JP3659988B2 - 光磁気記録装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は情報信号により磁界を変調して光磁気記録媒体に情報を記録するいわゆる磁界変調方式の光磁気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光磁気記録媒体に磁界を発生させる記録装置の第1の従来例として、特開平1−130302に開示された装置があった。図9はこの装置を説明する図である。情報信号ccをスイッチ手段14aとスイッチ手段14dとインバータ14eに入力し、情報信号を反転した信号ddをスイッチ手段14cとスイッチ手段14bに入力する。まず情報信号ccによってスイッチ手段14aとスイッチ手段14dがオンされると、電源15からは実線で示す第1の電流通路に沿って電流aaがスイッチ手段14aを通して磁界発生コイル13とこれに並列に配置したコンデンサ11を駆動し、スイッチ手段14dを通って流れていた。逆にスイッチ手段14cとスイッチ手段14bがオンされると、電源15からは破線で示す第2の電流通路に沿って電流bbがスイッチ手段14bを通して磁界発生コイル13とこれに並列に配置したコンデンサ11を駆動し、スイッチ手段14cを通って流れていた。
【0003】
上記従来例は磁界発生コイル13とコンデンサ11を並列に配置することにより共振現象を発生させ、電流aaと電流bbの立ち上がりを速くしていた。また、磁界発生コイル13とコンデンサ(図示せず)を直列に配置して回路構成上の直流電流を遮断していた。
【0004】
また光磁気記録媒体に磁界を発生させる記録装置の第2の従来例として、特開平4−372701開示された装置があった。この装置は、磁界発生コイル13と直列に補助コイルを配置して補助コイルの充電電流によって、電流の立ち上がりを速くしていた。また、直流成分を含んだ変調方式による情報信号が補助コイルに流れると、駆動電流が上下にふらつくため、補助コイルの負荷を一定に保つように情報信号によって負荷の切り替えを行う手段を電流通路に配置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記第1の従来例では磁界発生コイルによって発生する過渡応答により、電流の反転時間の間隔が短いほど及び磁界発生コイルのインダクタンスが大きいほど電流の振幅が小さくなるという問題点を有していた。図10及び図11は、説明のためEFM変調におけるの実際の駆動電流波形を、さまざまなデータパターンについてディジタルオシロスコープ上で重ねて示した図である。図10において、図9における磁界発生コイル13とコンデンサ11の共振により、電流の立ち上がりは速くなったが、立ち上がった後の振幅は電流の反転間隔が短いほど小さくなり、電流振幅が不安定となっていた。図11はデータ転送レートを2倍に上げたときの波形である。さらに反転間隔が短くなったため、もはやデータ記録に適さないレベルまで電流振幅は悪化した。つまり、データ転送レートを上げる場合に記録マークの大きさが不安定となり再生エラーガ発生するという大きな問題点となっていた。
【0006】
また、この過渡応答は磁界発生コイルによって生じるため、インダクタンスが大きければ大きいほど電流振幅は悪化した。これは、記録データの信頼性を高めるために、インダクタンスを大きくして発生磁界強度を増加させる場合の大きな問題点となっていた。
【0007】
上記第2の従来例では負荷の切り替え手段を設け、情報信号にしたがって負荷を切り替え、電流の正方向でも負方向でも絶えず同一の電流を流すようにしていたが、これは消費電力を2倍に増大させていた。また、情報信号にしたがって負荷を切り替えており、反転時間毎に階段上に特性を変化させるだけであり、反転時間よりも長くしかも連続的に変化する過渡応答を軽減することは不可能であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の光磁気記録装置は、記録情報を光磁気記録媒体に記録する光磁気記録装置であって、光磁気記録媒体に磁界を発生させるための磁界発生コイルと、該磁界発生コイルに電流を供給する電源と、記録情報に基づいて前記電源からの第1及び第2の電流通路を交互に形成することにより前記磁界発生コイルをこれらの電流通路を介して正方向および負方向に電流を駆動するスイッチ手段と、前記磁界発生コイルによって生じる、電流の振幅が小さくなる電流振幅の過渡