JP3625563B2 - 分岐サドル装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば上水道、下水道等の流体管に分岐管を装着する際に用いられる分岐サドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の分岐サドル装置としては、例えば、図6に示すようなものが知られている。
【0003】
この従来の分岐サドル装置は、上部に分岐孔1が穿設された水道本管2の外周面に、ボルト3とナット4により締着された半割円筒状の上下1対のサドル5、6と、上部サドル5上部の分水栓取付部5aに形成した、分岐孔1と同軸をなす雌ねじ孔7に螺着された分水栓8と、分水栓取付部5aにおける水道本管2側の開口部の環状凹部9内に、上記分岐孔1の周囲を囲むようにして装着されたパッキン10とからなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような分岐サドル装置の上下のサドル5、6は通常、ダクタイル鋳鉄又はステンレス鋼等により形成される場合が多い。このような材質により形成されたサドルは、弾性力に乏しいため、経時劣化等によりパッキン10の圧接力が低下すると、そのシール性が損われ、水洩れや水道水の汚濁の原因となる。
【0005】
また、ダクタイル鋳鉄製の水道本管2に、ステンレス製のサドル5、6を装着すると、電位差が発生し、互いの接触面が腐食することがある。この腐食がパッキン10の装着部に発生すると、パッキン10によるシール性が損われる。また腐食等により互いの接触面の密着性が低下すると、サドル5、6や分水栓8に震動が加わった際に、サドル5、6が円周方向に回動し、パッキン10が位置ずれを起こしてシール効果がなくなる恐れもある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、サドルにおけるパッキン装着部に弾性力を持たせることにより、パッキンの圧接力を高めるとともに、パッキン装着部に腐食が発生するのを防止し、シール性を大幅に向上することができるようにしたサドル分岐装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、流体管の外周面に締着される分割されたサドルのいずれかに、前記流体管に穿設した分岐孔と連通可能な分水栓取付部が設けられ、かつ該分水栓取付部の流体管側の開口部と前記流体管における分岐孔の周囲との間に装着したシール部材により、流体管とサドル間のシール性を保持するようにした分岐サドル装置において、
前記サドルにおける少なくとも分水栓取付部付近を、半径方向に弾性変形可能なプラスチックにより形成し、かつその部分を内向きに膨出することにより、流体管への未締着時においてその内径を縮径させたことを特徴としている。
【0008】
上記分水栓取付部を有する分割されたサドルを一体にプラスチックにより形成し、分水栓取付部の基部を薄肉状として内向きに膨出させるのが好ましい。
【0009】
また、本発明は、流体管の外周面に締着される分割されたサドルのいずれかに、前記流体管に穿設した分岐孔と連通可能な分水栓取付部が設けられ、かつ該分水栓取付部の流体管側の開口部と前記流体管における分岐孔の周囲との間に装着したシール部材により、流体管とサドル間のシール性を保持するようにした分岐サドル装置において、
前記分水栓取付部をプラスチックにより形成して、サドル本体の取付孔に嵌合するとともに、分水栓取付部における流体管側の開口部に連設したフランジ部を、シール部材を装着した状態で縮径方向に折曲させて、サドル本体の内面と当接しうるようにしたことを特徴としている。
【0010】
上記プラスチックが、グラス繊維強化プラスチック又はカーボン繊維強化プラスチックであるものとするのが好ましい。
【0011】
請求項1記載の発明によると、サドルを流体管に締着した際に、内向きに膨出させて縮径した部分が、外方向(離心方向)に弾性変形して流体管に強く圧接する。また、請求項3の発明によると、サドルを流体管に締着した際に、フランジ部が強制的に弾性変形して流体管に圧接する。
これにより、シール部材は、常に押圧されるようになり、シール性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を図面に基づいて説明する。なお、上記従来例と同様の部材には、同じ符号を付して説明する。
【0013】
図1及び図2は、本発明の第1実施例を示すもので、それぞれ水道本管2に装着する前及び後の状態を示している。
【0014】
