JP3629669B2 - 戸当枠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般的にハイパーティションと呼ばれ、オフィスビル等の建築物の各部屋の内部をさらに小部屋に仕切るために使用されている間仕切りの戸当枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の戸当枠は、図4、5に示したように、二本の縦枠1と一本の横枠2とを連結することにより構成していた。すなわち、前記二本の縦枠1のそれぞれの上端の角部1aを45度に切り落とし、前記横枠2の両端の角部2a、2aを45度に切り落とし、一方の縦枠1の角部1aと横枠2の一端の角部2aを互いに突き合わせると共に、他方の縦枠1の角部1aと横枠2のもう一端の角部2aを互いに突き合わせる。そして、それぞれの角部1a、2aの内部に止め部材20の嵌合部20a、20aを嵌め込んで、角部1a、2aを固定している。そして、この戸当枠の縦枠1と横枠2の内側に形成した段部1b、2bにドア15を嵌め込み、縦枠1の外側に形成した長溝1cに間仕切りパネル16を嵌め込み、横枠2の外側に形成した長溝2cに天窓17の枠体17aを嵌め込むことにより、間仕切りに取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
間仕切りを施工する際に、施工現場で設置場所の寸法に合わせて材料を切断するのであるが、戸当枠は段部1bが突出しているため、横枠2を直角に切り落として横枠2の端部を縦枠1に突き合わせて連結することができず、突き合わせて連結するためには縦枠1と横枠2の角部1a、2aを45度に切り落とさなければならないので、製造が難しいという課題を有していた。
【0004】
しかも、切り落とした角部1a、2aをぴったり45度にしないと、それぞれの角部1a、2aを互いに突き合わせても、角度が90度にならず隙間ができて体裁が悪くなるという課題を有していた。
【0005】
さらに、45度どうしの角部1a、2aを突き合わせる構造では、少しでもその突き合わせがずれると、縦枠1と横枠2の間に段差ができて体裁が悪くなるという課題を有していた。
【0006】
そこで、この発明は、上記従来の戸当枠が有する課題を解決するものであり、製造が容易であり、しかも縦枠1と横枠2の突き合わせが多少ずれても体裁の良い戸当枠を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、この発明では、二本の縦枠1の内側端部に出っ張り部9を設けることにより、前記縦枠1の内側に段部1bを形成し、この段部1bに両端を直角に切り落とした横枠2の端部を突き合わせ、さらに連結具3で縦枠1と横枠2を連結した戸当枠であって、横枠2の前方側部に設けた案内溝11に、表枠12の後方側部に設けた案内レール13をスライド自在に挿入し、横枠2の前方側部に表枠12の上下部を出っ張らせて出っ張り部12a、12bとすることにより、横枠2の内側に段部2bを形成すると共に、横枠2の外側端部に設けた出っ張り部14との間に長溝2cを形成した戸当枠とした。
【0008】
上記の構成とすることにより、縦枠1及び横枠2の端部を直角に切り落として突き合わせる構造であるので、簡単に寸法に合わせて切り落とすことができる。また、縦枠1と横枠2の突き合わせが多少ずれても、突き合わせ部が縦枠1の出っ張り部9に隠れて見えないだけでなく、縦枠1と横枠2の間の隙間が略均一になっているので目立たない。
【0009】
請求項2記載の発明のように、請求項1記載の発明の構成に加え、表枠12の厚みを縦枠1の出っ張り部9の幅より薄くしたものとすれば、表枠12の切り口が出っ張り部9に隠れて見えなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の戸当枠の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
この発明の戸当枠は、図1、2に示したように、アルミ等の軽金属押出型材からなる二本の縦枠1と、アルミ等の軽金属押出型材からなる一本の横枠2とを、鋼板等で形成され、直角に折り曲げた両折曲片3a、3aを有する連結具3により連結し、さらに横枠2の前方側部にアルミ等の軽金属押出型材からなる表枠12を取り付けて成るものである。
【0012】
すなわち、前記二本の縦枠1のそれぞれの上端の直角に切り落とした角部1aの内側に切り込み4を設け、さらにこれら切り込み4の下方にそれぞれボルト挿入穴5を設け、前記一本の横枠2の両端の直角に切り落とした角部2aの内側にはそれぞれボルト挿入穴6を設けている。そして、一方の縦枠1の角部1aの内側と横枠2の一端の角部2aを互いに突き合わせると共に、他方の縦枠1の角部1aと横枠2のもう一端の角部2aの内側を互いに突き合わせ、前記縦枠1の切り込み4と横枠2の角部2aからこれら縦枠1および横枠2の内部に前記連結具3をあてがう。さらに、これら縦枠1および横枠2のボルト挿入穴5、6から前記連結具3の両折曲片3a、3aにそれぞれ設けたボルト穴7、7に止めボルト8、8をそれぞれねじ込んで、縦枠1と横枠2とを連結している(図2、図3参照)。
【0013】
