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JP3659874B2 - 回転電機の固定子 - Google Patents

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三四郎 小原
久 近藤
裕康 阿南
秀一 原
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転電機の固定子に係り、特に同期機に好適な固定子に関する。
【0002】
【従来の技術】
同期機などの回転電機の固定子は、一般に、図21に示すように、円周方向に並んで配列されている歯部3aと、これらの間に存在しているスロット3を有する固定子鉄心2を用い、スロット3内に絶縁スロットライナ3b(以下、スロットライナという)を装着した上で、その内部に予め巻回成形したコイル4を挿入し、更に、同じく予め成形しておいたウェッジ3cを装着して作られている。また、図22は、スロット3内を断面で示したものである。
【0003】
一方、固定子コイル4は、図23に示すような形状をしており、この形状とほぼ相似の形状を有する図示しない巻枠を予め作り、この巻枠にコイル4を所定回数だけ巻回形成することで作っていた。そして、該固定子コイル4は、手作業あるいは機械装置を用いて、スロット3の開口部3dからスロット内部へ挿入されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、コイルエンド部の長さの短縮について充分に配慮がされているとはいえず、回転電機の更なる小型化の点に問題があった。
【0005】
この従来技術におけるコイルエンド部の長さが長くなる問題について説明すると以下の通りである。
【0006】
固定子コイル4は、固定子の極数から定まる所定のスロット跨り(以下跨りという)を有し、コイルエンドの長さは跨りの大きさで支配される。一般に、極数が多いとコイルの跨りが小さいからコイルエンドの長さは、極数の小さなものに比べて短くなる。また、コイルを巻回するときに使用する巻枠のコイルエンド部の形状を工夫することによってある程度短く形成することができる。しかしながら、コイルエンドを大幅に短くすると、挿入済みコイルのコイルエンドに、これから挿入しようとするコイルのコイルエンドが干渉して、コイルが挿入できなくなる。そこで、コイル巻回時にはコイル挿入に支障がない長さにとどめて全てのコイル挿入が終了してから外力を使用してコイルエンドを軸方向と径方向に強制成形して短縮する方法が用いられていた。この方法によると、コイルエンドを大きな機械力で成形するために、スロットライナやコイル被覆エナメル絶縁を傷つけ、固定子の耐圧不良が発生するだけではなく、強制成形しても短縮長さに限度があり、今般のユーザの要望には遠く及ばなかった。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、固定子コイルのコイルエンド部の長さを短縮した小型の回転電機の固定子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、従来技術のようにコイルを巻回して形成するのではなくて、コイルの閉回路を構成する四辺のうち、一辺の径方向部位のみ分離して、残る三辺はU字形状に形成しスロットに挿入した後、反U字側開口端間を一辺の径方向部位で接続することによりコイルが閉回路としてしかも所定巻回数一巡するようにコイルを形成することにある。しかも接続を十分良好なものにするため、反U字側開口端と径方向部位言い換えると薄板棒状片を重ね合わせて接続する部分に、それぞれ薄肉端部を形成し、それぞれの薄肉端部が重なり合ったときに、該平角線コイルの板厚相当になるようにする。このため板に薄肉端部をを形成する面は、U字コイルにおいては、反U字側の片端たとえば左辺にあっては固定子内径に向う面とし、右辺端は、固定子外径に向う面とする。一方、薄板棒状片において板に薄肉端部をを形成する面は、前記コイルとは反対の面とする。このように構成すれば両者を重ね合わせた時、U字コイルの直線部二辺で薄板棒状片を挟み込むように作用して、十分堅固な接続が実現できる。