JP3617364B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体上の画像をシートに転写する画像形成装置に係り、特に、カラー画像や両面画像など形成する態様の画像形成装置に対して有効な画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における画像形成装置として、中間転写型の画像形成装置を例に挙げると、例えば感光体ドラム等の潜像担持体の周囲に例えばブラック(Bk)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色成分の現像装置を備えると共に、前記潜像担持体に対し例えばベルト状の中間転写体を対向配置し、潜像担持体の1回転毎に当該潜像担持体上に形成された各色成分の未定着トナー像を中間転写体に順次一次転写した後、中間転写体上に重ね合わされた合成一次転写像を用紙やOHPシート等のシートへ二次転写して所望の画像をシート上に形成するようにしたものがある(例えば特開平5−323704号公報参照)。
このタイプによれば、中間転写体上に既に多重転写された合成トナー像をシートに一括転写するようにしているので、シートの厚さや表面特性、潜像担持体に対するシートの搬送特性等を考慮することなく、多重転写時における画像の乱れや色ずれの発生を効果的に防止することができるという利点を有する。
【0003】
ところで、この種の中間転写型の画像形成装置にあっては、中間転写体上に各色成分画像を正確に多重転写するために、中間転写体上に基準マークを設け、この基準マーク位置に従って一連の各色成分画像の位置合わせを行うようにする手法が既に知られている(例えば特開平8−146698号公報参照)。
また、上述した画像形成装置において生産性を上げる方式としては、中間転写体に複数の画像担持領域を確保し、シートへ転写するまでの一連の作像サイクルの中で、タイミング決定手段による所定のタイミングに基づいて、中間転写体上に複数の画像を担持させ、夫々の画像を夫々シートに転写することを可能とした方式が既に提案されている(例えば特開平8−314232号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の中間転写型の画像形成装置にあっては、常に同じ位置にて一連の色重ね工程(一次転写、二次転写工程)が行われるため、中間転写体の色重ね工程が行われる部位のみが局所的に抵抗低下が起こる等、中間転写体の局所劣化が顕著になり易く、転写性が不均一になり易いという技術的課題が見出された。
特に、中間転写体上に複数の画像担持領域を確保する態様にあっては、ジョブ毎のシート枚数や使用するシートサイズ等によって、各画像担持領域が均等に使用されるとは限らず、通常最初の画像担持領域の方が後方に位置する画像担持領域に比べて使用頻度が高く、局所的に劣化し易い傾向がある。
【0005】
また、中間転写体上に複数の画像担持領域を確保する態様において、例えば両面モードを実現する場合に、生産性を上げるという観点から、例えば複数の画像担持領域のうち、シートの第1面側画像を担持する部分と第2面側画像を担持する部分とに固定的に設定してしまうと、第2面画像を担持する画像担持領域部分の方が劣化の程度が顕著であることが見出された。
このことは以下のように考えられる。
すなわち、両面モード時に、中間転写体のうち、第2面画像を担持する画像担持領域部分の表面抵抗が下がり易いのは、「▲1▼第1面画像転写済みのシートとしての用紙が定着装置を通過することで、用紙の含水率が下がり、用紙の抵抗率が上昇する。▲2▼用紙の抵抗率が上昇すると、第1面画像転写時の転写電圧に比べて転写電圧を増大させることが必要になり、その分、用紙と中間転写体との間の放電が激しくなる。▲3▼上記放電により中間転写体の表面抵抗が下がり易くなる。」ということに起因するものと考えられる。
【0006】
更に、第2面画像転写時においては、第1面画像定着済みのシートが二次転写部に再度至るが、通常定着装置ではトナー離型剤(例えばシリコーンオイル等)が定着部材(定着ロールなど)に供給されることから、このトナー離型剤がシートに転移し、この転移した離型剤が中間転写体に局所的に転移するという現象が起こる。
このとき、中間転写体にトナー離型剤が局所的に転移すると、中間転写体上の離型剤付着部の表面エネルギが変化し、トナー像の転写性に影響を及ぼしてしまう。
このとき、画像部についてはトナー離型剤が転移されないため、中間転写体上の非画像部(離型剤付着部)の転写効率が画像部(離型剤非付着部)よりも上昇してしまう。
このような状態において、例えば片面モード(Simplex Mode)で広域のハーフトーン画像をとると、自動両面モードの画像部に相当する箇所が他の箇所に比べて転写効率が低いため、前記画像部に相当する箇所が淡いハーフトーン画像に、前記非画像部に相当する箇所が濃いハーフトーン画像になるという慢性的な濃度ムラ(転写ムラ)となって現れてしまい、深刻な画像欠陥につながり易いという技術的課題がある。
【0007】
ところで、従来の中間転写型の画像形成装置にあっては、中間転写体上に各々反射率や形状等が異なる基準マークを複数個設け、一連の色重ね工程毎に基準位置を変えるという技術が提案されている(特開平8−146698号公報参照)。
確かに、この態様にあっては、中間転写体上における一連の色重ね工程の位置を変更するようにしているため、中間転写体の局所的な劣化はある程度抑制されるかも知れないが、一連の色重ね工程毎に基準位置を変更するようにしているため、連続プリント時において生産性が落ちるという技術的課題があるほか、中間転写体上に複数の画像担持領域を確保する態様について、各画像担持領域の基準位置をどのように変更するかについては全く示唆されていない。
尚、上述した技術的課題は、中間転写型の画像形成装置に限られるものではなく、感光体ベルト等の潜像担持体から直接シートに転写する直接転写型の画像形成装置についても同様に生じ得るものである。
【0008】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、生産性を損なうことなく、像担持体の局所劣化を抑制し、抵抗低下や離型剤付着による画像欠陥を効果的に防止するようにした画像形成装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、一連の作像サイクルで像担持体上の画像担持領域に画像を担持させ且つ当該画像をシート上に転写する作像ユニットと、各ジョブ指令に応じて作像ユニットを制御する作像制御装置とを備えた画像形成装置において、作像制御装置には、像担持体上の画像書き出し位置を決定する基準信号がジョブ毎に切り換え変更される基準信号変更部を具備させ、この基準信号変更部が、作像モードに応じて基準信号を変更するか否かを選択し、作像モードが複数の色成分からなるカラー画像を形成するモード及び両面画像を形成するモードの少なくともいずれかのモードである条件下で基準信号を変更するものであることを特徴とするものである。
特に、本発明の好ましい態様は、図1に示すように、像担持体2が複数の画像担持領域G(例えばG1,G2)を有し、一連の作像サイクルで像担持体2上の画像担持領域G(G1,G2)に画像を担持させ且つ当該画像をシート4上に転写する作像ユニット1と、画像形成のための各ジョブ指令に応じて作像ユニット1を制御する作像制御装置3とを備えた画像形成装置において、作像制御装置3には、像担持体上のどの画像担持領域G(G1,G2)を画像書き出し位置とするかを決定する基準信号がジョブ毎に切り換え変更される基準信号変更部5を具備させ、この基準信号変更部5が、作像モードに応じて基準信号を変更するか否かを選択し、作像モードが複数の色成分からなるカラー画像を形成するモード及び両面画像を形成するモードの少なくともいずれかのモードである条件下で基準信号を変更するものであることを特徴とするものである。
【0010】
このような技術的手段において、本願に係る作像ユニット1は、像担持体2に担持された画像をシート4に転写するものであれば適宜選定して差し支えない。ここで、像担持体2としては、例えば図1に例示するように、画像を形成担持する感光体や誘電体などの像形成担持体2aと、この像形成担持体2aに対向配置されて像形成担持体2a上の画像をシート4に転写する前に一次転写する中間転写体2bとを具備した態様が挙げられるが、これに限定されるものではなく、像形成担持体2aのみの態様をも含むものである。
このとき、像担持体2が中間転写体2bを含む態様にあっては、少なくとも中間転写体2bが複数の画像担持領域G(G1,G2)を有し、また、像担持体2が像形成担持体2aのみの態様であっては、像形成担持体2aが複数の画像担持領域Gを有するものである。
【0011】
また、像形成担持体2aが一つでも複数でもよいし、像形成担持体2a,中間転写体2bの態様についてもドラム状、ベルト状を問わず、更に、未定着画像の形成方式についても、電子写真方式、静電転写方式など適宜選定して差し支えない。
更に、本願に係る作像ユニット1は、フルカラー画像を作成するものに限られるものではなく、二色、三色などの複数色画像を作成するものや、あるいは、単色画像を作成するものであってもよいし、各画像作成モードを任意に選択する態様であっても差し支えない。
【0012】
更に、基準信号変更部5は、基準信号の変更時期を各ジョブ実行以外のタイミングであれば適宜選定して差し支えない。
