JP3651403B2

JP3651403B2 - Communication device

Info

Publication number: JP3651403B2
Application number: JP2001079890A
Authority: JP
Inventors: 進千田
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 2001-03-21
Filing date: 2001-03-21
Publication date: 2005-05-25
Anticipated expiration: 2021-03-21
Also published as: JP2002281113A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歌曲や楽曲などのメロディデータを再生音として発生させる機能を備えたファクシミリ装置や携帯型電話機などの通信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
たとえば、ファクシミリ装置には、歌曲や楽曲などのメロディデータをメモリに記憶しておき、着信や保留の際にメロディデータに基づいて着信音や保留音を発生させる機能がある。この種の機能を備えたファクシミリ装置では、着信音や保留音などの用途に応じて異なる歌曲や楽曲を発生させることができ、ユーザにとっては便利な機能が提供されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ファクシミリ装置にて発生する着信音や保留音などは、互いに曲調が異なっていた方がユーザにとって好ましいとされるが、一つのメロディデータに基づいて曲調自体を変更できるファクシミリ装置は従来において無かった。ここで言う曲調とは、歌曲や楽曲などのテンポ、音階、音符（音長）、音量あるいは再生箇所などによって決まる曲の調子を意味する。
【０００４】
たとえば、着信音については、比較的短い再生時間とされることから速いテンポで軽快感があり曲のメインフレーズだけ聴ければ良いとされ、また、音源となるスピーカの性能に左右されることなく各音階をバランス良く聴きたいという要請がある。一方、保留音については、再生時間が長くなることもあることからスローテンポで落ち着いた感じの比較的演奏時間の長い曲が良いとされ、また、保留音が電気信号として相手先へと伝えられる際に伝送損失が生じるが、その相手先に対して各音階をバランス良く聴かせたいという要請がある。
【０００５】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、各種の動作モードに際して同じメロディデータを用いても、各動作モードに相応した再生音を発生させることができる通信装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載した発明の通信装置は、メモリに記憶されたメロディデータに含まれるテンポ情報、音階情報、音符情報、音量のうちのいずれかに変化を加えて可聴信号を生成し、この可聴信号に基づいて再生音を発生させる機能を備えた通信装置であって、前記メロディデータを着信音として再生する場合、再生音が速いテンポの音階バランスの取れた曲調で再生されるように、前記テンポ情報を速くするとともに、前記音階情報の所定の低音域の音階の音量を他の音域の音階の音量よりも大きくする再生音制御手段を有することを特徴とする。
【０００７】
このような通信装置によれば、メロディデータに含まれるテンポ情報を速くするとともに、音階情報の所定の低音域の音階の音量を他の音域の音階の音量よりも大きくするように変化を加えて着信音が生成されるので、比較的短い再生時間とされる着信音を、たとえば速いテンポで各音階のバランスがとれた曲調としてスピーカから発生させることができる。
【０００８】
【０００９】
【００１０】
さらに、請求項２に記載した発明の通信装置は、メモリに記憶されたメロディデータに含まれるテンポ情報、音階情報、音符情報、音量のうちのいずれかに変化を加えて可聴信号を生成し、この可聴信号に基づいて再生音を発生させる機能を備えた通信装置であって、前記メロディデータを保留音として再生する場合、再生音が遅いテンポの音階バランスの取れた曲調で再生されるように、前記テンポ情報を遅くするとともに、前記音階情報の伝送損失の大きい所定の音階の音量を他の音階の音量よりも大きくする再生音制御手段を有することを特徴とする。
【００１１】
このような通信装置によれば、メロディデータに含まれるテンポ情報を遅くするとともに、音階情報の伝送損失の大きい所定の音階の音量を他の音階の音量よりも大きくするように変化を加えて保留音が生成されるので、再生時間が長くなることもある保留音を、たとえばスローテンポで各音階のバランスがとれた曲調として相手先に伝えることができる。
【００１２】
また、請求項３に記載した発明の通信装置は、メモリに記憶されたメロディデータに含まれるテンポ情報、音階情報、音符情報、音量のうちのいずれかに変化を加えて可聴信号を生成し、この可聴信号に基づいて再生音を発生させる機能を備えた通信装置であって、前記メロディデータをアラーム音として再生する場合、再生音が速いテンポの音階バランスの取れた曲調でかつ大音量で再生されるように、前記テンポ情報を速くするとともに、前記音階情報の所定の低音域の音階の音量を他の音域の音階の音量よりも大きくし、かつ、前記音量を大きくする再生音制御手段を有することを特徴とする。
【００１３】
このような通信装置によれば、メロディデータに含まれるテンポ情報を速くするとともに、音階情報の所定の低音域の音階の音量を他の音域の音階の音量よりも大きくし、かつ、音量を大きくするように変化を加えてアラーム音が生成されるので、定時になったことを知らせるためのアラーム音を、たとえば速いテンポで各音階のバランスがとれた曲調としてスピーカから発生させることができる。
【００１４】
さらに、請求項４に記載した発明の通信装置は、請求項１ないし３のいずれかに記載の通信装置であって、前記再生音制御手段は、前記メロディデータを着信音として再生する場合は、前記メロディデータのメインフレーズの部分を繰り返し再生し、前記メロディデータを保留音又はアラーム音として再生する場合は、前記メロディデータの全体を繰り返し再生する。
【００１５】
このような通信装置によれば、請求項１ないし３のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、たとえば着信音としては、ある曲のメインフレーズだけを繰り返し発生させる一方、保留音又はアラーム音としては、同じ曲でも全フレーズにわたって発生させることができる。
【００１６】
また、請求項５に記載した発明の通信装置は、請求項１ないし４のいずれかに記載の通信装置であって、前記再生音制御手段は、前記着信音、保留音及びアラーム音の各用途に応じて再生時のエフェクトを変更する。
【００１７】
このような通信装置によれば、請求項１ないし４のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、着信音、保留音及びアラーム音の各用途に応じて異なるエフェクト（音響効果）をもって再生音を発生させることができる。
【００１８】
さらに、請求項６に記載した発明の通信装置は、請求項１ないし５のいずれかに記載の通信装置であって、通信回線を介したダウンロードにより外部から前記メロディデータを取得し、そのメロディデータを前記メモリに記憶させるメロディデータ取得手段を有する。
【００１９】
このような通信装置によれば、請求項１ないし５のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、たとえばインターネット上のウェブサーバからダウンロードによりメロディデータを取得し、そうしたメロディデータの複数をメモリに蓄積しておくことができる。
【００２０】
また、請求項７に記載した発明の通信装置は、請求項１ないし６のいずれかに記載の通信装置であって、画像情報を表示可能な表示手段を備え、前記再生音制御手段は、前記再生音の発生中、その再生音の元となる前記メロディデータに基づく音符画像情報を生成し、この音符画像情報を前記表示手段に表示させる。
【００２１】
このような通信装置によれば、請求項１ないし６のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、メロディデータに基づく再生音の発生とともに、その再生音によって聴こえる曲を音符によるイメージとして表示することができる。
【００２２】
【００２３】
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して説明する。
【００２５】
図１は、本発明に係る通信装置の一実施形態として、ファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。この図に示すように、本発明に係るファクシミリ装置は、ＣＰＵ１０、ＮＣＵ１１、ＲＡＭ１２、モデム１３、Ｄ／Ａコンバータ１３ａ、増幅器１３ｂ、スピーカ１３ｃ、ＲＯＭ１４、ＮＶＲＡＭ（不揮発性ＲＡＭ：Non-Volatile RAM）１５、ゲートアレイ１６、コーデック１７、ＤＭＡＣ１８、読取部２１、印刷部２２、操作部２３、および表示部２４などを具備して概略構成されている。ＣＰＵ１０、ＮＣＵ１１、ＲＡＭ１２、モデム１３、ＲＯＭ１４、ＮＶＲＡＭ１５、ゲートアレイ１６、コーデック１７、およびＤＭＡＣ１８は、バス線２７により相互に接続されている。バス線２７には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ１６には、読取部２１、印刷部２２、操作部２３、および表示部２４が接続されている。ＮＣＵ１１には、公衆電話回線２８が接続されている。また、モデム１３には、Ｄ／Ａコンバータ１３ａおよび増幅器１３ｂを介してスピーカ１３ｃが接続されている。
【００２６】
ＣＰＵ１０は、ファクシミリ装置全体の動作を制御する。ＮＣＵ１１は、公衆電話回線２８に接続されて網制御を行う。ＲＡＭ１２は、ＣＰＵ１０の作業領域や各種データのバッファ領域などを提供する。このＲＡＭ１２は、後述するメロディデータを可聴信号に変換するデータ処理などに際して用いられるほか、文字や記号などを画面上に表示する際にこれらのデータを展開するためのテキストＶＲＡＭ（Video RAM ）や、その他のグラフィックパターンを画面上に表示する際にそのイメージデータを展開するためのグラフィックＶＲＡＭとして用いられる。モデム１３は、可聴信号の変調や復調などを行う。特に、このモデム１３には、ＤＳＰ（Digital Signal Processor）が内蔵されており、モデム１３は、メロディデータに基づいて得られたディジタルの入力データを、ＥＦＭ（Eight to Fourteen Modulation）復調、フレーム抽出、エラー訂正した後、Ｄ／Ａコンバータ１３ａにＰＣＭ（Pulse-Code Modulation ）信号を出力する。Ｄ／Ａコンバータ１３ａからは、ＰＣＭ信号に基づくアナログの可聴信号が出力され、この可聴信号が増幅器１３ｂを介して増幅されつつスピーカ１３ｃに供給される。これにより、スピーカ１３ｃからは、メロディデータに基づく再生音が発生し、メロディデータに応じた歌曲や楽曲が聴こえることとなる。
【００２７】
ＲＯＭ１４は、ＣＰＵ１０が実行すべきプログラムなどを記憶している。なお、このＲＯＭ１４には、後述するメロディテーブルが格納されており、このメロディテーブルを参照してメロディデータを変換することでモデム１３に対して入力すべきデータが決定される。ＮＶＲＡＭ１５は、各種のデータや設定情報などを記憶する。また、ＮＶＲＡＭ１５には、少なくとも１曲分のメロディデータが記憶されている。このメロディデータとは、歌曲や楽曲などをディジタル情報により表現したものであって、曲タイトルなどのほか曲の再生に必要な基本的情報として、テンポ情報、音階情報、音符情報が含まれる。テンポ情報は、たとえば曲を１分再生する間に４分音符に相当する音を何回発生させるかを規定したものである。音階情報は、たとえばドレミファなどのように音の高さを表したものである。音符情報は、たとえば４分音符や８分音符などのように音の長さ（音長）を表したものである。また、メロディデータには、付加的情報として音量レベルや音色などを規定した情報や、再生箇所を特定するためのマーキング情報なども含めることができる。このようなメロディデータは、あらかじめＮＶＲＡＭ１５に記憶されているほか、たとえばインターネット上のウェブサーバからダウンロードにより取得した楽曲データを所定のデータ形式に変換してＮＶＲＡＭ１５に記憶しておくこともできる。ゲートアレイ１６は、ＣＰＵ１０と各部２１〜２４とのインターフェイスとして機能する。また、ゲートアレイ１６には、日時を管理するためにリアルタイムクロック回路が組み込まれている。コーデック１７は、ファクシミリデータなどの符号化や復号化を行う。ＤＭＡＣ１８は、主にＲＡＭ１２へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【００２８】
