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JP3624100B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP3624100B2
JP3624100B2 JP22918798A JP22918798A JP3624100B2 JP 3624100 B2 JP3624100 B2 JP 3624100B2 JP 22918798 A JP22918798 A JP 22918798A JP 22918798 A JP22918798 A JP 22918798A JP 3624100 B2 JP3624100 B2 JP 3624100B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置に係り、特に昇圧された書き込み電圧を用いてデータ書き込み制御を行うEEPROM等に適用して有用な半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、半導体記憶装置の一つとして、電気的書き換えを可能としたEEPOMが知られている。中でも、メモリセルを複数個直列接続してNANDセルを構成するNANDセル型EEPROMは、高集積化できるものとして注目されている。NAND型EEPROMのメモリセルには、半導体基板上に電荷蓄積層(浮遊ゲート)と制御ゲートとを積層形成したFETMOS構造が用いられる。このメモリセルは、浮遊ゲートに蓄積された電荷量によって、データ“0”,“1”を記憶する。
【0003】
図25は、隣接する2個のNAND型セルを示している。直列接続された8個のメモリセルM1〜M8の一端は選択ゲートS1を介してビット線BLに接続され、他端は別の選択ゲートS2を介して共通ソース線に接続される。NAND型セル内の各メモリセルの制御ゲートは横方向に制御ゲート線CG1,CG2,…,CG8として共通に配設されてこれがワード線となる。選択ゲートS1,S2のゲート電極も横方向に選択ゲート線SG1,SG2として共通接続される。
【0004】
この様なNAND型セルでのデータ書き込みは、選択されたワード線(制御ゲート線)に20V程度の昇圧された書き込み電圧を印加し、非選択ワード線には8〜10V程度の中間電圧を印加し、データ“0”,“1”に応じて選択メモリセルのチャネル電圧をコントロールする。例えば、図25では、ビット線BL1,BL2にそれぞれデータ“1”,“0”を与え、制御ゲート線CG2に書き込み電圧VPGM、その他の非選択制御ゲート線CG1,CG3〜CG8に中間電圧VMWLを与えて、メモリセルM21に“1”書き込みを行う場合を示している。
【0005】
即ち、“1”データ書き込みのビット線BL1は0Vとし、このビット線電圧を選択メモリセルのチャネルまで転送する。これにより選択メモリセルM21では、トンネル電流により浮遊ゲートに電子が注入され、しきい値が正の状態となる。“0”データ書き込みのビット線BL2には、VCCが与えられ、選択ゲート線SG1にVCCが与えられて選択ゲートS11がオフになる。従って“0”データが与えられたビット線に沿うメモリセルのチャネルはフローティングになる。この結果、チャネルは制御ゲートからの容量結合により電位上昇し、8V程度まで達するから、書き込み電圧VPGMが与えられた制御ゲート線CG2に沿ったメモリセルM22でもしきい値の変動がなく、負のしきい値状態、即ち“0”データが書かれる。
【0006】
NAND型セルでのデータ消去は、例えばメモリセルアレイ全体について、全てのワード線に0Vを印加し、基板或いはウェルに20V程度の消去電圧を印加して、全メモリセルで浮遊ゲートの電荷を基板側に放出させる。これにより、全メモリセルはしきい値が負のデータ“0”状態に消去される。メモリセルアレイが複数ブロックある場合に、ブロック単位でデータ消去を行うこともある。この場合には、ブロック毎にウェルを形成して、選択ブロックについて上記条件を与え、非選択ブロックについてはワード線を全てフローティングにすればよい。
【0007】
データ読み出しは、選択されたワード線に0V、残りのワード線にデータ“0”,“1”に拘わらずメモリセルがオンする中間電圧を与えて、NAND型セルが導通するか否かをビット線で検出することにより行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のEEPROMでは、データ書き込みのための書き込み電圧VPGM及び中間電圧VMWLを発生するために別々の昇圧回路を必要とする。しかし、書き込み電圧昇圧回路と中間電圧昇圧回路の昇圧時間には、製造条件、温度その他の条件でバラツキが生じる。この昇圧時間のバラツキは、誤書き込みの原因となる。
【0009】
具体的に誤書き込みの生じる理由を、図26を参照して説明する。図26では、上述のデータ書き込みの例で、タイミングt0で昇圧が開始されて、制御ゲート線CG2に書き込み電圧VPGMが与えられ、残りの制御ゲート線に中間電圧VMWLが与えられる場合に、中間電圧VMWLの立ち上がりが書き込み電圧VPGMに比べて遅い場合を示している。この様な中間電圧VMWLの昇圧時間の遅れは、上述した製造条件のバラツキだけでなく、各昇圧回路の負荷の大きさの差が大きな理由となる。即ち、書き込み電圧VPGMが与えられるのは選択された一本の制御ゲート線であり、中間電圧VMWLが与えられるのは残り全ての制御ゲート線であるため、中間電圧用の昇圧回路の方が負荷が大きく、この結果、図26のような中間電圧の昇圧の遅れが生じる。
【0010】
このとき、上のデータ書き込みの例において、“0”データが与えられたビット線BL2に沿ったフローティングのチャネルの電位Vchannelは、図26に示すように、非選択制御ゲート線との容量結合が支配的になるため、中間電圧VMWLにほぼ追従して上昇する。書き込み電圧VPGMがほぼ所望の20Vになったタイミングt1において見ると、中間電圧VMWLは未だ所望の10Vに達していない。このとき、書き込み電圧VPGMが与えられた制御ゲート線CG2に沿って、データ“1”がビット線BL1に与えられたメモリセルM21で“1”書き込みが行われるが、同じ制御ゲート線CG2に沿ってビット線BL2に“0”データが与えられたメモリセルM22に着目すると、タイミングt1では、チャネルの電圧が8Vに達していないため、制御ゲート・チャネル間に電子注入を阻止するのに必要な所望の電圧20V−8V=12Vより大きな電圧がかかることになる。これにより、メモリセルM22では誤って電子注入が生じ、“1”書き込みが行われてしまうおそれがある。
【0011】
特に、データ書き込みの時間を短縮するために、書き込み電圧VPGM,中間電圧VMWLの充電動作を高速化した場合には、充電所要時間を細かく制御することが困難になり、上述した誤書き込みの危険はより大きくなる。
