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JP3642241B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP3642241B2
JP3642241B2 JP29652199A JP29652199A JP3642241B2 JP 3642241 B2 JP3642241 B2 JP 3642241B2 JP 29652199 A JP29652199 A JP 29652199A JP 29652199 A JP29652199 A JP 29652199A JP 3642241 B2 JP3642241 B2 JP 3642241B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定のトナー供給量のトナーを供給ローラにより現像ローラに供給し、この現像ローラに供給されたトナーをトナー規制部材で所定のトナー搬送量に調整して感光体の方へ搬送し、搬送された所定量のトナーで感光体上の潜像を現像する現像器を備えた画像形成装置の技術分野に属し、特に、供給ローラに供給バイアスを印加してトナー供給量およびトナー搬送量を安定にするようにしている現像器を備えた画像形成装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
静電複写機やプリンタ等の画像形成装置は、感光体上の潜像が現像器の現像ローラからの現像剤であるトナーにより現像されて可視像化されるようになっている。その場合、現像器においては、攪拌搬送されてくるトナーが供給ローラにより現像ローラへ供給され、現像ローラ上においてトナー規制部材によりトナー層厚が調整されて感光体の方へ搬送されるようになっている。
【0003】
従来、このような供給ローラによるトナー供給量および現像ローラによるトナー搬送量を安定化させるために、供給ローラに供給バイアスを印加している。供給バイアスを印加する方法として、定電圧制御により供給バイアスを供給ローラに印加する方法および定電流制御により供給バイアスを供給ローラに印加する方法がある。
【0004】
定電圧制御による供給バイアスの印加方法は、定電圧値の供給電圧による供給バイアスを供給ローラに印加し、トナー供給量およびトナー搬送量を安定化する方法である。この定電圧制御による供給バイアスのバイアス値(供給電圧値)は、現像剤のトナーの種類(例えば、トナーの色等)や現像器の構成に応じて最適な値が設定されている。
【0005】
また、定電流制御による供給バイアスの印加方法は、供給ローラから現像ローラへ流れる供給電流が一定となるように供給ローラへの供給電圧を制御し、この定電流の供給電流による供給バイアスを印加することでトナー供給量およびトナー搬送量を安定化する方法である。この定電流制御による供給バイアスのバイアス値(供給電流値)も、現像剤のトナーの種類や現像器の構成に応じて最適な値が設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年開発が進んでいるフルカラーの画像形成装置においては、1つの感光体と、イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の4色のトナー用として4種類の現像器とを備えている。そして、これらの4種類の現像器毎に、前述の定電圧値の最適値あるいは定電流値の最適値が設定されて最適な供給バイアスが印加されるようになっている。
【0007】
しかしながら、前述のような画像形成装置では、1つの感光体に対して4種類の現像器を離接可能に設置しなければならないので、各現像器の設置される姿勢は互いに異ならざるを得なくなる。このように現像器の設置姿勢が異なると、トナーの自重で発生するトナー圧粉状態が姿勢によって異なり、あるいは現像器の現像ローラおよび供給ローラでのトナー水位(トナーの上面位置)が姿勢によって異なるため、現像ローラへのトナーの供給条件も異なってしまう。このため、各現像器に対して、前述のように供給バイアスを単に最適値に設定しかつその最適値を保持したままでは、現像器の姿勢によってトナーの供給過多あるいはトナーの供給過少が起こり易くなってしまい、安定したトナ供給量を確保することが困難になる。
【0008】
また、4個以外の、例えば1個あるいは2個等の個数の現像器を備えている画像形成装置においても、その画像形成装置の構造等により、姿勢が異なって設置される場合があり、このような場合にも現像器の姿勢によりトナーの供給過多あるいはトナーの供給過少が起こり易くなる。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、現像器の姿勢に応じてトナー供給を制御することにより、簡単な制御でトナー供給量を安定化することのできる画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の発明は、トナーを供給ローラから現像ローラへ供給する際、前記供給ローラから前記現像ローラへ流れる供給電流が定電流値となるように前記供給ローラに印加する供給電圧を制御することで定電流制御による供給バイアスを印加するようになっている現像器、または、トナーを供給ローラから現像ローラへ供給する際、前記供給ローラに定電圧値の供給電圧を印加することで定電圧制御による供給バイアスを印加するようになっている現像器を備えた画像形成装置において、前記現像器の設置される姿勢に応じて前記定電流値または前記定電圧値が設定されていることを特徴としている。
