[go: up one dir, main page]

JP3643165B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3643165B2
JP3643165B2 JP01617796A JP1617796A JP3643165B2 JP 3643165 B2 JP3643165 B2 JP 3643165B2 JP 01617796 A JP01617796 A JP 01617796A JP 1617796 A JP1617796 A JP 1617796A JP 3643165 B2 JP3643165 B2 JP 3643165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
processing
photosensitive material
liquid
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01617796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09211826A (ja
Inventor
修身 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP01617796A priority Critical patent/JP3643165B2/ja
Priority to US08/792,197 priority patent/US5809362A/en
Publication of JPH09211826A publication Critical patent/JPH09211826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3643165B2 publication Critical patent/JP3643165B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D3/00Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion
    • G03D3/08Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material
    • G03D3/13Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material for long films or prints in the shape of strips, e.g. fed by roller assembly
    • G03D3/132Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material for long films or prints in the shape of strips, e.g. fed by roller assembly fed by roller assembly

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光材料を処理する処理液の貯留量を少なくした処理槽内の処理液の液温を一定に維持する感光材料処理装置に関し、ハロゲン化銀写真感光材料、例えばネガフィルムの現像処理に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
感光材料である写真用のネガフィルムは撮影後に現像処理する必要がある。この為、現像液、定着液及び水洗水等の処理液をそれぞれ処理槽に貯留したネガフィルム現像用の処理装置内に、撮影済のネガフィルムを送り込んで、現像液、定着液及び水洗水にこのネガフィルムを順次漬けて現像処理していた。そして、確実な現像処理をするために、この処理装置に内蔵された従来の各処理槽には、それぞれ多量の処理液が貯留されていた。また、酸化等により処理液の劣化が進行するので、ネガフィルムの現像品質を良好に保つために補充液をこの処理液に補充して、処理液の特性を常時一定に維持しなければならなかった。
【0003】
さらに、この処理装置は、現像処理の安定化のために、通常処理槽外にヒータ及び温調器を組み込んだサブタンクを持ち、このサブタンク内で一定温度に加温された処理液が処理槽との間で循環されて、処理槽内の処理液を所定の温度に保持している。また、補充液もサブタンクに一旦供給されて一定温度に加温されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような構造の処理装置では、サブタンクと処理槽の間を循環している間に処理液の劣化が一層進行するので、一日当たりのネガフィルムの処理量が少ない場合であっても、ネガフィルムの現像品質を良好に保つために処理液が多量に貯留されていることと相まって補充液も多量に必要となる。
【0005】
この為、処理液及び補充液が多量に必要になるのに伴って、これらの液の温調を低コストで行うことが困難となって処理装置のランニングコストが増大すると共に、環境を悪化させる虞がある欠点があった。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、処理槽内の処理液の少量化を図ると共に、処理液の少量化が図られた処理槽において処理液の液温を一定に維持し得る感光材料処理装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1による感光材料処理装置は、感光材料を処理する処理液が貯留される処理槽を有した感光材料処理装置であって、
前記処理槽のタンク容量をVミリリットルとし、前記処理槽内の処理液に感光材料が接触し始める位置からこの処理液内より感光材料が排出される位置までの搬送距離であるパス長をLcmとしたときに、V/Lの値が25以下とされた構造に前記処理槽が形成され、
前記処理槽内の処理液を循環する循環路を有すると共に、この循環路中の処理液を所定の温度に加温する鋳込みヒータを有し、
前記処理槽は、一部が前記鋳込みヒータの中に鋳込まれていることを特徴とする。
【0010】
請求項2による感光材料処理装置は、請求項1に係る感光材料処理装置において、前記鋳込みヒータが前記処理槽に着脱可能に取り付けられたことを特徴とする。
【0016】
請求項1に係る感光材料処理装置の作用を以下に説明する。
V/Lの値が25以下とされるような細長く小液量の処理槽としたのと相まって、循環路中に配置された鋳込みヒータが、処理液を短時間に所定温度まで加温すると共に液温を所定の温度に安定的に維持でき、コスト的な点及び環境保全の点から優れたものとなる。
更に、処理槽は、一部が鋳込みヒータの中に鋳込まれている。この為、鋳込みヒータからの熱がより効率的に伝達されることで、処理液のより高精度な温度管理が可能となる。
尚、ここで鋳込みヒータとしては、例えば熱源及び液流通用の配管を共に金属ブロックに鋳込んだものを採用することができる。
【0017】
請求項2に係る感光材料処理装置の作用を以下に説明する。
本請求項も請求項1と同様な作用を奏する。但し、本請求項では、鋳込みヒータが処理槽に着脱可能に取り付けられる為、鋳込みヒータが故障等した場合でも、鋳込みヒータを差し替えることにより容易に交換出来るようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の感光材料処理装置に係る第1の実施の形態を図面に示し、これらの図に基づき本実施の形態を説明する。
【0019】
図1に示すように、本実施の形態に係る感光材料処理装置10は、結晶性樹脂によりU字状に形成される現像槽12に、同じく結晶性樹脂によりU字状に形成される漂白定着槽14が連結材18Aを介して繋がり、さらに、それぞれ結晶性樹脂によりU字状に形成されつつ一列に連結材18C、18Dにより連結された3つの安定槽16が、漂白定着槽14に連結材18Bを介して繋がった構造となっている。そして、現像槽12内には現像液が貯留され、漂白定着槽14内には漂白定着液が貯留され、3つの安定槽16内には、それぞれ水洗水が貯留されている。