応答を補正するために前記第1および第2の電流通路に設けた補正手段と、を有しており、上記第1の電流通路が、情報信号によって第1のスイッチ手段と第2のスイッチ手段がオンされると、電源から、この電流通路に沿って電流が第1のスイッチ手段を通して磁界発生コイルに正方向の電流となって入り、磁界発生コイルを出て第2のスイッチ手段を通って流れるような通路であり、上記第2の電流通路が、情報信号を反転した信号によって第3のスイッチ手段と第4のスイッチ手段がオンされると、電源から、この電流通路に沿って電流が第3のスイッチ手段を通して磁界発生コイルに負方向の電流通路となって入り、磁界発生コイルを出て第4のスイッチ手段を通って流れるような通路であることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の光磁気記録装置は、前記補正手段は前記磁界発生コイルによって生じる正方向の電流振幅の過渡応答を補正するために前記第1の電流通路に設けた第1の補正手段と、前記磁界発生コイルによって生じる負方向の電流振幅の過渡応答を補正するために前記第2の電流通路に設けた第2の補正手段からなることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の光磁気記録装置は、前記第1の電流通路は前記第1の補正手段に負方向の電流は流れず正方向の電流のみ流れる電流通路であって、前記第2の電流通路は前記第2の補正手段に正方向の電流は流れず負方向の電流のみ流れる電流通路であることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の光磁気記録装置は、前記第1の補正手段と、前記第2の補正手段が共に同一の周波数特性を有している補正手段であることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の光磁気記録装置は、前記第1の補正手段と、前記第2の補正手段が共にハイパスフィルターであり、ハイパスフィルターの時定数が、過渡応答を実質上打ち消すことができる程度に過渡応答時間に近い値であることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の光磁気記録装置は、前記ハイパスフィルターは少なくとも一つの抵抗と一つのコンデンサを並列に接続したことを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の光磁気記録装置は、前記補正手段は前記磁界発生コイルによって生じる正方向および負方向の電流振幅の過渡応答を補正するために前記第1の電流通路と前記第2の電流通路が重複する通路上に設けたことを特徴とする光磁気記録装置。
【0015】
請求項8記載の光磁気記録装置は、前記補正手段は少なくとも一つの抵抗と一つのコンデンサを並列に接続し、この抵抗とコンデンサとで形成されるハイパスフィルターの時定数が、過渡応答を実質上打ち消すことができる程度に過渡応答時間に近い値であることを特徴とする。
【0016】
【作用】
請求項1によれば、磁界発生コイルによって生じる正方向の電流振幅の過渡応答と負方向の電流振幅の過渡応答を補正手段で補正するため、データ転送レートを高めるために電流の反転時間が短くなっても、過渡応答を低減でき、電流振幅を一定に保つことが可能となる。さらに磁界発生コイルのインダクタンスを大きくする場合でも、過渡応答を低減でき電流の振幅を一定に保つことができる。したがって、記録マークの大きさをそろえることができるため、高速転送を行うことが可能となり、またインダクタンスを大きくできるため発生磁界を大きくでき、記録データを正確に記録することが可能である。
【0017】
請求項2によれば、磁界発生コイルによって生じる正方向の電流振幅の過渡応答を第1の補正手段によって補正し、前記磁界発生コイルによって生じる負方向の電流振幅の過渡応答を第2の補正手段で補正するため、データ転送レートを高めるために電流の反転時間が短くなっても、過渡応答を低減でき電流振幅を一定に保つことが可能となる。さらに磁界発生コイルのインダクタンスを大きくする場合でも、過渡応答を低減でき電流の振幅を一定に保つことができる。したがって、記録マークの大きさをそろえることができるため、高速転送を行うことが可能となり、またインダクタンスを大きくできるため発生磁界を大きくでき、記録データを正確に記録することが可能である。
【0018】
