JP3603175B2 - 気体圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の空調設備等に使用される気体圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、気体圧縮機の一例として、図3〜図5に記載のものが知られている。
この気体圧縮機は、図3に示すように、ケーシング1の開口端をフロントヘッド2で塞ぎ、そのケーシング(外装ケース)1内に圧縮機本体3を収納する構成が採用されている。
圧縮機本体3は両端が開口するシリンダ6を備え、このシリンダ6の両端側にフロントサイドブロック4とリヤサイドブロック5とが取り付けられており、これらシリンダ6、フロントサイドブロック4、リヤサイドブロック5によって、図4に示すような楕円筒状の圧縮室7が形成されている。
【0003】
圧縮室7には、ロータ8が回転自在に収納されている。このロータ8には、端面間を貫通するロータ軸8aが一体に設けられており、ロータ軸8aはフロントサイドブロック4の軸受4aとリヤサイドブロック5の軸受5aに回転可能に支持されている。
ロータ8の径方向には、図4に示すように、ベーン10を収納する複数(5個)のベーン溝9が設けられ、この各ベーン溝9にはベーン10が圧縮室7の内周面に向けて出没自在に収納されている。このベーン10は、ロータ8の回転時に、遠心力とベーン溝9の底部(ベーン10の背圧空間)の油圧とにより圧縮室7の内周面に付勢される。
【0004】
圧縮室7の吸入口は、フロントサイドブロック吸入口を介して吸入室12と連通可能に構成されている。
また、圧縮室7の吐出口13、13には、吐出弁14、14が設けられている。その吐出口13、13は、リヤサイドブロック5の厚み方向に形成される吐出通路15と連通し、この吐出通路15はリヤサイドブロック5と油分離器用ブロック17との間で形成される吐出通路16に接続されている。この吐出通路16の終端は、油分離器用ブロック17の上部に形成される油分離器18に接続されている。
【0005】
油分離器18は、開口部を有する筒部内に円筒状のフィルタ(金網)を設けたものである。油分離器18の吐出口は、吐出室20内に臨ませている。この吐出室20の底部には、潤滑油を貯留する油溜り21が形成されている。
この油溜り21の潤滑油は、油分離器用ブロック17に設けたオイル通路22(図5参照)、リヤサイドブロック5内に設けたオイル通路23、軸受5a、背圧溝24を経由してベーン10の背圧空間であるベーン溝9の底部に供給されるように構成されている。また、その潤滑油はオイル通路23の途中から分岐したのち、シリンダ6内に設けたオイル通路25、フロントサイドブロック4内に設けたオイル通路26、軸受4a、背圧溝27を経由してベーン10の背圧空間であるベーン溝9の底部に供給されるように構成されている。
【0006】
図5(A)及び図5(B)に示すように、油分離器用ブロック17に設けたオイル通路22の途中には、そのオイル通路22の開閉を行うためのオイル通路開閉器28が設けられている。
このオイル通路開閉器28は、図5(A)及び図5(B)に示すように、オイル通路22の途中に、このオイル通路22と交差する円筒状の弁室30を設け、この弁室30内の長さ方向に弁体31を摺動自在に設けたものである。弁室30は、図5(A)及び図5(B)に示すように、油分離器用ブロック17側の弁室30aとリヤサイドブロック5側の弁室30bとの2つの部分から形成されている。
弁体31は、底面を有する円筒状のものであり、その胴部の一部の周方向には、オイル通路22と係合してオイルの通路を形成する凹状溝32が形成されている。弁体31の底面(受圧面)33の外側は、吐出通路15の途中に臨み、圧縮室7から吐出した直後の吐出ガス噴流が直接作用するように構成されている。
また、弁体31の内側には、この弁体31を吐出通路15側に常時付勢する圧縮コイルバネ34が設けられ、圧縮コイルバネ34の一端は弁体31の内側底部に接し、その他端は弁室30の吐出室20側の端部に接している。
【0007】
次に、このような構成からなる従来の気体圧縮機の動作について説明する。
いま、ロータ8が回転を開始すると、吸入室12から低圧冷媒ガスを圧縮室7内に吸入し、この吸入されたガスはベーン10の回転に伴って圧縮される。
このように、圧縮室7が圧縮動作を開始して高圧の冷媒ガスが吐出されると、この吐出された冷媒ガスは、吐出通路15を経て弁体31の底面33に衝突するので、図5(A)に示すように、弁体31は、圧縮コイルバネ34の力に抗して図5の左側に移動する。
【0008】
