JP3639512B2 - 車載用レーダ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の走行中に、障害物等の物体を検知するための車載用レーダ装置に関し、特に、レーダ装置のアンテナに電波を反射したり吸収するような異物の検知技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用レーダ装置は、送受信アンテナに付着した異物により物体検知に支障をきたすため、従来から送受信アンテナの異物を検知する研究が行われている。
【0003】
この種の技術としては、例えば、特開2000−19242号公報に記載の技術がある。この従来技術は、路面からの反射波の信号(グランドクラッタ信号)のレベルの低下から異物の付着を検出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、路面の電波反射状況の変化により、グランドクラッタ信号のレベルが変化するため、このグランドクラッタ信号のレベル低下から異物付着を検知しようとすると、誤検知を起す恐れがあるという問題点がある。
【0005】
本発明は、以上のような従来技術の問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、レーダアンテナ表面付近に異物が付着したことを正確に検知することができる車載用レーダ装置を実現することである。
【0006】
なお、同種の技術として、特開平10−160836号公報や特開平2000−19242号公報に記載されているものもある。これらの技術は、いずれも、FM−CW(Frequency Modulation−Continuous Wave)方式のレーダ装置で、アンテナが受信した反射波の信号を、物体迄の距離と信号周波数とが対応する信号に変換し、物体までの距離が0に相当する周波数の位置に、ピーク波形が存在するか否かに応じて、アンテナ表面に異物が付着しているかを検知するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための第一の車載用レーダ装置は、
電波を送信アンテナから放射し、物体からの反射波を受信アンテナで受信して、自車両に対する該物体の相対速度を求める車載用レーダ装置において、
前記自車両の車速センサからの自車速度を受け付ける自車速度受付手段と、
前記受信部で受信した前記反射波の信号を、前記物体の相対速度と信号周波数とが対応する信号に変換する信号処理手段と、
前記信号処理手段で処理された前記信号中に、前記自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置にピーク波形があり、且つ、該周波数近傍のノイズ信号強度に対する該ピーク波形の頂点の信号強度の比が、予め定められた信号強度比以上であるか否かに応じて、前記送信アンテナを含む送信部の外側表面又は前記受信アンテナを含む受信部の外側表面に異物が付着しているか否かを検知する異物検知手段と、
前記異物検知手段により前記送信部又は前記受信部に異物が付着していると検知されると、異物検知に対する予め定められた処理を行う処理手段に所定の信号を出力する出力手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
前記目的を達成するための第二の車載用レーダ装置は、
電波を送信アンテナから放射し、物体からの反射波を受信アンテナで受信して、自車両に対する該物体の相対速度を求める車載用レーダ装置において、
前記自車両の車速センサからの自車速度を受け付ける自車速度受付手段と、
前記自車速度受付手段が受け付けた前記自車速度が予め定められた速度以上になったか否かを判断する検知条件判断手段と、
前記受信部で受信した前記反射波の信号を、前記物体の相対速度と信号周波数とが対応する信号に変換する信号処理手段と、
前記検知条件判断手段が前記自車速度が予め定められた速度以上であると判断したときに、前記信号処理手段で処理された前記信号中に、前記自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置に、所定の条件を満たすピーク波形があるか否かに応じて、前記送信アンテナを含む送信部の外側表面又は前記受信アンテナを含む受信部の外側表面に異物が付着しているか否かを検知する異物検知手段と、
前記異物検知手段により前記送信部又は前記受信部に異物が付着していると検知されると、異物検知に対する予め定められた処理を行う処理手段に所定の信号を出力する出力手段と、
を備え、
前記異物検知手段は、