【0011】
また、請求項2の発明は、更に、現像器の設置される姿勢に応じて前記定電流制御による供給バイアスにおける供給電圧の上限電圧値あるいは下限電圧値が設定されており、前記上限電圧値が設定された場合、前記定電流制御による供給バイアスの印加中に前記供給電圧が前記上限電圧値を超えるときは、その上限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、前記下限電圧値が設定された場合、前記定電流制御による供給バイアスの印加中に前記供給電圧が前記下限電圧値を下回るときは、その下限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、または、現像器の設置される姿勢に応じて前記定電圧制御による供給バイアスにおける供給電流の上限電流値あるいは下限電流値が設定されており、前記上限電流値が設定された場合、前記定電圧制御による供給バイアスの印加中に前記供給電流が前記上限電流値を超えるときは、その上限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加を行い、前記下限電流値が設定された場合、前記定電圧制御による供給バイアスの印加中に前記供給電流が前記下限電流値を下回るときは、その下限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加を行うことを特徴としている。
【0012】
更に、請求項3の発明は、トナーを供給ローラから現像ローラへ供給する際、前記供給ローラから前記現像ローラへ流れる供給電流が定電流値となるように前記供給ローラに印加する供給電圧を制御することで定電流制御による供給バイアスを印加するようになっている現像器、または、トナーを供給ローラから現像ローラへ供給する際、前記供給ローラに定電圧値の供給電圧を印加することで定電圧制御による供給バイアスを印加するようになっている現像器を備えた画像形成装置において、現像器の設置される姿勢に応じて前記定電流制御による供給バイアスにおける供給電圧の上限電圧値あるいは下限電圧値が設定されており、前記上限電圧値が設定された場合、前記定電流制御による供給バイアスの印加中に前記供給電圧が前記上限電圧値を超えるときは、その上限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、前記下限電圧値が設定された場合、前記定電流制御による供給バイアスの印加中に前記供給電圧が前記下限電圧値を下回るときは、その下限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、または、現像器の設置される姿勢に応じて前記定電圧制御による供給バイアスにおける供給電流の上限電流値あるいは下限電流値が設定されており、前記上限電流値が設定された場合、前記定電圧制御による供給バイアスの印加中に前記供給電流が前記上限電流値を超えるときは、その上限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加を行い、前記下限電流値が設定された場合、前記定電圧制御による供給バイアスの印加中に前記供給電流が前記下限電流値を下回るときは、その下限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加を行うことを特徴としている。
【0013】
更に、請求項4の発明は、前記現像器が、トナーのイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の各色の現像器からなり、前記上限電圧値あるいは前記下限電圧値が前記トナーの各色毎に応じて設定されており、前記トナーの各色の現像器毎に前記上限電圧値あるいは前記下限電圧値に基づいて定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、または、前記上限電流値あるいは前記下限電流値は前記トナーの各色毎に応じて設定されており、前記トナーの各色の現像器毎に前記上限電流値あるいは前記下限電流値に基づいて定電流制御による供給バイアスの印加を行うことを特徴としている。
【0014】
更に、請求項5の発明は、前記現像器の設置される姿勢が、前記現像器内のトナー撹拌部の供給口から前記現像ローラに向かう傾斜、または前記トナー撹拌部内のトナ撹拌部材から前記供給口に向かう傾斜に基づいて設定されていることを特徴としている。
更に、請求項6の発明は、前記傾斜がトナーの供給過多になり易い傾斜の場合は前記上限電圧値または前記上限電流値が設定され、前記上限電圧値または前記上限電流値に基づいてトナーの供給過多を抑制するように前記供給バイアスを制御し、前記傾斜がトナーの供給過少になり易い傾斜の場合は前記下限電圧値または前記下限電流値が設定され、前記下限電圧値または前記下限電流値に基づいてトナーの供給過少を抑制するように前記供給バイアスを制御することを特徴としている。
【0015】
【作用】
このように構成された請求項1の発明の画像形成装置においては、定電流制御の定電流値または定電圧制御の定電圧値が現像器の姿勢に応じて設定される。したがって、定電流制御による供給バイアスまたは定電圧制御による供給バイアスが現像器の姿勢に応じて印加されるようになる。これにより、トナーの供給過多あるいは供給過少が防止され、現像器の姿勢に応じた簡単な制御でトナーの供給量が安定化する。