このようにしてコイルを構成すると、コイルの跨り幅は、隣接スロット幅で決定されるので固定子鉄心から突出するU字部位の軸方向長さは、隣接スロット幅相当になる。一方、コイルの半U字側で固定子鉄心から突出する部位の軸方向長さは、薄板棒状片で接続するので軸方向には前記薄板接続片の幅相当しか占めず、しかしてコイルエンド部の長さを確実に短縮した固定子が提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による回転電機の固定子について、図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、本発明による回転電機の固定子の一実施形態で、固定子鉄心2のスロット3に固定子コイル4が挿入された状態を示した固定子1の正面図である。
【0010】
図2は、本発明からなる固定子1を構成する部品の組付けを鳥瞰図で示したものであり、固定子1は、固定子鉄心2と固定子鉄心2に設けた複数スロット3に所定本数の固定子コイル4を挿入するところを示している。固定子コイル4は、直線状の平角線をU字形状になるように予め成形して、固定子歯部3aを挟んで隣接するスロットに直線二辺を挿入してから薄板棒状片5で前記コイル4の反U字側端面41と反U字側端面42間を接続することにより一巻閉回路が形成されるように構成する。
【0011】
更に、このコイルが所定巻回数を有するように構成するため、スロット内に該コイルを所定数積重ね、薄板棒状片5で接続する際、U字コイルの片側直線端,言い換えると、反U字側からコイルを見たとき、右辺を電流の入口とすると、このコイルの外径方向真上に位置するU字コイルの右辺と前記コイルの左辺とを薄板棒状片5を用いて接続する。次に、全コイルを所定の接続回路に構成するために、例えば3相U,V,W相をY結線として中性点になる渡り線の接続も予め完了させた接続環6を薄板接続片5と接続して固定子コイルが所望の接続になるようにして固定子を構成する。
【0012】
次に、図2の実施形態による固定子を形成する方法について、以下に詳しく説明する。
図3は、固定子コイル4の形状の一例を示す。固定子コイル4は、平角線を用い、両端面付近部位の板厚を面違いで、薄肉端部41や薄肉端部42のように半減させる。そして図示しない治具を用いて図4に示すようにU字形に成形する。
【0013】
一方、薄板接続片5は、コイルと同様平角線を用いて、図5に示すように平面に対してほぼ板厚相当に段が付くように成形する。そして薄板接続片5も固定子コイル4と同様に両端面付近の板厚を面違いで、薄肉端部51や薄肉端部52のように半減させる。また、所定巻回数を形成するため図6で示すように、複数の薄板接続片群55を構成して、該薄板接続片群55の一部の薄板接続片に、入力用と同相コイル同志を接続するための端子53及び薄肉端部54を設ける。
【0014】
図7は、固定子1をスロット3部で軸方向に切断した図を示し、スロット3に固定子コイル4を挿入した状態を説明するためのものである。固定子コイル4は、後述するスロット絶縁物7を介して固定子歯部3aを挟むように隣接するスロット31とスロット32に挿入し、薄板接続片5を用いて固定子コイル4の反U字側端面41と反U字側端面42間を接続することにより一巻閉回路が構成される。ここで所定巻回数を形成するため、図8に示すように薄板棒状片5で接続する際、U字コイル4の片側直線端,言い換えると、反U字側からコイルを見たとき、コイル4において、右辺端44を電流の入口とすると、このコイルの真上に位置するU字コイル45の右辺端42とコイル44の左辺端41とを薄板棒状片5を用いて接続する。以下同様に接続を繰り返して所定巻回数が形成されるように構成する。
【0015】
図9は、スロット絶縁物7を説明するための説明図である。
図9に示すように、スロット絶縁物7は、エポキシ系絶縁材を用いスロット3の内周に密着して収納することが可能な断面形状で収納部屋71及び収納部屋72にコイルの直線部を挿入することでコイルの直線部が覆えるような筒状に成形する。絶縁が施されていない平角線を用いる場合においては、スロット内にコイルを積み重ねる際、コイル間に図示しない電気絶縁物を介して行い、所定数積み重ねた後、前記スロット絶縁物7をコイルに装着する。その状態のまま、固定子鉄心のスロットに挿入し、上述したように薄板接続片5を用いて接続する。
