JP3609218B2 - Seat belt retractor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルトリトラクターに関し、特に車両の緊急時に巻取軸をロックする慣性ロック機構と、この慣性ロック機構の作動時にリトラクター本体のスライド移動を介してウエビングをクランプするクランプ機構を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にシートベルトリトラクターには、少なくとも、ウエビングを巻取る巻取軸と、この巻取軸を巻取り方向へ付勢するスプリング部材と、車両の衝突等による急減速時やウエビングが急速に引出された時などの緊急時に、巻取軸が回転しないようにロックする緊急ロック機構と、急減速やシートベルト急速引出しを検知して緊急ロック機構を作動する慣性ロック機構が設けられている。
そして、緊急ロック機構により巻取軸がロックされても、ウエビングに大きな荷重が加わると巻取軸に巻付けられたウエビングの巻き締まりによりリトラクターからウエビングの引出しが生じることに鑑み、最近のシートベルトリトラクターにおいては、緊急ロック機構としてウエビングの途中部をクランプしてウエビングの引出しを防止するクランプ機構が設けられる。
【0003】
米国特許第4,687,253 号公報に記載されたシートベルトリトラクターにおけるクランプ機構は、揺動レバーと、この揺動レバーの先端のクランプ具と、シートベルトを隔ててクランプ具に対向する荷重受け部とを有し、慣性ロック機構の作動に応動して揺動レバーがクランプ位置してウエビングの途中部をクランプするようになっている。このシートベルトリトラクターにおいてはウエビングに作用する張力により、巻取り兼ロック機構(慣性ロック機構)の全体をピン部材(公報の図6のピン202)を中心として揺動レバーの方へ揺動させ、その揺動力を伝達機構を介して揺動レバーに伝達するようにクランプ機構を構成してある。しかし、前記のようにピン部材を中心として巻取り兼ロック機構を揺動させる機構では、機構的に無理があり、耐久性を確保することが難しく構造が複雑化する。
【0004】
米国特許第4,241,886 号公報に記載されたシートベルトリトラクターのクランプ機構は、ベルトストップ部材と、ウエビングを隔ててベルトストップ部材に対向する荷重受け部と、ベルトストップ部材の両端部を案内する案内穴と、ベルトストップ部材に連結されたリンク部材と、さらに慣性ロック機構の作動時に巻取軸と一体回転してリンク部材をクランプ側へ駆動するクラッチ手段とを有する。このクランプ機構では、クラッチ手段のクラッチホイールの回転運動によりリンク部材を介してベルトストップ部材をクランプ駆動するので、無理が無く、耐久性に優れるけれども、クラッチ機構の分だけ構造が複雑化し、製作コストが高価になる。
【0005】
他方、クラッチ機構を必要とせず、構造が簡単なものとして実公昭59−20273号公報に記載されたシートベルトリトラクターがある。この公報に記載のシートベルトリトラクターは、車体に固定される取付けフレームと、この取付けフレームにスライド可能に取付けられた可動フレームと、取付けフレームに対して可動フレームをスライド自在に案内するスライド機構と、可動フレームに装備されウエビングの一端側を巻取る巻取軸と、巻取軸を巻取り方向へ付勢するスプリング部材と、急減速時に巻取軸をロックする慣性ロック機構と、慣性ロック機構が作動したときに巻取軸から延びるウエビングの中間部をクランプするクランプ機構とを有する。
【0006】
前記スライド機構は、可動フレームの下端部の中央部に形成された1つの長穴と、この長穴を挿通し取付けフレームをスペーサを介して車体に固定する1つの取付けボルトとで構成されている。前記クランプ機構は、1対の挟持部材と、可動フレームに1対の挟持部材の両端部を保持する1対の案内穴と、取付けフレームに形成され1対の挟持部材の両端部を誘導してクランプ作動させる1対のカム穴とを有する。慣性ロック機構が作動し、巻取軸の回転がロックされると、ウエビングに作用する張力によって可動フレームが取付けフレームに対して相対的に移動する。その結果クランプ機構の1対の挟持部材がカム穴のカム作用でウエビング挟持側へ接近してウエビングを強固にクランプする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記実公昭59−20273号公報に記載のシートベルトリトラクターにおいては、スライド機構の耐久性と円滑作動性とクランプ機構の作動安定性の面で問題がある。即ち、この公報の第1図に相当する図11に示すように、巻取軸100 に巻取られたウエビング101 の巻き径が大きい場合には、巻取軸100 の位置においてウエビング101 から可動フレーム102 に、可動フレーム102 を取付けフレーム103 から離隔させる離隔力が作用し、その離隔力により取付けボルト104 の頭部を支点として可動フレーム102 の下端部においては可動フレーム102 を取付けフレーム103 に押圧する力が作用するので、可動フレーム102 と取付けボルト104 の頭部との摺動抵抗及び可動フレーム102 と取付けフレーム103 との摺動抵抗が大きくなること、クランプ作動が遅れること、クランプ機構105 の作動設定荷重が変わってしまうこと、摩耗による耐久性が低下すること、等の問題がある。これとは反対に、ウエビング101 の巻き径が小さい場合には、可動フレーム102 を取付けフレーム103 に接近させる力が作用するので前記と同様の問題がある。
【0008】
更に、このシートベルトリトラクターにおいては、巻取軸の上下両側の複数個所で可動フレームをスライド自在に案内する構造ではなく、1つの長穴と1つの取付けボルトとで1個所で可動フレームを案内する構造であるため、一層スライド機構の円滑作用性を確保することが難しい。そして、可動フレームと取付けフレームとの摩擦接触面も大きいため、摺動抵抗も大きくなるからスライド機構の円滑作動安定性の面で不利である。
【0009】
また、1対の挟持部材の両端部を1対のカム穴の縁部の小さな受圧面で支持する部分の面圧が大きくなるため、挟持部材やカム穴の縁部が摩耗し易く、耐久性の面で問題がある。そして、取付けフレームを金属板で構成し、挟持部材も金属部品で構成した場合には、挟持部材に作用する摺動抵抗も大きくなり、円滑作動性の面で不利である。しかも、挟持部材の両端部を1対のカム穴の縁部で両端支持するため、挟持部材の変形抑制の観点から、挟持部材を剛性の高い大きな部材でもって構成する必要がある。
【0010】
最近では、シートベルトリトラクターの軽量化と製作コスト低減の為に、極力多くの非強度部品を合成樹脂材料で製作することが要請されているが、実公昭59−20273号公報のリトラクター構造では摺動抵抗が大きく、可動フレームの長穴の近傍部位には、前述したように大きな力が作用するので、可動フレームを合成樹脂材料で構成することは難しい。
本発明の目的は、リトラクター本体をベースフレームに対してスライド自在に支持する機構の耐久性とスライド性能を高めること、クランプ機構の耐久性と作動安定性を高めること、リトラクター本体の製作コストを低減すること、などである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1のシートベルトリトラクターは、車両の乗員拘束用のウエビングの一端が固定された巻取軸とこの巻取軸をウエビング巻取り方向へ常時回転付勢するスプリング部材と車両の緊急時に巻取軸の回転を停止させる慣性ロック機構と巻取軸を回転可能に支持する1対の対向する側壁を有するハウジングとを備えたリトラクター本体と、前記車両の車体に固定されリトラクター本体をウエビング引出し方向へスライド可能に支持するフレームと、前記緊急時に巻取軸の回転を停止させる慣性ロック機構が作動し、ウエビングの引出し力によりリトラクター本体がフレームに対してスライドするとき、フレームと協働してウエビングをクランプするクランプ機構とを備え、前記ハウジングの1対の側壁をフレームの側部にウエビング引出し方向へスライド可能に係合させたことを特徴とするものである。
【0012】
ウエビングの一端側は巻取軸に巻付けられており、巻取軸は常時スプリング部材で巻取り方向へ付勢されているため、ウエビングを巻取軸から自由に引出したり、巻き戻したりすることができる。車両が衝突等により急減速したり、ウエビングを急速に引出したりした緊急時に、慣性ロック機構が作動して巻取軸の回転が停止する。リトラクター本体は、車体に固定されたフレームにウエビング引出し方向へスライド可能に支持され、リトラクター本体のハウジングの1対の側壁がフレームの側部にウエビング引出し方向へスライド可能に係合されているため、前記のように慣性ロック機構が作動し巻取軸の回転が停止したとき、ウエビングの引出し力によりリトラクター本体がフレームに対してスライドし、クランプ機構がフレームと協働してウエビングをクランプする。
【0013】
請求項2のシートベルトリトラクターは、請求項1の発明において、前記クランプ機構は、リトラクター本体のウエビング引出し側に隣接状に配設された楔形のクランプ部材と、このクランプ部材と協働してウエビングをクランプするフレーム側のクランプ受け部と、フレーム側に設けられクランプ部材がリトラクター本体によりウエビング引出し方向へ押動されるときにクランプ部材がクランプ受け部に接近するように案内するガイド部材とを有することを特徴とするものである。
【0014】
前記慣性ロック機構が作動してクランプ機構が作動するとき、ウエビング引出し方向へ移動するリトラクター本体によりクランプ部材が押動され、クランプ部材がガイド部材でガイドされてクランプ受け部に接近するように移動し、クランプ部材とクランプ受け部との間にウエビングを挟持してクランプする。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0015】
請求項3のシートベルトリトラクターは、請求項2の発明において、前記クランプ部材をクランプ解除方向へ付勢するとともに、リトラクター本体を初期位置の方へ付勢する弾性部材をガイド部材とクランプ部材との間に設けたことを特徴とするものである。
クランプ部材はリトラクター本体のウエビング引出し側に隣接状に配設されているため、弾性部材でクランプ部材をクランプ部材をクランプ解除方向へ付勢すると、リトラクター本体も初期位置の方へ付勢される。共通の1つの弾性部材でクランプ部材とリトラクター本体とを付勢するため、弾性部品を節減できる。
慣性ロック機構の作動時には、弾性部材の弾性力に抗してリトラクター本体でクランプ部材を押動させることでクランプ機構を作動させることになるが、クランプ部材とリトラクター本体に無理な力が作用することがない。その他請求項2と同様の作用を奏する。
【0016】
請求項4のシートベルトリトラクターは、請求項2又は3の発明において、前記フレームは、車体側に固定されるベース部と、このベース部の1対の側端部に直角に折曲して一体形成された少なくとも1対の対向する側壁部とを備え、前記ガイド部材が、フレームの1対の側壁部に架着され、このガイド部材のガイド面に沿ってクランプ部材が移動するように誘導する誘導部材が設けられ、この誘導部材がガイド部材に装着されたことを特徴とするものである。
【0017】