読取部２１は、イメージセンサやＬＥＤ光源などを備え、原稿などから文字や図形などの画像を読み取る。印刷部２２は、たとえばインクジェット方式などにより文字や図形などの画像を用紙上に印刷する。操作部２３は、テンキーや各種の操作ボタンなどを備え、ユーザの操作に応じた入力信号をＣＰＵ１０に伝える。表示部２４は、一例として３２０×２４０ドットとした液晶ディスプレイを備え、文字や記号、その他のグラフィックパターンなどを表示する。なお、図２は、ファクシミリ装置の外観を示す外観図であるが、この図に示すように、表示部２４の画面は、比較的大きいサイズとされていることが分かる。
【００２９】
要点について簡単に説明すると、本ファクシミリ装置では、各種の動作モードごとにメロディデータに基づく再生音が異なるものとされ、各動作モードに相応した再生音が発生するものとされる。
【００３０】
たとえば、公衆電話回線２８を通じて相手先から呼び出し信号を受信した場合、ＣＰＵ１０は、着信動作として着信音をスピーカ１３ｃから発生させるが、この着信音をメロディデータに基づく再生音とすることができる。この場合、着信音は、ユーザのオフフック操作などに応じて鳴り止むものとされるために比較的短い再生時間とされ、また、ユーザに対して相手先からの呼び出しを知らせるために用いられることから、たとえば速いテンポの曲調でメインフレーズを繰り返すような比較的大きな音量の着信音が望ましいとされる。さらに、スピーカ１３ｃの性能によっては特定音域（たとえば、低音部）の再現性が良くないことがあるが、各音階のバランスがとれた曲調となるように特定音域の強調された着信音が望ましいとされる。
【００３１】
そのため、ＣＰＵ１０は、メロディデータに基づく再生音を着信音として発生させる場合、元のメロディデータに含まれるテンポ情報をたとえば２倍あるいは音符情報を１／２倍に変換したり、増幅器１３ｂの出力レベルを上げたり、音階情報を着信音に応じたメロディテーブルを用いて変換したり、メロディデータの再生箇所を指定したり、音の減衰のしかたを変化させたりしている。これにより、着信音に適したものとして、比較的速いテンポで軽快感があり音量が大きく、曲のメインフレーズに相当して各音階のバランスがとれた曲調のメロディデータに基づく再生音が発生することとなる。
【００３２】
一方、相手先との通話中などに保留動作を行う場合、ＣＰＵ１０は、その相手先に対して公衆電話回線２８を通じて保留音を伝えるが、この保留音をメロディデータに基づく再生音とすることができる。もちろん、保留音は、スピーカ１３ｃからも発生させられる。この場合、保留音は、ユーザの都合に応じて通話を一旦保留とする際の用途から再生時間が長くなることもあり、また、通話を保留された相手先の退屈さを紛らすためにも用いられることから、たとえばスローテンポの曲調で比較的演奏時間の長い保留音が望ましいとされる。
【００３３】
さらに、図３は、回線上の伝送損失を説明するための説明図、図４は、端局−端局間の減衰ひずみを説明するための説明図であるが、図３に示すように、自局から他局まで保留音が周波数変調された電気信号として伝えられる際には、自局端末から自局側の交換機までにおける伝送損失（略７ｄＢ）、自局側の交換機から他局側の交換機までにおける伝送損失（略１０ｄＢ）、他局側の交換機から他局端末までにおける伝送損失（略７ｄＢ）、局内損失（略０〜０．５ｄＢ）などが生じることが知られている。そのため、自局端末からの保留音が他局端末に至るまでには、２５ｄＢ程度の損失が生じるものとされる。また、図４に示すように、減衰ひずみとは、周波数に対する回線の伝送損失であって、各周波数における伝送損失から基準周波数１ｋＨｚにおける伝送損失を差し引いた値と周波数との関係で表されるが、自局端末からの保留音が他局端末に至るまでには、図４に示すような回線上の減衰特性によって信号波形にひずみが生じるものとされる。したがって、相手先が所在する他局端末において各音階のバランスがとれた曲調の音が聴けるように、上述の伝送損失や減衰ひずみを考慮した保留音が望ましいとされる。
【００３４】
そのため、ＣＰＵ１０は、メロディデータに基づく再生音を保留音として相手先に伝える場合、元のメロディデータに含まれるテンポ情報をたとえば１／２倍あるいは音符情報を２倍に変換したり、音階情報を保留音に応じたメロディテーブルを用いて変換したり、音の減衰のしかたを変化させたりしている。これにより、保留音に適したものとして、比較的スローテンポで落ち着いた感があり各音階のバランスがとれた曲調のメロディデータに基づく再生音が相手先にて聴けることとなる。
【００３５】
さらに、本ファクシミリ装置には、タイマアラーム機能が備えられている。このタイマアラーム機能によれば、あらかじめユーザがセットした時刻になると、ＣＰＵ１０は、アラーム動作としてアラーム音をスピーカ１３ｃから発生させるが、このアラーム音をメロディデータに基づく再生音とすることができる。この場合、アラーム音は、ユーザの停止操作などに応じて鳴り止むものとされ、また、ユーザに対してセットした時刻になったことを知らせるために用いられることから、たとえば速いテンポの曲調で大音量が望ましいとされる。なお、アラーム音を発生させる場合にも、上述した着信音の場合と同様に、スピーカ１３ｃの性能によっては特定音域（たとえば、低音部）の再現性が良くないことがあるが、各音階のバランスがとれた曲調となるように特定音域の強調されたアラーム音が望ましいとされる。
【００３６】
そのため、ＣＰＵ１０は、メロディデータに基づく再生音をアラーム音として発生させる場合、元のメロディデータに含まれるテンポ情報をたとえば２倍あるいは音符情報を１／２倍に変換したり、増幅器１３ｂの出力レベルを上げたり、音階情報をアラーム音に応じたメロディテーブルを用いて変換したり、音の減衰のしかたを変化させたりしている。これにより、アラーム音に適したものとして、比較的速いテンポで軽快感があり音量が大きく、各音階のバランスがとれた曲調のメロディデータに基づく再生音が発生することとなる。
【００３７】
図５は、メロディテーブルの一例を説明するための説明図であって、メロディテーブルは、メロディデータに含まれる音階情報と、モデム１３に設定入力すべき周波数および音響レベルとの対応関係を、再生音の種類ごとに規定したものであって、メロディデータを可聴信号に変換する際に用いられる。つまり、１曲分のメロディデータに基づいて着信音を発生させる場合、ＣＰＵ１０は、着信音用テーブルを参照してメロディデータに含まれる音階情報を所定周波数および所定音響レベルの入力データに変換し、この入力データをモデム１３に供給する。これにより、各音階に応じた曲調の着信音がスピーカ１３ｃから聴こえる。また、同じメロディデータに基づいて保留音を発生させる場合でも、ＣＰＵ１０は、保留音用テーブルを参照してメロディデータに含まれる音階情報を所定周波数および所定音響レベルの入力データに変換し、この入力データをモデム１３に供給する。これにより、着信音とは異なる各音階に応じた曲調の保留音が公衆電話回線２８を通じて相手先に伝えられる。さらに、同じメロディデータに基づいてアラーム音を発生させる場合でも、ＣＰＵ１０は、アラーム音用テーブルを参照してメロディデータに含まれる音階情報を所定周波数および所定音響レベルの入力データに変換し、この入力データをモデム１３に供給する。これにより、着信音や保留音とは異なる各音階に応じた曲調のアラーム音がスピーカ１３ｃから聴こえることとなる。要するに、１つの曲でも異なる曲調として着信音や保留音、さらにはアラーム音として用いることができるのである。
【００３８】
このような着信音や保留音、さらにはアラーム音を発生させる際、ＣＰＵ１０は、通常、各音階ごとに指定された音長の時間内で音響レベルを一定の割合で減衰させており、これにより美しい響きのある音が発生するものとされる。ここで、ＮＶＲＡＭ１５にあらかじめ記憶されたメロディデータに限らず、ダウンロードにより得られたメロディデータについては、音響レベルの減衰のさせかたを上記とは異なるように設定可能とされている。たとえば、ダウンロードにより得た楽曲データをメロディデータとしてＮＶＲＡＭ１５に保存する際、そのメロディデータについては、音響レベルの減衰量を通常とは異なるものとしたり、たとえば非線形的な減衰のように一定の割合で音響レベルが減衰しないものとしたり、また、ホールやライブハウスなどの部屋の特性を擬似的に合わせた反射時間・減衰特性を持つ反射音を加えるような処理をするなどの音響効果処理方法を示すデータを追加して保存することができる。こうして保存されたメロディデータは、元の音響効果（エフェクト）とは異なる音質、たとえば残響音の強い音として再生することができる。なお、このような音響効果については、メロディデータの再生時、ＣＰＵ１０の制御に応じて着信音や保留音、さらにはアラーム音ごとに異なるものとすることもできる。
【００３９】
また、図６は、表示部２４の画面上に表示された内容を説明するための説明図であるが、着信音や保留音、さらにはアラーム音を発生させるのと同時に、ＣＰＵ１０は、図６に示すように、その時点で再生中にあるメロディデータの曲タイトルなどを表示させるほか、そのメロディデータに基づく音符２４ａや楽譜２４ｂをイメージとして表示させる。曲タイトルの欄外には、現時点で再生中にある小節が全小節中の何番目にあるかが示される。また、音符２４ａなどの記号となるデータは、ＲＡＭ１２のテキストＶＲＡＭ領域に展開される一方、楽譜２４ｂなどのグラフィックパターンとなるデータは、ＲＡＭ１２のグラフィックＶＲＡＭ領域に展開される。さらに、発生中の音に対応する音符２４ａについては、他の音符２４ａとは異なる色などで強調表示され、どの音符２４ａの音が発生中かを視覚的に捉えることが可能とされている。
【００４０】
すなわち、ＣＰＵ１０は、本装置上で実行される各種の動作モードに応じて、メロディデータを可聴信号に変換する処理内容を変更し、異なる再生音を発生させる再生音制御手段を実現している。また、ＣＰＵ１０は、通信回線を介したダウンロードにより外部からメロディデータを取得し、そのメロディデータをメモリに記憶させるメロディデータ取得手段を実現している。
【００４１】
ＲＯＭ１４に記憶されたプログラムは、メモリ（ＮＶＲＡＭ１５）に記憶されたメロディデータを可聴信号に変換し、この可聴信号に基づいて再生音を発生させる機能を備えた通信装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、本装置上で実行される各種の動作モードに応じて、メロディデータを可聴信号に変換する処理内容を変更し、異なる再生音を発生させるための再生音制御プログラムを含むコンピュータプログラムを実現している。
【００４２】
次に、メロディデータを再生する際の動作について説明する。
【００４３】
図７は、着信音を発生させる際の制御処理を示すフローチャート、図８は、保留音を発生させる際の制御処理を示すフローチャート、図９は、アラーム音を発生させる際の制御処理を示すフローチャートである。なお、着信音、保留音、およびアラーム音による各再生音としては、同じメロディデータの曲が設定されているとする。
【００４４】
まず、図７を参照して着信音制御処理について説明する。着信音制御処理は、相手先からの呼び出し信号の受信に応じて開始され、まず最初に、ＣＰＵ１０は、着信音として設定されたメロディデータからテンポ情報を取得する（Ｓ１）。
【００４５】
そして、ＣＰＵ１０は、テンポ情報の値をたとえば２倍に変換した値を算出し、この算出値に基づいて基本となる音長を決定する（Ｓ２）。たとえば、テンポ情報の値が「６０」の場合、１分間に４分音符に相当する音が６０回発生し、４分音符ではその音長が１０００ｍｓ（１秒）、８分音符ではその音長が５００ｍｓとなることを意味するが、このテンポ情報の値が２倍の「１２０」とされると、４分音符ではその音長が半分の５００ｍｓ、８分音符ではさらにその半分の２５０ｍｓとなる。
【００４６】
次に、ＣＰＵ１０は、メロディデータに含まれる先頭マーキングから音階情報および音符情報を取得する（Ｓ３）。この先頭マーキングとは、後述する後端マーキングと一対にして用いられるマーキング情報であって、メインフレーズに相当する曲部分の先頭箇所を特定するためにメロディデータ中に埋め込まれたものである。なお、メインフレーズに相当する曲部分の後端箇所については、同じメロディデータ中に埋め込まれた後端マーキングを検出することで特定できる。
【００４７】
続いて、ＣＰＵ１０は、取得した音階情報に対して図５に示すような着信音用テーブルを参照する（Ｓ４）。この着信音用テーブルでは、たとえばスピーカ１３ｃの再現性が良くない低音部などの特定音域に含まれる音階については、他の音階よりも音響レベルが大きいものとして設定されている。
【００４８】
そして、ＣＰＵ１０は、着信音用テーブルに基づいて音階情報を周波数および音響レベルを示すデータに変換し、このデータをモデム１３に対して入力する（Ｓ５）。これにより、モデム１３から入力された周波数および音響レベルに基づく可聴信号がスピーカ１３ｃに供給され、可聴信号に応じた周波数および音響レベルの音がスピーカ１３ｃから発生する。
【００４９】
このとき、ＣＰＵ１０は、この時点における音階情報および音符情報に対応したイメージとしての音符２４ａを画面上に表示させる（Ｓ６）。
【００５０】
