JP3658084B2 - カメラ及び交換レンズ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信により情報の交換(授受)を行うカメラ、及び、この種のカメラに装着されて、同様に通信により情報の交換を行う交換レンズの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラとレンズ間は、図14に示すようなオープンドレイン方式で通信している。カメラからのローレベルの信号はNMOSゲート92をオンにすることで端子96を通ってレンズ側に伝達され、カメラからのハイレベルの信号はNMOSゲート92をオフすることで、レンズ側のプルアップ抵抗93でプルアップされることで伝達される。
【0003】
この方式の利点は、事故などで端子96がグランドに接地された場合でも、電源とグランドの間は抵抗93を介するので、発熱,発火の心配がない。
【0004】
また、レンズのNMOSゲート94から、同様にしてローレベルの信号をカメラに伝達することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、カメラからレンズにシリアル通信のクロック信号を、レンズからカメラにビジー信号を、というように双方向に1本の信号を使用していた。
【0006】
しかし、カメラの作動速度の向上のため通信速度を上げようとした場合に、オープンドレイン方式の欠点が現れる。
【0007】
図15は、オープンドレイン方式のタイムチャートである。
【0008】
図15(A)の低速通信時のような、カメラから出力されるクロック信号がレンズに伝達されるとき、NMOSゲート92がオフすると、端子96は抵抗93でプルアップされるが、端子96などの寄生容量などで直ちにハイレベルにならず、CRの充電曲線を描いてゆっくり立ち上がる。
【0009】
低速で通信している場合は、図15(A)の様に十分立ち上ることができるが、図15(B)の高速通信のように高速になると、完全にハイレベルに立ち上がることができない。
【0010】
この速度改善のため、図16の様にCMOS方式で駆動すると、立ち上がりは十分早くなるが、端子96が接地した場合、電源とグランドがショート状態になるので、発熱,発火の可能性がある。
【0011】
また、レンズからカメラへ送信しようとすると、NMOSゲート94とPMOSゲート97がオンしたときに、電源とグランドがショートすることになる。このため、従来のオープンドレイン通信方式のレンズを装着することができなくなり、互換性がとれなくなる。
【0012】
(発明の目的)
本発明の第1の目的は、従来の通信方式の交換レンズとの互換性を維持しながら、さらに新しい通信方式の交換レンズとの通信を可能とするカメラを提供することにある。
【0013】
本発明の第2の目的は、従来のオープンドレイン方式の交換レンズとの互換性を維持しながら、さらに新しいCMOS方式の交換レンズとの通信を可能にするカメラを提供することにある。
【0014】
本発明の第3の目的は、従来のオープンドレイン方式の交換レンズとの互換性を維持しながら、さらに新しい、事故の危険性の無い、双方向通信可能な方式の交換レンズとの通信を可能とするカメラを提供することにある。
【0015】
本発明の第4の目的は、従来の通信方式のカメラとの互換性を維持しながら、さらに新しい通信方式のカメラとの通信を可能にする交換レンズを提供することにある。
【0016】
本発明の第5の目的は、従来のオープンドレイン方式のカメラとの互換性を維持しながら、さらに新しいCMOS方式のカメラとの通信を可能にする交換レンズを提供することにある。
【0017】
本発明の第6の目的は、従来のオープンドレイン方式のカメラとの互換性を維持しながら、さらに新しい、事故の危険性の無い、双方向通信可能な方式のカメラとの通信を可能にする交換レンズを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、情報を交換する第1の通信方式を持つ交換レンズ、又は、情報を交換する前記第1の通信方式と第2の通信方式を持つ交換レンズを装着可能とするカメラであって、前記第1の通信方式で情報を交換する手段と、前記第2の通信方式で情報を交換する手段と、前記第1の通信方式で情報を交換し、装着された交換レンズが前記第2の通信方式を持つ交換レンズであるか否かと、交換レンズとの通信端子がグランドに短絡しているか否かを判別する判別手段とを設け、まず前記第1の通信方式の状態にしておき、前記判別手段により、装着された交換レンズが前記第2の通信方式を持つものであり、かつ前記通信端子がグランドに短絡していないことが判別された場合に、通信手段として前記第2の通信方式に切り換えて当該第2の通信方式で情報を交換する手段側に切り換えるようにしている。
【0019】
上記第2の目的を達成するために、請求項2記載の本発明は、第1の通信方式をオープンでドレイン方式とし、第2の通信方式をCMOS方式としている。
【0020】
上記第3の目的を達成するために、請求項3記載の本発明は、情報を交換する、オープンドレイン方式の第1の通信方式で通信可能な交換レンズ、又は、情報を交換する、通信クロックの半周期より短い時間だけCMOS方式で駆動するオープンドレイン方式の第2の通信方式で通信可能な交換レンズが装着されるカメラであって、前記第1の通信方式で情報を交換する手段と、前記第2の通信方式で情報を交換する手段と、前記第1の通信方式で情報を交換し、装着された交換レンズが前記第2の通信方式を持つ交換レンズであるか否かと、交換レンズとの通信端子がグランドに短絡しているか否かを判別する判別手段とを設け、まず前記第1の通信方式の状態にしておき、前記判別手段により、装着された交換レンズが前記第2の通信方式を持つものであり、かつ前記通信端子がグランドに短絡していないことが判別された場合に、通信手段として前記第2の通信方式に切り換えて当該第2の通信方式で情報を交換する手段側に切り換えるようにしている。
【0021】
上記第4の目的を達成するために、請求項4記載の本発明は、第1の通信方式と第2の通信方式でカメラと情報を交換する交換レンズであって、カメラと前記第1の通信方式で情報を交換し、前記第2の通信方式を持つかどうかをカメラに伝達する手段を設け、前記第1の通信方式の状態にて、交換レンズが前記第2の通信方式を持つものであり、かつ交換レンズとの通信端子がグランドに短絡していないことを判別したカメラから、前記第1の通信方式での情報を受けた場合に、前記第2の通信方式に切り換えるようにしている。
【0022】
上記第5の目的を達成するために、請求項5記載の本発明は、第1の通信方式をオープンでドレイン方式とし、第2の通信方式をCMOS方式としている。
【0023】
上記第6の目的を達成するために、請求項6記載の本発明は、オープンドレイン方式の第1の通信方式、及び、通信クロックの半周期より短い時間だけCMOS方式で駆動するオープンドレイン方式の第2の通信方式でカメラと情報を交換する交換レンズであって、カメラと前記第1の通信方式で情報を交換し、前記第2の通信方式を持つかどうかをカメラに伝達する手段を設け、前記第1の通信方式の状態にて、交換レンズが前記第2の通信方式を持つものであり、かつ交換レンズとの通信端子がグランドに短絡していないことを判別したカメラから、前記第1の通信方式での情報を受けた場合に、前記第2の通信方式に切り換えるようにしている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0025】
図1は本発明の実施の一形態に係るカメラの電気的構成を示す回路図であり、図2は図1のカメラに装着されるレンズの電気的構成を示す回路図である。
【0026】
まず、カメラ側の構成について説明する。
【0027】
図1において、1はカメラ制御用マイコンであり、出力ポートP00,P04,P05,P06,P07,P10,P11,P12,P14,P15、及び、入力ポートP01,P02,P03,P13,P16を有している。又VCCは電源端子、GNDはグランド端子である。DBUSはカメラ内の8ビットのデータバスであり、アドレスとデータを転送する。
【0028】
2はDC/DCコンバータで、VINは入力端子、VOUTは出力端子、CNTは制御端子を有しており、制御端子CNTにローレベルの信号が入力すると出力端子VOUTに5Vの電圧を出力し、ハイレベルの信号が入力すると0Vになる。3は電池、4,5はダイオードである。又上向き矢印は電源系VBATを表し、前記電池3と前記DC/DCコンバータ2の電圧の高い方を、前記ダイオード4,5で選択して出力する。
【0029】
6は、前記DC/DCコンバータ2の出力をカメラ制御用マイコン1に供給するダイオード、7,8はダイオード、9はVBATに接続されるプルアップ抵抗、10は不図示のレリーズ釦の第一ストロークでオンになるレリーズ第一スイッチであり、前記ダイオード7,8は、前記カメラ制御用マイコン1の出力ポートP00とレリーズ第一スイッチ10のワイアードオア回路になっている。
【0030】
11はプルアップ抵抗、12はレリーズ釦の第二ストロークでオンになるレリーズ第二スイッチ、13はプルアップ抵抗、14は巻き上げ完了でオンになる巻き上げ完了スイッチである。15はシャッタチャージ・巻き上げ用モータ、16,17はPNPトランジスタ、18,19はNPNトランジスタであり、前記モータ15の回転を制御する。20は被写体輝度を測光するフォトダイオード、21は対数圧縮ダイオードである。22は演算増幅器であり、前記フォトダイオード20で測光した電流を対数圧縮された電圧に変換する。23はA/D変換器であり、前記カメラ制御用マイコン1のデータバスDBUSに接続され、アドレス信号に応じてA/D変換したデータを転送する。