また、請求項2および3の各発明においては、現像器の設置される姿勢に応じて定電流制御における供給電圧の上限電圧値あるいは下限電圧値、または定電圧制御における上限電流値あるいは下限電流値が設定される。
【0016】
したがって、定電流制御による供給バイアスの印加においては、上限電圧値が設定された場合、供給バイアスの印加中に供給電圧が設定した上限電圧値を超えるときは、その上限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加が行われ、また、下限電圧値が設定された場合、供給バイアスの印加中に供給電圧が設定した下限電圧値を下回るときは、その下限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加が行われるようになる。したがって、上限電圧値を超える供給電圧あるいは下限電圧値を下回る供給電圧の供給バイアスは印加されなくなる。
【0017】
また、定電圧制御による供給バイアスの印加においては、上限電流値が設定された場合、供給バイアスの印加中に供給電流が設定した上限電流値を超えるときは、その上限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加が行われ、また、下限電流値が設定された場合、供給バイアスの印加中に供給電流が設定した下限電流値を下回るときは、その下限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加が行われるようになる。したがって、上限電流値を超える供給電流あるいは下限電流値を下回る供給電流の供給バイアスは印加されなくなる。
これにより、請求項2および3の各発明においては、トナーの供給過多あるいは供給過少が防止され、現像器の姿勢に応じた簡単な制御でトナーの供給量がより一層安定化する。
【0018】
更に、請求項4の発明においては、イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の各色のトナーの供給過多あるいは供給過少がいずれも防止され、各色のトナーの供給量が一層安定化する。
更に、請求項5の発明においては、現像器の姿勢が現像器内のトナー撹拌部の供給口から現像ローラに向かう傾斜、またはトナー撹拌部内のトナ撹拌部材から供給口に向かう傾斜に基づいて設定される。これらの傾斜は、トナーの供給過多あるいは供給過少の発生に大きく関係するので、トナーの供給過多あるいは供給過少がより効果的に防止されるようになる。
更に、請求項6の発明においては、トナーの供給過多になり易い傾斜の場合は上限値を設定し、また、トナーの供給過少になり易い傾斜の場合は下限値を設定しているので、トナーの供給過多あるいはトナーの供給過少が簡単な制御で防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の実施の形態の第1および第2例が適用されるフルカラーの画像形成装置を模式的に示す部分図、図2は、図1に示す画像形成装置の1つの現像器の現像ローラおよび供給ローラ部分を模式的に示す部分拡大図である。
【0020】
図1に示すように、この画像形成装置1は、感光体(以下、OPCともいう)2の周囲に配設された現像装置3を備えている。
現像装置3は、従来のフルカラーの画像形成装置の現像器と同様に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および黒(K)の各現像器4,5,6,7を備えており、これらの各現像器4,5,6,7はOPC2の外周に沿って配設されている。その場合、各色の現像器4,5,6,7の配設順序は、前述の順序に限定されることなく任意に設定される。なお、以下の説明では、説明の便宜上、前述の色の順序、つまり、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒の順で各現像器4,5,6,7が配設されているものとする。
【0021】
各現像器4,5,6,7は、それぞれ、OPC2に離接可能に設けられ、OPC2上の潜像を現像するためのトナーをOPC2に搬送する現像ローラ4a,5a,6a,7aと、各現像ローラ4a,5a,6a,7aにトナーを供給する供給ローラ4b,5b,6b,7bと、OPC2の方へ搬送される現像ローラ4a,5a,6a,7a上のトナーのトナー層厚を調整するトナー規制ブレード4c,5c,6c,7cと、トーカートリッジ4d,5d,6d,7dから供給されたトナーを収容し、このトナーを供給ローラ4b,5b,6b,7bの方へ供給するための供給口4e,5e,6e,7eを有するサブホッパー4f,5f,6f,7fと、各サブホッパー4f,5f,6f,7f内に設けられ、サブホッパー4f,5f,6f,7f内のトナーを撹拌して供給口4e,5e,6e,7eから供給ローラ4b,5b,6b,7bの方へ搬送するアジテータ等からなる撹拌搬送部材4g,5g,6g,7gとを備えている。
【0022】