【0020】
従って、この感光材料処理装置10の現像槽12の開放端側から撮影済のネガフィルムFが挿入されると、処理槽であるこれら現像槽12、漂白定着槽14及び3つの安定槽16に順にネガフィルムFが漬けられてネガフィルムFの現像処理がされる。
【0021】
また、最後の安定槽16の開放端側には乾燥ファン22が配置されており、この乾燥ファン22に安定槽16内から出てきたネガフィルムFが挿入されて乾燥されることになる。さらに、この感光材料処理装置10には、各処理槽を全体的に覆うような図示しないカバーが取り付けられている。
【0022】
これら処理槽の内の例えば現像槽12を図2に拡大して示し、現像槽12の横断面を図3に表す。この図3に示すように、現像槽12内の空間12Cは、現像槽12の内壁面の一部であるガイド部12BによりネガフィルムFが案内されつつ搬送されるように、このガイド部12Bによってスリット状に形成されている。
【0023】
つまり、現像槽12内の空間12Cの幅方向の長さがネガフィルムFの幅寸法より若干大きくされ、この空間12Cの厚みがネガフィルムFの厚みより若干厚くされたスリット状に、この空間12Cがガイド部12Bにより形成されている。この為、このガイド部12Bが、U字状のネガフィルムFの搬送経路Tを構成することにもなる。また、現像槽12の幅方向の中央部の壁部12Aには、図3上、上下面とも窪みとなる凹部26が搬送経路Tに沿って溝状に形成されており、ネガフィルムFの画像形成部分には現像槽12の内壁面が接しないようにされている。
【0024】
以上より、現像槽12はスリット状のタンクとされていて、図6に示すように、この現像槽12のタンク容量をVミリリットルとし、現像液にネガフィルムFが接触し始める位置から現像液内よりネガフィルムFが排出される位置までの搬送距離であるパス長をLcmとしたときに、V/Lの値が25以下とされて現像液の少量化が図られている。
【0025】
尚ここで、タンク容量には、循環系の液量や現像液の温調のために用いられることがあるサブタンク等の容量は除外する。
【0026】
さらに、漂白定着槽14及び安定槽16等の他の処理槽の内部にも同様にスリット状の空間が形成されており、また、上記の連結材18A、18B、18C、18Dも現像槽12と同様に、内部にスリット状の通路を有したU字状に形成され、現像槽12、漂白定着槽14及び3つの安定槽16と接合されるように、それぞれ逆U字状に配置される。
【0027】
図2及び図4に示すように、現像槽12内には、U字状のネガフィルムFの搬送経路Tに沿って所定の間隔で膨らんだ空間である膨出部28が5個所配置されている。これらの膨出部28内には、両端部にそれぞれ駆動輪30Aを有した搬送手段である一対の搬送ローラ30が相互に対向してそれぞれ回転可能に配置されている。
【0028】
従って、一対の搬送ローラ30が回転されると、一対の搬送ローラ30の駆動輪30A間にネガフィルムFのパーホレーション部分が挟持されつつ、ネガフィルムFが現像槽12内の搬送経路Tに沿って搬送されることになる。
【0029】
そして、これら搬送ローラ30の駆動輪30Aの内の一方には、周方向に沿って並ぶように磁極が配置された円板状の磁石32が、取り付けられている。これら一対の搬送ローラ30の磁石32と現像槽12の壁部12Aを介して対向する現像槽12の外側の部分には、一対の伝達ローラ34が配置されている。この一対の伝達ローラ34の一端側である磁石32と対向する側には、搬送ローラ30の駆動輪30Aと同様に周方向に沿って磁極が並ぶように配置された円板状の磁石36がそれぞれ設置されており、一対の伝達ローラ34の他端側には、相互に噛み合うギヤ38がそれぞれ取り付けられている。
【0030】
さらに、一方の伝達ローラ34の他端側より突出した回転軸40の先端部にスプロケット42が取り付けられている。また、漂白定着槽14及び安定槽16等の他の処理槽にも同様に一対の搬送ローラ30を内蔵した膨出部28がそれぞれ複数形成されており、これらの膨出部28にも、スプロケット42を有した一対の伝達ローラ34がそれぞれ配置されている。そして、感光材料処理装置10全体にわたって各スプロケット42にチェーン44が巻き掛けられており、感光材料処理装置10に配置されたモータ46によりこのチェーン44が駆動回転されることになる。
【0031】
以上より、チェーン44がモータ46により回転されるのに伴って、スプロケット42を有した一方の伝達ローラ34がそれぞれ回転され、これに合わせて、ギヤ38で噛み合っている他方の伝達ローラ34も回転される。この結果、一対の伝達ローラ34の磁石36と現像槽12の壁部12Aを介して対向する搬送ローラ30の磁石32が磁力の影響を受け、磁石32を有した一対の搬送ローラ30が一対の伝達ローラ34と共に回転することになる。
【0032】
他方、図2に示すように、現像槽12の最下部である中央部と、現像槽12の導入及び排出側寄りの部分との間を繋ぐように、循環路である配管52が配置されている。この配管52の途中には、現像槽12の中央部から現像槽12の導入側寄りの部分及び現像槽12の排出側寄りの部分へ現像液を送るためのポンプ54が、設置されている。さらに、配管52のポンプ54の下流側の位置には、ポンプ54により送られる現像液を所定の温度に加熱する鋳込みヒータ56が設置されている。
【0033】
また、この配管52の鋳込みヒータ56の下流側の位置で、現像槽12の導入側寄りの部分及び現像槽12の排出側寄りの部分へ繋がれるように、配管52が枝分かれしている。
【0034】
このポンプ54の下流側の配管52の部分には、鋳込みヒータ56内を配管52と同様に通過する補充路である配管58の一端側が接続されており、この配管58の他端側が補充液を貯留した補充タンク60に接続されている。そして、この配管58の途中には、補充タンク60内の補充液を配管52に送り込むためのポンプ62が配置されている。従って、鋳込みヒータ56はこのポンプ62により送られた補充液をも加熱することになる。
【0035】
ここで鋳込みヒータ56は、特開平5−80479号公報及び特開平5−204117号公報に示されているように、ヒータ及び熱伝導性のよい配管パイプが温度センサとともに熱伝導性のよい金属に鋳込まれて形成されたものであり、配管パイプ内を通る現像液及び補充液に迅速にかつ効率よく熱が伝えられて現像槽12内の現像液の液温を一定温度に維持することを可能とするものである。
【0036】
そして、この温度センサが、配管52、58内を流れる現像液及び補充液の温度を検出するようになっていて、鋳込みヒータ56の作動状態をこの温度センサによる現像液及び補充液の検出温度に基づき調整可能となっている。
【0037】
尚、循環系の配管52の長さを出来るだけ短くして、配管52内に保有される現像液の液量を最小限にすることにより、液温を保つための現像液の循環量も必要最小限として、攪拌による現像液の空気酸化を少なくすることができる。
【0038】
一方、規定量の補充液が補充ポンプ62により補充タンク60から吸い出され、この補充液が補充系の配管58を通って現像槽12に供給されるが、補充液が鋳込みヒータ56内の図示しない配管パイプを通る際に、現像槽12内の現像液の液温と同一液温まで昇温される。尚、補充系の鋳込みヒータ56内の配管パイプは、補充液がこの配管パイプを通る間に所定の温度まで上昇するのに充分な長さの管路長を有する。
【0039】
補充液を補充するタイミングは、新たに処理されるネガフィルムFが現像槽12に挿入される直前であり、この時に補充ポンプ62を作動して規定量の補充液を補充し、さらに処理中に必要に応じて補充する。従って、ネガフィルムFの処理時には、現像槽12内の現像液の品質が常時一定に維持される。そして、補充液は、現像槽12内に循環された現像液と一緒に、或いは独立に、ネガフィルムFが挿入される現像槽12の上部に供給される。
