JP3620137B2 - 電気自動車の補機駆動装置及び補機駆動方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車の補機駆動装置及び補機駆動方法に関し、特に、電気自動車の駆動輪用電動機で補機を駆動可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電気自動車では、パワーステアリングポンプ、ブレーキの操作力を倍力するために用いられる負圧ポンプ、エアコンディショナ用コンプレッサ等の補機は、それぞれ専用のモータで駆動されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の電気自動車の補機駆動装置では、補機駆動のために各々に小型の補機駆動専用電動機が用いられているため、高価なシステムとなるという問題がある。
そこで、駆動輪用電動機で補機を駆動することが考えられるが、従来のガソリン等で走行する自動車の構成のまま補機を駆動しようとすると、停車時には駆動輪用電動機が停止するため、補機の作動も停止してしまうという問題がある。
【0004】
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたものであって、補機を駆動輪用電動機で駆動することでコストを低減することが可能であり、しかも、車両停止中でも補機を駆動することが可能な電気自動車の補機駆動装置及び補機駆動方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1の発明にかかる装置は、図1に示すように、駆動輪Aへ動力を伝達する電動機Bを備えた電気自動車において、前記電動機Bの動力で駆動される補機Cと、前記電動機Bの動力を駆動輪Aに伝達する動力伝達経路に設けられるクラッチD1及び流体継手D2を備えて前記電動機Bから駆動輪Aへの動力の伝達・切離し及び動力の伝達力調整が可能な伝達動力調整手段Dと、車両の走行状態を判定する車両走行状態判定手段Eと、該車両走行状態判定手段Eが車両の停車状態と判定したとき、前記伝達動力調整手段DのクラッチD1を断制御して前記電動機Bの動力を駆動輪Aから切離し且つ補機Cの要求出力に対して前記電動機Bの最も良い効率の回転数で当該電動機Bを駆動制御する停車時制御手段Fと、前記車両走行状態判定手段Eが車両の発進状態と判定したとき、前記伝達動力調整手段DのクラッチD1を接続制御して電動機Bの動力を駆動輪Aに接続し且つ当該伝達動力調整手段Dの伝達力を急発進しないよう制御する発進時制御手段Gとを備えて構成した。
【0006】
かかる構成によれば、車両走行状態判定手段Eにより車両の停止状態と判定されたときは、伝達動力調整手段Dが停止時制御手段Fにより制御されて電動機Bの動力が駆動輪Aから切り離され電動機Bが補機の要求出力に対して最良の効率の回転数に駆動制御される。また、発進状態と判定されたときは、伝達動力調整手段Dが発進時制御手段Gにより制御されて電動機Bの動力が駆動輪Aに接続され、且つ、その動力伝達力が急発進しない程度に調整される。この際、電動機B側と駆動輪A側との接続初期の回転差は流体継手D2で吸収される。これにより、車両停止時にも電動機Bにより補機Cを駆動することが可能となると共に、電動機Bの効率を高めることができる。また、停止時の電動機回転数が高くとも円滑な発進が可能となる。そして、停止時の電動機回転数が高く、この回転数に合わせた補機とすることで、補機の小型化、効率化が可能となる。
【0007】
請求項2の発明にかかる装置では、前記発進時制御手段Gは、前記車両走行状態判定手段Eが車両の発進状態と判定したとき前記電動機Bの回転数を制御して伝達力の調整を行う構成とした。
かかる構成では、電動機の回転数を下げて動力伝達力を低下させることで、円滑な発進が実現できる。
【0008】
請求項3の発明では、請求項2の構成において、前記発進時制御手段Gは、発進時の前記電動機Bの回転数を500〜1000rpmの範囲に設定する構成とした。