請求項3によれば、磁界発生コイルとの共振が生じないため、電流の立ち上がりに支障を与えることなく過渡応答を低減することが可能である。また、共振を利用して立ち上がり速くする従来の構成と独立に設けることもでき、それぞれの効果を個別に、あるいは同時に利用することが可能となる。
【0019】
請求項4によれば、第1の補正手段と第2の補正手段を同一の特性にできるため、回路設計を簡単にすることが可能となる。
【0020】
請求項5によれば第1の補正手段と第2の補正手段を共に簡単なハイパスフィルターにできるため、回路構成を簡単にすることが可能となる。
【0021】
請求項6によれば第1の補正手段と第2の補正手段を共に抵抗とコンデンサで構成した最も簡単なハイパスフィルターにできるため、回路構成を最も簡単にすることが可能となる。
【0022】
請求項7によれば正方向の電流振幅の過渡応答を補正する第1の補正手段と、負方向の電流振幅の過渡応答を補正する第2の補正手段を一つの補正手段で兼用できるため、回路構成を簡単にすることが可能となる。
【0023】
請求項8によれば補正手段を抵抗とコンデンサで構成した最も簡単なハイパスフィルターにできるため、回路構成を最も簡単にすることが可能となる。
【0024】
【実施例】
本発明の第1の実施例について以下に説明する。図1は、本発明の実施例1を示した図である。情報信号cをスイッチ手段4aとスイッチ手段4dとインバータ4eに入力し、情報信号cを反転した信号dをスイッチ手段4cとスイッチ手段4bに入力する。これらスイッチ手段4a、4b、4c、4dとインバータ4eで構成されたスイッチ手段は、駆動電流を磁界発生コイル3の正方向(図面向かって右方向)または負方向(図面向かって左方向)に切り替えるスイッチ手段である。
【0025】
まず情報信号cによってスイッチ手段4aとスイッチ手段4dがオンされると、電源5からは実線で示す第1の電流通路に沿って電流aが補正手段1とスイッチ手段4aを通して磁界発生コイル3に正方向の電流となり、スイッチ手段4dを通って流れる。補正手段1は前記第1の電流通路上に設けており、磁界発生コイル3によって生じる正方向の電流振幅の過渡応答を補正できる。尚、このときスイッチ手段4bとスイッチ手段4cはインバータ4eによってオフされており、第2の電流通路は遮断されている。
【0026】
逆に情報信号cを反転した信号dによってスイッチ手段4cとスイッチ手段4bがオンされると、電源5からは破線で示す第2の電流通路に沿って電流bが補正手段2とスイッチ手段4bを通して磁界発生コイル3に負方向の電流通路となり、スイッチ手段4cを通って流れる。補正手段2は前記第2の電流通路上に設けており、磁界発生コイル3によって生じる負方向の電流振幅の過渡応答を補正できる。尚、このときスイッチ手段4aとスイッチ手段4dはインバータ4eによってオフされており、第1の電流通路は遮断されている。
【0027】
図2は図1を詳細に説明する図であり、具体的な回路例を示す図である。情報信号cをドライバ6aを介してスイッチ手段4aと、ドライバ6dを介してスイッチ手段4dと、インバータ4eに入力し、情報信号cを反転した信号dをドライバ6bを介してスイッチ手段4bと、ドライバ6cを介してスイッチ手段4cに入力する。これらスイッチ手段4a、4b、4c、4dと、ドライバ6a、6b、6c、6dとインバータ4eとで構成されたスイッチ手段は、駆動電流を正方向または負方向に切り替えるスイッチ手段である。スイッチ手段4aはFET(電界効果トランジスタ)Q1で代用し、スイッチ手段4bは同様にQ2で代用し、スイッチ手段4cは同様にQ3で代用し、スイッチ手段4dは同様にQ4で代用する。
【0028】
まず情報信号cによってスイッチ手段4a(FETQ1)とスイッチ手段4d(FETQ4)がオンされると、電源5から第1の電流通路に沿って正方向の電流が補正手段1とスイッチ手段4a、ダイオードd1を通して磁界発生コイル3の正方向の電流通路となり、スイッチ手段4dを通ってグランドへ流れる。補正手段1は前記第1の電流通路上に設けており、抵抗R1とコンデンサC1を並列に接続した構成であるため、磁界発生コイル3によって生じる正方向の電流振幅の過渡応答を補正できる。この過渡応答時間τlは電流の反転時間よりも十分に長いため、従来は電流振幅の大きさが不安定となっていたが、抵抗R1とコンデンサC1によるハイパスフィルターの時定数τRC1をこの過渡応答時間τlに近い値に設定すればよい。