JP3630591B2 - クロック乗せ換え方法及び回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、あるクロック位相で位相が定まっている入力データを上記クロックとは異なる位相を有するクロックに乗せ換えるクロック乗せ換え方法及び回路に関し、例えば、自動交換機における信号送受信回路内のエラスチックストア制御回路に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エラスチックストア制御方法を使用した位相同期方法は、各種のビット位相同期回路に適用されている。
【0003】
以下、エラスチックストア制御方法の概略について説明する。同期していない系の間で信号を伝送する場合、受信装置側においては、送信装置側から入力される入力クロックを使用して入力データをメモリに一旦蓄積し、受信装置の内部で使用されているシステムクロックによりそのメモリのデータを同順序で読み出すことにより、受信装置内部では入力データをシステムクロックに同期して扱うことが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来技術の前提条件として、入力クロックとシステムクロックはある同一のクロック周波数であり、そのため、1個のエラスチックストア制御回路では1個のクロック周波数しか扱うことはできなかった。
【0005】
つまり、同一のエラスチックストア制御回路では入力データに同期した入力クロックの周波数がエラスチックストア制御回路の設計時に設定したクロック周波数と同一なものでなければビット位相同期機能は満足されず、入力クロックとシステムクロックが1種類の関係でしか成立しないという課題があった。
【0006】
今日のように、種々のデータ速度のデータが通信に供している時代では、異なる速度(クロック周波数)のデータを取り扱うことができる信号送受信回路が開発、研究されているが、それに対応できる1個のエラスチックストア制御回路は、従来は存在しなかった。すなわち、入力データのクロック周波数の種類毎に、異なるエラスチックストア制御回路が必要となっていた。
【0007】
これは、入力データのクロック周波数と、システムクロックの周波数とが異なる場合に、特に、システムクロックが高い場合に対応し得るエラスチックストア制御回路が存在しないことにも起因している。
【0008】
そのため、乗せ換え後クロックの周波数が乗せ換え前クロックより高い場合においても、クロックの乗せ換えを実行できるクロック乗せ換え方法や回路が求められている。
【0009】
また、クロック周波数が異なる複数種類の入力データに対し、所定周波数の乗せ換え後クロックに乗せ換えることができるクロック乗せ換え方法や回路が求められている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、第1の本発明においては、書込制御手段が乗せ換え前クロックに基づいて生成した書込アドレスによって入力データを記憶手段に書き込むと共に、読出制御手段が、乗せ換え前クロックとは独立している乗せ換え後クロックに基づいて生成した読出アドレスによって、上記記憶手段からデータを読み出して、データに同期しているクロックを乗せ換えるクロック乗せ換え方法において、上記乗せ換え後クロックとして、その周波数が、上記乗せ換え前クロックの周波数より高い周波数のものを適用すると共に、上記読出制御手段は、乗せ換え後クロックが与えられたときに、上記乗せ換え前クロックの周波数と上記乗せ換え後クロックの周波数間の割合に応じて、読出アドレスを更新し、又は、読出アドレスを維持することを特徴とする。
【0011】
また、第2の本発明は、書込制御手段が乗せ換え前クロックに基づいて生成した書込アドレスによって入力データを記憶手段に書き込むと共に、読出制御手段が、乗せ換え前クロックとは独立している乗せ換え後クロックに基づいて生成した読出アドレスによって、上記記憶手段からデータを読み出して、データに同期しているクロックを乗せ換えるクロック乗せ換え方法において、上記乗せ換え前クロックの周波数が複数あると共に、上記乗せ換え後クロックの周波数が、最も高い上記乗せ換え前クロックの周波数に等しいかそれより高い周波数のものを適用すると共に、上記読出制御手段は、入力されている上記乗せ換え前クロックの周波数が上記乗せ換え後クロックの周波数より低い場合には、上記乗せ換え後クロックが与えられたときに、入力されている上記乗せ換え前クロックの周波数と上記乗せ換え後クロックの周波数間の割合に応じて、読出アドレスを更新し、又は、読出アドレスを維持することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態
以下、本発明によるクロック乗せ換え方法及び回路を、エラスチックストア制御回路に適用した第1の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0013】
第1の実施形態のエラスチックストア制御回路は、位相同期の対象として2種類のクロック周波数に同期した入力データを扱う系において、その2種類のクロック周波数の関係が2のべき乗の関係がある場合(入力クロック周波数A及びBとすると、A=2n×B(nは自然数))の位相同期方法を実現しようとしたものである。
