JP3608085B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、家庭やオフィス等で使用される椅子に関し、特に背もたれ自体の高さを変える事ができる椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、椅子は、座部の後方に支持支柱を立設し、背もたれをこの支持支柱に位置調節装置を介して取付け、使用者の体格や好み等に対応させるため、座部や背もたれは高さ方向の位置を調節できるようになされており、背もたれの高さも各種用意されている。
【0003】
そして、これらの椅子は、木材、金属、合成樹脂、天然皮革等の材料を組合せて構成されているが、破損等によって粗大ゴミとして廃棄処分する場合に、最近の環境問題やごみ処理状況などから分解、分別して処分するため、分解が容易で使用する材料の種類を少なくすることが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の椅子においては、以下に列挙する問題があった。
【0005】
背もたれの高さを容易に変えることができる椅子は未だ存在せず、高さの異なるものに変えるためには、背もたれを交換するか、または椅子自体を交換する必要があるので、これらの交換した背もたれや椅子を廃棄処分するための手間がかかり、また大きな無駄が生じていた。
【0006】
背もたれの高さの異なる椅子を製造する場合においては、背もたれの高さに応じて構成部材を用意し、組立る必要があるので、用意しなければならない構成部材数が多くなって複雑となると共に製造に手間がかかるため、製造コストを減少させることができなかった。
【0007】
上記の椅子は、廃棄処分する場合に、使用する材料の種類が多いので分別、分解が容易でなく、材料をリサイクルすることは不可能であった。
【0008】
本発明は上記問題に着目してなされたもので、背もたれ自体の高さを容易に変えることができる椅子を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、背もたれに使用する部材数やその加工工程数を少なくして構造を極めて簡単なものとし、製造段階での手間を省いてコストのかからない椅子を提供することを目的とするものである。
さらに本発明の目的は、椅子に使用する材料の種類を減少させ、廃棄処分する際に分解、分別が容易な椅子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明の請求項1に係る椅子は、座部の後方に起立するように配設された背もたれ支持フレームと、該支持フレームに支持された所定の高さを有する背もたれと、該背もたれを支持フレームに対して任意の上下方向の位置に支持する位置調節装置とを備えた椅子において、背もたれ支持フレームは、背もたれの両側部がそれぞれ昇降可能に挿通される一対の支柱と、該一対の支柱の間に亘って配設され、位置調節装置が設けられる水平支持部材と、から構成されており、前記背もたれの両側部に設けられ、背もたれ支持フレームの支柱が挿通されて昇降可能に支持されるガイド部を有する連結部材取付部と、両側部に連結部材取付部が設けられた延長背もたれと、前記背もたれの連結部材取付部と前記延長背もたれの連結部材取付部とに着脱可能に取付けられて、背もたれに延長背もたれを着脱可能に取付ける連結部材と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
上記連結部材取付部は、背もたれおよび延長背もたれを構成する基板と夫々一体に形成されていることが好ましい。
【0011】
また、上記背もたれに延長背もたれを取付けた際には、連結部材および連結部材取付部を覆うように延長カバーを取付け、背もたれから延長背もたれを取外した際には、背もたれの連結部材取付部を覆うようにカバーを取付けることが望ましい。
【0012】
また、延長カバーを取付けた場合においては、延長背もたれを連結部材によって背もたれとの間に間隙を形成するように取付け、延長カバーと連結部材とを結合し、該結合位置を前記間隙に対応させて配置することが望ましい。
【0013】
さらに、上記カバー及び延長カバーに係合部を設けると共に背もたれに着脱可能に固定されるフランジを形成し、背もたれおよび延長背もたれの連結部材取付部に前記係合部を係合するための被係合部を設けることが好ましい。
【0014】
また、上記背もたれおよび延長背もたれの基板と、カバーおよび延長カバーとが、同一の材質にによって夫々形成されることが望ましい。
【0015】
【作用】