したがって時定数τRC1は電流の反転時間よりも長く設定する。さらに過渡応答を完全に打ち消すには、時定数τRC1を過渡応答時間τlに等しくなるように、抵抗R1とコンデンサC1の値を決定すればよいが、この場合は過渡応答を引き起こす回路全体の伝達関数が抵抗R1とコンデンサC1で構成されたハイパスフィルターの伝達関数の逆数に等しい場合に限られる。しかし磁界発生コイル3や直列に接続されたFETやダイオードなどの交流特性によって実際このような理想的な場合はほとんどない。したがって、過渡応答を実質上打ち消す値に設定すればよい。尚、このときスイッチ手段4bとスイッチ手段4cはインバータ4eによってオフされており、第2の電流通路は遮断されており、第2の補正手段2への電流通路は遮断されている。
【0029】
逆に情報信号を反転した信号dによってスイッチ手段4c(FETQ3)とスイッチ手段4b(FETQ2)がオンされると、電源5から第2の電流通路に沿って負方向の電流が補正手段2とスイッチ手段4b、ダイオードd2を通して磁界発生コイル3の負方向の電流となり、スイッチ手段4cを通ってグランドへ流れる。補正手段2は前記第2の電流通路上に設けており、抵抗R2とコンデンサC2を並列に接続した構成であるため、磁界発生コイル3によって生じる負方向の電流振幅の過渡応答を補正できる。同様に抵抗R2とコンデンサC2によるハイパスフィルターの時定数τRC2は、過渡応答時間τlに近い値に設定すればよい。尚、このときスイッチ手段4aとスイッチ手段4dはオフされており、第1の電流通路は遮断されており、第1の補正手段1への電流通路は遮断されている。
【0030】
また、磁界発生コイル3の正方向(図面向かって右方向)の電流aの過渡応答と、負方向(図面向かって左方向)の電流bの過渡応答とがもし同一であれば、抵抗R1と抵抗R2を等しい値に、コンデンサC1とコンデンサC2も等しい値に設定すればよい。
【0031】
なお、第1の補正手段1あるいは第2の補正手段2を磁界発生コイル3と並列に、あるいは直列に隣接させると、第1の電流通路及び第2の電流通路の両方の通路上となり、電流反転時の余分な共振を引き起こすため好ましくない。これは反転時間よりも長い過渡応答に時定数を設定するため、従来例1とは異なり電流の立ち上がりを速くするための共振を得ることができないからである。したがって、余分な共振を起こさないように、第1の補正手段1は第1の電流通路上であって第2の電流通路上ではなく、正方向の電流のみ流れ、負方向の電流は流れないように配置した方がよい。同様に第2の補正手段2は第2の電流通路上であって第1の電流通路上ではなく、負方向の電流のみ流れ、正方向の電流は流れないように配置した方が良い。回路図上では、スイッチ手段4aと4bによって、第1の補正手段1および2をそれぞれ磁界発生コイル3と遮断できるため、共振を防ぐことができる構成となっている。このように配置したほうが、磁界発生コイル3との共振を生じる事なく、過渡応答のみを低減させることが可能となる。
【0032】
また、上記と同様な位置へ従来例2と同様な負荷の切り替え手段を設け、情報信号にしたがって負荷を切り替えても、回路構成上第1の電流通路は情報信号による完全なオンまたはオフのスイッチング動作であるため、情報信号に基づいて負荷の切り替えをおこなっても片方の負荷は無意味となり、過渡応答を軽減する手段とはならない。したがって、情報信号に基づいた負荷の切り替えではなく、過渡応答を打ち消すための伝達関数を有した手段でなくてはならない。
【0033】
さて、図3はEFM変調におけるの実際の駆動電流波形を、さまざまなデータパターンについてディジタルオシロスコープ上で重ねて示した図である。図3において、電流が立ち上がった後の振幅は従来の図7の振幅に比べて非常に安定となることが確認できる。図4はデータ転送レートを2倍に上げたときの波形である。さらに反転間隔が短くなったにもかかわらず、従来の図10の振幅に比べて極めてに安定となり、同様に本発明の第1の効果が確認できる。
【0034】
また、このときの磁界発生コイルは従来のものに比べてインダクタンスを大きくして発生磁界強度を増加させたもの(100Oe以上)であり、たとえインダクタンスが大きくなっても、これに合わせて補正手段の定数を変更するだけで電流振幅を安定化するできるという第2の効果がある。
【0035】