【0014】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態のエラスチックストア制御回路の構成を示すブロック図である。
【0015】
図1では、書込アドレス生成部101、エラスチックストア部102、システムクロック生成部103、メインカウンタ部104、読出アドレス選択部105、デコード部106、有効表示信選択部107及びデータ処理部108を示しているが、書込アドレス生成部101、エラスチックストア部102、メインカウンタ部104、読出アドレス選択部105、デコード部106及び有効表示信号選択部107が、エラスチックストア制御回路100を構成している。
【0016】
入力データ1aは、書込データとして、エラスチックストア部102に入力される。入力クロック1bは、書込クロックとしてエラスチックストア部102に入力されると共に、書込アドレスを更新させるクロックとして書込アドレス生成部101に入力される。入力フレームパルス1cは、リタイミングパルスとして、書込アドレス生成部101に入力される。
【0017】
上述のように、入力データ1aとしては、高いクロック周波数A(1b)に従っているものと、低いクロック周波数B(1b)に従っているものとのいずれかである。
【0018】
書込アドレス生成部101は、入力フレームパルス1cによってリセットされた後、入力クロック1bが入力される毎に1インクリメントしていく書込アドレスを生成して、エラスチックストア部102に与えるものである。
【0019】
システムクロック生成部103は、当該エラスチックストア制御回路100を有するシステムの内部(データ処理部108)が必要とするシステムクロック1eを生成するものである。この第1の実施形態の場合、システムクロック1eの周波数は、2種類の入力データのうちの高いクロック周波数Aのものと同じになっている。
【0020】
このシステムクロック1eは、読出クロックとして、エラスチックストア部102に入力される。また、システムクロック1eは、メインカウンタ部104及びデータ処理部108にも入力されている。
【0021】
メインカウンタ部104は、システムクロック1eの到来に基づいて、カウント動作するものである。メインカウンタ部104は、3種類のカウント値(以下、カウンタ出力と呼ぶ)CT1〜CT3を生成するものである。
【0022】
3種類のカウンタ出力CT1〜CT3が取り得る範囲は、nやiによって定まる。nは、上述した入力クロック周波数A及びBとしたときの両者の関係A=2n×Bを規定する自然数である。iは、エラスチックストア部102のアドレス幅によって定まる自然数であり、エラスチックストア部102のアドレス幅(アドレスのビット数)はi−n+1になっている。アドレス幅i−n+1は2ビット以上をとるので、i>nである。アドレス幅がi−n+1であるので、アドレスは0〜2i−n+1−1である。
【0023】
カウンタ出力CT1は、システムクロック1eが到来する毎に1インクリメントするものであって、0〜2n−1の範囲で巡回的に変化するものである。このカウンタ出力CT1の形成部はソフトウェア的構成でも良いが、ハードウェアであれば、nビットカウンタそのものを適用できる。
【0024】
また、カウンタ出力CT2は、システムクロック1eが到来する毎に1インクリメントするものであって、0〜2i−n+1−1の範囲(アドレス範囲に等しい)で巡回的に変化するものである。このカウンタ出力CT2の形成部はソフトウェア的構成でも良いが、ハードウェアであれば、i−n+1ビットカウンタそのものを適用できる。
【0025】
さらに、カウンタ出力CT3は、システムクロック1eが2n個到来する毎に1インクリメントするものであって、0〜2i−n+1−1の範囲(アドレス範囲に等しい)で巡回的に変化するものである。このカウンタ出力CT3の形成部はソフトウェア的構成でも良いが、ハードウェアであれば、システムクロック1eが到来する毎に1インクリメントするi+1ビットカウンタを適用し、そのうちの下位nビットを除いて出力するようにすれば良い。
【0026】
なお、カウンタ出力CT3を、i+1ビットカウンタの出力とし、読出アドレス選択部105がこのカウンタ出力CT3を選択する際には、そのうちの下位nビットを除き(例えば、下位側へのシフト動作で除く)、上位側のi−n+1ビットを出力させるようにしても良い。
【0027】
カウンタ出力CT2及びカウンタ出力CT3は読出アドレス選択部105に入力されている。また、カウンタ出力CT1はデコード部106に入力されている。なお、カウンタ出力CT1及びCT3は、入力データ1aのクロック周波数が低い周波数Bの場合に意味を持つものであり、カウンタ出力CT2は、入力データ1aのクロック周波数が高い周波数Aの場合に意味を持つものである。
【0028】
読出アドレス選択部105には、現在入力されている入力クロックの周波数を規定する設定値1hも入力されている。読出アドレス選択部105は、この設定値1hに応じ、カウンタ出力CT2及びCT3の一方を選択して、読出アドレスとして、エラスチックストア部102に与えるものである。読出アドレス選択部105は、低いクロック周波数Bの入力データ1aの入力時には、カウンタ出力CT3を選択し、高いクロック周波数Aの入力時には、カウンタ出力CT2を選択する。
【0029】
