JP3597875B2 - 複写システム及び複写方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は伝送路を介して接続された複数のサブシステムにより構成された複写システム及び複写方法に係り、特に極めて小容量の画像バッファを備えるだけで電子ソーティングが可能な複写システム及び複写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の複写機には、ソーティングと呼ばれている機能を有するものが多い。これは、複数のページから成る原稿を複数部数複写するとき、従来の様に同一ページ毎に複数部数重ねて排紙した後、その上に次のページを所望の複数部数重ねて排紙すると、その後の製本が面倒であることから複写機において、1ページ当り1枚づつ、ページ順に重ねて原稿と同様の頁順になるように排紙する動作を、所望部数繰り返し排紙するようにした機能である。アナログ式複写機では、上記機能をソーターと呼ばれる機構的手段により実現しているが、この一方式では複数の段を有する排紙トレイを備え、同一ページが複数部数分次々に排紙されてくると、これを次々に上記排紙トレイの各段に振り分けるものである。しかし、この方式では、機構的に大型になり、しかも高価にならざるを得ない。
そこで、近年のディジタル式複写機では、内部に画像メモリを備え、原稿を構成する全てのページの画像をディジタル情報化して上記画像メモリに格納し、格納した情報をページ順に次々に読み出して出力する処理を、複写部数に等しい回数くり返すことによって実現している。上記ディジタル式複写機のソーティングは一般に電子ソーティングと呼ばれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年はカラー化が進み、従来1画素当り1ビットで済んだ情報量が例えば8ビット(階調数4×YMCKの4色)にも達するようになっている。例えば16画素/mmの解像度とすると、上記の場合で1ページ分の情報量は16メガバイトになる。従って、複写しようとする原稿が例えば10ページから構成されていると160 メガバイトにも達する画像バッファ(画像メモリ)を必要とする。近年、半導体技術の進歩により、大容量のRAMが安価に取得できるようになったとはいえ、大容量のメモリを備えることは複写システムのコスト低減が妨げられ、しかも形状も大型化する事態を招来する。
【0004】
【発明の目的】
本発明は上記のような従来技術の問題を解決し、伝送路に通信可能に接続された画像入力装置と、画像出力装置と、制御処理装置を備えた複写システムにおいて、極めて小容量の画像バッファを備えるだけで電子ソーティングが可能な複写システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、伝送路を介して互いに通信可能に接続された画像入力装置と、画像出力装置と、制御処理装置と、外部記憶装置とを備えた複写システムにおいて、上記画像出力装置は、上記制御処理装置からCopyコマンドを受けると、書き込みの基準点が検知されるのを待ち、上記基準点が検知されると読取開始制御情報を出力し、上記制御処理装置は上記画像出力装置から出力された読取開始制御情報を上記画像入力装置に転送するように構成し、上記制御処理装置は、上記画像入力装置に上記画像出力装置から出力された読取開始制御情報を転送するとともにタイマをスタートさせ、このタイマが所定時間に達すると上記画像入力装置にREADコマンドを出力し、上記画像入力装置は読み取った画像データをラインバッファに格納し、ついで、上記ラインバッファに格納されている画像データを上記制御処理装置に転送し、受信した画像データはRAMに格納され、これが所定量に達する毎に上記外部記憶装置に格納されるようにした。
請求項2記載の発明は、伝送路を介して互いに通信可能に接続された画像入力装置と、画像出力装置と、制御処理装置と、外部記憶装置とを備えた複写システムにおける複写方法において、上記制御処理装置からCopyコマンドを受けると、上記画像出力装置により、書き込みの基準点が検知されるのを待ち、上記基準点が検知されると読取開始制御情報を出力し、上記制御処理装置は上記画像出力装置から出力された読取開始制御情報を上記画像入力装置に転送するようにし、上記制御処理装置により、上記画像入力装置に上記画像出力装置から出力された読取開始制御情報を転送するとともにタイマをスタートさせ、このタイマが所定時間に達すると上記画像入力装置にREADコマンドを出力し、上記画像入力装置は読み取った画像データをラインバッファに格納し、ついで、上記ラインバッファに格納されている画像データを上記制御処理装置に転送し、受信した画像データをRAMに格納し、これが所定量に達する毎に上記外部記憶装置に格納されるようにした。
【0006】
【作用】
書き込み側と読取側での同期を合わせる場合に、書き込み側の基準で、同期をとっているので、カラーコピーでの単純なコピー動作と電子ソートの際のタイミング制御とを同一とすることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面により詳細に説明する。
まず、ここでは本発明を適用する複写システムとして図7に示すように、伝送路9を介して互いに通信可能に接続された画像入力装置1と、画像出力装置2と、制御処理装置3を備えた複写システムにおいて、画像バッファとして1ラインまたは数ラインのラインバッファを備えるのみでカラー複写が可能な複写システムについて説明する。
