JP3661581B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、分電盤内に配設される主幹用の回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の回路遮断器を用いた分電盤として、特開平9−84221号公報に記載のものがある。この公報に記載された分電盤は住宅用分電盤であって、図11に示すように、主幹回路遮断器(主幹ブレーカ)A’および複数の分岐回路遮断器(分岐ブレーカ)B’を前面開口した直方体状の箱体60’に収納してある。箱体60’は横長の直方体状の形状に形成されており、図11における左側に主幹回路遮断器A’が配設され、主幹回路遮断器A’の右側に分岐回路遮断器B’が配設されている。
【0003】
ところで、住宅用分電盤は、室内の壁面などに取り付けられるものであるが、近年では住宅内で使用される電気製品の増加により回路数も増加し住宅用分電盤の大型化が問題になってきており、室内の美観を損なわないように小型化が望まれている。そこで、図11に示す構成の住宅用分電盤においては、箱体60’を横長の直方体状の形状に形成して、正面視における主幹回路遮断器A’の右側において複数の分岐回路遮断器B’を横方向に並設し、且つ、主幹回路遮断器A’のハンドル2a’の操作方向と各分岐回路遮断器B’のハンドル2b’の操作方向とをいずれも上下方向として、操作方向を揃えてある。このため、主幹回路遮断器A’は、箱体60’内に配設された状態で、端子ねじ(図示せず)を備えたねじ付き端子よりなる電源側端子3’が器体1’の上端部の前面側に位置し、端子ねじ45を備えたねじ付き端子よりなる負荷側端子4’が器体1’の下端部の前面側に位置している。また、分岐回路遮断器B’は、左右方向に並設され、下端部に電源側端子が位置し、上端部に負荷側端子が位置しており、箱体60’内において左右方向に沿って配設された導電バー(主幹バー)51’,52’,53’に電源側端子が接続されている。
【0004】
ここにおいて、主幹回路遮断器A’の各負荷側端子4’,4’,4’は器体1’の下端部の前面側において左右方向に並設されているので、各負荷側端子4’,4’,4’は、それぞれ折曲形成された送りバー54,54,54を介して各導電バー51’,52’,53’と電気的に接続されている。すなわち、図11に示した分電盤においては、主幹回路遮断器A’の各負荷側端子4’,4’,4’に各送りバー54,54,54の一端部を上記端子ねじ45,45,45の締め付けによりそれぞれ接続し、各送りバー54,54,54の他端部を固定ねじ55,55,55の締め付けによって各導電バー51’,52’,53’にそれぞれ接続してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成の主幹回路遮断器A’は、負荷側端子4’,4’,4’を分電盤内に配設される導電バー51’,52’,53’と電気的に接続するために送りバー54,54,54が必要であって、しかも負荷側端子4’,4’,4’に送りバー54,54,54の一端部を端子ねじ45,45,45の締め付けにより接続し、さらに送りバー54,54,54の他端部を固定ねじ55,55,55の締め付けにより接続する必要あり、ねじ締付け作業が煩わしく導電バー51’,52’,53’との接続に手間がかかるという不具合があった。また、ねじ締付箇所が多くなると、ねじ締付箇所の緩みに起因した発熱が起こる可能性が高くなるという不具合があった。
【0006】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、分電盤内の内器の電路として用いる導電バーとの接続が容易でねじ締め付け箇所の緩みに起因した発熱の可能性を少なくできる回路遮断器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、器体に露設された複数の電源側端子および複数の負荷側端子を有し、電源側端子と負荷側端子との間の各電路にそれぞれ介挿された複数の接点部が器体内に収納されるとともに、接点部を開閉操作可能なハンドルが器体の前面側に露設され、分電盤内に配設される回路遮断器であって、前記負荷側端子は、前記器体から一体に突出する形で配置され、且つ、分電盤内の内器の電路として用いる導電バーとの接続部を有することを特徴とするものであり、負荷側端子が、前記器体から一体に突出する形で配置され、且つ、分電盤内の内器の電路として用いる導電バーとの接続部を有するので、負荷側端子と導電バーとの間に従来のような送りバーを介在させることなく直接接続することができるから、前記接続部と前記導電バーとの接続を端子ねじの締め付けにより行うようにしても従来に比べてねじ締め付け箇所を少なくできて、導電バーとの接続が容易になり、また、ねじ締め付け箇所の緩みに起因した発熱の可能性を少なくできる。
【0008】
また、前記各負荷側端子は、前記電源側端子と前記ハンドルとの配列方向が上下方向となり前記ハンドルの操作方向が当該上下方向に沿うように前記分電盤内に配設したときに前記器体において前記導電バーの長手方向に直交する一側面から突出されているので、主幹回路遮断器として用い前記負荷側端子と前記導電バーとを直接接続すると、前記導電バーが前記ハンドルの開閉操作方向に対して直交する方向に延出することになるから、前記ハンドルの操作方向を前記導電バーに接続される分岐回路遮断器のハンドルの操作方向と揃えることができ、分電盤内に配設した状態での見栄えを良くすることができる。
