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JP3613241B2 - トング - Google Patents

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JP3613241B2
JP3613241B2 JP2001383780A JP2001383780A JP3613241B2 JP 3613241 B2 JP3613241 B2 JP 3613241B2 JP 2001383780 A JP2001383780 A JP 2001383780A JP 2001383780 A JP2001383780 A JP 2001383780A JP 3613241 B2 JP3613241 B2 JP 3613241B2
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grip
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明良 本田
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本田冷蔵株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器に収容されたかち割り氷や固形砂糖のような把持対象物を把持して取り出すトングに関し、特にバネ圧を変えることができ、樹脂により一体成形するのに適したトングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、容器に収容されたかち割り氷や固形砂糖のような把持対象物を把持して取り出すトングとして、先端部に相対向して設けられ、把持対象物を把持する一対の把持部と、該把持部を先端側に備え、相対向して上方に延び、把持部による把持・把持解除操作を行う操作部と、該両操作部を上端部において一体的に連結し、かつ上方に向け弯曲すると共に弾性を有する弾性弯曲部と、からなるものが周知である。
【0003】
上記従来のトングは、金属製のものが多く、製造コストが高くなり、使い捨てできるものではなかった。また近年、合成樹脂により一体成形されたトングも出現していて、製造コストが安くなり、使い捨てを可能にしている利点があるが、使用時における把持部の腰が弱く、把持対象物を適切に把持して取り出すことができない場合がある、といった問題点があった。
【0004】
従来のトング(特に合成樹脂製)により把持対象物が適切に把持できない最大の原因は、両把持部が把持対象物を把持するときに、把持対象物の大きさや形状によって、対向する把持部に掛かる力が真っ直ぐに作用せず、横方向にずれてしまって両側の把持部が食い違うように作用し、両把持部から把持対象物が外れてしまうからである。このことは、金属製のトングにおいても起こり得ることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のトングにおいては、金属製のものは製造コストが高く、使い捨てにはできない。また、合成樹脂による一体成形されたトングでは、製造コストが安く、使い捨てを可能にしているが、使用時において把持対象物を適切に把持して取り出すことができない場合があり、解決すべき課題となっている。
【0006】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたもので、合成樹脂により一体成形されたトングでありながら、操作部に十分なバネ圧が確保され、しかも両把持部により把持対象物を把持するとき、把持対象物の大きさや形状に左右されずに対向する把持部に真っ直ぐな力が作用して、把持対象物を確実に把持することができ、使い捨てが可能であり、金属製のものにも適用できるトングを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を有することを特徴としている。
【0008】
A.先端部に相対向して設けられ、把持対象物を把持する一対の把持部と、該把持部を先端側に備え、相対向して上方に延び、把持部による把持・把持解除操作を行う操作部と、該両操作部を上端部において一体的に連結し、かつ上方に向け弯曲すると共に弾性を有する弾性弯面部と、からなる一体成形した合成樹脂製トングであって、
上記把持部2は、内面をギザギザ状に形成し、先端に内側に突出する先端把持部2aを設けると共に外側に外側リブ2bを形成し、上記操作部3及び弾性弯曲部4の内側にそれぞれ内側リブ3a,4aを形成し、弾性弯曲部の下方の両操作部間に、操作部を操作して把持部により把持対象物を把持して後把持解除したときに、把持部を元の位置に弾性復帰させる復帰習性を有するΩ形状の弾性体を一体的に設けた。
【0009】
B.上記弾性体5は、そ厚さを変えることにより、弾発力を変えるようにした。
【0010】
【作用】
上記の構成によって本発明のトングは、以下のような作用を行う。
【0011】
a.把持部2は、内面をギザギザ状に形成し、先端に内側に突出する先端把持部2aを設けると共に外側に外側リブ2bを形成し、上記操作部3及び弾性弯曲部4の内側にそれぞれ内側リブ3a,4aを形成し、弾性弯曲部の下方の両操作部間に、操作部を操作して把持部により把持対象物を把持して後把持解除したときに、把持部を元の位置に弾性復帰させる復帰習性を有するΩ形状の弾性体を一体的に設けることで、例えば、トングにより容器内の氷を挟んで取り出すとき、弾性体よって相対向する把持部の移動範囲が狭くなり、かつ両把持部に真っ直ぐな力が作用して氷を確実に把持して取り出せる。また、弾性体を設けることによって、トングの厚みを薄くしても氷を把持して取り出せる。
【0012】
b.弾性体5は、そ厚さを変えることにより、弾発力を変えるようにすることで、トングのバネ圧を強くしたり弱くしたりして、把持対象物の種類や大きさ等に応じて選択して適切に使用する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
【0014】