図1には、各現像器4,5,6,7の現像ローラ4a,5a,6a,7aがいずれもOPC2に当接した状態で示されているが、これらの現像器4,5,6,7の現像ローラ4a,5a,6a,7aは、非現像時にはいずれもOPC2から離間した位置に保持されており、現像時には適宜の順でOPC2に当接し、OPC2上の潜像を現像するようになっている。なお、この画像形成装置1においては、現像されたOPC2上の画像を、図示しないが従来と同様に、例えば中間転写媒体で色合わせをした後、転写紙に転写し定着することで画像形成を行うようになっている。
【0023】
そして、第1例の画像形成装置1においては、各現像器4,5,6,7は、それぞれ、図2に示すように供給ローラ4b,5b,6b,7bから現像ローラ4a,5a,6a,7aへトナー供給量を安定化するために、定電流制御により供給ローラ4b,5b,6b,7bから現像ローラ4a,5a,6a,7aへ定電流値の供給電流Isが流れるように、供給バイアスが供給ローラ4b,5b,6b,7bに印加されるようになっている。
【0024】
この定電流制御による供給バイアスについて説明する。まず、OPC2が接地されているとともに、各現像器4,5,6,7の現像ローラ4a,5a,6a,7aには一定電圧の現像バイアスVbが印加されている。また、各供給ローラ4b,5b,6b,7bには、それぞれ、供給電圧制御手段4h,5h,6h,7hにより、可変電圧の供給電圧Vsが印加されるようになっている。更に、各供給ローラ4b,5b,6b,7bから各現像ローラ4a,5a,6a,7aに流れる供給電流Isが、それぞれ各電流計4i,5i,6i,7iにより検出されるようになっている。
【0025】
各供給電圧制御手段4h,5h,6h,7hおよび各電流計4i,5i,6i,7iは、いずれも画像形成装置1の中央処理装置(以下、CPUともいう)8に接続されている。
このCPU8は、各電流計4i,5i,6i,7iからの電流検出信号に基づいて各供給電流Isが各現像器4,5,6,7毎に、つまりトナーの色毎に設定された定電流値となるように各供給電圧制御手段4h,5h,6h,7hを制御して供給電圧Vsを変えるようになっている。
【0026】
ところで、図1に示すように各現像器4,5,6,7はそれぞれ異なった姿勢で設置されている。すなわち、最上位置に設置されているイエローの現像器4は、供給ローラ4bの表面の最上位置が現像ローラ4aの表面の最上位置より高くなっているとともに、サブホッパー4fの供給口4eの下縁位置4e1での水平面がこれらの現像ローラ4aおよび供給ローラ4bの各表面の最上位置よりかなり高くなっていて、供給口4eから現像ローラ4aおよび供給ローラ4bの各表面に向かってかなりの下り傾斜となる姿勢にされている。更に、イエローの現像器4では、供給口4e側のアジテータ4gの中心が供給口4eの下縁位置4e1より高くなっていて、アジテータ4gの中心から供給口4eに向かって下り傾斜となる姿勢にされている。
【0027】
また、イエローの現像器4の直ぐ下に設置されているマゼンタの現像器5は、現像ローラ5aの表面のトナー規制ブレード5cでの位置と供給ローラ5bの表面の最上位置とほぼ同じ高さになっているとともに、サブホッパー5fの供給口5eの下縁位置5e1での水平面がこれらの現像ローラ5aおよび供給ローラ5bの各表面より若干高くなっていて、供給口5eから現像ローラ5aおよび供給ローラ5bの各表面に向かってやや下り傾斜となる姿勢にされている。更に、マゼンタの現像器5では、供給口5e側のアジテータ5gの中心と供給口5eの下縁位置5e1とほぼ同じ高さになっていて、アジテータ5gの中心と供給口5eとがほぼ水平となる姿勢にされている。
【0028】
また、マゼンタの現像器5の直ぐ下に設置されているシアンの現像器6は、現像ローラ6aの表面のトナー規制ブレード6cでの位置が供給ローラ6bの表面の最上位置より若干高くなっているとともに、サブホッパー6fの供給口6eの下縁位置6e1での水平面が現像ローラ6aの表面のトナー規制ブレード6cでの位置より若干高くなっているとともに、供給ローラ6bの表面の最上位置とほぼ同じ高さになっていて、供給口6eから現像ローラ6aの表面のトナー規制ブレード6cでの位置に向かって若干の上り傾斜となる姿勢にされている。更に、シアンの現像器6では、供給口6eの下縁位置6e1が供給口6e側のアジテータ6gの中心より高くなっていて、アジテータ6gの中心から供給口6eに向かって若干の上り傾斜となる姿勢にされている。
【0029】
また、シアンの現像器6の直ぐ下に設置されている黒の現像器7は、現像ローラ7aの表面のトナー規制ブレード7cでの位置が供給ローラ7bの表面の最上位置よりかなり高くなっているとともに、サブホッパー7fの供給口7eの下縁位置7e1での水平面が現像ローラ7aの表面のトナー規制ブレード7cでの位置よりかなり高くなっているとともに、供給ローラ7bの表面の最上位置とほぼ同じ高さになっていて、供給口7eから現像ローラ7aの表面のトナー規制ブレード7cでの位置に向かってかなりの上り傾斜となる姿勢にされている。更に、黒の現像器7では、供給口7eの下縁位置7e1が供給口7e側のアジテータ7gの中心よりかなり高くなっていて、アジテータ7gの中心から供給口7eに向かってかなりの上り傾斜となる姿勢にされている。
【0030】
このように、各現像器4,5,6,7の設置姿勢が異なると、図1に示すように各現像器4,5,6,7の現像ローラ4a,5a,6a,7aに対するトナー水位が、各サブホッパー4f,5f,6f,7fの供給口4e,5e,6e,7eの位置によって決定されるためそれぞれ異なるとともに、トナー粉が現像ローラ4a,5a,6a,7aへ圧されるため、トナーの圧粉状態もそれぞれ異なるようになる。