図1に示すように、画像入力装置1には少なくとも、原画像を画素に分解して読み取る画像読み取り手段11と、第1通信制御手段10を含み、画像出力装置2には少なくとも画像形成手段21と、第2通信制御手段20を含み、制御処理装置3は操作部31と、通信制御手段30を含む。
更に、上記3つの装置は図2のように、機構的に互いに分離しているが、上記伝送路9を介して互いにデータや指示情報を授受することによってシステムの機能を満足できる構造になっている。また、図では、制御処理装置3も分離した構造として示したが、他の2つの装置のうちいずれか一方の筐体内に収納する構造としてもよい。
【0008】
以下、各装置の構成と作用を説明する。
図1(a)に示すように、画像入力装置1は、画像読み取り手段11、基本画像処理手段12、拡張画像処理手段13、通信制御手段10から構成され、更に画像読み取り手段11には、AD変換器116 、シェーディング補正回路117 、サンプリング位置ずれ補償回路118 を備えている。。
又、上記画像読み取り手段11の構成は図2(a)に示す通りである。
図2(a)において、111 は第1キャリジ、112 はカラー撮像デバイス、113 はキャリジホームセンサ、114 はモータである。
原画走査は以下のように行う。第1キャリジ111 は通常キャリジホームセンサ113 の真上で静止して待機しており、読み取り開始指令を受信すると、モータ114 を駆動し右方向に走査を開始する。この走査に伴ってキャリジ111 がホームセンサ113 の検知範囲を外れると、この位置が走査基準位置として記憶され、校正基準点として用いられる。また通信制御手段10は画先端119 までの到達時間と速度の要求精度とを達成すべく最適加速計画を計算し、モータ114 を駆動する為のステップパルス列の周期と発生タインミング時間を算出する。以降キャリジ速度はこのパルス列で駆動され、画先端119 に至る時刻および所望の一定速度走査が期待通り達成される。
【0009】
校正基準点を通過した後は速度の如何に拘わらず撮像デバイス112 は各色の主走査1ラインを例えば原画換算で16画素/mmに分解、標本化して読み取る。
上記基準点通過後はまず白規準板を読み取り、A/D変換器116 で8ビットのディジタル値に変換し、シェーディング補正回路117 に記憶される。以降読み取られた画像データはシェーディング補正が有効に施される。
次にキャリッジ111 が原画先端119 に達すると、撮像デバイス112 は原画からの画素単位のRGB反射光に応じたアナログ電圧を出力し、A/D変換器116 にて8ビットのディジタル信号、即ち256 階調に量子化し、画素毎の色分解ディジタル値として基本画素処理手段12に出力する。
このようにした順次原画の全てを読み取り、キャリジ111 が右端に達するとモータ114 を反対方向に回転させ、ホーム位置まで復帰した後、停止し、次の走査に備える。
【0010】
図3は通信制御手段10の構成を示すブロック図である。同図において、101 はマイクロプロセッサ、102 はRAM、103 はROM、104 はタイマカウンタ、105 は同期信号発生器、106 はDMAコントローラ、107 はFIFO、108 はSCSIコントローラである。
通信制御手段10は制御処理装置3、画像出力装置2と所定のプロトコルで交信して、その指令に基づき画像読み取り動作を制御し、伝送路9(図7参照)を介して画像データを画像出力装置等に転送すると同時に、画像入力装置1内の全ての構成要素を有機的に制御する。
カラー複写モードにおいては、画像出力装置2がCMYK面順次作像方式を採用する場合は、1枚の原画に対して4回の走査が必要であり、画像入力装置1からは1走査毎にCMYKのうち1色づつに対応する信号が送り出される。
【0011】
画像出力装置2は、図1(b)に示すように、画像形成手段21と記録制御回路23と第2通信制御手段20から構成される。なお、第2通信制御手段20は画像入力装置1における第1通信制御手段10と同様のハードウェア構成である。
第2通信制御手段20は制御処理装置3、及び画像入力装置1と交信して、その指令に基づき、画像入力装置1から転送される画像データを受信し、そのデータを記録制御回路23に伝達すると共に、画像出力装置2内の全ての構成要素を有機的に制御する。また画像出力装置の機構図を示す図2(c)において、211 はレーザダイオード、212 はfθレンズ、213 はミラー、214 は感光体ドラム、215 は給紙ロール、216 は中間転写ベルト、217 は1次転写コロトロン、218 は2次転写コロトロン、219 は帯電スコロトロン、220 C、220 M、220 Y、220 Kはそれぞれシアン、イエロー、マゼンタ、黒の現像装置、221 はクリーナ、222 は搬送ベルト、223 は定着ロール、224 は駆動モータ、225 は画像位置検知手段である。
この画像出力装置2は第2通信制御手段20に入力されるCMYK各色画像データについてフルカラー可視画像を形成し、出力する。
【0012】
上記構成に於いて、像形成サイクルが開始されると、先ず感光体ドラム214 は駆動モータ224 によって反時計廻りに回転される。感光体ドラムが回転するのに伴ってC(シアン)潜像形成、Cトナー像形成、M潜像形成、Mトナー像形成、Y潜像形成、Yトナー像形成、K潜像形成、Kトナー像形成が行なわれ、最終的にはCMYKの順に中間転写ベルト上に重ねてトナー像が作られる。