なお、設定値1hは、入力クロック1bの周波数を検出することにより(例えば、所定時間でのパルス個数を検出することにより)、容易に形成できるものである。また、通信に先立つネゴシエーションなどによって、クロック周波数を認識して設定できるものである。
【0030】
エラスチックストア部102は、到来した書込クロック1b及び書込アドレスに従って、入力データ1aを格納すると共に、到来した読出クロック1e及び読出アドレスに従って、格納しているデータを読み出すものであり、その出力データ1dは、データ処理部108に与えられる。
【0031】
デコード部106は、カウンタ出力CT1をデコードし、システムクロック1eの2n回に1回だけ有効を示す出力を有効表示信号選択部107に与えるものである。
【0032】
有効表示信号選択部107には、上述した設定値1hも与えられており、また、固定値1gも与えられている。固定値1gは有効を示す値になっている。有効表示信号選択部107は、設定値1hが、入力クロック1bの周波数として低い周波数Bであることを表しているときに、デコード部106の出力を選択し、一方、設定値1hが、入力クロック1bの周波数として高い周波数Aであることを表しているときに、固定値1gを選択し、有効表示信号1fとしてデータ処理部108に与える。
【0033】
データ処理部108は、有効表示信号1fが有効を表示しているときに、システムクロック1eに同期して、エラスチックストア部102からの出力データ1dを取り込んで処理するものである。
【0034】
(A−2)第1の実施形態の動作
以下、以上のような構成を有する第1の実施形態のエラスチックストア制御回路100の動作を説明する。
【0035】
入力データ1a、入力クロック1b及び入力フレームパルス1cは1組の信号群として入力される。
【0036】
上述したように、この第1の実施形態においては、これらの入力信号群について2種類のクロック周波数を扱うことができ、その2種類のクロック周波数A及びBには、2のべき乗の関係A=2n×Bがある。
【0037】
入力データ1aは、例えば、通話路データ(例えばISDNにおいてはBch信号)もしくは呼処理信号(例えばISDNにおいてはDch信号)である。入力データ1aは、入力クロック1bを書込クロックとしてエラスチックストア部102内に書き込まれる。入力フレームパルス1cは入力データ1aの先頭位置を示し、書込アドレス生成部101内部のカウンタ回路のリタイミングに使用される。書込アドレス生成部101において生成された書込アドレスは、入力データ1aが書き込まれるべきエラスチックストア部102のアドレスを決定している。
【0038】
一方、エラスチックストア部102の出力側では、出力データ1dがシステムクロック生成部103により生成されたシステムクロック1eを読出クロックとして読み出される。上述のように、システムクロック1eの周波数は、入力クロック1bにおける2種類のクロック周波数のうち高い方の周波数Aである。
【0039】
このように読出クロック周波数(システムクロック1e)として高い周波数Aを選定している場合に、入力クロック1bの周波数として低い方の周波数Bを使用するときにおいて、仮に、従来のエラスチックストア制御回路をそのまま適用すると、書込クロック周波数Bに対して読出クロック周波数Aの方が高くなるため、読出アドレスの書込アドレスに対する追い越しが生じ、正常に動作しなくなる。
【0040】
そのため、第1の実施形態においては入力データ1aのクロック周波数A又はBに応じて読出アドレスを制御し、2種類の周波数A又はBの入力データ1aを扱えるようにしている。
【0041】
以下では、まず、低周波数Bの入力クロック1bが与えられている状況での読出側の動作について説明し、その後、高周波数Aの入力クロック1bが与えられている状況での読出側の動作について説明する。
【0042】
なお、書込側の動作は、上述したように、低周波数Bの入力クロック1bが与えられている状況でも、高周波数Aの入力クロック1bが与えられている状況でも同様である。但し、書込クロック周波数1bが異なっているので、1個のデータの書込みに要する時間は、2n:1である。図2(a)及び(b)には、入力クロック1bが低周波数Bの場合(但しnは2)での書込タイミングを示しており、図3(a)及び(b)には、入力クロック1bが高周波数Aの場合での書込タイミングを示している。
【0043】
上述のように、低周波数Bの入力クロック1bが与えられている状況でも、高周波数A(A=2n×B)であるシステムクロック1eがシステムクロック生成部103から読み出され、読出クロックとして、エラスチックストア部102に与えられると共に、メインカウンタ部104にも与えられる。
【0044】
メインカウンタ部104においては、システムクロック1eの到来に基づいて、3種類のカウンタ出力CT1〜CT3を更新する。カウンタ出力CT2及びCT3は読出アドレス選択部105に入力されるが、設定値1hが入力クロック1bの低周波数Bを指示しているため、読出アドレス選択部105はカウンタ出力CT3を選択し、エラスチックストア部102に読出アドレスとして与える。
【0045】
カウンタ出力CT3は、上述したように、システムクロック1eの2nクロックに1回更新されるものであるので、読出アドレスはシステムクロック1eの2nクロックに1回更新され、出力データ1dは読み出される。一方、システムクロック1eがそのまま読出クロックになっているので、2n回の読出動作では、同一の読出アドレスが適用される。
