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JP3630756B2 - 果樹園用防除機 - Google Patents

果樹園用防除機 Download PDF

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克己 山崎
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、歩行型自走車の台車部に防除ユニットを載架した構成の果樹園用防除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
果樹園用の防除機は、畑作物用の防除機と異なり、奥行のある樹木に対して噴霧された薬液を付着せしめるために、薬液の到達距離を長くし、しかも樹葉などへの薬液の付着性を良好にする必要があるため、一般には、噴霧ノズルから噴霧された薬液を送風機から発生された空気流によって送風散布する構成のスピードスプレイヤーが使用される。このスピードスプレイヤーは、図9に示されるように、台車51に装架した薬液タンク52の後方に動力噴霧機53が装架されて、該動力噴霧機53の後方の台車51の最後部に軸流ファン54がその回転軸心方向をスプレイヤーの進行方向に沿わせて装架され、該軸流ファン54の前方における台車下部を除く部分に多数の薬液噴霧ノズル55が周方向に沿って帯状に配設された構成であって、台車51の後部から吸引された空気を軸流ファン54により前方に空気流として送り、前記薬液噴霧ノズル55から噴出される噴霧状の薬液を該空気流によって送風散布するものである。
【0003】
しかし、このスピードスプレイヤーは、大型の軸流ファンと、これを駆動させるための高馬力のエンジンとを搭載した大型機となるため、ミカン園などの樹木が密植された果樹園内では、大型機の走行路が確保できなかったり、購入価格が高くて採算がとれないという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した各問題点に鑑み、中小規模の走行路の狭い果樹園においても支障なく自走できて、ノズルから噴霧された薬液を空気流により遠方まで送風散布でき、しかも購入価格も比較的安価な小型の果樹園用防除機の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、歩行型自走車の台車部に防除ユニットが載架された自走式の果樹園用防除機であって、該防除ユニットは、該歩行型自走車の台車部にセットされる基台に、薬液タンク、動力噴霧機、及び送風機がそれぞれ装架され、前記台車部にセットされた基台の前端中央部に支持フレームの基端部が平面視において回動可能に取付けられて、該支持フレームの先端部に送風式多頭噴霧管が直立して支持され、該支持フレームを平面視において回動させることにより、該送風式多頭噴霧管の配置位置を歩行型自走車の前端部の左右両端において選択可能となった構成であり、該送風式多頭噴霧管は、薬液噴霧管に所定間隔をおいて同一方向を向いて設けた多数の噴霧ノズルが、空気噴出管に設けた各空気噴出筒の内部にそれぞれ配設されて、薬液噴霧管の各噴霧ノズルと空気噴出管の各噴出口とがそれぞれ個別に一体的に設けられた構成であり、前記薬液噴霧管が一体に取付けられている空気噴出管は、噴霧方向調整機構によって垂直に配置された前記空気噴出管の軸心を中心にして揺動して、噴霧中における薬液の噴霧方向が連続して変化するようになっていて、前記送風機で発生された空気流を該空気噴出管に導いて、その空気噴出口から噴出される空気流と、薬液噴霧管の噴霧ノズルから噴霧される薬液とを合流させることにより、噴霧状の薬液を遠方まで送風散布し得るようにしたことを特徴としている。