まずC像形成は以下のようにして行なわれる。帯電スコロトロン219 はコロナ放電によって感光体ドラム214 を負電荷で−700 Vに一様に帯電し、続いてレーザダイオード211 はC信号に基づいてラスタ露光を行なう。
記録信号は第2通信制御手段20に入力される画像データであり、記録制御回路23が上記記録信号に基づいてレーザダイオード211 を入力画素単位に発光制御する。より具体的に言えば、信号が最高濃度画素のときには全主走査幅相当だけレーザを発光させ、白画素のときには全く発光せず、中間的な濃度の場合には濃度データに比例した時間だけ発光させる。
このようにしてラスタ像が露光されたとき、当初一様荷電された感光体ドラム214 の周面上の露光された部分は、露光光量に比例して電荷が消失し、静電潜像が形成される。
【0013】
続いて、現像装置220 C内で撹拌によって負極性に帯電されたCトナーは、感光体ドラム214 上の電荷のない部分つまり露光された部分に吸着され、潜像と同様なC可視像が形成される。
このようにして形成されたトナー像は感光体ドラムが反時計回りで回転し、1次転写コロトロン217 の対向位置に達すると、感光体ドラムと接しながら同期速度で駆動されている中間転写ベルト216 にコロナ転写される。
次のマゼンタ(M)の画像形成を上記中間転写ベルト216 上に形成されたシアン(C)の画像に一致して重なるようにするために、M潜像形成に先立って、同期信号つまり読み取り開始制御情報を画像入力装置1に送る。このタイミングは、上記C像形成の際、有効C画像(C画像の開始位置)よりわずかに先行して付した見当合わせ(レジストレーション)Cトナーマーク画像を画像位置検知手段225 が検知された時点である。
【0014】
制御処理装置3は、図1(c)及び図2(b)に示すように、第3通信制御手段30、操作部31、システム制御手段32、外部記憶装置33等を備え、更に上記システム制御手段32は複写制御手段321 、ファクシミリ通信手段322 、プリント制御手段323 、知的画像処理手段324 、外部接続コネクタ325 等を備えている。第3通信制御手段30は画像入力装置1における第1通信制御手段10と同様のハードウェア構成である。
制御処理装置3は本複写システム全体を統合的に制御する機能を有し、本システムを構成する他のサブシステム、例えば画像入力装置1や画像出力装置2と伝送路9を介して接続され、制御情報(コマンドやプロトコル上必要な情報)や画像データを送受しながら、システム全体を制御する。
操作部31はキー入力手段と表示手段から成り、操作者に対してメッセージを出力し、また、各種指示を入力する機能を備える。
【0015】
本実施例に示すSCSIシステムでは、共通の伝送路を介して、ある時は制御情報の交信をし、ある時は画像データを転送するが、このような汎用的通信手段により、互いに連携を取りながら、分離された画像入力装置1と画像出力装置2とを並行して動作させることにより、読み取り手段と画像形成手段が一体化された従来の一般的な複写専用機と同等の速度を達成するためには、上記汎用的通信手段を使用して、画像読み取りと画像形成の同期をいかにして実現するかが重要となり、本システムのように、カラー画像を形成するような場合は特に同期が重要である。
【0016】
以下、同期ということに主眼をおきながら、本システムによる画像入力と画像出力の並行動作について、図1、図2、図3、図4、図5および図6により説明する。図4は通信制御手順を示すフローチャート面、図5は画像入力装置1内の動作を示すフローチャート、図6は画像出力装置2内の動作を示すフローチャートである。尚、本実施例では、制御情報と画像データを同一の伝送路で転送する通信手段としてSCSIシステムを使用している。
本複写システムでは、初期状態において、制御処理装置3がSCSIで定義されたイニシェータであり、画像入力装置1と画像出力装置2がターゲットである(図4に示される〔SCU〕は制御処理装置がイニシェータであることを表わしている)。そして、以下に説明する動作フローは、各装置が上記のような状態にあり、且つSCSIで定義されたインフォメイション・トランスファ・フェーズにある時に、操作者が制御処理装置(以下SCUと略す)3上の操作部31内のコピーキーを押した時点から開始する。
【0017】
操作者はコピーキーにより複写を指示すると共に、コピー枚数や紙サイズや必要であれば濃度等を指定する。なお、紙サイズについてはSCU3が画像入力装置(以下SCNと略す)1によって検出した原稿サイズ情報に基づいて、自動的に紙サイズを決定することも可能である。SCU3はSCN1に、伝送路9を介してMode Select コマンドを出し(図4において( )内は相手先ターゲットを示す)、ADFを使用するか否か、濃度を濃くするか、或はうすくするか、読み取りの解像度は写真レベルかなど、SCN1の有する選択可能な機能・性能を選択する(S401)。なお、図4に示す動作フローはADF(自動原稿フィーダ)を使用する場合を例示している。
続いて、SCU3は必要ならSCN1に対し、Define Window コマンドを出力し、スキャナ読み込み域を設定する(S402)。そして、画像出力装置(以下、PRNと略す)2に対して、Mode Select コマンドを出し、給紙トレイ(紙サイズ)や、必要であれば排紙ビン等を指定する(S403)。SCU3は上記給紙トレイ(紙サイズ)に関する情報を、上記のように操作者またはSCN1から得ている。また、排紙ビンに関する情報は操作者から得る。
【0018】