【0031】
すなわち、現像ローラ4aが供給口4eよりかなり下に位置する下向きのイエローの現像器4では、トナーがトナー規制ブレード4cおよび現像ローラ4aによって供給口4e側に区画形成される空間内を充満するようなトナー水位αとなるとともに比較的大きな圧力の圧粉状態となる。このイエローの現像器4の下向きの姿勢では、トナーが供給過多になり易い。
【0032】
また、現像ローラ5aが供給口5eより下に位置する若干下向きのマゼンタの現像器5では、トナーがトナー規制ブレード5cおよび現像ローラ5aより供給口5e側の空間内を充満しないが、トナー規制ブレード5cと供給ローラ5bとの間の現像ローラ5aの表面を覆うようなトナー水位βとなるとともにイエロー現像器4よりは小さな圧力の圧粉状態となる。このマゼンタの現像器5の下向きの姿勢では、トナーがやや供給過多になり易い。
【0033】
更に、現像ローラ6aが供給口6eより下に位置するほんのわずか上向きのシアンの現像器6では、トナーがトナー規制ブレード6cと供給ローラ6bとの間の現像ローラ6aの表面の一部がトナーで覆われなく露出するようなトナー水位γとなるとともにマゼンタ現像器5よりは小さな圧力の圧粉状態となる。このシアンの現像器6の上向きの姿勢では、トナーが若干供給過少になり易い。
【0034】
更に、現像ローラ7aが供給口7eより上に位置する上向きの黒の現像器7では、トナーがトナー規制ブレード7cと供給ローラ7bとの間の現像ローラ7aの表面がほとんどトナーで覆われなく露出するようなトナー水位δとなるとともにシアン現像器6よりは小さな圧力でほとんど圧されない圧粉状態となる。この黒の現像器7の上向きの姿勢では、トナーが供給過少になり易い。
なお、この画像形成装置1では、各サブホッパー4f,5f,6f,7fの供給口4e,5e,6e,7eの位置は、少なくとも各供給ローラ4b,5b,6b,7bがトナーでほぼ埋まる程度のトナー水位となるように設定されている。
【0035】
このように、各現像器4,5,6,7の姿勢により、各現像ローラ4a,5a,6a,7aへのトナー供給量が異なる。
そこで、この第1例の画像形成装置1では、各現像器4,5,6,7の姿勢差に応じてトナー供給量を制御することで、このトナー供給量が姿勢差による影響を抑制してより適正量となるようにしている。
すなわち、各現像器4,5,6,7の姿勢差に応じてトナー供給量を制御するために、画像形成装置1は、CPU2に、各現像器4,5,6,7毎、つまりトナーの色毎にそれぞれ供給電流Isの定電流値I0を設定する定電流値設定手段8aと、供給電圧Vsの上限電圧値Vmaxを各現像器4,5,6,7毎にそれらの姿勢に応じて設定する上限電圧値設定手段8bと、供給電圧Vsの下限電圧値Vminを各現像器4,5,6,7毎にそれらの姿勢に応じて設定する下限電圧値設定手段8cとを備えている。
【0036】
そして、CPU8は、画像形成のため各現像器4,5,6,7を作動するにあたって、定電流制御により供給バイアスを各供給ローラ4b,5b,6b,7bに印加する際、作動する現像器に応じて定電流値設定手段8aにより供給電流Isの定電流値I0を設定し、供給過多になり易い下向き現像器である、イエローおよびマゼンタの各現像器4,5に対して、それぞれ、上限電圧値設定手段8bにより供給電圧Vsの上限電圧値Vmaxを設定し、また、供給過少になり易い上向き現像器である、シアンおよび黒の各現像器6,7に対して、それぞれ、下限電圧値設定手段8cにより供給電圧Vsの下限電圧値Vminを設定するようになっている。その場合、上限電圧値Vmaxは、現像器の下向き姿勢の度合いが大きくなるにつれて、つまりトナー供給過多が大きくなるにつれて下げられて、トナーの供給過多とならないような適正値が設定され、また、下限電圧値Vminは、現像器の姿勢の上向き度合いが大きくなるにつれて、つまりトナー供給過少が大きくなるにつれて上げられて、トナーの供給過少とならないような適正値が設定される。
【0037】
図3は、第1例の画像形成装置1において予め設定された、各現像器4,5,6,7における定電流値I0、上限電圧値Vmaxおよび下限電圧値Vminの一例のテーブルを示す図である。
図3に示すように、この設定例では、トナーの供給過多がなり易いイエローの現像器4に対しては、供給電流Isの定電流値I0が2μAに設定されるとともに上限電圧値Vmaxが120Vに設定され、下限電圧値Vminは設定されない。また、トナーの供給過多が若干なり易いマゼンタの現像器5に対しては、供給電流Isの定電流値I0が2μAに設定されるとともに上限電圧値Vmaxが120Vに設定され、下限電圧値Vminは設定されない。更に、トナーの供給過少が若干なり易いシアンの現像器6に対しては、供給電流Isの定電流値I0が3μAに設定されるとともに下限電圧値Vminが150Vに設定され、上限電圧値Vmaxは設定されない。更に、トナーの供給過少がなり易い黒の現像器7に対しては、供給電流Isの定電流値I0が5μAに設定されるとともに下限電圧値Vminが170Vに設定され、上限電圧値Vmaxは設定されない。これらの設定値は実験等によって求められる。なお、この第1の画像形成装置1においては、各設定値はこの設定例に限定されるものではなく、現像器の姿勢に応じて種々の適正値に設定できることは言うまでもない。
【0038】