上記のような構成とすることにより、背もたれは、その両側部に設けられた連結部材取付部のガイド部に支持フレームの一対の支柱が挿通されることにより昇降可能に支持され、位置調節装置によって支持フレームに対して任意の上下方向の位置に支持される。
背もたれを高くするときは、カバーを取外し、連結部材を背もたれと延長背もたれのそれぞれ両側部に設けられた連結部材取付部に取付けることによって、延長背もたれを背もたれに取付け、延長カバーの係合部を延長背もたれの被係合部に係合すると共にフランジを背もたれに取付け、連結部材及び連結部材取付部を覆い、連結部材を延長カバーに結合する。
背もたれを低くする際には、連結部材と延長カバーとの結合を解除し、背もたれからフランジを取外すと共に係合部を被係合部から係合を解除し、結合延長カバーを取外し、連結部材および延長背もたれを背もたれから取外し、カバーの係合部を背もたれの被係合部に係合すると共にフランジを背もたれに取付け、背もたれの連結部材取付部を覆う。
連結部材を介して延長背もたれを背もたれの両側部に連結するので、構造が簡単で、組立または取外しが容易で、部材数を少なくすることができ、したがって無駄を生じることがなく、製造コストを減少させることもできる。
背もたれおよび延長背もたれの基板と、カバーおよび延長カバーとを同一の材質によって夫々形成した場合にあっては、廃棄処分する際の分解と分別が容易である。
背もたれを高くして延長カバーを取付けた場合にあっては見栄えが良く、また、延長背もたれと背もたれとの間に間隙を形成すると共に、この間隙に対応するように連結部材と延長カバーとの結合部分を配置した場合にあっては、延長カバーと連結部材との結合操作を容易に行うことができる。
さらに、背もたれに位置調節装置が設けられているため、背もたれの高さを変えることができると共に、背もたれを任意の上下方向の位置に支持することができ、体格や好みにより対応させることができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。なお、図において同一符号は同一部分または相当部分とする。
【0017】
この実施例の場合の椅子は、図1および図2に示すように、概略脚部 1に支持支柱 2を立設し、支持支柱 2に座部 3を取付け、座部 3の下面に支持回動装置 4を設け、支持回動装置 4に背もたれ支持フレーム 5の基端部を取付け、背もたれ 6が位置調節装置 7を介して背もたれ支持フレーム 5に任意の上下方向の位置に支持されてなるものである。
【0018】
背もたれ支持フレーム 5は、一対の支柱10,10 と、この一対の支柱10,10 に亘って設けられた水平支持部材11とから構成されている。支柱10は、座部 3の後方左右から起立するように設けられ、前後方向に傾斜を調節することができるように、その基端部を支持回動装置 4に取付けられている。水平支持部材11は、その両端部が支柱10の所定の高さに固着されている。この実施例の場合、背もたれ支持フレーム 5は、断面が円形の中実または中空の棒材が用いられている。なお、この実施例では背もたれ支持フレーム 5の基端部を支持回動装置 4に取付けて前後方向に傾斜を調節することができるように構成しているが、背もたれ支持フレーム 5の基端部を脚部 1、支持支柱 2または座部 3に取付け、背もたれ支持フレーム 5自体の弾性によって背もたれ 6を前後方向に移動可能とすることもできる。
【0019】
背もたれ 6は、基板14の前面に軟質のウレタンフォーム等の弾性発泡体からなるクッション部材15を配置し、これらの基板14とクッション部材15の略全体を上張部材16によって包み込むように覆われて構成されたもので(図23参照)、背中に適合するように、湾曲させて形成されている(図5および図24参照)。基板14の表面には、剛性を高めるために、複数のリブ14a が設けられている(図6および図11参照)。クッション部材15は、基板14との二重成形により一体成形されたもので、二重成形時に基板14の表面の形状に合わせて材料が充填されて凝固する。したがって、クッション部材15はリブ14a を挟持するように密着し、基板14から脱落したりずれたりすることがないので、特に接着剤を用いて接着したり、ねじ止め等を行う必要はない。また、クッション部材15は柔軟性が非常に高いので、変形させることによってリブ14a との密着が解かれ、基板14から容易にはがすことも可能である。なお、背もたれ 6は、基板14とクッション部材15とを二重成形する金型形状によって大きさや湾曲等の形状を設定することができる。
【0020】