本発明では上記2つの効果以外に、さらに以下の2つの効果を付加できる。第3の効果として、回路全体の消費電力を大きく低減できるという効果がある。まず発生磁界の条件として、記録パターンの中でもっとも記録電流振幅が小さくなる最高記録周波数の振幅を、記録に必要な最低磁界とする必要がある。図11における従来の波形と、図4における本発明の波形における消費電力を比較するために、この最高記録周波数の振幅を同一にすると、図11の従来の波形では過渡応答のためにそれ以外の周波数の電流振幅が増加し、余分な電流を供給しているのに対して、図4における本発明の波形では過渡応答を低減できるためすべての周波数の電流振幅が等しくなり、効率よく電流を供給する事ができるのがわかる。
【0036】
例えば、巻線の直径90μm、ターン数48で作製した高磁界発生用の高インダクタンスの磁界発生コイル3について、従来の記録装置と本発明の記録装置で比較すると、同一の記録電流振幅0.37Ap-p(発生磁界100Oe)を発生させるために従来は0.73Wの電力を消費していたが、本発明では0.49Wとなり、3割も消費電力を低減できた。
【0037】
第4の効果として、磁界発生コイル3の発熱を大きく低減できるという効果がある。磁界発生コイルの発熱は、電流の実効値に大きく依存する。実効値が小さければ小さいほど発熱を抑える事ができ、熱に弱い微小形状の磁界発生コイルや、光磁気記録媒体のプラスチック基板の熱損傷を防ぐことができる。図11における従来の波形と、図4における本発明の波形において、同様に最高記録周波数の振幅を同一にすると、図11の従来の波形では過渡応答のためにそれ以外の周波数の電流振幅が大きくなり、発熱が増加するのに対して、図4における本発明の波形では過渡応答を低減できるためすべての周波数の電流振幅が等しくなり、発熱を低減できるのがわかる。
【0038】
例えば、上記と同一の高磁界発生用の高インダクタンスの磁界発生コイル3(耐熱130゜C)について、同一の記録電流振幅(0.4Ap-p)を発生させると従来は磁気コアの温度が185゜C、巻線の温度が195゜Cとなり、耐熱を越えるため長時間連続記録の場合に磁界発生コイル3を損傷させ、光磁気記録媒体のプラスチック基板の熱損傷も招いていたが、本発明では磁気コアの温度が100゜C、巻線の温度が110゜Cとなり、耐熱温度内に抑えることができ、長時間連続記録の場合も熱に弱い磁界発生コイルの損傷や光磁気記録媒体のプラスチック基板の熱損傷も防止することが可能である。
【0039】
また、一般によく知られている磁気ディスク装置(ハードディスク装置)は、光磁気ディスク装置に比べて、磁気ヘッドと記録媒体の間隔が非常に小さいため、インダクタンスや駆動電流も非常に小さくてよく、消費電力も小さい。これとは異なり本発明は、高い発生磁界を必要とする光磁気ディスク等において効果があり、しかも高速転送を行う装置、あるいは連続記録時間の長い装置において大きな効果を得ることができる。
【0040】
なお、図2における第1の補正手段1、第2の補正手段2を最も簡単な構成で実現するために抵抗とコンデンサで構成したハイパスフィルターとしたが、より正確な過渡応答の補正を行うために、FETやダイオードなどの交流特性も考慮したフィルタで置き換えてもよい。
【0041】
また、本願の構成に加えて、従来例と同様に磁界発生コイル3と並列にコンデンサを配置し、電流の立ち上がり部分を速くすることも可能である。なぜなら、補正手段1および2をスイッチ手段4aと4bによって磁界発生コイルから遮断しているため、磁界発生コイル3と並列に接続するコンデンサのみによって共振を発生させることができるためである。
【0042】
次に、本発明の第2の実施例について以下に説明する。図5は、本発明の実施例2を示した図である。情報信号cをスイッチ手段4aとスイッチ手段4dとインバータ4eに入力し、情報信号cを反転した信号dをスイッチ手段4cとスイッチ手段4bに入力する。これらスイッチ手段4a、4b、4c、4dとインバータ4eで構成されたスイッチ手段は、駆動電流を正方向または負方向に切り替えるスイッチ手段である。
【0043】
まず情報信号cによってスイッチ手段4aとスイッチ手段4dがオンされると、電源5からは実線で示す第1の電流通路に沿って電流aがスイッチ手段4aを通して磁界発生コイル3の正方向の電流となり、スイッチ手段4dと第1の補正手段1通って流れる。補正手段1は前記第1の電流通路上に設けており、磁界発生コイル3によって生じる正方向の電流振幅の過渡応答を補正できる。尚、このときスイッチ手段4bとスイッチ手段4cはインバータ4eによってオフされており、第2の電流通路は遮断されている。