【0046】
図2(c)及び(d)には、nが2の場合におけるこの読出の様子を示している。
【0047】
以上のように、システムクロック1eの2nクロック分の間、出力データ1dとして重複した同一のデータが出力されるため、データ処理部108に対してはシステムクロック1eの2nクロック中に1クロック分だけ、有効データが伝送されていることを示す必要がある。
【0048】
そのため、メインカウンタ部104の出力であるカウンタ出力CT1をデコード部106においてデコードし、2nクロック中に1クロック分だけ、有効であることを示す信号をデコード部106から出力される。この信号は、入力クロック1bが低周波数Bであることを表している設定値1hに基づき、有効表示信号選択部107で選択され、有効表示信号1fとしてデータ処理部108に出力される。
【0049】
図2(e)には、nが2の場合における、上述のような有効表示信号1fの変化を示している。
【0050】
次に、入力クロック1bが高周波数Aの場合、言い換えると、システムクロック1eと入力クロック1bが同じ周波数の場合における読出側の動作を説明する。
【0051】
上述のように、この場合においても、システムクロック生成部103から出力されたシステムクロック1eがエラスチックストア部102に読出クロックとして与えられると共に、このシステムクロック1eがメインカウンタ部104にも与えられる。この場合をも区別することなく、メインカウンタ部104は、システムクロック1eの到来に基づいて、3種類のカウンタ出力CT1〜CT3を更新して出力する。
【0052】
カウンタ出力CT2及びCT3は読出アドレス選択部105に入力されるが、設定値1hが入力クロック1bの高周波数Aを指示しているため、読出アドレス選択部105はカウンタ出力CT2を選択し、エラスチックストア部102に読出アドレスとして与える。
【0053】
カウンタ出力CT2は、上述したように、システムクロック1eの到来毎に1インクリメントするものであり(最大値になると最小値に戻す)、これにより、位相はさておき、書込アドレス及び読出アドレスの更新周期及び更新順序は同じものとなる。
【0054】
すなわち、エラスチックストア部102に書き込まれたデータが重複することなく書き込まれた順番に読み出され、出力データ1dとしてデータ処理部108に与えられる。
【0055】
入力クロック1bが高周波数Aの場合にも、デコード部106からの出力はあるが、入力クロック1bの高周波数Aを表している設定値1hに基づき、有効表示信号選択部107では選択されず、有効表示信号選択部107は、常時有効を表している固定値1gを選択し、有効表示信号1fとしてデータ処理部108に与える。
【0056】
図3(c)〜(e)は、入力クロック1bが高周波数Aの場合におけるシステムクロック1e、エラスチックストア部102の出力データ1d及び有効表示信号1fのタイミングを示している。
【0057】
以上のように、使用する入力データ1aのクロック周波数に応じて設定値1hを設定することにより、入力データ1aのクロック周波数が高周波数Aであっても、低周波数Bであっても、システムクロック1eに乗せ換えることができる。
【0058】
いずれの場合にせよ、データ処理部108には、エラスチックストア部102からの出力データ1d、システムクロック1e及び有効表示信号1fが入力され、それに基づきデータが効率的に処理される。例えば、時分割多重分離処理、時分割交換処理もしくは呼設定処理が効率的に実行できる。
【0059】
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態のエラスチックストア制御回路によれば、異なるクロック周波数(周波数間には、一方の周波数が他方の周波数の2のべき乗の関係がある)の入力データを、簡単な構成によって、システムクロックに乗せ換えることができる。
【0060】
また、有効表示信号をも後段の回路に与えるようにしているので、異種の入力クロック周波数を想定したデータ処理が可能となり、エラスチックストア部以降の後段の回路の共有化を実行できると共に、その後段の回路において効率的な処理が可能となる。
【0061】
(B)第2の実施形態
次に、本発明によるクロック乗せ換え方法及び回路を、エラスチックストア制御回路に適用した第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0062】
第2の実施形態のエラスチックストア制御回路は、位相同期の対象として2種類のクロック周波数に同期した入力データを扱う系において、その2種類のクロック周波数の関係が整数比の関係がある場合(入力クロック周波数C及びDとすると、x×C=y×D、(x及びyは自然数であり、x<y))の位相同期方法を実現しようとしたものである。
【0063】
(B−1)第2の実施形態の構成
図4は、第2の実施形態のエラスチックストア制御回路の構成を示すブロック図である。
【0064】
図4では、書込アドレス生成部201、エラスチックストア部202、システムクロック生成部203、サブカウンタ部204、読出アドレス生成部205及びデータ処理部208を示しているが、書込アドレス生成部201、エラスチックストア部202、サブカウンタ部204及び読出アドレス生成部205が、エラスチックストア制御回路200を構成している。