これにより、圧縮室7の圧縮開始から圧縮停止までの間、弁体31の凹状溝32がオイル通路22と係合してオイル通路22を開状態にする。このとき、吸入室12または圧縮室7と吐出室20との間には、吐出室20が高圧で吸入室12または圧縮室7が低圧の圧力差が生じている。
このため、油溜り21の潤滑油がオイル通路22、オイル通路23、軸受5a、背圧溝24を経由してベーン溝9の底部に供給されたのち、圧縮室7内に供給される。また、オイル通路23から分岐した潤滑油がオイル通路25、オイル通路26、軸受4a、背圧溝27を経由してベーン溝9の底部に供給されたのち、圧縮室7内に供給される。
圧縮室7から吐出され弁体31の底面33に作用した冷媒ガスは、吐出通路16、油分離器18を経て吐出室20に流れ込む。この際に、油分離器18では高圧冷媒ガスから油分を分離し、この分離された油分は、吐出室20の底部の油溜り21に落下する。
【0009】
一方、圧縮室7の圧縮動作が停止すると、圧縮室7から高圧の冷媒ガスが吐出されなくなるので、弁体31の底面33への冷媒ガスの作用が停止し、弁体31は圧縮コイルバネ34の力により図5(B)に示す位置になる。
このため、圧縮室7の圧縮停止時には、この停止に連動して図5(B)に示すように弁体31がオイル通路22を閉状態とするので、油溜り21の潤滑油が圧縮室7や吸入室12に流れ込むのを阻止できる。
これにより、圧縮動作の再開時に、吸入室12から圧縮室7に吸い込む潤滑油を可及的に減少でき、起動時における圧縮室7でのオイル圧縮を防止でき、もって起動トルクを低減でき、起動時のショックを軽減できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の気体圧縮機では、オイル通路開閉器28の大部分が油分離器用ブロック17に一体に設けられており、その長さ方向の一端側が吐出室20内に突出するように構成されている。このため、その突出する長さに応じてケーシング(外装ケース)1を大きくする必要があるので、気体圧縮機の全長が延びて大型化する上に、オイル通路開閉器28がない気体圧縮機に従来から使用されているケーシングが使用できないという不都合があった。
【0011】
また、オイル通路開閉器28の弁室30は、上記のように、油分離器用ブロック17側の弁室30aとリヤサイドブロック5側の弁室30bとの2つの部分から形成されるので、オイル通路開閉器28の部分の組立て性などを考慮して、弁室30bの内径は弁室30aの内径よりもを大きくしておく必要性がある。このため、弁体31の外周面と弁室30bの内周面との間で隙間が形成されるので、圧縮室7の圧縮動作の開始直後に吐出されるガスにより弁体31が開方向に少し移動する際に、弁体31の底面33に作用するガスの一部が、その隙間を経て吐出通路16側に逃げ、この逃げた分だけ吐出ガスの力が軽減されてしまう。この結果、弁体31の移動量が減り、弁機能としての信頼性が低下するという不都合があった。
【0012】
さらに、上記のように、弁室30は弁室30aと弁室30bの2つの部分から構成されるため、オイル通路開閉器28の部分の組み立ての際に、弁室30aと弁室30bとの位置合わせが必要になり、その組立て性が悪いという不都合があった。
【0013】
そこで、本発明の目的は、弁体に吐出ガス噴流を直接作用させることで動作するオイル通路開閉器を有する場合であっても、小型化でき、かつ弁機能の信頼性の向上、組立て性の向上が図れるようにした気体圧縮機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、シリンダブロック、フロントサイドブロック、およびリヤサイドブロックから形成され、回転体の回転運動に伴う容積変化によって気体を圧縮する圧縮室と、この圧縮室で圧縮後の気体を吐出する吐出室と、この吐出室の圧力が作用する油溜りと、この油溜りと前記圧縮室の前記回転体の摺動部とを連通し、前記吐出室と前記圧縮室との圧力差によって、前記油溜りの潤滑油を前記摺動部に供給するオイル通路と、このオイル通路の途中に介在させ、前記圧縮室の圧縮動作時には前記オイル通路を開状態にし、前記圧縮室の圧縮停止時には前記オイル通路を閉状態にするオイル通路開閉手段と、前記シリンダブロック内に形成された第1吐出通路と、を備え、前記オイル通路開閉手段は、前記リヤサイドブロック内に一体形成され、前記オイル通路の途中に介在させた弁室と、この弁室内に摺動自在に配置され、前記オイル通路の開閉を行う弁体と、この弁体に前記圧縮室から吐出した直後の吐出ガス噴流を直接作用させ、前記弁体により前記オイル通路を開状態にする気体衝突手段と、前記弁体が前記オイル通路が閉状態になるように、前記弁体を前記第1吐出通路側に常時付勢する弾性部材と、を備え、前記弁室は、前記第1吐出通路と連通し、かつ、その開口端が前記リヤサイドブロックと前記シリンダブロックとの接合面に位置するように形成され、前記気体衝突手段は、前記第1吐出通路からなり、前記弁体は、前記吐出ガス噴流を受ける受圧面が、圧縮停止時に前記リヤサイドブロックと前記シリンダブロックとの接合面に位置し、前記弁体の受圧面の移動可能範囲内であり、かつ、前記リヤサイドブロックと前記シリンダブロックとの接合面から離れた位置に形成された、前記吐出室と前記弁室を連通する第2吐出通路を備えることにより前記目的を達成する。