図1において、下部サドル6は、従来と同様、ダクタイル鋳鉄又はステンレス鋼により形成されている。上部サドル11は、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)又はカーボン繊維強化プラスチック(CFRP)等により形成され、分水栓取付部11aの基部11bは、薄肉状として内向きに膨出することにより、その部分の内径を若干縮径させてある。
【0015】
図2に示すように、上下のサドル11、6を上部サドル11に形成した環状凹部9にパッキン10を装着して、水道本管2にボルト3とナット4により締着すると、上部サドル11は、その分水栓取付部11aの基部11bが外方向(離心方向)に弾性変形することにより、水道本管2に密着する。この際、基部11bは、下向きに復元しようとして水道本管2に強く圧接するので、万一経時劣化等によりパッキン10の圧接力が低下しても、パッキン10は常に押圧されるようになり、従って、そのシール性が損われて水洩れ等を発生させる恐れはない。
【0016】
また、上部サドル11は、プラスチック製であるため、腐食する恐れはなく、これによりシール性が損われたり、水道本管2に対する密着性の低下によりサドル11、6が円周方向に回動してパッキン10に位置ずれを起こしたりすることもない。
【0017】
さらに、上部サドル11に取付けた分水栓8等に震動等の外力が作用した際、基部11bを中心として僅かに弾性変形し、その力を吸収するので、サドル11、6に位置ずれが生じるのを防止することができる。
【0018】
図3は、本発明の第2実施例を示す。この実施例は、上部サドル11を、サドル本体12と分水栓取付部13との2部材により構成し、分水栓取付部13をサドル本体12の上部中央の取付孔12aに嵌合したものである。サドル本体12は、ダクタイル鋳鉄又はステンレス鋼により、分水栓取付部13は、ガラス繊維強化プラスチック又はカーボン繊維強化プラスチックにより形成されている。
【0019】
分水栓取付部13の下部の係止フランジ部13aは、ほぼハ字形をなす円弧状に折曲して縮径され、サドル本体12の内面に形成した環状凹部12b内に密に嵌合されるようになっている。
【0020】
この実施例のサドル11を水道本管2に締着すると、図4に示すように、係止フランジ部13aの外周部が上向きに強制的に弾性変形されており、水道本管2に圧接状態となる。従って、上記第1実施例と同様、環状凹部9に装着したパッキン10の圧接力が低下しても、シール性が損われることはない。
【0021】
図5は、本発明の第3実施例を示す。この実施例は、上記第2実施例と同様の分水栓取付部13の係止フランジ部13aを、ほぼ水平円弧状として縮径させ、水道本管2に締着した際、係止フランジ部13aの内周部が上向きに弾性変形して、水道本管2に圧接するようにしたものである。この実施例においても、上記実施例と同様の作用効果を奏する。
【0022】
本発明は上記実施例に限定されるものではない。
【0023】
例えば、上記第2、第3実施例において、サドル本体12もガラス繊維強化プラスチック又はカーボン繊維強化プラスチックにより形成することもある。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏する。
【0025】
(a)サドルを流体管に締着すると、内向きに膨出された部分が、外方向に弾性変形して、流体管に強く圧接するので、経時劣化等によりシール部材の圧接力が低下しても、高いシール性が保持され、流体が漏洩するのを防止することができる。
【0026】
(b)また、分水栓取付部に震動等の外力が作用した際、それが僅かに変形してその力を吸収するので、サドルが流体管に対して位置ずれを起こす恐れがない。
【0027】
(c)請求項2に記載の発明によれば、シール部材が装着される側のサドルと流体管との接触部が、電位差等により腐食するのが防止されるので、シール性が損われる恐れはなく、またサドルの軽量化につながる。
【0028】
(d)請求項3に記載の発明によれば、分水栓取付部のみを設計変更するだけで、口径等の異なる種々の分水栓を取付けることが可能となる。
【0029】
(e)請求項4に記載の発明によれば、サドルは通常のダクタイル鋳鉄等に匹敵する機械的強度を有するため、土中に埋設した際にも損壊等の発生する恐れはない。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】同じく水道本管への締着時を示す一部切欠正面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す上部サドルの一部切欠正面図である。
【図4】同じく水道本管への締着状態時の一部切欠正面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す上部サドルの一部切欠正面図である。