【0065】
図4において、入力データ2aは書込データとして、エラスチックストア部202に入力される。入力クロック2bは書込クロックとしてエラスチックストア部202に入力されると共に、書込アドレス生成部201に対して書込アドレスを更新させるために入力される。入力フレームパルス2cはリタイミングパルスとして、書込アドレス生成部201に入力される。書込アドレス生成部201からの出力は書込アドレスとして、エラスチックストア部202に入力される。
【0066】
システムクロック生成部203は、入力クロック2bが取り得る2種類の周波数C及びDのうち高い方の周波数Cと同じ周波数のシステムクロック2eを生成するものである。このシステムクロック2eは、読出クロックとして、エラスチックストア部202に入力されると共に、サブカウンタ部204、読出アドレス生成部205及びデータ処理部208にも入力される。
【0067】
サブカウンタ部204には、当該エラスチックストア制御回路200に入力されている入力クロック2bの周波数が高低いずれの周波数C又はDかを規定する設定値2hが与えられている。
【0068】
サブカウンタ部204は、設定値2hが高い周波数Cを規定しているときには、システムクロック2eの入力に拘わらず、常時、有効を示す有効表示信号2fを形成する。また、サブカウンタ部204は、設定値2hが低い周波数Dを規定しているときには、システムクロック2eがy個到来している期間中、x個のシステムクロック2eの到来期間に有効を示し、残りのy−x個のシステムクロック2eの到来期間に無効を示す有効表示信号2fを形成する。例えば、y個到来している期間中、前半のy−x個のシステムクロック2eの到来期間に無効を示す。このような有効表示信号2fは、読出アドレス生成部205及びデータ処理部208に入力される。上記説明でのx、yは、入力クロック2bの2種類の周波数C、Dの関係x×C=y×Dが規定する上述したx、yである。
【0069】
読出アドレス生成部205は、有効表示信号2fが有効を示している期間において、到来したシステムクロック2eに応じて、カウント値を1インクリメントし(最大値でシステムクロック2eが到来したときには最小値に変更)、そのカウント値を、読出アドレスとして、エラスチックストア部202に与える。
【0070】
エラスチックストア部202は、到来した書込クロック2b及び書込アドレスに従って、入力データ2aを格納すると共に、到来した読出クロック2e及び読出アドレスに従って、格納しているデータを読み出すものであり、その出力データ2dは、データ処理部208に与えられる。
【0071】
データ処理部208は、有効表示信号2fが有効を表示しているときに、システムクロック2eに同期して、エラスチックストア部202からの出力データ2dを取り込んで処理するものである。
【0072】
(B−2)第2の実施形態の動作
以下、以上のような構成を有する第2の実施形態のエラスチックストア制御回路200の動作を説明する。
【0073】
入力データ2a、入力クロック2b及び入力フレームパルス2cは1組の信号群として入力される。
【0074】
この第2の実施形態においては、これらの入力信号群について2種類のクロック周波数を扱うことができ、その2種類のクロック周波数には整数比の関係(入力クロック周波数C及びD:x×C=y×D、x及びyは自然数であり、x<y)がある。
【0075】
入力データ2aは、通話路データ(例えばISDNにおいてはBch信号)もしくは呼処理信号(例えばISDNにおいてはDch信号)等であり、入力クロック2bを書込クロックとしてエラスチックストア部202内に書き込まれる。入力フレームパルス2cは入力データ2aの先頭位置を示し、書込アドレス生成部201内部のカウンタ回路のリタイミングに使用される。書込アドレス生成部201において生成された書込アドレスは、入力データ2aが書き込まれるべきエラスチックストア部202のアドレスを決定する。
【0076】
一方、エラスチックストア部202の出力側では、出力データ2dがシステムクロック生成部203により生成されたシステムクロック2eを読出クロックとして読み出される。
【0077】
ここで、システムクロック2eの周波数は、入力クロック2bにおける2種類のクロック周波数C及びDの内、高い方の周波数Cである。
【0078】
仮に、従来のエラスチックストア制御回路において、入力クロック2bの周波数が低い方の周波数Dの場合に、高い周波数Cと同じ周波数のシステムクロック2eを読出クロックとして用いると、書込クロック周波数に対して読出クロック周波数の方が高くなるため、読出アドレスの書込アドレスに対する追い越しが生じ、正常に動作しなくなる。
【0079】
そのため、第2の実施形態においても、入力データ2aのクロック周波数C又はDに応じて、読出アドレスを制御し、異なるクロック周波数の入力データ2aを扱えるようにしている。
【0080】
以下では、まず、低周波数Dの入力クロック2bが与えられている状況での読出側の動作について説明し、その後、高周波数Cの入力クロック2bが与えられている状況での読出側の動作について説明する。
【0081】