また、ＣＰＵ１０は、Ｓ２にて決定した基本音長と現時点での音符情報に基づいて、音を発生中とする実時間の計測を開始する（Ｓ７）。
【００５１】
さらに、音の発生中、ＣＰＵ１０は、その音が次第に減衰するようにモデム１３に対して当初入力した音響レベルを漸次減衰させている（Ｓ８）。音響レベルをどのように減衰させるかは、着信音を発生させる場合と、後述する保留音やアラーム音を発生させる場合とで異なるように設定できるが、このような音響レベルの減衰については、あらかじめ再生音の種類ごとに設定されているとしても良いし、ユーザが設定できるとしても良い。
【００５２】
そして、ＣＰＵ１０は、ユーザがハンドセットを持ち上げるなどの操作によってオフフックの状態とされることなく（Ｓ９：ＮＯ）、音符情報に基づいて現時点での音を発生中とする実時間がタイムアップに至ったものと判断すると（Ｓ１０：ＹＥＳ）、メロディデータから次順の情報を読み出し、その情報として後端マーキングを検出したか否かを判断する（Ｓ１１）。つまり、上記したＳ３〜Ｓ１０：ＹＥＳまでの一連の動作は、Ｓ２で求めたテンポに基づいて、単音あるいは合成音としての音階を指定された音長で発生させるための動作に相当する。特に、Ｓ３〜Ｓ５までの動作は、音が途切れて聴こえることができないほど、極めて瞬間的に行われる。
【００５３】
音長タイムアップ前にオフフックを検知したり（Ｓ９：ＹＥＳ）、後端マーキングの検出前に（Ｓ１１：ＮＯ）オフフックを検知すると（Ｓ１２：ＹＥＳ）、ＣＰＵ１０は、その時点で着信音が鳴動する状態を停止させ（Ｓ１３）、その後、他の通話処理などに移行すべく着信音制御処理を終える。
【００５４】
Ｓ１２において、オフフックの状態ではないことを検知すると（Ｓ１２：ＮＯ）、ＣＰＵ１０は、メロディデータから次順の情報となる音階情報および音符情報を取得し（Ｓ１４）、その後、Ｓ４に進んで同様の動作を繰り返す。つまり、Ｓ４〜Ｓ１２：ＮＯを経てＳ１４に進むループを繰り返すことにより、メロディデータに基づく再生音が連続的に発生し、着信音として１つの曲を聴くことができる。
【００５５】
Ｓ１１において、後端マーキングを検出した場合（Ｓ１１：ＹＥＳ）、ＣＰＵ１０は、再びＳ３に戻って同様の動作を繰り返す。つまり、１つの曲のメインフレーズの再生が終わると、再びそのメインフレーズの最初から再生が始められ、着信音として１つの曲のメインフレーズを繰り返し聴くことができる。
【００５６】
Ｓ１０において、現時点での音を発生中とする実時間がタイムアップに至っていない場合（Ｓ１０：ＮＯ）、ＣＰＵ１０は、Ｓ８に戻って音響レベルの減衰を続ける。
【００５７】
次に、図８を参照して保留音制御処理について説明する。保留音制御処理は、相手先との通話中にユーザが保留キーを押下することなどに応じて開始され、まず最初に、ＣＰＵ１０は、保留音として設定されたメロディデータからテンポ情報を取得する（Ｓ２１）。
【００５８】
そして、ＣＰＵ１０は、テンポ情報の値をたとえば１／２倍に変換した値を算出し、この算出値に基づいて基本となる音長を決定する（Ｓ２２）。たとえば、テンポ情報の値が「６０」の場合、その値が１／２倍の「３０」とされると、４分音符ではその音長が２倍の２０００ｍｓとなる。
【００５９】
次に、ＣＰＵ１０は、メロディデータに含まれる曲の先頭から音階情報および音符情報を取得する（Ｓ２３）。
【００６０】
続いて、ＣＰＵ１０は、取得した音階情報に対して図５に示すような保留音用テーブルを参照する（Ｓ２４）。この保留音用テーブルでは、先述した伝送損失や減衰ひずみの著しい音階については、他の音階よりも音響レベルが大きいものとして設定されている。
【００６１】
そして、ＣＰＵ１０は、保留音用テーブルに基づいて音階情報を周波数および音響レベルを示すデータに変換し、このデータをモデム１３に対して入力する（Ｓ２５）。これにより、モデム１３から入力された周波数および音響レベルに基づく可聴信号がＮＣＵ１１を通じて公衆電話回線２８上に送出され、可聴信号に応じた周波数および音響レベルの音が相手先へと伝えられる。なお、このとき、モデム１３からの可聴信号はスピーカ１３ｃにも供給され、可聴信号に応じた周波数および音響レベルの音がスピーカ１３ｃから発生する状態とされる。
【００６２】
このとき、ＣＰＵ１０は、この時点における音階情報および音符情報に対応したイメージとしての音符２４ａを画面上に表示させる（Ｓ２６）。
【００６３】
また、ＣＰＵ１０は、Ｓ２２にて決定した基本音長と現時点での音符情報に基づいて、音を発生中とする実時間の計測を開始する（Ｓ２７）。
【００６４】
さらに、音の発生中、ＣＰＵ１０は、その音が次第に減衰するようにモデム１３に対して当初入力した音響レベルを漸次減衰させている（Ｓ２８）。
【００６５】
そして、ＣＰＵ１０は、ユーザが保留状態を解除することなく（Ｓ２９：ＮＯ）、音符情報に基づいて現時点での音を発生中とする実時間がタイムアップに至ったものと判断すると（Ｓ３０：ＹＥＳ）、メロディデータから次順の情報を読み出し、その情報として曲の後端を検出したか否かを判断する（Ｓ３１）。つまり、上記したＳ２３〜Ｓ３０：ＹＥＳまでの一連の動作は、Ｓ２２で求めたテンポに基づいて、単音あるいは合成音としての音階を指定された音長で相手先に伝えるための動作に相当する。特に、Ｓ２３〜Ｓ２５までの動作は、音が途切れて聴こえることができないほど、極めて瞬間的に行われる。
【００６６】
音長タイムアップ前にユーザが再び保留キーを押下するなどして保留状態が解除されたことを検知したり（Ｓ３２：ＹＥＳ）、後端マーキングの検出前に（Ｓ３１：ＮＯ）保留解除を検知すると（Ｓ２９：ＹＥＳ）、ＣＰＵ１０は、その時点で保留音を相手先に伝える状態を停止させ（Ｓ３３）、その後、元の通話処理などに復帰すべく保留音制御処理を終える。
【００６７】
Ｓ３２において、保留状態がそのまま続行されると（Ｓ３２：ＮＯ）、ＣＰＵ１０は、メロディデータから次順の情報となる音階情報および音符情報を取得し（Ｓ３４）、その後、Ｓ２４に進んで同様の動作を繰り返す。つまり、Ｓ２４〜Ｓ３２：ＮＯを経てＳ３４に進むループを繰り返すことにより、メロディデータに基づく再生音が連続的に発生し、保留音として１つの曲を相手先に聴かせることができる。
【００６８】
Ｓ３１において、曲の後端を検出した場合（Ｓ３１：ＹＥＳ）、ＣＰＵ１０は、再びＳ２３に戻って同様の動作を繰り返す。つまり、１つの曲の再生が終わると、再びその曲の最初から再生が始められ、保留音として比較的長い時間にわたって１つの曲を聴かせることができる。
【００６９】
Ｓ３０において、現時点での音を発生中とする実時間がタイムアップに至っていない場合（Ｓ３０：ＮＯ）、ＣＰＵ１０は、Ｓ２８に戻って音響レベルの減衰を続ける。
【００７０】
次に、図９を参照してアラーム音制御処理について説明する。アラーム音制御処理は、ユーザがあらかじめセットした時刻となった時点で開始され、まず最初に、ＣＰＵ１０は、アラーム音として設定されたメロディデータからテンポ情報を取得する（Ｓ４０）。
【００７１】
そして、ＣＰＵ１０は、テンポ情報の値をたとえば２倍に変換した値を算出し、この算出値に基づいて基本となる音長を決定する（Ｓ４１）。たとえば、テンポ情報の値が「６０」の場合、その値が２倍の「１２０」とされると、４分音符ではその音長が１／２倍の５００ｍｓとなる。
【００７２】
このとき、ＣＰＵ１０は、先述した着信音や保留音を発生させる場合よりも一律にスピーカ１３ｃの音量アップを図るべく、増幅器１３ｂの出力レベルを引き上げる（Ｓ４２）。これにより、アラーム音は、着信音や保留音などより一段と大きな音量で発生することとなる。
【００７３】
次に、ＣＰＵ１０は、メロディデータに含まれる曲の先頭から音階情報および音符情報を取得する（Ｓ４３）。
【００７４】
続いて、ＣＰＵ１０は、取得した音階情報に対して図５に示すようなアラーム音用テーブルを参照する（Ｓ４４）。このアラーム音用テーブルでは、着信音制御処理において先述したように、スピーカ１３ｃの再現性が良くない低音部などの特定音域に含まれる音階については、他の音階よりも音響レベルが大きいものとして設定されている。
【００７５】
そして、ＣＰＵ１０は、アラーム音用テーブルに基づいて音階情報を周波数および音響レベルを示すデータに変換し、このデータをモデム１３に対して入力する（Ｓ４５）。これにより、モデム１３から入力された周波数および音響レベルに基づく可聴信号がスピーカ１３ｃに供給され、可聴信号に応じた周波数および音響レベルの音がスピーカ１３ｃから発生する。
【００７６】
このとき、ＣＰＵ１０は、この時点における音階情報および音符情報に対応したイメージとしての音符２４ａを画面上に表示させる（Ｓ４６）。
【００７７】
また、ＣＰＵ１０は、Ｓ４１にて決定した基本音長と現時点での音符情報に基づいて、音を発生中とする実時間の計測を開始する（Ｓ４７）。
【００７８】
さらに、音の発生中、ＣＰＵ１０は、その音が次第に減衰するようにモデム１３に対して当初入力した音響レベルを漸次減衰させている（Ｓ４８）。
【００７９】
そして、ＣＰＵ１０は、ユーザがアラーム解除することなく（Ｓ４９：ＮＯ）、音符情報に基づいて現時点での音を発生中とする実時間がタイムアップに至ったものと判断すると（Ｓ５０：ＹＥＳ）、メロディデータから次順の情報を読み出し、その情報として曲の後端を検出したか否かを判断する（Ｓ５１）。つまり、上記したＳ４３〜Ｓ５０：ＹＥＳまでの一連の動作は、Ｓ４１で求めたテンポに基づいて、単音あるいは合成音としての音階を指定された音長で発生させるための動作に相当する。特に、Ｓ４３〜Ｓ４５までの動作は、音が途切れて聴こえることができないほど、極めて瞬間的に行われる。
【００８０】
音長タイムアップ前にユーザがアラーム解除のキー操作などを行ったことを検知したり（Ｓ５２：ＹＥＳ）、後端マーキングの検出前に（Ｓ５１：ＮＯ）アラーム解除を検知すると（Ｓ４９：ＹＥＳ）、ＣＰＵ１０は、その時点でアラーム音が鳴動する状態を停止させ（Ｓ５３）、その後、待機状態などに復帰すべくアラーム音制御処理を終える。
【００８１】
Ｓ５２において、アラーム解除がなされることなくアラーム音の発生がそのまま続行されると（Ｓ５２：ＮＯ）、ＣＰＵ１０は、メロディデータから次順の情報となる音階情報および音符情報を取得し（Ｓ５４）、その後、Ｓ４４に進んで同様の動作を繰り返す。つまり、Ｓ４４〜Ｓ５２：ＮＯを経てＳ５４に進むループを繰り返すことにより、メロディデータに基づくアラーム音が連続的に発生し、アラーム音として１つの曲を聴くことができる。
【００８２】
Ｓ５１において、曲の後端を検出した場合（Ｓ５１：ＹＥＳ）、ＣＰＵ１０は、再びＳ４３に戻って同様の動作を繰り返す。つまり、１つの曲の再生が終わると、再びその曲の最初から再生が始められ、アラーム音として比較的長い時間にわたって１つの曲を聴かせることができる。
【００８３】
Ｓ５０において、現時点での音を発生中とする実時間がタイムアップに至っていない場合（Ｓ５０：ＮＯ）、ＣＰＵ１０は、Ｓ４８に戻って音響レベルの減衰を続ける。
【００８４】
したがって、上記ファクシミリ装置によれば、着信動作、保留動作、アラーム動作ごとにメロディデータを可聴信号に変換する処理内容が変更され、同じメロディデータでも各動作に応じて異なる再生音が発生するので、着信音、保留音、アラーム音として同じメロディデータを用いても、各動作に相応した曲を再生音として聴くことができる。
【００８５】
つまり、比較的短い再生時間とされる着信音については、たとえば速いテンポで各音階のバランスがとれた曲調としてスピーカ１３ｃから発生させることができ、再生時間が長くなることもある保留音については、たとえばスローテンポで各音階のバランスがとれた曲調として相手先に伝えることができ、ユーザがセットした時刻になったことを知らせるためのアラーム音については、たとえば速いテンポで各音階のバランスがとれた曲調として大音量でスピーカ１３ｃから発生させることができるのである。
【００８６】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
【００８７】
再生音を発生させる場面としては、たとえば画像の読み取り中や印刷中などでも良く、その際、読み取り速度や印刷速度に合わせてテンポを変えたり、比較的小さい音量で再生音を発生させるように制御しても良い。
【００８８】
また、各種の動作モードの全てについて再生音を異ならしめる必要はない。たとえば、比較的目的が共通である着信音とアラーム音は共通にして、保留音のみ再生音を変えるようにしても良い。
【００８９】
伝送損失や減衰ひずみについては、保留音用テーブルにて各音階ごとにあらかじめ適当な音響レベルを設定しておくことで対処できるとしたが、公衆電話回線２８上の回線電流を検出することにより、自局端末から自局側の交換機までにおける伝送損失を算出し、この伝送損失に基づいて自局端末から他局端末までの全体の伝送損失や減衰ひずみを推定し、推定した伝送損失や減衰ひずみに対して最も適したメロディテーブルを参照するとしても良い。
【００９０】
音符２４ａは、再生音に連動して表示されるとしたが、再生音とは無関係に表示されるとしても良い。
【００９１】
メインフレーズに相当する曲部分を特定するためのマーキング情報は、ユーザが任意に指定できるとしても良いし、あらかじめメロディデータ中に埋め込まれているとしても良い。
【００９２】