【図6】従来の分岐サドル装置の一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1 分岐孔
2 水道本管(流体管)
3 ボルト
4 ナット
5 上部サドル
6 下部サドル
7 雌ねじ孔
8 分水栓
9 環状凹部
10 パッキン(シール部材)
11 サドル本体
11a 分水栓取付部
11b 基部
12 上部サドル
12a 取付孔
12b 環状凹部
13 分水栓取付部
13a 係止フランジ部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば上水道、下水道等の流体管に分岐管を装着する際に用いられる分岐サドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の分岐サドル装置としては、例えば、図6に示すようなものが知られている。
【0003】
この従来の分岐サドル装置は、上部に分岐孔1が穿設された水道本管2の外周面に、ボルト3とナット4により締着された半割円筒状の上下1対のサドル5、6と、上部サドル5上部の分水栓取付部5aに形成した、分岐孔1と同軸をなす雌ねじ孔7に螺着された分水栓8と、分水栓取付部5aにおける水道本管2側の開口部の環状凹部9内に、上記分岐孔1の周囲を囲むようにして装着されたパッキン10とからなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような分岐サドル装置の上下のサドル5、6は通常、ダクタイル鋳鉄又はステンレス鋼等により形成される場合が多い。このような材質により形成されたサドルは、弾性力に乏しいため、経時劣化等によりパッキン10の圧接力が低下すると、そのシール性が損われ、水洩れや水道水の汚濁の原因となる。
【0005】
また、ダクタイル鋳鉄製の水道本管2に、ステンレス製のサドル5、6を装着すると、電位差が発生し、互いの接触面が腐食することがある。この腐食がパッキン10の装着部に発生すると、パッキン10によるシール性が損われる。また腐食等により互いの接触面の密着性が低下すると、サドル5、6や分水栓8に震動が加わった際に、サドル5、6が円周方向に回動し、パッキン10が位置ずれを起こしてシール効果がなくなる恐れもある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、サドルにおけるパッキン装着部に弾性力を持たせることにより、パッキンの圧接力を高めるとともに、パッキン装着部に腐食が発生するのを防止し、シール性を大幅に向上することができるようにしたサドル分岐装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、流体管の外周面に締着される分割されたサドルのいずれかに、前記流体管に穿設した分岐孔と連通可能な分水栓取付部が設けられ、かつ該分水栓取付部の流体管側の開口部と前記流体管における分岐孔の周囲との間に装着したシール部材により、流体管とサドル間のシール性を保持するようにした分岐サドル装置において、
前記サドルにおける少なくとも分水栓取付部付近を、半径方向に弾性変形可能なプラスチックにより形成し、かつその部分を内向きに膨出することにより、流体管への未締着時においてその内径を縮径させたことを特徴としている。
【0008】
上記分水栓取付部を有する分割されたサドルを一体にプラスチックにより形成し、分水栓取付部の基部を薄肉状として内向きに膨出させるのが好ましい。
【0009】
また、本発明は、流体管の外周面に締着される分割されたサドルのいずれかに、前記流体管に穿設した分岐孔と連通可能な分水栓取付部が設けられ、かつ該分水栓取付部の流体管側の開口部と前記流体管における分岐孔の周囲との間に装着したシール部材により、流体管とサドル間のシール性を保持するようにした分岐サドル装置において、
前記分水栓取付部をプラスチックにより形成して、サドル本体の取付孔に嵌合するとともに、分水栓取付部における流体管側の開口部に連設したフランジ部を、シール部材を装着した状態で縮径方向に折曲させて、サドル本体の内面と当接しうるようにしたことを特徴としている。
【0010】
上記プラスチックが、グラス繊維強化プラスチック又はカーボン繊維強化プラスチックであるものとするのが好ましい。
【0011】
請求項1記載の発明によると、サドルを流体管に締着した際に、内向きに膨出させて縮径した部分が、外方向(離心方向)に弾性変形して流体管に強く圧接する。また、請求項3の発明によると、サドルを流体管に締着した際に、フランジ部が強制的に弾性変形して流体管に圧接する。
これにより、シール部材は、常に押圧されるようになり、シール性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を図面に基づいて説明する。なお、上記従来例と同様の部材には、同じ符号を付して説明する。