【0040】
尚、補充液が供給された量だけ現像槽12中の現像液は一時的に増加するが、ネガフィルムFの処理に伴って現像槽12から増加分は排出されることになる。但し、現像槽12のネガフィルムFの出口側に図示しないオーバフロー廃液口を設け、このオーバフロー廃液口から増加分を排出して廃液タンク(図示せず)に貯留するようにしてもよい。
【0041】
また、補充液は、特開平4−128841号公報に記載されているような可撓性のある密閉容器である補充タンク60に貯留されており、内部の補充液が補充ポンプ62によって吸い出されていくにつれて補充タンク60は偏平になってゆく。
【0042】
従って、補充タンク60内に空気が入り込んで補充液が酸化されることはなく、補充タンク60内の補充液は使い尽くされるまで初期の品質を長期間に亘って維持する事が出来る。
【0043】
次に本実施の形態の感光材料処理装置10の組立てを説明する。
まず、図5に示すように、それぞれU字状に形成されると共に、幅方向の中央部であって長手方向に沿って溝状に延びる凹部26がそれぞれ形成される一対の槽構成部材72A、72Bを、射出成形により作製する。
【0044】
さらに、これら一対の槽構成部材72A、72Bの膨出部28となる膨らんだ部分に一対の搬送ローラ30をそれぞれ入れた状態で、凹部26側を相互に対向してこれら一対の槽構成部材72A、72Bを接着しつつ接合することにより、U字状の現像槽12が完成される。
【0045】
また、漂白定着槽14及び安定槽16も上記と同様に完成され、連結材18A、18B、18C、18Dも、同様に射出成形により作製された図示しない一対の部材を接合することにより、完成される。
【0046】
この後、これら現像槽12、漂白定着槽14、安定槽16及び連結材18A、18B、18C、18Dを組み立て、膨出部28に対応して伝達ローラ34を配置すると共に、チェーン44を各伝達ローラ34のスプロケット42に巻き掛ける。さらに、現像槽12への配管52、58と同様に、現像槽12、漂白定着槽14及び安定槽16にそれぞれ配管を接合して、現像液等の処理液の循環及び補充液の追加を可能とすることにより、感光材料処理装置10が完成する。
【0047】
次に本実施の形態の作用を説明する。
現像液を貯留した現像槽12が、現像槽12のタンク容量をVミリリットルとし、現像槽12内の現像液にネガフィルムFが接触し始める位置からこの現像液内よりネガフィルムFが排出される位置までの搬送距離であるパス長をLcmとしたときに、V/Lの値を25以下とした構造とされる。
【0048】
そして、現像槽12内の現像液を循環する配管52及び補充液を現像槽12に補充する配管58が設けられると共に、これら配管52中の現像液及び配管58中の補充液を所定の温度に加温する鋳込みヒータ56が配管52、58中に配置される。
【0049】
従って、V/Lの値が25以下とされるような最小量の現像液しか保有していない細長い現像槽12であることと、熱伝達と熱効率の良い鋳込みヒータ56を組み込んだことから、この鋳込みヒータ56が配管52、58中の現像液及び補充液を短時間に所定温度まで加温して、現像槽12内の現像液の液温を所定の温度に安定的に維持することができる。この為、現像処理の際のコスト的な点及び環境保全の点からも優れた感光材料処理装置10となる。
【0050】
さらに、V/Lの値が25以下とされたので、従来のプロセサFP360の現像槽と比較して現像液の少量化が図れ、現像液の特性を維持するために多量の補充液を必要とすることがなく、感光材料処理装置10のランニングコストが低減される。また、上記の構造で現像液を少量化することにより、現像液を貯留する現像槽12の小型化が図れ、これに伴って感光材料処理装置10の小型化が図れる。
【0051】
一方、小量の現像液を保有する現像槽12でネガフィルムFを処理する直前に、現像液を循環して現像槽12内の液温を昇温させると共に所定の温度に温調された補充液を供給することにより、現像液の品質、処理条件を常に一定に維持して現像処理することが可能となる。
【0052】
これに伴って、現像処理を行わない間は、現像液の循環攪拌をおこなう頻度がすくなくなり、液温も処理温度よりはるかに低温に保たれる。この為、処理量が少ない場合でも現像液の品質劣化が抑制され、補充液量を増加することなく品質の良い現像処理が行われることにもなる。
【0053】
さらに、現像槽12内、配管系の液容量を最小限とし、現像液の循環量を極小にすることにより、循環攪拌に伴う現像液の空気による酸化、蒸発を最小に抑えることが出来る。
【0054】
尚、本実施の形態の現像槽による処理を以下に示す。
ここで搬送速度は50cm/分(8.3mm/秒)、スリット幅である隙間Dは約0.8cmとした。
Figure 0003643165
また、一般のフィルムプロセッサの具体例の一つとして富士写真フイルム(株)製フィルム処理機FP360Bの現像処理は以下の通りである。
【0055】
Figure 0003643165
搬送速度は47cm/分であった。
【0056】
一方、漂白定着槽14及び安定槽16等の他の処理槽も上記と同様にV/Lの値が25以下とされ、上記と同様に作用することが可能である。
【0057】
して例えば、搬送速度を毎分0.1mから毎分5mの間とし、図6に示す現像槽12等の処理槽の内部の隙間Dを、0.1cmから10cmの間とすることとる。
【0058】
次に、本発明の感光材料処理装置に係る第2の実施の形態を図7から図16に示し、これらの図に基づき本実施の形態を説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0059】
図7及び図8に示すように、本実施の形態に係る現像槽12は、その一部が鋳込みヒータ112の中に鋳込まれた構造となっており、この鋳込みヒータ112に配管52、58が接続されている。
【0060】
鋳込みヒータ112に鋳込まれる現像槽12は熱伝導性の良いプレス成形された耐蝕性の高い2枚の金属板を溶接して槽と成し、これをヒータと一体に鋳込む構造である。鋳込みヒータ112の取り付け位置は、液面より下になり、この位置には常に液が存在する。
【0061】
尚、高耐蝕性の金属としては、SUS316、チタン、ハステロイ、インコネル等が挙げられる。
【0062】
さらに、この鋳込みヒータ112は、ネガフィルムFが挿入される現像槽12の挿入部12Eに配置され、それに引き続く現像槽12の本体12Dにこの挿入部12Eが嵌合して接続され、固定具114でこれらが固定されるようになっている。
【0063】
具体的には、図9に示すように、現像槽12の本体12D側に低硬度のゴム材で環状に形成された弾性体116が取り付けられており、挿入部12Eの下端部を弾性体116の内部に嵌合することで、この現像槽12の本体12Dと挿入部12Eとの間の接続部分からの液漏洩が防止される構造となっている。
【0064】
また、図8、図10及び図11に示すように、現像槽12の挿入部12Eには、ループ状のワイヤ120を取り付けた回動金具118が回動可能に支持されており、現像槽12の本体12Dには、ワイヤ120が掛かり止まる受け金具122が固定されていて、これらワイヤ120、回動金具118及び受け金具122によりこの固定具114が構成されている。
【0065】
従って、図10に示すような状態からワイヤ120を受け金具122に掛かり止めつつ回動金具118を回動して図11に示すような状態に移動することによって、図7及び図8に示すように現像槽12の本体12Dに挿入部12Eが連結されることになる。
【0066】
一方、本実施の形態の変形例として図12に示すようなものがある。つまり、ゴム材で環状に形成された弾性体116の替わりに、樹脂製で環状の嵌合部132を現像槽12の本体12D側に形成し、この嵌合部132の内周面にOリング等のゴムリング134を配置することで、液漏洩を防止する構造としてもよい。
【0067】