かかる構成では、発進時の電動機回転数が従来のガソリン車のアイドリング回転数と略同じ範囲であるので、大きな変更を伴わずに従来のガソリン車用の補機を使用することができる。
【0009】
請求項4の発明では、前記電動機Bの最も良い効率の回転数として、電動機Bの最高回転数の1/4〜1/2の範囲に設定する構成とした。
かかる構成では、電動機Bの回転数の制御範囲が少なくて済む利点がある。
請求項5の発明では、駆動輪へ動力を伝達する電動機を備えた電気自動車において、前記電動機の動力で補機を駆動する一方、駆動輪に対して前記電動機の動力を伝達・切離し及び動力伝達力調整を可能にし、車両が停止状態の時、前記電動機の動力を駆動輪から切離し且つ補機の要求出力に対して前記電動機の最も良い効率の回転数で電動機を駆動制御し、車両が発進状態の時、電動機の動力を駆動輪に接続し且つ動力伝達力を急発進しないように調整するようにした。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明にかかる装置によれば、停止時、発進時に、伝達動力調整手段を制御して駆動輪用の電動機により補機を作動させると共に停止時の電動機回転数を補機の要求出力に対して電動機の最も効率の良い回転数に設定したので、補機専用の電動機が不要となりコストが低減できると共に、電動機の損失を低減でき電気自動車の航続距離の増大が可能となる。また、電動機の停止時のアイドリング回転数が高くこの回転数に合わせた補機とすれば、補機の小型化及び効率化を図ることができる。更に、発進時に電動機と駆動輪側の回転差を流体継手で吸収できるので、電動機の回転を停止せずに円滑な発進が可能であり、補機が停止されずに済む利点がある。
【0011】
請求項2の発明にかかる装置によれば、上記請求項1の効果に加えて、電動機の回転数制御よって円滑な発進ができる。
請求項3の発明にかかる装置によれば、上記請求項1の効果に加えて、大きな変更を伴うことなく従来のガソリン車用の補機を使用することができ、補機を電気自動車専用の新設部品にしなくて済み、更にコストを低減できる。
【0012】
請求項4の発明にかかる装置によれば、上記請求項1〜3の効果に加えて、電動機の回転数制御範囲が少なくできる利点がある。
請求項5の発明にかかる方法によれば、停止時、発進時に、駆動輪用の電動機により補機を作動させると共に停止時の電動機回転数を補機の要求出力に対して電動機の最も効率の良い回転数に設定したので、補機専用の電動機が不要となりコストが低減できると共に、電動機の損失を低減でき電気自動車の航続距離の増大が可能となる。更に、発進時に電動機の動力伝達力を急発進しないように調整して駆動輪に接続するので、電動機の回転を停止せずに円滑な発進が可能であり、補機が停止されずに済む利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図2〜図7に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態の構成を示す図2において、車両1は電気自動車を示す。駆動輪用電動機2(以下、電動機2とする)は電気自動車の車輪3の駆動輪に動力を供給するものであり、電動機2と駆動輪の車軸4との間には、流体継手5、クラッチ6及び前後ギヤ等のギヤ群を収納したギヤボックス7が電動機2側から順次介装されている。前記クラッチ6及び流体継手5は、後述するコントローラ16からの制御信号により図示しないそれぞれの油圧アクチュエータ等を介して駆動制御され、電動機2の動力の伝達・切り離し及び動力の伝達力の調整を行う。ここで、前記クラッチ6、流体継手5及びギヤボックス7によって伝達動力調整手段が構成される。
【0014】
電動機2の動力は、ベルト8を介して各補機9A〜9Dに伝達される。
これら補機9A〜9Dは、例えばオルタネータ9A、パワーステアリングポンプ9B、負圧ポンプ9C及びエアコン用コンプレッサ9D等である。前記オルタネータ9Aには補助バッテリ10が接続されて充電される。