【0031】
24はカメラの緊定解除マグネット、25はNPNトランジスタ、26はシャッタ先幕マグネット、27はNPNトランジスタ、28はシャッタ後幕マグネット、29はNPNトランジスタ、30は512KHzのクロックを発振する発振器、31はクロックを4分周する分周器、32はインバータ、33,34はアンドゲート、35はオアゲート、36,37はDフリップフロップである。
【0032】
38はCLK端子から入力されるクロックをカウントするカウンタであり、そのQ1端子はバイナリで1の位を、Q2端子は2の位を、Q4端子は4の位を、Q8端子は8の位を、それぞれ出力する。又、/CLRはローレベルの信号入力でクリアする端子、ENはローレベルの信号入力でカウントを禁止、ハイレベルの信号入力でカウント可能の切り換えを行う為の端子である。つまり、/CLR端子が“0”で、Q1,Q2,Q4,Q8の各端子はすべてローレベルになり、“/CLR=1”かつ“EN=1”になってからCLK端子の立ち上がりエッジをカウントし、そのカウント値のバイナリ出力がQ1,Q2,Q4,Q8端子に現れる。したがって、クロックを8発カウントしたとき、Q8端子が“1”になる。
【0033】
39はインバータ、40はアンドゲート、41はDフリップフロップ、42はインバータ、43はナンドゲート、44はオアゲートである。
【0034】
45はシフトレジスタであり、前記カメラ制御用マイコン1のデータバスDBUSに接続され、アドレス信号に応じてパラレルの8ビットデータを送受信する。受け取ったデータは、内部のレジスタに格納され、CLK端子の立ち上がりエッジで1ビットずつシフトされ、端子SOUTから出力する。同時にCLK端子の立ち下がりエッジでSINのデータをラッチし、1ビットずつ内部のレジスタに取り込む。
【0035】
46はバッファ、47はノアゲート、48はインバータ、49はオアゲートである。50はPMOSゲートであり、ゲートにローレベルの信号が入力されるとオンし、ハイレベルの信号が入力されるとオフする。51はNMOSゲートであり、ゲートにローレベルの信号が入力されるとオンし、ハイレベルの信号が入力されるとオフする。
【0036】
52はPMOSゲート、53はNMOSゲート、54,55はプルアップ抵抗、56はNMOSゲートである。57は被写体の距離を測定するためのCCDであり、前記カメラ制御用マイコン1のデータバスDBUSに接続され、アドレス信号に応じてパラレルの8ビットデータを転送する。
【0037】
次に、レンズ側の構成について説明する。
【0038】
図2において、58はレンズ制御用マイコンであり、出力ポートP20,P22,P30,P31,P33、及び、入力ポートP21,P23,P24,P25,P26を有している。又LBUSはレンズ内の8ビットのデータバスであり、アドレスとデータを転送する。
【0039】
59は撮影レンズ、60は絞り、61は前記絞り60を駆動して開閉するための絞り駆動回路、62はプルアップ抵抗である。63は前記絞り60が開放でオフ、絞り込まれるとオンになる絞り開放スイッチである。
【0040】
64は前記撮影レンズ59が至近端側に位置するとオンになるゾーンスイッチ、65は前記撮影レンズ59が無限端側に位置するとオンになるゾーンスイッチ、66は前記撮影レンズ59が移動するにつれて1ミクロン移動する毎にオンオフするパルス発生用櫛歯スイッチである。
【0041】
67は前記撮影レンズ59を駆動する距離環駆動モータ、68,69はPNPトランジスタである。70,71はNPNトランジスタで、前記距離環駆動モータ67を制御する。72は38と同様のカウンタ、73はディレイ回路、74,75はアンドゲート、76はインバータ、77はオアゲート、78はプルアップ抵抗、79はバッファである。
【0042】
80はNMOSゲート、81はフリップフロップ、82はインバータ、83は45と同様なシフトレジスタ、84はバッファ、85はインバータ、86はプルアップ抵抗、87はNMOSゲートである。
【0043】
図1及び図2において、88(88a,88b)〜91(91a,91b)は、カメラとレンズを接続する端子である。
【0044】
更に詳しくは、88(88a,88b)は電源VBATを接続する電源端子、89(89a,88b)はシリアルクロックを転送するシリアルクロック端子、90(90a,90b)はカメラからレンズにシリアルデータを通信するカメラ信号端子、91(91a,91b)はレンズからカメラにシリアルデータを転送するレンズ信号端子である。
【0045】
次に、上記カメラとレンズが接続されて成るカメラシステムにおいて、先ず図2に示すレンズ側での動作について、図3〜図5のフローチャートに従って説明する。
【0046】
なお、このフローチャートにおいて、Aは演算を行うアキュムレータ、LMOVFは距離環駆動中を示すフラグ、FHR,FLRは8ビットのレジスタ、[SIB]はデータバスLBUSを通してアクセスするシリアルレジスタ83、[EMD]はデータバスLBUSを通してアクセスする絞り制御回路61である。又$は16進数を表す記号である。
【0047】
電池3(図1参照)が投入されると、図1に示すダイオード4、電源端子88を通してレンズ制御用マイコン58に電源が投入され、該レンズ制御用マイコン58はステップ#1を介してステップ#2よりリセット動作を開始する。
【0048】
ステップ#2においては、各出力ポートを初期化する。具体的には、P20=0,P31=1,P32=1,P30=0,P33=0にする。又、レンズ制御用マイコン58は距離環駆動中フラグLMOVFをクリアする。前記出力ポートP20が“0”になると、インバータ76の出力がハイレベルとなり、アンドゲート74,75のうちアンドゲート75が選択される。前記出力ポートP31が“1”になると、PNPトランジスタ69がオフする。前記ポートP32が“1”になると、PNPトランジスタ68がオフする。前記P30が“0”になると、NPNトランジスタ71がオフする。前記ポートP33が“0”になると、NPNトランジスタ70がオフし、従ってモータ67には電流は流れない。
【0049】
次のステップ#3においては、レンズ制御用マイコン58はデータバスLBUSを介してシフトレジスタ83にデータ“$00”を転送する。そして、ステップ#4において、カメラ通信のサブルーチンをコールする。このサズルーチンについて、図5(A)のフローチャートにより説明する。
【0050】
カメラ通信のサブルーチンは、図5(A)のステップ#57を介してステップ#58より開始される。
【0051】
まず、ステップ#58においては、ポートP22に“0”を出力し、カウンタ72をリセットすると共に、インバータ82を介してSRフリップフロップ81もリセットする。そして、次のステップ#59において、ポートP22に“1”を出力し、前記カウンタ72及び前記SRフリップフロップ81のリセットを解除する。続くステップ#60においては、ポートP21がハイレベルになるまでこのステップ#60をループして待つ。
【0052】
カメラからシリアルクロック端子89を介してクロックパルスが送られてくると、バッファ79を介してカウンタ72に入り、該カウンタ72はクロックパルスをカウントする。又カメラ信号端子90を介してカメラのデータが1ビットずつシリアルクロックに同期して出力されるのをシフトレジスタ83がシリアルクロックに同期して取り込む。同時にシフトレジスタ83は、上記ステップ#3で設定されたデータを1ビットずつシリアルクロックに同期して出力し、このデータはインバータ85で反転され、さらにゲート87で反転され、レンズ信号端子91を介してカメラに送り込まれる。
【0053】
8ビットシリアルクロックが出力されると、カウンタ72がQ8端子からハイレベルを出力し、上記ステップ#2で選択されたアンドゲート75を通し、オアゲート77からSRフリップフロップ81をセットする。従って、SRフリップフロップ81の出力はハイレベルに反転し、NMOSゲート80をオン状態にする。よって、シリアルクロック端子89はローレベルになり、カメラにビジー状態であることを転送する。
【0054】
又カウンタ72のQ8端子に接続されたレンズ制御用マイコン58のポートP21もハイレベルになるので、レンズ制御用マイコン58はステップ#61へ進み、ここでこのサブルーチンから図3のメインルーチンへ戻る。
【0055】
このようにして、レンズはカメラから8ビットのシリアルデータを送受信することができる。
【0056】
図3のステップ#5において、レンズ制御用マイコン58はデータバスLBUSを介してシフトレジスタ83からデータをアキュムレータAに読み込む。ここで受け取ったデータは、カメラからの通信内容を区別するためのコマンドとして解釈される。次のステップ#6においては、カメラからのコマンドが“$01”と等しければステップ#7へ進み、そうでなければステップ#9へ進む。
【0057】
ステップ#7においては、カメラからのデータが“$01”ならば、レンズ通信を確認するコマンドなので、シフトレジスタ83に“$AA”を転送する。これはどの交換レンズでも共通したデータである。そして、次のステップ#8においては、図5(A)に示したカメラ通信サブルーチンをコールする。
【0058】