上記実施形態においては、着信音の場合にテンポを２倍に変換し、保留音の場合はテンポを１／２倍に変換し、アラーム音の場合にはテンポを２倍にして音量をアップするようにしており、これら３つの動作モードのいずれも、基本メロディデータに所定の変換をするように示したが、これに限られず、ある動作モード（たとえば保留）において基本データを用い、それ以外について変換を施すようにしても良い。
【００９３】
本発明の適用される装置としては、ファクシミリ装置に限らず、メロディデータを再生できるものであれば、たとえば携帯型電話機などでも良い。
【００９４】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１に記載した発明の通信装置によれば、メロディデータに含まれるテンポ情報を速くするとともに、音階情報の所定の低音域の音階の音量を他の音域の音階の音量よりも大きくするように変化を加えて着信音が生成されるので、比較的短い再生時間とされる着信音を、たとえば速いテンポで各音階のバランスがとれた曲調としてスピーカから発生させることができる。
【００９５】
【００９６】
さらに、請求項２に記載した発明の通信装置によれば、メロディデータに含まれるテンポ情報を遅くするとともに、音階情報の伝送損失の大きい所定の音階の音量を他の音階の音量よりも大きくするように変化を加えて保留音が生成されるので、再生時間が長くなることもある保留音を、たとえばスローテンポで各音階のバランスがとれた曲調として相手先に伝えることができる。
【００９７】
また、請求項３に記載した発明の通信装置によれば、メロディデータに含まれるテンポ情報を速くするとともに、音階情報の所定の低音域の音階の音量を他の音域の音階の音量よりも大きくし、かつ、音量を大きくするように変化を加えてアラーム音が生成されるので、定時になったことを知らせるためのアラーム音を、たとえば速いテンポで各音階のバランスがとれた曲調としてスピーカから発生させることができる。
【００９８】
さらに、請求項４に記載した発明の通信装置によれば、請求項１ないし３のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、たとえば着信音としては、ある曲のメインフレーズだけを繰り返し発生させる一方、保留音又はアラーム音としては、同じ曲でも全フレーズにわたって発生させることができる。
【００９９】
また、請求項５に記載した発明の通信装置によれば、請求項１ないし４のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、着信音、保留音及びアラーム音の各用途に応じて異なるエフェクト（音響効果）をもって再生音を発生させることができる。
【０１００】
さらに、請求項６に記載した発明の通信装置によれば、請求項１ないし５のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、たとえばインターネット上のウェブサーバからダウンロードによりメロディデータを取得し、そうしたメロディデータの複数をメモリに蓄積しておくことができる。
【０１０１】
また、請求項７に記載した発明の通信装置によれば、請求項１ないし６のいずれかに記載の通信装置による効果に加えて、メロディデータに基づく再生音の発生とともに、その再生音によって聴こえる曲を音符によるイメージとして表示することができる。
【０１０２】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る通信装置の一実施形態として、ファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。
【図２】ファクシミリ装置の外観を示す外観図である。
【図３】回線上の伝送損失を説明するための説明図である。
【図４】端局−端局間の減衰ひずみを説明するための説明図である。
【図５】メロディテーブルの一例を説明するための説明図である。
【図６】表示部の画面上に表示された内容を説明するための説明図である。
【図７】着信音を発生させる際の制御処理を示すフローチャートである。
【図８】保留音を発生させる際の制御処理を示すフローチャートである。
【図９】アラーム音を発生させる際の制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１０ＣＰＵ
１１ＮＣＵ
１２ＲＡＭ
１３モデム
１３ａＤ／Ａコンバータ
１３ｂ増幅器
１３ｃスピーカ
１４ＲＯＭ
１５ＮＶＲＡＭ
１６ゲートアレイ
１７コーデック
１８ＤＭＡＣ
２１読取部
２２印刷部
２３操作部
２４表示部
２８公衆電話回線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a communication apparatus such as a facsimile apparatus or a mobile phone having a function of generating melody data such as a song or music as a reproduced sound.
[0002]
[Prior art]
For example, a facsimile apparatus has a function of storing melody data such as a song or a song in a memory and generating a ring tone or a hold sound based on the melody data when the call is received or put on hold. A facsimile apparatus having this type of function can generate different songs and songs according to the usage of a ring tone, a holding tone, etc., and provides a convenient function for the user.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, it is preferable for the user that the ring tone and the hold tone generated by the facsimile apparatus have different tunes, but there has not been a facsimile apparatus that can change the tune itself based on one melody data. It was. The tone of a song here means the tone of a song determined by the tempo, musical scale, musical note (sound length), volume, or playback location of a song or song.
[0004]
For example, for ringtones, the playback time is relatively short, so there is a light feeling at a fast tempo, and it is only necessary to listen to the main phrase of the song, and it does not depend on the performance of the sound source speaker. There is a request to listen to each scale in a balanced manner. On the other hand, for music on hold, the playback time may be longer, so a song with a slow and slow tempo and a relatively long performance time is good, and the music on hold is transmitted to the other party as an electrical signal. However, there is a request for the other party to listen to each scale in a balanced manner.
[0005]
The present invention has been proposed in view of the above points, and provides a communication device capable of generating reproduced sound corresponding to each operation mode even when the same melody data is used in various operation modes. For the purpose.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the communication device of the invention described in claim 1 adds a change to any of tempo information, scale information, note information, and volume included in the melody data stored in the memory. A communication device having a function of generating an audible signal and generating a reproduced sound based on the audible signal, wherein when the melody data is reproduced as a ringtone, the reproduced sound has a fast tempo scale-balanced musical tone. So that the tempo information is made faster and the scale information in the predetermined low range of the scale information is reproduced. Volume The scale of other ranges Volume It is characterized by having a reproduction sound control means for making it larger.
[0007]
According to such a communication device, the tempo information included in the melody data is accelerated, and the scale information of a predetermined low range of the scale information is included. Volume The scale of other ranges Volume Since the ring tone is generated with a change to be larger than the ring tone, the ring tone having a relatively short playback time can be generated from the speaker as a tune that balances each scale at a high tempo, for example. .
[0008]
[0009]
[0010]
Furthermore, the communication device of the invention described in claim 2 generates an audible signal by changing any of tempo information, scale information, note information, and volume included in the melody data stored in the memory, A communication device having a function of generating a playback sound based on the audible signal, so that when the melody data is played back as a holding sound, the playback sound is played back in a tone-balanced tone with a slow tempo. A predetermined scale with a slow transmission loss of the scale information, while slowing down the tempo information Volume The other musical scale Volume It is characterized by having a reproduction sound control means for making it larger.