一方、上述した誤書き込みを防止するために、中間電圧の充電を書き込み電圧のそれに先行させる方式も考えられる。しかしこの方式は、トータルのデータ書き込みの所要時間を長くしてしまうという難点がある。
同様の問題は、NAND型セルを用いるEEPROMに限らず、書き込み電圧とこれより低い中間電圧を併用して選択的なデータ書き込みを行う方式の他のEEPROMにも存在する。
【0012】
この発明は、上記事情を考慮してなされたもので、書き込み所要時間を長くすることなく、誤書き込みを防止できるようにした半導体記憶装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体記憶装置は、電気的書き換えが可能で且つデータを不揮発に記憶するメモリセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのメモリセル選択を行うデコーダと、前記メモリセルアレイの選択されたメモリセルにデータ書き込み時に与えられる、電源電圧より高い書き込み電圧を発生する書き込み電圧発生回路と、前記メモリセルアレイの非選択のメモリセルにデータ書き込み時に与えられる、電源電圧より高く前記書き込み電圧より低い中間電圧を発生する中間電圧発生回路と、前記中間電圧発生回路の出力電圧と前記書き込み電圧発生回路の出力電圧の差を前記中間電圧発生回路の出力電圧が所定レベルに達するまで制限し、その後前記出力電圧の差が制限されない状態で前記書き込み電圧発生回路の出力電圧の上昇を継続させる出力制御回路と、を備え、前記書き込み電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記書き込み電圧を生成する第1の昇圧回路と、この第1の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第1のリミット回路とを有し、前記中間電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記中間電圧を生成する第2の昇圧回路と、この第2の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第2のリミット回路とを有し、前記出力制御回路は、前記書き込み電圧発生回路の出力ノードと前記中間電圧発生回路の出力ノードを選択的に短絡するための短絡回路と、前記第1及び第2の昇圧回路の昇圧制御信号の立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路と、このエッジ検出回路の出力パルスにより一定時間前記短絡回路をオン駆動し、前記中間電圧を前記書き込み電圧に追従させる制御を行うバイアス回路と、前記エッジ検出回路の出力によりセットされ、前記第2のリミット回路から得られるリミット信号によりリセットされて前記バイアス回路を制御するフリップフロップとを有することを特徴とする。
この発明に係る半導体記憶装置はまた、電気的書き換えが可能で且つデータを不揮発に記憶するメモリセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのメモリセル選択を行うデコーダと、前記メモリセルアレイの選択されたメモリセルにデータ書き込み時に与えられる、電源電圧より高い書き込み電圧を発生する書き込み電圧発生回路と、前記メモリセルアレイの非選択のメモリセルにデータ書き込み時に与えられる、電源電圧より高く前記書き込み電圧より低い中間電圧を発生する中間電圧発生回路と、前記中間電圧発生回路の出力電圧と前記書き込み電圧発生回路の出力電圧の差を前記中間電圧発生回路の出力電圧が所定レベルに達するまで制限し、その後前記出力電圧の差が制限されない状態で前記書き込み電圧発生回路の出力電圧の上昇を継続させる出力制御回路と、を備え、前記書き込み電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記書き込み電圧を生成する第1の昇圧回路と、この第1の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第1のリミット回路とを有し、前記中間電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記中間電圧を生成する第2の昇圧回路と、この第2の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第2のリミット回路とを有し、前記出力制御回路は、前記書き込み電圧発生回路の出力ノードと前記中間電圧発生回路の出力ノードを選択的に短絡するための短絡回路と、前記第1及び第2の昇圧回路の昇圧制御信号の立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路と、このエッジ検出回路の出力パルスにより一定時間前記短絡回路をオン駆動し、前記中間電圧を前記書き込み電圧に追従させる制御を行うバイアス回路とを有し、前記エッジ検出回路の出力パルスの時間幅は、前記第1の昇圧回路の出力が昇圧開始から前記中間電圧の昇圧完了値の直前に達するまでの時間に設定され、且つ前記バイアス回路は、前記エッジ検出回路の出力パルスの立ち上がりで前記短絡回路をオン駆動し、立ち下がりで前記短絡回路をオフ駆動するものであることを特徴とする。
【0014】
この発明において例えば、書き込み電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記書き込み電圧を生成する第1の昇圧回路と、この第1の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第1のリミット回路とを有し、また中間電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記中間電圧を生成する第2の昇圧回路と、この第2の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第2のリミット回路とを有するものとする。
また出力制御回路は、例えば、書き込み電圧発生回路の出力ノードと中間電圧発生回路の出力ノードを選択的に短絡するための短絡回路と、第1及び第2の昇圧回路の昇圧制御信号の立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路と、このエッジ検出回路の出力パルスにより一定時間短絡回路をオン駆動し、中間電圧を書き込み電圧に追従させる制御を行うバイアス回路とを備えて構成される。
【0015】
上記バイアス回路を制御するためには例えば、(a)エッジ検出回路の出力によりセットされ、第2のリミット回路から得られるリミット信号によりリセットされるフリップフロップを備えるか、或いは(b)エッジ検出回路の出力パルスの時間幅を、第1の昇圧回路の出力が昇圧開始から中間電圧の昇圧完了値の直前に達するまでの時間に設定し、バイアス回路は、このエッジ検出回路の出力パルスの立ち上がりで短絡回路をオン駆動し、立ち下がりで短絡回路をオフ駆動するようにする。