【0044】
逆にスイッチ手段4cとスイッチ手段4bがオンされると、電源5からは破線で示す第2の電流通路に沿って電流bがとスイッチ手段4bを通して磁界発生コイル3の負方向の電流となり、スイッチ手段4cと第2の補正手段2を通って流れる。補正手段2は前記第2の電流通路上に設けており、磁界発生コイル3によって生じる負方向の電流振幅の過渡応答を補正できる。尚、このときスイッチ手段4aとスイッチ手段4dはインバータ4eによってオフされており、第1の電流通路は遮断されている。
【0045】
その他は実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0046】
本発明の第3の実施例について以下に説明する。図6は、本発明の実施例3を示した図である。情報信号cをスイッチ手段4aとスイッチ手段4dとインバータ4eに入力し、情報信号cを反転した信号dをスイッチ手段4cとスイッチ手段4bに入力する。これらスイッチ手段4a、4b、4c、4dとインバータ4eで構成されたスイッチ手段は、駆動電流を正方向または負方向に切り替えるスイッチ手段である。
【0047】
まず情報信号cによってスイッチ手段4aとスイッチ手段4dがオンされると、電源5からは実線で示す第1の電流通路に沿って電流aがスイッチ手段4aと補正手段7を通して磁界発生コイル3の正方向の電流となり、スイッチ手段4dを通って流れる。尚、このときスイッチ手段4bとスイッチ手段4cはインバータ4eによってオフされており、第2の電流通路は遮断されている。
【0048】
逆にスイッチ手段4cとスイッチ手段4bがオンされると、電源5からは破線で示す第2の電流通路に沿って電流bがとスイッチ手段4bを通して磁界発生コイル3の負方向の電流となり、補正手段7とスイッチ手段4cを通って流れる。尚、このときスイッチ手段4aとスイッチ手段4dはインバータ4eによってオフされており、第1の電流通路は遮断されている。
【0049】
補正手段7は前記第1の電流通路と第2の電流通路が重複する通路上に設けており、磁界発生コイル3によって生じる正方向と負方向の電流振幅の過渡応答を補正できる。
【0050】
図7は図6を詳細に説明する図であり、具体的な回路例を示す図である。情報信号cをドライバ6aを介してスイッチ手段4aと、ドライバ6dを介してスイッチ手段4dと、インバータ4eに入力し、情報信号cを反転した信号dをドライバ6bを介してスイッチ手段4bと、ドライバ6cを介してスイッチ手段4cに入力する。これらスイッチ手段4a、4b、4c、4dと、ドライバ6a、6b、6c、6dとインバータ4eとで構成されたスイッチ手段は、駆動電流を正方向または負方向に切り替えるスイッチ手段である。スイッチ手段4aはFET(電界効果トランジスタ)Q1で代用し、スイッチ手段4bは同様にQ2で代用し、スイッチ手段4cは同様にQ3で代用し、スイッチ手段4dは同様にQ4で代用する。
【0051】
まず情報信号cによってスイッチ手段4a(FETQ1)とスイッチ手段4d(FETQ4)がオンされると、電源5から第1の電流通路に沿って正方向の電流がスイッチ手段4a、ダイオードd1、補正手段7を通して磁界発生コイル3の正方向の電流通路となり、スイッチ手段4dを通ってグランドへ流れる。尚、このときスイッチ手段4bとスイッチ手段4cはインバータ4eによってオフされており、第2の電流通路は遮断されている。
【0052】
逆に情報信号を反転した信号dによってスイッチ手段4c(FETQ3)とスイッチ手段4b(FETQ2)がオンされると、電源5から第2の電流通路に沿って負方向の電流がスイッチ手段4b、ダイオードd2を通して磁界発生コイル3の負方向の電流となり、補正手段7とスイッチ手段4cを通ってグランドへ流れる。尚、このときスイッチ手段4aとスイッチ手段4dはオフされており、第1の電流通路は遮断されている。
【0053】
従来例1において、回路構成により発生する直流電流分を除去するために磁界発生コイル3に直列にコンデンサのみを接続しているのに対して、この実施例では低周波の電流を制限して通過させるために抵抗R3を並列に接続している点が異なる。したがって、従来例1の方法では、低周波の電流を制限して通過させ、過渡応答を低減することは困難である。
【0054】