前記信号処理手段で処理された前記信号中に、前記自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置にピーク波形があり、且つ、該周波数近傍のノイズ信号強度に対する該ピーク波形の頂点の信号強度の比が、予め定められた信号強度比以上であるか否かを判断する静止物体確認手段と、
前記静止物体確認手段により、前記自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置に、前記予め定められた信号強度比以上のピーク波形がないとされた時間が、予め定められた時間以上であると、前記送信部の外側表面又は前記受信部の外側表面に異物が付着していると判断する異物付着判断手段と、
を有することを特徴とするものである。
【0009】
前記目的を達成するための第三の車載用レーダ装置は、
電波を送信アンテナから放射し、物体からの反射波を複数の送受信アンテナで受信して、複数の該受信アンテナが受信した各反射波の和信号及び差信号から、該物体の方向を求める車載用レーダ装置において、
順次求められる各物体の方向に関する、予め定められた分散条件に応じて、複数の前記受信アンテナを含む受信部に異物が付着しているか否かを検知する異物検知手段と、
前記異物検知手段により前記受信部に異物が付着していると検知されると、異物付着に対する予め定められた処理を行う処理手段に所定の信号を出力する出力手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
前記目的を達成するための第四の車載用レーダ装置は、
前記第三の車載用レーダ装置において、
前記異物検知手段は、
各種方向を基準として、順次求められる各物体の方向の分散値を求める分散値演算手段と、
前記分散値演算手段で求められた各種方向を基準とする各分散値から、物体が特定の方向に予め定められた分散値以下で存在している状態か否かを判断し、該状態であると判断した際に、該状態が予め定められた時間以上継続しているか否かに応じて、前記受信部に異物が付着しているか否かを判断する異物付着判断手段と、
を有することを特徴とするものである。
【0011】
前記目的を達成するための第五の車載用レーダ装置は、
以上の第一から第四のいずれかの車載用レーダ装置において、
前記出力手段が前記所定の信号を出力する前記処理手段は、該所定の信号を受信すると、前記送信部の外側表面又は前記受信部の外側表面に異物が付着している旨を表示する表示手段と、前記送信部又は前記受信部の外側表面上の異物を除去する除去手段とのうち、少なくとも一つである、
ことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明に係る車載用レーダ装置の各種実施形態について説明する。
【0013】
まず、図1〜図10を用いて、本発明に係る第一の実施形態としての車載用レーダ装置について説明する。
【0014】
図1は、第一の実施形態における車載用レーダ装置1の回路ブロック図である。
【0015】
図1において、タイミング回路101は、一定周期でタイミング信号を発生し、これを駆動回路102及びDSP(Digital Signal Processor)111に供給する。駆動回路102は、電圧制御発振器(Voltage Control Oscillator)103を制御して、図3に示すような周波数変調された信号、具体的には、例えば、60GHzを中心周波数として、この中心周波数を中心に、上下に周波数H,Lを同周期で繰り返す信号を発生させる。このような信号を発生される方式は、FSK(Frequency Sift Keeping)方式と呼ばる公知の方式である。
【0016】
この変調信号は、分波器104を経由して送信アンテナ105から電波として放射される。送信アンテナ105から放射された電波は物体2に反射され、受信アンテナ106で受信される。
【0017】
アンテナ106で受信された信号は、ミキサ107に供給され、分波器104で分波された信号で、アンテナ106から供給された信号がダウンコンバートされ、いわゆる中間周波(IF)信号に変換される。
【0018】
IF信号は、それぞれ低減フィルタ(LPF)108で高周波成分が除去され、増幅器109で所定のレベルまで増幅される。そして、増幅された信号は、アナログ−デジタル変換器(ADC)110に供給され、このADC110でデジタル値に変換される。デジタル値に変換された信号は、DSP111に取り込まれてレーダ信号処理がなされる。
【0019】