この発明において好ましくは、前記メモリセルアレイは、基板上に浮遊ゲートと制御ゲートが積層されたメモリセルを複数個直列接続して構成されるNANDセルを配列して構成され、NANDセル内の選択されたメモリセルの制御ゲートに前記書き込み電圧を与え、NANDセル内の非選択メモリセルの制御ゲートに前記中間電圧を与えるデータ書き込みモードを有するものとする。
【0016】
この発明に係る半導体記憶装置はまた、メモリセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのメモリセル選択を行うデコーダと、前記メモリセルアレイの選択されたメモリセルに与えられる、電源電圧より高い第1の昇圧電圧を発生する第1の昇圧電圧発生回路と、前記メモリセルアレイの非選択のメモリセルに与えられる、電源電圧より高く前記第1の昇圧電圧より低い第2の昇圧電圧を発生する第2の昇圧電圧発生回路と、前記第2の昇圧電圧発生回路の出力電圧が所定レベルに達するまで前記第2の昇圧電圧発生回路の出力端子と前記第1の昇圧電圧発生回路の出力端子との間を短絡接続状態にすると共に、前記第2の昇圧電圧発生回路の出力電圧が所定レベルに達した後に前記第1の昇圧電圧発生回路の出力端子と前記第2の昇圧電圧発生回路の出力端子との間を開放状態にする出力制御回路とを備え、前記第1の昇圧電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記第1の昇圧電圧を生成する第1の昇圧回路と、この第1の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第1のリミット回路とを有し、前記第2の昇圧電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記第2の昇圧電圧を生成する第2の昇圧回路と、この第2の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第2のリミット回路とを有し、前記出力制御回路は、前記第1の昇圧電圧発生回路の出力ノードと前記第2の昇圧電圧発生回路の出力ノードを選択的に短絡するための短絡回路と、前記第1及び第2の昇圧回路の昇圧制御信号の立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路と、このエッジ検出回路の出力パルスにより一定時間前記短絡回路をオン駆動し、前記第2の昇圧電圧を前記第1の昇圧電圧に追従させる制御を行うバイアス回路と、前記エッジ検出回路の出力によりセットされ、前記第2のリミット回路から得られるリミット信号によりリセットされて前記バイアス回路を制御するフリップフロップとを有することを特徴とする。
【0017】
この発明によると、選択メモリセルに与えられる書き込み電圧に対して、非選択メモリセルに与えられる中間電圧の差が、中間電圧が所定レベルに達するまで出力制御回路によって制限されるようにしている。具体的には、中間電圧を一定レベルに達するまで書き込み電圧に追従させる。これにより、中間電圧の立ち上がりが書き込み電圧に比べて遅れることに起因する誤書き込みが防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施例を説明する。
図1は、この発明の一実施例に係るNANDセル型EEPROMのブロック構成を示す。メモリセルアレイ101は後述するように、不揮発性のメモリセルを直列接続したNANDセルを配列して構成される。このメモリセルアレイ101のビット線データをセンスし、或いは書き込みデータを保持するためにセンスアンプ兼データラッチ102が設けられている。センスアンプ兼データラッチ102は、データ書き込み後のベリファイ読み出し及び書き込み不十分のメモリセルに対する再書き込みを行う際のビット線電位制御をも行うもので、例えばCMOSフリップフロップを主体として構成される。
【0019】
センスアンプ兼データラッチ102は、データ入出力バッファ106に接続されている。センスアンプ兼データラッチ102とデータ入出力バッファ106の間の接続は、アドレスバッファ104からのアドレス信号を受けるカラムデコーダ103の出力により制御される。
メモリセルアレイ101に対して、メモリセルの選択を行うため、より具体的には制御ゲート及び選択ゲートを制御するために、ロウデコーダ105が設けられている。基板電位制御回路107は、メモリセルアレイ101が形成されるp型基板(又はp型ウェル)の電位を制御するために設けられている。
【0020】
メモリセルアレイ101の選択されたメモリセルにデータ書き込みを行う際に、電源電圧より昇圧された書き込み電圧を発生するために、書き込み電圧発生回路108が設けられている。この書き込み電圧発生回路108とは別に、データ書き込み時に非選択のメモリセルに与えられる中間電圧を発生するための中間電圧発生回路109が設けられている。中間電圧発生回路109は、上述の書き込み電圧よりは低いが、電源電圧より昇圧された中間電圧を発生するものである。
【0021】
これらの書き込み電圧発生回路108及び中間電圧発生回路109を制御するために、駆動信号制御回路110が設けられている。また、書き込み電圧発生回路108の出力に対して中間電圧発生回路109の出力電圧を一定条件で追従させる制御を行うために、出力制御回路111が設けられている。この出力制御回路111は、具体的には、中間電圧発生回路109の出力電圧と書き込み電圧発生回路108の出力電圧の差の最大値を、中間電圧発生回路109の出力電圧が所定レベルに達するまで制限し、その後上記最大値が制限されない状態で書き込み電圧発生回路108の出力電圧の上昇を継続させる制御を行うものである。
【0022】
図2(a)(b)は、メモリセルアレイ101の一つのNANDセル部分の平面図と等価回路図であり、図3(a)(b)は図2(a)のA−A′,B−B′断面図である。NANDセルは、p型シリコン基板11の素子分離絶縁膜12で囲まれた領域に形成されている。各メモリセルは、基板11にゲート絶縁膜13を介して浮遊ゲート14(14,14,…,14)が形成され、この上に層間絶縁膜15を介して制御ゲート16(16,16,…,16)が形成されて、構成されている。これらのメモリセルのソース、ドレイン拡散層であるn型拡散層19(19,19,…,1910)は、隣接するもの同士共有する形で接続され、これによりNANDセルが構成されている。
【0023】
NANDセルのドレイン、ソース側にはそれぞれ、メモリセルの浮遊ゲート、制御ゲートと同時に形成された選択ゲート14,16及び1410,1610が設けられている。素子形成された基板上はCVD酸化膜17により覆われ、この上にビット線18が配設されている。ビット線18はNANDセルの一端のドレイン側拡散層19にコンタクトさせている。行方向に並ぶNANDセルの制御ゲート14は共通に制御ゲート線CG1,CG2,…,CG8として配設されて、これがワード線となる。選択ゲート14,16及び1410,1610もそれぞれ行方向に連続に配設されて選択ゲート線SG1,SG2となる。