補正手段7は抵抗R3とコンデンサC3を並列に接続した構成であるため、磁界発生コイル3によって生じる正方向及び負方向の電流振幅の過渡応答を補正できる。抵抗R3とコンデンサC3によるフィルターの時定数τRC1をこの過渡応答時間τlに近い値に設定すればよい。したがって時定数τRC1は電流の反転時間よりも十分に長いため、従来例1における反転時間未満の共振への影響は小さくできる。この実施例の長所は、実施例1および2における補正手段1及び2を兼用した一つの補正手段7により代用し、一つの抵抗とコンデンサで簡単に構成できる点である。逆に短所として、補正手段7を磁界発生コイル3と隣接して配置するため、第1の電流通路及び第2の電流通路の両方の通路上となり、電流反転時の余分な共振を引き起こす点が好ましくない。つまり共振と完全に切り離して、過渡応答を低減することが困難であるため、実施例1または実施例2に比べて性能が劣る点である。
【0055】
また、この例は磁界発生コイル3の正方向(図面向かって右方向)の電流aの過渡応答と、負方向(図面向かって左方向)の電流bの過渡応答が同一である場合に限定される。したがって、ダイオードやFETのばらつきによって発生する電流振幅の違いや、正方向と不方向の過渡応答の違いを除去することは困難である。
【0056】
その他は実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0057】
本発明の第4の実施例について以下に説明する。図8は、本発明の実施例4を示した図である。補正手段1、2及び7は抵抗R4、R5とコンデンサC4により構成される。上述の補正手段に比べて、コンデンサC4に直列に抵抗R4を付加した構成であり、磁界発生コイル3によって生じる正方向及び負方向の電流振幅の過渡応答を補正するとともに、抵抗R4によって電流振幅を調整することが可能である。
【0058】
その他は上述の実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0059】
【発明の効果】
請求項1によれば、磁界発生コイルによって生じる正方向の電流振幅の過渡応答と負方向の電流振幅の過渡応答を補正手段で補正するため、データ転送レートを高めるために電流の反転時間が短くなっても、過渡応答を低減でき、電流振幅を一定に保つことが可能となる。さらに磁界発生コイルのインダクタンスを大きくする場合でも、過渡応答を低減でき電流の振幅を一定に保つことができる。したがって、記録マークの大きさをそろえることができるため、高速転送を行うことが可能となり、またインダクタンスを大きくできるため発生磁界を大きくでき、記録データを正確に記録できるという効果がある。
【0060】
請求項2によれば、磁界発生コイルによって生じる正方向の電流振幅の過渡応答を第1の補正手段によって補正し、前記磁界発生コイルによって生じる負方向の電流振幅の過渡応答を第2の補正手段で補正するため、データ転送レートを高めるために電流の反転時間が短くなっても、過渡応答を低減でき電流振幅を一定に保つことが可能となる。さらに磁界発生コイルのインダクタンスを大きくする場合でも、過渡応答を低減でき電流の振幅を一定に保つことができる。したがって、記録マークの大きさをそろえることができるため、高速転送を行うことが可能となり、またインダクタンスを大きくできるため発生磁界を大きくでき、記録データを正確に記録できるという効果がある。
【0061】
請求項3によれば、磁界発生コイルとの共振が生じないため、電流の立ち上がりに支障を与えることなく過渡応答を低減することが可能である。また、共振を利用して立ち上がり速くする従来の構成と独立に設けることもでき、それぞれの効果を個別に、あるいは同時に利用することができるという効果がある。
【0062】
請求項4によれば、第1の補正手段と第2の補正手段を同一の特性にできるため、回路設計を簡単にすることができるという効果がある。
【0063】
請求項5によれば第1の補正手段と第2の補正手段を共に簡単なハイパスフィルターにできるため、回路構成を簡単にすることができるという効果がある。
【0064】
請求項6によれば第1の補正手段と第2の補正手段を共に抵抗とコンデンサで構成した最も簡単なハイパスフィルターにできるため、回路構成を最も簡単にすることができるという効果がある。
【0065】
請求項7によれば正方向の電流振幅の過渡応答を補正する第1の補正手段と、負方向の電流振幅の過渡応答を補正する第2の補正手段を一つの補正手段で兼用できるため、回路構成を簡単にすることができるという効果がある。
【0066】