例えば基準信号変更部5としては、各ジョブ終了から装置が停止するまでの間に基準信号を変更するものが挙げられる。
この場合の具体的実現例としては、ジョブ終了から装置の作動が停止するまでの間にダミーサイクルを実行した後、ダミーサイクル終了時における像担持体2の進行方向下流側の最近傍位置に対応する基準信号を使用し、次ジョブの作像サイクルを開始するようにすればよい。
【0013】
また、基準信号変更部5としては、装置の作動が開始してからジョブ開始までの間に基準信号を変更するものが挙げられる。
この場合の具体的実現例としては、装置の作動が開始してからジョブ開始するまでの間にダミーサイクルを実行した後、ダミーサイクル終了時における像担持体2の進行方向下流側の最近傍位置に対応する基準信号を使用し、当該ジョブの作像サイクルを開始するようにすればよい。
【0014】
更に、基準信号変更部5を構築するには、例えば像担持体2上に設定すべき画像書き出し位置に対応した複数の基準信号を生成する基準信号生成部と、この基準信号生成部にて生成された複数の基準信号を切り換え選択する基準信号選択部とを具備させるようにすればよい。
このような態様において、基準信号生成部には、例えば像担持体2の駆動部材の回転情報をエンコーダで検知するなどして基準信号を生成し得るものであれば適宜選定して差し支えないが、これの簡単な実現例としては、像担持体2の複数の画像担持領域Gの全部若しくは一部に対応して設けられた複数の基準マーク(光反射体や透孔など)を読み取ることにより基準信号を生成するものが挙げられる。
この場合において、「複数の画像担持領域の全部若しくは一部」とは、全ての画像担持領域Gに対応して基準マークを付さなくてもよい趣旨(例えば4つの画像担持領域に対して2つの基準マークを付し、2つの基準信号を変更するようにした態様を含む)である。
【0015】
また、基準信号選択部の簡単な実現例としては、装置の作動開始から装置の作動停止までの間に生成される全ての基準信号を計数し、この基準信号の計数値に基づいて次のジョブの基準信号を選択するものが挙げられる。
この場合において、例えば2つの基準信号であれば常に奇数で終了するようにすれば、基準信号が自動的に切り替わり、面倒な制御が不要になる点で好ましい。
【0016】
更に、像担持体2上の複数の画像担持領域G(G1,G2)に複数の画像を担持させる作像サイクルを行う態様において、作像制御装置3は例えば以下のような形式で基準信号を選定すればよい。
その一つは、最初の画像担持領域G1の画像作成に対しては、最初の画像担持領域G1に対応する基準信号をそのまま使用し、その後の画像担持領域G2の画像作成に対しては前記基準信号からタイマにて予め決められたタイミング信号を基準信号として使用するものである。
他の手法は、複数の画像担持領域G(G1,G2)の画像作成に対し、各画像が担持されるべき画像担持領域G(G1,G2)に対応する基準信号を使用するものである。
【0017】
また、一般に、カラー画像を形成する際には、各色成分画像が重ね転写されるが、単色画像に比べてトナー等の色材厚みが厚くなるため、その分、転写電界が大きくなってしまうため、像担持体2が局所的に劣化し易い。
そしてまた、両面画像を形成する際には、特に、第2面画像転写時に、シート4の乾燥などにより転写電圧を増大させることが必要になることに起因して像担持体2の抵抗低下が起こったり、像担持体2側に離型剤が転移する現象に基づく画像欠陥が生じ易い。
このため、本発明において、基準信号変更部5としては、全てのモードについて行っても差し支えないが、特に、像担持体2の劣化につながり易い条件下、例えば上述したように、作像ユニット1にてカラー画像を形成するモードが選択された条件下で、基準信号を変更するようにしたり、作像ユニット1にて両面画像を形成するモードが選択された条件下で、基準信号を変更するようにしたり、あるいは、作像ユニット1にてカラー両面画像を形成するモードが選択された条件下で、基準信号を変更するなど選択的に実行させるようにしてもよい。
【0018】
次に、上述した技術的手段の作用について説明する。
今、図1に示すような態様の中間転写型の画像形成装置において、3つのジョブ指令(Job1,Job2,Job3)が指示された場合を例に挙げて本発明の作用を説明する。
図1及び図2に示すように、先ず、作像制御装置3は、ジョブ1に関し、基準信号S1に基づいて像担持体2の複数の画像担持領域G(G1,G2)のうち、G1からG2にかけてA面,B面の順に作像サイクルを実行する。
そして、次のジョブ2に移行する前に、作像制御装置3の基準信号変更部5は、像担持体2(本例では中間転写体2b)上のどの画像担持領域G(G1,G2)を画像書き出し位置とするかを決定する基準信号を基準信号S1からS2に切り換え変更する。
次いで、作像制御装置3は、ジョブ2に関し、基準信号S2に基づいて像担持体2(本例では中間転写体2b)の複数の画像担持領域G(G1,G2)のうち、G2からG1にかけてB面,A面の順に作像サイクルを実行する。
そして、次のジョブ3に移行する前に、作像制御装置3の基準信号変更部5は、像担持体2(本例では中間転写体2b)上のどの画像担持領域G(G1,G2)を画像書き出し位置とするかを決定する基準信号を基準信号S2からS1に切り換え変更する。
この後、作像制御装置3は、ジョブ3に関し、基準信号S1に基づいて像担持体2の複数の画像担持領域G(G1,G2)のうち、G1からG2にかけてA面,B面の順に作像サイクルを実行する。
以後のジョブは、基準信号S1,S2を切り換え変更しながら順次進められる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図3は本発明を適用した中間転写型の両面画像形成装置(本実施の形態ではカラー電子写真複写機)の概略構成を示している。
同図において、符号10は原稿をイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色成分画像として読取る原稿読取装置、11は例えば矢印方向に回転する感光体ドラム(潜像担持体)、12は感光体ドラム11を予め帯電するコロトロン等の帯電器、13は原稿読取装置10からの原稿画像その他の画像を感光体ドラム11上に静電潜像として書き込むレーザ走査装置などの画像書込装置、14はイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応した現像器141〜144が搭載されたロータリー型現像装置であり、感光体ドラム11に形成された静電潜像を現像器141〜144のいずれかで現像して各色成分トナー像を形成するようになっている。尚、符号15は感光体ドラム11上の各トナー像の極性を揃えるコロトロン等の転写前処理器、16は感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラムクリーナである。
【0020】
また、符号20は感光体ドラム11の表面に当接されるように配置された中間転写ベルトであり、複数(本実施の形態では例えば5つ)のロール21〜25に張架されて矢線方向へ回動するようになっている。
ここで、本実施の形態では、符号21は中間転写ベルト20の駆動ロール、22,24は従動ロール、23は中間転写ベルト20の張力を一定に制御するようにしたテンションロール、25は二次転写用の対向ロール(バックアップロール)である。
そしてまた、本実施の形態では、上記中間転写ベルト20は、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等を適当量含有させて表面抵抗率が106〜1014Ω/□となるように形成され、その厚みは例えば0.1mmに設定される。
【0021】
更に、中間転写ベルト20の感光体ドラム11に対向する部位(一次転写位置)において、中間転写ベルト20の裏面側には一次転写装置(本実施の形態では転写ロール)18が配設されており、この転写ロール18にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラム11上のトナー像Tが中間転写ベルト20に静電吸引されるようになっている。
【0022】
更にまた、シートとしての用紙(図示せず)の搬送経路に面した中間転写ベルト20の二次転写位置には二次転写装置40が配設されており、本実施の形態では、中間転写ベルト20のトナー像担持面側に圧接配置される二次転写ロール26と、中間転写ベルト20の裏面側に配置されて二次転写ロール26の対向電極をなす対向ロール(バックアップロール)25とを備えている。
そして、本実施の形態では、二次転写ロール26が接地されており、また、バックアップロール25にはトナーの帯電極性と同極性のバイアスが給電ロール27を介して安定的に印加されている。
尚、符号41は中間転写ベルト20上の残留トナーを除去するベルトクリーナである。
【0023】
また、本実施の形態において、用紙搬送系50は、所定数(本実施の形態では4つ)の用紙トレイ51〜54若しくは手差しトレイ55から所定の用紙経路56を経て用紙を搬送し、用紙経路56中のレジストレーションロール(レジストロール)57で用紙を一旦位置決め停止させた後に所定のタイミングで二次転写位置へと用紙を搬送し、二次転写後の用紙を搬送ベルト58へと導き、この搬送ベルト58にて定着装置42へと搬送するようになっている。尚、用紙経路56には適宜数の対構成の搬送ロール59が設けられている。