【0024】
図4は、この様なNANDセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイ101の等価回路を示している。同一の制御ゲート線(ワード線)及び選択ゲート線を共有する、破線で囲んだ範囲のNANDセル群をブロックと称し、読み出し、書き込みの動作は通常、複数のブロックのうち一つを選択して行われる。
【0025】
図5は、図1における書き込み電圧発生回路108及び中間電圧発生回路109の構成を示している。書き込み電圧発生回路108は、電源VCCから書き込み用高電圧VPGMを得るためのVPGM昇圧回路51を有し、同様に中間電圧発生回路109は、書き込み時に非選択ワード線に与える中間電圧VMWLを得るためのVMWL昇圧回路53を有する。これらのVPGM昇圧回路51の出力ノードN1と、VMWL昇圧回路53の出力ノードN2の間に接続される出力制御回路111は、後に具体例を説明するが、一定条件の下で出力ノードN1,N2間の短絡,開放を制御する。
【0026】
VPGM昇圧回路51の出力には、その上限を設定し、上限になるとリミット信号VPGMLMTを出力するリミット回路52が設けられている。VMWL昇圧回路53の出力にも同様にその上限を設定してリミット信号VMWLLMTを出力するリミット回路54が設けられている。
【0027】
VPGM昇圧回路51及びVMWL昇圧回路53には、図6に示すようなよく知られた昇圧回路が用いられる。各段のキャパシタC1,C2,…,C5の一端はそれぞれ、ダイオード接続されたプルアップ用NMOSトランジスタQ11,Q12,…,Q15を介して電源VCCに接続され、他端はポンピング用インバータI01,I02,…,I05を介して、図7に示す相補的な駆動クロックCK1,CK2の供給端子に接続されている。また各段のキャパシタC1,C2,…,C5とプルアップ用NMOSトランジスタQ11,Q12,…,Q15の接続ノードの間には、ダイオード接続された電荷転送用NMOSトランジスタQ21,Q22,…,Q25が接続されている。
【0028】
この昇圧回路は、駆動クロックCK1,CK2により駆動されて、各キャパシタに電源VCCから充電された電荷は、駆動クロックCK1,CK2が極性反転すると次段のキャパシタに転送されるという動作が繰り返され、これにより電源VCCより昇圧された電圧VPGM,VMWLを発生する。一般に昇圧段数が多いほど、高い昇圧電圧が得られるため、20V程度の書き込み電圧VPGMを発生するVPGM昇圧回路51は、10V程度の中間電圧VMWLを発生するVMWL昇圧回路52より段数が多く設定される。
【0029】
昇圧回路の出力端子と電源VCCの間には昇圧制御用のDタイプNMOSトランジスタQ3が接続されている。このMOSトランジスタQ3のゲートには、昇圧制御信号BOOSTがインバータIを介して入る。制御信号BOOSTが“L”の間、MOSトランジスタQ3はオンであり、出力端をVCCに保つ。制御信号BOOSTが“H”になると、NMOSトランジスタQ3がオフとなり、クロックCK1,CK2が入るとVCCから次第に立ち上がる昇圧電圧を発生する。
【0030】
図6に示す昇圧用駆動クロックCK1,CK2を発生するのは、図1の駆動信号制御回路110である。具体的にこの駆動信号制御回路は110は、図8に示すように、リングオシレータ81を主体として構成される。リングオシレータ81は、チェーン接続されたインバータI1,I2,…,Inと、各段に設けられたキャパシタC11,C12,…,C1n、及びリング接続を制御するためのNANDゲートG1により構成される。NANDゲートG1の一端には制御信号BOOSTが入る。即ち、制御信号BOOSTが“H”になることにより、リングオシレータ81は活性化されて、発振動作を開始する。
【0031】
リングオシレータ81のノードAの発振出力は、NANDゲートG11,G12のそれぞれ一方の入力端に入る。NANDゲートG11,G12の他方の入力端にはそれぞれ、図5に示すリミット回路52,54により得られるリミット信号VPGMLMT,VMWLLMTが入る。書き込み電圧VPGM,中間電圧VMWLが一定の上限に達するまでは、リミット信号VPGMLMT,VMWLLMTが“L”であって、このときリングオシレータ81の出力はNANDゲートG11,G12を通って出力される。
【0032】
NANDゲートG11の出力は、1段のインバータI21を介して、書き込み電圧用の一方の駆動クロックCK1(VPGM)となり、2段のインバータI22,I23を介して他方の駆動クロックCK2(VPGM)となる。同様に、NANDゲートG12の出力は、1段のインバータI31を介して、中間電圧用の一方の駆動クロックCK1(VMWL)となり、2段のインバータI32,I33を介して他方の駆動クロックCK2(VMWL)となる。書き込み電圧VPGM,中間電圧VMWLがそれぞれ一定の上限に達すると、リミット信号VPGMLMT,VMWLLMTが“H”となり、NANDゲートG11,G12が閉じられて、駆動クロックCK1,CK2は停止する。
【0033】
図9は、図5に示す書き込み電圧発生回路108内のリミット回路52の構成を示している。このリミット回路52は、制御信号BOOSTにより昇圧開始される書き込み電圧VPGMを分圧する抵抗R11,R12により構成された分圧回路521と、その分圧出力が入力される差動増幅回路522とから構成される。分圧回路521には、BOOSTにより活性化される活性化MOSトランジスタQ101が挿入されている。差動増幅回路522は、差動NMOSトランジスタ対Q102,Q103と、能動負荷であるPMOSトランジスタ対Q104,Q105からなるカレントミラー型差動増幅回路である。信号BOOSTが“H”の場合には、書き込み電圧VPGMがあるレベルに達すると、差動増幅回路522はこれを検出して、“H”になるリミット信号VPGMLMTを出力することになる。
【0034】
図10は、図5に示す中間電圧発生回路109内のリミット回路54の構成であり、図9と同様に構成されている。即ち、中間電圧VMWLを分圧する抵抗R21,R22及び活性化用MOSトランジスタQ111を含む分圧回路541と、その分圧出力が所定レベルを超えると反転する差動増幅回路542とから構成されている。
【0035】