このサブルーチンでのステップ#58においては、RSフリップフロップ81がリセットされるので、NMOSゲート80はオフする。又シリアルクロック端子89bは抵抗78でプルアップされハイレベルになり、カメラにビジー解除されたことを伝達する。
【0059】
一方、カメラはシリアルクロック端子89がハイレベルになると、次の通信を開始するので、カメラからシリアル通信されるまで待つ。この通信でカメラにデータ“$AA”を転送し、レンズ通信ができたことをカメラは確認できる。この後、ステップ#3に戻って次のカメラ通信待ちに戻る。
【0060】
ステップ#9においては、上記ステップ#6でコマンドが“$01”と等しくなかったので今度は“$02”と比較する。この結果、等しければステップ#10へ進み、等しくなければステップ#11へ進む。
【0061】
ステップ#10においては、カメラからのコマンドが“$02”ならば、開放絞り値を要求するコマンドなので、シフトレジスタ83に開放絞り値、例えばF1.4 を転送する。これはステップ#7と異なり、交換レンズ毎に定義されたデータとなる。この後、ステップ#8において、カメラに前記開放絞り値を転送し、ステップ#3で次のコマンド待ちに戻る。
【0062】
ステップ#11においては、カメラからのコマンドが“$03”ならば、最小絞り値を要求するコマンドなのでステップ#12へ進み、ここではシフトレジスタ83に最小絞り値、例えばF22を転送する。この後、ステップ#8においてカメラに前記最小絞り値を転送し、ステップ#3で次のコマンド待ちに戻る。
【0063】
ステップ#13においては、カメラからのコマンドが“$04”ならば、ベストピント補正値読み出しのコマンドなので、ステップ#14へ進む。ベストピント補正値は、カメラで測定したデフォーカス量と実際のピント位置のずれ量を補正するパラメータであり、レンズの位置により異なる値を待つ。
【0064】
ステップ#14においては、ポートP24が“0”ならば、レンズ59は至近側に位置するので、ステップ#15へ進む。そして、このステップ#15において、至近端側では例えば+2ミクロン補正が必要ならばシフトレジスタ83に2umをストアし、次のステップ#8において、カメラにこれを通信する。
【0065】
ステップ#16においては、ポートP25が“0”ならば、レンズ59が無限端側に位置するのでステップ#17へ進み、そうでなければ中間に位置するのでステップ#18へ進む。
【0066】
ステップ#18においては、中間位置では、例えば+1ミクロン補正が必要ならば、シフトレジスタ83に1umをストアし、次のステップ#8において、カメラにこれを通信する。
【0067】
また、ステップ#17においては、無限端側では、例えば−1ミクロン補正が必要ならば、シフトレジスタ83に−1umをストアし、次のステップ#8において、カメラにこれを通信する。
【0068】
このようにして、ステップ#14から#18までにおいて、レンズの位置毎に最適のベストピント補正値をカメラに送信することができる。
【0069】
ステップ#19においては、カメラからのコマンドが“$05”ならば、敏感度読み出しのコマンドなので、ステップ#20へ進む。レンズ敏感度は、デフォーカス量とレンズの移動量の関係を表すパラメータである。そして、このステップ#20において、レンズ敏感度、例えば2.9 をシフトレジスタ83に転送し、続くステップ#8において、これをカメラに通信する。
【0070】
ステップ#21においては、カメラからのコマンドが“$06”ならば、櫛歯ピッチ読み出しのコマンドなので、ステップ#22へ進む。櫛歯ピッチは、櫛歯1歯分のレンズの移動量を表すパラメータである。そして、このステップ#22において、櫛歯ピッチ、例えば1umをシフトレジスタ83に転送し、次のステップ#8において、カメラにこれを通信する。
【0071】
次の図4に示すステップ#23においては、カメラからのコマンド“$07ならば、レンズ状態読み出しのコマンドなので、ステップ#24へ進み、ここではアキュムレータAに$80をストアする。ビット7は高速通信対応のビットであり、この図面のレンズは高速通信対応レンズなので“$80”をセットする。従来の高速通信できないレンズは“0”に設定されている。
【0072】
次のステップ#25においては、ポートP26の状態を判別し、絞り開放スイッチ63がオンになっていて“0”ならばステップ#26へ進み、オフで“1”ならばステップ#27へ進む。
【0073】
ステップ#26においては、アキュムレータAに“$02”を加算する。ビット1を「1」として、絞りが絞り込まれていることをカメラに伝える。絞り開放ならば、ステップ#24で「0」が設定されている。
【0074】
次のステップ#27においては、距離環駆動中フラグLMOVFの状態を見て、“1”が立っていればステップ#28へ進み、“0”ならばステップ#29へ進む。
【0075】
ステップ#28においては、アキュムレータAに「1」を加えることで、距離環駆動中をカメラに伝える。そして、次のステップ#29において、シフトレジスタ83にアキュムレータAの内容を転送する。続くステップ#30においては、図5(A)に示したカメラ通信サブルーチンをコールして、カメラにレンズ状態を送信する。
【0076】
以降、ステップ#3に戻り、カメラのコマンド通信待ちに入る。
【0077】
また、ステップ#31においては、カメラからのコマンドが“$10”ならば、絞り駆動のコマンドなのでステップ#32へ進み、ここでシフトレジスタ83に“$00”を転送する。そして、次のステップ#33において、カメラ通信サブルーチンをコールして、カメラからのデータを待つ。
【0078】
この絞り駆動コマンドでは、カメラから1バイトの絞り込み値を受信する。この絞り込み値は、「0」が開放、8ステップで1段分絞り込む値として定義されている。
【0079】
次のステップ#34においては、カメラから受信した絞り込み量をアキュムレータAに取り込む。そして、次のステップ#35において、レンズ制御用マイコン58のデータバスLBUSを介して絞り駆動回路61にデータを転送する。
【0080】
絞り駆動回路61は、与えられた段数分絞りを駆動する。例えば、16進で“$10”,10進で「16」ならば、開放F1.4 から2段分絞り込むので、絞りはF2.8 になる。また、F2.8 に絞り込んでいるときに“$00”が来た場合は絞りを開放まで戻す。そして、絞り駆動した後にステップ#3に戻り、カメラコマンド待ちに入る。
【0081】
ステップ#36においては、カメラからのコマンドが“$20”ならば、距離環駆動のコマンドなので、ステップ#37へ進む。距離環駆動コマンドではカメラから2バイトの符号付データを受信する。ステップ#37においては、シフトレジスタ83に“$00”を転送する。そして、次のステップ#38において、カメラ通信サブルーチンをコールして、カメラからのデータを待つ。
【0082】
次のステップ#39においては、カメラからの一つ目のデータをレジスタFHRに格納する。そして、ステップ#40において、シフトレジスタ83に“$00”を転送する。続くステップ#41においては、カメラ通信サブルーチンをコールして、カメラからのデータを待つ。次いでステップ#42において、カメラからの二つ目のデータをレジスタFLRに格納する。
【0083】
次のステップ#43においては、受信したデータが正ならばステップ#45へ進み、負ならばステップ#44へ進む。
【0084】
ステップ#44においては、ポートP31を“0”にし、P33を“1”にする。これにより、PNPトランジスタ69とNPNトランジスタ70が共にオンし、モータ67を回転させる。この回転によってレンズ59は無限側に駆動される。
【0085】
また、ステップ#45においては、ポートP32を“0”にし、P30を“1”にする。これにより、PNPトランジスタ68とNPNトランジスタ71が共にオンし、モータ67を上記ステップ#44とは逆方向に回転させる。この回転によってレンズ59は至近側に駆動される。
【0086】
次のステップ#46においては、ポートP23がハイレベルからローレベルになると発生する割込を起動する。以降のモータ制御は、図5(B)に示すP23割込ルーチンで行われる。次のステップ#47においては、距離環駆動中フラグLMOVFを“1”にセットする。これからはカメラがコマンド“$07”でレンズ状態を要求したときには、上記ステップ#28でアキュムレータAのビット0を「1」にセットするので、カメラに距離環駆動中を伝達することができる。
【0087】
以降、ステップ#3に戻り、カメラのコマンド待ちに入る。
【0088】
上記ステップ#44,#45で駆動を開始したレンズ59はパルス発生用櫛歯66上を移動してゆくため、動いた量に比例した回数だけオン,オフする。その信号をポートP23は受けて、オフからオンしたときに割込を発生する。これについて、図5(B)のフローチャートにより説明する。
【0089】
P23割込みが発生すると、メインの処理を中断してステップ#62を介してステップ#63からP23割込み処理を開始する。
【0090】
ステップ#63においては、FHRが正ならステップ#73へ進み、負ならばステップ#64へ進む。
【0091】
まず、負の場合について説明する。
【0092】
ステップ#64においては、レジスタFLRの値を1つ増加させる。そして、次のステップ#65において、レジスタFLRがオバーフローしたらステップ#66へ進み、そうでなければステップ#68へ進む。
【0093】