このDSP111は、機能構成要素として、アナログ−デジタル変換器110からのデジタル信号に対して高速フーリエ変換(FFT)を施すFFT処理部10と、車速センサ4からの自車速度を受け付ける自車速度受付部14と、自車速度が予め定めた速度以上になったか否かを判断する検知条件判断部15と、自車速度が予め定めた速度以上になったことを条件として、高速フーリエ変換処理が施された信号中に、自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置に、所定の条件を満たすピーク波形があるか否かに応じて、送受信部113の外側表面に異物が付着しているか否かを検知する異物検知部11と、高速フーリエ変換処理が施された信号から物体迄の距離や相対速度を求める距離・速度演算部16と、ディスプレイ5やスピーカ6に所定の信号を送る出力部17と、を有している。異物検知部11は、高速フーリエ変換処理が施された信号中に、自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置にピーク波形があり、且つ、このピーク波形の頂点の信号強度が予め定められた強度以上であるか否かを判断する静止物体確認部12と、この静止物体確認部12により、自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置に、前記予め定められた強度以上のピーク波形がないとされた時間が、予め定められた時間以上であると、送受信部113の外側表面に異物が付着していると判断する異物付着判断部13と、を有している。
【0020】
なお、DSP111は、ハードウェア的には、CPUやメモリ等を有して構成され、以上で説明したDSP111の各機能構成要素は、メモリに記憶されているプログラムをCPUが実行することで機能する。
【0021】
図4は、レーダ装置1を車両3に装着した状態を示す図である。
【0022】
レーダ装置1の送信アンテナ105からはメインローブ7のほか、サイドローブ8と呼ばれるビームが多少なりとも放射されるのが実状である。図示のようにサイドローブ8の一部が路面に当たって反射される。
【0023】
車両が走行中であると、図5に示すようなイメージのIF信号のスペクトルが得られる。この図5は、横軸は周波数を示し、アンテナから見た物体の相対速度を表わしており、縦軸は信号強度(ノイズレベル)を示している。
【0024】
この図5において、周波数の最も低い箇所は、アンテナ直下付近の路面からの反射波の信号で、アンテナに近いため、信号強度が大きい。そして、レーダ装置1から遠ざかるに従い、相対速度が上昇してドップラシフトが大きくなる。このため、一般的に右下がりのスペクトルを示す傾向にある。つまり、周波数が高くなるに従って、信号強度は低下する傾向にある。この傾向にある信号は、一般的にグランドクラッタ信号とよばれている。
【0025】
このグランドクラッタ信号の右端部分、言い換えると、自車両の速度と同等の相対速度に値する部分には、静止物体からの反射波の信号が集中するため、強いドップラー信号が現れることになる。このドップラー信号は、一般的に静止物ピークと呼ばれる。
【0026】
図7は、レーダ装置1を横から見た断面図である。送受信部113は、送信アンテナ105と、受信アンテナ106と、これらのアンテナ105,106の表面を保護するためのレドーム112とを有して構成されている。レドーム112は、電波を良く透過する材質でしかも機械的な強度を有するプラスチックなどの材質で作られる。送受信部113の外側表面、言い換えると、レドーム112の表面に異物(例えば雪)25が付着すると、送信アンテナ105から放射された電波が異物を透過できないため、図6に示すように、有効な静止物ピークは現れない。
【0027】
そこで、本実施形態は、この静止物ピークの有無で、送受信部に異物が付着しているか否かを検知している。
【0028】
ここで、異物付着検知を行うDSP111の動作について、図2に示すフローチャートに従って説明する。
【0029】
DSP111は、まず、ADC110から一定の周期でサンプリングされたIF信号をデジタル信号の形で取り込む(ステップ1)。この場合、サンプル数は例えば1024点である。次に、FFT処理部10がサンプリングされたデジタル信号にFFT(Fast Fourier Transform)演算処理を施す(ステップ2)。この結果、図5や図6に示すように、物体の相対速度と信号周波数が対応した信号を得ることになる、つまり、各周波数が物体の相対速度を示すことになる。
【0030】
このレーダ装置1は、ドップラーシフト効果を利用しているので、グランドクラッタ信号及び静止物ピークは走行中にしか観測できない。このため、後述のピーク抽出処理(ステップ4)前に、検知条件判断部15が、自車速が一定値(例えば10km/h)以上か否かの判断を行う(ステップ3)。この自車速は、車速センサ4から自車速度受付部14が取り込む。自車速度が一定値未満である場合には、異物検知のみならず、通常行う物体の相対速度等の検知もできないため、このまま終了する。
【0031】