次に、SCN1に対して Object Position コマンドを出し、図示されていないADFにセットされている原稿をプラテン115 (図2(a))上にセットし(S404 )、PRN2に対してCopyコマンドを出し、給紙トレイ226 (図2(c))にセットされた転写紙をレジスタの位置まで搬送する(S405)。
このとき、上記Copyコマンド送出後、PRN2をSCN1に対するイニシェータにさせる。即ち、PRN2はSCU3に対してターゲットであるがSCN1に対してはイニシェータである。
【0019】
ところで、以上の制御において、SCU3をイニシェータとしたのは、操作部を制御装置3上に備えたからである。即ち、本システムを構成する画像入力装置1、画像出力装置2、制御処理装置3のようなサブシステムを用いて上記のように複写システムを構成するだけでなく、他のサブシステムと共に、様々な機能をもったシステムを構成することができるが、そのような場合、操作部を制御処理装置3上にのみ設けた方が操作性、コスト、拡張性、統一性上の点から好ましい。従って、操作部をSCU3に一体化したために、複写指示をSCU3から入力する必要があることがSCU3をイニシエータにした第1の理由である。また、SCU3が様々なサブシステムを統括する役割を担っているので、システムが動作していないときはSCU3だけをイニシェータにする方が適しているというのがもう一つの理由である。それに対して、以下、実行する画像読み取りと画像形成との並行動作においてはPRN2とSCN1とを直接交信させるためのPRN2をイニシエータとする。
【0020】
イニシェータになったPRN2はSCN1に対して Test Unit Ready コマンドを出し、SCN1が読み取りを開始できる状態になったかどうかをチェックする(S406)。ここでSCN1が読み取りを開始できる状態とは、原稿がプラテン115 上の所定の位置にセットされ、第1キャリジ111 がホーム位置(キャリジホームセンサ113 の真上の待機位置)にある状態をいう。
SCN1から、「読み取り開始できる状態である」旨の応答を受信すると、PRN2はモータ224 を起動させ(S601)、作像シーケンス制御を開始すると共に(S602)、基準点が検知されるのを待つ(S603)。この基準点は前記画像位置検知手段225 によって検知されるCトナーマーク画像に相当するものである。前記実施例のようにCトナーマーク画像を基準点にする場合は、最初のシアン(C)画像形成の際には、この基準点に同期させずに、SCN1の読み取り動作を開始させ、2色目以降の画像形成の際にシアン画像形成時に中間複写ベルト216 に形成されたCトナーマーク画像の検出に同期させて、SCN1の2色目以降の読み取り動作を開始させる。しかし、図6に示す動作フローのように永久的なマーク(基準点)を中間転写ベルト216 上に設けることも可能である。この場合は1色目も2色目以降もこの永久的な基準点に同期させて、SCN1の読み取り動作を開始することにより、中間転写ベルト216 上で各色を誤差なく重ねることができる。
【0021】
このようにして、基準点を検知すると、PRN2は伝送路9を介してSCN1にSCANコマンド(読み取り開始制御情報)を出し(S407 、S604)、これを受けたSCN1はモータ114 を起動し(S501)、キャリジ111 の移動を開始する。こうして、同期を取られたキャリジ111 は読み取り開始位置へと進み、同様に同期を取られた中間転写ベルト216 上の転写開始位置が転写位置へ搬送される。
【0022】
その後、キャリジ111 は前記のように動作し(S502 〜506 )、モータ定速制御(S507 )により定速移動を行ない、やがて原稿先端119 に達し(S508 )、読み取られるデータの転送が可能な状態になると(S509 )、主走査カウンタが0になるのを待って(S510 )最初の読み取りラインの読み取りを開始する。尚、上記読み取り速度を決定する主走査クロック周波数は、PRN2の書き込み速度を決める主走査クロック周波数とほぼ同一速度に設定するが、読み取り速度をわずかに速くすることも可能である。また、副走査(ラインカウント)の速度は主走査の速度と同期が図られている。つまり主走査カウント数と副走査のためにモータ114 へ与えられるパルス数は対応付られており、モータ114 へ所定のパルスが与えられたとき、副走査(キャリジ111 の移動)は1ライン分進む。上記、主走査カウンタ、ラインカウンタなど同期関連回路は同期信号発生器105 に含まれる。同様にPRN2における書き込みの副走査の速度も主走査の速度と同期が取られ、中間転写ベルト216 の移動速度もPRN2の書き込み速度(主走査クロック周波数)と同期が取られている。
【0023】
そのため、前記のように、読み取り開始を中間転写ベルト216 と位置合せして行えば、感光体ドラム214 に書き込まれた最初のラインは丁度転写位置に移動した時に、中間転写ベルト216 上の第1ラインと定めた位置も上記感光体ドラム上の第1ラインと対向するように移動する。そのためには上記開始時の同期合せやSCN1、PRN2における主走査速度合わせ及び主走査と副走査の同期と共にSCN1におけるモータ加速制御計画が適切であること、更に、後述するSCN1からPRN2への画像データ(読み取られたデータ)の転送開始タイミングが適切であることが肝要である。これは、モータ114 をステッピングモータで構成し、与えたパルスに比例した距離だけキャリジ111 を移動させることによって実現可能である。即ち、ステッピングモータに所定の時間までに所定のパルスを与えることによって上記ライン同期(S510 )を完了しバッファ(FIFO)107 への転送を開始する(S511 )タイミングがSCANコマンド転送からどれ位経った時間であるか前以って設定できる。