ステップ#66においては、レジスタFHRの値を1つ増加させる。そして、次のステップ#67において、レジスタFHRが「0」になったらステップ#70へ進み、そうでなければステップ#68へ進む。
【0094】
ステップ#68においては、再度、このP23割込みを設定する。そして、次のステップ#69において、この割込処理を終了し、メインの処理に戻る。
【0095】
つまり、レンズが移動するにしたがって、毎回ポートP23がオフからオンになる毎にステップ#64から#67までにより、カメラから来た2バイトの負のデータを1ずつインクリメントすることを繰り返す。そのうちに、カメラからのデータが「0」になったら、ステップ#70へ進むことになる。
【0096】
ステップ#70においては、上記ステップ#2と同様に、各出力ポートを設定し、モータ67の駆動を停止させる。又距離環駆動中フラグLMOVFをクリアする。次の、ステップ#71においては、ポートP23の割込を停止する。そして、ステップ#72において、この割込処理を終了し、図4のメインの処理に戻る。
【0097】
このようにして、カメラから指示された櫛歯パルス分だけ至近側にレンズを駆動することができた。
【0098】
次に、カメラからのデータが正の場合について説明する。
【0099】
ステップ#73においては、レジスタFLRから1つ減算する。そして、次のステップ#74において、レジスタFLRが「0」でなければステップ#68へ進み、割込を継続して行う。
【0100】
また、ステップ#75において、レジスタFHRが「0」でなければステップ#76へ進み、一方、レジスタFHR,FLRともに「0」ならばステップ#70へ進み、モータ67を停止すると共に距離環駆動を停止する。
【0101】
ステップ#76においては、FHRから1つ減算する。そして、ステップ#68へ進み、この割込を継続して行う。
【0102】
つまり、レンズが移動するにしたがって、毎回ポートP23がオフからオンになる毎にステップ#73から#76までにより、カメラから通信されて来た2バイトの正のデータを1づつデクリメントすることを繰り返す。そのうちに、カメラからのデータが「0」になったら、ステップ#70へ進むことになる。
【0103】
このようにして、カメラから指示された櫛歯パルス分だけ無限側にレンズを駆動することができる。
【0104】
そして、ステップ#72でこのP23割込みサブルーチンからメインルーチンへ戻る。
【0105】
図4に戻って、ステップ#48においては、カメラからのコマンドが“$30”ならば、通信速度切換えのコマンドなので、ステップ#49へ進む。そして、このステップ#49においては、ポートP20を“1”にする。これにより、アンドゲート74をイネーブル、アンドゲート75をディセーブルする。
【0106】
これ以降の通信完了時、RSフリップフロップ81のセット信号はディレイ回路73のディレイされた出力を用いる。このディレイについては、後で説明する。
【0107】
次のステップ#50においては、カメラからのデータが“$40”ならば、レンズ停止のコマンドなので、ステップ#51へ進み、そうでなければカメラからのコマンドは該当するものがないので無視してステップ#3へ戻り、次のコマンド待ちに入る。
【0108】
ステップ#51においては、P22=0とする。続くステップ#52においては、P22=1とする。これにより、図5(A)のステップ#58,#59と同様、カウンタ72とRSフリップフロップ81をクリアする。
【0109】
次のステップ#53においては、上記ステップ#2と同様、モータ67を停止する。そして、ステップ#54において、ポートP21の割込を許可する。続くステップ#55において、レンズ制御用マイコン58の作動を停止させる。
【0110】
ポートP21が“0”の間、レンズ制御用マイコン58は停止したままになる。カメラから新たに1バイト通信が行われると、ポートP21はハイレベルになり、レンズ制御用マイコン58はステップ#56から作動を開始する。
【0111】
ステップ#56においては、作動を開始したレンズ制御用マイコン58は上記ステップ#5で送られたコマンドを受け取り、説明した処理を再開する。
【0112】
以上でレンズ制御用マイコン58の説明を終わる。
【0113】
次に、図1に示すカメラ制御用マイコン1の動作について、図6,図7のメインフローチャート、及び、これらメインフローチャートの実行時にコールされる、図8〜図12のサブルーチンのフローチャートにより説明する。
【0114】
なお、このフローチャートにおいては、Aは演算を行うアキュムレータ、JFFはピントが合っていることを示す合焦フラグ、HCOMは装着したレンズが高速通信可能レンズであることを表すフラグ、LMOVFは距離環駆動中を示すフラグ、CLOSEFは装着したレンズの絞りが絞り込まれていることを表すフラグ、BVは被写体の輝度、EVは被写体の露出値、SVはISO感度、AVは演算した絞り値、TVは演算したシャッタ秒時、AVoは開放絞り値、AVmaxは最も絞り込める最小の絞り値、BPはベストピント補正値、Sはレンズ敏感度、PTは櫛歯ピッチを格納するそれぞれ8ビットのレジスタ、DEFはデフォーカス量、LMはレンズ駆動量を格納する16ビットレジスタ、FPは駆動櫛歯数を格納するそれぞれ16ビットレジスタ、[SB]はデータバスDBUSを通してアクセスするシリアルレジスタ45を表している。
【0115】
撮影者が不図示のレリーズ釦を半押しすると、図1に示すレリーズ第一スイッチ10がオンし、ダイオード7を通してDC/DCコンバータ2を作動させる。すると、DC/DCコンバータ2は電池3の電圧を昇圧し、ダイオード6を介してカメラ制御用マイクロコンピュータ1に電源が供給される。これにより、カメラ制御用マイクロコンピュータ1はステップ#71を介してステップ#72からの処理を開始する。
【0116】
ステップ#72においては、ポートP00をローレベルにする。これにより、ダイオード8を介してDC/DCコンバータ2がオンし、レリーズ第一スイッチ10がオフされても電源が保持されるようになる。
【0117】
次のステップ#73においては、合焦フラグJFFをクリアすると共に、各ポートを、P10=0,P11=0,P12=0,P04=0,P05=1,P06=1,P07=0,P14=0にする。前記ポートP10,P11,P12を“0”にすることにより、NPNトランジスタ25,26,27がそれぞれオフする。又ポートP05,P06を“1”にすることにより、PNPトランジスタ16,17がオフし、ポートP04,P07を“0”にすることにより、NPNトランジスタ18,19がオフし、モータ15の両端をオープンにさせる。又ポートP14を“0”にすることにより、アンドゲート33をディセーブル,インバータ32を介してアンドゲート34をイネーブルにする。また、ナンドゲート43もディセーブルにする。
【0118】
次のステップ#74においては、図8(A)に示すレンズチェックのサブルーチンをコールし、ステップ#128を介してステップ#129よりレンズチェック処理を開始する。
【0119】
ステップ#129においては、データバスDBUSを介してシフトレジスタ45にデータ“$01”を転送する。そして、次のステップ#130において、図12(C)に示すレンズ通信サブルーチンをコールし、ステップ#214を介してステップ#215からレンズチェック処理を開始する。
【0120】
図12(C)のステップ#215においては、ポートP13をチェックし、ハイレベルになるまでここで待つ。
【0121】
レンズ制御用マイコン58はリセットから制御を始め、図3のステップ#4でコールされる、カメラ通信サブルーチン内のステップ#60(図5(A)参照)でループしてコマンド通信待ちをしている。その前のステップ#58にて、RSフリップフロップ81をリセットしているので、NMOSゲート80はオフであり、従ってシリアルクロック端子89は抵抗78にてハイレベルにプルアップされているので、シリアルクロック端子89もハイレベルとなり、ステップ#216に進む。
【0122】
今、ポートP14が“0”なので、発振器30の出力の512KHzは分周器31で4分周されて128KHzになり、アンドゲート34,オアゲート35を通って、Dフリップフロップ36,41、ナンドゲート43に入る。前記Dフリップフロップ36でさらに2分周されたクロックはDフリップフロップ37に入る。ポートP15が“0”を出力していると、Dフリップフロップ37の出力もローレベルであり、従ってカウンタ38はクリア状態で、各端子Q1,Q2,Q4,Q8ともに“0”を出力であり、インバータ39がハイレベルになる。又アンドゲート40はDフリップフロップ37の出力が“0”なので“0”を出力し、インバータ42の出力が“1”,オアゲート44の出力も“1”,インバータ48の出力が“0”なので、NMOSゲート51はオフ状態になっている。
【0123】
また、ポートP14が“0”なので、ナンドゲート43が“1”を出力し、オアゲート49の出力も“1”となり、又PMOSゲート50,52,56もオフ状態にある。ノアゲート47も“0”なのでNMOSゲート53もオフ状態にある。このとき、レンズのプルアップ抵抗78,86によってシリアルクロック端子89とカメラ信号端子90はハイレベルにプルアップされている。
【0124】
ここで、ステップ#216において、ポートP15に“1”を出力すると、Dフリップフロップ37の入力がハイレベルになり、64KHzのクロックに同期して出力もハイレベルになる。すると、カウンタ38はクリアを解除され、クロックのカウントを始める。しかし、クリアされていたので端子Q8は“0”のままで、アンドゲート40の出力が“1”になる。
