JP3617300B2 - テレビジョン受像機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビジョン受像機(H04N)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビジョン受像機としては、特開平9−247561号公報に示すように、希望選局チャンネル、及び隣接チャンネル選局時の各受信信号レベルをRF−AGC電圧によって求め、これに基づいて、RF−AGCの制御動作特性を該隣接チャンネル妨害信号の抑制が可能となる特性をもつように各選局チャンネル毎に補正し、補正された特性に従ってRF−AGCを行なうものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の構成の回路では、次のような課題がある。
たとえば、2つのチューナを備えるテレビジョン受像機においては、アンテナから入力されるTV信号を2分配する必要があるのでTV信号分配器を必要とする。この時、分配による信号対雑音比の劣化を補正するために、一般的に増幅器付きのTV信号分配器を備えているが、TV信号分配器の利得切り替えスイッチの設定によって、チューナへ入力される信号レベルが変化するので、RF−AGCの最適な設定点が変わってしまう。
【0004】
さらに、信号レベルの判定にチューナのRF−AGC電圧のみを用いているために、RF−AGCの動作開始点以下の信号については、RF−AGC電圧が変化しないので、信号レベルの判定ができないという課題がある
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する為に、本発明のテレビジョン受信機は、TV信号を2分配する分配器と、分配器による信号の損失を補正するための増幅器と、その増幅器の利得を切り替える手段を有するTV信号分配器を備え、受信チャンネルの信号レベルを求める手段と、受信チャンネルと隣接するチャンネルとの信号レベル差を求める手段を有することにより、TV信号分配器の利得をチャンネル毎に最適に設定するものである。
【0006】
これにより、2つのチューナを備えるテレビジョン受像機においても、実際の使用環境における信号状態に対して最適な受信状態が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、TV信号を2分配する分配器と、分配器による信号の損失を補正する増幅器と、該増幅器の利得を切り替える利得切換手段を有するTV信号分配器と、設定されたRF−AGCの動作開始点より高い信号レベルの受信信号に対してはTV信号のレベルに対するチューナのRF−AGC電圧により受信チャンネルの信号レベルを求めるとともに前記RF−AGCの動作開始点より低い信号レベルの受信信号に対しては映像検波回路のIF−AGC電圧により受信チャンネルの信号レベルを求める信号レベル判定手段と、前記受信チャンネルの信号レベルを記憶する記憶手段と、前記信号レベル判定手段により求められた受信チャンネルの信号レベルと前記記憶手段に記憶された隣接するチャンネルの信号レベルに基づいて受信チャンネルと隣接するチャンネルとの信号レベル差を求める信号レベル差判定手段とを備え、前記TV信号分配器の利得を受信チャンネルと隣接するチャンネルとの信号レベル差に応じてチャンネル毎に設定するようにしたことを特徴としたものであり、2つのチューナを備えるテレビジョン受像機において、最適な受信状態が得られるという作用を有する。
【0008】
又、信号レベルの判定のために特別の回路を必要とせず、また、受信信号の信号レベルの強弱に応じて、IF−AGC電圧とチューナのRF−AGC電圧に対応して信号レベルを求めるようにしたことにより弱電界から強電界までの幅広い信号レベルに対して判定ができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図1から図3を用いて説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は本発明のテレビジョン受像機のブロック図である。なお説明に不要と思われる回路は削除している。
アンテナ1から入力されたTV信号は増幅器3でマイコン9からの利得切り替え信号によって利得を切り替えた後、分配回路4で2分配を行い、チューナ5とチューナ6へ入力される。チューナ5はマイコン9からの選局信号によって選択されたチャンネルのIF信号を出力する。
【0011】