【0024】
上記FIFO107 へは、前記したように、読み込まれたアナログ信号がAD変換器116 や基本画像処理手段12を経て入力される。つまり、読み込まれたアナログ信号は所定の周波数でサンプリングされ、AD変換器116 で8ビットのディジタル値に変換された後、基本画像処理手段12で画像処理され、例えば上位2ビットだけをPRN2に転送すべきデータとしてFIFO 107に入力される。
【0025】
なお、各画素に対応したディジタル値はPRN2においてレーザ光の書き込みパルス巾を制御して階調を与えるために使用されるが、一般的な複写機においては8ビットで表現可能な256 階調は実現できないから、この情報表現として8ビットは必要としない。そこで本システムにおいては、書き込み手段の性能に合せて、2ビットにて表現する4階調にすることにより、伝送路9を介した転送時間を短縮し、SCSIバスのような汎用的な通信手段を介して転送した場合に於いても書き込み速度に追随可能とし、SCN1における読み取り動作とPRN2における書き込み動作の並行処理を実現している。
【0026】
PRN2はSCN1にSCANコマンドを送った後、ラインカウンタをリセットし(S605)、所定ライン時間経過してから転送カウンタをリセットし(S607)、SCN1と同様にライン同期を行い(S608)、SCN1にReadコマンドを出力する(S408)。上記SCANコマンドを送出した後Readコマンドを出力するまでの時間は、前記したように転写位置において感光体ドラム上の書き込まれた第1ラインが所定時間後に中間転写ベルト216 上の所定の位置に対向するように設定した時間である。
【0027】
SCN1がReadコマンドを受けた時、SCN1のFIFO 107には既に1ライン〜数ライン分の画像データが入っているが、この格納されているデータ量も上記説明から明らかなように、ある誤差範囲で設定(計画)できる。上記読み出し速度を書き込み速度と同じにする意図で設計した時、FIFOからPRN2に引き出される速度は書き込み速度と同じである為、誤差のために読み出し速度が遅くなるときがあるので、その分、FIFO 107から溢れないようにライン数αが要求される。また、逆に誤差のために読み出し速度が速くなることもあるので、FIFO 107内のデータが、次々にライン毎にあるいは数ライン毎にReadコマンドが来たとき、空でないようにするために、最初のReadに先立ってβライン入力しておく必要があるから、FIFO 107はα+βラインのバッファを持つ必要がある。この量は本実施例では2〜3ラインである。また、読み取り速度がばらついても書き込み速度を越えないようにすると、読み取り速度は書き込み速度に対して、ライン数にしてβ分余分に遅くなるので、この場合も必要なバッファ量はα+βライン分になる。
【0028】
PRN2からSCN1へのReadコマンドは1ライン単位または数ライン単位で行われる。SCN1におけるFIFO 107へのデータ転送(S511 )は上記Readコマンドとは無関係に、ライン同期(S510 )を行いながら行われる。つまり、1ライン分転送するとラインカウンタをインクリメントし(S512)、所定のライン数の読み取りを完了していなければ(S513)、次のラインの読み込みを行うべく、主走査カウンタが0になるのを待つ(S510)。主走査カウンタが0になるときには前記したようにキャリジ111 (副走査)は1ライン進んでおり、再び1ラインの読み取りを行ない、FIFO(バッファ)107 に転送する。そして所定ライン数の読み取りが完了すると(S513)、いくつかの引き続く処理を行ない(S514 〜S516)、モータ114 の回転を逆にして(S517)、ホーム位置に戻った時点で(S518)、モータを停止させる(S519)。
【0029】
PRN2は書き込み速度で決まるライン同期(S608 )に同期して1ライン分の画像データをバッファに取り込むと(S609)、転送カウンタをインクリメントし(S610)、記録制御回路23はバッファ内の画像データを引き出し、1画素当たり、2ビットのデータに基づき4段階のレーザパルス巾制御をしながら、感光体ドラム上に1ライン分の潜像を形成する。ラインカウントが所定のラインに達しなければ(S612)、再び次のライン同期を取ってSCN1にReadコマンドを出す。なお、図6のフローは1ライン毎にReadコマンドを出す例を示したが、数ライン毎にReadコマンドを出すようにすることも可能である。所定のライン数の転送を完了し(S409)、感光体ドラム上の潜像形成も1フレーム分(1色分)完了し(S612 、S613 )、所定時間後前記のようにして、現像も完了する。
【0030】
一方、まだ1フレーム分の潜像形成が終了しないうちに、1フレーム分の先端(1ライン目)は前記のように、中間転写ベルトの1ライン目の位置と定められた位置に対向し、前記のようにして1次転写が行われた後、モータ224 は停止する(S619 )。
次いで、次の色(マゼンタM)の画像読み取りと画像形成が行なわれるが、そのためのSCN1とPRN2のSCANコマンドによる同期合せは前記の通りである。SCANコマンドがPRN2からSCN1に出力された後、上記の動作フローが繰り返し実行され、各色が中間転写ベルト上で重ね合わされる。