【0125】
インバータ42の出力が“0”、従ってオアゲート44は64KHzのクロックを出力し、インバータ48で反転され、64KHzクロックがローレベルの時にNMOSゲート51をオンにする。よって、シリアルクロック端子89は64KHzのローレベルの時、グランドにショートされ、ハイレベルのときはPMOSゲート50,NMOSゲート51ともにオフでプルアップ抵抗78によりハイレベルにプルアップされるので、64KHzクロックをオープンドレイン方式でレンズに伝達することができる。
【0126】
同時に、オアゲート44の64KHzクロックはシフトレジスタ45に入り、格納されている8ビットデータをSOUT端子から1ビットづつ出力する。インバータ42の出力が“0”なのでノアゲート47の出力は、シリアルデータの反転した値を出力し、ローレベルの時にNMOSゲート53をオン,ハイレベルの時にオフさせる。ハイレベルの時はPMOSゲート52,NMOSゲート53ともにオフで、プルアップ抵抗86によりハイレベルにプルアップされるので、カメラ信号端子にオープンドレイン方式で64KHzクロックに同期してシリアルデータを出力することができる。
【0127】
レンズはシリアルクロック端子89の信号をバッファ79を通してシフトレジスタ83に入れる。該シフトレジスタ83はクロックに同期して8ビットデータをカメラからバッファ84を通して取り込み、同時にレンズデータをSOUTから出力し、インバータ85,NMOSゲート87を通してレンズ信号端子91に出力する。
【0128】
カメラは、同様にバッファ46を通してSINからレンズのシリアルデータをシフトレジスタ45に取り込む。
【0129】
次のステップ#217においては、カウンタ38のQ8端子が“1”になるまで待つ。64KHzクロックが8発カウントされると、カウンタ38のQ8端子の出力が“1”に変る。その結果、アンドゲート40が“0”、インバータ42の出力が“1”になり、オアゲート44の出力はクロックの伝達を停止して“1”になる。又インバータ48,ノアゲート47を通してNMOSゲート51,53はオフ状態になる。この時、64KHzクロックは8発分、シリアルクロック端子89を通して出力して止まり、カメラのシフトレジスタ45とレンズのシフトレジスタ83の8ビットデータが交換されたことになる。
【0130】
このようにして、従来通りのオープンドレイン方式でレンズとカメラが通信することができる。
【0131】
ここにおいては、カメラのシフトレジスタに“$01”が入っていたので、レンズのシフトレジスタ83に“$01”に転送されたことになる。レンズはカウンタ72が64KHzをカウントし、8発目でQ8端子が“1”を出力し、ポートP20が“0”なので、アンドゲート75,オアゲート77を通して、RSフリップフロップ81をセット、NMOSゲート80をオンにして、シリアルクロック端子89をグランドにショートする。
【0132】
同時にポートP21をハイレベルにするので、レンズ制御用マイコン58は、ステップ#60からステップ#61に進む。RSフリップフロップ81の出力はレンズのポートP22が“0”を出力するまで“1”のままになる。したがって、シリアルクロック端子89もローレベルのまま、レンズ制御用マイコン58がビジーであることを伝達する。レンズ制御用マイコン58は、ステップ#5で“$01”を取り込み、ステップ#6でステップ#7に分岐する。
【0133】
次のステップ#218においては、ポートP15を“0”にして、カウンタ38をクリアする。そして、ステップ#219において、このサブルーチンをリターンし、図8(A)のメインのルーチンに戻る。
【0134】
図8(A)に戻って、ステップ#131においては、シフトレジスタ45に0を設定する。そして、次のステップ#132において、再度、レンズ通信をコールする。
【0135】
今度は、シリアルクロック端子89がローレベルなので、ステップ#215でハイレベルになるまでループして待つ。レンズが処理を終わって次のカメラ通信サブルーチンでポートP22が0を出力し、シリアルクロック端子89aはプルアップ抵抗78によりハイレベルにされ、ビジーが解除される。そこでステップ#216へ進み、次のシリアル通信を行う。
【0136】
このようにして、レンズ処理中はカメラに通信を待たせることができる。
【0137】
今度は、レンズ制御用マイコン58はステップ#7でシフトレジスタ83に“$AA”を設定しているので、1バイトシリアル通信するとカメラのシフトレジスタ45には“$AA”が入っている。
【0138】
次のステップ#133においては、アキュムレータAにシフトレジスタ45の受信したデータを取り込む。そして、ステップ#134において、図6のメインのルーチンに戻る。
【0139】
図6に戻って、ステップ#75においては、アキュムレータAと“$AA”を比較する。
【0140】
上述したようにレンズとの通信ができれば、アキュムレータAは“$AA”なのでステップ#78へ進むが、もしレンズ装着されていなかったり、レンズ制御用マイコン58が作動していない場合には、アキュムレータAには、“$AA”以外のデータが入る。例えば、レンズ装着していない時には、レンズ信号端子91はオープンなので、プルアップ抵抗54でハイレベルになるから、シフトレジスタ45には“$FF”のデータが入る。このような場合はステップ#76へ分岐することになる。
【0141】
また、故障などでシリアルクロック端子89aがグランドにショートされているような場合、レンズにシリアルクロックが転送されず、レンズ信号端子91はハイレベル、あるいはローレベルのままになる。したがって、データが“$00”になるので、ステップ#76へ分岐する。
【0142】
ステップ#76においては、ポートP00に“1”を出力し、DC/DCコンバータ2の出力を停止する。そして、次のステップ#77において、異常状態なので、カメラ制御用マイコン1の作動を停止させる。
【0143】
また、ステップ#78においては、図10に示すレンズ状態読込みのサブルーチンをコールし、ステップ#170を介してステップ#171よりレンズ状態の読込みを開始する。
【0144】
ステップ#171においては、[SB]=$07とする。そして、次のステップ#172において、レンズにレンズ状態読込みコマンドである“$07”を送信する。次いで、ステップ#173において、[SB]=$00とする。続くステップ#174においては、レンズから1バイトデータを受け取る。そして、ステップ#175において、アキュムレータAにシフトレジスタ45のデータを取り込む。
【0145】
次のステップ#176においては、アキュムレータAのビット0をチェックし、すなわちA&$01を判別する。この結果、“1”ならばステップ#177へ進み、“0”ならばステップ#178へと進む。
【0146】
ステップ#177においては、フラグLMOVFに“1”を立てる。一方、ステップ#178においては、フラグLMOVFに“0”を入れる。
【0147】
このようにして、ステップ#176,177,178において、アキュムレータAのビット1の状態に従ってフラグLMOVFがセットされる。このビットは、上記ステップ#27,#28で設定された距離環駆動中の情報である。
【0148】
次のステップ#179においては、A&$02を判別する。この結果、“1”ならばステップ#180へ進み、“0”ならばステップ#181へと進む。
【0149】
ステップ#180においては、CLOSEF=1とする。また、ステップ#181においては、同様に、アキュムレータAのビット1の情報でフラグCLOSEFをセットする。これは、ステップ#25,26で設定された絞り開放スイッチ63の状態を表すビットである。
【0150】
次のステップ#182においては、A&$80を判別する。この結果、“1”ならばステップ#183へ進み、“0”ならばステップ#184へと進む。
【0151】
ステップ#183においては、HCOM=1とする。また、ステップ#184においては、同様に、アキュムレータAのビット7の情報でフラグHCOMをクリアする。これは、ステップ#24で設定された高速通信可能レンズを表すビットである。
【0152】
ステップ#185においては、図6のメインルーチンへ戻る。
【0153】
再び図6において、ステップ#79においては、フラグHCOMの状態を調べて、“1”つまり高速通信可能レンズならばステップ#80へ進み、従来の高速通信できないレンズならばステップ#82へ進む。
【0154】
次のステップ#80においては、図12(A)に示す通信切換えのサブルーチンをコールし、ステップ#206を介してステップ#207より通信切換え処理を開始する。
【0155】
ステップ#207においては、[SB]=$30とする。そして、次のステップ#208において、レンズに“$30”のコマンドを送信する。レンズ制御用マイコン58はコマンド“$30”を受信して、図4のステップ#49でポートP20に“1”を出力する。続くステップ#209において、図6のメインのルーチンへ戻る。
【0156】
再び図6において、ステップ#81においては、ポートP14に“1”を出力する。この結果、インバータ32の出力がローレベルに、アンドゲート33がイネーブルになるので、発振器30の512KHzがアンドゲート33,オアゲート35を通ってDフリップフロップ36に入り、シリアル通信のクロックレートは、64KHzから256KHzに切り替わる。さらに、ナンドゲート43がイネーブルになる。