特に、本実施の形態では、両面モード選択時に、定着装置42で片面定着済みの用紙を反転させて再度二次転写部位へ戻す用紙戻し搬送機構60が設けられている。
【0024】
この用紙戻し搬送機構60は、例えば図3に示すように、定着装置42からの用紙排出経路61に対して下方側に分岐する用紙分岐経路62を設け、この用紙分岐経路62には更に下方側へ向かって用紙反転経路63を延設すると共に、この用紙反転経路63から二次転写位置手前の用紙経路56へ戻る用紙戻し経路64を連通接続したものである。
そして、用紙分岐経路62、用紙反転経路63及び用紙戻し経路64には適宜数の対構成の搬送ロール65が設けられており、特に、用紙反転経路63に設けられる搬送ロール65は適宜タイミングで正逆回転するようになっている。
更に、用紙排出経路61と用紙分岐経路62との間、用紙分岐経路62、用紙反転経路63及び用紙戻し経路64との間には、夫々用紙の切換ゲート(図示せず)が設けられており、選択されたモードに応じて用紙経路を適宜切換え選択するようになっている。
【0025】
更にまた、本実施の形態において、定着装置42は、図4に示すように、ヒータ71が内蔵された加熱定着ロール70と、この加熱定着ロール70に対し所定のニップ域で圧接配置されて転動し且つ内部にヒータ73が内蔵される加圧定着ロール72とを備え、両定着ロール70,72のニップ域の出口側には出口ロール74を配設すると共に、この出口ロール74の直後に用紙Pが通過したことを検知する出口センサ75を配設したものである。
本実施の形態では、加熱定着ロール70,加圧定着ロール72は、所定の外径寸法(例えばφ65mm)の中空ロール体からなり、アルミニウム製の中空ロールコア(例えば4.5mm厚)を有し、このロールコア上にシリコンゴムなどの基層(加熱定着ロール70:例えば3mm厚,加圧定着ロール72:例えば2mm厚)を形成すると共に、この基層の表面には例えばバイトンからなる表層を形成したものである。
【0026】
そして、加熱定着ロール70の周囲のうち両定着ロール70,72のニップ域の上流側には、オイル供給装置81、外部加熱ロール82及びウエブクリーニング装置83が順次配設されている。
本実施の形態において、オイル供給装置81は、トナー離型剤としてのオイル(例えば以下に示すようなアミン変性シリコーンオイル)811をオイルパン812に収容し、このオイルパン812中のオイル811をオイルパイプ813を通じてウィック814に含浸させ、このウィック814にはピックアップロール815を接触配置すると共に、このピックアップロール815には当該ピックアップロール815表面のオイル量規制用のメタリングブレード816を接触配置し、更に、前記ピックアップロール815と加熱定着ロール70との間にはドナーロール817を介在させ、加熱定着ロール70にドナーロール817を通じてオイルを定量供給するようにしたものである。
【0027】
本実施の形態で使用するトナー離型剤としては、有効成分として少なくとも下記一般式(I)
【0028】
【化1】
【0029】
{但し、式中Aは−R1 −X又は−R1 −O−Yf −H[但し、R1は炭素数1〜8のアルキル基を示し、Xは−NH2又は−NHR2NH2(但し、R2は炭素数1〜8のアルキル基を示す)を示し、Yは炭素数2〜4のアルキル基を示し、fは0〜10の整数である]を示し、b及びcはそれぞれ0≦b≦10及び10≦c≦1,000であって同時に0となることはなく、dは2又は3及びeは0又は1であってd+e=3である}で表され、かつ、25°Cにおける粘度が10〜100,000csの官能基含有オルガノポリシロキサンを含有する離型剤が挙げられる。
【0030】
また、外部加熱ロール82は、ヒータ821が内蔵されたロールであり、加熱定着ロール70に比べて低離型性(トナー離型性が低い)の金属、例えば腐食等を回避する上で有効なステンレス系素材や、アルマイト処理した金属などが用いられる。
そして、この外部加熱ロール82は加熱定着ロール70に対して接離自在に設けられ、例えばウオーミングアップ時に加熱定着ロール70に接触し、加熱定着ロール70の表面加熱効率を高めるようにしたものである。
【0031】
更に、ウエブクリーニング装置83は、巻き取り自在な繊維質の少ないウエブ831を有するもので、一方のウエブ供給ロール832からウエブ831を供給し、他方のウエブ回収ロール833へウエブ831を回収するようになっている。
特に、本実施の形態では、ウエブクリーニング装置83は、加熱定着ロール70に対応するウエブ831の背面側に第1プレッシャロール834を配設し、この第1プレッシャロール834にてウエブ831を加熱定着ロール70に所定のニップ幅で押圧するほか、加熱定着ロール70とウエブ831の外表面との間にクリーニングロール835を介在させ、かつ、クリーニングロール835に対応するウエブ831の背面側に第2プレッシャロール836を配設し、この第2プレッシャロール836にてクリーニングロール835を加熱定着ロール70に所定のニップ幅で押圧するものである。
【0032】
また、本実施の形態では、中間転写ベルト20は、図5に示すように、例えばJIS規格A4判サイズに対応する複数(本実施の形態では例えば2つ)の画像担持領域G(具体的にはG1,G2)を具備しており、また、中間転写ベルト20の各画像担持領域G(G1,G2)以外の領域の一部には2つの基準信号生成用の2つの基準マーク911,912が中間転写ベルト20の半周毎に形成され、この基準マーク911,912の移動軌跡に対応して中間転写ベルト20から離間した所定の箇所にはマークセンサ92が配置されている。
ここで、基準マーク911,912としては、例えば高反射率の光反射体や光が通過する孔などが用いられる。
【0033】
更に、本実施の形態において、作像制御装置100は例えばマイクロコンピュータシステム(CPU,ROM,RAM,I/Oポート)にて構成されており、図5に示すように、両面モード、フルカラーモード、B&W(Black & White)モード等の各種モード選択スイッチからの信号やマークセンサ92からの検知信号をI/Oポートを介してCPUに取り込み、CPUがROM内に予め組込まれた作像処理プログラム(基準信号変更処理プログラム[図6参照]を含む)を実行し、感光体ドラム11、画像書込装置13を始めその他の作像デバイス、中間転写ベルト20、定着装置42、用紙搬送系50等にI/Oポートを介して所定の制御信号を送出するようになっている。
【0034】
次に、本実施の形態に係る中間転写型の画像形成装置の作動について説明する。
○フルカラー片面モード
先ず、図7に示すように、フルカラー片面モードの3つのジョブ指令(Job1,Job2,Job3)を指示された場合を例に挙げて説明する。
ここで、図7に示すジョブ1及びジョブ2は、図8及び図9に示すように、4枚の片面プリントを作成するものであり、同図7中のジョブ3は、図10に示すように、3枚の片面プリントを生成するものである。尚、ジョブ1に関してはベルト基準信号−1が選択されていると仮定する。また、図8〜図10においては、各作像サイクルの中間転写ベルト20の回転毎に形成される画像を表示し、各作像サイクルにおいて既に形成されている画像については省略している。
今、ジョブ1に関するジョブ指令が作像制御装置100に入力されたとすると、第一の作像サイクル(中間転写ベルト1周目〜4周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−1を元に中間転写ベルト20上の先行する第1画像担持領域G1に第1枚目の画像S−1(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−1(Y),S−1(M),S−1(C),S−1(K))を転写形成し、後続する第2画像担持領域G2に第2枚目の画像S−2(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−2(Y),S−2(M),S−2(C),S−2(K))を転写形成する。
【0035】
ここで、本実施の形態では、第2画像担持領域G2への画像書き出しのための基準信号としては、先行する第1画像担持領域G1に対する基準信号(ここではベルト基準信号−1:第1の基準マーク911に対するマークセンサ92からの検知信号に基づく基準信号)に基づいて計数動作が開始せしめられる図示外のタイマを用い、所定のタイミング経過後に出力するタイミング信号が用いられている。
従って、第2画像担持領域G2への画像の書き出しは、ベルト基準信号−1に基づくタイミング信号によって正確に制御される。
そして、中間転写ベルト20が4回転すると、中間転写ベルト20上の各画像担持領域G1,G2には第1枚目、第2枚目の各画像S−1,S−2(各色成分画像の多重転写像)が担持され、1枚目、2枚目の用紙の片面(第1面)に転写されて第1作像サイクルが終了する。
この後、転写された用紙は定着装置42にて定着処理が行なわれた後、用紙排出経路61を経てそのまま図示外の排出トレイへと排出される。
【0036】
次いで、第2作像サイクル(中間転写ベルト5周目〜8周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−1を元に中間転写ベルト20上の先行する第1画像担持領域G1に第3枚目の画像S−3(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−3(Y),S−3(M),S−3(C),S−3(K))を転写形成し、ベルト基準信号−1に基づくタイミング信号を元に後続する第2画像担持領域G2には第4枚目の画像S−4(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−4(Y),S−4(M),S−4(C),S−4(K))を転写形成する。