【0009】
また、前記器体は、前記一側面に沿って形成され且つ前記電源側端子および前記接点部から隔壁により隔離された収納部を有し、前記負荷側端子の一部が前記収納部に収納されているので、前記電源側端子および前記接点部それぞれと前記負荷側端子とを隔壁により絶縁することができ、また、前記負荷側端子を前記接点部が収納される空間とは別の収納部に収納するから、前記負荷側端子の収納作業が容易になる。
【0011】
また、前記負荷側端子と前記各接点部とをそれぞれ電気的に接続する複数の被覆電線を備え、前記各被覆電線は前記収納部に収納されているので、前記収納部に被覆電線を配設し、この被覆電線を前記負荷側端子に接続していることにより、前記収納部を小さくすることができ、コンパクト化が図れる。
【0012】
また、前記電源側端子と前記負荷側端子と前記接点部との組が3組設けられ、前記各負荷側端子の各接続部は、正面視において前記電源側端子の並設方向に直交する方向に並設され、且つ、前記器体の前方向を高さ方向とするとき正面視において隣り合う接続部が異なる高さ位置に配設されているので、各極の接続部間の絶縁間隔を長くすることができる。
【0013】
また、前記電源側端子の並設方向において中央に配設された電源側端子に対応付けされた負荷側端子の接続部は、前記負荷側端子の並設方向における中央の位置であって前記高さ方向における第1の高さ位置に配設され、前記電源側端子の並設方向において両側に配設された電源側端子にそれぞれ対応付けされた各負荷側端子の接続部は、前記負荷側端子の並設方向における両側の位置であって前記高さ方向における第1の高さ位置よりも低い第2の高さ位置に配設されているので、単層三線式配線路に使用する場合、前記第1の高さ位置に接続部が配設される負荷側端子を中性極とし、前記第2の高さ位置に接続部が配設される2つの負荷側端子を電圧極とすることで中性極の接続部と電圧極の接続部とが触れるのを防ぐことができ、また、前記負荷側端子の並設方向における両側の負荷側端子が同一高さ位置に配設されていることにより、見栄えが良くなる。
【0014】
また、前記負荷側端子は、L字状の形状に形成され、前記器体から突出する接続部である接続片と、接続片に直交し前記器体の前記一側面を外面とする周壁の内面に沿って配設される取付片とを備え、前記器体は、前記接点部および前記被覆電線が配設され且つ前記一側面の一部を外面とする第1の側壁に前記負荷側端子の並設方向において両側に配設される負荷側端子の接続片を外部に突出させる通孔が形成された前面開口のボディと、ボディの前面側に覆着され且つ前記負荷側端子の並設方向において中央に配設される負荷側端子を前記一側面の残りの部分を外面とする第2の側壁と前記第1の側壁との間で挟持するカバーとで構成され、前記ボディの第1の側壁には、前記負荷側端子の並設方向における両側の負荷側端子の各接続片をそれぞれ突出させるための通孔が形成され、前記カバーの前記第2の側壁と前記ボディの前記第1の側壁との突き合わせ面の少なくとも一方に前記負荷側端子の並設方向における中央の負荷側端子を外部に突出させるための切溝が形成され、前記両側の負荷側端子は、前記取付片の先端部が前方を向くように配設され、前記中央の負荷側端子は、前記取付片の先端部が後方を向くように配設されているので、前記負荷側端子をねじなどの固定具を用いることなく前記器体に配設することができて、前記各負荷側端子の取付片が前記ボディの前記第1の側壁の内面に当接して前記各負荷側端子が外部へ抜けるのを防止することができ、また、前記複数の負荷側端子に同一形状のものを使用することができ、前記負荷側端子の製造および管理が容易になるとともに組立作業が容易になって低コスト化を図ることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記電源側端子は、端子ねじを用いて電線導体が端子板に接続されるねじ付き端子であって、前記器体は、前記複数の電源側端子が前記器体の前面側において前記一側面に直交する方向に並設されるとともに、隣り合う前記電源側端子間を絶縁する絶縁壁が形成され、且つ、前記電源側端子を上側として正面視右側に前記収納部を形成するとともに前記収納部の一部を前記電源側端子よりも上方へ延出してあるので、前記電源側端子を上側として前記電源側端子に電線導体をねじ締め接続する場合に一番右側の前記電源側端子への電線導電の接続時の力を前記収納部で吸収することができ、前記一番右側の電源側端子の右側の壁の厚みを比較的薄くしても当該壁の先端部が折損するのを防ぐことができる。