また、自車速度が一定値以上である場合には、異物検知部11の静止物体確認部12が、FFT処理が施された信号から、自車速度に対応した周波数の位置でのピーク波形信号を抽出する(ステップ4)。そして、静止物体確認部12は、このピーク波形信号が有効なものであるか否かの判断を行う(ステップ5)。ピーク波形信号が有効か否かは、図5に示すように、自車速度相当のドップラーシフト地点において、ノイズレベル(グランドクラッタ信号のレベル)に対するピークレベルの比であるS/Nを計測し、そのS/Nがある所定の値を満足するか否かで判断する。これにより路面状況および回路から生じるノイズの変動に関わらず明確に異常を判断できる。
【0032】
有効なピーク波形信号がある場合には、静止物体を確実に捉えていることになり、正常であると判断できるので、距離・速度演算部16が、通常処理として、FFT処理が施された信号に基づいて、物体迄の距離や相対速度を求める。そして、求められた物体迄の距離と相対速度との関係から、物体が自車両に対して安全を損なう距離に存在していると判断できる場合には、その旨の信号が出力部17からディスプレイ5及びスピーカ6へ送信され、これらディスプレイ5及びスピーカ6による画像や音声で、運転者に警報が発生される(ステップ8)。なお、ここでは、物体が自車両に対して安全を損なう距離に存在していると判断できる場合、画像や音声による警報を発するようにしているが、この情報をエンジンコントロールユニット等に与えて、エンジン出力等をコントロールさせることで、危険を回避できるようにしてもよい。
【0033】
静止物体確認部12が、ステップ4でピーク波形信号を抽出できなかった場合や、ステップ5で有効なピーク波形信号がないと判断した場合には、異物付着判断部13が、静止物体確認部12の判断結果を一定時間保持して、このような異常状態が一定時間(例えば、10秒)以上継続しているか否かで、異物が付着しているか否かの判断を行う(ステップ6)。静止物ピークは、車両が走行している限り、通常、明確なピークとして常時検出されるものである。このため、ピーク波形信号が抽出できない、又は、有効なピーク波形信号がない場合には、異常ということになる。しかしながら、静物ピークは、前述したように、基本的に、明確なピークとして常時検出されるものであるが、何らかの原因で瞬間的に無くなることもある。そこで、ここでは、有効なピーク波形信号がない場合で、且つ、この状態が一定時間以上継続している場合に、異常である、つまり、異物が付着していると判断するようにしている。
【0034】
異物付着判断部13で異物が付着していると判断されると、その旨の信号が出力部17からディスプレイ5やスピーカ6へ送信され、その旨が運転者に伝えられる(ステップ7)。ここでは、図8に示すように、車両のインストルメントパネル上に設けられた車速やエンジン回転数等の表示用ディスプレイ5の一部に、例えば、雪付着信号21を表示することで、運転者に知らせるようにしている。なお、ディスプレイとしては、この他、ナビゲーション装置用のディスプレイや、TV用のディスプレイ等を用いてもよい。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、静止物ピークが現れているか否かにより、異物が送受信部113の表面に付着しているか否かを判断するように構成したので、特別な装置を用いること無く、簡便に送受信部113に異物が付着したことを検知することができる。
【0036】
ところで、前述したように、グランドクラッタ信号の信号レベルは、静止物ピークの信号レベルに比べて遥かに低く、路面反射状況の変化による影響を強く受ける。このため、従来技術のように、グランドクラッタ信号の信号レベルの変化により異物を検知しようとすると、誤検知を起す恐れがある。
【0037】
また、静止物ピークの信号レベルも、静止物体の数や大きさ、及び静止物体の電波反射状況等により影響を受ける。しかしながら、この静止物ピークは、信号レベルがグランドクラッタ信号よりも遥かに高く、しかも、送受信部113に異物が付着しておらず且つ静止物体が存在する限り、静止物体の数や大きさ、及び静止物体の電波反射状況等により信号レベルが影響を受けたとしても、これらの影響は比較的小さく明瞭に現れるものである。このため、本実施形態は、送受信部113に異物が付着したことを正確に検知することができる。
【0038】
なお、以上の実施形態では、異物付着を運転者に知らせるものであるが、より積極的に、異物を除去するようにしてもよい。
【0039】
例えば、図9に示すように、レーダ装置1を車両ヘッドライトのカバーガラス22内に取り付ける場合には、レーダ装置1の出力部17から点灯信号をヘッドライト(異物除去手段)23の駆動回路に出力し、このヘッドライト23の熱で融雪処理するようにしてもよい。また、ヘッドライトのカバーガラスに電熱線(異物除去手段)を設け、この電熱線の駆動回路にレーダ装置の出力部からの駆動信号を出力し、この電熱線の熱で融雪処理するようにしてもよい。さらに、ヘッドライトにワイパが装備されている場合には、図10に示すように、レーダ装置1の出力部17からの駆動信号をワイパ24の駆動回路に出力し、このワイパ24で異物を除去するようにしてもよい。