ガイド部材をフレームの1対の側壁部に架着するため、ガイド部材をフレームで強固に支持できる。クランプ部材がガイド部材のガイド面に沿って移動するように誘導部材で誘導するため、クランプ部材がガイド部材のガイド面に面接触したまま移動する。それ故、クランプ部材に作用する反力をガイド部材を介してフレームに伝達することができる。クランプ作動時、クランプ部材には圧縮力のみが作用し曲げモーメントが作用しないため、クランプ部材の小型化を図ることができ、クランプ部材を合成樹脂材料で構成することも可能となる。前記誘導部材をガイド部材に装着するため、誘導部材を取付ける構造が簡単化する。その他、請求項2と同様の作用を奏する。
【0018】
請求項5のシートベルトリトラクターは、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記ハウジングの少なくとも1対の側壁部に巻取軸支持位置の上下両側においてウエビング引出し方向へ延びるように夫々形成された複数の長穴と、フレームの少なくとも1対の側壁部に夫々設けられて長穴にスライド自在に嵌合されたピン部材とを有することを特徴とするものである。このように、ハウジングの少なくとも1対の側壁部に夫々形成した複数の長穴に、フレームの少なくとも1対の側壁部に夫々設けた複数のピン部材をスライド自在に嵌合させることで、リトラクター本体をフレームにスライド自在に支持することができる。ハウジングの各側壁の複数の長穴は、巻取軸支持位置の上下両側に形成してあるため、リトラクター本体がフレームのベース部に平行にスライドするように支持することができるから、リトラクター本体が円滑にスライドするうえ、各組の長穴とピン部材間に作用する力も小さくなるため、長穴とピン部材間の摺動抵抗も小さくなる。それ故、リトラクター本体が円滑にスライドするうえ、長穴とピン部材が摩耗しにくくなる。その他請求項1〜3の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0019】
請求項6のシートベルトリトラクターは、請求項5の発明において、前記ハウジングの1対の側壁は、フレームの少なくとも1対の側壁部に微小隙間をもって外嵌するように構成され、ハウジングの側壁には、フレームのベース部側の端縁から各長穴の一端部まで長穴と直交状に切り欠いた前記ピン部材を導入する為の切欠き部が形成され、前記フレームのベース部には、ウエビング引出し方向へ細長い係合穴が形成され、ハウジングのベース部に面する部分には、ピン部材を長穴に係合後にピン部材が切欠き部へ移動しないように係合穴の縁部で係止されるストッパーが形成されたことを特徴とするものである。
【0020】
ハウジングの1対の側壁がフレームの1対の側壁部に微小隙間をもって外嵌するので、リトラクター本体がウエビング引出し巻取り方向へのみフレームに対してスライド移動可能になる。リトラクター本体をフレームに取付ける際に、リトラクター本体の複数の切欠き部を、フレーム側の複数のピン部材に夫々対応させた状態で、リトラクター本体をフレームの方へ接近させると、各ピン部材が切欠き部を通って各長穴の一端部に導入される。次に、リトラクター本体をフレームに対してスライド移動させると、各ピン部材が対応する長穴に嵌合する。この状態で、ハウジングのベース部に面する部分に形成されたストッパーが、フレームのベース部の係合穴に係合し、このストッパーが係合穴の縁部で係止されて、各ピン部材が対応する切欠き部の位置まで移動しなくなる。その他、請求項5と同様の作用を奏する。
【0021】
請求項7のシートベルトリトラクターは、請求項1,2,3,5の何れか1項の発明において、前記慣性ロック機構は、ハウジングに形成された内歯と、巻取軸と一体回転するロッキングギヤと、このロッキングギヤの回転中心から偏心した回転中心回りに回転可能にロッキングギヤに支持されハウジングの内歯と係合可能なロックアームとこのロックアームをロッキングギヤに対して前記内歯との係合を解除する方向に付勢するセンサースプリングとを含むウエビング急速引出し感応センサと、慣性質量体と車両の急減速時に慣性質量体によりロッキングギヤの外歯に係合させられる揺動レバーとを含む車両急減速感応センサとを備えたことを特徴とするものである。
【0022】
慣性ロック機構は、ウエビング急速引出し感応センサの作動を介して作動するとともに、車両急減速感応センサの作動を介しても作動する。
ウエビングを急速に引出した時には、ウエビング急速引出し感応センサが作動して慣性ロック機構が作動し、ロッキングギヤの回転が停止する。この場合、ロッキングギヤに対するロックアームの回転遅れが生じて、ロックアームがハウジングの内歯と係合し、この内歯とロックアームによりロッキングギヤの回転が停止する。車両の急減速時には車両急減速感応センサが作動して慣性ロック機構が作動し、ロッキングギヤの回転が停止する。この場合、慣性質量体により揺動レバーがロッキングギヤの外歯に係合させられ、この揺動レバーによりロッキングギヤの回転が停止する。ロッキングギヤの回転が停止すると、巻取軸の回転も停止し、リトラクター本体はウエビングの張力によりフレームに対してスライド移動し、クランプ機構を作動させる。その他、請求項1,2,3,5の何れか1項と同様の作動を奏する。
【0023】
請求項8のシートベルトリトラクターは、請求項7の発明において、前記揺動レバーは、ロッキングギヤの外周付近で周方向へ延び基端部が回動自在に支持されたレバー基部と、このレバー基部の先端からロッキングギヤの中心方向に延びる係合爪部とを有し、前記揺動レバーの係合爪部がロッキングギヤに係合したときに係合爪部に作用する衝撃力を受け止めるレバー補助部材をハウジングに一体的に設けたことを特徴とするものである。
【0024】
車両急減速感応センサが作動し、揺動レバーの係合爪部がロッキングギヤに係合したとき、係合爪部にはロッキングギヤから大きな衝撃力が作用するが、その衝撃力を受け止めるレバー補助部材をハウジングに一体的に設けたので、揺動レバーの耐久性を確保でき、揺動レバーのレバー基部の基端部を回動自在に支持する構造を簡単化でき、揺動レバーを合成樹脂材料で構成することも可能になる。
その他、請求項7と同様の作用を奏する。
【0025】
請求項9のシートベルトリトラクターは、請求項8の発明において、前記ロッキングギヤには、ロッキングギヤに対するロックアームの相対回動範囲を制限するストッパーと、ロックアームの先端爪部がハウジングの内歯に係合した状態においてロックアームの先端爪部に作用する衝撃力を受け止めるロックアーム補助部材とが一体形成されたことを特徴とするものである。
ロッキングギヤに形成したストッパーにより、ロッキングギヤに対するロックアームの相対回動範囲が制限され、ロッキングギヤに形成したロックアーム補助部材により、ロックアームの先端爪部がハウジングの内歯に係合した状態においてロックアームの先端爪部に作用する衝撃力を受け止める。その他、請求項8と同様の作用を奏する。
【0026】
請求項10のシートベルトリトラクターは、請求項1,3,4,7の何れか1項の発明において、前記フレームとハウジングとの間に、フレームに対してリトラクター本体をウエビング引出し方向と反対方向へ弾性付勢する補助スプリング部材を設けたことを特徴とするものである。
このように、補助スプリング部材を設け、その弾性力を適宜設定することにより、クランプ機構を作動させる設定荷重を自由に設定することができる。その他請求項1,3,4,7の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1、図7に示すように、シートベルトリトラクター1は車両の乗員を拘束するウエビング2を引出し可能に巻取る為のものである。
このシートベルトリトラクター1は、基本的に、車両の車体に固定される金属製のフレーム3と、このフレーム3にウエビング2の引出し方向及び巻取り方向(上下方向)へスライド可能に支持されたリトラクター本体4と、リトラクター本体4をフレーム3に上下方向へスライド可能に係合させるスライド機構5と、ウエビング2を急に引出した時および車両の衝突等の急減速時にリトラクター本体4の慣性ロック機構40が作動したときにリトラクター本体4から引出されたウエビング2の途中部をクランプするクランプ機構6を有する。
【0028】
最初に、フレーム3について説明する。
図1に示すように、フレーム3は、上下方向に長い矩形状のベース部10と、ベース部10の中段部位においてベース部10の左右の側端部に直角に折曲して一体形成された1対の対向する側壁部11a,11bと、ベース部10の下端近傍部位においてベース部10の左右の側端部に直角に折曲して一体形成された1対の対向する側壁部12a,12bと、ベース部10の上部においてベース部10の左右の側端部に直角に折曲して一体形成された1対の対向する側壁部13a,13b等を有する。側壁部11a,11bは巻取軸20よりも上側に位置し、側壁部12a,12bは巻取軸20よりも下側に位置している。
【0029】
ベース部10の中段の下部には、上下方向に細長い係合穴10aが形成され、ベース部10の下端近傍部には車体にボルトで固定する為のボルト穴10bが形成されている。側壁部11a,11bには、外側へ突出するピン14が夫々設けられ、側壁部12a,12bには、外側へ突出するピン15が夫々設けられている。図1に示すように成形加工により側壁部にピン14,15を一体的に形成してもよいし、図10に示すように側壁部を切り起こした一体のピン15Aに形成してもよいし、側壁部にピン部材を固定した構造でもよい。
側壁部13a,13bには、クランプ機構6のガイド部材82を装着する為の取付け穴16と、外側へ切り起こしたスプリング受け部17が夫々形成されている。そして、側壁部13a,13bには、車体に固定されるブラケットに固定する為のビスを挿通させるビス穴18aを形成した取付け部18が夫々形成されている。
【0030】
次に、リトラクター本体4について説明する。
図1、図7〜図9に示すように、リトラクター本体4は、ウエビング2の一端が固定されてウエビング2が巻き付けられる合成樹脂製の巻取軸20と、この巻取軸20をウエビング巻取り方向へ常時回転付勢するゼンマイバネからなるスプリング部材30と、ウエビング2を急速に引出した時および車両の衝突による急減速時に巻取軸20の回転を停止させる慣性ロック機構40と、巻取軸20を回転自在に支持するとともにスプリング部材30と慣性ロック機構40が装備される合成樹脂製のハウジング60等を有する。
【0031】
図1〜図4に示すように、ハウジング60は、右側壁60aと左側壁60bと上壁部61とその他の複数の機能部とを一体成形したものである。左右の側壁60a,60bの後端は、フレーム3のベース部10と一致する後端面62に形成されている。左右の側壁60a,60bの上部の後端付近には、上下方向へ細長い1対の長穴63,63が左右対称に形成されており、左右の側壁60a,60bの下部の後端付近には、上下方向へ細長い1対の長穴64,64が左右対称に形成されている。各長穴63,64の上端から後端面62へ前後方向向きの切欠き部63a,64aが形成され、各切欠き部63a,64aはブリッジ部65の内側に形成されている。
【0032】