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記器体は、前記通孔の近傍において前記ボディの後壁から前方へ突出し前記第1の側壁との間に前記両側の各負荷側端子の取付片をそれぞれ挟持する第1のリブが突設され、前記各通孔は、前記ボディの後面から第1のリブの先端の高さ位置に少なくとも前記接続片の厚さを加えた位置までにわたって形成され、前記カバーは、前壁の後面から後方へ突出して前記ボディの前記第1の側壁の内面との間に前記並設方向における中央の負荷側端子の取付片を挟持する第2のリブが突設されるとともに、前壁の後面から前記両側の負荷側端子それぞれの取付片の先端まで延出する押え片が突設されているので、組立時において、両側の負荷側端子は前記第1の側壁の内面側から接続片を通孔に挿通させて接続片を前記ボディの底壁に近づける向きにずらし、中央の負荷側端子の接続片を前記第1の側壁における前記切溝に対応した部位に載置した状態で前記ボディに前記カバーを覆着すれば、両側の負荷側端子は第1のリブにより内方への移動が防止され且つ前記カバーの押え片により前方への移動が防止されて位置決めされ、また、中央の負荷側端子は第2のリブで内方への移動が防止されて位置決めされるから、各負荷側端子それぞれに前記導電バーを接続する作業が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
まず、本発明に係る回路遮断器を主幹回路遮断器として備えた住宅用分電盤について図1を参照しながら説明する。図1に示す構成の住宅用分電盤は、1つの主幹回路遮断器Aと複数の分岐回路遮断器Bが箱体60の中に配置されている。なお、図1に示す構成の住宅用分電盤においては、24個の分岐回路遮断器Bを上下2列に分けて各列ごとに12個の分岐回路遮断器Bを並設してある。
【0017】
箱体60は、外周形状が矩形状に形成された底板61の外周縁の全周に亘って周壁62が前方に突設された形状に形成され、底板61の中央部には矩形状に開口した開口窓63が形成されている。底板61には左右2個ずつの支持台(図示せず)が前方に突設されている。両支持台の周囲にはそれぞれ断面L字状であって矩形領域の角部をなすように配列されたガイド壁65a,65bが形成されている。上側の支持台には下方に隣接して底板61からの突出寸法が当該支持台よりもやや大きい抜止ボス66が形成されている。また、下側の支持台の周囲に設けたガイド壁65bの前端面には下半分程度の受け片67が連続一体に形成されている。ここに、底板61から受け片67までの距離は底板61から支持台の先端面までの距離よりもやや大きく設定されている。
【0018】
底板61における開口窓63の周縁は全周に亘って前方に突出する補強突条68を形成しており、補強突条68により開口窓63の周部が補強されている。つまり、比較的大面積である開口窓63を形成しながらも、補強突条68により剛性を保つことができる。
【0019】
箱体60に形成した右側の支持台と左側の支持台との間には、主幹回路遮断器Aや分岐回路遮断器Bなどの内器を取り付けるための架台70が架設されている。架台70は、全体としては矩形状の平面形状をなし、四隅にそれぞれ設けた支持片71a,71bのうち図1における右側の2つ支持片71b,71bがそれぞれ箱体60の底板61から突設された支持台に載置されるとともに、図1における左側の2つの支持片71a,71aが底板61から突設された支持台に載置され、右側の支持台に螺入される取付ねじ72を用いて右端部が箱体60に固定され、左側の支持台に螺入される取付ねじ72を用いて左端部が箱体60に固定される。ここに、各支持片71a,71bには取付ねじ72の頭部の直径よりも大きい丸孔状の大径部の上縁の一部に取付ねじ72の直径よりも幅狭の溝部が連続する鍵穴状に形成された取付孔73が形成されている。したがって、取付ねじ72を支持台の固定孔(図示せず)に緩く螺入した状態で、取付ねじ72の頭部に取付孔73の大径部を通し、取付ねじ72の頭部を溝部に対応する部位までスライドさせた後に取付ねじ72を締め付けるようにすることによって、箱体60への架台70の取付作業を容易に行うことができる。また、上述したように支持台の周囲にはガイド壁65a,65bが形成されているから、架台70の取付位置をガイド壁65a,65bに合わせることで位置決めが容易にでき、その上、下側のガイド壁65b,65bには受け片67,67が形成されているから、下側の支持片71b,71aの一部を受け片67,67の後面側に重複させることで、取付ねじ72が外れても受け片67,67で架台70の荷重を受けることができる。さらに、取付孔73の溝部に取付ねじ72を挿入した状態では、取付孔73の大径部に抜止ボス66,66が挿入されるように抜止ボス66,66の位置が設定されており、取付ねじ72を締め付けた後には、支持片71b,71aは箱体60に対して回り止めされることになる。また、抜止ボス66,66が取付孔73の大径部に挿入されることによって、取付ねじ72が多少緩んでも支持片71b,71aのがたつきが禁止される。例えば、地震などの外部振動によって取付ねじ72に経年的な緩みが多少生じたとしても、箱体60に対して架台70が移動したり脱落したりするのを防止することができる。
【0020】
ところで、上述の分岐回路遮断器Bは、架台70において左右方向に沿って配設された導電バー51,52,53に電源側端子が接続され器体の前面側に設けたハンドル2bの操作方向が上下方向となるように配設されている。すなわち、上下2列のうち上列の分岐回路遮断器Bは、下端部に電源側端子(図示せず)が設けられ、上端部に負荷側端子(図示せず)が設けられており、下列の分岐回路遮断器Bは、上端部に電源側端子(図示せず)が設けられ、下端部に負荷側端子が設けられている。
