JP3625111B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、燃料噴射弁、特に筒内噴射用燃料噴射弁に適するものであって、燃料流に旋回エネルギーを与えて燃料噴射孔から噴射する燃料噴射弁の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、高圧の燃料を効率良く噴射する燃料噴射弁、特に内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射用燃料噴射弁として、燃料流に旋回エネルギーを与えて燃料噴射孔から噴射する形式のものが、数種提案されている。
【0003】
図9は例えば特開平2−215963号公報に示された従来の旋回式の燃料噴射弁を示した要部断面図である。図において、燃料噴射弁の弁本体110には弁座111が形成され、この弁座111の直ぐ上流には環状の旋回体112が設けられている。この旋回体112は、その内径部に弁体(ボール弁)114を導入して、この弁体114の軸方向の移動をガイドすると共に、図10に示すように、その外径部から弁座111に面する端面にかけて4本の旋回溝113が形成されている。また、旋回溝113につながる旋回体112の外周部には、弁本体110の内周面との間で軸方向流路を形成する平坦面112aが形成されている。
【0004】
弁体114はロッド115を介してプランジャ(図示せず)に結合され、図示しない戻しバネで弁座111側に付勢され、プランジャ及び弁体114が電磁力で戻しバネの力に抗して吸引されると、旋回溝113は旋回体112の軸心に対し偏心するように配設されているため、旋回溝113を通過した燃料は、噴出孔(オリフィス)110aを介して内燃機関のシリンダ内等に噴射される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の燃料噴射弁は以上のように構成されており、旋回体112の旋回溝113は4個であり、旋回流の一様混合化、十分な旋回流の形成、及び旋回流の充分な強化が図れない問題があった。一方、旋回溝113の数を増やすと旋回体112と弁本体110との当接面積が少なくなり、内燃機関のシリンダ内等で発生した熱が旋回体112から放熱されにくくなり、結果として弁本体110の先端が高温となる。そのため、弁本体110の噴射孔内面及び噴射孔出口側端面にカーボン等が付着しやすくなり、燃料噴射量の低下及び燃料噴霧形状の変化を引き起こし、ひいてはエンジンの出力低下や運転状態の変化を生じさせる要因となる。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、燃料流に旋回エネルギーを与えて燃料噴射孔から噴射する燃料噴射弁において、燃料旋回流の一様混合化、十分な旋回流の形成、及び旋回流の強化を達成しつつ、旋回体の放熱特性を向上させてカーボン等を付着させない燃料噴射弁を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、中空状の弁本体の一端に設けられ燃料噴射孔を有する弁座、上記弁本体内を移動し上記弁座に離接して上記噴射孔を開閉する弁体、及び上記弁体の周囲に配置され上記弁体を摺動可能に支持すると共に上記噴射孔から流出する燃料に旋回を与える旋回体を備えた燃料噴射弁において、
上記旋回体は、上記弁本体の内周面に接して弁本体に対する位置を規定する外周面部と、上記外周面部間に設けられて軸方向流路を形成する流路部分と、上記旋回体の上記弁座に面する軸方向端面の内周に設けられた環状溝と、一端が上記流路部分に接続され他端が上記環状溝に対して接線方向に延びて上記環状溝に接続される旋回溝を有し、
上記旋回体の第1端面が上記弁座に当接し、上記旋回体の弁座に面しない第2端面が上記弁本体の肩部に当接し、第2端面の内周部から外周部に径方向に延びた通路溝を形成し、
上記旋回体の外周面部と上記弁本体内周面との当接面積を、上記弁本体内周面に対向する上記旋回体外周面の全面積の半分以上とし、
上記旋回体の外周面部と上記弁本体の内周面部とをすきまバメとしたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、中空状の弁本体の一端に設けられ燃料噴射孔を有する弁座、上記弁本体内を移動し上記弁座に離接して上記噴射孔を開閉する弁体、及び上記弁体の周囲に配置され上記弁体を摺動可能に支持すると共に上記噴射孔から流出する燃料に旋回を与える旋回体を備えた燃料噴射弁において、
上記旋回体は、上記弁本体の内周面に接して弁本体に対する位置を規定する外周面部と、上記外周面部間に設けられて軸方向流路を形成する流路部分と、上記旋回体の上記弁座に面する軸方向端面の内周に設けられた環状溝と、一端が上記流路部分に接続され他端が上記環状溝に対して接線方向に延びて上記環状溝に接続される旋回溝を有し、
上記旋回体の第1端面が上記弁座に当接し、上記旋回体の弁座に面しない第2端面が上記弁本体の肩部に当接し、第2端面の内周部から外周部に径方向に延びた通路溝を形成し、
上記旋回体の流路部分と上記弁本体の内周面とにより形成される軸方向流路の通路面積を、上記旋回溝の通路面積以上にし、
上記旋回体の外周面部と上記弁本体の内周面部とをすきまバメとしたことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、上記旋回体の外周面部と上記弁本体の内周面部とは圧入により組み立てられた燃料噴射弁である。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態の基本構成)