右側壁60aには、巻取軸20の大径軸部21を回転自在に支持する大径軸穴66と、慣性ロック時に巻取軸20の回転を停止させる為のラチェット内歯67と、円弧状の複数のカバー位置決め部68と、センサ取付け部69a,69bと、レバー補助部70とが形成されている。左側壁60bには、巻取軸20の軸部22を回転自在に支持する軸穴71が形成されている。ハウジング60の上壁部61の後端部分の上面部には、クランプ機構6のクランプ部材84に常時当接する十分な強度の当接部72が形成され、右側壁60aと左側壁60bの上端近傍部には、スプリング受け部73が形成されている。尚、ハウジング60に巻取軸20を装着してから巻取軸20にウエビング2の一端部を固定してウエビング2を巻付ける為に、ハウジング60の前面61aは開放されている。
【0033】
ハウジング60の左側壁60bの外面側にスプリングケース74が固定され、巻取軸20を巻取り方向へ付勢するスプリング部材30の内側端部が巻取軸20の軸部22に連結され、スプリング部材30の外側端部がスプリングケース74に連結され、スプリングケース74とスプリング部材30の外側がカバー75により覆われる。
【0034】
図1に示すように、慣性ロック機構40は、ラチェット内歯67と、合成樹脂製のロッキングギヤ41(ラチェットホイール)と、金属製のロックアーム42とセンサスプリング43とを含むウエビング急速引出し感応センサと、車両急減速感応センサ44等で構成されている。ロッキングギヤ41は、外歯41aを有し、巻取軸20のボス部に形成されたスプライン穴23に相対回転不能にスプライン係合されるとともに、ラチェット内歯67に相対回転自在に外嵌されている。図1、図5に示すように、ロッキングギヤ41には、ロックアーム42を収容する凹部41bが左端開放状に形成され、ロッキングギヤ41のスプライン軸部45が巻取軸20のスプライン穴23に係合されている。
【0035】
図5、図6に示すように、ロッキングギヤ41の凹部41bには、スプライン軸部45から偏心したピン部46と、1対の係合片47a,47bと、スプリング受け部48と、ロックアーム42の回動範囲を規制するストッパー49a〜49cと、ロックアーム補助部50とが一体形成されている。ロックアーム42は、質量部51と、スプリング受け部52と、ラチェット内歯67に係合可能な先端爪部53とを有する。ロックアーム42は、ピン部46に回動自在に軸支され、1対の円弧穴54a,54bの段部に係合させた1対の係合片47a,47bで抜け止めされている。
【0036】
ロックアーム42のスプリング受け部52とロッキングギヤ41のスプリング受け部48との間に弱い圧縮状のセンサスプリング43が装着され、このセンサスプリング43によって、ロックアーム42は、その先端爪部53がラチェット内歯67から離隔する方向へ付勢され、ストッパー49cで受け止められている。ウエビング2が急に引出されると、ロックアーム42には、質量部51に作用する慣性力でロッキングギヤ41に対する回転遅れが生じ、先端爪部53が内歯67に係合し、ロッキングギヤ41を停止させる。このとき、ロックアーム42は、ストッパー49a,49bで受け止められ、先端爪部53はロックアーム補助部50で受け止められる。
【0037】
図1、図7〜図9に示すように、車両急減速感応センサ44は、車両の急減速時にロッキングギヤ41の回転を停止させる為のものである。このセンサ44は、金属製の球状の慣性質量体55と、この慣性質量体55を収容するホルダ56と、このホルダ56に揺動自在に取付けられた揺動レバー57とを有する。揺動レバー57は、レバー基部57aと、その前端部から直角に立ち上がる係合爪部57bとを有する。ホルダ56の収容部に慣性質量体55が収容され、ホルダ56の後端部の1対の軸支持部56aにレバー基部57aの後端の1対の軸部57cが回動自在に軸支され、ホルダ56がハウジング60の右側壁60aの取付け部69a,69bに装着され、センサ44がロッキングギヤ41の下側の外周付近に配設される。揺動レバー57のレバー基部57aがロッキングギヤ41の周方向に向き、係合爪部57bがロッキングギヤ41の中心方向に向いてロッキングギヤ41の外歯41aに係合可能な状態に配置される。前記慣性ロック機構40を組付けた状態において、慣性ロック機構40の外側は合成樹脂製のカバー部材76で覆われる。
【0038】
次に、スライド機構5について説明する。
図1、図5、図7〜図9に示すように、スライド機構5は、リトラクター本体4をフレーム3に上下方向へスライド可能に係合させて支持するものである。スライド機構5は、フレーム3に形成した側壁部11a,11b,12a,12bと、これら側壁部に形成された4つのピン14,15と、ハウジング60の右側壁60a及び左側壁60bと、これらの側壁60a,60bに形成された4つの長穴63,64等で構成されている。ハウジング60の右側壁60aと左側壁60bは、1対の側壁部11a,11b及び1対の側壁部12a,12bに微小隙間をもって外嵌するように形成され、右側壁60aの長穴63,64の上端部に連なる切欠き部63a,64aの間隔は、側壁部11a,12aのピン14,15間の間隔に等しく、また、左側壁60bの長穴63,64の上端部に連なる切欠き部63a,64aの間隔は、側壁部11b,12bのピン14,15間の間隔に等しく設定されている。
【0039】
それ故、リトラクター本体4を前方からフレーム3に接近するように移動させながら、4つのピン14,15を4つの切欠き部63a,64aに夫々導入して4つの長穴63,64の上端部に夫々導入し、その後リトラクター本体4を上方移動させると、4つのピン14,15が4つの長穴63,64に夫々係合した状態になる。この係合状態において、リトラクター本体4は、4つのピン14,15と4つの長穴63,64を介してフレーム3に対して上下方向にスライド可能になる。
【0040】
但し、リトラクター本体4のフレーム3からの離脱防止の為に、図2〜図4に示すように、ハウジング60の後端側の中段部には、左右方向に延びる板状部77が一体形成され、この板状部77の中央部には、前後方向へ弾性変形可能なストッパー77aが形成され、リトラクター本体4を前記のようにフレーム3に係合させた状態では、ストッパー77aが係合穴10aに嵌まり、4つのピン14,15が夫々4つの長穴63,64の上端部よりも少し下側の位置にあるときに、ストッパー77aが係合穴10aの下端縁で係止されて、リトラクター本体4がそれ以上下方へ移動するのを規制する。従って、4つのピン14,15が夫々4つの切欠き部63a,64aから外れることがなく、リトラクター本体4がフレーム3から離脱することがない。
【0041】
次に、クランプ機構6について説明する。
図1、図7〜図9に示すように、クランプ機構6は、ウエビング2が急速に引出されたり、或いは、車両が急減速したりして、慣性ロック機構40が作動したときにリトラクター本体4から引出されたウエビング2の途中部を強固にクランプするものである。このクランプ機構6は、フレーム3のベース部10の上端部にビス80a,80bで固定された金属製のクランプ受け部材81と、金属製のガイド部材82と、合成樹脂製の誘導部材83と、合成樹脂製の楔形のクランプ部材84と、板バネ85等で構成されている。リトラクター本体60から上方へ導出されたウエビング2は、クランプ受け部材81とクランプ部材84との間を通って上方へ延びており、クランプ部材84とクランプ受け部材81とでウエビング2がクランプされる。
【0042】
前記ガイド部材82は、側壁部13a,13bに両端支持にて架着され、ガイド部材82の両端部が側壁部13a,13bの取付け穴16,16に夫々嵌合されて固定されている。ガイド部材82の後側の案内面82aは、上方程クランプ受け部材81に接近するように傾斜状に形成され、この案内面82aとクランプ受け部材81との間にクランプ部材84が装着されている。誘導部材83は、クランプ部材84が案内面82aと平行に移動するようにクランプ部材84を誘導するものである。誘導部材83の左右の側壁83aの矩形穴83bにガイド部材82を挿通させることで、誘導部材83がガイド部材82に装着されて組付けられる。このとき、誘導部材83は、その先端端枠83cがクランプ受け部材81に外嵌する状態に組付けられる。
【0043】
誘導部材83の上壁にはウエビング通過穴86が形成され、誘導部材83の下面部には、クランプ部材84を導入する導入開口87が形成されている。誘導部材83の左右の側壁83aには、案内部材82の案内面82aと平行な誘導スリット88が下端開放状に夫々形成されている。クランプ部材84の被案内面84aは案内面82aと平行であり、クランプ部材84のクランプ面84bはクランプ受け部材81の受け面と平行であり、そのクランプ面84bにはウエビング2との係合を高める為の多数の微小突起が形成されている。クランプ部材84の左右両端面には夫々突起部89が形成され、これら突起部89が左右の誘導スリット88に夫々導入され、クランプ部材84はハウジング60の当接部72に当接する状態に組付けられる。
【0044】
クランプ機構6の作動時に、クランプ部材84は、その被案内面84aをガイド部材82の案内面82aに当接させた状態で、案内面82aと平行に移動するように誘導スリット88で案内され、クランプ部材84の左右側面は、誘導部材83の左右の側壁83aで夫々案内される。クランプ部材84の前面側の下端部中央にはバネ受け部90が一体形成され、ガイド部材82とバネ受け部90間に湾曲した板バネ85が装着され、この板バネ85によって、クランプ部材84がクランプ解除側(下方)へ付勢されるとともに、リトラクター本体4がフレーム3に対して下方へ付勢されている。更に、リトラクター本体4をフレーム3に対して下方に付勢する左右の1対の補助スプリング91が設けられ、これら補助スプリング91は、ハウジング60のスプリング受け部73,73と、側壁部13a,13bのスプリング受け部17,17間に夫々圧縮状に装着されている。これら補助スプリング91の弾性力を適宜設定することにより、リトラクター本体4がクランプ機構6を作動させる設定荷重を適切に設定できる。
【0045】
以上説明したシートベルトリトラクター1の作用について説明する。
慣性ロック機構40が作動してない状態では、リトラクター本体4は、板バネ85と1対の補助スプリング91で下方へ付勢されているため、リトラクター本体4は、図7に示すようにフレーム3に対して相対的に下限位置にあり、4つのピン14,15は、夫々、対応する長穴63,64の上端部よりも少し下方の位置にある。クランプ部材84は板バネ85でクランプ解除側へ付勢されているため、クランプ部材84は、下方へ後退した位置にあってリトラクター本体4の当接部72に当接しており、クランプ面84bとクランプ受け部材81との間にはウエビング2の円滑な通過を許すウエビング通過隙間が形成されている。車両急減速感応センサ44の慣性質量体55は収容部の後部に位置し、揺動レバー57の係合爪部57bがロッキングギヤ41の外歯41aから離隔している。それ故、ウエビング2を巻取軸20から引出したり、巻取軸20に巻取ったりできる。
【0046】
車両が急減速したとき、前記センサ44を介して慣性ロック機構40が作動し、ロッキングギヤ41の回転と巻取軸20の回転を停止させる。この場合、センサ44の慣性質量体55に作用する慣性力により慣性質量体55が収容部内で移動する。その結果、慣性質量体55が揺動レバー57の係合爪部57bを押し上げると、係合爪部57bがロッキングギヤ41の外歯41aに係合してロッキングギヤ41の回転を停止させる。このとき、右側壁60aのレバー補助部70により係合爪部57bに作用する衝撃力が受け止められるため揺動レバー57が破損することはない。
【0047】