【0013】
図1及び図2は、本発明の第1実施例を示すもので、それぞれ水道本管2に装着する前及び後の状態を示している。
【0014】
図1において、下部サドル6は、従来と同様、ダクタイル鋳鉄又はステンレス鋼により形成されている。上部サドル11は、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)又はカーボン繊維強化プラスチック(CFRP)等により形成され、分水栓取付部11aの基部11bは、薄肉状として内向きに膨出することにより、その部分の内径を若干縮径させてある。
【0015】
図2に示すように、上下のサドル11、6を上部サドル11に形成した環状凹部9にパッキン10を装着して、水道本管2にボルト3とナット4により締着すると、上部サドル11は、その分水栓取付部11aの基部11bが外方向(離心方向)に弾性変形することにより、水道本管2に密着する。この際、基部11bは、下向きに復元しようとして水道本管2に強く圧接するので、万一経時劣化等によりパッキン10の圧接力が低下しても、パッキン10は常に押圧されるようになり、従って、そのシール性が損われて水洩れ等を発生させる恐れはない。
【0016】
また、上部サドル11は、プラスチック製であるため、腐食する恐れはなく、これによりシール性が損われたり、水道本管2に対する密着性の低下によりサドル11、6が円周方向に回動してパッキン10に位置ずれを起こしたりすることもない。
【0017】
さらに、上部サドル11に取付けた分水栓8等に震動等の外力が作用した際、基部11bを中心として僅かに弾性変形し、その力を吸収するので、サドル11、6に位置ずれが生じるのを防止することができる。
【0018】
図3は、本発明の第2実施例を示す。この実施例は、上部サドル11を、サドル本体12と分水栓取付部13との2部材により構成し、分水栓取付部13をサドル本体12の上部中央の取付孔12aに嵌合したものである。サドル本体12は、ダクタイル鋳鉄又はステンレス鋼により、分水栓取付部13は、ガラス繊維強化プラスチック又はカーボン繊維強化プラスチックにより形成されている。
【0019】
分水栓取付部13の下部の係止フランジ部13aは、ほぼハ字形をなす円弧状に折曲して縮径され、サドル本体12の内面に形成した環状凹部12b内に密に嵌合されるようになっている。
【0020】
この実施例のサドル11を水道本管2に締着すると、図4に示すように、係止フランジ部13aの外周部が上向きに強制的に弾性変形されており、水道本管2に圧接状態となる。従って、上記第1実施例と同様、環状凹部9に装着したパッキン10の圧接力が低下しても、シール性が損われることはない。
【0021】
図5は、本発明の第3実施例を示す。この実施例は、上記第2実施例と同様の分水栓取付部13の係止フランジ部13aを、ほぼ水平円弧状として縮径させ、水道本管2に締着した際、係止フランジ部13aの内周部が上向きに弾性変形して、水道本管2に圧接するようにしたものである。この実施例においても、上記実施例と同様の作用効果を奏する。
【0022】
本発明は上記実施例に限定されるものではない。
【0023】
例えば、上記第2、第3実施例において、サドル本体12もガラス繊維強化プラスチック又はカーボン繊維強化プラスチックにより形成することもある。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏する。
【0025】
(a)サドルを流体管に締着すると、内向きに膨出された部分が、外方向に弾性変形して、流体管に強く圧接するので、経時劣化等によりシール部材の圧接力が低下しても、高いシール性が保持され、流体が漏洩するのを防止することができる。
【0026】
(b)また、分水栓取付部に震動等の外力が作用した際、それが僅かに変形してその力を吸収するので、サドルが流体管に対して位置ずれを起こす恐れがない。
【0027】
(c)請求項2に記載の発明によれば、シール部材が装着される側のサドルと流体管との接触部が、電位差等により腐食するのが防止されるので、シール性が損われる恐れはなく、またサドルの軽量化につながる。
【0028】
(d)請求項3に記載の発明によれば、分水栓取付部のみを設計変更するだけで、口径等の異なる種々の分水栓を取付けることが可能となる。
【0029】
(e)請求項4に記載の発明によれば、サドルは通常のダクタイル鋳鉄等に匹敵する機械的強度を有するため、土中に埋設した際にも損壊等の発生する恐れはない。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】同じく水道本管への締着時を示す一部切欠正面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す上部サドルの一部切欠正面図である。