なお、第2の実施形態においても、書込側の動作は、上述したように、低周波数Dの入力クロック2bが与えられている状況でも、高周波数Cの入力クロック2bが与えられている状況でも同様である。但し、書込クロック周波数2bが異なっているので、1個のデータの書込みに要する時間は、y:xである。図5(a)及び(b)には、入力クロック2bが低周波数Dの場合での書込タイミングを示しており、図6(a)及び(b)には、入力クロック2bが高周波数Cの場合での書込タイミングを示している(但しx=3、y=7)。
【0082】
上述のように、低周波数Dの入力クロック2bが与えられている状況でも、高周波数C(x×C=y×D)であるシステムクロック2eがシステムクロック生成部203から出力され、読出クロックとして、エラスチックストア部202に与えられると共に、サブカウンタ部204及び読出アドレス生成部205にも与えられる。
【0083】
システムクロック2eが入力クロック2bのy/x(>1)倍の周波数である場合、言い換えると、入力クロック2bの周波数が低周波数Dであると、そのことを表す設定値2hに基づき、サブカウンタ部204は、システムクロック2eのyクロック期間中にxクロック期間分だけ有効を示し、残りのy−xクロック期間分だけ無効を示す有効表示信号2fを生成する。読出アドレス生成部205の内部カウンタは、有効表示信号2fが有効を示す期間に到来したシステムクロック2eによってカウント値(エラスチックストア部202に対する読出アドレス)を更新する一方、有効表示信号2fが無効を示す期間ではシステムクロック2eが到来しても、カウント値を更新しない。
【0084】
ここで、x及びyは入力クロック2bの2種類の周波数の関係(周波数C及びD:x×C=y×D、x及びyは自然数、x<y)を規定する値である。
【0085】
図5のタイムチャートが示すようにシステムクロック2eのyクロック中にxクロック分しか、読出アドレスを更新しない(図5(e)参照)。その結果、図5(d)に示すように、サブカウンタ部204からの有効表示信号2fが無効を示しているy−xクロック分の間、出力データ2dは、同一読出アドレスからの重複したデータとなっている。そのため、データ処理部208に対しては、システムクロック2eのyクロック中にxクロック分だけ、有効データが伝送されていることを示す必要がある。そこで、サブカウンタ部204により生成される有効表示信号2fをデータ処理部208にも入力し、データ処理部208においてはこの有効表示信号2fに基づいてデータ処理を実施する。
【0086】
次に、入力クロック2bが高周波数Cの場合、言い換えると、システムクロック2eと入力クロック2bが同じ周波数の場合における読出側の動作を説明する。
【0087】
上述のように、この場合においても、システムクロック生成部203から出力されたシステムクロック2eがエラスチックストア部202に読出クロックとして与えられると共に、このシステムクロック2eがサブカウンタ部204、読出アドレス生成部205及びデータ処理部208にも与えられる。
【0088】
この場合には、サブカウンタ部204は、設定値2hが入力クロック2bの周波数が高周波数Cであることを表す値であるので、図6(c)に示すシステムクロック2eの入力に関係なく、図6(e)に示すように、常時、有効を示す有効表示信号2fを出力する。その結果、読出アドレス生成部205の内部カウンタは停止することなく読出アドレスを更新し、エラスチックストア部202からは、読出クロック(システムクロック2e)が生じる毎に更新された読出アドレスに記憶されたデータが、図6(d)に示すように、出力データ2dとして読み出される。
【0089】
このように、読出クロックが生じる毎に、異なるデータが出力データ2dとしてエラスチックストア部202からデータ処理部208に出力されるので、常時有効を表す有効表示信号2fもデータ処理部208に与え、入力されているデータ2dに、重複した無効なデータがないことを通知する。
【0090】
以上のようにして、使用する入力データ2aのクロック周波数に応じて、予め設定値2hを設定することにより、入力データ2aのクロック周波数として、周波数Cもしくは周波数D(x×C=y×D、x及びyは自然数、x<y)のいずれかを使うことが可能となる。
【0091】
データ処理部208ではエラスチックストア部202からの出力データ2d、システムクロック2e及び有効表示信号2fが入力され、それに基づきデータが効率的に処理される。例えば、時分割多重分離処理、時分割交換処理もしくは呼設定処理が行われる。
【0092】
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態のエラスチックストア制御回路によれば、異なるクロック周波数(周波数間には、整数比の関係がある)のいずれかに従うエラスチックストア部への入力データを、簡単な構成によって、システムクロックに乗せ換えることができ、エラスチックストア制御回路以降の回路の共有化ができる。
【0093】
また、システムクロックの周波数が入力クロックの周波数より高い場合に生じる無効な重複データの位置を示す信号を作成するため、後段の回路において効率的な処理が可能となる。
【0094】
(C)他の実施形態
第1及び第2の実施形態では、入力される2種類のクロックの内、片方の周波数をシステムクロックと同じ周波数としていたが、原理的には同じ周波数である必要はなく、入力される2種類のクロックとシステムクロックの周波数がすべて相異なる周波数である場合にも適用可能である。但し、システムクロックの周波数が最も高いことを要する。