【0021】
以下、主幹回路遮断器Aについて図1ないし図10を参照しながら説明する。
【0022】
本実施形態の主幹回路遮断器Aは、直方体状に形成された合成樹脂製の器体1を有し、器体1の上端部には端子台30が形成されており、端子台30にはそれぞれ端子ねじ31を有したねじ付き端子よりなる3つの電源側端子(入力端子)3,3,3が左右方向に並設されている。端子台30は、隣り合う電源側端子3,3間を絶縁する絶縁壁35が形成されている。また、器体1の上端部の右端部から上方へ端子取付部10(図2参照)が連続一体に突出しており、端子取付部10の右側面1aから負荷側端子(出力端子)4,4,4が突出する形で配置されている。要するに、器体1には、3つの電源側端子3,3,3と3つの負荷側端子4,4,4とが露設されている。ここにおいて、電源側端子3,3,3と負荷側端子4,4,4とは1対1で対応付けされており、電源側端子3,3,3にはそれぞれ電線導体(図示せず)が接続され、負荷側端子4,4,4にはそれぞれ導電バー51,52,53が端子ねじ43,43,43を用いて接続される。
【0023】
なお、電源側端子3,3,3に電線導体をねじ締め接続する場合、締付け力を受けて電線導体が当たるのは左側および中央の電源側端子3,3の右側の壁としての絶縁壁35,35であり、絶縁壁35,35を厚くすればよいが、一番右側の電源側端子3の右側の壁となる隔壁27(図3参照)は端子台30の一番左側の壁と同一の厚みで形成されており、電線導体の締付け接続時に隔壁27が先端から折損する恐れがある。しかしながら、本実施形態においては、隔壁27の右側には内部空洞の収納部15が形成されているので、電線導体の接続時の力を収納部15で吸収することができ、隔壁27が折損する恐れを少なくすることができる。また、収納部15の一部は上述の端子取付部10の内部にわたって形成されている。要するに、収納部15の一部が電源側端子3,3,3よりも上方へ突出しているので、電線導体を電源側端子3,3,3に接続するときのスペースを十分取ることができ、電線導体を電源側端子3,3,3に接続する作業が容易となる。
【0024】
また、主幹回路遮断器Aの器体1内には、器体1の幅方向(図1における左右方向)に並設された3つの接点部26,26,26(図3および図5参照)と、トリップ機構5と、接点部26,26,26が介挿された電路に異常電流が流れたときに接点部26,26,26を強制的に開極させるようにトリップ機構5を作動させる引外し装置6,6とが収納されており、3極の接点部26,26,26を器体1の前面に露設した単一のハンドル2aによって開閉操作可能としてある。
【0025】
主幹回路遮断器の器体1は、前面が開放されたボディ11と、ボディ11の前面側に覆着されるカバー12とから構成されている。ボディ11は、ボディ11の内部空間を各極毎に区分けする絶縁壁28(図3参照)が形成されており、隣り合う接点部26,26間の絶縁を図っている。
【0026】
接点部26は、電源側端子3,3,3の端子板31,31,31の下端縁から延設されたL字状の接点保持片33,33,33の先端部に固着された固定接点21,21,21と、導電性金属により短冊状に形成された可動接触子25,25,25の長手方向の一端部に固着され固定接点21,21,21に離接する可動接点22,22,22とで構成される。各可動接触子25,25,25は、それぞれ被覆電線7,7,7を介して上述の負荷側端子4,4,4に接続されている。したがって、主幹回路遮断器Aは、器体1の上部前面に露設した電源側端子3と器体1の右側面に露設した負荷側端子4との間に、電源側端子3−固定接点21−可動接点22−被覆電線7−負荷側端子4の経路の電路が3路形成されている。ここにおいて、被覆電線7,7,7は、器体1の下面および右側面に沿って器体1内に形成されたL字状の収納部15内で引き回してある。要するに、被覆電線7,7,7の一部は収納部15に配設されている。ここにおいて、器体1における収納部15は、電源側端子3,3,3および接点部26,26,26から隔壁27により隔離されており、負荷側端子4,4,4の一部が収納部15に収納されているので、電源側端子3,3,3および接点部26,26,26それぞれと負荷側端子4,4,4とを隔壁27により絶縁することができ、また、負荷側端子4,4,4を接点部26,26,26が収納される空間とは別の収納部15に収納するから、収納部15への負荷側端子4,4,4の収納作業が容易になる。
【0027】
ハンドル2aは、器体1の前面に開口する窓孔29(図5参照)を通して起伏する操作部8(図5参照)を有している。ハンドル2aは、操作部8が窓孔29の開口面と略面一になる位置と、操作部8が窓孔29から突出する位置との間で起伏自在になっている。
【0028】