アクセルペダルが踏み込まれているか否かを検出するアクセルセンサ11、ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを検出するブレーキセンサ12、シフト位置を検出するシフトセンサ13、車軸4に取付けられる車速センサ14及び電動機2の回転数を検出する回転センサ15が設けられ、これら各センサ11〜15の検出信号が前述のコントローラ16に入力する。尚、アクセルセンサ11及びブレーキセンサ12は、ペダルが踏み込まれている時をON、踏み込まれていない時をOFFとする。アクセルセンサ11は、アクセルペダル開度も検出する。
【0015】
前記コントローラ16は、マイクロコンピュータを内蔵し、これらの各センサ信号に基づいて車両の走行状態を判定し、車両が停止状態の時は、クラッチ6を断として車輪3への動力を遮断し、電動機2の回転数を、補機9A〜9Dの要求出力に対して最も効率の良い回転数Nに制御して補機9A〜9Dが駆動されるようにする。また、発進状態では、クラッチ6を接続して車輪3への動力伝達を可能な状態とし、急発進しないよう電動機の回転を下げて伝達動力を調整するようにする。従って、アクセルセンサ11、ブレーキセンサ12、シフトセンサ13、車速センサ14及びコントローラ16により車両走行状態判定手段が構成され、コントローラ16及び回転センサ15により停止時制御手段及び発進時制御手段が構成される。
【0016】
車両停止時において設定される電動機2のアイドリング回転数Nは、図3に示す電動機の総合効率マップから最も効率の良い90%以上の範囲である最高回転数の1/4〜1/2の範囲に設定するのがよい。例えば、補機9A〜9Dの総合出力を5KWと仮定した場合、電動機最高回転数が8000とすると、回転数Nを約2500〜3500rpmの範囲に設定するとよい。
【0017】
次に、図4のフローチャートに基づいて本実施形態の補機駆動制御について説明する。
ステップ1(図中、S1と記し、以下同様とする)では、シフトセンサ13からの検出信号によりギヤレンジが、ドライブ(D)、リバース(R)、パーキング(P)、ニュートラル(N)のいずれかかを判定する。パーキング(P)或いはニュートラル(N)の場合は、停車モードとして、ステップ2に進み、クラッチ6を断とし、ステップ3で電動機2をアイドリング回転数Nに制御する。一方、ドライブ(D)或いはリバース(R)の場合は、ステップ4に進む。
【0018】
ステップ4では、車速センサ14の検出信号により車速Vが零か否を判定し、車速V=0の場合は、ステップ5に進み、車速V≠0の場合はステップ8に進む。
ステップ5では、ブレーキセンサ12からの検出信号に基づいてブレーキがON(ペダルが踏み込まれている)か否かを判定する。ブレーキがON(判定がYES)の場合は、前述のステップ2に進み停車モードとなる。また、ブレーキがOFFの場合は、ステップ6で、電動機2の回転数を急発進せずにクラッチ6が接続できる回転数まで低下させ、ステップ7で、クラッチ6をON(クラッチ接続)として発進モードとなる。
【0019】
一方、ステップ4で、車速V≠0でステップ8に進んだ場合は、ステップ8においてブレーキセンサ12によりブレーキがONか否かの判定が行われる。ステップ8で、ブレーキがOFFの場合は、ステップ9に進み、ブレーキがONの場合はステップ11に進む。
ステップ9では、アクセルセンサ11の検出信号に基づいてアクセルがON(ペダルが踏み込まれている)か否かを判定する。アクセルがONの場合は、通常の一定走行或いは加速走行であり、ステップ10でクラッチ6をON状態に維持し、アクセルペダルの開度に応じた回転数で電動機2を駆動制御する。
【0020】
ステップ8で、ブレーキONと判定されステップ11に進んだ場合は、減速走行であり、電動機2の回転数を監視する。ここで、電動機2の回転数がNより高い状態では、ステップ10に進み、そのままクラッチ6をON状態に維持するが、回転数がN以下になった時は、ステップ2に進み、クラッチ6をOFF(断)として電動機2の動力を車輪3から切り離し、電動機2の回転数をNに制御して補機9A〜9Dのみを駆動する。