【0095】
この場合において、入力クロックの2種類の周波数をE、F、システムクロックの周波数をGとすると、入力クロック周波数Eの入力データをシステムクロックに乗せ換える場合も、また、入力クロック周波数Fの入力データをシステムクロックに乗せ換える場合も、入力クロック周波数Bの入力データをシステムクロックに乗せ換える第1の実施形態での方法、又は、入力クロック周波数Dの入力データをシステムクロックに乗せ換える第2の実施形態での方法を適用することになる。
【0096】
また、第1及び第2の実施形態では、入力されるクロックは2種類の周波数としていたが、予め設定する設定値を複数設けることにより、3種類以上の周波数を扱うような場合にも、本発明は適用可能である。また、入力クロックの周波数は1種類であっても、その周波数がシステムクロックの周波数より低い場合には、上記実施形態における低周波数の入力クロックが入力された場合に対応する構成を適用することができる。
【0097】
さらに、第1及び第2の実施形態では、低クロック周波数の入力データが入力されている場合において、読出アドレスの更新を、2n個のシステムクロック期間に1回、又は、y個のシステムクロック期間にx回だけ行うものを示したが、この更新割合を確保できるのならば、他の方法でも良い。例えば、第2の実施形態の変形例としては、2yのシステムクロック期間の後半にまとめて2x回更新させるようにしても良い。このような読出アドレスの更新に合わせて、有効表示信号の有効、無効を制御することは勿論である。
【0098】
さらにまた、上記第2の実施形態は、2種類の入力クロック周波数間に整数比の関係がある場合のものであるが、整数比の関係には、2のべき乗の関係も含まれるので、2種類の入力クロック周波数間に2のべき乗の関係がある場合にも、第2の実施形態を適用可能である。
【0099】
また、上記第1及び第2の実施形態は、本発明によるクロック乗せ換え回路を、エラスチックストア制御回路に適用したものを示したが、本発明によるクロック乗せ換え回路を、他のクロック乗せ換えを必要とする回路に適用するようにしても良い。ここで、入力データはシリアルデータ(1ビットデータ)に限定されず、入力クロック(乗せ換え前クロック)に同期して入力されるパラレルデータをシステムクロック(乗せ換え後クロック)に乗せ換えるものであっても良い。
【0100】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、乗せ換え後クロックの周波数が乗せ換え前クロックより高い場合においても、クロックの乗せ換えを実行できるようになる。
また、他の本発明によれば、クロック周波数が異なる複数種類の入力データに対し、所定周波数の乗せ換え後クロックに乗せ換えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の低クロック周波数の入力データに対する乗せ換え処理を示すタイミングチャートである。
【図3】第1の実施形態の高クロック周波数の入力データに対する乗せ換え処理を示すタイミングチャートである。
【図4】第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施形態の低クロック周波数の入力データに対する乗せ換え処理を示すタイミングチャートである。
【図6】第2の実施形態の高クロック周波数の入力データに対する乗せ換え処理を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
101、201…書込アドレス生成部、
102、202…エラスチックストア部、
103、203…システムクロック生成部、
104…メインカウンタ部、
105…読出アドレス選択部、
106…デコード部、
107…有効表示信選択部、
108、208…データ処理部、
204…サブカウンタ部、
205…読出アドレス生成部。
Claims (12)
- 書込制御手段が乗せ換え前クロックに基づいて生成した書込アドレスによって入力データを記憶手段に書き込むと共に、読出制御手段が、乗せ換え前クロックとは独立している乗せ換え後クロックに基づいて生成した読出アドレスによって、上記記憶手段からデータを読み出して、データに同期しているクロックを乗せ換えるクロック乗せ換え方法において、
上記乗せ換え後クロックとして、その周波数が、上記乗せ換え前クロックの周波数より高い周波数のものを適用すると共に、
上記読出制御手段は、乗せ換え後クロックが与えられたときに、上記乗せ換え前クロックの周波数と上記乗せ換え後クロックの周波数間の割合に応じて、読出アドレスを更新し、又は、読出アドレスを維持する
ことを特徴とするクロック乗せ換え方法。 - 上記乗せ換え後クロックの周波数が、上記乗せ換え前クロックの周波数の2のn乗(nは自然数)の周波数であると共に、
上記読出制御手段は、乗せ換え後クロックが2のn乗個到来する毎に、読出アドレスを更新する
ことを特徴とする請求項1に記載のクロック乗せ換え方法。 - 上記読出制御手段は、読出アドレスが同一の期間中、上記乗せ換え後クロックの1周期に相当する期間だけ、有効を示す有効表示信号を形成し、上記記憶手段から読み出されたデータが与えられるデータ処理手段に与える有効表示信号生成部を備えることを特徴とする請求項2に記載のクロック乗せ換え方法。