基板14は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂等を用いた量産性に富む成形品で、図5および図6に示すように、その両側部には支柱10の先端を挿通して背もたれ 6を昇降可能に支持するためのガイド部19と、このガイド部19に連続して支柱10の端部を収容すると共に後述する連結部材を取付けるための連結部材取付部20とが一体に形成されている。また、連結部材取付部20の周囲には上張り部材16に固着された嵌合部材16a を圧入して係止するための係止溝21が設けられ、さらに、ガイド部19の近傍下面にはねじ孔22が形成されている。
【0021】
連結部材取付部20は、基板の側方に開放する空間の側壁20a にリブ25が水平方向に形成され、リブ25には連結部材が嵌合される凹部25a と、その略中央に位置するねじ孔25b とが形成されてなるものである。また、この連結部材取付部20の上方には、被係合部としての開放孔26が形成されている。このように構成された背もたれ 6の高さで椅子を使用する場合は、図11に示すように、ガイド部19と連結部材取付部20と係止溝21とに亘って覆うカバー28が取付けられる。
【0022】
カバー28は、図7ないし図10に示すように、連結部材取付部20の開放孔26と係合するための係合部29と、ガイド部21の下端を露出させるように嵌合する嵌合孔30a とねじ31を挿通するための挿通孔30b を備えたフランジ30とが一体に形成されている。係合部29およびフランジ30は、図10に示すように、背もたれ 6の側部6aと連結部材取付部20および背もたれ 6の湾曲に合わせて、カバー28の本体から斜めの方向に突出するように形成されている。なお、カバー28の形状は、連結部材取付部20の取付箇所によって、係合部29およびフランジ30が対称的に形成される。
【0023】
カバー28の材質は、例えば基板14と同様に、ポリプロピレン等の合成樹脂が用いられ、その裏面には、リサイクルが可能なように材質が表示され、同時に、製造業者等も表示されている(図示は省略した)。
【0024】
カバー28を背もたれ 6の連結部材取付部20に取付けるときは、図11に示すように、カバー28の係合部29を連結部材取付部20の開放孔26に係合させると共に、嵌合孔30a にガイド部19を露出させるように嵌合し、ねじ31を挿通孔30b に挿通してねじ孔22に螺合し、固定する。
【0025】
以上のように構成された椅子は、図3及び図4に示すように、背もたれ 6の上方に連結部材を介して延長背もたれ33を取付けることができる。
【0026】
延長背もたれ33は、背もたれ 6と同様に、基板34の前面にウレタンフォーム等の弾性発泡体からなるクッション部材35が取付けられ、これらの基板34とクッション部材35の略全体を上張部材36によって包み込むように覆われて構成されたもので、背中に適合するように、湾曲させて形成されている(図21および図24参照)。なお、延長背もたれ33の高さは、図3および図4に示すように、背もたれ 6の高さに比べて低く設定されている。
【0027】
基板34は、背もたれ 6の基板14と同様にポリプロピレン等の合成樹脂を用いた成形品で、その両側部には連結部材取付部40が形成され、表面には剛性を高めるために複数のリブ34a が設けられている(図22参照)。クッション部材35は、基板34との二重成形により一体成形されたもので、二重成形時に基板34の表面の形状に合わせて材料が充填されて凝固する。したがって、クッション部材35はリブ34a を挟持するように密着し、基板34から脱落したりずれたりすることがないので、特に接着剤を用いて接着したり、ねじ止め等を行う必要はない。また、クッション部材35は柔軟性が非常に高いので、変形させることによってリブ34a との密着が解かれ、基板34から容易にはがすことも可能である。延長背もたれ33は、基板34とクッション部材35とを二重成形する金型形状によって大きさや湾曲等の形状を設定することができる。
【0028】
連結部材取付部40は、基板34の側方に開放する空間の側壁34a にリブ45が水平方向に形成され、リブ45には連結部材が嵌合される凹部45a と、その略中央に位置するねじ孔45b とが形成されてなるもので、この連結部材取付部40の上方には、被係合部としての開放孔46が形成されている。また、この連結部材取付部40の回りに上張り部材36の嵌合部材36a を圧入して係止するための係止溝41が設けられている(図21および図22参照)。
【0029】