やがて、最終色の中間転写ベルトへの転写が完了すると(S410 、S614 )、転写紙の給紙が行われると共に(S615 )、転写紙へ転写された後、排紙され(S411 、S412 、S616 〜619 )、モータ224 が停止する( S619 )。
【0031】
以上説明したシステムにおいては、画像入力装置1及び画像出力装置2はコスト低減のために、画像バッファとしてラインバッファを備えているにすぎないが、図9に示すように制御処理装置3にRAM302 を備えると共に、外部記憶装置33を使用することによって、電子ソーティングを実現することができる。
本実施例では、RAM302 の総容量うち約2メガバイトを使用して電子ソーティングを実現する。つまり、読み取った画像データを画像入力装置1から直接画像出力装置2へ転送せずに、制御処理装置3を経由して画像出力装置2へ転送すると共に制御処理装置3において、画像出力装置2へ転送する画像データを外部記憶装置等に記憶し、操作者が指定した部数の複写を全て完了するまで保持する。そして、2部目以後の画像出力時は外部記憶装置等に記憶した画像データを読み出し、画像出力装置2へ転送するように構成する。
【0032】
そのため、画像出力装置2は転送要求を画像入力装置へ出す代りに制御処理装置3へ出力し、画像入力装置1へは、制御処理装置3が転送要求を出力す。画像読み取りと画像書き込みの並行動作は1部目の複写の最初から行う方が少しでも高速化が達成できるので電子ソーティングの場合にも有効であるが、制御処理装置3のRAM302 がバッファの役割を果たすので、読み取りと書き込みの開始の同期化は前記のように厳密でなくてよい。つまり、読み取り開始を書き込み開始よりもある程度早くすることが可能である。それに対して、制御処理装置3が画像入力装置1へ読み取り開始制御情報を出してから最初の転送要求を出すまでの時間及び転送要求を行う間の時間は厳密に設定しないと画像入力装置1内のラインバッファ107 が空になったり、溢れたりし、効率が低下する。
【0033】
なお、読み取りと書き取りの開始の同期化は厳密でなくてもよいが、前記並行動作のためには同期化が必要である。その一つの手段として、制御処理装置3が画像入力装置1に読み取り開始制御情報を出した直前または直後に、前記Copyコマンドを出力する方法がある。その時、画像出力装置2はモータ224 を起動させ、基準点が検知されるのを待ち、基準点検出後、所定時間経過後、制御処理装置3へ転送要求を出す。
他の手段としては、前記のように、まず、画像出力装置2へCopyコマンドを出力し、基準点が検知されたら、制御処理装置3へ読み取り開始制御情報を出力し、それを受信した制御処理装置3から画像入力装置1に読み取り開始制御情報を出力する方法でも良い。
【0034】
以下、後者の実施例について、図8に示す制御処理装置3の動作フローに基づき、動作を説明する。
イニシェータは常に制御処理装置(以下SCUと略す)3であり、操作者による複写指示(複写部数は複数部数)を受けるとSCU3は、前記のように画像入力装置(以下SCNと略す)1に対し、Mode Select 、Define Window 等のコマンドに続いてObject Position コマンドを出力する(S701 …図8のフローチャートではこの時点からのフローを図示する)。SCN1には既に複数のページから成る原稿がADFにセットされており、上記コマンドを受けて1番目のページ(このページは原稿の最終ページの場合が一般的であるが、ADFから操り出す順に1番目、2番目…と呼ぶ)がプラテン115 上にセットされる。
【0035】
続いて、SCU3は画像出力装置(以下PRNと略す)2に対しCopyコマンドを出力し(S702 )、これを受けたPRN2ではモータ224 を起動し、走査によって基準点を検出するとSCU3に対し、SCANコンマド(読み取り開始制御情報)を出力する。その情報を待っていた(S703 )SCU3はSCANコンマドを中継してSCN1に転送すると共に(S704 )、タイマをスタートさせる(S705 )。この時間計測の目的は上述した様にSCN1にSCANコマンドを出してから最初に転送要求を出力するまでの時間を所定の時間にするためである。タイマが所定の時間に達すると、SCU3はSCN1へRead コマンド(転送要求)を出力する(S707 )。SCN1では前記のように、この時までに転送すべき1〜数ライン分の画像データがラインバッファ(FIFO)107 に格納されているので、SCU3からのRead コマンドを受信すると直ちにラインバッファ107 内の画像データをSCU3に転送する(S708 )。SCU3からのRead コマンドは前記のように、SCN1のラインバッファ(FIFO)107 内の画像データが空にならないように、またはデータが溢れないように所定の時間間隔で、所定のライン数分の受信が完了するまで、くり返し送出される( S707 〜S710 )。
【0036】
一方、受信した画像データはRAM302 に格納されるが、所定量(例えば1/10ページ分)に達する毎に(例えば次期ディスク装置)等の外部記憶装置33に格納される(S715 )。尚、1ページの1色当りのデータ量は4メガバイト程度であるが、外部記憶装置33への格納に要する時間は、書き込みヘッドのポジショニングをあらかじめ行なっておくことにより、シーク時間を無視できるので、最近の高速化された外部記憶装置を使用すれば1頁分が2秒未満程度であり、バックグラウンドで、充分に分割格納が可能である。なお、上記バックグラウンドとは、上記のように所定周期で行う必要があるRead 送出、画像データ受信(S707 、711 )や、所定周期で受信されるPRN2からのRead 受信、画像データ送出(後述)を優先させるということを意味する。