【0157】
次のステップ#82においては、図8(B)に示すAVo読込みのサブルーチンをコールし、ステップ#135を介してステップ#136よりAVo読込み処理を開始する。
【0158】
ステップ#136においては、[SB]=$02とする。そして、次のステップ#137において、コマンド“$02”をレンズに送信する。
【0159】
このとき、図12(C)のステップ#216でポートP15を“1”にすると、今度はポートP15が“1”なので、Dフリップフロップ37は256KHzのクロックでラッチし、“1”を出力する。カウンタ38のQ8端子の出力は、クリアを解除されても“0”なので、アンドゲート40の出力は“1”になる。Dフリップフロップ41は512KHzのクロックが入っているので、256KHzの半クロック分遅れて“1”にラッチされる。ナンドゲート43のDフリップフロップ41とポートP15は“1”、従って、512KHzと256KHzとナンドした結果を出力する。
【0160】
つまり、図13のタイミングチャートに示したように、シリアルクロックのハイレベルの期間の前半の時間だけ、ローレベルを出力する。
【0161】
オアゲート44の出力であるシリアルクロックがローレベルの時には、NMOSゲート51がオンになり、シリアルクロック端子89をローレベルに引き落とす。
【0162】
シリアルクロックがハイレベルになると、ナンドゲート43がローレベルになるので、PMOSゲート50がオンになり、シリアルクロック端子89を電源に接続する。シリアルクロックがハイレベルの期間の前半を過ぎると、PMOSゲート50がオフし、シリアルクロック端子89は、プルアップ抵抗78でのみハイレベルにプルアップされる。
【0163】
このようにして、シリアルクロック端子89の立ち上がりのみPMOSゲートでハイレベルにすることで、立ち上がり時間を高速化することができる。
【0164】
シリアルクロックが8発転送されると、カウンタ38のQ8端子が“1”を出力し、インバータ39を通してアンドゲート40の出力が“0”になる。しかし、Dフリップフロップ41は半クロック分遅れるので、PMOSゲート50は最後の立ち上がりの半クロック分までオンにして、シリアルクロック端子89を立ち上げる。
【0165】
レンズ側においては、カウンタ72がシリアルクロックを8発カウントし、8発目でQ8端子を“1”にするが、ポートP20が“1”なので、ディレイ回路73がシリアルクロックの半クロック分以上信号を遅らせて出力し、アンドゲート74,オアゲート77を通してRSフリップフロップ81をセットし、シリアルクロック端子89をローレベルに引き下げるので、PMOSゲート50とNMOSゲート80は同時にオンすることなく、電源,グランドのショートが起きることはない。
【0166】
また、シリアルクロック端子89が事故でグランドにショートしている場合には、ステップ#75から#76へ進むので、PMOSゲート50はオンにならず、電源,グランドのショートが起きることはない。
【0167】
このようにして、電源,グランドのショートの危険なく、CMOS方式で高速に通信することが可能になった。
【0168】
カメラ信号端子90もノアゲート47がシリアルデータの反転した値を出力し、シリアルデータが“1”の時のみ、ナンドゲート43の出力のオアゲート49から同様なタイミングでPMOSゲート52が立ち上がり半クロック分オンになるので、CMOS方式で高速に通信することが可能になる。
【0169】
レンズ信号端子91については、PMOSゲート56をオンすることで立ち上がり半クロック分抵抗54と55がパラにプルアップすることができ、高速に立ち上げることが可能になる。
【0170】
また、従来の高速通信できないレンズにおいては、ステップ#79から#82に進むので、ポートP14が“1”にならない。したがって、CMOS方式の高速通信に切り換わることなく、従来の低速なオープンドレイン方式のまま通信を行うことになる。
【0171】
図8(B)に戻って、ステップ#138においては、[SB]=$00とする。そして、次のステップ#139において、レンズ通信する。次いで、ステップ#140において、AVo=[SB]とする。つまり、同様にレンズに1バイトシリアル通信し、開放絞り値をレンズから受け取り、AVoレジスタに収納する。そして、ステップ#141において、図6のメインルーチンに戻る。
【0172】
再び図6において、ステップ#83においては、同様にAVmax読込みのサブルーチンをコールし、図8(C)に示す様に、ステップ#142から#148までにおいて、レンズへ“$03”のコマンドを送信し、レンズから最小絞り値を受信して、AVmaxレジスタに格納する処理を行う。
【0173】
次のステップ#84から#95までは、プログラム露出のシャッタ秒時,絞り値を求めるルーチンである。
【0174】
ステップ#84においては、フォトダイオード20を用いて被写体の輝度を測光し、そのアナログ値をA/D変換器23を介してデータバスDBUSから取り込み、BVレジスタに読み込む。そして、次のステップ#85において、測光値BVに不図示のISO設定手段より設定されたフィルム感度値SVを加え、EVレジスタに格納する。続くステップ#86においては、演算絞り値AVをEV/2として求める。
【0175】
次のステップ#87においては、演算絞り値AVが開放絞り値AVoより小さいか否かを判別し、大きければ次のステップ#89へ進み、小さければステップ#88へ進んでここで演算絞り値AVを開放絞り値AVoにし、ステップ#89へ進む。
【0176】
次のステップ#89においては、演算絞り値AVが最小絞り値AVmaxより小さいか否かを判別し、大きければ次のステップ#91へ進み、小さければステップ#90へ進んでここで演算絞り値AVを最小絞り値AVmaxにし、ステップ#91へ進む。
【0177】
次のステップ#91においては、シャッタ秒時TVを「EV−AV」により求める。そして、次のステップ#92において、シャッタ秒時TVが1/500であるか判別し、そうでなければ次のステップ#94へ進み、そうであればステップ#93へ進んでここで「TV=1/500」を設定する。
【0178】
次のステップ#94においては、シャッタ秒時TVが1秒か否かを判別し、そうでなければ図7のステップ#96進み、そうであればステップ#95へ進んでここで「TV=1s」とする。つまり、シャッタ秒時を1/500秒から1秒の間に制限する。
【0179】
このようにして、プログラム露出のシャッタ秒時,絞り値が演算される。
【0180】
次の図7に示すステップ#96から#109までは、自動焦点合せのルーチンである。
【0181】
ステップ#96において、合焦フラグJFFが立っているか否かを判別する。この時点では立っていないのでステップ#97へ進み、上記ステップ#78と同様にレンズ状態を読み込む。次のステップ#98においては、距離環駆動中フラグLMOVFをチェックするが、初めは動いていないのでステップ#99へ進む。
【0182】
ステップ#99においては、CCD57から像データをデータバスDBUSを通して読込み、公知の測距演算を行ってデフォーカス量を求め、レジスタDEFに格納する。そして、ステップ#100において、BP読込みのサブルーチンをコールし、図9(A)に示す様に、レンズへ“$04”を送信し、レンズからベストピント補正値を受信して、これをレジスタBPに読み込む。
【0183】
次のステップ#101においては、演算したデフォーカス量をベストピント補正値で補正する。そして、ステップ#102において、デフォーカス量が「0」に近ければ合焦と判定してステップ#109へ進むが、ここではデフォーカス量があるとしてステップ#103へ進むものとする。
【0184】
ステップ#103においては、レンズの敏感度を読込み、レジスタSに格納する。次のステップ#104においては、デフォーカスを敏感度で割ったレンズ駆動量LMを求める。続くステップ#105においては、レンズの櫛歯ピッチを読込み、レジスタPTに格納する。そして、次のステップ#106において、レンズ駆動量を櫛歯ピッチで割った、駆動ピッチ数FPを求める。
【0185】
次のステップ#107においては、図11(C)に示すレンズ駆動送信のサブルーチンをコールし、ステップ#198を介してステップ#199よりレンズ駆動送信を開始する。
【0186】
ステップ#199においては、[SB]=$20とする。そして、次のステップ#200において、レンズに距離環駆動コマンドを送信する。続くステップ#201においては、[SB]=FP/256とする。そして、次のステップ#202において、櫛歯ピッチ数FPを256で割ることで上位バイトを求め、レンズに送信する。続くステップ#203においては、[SB]=FPmod256、つまり櫛歯ピッチ数FPを256で割ったあまりで下位バイトを求め、次のステップ#204においてこれをレンズに送信して、図7のメインルーチンに戻る。
【0187】
このデータを受信すると、レンズ制御用マイコン58は、図4に示したステップ#43から#46までにより距離環の駆動を開始し、ステップ#47でLMOVFフラグに“1”を立てる。
【0188】
次のステップ#108においては、撮影者がレリーズ釦の第一ストロークを保持している間は、レリーズ第一スイッチ10はオンなのでステップ#74へ戻り、ステップ#74から#97までを実行する。
【0189】