映像検波回路7はIF信号を映像検波し、TV信号のレベルに応じたRF−AGC電圧11によってチューナ5の利得を制御すると共にIF−AGC電圧12を出力する。RF−AGC電圧11及びIF−AGC電圧12はマイコン9のA/Dポート等から入力され、メモリ等の記憶手段によって記憶される。
このとき、マイコン9は前回記憶した隣接チャンネルにおけるRF−AGC電圧11及びIF−AGC電圧12との差を比較し、信号レベルの差を計算する。
例えば、受信チャンネルに比べて隣接チャンネルの信号レベルが高いと判断したときは、隣接チャンネルからの妨害を受ける可能性があるので、TV信号分配器の利得を低く設定し、妨害を受けにくくする。
また、受信チャンネルに比べて隣接チャンネルの信号レベルが低いと判断したときはTV信号分配器の利得を高く設定し、信号対雑音比を最良にすることができる。
【0012】
図2はTV信号のレベルに対するチューナのRF−AGC電圧特性と、映像検波回路のIF−AGC電圧特性を示す図である。
マイコンより設定されるRF−AGC動作開始点より高い信号レベルに対してはRF−AGC電圧が上昇し、逆に低い信号レベルに対してはIF−AGC電圧が上昇する。
信号レベルの判定にRF−AGC電圧のみを用いるとすれば、RF−AGCの動作開始点より低い信号すなわち、図2の(A点)の信号レベルと(B点)の信号レベルの差を判定することができない。
RF−AGC電圧とIF−AGC電圧の両方を用いることにより、弱電界から強電界までの幅広い信号レベルに対して、判定が可能となる。
【0013】
なお、以上のようなTV信号分配器の利得設定は図3に示すような自動チャンネル設定のフローチャートの中で行なうことができる。
自動チャンネル設定が実行されるとチャンネルを選択(13)し、そのチャンネルに信号が存在するか判断(14)し、その場合はチャンネル番号とRF−AGC電圧及びIF−AGC電圧を記憶(15)し、これをすべてのチャンネルについて実行(16)する。
そして、記憶したチャンネル番号に対して隣接チャンネルがあるかどうか判断(17)し、隣接チャンネルがない場合はTV信号分配器の利得を高く設定(20)する。
隣接チャンネルがある場合は、受信チャンネルのRF−AGC電圧及びIF−AGC電圧に対して、隣接するチャンネルのRF−AGC電圧及びIF−AGC電圧を比較し、隣接するチャンネルの信号レベルが高いと判断(18)したときはTV信号分配器の利得を低く設定(19)する。
また、低いと判断したときはTV信号分配器の利得を高く設定(20)する。この設定をすべての記憶したチャンネルについて実行(21)し設定を完了する。
【0014】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、2つのチューナを備えるテレビジョン受像機において、受信状態を実際の使用環境における信号状態に対して最適に設定できる。また設定の為に特別な作業を必要としないという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるテレビジョン受像機のブロック構成図
【図2】本発明の一実施の形態によるRF−AGC電圧及びIF−AGC電圧特性の説明図
【図3】本発明の一実施の形態による自動チャンネル設定のフローチャート
【符合の説明】
1 アンテナ
2 TV信号分配器
3 増幅器
4 分配器
5 チューナ
6 チューナ
7 映像検波回路
8 映像検波回路
9 マイコン
10 利得切り替え信号
11 RF−AGC電圧
12 IF−AGC電圧
Claims (1)
- TV信号を2分配する分配器と、分配器による信号の損失を補正する増幅器と、該増幅器の利得を切り替える利得切換手段を有するTV信号分配器と、設定されたRF−AGCの動作開始点より高い信号レベルの受信信号に対してはTV信号のレベルに対するチューナのRF−AGC電圧により受信チャンネルの信号レベルを求めるとともに前記RF−AGCの動作開始点より低い信号レベルの受信信号に対しては映像検波回路のIF−AGC電圧により受信チャンネルの信号レベルを求める信号レベル判定手段と、前記受信チャンネルの信号レベルを記憶する記憶手段と、前記信号レベル判定手段により求められた受信チャンネルの信号レベルと前記記憶手段に記憶された隣接するチャンネルの信号レベルに基づいて受信チャンネルと隣接するチャンネルとの信号レベル差を求める信号レベル差判定手段とを備え、前記TV信号分配器の利得を受信チャンネルと隣接するチャンネルとの信号レベル差に応じてチャンネル毎に設定するようにしたことを特徴とするテレビジョン受像機。
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