ロッキングギヤ41が停止すると、ウエビング2に作用する張力がリトラクター本体4に直接作用し、クランプ機構6が作動する。即ち、図8、図9に示すように、リトラクター本体4が板バネ85と1対の補助スプリング91の付勢力に抗して、スライド機構5を介して上方へスライド移動し、クランプ部材84がリトラクター本体4により上方へ押動され、クランプ部材84は、その被案内面84aをガイド部材82の案内面82aに接触させたまま、誘導スリット88の誘導スリット88の誘導作用で案内面82aと平行に上方へ移動しながらクランプ受け部材81の方へ接近し、クランプ部材84のクランプ面84bとクランプ受け部材81とでウエビング2を強固にロック状態にする。従って、巻取軸20に巻付けられたウエビング2の部分の巻き締まりが発生せず、ウエビング2が引出されることが無く、乗員を拘束する拘束機能が確保される。
【0048】
一方、ウエビング2が手で急速に引出された時、或いは、車両の衝突などにより乗員が急に前方へ移動してウエビング2が急速に引出された時には、ウエビング急速引出し感応センサを介して慣性ロック機構40が作動し、ロッキングギヤ41の回転と巻取軸20の回転を停止させる。この場合、ロッキングギヤ41の回転に対するロックアーム42の回転遅れにより、ロックアーム42の先端爪部53がハウジング60の内歯67に係合し、その内歯67とロックアーム42によりロッキングギヤ41の回転がロックされる。そして、前記と同様に、ウエビング2に作用する張力がリトラクター本体4に直接作用し、クランプ機構6が作動し、ウエビング2がクランプされ、乗員を拘束する拘束機能が確保される。
【0049】
リトラクター本体4の1対の側壁60a,60bをフレーム3の2対の側壁部11a,11b,12a,12bに長穴63,64とピン14,15を介して上下方向へスライド可能に係合させてあるため、慣性ロック機構40が作動しウエビング2の張力に起因する回転モーメントがリトラクター本体4に作用しても、その回転モーメントは1対の側壁60a,60bと平行に作用するから、側壁60a,60bに面直交方向の圧接力がフレーム3から作用することがない。
ハウジング60の1対の側壁60a,60bがフレーム3の2対の側壁部11a,11b,12a,12bに微小隙間をもって外嵌するので、リトラクター本体4がフレーム3に対して上下方向へのみスライド移動可能になる。
【0050】
従って、リトラクター本体4がフレーム3に対してスライド移動する時の摺動抵抗が小さく、リトラクター本体4のスライド移動が円滑化し、クランプ機構6の作動が安定し、側壁60a,60b等が摩耗しにくいため耐久性に優れる。しかも、摺動抵抗が小さいため、ウエビング2の比較的小さな張力でリトラクター本体4がスライドできるから、リトラクター本体4が強度の面で有利になり、ハウジング60と巻取軸20と慣性ロック機構40の殆どの部品を合成樹脂材料で構成することができ、リトラクター本体4の製作コストを格段に低減することができる。
【0051】
ハウジング60の左右の側壁部60a,60bに夫々形成した複数の長穴63,64に、フレーム3の側壁部11a,11b,12a,12bに夫々設けた複数のピン14,15をスライド自在に嵌合させることで、リトラクター本体4をフレーム3にスライド自在に支持し、各側壁60a,60bの複数の長穴63,64は、巻取軸20を支持する位置の上下両側に形成してあるため、リトラクター本体4がフレーム3のベース部10に平行にスライドするように支持でき、各組の長穴63,64とピン14,15との間に作用する圧接力も小さくなる。
そのため、摺動抵抗も小さく、リトラクター本体4が円滑にスライド可能になり、長穴63,64とピン14,15が摩耗しにくくなる。そして、ウエビング2の張力に起因する回転ーメントにより長穴63,64とピン14,15間に作用する圧接力が変動しても、元々小さな摺動抵抗が僅かに変動するだけである。
【0052】
ハウジング60の側壁部60a,60bにはフレーム3のベース部10側の端縁から各長穴63,64の上端部まで長穴63,64と直交状に切り欠いた切欠き部63a,64aを形成したので、ピン14,15を切欠き部63a,64aを介して長穴63,64に導入できるから、リトラクター本体4をフレーム3に簡単に取付けることができる。リトラクター本体4をフレーム3に取付けた状態では、ハウジング60に形成したストッパー77aをフレーム3のベース部10の係合穴10aに係合させて、ストッパー77aを係合穴10aの下端縁で係止して、フレーム3側のピン14,15が切欠き部63a,64aへ移動しないように規制するので、リトラクター本体4がフレーム3から外れることがない。また、フレーム3とハウジング60との間に、フレーム3に対してリトラクター本体4を下方へ弾性付勢する補助スプリング91を設けたので、その補助スプリング91の弾性力を適宜設定することにより、クランプ機構6を作動させる設定荷重を自由に設定することができる。
【0053】
クランプ機構6が、楔形のクランプ部材84と、フレーム3側のクランプ受け部材81と、クランプ部材84を案内するガイド部材82とを主体として構成されるので、クランプ機構6の構成が簡単になる。楔形のクランプ部材84を用いるためクランプ機構6の倍力率が大きくなり、クランプ機構6を小型化することができる。クランプ部材84をガイド部材82に面接触させて案内できるから摩耗しにくく耐久性に優れるうえ、クランプ部材84に曲げモーメントが作用しないためクランプ部材84を小型化することができ、合成樹脂材料で構成できる。
【0054】
共通の1つの板バネ85でもって、クランプ部材84をクランプ解除方向へ付勢し且つリトラクター本体4を初期位置の方へ付勢するため、弾性部材を節減でき、クランプ機構6の作動時にクランプ部材84とリトラクター本体4とに無理な力が作用することもない。ガイド部材82をフレーム3の1対の側壁部13a,13bに架着するため、ガイド部材82をフレーム3で強固に支持できる。
クランプ部材84がガイド部材82のガイド面82aに沿って移動するように誘導部材83で誘導するため、クランプ部材84がガイド面82aに面接触したまま移動する。それ故、クランプ部材84に作用する反力をガイド部材82を介してフレーム3に伝達することができる。前記誘導部材83をガイド部材82に装着するため、誘導部材83を取付ける構造が簡単化する。
【0055】
慣性ロック機構40が作動したとき、リトラクター本体4はウエビング2の張力により円滑にスライド移動し、慣性ロック機構40に無理な力が作用したりすることもないので、慣性ロック機構40のうち慣性質量体55を除く殆どの部品を合成樹脂材料で構成することも可能になり、慣性ロック機構40の製作コストを大幅に低減することが可能になる。
【0056】
前記車両急減速感応センサ44の揺動レバー57の係合爪部57bがロッキングギヤ41に係合したときに係合爪部57bに作用する衝撃力を受け止めるレバー補助部70をハウジング60に一体的に設けたので、揺動レバー57の耐久性を確保でき、揺動レバー57のレバー基部57aの後端部を回動自在に支持する構造を簡単化でき、揺動レバー57を合成樹脂材料で構成することができる。
【0057】
前記ロッキングギヤ41には、ロックアーム42の相対回動範囲を制限するストッパー49a〜49cと、ロックアーム42の先端爪部53がハウジング60の内歯67に係合した状態において先端爪部53に作用する衝撃力を受け止めるロックアーム補助部50とが一体形成されたので、ストッパー49a〜49cによりロックアーム42の回動範囲を制限でき、ロックアーム42の先端爪部53に作用する衝撃力をロックアーム補助部50により受け止めることができる。その結果、ロックアーム42をロッキングギヤ41に回動自在に支持するピン部46の荷重を軽減できるから、そのピン部46、ロッキングギヤ41、そのストッパー49a〜49c、ロックアーム補助部50等を合成樹脂材料で一体形成し、それらの製作コストを低減することが可能になる。
【0058】
前記シートベルトリトラクター1を部分的に変更する例について説明する。
ハウジング60の側壁60a,60bをフレーム3の側壁部11a,11b,12a,12b,13a,13bの内側に係合させてもよい。また、フレーム3の側壁部11a,11b,12a,12b,13a,13bは連続するように形成してもよい。また、長穴63,64と、ピン14,15の代わりに、係合溝と係合突起とを適用することも可能である。また、クランプ機構6のガイド部材82をフレーム3と一体的に構成することも可能である。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えて実施できることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、リトラクター本体の1対の側壁を車体に固定されるフレームの側部にウエビング引出し方向へスライド可能に係合させてあるため、慣性ロック機構が作動しウエビングの張力に起因する回転モーメントがリトラクター本体に作用しても、その回転モーメントは1対の側壁と平行に作用するから、1対の側壁に面直交方向の圧接力がフレームの側部から作用することがない。
【0060】
従って、リトラクター本体がフレームに対してスライド移動する時の摺動抵抗が小さく、リトラクター本体のスライド移動が円滑化し、クランプ機構の作動が安定し、側壁等が摩耗しにくいため耐久性に優れる。しかも、摺動抵抗が小さいため、比較的小さなウエビングの張力でリトラクター本体がスライドできるから、リトラクター本体の強度の面で有利になり、ハウジングと巻取軸と慣性ロック機構の殆どの部品を合成樹脂材料で構成することも可能になり、その場合にはリトラクター本体の製作コストを格段に低減することができる。
【0061】
尤も、ハウジングの1対の側壁をフレームの側部にスライド自在に係合させて支持する為には、1対の側壁に形成した長穴(又は、ピン部材)にフレーム側のピン部材(又は長穴)を係合させる等の構造を適用する必要があるが、この場合摺動抵抗は非常に小さいので、前記回転モーメントにより長穴とピン部材間に作用する圧接力が変動しても、摺動抵抗が僅かに変動だけである。
【0062】
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、クランプ機構が、楔形のクランプ部材と、フレーム側のクランプ受け部と、クランプ部材を案内するガイド部材とを主体として構成されるので、クランプ機構の構成が簡単になる。楔形のクランプ部材を用いるためクランプ機構の倍力率が大きくなり、クランプ機構の小型化を図ることができる。クランプ部材をガイド部材に面接触させて案内できるから摩耗しにくく耐久性に優れるうえ、クランプ部材に曲げモーメントが作用しないためクランプ部材を小型化できる。
【0063】
請求項3の発明によれば、請求項2と同様の効果を奏するが、共通の1つの弾性部材でクランプ部材をクランプ解除方向へ付勢し且つリトラクター本体を初期位置の方へ付勢するため、弾性部材を節減でき、クランプ機構の作動時にクランプ部材とリトラクター本体とに無理な力が作用することもない。
【0064】