図11は、図1の出力制御回路111の構成例である。この出力制御回路111は、書き込み電圧発生回路108の出力ノードN1と、中間電圧発生回路109の出力ノードN2の間を選択的に短絡接続するための短絡回路134として、これらのノードN1,N2間に介在させたDタイプNMOSトランジスタQ100を持つ。この短絡用NMOSトランジスタQ100の導通度を制御するために、昇圧制御信号BOOSTの立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路131と、このエッジ検出回路131の出力によりセットされるフリップフロップ132と、このフリップフロップ132の出力により短絡用NMOSトランジスタQ100のゲートを制御するバイアス回路133とが設けられている。
【0036】
エッジ検出回路131は、制御信号BOOSTが一方の入力端子に直接入り、他方の入力端子にインバータI131と遅延要素τを介して、制御信号BOOSTが反転されて遅延された信号が入るNANDゲートG131とその出力に設けられたインバータI132からなる。これにより、エッジ検出回路131は、制御信号BOOSTの立ち上がりエッジで遅延要素τにより決まる時間幅のパルスを出力する。フリップフロップ132は、2個のNORゲートG132,G133を組み合わせて構成されており、エッジ検出回路131からの出力パルスによりセットされる。
【0037】
バイアス回路133は、フリップフロップ132の出力により相補的に駆動される、ソースが接地されたNMOSトランジスタQ131,Q132と、これらのNMOSトランジスタQ131,Q132のドレインとVPGM昇圧回路51の出力ノードN1の間に接続されたPMOSトランジスタQ133,Q134とを有する。NMOSトランジスタQ132とPMOSトランジスタQ134の接続ノードは、短絡用NMOSトランジスタQ100のゲートとPMOSトランジスタQ133のゲートに接続されている。PMOSトランジスタQ134のゲートは、NMOSトランジスタQ131とPMOSトランジスタQ133の接続ノードに接続されている。
【0038】
この様に構成された出力制御回路111では、制御信号BOOSTが立ち上がって、フリップフロップ132の出力Qaが“L”になると、NMOSトランジスタQ131がオン、従ってPMOSトランジスタQ134がオン、またNMOSトランジスタQ132がオフになる。これにより、短絡用MOSトランジスタQ100のゲートノードCON1Hは、VPGM昇圧回路51の出力ノードN1と短絡され、出力ノードN1と共に上昇する。このとき短絡用MOSトランジスタQ100はオンであるから、本来書き込み電圧VPGMの立ち上がりに比べて緩い立ち上がりを示す中間電圧VMWLが、書き込み電圧VPGMに追従して立ち上がる。
【0039】
中間電圧発生回路109内のリミット回路54から得られるリミット信号VMWLLMTによりフリップフロップ132がリセットされると、NMOSトランジスタQ132がオン、PMOSトランジスタQ134がオフになり、短絡用MOSトランジスタQ100のゲートノードCON1Hは接地電位となって、短絡用MOSトランジスタQ100はオフになる。従って、出力ノードN1,N2の間は切り離され、VMWL昇圧回路53からの中間電圧VMWLは、上限値に止まり、書き込み電圧VPGMは更に上昇を続けるという動作が行われる。
【0040】
この実施例によるEEPROMのデータ書き込み動作を、具体的に図12を参照して説明する。書き込み信号PROGRAMが入り、ビット線BLにはデータ“0”,“1”に応じて、VCC,VSS(=0V)が与えられ、選択ブロックのドレイン側の選択ゲート線SG1にはVCC、ソース側の選択ゲート線SG2にはVSSが与えられる。これにより、“1”データが与えられたビット線に沿ったチャネルでは、Vchannel=0Vとなり、“0”データが与えられたビット線に沿ったチャネルは、Vchannel=VCC−Vthのフローティングとなる。
【0041】
そして、タイミングt0で昇圧制御信号BOOSTが立ち上がると、VPGM昇圧回路51及びVMWL昇圧回路53が昇圧動作を開始して、選択ブロックの選択された制御ゲート線(図12の場合、CG2)には書き込み電圧VPGMが、選択ブロックの残りの非選択の制御ゲート線CGiには中間電圧VMWLが与えられる。
書き込み電圧発生回路108及び中間電圧発生回路109内のリミット回路52,54がリミット検出信号VPGMLMT,VMWLLMTを出さない限り、出力制御回路111では、前述のように、短絡用MOSトランジスタQ100のゲートノードCON1Hが書き込み電圧VPGMに追従する。従って短絡用MOSトランジスタQ100がオンあって、この間、VPGM昇圧回路51の出力ノードN1とVMWL昇圧回路54の出力ノードN2は短絡されている。これにより図12に示すように、中間電圧VMWLは書き込み電圧VPGMに追従して上昇する。中間電圧VMWLの上昇に従って、容量結合によりフローティングのチャネル電位Vchannelも上昇する。
【0042】
タイミングt1で、中間電圧発生回路109内のリミット回路54が、VMWL=10Vでリミット信号VMWLLMT=“H”を出力すると、これが駆動信号制御回路110に送られ、図8に示す中間電圧用クロックCK1(VMWL),CK2(VMWL)の出力部がオフになる。これにより、中間電圧VMWLは10Vで上昇が止まる。同時に、リミット信号VMWLLMT=“H”により、出力制御回路111ではフリップフロップ132がリセットされる。これにより、短絡用MOSトランジスタQ100のゲートノードCON1Hが“L”(=VSS)になり、出力ノードN1,N2はVCC以上であるから、短絡用MOSトランジスタQ100はオフになる。この後、書き込み電圧VPGMのみが、中間電圧VMWLに拘わらず上昇を続ける。
【0043】
そして、タイミングt2で、書き込み電圧発生回路108内のリミット回路52がリミット信号VPGMLMT=“H”を出力すると、書き込み電圧VPGMは例えば20Vで上昇を止める。そして、書き込み電圧VPGMが与えられた制御ゲート線CG2に沿ったメモリセルのうち、ビット線BLに“1”データが与えられたメモリセルにおいて、チャネルから浮遊ゲートへの電子注入が生じ、“1”書き込みがなされる。“0”データが与えられたビット線に沿ったメモリセルでは、容量結合によりチャネル電位が上昇して、電子注入が生じない。また、“1”データが与えられたビット線に沿ったメモリセルでは、制御ゲート線に中間電圧VMWLが与えられているものでは、制御ゲート・チャネル間電圧が10Vしかないため、電子注入は生じない。
【0044】
従ってこの実施例によると、従来のように、中間電圧VMWLの立ち上がりが書き込み電圧VPGMのそれに遅れる結果、“0”データが与えられたビット線に沿ったメモリセルのチャネル電位上昇が遅れて、誤書き込みが生じるという事態は防止される。
【0045】