図1及び図2において、符号1で示すトングは、合成樹脂により一体(型)成形されたものである。このトング1は、従来のものと同様に、先端部に相対向して設けられ、把持対象物を把持する一対の把持部2と、該把持部2を先端側に一体的に備え、相対向して上方に延び、把持部2による把持・把持解除操作を行う操作部3と、該両操作部3を上端部において一体的に連結し、かつ上方に向け弯曲すると共に弾性を有する弾性弯曲部4と、からなり、前記弾性弯曲部4の下方の両操作部3間に、本発明に係るΩ形状をした弾性体5を一体的に設けている。
【0015】
前記弾性体5は、操作部3を操作して把持部2により把持対象物を把持して後把持解除したときに、把持部2を元の位置に弾性復帰させる復帰習性を有している。また、この弾性体5は、その厚さを変えることにより、弾発力が変えられるようになっている。弾性体5の厚さは、トング1を型成形するときに、弾性体5の部分の型の厚さを変えた何種類かのトングを成形し、また、全体の大きさを変えたものを何種類か用意することにより、把持対象物の種類、形状、大きさ等に応じて適切なものを選択して用いることができる。
【0016】
本発明のトング1は、図3ないし図6にも示すように、ギザギサ状の把持部2の先端部に内側に向け弯曲し、把持部2よりわずかに突出した先端把持部2aを設け、また、把持部2の外側に外側リブ2bを形成している。操作部3には内側リブ3aが形成され、弾性弯曲部4の内側に形成された内側リブ4aと連続させている。そして、弾性体5は操作部3の内側リブ3aとΩ形状の足部が一体的に形成されている。なお、本発明の弾性体5を設けたトング1は、合成樹脂の一体成形に限らず、金属により製造することも可能である。
【0017】
次に、上記のように構成されたトング1の動作について説明する。
【0018】
トング1は、容器に収容されたかち割り氷、サイコロ状に成形された氷、サイコロ状に成形された固形砂糖のような把持対象物を、容器内で把持して容器から取り出し、他の容器に放出したりするのに使用される。トング1は、予め把持対象物の状態に適したものを用意しておく。使用者はトング1の操作部3を外側から持って、把持対象物を先端把持部2a及び把持部2により両側から挟み付けるようにして把持する。このとき、先端把持部2aや把持部2は、弾性弯曲部4及び弾性体5の弾発力に抗して操作部3と共に把持方向に移動するが、弾性体5により操作部3及び把持部2は移動範囲が狭くなっており、かつ両把持部2には真っ直ぐな方向の力が作用して、氷を確実に把持して取り出すことができる。
【0019】
また、トング1に弾性体5を設けることによって、トング1全体の肉厚を薄く(この実施例では5mm)しても十分に氷を把持して取り出すことができる。さらに、弾性体5の弾発力を変えることによって、トング1のバネ圧を強くしたり弱くしたりして、把持対象物の種類や大きさ等に応じて選択して用いることにより、適切な使用状態が得られる。本発明では、トング1を合成樹脂により一体成形することで、合成樹脂製でありながら、弾性体5の作用で両把持部2により氷を確実に把持して取り出すことができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のトングによれば、上記請求項1及び2の構成を有することにより、以下の作用効果を奏することができる。
【0021】
把持部2は、内面をギザギザ状に形成し、先端に内側に突出する先端把持部2aを設けると共に外側に外側リブ2bを形成し、上記操作部3及び弾性弯曲部4の内側にそれぞれ内側リブ3a,4aを形成し、弾性弯曲部の下方の両操作部間に、操作部を操作して把持部により把持対象物を把持して後把持解除したときに、把持部を元の位置に弾性復帰させる復帰習性を有するΩ形状の弾性体を一体的に設けたので、トングにより容器内の把持対象物を把持して取り出すとき、弾性体によって相対向する把持部の移動範囲が狭くなり、かつ両把持部に真っ直ぐな力が作用して把持対象物を確実に把持して取り出すことができる。また、弾性体を設けることによって、トング全体の厚みを薄くしても把持対象物を把持して取り出すことができる。
【0022】
.弾性体5は、そ厚さを変えることにより、弾発力を変えるようにしたので、トングのバネ圧を強くしたり弱くしたりして、把持対象物の種類や大きさ等に応じて選択して適切に使用することができる。
.トングを合成樹脂により一体成形したので、合成樹脂製でありながら、弾性体の作用で両把持部に真っ直ぐな力が働き、把持対象物を確実に把持して取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトングの全体斜視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図2の上面図である。
【図4】図2の底面図である。
【図5】図2の側面図である。
【図6】図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 トング
2 把持部 2a 先端把持部 2b 外側リブ
3 操作部 3a 内側リブ
4 弾性弯曲部 4a 内側リブ
5 弾性体(厚さが調節可能)

Claims (2)

  1. 先端部に相対向して設けられ、把持対象物を把持する一対の把持部(2)と、該把持部(2)を先端側に備え、相対向して上方に延び、把持部(2)による把持・把持解除操作を行う操作部(3)と、該両操作部(3)を上端部において一体的に連結し、かつ上方に向け弯曲すると共に弾性を有する弾性弯曲部(4)と、からなる一体成形した合成樹脂製トング(1)であって、
    上記把持部(2)は、内面をギザギザ状に形成し、先端に内側に突出する先端把持部(2a)を設けると共に外側に外側リブ(2b)を形成し、上記操作部(3)及び弾性弯曲部(4)の内側にそれぞれ内側リブ(3a,4a)を形成し、弾性弯曲部(4)の下方の両操作部(3)間に、操作部(3)を操作して把持部(2)により把持対象物を把持して後把持解除したときに、把持部(2)を元の位置に弾性復帰させる復帰習性を有するΩ形状の弾性体(5)を一体的に設けたことを特徴とするトング。
  2. 上記弾性体(5)は、そ厚さを変えることにより、弾発力を変えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のトング。
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