また、固定具114の替わりに、図13から図15に示すように、現像槽12の本体12D及び挿入部12Eにそれぞれボルト142が挿入される凹部を有したブラケット136、138を配置し、図14及び図15に示すように、ボルト142をこの凹部に挿入しつつボルト142の頭部142A及びナット144をこれらブラケット136、138に係合して、本体12Dに挿入部12Eを連結するようにしても良い。
【0068】
さらに、図16に連結材18Aを例として示すように、現像槽12の排出側、漂白定着槽14及び安定槽16において処理液及び補充液を加温すべく連結材18A、18B、18C、18Dの導入側と排出側とにそれぞれ鋳込みヒータ112を配置する構造としても良い。連結材18A、18B、18C、18Dは、熱伝導性の良い金属で出来ており、ヒータと一緒に鋳込まれる。
【0069】
鋳込みヒータの取り付け位置は、液面より低い位置で液が常に存在することは勿論である。
【0070】
次に本実施の形態の作用を説明する。
配管52、58中の現像液及び補充液を所定の温度に加温する鋳込みヒータ112が、現像槽12に取り付けられる。この為、現像槽12に鋳込みヒータ112が直接取り付けられて、鋳込みヒータ112からの熱がより効率的に伝達されることで、現像液のより高精度な温度管理が可能となる。
【0071】
さらに、鋳込みヒータ112が現像槽12に着脱可能に取り付けられる為、鋳込みヒータ112が故障等した場合でも、鋳込みヒータ112を挿入部12Eごと差し替えることにより容易に交換出来るようになる。
【0072】
次に、本発明の感光材料処理装置に係る第3の実施の形態を図17に示し、この図に基づき本実施の形態を説明する。尚、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0073】
本実施の形態に係る感光材料処理装置10は、図17に示すように連結材18A、18B、18C、18Dに、図16に替わってそれぞれ導入側と排出側とが一体的に鋳込まれて連結された鋳込みヒータ152がそれぞれ配置される構造となっている。この為、上記実施の形態と同様の作用を奏するだけでなく、鋳込みヒータ152の製造工程が簡略化されることになる。
【0074】
次に、本発明の感光材料処理装置に係る第4の実施の形態を図18に示し、この図に基づき本実施の形態を説明する。尚、第1の実施の形態から第3の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0075】
本実施の形態に係る感光材料処理装置10には、図18に示すように連結材18A、18B、18C、18Dが一体的に鋳込まれて連結された鋳込みヒータ162が配置される構造となっている。この為、上記実施の形態と同様の作用を奏するだけでなく、感光材料処理装置10のメンテナンスが簡略化されることになる。
【0076】
尚、上記の実施の形態において処理槽を形成する結晶性樹脂としては、次のものが考えられる。
【0077】
つまり、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PA(ポリアミド)、POM(ポリアセタール)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、フッ素樹脂(PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ポリテトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(ポリテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(エチレン/ポリテトラフルオロエチレン共重合体)、PCTFE(ポリクロライドテトラフルオロエチレン)、ECTFE(エチレン/ポリクロライドテトラフルオロエチレン共重合体)、PvdF(ポリフッ化ビニリデン)、PvF(ポリフッ化ビニル))等である。
【0078】
そして、特にガイド部12Bや処理液(例えば、発色現像液)が析出し易い液界面部分などにこれらの樹脂材料は適している。また、射出成形等によりこれらの樹脂材料自身で処理槽を製作しても良く、上記のフッ化物をPPEなどの他の材質へのコーティング、ライニングなどの表面処理材として使用しても良く、これによっても効果を発揮することになる。
【0079】
本発明の実施の形態に係る感光材料処理装置10である処理機は、本実施の形態以外の各種搬送方式を用いることができ、以下に各種搬送方式等を説明する。
【0080】
搬送機構としては、ドラムの回転により狭い隙間に満たされた処理液中に感光材料を挿入、搬送、送り出すいわゆるドラム処理が知られている(写真工業12月号(1974)の第45ページに記載)。この方法では、ドラムの内壁又は外壁を利用してネガフィルムFである感光材料を現像するが、小液量処理槽装置の作り易さから外壁型が好ましい。
【0081】
さらに、対向ローラー、千鳥ローラー等により、ローラーのニップ力で感光材料を搬送するローラー搬送型処理機が知られている(写真工業2月号(1975)の第71ページに記載)。
【0082】
この方法は小さい装置の作り易さから本発明に好ましく使用できる。また、特開平4−95953号記載のように、感光材料が通過するような溝を設けて、搬送ルートを制御する方法を加えて用いると、なお好ましい。この方法では、一般に支持体が厚い感光材料の場合の搬送に適性があり、薄い支持体の場合には対向ローラー型が好ましい。
【0083】
更に薄い支持体の場合には、対向ローラーの対をたくさん設置するとか、厚い支持体(タブリーダーとも言う)の後端に感光材料を接合させて処理するのが好ましい。場合によっては処理槽挿入部にフィード機構(挿入機構)を設けても良い。
【0084】
また、感光材料を処理する時に、予め処理槽に前通ししてあるリーダーの後端に露光済み感光材料を接合して、このリーダーを巻き取る等の駆動を加えて感光材料を処理する方法があるが、この方式は撮影感光材料では一般にシネ式現像、プリント感光材料ではリーダートレーラー搬送現像と言われている(写真工業3月号(1975)の第70ページ、同4月号(1975)の第40ページ、同5月号(1975)の第36ページ及び、同6月号(1975)の第41ページに記載)。
【0085】
これらの処理方式は感光材料の前後のいわゆる長尺のリーダーを接合して処理する必要であるが、プリント材料のように多量に生産する必要がある場合には、適した方法である。
【0086】
これと類似した搬送法として、エンドレスリーダーベルト方式、エンドレスチェーン方式が知られている(写真工業5月号(1975)の第36ページや同6月号(1975)の第41ページに記載)。
【0087】
しかし、これらの方法は液持ちだし、液持込みが多く本発明には適さない。
上述した予め処理槽に前通ししてあるリーダーの後端に露光済み感光材料を接合する方式でリーダーが長尺でなく短い物を使い、このリーダー(ショートリーダーとも言う)を特別な駆動で移動させる事により結果として、感光材料を搬送する方法も最近用いられ、本発明に適用することができ、好ましい態様の1つである。
【0088】
この方法は、ショートリーダーに付けられた穴に対応する凸部を多数有するベルト(タイミングベルト)の回転移動でショートリーダーを動かし、その結果感光材料を処理する方法である。
【0089】
他の方法として、ショートリーダーに付けられた穴に対応する凸部を有するギヤ(スプロケット)の回転でショートリーダーを移動させ、感光材料を処理する方法が知られている。例えば特開平4−101139に記載の方法である。
【0090】
この方法は好ましい搬送方式の1つである。特にスプロケットで搬送する方法は好ましい。
【0091】
本発明のような小液量の処理方式として、ベルト搬送方式、エンドレスベルト方式、磁気搬送方式及びスプロケット搬送等が有り、ベルト搬送方式として特開平2−67551、特開平2−103043が知られ、エンドレスベルト方式として特開平2−67550、実開平2−58744が知られ、磁気搬送方式として特開平1−154155が知られ、スプロケット搬送として特開平4−101139が知られている。
