長さに設定するのが良い。
またステントに高いベンディングフレキシビリティを付与する点では連結部5(5A、5B)の長さ5L、5L’を長くするほうが好ましいが、ステントの拡張後やデリバリー時のフレアー現象を抑制するとともにラジアルフォースを高く維持するように設計することを考慮すると、セル6(6A、6B)のステント軸方向の長さ6Lとの関係を考慮して、好適な長さを設定する必要がある。
すなわち前記連結部5のステント軸方向5の長さ5Lの比率を、6Lを100とすると5Lを50から100、好ましくは50から90に形成するのが良く、このなかで、可能な限り連結部5(5A、5B)の長さ5L、5L’を長く設定しかつ、屈曲時に連結部5を構成する略直線部7と屈曲部8どうしが干渉しないよう配置することが重要である。
また前記セル6のステント軸方向の長さ6Lと前記連結部5の略直線部7と屈曲部8を合わせた全体の長さ5L’の比率を、6Lを100とすると5L’を50から150、好ましくは80から130に形成するのが良い。
これらによりステントの拡張後やデリバリー時のフレアー現象を抑制するとともにラジアルフォースを高く維持しかつステント自体に柔軟性を付与することができる。
【0028】
さらに本発明では、ステント端部の連結部5(5A、5B)をステント内側のものより軟らかくする(例えば、長さ5L、5L’を長く形成するかあるいは幅を狭く形成する)ことにより、血管挿入時の屈曲性が良く血管に挿入しやすくすることができる。例えば図1(図2)、図6(図7)、図8(図9)において、左から一列目と右から一列目の連結部5(5A、5B)を、これらの間に配置されている連結部5(5A、5B)よりも、長さ5L、5L’を長く形成するかあるいは幅を狭く形成することによりステント端部に柔軟性を付与することができる。
例えばステント内側の連結部5(5A、5B)の長さ5L、5L’と幅をそれぞれ100とすると、ステント端部の連結部5(5A、5B)の長さ5L、5L’は120ないし200、好ましくは140から180、幅は90ないし50、好ましくは80ないし60の範囲に設定することによりステント端部に柔軟性を付与することができる。
またセル6(6A、6B)の形状は、バルーンカテーテルにマウントしやすいように、換言すれば縮径する際にステント表面積全体に相互のストラットが干渉せずかつ拡張時に拡張しやすい形状を維持できるように、図2、図7のように少なくとも一つ以上の略直線部11(11A)と曲線部13(13A)を屈曲部12(12A)を介して接続する形状、あるいは図9のようにはステント1Bの軸方向の中心線C2に対して鋭角Xを有する略直線部11Bを屈曲部12Bを介してステント1の軸方向の中心線C2に対して略水平に配置された略直線部13Bと接続する形状にすることが好ましい。
これによりセル部6において、直線的なストラットを形成することに比べ、更にストラットを長く形成することができる為、実質的に
ステント1(1A)において、セル6を構成する略直線部11(11A)と曲線部13(13A)の長さは同等である。これにより規定されたセル部6の面積を有効に利用でき、拡張時の長さ方向の短縮(フォーショートニング)の抑制にも有効である。
またセル6のストラットの形状はステント軸方向の中心線C2に対して図4(b)のように非対称に形成するほうがストラット全体の相対的な長さが大きくなりステント自体の拡張性を高めるとともにフォーショートニングの抑制効果を高めることができる。
【0029】
【発明の作用効果】
本発明は、第1にラジアルフォース(円周方向(半径方向ともいう)の剛性)を高く維持する(円周方向(半径方向ともいう)に変形しない)こと及び第2にベンディングフレキシビリティ(ステント軸方向の伸び縮みのし易さ)を高く(伸び縮みし易い)する旨の設計思想を組み合わせて採用することより、高い柔軟性と放射支持力を充分に確保するとともに、血管拡張性を高めフォーショートニング並びにフレアー現象を抑えることができる等の作用効果を有する至的ステントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステントの平面図
【図2】図1の拡大図
【図3】拡張後の本発明のステントの状態を示す拡大図
【図4】セルを構成するストラットの概念図
【図5】血管へのデリバリー時に、ステント1の径を縮小させた時の拡大図
【図6】本発明のステントのその他の実施例を示す平面図
【図7】図6の一部拡大平面図
【図8】本発明のステントのその他の実施例を示す平面図
【図9】図8の一部拡大平面図
【図10】本発明のステントの参考例の拡大図
【図11】従来のステントの平面図
【図12】従来のステントの平面図
【符号の説明】
1、1A、1B ステント
4、4A、4B 環状ユニット
5、5A、5B 連結部
6、6A、6B セル
7 略直線部
8、8A、8B 屈曲部
9 接続部
11、11A、11B、13B 略直線部
12、12A、12B 屈曲部
13、13A 曲線部
14、14A 小屈曲部
15 略直線部
17 略<形状のセル
18 略S形状の接続部
19 ステントA、Bにおける構成部
Claims (3)
- 略管状体に形成されかつ管状体の内部より半径方向に伸張可能なステント(1、1A、1B)であって、複数のセル(6、6A、6B)を上下に連結し、当該複数のセル(6、6A、6B)をステント(1、1A、1B)の中心軸C1を取り囲むように複数配列することにより環状ユニット(4、4A、4B)を構成し、複数の前記環状ユニット(4、4A、4B)がステント(1、1A、1B)の軸方向に配置され、前記隣り合う環状ユニット(4、4A、4B)同士は少なくとも一箇所が連結部(5、5A、5B)により連結されるものにおいて、
〔1〕前記連結部(5、5A、5B)は、中央の略直線部(7、7A、7B)の両側にそれぞれ屈曲部(8、8A、8B)を接続し、当該屈曲部(8、8A、8B)はそれぞれ孤により形成され、