【0016】
次に、図10は、接続環6の構成を説明するための図である。
本発明による実施の形態からなる接続環6は、3相のY結線で構成したもので説明する。先ず、U相61,V相62,W相63は図11に示すような形状に形成し、中性線64は図12に示すように形成して、図13に示すように組付け構成する。そして、図示しない型に組付け、エポキシ樹脂65を用いて一体成形して接続環7を構成する。その外観図を図10に示す。この接続環6を、図14に示すように固定子コイルの薄板接続片側に接続して固定子を所望の接続に構成する。
【0017】
次に、固定子鉄心について説明する。固定子鉄心は図15に示すような形状で、本発明による実施形態の特徴は、スロット3の開口3dの幅が、コイル線径に依存されないで回転電機の性能上有利な最小幅に形成できることである。従来は、該開口3dからコイルをスロット内に導いていたので性能上よりは製作上の制限から開口幅が決められていたが本発明の実施形態によれば、開口3dからコイルを挿入する必要はないので、製作上の制限は受けず、したがって回転電機の性能上最適寸法を採用することができ、性能向上の効果が得られる。
【0018】
本発明による実施形態は、以上のように構成したので、目的をよく達成できる。なんとなれば、固定子コイル4のコイルエンド430は、図7で明らかなようにコイルが挿入されるスロット間の周方向間隔,言い換えると、1スロットピッチに相当する直径から形成される半円となるので軸方向長さとしては従来技術に比べると充分短縮される。他端のコイルエンド431は、固定子コイル4の両端41と42を薄板棒状片5で直線状に接続するため、軸方向長さとしては最短となる。しかして、コイルエンドの短い固定子を提供することができる。本発明によれば従来技術のように外力を用いて強制成形することがないのでコイルやスロット絶縁物を損傷するおそれがないため、絶縁不良のない性能の良好な固定子が提供できる。
【0019】
電気的絶縁耐力を更に向上するために、固定子コイル4をスロット絶縁物7に挿入した状態で、エポキシ系熱硬化性樹脂でモールドする実施形態は大変有効である。そして薄板棒状片群55も同様にモールドし、コイルと所定の接続を行い、最後に接続環6を接続した時点で再度全体をモールドする実施形態も同じく有効に作用する。
【0020】
また、図16に示すように、固定子鉄心歯部3aを外径に近い部位33aを広く、内径に近い部位34aを狭くなるように形成すると歯部の歯幅が平均すると広がったことになり磁束密度が低下して鉄損が減少する効果を得る。
【0021】
図17は、歯幅は変えないでコイルの幅を広げた実施形態を示す。この方法によればコイル断面積が増加するのでコイルの電流密度が低下し銅損が減少して効率が向上する効果が得られる。
【0022】
図18は、固定子1全体を熱硬化性のエポキシ樹脂65でモールドした状態を仮想線で示したものである。図19に示すように特にスロット3内におけるコイル以外の空間がエポキシ樹脂65で充填するようにモールドを施す。しかも、図20に示すように固定子1を回転電機のフレーム8に装着した際、固定子コイル4のコイルエンド430及びコイルエンド431を覆うモールド材が前記フレーム8の内周に接するようにモールド形成する。このように形成すると、コイル4に電流が流れて発生したジュール熱は、スロット内に充填されたモールド材に伝導されて更にコイルエンドを覆ったモールド材に伝導されフレームへと伝わる。今回転電機が水冷で構成されていると、フレームには冷却水路88があるので発生した熱はよく冷却される。本発明は、以上のように構成したので目的をよく達成することができる。
【0023】
図24は、固定コイル4の形状の他の例を示している。なお、固定子鉄心の図示は省略している。