【0037】
SCU3のRAM302 にある程度の画像データが蓄積された時点では、SCU3は、PRN2からの最初のRead コマンドを受信すると、SCN1からの画像データ受信中は受信されずに(S709 )、PRN2に対し、SCN1から受信した最初のデータを送り(S711 )、以後Read コマンドを受信する度毎に、所定ライン数送信するまでくり返し画像データをPRN2へ送信する(S709 、S711 、S712 )。なお、上記RAM302 に画像データが蓄積される時点は、PRN2の前記基準点の位置やPRN2のSCAN送出(S703 )タイミングで決まる。
このようにして、所定ライン数の送信を完了すると(S712 )、次の色の複写をするためにPRN2からのSCANコマンドを待つ(S713 、S703 )。以下、同様に各色毎にこの動作がくり返され、最初の1枚の全色の複写が完了する(S713 )。
【0038】
続いて、2ページ目の複写が行われるが、SCN1は通信制御手段10の管理により、SCU3からのObject Position コマンドを受けることなく、ADFを動作させて2ページ目の原稿を給紙する。PRN2も同様にCopyコマンドを受けることなく、モータ224 を起動させ、2ページ目の最初の色の画像形成サイクルに入る。SCU3はPRN2からのSCANコマンドを待つ(S703 )。以下、同様の動作がくり返され、指定部数のうちの第1部目の全ページ複写が完了する(S714 )。この時、原稿から読み取った複写すべき画像データの全ページ分が外部記憶装置33内に格納される。
尚、上記において、PRN2への転送も完了し、外部記憶装置33への格納も完了した画像データ領域には次々にSCN1から転送される別の画像データが書き込まれる。
【0039】
第2部目以後の複写については動作フローを図示していないが、下記のように、SCN1における画像読み取りとその画像データのSCU3への転送が不要な分だけ処理が簡単であり、高速処理が可能と成る。
即ち、画像データはSCN1に代り、SCU3の外部記憶装置33から供給される。SCU3の通信制御手段30は1部目の全ページの処理が完了した後(S714 )、空いた画像バッファ(RAM302 )に1ページ目の所定量の画像データを読み出し、PRN2からのRead コマンドを待つ(SCANコマンドは不要)。PRN2にはあらかじめ複写部数が通知されているので、通信制御手段20の管理の下に、全ページの複写が完了した後、第N部目の複写のために、SCU3からのCopyコマンドを受けることなく、再びモータ224 を起動し、基準点検出から所定時間経った時、最初のRead コマンドをSCU3に対して出力する。以後、周期的にRead コマンドが出力され、SCU3は周期的に、外部記憶装置33からRAMに記憶されている画像データをRead コマンドに対応してPRN2へ送信する。外部記憶装置から読み出され、PRN2に転送される画像データの順番は、1部目の転送順番と同様である。こうして、ページ順に並んだ複写が、指定部数分行われ、いわゆる電子ソーティングが実現される。
【0040】
図9は上記処理が行われるSCU3の要部の構成例を示した図である。図において、301 はマイクロプロセサであり、上記各種処理や制御、管理を行う。RAM302 はシステムメモリであり、上記のように画像バッファとして使用し、或は各種管理テーブル用メモリとして使用する。ROM303 には上記動作フロー用のプログラムや各種プログラムが内蔵されている。タイマ304 には上記動作フローで使用されるタイマや通信処理のためのタイマなど各種タイマ機能を含む。同期信号305 は画像データの転送などに使用する。DMA306 は、例えば外部記憶装置33との間のデータ転送などに使用する。FIFO(ラインバッファ)307 は前記のように伝送路9を介した画像データ転送に使用されるが、FIFO307 を使用せず直接RAM302 にRead /Writeすることも可能である。
【0041】
尚、上記において、通信処理のスループット(画像転送時間だけでなく、制御情報等の交信も含めた実効的なデータ転送速度)は、書き込み速度に追隋して、SCN1からSCU3への転送とSCU3からPRN2への転送の両方を並行して行うに充分であるという前提で説明したが、もし通信処理が間に合わなければ、速度がこれに追従できない場合は最初に、全ページ分の画像データをSCN1で読み取り、SCU3を介して、外部記憶装置33へ格納し、しかる後、外部記憶装置から画像データを読み出しながらPRN2へデータ転送し、全部数の複写を行うようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、伝送路を介して互いに通信可能に接続された画像入力装置と、画像出力装置と、制御処理装置とを備えた複写システムにおいて、上記制御処理装置は、上記画像出力装置が上記画像入力装置から読み取りが開始できる旨の応答を受信すると、書き込みの基準点が検知されるのを待ち、上記基準点が検知されると上記画像入力装置に読取開始制御情報を出力するように構成し、また、上記画像出力装置は、上記制御処理装置からCopyコマンドを受けると、書き込みの基準点が検知されるのを待ち、上記基準点が検知されると読取開始制御情報を出力し、上記制御処理装置は読取開始信号を上記画像入力装置に転送するように構成したので、書き込み側と読取側での同期を合わせる場合に、書き込み側の基準で、同期をとっているので、カラーコピーでの単純なコピー動作と電子ソートの際のタイミング制御とを同一とすることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複写システムの一実施例を示す機能ブロック図であり、(a)は画像入力装置、(b)は画像出力装置、(c)は制御処理装置である。