【0021】
また、ステップ9において、アクセルOFFと判定された場合はクリープ走行モードとなり、クラッチ6をON状態に維持したままで、ステップ12で電動機2の回転数をN以下に制御する。このクリープ走行モードにあっては、補機9A〜9Dの能力が弱まった時には、クラッチ6を数秒間断状態にし、電動機2の回転数をNにして補機9A〜9Dの要求値を満たすように制御する。
【0022】
図5に、本実施形態における、車速、クラッチ、ブレーキ、アクセル及び電動機の動作タイミングチャートを示す。
以上のように、本実施形態の構成によれば、車両が停止している時でも、電動機2により補機9A〜9Dを駆動することができるので、補機駆動専用の電動機を設ける必要がなく、コストを削減できる。また、車両停止時に補機の要求出力に対して電動機の最も効率の良い回転数で電動機2を駆動するので、電動機2の損失を低減でき、航続距離の増大が可能となる。そして、この回転数Nを、最高回転数の1/4〜1/2の範囲に設定すれば、電動機2の回転数の制御範囲を少なくできる利点がある。更に、補機9A〜9Dを、電動機2の回転数Nで能力を満たすように設計すれば、従来の補機より小型、低出力の補機とすることができ、より一層電気自動車の航続距離増大が図れる。また、発進時には、電動機2の回転数を低下させてクラッチ6を接続すると共に、電動機2側と車輪3側の回転差を流体継手によって吸収するので、急発進を防止でき円滑な発進ができる。また、クリープ走行時に、クラッチ6を操作することで、補機9A〜9Dの能力に応じたアイドリング回転数を任意に設定することができる利点がある。
【0023】
尚、発進時に、電動機2の回転数を低下させる代わりに、流体継手5の流体量或いは流体圧を調整して動力の伝達力を低下させてクラッチ6を接続するようにしてもよい。また、ギヤボックス7内に、ギヤ比が4.5 程度の発進用ギヤを設け、発進時にはこの発進用ギヤを選択し、電動機2側と車輪3側の回転差がなくなった時にギヤを通常のギヤに変更するようにしてもよく、この際のクラッチ接続初期の回転差は流体継手5によって吸収できるので、急発進を防止できる。
【0024】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、電動機2が、アイドリング回転数として補機9A〜9Dの要求出力に対して最も効率の良い回転数N1とクラッチ6を接続するための回転数N2の2種類を持っていることを除いて、図2に示す第1実施形態と同様の構成であるので、説明を省略する。ここでは、補機駆動制御動作について説明する。
【0025】
図6に本実施形態の補機駆動制御動作のフローチャートを示し、以下に説明する。
ステップ21では、シフトセンサ13からの検出信号によりギヤレンジが、ドライブ(D)、リバース(R)、パーキング(P)、ニュートラル(N)のいずれかかを判定する。パーキング(P)或いはニュートラル(N)の場合は、停車モードとしてステップ22に進み、クラッチ6を断とし、ステップ23で電動機2をアイドリング回転数N1に制御する。ここで、回転数N1としては、電動機2の最高回転数の1/4〜1/2の範囲の回転数としている。一方、ドライブ(D)或いはリバース(R)の場合は、ステップ24に進む。
【0026】
ステップ24では、車速センサ14の検出信号により車速Vが零か否を判定し、車速V=0の場合は、ステップ25に進み、車速V≠0の場合はステップ31に進む。
ステップ25では、ブレーキセンサ12からの検出信号に基づいてブレーキがONか否かを判定する。ブレーキがONの場合は、発進待機モードとして、電動機2をクラッチ接続のため、ステップ 26 でアイドリング回転数をN2に下げ、ステップ27でクラッチ6を接続した後、ステップ28で電動機2のアイドリング回転数をN1に復帰する。
【0027】