図11では、出力制御回路111の短絡回路134として、DタイプNMOSトランジスタQ100を用いたが、この短絡回路134の部分は、図13(a)〜(f)のように変形することができる。図13(a)は、EタイプのNMOSトランジスタQ141を短絡用MOSトランジスタとして用いた例である。図13(b)は、図13(a)に対して更にダイオード接続されたEタイプNMOSトランジスタQ142を直列に接続した例である。図13(c)は、図13(b)に対して更に、ダイオード接続されたEタイプNMOSトランジスタQ143を直列に接続した例である。図13(d)は、図11に示すDタイプNMOSトランジスタQ100に対して、ダイオード接続されたEタイプNMOSトランジスタQ142を直列に接続した例である。図13(e),(f)はそれぞれ、図13(b),(d)のトランジスタの上下を入れ替えた構成である。
【0046】
図13(a),(b),(d),(f)の場合、短絡される書き込み電圧VPGMと中間電圧VMWLの間にMOSトランジスタ1個分のしきい値電圧の差が生じる。図13(c),(e)では、NMOSトランジスタ2個分のしきい値の差が生じる。
例えば、図13(a)の短絡用MOSトランジスタQ141を用いた場合の書き込み動作タイミングを図12に対応させて示すと、図14のようになる。図12との違いは、中間電圧のリミット信号VMWLLMTが“H”(=VCC)となるタイミングt1において、中間電圧VMWL=10Vとして、書き込み電圧がVPGM=10V+Vthn1(Vthn1:MOSトランジスタQ141のしきい値)であり、これと同電位であるノードCON1H,制御ゲート線CG2が同じく、10V+Vthn1となっている点である。
【0047】
この様に、中間電圧昇圧時、書き込み電圧VPGMと中間電圧VMWLは必ずしも同電位である必要はなく、多少の電位差があっても、誤書き込みが生じない程度であれば問題はない。何故なら、書き込み電圧の充電完了までに中間電圧の昇圧が完了していれば、前述した誤書き込みは発生しないからである。また、中間電圧VMWLの昇圧完了時点で、書き込み電圧VPGMと中間電圧VMWLの差は、MOSトランジスタのしきい値で決まる小さい値に設定され、しかも書き込み電圧VPGMは設定レベル20Vより低い値にあり、書き込み電圧VPGMの昇圧完了まで更に時間がかかるため、VPGMの昇圧完了は必ずVMWLの昇圧完了後となるためである。
【0048】
以上のように、図13(a)〜(f)の構成を用いることにより、書き込み電圧VPGMに中間電圧VMWLが追従する際の両者の電位差を、適当に設定することができ、これにより誤書き込みが生じない範囲で書き込み電圧VPGMの昇圧所要時間が最も短くなるようにすることが可能となる。
【0049】
上記実施例では、“0”データ書き込みのビット線にVCCを与える方式を説明したが、ビット線側の選択ゲート線SG1に非選択の制御ゲート線と同様の中間電圧VMWLを与え、“0”データ書き込みのビット線に別の中間電圧VMBL(例えば、VMBL=8V)を与える方式を用いることもできる。この場合、図1の書き込み電圧発生回路108、中間電圧発生回路109に加えて、もう一つの中間電圧発生回路が必要となる。
【0050】
その様な実施例の書き込み電圧発生回路108、中間電圧発生回路109及び出力制御回路111に相当する部分の構成を、図5に対応させて、図15に示す。書き込み電圧発生回路108、中間電圧発生回路109の他に、図示のようにもう一つの中間電圧発生回路109bが設けられる。この中間電圧発生回路109bは上述のように、“0”データを与えるビット線に印加する中間電圧VMBLを発生させるもので、VMBL昇圧回路55と、その上限を設定するリミット回路56とから構成される。
【0051】
そして、書き込み電圧発生回路108と中間電圧発生回路109の間に出力制御回路111を設けるのと同じ趣旨で、書き込み電圧発生回路108と中間電圧発生回路109bの出力ノードN1,N3の間に出力制御回路111bが設けられる。
中間電圧発生回路109bの追加に伴って、駆動信号制御回路110も変更される。即ち、図8に示す回路に加えて、図16に示すような、図8のリングオシレータ81のノードAにつながる相補クロック発生部が必要になる。このクロック発生部が、中間電圧発生回路109b内のリミット回路56から得られるリミット信号VMBLLMTにより制御されてクロック発生を止めることは、書き込み電圧VPGM及び中間電圧VMWLの発生のためのクロック発生部と同様である。
【0052】
また、図15の中間電圧発生回路109b内のリミット回路56は、図17のように構成される。その構成は、図9及び図10に示すリミット回路52,54と基本的に同じであり、抵抗分圧回路561と、差動増幅回路562とから構成される。
【0053】
図18は、図15における出力制御回路111bの構成である。これも基本的に、図11に示す出力制御回路111と同様に構成されている。即ち、VPGM昇圧回路51の出力ノードN1とVMBL昇圧回路55の出力ノードN3の間に一定条件で短絡する短絡用NMOSトランジスタQ100bを介在させ、このMOSトランジスタQ100bを制御するために、昇圧制御信号BOOSTの立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路131b、このエッジ検出回路131bによりセットされるフリップフロップ132b、及びこのフリップフロップ132bにより制御されるバイアス回路133bを備える。
【0054】
この実施例の書き込み動作タイミングを、図12に対応させて図19に示す。タイミングt10で昇圧制御信号BOOSTが立ち上がって、書き込み電圧VPGMに追従して二つの中間電圧VMWL,VMBLが上昇する。タイミングt11で、VMBL=8Vとなりリミット信号VMBLLMT=“H”が出力されると、出力制御回路111bでは短絡用MOSトランジスタQ100bのゲートノードCON2Hが“L”になって、MOSトランジスタQ100bがオフになる。従って中間電圧VMBLは書き込み電圧VPGMとは切り離され、その後書き込み電圧VPGMと中間電圧VMWLがそのまま上昇を続ける。タイミングt12で中間電圧VMWLが10Vになり、リミット信号VMWLLMT=“H”が出力されると、先の実施例と同様に、中間電圧VMWLは書き込み電圧VPGMと切り離され、その後書き込み電圧VPGMのみが上昇する。タイミングt13に、書き込み電圧VPGMが20Vになり、書き込み電圧VPGMの昇圧も停止する。
【0055】
以上のようにこの実施例の場合も、中間電圧VMWL,VMBLがそれぞれ昇圧完了するまで、これらを書き込み電圧VPGMに追従させることにより、中間電圧VMWL,VMBLの昇圧完了を書き込み電圧VPGMの昇圧完了より早めることができ、先の実施例と同様に誤書き込みを防止することができる。特にこの実施例の場合、“0”データのビット線につながるメモリセルのチャネルをビット線から直接中間電圧VMBLに設定することにより、より確実に誤書き込みを防止することができる。
【0056】
ここまでの実施例では、出力電圧制御回路111は、中間電圧のリミット検出を行って、その検出結果により中間電圧の出力ノードN2と書き込み電圧の出力ノードN1の切り離しを制御するようにした。これに対して、出力電圧制御回路111として、予め定められた一定時間、中間電圧の出力ノードN2を書き込み電圧の出力ノードN1に追従させるようにすることもできる。この場合、昇圧開始から、二つの出力ノードN1,N2を短絡状態に保つ時間は、ほぼ中間電圧の充電所要時間に設定することが望ましい。
【0057】
この方式を用いる場合、出力電圧制御回路111は、図11に代わって、図20のような構成とすることができる。即ち、昇圧制御信号BOOSTの立ち上がりエッジ検出回路131の遅延要素τにより決まるパルス幅をT1として、これをそのまま、二つの出力ノードN1,N2間を短絡する時間とする。具体的には、立ち上がりエッジ検出回路131の出力が“H”になると、バイアス回路133ではNMOSトランジスタQ132がオフ、PMOSトランジスタQ134がオンになり、短絡用MOSトランジスタQ100はゲートノードCON1Hが出力ノードN1に接続されてオンして、出力ノードN1,N2は短絡される。時間T1が経過してエッジ検出回路131の出力が“L”になると、NMOSトランジスタQ132がオン、PMOSトランジスタQ134がオフとなり、短絡用MOSトランジスタQ100はオフ、従って出力ノードN1,N2の間は切り離される。
【0058】
この実施例の場合の書き込み動作タイミングを図12に対応させて示すと、図21のようになる。昇圧開始のタイミングt20から、時間T1のタイミングt21までが、上述したエッジ検出回路131のパルス幅であり、この間中間電圧VMWLは書き込み電圧VPGMに追従する。タイミングt21の後、中間電圧VMWLは書き込み電圧VPGMとは切り離されるが、未だ上昇は続ける。そして、リミット信号VMWLLMTが“H”になるタイミングt22で、中間電圧VMWLの昇圧は停止する。更にリミット信号VPGMLMTが“H”になるタイミングt23で書き込み電圧VPGMの昇圧も停止する。
【0059】
この実施例の場合、書き込み電圧VPGMに追従する中間電圧VMWLが昇圧完了電圧10Vになる直前、即ち10V−ΔVで追従動作が終わるように、時間T1を設定することが望ましい。これにより、書き込み電圧VPGMの昇圧完了前に中間電圧は昇圧完了し、しかも書き込み電圧VPGMと中間電圧VMWLが独立に昇圧される時間(t22−t21)はごく小さく、従って誤書き込みが生じるおそれはない。
【0060】
この発明は、上記実施例に限られない。
例えば実施例では、8個のメモリセルでNANDセルを構成したが、2,4,16,32,64等の他の適当な個数でNANDセルを構成した場合にも同様にこの発明を適用することができる。また実施例では、データ書き込みを説明したが、高い消去電圧とこれより低い中間電圧を用いるデータ消去動作についてもこの発明を適用することができる。
更に実施例では、正方向の電圧のみを考えたが、負方向の昇圧電圧を用いる場合にも、この発明が適用できることは勿論である。
また、図22に示すNOR型セルを用いたEEPROM、図23に示すDINOR型セルを用いたEEPROM、図24に示すAND型セルを用いたEEPROMにもこの発明を適用することが可能である。
更に、この発明は、EEPROMに限らず、電源電圧より高い複数の昇圧電圧を必要とする各種半導体メモリに適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、データ書き込みに用いられる昇圧電圧である書き込み電圧と中間電圧とを、中間電圧が一定レベルに達するまで書き込み電圧に追従させることにより、書き込みに要する時間を長くすることなく、誤書き込みを防止することを可能とした半導体記憶装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるEEPROMのブロック構成を示す。
【図2】同実施例のNANDセルの平面図と等価回路図を示す。
【図3】同実施例のNANDセルの断面構造を示す。
【図4】同実施例のメモリセルアレイの等価回路を示す。
【図5】図1の書き込み電圧発生回路及び中間電圧発生回路部の構成を示す。
【図6】図5のVPGM昇圧回路,VMWL昇圧回路の構成を示す。
【図7】図6の昇圧回路に用いられる駆動クロックを示す。
【図8】図1の駆動信号制御回路の構成を示す。
【図9】図5のリミット回路52の構成を示す。
【図10】図5のリミット回路54の構成を示す。
【図11】図5の出力電圧制御回路111の構成を示す。
【図12】同実施例の書き込み動作を説明するためのタイミング図である。
【図13】図11における短絡回路134の変形例を示す。
【図14】図13(a)の短絡回路を用いた場合の書き込み動作タイミングを図12に対応させて示す。
【図15】二つの中間電圧を用いる実施例による昇圧電圧発生回路部の構成を示す。
【図16】同実施例において、図8のクロック発生回路に付加される回路を示す。
【図17】同実施例における中間電圧VMBLのリミット回路の構成を示す。
【図18】図15における出力制御回路111bの構成を示す。
【図19】同実施例の書き込み動作タイミングを図12に対応させて示す。
【図20】別の実施例における出力制御回路の構成を示す。
【図21】同実施例の書き込み動作タイミングを図12に対応させて示す。
【図22】NORセル型EEPROMの等価回路を示す。
【図23】DINORセル型EEPROMの等価回路を示す。
【図24】ANDセル型EEPROMの等価回路を示す。
【図25】従来のNANDセル型EEPROMのデータ書き込み時の電位関係を示す。
【図26】従来のNANDセル型EEPROMでの誤書き込みを説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
101…メモリセルアレイ、102…センスアンプ兼データラッチ、103…カラムデコーダ、104…アドレスバッファ、105…ロウデコーダ、106…データ入出力バッファ、107…基板電位制御回路、108…書き込み電圧発生回路、109…中間電圧発生回路、111…出力制御回路

Claims (4)

  1. 電気的書き換えが可能で且つデータを不揮発に記憶するメモリセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイのメモリセル選択を行うデコーダと、
    前記メモリセルアレイの選択されたメモリセルにデータ書き込み時に与えられる、電源電圧より高い書き込み電圧を発生する書き込み電圧発生回路と、
    前記メモリセルアレイの非選択のメモリセルにデータ書き込み時に与えられる、電源電圧より高く前記書き込み電圧より低い中間電圧を発生する中間電圧発生回路と、
    前記中間電圧発生回路の出力電圧と前記書き込み電圧発生回路の出力電圧の差を前記中間電圧発生回路の出力電圧が所定レベルに達するまで制限し、その後前記出力電圧の差が制限されない状態で前記書き込み電圧発生回路の出力電圧の上昇を継続させる出力制御回路と、
    を備え
    前記書き込み電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記書き込み電圧を生成する第1の昇圧回路と、この第1の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第1のリミット回路とを有し、
    前記中間電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記中間電圧を生成する第2の昇圧回路と、この第2の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第2のリミット回路とを有し、
    前記出力制御回路は、前記書き込み電圧発生回路の出力ノードと前記中間電圧発生回路の出力ノードを選択的に短絡するための短絡回路と、前記第1及び第2の昇圧回路の昇圧制御信号の立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路と、このエッジ検出回路の出力パルスにより一定時間前記短絡回路をオン駆動し、前記中間電圧を前記書き込み電圧に追従させる制御を行うバイアス回路と、前記エッジ検出回路の出力によりセットされ、前記第2のリミット回路から得られるリミット信号によりリセットされて前記バイアス回路を制御するフリップフロップとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 電気的書き換えが可能で且つデータを不揮発に記憶するメモリセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイのメモリセル選択を行うデコーダと、
    前記メモリセルアレイの選択されたメモリセルにデータ書き込み時に与えられる、電源電圧より高い書き込み電圧を発生する書き込み電圧発生回路と、
    前記メモリセルアレイの非選択のメモリセルにデータ書き込み時に与えられる、電源電圧より高く前記書き込み電圧より低い中間電圧を発生する中間電圧発生回路と、
    前記中間電圧発生回路の出力電圧と前記書き込み電圧発生回路の出力電圧の差を前記中間電圧発生回路の出力電圧が所定レベルに達するまで制限し、その後前記出力電圧の差が制限されない状態で前記書き込み電圧発生回路の出力電圧の上昇を継続させる出力制御回路と、
    を備え、
    前記書き込み電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記書き込み電圧を生成する第1の昇圧回路と、この第1の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第1のリミット回路とを有し、
    前記中間電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記中間電圧を生成する第2の昇圧回路と、この第2の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第2のリミット回路とを有し、
    前記出力制御回路は、前記書き込み電圧発生回路の出力ノードと前記中間電圧発生回路の出力ノードを選択的に短絡するための短絡回路と、前記第1及び第2の昇圧回路の昇圧制御信号の立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路と、このエッジ検出回路の出力パルスにより一定時間前記短絡回路をオン駆動し、前記中間電圧を前記書き込み電圧に追従させる制御を行うバイアス回路とを有し、
    前記エッジ検出回路の出力パルスの時間幅は、前記第1の昇圧回路の出力が昇圧開始から前記中間電圧の昇圧完了値の直前に達するまでの時間に設定され、且つ前記バイアス回路は、前記エッジ検出回路の出力パルスの立ち上がりで前記短絡回路をオン駆動し、立ち下がりで前記短絡回路をオフ駆動するものである
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. メモリセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイのメモリセル選択を行うデコーダと、
    前記メモリセルアレイの選択されたメモリセルに与えられる、電源電圧より高い第1の昇圧電圧を発生する第1の昇圧電圧発生回路と、
    前記メモリセルアレイの非選択のメモリセルに与えられる、電源電圧より高く前記第1の昇圧電圧より低い第2の昇圧電圧を発生する第2の昇圧電圧発生回路と、
    前記第2の昇圧電圧発生回路の出力電圧が所定レベルに達するまで前記第2の昇圧電圧発生回路の出力端子と前記第1の昇圧電圧発生回路の出力端子との間を短絡接続状態にすると共に、前記第2の昇圧電圧発生回路の出力電圧が所定レベルに達した後に前記第1の昇圧電圧発生回路の出力端子と前記第2の昇圧電圧発生回路の出力端子との間を開放状態にする出力制御回路と、
    を備え
    前記第1の昇圧電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記第1の昇圧電圧を生成する第1の昇圧回路と、この第1の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第1のリミット回路とを有し、
    前記第2の昇圧電圧発生回路は、電源電圧を昇圧して前記第2の昇圧電圧を生成する第2の昇圧回路と、この第2の昇圧回路の出力電圧が所定値に達したことを検出してリミット信号を出力する第2のリミット回路とを有し、
    前記出力制御回路は、前記第1の昇圧電圧発生回路の出力ノードと前記第2の昇圧電圧発生回路の出力ノードを選択的に短絡するための短絡回路と、前記第1及び第2の昇圧回路の昇圧制御信号の立ち上がりエッジを検出するエッジ検出回路と、このエッジ検出回路の出力パルスにより一定時間前記短絡回路をオン駆動し、前記第2の昇圧電圧を前記第1の昇圧電圧に追従させる制御を行うバイアス回路と、前記エッジ検出回路の出力によりセットされ、前記第2のリミット回路から得られるリミット信号によりリセットされて前記バイアス回路を制御するフリップフロップとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルアレイは、基板上に浮遊ゲートと制御ゲートが積層されたメモリセルを複数個直列接続して構成されるNANDセルを配列して構成され、NANDセル内の選択されたメモリセルの制御ゲートに前記書き込み電圧を与え、NANDセル内の非選択メモリセルの制御ゲートに前記中間電圧を与えるデータ書き込みモードを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
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