また、同様の課題を解決するための請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明に対して、前記送風式多頭噴霧管の取付位置のみが異なり、歩行型自走車の台車部にセットされた基台の前端部の直上に上記と同一構成の送風式多頭噴霧管が支柱を介して水平に取付けられ、しかも前記送風式多頭噴霧管は、噴霧方向調整機構によって自身の軸心を中心に揺動して、噴霧中におけるほぼ上方を向いた薬液の噴霧方向が連続して変化するように構成したことを特徴としている。
【0006】
【発明の作用】
請求項1に記載の発明に係る果樹園用防除機では、送風機で発生された空気流が空気噴出管に導かれて、その空気噴出口から噴出される空気流と、薬液噴霧管のノズルから噴霧される薬液とが合流されるので、薬液噴霧管のノズルから噴霧される薬液が遠方まで送風散布される。また、歩行型自走車の台車部にセットされた基台の前端中央部に支持フレームの基端部を平面視において回動可能に取付けると共に、該支持フレームの先端部に送風式多頭噴霧管を直立して取付けて、該支持フレームを平面視において回動させて、直立して配設された送風式多頭噴霧管の配置位置を歩行型自走車の前端部の左右両端において選択可能になっているため、歩行型自走車の両側方に噴霧状の薬液を送風散布できる。また、薬液噴霧管が一体に取付けられている空気噴出管は、噴霧方向調整機構によって垂直に配置された前記空気噴出管の軸心を中心に揺動して、噴霧中における薬液の噴霧方向が連続して変化するため、重なり合った樹木の葉や枝への薬液の散布が可能となって、防除効果が高められる。更に、歩行型自走車の台車部に対して防除ユニットを着脱可能にすると、該歩行型自走車を他の用途にも使用できて、その効率的使用が可能となる。
また、請求項に記載の発明に係る果樹園用防除機は、ぶどう、梨などの棚作りで栽培される果樹の防除に対応させて、上記と同一構成の送風式多頭噴霧管が所定高さの位置に水平に取付けられ、しかも送風式多頭噴霧管は噴霧方向調整機構によって自身の軸心を中心に揺動して、噴霧中におけるほぼ上方を向いた薬液の噴霧方向が連続して変化するようになっていて、空気流と合流された噴霧状の薬液を上方に送風散布する構成であるため、ぶどう、梨などの棚作りで栽培される果樹の防除を効果的に行える。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、請求項1に記載の発明について更に詳細に説明する。図1は、請求項1に記載の発明に係る果樹園用防除機の側面図であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、送風式多頭噴霧管Pの拡大側面図であり、図4は、図3のX−X線断面図であり、図5は、図3のY矢視図である。図1及び図2において、歩行型自走車Aは、機体1の左右両側にゴムクローラ2が装着され、該機体1の後部に装架されたミッション3の両側にそれぞれ駆動スプロケット4が取付けられて、前記各ゴムクローラ2が各駆動スプロケット4に掛装され、機体1の最後部に装架されたエンジン5の動力をミッション3及び駆動スプロケット4を介して前記各ゴムクローラ2に伝達して、該ゴムクローラ2の周回駆動走行により自走するものである。
【0008】
歩行型自走車Aは、台車部6を備えていて、該台車部6に防除ユニットU1 が載架された構成である。この防除ユニットU1 の基本構成は、歩行型自走車Aの台車部6にセットされた基台7の後部に防除用の薬液タンク8が装架されて、その前部の左右両側にそれぞれ動力噴霧機9及び遠心式送風機11が装架され、該基台7の前端中央部に支持フレームFが平面視において回動可能に支持され、該支持フレームFの先端部に送風式多頭噴霧管Pが直立して支持されたものである。この動力噴霧機9及び遠心式送風機11は、前記歩行型自走車Aのエンジン5の動力によって駆動される。即ち、エンジン5の動力が前記ミッション3及び機体1に装着された伝動機構(図示せず)を介して前記基台7の上の伝動部12に伝達され、該伝動部12に伝達された動力がVプーリー13a,13b及びVベルト14a,14bを介して動力噴霧機9及び遠心式送風機11に伝達されて、これらが駆動される。
【0009】
また、図1ないし図3に示されるように、支持フレームFは、水平に配設された支持アーム15の先端部に支柱16が垂直に取付けられて、該支柱16の上下両端にそれぞれ支持板17a,17bが水平に取付けられた構成である。また、基台7の前端中央部にコの字形の金具18が固着されて、水平に配設された前記支持アーム15の基端部が該金具18に支点ピン19を介して連結されて、該支持フレームFは、該支点ピン19を中心にして平面視において回動可能になっている。図3及び図4に示されるように、送風式多頭噴霧管Pは、空気噴出管21に上下方向に沿って所定間隔をおいて設けられた多数の空気噴出筒22の部分に薬液噴霧管23が貫通して取付けられ、該薬液噴霧管23に設けられた多数の噴霧ノズル24が、空気噴出管21の各空気噴出筒22の内部に配設されて、薬液噴霧管23の各噴霧ノズル24と、空気噴出管21の各空気噴出口22aとが一体となった構成である。前記支柱16の上下端に水平に設けられた各支持板17a,17bの間に前記空気噴出管21が配設されて、該空気噴出管21の上下端面にそれぞれ設けられた各支承体25a,25bが前記各支持板17a,17bに回動可能に支承されている。
【0010】
下方に配設された前記支持板17bの下面には、前記空気噴出管21を回動させて、空気流と合流して噴出される噴霧状の薬液の噴霧方向を調整するための噴霧方向調整機構Bが配設されている。この調整機構Bは、図3及び図5に示されるように、支持板17bの下面に電動モータ26が装着されて、該電動モータ26の回転軸26aに取付けられたアーム27と、前記支承体25bに取付けられて前記アーム27よりも長い別のアーム28とが連結リンク29で連結されて、電動モータ26の回転により前記空気噴出筒22を設定角度(θ)の範囲で揺動させる構成である。
【0011】
また、基台7の前端部には、先端部に送風式多頭噴霧管Pが直立して取付けられた支持フレームFを左右に旋回させて、作業位置で固定しておくための一対の固定金具31が設けられている。なお、図1及び図2において、32,33は、それぞれ動力噴霧機9と薬液噴霧管23、及び遠心式送風機11と空気噴出管21とを連結しているホースを示し、34は、一端が動力噴霧機9に連結されて、他端が薬液タンク8に挿入されているホースを示す。
【0012】
そして、薬液の噴霧作業時には、支点ピン19を中心にして水平面内において支持フレームFを所定方向に旋回させて、該支持フレームFの中間部を左右のいずれかの固定金具31に固定して、送風式多頭噴霧管Pを基台7の先端部の左端又は右端のいずれか一方に直立して位置させ、歩行型自走車Aを基準にして、その側方に噴霧されるようにする。この状態で、エンジン5の動力をミッション3を介して伝動部12まで伝動して、動力噴霧機9と遠心式送風機11とを駆動させると、動力噴霧機9によって高圧の薬液がホース32を介して薬液噴霧管23に供給されて、該薬液噴霧管23に設けられた多数の噴霧ノズル24から薬液が噴霧されると同時に、遠心式送風機11によりホース33を介して空気噴出管21に空気流が送り込まれて、該空気噴出管21に設けられた多数の空気噴出口22aから噴出される。ここで、薬液噴霧管23の各噴霧ノズル24は、空気噴出管21の各空気噴出筒22の内部にそれぞれ配設されていて、薬液噴霧管23の噴霧ノズル24から噴出される薬液は、空気噴出管21の噴出口22aから噴出される空気流と合流するために、遠方まで散布されて、果樹園における防除効果が高められる。また、このようにして、噴霧ノズル24から噴出される薬液を遠方まで散布している最中において、電動モータ26により空気噴出管21に設定角度(θ)内において揺動運動を行わせると、薬液の噴霧方向が連続して変化させられて、樹木の重なり合った枝や葉に対する薬液の付着効果が向上し、これによっても防除効果が高められる。また、直立して配設された送風式多頭噴霧管Pの配置位置が歩行型自走車の前端部の左右両端において交互に選択可能になっているので、歩行型自走車を基準にして、その両側に薬液を散布できる。
【0013】
図6に、請求項1に記載の発明の別の実施例が示されている。この防除機は、前記歩行型自走車Aの台車部6に対して防除ユニットU1'が着脱可能に載架されていることを特徴としている。即ち、防除ユニットU1'を構成する基台7には、折畳式のスタンド35が前後に一対ずつ、計4本設けられていて、防除ユニットU1'の非使用時には、図示のように、歩行型自走車Aの台車部6からこれを切り離して、4本のスタンド35を用いて倉庫などの格納室に保管しておく。また、動力伝達部の着脱も同時に行えるように、防除ユニットU1'及び歩行型自走車Aには、それぞれ互いに係合し合う関係にある爪クラッチ36,37が設けられている。このように、歩行型自走車Aの台車部6に対して防除ユニットU1'を着脱可能に載架できる構造にすると、防除ユニットU1'の非使用時において、歩行型自走車Aの台車部6に、肥料や堆肥を散布するための散布ユニット、収穫・運搬に使用される荷台ユニットなどを載架することにより、汎用性が高まって、一台の歩行型自走車Aを年間を通じて有効に利用できる。
【0014】
更に、図7及び図8に、請求項に記載の発明に係る果樹園用防除機が示されている。この防除機は、ぶどう、梨などの棚作りの果樹の防除に対応させたものであって、前記した防除機に比較して、防除ユニットU2 の構成が部分的に異なる。即ち、上記した各防除ユニットU1,1'は、いずれも送風式多頭噴霧管Pが直立して配設されたものであるが、該防除ユニットU2 は、その基台7の前端部に2本の支柱38を介して送風式多頭噴霧管Pが水平に取付けられていて、空気流と合流した薬液が上方に噴霧されるようになっている。この防除機においても、送風式多頭噴霧管Pの側方に噴霧方向調整機構Bを装着することにより、噴霧状の薬液の噴霧方向を連続して変化させられる。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上記した構成であるので、以下のような諸効果が奏される。
(1)歩行型自走車の台車部に防除ユニットが載架された構成であるため、大型のスピードスプレイヤーが入り込めない中小規模の果樹園の狭い走行路にも支障なく入り込んで、防除作業を行うことができると共に、小型で軽量であり、しかも購入価格の安価な防除機を実現できる。
(2)歩行型自走車の台車部に対して防除ユニットを着脱可能に載架できる構造にすると、この歩行型自走車を他の用途にも利用できて、その汎用性が高まり、歩行型自走車の年間を通じての利用が可能となる。
(3)防除機を構成している送風式多頭噴霧管は、薬液噴霧管に所定間隔をおいて設けた多数の噴霧ノズルが、空気噴出管に設けた各空気噴出筒の内部にそれぞれ配設されて、薬液噴霧管の各噴霧ノズルと空気噴出管の各噴出口とがそれぞれ個別に一体的に設けられた構成であり、送風機により発生された空気流が空気噴出管の部分まで導かれて、その空気噴出口から噴出される空気流と、薬液噴霧管の噴霧ノズルから噴霧される薬液とが合流されるために、噴霧状の薬液を遠方まで送風散布できて、奥行のある樹木が密植している果樹園の防除に対応できる。
(4)直立して配設された送風式多頭噴霧管の配置位置を歩行型自走車の前端部の左右両端において交互に選択可能になっているため、歩行型自走車の両側方に薬液を噴霧することができる。
(5)薬液噴霧管が一体に取付けられている空気噴出管を噴霧方向調整機構により自身の軸心を中心に揺動させて、噴霧中における薬液の噴霧方向を連続的に変化する構成となっているため、重なりあった樹木の葉や枝への薬液の散布が可能となって、防除効果が高められる。
【0016】
また、請求項3の発明は、防除ユニットの所定高さの位置に送風式多頭噴霧管を水平に取付け、前記送風式多頭噴霧管を噴霧方向調整機構によって自身の軸心を中心に揺動させて、空気流と合流された噴霧状の薬液を所定角度内で噴霧方向を変更させながらほぼ上方に送風散布する構成であるので、ぶどう、梨などの棚作りで栽培される果樹の防除が効果的に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明に係る果樹園用防除機の側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】支持フレームFの先端部に送風式多頭噴霧管Pが直立して取付けられた状態の一部を破断した拡大側面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】図3のY矢視図である。
【図6】歩行型自走車Aから防除ユニットU1'を切り離した状態の側面図である。
【図7】請求項に記載の発明に係る果樹園用防除機の側面図である。
【図8】同じく正面図である。
【図9】スピードスプレイヤーの全体斜視図である。
【符号の説明】
A:歩行型自走車
B:噴霧方向調整機構
F:支持フレーム
P:送風式多頭噴霧管
1,1', U2 :防除ユニット
6:歩行型自走車の台車部
7:防除ユニットの基台
8:薬液タンク
9:動力噴霧機
11:遠心式送風機
21:空気噴出管
22a:空気噴出口
23:薬液噴霧管
24:噴霧ノズル
26:電動モータ

Claims (3)

  1. 歩行型自走車の台車部に防除ユニットが載架された自走式の果樹園用防除機であって、
    該防除ユニットは、該歩行型自走車の台車部にセットされる基台に、薬液タンク、動力噴霧機、及び送風機がそれぞれ装架され、
    前記台車部にセットされた基台の前端中央部に支持フレームの基端部が平面視において回動可能に取付けられて、該支持フレームの先端部に送風式多頭噴霧管が直立して支持され、該支持フレームを平面視において回動させることにより、該送風式多頭噴霧管の配置位置を歩行型自走車の前端部の左右両端において選択可能となった構成であり、
    該送風式多頭噴霧管は、薬液噴霧管に所定間隔をおいて同一方向を向いて設けた多数の噴霧ノズルが、空気噴出管に設けた各空気噴出筒の内部にそれぞれ配設されて、薬液噴霧管の各噴霧ノズルと空気噴出管の各噴出口とがそれぞれ個別に一体的に設けられた構成であり、
    前記薬液噴霧管が一体に取付けられている空気噴出管は、噴霧方向調整機構によって垂直に配置された前記空気噴出管の軸心を中心にして揺動して、噴霧中における薬液の噴霧方向が連続して変化するようになっていて、
    前記送風機で発生された空気流を該空気噴出管に導いて、その空気噴出口から噴出される空気流と、薬液噴霧管の噴霧ノズルから噴霧される薬液とを合流させることにより、噴霧状の薬液を遠方まで送風散布し得るようにしたことを特徴とする果樹園用防除機。
  2. 前記防除ユニットは、歩行型自走車の台車部に対して着脱可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の果樹園用防除機。
  3. 歩行型自走車の台車部に防除ユニットが載架された自走式の果樹園用防除機であって、
    該防除ユニットは、該歩行型自走車の台車部にセットされる基台に、薬液タンク、動力噴霧機、及び送風機がそれぞれ装架され、歩行型自走車の台車部にセットされた基台の前端部の直上に送風式多頭噴霧管が支柱を介して水平に取付けられた構成であり、
    該送風式多頭噴霧管は、薬液噴霧管に所定間隔をおいて同一方向を向いて設けた多数の噴霧ノズルが、空気噴出管に設けた各空気噴出筒の内部にそれぞれ配設されて、薬液噴霧管の各噴霧ノズルと空気噴出管の各噴出口とがそれぞれ個別に一体的に設けられた構成であって、しかも水平に配置された前記送風式多頭噴霧管は、噴霧方向調整機構によって自身の軸心を中心に揺動可能になっていて、噴霧中におけるほぼ上方を向いた薬液の噴霧方向が連続して変化する構成であり、
    前記送風機で発生された空気流を該空気噴出管に導いて、その空気噴出口から噴出される空気流と、薬液噴霧管のノズルから噴霧される薬液とを合流させることにより、噴霧中において噴霧状の薬液の噴霧方向を連続して変化させながら噴霧状の薬液をほぼ上方に送風散布させるようにしたことを特徴とする果樹園用防除機。
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