そして、中間転写ベルト20が4周すると、中間転写ベルト20上の第1画像担持領域G1には第3枚目の画像S−3(各色成分画像の多重転写像)が担持されると共に、第2画像担持領域G2には第4枚目の画像S−4(各色成分画像の多重転写像)が担持され、夫々二次転写部位で、中間転写ベルト20上の2つの画像が3枚目、4枚目の用紙の片面(第1面)に夫々転写されて第2作像サイクルが終了する。
この後、連続的に転写された2枚の用紙は夫々定着装置42にて定着処理が行なわれた後、用紙排出経路61を経てそのまま図示外の排出トレイへと排出される。
【0037】
この段階において、ジョブ1による作像サイクルは終了するが、ジョブ2へ移行する前に、作像制御装置100は、図6に示す基準信号変更処理を行う。
すなわち、本実施の形態では、作像制御装置100は、プリントスタートに伴ってベルトモータ(図示せず)がオンすると、マークセンサ(ベルト基準センサ)92の出力のカウントアップを開始し、プリント終了時点において、マークセンサ92のカウント数Cがk・n(k:定数[本例では2面切り換えのためk=2],n:自然数)であるか否かをチェックし、カウント数Cがk・nでない条件下でベルトモータ(図示せず)の駆動を停止し、カウント値をリセットするものである。
本実施の形態では、一連の作像サイクルが終了した時点では、中間転写ベルト20が8周した状況であるから、この時点で、カウント数Cは偶数である。このため、作像制御装置100は、図7及び図8に示すように、中間転写ベルト20を半周分だけダミー回転させ、先行する第1画像担持領域G1をスキップするというダミーサイクル(中間転写ベルト9周目の前半部)を行い、マークセンサ92からの検知信号を1つカウントアップした条件下で、ベルトモータ(図示せず)の駆動を停止する。
この状態において、ベルト基準信号は、ベルト基準信号−1からベルト基準信号−2(第2の基準マーク912に対するマークセンサ92からの検知信号に基づく基準信号)に切り換え変更される。
【0038】
この後、作像制御装置100は、図9に示すように、ジョブ2に関するジョブ指令を実行する。
このとき、第一の作像サイクル(中間転写ベルト1周目〜4周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−2を元に中間転写ベルト20上の先行する第2画像担持領域G2に第1枚目の画像S−1(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−1(Y),S−1(M),S−1(C),S−1(K))を転写形成し、後続する第1画像担持領域G1に第2枚目の画像S−2(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−2(Y),S−2(M),S−2(C),S−2(K))を転写形成する。
尚、後続する第1画像担持領域G1への画像書き出しのための基準信号としては、先行する第2画像担持領域G2に対する基準信号(ここではベルト基準信号−2)に基づいて計数動作が開始せしめられる図示外のタイマを用い、所定のタイミング経過後に出力するタイミング信号が用いられている。
そして、中間転写ベルト20が4回転すると、中間転写ベルト20上の各画像担持領域G2,G1には第1枚目、第2枚目の各画像S−1,S−2(各色成分画像の多重転写像)が担持され、1枚目、2枚目の用紙の片面(第1面)に転写されて第1作像サイクルが終了する。
この後、転写された用紙は定着装置42にて定着処理が行なわれた後、用紙排出経路61を経てそのまま図示外の排出トレイへと排出される。
【0039】
次いで、第2作像サイクル(中間転写ベルト5周目〜8周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−2を元に中間転写ベルト20上の先行する第2画像担持領域G2に第3枚目の画像S−3(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−3(Y),S−3(M),S−3(C),S−3(K))を転写形成し、ベルト基準信号−2に基づくタイミング信号に基づいて後続する第1画像担持領域G1には第4枚目の画像S−4(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−4(Y),S−4(M),S−4(C),S−4(K))を転写形成する。そして、中間転写ベルト20が4周すると、中間転写ベルト20上の第2画像担持領域G2には第3枚目の画像S−3(各色成分画像の多重転写像)が担持されると共に、第1画像担持領域G1には第4枚目の画像S−4(各色成分画像の多重転写像)が担持され、夫々二次転写部位で、中間転写ベルト20上の2つの画像が3枚目、4枚目の用紙の片面(第1面)に夫々転写されて第2作像サイクルが終了する。
この後、連続的に転写された2枚の用紙は夫々定着装置42にて定着処理が行なわれた後、用紙排出経路61を経てそのまま図示外の排出トレイへと排出される。
【0040】
この段階において、ジョブ2による作像サイクルは終了するが、作像制御装置100は、図6に示す基準信号変更処理を行い、ベルト基準信号をベルト基準信号−2からベルト基準信号−1へ切り換え変化した後に、ジョブ3によるジョブ指令を実行する。
尚、ジョブ3による作像サイクルが終了すると、作像制御装置100は、基準信号変更処理を行い、装置の作動を停止する。
【0041】
○フルカラー両面モード
次に、フルカラー両面モードの2つのジョブ指令(Job1,Job2)を指示された場合を例に挙げて説明する。
ここで、図11に示すジョブ1及びジョブ2はいずれも4枚の両面プリントを作成するものであり、図12〜図14に図11のジョブ1の詳細を示す。尚、ジョブ1に関してはベルト基準信号−1が選択されていると仮定する。また、図12〜図14においては、各作像サイクルの中間転写ベルト20の回転毎に形成される画像を表示し、各作像サイクルにおいて既に形成されている画像については省略している。
今、作像制御装置100にジョブ1に関するジョブ指令が入力されたとすると、先ず、第1作像サイクル(中間転写ベルト1周目〜4周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−1を元に中間転写ベルト20上の先行する第1画像担持領域G1をスキップした後、ベルト基準信号−1に基づくタイミング信号を元に、第1枚目の第1面画像S−1(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−1(Y),S−1(M),S−1(C),S−1(K))を転写形成する。
そして、中間転写ベルト20が4回転すると、中間転写ベルト20上の第2画像担持領域G2には第1枚目の第1面画像S−1(各色成分画像の多重転写像)が担持され、1枚目の用紙の第1面(表面)に転写されて第1作像サイクルが終了する。
この後、転写された用紙は定着装置42にて定着処理が行なわれた後、当該用紙は用紙戻し搬送機構60を介して再度二次転写部位へと搬送される。
【0042】
次いで、第2作像サイクル(中間転写ベルト5周目〜8周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−1を元に中間転写ベルト20上の先行する第1画像担持領域G1に第1枚目の第2面画像D−1(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像D−1(Y),D−1(M),D−1(C),D−1(K))を転写形成し、ベルト基準信号−1に基づくタイミング信号を元に後続する第2画像担持領域G2には第2枚目の第1面画像S−2(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−2(Y),S−2(M),S−2(C),S−2(K))を転写形成する。
そして、中間転写ベルト20が4周すると、中間転写ベルト20上の第1画像担持領域G1には第1枚目の第2面画像D−1(各色成分画像の多重転写像)が担持されると共に、第2画像担持領域G2には第2枚目の第1面画像S−2(各色成分画像の多重転写像)が担持され、夫々二次転写部位で、中間転写ベルト20上の2つの画像が1枚目の用紙の第2面(裏面)、2枚目の用紙の第1面(表面)に夫々転写されて第2作像サイクルが終了する。
この後、連続的に転写された2枚の用紙は夫々定着装置42にて定着処理が行なわれた後、両面定着済みの用紙は用紙排出経路61を経てそのまま図示外の排出トレイへと排出され、一方、片面定着済みの用紙は用紙戻し搬送機構60を介して再度二次転写部位へと搬送される。
【0043】