請求項8によれば補正手段を抵抗とコンデンサで構成した最も簡単なハイパスフィルターにできるため、回路構成を最も簡単にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光磁気記録装置を示す図である。
【図2】図1における光磁気記録装置を詳細に説明する図である。
【図3】図2における波形を示す図である。
【図4】図2における高速転送時の波形を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例における光磁気記録装置を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例における光磁気記録装置を示す図である。
【図7】図1における光磁気記録装置を詳細に説明する図である。
【図8】本発明の第4の実施例における補正手段を示す図である。
【図9】従来の光磁気記録装置を示す図である。
【図10】図9における波形を示す図である。
【図11】図9における高速転送時の波形を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の補正回路
2 第2の補正回路
3 磁界発生コイル
4a スイッチ手段
4b スイッチ手段
4c スイッチ手段
4d スイッチ手段
4e インバータ
5 電源
Claims (8)
- 記録情報を光磁気記録媒体に記録する光磁気記録装置であって、光磁気記録媒体に磁界を発生させるための磁界発生コイルと、該磁界発生コイルに電流を供給する電源と、記録情報に基づいて前記電源からの第1及び第2の電流通路を交互に形成することにより前記磁界発生コイルをこれらの電流通路を介して正方向および負方向に電流を駆動する第1ないし第4のスイッチ手段と、前記磁界発生コイルによって生じる、電流の振幅が小さくなる電流振幅の過渡応答を補正するために前記第1および第2の電流通路に設けた補正手段と、を有しており、
上記第1の電流通路が、
情報信号によって第1のスイッチ手段と第2のスイッチ手段がオンされると、電源から、この電流通路に沿って電流が第1のスイッチ手段を通して磁界発生コイルに正方向の電流となって入り、磁界発生コイルを出て第2のスイッチ手段を通って流れるような通路であり、
上記第2の電流通路が、
情報信号を反転した信号によって第3のスイッチ手段と第4のスイッチ手段がオンされると、電源から、この電流通路に沿って電流が第3のスイッチ手段を通して磁界発生コイルに負方向の電流通路となって入り、磁界発生コイルを出て第4のスイッチ手段を通って流れるような通路であることを特徴とする光磁気記録装置。 - 前記補正手段は前記磁界発生コイルによって生じる正方向の電流振幅の過渡応答を補正するために前記第1の電流通路に設けた第1の補正手段と、前記磁界発生コイルによって生じる負方向の電流振幅の過渡応答を補正するために前記第2の電流通路に設けた第2の補正手段からなることを特徴とする請求項1記載の光磁気記録装置。
- 前記第1の電流通路は前記第1の補正手段に負方向の電流は流れず正方向の電流のみ流れる電流通路であって、前記第2の電流通路は前記第2の補正手段に正方向の電流は流れず負方向の電流のみ流れる電流通路であることを特徴とする請求項2記載の光磁気記録装置。
- 前記第1の補正手段と、前記第2の補正手段が共に同一の周波数特性を有している補正手段であることを特徴とする請求項2記載の光磁気記録装置。
- 前記第1の補正手段と、前記第2の補正手段が共にハイパスフィルターであり、ハイパスフィルターの時定数が、過渡応答を実質上打ち消すことができる程度に過渡応答時間に近い値であることを特徴とする請求項2記載の光磁気記録装置。
- 前記ハイパスフィルターは少なくとも一つの抵抗と一つのコンデンサを並列に接続したことを特徴とする請求項5記載の光磁気記録装置。
- 前記補正手段は前記磁界発生コイルによって生じる正方向および負方向の電流振幅の過渡応答を補正するために前記第1の電流通路と前記第2の電流通路が重複する通路上に設けたことを特徴とする請求項1記載の光磁気記録装置。
- 前記補正手段は少なくとも一つの抵抗と一つのコンデンサを並列に接続し、この抵抗とコンデンサとで形成されるハイパスフィルターの時定数が、過渡応答を実質上打ち消すことができる程度に過渡応答時間に近い値であることを特徴とする請求項7記載の光磁気記録装置。
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