【0040】
なお、ヘッドライト内にレーダ装置1を取り付ける方法に関しては、特開平11-326495号公報に開示された技術を参照するとよく、これには、レーダ部分の取付角度を精度良く且つ容易に調整するための方法が開示されている。
【0041】
また、以上の実施形態では、送信アンテナ105と受信アンテナ106とを近接した位置に配置して、これの表面をレドーム112で保護したものを送受信部113としたが、送信アンテナ105と受信アンテナ106とを互いに離れた位置に配置して、それぞれの表面を独立したレドームで保護したものをそれぞれ送信部、受信部としてもよい。この場合、送信部の外側表面と受信部の外側表面との一方に、又は両方に、異物が付着すると、送信部又は受信部のいずれかに異物が付着されたと検知される。
【0042】
また、以上の実施形態は、FSK方式のレーダ装置に、本発明を適用したものであるが、FM−CW方式のレーダ装置に本発明を適用してもよい。FSK方式とFM−CW方式とは、周波数変調方式が異なっている。つまり、本実施形態のFSK方式は、図3を用いて説明したように、中心周波数を基準として、その上下に2種類の周波数H,Lを交互に繰り返す信号を、言い換えると、ステップな信号を送信するもので、一方、FM−CW方式は、図11に示すように、直線的に変化する山形の信号を送信するものである。
【0043】
このようなFM−CW方式のレーダ装置においても、信号周波数が相対速度に対応した信号を得ることができ、その場合、FSK方式と同様に、グランドクラッタ信号、さらに、自車速度と同等の相対速度にドップラーシフトされた静止物ピークが受信されるため、本実施形態のように、異物検知部11、自車速度受付部14、検知条件判断部15、出力部17等を設けることにより、同様の効果を得ることができる。つまり、レーダの周波数変調方法に依存せずレーダアンテナ表面付近に異物が付着したことを路面状況に依存せず正確に検知することができる。なお、FM−CW方式では、「発明が解決しようとする課題」で述べたように、アンテナが受信した反射波の信号を、物体迄の距離と信号周波数とが対応した信号に変換することが多いが、周知の変換式を用いて、相対速度と信号周波数とが対応した信号に変換することで、先に述べた本実施形態をそのまま適用することができる。
【0044】
次に、図12〜図14を用いて、本発明に係る第三の実施形態としての車載用レーダ装置について説明する。
【0045】
図12は、第二の実施形態における車載用レーダ装置1aの回路ブロック図である。この車載用レーダ装置1aは、モノパルス方式と呼ばれる方位角検知方法を採るレーダ装置で、図1を用いて説明した第一の実施形態に対して、送信系統は基本的に同じであるものの、受信系が2系統ある点で相違している。
【0046】
物体2からの反射電波は、第一の受信アンテナ106及び第二の受信アンテナ116で受信される。受信アンテナ106,116で受信された信号は、ハイブリット回路114で、二つの受信アンテナ106,116からの和信号と差信号に変換され、それぞれミキサ107,117に供給される。各ミキサ107,117では、送信系の分波器104で分波された信号で、和信号及び差信号がそれぞれダウンコンバートされ、IF信号に変換される。
【0047】
各IF信号は、それぞれ低減フィルタ(LPF)108,118で高周波成分が除去され、増幅器109,119で所定のレベルまで増幅される。そして、増幅された各信号は、それぞれアナログ−デジタル変換器(ADC)110,120に供給され、このADC110,120でデジタル値に変換される。デジタル値に変換された各信号は、DSP(Digital Signal Processor)111aに取り込まれてレーダ信号処理がなされる。
【0048】
このDSP111aは、機能構成要素として、ADC110,120からの各デジタル信号に対して高速フーリエ変換(FFT)を施すFFT処理部10aと、車速センサ4からの自車速度を受け付ける自車速度受付部14と、自車速度が予め定めた速度以上になったか否かを判断する検知条件判断部15と、自車速度が予め定めた速度以上になったことを条件として、高速フーリエ変換処理が施された信号中でピーク波形を示す対象物の方向を求める対象方向算出部18と、この対象方向算出部18で求められた対象部部の方向から送受信部113aに異物が付着しているか否かを検知する異物検知部11aと、高速フーリエ変換処理が施された信号から物体迄の距離や相対速度を求める距離・速度演算部16と、ディスプレイ5やスピーカ6に所定の信号を送る出力部17と、を有している。異物検知部11aは、各種方向を基準として、各対象物の方向の分散値を求める分散値演算部12aと、各種方向を基準とする各分散値から送受信部113aに異物が付着しているか否かを判断する異物付着判断部11aとを有している。