次いで、第3作像サイクル(中間転写ベルト9周目〜12周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−1を元に中間転写ベルト20上の先行する第1画像担持領域G1に第2枚目の第2面画像D−2(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像D−2(Y),D−2(M),D−2(C),D−2(K))を転写形成し、ベルト基準信号−1に基づくタイミング信号を元に後続する第2画像担持領域G2には第3枚目の第1面画像S−3(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−3(Y),S−3(M),S−3(C),S−3(K))を転写形成し、中間転写ベルト20が4周した後に、中間転写ベルト20上の夫々の画像D−2,S−3を夫々用紙の対応する面に転写し、以後、第2作像サイクルと同様に定着処理、用紙搬送処理を行なう。
【0044】
更に、第4作像サイクル(中間転写ベルト13周目〜16周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−1を元に中間転写ベルト20上の先行する第1画像担持領域G1に第3枚目の第2面画像D−3(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像D−3(Y),D−3(M),D−3(C),D−3(K))を転写形成し、ベルト基準信号−1のタイミング信号を元に後続する第2画像担持領域G2には第4枚目の第1面画像S−4(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−4(Y),S−4(M),S−4(C),S−4(K))を転写形成し、中間転写ベルト20が4周した後に、中間転写ベルト20上の夫々の画像D−3,S−4を夫々用紙の対応する面に転写し、以後、第2作像サイクルと同様に定着処理、用紙搬送処理を行なう。
【0045】
そして、最終作像サイクル(中間転写ベルト17周目〜20周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−1を元に中間転写ベルト20上の先行する第1画像担持領域G1に第4枚目の第2面画像D−4(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像D−4(Y),D−4(M),D−4(C),D−4(K))を転写形成し、後続する第2面画像領域G2についてはスキップする。
そして、中間転写ベルト20が4周した後に、中間転写ベルト20上の画像D−4を最終用紙の対応する面に転写し、以後、定着装置による定着処理を行なった後に図示外の排出トレイへ排出する。
これにより、一連のフルカラーモード(自動両面モード)による処理が終了し、4枚の両面に印刷されたカラープリントが得られる。
【0046】
この段階において、ジョブ1による作像サイクルは終了するが、ジョブ2へ移行する前に、作像制御装置100は、図6に示す基準信号変更処理を行う。
本実施の形態では、一連の作像サイクルが終了した時点では、中間転写ベルト20が20周した状況であるから、この時点で、カウント数Cは偶数である。このため、作像制御装置100は、図11及び図14に示すように、中間転写ベルト20を半周分だけダミー回転させ、先行する第1画像担持領域G1をスキップするというダミーサイクル(中間転写ベルト21周目の前半部)を行い、マークセンサ92からの検知信号を1つカウントアップした条件下で、ベルトモータ(図示せず)の駆動を停止する。
この状態において、ベルト基準信号は、ベルト基準信号−1からベルト基準信号−2(第2の基準マーク912に対するマークセンサ92からの検知信号に基づく基準信号)に切り換え変更される。
この後、作像制御装置100は、図11に示すように、ジョブ2に関するジョブ指令を実行し、第1作像サイクル〜第5作像サイクルを行った後、基準信号変更処理を行い、装置の作動を停止する。
【0047】
このようなフルカラー片面モードの複数のジョブ(図7〜図10)、あるいは、フルカラー両面モードの複数のジョブ(図11〜図14)においては、ジョブ毎に基準信号変更処理を行うようにしたので、中間転写ベルト20の第1画像担持領域G1、第2画像担持領域G2の使用頻度が略均一になり、中間転写ベルト20が局所的に抵抗低下して劣化したり、あるいは、トナー離型剤が局所的に転移することは有効に回避される。
【0048】
ここで、本発明者らの実験によれば、図15に示すように、フルカラー両面モードにおいて、第2面画像部(Duplex side2 Cin[画像のカバレッジ]100%画像部に相当)が通過する中間転写ベルト20の表面抵抗率低下量は、第2面非画像部である第2面通紙部(Duplex side2 Cin 100% 通紙部に相当)や第1面通紙部(Simplex 通紙部に相当)に比べて比較的大きいことが把握された。尚、本実験においては、第2面画像部その他について、A4横置き(A4LEF)のプリント枚数と表面抵抗率低下量とを測定、あるいは、予測し、表面抵抗率低下量の目標値を1.1logΩ/□以下とした。
そして、例えばフルカラー両面モードの第1面(Duplex side1)、第2面(Duplex side2)を中間転写ベルト20のいずれかの画像担持領域G1,G2に固定した態様(比較の態様:プリント面固定)について、各プリント面の抵抗低下率を調べたところ、図16に示す結果が得られ、特に、第2面(Duplex side2)の抵抗低下率が非常に大きい(本例では、14.2×10−3logΩ/□)ことが把握された。
これに対し、本実施の形態では、例えばフルカラー両面モードにおいて、第1面、第2面のプリント面を交互に切り換える態様であるため、中間転写ベルト20の抵抗低下率は、8.53×10−3logΩ/□程度まで低減され、その分、中間転写ベルト20の局所的な劣化は抑えられることが理解される。
【0049】
また、本実施の形態においては、中間転写ベルト20上の第2面画像を転写する画像担持領域G1,G2が切り換え選択されるため、第2面画像転写時に離型剤が中間転写ベルト20側に転移するが、この離型剤の転移が中間転写ベルト20の一方の画像担持領域G1,G2に局所的に偏ることはなく、一方の画像担持領域G1,G2に離型剤付着による画像欠陥は生じ難い。
【0050】
特に、本実施の形態において、上述したフルカラー両面モードにて、溶けムラ等がなく、且つ、オイルゴーストを発生させないようにするには、第1面画像定着時に用紙の裏面に転移するオイル量を過剰供給しないように調整することが必要になる。
本発明者らの実験によれば、本実施の形態では、第2作像サイクル以降、中間転写ベルト20の先行する画像担持領域G1(あるいはG2)に第2面画像を形成する処理が行なわれるため、第2画像定着時において、加圧定着ロール72側のオイルレートが3.0μl/A4以下程度、望ましくは、0.7μl/A4〜1.5μl/A4になるように、オイル供給装置81のオイル供給量が設定されていればよい。
このとき、本実施の形態では、定着装置42は、用紙2枚を連続的に定着処理することが必要になるため、先行する用紙へのオイル量の吸収量、及び、上述したオイル量を考慮しながら、オイル供給装置81のオイル供給量を設定することが必要である。
現に、本実施の形態では、フルカラーモード(自動両面モード)において、溶けムラ、オイルゴーストは全く見られなかった。
【0051】
尚、本実施の形態においては、二つのベルト基準信号−1,2を生成するために、図5に示すように、中間転写ベルト20上に二つの基準マーク911,912を設け、これをマークセンサ92にて検知する方式を採用しているが、これに限定されるものではなく、例えば図17に示すように、中間転写ベルト20上に一つの基準マーク91を設け、これをマークセンサ92にて検知することで一つのベルト基準信号−1を直接生成し、一方、前記マークセンサ92からの検知信号をタイマにて所定のタイミング信号として生成し、このタイミング信号をベルト基準信号−2として生成するようにしてもよい。
但し、この方式を採用する場合には、現在のジョブで使用しているベルト基準信号が何かを把握する手段(ジョブカウンタなど)を具備しておくことが必要である。
【0052】
◎実施の形態2
本実施の形態に係る画像形成装置の基本的構成は実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、後続する画像担持領域G2(G1)への画像書き出しのための基準信号として、後続する画像担持領域G2(G1)に対応するベルト基準信号−2(あるいはベルト基準信号−1)をそのまま用いるようにしたものである。
ここで、本実施の形態に係る画像形成装置の作動を説明する。
○フルカラー片面モード
先ず、図18に示すように、フルカラー片面モードの3つのジョブ指令(Job1,Job2,Job3)を指示された場合を例に挙げて説明する。尚、ジョブ1の詳細を図19に示す。
今、ジョブ1に関するジョブ指令が作像制御装置100に入力されたとすると、第一の作像サイクル(中間転写ベルト1周目〜4周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−1を元に中間転写ベルト20上の先行する第1画像担持領域G1に第1枚目の画像S−1(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−1(Y),S−1(M),S−1(C),S−1(K))を転写形成し、ベルト基準信号−2を元に後続する第2画像担持領域G2に第2枚目の画像S−2(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−2(Y),S−2(M),S−2(C),S−2(K))を転写形成する。