【0092】
一方、本発明の処理槽は温度のコントロールや浮遊物の除去のために循環されるのが好ましい。循環の速度は処理槽の大きさで異なるが、毎分0.1〜30リットル、好ましくは0.2〜10リットルである。循環が弱すぎると、温度のコントロールが困難になり、強すぎると、液が劣化したり、溢れたりする場合が生じる。
【0093】
本発明の循環方法においては、循環系は処理槽の底部より処理液を吸入し、槽の上部に排出する方法が望ましい。槽の上部とは液面より深さ10cm以内の箇所であり、この箇所に排出される場合が特に好ましい。また、液面の上部に圧力による液の溢れを防止する目的で、ワイパーブレード等により、液面付近を覆う方法か好ましく用いることができる。同時にこのワイパーブレードはスクイジーとしても作用することができる。
【0094】
循環用ポンプとしてはイワキ社製のマグネットポンプMD−10、MD−20、MD−30等が好ましく用いられる。
【0095】
さらに、上記循環系に強力に噴射する噴射口を設けて(ジェット攪拌)、感光材料の膜面に当て、短時間で目標の写真特性を得たり、脱銀速度を速めたり、水洗浴や安定浴での各種成分の洗い出しを促進することができる。
【0096】
ジェット攪拌の方式としては、特開平3−41447、特開平4−83251、同5−11421、同5−224382、同5−281688、同7−199436号等に記載されている。
【0097】
各処理液におけるジェット攪拌のより具体的な方法としては、特開昭62−183460号第3頁右下欄〜第4頁右下欄の発明の実施例の項に記載された乳剤面に向かい合って設けられたノズルからポンプで圧送された液を吐出させる方式が好ましい。
【0098】
ポンプとしてはイワキ社製のマグネットポンプMD−10、MD−15、MD−20等を使用することが出来る。ノズルの穴径は直径0.3〜2mm、好ましくは0.5〜1.5mmである。また、ノズルはチャンバー板面及び感光材料面に対しできるだけ垂直方向に、かつ円形に開いていることが好ましいが、角度としては搬送方向側から60度〜120度、形状として長方形やスリット状でもよい。ノズルの数はタンク容量1L当り5個〜200個、好ましくは10個〜100個である。
【0099】
また、噴流が感光材料の一部に偏って当たると、現像ムラや残色ムラが発生するため、同じ場所だけにあたらないように、ノズルの位置を順次ずらしておくことが好ましい。例えば搬送方向に対し垂直に2〜8個程度の穴列を、適当な間隔で位置を少しずつ変えたものである。ノズルから感光材料までの距離は近すぎると上記のムラが発生し易く、遠すぎると攪拌効果が弱まるので、0.5〜12mmとするのが好ましく、より好ましくは1〜9mmである。
【0100】
各ノズルから吐出する液の流速も、同様に最適範囲が存在し、好ましくは0.5〜5m/秒、特に好ましくは1〜3m/秒である。
【0101】
一般に現像処理は化学反応であるために、現像中の温度を指定の温度で、一定の温度フレ幅の範囲に管理する事が写真性能を安定に得るために必要な事である。特に自動現像機では人が温度を調べる事が無いために、温度の安定管理は重要である。
【0102】
自動現像機におけるこのような温度の自動制御、均質制御の部分を温度調節(温調)と言う。
【0103】
言い換えれば、温調は処理槽の液温を指定の温度に、しかも均質に保つための機能である。
【0104】
従って、加熱する部分と、冷却する部分(これは空冷の場合にはいらない)と、液を循環する部分と、さらには、温度検出部分とに機能を分けることが出来る。温度検出部分は温度制御に必要で処理槽に設置される事が好ましい(特開平1−170944号参照)。
【0105】
それぞれの加熱する部分、冷却する部分及び液を循環する部分の機能の組み合わせを処理槽中で行う場合と、別槽中で行う場合とその中間とがある。
【0106】
小液量処理槽では、加熱する部分と液を循環する部分は少なくとも処理槽外が好ましく、加熱する部分はサブタンク(処理槽と直接つなかった空気開放槽)中に配置するか、循環経路中に設置するか、循環経路中に設置されたハンプタンク(空気未開放槽:補充混合槽)中に設置するのが好ましい。循環に用いるポンプは軸流(プロペラ)ポンプ、いわゆるケミカルポンプが多用されるが、スクリューポンプ、ギヤポンプ、ピストンポンプなども使用できる。
【0107】
加熱する部分に使用するヒーターは、ニクロム線を絶縁体で埋包したステンレスヒーター、セラミックの発熱を利用したセラミックヒーター、カーボン繊維の発熱を利用した面状ヒーター、鋳込みヒーター(体積型ヒーターでヒーターと温調液を通過させるパイプを一緒に鋳込んで液を加熱する方法)等があるが(特開昭62−246057)、本目的には鋳込みヒーターを用い循環系にヒーターを組み込む方法が液量の増加も少なく、最も好ましい方法である。
【0108】
この鋳込みヒーターは特開平5−80479、特開平5−204117に詳細な記載がある。
【0109】
小液量処理槽の温調を効率よく行うための循環の流れは前述した循環方法に準じるが、特開平4−83251の図1の様に例えばU字型スリット型処理槽であればU字型の下部より液を取り出し、両側のU字型の上部に戻す方式が好ましい。この図に有るように戻す時は感光材料の幅全面に均一に液が吹きかけられるように感光材料幅方向にスリットになったノズルで吹き出すのが最も好ましい。
【0110】
また、U字型上部より液を取り出し、他方のU字型の上部に戻す場合でサブタンクが有る場合には一般的にサブタンク側から液を取り出す方が温調の安定化の為に好ましい。この場合には、戻す側の液面上部には液吹き出し防止用のブレードを設置すると良い。例えば、特開平3−257450の図2の78のワイパー部材が好ましい。
【0111】
この場合、サブタンクに温調安定化を施せば、サブタンクが無い方のU字型の上部から取り出す方式の循環の方が液出し防止用のブレードを設置する必要が無くなる。
【0112】
温度を一定に保つための制御も必要である。感光材料が液に入った時、補充がなされた時の温度低下に対する制御、ヒーターの加熱防止用の制御、省エネルギー制御、外気温度予測、その他等が有る。例えば特開昭58−211149、特開昭62−238556、特開昭62−238557、特開昭62−246058、特開平1−177542、特開平1−200421、特開平1−214850等である。
【0113】
本発明の処理機は、露光済の感光材料の処理量に応じて、補充される機能を有する場合が好ましい。
【0114】
補充の方法は、各種方式を採用することができる。例えば、特開平5−173299号記載のように、循環系の直接濃縮液を補充する方法、特開平6−194811号記載のようにストックタンクに濃縮液を一度ストックし、その後補充する方法、特開昭64−55560、同64−55561、同64−55562号記載のように完成液のカートリッジから直接処理槽に補充する完成補充液方式、特開平3−134666号記載のように、カートリッジからストックタンクに一旦補充液を自動供給し、その後、処理槽に補充される方法、EP−590583A1記載のように濃縮液と水を直接処理槽に補充する方法、特開平5−188533、同6−202297、同7−169339号等に記載の固体処理剤と水を補充する方法等が挙げられる。
【0115】
本発明の処理機においては、液面の開口面積は比較的小さいために、補充は循環系やサブタンクを設けて、その箇所に補充するのが好ましい。また、循環系に補充する場合には、循環経路の一部に膨らみを設け(ハンプタンク)、その箇所に補充するのも好ましい方法である。
【0116】
また、処理液の補充に関しては、補充ポンプが用いられるが、ベローズ式補充ポンプが好ましい。また、補充精度を向上させる方法として、ポンプ停止時の逆流を防止するため、補充ノズルへの送液チューブの径を細くすることは有効である。好ましい内径は1〜8mm、特に好ましくは2〜5mmである。