また、ブレーキがOFFの場合は、発進モードとして、急発進を防止するためステップ29で電動機2を回転数N2に下げ、ステップ30でクラッチ6をON状態に維持する。ここで、アクセルペダルがONであれば、電動機はアクセル開度に応じた回転数で駆動される。アクセルペダルがOFFの場合は、クリープ走行となり、電動機回転数はN2のままとなる。
【0028】
一方、ステップ24で車速V≠0でステップ31に進んだ場合は、ステップ31においてクラッチ6をON状態に維持する。ここで、アクセルペダルがONで一定走行或いは加速走行の時は、電動機はアクセル開度に応じた回転数で駆動される。また、ブレーキがONの時は減速走行となり、そのまま電動機回転数がN2まで低下すると、回転数N2に維持され、車両が停止するとアイドリング回転数をN1にする。
【0029】
図7に、第2実施形態の車速、クラッチ、ブレーキ、アクセル及び電動機の動作タイミングチャートを示す。この第2実施形態では、シフトレンジがパーキング或いはニュートラル以外では、クラッチ6は常時ON状態にあり、通常の自動変速車と同等の操作性を有するものである。
以上のように本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、大きな変更を伴うことなく従来車両の補機を使用することができ、より一層のコスト低減ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す構成図
【図2】本発明の第1実施形態の構成を示すブロック構成図
【図3】電動機の走行効率マップ図
【図4】第1実施形態の制御を示すフローチャート
【図5】第1実施形態の動作タイミングチャート
【図6】本発明の第2実施形態の制御を示すフローチャート
【図7】第2実施形態の動作タイミングチャートト
【符号の説明】
1 車両
2 電動機
3 車輪
5 流体継手
6 クラッチ
9A〜9D 補機
11 アクセルセンサ
12 ブレーキセンサ
13 シフトセンサ
14 車速センサ
15 回転センサ
16 コントローラ
Claims (5)
- 駆動輪へ動力を伝達する電動機を備えた電気自動車において、前記電動機の動力で駆動される補機と、前記電動機の動力を駆動輪に伝達する動力伝達経路に設けられクラッチ及び流体継手を備えて前記電動機から駆動輪への動力の伝達・切離し及び動力の伝達力調整が可能な伝達動力調整手段と、車両の走行状態を判定する車両走行状態判定手段と、該車両走行状態判定手段が車両の停車状態と判定したとき、前記伝達動力調整手段のクラッチを断制御して前記電動機の動力を駆動輪から切離し且つ補機の要求出力に対して前記電動機の最も良い効率の回転数で当該電動機を駆動制御する停車時制御手段と、前記車両走行状態判定手段が車両の発進状態と判定したとき、前記伝達動力調整手段のクラッチを接続制御して電動機の動力を駆動輪に接続し且つ当該伝達動力調整手段の伝達力を急発進しないよう制御する発進時制御手段とを備えたことを特徴とする電気自動車の補機駆動装置。
- 前記発進時制御手段は、前記車両走行状態判定手段が車両の発進状態と判定したとき前記電動機の回転数を制御して伝達力の調整を行う構成である請求項1記載の電気自動車の補機駆動装置。
- 前記発進時制御手段は、発進時の前記電動機の回転数を500〜1000rpmの範囲に設定する構成である請求項2記載の電気自動車の補機駆動装置。
- 前記電動機の最も良い効率の回転数として、電動機の最高回転数の1/4〜1/2の範囲に設定する請求項1〜3のいずれか1つに記載の電気自動車の補機駆動装置。
- 駆動輪へ動力を伝達する電動機を備えた電気自動車において、前記電動機の動力で補機を駆動する一方、駆動輪に対して前記電動機の動力を伝達・切離し及び動力伝達力調整を可能にし、車両が停止状態の時、前記電動機の動力を駆動輪から切離し且つ補機の要求出力に対して前記電動機の最も良い効率の回転数で電動機を駆動制御し、車両が発進状態の時、電動機の動力を駆動輪に接続し且つ動力伝達力を急発進しないように調整するようにしたことを特徴とする電気自動車の補機駆動方法。
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