更に、CPU8は、図4(a)に示すように下向き現像器に対して定電流制御による供給バイアスを印加するにあたって、供給電流Isが定電流値I0となるように供給電圧Vsを制御しているときに、この供給電圧Vsが設定した上限電圧値Vmaxを超えると判断した場合、つまりトナーの供給過多になると判断した場合には供給電圧Vsをこの上限電圧値Vmaxに保持し、供給電圧Vsが上限電圧値Vmaxを超えると判断している間は、定電流値I0の定電流制御による供給バイアスの印加に代えて、上限電圧値Vmaxを定電圧値V0とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行うようになっている。これにより、下向き現像器はトナーの供給過多が防止され、トナー供給量がより安定するようになる。
【0039】
また、CPU8は、図4(b)に示すように上向き現像器に対して定電流制御による供給バイアスを印加するにあたって、供給電流Isが定電流値I0となるように供給電圧Vsを制御しているときに、この供給電圧Vsが設定した下限電圧値Vminを下回ると判断した場合、つまりトナーの供給過少になると判断した場合には供給電圧Vsをこの下限電圧値Vminに保持し、供給電圧Vsが下限電圧値Vminを下回ると判断している間は、定電流値I0の定電流制御による供給バイアスの印加に代えて、下限電圧値Vminを定電圧値V0とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行うようになっている。これにより、上向き現像器はトナーの供給過少が防止され、トナー供給量がより安定するようになる。
【0040】
こうして、この第1例の画像形成装置1では、姿勢が異なる各現像器4,5,6,7においてトナー供給量を安定化することができる。なお、図4において、斜線は、現像器の環境の変動にともなうトナーの特性等の変化により、供給電圧Vsと供給電流Isとの関係の変動を示す線である。後述する図7も同様である。
【0041】
図5は、本発明の実施の形態の第2例を示す、図2と同様の図である。なお、前述の例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
前述の例の画像形成装置1では、定電流制御による供給バイアスの印加を行っているが、この例の画像形成装置1では、定電圧制御による供給バイアスの印加を行うようにしている。
【0042】
このために、図5に示すようにこの第2例の画像形成装置1のCPU8には、前述の第1例の定電流値設定手段8a、上限電圧値設定手段8bおよび下限電圧値設定手段8cとに代えて、各現像器4,5,6,7毎、つまりにトナーの種類(例えば、トナー色等)毎にそれぞれ供給電圧Vsの定電圧値V0を設定する定電圧値設定手段8dと、供給電流Isの上限電流値Imaxを各現像器4,5,6,7毎にそれらの姿勢に応じて設定する上限電流値設定手段8eと、供給電流Isの下限電流値Iminを各現像器4,5,6,7毎にそれらの姿勢に応じて設定する下限電流値設定手段8fとを備えている。
【0043】
そして、CPU8は、画像形成のため各現像器4,5,6,7を作動するにあたって、定電圧制御により供給バイアスを各供給ローラ4b,5b,6b,7bに印加する際、作動する現像器に応じて定電圧値設定手段8dにより供給電圧Vsの定電圧値V0を設定し、供給過多になり易い上向き現像器である、イエローおよびマゼンタの各現像器4,5に対して、それぞれ、少なくとも上限電流値設定手段8eにより供給電流Isの上限電流値Imaxを設定し、また、作動する現像器が供給過少になり易い上向き現像器である、シアンおよび黒の各現像器6,7に対して、それぞれ、少なくとも下限電流値設定手段8fにより供給電流Isの下限電流値Iminを設定するようになっている。その場合、上限電流値Imaxは、現像器の下向き姿勢の度合いが大きくなるにつれて、つまりトナー供給過多が大きくなるにつれて下げられて、トナーの供給過多とならないような適正値が設定され、また、下限電流値Iminは、現像器の姿勢の上向き度合いが大きくなるにつれて、つまりトナー供給過少が大きくなるにつれて上げられて、トナーの供給過少とならないような適正値が設定される。
【0044】
図6は、第2例の画像形成装置1において設定された、各現像器4,5,6,7における定電圧値V0、上限電流値Imaxおよび下限電流値Iminの一例のテーブルを示す図である。
図6に示すように、この設定例では、トナーの供給過多がなり易いイエローの現像器4に対しては、供給電圧Vsの定電圧値V0が120Vに設定されるとともに上限電流値Imaxが2μAに設定され、下限電流値Iminは設定されない。また、トナーの供給過多が若干なり易いマゼンタの現像器5に対しては、供給電圧Vsの定電圧値V0が120Vに設定されるとともに上限電流値Imaxが2μAに設定され、下限電流値Iminは設定されない。更に、トナーの供給過少が若干なり易いシアンの現像器6に対しては、供給電圧Vsの定電圧値V0が150Vに設定されるとともに下限電流値Iminが3μAに設定され、上限電流値Imaxは設定されない。更に、トナーの供給過少がなり易い黒の現像器7に対しては、供給電圧Vsの定電圧値V0が170Vに設定されるとともに下限電流値Iminが5μAに設定され、上限電流値Imaxは設定されない。なお、この例の画像形成装置1はこの設定例に限定されるものではなく、現像器の姿勢に応じて種々の適正値に設定できることは言うまでもない。また、この設定例では、上限電流値Imaxおよび下限電流値Iminのいずれか一方が設定されないようになっているが、現像器の姿勢およびトナーの色によっては上限電流値Imaxおよび下限電流値Iminの両方を設定することもできる。