【図2】本発明による複写システムの一実施例を示す機構図であり、(a)は画像出力装置、(b)は制御処理装置、(c)は画像出力装置である。
【図3】図1に示す通信制御手段10の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明による複写システムの通信制御フローの一実施例を示すフローチャートである。
【図5】本発明による複写システムの画像入力装置の動作フローの一実施例を示すフローチャートである。
【図6】本発明による複写システムの画像出力装置の動作フローの一実施例を示すフローチャートである。
【図7】本発明を適用するシステムの一構成例を示す全体構成図である。
【図8】本発明による複写システムの制御処理の動作フローの一実施例を示すフローチャートである。
【図9】本発明による複写システムの制御処理装置の要部の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…画像入力装置、2…画像出力装置、3…制御処理装置、9…伝送路、10…第1通信制御手段、11…画像読み取り手段、12…基本画像処理手段、13…拡張画像処理手段、20…第2通信制御手段、21…画像形成手段、23…記録制御回路、30…第3通信制御手段、31…操作部、32…システム制御手段、33…外部記憶装置、105 …同期信号発生器、107 …FIFO、111 …第1キャリジ、113 …キャリジホームセンサ、114 …モータ、214 …感光体ドラム、216 …中間転写ベルト、224 …駆動モータ、225 …画像位置検知手段、301 …マイクロプロセサ、302 …RAM、303 …ROM、 307 …ラインバッファ(FIFO)。
Claims (2)
- 伝送路を介して互いに通信可能に接続された画像入力装置と、画像出力装置と、制御処理装置と、外部記憶装置とを備えた複写システムにおいて、上記画像出力装置は、上記制御処理装置からCopyコマンドを受けると、書き込みの基準点が検知されるのを待ち、上記基準点が検知されると読取開始制御情報を出力し、上記制御処理装置は上記画像出力装置から出力された読取開始制御情報を上記画像入力装置に転送するように構成し、上記制御処理装置は、上記画像入力装置に上記画像出力装置から出力された読取開始制御情報を転送するとともにタイマをスタートさせ、このタイマが所定時間に達すると上記画像入力装置にREADコマンドを出力し、上記画像入力装置は読み取った画像データをラインバッファに格納し、ついで、上記ラインバッファに格納されている画像データを上記制御処理装置に転送し、受信した画像データはRAMに格納され、これが所定量に達する毎に上記外部記憶装置に格納されるようにしたことを特徴とする複写システム。
- 伝送路を介して互いに通信可能に接続された画像入力装置と、画像出力装置と、制御処理装置と、外部記憶装置とを備えた複写システムにおける複写方法において、上記制御処理装置からCopyコマンドを受けると、上記画像出力装置により、書き込みの基準点が検知されるのを待ち、上記基準点が検知されると読取開始制御情報を出力し、上記制御処理装置は上記画像出力装置から出力された読取開始制御情報を上記画像入力装置に転送するようにし、上記制御処理装置により、上記画像入力装置に上記画像出力装置から出力された読取開始制御情報を転送するとともにタイマをスタートさせ、このタイマが所定時間に達すると上記画像入力装置にREADコマンドを出力し、上記画像入力装置は読み取った画像データをラインバッファに格納し、ついで、上記ラインバッファに格納されている画像データを上記制御処理装置に転送し、受信した画像データをRAMに格納し、これが所定量に達する毎に上記外部記憶装置に格納されるようにしたことを特徴とする複写システムにおける複写方法。
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Applications Claiming Priority (1)
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ID=16466326
Family Applications (1)
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JP20297993A Expired - Lifetime JP3597875B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 複写システム及び複写方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3597875B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP20297993A patent/JP3597875B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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