固定子コイル4は、図4において説明した形状と同様に、直線状の平角線をU字形状となるように予め成形して形成する。そして、このコイルを固定子鉄心のスロットに複数挿入する際、最初のコイルの挿入時、固定子鉄心の一端側から固定子歯部を挟んで隣接するスロットに、U字形状のコイルの直線部の二辺を挿入し、次のコイル挿入時、固定子鉄心の他端側から固定子歯部を挟んで隣接するスロットに、U字形状のコイルの直線部の二辺を挿入する。以下、同様にして、固定子鉄心の一端側からと他端側から交互に,すなわち、コイルの挿入方向が交互になるように、コイルを挿入する手順を繰り返す。そして、複数のコイルの挿入後、薄板棒状片5を用いて、固定子鉄心の両端部に突出しているコイルの反U字側の両端間を接続することにより、所定巻回数の固定子コイルを形成する。
【0024】
このとき、図25に示すように、一巻きコイルの出力端41と、別の一巻きコイルの入力端42を、薄板棒状片5によって接続する。また、コイルの出力端44と、別の一巻きコイルの入力端43を、薄板棒状片5によって接続する。
【0025】
以上のように構成することにより、薄板棒状片と反U字側直線二辺端の接続部にあって、コイルの右辺若しくは左辺における接続部上下間の間隔は、コイルの板厚に相当する間隔を確保することができる。この間隔は、図8に示した接続部の上下間の間隔よりも広くなるため、溶接のビード等による電気的な短絡が生じにくくなるものである。したがって、ビードの大きさの制御や、熱変形の抑制を考慮した特別な溶接手段を必要とすることなく、安価な溶接手段で溶接することが可能となる。
【0026】
また、コイルエンド形状が、U字と直線の二形状を有するコイルを、交互に挿入するので、固定子鉄心端から突出する両側のコイルエンド形状は、ほぼ同じ形状であることから、漏れ磁束によるコイルエンドリアクタンスの違いがなくなり、この固定子を用いる回転電機の性能が安定化するものである。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、固定子コイルのコイルエンド部の長さを大幅に短縮できるので抵抗やリアクタンスが小さく、銅量が減り小型軽量で絶縁低下の少ない性能の良好な回転電機の固定子を確実に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転電機の固定子の一実施形態を示す正面図である。
【図2】本発明による固定子の一実施形態を説明するための鳥瞰図である。
【図3】本発明による固定子コイルの一実施形態を説明するための説明図である。
【図4】本発明による固定子コイルの一実施形態を説明するための説明図である。
【図5】本発明による薄板棒状片を説明するための説明図である。
【図6】本発明による薄板棒状片を説明するための説明図である。
【図7】本発明による固定子コイルがスロットに挿入された状態を説明するための部分断面図である。
【図8】本発明による固定子コイルと薄板接続片の接続を説明するための説明図である。
【図9】本発明による固定子コイルのスロット絶縁物を説明するための説明図である。
【図10】本発明による接続環の一実施形態を説明するための説明図である。
【図11】本発明による接続環の一実施形態を説明するための説明図である。
【図12】本発明による接続環の一実施形態を説明するための説明図である。
【図13】本発明による接続環の一実施形態を説明するための説明図である。
【図14】本発明による接続環と薄板棒状片との接続状態の一実施形態を説明するための説明図である。
【図15】本発明による固定子鉄心の一実施形態を説明するための説明図である。
【図16】他の実施形態からなる固定子を説明するための説明図である。
【図17】他の実施形態からなる固定子を説明するための説明図である。
【図18】モールドした固定子を説明するための説明図である。
【図19】モールドしたスロット近傍を説明するための説明図である。
【図20】モールドした固定子をフレームに装着したことを示す説明図である。
【図21】従来技術の固定子を説明するための説明図である。
【図22】従来技術の固定子を説明するための説明図である。
【図23】従来技術の固定子コイルを説明するための説明図である。
【図24】本発明による固定子コイルの他の形態を説明するための説明図である。