【0045】
更に、CPU8は、図7(a)に示すように下向き現像器に対して定電圧制御による供給バイアスである定電圧値V0の供給電圧Vsを印加しているときに、各供給ローラ4b,5b,6b,7bから現像ローラ4a,5a,6a,7aへ流れる供給電流Isが設定した上限電流値Imaxを超えると判断した場合、つまりトナーの供給過多になると判断した場合には供給電流Isをこの上限電流値Imaxに保持するように供給電圧Vsを制御し、供給電流Isが上限電流値Imaxを超えると判断している間は、定電圧値V0の定電圧制御による供給バイアスの印加に代えて、上限電流値Imaxを定電流値I0とした定電流制御による供給バイアスの印加を行うようになっている。これにより、下向き現像器はトナーの供給過多が防止され、トナー供給量が安定するようになる。
【0046】
また、CPU8は、図7(b)に示すように上向き現像器に対して定電圧制御による供給バイアスである定電圧値V0の供給電圧Vsを印加しているときに、供給電流Isが設定した下限電流値Iminを下回ると判断した場合、つまりトナーの供給過少になると判断した場合には供給電流Isをこの下限電流値Iminに保持するように供給電圧Vsを制御し、供給電流Isが下限電流値Iminを下回ると判断している間は、定電圧値V0の定電圧制御による供給バイアスの印加に代えて、下限電流値Iminを定電流値I0とした定電流制御による供給バイアスの印加を行うようになっている。これにより、上向き現像器はトナーの供給過少が防止され、トナー供給量が安定するようになる。
こうして、この第2例の画像形成装置1でも、姿勢が異なる各現像器4,5,6,7においてトナー供給量を安定化することができる。
この第2例の画像形成装置1の他の構成および他の作用効果は、第1例と同じである。
【0047】
なお、前述の各例では、本発明をフルカラ−の画像形成装置に適用して説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、トナーの現像ローラへの供給が現像器の姿勢に影響されるような現像器を備えた画像形成装置であれば、どのような画像形成装置にも適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の画像形成装置によれば、現像器の姿勢差に応じて供給バイアスを印加するようにしているので、現像器の姿勢差に基づくトナーの供給過多あるいは供給過少を防止でき、現像器の姿勢にかかわらず、簡単な制御でトナーの供給量をより一層安定化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の実施の形態の第1および第2例が適用されたフルカラーの画像形成装置を模式的に示す図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置の各現像器の現像ローラおよび供給ローラ部分を模式的に示すとともに、第1例における供給バイアスの印加を行うための装置を模式的に示す図である。
【図3】 図2に示す第1例の画像形成装置において設定された、各現像器の供給バイアスの印加における定電流値、上限電圧値および下限電圧値の一例のテーブルを示す図である。
【図4】 図2に示す第1例の供給バイアス印加の制御を説明する図である。
【図5】 図1に示す画像形成装置の各現像器の現像ローラおよび供給ローラ部分を模式的に示すとともに、本発明の実施の形態の第2例における供給バイアスの印加を行うための装置を模式的に示す、図2と同様の図である。
【図6】 図5に示す第2例の画像形成装置において設定された、各現像器の供給バイアスの印加における定電圧値、上限電流値および下限電流値の一例のテーブルを示す図である。
【図7】 図5に示す第2例の供給バイアス印加の制御を説明する図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…感光体(OPC)、3…現像装置、4…イエローの現像器、5…マゼンタの現像器、6…シアンの現像器、7…黒の現像器、4a,5a,6a,7a…現像ローラ、4b,5b,6b,7b…供給ローラ、4c,5c,6c,7c…トナー規制ブレード、4e,5e,6e,7e…供給口、4e1,5e1,6e1,7e1…供給口の下縁、4f,5f,6f,7f…サブホッパー(トナー撹拌部)、4g,5g,6g,7g…アジテータ、8…中央処理装置(CPU)、8a…定電流値設定手段、8b…上限電圧値設定手段、8c…下限電圧値設定手段、8d…定電圧値設定手段、8e…上限電流値設定手段、8f…下限電流値設定手段、Vs…供給電圧、Is…供給電流、V0…定電圧値、I0…定電流値、α,β,γ,δ…トナー水位

Claims (6)

  1. トナーを供給ローラから現像ローラへ供給する際、前記供給ローラから前記現像ローラへ流れる供給電流が定電流値となるように前記供給ローラに印加する供給電圧を制御することで定電流制御による供給バイアスを印加するようになっている現像器、または、トナーを供給ローラから現像ローラへ供給する際、前記供給ローラに定電圧値の供給電圧を印加することで定電圧制御による供給バイアスを印加するようになっている現像器を備えた画像形成装置において、