図1はこの発明の実施形態である筒内噴射用燃料噴射弁1の全体構成を示す側面断面図である。筒内噴射用燃料噴射弁1は、ハウジング本体2と、このハウジング本体2の一端にかしめ等されホルダ35によりカバーされた弁装置3とにより構成されている。ハウジング本体2の他端には燃料供給管4が接続され、この燃料供給管4から燃料フィルタ57を介して筒内噴射用燃料噴射弁1内に高圧の燃料が供給される。また、筒内噴射用燃料噴射弁1の先端部は内燃機関のシリンダヘッド5の噴射弁挿入孔6に挿入され、ウエーブワッシャ60等によりシールされて取り付けられている。
【0011】
弁装置3は、小径円筒部7及び大径円筒部8を有する段付中空円筒形の弁本体9と、弁本体9内で中心孔先端に固着されて燃料噴射孔10を有する弁座11と、ソレノイド装置50(後述)により弁座11に離接して燃料噴射孔10を開閉する弁体であるニードル弁12と、ニードル弁12を軸方向に案内すると共に、径方向内向きに弁座11の燃料噴射孔10に流れ込もうとする燃料に旋回運動を与える旋回体13とを備えている。弁装置3の弁本体9はハウジング本体2と共働して筒内噴射用燃料噴射弁1のハウジングを構成している。
【0012】
ハウジング本体2は、筒内噴射用燃料噴射弁1をシリンダヘッド5に取り付けるためのフランジ30aを有する第1ハウジング30と、ソレノイド装置50を装着した第2ハウジング40を備えている。ソレノイド装置50は、コイル51を巻回したボビン52と、このボビン52の内周部に設置されたコア53とを備え、コイル51の巻線は接続端子56につながっている。コア53はその内部が燃料通路となるように中空円筒形状になっており、その中空部には、スプリング55がスリーブ54及びニードル弁12間に懸架されている。
【0013】
ニードル弁12の他端部には、上記コア53の先端側に対向するように可動アマチュア31が取り付けられており、また、ニードル弁12の中間部には、バルブ12を弁本体9の内周面に沿って摺動案内させるガイド12aと、第1ハウジング30に設置されたスペーサ32と当接するニードルフランジ12bが設けられている。
【0014】
図2は弁装置3の弁座付近を示す拡大側面図であり、図3は旋回体13の弁座11側から見た正面図である。図において、弁装置3の旋回体13は、中心に弁体であるニードル弁12を囲んで軸方向に摺動可能に支持する中心孔15を持つほぼ中空円筒形の部材であって、弁装置3内に組み立てられた時、弁座11に接する第1端面16と、弁座11と反対側の第2端面17と、これらの端面間にあって中空のハウジングの一部である弁本体9の内周面18に接する部分を有する周面19とを備えている。
【0015】
旋回体13の第2端面17は、その周辺部で弁本体9の内周面18の肩部20に当接して支持されており、また径方向に延びた通路溝21が形成されていて、第2端面17の内周部から外周部に燃料が流れることができるように構成されている。
【0016】
旋回体13の周面19には、弁本体9の内周面18に当接して弁本体9に対する位置を規定する複数の外周面部分19aと、これら外周面部分間に設けられ、内周面18と共に燃料の軸方向流路22を形成する流路部分19bとが形成されている。
【0017】
旋回体13の弁座11に面する軸方向端面即ち第1端面16には、第1端面16の中心孔15に隣接する内周辺に形成された所定幅の内周環状溝24と、一端で周面19の流路部分19bに接続されて、そこからほぼ径方向内側に延びて、他端で内周環状溝24に接線方向に接続された旋回溝25とが設けられている。
【0018】
(実施の形態の基本動作)
次に、上記筒内噴射用燃料噴射弁の動作について説明する。まず図1において、外部より接続端子56を介してソレノイド装置50のコイル51に通電すると、可動アマチュア31、コア53、ハウジング本体2で構成される磁気通路に磁束が発生し、可動アマチュア31はスプリング55の弾性力に抗してコア53側へ吸引される。そして、可動アマチュア31と一体のニードル弁12は、そのニードルフランジ12bがスペーサ32に当接するまで所定ストローク図示右側へ移動する。なお、ニードル弁12はガイド12aにより弁本体9の内周面に案内保持される。
【0019】
次に、図2及び図3において、ニードル弁12の先端部が弁座11から離れて間隙が形成されると、燃料供給管4から導入される高圧の燃料は、弁本体9とニードル弁12間の通路から、まず旋回体13の第2端面17の通路溝21を通って周面の軸方向流路22に流れ込む。そして、旋回体13の第1端面16の旋回溝25に流入して径方向内側に流れ、第1端面16の内周環状溝24内へその接線方向に流れ込み、内周環状溝24で構成する旋回室Wにおいて旋回流を形成する。その後、弁座11の噴射孔10内に入ってその先端出口から噴霧される。
【0020】
上記筒内噴射用燃料噴射弁1において、旋回体13の旋回溝25の数は、少な過ぎると各溝の旋回流の一様混合化と十分な旋回流の形成が図れず、多過ぎると旋回流の乱れを生じまた圧力損失が流量特性に影響を及ぼすので、この発明では5個以上とする。その中でも6溝〜8溝、特に図3に示すように6溝が好適である。その理由は、各溝の旋回流の一様混合化が十分で、かつ各溝通路およびその上流通路での圧力損失が流量特性に影響しないからである。
【0021】
実施の形態1.