連結部材50は、図12ないし図14に示すように、この実施例の場合、金属製の帯状プレートを折り曲げることによって形成されたもので、その両端には、背もたれ 6および延長背もたれ33の連結部材取付部20,40 に取付けられる取付部51,51 が形成され、これらの取付部51,51 の間に中間部52が形成されている。取付部51,51 と中間部52とは、この実施例の場合、その面が異なる方向に面して形成され、連結部材取付部20,40 のリブ25,45 と背もたれ 6および延長背もたれ33の側部に適合すると共に、また椅子の前後左右の方向に対して剛性が高められている。なお、連結部材50の長さは、背もたれ 6と延長背もたれ33との間に間隙57が形成されるように設定されている(図21および図22参照)。
取付部51,51 には、取付ねじ55を挿通するための挿通孔53が穿設され、中間部52の背もたれ 6と延長背もたれ33との間に形成された間隙57と対応する位置には、取付ねじ56を挿通するための挿通孔54が穿設されている。
【0030】
連結部材50は、取付部51,51 を背もたれ 6の連結部材取付部20と延長背もたれ33の連結部材取付部40とに形成されたリブの凹部25a,45a に嵌合されると共に、各挿通孔53にねじ55,55 を挿通してねじ孔25b,45b に螺合される。
【0031】
以上のように、背もたれ 6の上方に連結部材50を介して延長背もたれ33を取付ける場合には、背もたれ 6のガイド部19、連結部材取付部20および係止溝21と、延長背もたれ33の連結部材取付部33および係止溝41と、背もたれ 6と延長背もたれ33を連結する連結部材50とに亘って覆う延長カバー58が取付けられる。
【0032】
延長カバー58は、図15ないし図20に示すように、延長背もたれ33の連結部材取付部40の上方の開放孔46と係合するための係合部59を備えた上部カバー58a と、ガイド部19を露出させるように嵌合する嵌合孔60a とねじ31を挿通するための挿通孔60b を備えたフランジ60とを備えた下部カバー58b と、これらのカバー58a,58b を連結して中間部52を覆う連結部58c とが一体に形成されている。連結部58c には、連結部材50の中間部52に穿設された挿通孔54と整合する位置にねじ孔61が設けられている。係合部59およびフランジ60は、図18ないし図20に示すように、背もたれ 6および延長背もたれ33の側部と連結部材取付部40および背もたれ 6の湾曲に合わせて、カバー58の本体から斜めの方向に突出するように形成されている。なお、カバー28の形状は、連結部材取付部20の取付箇所によって、係合部29およびフランジ30が対称的に形成される。
【0033】
延長カバー58の材質は、基板14,34 やカバー28と同様に、例えばポリプロピレン等の合成樹脂が用いられ、その裏面には、リサイクルが可能なように材質が表示され、同時に、製造業者等も表示されている(図示は省略した)。
【0034】
延長カバー58を取付けるときには、図22ないし図24に示すように、係合部59を延長背もたれ33の連結部材取付部40の開放孔46に係合すると共に、フランジ60の嵌合孔60a にガイド部19を露出させるように嵌合し、ねじ31を挿通孔60b に挿通してねじ孔22に螺合し、連結部材50の挿通孔54にねじ56を挿通して連結部58c のねじ孔61に螺合することによって結合し、背もたれ 6と延長背もたれ33と連結部材50とに固定する。連結部材50と延長カバー58との結合操作は、背もたれ 6と延長背もたれ33とが湾曲するように形成されると共にこれらの間に間隙57が形成されているので、ドライバ等の結合操作具を容易に間隙57に挿入してねじ56をねじ孔61に螺合することができる。
【0035】
なお、本発明に係る椅子は、この実施例に限定されることなく、例えば、基板14,34 とカバー28および延長カバー58の材質は、同一であれば良く、例えばポリアミドやポリスチレン、ABS樹脂のような合成樹脂の他、夫々を一体に形成することのできるものであれば使用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、椅子を以上説明したように構成したので、以下に記載するような効果を奏することができる。
【0037】
両側部の連結部材取付部のガイド部に支持フレームの一対の支柱を挿通することにより背もたれを昇降可能に支持し、この背もたれの両側部の連結部材取付部に対して、延長背もたれの両側部に設けられた連結部材取付部を連結部材によって着脱可能に連結するという極めて簡単な構造によって、椅子の背もたれ自体の高さを変えることができ、背もたれ全体を交換したり椅子全体を交換する必要がなく、したがって無駄がない。しかも、位置調節装置によって、背もたれの支持フレームに対する上下方向の位置を変えることができ、使用者の体格等に合わせてより適正に調節することができる。また、背もたれの側部における連結部材取付部を覆うので見栄えが良い。
【0038】