【0049】
なお、本実施形態のDSP111aも、第一の実施形態と同様、ハードウェア的には、CPUやメモリ等を有して構成され、以上で説明したDSP111aの各機能構成要素は、メモリに記憶されているプログラムをCPUが実行することで機能する。
【0050】
また、送受信部113aは、送信アンテナ105と、第一の受信アンテナ106と、第二の受信アンテナ106と、これらの表面を保護するレドーム112とを有して構成されている。
【0051】
次に、異物検知を行うDSP111aの動作について説明する。
【0052】
DSP111aは、まず、ADC110,120から一定の周期でサンプリングされたIF和信号及びIF差信号をデジタル信号の形で取り込む。次に、FFT処理部10がサンプリングされた各デジタル信号にFFT(Fast Fourier Transform)演算処理を施す。この結果、ディジタル信号形式の和信号及び差信号は、第一の実施形態と同様に、図5等に示す、物体の相対速度と信号周波数が対応した信号に変換されることになる。
【0053】
次に、第一の実施形態と同様に、検知条件判断部15が、自車速が一定値以上か否かの判断を行う(ステップ3)。自車速度が一定値未満である場合には、異物検知のみならず、通常行う対象物の方向検知等もできないため、このまま終了する。
【0054】
また、自車速度が一定値以上である場合には、対象方向算出部18が、FFT処理が施された和信号及び差信号のそれぞれから、ピーク波形信号を抽出し、和信号から得られたピーク波形の信号強度と、差信号から得られたピーク波形の信号強度との比を求める。対象方向算出部18は、予め、図13(a)に示すようなアンテナ特性曲線が記憶されており、この特性曲線中で、和信号から得られた信号強度と差信号から得られた信号強度との比が一致する位置を求め、その位置の角度を対象物の角度(方向)とする。
【0055】
異物検知部11aの分散値演算部12aは、各種方向を基準として各対象物の方向の分散値を求める。そして、異物検知部部11aの異物付着判断部13aは、分散値演算部12aで求められた各種方向を基準とする各分散値から、物体が特定の方向に予め定められた分散値以下で存在している状態か否かを判断する。そして、この状態であると判断した場合に、この状態が予め定められた時間以上継続しているときには、送受信部113aに異物が付着していると判断する。
【0056】
送受信部113aに異物が付着している場合、そのアンテナの特性曲線は、図13(b)に示すように、和信号特性が小さくなる一方で、差信号特性が大きくなる、つまり、和信号特性と差信号特性との差が小さくなる。これは、例えば、第一の受信アンテナ106と第二の受信アンテナ116とのうち、いずれか一方の側に多くの異物が付着していると、両アンテナ106,116で受信する信号強度の和が小さくなり、逆に、両アンテナ106,116で受信する信号強度差が大きくなるからである。このように、送受信部113aに異物が付着し、和信号特性と差信号特性との差が小さくなった状態で、対象物方向算出部18が、図13(a)に示すアンテナ特性曲線を用いて、対象物の方向を求めると、求められる対象物の方向が特定の方向に片寄ってしまう。
【0057】
このため、例えば、レーダ装置1aが正常な状態の際に、図14(a)に示すような位置に対象物26,27が存在すると認識したとしても、同図(b)に示すように、レーダ装置1aの送受信部113aに異物25が付着してしまうと、現実に存在する対象物26,27の方向と異なる、間違った方向にのみ対象物26a,27aが存在していると認識してしまう。
【0058】
そこで、異物付着判断部13aは、対象物が特定の方向に予め定められた分散値以下で存在している状態が予め定められた時間以上継続しているときには、送受信部113aに異物が付着していると判断する。
【0059】
異物付着判断部13aで異物が付着していると判断されると、第一の実施形態と同様に、その旨の信号が出力部17からディスプレイ5やスピーカ6へ送信され、その旨が運転者に伝えられる。なお、異物付着が検知された場合、本実施形態においても、第一の実施形態と同様に、異物除去手段を駆動させるようにしてもよい。
【0060】