上記筒内噴射用燃料噴射弁1をシリンダヘッド5に取り付け内燃機関を運転した場合、シリンダ内に生じる高温の燃焼熱の一部は燃料噴射弁1を伝わって外部に放熱される。図4の矢印は上記燃焼熱の伝達経路を示したものであり、主に、(1)シリンダ内に表出された弁座11を介して、弁座11に当接する弁本体9に伝わる経路と、(2)弁座11から旋回体13→旋回体13の周面19→弁本体9の内周面18→弁本体9に伝わる経路と、(3)弁座11→旋回体13→旋回体13の第2端面17→弁本体9の肩部20→弁本体9に伝わる経路があり、それぞれ弁本体9に伝わった上記熱はハウジング本体2を介してシリンダヘッド5に放熱される。
【0022】
上記伝熱経路(2)において、旋回体13の周面19と弁本体9の内周面18との当接面積の大小が、燃料噴射弁1の放熱特性に影響を与えることが理解される。すなわち、図3の伝熱部長さH1を長くすれば旋回体13から弁本体9への伝熱が促進され燃料噴射弁1の放熱特性が向上する。
【0023】
そこで、実施の形態1では、図5に示すように、旋回体13の周面190に、弁本体9の内周面18に当接して弁本体9に対する位置を規定する複数の外周面部分190aと、これら外周面部分間に設けられ、内周面18と共に燃料の軸方向流路220を形成する流路部分190bとを形成し、外周面部分190aと弁本体9の内周面18との実効的な接触面積を、内周面18に対向する周面190全体の面積の約半分以上とした。すなわち、例えば図5において、伝熱部長さH2を旋回体13の全周の約半分以上とする。
【0024】
このように旋回体13の外周面部分190aと弁本体9の内周面18との実効的な接触面積を広くすることにより、当該接触面からの放熱を良くすることができる。
【0025】
また、旋回体13の流路部分190bと弁本体9の内周面18とにより形成される軸方向流路220の通路面積を、少なくとも旋回溝25の通路面積以上にし、流路部分220から旋回溝25への燃料流を確保し、強力な旋回流を発生させるようにする。
【0026】
更に、内周環状溝24により構成される旋回室Wを設けたので、旋回溝25からの燃料流は、上記旋回室Wに一旦導入され、当該旋回室W内で燃料流の旋回の安定化が行われ、旋回力の強化と安定化が図れる。
【0027】
また、旋回体13の旋回溝25の数を、少なくとも5個以上とすることにより、旋回溝の旋回流の一様混合化が十分になされ、かつ各溝通路およびその上流通路での圧力損失が流量特性に影響しなくなる。
【0028】
更に、図6に示すように、軸方向流路21に通じる弁本体9の内径D2が図2よりも広がった(D2>D1)構成において、図7の軸方向流路22と図8の軸方向流路220の断面積を同じくした場合、弁本体9と旋回体13がそれぞれの肩部20,20Aで当接する面積は図8の方が大きくなる(当接面積S2>S1)。すなわち、上記実施の形態において、弁本体9の内径が軸方向流路220部分にかかる構成(図6及び図8においてD0−D2<G)とした場合、旋回体13の第2端面17と弁本体9の肩部20Aとの当接面積も大きくなるので、図7の場合と比べて旋回体13の放熱特性が向上する効果がある。
【0029】
実施の形態2.