[0011]
According to such a communication apparatus, the tempo information included in the melody data is delayed and a predetermined scale with a large transmission loss of the scale information is obtained. Volume The other musical scale Volume Since the hold sound is generated with a change so as to be larger than the other, the hold sound, which may take a long time to be played, can be transmitted to the other party, for example, as a tune in which each scale is balanced at a slow tempo. .
[0012]
The communication device of the invention described in claim 3 generates an audible signal by changing any of tempo information, scale information, note information, and volume included in the melody data stored in the memory, A communication device having a function of generating a playback sound based on the audible signal, and when the melody data is played back as an alarm sound, the playback sound is played back with a fast tempo scale-balanced tune and a large volume. The tempo information is made faster and the scale information of the predetermined low range of the scale information is Volume The scale of other ranges Volume And reproduction sound control means for increasing the volume.
[0013]
According to such a communication device, the tempo information included in the melody data is accelerated, and the scale information of a predetermined low range of the scale information is included. Volume The scale of other ranges Volume The alarm sound is generated by changing the volume so that the volume is larger and the volume is increased. Can be generated from the speaker.
[0014]
Further, a communication device according to a fourth aspect of the present invention is the communication device according to any one of the first to third aspects, wherein the reproduction sound control means reproduces the melody data as a ring tone. When the main phrase portion of the melody data is repeatedly reproduced and the melody data is reproduced as a holding sound or an alarm sound, the entire melody data is repeatedly reproduced.
[0015]
According to such a communication device, in addition to the effect of the communication device according to any one of claims 1 to 3, for example, as a ringtone, only a main phrase of a certain song is repeatedly generated, while a holding sound or an alarm is generated. As a sound, the same song can be generated over all phrases.
[0016]
A communication device according to a fifth aspect of the present invention is the communication device according to any one of the first to fourth aspects, wherein the reproduction sound control means uses each of the ring tone, hold sound and alarm sound. Change the playback effect according to.
[0017]
According to such a communication apparatus, in addition to the effect of the communication apparatus according to any one of claims 1 to 4, reproduction is performed with different effects (acoustic effects) depending on each use of the ring tone, hold sound and alarm sound. Sound can be generated.
[0018]
Further, a communication device according to a sixth aspect of the present invention is the communication device according to any one of the first to fifth aspects, wherein the melody data is acquired from outside by downloading via a communication line, and the melody data Is stored in the memory.
[0019]
According to such a communication apparatus, in addition to the effect of the communication apparatus according to any one of claims 1 to 5, for example, melody data is obtained by downloading from a web server on the Internet, and a plurality of such melody data is stored in a memory. Can be stored.
[0020]
A communication device according to a seventh aspect of the present invention is the communication device according to any one of the first to sixth aspects, further comprising display means capable of displaying image information, wherein the reproduction sound control means includes While the reproduced sound is generated, note image information based on the melody data that is the source of the reproduced sound is generated, and this note image information is displayed on the display means.
[0021]
According to such a communication apparatus, in addition to the effects of the communication apparatus according to any one of claims 1 to 6, the reproduction sound based on the melody data is generated, and the tune that can be heard by the reproduction sound is displayed as an image of musical notes. can do.
[0022]
[0023]
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0025]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a facsimile apparatus as an embodiment of a communication apparatus according to the present invention. As shown in this figure, a facsimile apparatus according to the present invention includes a CPU 10, an NCU 11, a RAM 12, a modem 13, a D / A converter 13a, an amplifier 13b, a speaker 13c, a ROM 14, and an NVRAM (Non-Volatile RAM) 15. , A gate array 16, a codec 17, a DMAC 18, a reading unit 21, a printing unit 22, an operation unit 23, a display unit 24, and the like. The CPU 10, NCU 11, RAM 12, modem 13, ROM 14, NVRAM 15, gate array 16, codec 17, and DMAC 18 are connected to each other by a bus line 27. The bus line 27 includes an address bus, a data bus, and a control signal line. A reading unit 21, a printing unit 22, an operation unit 23, and a display unit 24 are connected to the gate array 16. A public telephone line 28 is connected to the NCU 11. The modem 13 is connected to a speaker 13c through a D / A converter 13a and an amplifier 13b.