本発明は、高さの異なる背もたれを用意する必要がないので、構成する部材の数やその加工工程数を少なくすることができ、加えて容易に組立ることができる。したがって、製造コストを大幅に削減することができる。
【0039】
廃棄処分する際に、分解、分別が容易であるため、リサイクルすることが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】椅子の側面図である。
【図2】椅子の背面図である。
【図3】延長背もたれを取付けた状態を示す椅子の側面図である。
【図4】延長背もたれを取付けた状態を示す椅子の背面図である。
【図5】背もたれの斜視図である。
【図6】ガイド部と連結部材取付部を示す断面図である。
【図7】カバーの正面図である。
【図8】カバーの側面図である。
【図9】カバーの背面図である。
【図10】カバーの平面図である。
【図11】背もたれの連結部材取付部にカバーを取付けた状態を示す断面図である。
【図12】連結部材の正面図である。
【図13】連結部材の側面図である。
【図14】連結部材の平面図である。
【図15】延長カバーの正面図である。
【図16】延長カバーの側面図である。
【図17】延長カバーの背面図である。
【図18】延長カバーの平面図である。
【図19】図16のA−A線断面図である。
【図20】図16のB−B線断面図である。
【図21】背もたれに連結部材を介して延長背もたれを取付けた状態を示す側面図である。
【図22】背もたれに連結部材を介して延長背もたれを取付けた状態を示す縦断面図である。
【図23】背もたれに連結部材を介して延長背もたれを取付けた状態を示す横断面拡大図である。
【図24】背もたれに連結部材を介して延長背もたれを取付け、延長カバーを取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 脚部
2 支持支柱
3 座部
4 支持回動装置
5 背もたれ支持フレーム
6 背もたれ
7 位置調節装置
14 基板
19 ガイド部
20 連結部材取付部
26 開放孔(被係合部)
28 カバー
29 係合部
30 フランジ
33 延長背もたれ
34 基板
40 連結部材取付部
46 開放孔(被係合部)
50 連結部材
57 間隙
58 延長カバー
59 係合部
60 フランジ
Claims (7)
- 座部の後方に起立するように配設された背もたれ支持フレームと、該支持フレームに支持された所定の高さを有する背もたれと、該背もたれを支持フレームに対して任意の上下方向の位置に支持する位置調節装置とを備えた椅子において、
背もたれ支持フレームは、背もたれの両側部がそれぞれ昇降可能に挿通される一対の支柱と、該一対の支柱の間に亘って配設され、位置調節装置が設けられる水平支持部材と、から構成されており、
前記背もたれの両側部に設けられ、背もたれ支持フレームの支柱が挿通されて昇降可能に支持されるガイド部を有する連結部材取付部と、
両側部に連結部材取付部が設けられた延長背もたれと、
前記背もたれの連結部材取付部と前記延長背もたれの連結部材取付部とに着脱可能に取付けられて、背もたれに延長背もたれを着脱可能に取付ける連結部材と、
を備えたことを特徴とする椅子。 - 連結部材取付部は、背もたれおよび延長背もたれを構成する基板と夫々一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
- 背もたれに延長背もたれを取付けた際に、連結部材および連結部材取付部を覆うように延長カバーを取付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
- 延長背もたれを連結部材によって背もたれとの間に間隙を形成するように取付け、延長カバーと連結部材とを結合し、該結合位置を前記間隙に対応させて配置したことを特徴とする請求項3に記載の椅子。
- 背もたれから延長背もたれを取外した際に、背もたれの連結部材取付部を覆うようにカバーを取付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
- カバー及び延長カバーに係合部を設けると共に背もたれに着脱可能に固定されるフランジを形成し、背もたれおよび延長背もたれの連結部材取付部に前記係合部を係合するための被係合部を設けたことを特徴とする請求項3ないし請求項5の何れか1項に記載の椅子。
- 背もたれおよび延長背もたれの基板と、カバーおよび延長カバーとが、同一の材質によって夫々形成されることを特徴とする請求項3ないし請求項6の何れか1項に記載の椅子。
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