ここに、本実施形態の主幹回路遮断器Aでは、ハンドル2aの操作部8を倒して窓孔29の開口面と略面一にした状態ではトリップ機構5がセットされ接点部26が閉極状態に保たれており、閉極状態からハンドル2aを図5のように起こして窓孔29から突出させると、可動接点22が固定接点21から離れて開極する。すなわち、ハンドル2aの操作部8を起こすことによって開極状態になる。また、上述の閉極状態において、引き外し装置6を通して異常電流が流れるとトリップ機構5によって接点部26が開極する。なお、ハンドル2aの操作部8を起伏動作させたとき、操作部8の先端部の位置は上下方向における高さ位置が変位するので、器体1を正面視した場合には、ハンドル2aの開閉操作方向を上下方向とみなすことができる。したがって、各負荷側端子4,4,4は、電源側端子3,3,3とハンドル2aとの配列方向が上下方向となりハンドル2aの操作方向が当該上下方向に沿うように分電盤内に配設したときに器体1において上述の導電バー51,52,53の長手方向に直交する右側面1aから突出されているので、負荷側端子4,4,4と導電バー51,52,53とを直接接続することにより、導電バー51,52,53がハンドル2aの開閉操作方向に対して直交する方向に延出することになるから、ハンドル2aの操作方向を導電バー51,52,53に接続される分岐回路遮断器Bのハンドル2bの操作方向と揃えることができ、分電盤内に配設した状態での見栄えを良くすることができる。
【0029】
ところで、本実施形態の主幹回路遮断器Aは、上述のように3つの負荷側端子4,4,4が合成樹脂製の器体1の右側面1aから一体に突設されている。各負荷側端子4,4,4は、L字状に形成されており、器体1から突出する接続片41,41,41と、接続片41,41,41に直交し器体1の右側面を外面とする周壁の内面に沿って配設される取付片42,42,42とを備えている。ここにおいて、取付片42,42,42にはそれぞれ上述の被覆電線7,7,7が接続されている。また、接続片41,41,41には、端子ねじ43,43,43(図1参照)が挿通される挿通孔41a,41a,41aが形成されており、端子ねじ43,43,43を用いて導電バー51,52,53と接続できる。すなわち、接続片41,41,41を導電バー51,52,53に重ね合わせた状態で端子ねじ43,43,43を挿通孔41a,41a,41aに挿通させ導電バー51,52,53のねじ孔(図示せず)に螺入すると、負荷側端子4,4,4と導電バー51,52,53とを機械的および電気的に接続することができる。要するに、本実施形態の主幹回路遮断器Aにおける負荷側端子4,4,4は上記従来構成における負荷側端子4’,4’4’の機能と送りバー54,54,54の機能とを併せ持っている。なお、本実施形態では、接続片41,41,41が導電バー51,52,53との接続部を構成している。
【0030】
また、各負荷側端子4,4,4の各接続片41,41,41は、正面視において電源側端子3,3,3の並設方向に直交する方向に並設され、且つ、器体1の前方向(図4における左方向)を高さ方向とするとき正面視において隣り合う接続片41が異なる高さ位置に配設されているので、各極の接続片41間の絶縁間隔を長くすることができる。ここに、電源側端子3,3,3の並設方向において中央に配設された電源側端子3に対応付けされた負荷側端子4の接続片41は、負荷側端子4,4,4の並設方向における中央の位置であって上記高さ方向における第1の高さ位置に配設され、電源側端子4,4,4の並設方向において両側に配設された電源側端子4,4にそれぞれ対応付けされた各負荷側端子3,3、の接続片41,41は、負荷側端子4,4,4の並設方向における両側の位置であって上記高さ方向における第1の高さ位置よりも低い第2の高さ位置に配設されているので、本実施形態のような単層三線式配線路に使用する場合、上記第1の高さ位置に接続片41が配設される負荷側端子4を中性極とし、上記第2の高さ位置に接続片41が配設される2つの負荷側端子4,4を電圧極とすることで中性極の接続片41と電圧極の接続片41とが触れるのを防ぐことができ、また、負荷側端子4,4,4の並設方向における両側の負荷側端子4,4が同一高さ位置に配設されていることにより、見栄えが良くなる。
【0031】
ところで、器体1における上述の右側面1aの一部を外面とするボディ11の第1の側壁に、負荷側端子4の接続片41を外部に突出させる通孔16,16が形成され、上述の右側面の残りの部分を外面とするカバー12の第2の側壁とボディ11の第1の側壁との突き合わせ面の少なくとも一方(図示例ではカバー22の第2の側壁)に負荷側端子4,4,4の並設方向における中央の負荷側端子4を外部に突出させるための切溝14(図7および図9参照)が形成され、両側の負荷側端子4,4は、取付片41の先端部が前方を向くように配設され、中央の負荷側端子4は、取付片41の先端部が後方を向くように配設されている(図6参照)。したがって、負荷側端子4,4,4をねじなどの固定具を用いることなく器体1に配設することができて、各負荷側端子4,4,4の取付片41,41,41がボディ11の上記第1の側壁の内面に当接して各負荷側端子4,4,4が外部へ抜けるのを防止することができ、また、全ての負荷側端子4,4,4に同一形状のものを使用することができ、負荷側端子4,4,4の製造および管理が容易になるとともに組立作業が容易になって低コスト化を図ることができる。
【0032】