【0015】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記オイル通路開閉手段は、その長さ方向が前記リヤサイドブロックの厚み方向に一致するように設置し、かつ、前記長さ方向の一端が前記リヤサイドブロックと前記シリンダブロックとの接合面に位置するようにする。
【0016】
このように本発明では、そのオイル通路開閉手段を、圧縮室を形成する部材内に設置するようにした。このため、本発明では、オイル通路開閉手段を有していても、小型化でき、かつ弁機能の信頼性の向上、組立て性の向上が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1および図2を参照して詳細に説明する。
図1は、この実施の形態の気体圧縮機の全体構成を示す断面図である。図2は、オイル通路開閉器の構成を示す断面図であり、(A)は圧縮時の状態、(B)は圧縮停止時の状態を示す図である。なお、この実施の形態は、図3〜図5で示した従来の気体圧縮機と同様の構成部分を有するので、その同様な構成部分については、以下の説明では省略または簡略化する。
この実施の形態では、図1に示すように、オイル通路開閉器41の弁室42を、リヤサイドブロック5の下部側であって、オイル通路23の途中に一体に形成するようにした。そして、弁室42は、その長さ方向がリヤサイドブロック5の厚み方向に一致するように形成し、かつ、その長さ方向の一端がそのリヤサイドブロック5とシリンダ6との接合面45に位置するようにした。
【0018】
次に、オイル通路開閉器41の詳細な構成について説明する。
このオイル通路開閉器41は、図1、図2(A)及び図2(B)に示すように、リヤサイドブロック5内に設けたオイル通路23の途中に、このオイル通路23と交差する円筒状の弁室42を設け、この弁室42内の長さ方向に弁体31が摺動自在に設けられている。
弁室42のシリンダ6側の開口部は、図2(A)に示すように、シリンダ6の一部に形成され圧縮室7と連通する吐出通路43に接続されている。また、弁体31がシリンダ6側へ移動するのを規制するために、その吐出通路43の内径は弁室42の内径よりも小さく構成されている。
この弁体31の胴部の一部の周方向には、オイル通路23と係合してオイルの通路を形成する凹状溝32が形成されている。弁体31の底面(受圧面)33の外側は、吐出通路43の終端側に臨み、圧縮室7から吐出した直後の吐出ガス噴流が直接作用するように構成されている。
また、弁体31の内側には、弁体31を吐出通路43側に常時付勢する圧縮コイルバネ34が設けられ、圧縮コイルバネ34の一端は弁体31の内側底部に接し、その他端は弁室42の吐出室20側に接している。
【0019】
オイル通路23の始端側は油溜り21内に位置し、その終端側はリヤサイドブロック5の軸受5aに接続されている。また、オイル通路23は、その途中から分岐してシリンダ6内に設けたオイル通路25に接続されている。
さらに、吐出通路43は、弁室42の一部、リヤサイドブロック5と油分離器用ブロック17とで構成される吐出通路44、油分離器18を経由して吐出室20に連通するように構成されている。
【0020】
このような構成からなる実施の形態では、オイル通路開閉器41の弁室42をリヤサイドブロック5にのみ一体に形成させるとともに、その弁室42の長さ方向の一端側が、リヤサイドブロック5とシリンダ6との接合面45に位置するようにした。このため、オイル通路開閉器41の長さを、従来のオイル通路開閉器28の長さと同一とすれば、ほぼリヤサイドブロック5の厚み分だけオイル通路開閉器41が吐出室20側に突出する長さを短縮できる。したがって、この実施の形態では、オイル通路開閉器41を備えていても、小型化を実現できる上に、オイル通路開閉器がない気体圧縮機に従来から使用されているケーシング(外装ケース)が使用できる。
【0021】