[0026]
The CPU 10 controls the operation of the entire facsimile apparatus. The NCU 11 is connected to the public telephone line 28 and performs network control. The RAM 12 provides a work area for the CPU 10, a buffer area for various data, and the like. This RAM 12 is used for data processing for converting melody data, which will be described later, into an audible signal, etc., as well as a text VRAM (Video RAM) for expanding these data when displaying characters and symbols on the screen, When other graphic patterns are displayed on the screen, they are used as a graphic VRAM for developing the image data. The modem 13 modulates and demodulates audible signals. In particular, the modem 13 includes a DSP (Digital Signal Processor), and the modem 13 converts EFM (Eight to Fourteen Modulation) demodulation, frame extraction, digital input data obtained based on melody data, After error correction, a PCM (Pulse-Code Modulation) signal is output to the D / A converter 13a. An analog audible signal based on the PCM signal is output from the D / A converter 13a, and the audible signal is supplied to the speaker 13c while being amplified via the amplifier 13b. As a result, a reproduction sound based on the melody data is generated from the speaker 13c, and a song or music corresponding to the melody data can be heard.
[0027]
The ROM 14 stores programs to be executed by the CPU 10. The ROM 14 stores a melody table, which will be described later, and data to be input to the modem 13 is determined by converting the melody data with reference to the melody table. The NVRAM 15 stores various data and setting information. The NVRAM 15 stores at least one piece of melody data. The melody data is a song or song represented by digital information, and includes tempo information, scale information, and note information as basic information necessary for playing a song, in addition to a song title. The tempo information defines, for example, how many times a sound corresponding to a quarter note is generated while a song is played for one minute. The scale information represents the pitch of sound, such as Doremifa. The note information represents a sound length (sound length) such as a quarter note or an eighth note. The melody data can also include information defining a volume level, a tone color, etc. as additional information, marking information for specifying a playback location, and the like. Such melody data is stored in advance in the NVRAM 15, and for example, music data obtained by downloading from a web server on the Internet can be converted into a predetermined data format and stored in the NVRAM 15. The gate array 16 functions as an interface between the CPU 10 and the units 21 to 24. The gate array 16 incorporates a real time clock circuit for managing the date and time. The codec 17 encodes and decodes facsimile data and the like. The DMAC 18 mainly writes data to and reads data from the RAM 12.
[0028]
The reading unit 21 includes an image sensor, an LED light source, and the like, and reads images such as characters and figures from a document. The printing unit 22 prints an image such as a character or a graphic on a sheet by, for example, an inkjet method. The operation unit 23 includes a numeric keypad and various operation buttons, and transmits an input signal corresponding to a user operation to the CPU 10. The display unit 24 includes a liquid crystal display with 320 × 240 dots as an example, and displays characters, symbols, other graphic patterns, and the like. FIG. 2 is an external view showing the external appearance of the facsimile apparatus. As shown in FIG. 2, it can be seen that the screen of the display unit 24 has a relatively large size.
[0029]
To briefly explain the main points, in this facsimile apparatus, the reproduction sound based on the melody data is different for each operation mode, and the reproduction sound corresponding to each operation mode is generated.
[0030]
For example, when a call signal is received from the other party through the public telephone line 28, the CPU 10 generates a ring tone from the speaker 13c as an incoming call operation. The ring tone can be a reproduced sound based on the melody data. In this case, since the ring tone stops due to the user's off-hook operation, etc., it has a relatively short playback time, and is used to notify the user of a call from the other party. For example, a ring tone having a relatively large volume that repeats the main phrase with a fast tempo is preferred. Furthermore, depending on the performance of the speaker 13c, the reproducibility of a specific sound range (for example, a bass portion) may not be good. However, it is desirable to have a ring tone with an emphasis on a specific sound range so that the tone of each scale is balanced. Is done.
[0031]
Therefore, when generating a playback sound based on the melody data as a ring tone, the CPU 10 converts the tempo information included in the original melody data, for example, to 2 times or the note information to 1/2 times, or outputs the output level of the amplifier 13b. The scale information is converted using a melody table corresponding to the ringtone, the playback location of the melody data is specified, and the sound attenuation is changed. As a result, a sound suitable for the ringtone is generated based on the melody data of a melody with a relatively fast tempo, lightness, high volume, and a balanced tone scale corresponding to the main phrase of the song. It will be.
[0032]
On the other hand, when a hold operation is performed during a call with the other party, the CPU 10 transmits a hold sound to the other party through the public telephone line 28. The hold sound may be a reproduced sound based on the melody data. it can. Of course, the holding sound is also generated from the speaker 13c. In this case, the hold sound may be used for the purpose of temporarily holding the call depending on the user's convenience, and the playback time may be long. Therefore, for example, a holding tone having a relatively long performance time with a slow tempo tone is desirable.
[0033]
Further, FIG. 3 is an explanatory diagram for explaining the transmission loss on the line, and FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining the attenuation distortion between the terminal station and the terminal station. As shown in FIG. When the hold tone is transmitted as an electric signal frequency-modulated from the own station to the other station, transmission loss (approximately 7 dB) from the own station terminal to the own station side switch, from the own station side switch to the other station side It is known that a transmission loss (approximately 10 dB) up to the exchange, a transmission loss (approximately 7 dB) from the exchange on the other station side to the other station terminal, an in-station loss (approximately 0 to 0.5 dB), and the like occur. Therefore, it is assumed that a loss of about 25 dB occurs until the hold sound from the local station terminal reaches the other station terminal. Further, as shown in FIG. 4, the attenuation distortion is a transmission loss of a line with respect to a frequency, and is expressed by a relationship between a value obtained by subtracting a transmission loss at a reference frequency of 1 kHz from a transmission loss at each frequency and the frequency. The signal waveform is distorted by the attenuation characteristics on the line as shown in FIG. 4 until the hold sound from the local station terminal reaches the other station terminal. Therefore, it is desirable to use the hold sound that takes into account the transmission loss and the attenuation distortion described above so that the other station terminal where the other party is located can listen to the tone of the tone in which each scale is balanced.
[0034]
Therefore, the CPU 10 converts the tempo information included in the original melody data to ½ times or the note information twice, for example, or converts the scale information when the reproduced sound based on the melody data is transmitted to the other party as a holding sound. Conversion is performed using a melody table corresponding to the hold tone, and the sound attenuation is changed. As a result, it is possible to listen to the reproduced sound based on the melody data of the melody in which each tone scale is balanced and the tone is balanced as a suitable sound for the holding tone.
[0035]
Further, this facsimile apparatus is provided with a timer alarm function. According to this timer alarm function, when the time set by the user in advance is reached, the CPU 10 generates an alarm sound from the speaker 13c as an alarm operation, and this alarm sound can be used as a reproduced sound based on the melody data. In this case, the alarm sound is stopped according to the user's stop operation or the like, and is used to notify the user that the set time has come. Volume is considered desirable. Even when an alarm sound is generated, the reproducibility of a specific sound range (for example, a bass part) may not be good depending on the performance of the speaker 13c, as in the case of the ring tone described above. An alarm sound that is emphasized in a specific range so as to obtain a tune with a clear tone is desirable.
[0036]
Therefore, when generating a playback sound based on the melody data as an alarm sound, the CPU 10 converts the tempo information included in the original melody data, for example, to 2 times or the note information to 1/2 times, or outputs the output level of the amplifier 13b. The scale information is converted using a melody table corresponding to the alarm sound, or the sound attenuation is changed. As a result, a sound suitable for the alarm sound is generated based on a melody data of a melody with a relatively fast tempo, lightness, a large volume, and a balanced tone scale.
[0037]
FIG. 5 is an explanatory diagram for explaining an example of the melody table. The melody table reproduces the correspondence between the scale information included in the melody data and the frequency and sound level to be set and input to the modem 13. It is defined for each type of sound and is used when converting melody data into an audible signal. That is, when generating a ring tone based on the melody data for one song, the CPU 10 refers to the ring tone table and converts the scale information included in the melody data to input data having a predetermined frequency and a predetermined sound level. This input data is supplied to the modem 13. As a result, a ringtone having a tone corresponding to each scale can be heard from the speaker 13c. Further, even when a holding tone is generated based on the same melody data, the CPU 10 refers to the holding tone table and converts the scale information included in the melody data into input data having a predetermined frequency and a predetermined sound level. Data is supplied to the modem 13. As a result, a tone having a musical tone corresponding to each scale different from the ring tone is transmitted to the other party through the public telephone line 28. Further, even when an alarm sound is generated based on the same melody data, the CPU 10 refers to the alarm sound table and converts the scale information included in the melody data into input data having a predetermined frequency and a predetermined sound level. Data is supplied to the modem 13. As a result, an audible alarm sound corresponding to each scale different from the ring tone and the hold tone can be heard from the speaker 13c. In short, even a single song can be used as a ringtone, hold tone, and alarm sound as different tunes.
[0038]
When generating such ringtones, hold tones, and even alarm sounds, the CPU 10 usually attenuates the sound level at a certain rate within the time length specified for each scale. A sound with a beautiful sound is supposed to be generated. Here, not only the melody data stored in advance in the NVRAM 15 but also the melody data obtained by downloading, it is possible to set the sound level attenuation method different from the above. For example, when the music data obtained by downloading is stored in the NVRAM 15 as melody data, the attenuation level of the sound level of the melody data is different from the normal amount, or, for example, at a constant rate such as nonlinear attenuation. Demonstrate acoustic effect processing methods, such as making the sound level unattenuated, or adding reflected sound with reflection time and attenuation characteristics that simulate the characteristics of rooms such as halls and live houses. Data can be added and saved. The melody data stored in this way can be reproduced as a sound quality different from the original sound effect (effect), for example, a sound having a strong reverberation sound. Such a sound effect may be different for each ring tone, hold tone, or alarm sound according to the control of the CPU 10 during reproduction of melody data.