【0117】
本発明の感光材料処理装置である自動現像機には種々の部品材料が用いられるが、好ましい材料を以下に記載する。
【0118】
処理槽のタンク材質としては、前述の結晶性樹脂だけでなく、変性PPO(変性ポリフェニレンオキサイド)、変性PPE(変性ポリフェニレンエーテル)樹脂も好ましい。変性PPOは日本ジーイープラスチック社製「ノリル」、変性PPEは旭化成工業製「ザイロン」、三菱瓦斯化学製「ユピエース」等が挙げられる。これらの材質は現像液、定着液、漂白定着液などに対して耐薬品性の優れた材料である。これらの材料は射出成形に適しており、また低発泡成形やシンプレス成形、ガスカウンタープレッシャー成形などの各種の中空成形も行うことができる利点がある。これらの成形方法を利用して処理槽のガイドやラック類の一体成形化が可能になった。これらの材質は、一般のABSよりも耐熱温度が高いため自動現像機の乾燥部材質にも使用できる。さらに耐熱や剛性を必要な時はガラス繊維強化やフィラー添加されたグレードを使用することができる。
【0119】
また、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)は、処理液(例えば、カラー現像液、漂白液、定着液、漂白定着液)に対する耐薬品性を有しているため、タンクの一部やラック類に使用することができる。電気化学工業製「デンカ」、宇部興産製「サイコラック」や三菱モンサント化成、日本合成ゴムなど各社のABS樹脂を使用できる。ABSは、80℃以下の環境で使用することが好ましい。また、ABSは射出成形による成形性が良好で、成形時のヒケが少なく平面性良く成形できるため自動現像機のハウジングにも適した材料である。プロセサーの供給部やカセット類にも適した材質である。
【0120】
また、オレフィン系樹脂のPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)は、処理液一般に(例えば、カラー現像液、漂白液、定着液、安定液)に対して高い耐薬品性を有している。PEは昭和電工、宇部興産などで多数の製品がある。PPは宇部興産、チッソ、三井東圧化学、旭化成など多数の製品がある。自動現像機では補充タンクや廃液タンクなどの材質として使用されている。材料が安価で中空成形で容易に大型タンクを製作できるため、高い寸法精度を必要としない部位に好ましく用いることができる。
【0121】
また、PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)は、耐薬品性に優れ、安価で簡単に溶接できるため加工性にすぐれている。
【0122】
PVCとしては電気化学工業や理研ビニル工業などのほかに各種モールダーメーカーなど多くの会社より多品種が生産されている。タキロン工業「タキロンプレート」や三菱樹脂「ヒシプレート」から押出成形された板材が市販されており、また各種変性処理されたPVCも市販されており容易に用いることができる。アクリル変性PVCとしては、筒中プラスチック「カイダック」やサンアロー化学などから市販されている。アクリル変性PVCは、表面が平滑に仕上がり撥水性が良く、タンクに使用した場合、処理液の析出(例 発色現像液から主薬などの析出)をひきおこしにくく適した材料である。PVCの押出や射出成形品の表面を平滑にするための工夫としては、変性PVCの他に大豆油などを添加して成形時の流動性を向上させることは効果が高い。大豆油(好ましくは変性大豆油)の添加は、樹脂表面を平滑化し、スリキズなどによって感光材料の品質を損ねないだけでなく、成形時の流動性を向上させる効果がある。
【0123】
発色現像主薬などの析出対策や感光材料の搬送性向上のために処理槽や処理部のガイドの材質として、結晶性ポリマーを用いることができる。PBT(ポリブチレンテレフタレート)、HDPE(超高密度ポリエチレン樹脂)、PTFE(ポリ四ふっ化エチレン樹脂)、PFA(四ふっ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン樹脂)、PVDF(ポリふっ化ビニリデン樹脂)などが感光材料が接触するガイドや処理液(例えば、発色現像液)が析出しやすい液界面部分などに適している。上記のふっ化物はPPEなどの他の材質にコーティングしても効果を発揮する。
【0124】
処理部のローラー材質としては、PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、UHMPE(超高分子量ポリエチレン)、PMP(ポリメチルペンテン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、変性PPO(変性ポリフェニレンオキサイド)、変性PPE(変性ポリフェニレンエーテル)などの熱可塑性樹脂が適している。PP、PE、PMPなどのオレフィン系樹脂はローラー表面を平滑に射出成形でき、比重が小さいため回転負荷が小さくできるため、搬送される感光材料の乳剤面側にキズがつきにくく適している。これらは、ターン部の鼓ローラーなどに良く使われている。UHMPEやPTFE(PFAやPVDFを含む)などの材質は、感光材料が摺動する部分や処理液の撥水を必要とする部分に適している。ローラーに処理液の析出部が付着して固化したものによって感光材料がきずつけられるのを防ぐ効果がある。これらの材質をローラー表面(コーティングを含む)に備えたローラーは、処理液の界面に位置するローラーやスクイズ部分のローラーに適している。PVCは、押出成形によってローラーに加工しやすく適している。また、2重押出成形によってローラーの表面に硬度の低い軟質の樹脂部分を有したローラーを容易に製造することができ、感光材料に対してソフトタッチで接触でき好ましい。搬送力を伴うローラーにはPVCの他に変性PPO、変性PPE、変性PPSなどが剛性を高く、高い回転トルクに耐えることができるため適している。これらは、剛性をさらに高めるためにガラス繊維強化やマイカ、タルク、チタン酸カリウムなどのミネラル添加の強化剤を使用することが好ましい。強化物を添加することによってローラーの曲げ弾性率が向上して経時変化によるクリープ変形を防止でき長期の使用によってローラーがたわむことがなく安定した搬送性を確保することができる。また、無機物を樹脂に添加して成形することでローラー表面に現れた無機質粒子によって表面を梨地状に荒らして搬送物のスリップを防止することができる。添加する無機物の粒子径や添加量を調製しローラー表面粗さをコントロールできる。
【0125】
搬送ローラーの直径が小さいものや感光材料の幅が広くローラー長の長いものには熱硬化性樹脂が適している。PF(フェノール樹脂)、熱硬化性ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂が好ましい。エポキシ樹脂もアルカリ性処理液以外の一部の処理液には適している。PFとしてはレゾール系が好ましく、三井東圧化学「OR−85」は特に適している。補強のためにグラファイトを添加するとよい。このローラーは細く(例えば外径8mm)できるため、処理ラックを小型化できる。熱硬化性ウレタン樹脂としては、日本ユニポリマー「ユニロン」、大日本インキ化学工業「パンデックス」、武田薬品工業「タケネート」などが適している。
【0126】
現像液による耐汚染防止のためにはフッ素系樹脂で被膜されたローラーも好ましい。具体的には、特開平4−161955号に開示された樹脂などを用いることができる。
【0127】
ニップローラー等の軟質ローラーには、エラストマーを用いることができる。例えば、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、塩ビ系エラストマーなどが好ましい。
【0128】