また、この実施の形態では、弁室42をリヤサイドブロック5にのみ一体に形成するようにしたので、弁室42の吐出通路43側において、弁室42の内周面と弁体31の外周面との間で従来のような隙間が形成されない。このため、圧縮室7の圧縮動作の開始直後に吐出されるガスが弁体31の底面33に作用して弁体31が開方向に少し移動する際に、弁体31の底面33に作用する吐出ガスの一部が、従来のように吐出通路44側に逃げて吐出ガスの力が軽減されることがない。したがって、この実施の形態では、圧縮室7の圧縮動作の開始直後に吐出されるガスが弁体31の底面33に確実に作用するので、オイル通路開閉器41は弁機能としての信頼性が向上する。
【0022】
さらに、この実施の形態では、弁室42をリヤサイドブロック5にのみ一体に形成するようにしたので、従来のように、弁室30を油分離器用ブロック18とシリンダブロック5とを接続して組み立てる必要がない。このため、オイル通路開閉器41の部分の組み立ての際に、その組立て作業が容易になって組み立て性が向上する。
また、この実施の形態では、弁室42をリヤサイドブロック5に一体に形成するようにし、しかもリヤサイドブロック5は硬い材質のものを使用するようにしている。このため、弁室42を硬い材質で構成できるので、弁体31の摺動による弁室42の磨耗が少なく、耐久性が良い。
【0023】
なお、この実施の形態では、オイル通路開閉器41をリヤサイドブロック5内に設置するようにしたが、本発明では圧縮室を形成する部材であるシリンダブロック6やフロントサイドブロック4内に設置することも可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、弁体に吐出ガス噴流を直接作用させることで動作するオイル通路開閉手段を、前記リヤサイドブロック内に一体形成するようにした。このため、本発明では、オイル通路開閉手段を有していても、小型化でき、かつ弁機能の信頼性の向上、組立て性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の気体圧縮機の全体構成を示す断面図である。
【図2】オイル通路開閉器の構成を示す断面図であり、(A)は圧縮時の状態、(B)は圧縮停止時の状態を示す図である。
【図3】従来の気体圧縮機の全体構成を示す断面図である。
【図4】図3のA−A線の断面図である。
【図5】従来のオイル通路開閉器の構成を示す断面図であり、(A)は圧縮時の状態、(B)は圧縮停止時の状態を示す図である。
【符号の説明】
3 圧縮機本体
4 フロントサイドブロック
5 リヤサイドブロック
6 シリンダ
7 圧縮室
8 ロータ
20 吐出室
21 油溜り
23、25、26 オイル通路
31 弁体
34 圧縮コイルバネ
41 オイル通路開閉器
42 弁室
43、44 吐出通路
45 リヤサイドブロックとシリンダとの接合面
Claims (2)
- シリンダブロック、フロントサイドブロック、およびリヤサイドブロックから形成され、回転体の回転運動に伴う容積変化によって気体を圧縮する圧縮室と、
この圧縮室で圧縮後の気体を吐出する吐出室と、
この吐出室の圧力が作用する油溜りと、
この油溜りと前記圧縮室の前記回転体の摺動部とを連通し、前記吐出室と前記圧縮室との圧力差によって、前記油溜りの潤滑油を前記摺動部に供給するオイル通路と、
このオイル通路の途中に介在させ、前記圧縮室の圧縮動作時には前記オイル通路を開状態にし、前記圧縮室の圧縮停止時には前記オイル通路を閉状態にするオイル通路開閉手段と、
前記シリンダブロック内に形成された第1吐出通路と、を備え、
前記オイル通路開閉手段は、前記リヤサイドブロック内に一体形成され、前記オイル通路の途中に介在させた弁室と、この弁室内に摺動自在に配置され、前記オイル通路の開閉を行う弁体と、この弁体に前記圧縮室から吐出した直後の吐出ガス噴流を直接作用させ、前記弁体により前記オイル通路を開状態にする気体衝突手段と、前記弁体が前記オイル通路が閉状態になるように、前記弁体を前記第1吐出通路側に常時付勢する弾性部材と、を備え、
前記弁室は、前記第1吐出通路と連通し、かつ、その開口端が前記リヤサイドブロックと前記シリンダブロックとの接合面に位置するように形成され、
前記気体衝突手段は、前記第1吐出通路からなり、
前記弁体は、前記吐出ガス噴流を受ける受圧面が、圧縮停止時に前記リヤサイドブロックと前記シリンダブロックとの接合面に位置し、
前記弁体の受圧面の移動可能範囲内であり、かつ、前記リヤサイドブロックと前記シリンダブロックとの接合面から離れた位置に形成された、前記吐出室と前記弁室を連通する第2吐出通路を備えたことを特徴とする気体圧縮機。 - 前記オイル通路開閉手段は、その長さ方向が前記リヤサイドブロックの厚み方向に一致するように設置し、かつ、前記長さ方向の一端が前記リヤサイドブロックと前記シリンダブロックとの接合面に位置するようにしたことを特徴とする請求項1記載の気体圧縮機。
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