ここにおいて、器体1は、各通孔16,16の近傍においてボディ11の後壁から前方へ突出し上記第1の側壁との間に上記両側の各負荷側端子4,4の取付片41,41をそれぞれ挟持する第1のリブ18,18が突設されている。また、各通孔16,16は、ボディ11の後面から第1のリブ18,18の先端の高さ位置に少なくとも接続片41,41の厚さを加えた位置までにわたって形成され、カバー12は、前壁の後面から後方へ突出してボディ11の上記第1の側壁の内面との間に上記並設方向における中央の負荷側端子4の取付片42を挟持する第2のリブ19が突設されるとともに、前壁の後面から両側の負荷側端子4,4それぞれの取付片42,42の先端まで延出する押え片20,20が突設されている。
【0033】
したがって、組立時において、両側の負荷側端子4,4は、図10に示すように上記第1の側壁の内面側から接続片41を通孔16に挿通させ(図10における左側から右側へ挿通させ)、取付片42が図10において第1のリブ18よりも右側にくるまで挿通し、その後、接続片41をボディ11の底壁に近づける向きにずらし、中央の負荷側端子4の接続片41を上記第1の側壁における切溝14に対応して突出した部位である突起13に載置した状態でボディ11にカバー12を覆着すれば、両側の負荷側端子4,4は第1のリブ18,18により内方への移動が防止され且つカバー12の押え片20,20により前方への移動が防止されて位置決めされ、また、中央の負荷側端子4は第2のリブ19で内方への移動が防止されて位置決めされるから、各負荷側端子4,4,4それぞれに導電バー51,52,53を接続する作業が容易になる。なお、ボディ11における上記第1の側壁の内面には、通孔16,16それぞれの周部に取付片42,42の外周形状に沿った形状に形成されて取付片42,42を位置決めするガイド壁17,17が突設されており、各取付片42,42の一部は通孔16,16の開口周縁に重複している。
【0034】
しかして、本実施形態の主幹回路遮断器Aでは、負荷側端子4,4,4が、器体1から一体に突出する形で配置され、且つ、分電盤内の内器の電路として用いる導電バー51,52,53との接続部を有するので、負荷側端子4,4,4と導電バー51,52,53との間に従来のような送りバー54,54,54を介在させることなく直接接続することができるから従来に比べてねじ締め付け箇所を少なくできて、導電バー51,52,53との接続が容易になり、また、ねじ締め付け箇所の緩みに起因した発熱の可能性を少なくできる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明は、器体に露設された複数の電源側端子および複数の負荷側端子を有し、電源側端子と負荷側端子との間の各電路にそれぞれ介挿された複数の接点部が器体内に収納されるとともに、接点部を開閉操作可能なハンドルが器体の前面側に露設され、分電盤内に配設される回路遮断器であって、前記負荷側端子は、前記器体から一体に突出する形で配置され、且つ、分電盤内の内器の電路として用いる導電バーとの接続部を有するものであり、負荷側端子が、前記器体から一体に突出する形で配置され、且つ、分電盤内の内器の電路として用いる導電バーとの接続部を有するので、負荷側端子と導電バーとの間に従来のような送りバーを介在させることなく直接接続することができるから、前記接続部と前記導電バーとの接続を端子ねじの締め付けにより行うようにしても従来に比べてねじ締め付け箇所を少なくできて、導電バーとの接続が容易になるという効果があり、また、ねじ締め付け箇所の緩みに起因した発熱の可能性を少なくできるという効果がある。
【0036】
また、前記各負荷側端子は、前記電源側端子と前記ハンドルとの配列方向が上下方向となり前記ハンドルの操作方向が当該上下方向に沿うように前記分電盤内に配設したときに前記器体において前記導電バーの長手方向に直交する一側面から突出されているので、主幹回路遮断器として用い前記負荷側端子と前記導電バーとを直接接続すると、前記導電バーが前記ハンドルの開閉操作方向に対して直交する方向に延出することになるから、前記ハンドルの操作方向を前記導電バーに接続される分岐回路遮断器のハンドルの操作方向と揃えることができ、分電盤内に配設した状態での見栄えを良くすることができるという効果がある。
【0037】
また、前記器体は、前記一側面に沿って形成され且つ前記電源側端子および前記接点部から隔壁により隔離された収納部を有し、前記負荷側端子の一部が前記収納部に収納されているので、前記電源側端子および前記接点部それぞれと前記負荷側端子とを隔壁により絶縁することができ、また、前記負荷側端子を前記接点部が収納される空間とは別の収納部に収納するから、前記負荷側端子の収納作業が容易になるという効果がある。
【0039】
また、前記負荷側端子と前記各接点部とをそれぞれ電気的に接続する複数の被覆電線を備え、前記各被覆電線は前記収納部に収納されているので、前記収納部に被覆電線を配設し、この被覆電線を前記負荷側端子に接続していることにより、前記収納部を小さくすることができ、コンパクト化が図れるという効果がある。
【0040】
また、前記電源側端子と前記負荷側端子と前記接点部との組が3組設けられ、前記各負荷側端子の各接続部は、正面視において前記電源側端子の並設方向に直交する方向に並設され、且つ、前記器体の前方向を高さ方向とするとき正面視において隣り合う接続部が異なる高さ位置に配設されているので、各極の接続部間の絶縁間隔を長くすることができるという効果がある。