    前記現像器の設置される姿勢に応じて前記定電流値または前記定電圧値が設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 更に、現像器の設置される姿勢に応じて前記定電流制御による供給バイアスにおける供給電圧の上限電圧値あるいは下限電圧値が設定されており、前記上限電圧値が設定された場合、前記定電流制御による供給バイアスの印加中に前記供給電圧が前記上限電圧値を超えるときは、その上限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、前記下限電圧値が設定された場合、前記定電流制御による供給バイアスの印加中に前記供給電圧が前記下限電圧値を下回るときは、その下限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、
    または、現像器の設置される姿勢に応じて前記定電圧制御による供給バイアスにおける供給電流の上限電流値あるいは下限電流値が設定されており、前記上限電流値が設定された場合、前記定電圧制御による供給バイアスの印加中に前記供給電流が前記上限電流値を超えるときは、その上限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加を行い、前記下限電流値が設定された場合、前記定電圧制御による供給バイアスの印加中に前記供給電流が前記下限電流値を下回るときは、その下限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. トナーを供給ローラから現像ローラへ供給する際、前記供給ローラから前記現像ローラへ流れる供給電流が定電流値となるように前記供給ローラに印加する供給電圧を制御することで定電流制御による供給バイアスを印加するようになっている現像器、または、トナーを供給ローラから現像ローラへ供給する際、前記供給ローラに定電圧値の供給電圧を印加することで定電圧制御による供給バイアスを印加するようになっている現像器を備えた画像形成装置において、
    現像器の設置される姿勢に応じて前記定電流制御による供給バイアスにおける供給電圧の上限電圧値あるいは下限電圧値が設定されており、前記上限電圧値が設定された場合、前記定電流制御による供給バイアスの印加中に前記供給電圧が前記上限電圧値を超えるときは、その上限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、前記下限電圧値が設定された場合、前記定電流制御による供給バイアスの印加中に前記供給電圧が前記下限電圧値を下回るときは、その下限電圧値を定電圧値とした定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、
    または、現像器の設置される姿勢に応じて前記定電圧制御による供給バイアスにおける供給電流の上限電流値あるいは下限電流値が設定されており、前記上限電流値が設定された場合、前記定電圧制御による供給バイアスの印加中に前記供給電流が前記上限電流値を超えるときは、その上限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加を行い、前記下限電流値が設定された場合、前記定電圧制御による供給バイアスの印加中に前記供給電流が前記下限電流値を下回るときは、その下限電流値を定電流値とした定電流制御による供給バイアスの印加を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記現像器は、トナーのイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の各色の現像器からなり、
    前記上限電圧値あるいは前記下限電圧値は前記トナーの各色毎に応じて設定されており、前記トナーの各色の現像器毎に前記上限電圧値あるいは前記下限電圧値に基づいて定電圧制御による供給バイアスの印加を行い、または、前記上限電流値あるいは前記下限電流値は前記トナーの各色毎に応じて設定されており、前記トナーの各色の現像器毎に前記上限電流値あるいは前記下限電流値に基づいて定電流制御による供給バイアスの印加を行うことを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記現像器の設置される姿勢は、前記現像器内のトナー撹拌部の供給口から前記現像ローラに向かう傾斜、または前記トナー撹拌部内のトナ撹拌部材から前記供給口に向かう傾斜に基づいて設定されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1記載の画像形成装置。
  6. 前記傾斜がトナーの供給過多になり易い傾斜の場合は前記上限電圧値または前記上限電流値が設定され、前記上限電圧値または前記上限電流値に基づいてトナーの供給過多を抑制するように前記供給バイアスを制御し、
    前記傾斜がトナーの供給過少になり易い傾斜の場合は前記下限電圧値または前記下限電流値が設定され、前記下限電圧値または前記下限電流値に基づいてトナーの供給過少を抑制するように前記供給バイアスを制御することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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