処理部のギヤ、スプロケットとしては、PA(ポリアミド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、UHMPE(超高分子量ポリエチレン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(全芳香族ポリエステル樹脂、液晶ポリマー)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)など熱可塑性結晶性樹脂が適している。PAとしては、66ナイロン、6ナイロン、12ナイロン等のポリアミド樹脂のほかに分子鎖中に芳香族環をもつ芳香族系ポリアミドや変性ポリアミドが含まれる。66ナイロン、6ナイロンとしては東レやデュポン「ザイテル」、12ナイロンとしては東レ「リルサン」、ダイセル・ヒュルス「ダイアミド」などが適している。芳香族系ポリアミドとしては、三菱瓦斯化学「レニー」ポリアミドMXD6、変性ポリアミドでは三井石油化学「アーレン」変性ポリアミド6Tなどが適している。PAは、吸水率が高いため処理液中で膨潤しやすいためガラス繊維強化や炭素繊維強化グレードが好ましい。芳香族系ポリアミドは、比較的吸水率が低いため膨潤しにくく、高い寸法精度を得ることができる。そのほかコンプレッション成形によって得られたMCナイロンのような高分子量品は繊維強化なしでも十分な性能を得ることができる。そのほかに、「ポリスライダー」のような含油ナイロン樹脂も使われる。PBTはPAとは反対に極めて吸水率が低いため処理液に対して高い耐薬品性を有している。東レや大日本インキ化学工業のPBTや日本ジーイープラスチックス「バロックス」が用いられる。PBTはガラス繊維強化品でも未強化品でも部位に応じて使用される。ギヤの噛み合いを良化するためにはガラス強化品と未強化品と組み合わせて使用することが好ましい。UHMPEとしては、未強化品が適しており、三井石油化学「リューブマー」、「ハイゼックスミリオン」、作新工業「ニューライト」、旭化成「サンファイン」、大日本印刷「超高分子ポリエチレンUHMW」が適している。PPSとしては、ガラス繊維や炭素繊維強化のものが好ましい。LCPとしては、ICIジャパン「ビクトレックス」、住友化学「エコノール」、日本石油「ザイダー」、ポリプラスチックス「ベクトラ」などを用いることができる。PEEKは、現像機のいずれの処理液に対しても極めて耐薬品性や耐久性が良好で未強化品で十分な性能を発揮する好適な材質である。
【0129】
配管、配管の継手、アジテーションジェットパイプの継手、シール材などのゴム材質およびエラストマーとしては、EPDMゴム、シリコンゴム、バイトンゴム、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、塩ビ系エラストマーなどが好ましい。具体例としては、住友ベークライト(株)製「スミフレックス」、三井石油化学(株)製「ミラストマー」(オレフィン系エラストマー)、三菱油化(株)製「サーモラン」(ゴム入りオレフィン系エラストマー)、同「ラバロン」、日本モンサント化成(株)又はエーイーエス・ジャパン(株)製「サントプレーン」、三菱化成ビニル(株)製「サンプレーン」(高弾性塩ビ系エラストマー)、特開平3−198052号に記載のシリコンゴムやバイトンゴムなどを挙げることができる。
【0130】
以上述べてきた処理装置の処理槽を初めとした各々の個所に用いられるプラスチックなどの材料については、「プラスチック成形材料商取引便覧−特性データーベース−1991年版」(株)合成樹脂工業新聞社発行に基づいて容易に選択、入手することができる。
【0131】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る感光材料処理装置は、処理槽内の処理液の少量化が図られると共に、処理液の少量化が図られた処理槽において処理液の液温が一定に維持されるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る感光材料処理装置の概略全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る現像槽周辺の概略拡大構成図である。
【図3】図2の3−3矢視線図である。
【図4】図2の4−4矢視線図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る現像槽及び連結材の分解図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る現像槽の断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る現像槽周辺の概略拡大構成図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る現像槽の要部の拡大斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る現像槽の要部の拡大断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る現像槽の要部の拡大側面図であって、導入部の連結前の状態を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る現像槽の要部の拡大側面図であって、導入部の連結後の状態を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の変形例に係る現像槽の要部の拡大断面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の変形例に係る現像槽の要部の拡大斜視図であって、導入部の連結前の状態を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の変形例に係る現像槽の要部の拡大斜視図であって、導入部の連結後の状態を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態の変形例に係る現像槽の要部の拡大側面図であって、導入部の連結後の状態を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る連結材の拡大斜視図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る感光材料処理装置の概略構成図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態に係る感光材料処理装置の概略全体構成図である。
【符号の説明】
10 感光材料処理装置
12 現像槽(処理槽)
14 定着槽(処理槽)
16 安定槽(処理槽)
F ネガフィルム(感光材料)
52 配管
56 鋳込みヒータ
58 配管
112 鋳込みヒータ
152 鋳込みヒータ
162 鋳込みヒータ

Claims (2)

  1. 感光材料を処理する処理液が貯留される処理槽を有した感光材料処理装置であって、
    前記処理槽のタンク容量をVミリリットルとし、前記処理槽内の処理液に感光材料が接触し始める位置からこの処理液内より感光材料が排出される位置までの搬送距離であるパス長をLcmとしたときに、V/Lの値が25以下とされた構造に前記処理槽が形成され、
    前記処理槽内の処理液を循環する循環路を有すると共に、この循環路中の処理液を所定の温度に加温する鋳込みヒータを有し、
    前記処理槽は、一部が前記鋳込みヒータの中に鋳込まれていることを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 前記鋳込みヒータが前記処理槽に着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の感光材料処理装置。
JP01617796A 1996-01-31 1996-01-31 感光材料処理装置 Expired - Fee Related JP3643165B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01617796A JP3643165B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 感光材料処理装置