【0041】
また、前記電源側端子の並設方向において中央に配設された電源側端子に対応付けされた負荷側端子の接続部は、前記負荷側端子の並設方向における中央の位置であって前記高さ方向における第1の高さ位置に配設され、前記電源側端子の並設方向において両側に配設された電源側端子にそれぞれ対応付けされた各負荷側端子の接続部は、前記負荷側端子の並設方向における両側の位置であって前記高さ方向における第1の高さ位置よりも低い第2の高さ位置に配設されているので、単層三線式配線路に使用する場合、前記第1の高さ位置に接続部が配設される負荷側端子を中性極とし、前記第2の高さ位置に接続部が配設される2つの負荷側端子を電圧極とすることで中性極の接続部と電圧極の接続部とが触れるのを防ぐことができ、また、前記負荷側端子の並設方向における両側の負荷側端子が同一高さ位置に配設されていることにより、見栄えが良くなるという効果がある。
【0042】
また、前記負荷側端子は、L字状の形状に形成され、前記器体から突出する接続部である接続片と、接続片に直交し前記器体の前記一側面を外面とする周壁の内面に沿って配設される取付片とを備え、前記器体は、前記接点部および前記被覆電線が配設され且つ前記一側面の一部を外面とする第1の側壁に前記負荷側端子の並設方向において両側に配設される負荷側端子の接続片を外部に突出させる通孔が形成された前面開口のボディと、ボディの前面側に覆着され且つ前記負荷側端子の並設方向において中央に配設される負荷側端子を前記一側面の残りの部分を外面とする第2の側壁と前記第1の側壁との間で挟持するカバーとで構成され、前記ボディの第1の側壁には、前記負荷側端子の並設方向における両側の負荷側端子の各接続片をそれぞれ突出させるための通孔が形成され、前記カバーの前記第2の側壁と前記ボディの前記第1の側壁との突き合わせ面の少なくとも一方に前記負荷側端子の並設方向における中央の負荷側端子を外部に突出させるための切溝が形成され、前記両側の負荷側端子は、前記取付片の先端部が前方を向くように配設され、前記中央の負荷側端子は、前記取付片の先端部が後方を向くように配設されているので、前記負荷側端子をねじなどの固定具を用いることなく前記器体に配設することができて、前記各負荷側端子の取付片が前記ボディの前記第1の側壁の内面に当接して各負荷側端子が外部へ抜けるのを防止することができ、また、前記複数の負荷側端子に同一形状のものを使用することができ、前記負荷側端子の製造および管理が容易になるとともに組立作業が容易になって低コスト化を図ることができるという効果がある。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記電源側端子は、端子ねじを用いて電線導体が端子板に接続されるねじ付き端子であって、前記器体は、前記複数の電源側端子が前記器体の前面側において前記一側面に直交する方向に並設されるとともに、隣り合う前記電源側端子間を絶縁する絶縁壁が形成され、且つ、前記電源側端子を上側として正面視右側に前記収納部を形成するとともに前記収納部の一部を前記電源側端子よりも上方へ延出してあるので、前記電源側端子を上側として前記電源側端子に電線導体をねじ締め接続する場合に一番右側の前記電源側端子への電線導電の接続時の力を前記収納部で吸収することができ、前記一番右側の電源側端子の右側の壁の厚みを比較的薄くしても当該壁の先端部が折損するのを防ぐことができるという効果がある。
【0043】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記器体は、前記通孔の近傍において前記ボディの後壁から前方へ突出し前記第1の側壁との間に前記両側の各負荷側端子の取付片をそれぞれ挟持する第1のリブが突設され、前記各通孔は、前記ボディの後面から第1のリブの先端の高さ位置に少なくとも前記接続片の厚さを加えた位置までにわたって形成され、前記カバーは、前壁の後面から後方へ突出して前記ボディの前記第1の側壁の内面との間に前記並設方向における中央の負荷側端子の取付片を挟持する第2のリブが突設されるとともに、前壁の後面から前記両側の負荷側端子それぞれの取付片の先端まで延出する押え片が突設されているので、組立時において、両側の負荷側端子は前記第1の側壁の内面側から接続片を通孔に挿通させて接続片を前記ボディの底壁に近づける向きにずらし、中央の負荷側端子の接続片を前記第1の側壁における前記切溝に対応した部位に載置した状態で前記ボディに前記カバーを覆着すれば、両側の負荷側端子は第1のリブにより内方への移動が防止され且つ前記カバーの押え片により前方への移動が防止されて位置決めされ、また、中央の負荷側端子は第2のリブで内方への移動が防止されて位置決めされるから、各負荷側端子それぞれに前記導電バーを接続する作業が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路遮断器を主幹回路遮断器として配設した住宅用分電盤の正面図である。
【図2】同上における主幹回路遮断器の正面図である。
【図3】同上における主幹回路回路遮断器のカバーを取り外した状態の正面図である。