【図4】同じく水道本管への締着状態時の一部切欠正面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す上部サドルの一部切欠正面図である。
【図6】従来の分岐サドル装置の一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1 分岐孔
2 水道本管(流体管)
3 ボルト
4 ナット
5 上部サドル
6 下部サドル
7 雌ねじ孔
8 分水栓
9 環状凹部
10 パッキン(シール部材)
11 サドル本体
11a 分水栓取付部
11b 基部
12 上部サドル
12a 取付孔
12b 環状凹部
13 分水栓取付部
13a 係止フランジ部
Claims (4)
- 流体管の外周面に締着される分割されたサドルのいずれかに、前記流体管に穿設した分岐孔と連通可能な分水栓取付部が設けられ、かつ該分水栓取付部の流体管側の開口部と前記流体管における分岐孔の周囲との間に装着したシール部材により、流体管とサドル間のシール性を保持するようにした分岐サドル装置において、
前記サドルにおける少なくとも分水栓取付部付近を、半径方向に弾性変形可能なプラスチックにより形成し、かつその部分を内向きに膨出することにより、流体管への未締着時においてその内径を縮径させたことを特徴とする分岐サドル装置。 - 分水栓取付部を有する分割されたサドルを一体にプラスチックにより形成し、分水栓取付部の基部を薄肉状として内向きに膨出させたことを特徴とする請求項1記載の分岐サドル装置。
- 流体管の外周面に締着される分割されたサドルのいずれかに、前記流体管に穿設した分岐孔と連通可能な分水栓取付部が設けられ、かつ該分水栓取付部の流体管側の開口部と前記流体管における分岐孔の周囲との間に装着したシール部材により、流体管とサドル間のシール性を保持するようにした分岐サドル装置において、
前記分水栓取付部をプラスチックにより形成して、サドル本体の取付孔に嵌合するとともに、分水栓取付部における流体管側の開口部に連設したフランジ部を、シール部材を装着した状態で縮径方向に折曲させて、サドル本体の内面と当接しうるようにしたことを特徴とする分岐サドル装置。 - プラスチックが、グラス繊維強化プラスチック又はカーボン繊維強化プラスチックである請求項1ないし3のいずれかに記載の分岐サドル装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04055296A JP3625563B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 分岐サドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04055296A JP3625563B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 分岐サドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09209419A JPH09209419A (ja) | 1997-08-12 |
JP3625563B2 true JP3625563B2 (ja) | 2005-03-02 |
Family
ID=12583622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04055296A Expired - Fee Related JP3625563B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 分岐サドル装置 |
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JP4366935B2 (ja) | 2002-01-16 | 2009-11-18 | オイレス工業株式会社 | 摩擦ダンパ |
JP7296665B2 (ja) * | 2019-05-17 | 2023-06-23 | ニュー アジアジョイント カンパニー リミテッド | パイプ分岐用カップリングアッシー |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP04055296A patent/JP3625563B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09209419A (ja) | 1997-08-12 |
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