また、この発明の戸当枠では、前記縦枠1の内側端部に出っ張り部9を設けることにより、縦枠1の内側に段部1bを形成すると共に、縦枠1の外側両端部に出っ張り部10、10を設けることにより、これら出っ張り10、10の間に長溝1cを形成している。さらに、前記横枠2の前方側部に設けた蟻溝形状の案内溝11に、表枠12の後方側部に設けた前記案内溝11と対応する形状の案内レール13をスライド自在に挿入し、横枠2の前方側部に表枠12の上下部を出っ張らせて出っ張り部12a、12bとすることにより、横枠2の内側に段部2bを形成すると共に、横枠2の外側端部に設けた出っ張り部14との間に長溝2cを形成している(図3参照)。そして、前記縦枠1と横枠2の内側に形成した前記段部1b、2bにドア15を嵌め込み、縦枠1の外側に形成した長溝1cに間仕切りパネル16を嵌め込み、横枠2の外側に形成した長溝2cに天窓17の枠体17aを嵌め込むことにより、この発明の戸当枠を間仕切りに取り付けている(図1参照)。
【0014】
このように構成されたこの発明の戸当枠は、前記したように縦枠1および横枠2のボルト挿入穴5、6から連結具3の両折曲片3a、3aのボルト穴7、7に止めボルト8、8をそれぞれねじ込んで、縦枠1と横枠2を連結している。
【0015】
このとき、横枠2の前方側部は、縦枠1の内側端部の出っ張り部9に当接し、横枠2の後方側部は、縦枠1の後方側部と面一になるようになっている。
【0016】
また、表枠12の前後方向の厚みは、縦枠1の出っ張り部9の幅より僅かに薄くなっており、表枠12の切断面が縦枠1に隠れて見えないようになっている。
【0017】
【発明の効果】
この発明の戸当枠は、以上に述べたように構成されており、縦枠1及び横枠2の端部を直角に切り落とした状態で突き合わせて固定できるので、簡単に寸法に合わせて切り落とすことができ製造し易い。さらに、縦枠1と横枠2の突き合わせが多少ずれても、突き合わせ部が縦枠1の出っ張り部9に隠れて見えないだけでなく、縦枠1と横枠2の間の隙間が略均一になっているので目立たず、体裁がよいものとなった。
【0018】
さらに、請求項2記載の発明のように、請求項1記載の発明の構成に加え、表枠12の厚みを縦枠1の出っ張り部9の幅より薄くしたものとすれば、表枠12の切り口が出っ張り部9に隠れて見えなくなるので、さらに体裁がよいものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の戸当枠を間仕切りに取り付けた状態を示す説明図である。
【図2】この発明の戸当枠の要部を分解して示す斜視図である。
【図3】この発明の戸当枠の要部を示す斜視図である。
【図4】従来の戸当枠を間仕切りに取り付けた状態を示す説明図である。
【図5】従来の戸当枠の要部を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 縦枠
1b 段部
2 横枠
2b 段部
2c 長溝
3 連結具
9 出っ張り部
11 案内溝
12 表枠
12a 出っ張り部
12b 出っ張り部
12 表枠
14 出っ張り部
Claims (2)
- 二本の縦枠(1)の内側端部に出っ張り部(9)を設けることにより、前記縦枠(1)の内側に段部(1b)を形成し、この段部(1b)に両端を直角に切り落とした横枠(2)の端部を突き合わせ、さらに連結具(3)で縦枠(1)と横枠(2)を連結した戸当枠であって、横枠(2)の前方側部に設けた案内溝(11)に、表枠(12)の後方側部に設けた案内レール(13)をスライド自在に挿入し、横枠(2)の前方側部に表枠(12)の上下部を出っ張らせて出っ張り部(12a、12b)とすることにより、横枠(2)の内側に段部(2b)を形成すると共に、横枠(2)の外側端部に設けた出っ張り部(14)との間に長溝(2c)を形成したことを特徴とする戸当枠。
- 表枠(12)の厚みを縦枠(1)の出っ張り部(9)の幅より薄くしたことを特徴とする請求項1記載の戸当枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09719197A JP3629669B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 戸当枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09719197A JP3629669B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 戸当枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10292734A JPH10292734A (ja) | 1998-11-04 |
JP3629669B2 true JP3629669B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=14185700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09719197A Expired - Lifetime JP3629669B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 戸当枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3629669B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100471961B1 (ko) * | 2002-08-07 | 2005-03-10 | 광건티앤씨(주) | 조립식 문짝 |
-
1997
- 1997-04-15 JP JP09719197A patent/JP3629669B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10292734A (ja) | 1998-11-04 |
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