そして、ステップ#98においては、距離環が駆動してフラグLMOVFが“1”になっているのでステップ#108へ進み、距離環駆動が終わるまでステップ#74から#97までを繰り返し実行する。
【0190】
レンズが送信した櫛歯数FPだけ距離環駆動すると、モータ67にブレーキを掛けてLMOVFフラグをクリアする。従って、ステップ#98からステップ#99へ再度分岐する。
【0191】
このようにして繰り返し測距演算とレンズ距離環駆動を行っていると、デフォーカスが「0」に近くなるので、ステップ#102からステップ#109へ分岐し、ここで合焦フラグJFFに“1”をセットし、レンズ距離環が合焦位置にあると判定する。
【0192】
すると、ステップ#96で今度はステップ#110へ分岐する。そして、このステップ#110において、レリーズ第二スイッチ12の状態を判定し、オフならばステップ#108へ進み、撮影者が、レリーズ釦の第一ストロークを保持している間、前述したステップ#74から#96,#110,#108を繰り返し実行する。このとき、撮影者がレリーズ釦をさらに押し込むとレリーズ第二スイッチ12がオンになり、ステップ#110からステップ#111に分岐する。
【0193】
ステップ#111においては、各ポートを、P10=1,P11=1,P12=1として、NPNトランジスタ25,27,29をオンにし、緊定解除マグネット24,シャッタ先幕マグネット26,シャッタ後幕マグネット28に通電する。この様に緊定解除マグネット24に通電することで、不図示のミラー機構が跳ね上げを開始し、同時にシャッタの緊定を解除する。
【0194】
次のステップ#112においては、図11(A)に示すレンズ絞り込みのサブルーチンをコールし、ステップ#186を介してステップ#187よりレンズの絞り込み通信を開始する。
【0195】
ステップ#187においては、[SB]=$10とする。そして、ステップ#188において、絞り込みコマンドを送信する。次のステップ#189においては、[SB]=AV−AVoとし、続くステップ#190において、レンズ通信する。つまり、演算した絞り値AVから開放絞り値AVoを引いた差分の絞り込み段数をレンズに送信する。
【0196】
レンズ制御用マイコン58は、このデータを絞り駆動回路61に出力し、絞り込みを行わせる。
【0197】
そして、ステップ#191において、図7のメインルーチンへ戻る。
【0198】
図7のステップ#113においては、ポートP10を“0”にする。そして、次のステップ#114において、図10に示したレンズ状態読込みを開始し、続くステップ#115において、絞り開放スイッチ63がオンになったか否かを判別する。この動作は、レンズ状態を読込み、絞り開放スイッチ63がオンになるまで繰り返し行われる。
【0199】
ステップ#116においては、シャッタ先幕マグネット26の通電をオフすることでシャッタ先幕を走行させる。そして、ステップ#117において、演算したシャッタ秒時TVに相当する時間待つ。次いでステップ#118において、シャッタ後幕マグネット28の通電をオフすることでシャッタ後幕を走行させる。次のステップ#119においては、絞り込み通信とほぼ同様にして、レンズ制御用マイコン58に絞り込み量「0」を送信する。絞り駆動回路61はこのデータを受けて絞りを開放に戻す。
【0200】
次のステップ#120においては、ポートP05を“0”に、P07を“1”にし、PNPトランジスタ16とNPNトランジスタ19をオンにして、モータ15を駆動させる。モータ15が駆動されることで、不図示のフィルム巻き上げ、シャッタチャージが実行される。
【0201】
ステップ#121においては、巻き上げ完了スイッチ14がオンになるまで、このステップ#121をループして待つ。
【0202】
次のステップ#122においては、巻き上げ完了スイッチ14がオンになったのでフィルム巻き上げ,シャッタチャージが完了したことから、ポートP05とP04をそれぞれ“1”にし、PNPトランジスタ16をオフに、NPNトランジスタ18,19をオンにして、モータ15の両端を接地して該モータ15の駆動を停止させる。
【0203】
次のステップ#123においては、ブレーキ時間である10msの間、このステップで待機する。そして、次のステップ#124において、ポートP04を“0”に、P07を“0”にし、NPNトランジスタ18,19をオフにしてステップ#74へ戻る。
【0204】
このようにして、フィルムの露光と巻き上げの一連の処理を説明した。
【0205】
撮影が終了し、レリーズ釦から手を離すとレリーズ第一スイッチがオフになり、ステップ#108でステップ#125へ分岐する。
【0206】
ステップ#125においては、レンズ制御用マイコン58にコマンド“$40”を送信する。すると、ステップ#51から#55でレンズ制御用マイコン58は作動を停止する。
【0207】
次のステップ#126においては、DC/DCコンバータ2の通電を停止する。そして、ステップ#127において、カメラ制御用マイコン1の作動を停止する。
【0208】
この後、再度レリーズ釦を押すと、またカメラ制御用マイコン1はリセットから作動を開始し、レンズに1バイト通信すると、レンズ制御用マイコン58はステップ56から再度作動を開始する。
【0209】
以上で一連の動作説明を終わる。
【0210】
(発明と実施の形態の対応)
請求項1において、第1の通信方式で情報を交換する手段は、図1のカメラ制御用マイコン1のポートP14が“0”の時の、Dフリップフロップ36,37、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、オアゲート44、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47で構成される回路であり、第2の通信方式で情報を交換する手段は、ポートP14が“1”の時の、Dフリップフロップ36,37,41、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、ナンドゲート43、オアゲート44,49、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47、PMOSゲート50,52で構成される回路である。
【0211】
また、第1の通信方式で情報を交換し、装着された交換レンズが第2の通信方式を持つかどうかを判別する手段は、図6のステップ#79を実行する部分に相当し、上記判別手段により、第2の通信方式を持つと判別されると、第2の通信方式に切り換えることは、図6のステップ#81に相当する。
【0212】
請求項2において、オープンドレイン方式の通信を行う手段は、図1のカメラ制御用マイコン1のポートP14が“0”の時の、Dフリップフロップ36,37、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、オアゲート44、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47で構成される回路であり、CMOS方式の通信を行う手段は、ポートP14が“1”の時の、Dフリップフロップ36,37,41、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、ナンドゲート43、オアゲート44,49、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47、PMOSゲート50,52で構成される回路である。
【0213】
請求項3において、第1の通信方式で情報を交換するオープンドレイン方式の通信手段は、図1のカメラ制御用マイコン1のポートP14が“0”の時の、Dフリップフロップ36,37、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、オアゲート44、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47で構成される回路であり、第2の通信方式で情報を交換する、通信クロックの半周期より短い時間だけCMOS駆動するオープンドレイン方式の通信手段は、ポートP14が“1”の時の、Dフリップフロップ36,37,41、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、ナンドゲート43、オアゲート44,49、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47、PMOSゲート50,52で構成される回路である。
【0214】
また、第1の通信方式で情報を交換し、装着された交換レンズが、第2の通信方式を持つかどうかを判別する手段は、図6のステップ#79を実行する部分に相当し、上記判別手段により、第2の通信方式を持つと判別されると、第2の通信方式に切り換えることは、図6のステップ#81に相当する。
【0215】
請求項4において、第1の通信方式で情報を交換する手段は、図1のカメラ制御用マイコン1のポートP14が“0”の時の、Dフリップフロップ36,37、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、オアゲート44、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47で構成される回路であり、第2の通信方式で情報を交換する手段は、ポートP14が“1”の時の、Dフリップフロップ36,37,41、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、ナンドゲート43、オアゲート44,49、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47、PMOSゲート50,52で構成される回路である。