前記セル(6、6A、6B)は拡張しうる屈曲部(12、12A、12B)を有し、
上記セル(6、6A、6B)と上記連結部(5、5A、5B)の配置において、〔例えば図2、図7、図9に記載のごとく〕(i)当該セルの拡張しうる前記屈曲部(12、12A、12B)により接続されているストラット間、(ii)前記ストラットと当該連結部の屈曲部(8、8A、8B)間及び(iii)当該連結部の屈曲部(8、8A、8B)同士間にはそれぞれ半径方向の空間部Sを形成するように配置されており、
ステント(1、1A、1B)の径φを縮小させた時に、セル(6、6A、6B)と連結部(5、5A、5B)がそれぞれお互いにステントの半径方向に立体的に重なることがなく、相互間のステントの半径方向の当該空間部S内に納まるように形成され、かつ、当該縮径は、前記拡張しうる屈曲部(12、12A、12B)に接続されたセルのストラットのうちの一つが軸方向を保持するようにして行われるものであって、セル縮径時の干渉が防止されており、
〔2〕前記セル(6、6A、6B)をステント軸方向に、ステント(1、1A、1B)の長さ10mmあたり3個から8個配置し、
〔3〕前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)と前記連結部(5、5A、5B)のステント軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)の比率を、前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)を100とすると前記連結部(5、5A、5B)の軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)を50から100に形成してラジアルフォース(放射支持力)を高く維持しつつ柔軟性が付与されていることを特徴とするステント(1、1A、1B)。 - 略管状体に形成されかつ管状体の内部より半径方向に伸張可能なステント(1、1A、1B)であって、 複数のセル(6、6A、6B)を上下に連結し、当該複数のセル(6、6A、6B)をステント(1、1A、1B)の中心軸C1を取り囲むように複数配列することにより環状ユニット(4、4A、4B)を構成し、複数の前記環状ユニット(4、4A、4B)がステント(1、1A、1B)の軸方向に配置され、前記隣り合う環状ユニット(4、4A、4B)同士は少なくとも一箇所が連結部(5、5A、5B)により連結されるものにおいて、
〔1〕前記連結部(5、5A、5B)は、中央の略直線部(7、7A、7B)の両側にそれぞれ屈曲部(8、8A、8B)を接続し、当該屈曲部(8、8A、8B)はそれぞれ孤により形成され、
前記セル(6、6A、6B)は拡張しうる屈曲部(12、12A、12B)を有し、
上記セル(6、6A、6B)と上記連結部(5、5A、5B)の配置において、(i)当該セルの拡張しうる前記屈曲部(12、12A、12B)により接続されているストラット間、(ii)前記ストラットと当該連結部の屈曲部(8、8A、8B)間及び(iii)当該連結部の屈曲部(8、8A、8B)同士間にはそれぞれ半径方向の空間部Sを形成するように配置されており、
ステント(1、1A、1B)の径φを縮小させた時に、セル(6、6A、6B)と連結部(5、5A、5B)がそれぞれお互いにステントの半径方向に立体的に重なることがなく、相互間のステントの半径方向の当該空間部S内に納まるように形成され、かつ、当該縮径は、前記拡張しうる屈曲部(12、12A、12B)に接続されたセルのストラットのうちの一つが軸方向を保持するようにして行われるものであって、セル縮径時の干渉が防止されており、
〔2〕前記セル(6、6A、6B)は少なくとも一つ以上の拡張しうる前記屈曲部(12、12A、12B)と当該屈曲部(12、12A、12B)に隣接する略直線部(11、11A、11B)と略直線部(15、15A、13B)を有し、
少なくともステント(1、1A、1B)の径φが2.5mmに拡張したときにおいて、前記略直線部(11、11A、11B)と略直線部(15、15A、13B)の拡張後の角度閘を45〜140ーとなるように形成して、ステントの放射支持力を確保するとともにフォーショートニングを抑制し
〔3〕(a)前記セル(6、6A、6B)を半径方向に、ステント(1、1A、1B)の拡張後の径としてφ3.0mm以上となる場合に6個から12個配置し、かつ、
(b)前記セル(6、6A、6B)をステント軸方向に、ステント(1、1A、1B)の長さ10mmあたり3個から8個配置し、
〔4〕前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)と前記連結部(5、5A、5B)のステント軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)の比率を、前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)を100とすると前記連結部(5、5A、5B)の軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)を50から100に形成してラジアルフォース(放射支持力)を高く維持しつつ柔軟性が付与されていることを特徴とするステント(1、1A、1B)。 - ステント(1、1A、1B)端部の連結部(5、5A、5B)を、ステント(1、1A、1B)内側の連結部(5、5A、5B)と比較して、その長さを長く形成するかまたはその幅を狭く形成することにより、柔らかく形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のステント(1、1A、1B)。
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