異物付着判断部13aで異物が付着していないと判断されると、第一の実施形態と同様に、距離・速度演算部16が、通常処理として、FFT処理が施された信号に基づいて、物体迄の距離や相対速度を求める。そして、求められた物体迄の距離と相対速度との関係から、物体が自車両に対して安全を損なう距離に存在していると判断できる場合には、対象方向算出部18で求められた方向に、安全を損なう位置関係の対象物が存在する旨の信号が出力部17からディスプレイ5及びスピーカ6へ送信され、これらディスプレイ5及びスピーカ6による画像や音声で、運転者に警報が発生される。
【0061】
以上のように、本実施形態によれば、対象物の方向検知の片寄りから、異物がレドーム表面に付着しているか否かを判断するように構成したので、特別な装置を用いること無く、簡便に送受信部に異物が付着したことを検知することができる。しかも、対象物の方向検知の片寄りは対象物の電波反射状況に影響を受けないので、本実施形態では、送受信部113aに異物が付着したことを正確に検知することができる。
【0062】
なお、本実施形態のように、モノパルス方式の方向検知方法を採るレーダ装置であっても、静止物ピークを検知できるので、第一の実施形態と同様に、この静止物ピークの有無に応じて、送受信部に異物が付着していることを検知するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、送信部又は受信部表面の付着物による送受信電波の減衰から、静止物ピークが現れるか否かにより、異物が送信部又は受信部表面に付着しているか否かを判断するように構成したので、特別な装置を用いること無く、簡便に送信部又は受信部表面に異物が付着したことを正確に検知することができる。しかも、静止物ピークは、この信号強度が他の信号の強度よりも高い上に、静止物体の電波反射状況による影響を比較的受け難いために、本発明のように、静止物ピークの有無によって異物付着の有無の検知すると、この検知精度を高めることができる。
【0064】
また、物体の方向を検知する過程で、各物体の方向に関する、予め定められた分散条件に応じて、受信部に異物が付着しているか否かを検知するものでは、各物体の方向の分散値が物体の反射状況に影響を受けないので、正確に異物の検知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施形態としてのレーダ装置の回路ブロック図である。
【図2】本発明に係る第一の実施形態としてのレーダ装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】FSK方式の周波数変調を示す説明図である。
【図4】車両に実装されたレーダ装置から放射される電波パターンを示す説明図である。
【図5】反射波に関する、相対速度対応の周波数と信号強度との関係を示す説明図(異物が送受信部に付着していないとき)である。
【図6】反射波に関する、相対速度対応の周波数と信号強度との関係を示す説明図(異物が送受信部に付着しているとき)である。
【図7】本発明に係る第一の実施形態としてのレーダ装置の断面図である。
【図8】本発明に係る第一の実施形態における、異物付着の表示例を示す説明図である。
【図9】異物除去例を示す説明図(その1)である。
【図10】異物除去例を示す説明図(その2)である。
【図11】FM−CW方式の周波数変調を示す説明図である。
【図12】本発明に係る第二の実施形態としてのレーダ装置の回路ブロック図である。
【図13】モノパルス方式のレーダ装置のアンテナ特性を示す説明図である。
【図14】異物が送受信部に付着していないときと付着していないときに、検知した物体の位置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a…レーダ装置、2…物体、3…車両、4…車速センサ、5…ディスプレイ、6…スピーカ、10,10a…FFT処理部、11,11a…異物検知部、12…静止物体確認部、12a…分散値演算部、13,13a…異物付着判断部、14…自車速度受付部、15…検知条件判断部、16…距離・速度演算部、17…出力部、22…ヘッドライトカバーガラス、23…ヘッドライト、24…ヘッドライトワイパ、25…異物、101…タイミング回路、102…駆動回路、103…電圧制御発振器、104…分波器、105…送信アンテナ、106…受信アンテナ、116…第二の受信アンテナ、107,117…ミキサ、108,118…低域フィルタ、109,119…増幅器、110,120…アナログ−デジタル変換器、111,111a…DSP、112…レドーム、113,113a…送受信部
Claims (6)
- 電波を送信アンテナから放射し、物体からの反射波を受信アンテナで受信して、自車両に対する該物体の相対速度を求める車載用レーダ装置において、
前記自車両の車速センサからの自車速度を受け付ける自車速度受付手段と、
前記受信部で受信した前記反射波の信号を、前記物体の相対速度と信号周波数とが対応する信号に変換する信号処理手段と、