US08/792,197 US5809362A (en) 1996-01-31 1997-01-30 Photosensitive material processing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01617796A JP3643165B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 感光材料処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09211826A JPH09211826A (ja) 1997-08-15
JP3643165B2 true JP3643165B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=11909237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01617796A Expired - Fee Related JP3643165B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 感光材料処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5809362A (ja)
JP (1) JP3643165B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19525180C5 (de) 1995-07-11 2010-01-07 Daimler Ag Elektronisches Steuergerät für ein Kraftfahrzeug mit Datennetzwerken und Wegfahrsperre
US5890028A (en) * 1996-12-20 1999-03-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Apparatus for and method of development processing
US5826131A (en) * 1996-12-26 1998-10-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Development processing apparatus
GB0026953D0 (en) * 2000-11-03 2000-12-20 Eastman Kodak Co Processing photographic material
US6508597B2 (en) * 2000-12-18 2003-01-21 Eastman Kodak Company Processing apparatus system
US10993859B2 (en) * 2017-12-14 2021-05-04 Matthew Aaron Halanski Cast saw protective system

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3213416C2 (de) * 1982-04-10 1984-03-22 Staude, geb. Bartels, Eva, 6366 Wölfersheim Vorrichtung zum Entwickeln von Mikrofilmen
JPS62246057A (ja) * 1986-04-18 1987-10-27 Fuji Photo Film Co Ltd 写真処理装置
JPH0786673B2 (ja) * 1986-11-21 1995-09-20 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀感光材料の現像処理装置
JPH0483251A (ja) * 1990-07-26 1992-03-17 Fuji Photo Film Co Ltd 感光材料処理装置
JP2710498B2 (ja) * 1991-09-19 1998-02-10 富士写真フイルム株式会社 感光材料処理装置用加熱装置
JP2724265B2 (ja) * 1992-01-27 1998-03-09 富士写真フイルム株式会社 感光材料処理装置用熱伝達装置
US5309191A (en) * 1992-03-02 1994-05-03 Eastman Kodak Company Recirculation, replenishment, refresh, recharge and backflush for a photographic processing apparatus
JP3165290B2 (ja) * 1993-07-26 2001-05-14 富士写真フイルム株式会社 感光材料処理装置の処理液温度制御方式
JPH07333802A (ja) * 1994-06-13 1995-12-22 Fuji Photo Film Co Ltd 写真感光材料の処理方法及び写真処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5809362A (en) 1998-09-15
JPH09211826A (ja) 1997-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3643165B2 (ja) 感光材料処理装置
CA2027428A1 (en) Method and apparatus for processing photosensitive material
US5860037A (en) Photosensitive material processing device
JPH09211830A (ja) 感光材料処理装置
US4941008A (en) Photosensitive material processing apparatus
JPH09269580A (ja) 感光材料処理装置
JPH09211825A (ja) 感光材料処理方法及び感光材料処理装置
JP2004286772A (ja) トナー供給装置、現像装置及び画像形成装置
JPH06175324A (ja) 感光材料処理装置
JP2632598B2 (ja) ブレード組立体および感光材料処理装置
JP2722427B2 (ja) ブレード組立体および感光材料処理装置
JP4359410B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2696762B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2006171462A (ja) 多室水洗処理装置
JP2652736B2 (ja) ブレード組立体および感光材料処理装置
JP2696760B2 (ja) ブレード対および感光材料処理装置
JP2006348913A (ja) マグネットポンプ及び感光材料処理装置
JP2722424B2 (ja) ブレード組立体および感光材料処理装置
JPH09211824A (ja) 処理液の攪拌装置
JPH04245244A (ja) 処理空間規制部材およびその製造方法
JPH0486659A (ja) 感光材料処理装置
JP2008032769A (ja) 現像剤搬送装置および画像形成装置
JP4005281B2 (ja) 処理液循環構造
JPH09269574A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
JP2000194110A (ja) 感光材料処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees