JP3620271B2 - 温水洗浄便器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は温水洗浄便器、殊に保持式電磁弁を用いて水路の開閉を行っている温水洗浄便器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
温水洗浄便器は、図7に示すように、臀部用及びビデ用の2つのノズル5a,5bへの温水供給路の開閉を、着座スイッチSや操作スイッチSW1,SW2,SW3の操作に応じて制御部1により制御される電磁弁V1,V2で行うものとして構成されている。図中6はミキシングユニット、7は温水サーミスタ、V3は冷水除去用の電磁弁である。
【0003】
そして上記の各電磁弁V1,V2,V3には、一般に保持式電磁弁Vが用いられている。図8にこの形式の電磁弁Vの一例を示す。なお、図8において左側は閉じた状態を、右側は開いた状態を示す。ダイアフラムで形成された弁体20が弁座21に接することで水路を閉じる該電磁弁Vの弁体20は、ソレノイドSLにおけるプランジャー22に直結されたものではなく、ばね23によって閉じる方向に付勢されたものとなっている。なお、図中イが流入路、ロが吐出路である。また、上記流入路イと弁体20の上方空間ハとは弁体20に設けられた小孔(図示せず)を通じて連通しており、上記上方空間ハと連通する空間ニには排水路ホに至る排水口24が開口している。
【0004】
上記プランジャー22は下方に位置する時に上記排水口24を閉じ、上方に位置する時に排水口24を開くもので、ばね25によって下方側に付勢されている。そして、ソレノイドSLにおけるコイル26を囲んでいるヨーク27,28と、プランジャー22の上方に配された固定鉄芯29とは永久磁石Mによって磁化されており、該永久磁石Mの磁力によって、プランジャー22は排水口24を閉じた状態及び開いた状態を共に保つものとなっている。
【0005】
今、図8の左側に示すように、プランジャー22が下降して排水口24を閉じている時、流入路イから空間ハ・ニに侵入した水は、流入路イ側と同じ水圧を持つために、弁体20はばね23の圧力もあって弁座21に接しており、このために流入路イから吐出路ロへの水の流れは遮断されている。
この状態でソレノイドSLのコイル26に通電してプランジャー22をばね25に抗して引き上げて排水口24を開けば、空間ハ・ニ内の水が排水路ホへ逃げるために、図8の右側に示すように、流入路イの水はその圧力で弁体20をばね23に抗して押し上て吐出路ロへと向かう。プランジャー22が上昇して排水口24を開いている状態は、永久磁石Mによる磁力で保たれるために、上記コイル26への通電は初期のみでよい。
【0006】
電磁弁Vを閉じる時は、先程は逆方向の電流をコイル26に流せばよい。プランジャー22が下降して排水口24を閉じるために、弁体20はその上下面の水圧差及びばね23による付勢で弁座21に接して流入路イから吐出路ロへの流れを遮断する。また、プランジャー22が排水口24を閉じている状態も、ばね25の圧力及び永久磁石Mのヨーク28,29を通じた磁力で保持されることから、やはりコイル26への通電は初期のみでよい。
【0007】
図9は保持式電磁弁Vの駆動回路Dの一例を示している。マイクロコンピュータからなる制御部1の開出力ポート11からの出力パルスにより、電磁弁VのソレノイドSLに一方向電流パルスが供給され、制御部1の閉出力ポート12からの出力パルスによりソレノイドSLに逆方向電流パルスが供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような保持式電磁弁Vを用いた場合、閉状態、あるいは開状態の保持に電力を必要とせず、消費電力を抑えることができるのであるが、永久磁石Mの磁力やばね力に頼る保持であるために、時として次のような問題を招く。
すなわち、輸送時の振動や電磁弁Vへの機械的ストレスにより、本来ならば閉じていなくてはならない状態の時に開いた状態となってしまうことがあり、この場合、施工直後に電磁弁Vに水を送るとノズル5a,5bから水が出て周囲に飛散してしまうことになる。
【0009】
本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的とするところは保持式電磁弁に何らかの原因で開閉状態の反転があってもノズルからの水の飛散を防ぐことができる温水洗浄便器を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、洗浄水吐出用のノズルへの洗浄水の供給を、磁力やばね力で開状態及び閉状態を保持する保持式電磁弁を通じて行う温水洗浄便器において、保持式電磁弁に出力パルスを出力することで保持式電磁弁の開閉状態を変化させる制御部として、電源立ち上がり時に保持式電磁弁に閉出力パルスを出力するものを用いていることに特徴を有している。
【0011】
輸送時の振動等で本来閉じているべき保持式電磁弁が開状態となっていても、電源との接続によって保持式電磁弁は閉じられた状態に強制セットされるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例について説明すると、本発明においては電磁弁Vの動作制御を行う制御部1に電源投入による立ち上がり時の動作として図1のフローチャート及び図2のタイムチャートに示す動作を行わせる。つまり、マイクロコンピュータからなる制御部1は電源投入の立ち上がりでリセット動作と初期設定動作とを行うのであるが、この後、電磁弁V1,V2,V3に対する閉出力動作を複数回(図示例では2回)行うようになっている。
【0013】
このために輸送時の振動などで本来閉じているべき電磁弁V1,V2,V3が開いた状態となっているとともにこの状態が永久磁石Mの磁力によって保たれていても、電源との接続時に閉じられてしまうものであり、このために水がノズル5a,5bから噴出して周囲を濡らしてしまうということがない。
図3は外来ノイズによる誤動作対策として、電源供給許可回路7を設けたものを示している。電磁弁駆動回路Dは図9に示したように、開出力パルスを受けると該出力パルスが出力されている間、スイッチング素子Q1,Q2,Q3がオンして電磁弁VのソレノイドSLに一方向電流を流し、閉出力パルスを受けると該出力パルスが出力されている間、スイッチング素子Q4,Q5,Q6がオンしてソレノイドSLに逆方向電流を流すのであるが、外来ノイズでスイッチング素子Q1もしくはスイッチング素子Q4がオンしてもソレノイドSLに電流が流れてしまう。
【0014】
上記電源許可回路7は上記外来ノイズによる誤動作を防ぐために、電磁弁駆動回路D及び電磁弁Vへの電源供給を、制御部1から閉出力パルスもしくは開出力パルスが出力される時だけ行うようにしているもので、具体的には図4に示すように、直流電源のプラス側を電源許可回路7のトランジスタQ7のエミッターコレクタに接続し、トランジスタQ7のコレクタと電磁弁駆動回路Dのプラス側とを接続するとともに、トランジスタQ7のベースをトランジスタQ8を介して制御部1の許可出力ポート13に接続する。
【0015】
そして制御部1は開出力ポート11及び閉出力ポート12から出力パルスを出力する時、図5に示すように、許可出力ポート13から同時に許可出力パルスを出力することで、トランジスタQ8を介してトランジスタQ7をオンさせて、電磁弁駆動回路D及び電磁弁Vに電源を供給する。許可出力パルスが出力されていない時には、電磁弁駆動回路D及び電磁弁Vに電源が供給されないために、外来ノイズによる誤動作が生じないものである。
【0016】
上記トランジスタQ7のエミッタ−コレクタ間には図6に示すようにダイオードD1を接続しておくことが好ましい。トランジスタQ7がオフとなる時、電磁弁VのソレノイドSLのコイル26からの逆電流がトランジスタQ7に流れようとするが、この逆起電流はダイオードD1に流れるために、トランジスタQ7のコレクタ−エミッタ間に逆起電圧が発生せず、従って逆起電圧によるトランジスタQ7の損傷を防ぐことができる。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、洗浄水吐出用のノズルへの洗浄水の供給を、磁力やばね力で開状態及び閉状態を保持する保持式電磁弁を通じて行う温水洗浄便器において、保持式電磁弁に出力パルスを出力することで保持式電磁弁の開閉状態を変化させる制御部として、電源立ち上がり時に保持式電磁弁に閉出力パルスを出力するものを用いているために、輸送時の振動等で本来閉じているべき保持式電磁弁が開状態となっていても、電源との接続によって保持式電磁弁は閉じられた状態に強制セットされるものであり、このために施工直後に洗浄水吐出用のノズルからの水が周囲に飛散してしまうことがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例におけるフローチャートである。
【図2】同上の動作を示すタイムチャートである。
【図3】他例のブロック回路図である。
【図4】同上の電源許可回路の具体回路図である。
【図5】同上の動作を示すタイムチャートである。
【図6】同上の電源許可回路の他例の具体回路図である。
【図7】温水洗浄便器の全体構成のブロック図である。
【図8】保持式電磁弁の一例の断面図である。
【図9】保持式電磁弁の駆動回路を示す回路図である。
Claims (1)
- 洗浄水吐出用のノズルへの洗浄水の供給を、磁力やばね力で開状態及び閉状態を保持する保持式電磁弁を通じて行う温水洗浄便器において、保持式電磁弁に出力パルスを出力することで保持式電磁弁の開閉状態を変化させる制御部として、電源立ち上がり時に保持式電磁弁に閉出力パルスを出力するものを用いていることを特徴とする温水洗浄便器。
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- 1998-03-26 JP JP07864198A patent/JP3620271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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