【図25】本発明による固定子コイルの他の実施形態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…固定子
2…固定子鉄心
3,31,32…スロット
3a…固定子鉄心歯部
3b…スロットライナ
3c…ウェッジ
3d…開口
4…固定子コイル
5…薄板棒状片
6…接続環
7…スロット絶縁物
8…フレーム
41,42…固定子コイル端面
51,52…薄板棒状片端面
53,54…端子
55…薄板棒状片群
61,62,63,64…U相,V相,W相,中性線
65…モールド材
71,72…収納部屋
88…水路
430,431…コイルエンド

Claims (6)

  1. 固定子コイルが、固定子鉄心の複数スロットに装着されている回転電機の固定子において、
    直線状の平角線をU字形状になるように予め成形して、固定子歯部を挟んで隣接するスロットに直線二辺を挿入してから薄板棒状片で前記コイルの反U字側両端間を接続することにより一巻閉回路になるように形成するコイルにあって、前記コイルを複数挿入して、前記のように反U字側両端間を接続することにより所定巻回数を形成する固定子コイルにあって、
    該反U字側端面と前記薄板棒状片を重ね合わせて接続する部分に、それぞれ薄肉端部を形成し、それぞれの薄肉端部が重なり合ったときに、該平角線コイルの板厚相当になるようにし、コイル片端の一方にあっては固定子内径に向う面に前記薄肉端部を形成し他方端は固定子外径に向う面に前記薄肉端部を形成するように予めコイルを形成し、一方、薄板棒状片は、前記コイルとは反対の面に前記薄肉端部を形成して、両者を重ね合わせた時、U字コイルの直線部二辺で薄板棒状片を挟み込むようにして接続して構成したことを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 請求項1記載の回転電機の固定子において、
    絶縁が施されていない平角線を用いて、固定子鉄心の径方向に平角線間に電気絶縁物を介在して複数積み重ね、エポキシ系絶縁材からなりスロット内周に密着して収納することが可能な断面形状に成形し筒状に形成したコイル収納材を、前記積層した固定子コイルの反U字側からコイルの直線部まで挿入し、ついでこの状態において、エポキシ系熱硬化性樹脂でモールドし、薄板棒状片も所定数積み重ねた状態で、同様にモールドを行い、前記コイルと前記薄板棒状片を重ね合わせ接続したことにより所定巻回数を形成したことを特徴とする回転電機の固定子。
  3. 請求項1記載の回転電機の固定子において、
    固定子鉄心とコイル及び接続環を所定の構成にした後、固定子全体を熱硬化性のエポキシ樹脂でモールドし、特にスロット内におけるコイル以外の空間がエポキシ樹脂で充填するようにしかも固定子を回転電機のフレームに装着した際、固定子コイルのコイルエンドを覆うモールド材が前記フレームの内周に接するように形成したことを特徴とする回転電機の固定子。
  4. 請求項1記載の回転電機の固定子において、
    固定子鉄心歯部において外径に近い部位を広く、内径に近い部位を狭くなるように形成した固定子鉄心を用いて構成したことを特徴とする回転電機の固定子。
  5. 請求項1記載の回転電機の固定子において、
    スロット内に挿入されるコイルの幅が固定子内径側から固定子外径側に向って広くなるようなコイルで構成したことを特徴とする回転電機の固定子。
  6. 請求項1記載の回転電機の固定子において、
    直線状の平角線をU字形状となるように予め成形したコイルをスロット内に複数挿入する際、最初のコイルの挿入時、固定子鉄心の一端側から固定子歯部を挟んで隣接するスロットに、前記U字形状のコイルの直線部の二辺を挿入し、次のコイル挿入時、固定子鉄心の他端側から固定子歯部を挟んで隣接するスロットに、前記U字形状のコイルの直線部の二辺を挿入するように、固定子鉄心の一端側からと他端側から交互にコイルを挿入し、複数のコイルの挿入後、薄板棒状片を用いて、前記コイルの反U字側の両端間を接続することにより、所定巻回数の固定子コイルを形成することを特徴とする回転電機の固定子。
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