[0039]
FIG. 6 is an explanatory diagram for explaining the contents displayed on the screen of the display unit 24. At the same time as generating a ring tone, a holding tone, and an alarm sound, the CPU 10 As shown in FIG. 4, in addition to displaying the song title of the melody data being reproduced at that time, the notes 24a and the score 24b based on the melody data are displayed as images. In the column of the song title, the number of measures that are currently being played back is shown. Further, data that becomes a symbol such as a musical note 24 a is expanded in the text VRAM area of the RAM 12, while data that becomes a graphic pattern such as a musical score 24 b is expanded in the graphic VRAM area of the RAM 12. Further, the note 24a corresponding to the sound being generated is highlighted with a color different from that of the other notes 24a, so that it is possible to visually grasp which note 24a is being generated.
[0040]
That is, the CPU 10 realizes a reproduction sound control means that changes the processing content for converting the melody data into an audible signal according to various operation modes executed on the apparatus and generates different reproduction sounds. Further, the CPU 10 realizes melody data acquisition means for acquiring melody data from the outside by downloading via a communication line and storing the melody data in a memory.
[0041]
The program stored in the ROM 14 is a computer program for controlling a communication device having a function of converting melody data stored in the memory (NVRAM 15) into an audible signal and generating a reproduced sound based on the audible signal. According to various operation modes executed on the device, the processing contents for converting melody data into audible signals are changed, and a computer program including a reproduction sound control program for generating different reproduction sounds is realized. doing.
[0042]
Next, an operation when reproducing melody data will be described.
[0043]
FIG. 7 is a flowchart showing a control process when generating a ring tone, FIG. 8 is a flowchart showing a control process when generating a holding sound, and FIG. 9 is a flowchart showing a control process when generating an alarm sound. It is. It is assumed that the same melody data music is set as the ring tone, hold tone, and each reproduced sound based on the alarm sound.
[0044]
First, the ring tone control process will be described with reference to FIG. The ring tone control process is started in response to the reception of the call signal from the other party. First, the CPU 10 acquires tempo information from the melody data set as the ring tone (S1).
[0045]
Then, the CPU 10 calculates a value obtained by converting the value of the tempo information, for example, twice, and determines a basic sound length based on the calculated value (S2). For example, when the value of the tempo information is “60”, a sound corresponding to a quarter note is generated 60 times per minute, the length of a quarter note is 1000 ms (1 second), and the length of an eighth note is that length. If the value of this tempo information is doubled to “120”, the length of the quarter note is half that of 500 ms, and that of the eighth note is further half that of 250 ms. .
[0046]
Next, the CPU 10 acquires scale information and note information from the leading marking included in the melody data (S3). The head marking is marking information used as a pair with a rear end marking to be described later, and is embedded in the melody data in order to specify the head portion of the music portion corresponding to the main phrase. Note that the rear end portion of the music portion corresponding to the main phrase can be specified by detecting the rear end marking embedded in the same melody data.
[0047]
Subsequently, the CPU 10 refers to a ring tone table as shown in FIG. 5 for the acquired scale information (S4). In this ringtone table, for example, the scales included in a specific range such as a bass part where the reproducibility of the speaker 13c is not good are set to have a higher acoustic level than other scales.
[0048]
Then, the CPU 10 converts the scale information into data indicating the frequency and the sound level based on the ringtone table, and inputs this data to the modem 13 (S5). Thereby, an audible signal based on the frequency and sound level input from the modem 13 is supplied to the speaker 13c, and a sound having a frequency and sound level corresponding to the audible signal is generated from the speaker 13c.
[0049]
At this time, the CPU 10 displays the note 24a as an image corresponding to the scale information and the note information at this time on the screen (S6).
[0050]
Further, the CPU 10 starts measuring the real time that the sound is being generated based on the basic sound length determined in S2 and the current note information (S7).
[0051]
Further, during the sound generation, the CPU 10 gradually attenuates the sound level initially input to the modem 13 so that the sound is gradually attenuated (S8). How the sound level is attenuated can be set differently when a ring tone is generated and when a hold sound or an alarm sound, which will be described later, is generated. It may be set for each type of playback sound, or may be set by the user.
[0052]
Then, the CPU 10 does not go off-hook by an operation such as lifting the handset by the user (S9: NO), and the actual time when the current sound is being generated based on the note information has reached the time-up. If it is determined that it is a thing (S10: YES), the next order information is read from the melody data, and it is determined whether or not the trailing end marking is detected as the information (S11). That is, the above-described series of operations from S3 to S10: YES corresponds to an operation for generating a scale as a single sound or a synthesized sound with a specified tone length based on the tempo obtained in S2. In particular, the operations from S3 to S5 are performed very instantaneously so that the sound is interrupted and cannot be heard.
[0053]
If an off-hook is detected before the sound length time is up (S9: YES) or an off-hook is detected (S11: NO) before the trailing edge marking is detected (S12: YES), the CPU 10 sounds a ring tone at that time. The state is stopped (S13), and then the ring tone control process is terminated to shift to another call process or the like.
[0054]
In S12, when it is detected that it is not in an off-hook state (S12: NO), the CPU 10 acquires scale information and note information as next order information from the melody data (S14), and then proceeds to S4 and the same. Repeat the operation. That is, by repeating the loop which goes to S14 through S4-S12: NO, the reproduction sound based on the melody data is continuously generated, and one song can be heard as the ring tone.
[0055]
In S11, when the rear end marking is detected (S11: YES), the CPU 10 returns to S3 again and repeats the same operation. That is, when the reproduction of the main phrase of one song is finished, the reproduction starts again from the beginning of the main phrase, and the main phrase of one song can be repeatedly heard as a ring tone.
[0056]
In S10, when the actual time during which the current sound is being generated has not reached time-up (S10: NO), the CPU 10 returns to S8 and continues to attenuate the sound level.
[0057]
Next, the hold tone control process will be described with reference to FIG. The music on hold control process is started when the user presses the hold key during a call with the other party. First, the CPU 10 acquires tempo information from the melody data set as the music on hold ( S21).
[0058]
Then, the CPU 10 calculates a value obtained by converting the value of the tempo information to, for example, ½, and determines a basic sound length based on the calculated value (S22). For example, if the value of the tempo information is “60” and the value is “30” which is ½ times, the length of a quarter note is doubled to 2000 ms.
[0059]
Next, CPU10 acquires scale information and note information from the head of the music contained in melody data (S23).
[0060]
Subsequently, the CPU 10 refers to a table for holding sound as shown in FIG. 5 for the acquired scale information (S24). In this hold tone table, the above-described musical scales with significant transmission loss and attenuation distortion are set to have higher acoustic levels than other musical scales.
[0061]
Then, the CPU 10 converts the scale information into data indicating the frequency and the sound level based on the hold sound table, and inputs this data to the modem 13 (S25). As a result, an audible signal based on the frequency and sound level input from the modem 13 is transmitted to the public telephone line 28 through the NCU 11, and a sound having a frequency and sound level corresponding to the audible signal is transmitted to the other party. At this time, the audible signal from the modem 13 is also supplied to the speaker 13c, and a sound having a frequency and an acoustic level corresponding to the audible signal is generated from the speaker 13c.
[0062]
At this time, the CPU 10 displays the note 24a as an image corresponding to the scale information and the note information at this time on the screen (S26).
[0063]
Further, the CPU 10 starts measuring the real time that the sound is being generated based on the basic tone length determined in S22 and the current note information (S27).
[0064]
Further, during the sound generation, the CPU 10 gradually attenuates the sound level initially input to the modem 13 so that the sound gradually attenuates (S28).
[0065]
Then, the CPU 10 determines that the actual time during which the current sound is being generated has reached time-up based on the note information without the user releasing the hold state (S29: NO) (S30: YES). ), The next order information is read from the melody data, and it is determined whether or not the rear end of the song has been detected as the information (S31). That is, the above-described series of operations from S23 to S30: YES corresponds to an operation for transmitting a scale as a single tone or a synthesized tone to the other party with a designated tone length based on the tempo obtained in S22. In particular, the operations from S23 to S25 are performed very instantaneously so that the sound is interrupted and cannot be heard.
[0066]
It is detected that the hold state has been released by pressing the hold key again before the sound time is up (S32: YES), or the release of the hold is detected before the trailing edge marking is detected (S31: NO). Then (S29: YES), the CPU 10 stops the state in which the hold sound is transmitted to the other party at that time (S33), and then ends the hold sound control process to return to the original call process or the like.
[0067]
In S32, when the on-hold state is continued as it is (S32: NO), the CPU 10 acquires scale information and note information as next order information from the melody data (S34), and then proceeds to S24 to perform the same operation. repeat. That is, by repeating the loop from S24 to S32: NO and proceeding to S34, the reproduction sound based on the melody data is continuously generated, and the other party can listen to one song as the hold sound.
[0068]
In S31, when the rear end of the music is detected (S31: YES), the CPU 10 returns to S23 again and repeats the same operation. That is, when the reproduction of one song is finished, the reproduction is started again from the beginning of the song, and one song can be heard as a holding sound for a relatively long time.
[0069]
In S30, when the actual time during which the current sound is being generated has not reached time-up (S30: NO), the CPU 10 returns to S28 and continues to attenuate the sound level.
[0070]
Next, the alarm sound control process will be described with reference to FIG. The alarm sound control process is started at the time set by the user in advance. First, the CPU 10 acquires tempo information from the melody data set as the alarm sound (S40).
[0071]
Then, the CPU 10 calculates a value obtained by, for example, doubling the value of the tempo information, and determines a basic sound length based on the calculated value (S41). For example, if the value of tempo information is “60” and the value is doubled to “120”, the length of a quarter note is ½ times 500 ms.
[0072]
At this time, the CPU 10 raises the output level of the amplifier 13b in order to increase the volume of the speaker 13c more uniformly than in the case where the above-described ringing tone or holding tone is generated (S42). As a result, the alarm sound is generated at a louder volume than that of the ring tone or the hold sound.
[0073]
Next, CPU10 acquires scale information and note information from the head of the music contained in melody data (S43).
[0074]
Subsequently, the CPU 10 refers to an alarm sound table as shown in FIG. 5 for the acquired scale information (S44). In this alarm sound table, as described above in the ring tone control process, the scale included in a specific sound range such as a bass part where the reproducibility of the speaker 13c is not good is set as having a higher sound level than other scales. Has been.