前記信号処理手段で処理された前記信号中に、前記自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置にピーク波形があり、且つ、該周波数近傍のノイズ信号強度に対する該ピーク波形の頂点の信号強度の比が、予め定められた信号強度比以上であるか否かに応じて、前記送信アンテナを含む送信部の外側表面又は前記受信アンテナを含む受信部の外側表面に異物が付着しているか否かを検知する異物検知手段と、
前記異物検知手段により前記送信部又は前記受信部に異物が付着していると検知されると、異物検知に対する予め定められた処理を行う処理手段に所定の信号を出力する出力手段と、
を備えていることを特徴とする車載用レーダ装置。 - 電波を送信アンテナから放射し、物体からの反射波を受信アンテナで受信して、自車両に対する該物体の相対速度を求める車載用レーダ装置において、
前記自車両の車速センサからの自車速度を受け付ける自車速度受付手段と、
前記自車速度受付手段が受け付けた前記自車速度が予め定められた速度以上になったか否かを判断する検知条件判断手段と、
前記受信部で受信した前記反射波の信号を、前記物体の相対速度と信号周波数とが対応する信号に変換する信号処理手段と、
前記検知条件判断手段が前記自車速度が予め定められた速度以上であると判断したときに、前記信号処理手段で処理された前記信号中に、前記自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置に、所定の条件を満たすピーク波形があるか否かに応じて、前記送信アンテナを含む送信部の外側表面又は前記受信アンテナを含む受信部の外側表面に異物が付着しているか否かを検知する異物検知手段と、
前記異物検知手段により前記送信部又は前記受信部に異物が付着していると検知されると、異物検知に対する予め定められた処理を行う処理手段に所定の信号を出力する出力手段と、
を備え、
前記異物検知手段は、
前記信号処理手段で処理された前記信号中に、前記自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置にピーク波形があり、且つ、該周波数近傍のノイズ信号強度に対する該ピーク波形の頂点の信号強度の比が、予め定められた信号強度比以上であるか否かを判断する静止物体確認手段と、
前記静止物体確認手段により、前記自車速度と同等の相対速度に対応する周波数の位置に、前記予め定められた信号強度比以上のピーク波形がないとされた時間が、予め定められた時間以上であると、前記送信部の外側表面又は前記受信部の外側表面に異物が付着していると判断する異物付着判断手段と、
を有することを特徴とする車載用レーダ装置。 - 電波を送信アンテナから放射し、物体からの反射波を複数の送受信アンテナで受信して、複数の該受信アンテナが受信した各反射波の和信号及び差信号から、該物体の方向を求める車載用レーダ装置において、
順次求められる各物体の方向に関する、予め定められた分散条件に応じて、複数の前記受信アンテナを含む受信部に異物が付着しているか否かを検知する異物検知手段と、
前記異物検知手段により前記受信部に異物が付着していると検知されると、異物付着に対する予め定められた処理を行う処理手段に所定の信号を出力する出力手段と、
を備えていることを特徴とする車載用レーダ装置。 - 請求項3に記載の車載用レーダ装置において、
前記異物検知手段は、
各種方向を基準として、順次求められる各物体の方向の分散値を求める分散値演算手段と、
前記分散値演算手段で求められた各種方向を基準とする各分散値から、物体が特定の方向に予め定められた分散値以下で存在している状態か否かを判断し、該状態であると判断した際に、該状態が予め定められた時間以上継続しているか否かに応じて、前記受信部に異物が付着しているか否かを判断する異物付着判断手段と、
を有することを特徴とする車載用レーダ装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の車載用レーダ装置において、
前記出力手段が前記所定の信号を出力する前記処理手段は、該所定の信号を受信すると、前記送信部の外側表面又は前記受信部の外側表面に異物が付着している旨を表示する表示手段と、前記送信部又は前記受信部の外側表面上の異物を除去する除去手段とのうち、少なくとも一つである、
ことを特徴とする車載用レーダ装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の車載用レーダ装置において、
FSK( Frequency Sift Keeping )方式を採用している、
ことを特徴とする車載用レーダ装置。
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