- 上記乗せ換え後クロックの周波数をC、上記乗せ換え前クロックの周波数をDとしたときに、x×C=y×D(x及びyは自然数:x<y)の関係があると共に、
上記読出制御手段は、乗せ換え後クロックがy個到来したときに、そのうちのx個の到来で読出アドレスを更新する
ことを特徴とする請求項1に記載のクロック乗せ換え方法。 - 上記読出制御手段は、乗せ換え後クロックがy個到来したときに、そのうちのx個の期間で有効を示す有効表示信号を形成し、上記記憶手段から読み出されたデータが与えられるデータ処理手段に与える有効表示信号生成部を備えることを特徴とする請求項4に記載のクロック乗せ換え方法。
- 書込制御手段が乗せ換え前クロックに基づいて生成した書込アドレスによって入力データを記憶手段に書き込むと共に、読出制御手段が、乗せ換え前クロックとは独立している乗せ換え後クロックに基づいて生成した読出アドレスによって、上記記憶手段からデータを読み出して、データに同期しているクロックを乗せ換えるクロック乗せ換え方法において、
上記乗せ換え前クロックの周波数が複数あると共に、上記乗せ換え後クロックの周波数が、最も高い上記乗せ換え前クロックの周波数に等しいかそれより高い周波数のものを適用すると共に、
上記読出制御手段は、入力されている上記乗せ換え前クロックの周波数が上記乗せ換え後クロックの周波数より低い場合には、上記乗せ換え後クロックが与えられたときに、入力されている上記乗せ換え前クロックの周波数と上記乗せ換え後クロックの周波数間の割合に応じて、読出アドレスを更新し、又は、読出アドレスを維持する
ことを特徴とするクロック乗せ換え方法。 - 上記読出制御手段は、上記乗せ換え後クロックの周波数が、入力されている上記乗せ換え前クロックの周波数の2のn乗(nは自然数)の周波数であるときに、乗せ換え後クロックが2のn乗個到来する毎に、読出アドレスを更新することを特徴とする請求項6に記載のクロック乗せ換え方法。
- 上記読出制御手段は、上記乗せ換え後クロックの周波数が、入力されている上記乗せ換え前クロックの周波数の2のn乗の周波数であるときには、読出アドレスが同一の期間中、上記乗せ換え後クロックの1周期に相当する期間だけ、有効を示す有効表示信号を形成し、上記記憶手段から読み出されたデータが与えられるデータ処理手段に与える有効表示信号生成部を備えることを特徴とする請求項7に記載のクロック乗せ換え方法。
- 上記読出制御手段は、上記乗せ換え後クロックの周波数をC、入力されている上記乗せ換え前クロックの周波数をDとしたときに、x×C=y×D(x及びyは自然数:x<y)の関係がある場合には、上記乗せ換え後クロックがy個到来したときに、そのうちのx個の到来で読出アドレスを更新することを特徴とする請求項6に記載のクロック乗せ換え方法。
- 上記読出制御手段は、上記乗せ換え後クロックの周波数をC、入力されている上記乗せ換え前クロックの周波数をDとしたときに、x×C=y×D(x及びyは自然数:x<y)の関係がある場合には、上記乗せ換え後クロックがy個到来したときに、そのうちのx個の期間で有効を示す有効表示信号を形成し、上記記憶手段から読み出されたデータが与えられるデータ処理手段に与える有効表示信号生成部を備えることを特徴とする請求項9に記載のクロック乗せ換え方法。
- 乗せ換え前クロックに基づいて生成した書込アドレスによって入力データを記憶手段に書き込む書込制御手段と、乗せ換え前クロックとは独立している乗せ換え後クロックに基づいて生成した読出アドレスによって、上記記憶手段からデータを読み出して、データに同期しているクロックを乗せ換える読出制御手段を備えるクロック乗せ換え回路において、
上記乗せ換え後クロックの周波数が、上記乗せ換え前クロックの周波数の2のn乗(nは自然数)の周波数であると共に、
上記読出制御手段は、
上記記憶手段に接続され、乗せ換え後クロックが2のn乗個到来する毎に、読出アドレスを更新する読出アドレス生成部と、
データ処理手段に接続され、読出アドレスが同一の期間中、上記乗せ換え後クロックの1周期に相当する期間だけ、データが有効であることを上記データ処理手段に与える有効表示信号を生成する有効表示信号生成部を備える
ことを特徴とするクロック乗せ換え回路。 - 乗せ換え前クロックに基づいて生成した書込アドレスによって入力データを記憶手段に書き込む書込制御手段と、乗せ換え前クロックとは独立している乗せ換え後クロックに基づいて生成した読出アドレスによって、上記記憶手段からデータを読み出して、データに同期しているクロックを乗せ換える読出制御手段を備えるクロック乗せ換え回路において、
上記乗せ換え後クロックの周波数をC、上記乗せ換え前クロックをDとしたときに、x×C=y×D(x及びyは自然数:x<y)の関係があると共に、
上記読出制御手段は、
乗せ換え後クロックがy個到来したときに、そのうちのx個の到来で読出アドレスを更新する読出アドレス生成部と、
乗せ換え後クロックがy個到来したときに、そのうちのx個の期間だけ、データが有効であることをデータ処理手段に与える有効表示信号を生成する有効表示信号生成部を備える
ことを特徴とするクロック乗せ換え回路。
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