請求項4の発明によれば、請求項2又は3と同様の効果を奏するが、ガイド部材をフレームの1対の側壁部に架着するため、ガイド部材をフレームで強固に支持できる。クランプ部材がガイド部材のガイド面に沿って移動するように誘導部材で誘導するため、クランプ部材がガイド部材のガイド面に面接触したまま移動する。 それ故、クランプ部材に作用する反力をガイド部材を介してフレームに伝達することができる。クランプ作動時、クランプ部材には圧縮力のみが作用し曲げモーメントが作用しないため、クランプ部材の小型化を図ることができ、クランプ部材を合成樹脂材料で構成することも可能になる。前記誘導部材をガイド部材に装着するため、誘導部材を取付ける構造が簡単化する。
【0065】
請求項5の発明によれば、請求項1〜3の何れか1項と同様の効果を奏するが、ハウジングの少なくとも1対の側壁部に夫々形成した複数の長穴に、フレームの少なくとも1対の側壁部に夫々設けた複数のピン部材をスライド自在に嵌合させることで、リトラクター本体をフレームにスライド自在に支持することができる。ハウジングの各側壁の複数の長穴は、巻取軸支持位置の上下両側に形成してあるため、リトラクター本体がフレームのベース部に平行にスライドするように支持することができるから、リトラクター本体が円滑にスライドするうえ、各組の長穴とピン部材間に作用する力も小さくなるため、長穴とピン部材間の摺動抵抗も小さくなる。それ故、リトラクター本体が円滑にスライドするうえ、長穴とピン部材が摩耗しにくくなる。
【0066】
請求項6の発明によれば、請求項5と同様の効果を奏するが、ハウジングの1対の側壁がフレームの1対の側壁部に微小隙間をもって外嵌するので、リトラクター本体がウエビング引出し方向と巻取り方向へのみフレームに対してスライド移動可能になる。ハウジングの側壁部にはフレームのベース部側の端縁から各長穴の一端部まで長穴と直交状に切り欠いた切欠き部を形成したので、リトラクター本体をフレームに簡単に取付けることができる。リトラクター本体をフレームに取付けた状態では、ハウジングに形成したストッパーをフレームのベース部の係合穴に係合させて、ストッパーを係合穴の端縁で係止して、フレームの側壁部のピン部材が切欠き部へ移動しないように規制するので、リトラクター本体がフレームから外れることがない。
【0067】
請求項7の発明によれば、請求項1,2,3,5の何れか1項と同様の効果を奏するが、前記慣性ロック機構は、ハウジングに形成された内歯と、巻取軸と一体回転するロッキングギヤと、ロックアームとセンサースプリングとを含むウエビング急速引出し感応センサと、慣性質量体と車両の急減速時に慣性質量体によりロッキングギヤの外歯に係合させられる揺動レバーとを含む車両急減速感応センサとを備えているので、慣性ロック機構は、ウエビングを急速に引出した時にウエビング急速引出し感応センサの作動を介して作動するとともに、車両の衝突等で急減速した時に車両急減速感応センサの作動を介して作動する。慣性ロック機構が作動すると、巻取軸の回転が停止するため、リトラクター本体はウエビングの張力によりフレームに対してスライド移動してクランプ機構を作動させる。リトラクター本体は円滑にスライド移動し、無理な力が作用したりすることもないので、慣性質量体等を除く殆どの部品を合成樹脂材料で構成し、それらの製作コストを低減することが可能になる。
【0068】
請求項8の発明によれば、請求項7と同様の効果を奏するが、前記揺動レバーは、ロッキングギヤの外周付近で周方向へ延び基端部が回動自在に支持されたレバー基部と、このレバー基部の先端からロッキングギヤの中心方向に延びる係合爪部とを有し、前記揺動レバーの係合爪部がロッキングギヤに係合したときに係合爪部に作用する衝撃力を受け止めるレバー補助部材をハウジングに一体的に設けたので、揺動レバーの耐久性を確保でき、揺動レバーのレバー基部の基端部を回動自在に支持する構造を簡単化でき、揺動レバーを合成樹脂材料で構成することも可能になる。
【0069】
請求項9の発明によれば、請求項8と同様の効果を奏するが、前記ロッキングギヤには、ロッキングギヤに対するロックアームの相対回動範囲を制限するストッパーと、ロックアームの先端爪部がハウジングの内歯に係合した状態においてロックアームの先端爪部に作用する衝撃力を受け止めるロックアーム補助部材とが一体形成されたので、ストッパーによりロッキングギヤに対するロックアームの相対回動範囲を制限でき、ロックアームの先端爪部がハウジングの内歯に係合した状態においてロックアームの先端爪部に作用する衝撃力をロックアーム補助部材により受け止めることができる。その結果、ロックアームをロッキングギヤに回動自在に支持する軸部材の荷重を軽減できるから、その軸部材、ロッキングギヤ、そのストッパー、ロックアーム補助部材等を合成樹脂材料で一体形成し、それらの製作コストを低減することが可能になる。
【0070】
請求項10の発明によれば、請求項1,3,4,7の何れか1項と同様の効果を奏するが、前記フレームとハウジングとの間に、フレームに対してリトラクター本体をウエビング引出し方向と反対方向へ弾性付勢する補助スプリング部材を設けたので、その補助スプリング部材の弾性力を適宜設定することにより、クランプ機構を作動させる設定荷重を自由に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシートベルトリトラクターの分解斜視図である。
【図2】シートベルトリトラクターのリトラクター本体の左側面図である。
【図3】シートベルトリトラクターのハウジングの後側面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】ロッキングギヤとロックアームとセンサスプリングの左側面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】シートベルトリトラクター(非クランプ状態)の右側面図である。
【図8】シートベルトリトラクター(クランプ状態へ移行途中)の右側面図である。
【図9】シートベルトリトラクター(クランプ状態)の右側面図である。
【図10】変更形態に係るフレームのベース部と側壁部とピンの部分斜視図である。
【図11】従来技術に係るシートベルトリトラクター(クランプ状態)の断面図である。
【符号の説明】
1 シートベルトリトラクター
2 ウエビング
3 フレーム
4 リトラクター本体
5 スライド機構
6 クランプ機構
10 ベース部
11a,11b 側壁部
12a,12b 側壁部
13a,13b 側壁部
14,15 ピン
17 スプリング受け部
20 巻取軸
30 スプリング部材
40 慣性ロック機構
41 ロッキングギヤ
42 ロックアーム
43 センサスプリング
44 車両急減速感応センサ
49a〜49c ストッパー
50 ロックアーム補助部
55 慣性質量体
57 揺動レバー
57a レバー基部
57b 係合爪部
60 ハウジング
60a,60b 側壁
63,64 長穴
63a,64a 切欠き部
67 内歯
70 レバー補助部
73 スプリング受け部
81 クランプ受け部材
82 ガイド部材
83 誘導部材
84 クランプ部材
85 板バネ
91 補助スプリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat belt retractor, and in particular, an inertia lock mechanism that locks a take-up shaft in an emergency of a vehicle, and a clamp mechanism that clamps a webbing through sliding movement of the retractor body when the inertia lock mechanism is operated. About things.
[0002]
[Prior art]
Generally, at least a take-up shaft that winds up a webbing, a spring member that urges the take-up shaft in the take-up direction, and a webbing are quickly pulled out when the seat belt retractor is suddenly decelerated due to a vehicle collision or the like. An emergency lock mechanism that locks the take-up shaft so as not to rotate in an emergency such as when an emergency occurs, and an inertia lock mechanism that activates the emergency lock mechanism by detecting sudden deceleration or rapid withdrawal of the seat belt are provided.
And even if the take-up shaft is locked by the emergency lock mechanism, when a large load is applied to the webbing, the webbing is pulled out from the retractor due to the tightening of the webbing wound around the take-up shaft. In the belt retractor, a clamp mechanism that clamps the middle part of the webbing and prevents the webbing from being pulled out is provided as an emergency lock mechanism.
[0003]
The clamp mechanism in the seat belt retractor described in US Pat. No. 4,687,253 includes a swing lever, a clamp tool at the tip of the swing lever, and a load facing the clamp tool across the seat belt. And a rocking lever that is clamped in response to the operation of the inertia lock mechanism to clamp the middle portion of the webbing. In this seat belt retractor, the entire winding and locking mechanism (inertia locking mechanism) is swung around the pin member (the pin 202 in FIG. 6 of the publication) toward the rocking lever by the tension acting on the webbing. The clamp mechanism is configured to transmit the swing force to the swing lever via the transmission mechanism. However, the mechanism that swings the winding and locking mechanism around the pin member as described above is impossible in terms of mechanism, and it is difficult to ensure durability and the structure is complicated.