【0053】
そして、中間転写ベルト20が4回転すると、中間転写ベルト20上の各画像担持領域G1,G2には第1枚目、第2枚目の各画像S−1,S−2(各色成分画像の多重転写像)が担持され、1枚目、2枚目の用紙の片面(第1面)に転写されて第1作像サイクルが終了する。
この後、転写された用紙は定着装置42にて定着処理が行なわれた後、用紙排出経路61を経てそのまま図示外の排出トレイへと排出される。
【0054】
次いで、第2作像サイクル(中間転写ベルト5周目〜8周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−1を元に中間転写ベルト20上の先行する第1画像担持領域G1に第3枚目の画像S−3(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−3(Y),S−3(M),S−3(C),S−3(K))を転写形成し、ベルト基準信号−2を元に後続する第2画像担持領域G2には第4枚目の画像S−4(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−4(Y),S−4(M),S−4(C),S−4(K))を転写形成する。
そして、中間転写ベルト20が4周すると、中間転写ベルト20上の第1画像担持領域G1には第3枚目の画像S−3(各色成分画像の多重転写像)が担持されると共に、第2画像担持領域G2には第4枚目の画像S−4(各色成分画像の多重転写像)が担持され、夫々二次転写部位で、中間転写ベルト20上の2つの画像が3枚目、4枚目の用紙の片面(第1面)に夫々転写されて第2作像サイクルが終了する。
この後、連続的に転写された2枚の用紙は夫々定着装置42にて定着処理が行なわれた後、用紙排出経路61を経てそのまま図示外の排出トレイへと排出される。
【0055】
この段階において、ジョブ1による作像サイクルは終了するが、ジョブ2へ移行する前に、作像制御装置100は、図6に示す基準信号変更処理を行い、ベルト基準信号を切り換え選択する。
【0056】
この後、作像制御装置100は、図19に示すように、ジョブ2に関するジョブ指令を実行する。
このとき、第一の作像サイクル(中間転写ベルト1周目〜4周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−2を元に中間転写ベルト20上の先行する第2画像担持領域G2に第1枚目の画像S−1(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−1(Y),S−1(M),S−1(C),S−1(K))を転写形成し、ベルト基準信号−1を元に後続する第1画像担持領域G1に第2枚目の画像S−2(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−2(Y),S−2(M),S−2(C),S−2(K))を転写形成する。
そして、中間転写ベルト20が4回転すると、中間転写ベルト20上の各画像担持領域G2,G1には第1枚目、第2枚目の各画像S−1,S−2(各色成分画像の多重転写像)が担持され、1枚目、2枚目の用紙の片面(第1面)に転写されて第1作像サイクルが終了する。
この後、転写された用紙は定着装置42にて定着処理が行なわれた後、用紙排出経路61を経てそのまま図示外の排出トレイへと排出される。
【0057】
次いで、第2作像サイクル(中間転写ベルト5周目〜8周目)では、作像制御装置100は、中間転写ベルト20の回転毎に、ベルト基準信号−2を元に中間転写ベルト20上の先行する第2画像担持領域G2に第3枚目の画像S−3(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−3(Y),S−3(M),S−3(C),S−3(K))を転写形成し、ベルト基準信号−1を元に後続する第1画像担持領域G1には第4枚目の画像S−4(具体的にはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分画像S−4(Y),S−4(M),S−4(C),S−4(K))を転写形成する。
そして、中間転写ベルト20が4周すると、中間転写ベルト20上の第2画像担持領域G2には第3枚目の画像S−3(各色成分画像の多重転写像)が担持されると共に、第1画像担持領域G1には第4枚目の画像S−4(各色成分画像の多重転写像)が担持され、夫々二次転写部位で、中間転写ベルト20上の2つの画像が3枚目、4枚目の用紙の片面(第1面)に夫々転写されて第2作像サイクルが終了する。
この後、連続的に転写された2枚の用紙は夫々定着装置42にて定着処理が行なわれた後、用紙排出経路61を経てそのまま図示外の排出トレイへと排出される。
【0058】
この段階において、ジョブ2による作像サイクルは終了するが、作像制御装置100は、図6に示す基準信号変更処理を行い、ベルト基準信号を切り換え選択した後に、ジョブ3によるジョブ指令を実行する。
尚、ジョブ3による作像サイクルが終了すると、作像制御装置100は、基準信号変更処理を行い、装置の作動を停止する。
【0059】
◎実施の形態3
本実施の形態に係る画像形成装置の基本的構成は実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、装置の作動開始からジョブによる作像サイクルを実行する前までに基準信号変更処理を行うようにしたものである。
すなわち、図20に示すように、例えば3つのジョブ指令(Job1,Job2,Job3)の指示を受けた場合を例に挙げると、先ず、作像制御装置100は、ジョブ1による作像サイクルを実行する前に、基準信号変更処理を行う。尚、ジョブ1の詳細については図21に示す。
本実施の形態に係る基準信号変更処理は、図21に示すように、先ず最初に中間転写ベルト20を半周分だけダミー回転させ、先行する画像担持領域(本例では例えば第1画像担持領域G1)をスキップするというダミーサイクル(中間転写ベルト1周目の前半部)を行うものである。
この後、作像制御装置100は、ジョブ1について各作像サイクル(第1作像サイクル,第2作像サイクル)をベルト基準信号−2及びこれのタイミング信号を元に実行した後に、再度、基準信号変更処理(第2画像担持領域G2をスキップ)を行い、ジョブ2について各作像サイクルをベルト基準信号−1及びこれのタイミング信号を元に実行し、更に、基準信号変更処理(第1画像担持領域G1をスキップ)を行った後にジョブ3についてベルト基準信号−2及びこれのタイミング信号を元に各作像サイクルを実行する。
【0060】
◎実施の形態4
本実施の形態に係る画像形成装置の基本的構成は、実施の形態3と略同様に、装置の作動開始からジョブによる作像サイクルを実行する前までに基準信号変更処理を行うようにしたものであるが、実施の形態3と異なり、先行する画像担持領域G1(G2)及び後続する画像担持領域G2(G1)について夫々対応するベルト基準信号−1,2を元に作像するようにしたものである。
本実施の形態に係る画像形成装置の作像例を図22及び図23に示す。尚、図23は図22のジョブ1の詳細を示す。
今、図22に示すように、例えば3つのジョブ指令(Job1,Job2,Job3)の指示を受けた場合を例に挙げると、先ず、作像制御装置100は、ジョブ1による作像サイクルを実行する前に、基準信号変更処理を行う。ここでいう基準信号変更処理は、図23に示すように、先ず最初に中間転写ベルト20を半周分だけダミー回転させ、先行する画像担持領域(本例では例えば第1画像担持領域G1)をスキップするというダミーサイクル(中間転写ベルト1周目の前半部)を行うものである。
この後、作像制御装置100は、ジョブ1について各作像サイクル(第1作像サイクル,第2作像サイクル)をベルト基準信号−2及びベルト基準信号−1を元に実行した後に、再度、基準信号変更処理(第2画像担持領域G2をスキップ)を行い、ジョブ2について各作像サイクルをベルト基準信号−1及びベルト基準信号−2を元に実行し、更に、基準信号変更処理(第1画像担持領域G1をスキップ)を行った後にジョブ3について各作像サイクルをベルト基準信号−2及びベルト基準信号−1を元に実行する。
【0061】
◎実施の形態5
図24は二連タンデム型の両面画像形成装置に本発明を適用した実施の形態5を示す。
同図に示す画像形成装置は、実施の形態1と略同様に構成されているが、実施の形態1と異なり、中間転写ベルト20に対し、夫々2色の色成分トナー像が形成可能な例えば電子写真方式からなる画像形成ユニット101(具体的には101a,101b)を並列配置し、中間転写ベルト20を2回転させることで、各画像形成ユニット101で順次形成された2色の色成分トナー像を中間転写ベルト20上に順次一次転写した後、二次転写装置40にて用紙に一括(二次)転写するようにしたものである。
ここで、各画像形成ユニット101は、感光体ドラム111、帯電器112、画像書込装置113、夫々2つの現像器114,115,一次転写装置116及びドラムクリーナ117を夫々有している。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0062】
また、本実施の形態では、図25に示すように、中間転写ベルト20は、実施の形態1と異なり、例えばJIS規格A4判サイズに対応する4つの画像担持領域G(具体的にはG1,G2,G3,G4)を具備しており、作像制御装置100は、中間転写ベルト20上に所定間隔毎に配置された4つの基準マーク911〜914をマークセンサ92で検知することで、中間転写ベルト20の各画像担持領域G1〜G4に対する画像書き出しを制御し、所定の作像手順に従って、フルカラー両面モードによる作像を実行し得るようになっている。