[0075]
Then, the CPU 10 converts the scale information into data indicating the frequency and the sound level based on the alarm sound table, and inputs this data to the modem 13 (S45). Thereby, an audible signal based on the frequency and sound level input from the modem 13 is supplied to the speaker 13c, and a sound having a frequency and sound level corresponding to the audible signal is generated from the speaker 13c.
[0076]
At this time, the CPU 10 displays a note 24a as an image corresponding to the scale information and the note information at this time on the screen (S46).
[0077]
Further, the CPU 10 starts measuring the real time that the sound is being generated based on the basic sound length determined in S41 and the current note information (S47).
[0078]
Further, during the sound generation, the CPU 10 gradually attenuates the sound level initially input to the modem 13 so that the sound gradually attenuates (S48).
[0079]
When the CPU 10 determines that the actual time during which the current sound is being generated has reached the time-up based on the note information without the alarm being released by the user (S49: NO), (S50: YES) Next-order information is read from the melody data, and it is determined whether or not the rear end of the song has been detected as the information (S51). That is, the above-described series of operations from S43 to S50: YES corresponds to an operation for generating a scale as a single tone or a synthesized tone with a specified tone length based on the tempo obtained in S41. In particular, the operations from S43 to S45 are performed so instantaneously that the sound is interrupted and cannot be heard.
[0080]
It is detected that the user has performed a key operation for canceling the alarm before the sound time is up (S52: YES), or if the alarm is detected before detection of the rear end marking (S51: NO) (S49: YES). The CPU 10 stops the alarm sounding state at that time (S53), and then ends the alarm sound control process to return to the standby state or the like.
[0081]
If the generation of the alarm sound is continued without releasing the alarm in S52 (S52: NO), the CPU 10 acquires the scale information and note information as the next information from the melody data (S54), Thereafter, the process proceeds to S44 and the same operation is repeated. That is, by repeating the loop from S44 to S52: NO to S54, an alarm sound based on the melody data is continuously generated, and one song can be heard as the alarm sound.
[0082]
In S51, when the rear end of the music is detected (S51: YES), the CPU 10 returns to S43 again and repeats the same operation. That is, when the reproduction of one song is completed, the reproduction is started again from the beginning of the song, and one song can be heard as an alarm sound for a relatively long time.
[0083]
In S50, when the actual time during which the current sound is being generated has not reached time-up (S50: NO), the CPU 10 returns to S48 and continues to attenuate the sound level.
[0084]
Therefore, according to the above facsimile apparatus, the processing content for converting the melody data into an audible signal is changed for each incoming operation, hold operation, and alarm operation, and even with the same melody data, different reproduction sounds are generated according to each operation. Even if the same melody data is used as a ring tone, a hold tone, and an alarm tone, a music corresponding to each operation can be heard as a reproduction sound.
[0085]
That is, for a ring tone that has a relatively short playback time, for example, a tone that can be generated from the speaker 13c as a tune in which each scale is balanced at a fast tempo, and a holding tone that may have a long playback time, For example, it is possible to inform the other party as a tune in which each scale is balanced at a slow tempo, and for the alarm sound to notify that the time set by the user has come, each scale is balanced at a fast tempo, for example. The music tone can be generated from the speaker 13c with a large volume.
[0086]
The present invention is not limited to the above embodiment.
[0087]
For example, the playback sound may be generated during image reading or printing. At that time, the tempo is changed according to the reading speed or printing speed, or the playback sound is generated at a relatively low volume. You may do it.
[0088]
Further, it is not necessary to make the reproduced sound different for all of the various operation modes. For example, a ring tone and an alarm sound that have a relatively common purpose may be made common, and only the hold sound may be changed in the reproduced sound.
[0089]
Transmission loss and attenuation distortion can be dealt with by setting an appropriate sound level for each scale in advance in the music on hold table, but by detecting the line current on the public telephone line 28, Calculate the transmission loss from the local station terminal to the local exchange, and estimate the total transmission loss and attenuation distortion from the local station terminal to the other station terminal based on this transmission loss. The most suitable melody table may be referred to.
[0090]
Although the musical note 24a is displayed in conjunction with the reproduced sound, it may be displayed regardless of the reproduced sound.
[0091]
The marking information for specifying the music portion corresponding to the main phrase may be arbitrarily designated by the user, or may be embedded in the melody data in advance.
[0092]
In the above embodiment, the tempo is doubled for a ring tone, the tempo is doubled for a hold tone, and the tempo is doubled for an alarm sound to increase the volume. All of these three operation modes have been shown to perform predetermined conversion to basic melody data. However, the present invention is not limited to this, and the basic data is used in a certain operation mode (for example, hold), and the others. You may make it perform conversion.
[0093]
The apparatus to which the present invention is applied is not limited to a facsimile apparatus, and may be a mobile phone, for example, as long as it can reproduce melody data.
[0094]
【The invention's effect】
As described above, according to the communication device of the first aspect of the present invention, the tempo information included in the melody data is accelerated and the scale information in the predetermined low range of the scale information is included. Volume The scale of other ranges Volume Since the ring tone is generated with a change to be larger than the ring tone, the ring tone having a relatively short playback time can be generated from the speaker as a tune that balances each scale at a high tempo, for example. .
[0095]
[0096]
Furthermore, according to the communication device of the second aspect of the present invention, the tempo information included in the melody data is delayed, and a predetermined scale with a large transmission loss of scale information is obtained. Volume The other musical scale Volume Since the hold sound is generated with a change so as to be larger than the other, the hold sound, which may take a long time to be played, can be transmitted to the other party, for example, as a tune in which each scale is balanced at a slow tempo. .
[0097]
According to the communication device of the invention described in claim 3, the tempo information included in the melody data is speeded up, and the scale information of a predetermined low range of the scale information is included. Volume The scale of other ranges Volume The alarm sound is generated by changing the volume so that the volume is larger and the volume is increased. Can be generated from the speaker.
[0098]
Furthermore, according to the communication device of the invention described in claim 4, in addition to the effect of the communication device according to any one of claims 1 to 3, for example, only the main phrase of a certain song is repeatedly generated as a ringtone. On the other hand, as the holding sound or the alarm sound, the same song can be generated over all phrases.
[0099]
Further, according to the communication device of the invention described in claim 5, in addition to the effect of the communication device according to any one of claims 1 to 4, it varies depending on each use of the ring tone, hold tone and alarm sound. Playback sound can be generated with an effect (acoustic effect).
[0100]
Furthermore, according to the communication device of the invention described in claim 6, in addition to the effect of the communication device according to any one of claims 1 to 5, for example, melody data is obtained by downloading from a web server on the Internet, A plurality of such melody data can be stored in the memory.
[0101]
According to the communication device of the invention described in claim 7, in addition to the effect of the communication device according to any one of claims 1 to 6, the reproduction sound based on the melody data is generated and heard by the reproduction sound. A song can be displayed as an image of musical notes.
[0102]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a facsimile apparatus as an embodiment of a communication apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is an external view showing an external appearance of a facsimile machine.
FIG. 3 is an explanatory diagram for explaining transmission loss on a line;
FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining attenuation distortion between a terminal station and a terminal station;
FIG. 5 is an explanatory diagram for explaining an example of a melody table;
FIG. 6 is an explanatory diagram for explaining the contents displayed on the screen of the display unit.
FIG. 7 is a flowchart showing a control process when a ring tone is generated.
FIG. 8 is a flowchart showing a control process for generating a holding tone.
FIG. 9 is a flowchart showing a control process when an alarm sound is generated.
[Explanation of symbols]
10 CPU
11 NCU
12 RAM
13 Modem
13a D / A converter
13b amplifier
13c speaker
14 ROM
15 NVRAM
16 Gate array
17 Codec
18 DMAC
21 Reading unit
22 Printing Department
23 Operation unit
24 display
28 Public telephone line

Claims

A function for generating an audible signal by changing any of tempo information, scale information, note information, and volume included in the melody data stored in the memory and generating a reproduction sound based on the audible signal is provided. Communication device,
When the melody data is played as a ring tone, the tempo information is speeded up so that the playback sound is played in a tempo-balanced tune with a fast tempo, and the volume of a predetermined low-range scale of the scale information And a playback sound control means for making the volume higher than the volume of the other scale.

A function for generating an audible signal by changing any of tempo information, scale information, note information, and volume included in the melody data stored in the memory and generating a reproduction sound based on the audible signal is provided. Communication device,
When playing back the melody data as a hold tone, the tempo information is slowed down so that the playback sound is played back in a tone-balanced tone with a slow tempo, and a predetermined scale with a large transmission loss of the scale information is transmitted . communication apparatus characterized by having a reproduction sound control unit to be larger than the volume of the other scale volume.

A function for generating an audible signal by changing any of tempo information, scale information, note information, and volume included in the melody data stored in the memory and generating a reproduction sound based on the audible signal is provided. Communication device,
When the melody data is reproduced as an alarm sound, the tempo information is speeded up so that the reproduced sound is reproduced in a high-volume scale with a fast tempo scale balance, and a predetermined low range of the scale information the volume of the scale is larger than the volume of the scale of the other range, and the communication apparatus characterized by having a reproduction sound control means for increasing the volume.

The reproduction sound control means repeatedly reproduces the main phrase portion of the melody data when reproducing the melody data as a ring tone, and reproduces the melody data when reproducing the melody data as a holding sound or an alarm sound. The communication device according to claim 1, wherein the entire device is repeatedly reproduced.

The communication device according to any one of claims 1 to 4, wherein the reproduction sound control means changes an effect at the time of reproduction according to each use of the ringtone, hold sound, and alarm sound.

6. The communication apparatus according to claim 1, further comprising melody data acquisition means for acquiring the melody data from outside by downloading via a communication line and storing the melody data in the memory.

A display means capable of displaying image information;
7. The reproduction sound control means generates note image information based on the melody data that is a source of the reproduction sound during generation of the reproduction sound, and displays the note image information on the display means. The communication apparatus in any one of.