[0004]
The seat belt retractor clamping mechanism described in U.S. Pat. No. 4,241,886 includes a belt stop member, a load receiving portion facing the belt stop member across the webbing, and both ends of the belt stop member. A guide hole for guiding, a link member connected to the belt stop member, and a clutch means for rotating integrally with the winding shaft and driving the link member toward the clamp side when the inertia lock mechanism is operated. In this clamp mechanism, the belt stop member is clamp driven via the link member by the rotational movement of the clutch wheel of the clutch means, so it is easy and durable, but the structure is complicated by the amount of the clutch mechanism, and the production cost Becomes expensive.
[0005]
On the other hand, there is a seat belt retractor described in Japanese Utility Model Publication No. 59-20273 as a simple structure that does not require a clutch mechanism. The seat belt retractor described in this publication includes an attachment frame fixed to the vehicle body, a movable frame slidably attached to the attachment frame, and a slide mechanism that slidably guides the movable frame relative to the attachment frame. A winding shaft that is mounted on the movable frame and winds up one end of the webbing, a spring member that urges the winding shaft in the winding direction, an inertia lock mechanism that locks the winding shaft during sudden deceleration, and an inertia lock mechanism A clamping mechanism for clamping an intermediate portion of the webbing extending from the winding shaft when the is operated.
[0006]
The slide mechanism is composed of one elongated hole formed in the central portion of the lower end portion of the movable frame, and one mounting bolt for inserting the elongated hole and fixing the mounting frame to the vehicle body via a spacer. . The clamp mechanism includes a pair of clamping members, a pair of guide holes for holding both ends of the pair of clamping members in the movable frame, and guiding both ends of the pair of clamping members formed in the mounting frame. A pair of cam holes for clamping. When the inertia lock mechanism is activated and the rotation of the take-up shaft is locked, the movable frame moves relative to the mounting frame by the tension acting on the webbing. As a result, the pair of clamping members of the clamping mechanism approaches the webbing clamping side by the cam action of the cam hole and firmly clamps the webbing.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The seat belt retractor described in Japanese Utility Model Publication No. 59-20273 has problems in terms of durability and smooth operation of the slide mechanism and operation stability of the clamp mechanism. That is, as shown in FIG. 11 corresponding to FIG. 1 of this publication, when the winding diameter of the
[0008]
Further, in this seat belt retractor, the movable frame is not slidably guided at a plurality of positions on both the upper and lower sides of the take-up shaft, but the movable frame is guided at one place by one long hole and one mounting bolt. Therefore, it is difficult to further secure the smooth operation of the slide mechanism. Since the frictional contact surface between the movable frame and the mounting frame is also large, the sliding resistance increases, which is disadvantageous in terms of smooth operation stability of the slide mechanism.
[0009]
In addition, since the surface pressure of the portion where both ends of the pair of clamping members are supported by the small pressure receiving surface of the edge of the pair of cam holes is increased, the edges of the clamping member and the cam hole are easily worn, and durability There is a problem in terms of. When the mounting frame is made of a metal plate and the holding member is also made of a metal part, the sliding resistance acting on the holding member is increased, which is disadvantageous in terms of smooth operation. In addition, since both ends of the clamping member are supported by the edges of the pair of cam holes, it is necessary to configure the clamping member with a large rigid member from the viewpoint of suppressing deformation of the clamping member.
[0010]
Recently, in order to reduce the weight of the seat belt retractor and reduce the manufacturing cost, it has been required to manufacture as many non-strength parts as possible with a synthetic resin material. However, the retractor structure disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 59-20273 is disclosed. Then, since the sliding resistance is large and a large force acts on the vicinity of the elongated hole of the movable frame as described above, it is difficult to configure the movable frame with a synthetic resin material.
The purpose of the present invention is to improve the durability and sliding performance of the mechanism that slidably supports the retractor body with respect to the base frame, to increase the durability and operational stability of the clamp mechanism, and to produce the retractor body Reducing the above.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The seat belt retractor according to
[0012]
One end of the webbing is wound around the take-up shaft, and the take-up shaft is always biased in the take-up direction by a spring member, so that the webbing can be freely pulled out or unwound from the take-up shaft. Can do. In an emergency in which the vehicle decelerates rapidly due to a collision or the webbing is pulled out rapidly, the inertia lock mechanism is activated to stop the rotation of the winding shaft. The retractor body is supported by a frame fixed to the vehicle body so as to be slidable in the webbing pull-out direction, and a pair of side walls of the housing of the retractor body are engaged with the side portions of the frame so as to be slidable in the webbing pull-out direction. Therefore, when the inertia lock mechanism operates and the winding shaft stops rotating as described above, the retractor body slides with respect to the frame by the pulling force of the webbing, and the clamp mechanism cooperates with the frame to clamp the webbing. To do.
[0013]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the seat belt retractor according to the first aspect of the present invention, wherein the clamp mechanism includes a wedge-shaped clamp member disposed adjacent to the webbing drawer side of the retractor body, and cooperates with the clamp member. A clamp receiving portion on the frame side for clamping the webbing, and a guide member provided on the frame side for guiding the clamp member to approach the clamp receiving portion when the clamp member is pushed in the webbing pull-out direction by the retractor body. It is characterized by having.
[0014]
When the inertia lock mechanism is activated and the clamp mechanism is activated, the clamp member is pushed by the retractor body that moves in the webbing pull-out direction, and the clamp member is guided by the guide member and moved so as to approach the clamp receiving portion. Then, the webbing is sandwiched between the clamp member and the clamp receiving portion and clamped. Other effects similar to those of the first aspect are achieved.
[0015]
The seat belt retractor according to
Since the clamp member is arranged adjacent to the webbing drawer side of the retractor body, if the clamp member is biased by the elastic member in the direction of releasing the clamp, the retractor body is also biased toward the initial position. The Since the clamp member and the retractor body are urged by a common elastic member, the elastic parts can be saved.
When the inertia lock mechanism is activated, the clamp mechanism is operated by pushing the clamp member against the elastic force of the elastic member, but an excessive force acts on the clamp member and the retractor body. There is nothing to do. Other effects similar to those of the second aspect are achieved.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the seat belt retractor according to the second or third aspect, wherein the frame is bent at a right angle to a base portion fixed to the vehicle body side and a pair of side end portions of the base portion. At least one pair of opposing side wall portions formed integrally, and the guide member is mounted on the pair of side wall portions of the frame, and is guided so that the clamp member moves along the guide surface of the guide member. The guide member is provided, and the guide member is attached to the guide member.
[0017]
Since the guide member is attached to the pair of side wall portions of the frame, the guide member can be firmly supported by the frame. Since the clamp member is guided by the guide member so as to move along the guide surface of the guide member, the clamp member moves while being in surface contact with the guide surface of the guide member. Therefore, the reaction force acting on the clamp member can be transmitted to the frame via the guide member. When the clamp is operated, only the compression force acts on the clamp member and no bending moment acts on the clamp member. Therefore, the clamp member can be reduced in size, and the clamp member can be made of a synthetic resin material. Since the guide member is attached to the guide member, the structure for attaching the guide member is simplified. In addition, the same effects as those of the second aspect are achieved.
[0018]
The seat belt retractor according to claim 5 is the invention according to any one of
[0019]
The seat belt retractor according to
[0020]
Since the pair of side walls of the housing are fitted to the pair of side wall portions of the frame with a minute gap, the retractor body can be slid relative to the frame only in the webbing drawing-up direction. When attaching the retractor body to the frame, if the retractor body is moved closer to the frame with the notches on the retractor body corresponding to the pin members on the frame side, A member is introduced into one end of each slot through the notch. Next, when the retractor body is slid with respect to the frame, each pin member is fitted into the corresponding slot. In this state, the stopper formed on the portion facing the base portion of the housing is engaged with the engagement hole of the base portion of the frame, and this stopper is locked at the edge portion of the engagement hole. Will not move to the corresponding notch position. In addition, the same effects as in the fifth aspect are obtained.
[0021]
The seat belt retractor according to
[0022]
The inertia lock mechanism operates through the operation of the webbing rapid pull-out sensitive sensor and also operates through the operation of the vehicle sudden deceleration sensitive sensor.
When the webbing is rapidly pulled out, the webbing quick pull-out sensitive sensor is operated, the inertia lock mechanism is operated, and the rotation of the locking gear is stopped. In this case, a rotation delay of the lock arm with respect to the locking gear occurs, the lock arm engages with the internal teeth of the housing, and the rotation of the locking gear is stopped by the internal teeth and the lock arm. When the vehicle suddenly decelerates, the vehicle sudden deceleration sensitive sensor is activated, the inertia lock mechanism is activated, and the rotation of the locking gear is stopped. In this case, the rocking lever is engaged with the external teeth of the locking gear by the inertia mass body, and the rotation of the rocking gear is stopped by the rocking lever. When the rotation of the locking gear stops, the rotation of the take-up shaft also stops, and the retractor body slides with respect to the frame by the tension of the webbing to operate the clamp mechanism. In addition, the same operation as any one of
[0023]
The seatbelt retractor according to an eighth aspect of the present invention is the invention according to the seventh aspect, wherein the swing lever includes a lever base portion extending in the circumferential direction near the outer periphery of the locking gear and a base end portion rotatably supported. A lever that receives an impact force acting on the engaging claw when the engaging claw of the swing lever is engaged with the locking gear. The auxiliary member is provided integrally with the housing.
[0024]
When the vehicle sudden deceleration sensor is activated and the engaging claw of the swing lever engages the locking gear, a large impact force acts on the engaging claw from the locking gear. Since the members are integrally provided in the housing, the durability of the swing lever can be secured, the structure that supports the base end of the lever base of the swing lever can be simplified, and the swing lever is made of synthetic resin. It can also be made of a material.
In addition, the same effects as in the seventh aspect are obtained.
[0025]
The seatbelt retractor according to a ninth aspect is the invention according to the eighth aspect, wherein the locking gear includes a stopper for limiting a relative rotation range of the lock arm with respect to the locking gear, and a tip claw portion of the lock arm includes an inner tooth of the housing. The lock arm auxiliary member that receives the impact force acting on the tip claw portion of the lock arm in the state of being engaged with the lock arm is integrally formed.
In the state where the stopper arm formed on the locking gear limits the relative rotation range of the lock arm with respect to the locking gear, and the lock arm auxiliary member formed on the locking gear engages the tip end of the lock arm with the internal teeth of the housing. Receive the impact force acting on the claw of the lock arm. In addition, the same effects as in the eighth aspect are obtained.
[0026]
The seat belt retractor according to
Thus, by providing the auxiliary spring member and appropriately setting the elastic force, the set load for operating the clamp mechanism can be freely set. Other effects similar to those of any one of
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 7, the
The
[0028]
First, the
As shown in FIG. 1, the
[0029]
An engaging hole 10a that is elongated in the vertical direction is formed in the middle lower portion of the
The
[0030]
Next, the
As shown in FIGS. 1 and 7 to 9, the
[0031]
As shown in FIGS. 1 to 4, the
[0032]
The
[0033]
A spring case 74 is fixed to the outer surface side of the
[0034]
As shown in FIG. 1, the
[0035]
As shown in FIGS. 5 and 6, the
[0036]
A weakly compressed
[0037]
As shown in FIGS. 1 and 7 to 9, the vehicle sudden deceleration response sensor 44 is for stopping the rotation of the
[0038]
Next, the slide mechanism 5 will be described.
As shown in FIGS. 1, 5 and 7 to 9, the slide mechanism 5 supports the
[0039]
Therefore, while moving the
[0040]
However, in order to prevent the
[0041]
Next, the
As shown in FIGS. 1 and 7 to 9, the
[0042]
The
[0043]
A
[0044]
When the
[0045]
The operation of the
In a state in which the
[0046]
When the vehicle suddenly decelerates, the
[0047]
When the
[0048]
On the other hand, when the
[0049]
The pair of
Since the pair of
[0050]
Therefore, the sliding resistance when the
[0051]
A plurality of
Therefore, sliding resistance is also small, the
[0052]
The
[0053]
Since the
[0054]
With one
Since the
[0055]
When the
[0056]
A lever
[0057]
The
[0058]
An example in which the
The
[0059]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the pair of side walls of the retractor body are engaged with the side portions of the frame fixed to the vehicle body so as to be slidable in the webbing pull-out direction. Even if the rotational moment resulting from the tension acts on the retractor body, the rotational moment acts in parallel with the pair of side walls, so that the pressure contact force in the direction perpendicular to the plane acts on the pair of side walls from the side of the frame. There is nothing.