【0063】
次に、本実施の形態に係る二連タンデム型の画像形成装置のフルカラー両面モードによる作像プロセスについて説明する。
今、図26に示すように、例えば3つのジョブ指令(Job1,Job2,Job3)の指示を受けた場合を例に挙げると、先ず、作像制御装置100は、ジョブ1による作像サイクル(第1作像サイクル,第2作像サイクル)を例えばベルト基準信号−1及びこれのタイミング信号(本例では、後続する3つの画像担持領域に対し3つのタイミング信号を生成)を元に実行した後に、図6に示す態様と略同様な基準信号変更処理を行う。
ここでいう基準信号変更処理は、図26に示すように、中間転写ベルト20を四分の一だけダミー回転させ、例えば先行する第1画像担持領域G1をスキップするというダミーサイクルを行い、マークセンサ92からの検知信号を1つカウントアップした条件下で、ベルトモータ(図示せず)の駆動を停止する。
次いで、作像制御装置100は、ジョブ2による作像サイクル(第1作像サイクル,第2作像サイクル)をベルト基準信号−2及びこれのタイミング信号(本例では、後続する3つの画像担持領域に対し3つのタイミング信号を生成)を元に実行した後に、図6に示す態様と略同様な基準信号変更処理(先行する第2画像担持領域G2をスキップ)を行う。
この後、作像制御装置100は、ジョブ3による作像サイクル(第1作像サイクル,第2作像サイクル)をベルト基準信号−3及びこれのタイミング信号(本例では、後続する3つの画像担持領域に対し3つのタイミング信号を生成)を元に実行した後に、図6に示す態様と略同様な基準信号変更処理(先行する第3画像担持領域G3をスキップ)を行う。
更に、図示していないが、作像制御装置100は、ジョブ4による作像サイクル(第1作像サイクル,第2作像サイクル)をベルト基準信号−4及びこれのタイミング信号(本例では、後続する3つの画像担持領域に対し3つのタイミング信号を生成)を元に実行した後に、図6に示す態様と略同様な基準信号変更処理(先行する第4画像担持領域G4をスキップ)を行い、以後これらの処理を繰り返す。
【0064】
尚、本実施の形態にあっては、4つのベルト基準信号を切り換え選択するようにしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば2つのベルト基準信号を切り換え選択し、2つの画像担持領域毎に画像の書き出し位置を変更するようにしても差し支えない。
また、後続する画像担持領域Gに対する基準信号については夫々対応するベルト基準信号を用いるようにしてもよいし、一部を先行する画像担持領域に対するベルト基準信号のタイミング信号とし、一部を対応するベルト基準信号としてもよい。
更に、実施の形態3,4で示すように、基準信号の変更処理をジョブを開始する前に行うようにしてもよい。
【0065】
◎実施の形態6
図27は四連タンデム型の画像形成装置に本発明を適用した実施の形態6を示す。
同図に示す画像形成装置は、実施の形態1と略同様に構成されているが、実施の形態1と異なり、中間転写ベルト20に対し、色成分トナー像が形成可能な例えば電子写真方式からなる4つの画像形成ユニット201(具体的には201a,201b,201c,201d)を並列配置し、各画像形成ユニット201で順次形成された色成分トナー像を中間転写ベルト20上に順次一次転写した後、二次転写装置40にて用紙に一括(二次)転写するようにしたものである。
ここで、各画像形成ユニット201は、感光体ドラム211、帯電器212、画像書込装置213、現像器214,転写前帯電器215、一次転写装置216、クリーナ前除電器217及びドラムクリーナ218を夫々有している。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0066】
また、本実施の形態では、画像形成装置には、複数の用紙トレイ251〜255を収容した用紙供給ユニット250が外付けされており、用紙搬送系50は、前記用紙供給ユニット250から送出された用紙を用紙経路261を通じて二次転写部位へ導き、二次転写後の用紙を例えば二連の搬送ベルト262を通じて定着装置42(本例ではベルトニップ方式を採用)へ搬送し、用紙戻し搬送機構60を介して片面定着済みの用紙を反転させて再度二次転写部位へ戻すようになっている。
この用紙戻し搬送機構60は、定着装置42からの用紙排出経路264に対し下方側に分岐し且つ用紙供給ユニット250側へ向かって略水平方向に延びる用紙分岐経路265を設け、用紙供給ユニット250内には前記用紙分岐経路265に通じる用紙反転経路266を設け、この用紙反転経路266から二次転写位置手前の用紙経路261へ戻る用紙戻し経路267を連通接続したものである。尚、用紙経路261の所定位置には図示外のレジストレーションロールが設けられると共に、夫々の経路には図示外の搬送ロールが設けられており、特に、用紙反転経路266に設けられる搬送ロールは適宜タイミングで正逆回転するようになっている。また、各経路の接続点には必要に応じて切換ゲート(図示せず)が設けられている。
【0067】
また、本実施の形態では、図28に示すように、中間転写ベルト20は、実施の形態1と異なり、例えばJIS規格A4判サイズに対応する8つの画像担持領域G(具体的にはG1,G2,G3,G4,G5,G6,G7,G8)を具備しており、作像制御装置100は、中間転写ベルト20上に所定間隔毎に配置された8つの基準マーク911〜918をマークセンサ92で検知することで、中間転写ベルト20の各画像担持領域G1〜G8に対する画像書き出しを制御し、所定の作像手順に従って、フルカラー両面モードによる作像を実行し得るようになっている。
【0068】
今、図29に示すように、例えば3つのジョブ指令(Job1,Job2,Job3)の指示を受けた場合を例に挙げると、先ず、作像制御装置100は、ジョブ1による作像サイクル(第1作像サイクル)を例えばベルト基準信号−1及びこれのタイミング信号(本例では、後続する7つの画像担持領域に対し7つのタイミング信号を生成)を元に実行した後に、図6に示す態様と略同様な基準信号変更処理を行う。
ここでいう基準信号変更処理は、図29に示すように、中間転写ベルト20八分の一だけダミー回転させ、例えば先行する第1画像担持領域G1をスキップするというダミーサイクルを行い、マークセンサ92からの検知信号を1つカウントアップした条件下で、ベルトモータ(図示せず)の駆動を停止する。
次いで、作像制御装置100は、ジョブ2による作像サイクル(第1作像サイクル)をベルト基準信号−2及びこれのタイミング信号(本例では、後続する7つの画像担持領域に対し7つのタイミング信号を生成)を元に実行した後に、図6に示す態様と略同様な基準信号変更処理(先行する第2画像担持領域G2をスキップ)を行う。
この後、作像制御装置100は、ジョブ3による作像サイクル(第1作像サイクル)をベルト基準信号−3及びこれのタイミング信号(本例では、後続する7つの画像担持領域に対し7つのタイミング信号を生成)を元に実行した後に、図6に示す態様と略同様な基準信号変更処理(先行する第3画像担持領域G3をスキップ)を行う。
以後これらの処理を繰り返す。
【0069】
尚、本実施の形態にあっては、8つのベルト基準信号を切り換え選択するようにしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば4つあるいは2つのベルト基準信号を切り換え選択し、2つあるいは4つの画像担持領域毎に画像の書き出し位置を変更するようにしても差し支えない。
また、後続する画像担持領域Gに対する基準信号については夫々対応するベルト基準信号を用いるようにしてもよいし、一部を先行する画像担持領域に対するベルト基準信号のタイミング信号とし、一部を対応するベルト基準信号としてもよい。
更に、実施の形態3,4で示すように、基準信号の変更処理をジョブを開始する前に行うようにしてもよい。
【0070】
◎実施の形態7
図30は実施の形態7に係る画像形成装置である。
本実施の形態に係る両面画像形成装置は、実施の形態1〜6の中間転写方式と異なり、潜像担持体としての感光体ベルト501の上に必要色の数だけトナー像を互いに積層させた状態で形成し、この感光体ベルト501上に形成された必要色数のトナー像を用紙P上に一括転写するタイプに本発明を適用したものである。
同図において、符号501は絶縁性の表面コート層を有する有機感光体の感光体ベルト、502は例えばスコロトロンからなる帯電器、503は感光体ベルト501上に各色成分毎の静電潜像を形成する画像書込装置、504〜507は各々イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーが収容されている現像器、508は感光体ベルト501上に形成された多重トナー像を用紙Pに一括転写するための転写装置、509は転写工程後に感光体ベルト501上に残留したトナーを除去するベルトクリーナである。
尚、図中、符号42は定着装置、50は用紙Pを転写部位へ所定のタイミングで送出するレジストロール57などを含む用紙搬送系、60は用紙戻し搬送機構である。
【0071】