【図4】同上における主幹回路遮断器の右側面図である。
【図5】同上における主幹回路遮断器の断面図である。
【図6】同上における主幹回路遮断器の一部破断した右側面図である。
【図7】同上における主幹回路遮断器の要部分解斜視図である。
【図8】同上における主幹回路遮断器の要部断面図である。
【図9】同上における主幹回路遮断器の要部断面図である。
【図10】同上における主幹回路遮断器の組立方法の説明図である。
【図11】従来の住宅用分電盤の正面図である。
【符号の説明】
1 器体
3 電源側端子
4 負荷側端子
10 端子取付部
30 端子台
41 接続片
43 端子ねじ
51 導電バー
52 導電バー
53 導電バー
A 主幹回路遮断器
B 分岐回路遮断器
Claims (3)
- 器体に露設された複数の電源側端子および複数の負荷側端子を有し、電源側端子と負荷側端子との間の各電路にそれぞれ介挿された複数の接点部が器体内に収納されるとともに、接点部を開閉操作可能なハンドルが器体の前面側に露設され、分電盤内に配設される回路遮断器であって、前記負荷側端子は、前記器体から一体に突出する形で配置され、且つ、分電盤内の内器の電路として用いる導電バーとの接続部を有し、前記各負荷側端子は、前記電源側端子と前記ハンドルとの配列方向が上下方向となり前記ハンドルの操作方向が当該上下方向に沿うように前記分電盤内に配設したときに前記器体において前記導電バーの長手方向に直交する一側面から突出されてなり、前記器体は、前記一側面に沿って形成され且つ前記電源側端子および前記接点部から隔壁により隔離された収納部を有し、前記負荷側端子の一部が前記収納部に収納されてなり、前記負荷側端子と前記各接点部とをそれぞれ電気的に接続する複数の被覆電線を備え、前記各被覆電線は前記収納部に収納されてなり、前記電源側端子と前記負荷側端子と前記接点部との組が3組設けられ、前記各負荷側端子の各接続部は、正面視において前記電源側端子の並設方向に直交する方向に並設され、且つ、前記器体の前方向を高さ方向とするとき正面視において隣り合う接続部が異なる高さ位置に配設されてなり、前記電源側端子の並設方向において中央に配設された電源側端子に対応付けされた負荷側端子の接続部は、前記負荷側端子の並設方向における中央の位置であって前記高さ方向における第1の高さ位置に配設され、前記電源側端子の並設方向において両側に配設された電源側端子にそれぞれ対応付けされた各負荷側端子の接続部は、前記負荷側端子の並設方向における両側の位置であって前記高さ方向における第1の高さ位置よりも低い第2の高さ位置に配設されてなり、前記負荷側端子は、L字状の形状に形成され、前記器体から突出する接続部である接続片と、接続片に直交し前記器体の前記一側面を外面とする周壁の内面に沿って配設される取付片とを備え、前記器体は、前記接点部および前記被覆電線が配設され且つ前記一側面の一部を外面とする第1の側壁に前記負荷側端子の並設方向において両側に配設される負荷側端子の接続片を外部に突出させる通孔が形成された前面開口のボディと、ボディの前面側に覆着され且つ前記負荷側端子の並設方向において中央に配設される負荷側端子を前記一側面の残りの部分を外面とする第2の側壁と前記第1の側壁との間で挟持するカバーとで構成され、前記ボディの第1の側壁には、前記負荷側端子の並設方向における両側の負荷側端子の各接続片をそれぞれ突出させるための通孔が形成され、前記カバーの前記第2の側壁と前記ボディの前記第1の側壁との突き合わせ面の少なくとも一方に前記負荷側端子の並設方向における中央の負荷側端子を外部に突出させるための切溝が形成され、前記両側の負荷側端子は、前記取付片の先端部が前方を向くように配設され、前記中央の負荷側端子は、前記取付片の先端部が後方を向くように配設されてなることを特徴とする回路遮断器。
- 前記電源側端子は、端子ねじを用いて電線導体が端子板に接続されるねじ付き端子であって、前記器体は、前記複数の電源側端子が前記器体の前面側において前記一側面に直交する方向に並設されるとともに、隣り合う前記電源側端子間を絶縁する絶縁壁が形成され、且つ、前記電源側端子を上側として正面視右側に前記収納部を形成するとともに前記収納部の一部を前記電源側端子よりも上方へ延出してなることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
- 前記器体は、前記通孔の近傍において前記ボディの後壁から前方へ突出し前記第1の側壁との間に前記両側の各負荷側端子の取付片をそれぞれ挟持する第1のリブが突設され、前記各通孔は、前記ボディの後面から第1のリブの先端の高さ位置に少なくとも前記接続片の厚さを加えた位置までにわたって形成され、前記カバーは、前壁の後面から後方へ突出して前記ボディの前記第1の側壁の内面との間に前記並設方向における中央の負荷側端子の取付片を挟持する第2のリブが突設されるとともに、前壁の後面から前記両側の負荷側端子それぞれの取付片の先端まで延出する押え片が突設されてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路遮断器。
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