【0216】
また、第1の通信方式で情報を交換し、第2の通信方式を持つかどうかをカメラに伝達する手段は、図4のステップ#24から#30を実行する部分であり、第1の通信方式で受けたカメラからの情報で、第2の通信方式に切り換えることは、図4のステップ#48,49と図2のディレイ回路73、アンドゲート74,75、インバータ76に相当する。
【0217】
請求項5において、オープンドレイン方式の通信を行う手段は、図1のカメラ制御用マイコン1のポートP14が“0”の時の、Dフリップフロップ36,37、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、オアゲート44、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47で構成される回路であり、CMOS方式の通信を行う手段は、ポートP14が“1”の時の、Dフリップフロップ36,37,41、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、ナンドゲート43、オアゲート44,49、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47、PMOSゲート50,52で構成される回路である。
【0218】
請求項6において、第1の通信方式で情報を交換するオープンドレイン方式の通信手段は、図1のカメラ制御用マイコン1のポートP14が“0”の時の、Dフリップフロップ36,37、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、オアゲート44、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47で構成される回路であり、第2の情報を交換する通信クロックの半周期より短い時間だけCMOS駆動するオープンドレイン方式の通信手段は、ポートP14が“1”の時の、Dフリップフロップ36,37,41、カウンタ38、インバータ39,42,48、アンドゲート40、ナンドゲート43、オアゲート44,49、NMOSゲート51,53、シフトレジスタ45、ノアゲート47、PMOSゲート50、52で構成される回路である。
【0219】
また、第1の通信方式で情報を交換し、第2の通信方式を持つかどうかをカメラに伝達する手段は、図4のステップ#24から#30を実行する部分であり、第1の通信方式で受けたカメラからの情報で、第2の通信方式に切り換えることは、図4のステップ#48、#49と図2のディレイ回路73、アンドゲート74,75、インバータ76に相当する。
【0220】
以上が実施の形態の各構成と本発明の各構成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればどのようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0221】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来の通信方式と互換性を失うことなく新しい通信方式を導入し、カメラとレンズ間の通信を高速化できるものである。
【0222】
また、本発明によれば、オープンドレイン通信との互換性を失うことなく、又CMOS方式の欠点である電源とグランドの短絡といった危険性の無い、新しい通信方式を導入し、カメラとレンズ間の通信を高速化できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラ側の要部構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るレンズ側の要部構成を示す回路図である。
【図3】図1のカメラ制御用マイコンの動作の一部を示すフローチャートである。
【図4】図3の動作の続きを示すフローチャートである。
【図5】図3及び図4でコールされるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図2のレンズ制御用マイコンの動作の一部を示すフローチャートである。
【図7】図6の動作の続きを示すフローチャートである。
【図8】図6及び図7でコールされるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】同じく図6及び図7でコールされるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】同じく図6及び図7でコールされるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図11】同じく図6及び図7でコールされるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】同じく図6及び図7でコールされるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の一形態におけるタイミングチャートである。
【図14】従来のカメラとレンズの接続について説明する為の一例を示す回路図である。
【図15】図11の構成における問題点を説明する為の図タイミングチャートである。
【図16】従来のカメラとレンズの接続について説明する為の他の例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 カメラ制御用マイコン
36,37 Dフリップフロップ
38 カウンタ
39,42,48 インバータ
40 アンドゲート
43 ナンドゲート
44 オアゲート
45 シフトレジスタ
47 ノアゲート
50,52 PMOSゲート
51,53 NMOSゲート
Claims (6)
- 情報を交換する第1の通信方式を持つ交換レンズ、又は、情報を交換する前記第1の通信方式と第2の通信方式を持つ交換レンズを装着可能とするカメラであって、
前記第1の通信方式で情報を交換する手段と、前記第2の通信方式で情報を交換する手段と、前記第1の通信方式で情報を交換し、装着された交換レンズが前記第2の通信方式を持つ交換レンズであるか否かと、交換レンズとの通信端子がグランドに短絡しているか否かを判別する判別手段とを設け、
まず前記第1の通信方式の状態にしておき、前記判別手段により、装着された交換レンズは前記第2の通信方式を持つものであり、かつ前記通信端子はグランドに短絡していないことが判別された場合に、通信手段として前記第2の通信方式に切り換えて当該第2の通信方式で情報を交換する手段側に切り換えることを特徴とするカメラ。 - 前記第1の通信方式はオープンドレイン方式であり、前記第2の通信方式はCMOS方式であることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 情報を交換する、オープンドレイン方式の第1の通信方式で通信可能な交換レンズ、又は、情報を交換する、通信クロックの半周期より短い時間だけCMOS方式で駆動するオープンドレイン方式の第2の通信方式で通信可能な交換レンズが装着されるカメラであって、
前記第1の通信方式で情報を交換する手段と、前記第2の通信方式で情報を交換する手段と、前記第1の通信方式で情報を交換し、装着された交換レンズが前記第2の通信方式を持つ交換レンズであるか否かと、交換レンズとの通信端子がグランドに短絡しているか否かを判別する判別手段とを設け、
まず前記第1の通信方式の状態にしておき、前記判別手段により、装着された交換レンズは前記第2の通信方式を持つものであり、かつ前記通信端子はグランドに短絡していないことが判別された場合に、通信手段として前記第2の通信方式に切り換えて当該第2の通信方式で情報を交換する手段側に切り換えることを特徴とするカメラ。 - 第1の通信方式と第2の通信方式でカメラと情報を交換する交換レンズであって、
カメラと前記第1の通信方式で情報を交換し、前記第2の通信方式を持つかどうかをカメラに伝達する手段を設け、
前記第1の通信方式の状態にて、交換レンズは前記第2の通信方式を持つものであり、かつ交換レンズとの通信端子はグランドに短絡していないことを判別したカメラから、前記第1の通信方式での情報を受けた場合に、前記第2の通信方式に切り換えることを特徴とする交換レンズ。 - 前記第1の通信方式はオープンドレイン方式であり、前記第2の通信方式はCMOS方式であることを特徴とする請求項4記載の交換レンズ。
- オープンドレイン方式の第1の通信方式、及び、通信クロックの半周期より短い時間だけCMOS方式で駆動するオープンドレイン方式の第2の通信方式でカメラと情報を交換する交換レンズであって、
カメラと前記第1の通信方式で情報を交換し、前記第2の通信方式を持つかどうかをカメラに伝達する手段を設け、
前記第1の通信方式の状態にて、交換レンズは前記第2の通信方式を持つものであり、かつ交換レンズとの通信端子はグランドに短絡していないことを判別したカメラから、前記第1の通信方式での情報を受けた場合に、前記第2の通信方式に切り換えることを特徴とする交換レンズ。
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