本実施の形態では、感光体ベルト501が複数の画像担持領域(図示せず)を有しており、また、感光体ベルト501上の画像担持領域以外の一部に基準信号生成用の基準マーク(光反射体,孔など)511,512が形成され、この基準マーク511,512の移動軌跡に対応して感光体ベルト501から離間した所定の箇所にはマークセンサ513が配置されている。
そして、作像制御装置100は、両面モード、フルカラーモード、B&W(Black & White)モード等の各種選択スイッチからの信号及びマークセンサ513からの検知信号をI/Pポートを介してCPUに取り込み、CPUがROMに予め組み込まれている作像処理プログラムを実行し、感光体ベルト501、画像書込装置503をはじめその他の作像デバイス、定着装置42、用紙搬送系50等にI/Oポートを介して所定の制御信号を送出し、実施の形態1〜6に相当する作像プロセスを感光体ベルト501の複数の画像担持領域に対して行うようにしたものである。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、像担持体上の画像書き出し位置を決定する基準信号をジョブ毎に切り換え変更するようにしたので、生産性を損なうことなく、像担持体の局所劣化を抑制し、抵抗低下や離型剤付着による画像欠陥を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図2】本発明に係る作像制御装置の処理過程を示す模式図である。
【図3】実施の形態1に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図4】実施の形態1で用いられる定着装置の詳細を示す説明図である。
【図5】実施の形態1で用いられる作像制御系を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態に係る基準信号の変更処理過程を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態に係る複数のジョブ(片面モード)に亘る処理過程を示す模式図である。
【図8】図7のジョブ1の処理過程の詳細を示す模式図である。
【図9】図7のジョブ2の処理過程の詳細を示す模式図である。
【図10】図7のジョブ3の処理過程の詳細を示す模式図である。
【図11】本実施の形態に係る複数のジョブ(両面モード)に亘る処理過程を示す模式図である。
【図12】図11のジョブ1で用いられるフルカラーモードの処理内容(1/3)を示す説明図である。
【図13】図11のジョブ1で用いられるフルカラーモードの処理内容(2/3)を示す説明図である。
【図14】図11のジョブ1で用いられるフルカラーモードの処理内容(3/3)を示す説明図である。
【図15】両面モードの第2面(Side2)の抵抗変化を示す説明図である。
【図16】本実施の形態と比較の形態との性能評価を示す説明図である。
【図17】実施の形態1で用いられる作像制御系の変形形態を示すブロック図である。
【図18】実施の形態2で用いられる画像形成装置の複数のジョブ(片面モード)に亘る処理過程を示す模式図である。
【図19】図18のジョブ1の処理過程の詳細を示す模式図である。
【図20】実施の形態3で用いられる画像形成装置の複数のジョブ(片面モード)に亘る処理過程を示す模式図である。
【図21】図20のジョブ1の処理過程の詳細を示す模式図である。
【図22】実施の形態4で用いられる画像形成装置の複数のジョブ(片面モード)に亘る処理過程を示す模式図である。
【図23】図22のジョブ1の処理過程の詳細を示す模式図である。
【図24】実施の形態5に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図25】実施の形態5で用いられる作像制御系を示すブロック図である。
【図26】本実施の形態5に係る複数のジョブ(片面モード)に亘る処理過程を示す模式図である。
【図27】実施の形態6に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図28】実施の形態6で用いられる作像制御系を示すブロック図である。
【図29】本実施の形態6に係る複数のジョブ(片面モード)に亘る処理過程を示す模式図である。
【図30】実施の形態7に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
1…作像ユニット,2…像担持体,2a…像形成担持体,2b…中間転写体,3…作像制御装置,4…シート,5…基準信号変更部
Claims (12)
- 像担持体が複数の画像担持領域を有し、一連の作像サイクルで像担持体上の画像担持領域に画像を担持させ且つ当該画像をシート上に転写する作像ユニットと、画像形成のための各ジョブ指令に応じて作像ユニットを制御する作像制御装置とを備えた画像形成装置において、
作像制御装置には、像担持体上のどの画像担持領域を画像書き出し位置とするかを決定する基準信号がジョブ毎に切り換え変更される基準信号変更部を具備させ、
この基準信号変更部は、作像モードに応じて基準信号を変更するか否かを選択し、作像モードが複数の色成分からなるカラー画像を形成するモード及び両面画像を形成するモードの少なくともいずれかのモードである条件下で基準信号を変更するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
基準信号変更部は、各ジョブ終了から装置が停止するまでの間に基準信号を変更するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、
基準信号変更部は、ジョブ終了から装置の作動が停止するまでの間にダミーサイクルを実行した後、ダミーサイクル終了時における像担持体の進行方向下流側の最近傍位置に対応する基準信号を使用し、次ジョブの作像サイクルを開始するようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
基準信号生成部は、装置の作動が開始してからジョブ開始までの間に基準信号を変更するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4記載の画像形成装置において、
基準信号変更部は、装置の作動が開始してからジョブ開始するまでの間にダミーサイクルを実行した後、ダミーサイクル終了時における像担持体の進行方向下流側の最近傍位置に対応する基準信号を使用し、当該ジョブの作像サイクルを開始するようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
基準信号変更部は、像担持体上に設定すべき画像書き出し位置に対応した複数の基準信号を生成する基準信号生成部と、この基準信号生成部にて生成された複数の基準信号を切り換え選択する基準信号選択部とを備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置において、
基準信号生成部は、像担持体の複数の画像担持領域の全部若しくは一部に対応して設けられた複数の基準マークを読み取ることにより基準信号を生成するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置において、
基準信号選択部は、装置の作動開始から装置の作動停止までの間に生成される全ての基準信号を計数し、この基準信号の計数値に基づいて次のジョブの基準信号を選択するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置のうち、像担持体上の複数の画像担持領域に複数の画像を担持させる作像サイクルを行う態様において、
作像制御装置は、最初の画像担持領域の画像作成に対しては、最初の画像担持領域に対応する基準信号をそのまま使用し、その後の画像担持領域の画像作成に対しては前記基準信号からタイマにて予め決められたタイミング信号を基準信号として使用するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置のうち、像担持体上の複数の画像担持領域に複数の画像を担持させる作像サイクルを行う態様において、
作像制御装置は、複数の画像担持領域の画像作成に対し、各画像が担持されるべき画像担持領域に対応する基準信号を使用することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
像担持体は、画像が形成担持される像形成担持体と、この像形成担持体に対向配置される中間転写体とを備え、前記中間転写体が複数の画像担持領域を有するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 一連の作像サイクルで像担持体上の画像担持領域に画像を担持させ且つ当該画像をシート上に転写する作像ユニットと、各ジョブ指令に応じて作像ユニットを制御する作像制御装置とを備えた画像形成装置において、
作像制御装置には、像担持体上の画像書き出し位置を決定する基準信号がジョブ毎に切り換え変更される基準信号変更部を具備させ、
この基準信号変更部は、作像モードに応じて基準信号を変更するか否かを選択し、作像モードが複数の色成分からなるカラー画像を形成するモード及び両面画像を形成するモードの少なくともいずれかのモードである条件下で基準信号を変更するものであることを特徴とする画像形成装置。
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