上記実施の形態1において、旋回体13の外周面部分190aと弁本体9の内周面18を直径すきま7μm以下となるすきまバメとすることにより、工作及び組立が簡単でかつ放熱特性を向上することができる。また、旋回体13の外周面部分190aと弁本体9の内周面18と圧入により組立ても良く、この場合放熱特性は充分確保される効果がある。
【0030】
【発明の効果】
この発明によれば、旋回体の流路部分から旋回溝を介して強力な旋回流を発生させることができる。また、旋回体の外周面部分と弁本体の内周面との実効的な当接面積を広くすることにより、当該当接面からの放熱を良くすることができる。その結果、弁座付近の温度が低下して噴射孔内面及び噴射孔出口側端面にカーボン等が付着しなくなり、燃料噴射量の低下及び燃料噴霧形状の変化を防止し、ひいてはエンジン出力及び運転状態の安定を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る筒内噴射用燃料噴射弁の全体構成を示す側面断面図である。
【図2】図1の弁装置の弁座付近を示す拡大側面図である。
【図3】図1の旋回体の弁座側から見た正面図である。
【図4】図1の弁装置の弁座付近の伝熱経路をしめす側面図である。
【図5】実施の形態1に係る燃料噴射弁の旋回体の弁座側から見た正面図である。
【図6】図1の弁装置の弁座付近を示す拡大側面図である。
【図7】図1の旋回体の弁座側から見た正面図である。
【図8】実施の形態1に係る燃料噴射弁の旋回体の弁座側から見た正面図である。
【図9】従来の燃料噴射弁を示す要部断面図である。
【図10】従来の燃料噴射弁の旋回体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 筒内噴射用燃料噴射弁、3 弁装置、9 弁本体、10 燃料噴射孔、11 弁座、12 ニードル弁(弁体)、13 旋回体、24 内周環状溝、25旋回溝、W 旋回室、190 旋回体の周面、190a 外周面部分、190b 流路部分、220 軸方向流路。
Claims (3)
- 中空状の弁本体の一端に設けられ燃料噴射孔を有する弁座、上記弁本体内を移動し上記弁座に離接して上記噴射孔を開閉する弁体、及び上記弁体の周囲に配置され上記弁体を摺動可能に支持すると共に上記噴射孔から流出する燃料に旋回を与える旋回体を備えた燃料噴射弁において、
上記旋回体は、上記弁本体の内周面に接して弁本体に対する位置を規定する外周面部と、上記外周面部間に設けられて軸方向流路を形成する流路部分と、上記旋回体の上記弁座に面する軸方向端面の内周に設けられた環状溝と、一端が上記流路部分に接続され他端が上記環状溝に対して接線方向に延びて上記環状溝に接続される旋回溝を有し、
上記旋回体の第1端面が上記弁座に当接し、上記旋回体の弁座に面しない第2端面が上記弁本体の肩部に当接し、第2端面の内周部から外周部に径方向に延びた通路溝を形成し、
上記旋回体の外周面部と上記弁本体内周面との当接面積を、上記弁本体内周面に対向する上記旋回体外周面の全面積の半分以上とし、
上記旋回体の外周面部と上記弁本体の内周面部とをすきまバメとしたことを特徴とする燃料噴射弁。 - 中空状の弁本体の一端に設けられ燃料噴射孔を有する弁座、上記弁本体内を移動し上記弁座に離接して上記噴射孔を開閉する弁体、及び上記弁体の周囲に配置され上記弁体を摺動可能に支持すると共に上記噴射孔から流出する燃料に旋回を与える旋回体を備えた燃料噴射弁において、
上記旋回体は、上記弁本体の内周面に接して弁本体に対する位置を規定する外周面部と、上記外周面部間に設けられて軸方向流路を形成する流路部分と、上記旋回体の上記弁座に面する軸方向端面の内周に設けられた環状溝と、一端が上記流路部分に接続され他端が上記環状溝に対して接線方向に延びて上記環状溝に接続される旋回溝を有し、
上記旋回体の第1端面が上記弁座に当接し、上記旋回体の弁座に面しない第2端面が上記弁本体の肩部に当接し、第2端面の内周部から外周部に径方向に延びた通路溝を形成し、
上記旋回体の流路部分と上記弁本体の内周面とにより形成される軸方向流路の通路面積を、上記旋回溝の通路面積以上にし、
上記旋回体の外周面部と上記弁本体の内周面部とをすきまバメとしたことを特徴とする燃料噴射弁。 - 上記旋回体の外周面部と上記弁本体の内周面部とは圧入により組み立てられた請求項1又は請求項2に記載の燃料噴射弁。
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