[0060]
Accordingly, the sliding resistance when the retractor body slides relative to the frame is small, the sliding movement of the retractor body is smoothed, the operation of the clamp mechanism is stabilized, and the side walls and the like are not easily worn, resulting in excellent durability. . In addition, since the sliding resistance is small, the retractor body can slide with a relatively small webbing tension, which is advantageous in terms of the strength of the retractor body, and most parts of the housing, take-up shaft and inertia lock mechanism It is also possible to use a synthetic resin material, in which case the manufacturing cost of the retractor body can be significantly reduced.
[0061]
However, in order to slidably engage and support the pair of side walls of the housing to the sides of the frame, the pin member (or the frame side) is inserted into the elongated hole (or pin member) formed in the pair of side walls. It is necessary to apply a structure such as engaging a long hole), but in this case the sliding resistance is very small, so even if the pressure contact force acting between the long hole and the pin member fluctuates due to the rotational moment, The sliding resistance is only slightly varied.
[0062]
According to the invention of
[0063]
According to the invention of
[0064]
According to the fourth aspect of the present invention, the same effect as in the second or third aspect is obtained. However, since the guide member is attached to the pair of side wall portions of the frame, the guide member can be firmly supported by the frame. Since the guide member guides the clamp member to move along the guide surface of the guide member, the clamp member moves while being in surface contact with the guide surface of the guide member. Therefore, the reaction force acting on the clamp member can be transmitted to the frame via the guide member. When the clamp is operated, only the compression force acts on the clamp member and no bending moment acts on the clamp member. Therefore, the clamp member can be reduced in size, and the clamp member can be made of a synthetic resin material. Since the guide member is attached to the guide member, the structure for attaching the guide member is simplified.
[0065]
According to the invention of claim 5, the same effect as in any one of
[0066]
According to the sixth aspect of the present invention, the same effect as in the fifth aspect is obtained. However, since the pair of side walls of the housing are fitted to the pair of side wall portions of the frame with a minute gap, the retractor body is in the webbing pull-out direction. It is possible to slide the frame only in the winding direction. The side wall of the housing is formed with a notch that is notched perpendicular to the slot from the edge on the base side of the frame to one end of each slot, making it easy to attach the retractor body to the frame. it can. In a state where the retractor body is attached to the frame, the stopper formed on the housing is engaged with the engagement hole of the base portion of the frame, the stopper is locked at the edge of the engagement hole, and the side wall portion of the frame is Since the pin member is regulated so as not to move to the notch, the retractor body does not come off the frame.
[0067]
According to the invention of
[0068]
According to an eighth aspect of the present invention, the same effect as in the seventh aspect is achieved, but the swing lever extends in the circumferential direction near the outer periphery of the locking gear, and a lever base portion whose base end portion is rotatably supported. An impact claw that acts on the engagement claw when the engagement claw of the swing lever engages the locking gear. Since the lever auxiliary member that receives the unit is provided integrally with the housing, the durability of the swing lever can be ensured, and the structure that supports the base end of the lever base of the swing lever can be simplified and swings. The lever can also be made of a synthetic resin material.
[0069]
According to the ninth aspect of the present invention, the same effect as in the eighth aspect is obtained, but the locking gear includes a stopper for limiting a relative rotation range of the lock arm with respect to the locking gear, and a tip claw portion of the lock arm. Since the lock arm auxiliary member that receives the impact force acting on the tip claw portion of the lock arm when engaged with the inner teeth of the lock arm is integrally formed, the relative rotation range of the lock arm relative to the locking gear can be limited by the stopper, The impact force acting on the tip claw portion of the lock arm in a state where the tip claw portion of the lock arm is engaged with the inner teeth of the housing can be received by the lock arm auxiliary member. As a result, the load of the shaft member that rotatably supports the lock arm on the locking gear can be reduced. Therefore, the shaft member, the locking gear, the stopper, the lock arm auxiliary member, etc. are integrally formed of a synthetic resin material, Manufacturing costs can be reduced.
[0070]
According to the tenth aspect of the present invention, the same effect as any one of the first, third, fourth, and seventh aspects can be achieved, but the retractor body is pulled out of the frame and the housing between the frame and the housing. Since the auxiliary spring member that elastically biases in the direction opposite to the direction is provided, the set load for operating the clamp mechanism can be freely set by appropriately setting the elastic force of the auxiliary spring member.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a seat belt retractor according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a left side view of a retractor body of a seat belt retractor.
FIG. 3 is a rear side view of the seat belt retractor housing.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a left side view of a locking gear, a lock arm, and a sensor spring.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
FIG. 7 is a right side view of the seat belt retractor (unclamped state).
FIG. 8 is a right side view of a seat belt retractor (in the middle of transition to a clamped state).
FIG. 9 is a right side view of the seat belt retractor (clamped state).
FIG. 10 is a partial perspective view of a base portion, side wall portions, and pins of a frame according to a modified embodiment.
FIG. 11 is a sectional view of a seat belt retractor (clamped state) according to the prior art.
[Explanation of symbols]
1 Seat belt retractor
2 Webbing
3 frames
4 Retractor body
5 Slide mechanism
6 Clamp mechanism
10 Base part
11a, 11b Side wall
12a, 12b side wall
13a, 13b Side wall
14,15 pin
17 Spring receiving part
20 Winding shaft
30 Spring member
40 Inertia lock mechanism
41 Locking gear
42 Lock arm
43 Sensor spring
44 Vehicle sudden deceleration sensor
49a-49c Stopper
50 Lock arm auxiliary part
55 Inertial mass
57 Swing lever
57a Lever base
57b engaging claw
60 housing
60a, 60b side wall
63, 64 oblong holes
63a, 64a Notch
67 internal teeth
70 Lever auxiliary part
73 Spring receiving part
81 Clamp receiving member
82 Guide members
83 Guide member
84 Clamp member
85 leaf spring
91 Auxiliary spring
Claims (10)
前記車両の車体に固定されリトラクター本体をウエビング引出し方向へスライド可能に支持するフレームと、
前記緊急時に巻取軸の回転を停止させる慣性ロック機構が作動し、ウエビングの引出し力によりリトラクター本体がフレームに対してスライドするとき、フレームと協働してウエビングをクランプするクランプ機構とを備え、
前記ハウジングの1対の側壁をフレームの側部にウエビング引出し方向へスライド可能に係合させたことを特徴とするシートベルトリトラクター。A winding shaft to which one end of a webbing for restraining an occupant of a vehicle is fixed, a spring member that constantly urges the winding shaft to rotate in the webbing winding direction, and an inertia that stops rotation of the winding shaft in the event of a vehicle emergency A retractor body comprising a lock mechanism and a housing having a pair of opposing side walls rotatably supporting the take-up shaft;
A frame that is fixed to the body of the vehicle and supports the retractor body so as to be slidable in the webbing pull-out direction;
A clamp mechanism for clamping the webbing in cooperation with the frame when the inertia lock mechanism for stopping the rotation of the winding shaft in the emergency is activated and the retractor body slides with respect to the frame by the pulling force of the webbing; ,
A seat belt retractor wherein a pair of side walls of the housing are slidably engaged with a side portion of a frame in a webbing pull-out direction.
前記ガイド部材が、フレームの1対の側壁部に架着され、このガイド部材のガイド面に沿ってクランプ部材が移動するように誘導する誘導部材が設けられ、この誘導部材がガイド部材に装着されたことを特徴とする請求項2又は3に記載のシートベルトリトラクター。The frame includes a base portion fixed to the vehicle body side, and at least one pair of opposing side wall portions integrally formed by bending at right angles to a pair of side end portions of the base portion,
The guide member is mounted on a pair of side wall portions of the frame, and a guide member is provided for guiding the clamp member to move along the guide surface of the guide member. The guide member is attached to the guide member. The seat belt retractor according to claim 2 or 3, wherein the seat belt retractor is provided.
ハウジングの側壁には、フレームのベース部側の端縁から各長穴の一端部まで長穴と直交状に切り欠いた前記ピン部材を導入する為の切欠き部が形成され、
前記フレームのベース部には、ウエビング引出し方向へ細長い係合穴が形成され、ハウジングのベース部に面する部分には、ピン部材を長穴に係合後にピン部材が切欠き部へ移動しないように係合穴の縁部で係止されるストッパーが形成されたことを特徴とする請求項5に記載のシートベルトリトラクター。The pair of side walls of the housing are configured to be externally fitted with a minute gap to at least one pair of side wall portions of the frame,
On the side wall of the housing, a notch is formed for introducing the pin member that is notched perpendicularly to the slot from the edge on the base side of the frame to one end of each slot.
The base portion of the frame is formed with an elongated engagement hole in the webbing pull-out direction, and the pin member does not move to the notch portion after engaging the pin member with the elongated hole in the portion facing the base portion of the housing. 6. The seat belt retractor according to claim 5, wherein a stopper is formed at the edge of the engagement hole.
前記揺動レバーの係合爪部がロッキングギヤに係合したときに係合爪部に作用する衝撃力を受け止めるレバー補助部材をハウジングに一体的に設けたことを特徴とする請求項7に記載のシートベルトリトラクター。The rocking lever includes a lever base portion extending in the circumferential direction near the outer periphery of the locking gear and a base end portion rotatably supported, and an engaging claw portion extending from the distal end of the lever base portion toward the center of the locking gear. Have
The lever auxiliary member which receives the impact force which acts on an engagement claw part when the engagement claw part of the said rocking | fluctuation lever engages with a locking gear was integrally provided in the housing. Seat belt retractor.
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