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JP3596464B2 - 計時装置および計時装置の制御方法 - Google Patents

計時装置および計時装置の制御方法 Download PDF

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JP3596464B2 JP2000393635A JP2000393635A JP3596464B2 JP 3596464 B2 JP3596464 B2 JP 3596464B2 JP 2000393635 A JP2000393635 A JP 2000393635A JP 2000393635 A JP2000393635 A JP 2000393635A JP 3596464 B2 JP3596464 B2 JP 3596464B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計時装置および計時装置の制御方法に係り、特に、消費電力を低減するための節電機能を有する電波修正時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
節電機能を有するとともに、外部から時刻データを受信して表示時刻を修正する電波修正時計が、特開平11−223684号公報に開示されている。
この電波修正時計は、時計をはめた腕の熱エネルギーと時計周辺の外気温に相当する熱エネルギーとの差(温度差に相当)を電気エネルギーに変換する熱発電器を有している。そして、電波修正時計は、この熱発電器によって発電された電力をいったん蓄電装置に蓄え、蓄電装置から供給される電力により動作している。
そして電波修正時計回路は、所定の周期で外部から長波標準電波(JG2AS)を受信し、この長波標準電波(JG2AS)に重畳された時刻データに基づいて電波修正時計の表示時刻を修正する。この長波標準電波に含まれる時刻データは1サイクル(=1データ)が60秒となっている。この時刻データには、現在年の1月1日から現在日までの通算日数、現在時、現在分などのデータが含まれている。
【0003】
ところで、この電波修正時計においては、蓄電装置の電圧が降下することによって時刻表示が不正確になるような場合には、電波修正時計回路への電力の供給を制限し表示時刻の修正を行わずに、時刻表示を継続する。
さらに、発電により蓄電装置の電圧が回復した場合に、電波修正時計回路に対する電力の供給を再開し、電波修正時計回路により受信した時刻データに基づいて表示時刻を修正して時刻表示を継続するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した電波修正時計回路において表示時刻を修正する場合には、1サイクルが60秒ある長波標準電波を数サイクル受信して、表示時刻を修正する必要がある。
したがって、上述した電波修正時計のユーザは、腕に時計をはめてから数分の間は正確な現在時刻を知ることができないという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、節電モードから通常動作モードに移行する際に現在時刻表示をより迅速に行って、ユーザが現在時刻を迅速に知ることができ、かつ、より正確に現在時刻表示を行うことが可能な計時装置および計時装置の制御方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、請求項1記載の構成は、外部エネルギーから電力を発生する発電部と、前記発電部により発生された電力を蓄電する蓄電部と、前記蓄電部によって供給された電力によって時刻表示を行う時刻表示部と、前記発電部の発電状態を検出し、発電状態検出信号を出力する発電状態検出部と、前記発電状態検出信号に基づいて前記時刻表示部の動作モードを、前記時刻表示を停止する節電モードと前記時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させるモード移行部と、外部から時刻情報を所定の受信時期で受信する受信部と、前記受信部により受信された前記時刻情報に対応する時刻を基準として現時刻情報を順次更新する現時刻カウント部と、前記動作モードが前記節電モードから前記通常動作モードに移行する場合に、前記現時刻情報に基づいて、前記時刻表示部を時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる現時刻表示移行部と、を備え、前記節電モード中において、前記受信部は前記時刻情報を受信し、前記現時刻カウント部は前記現時刻情報をカウントし前記受信された前記時刻情報に更新しており、前記モード移行部は、前記発電状態検出信号に基づいて、前記発電部が所定の非発電状態にあることが検出された場合に前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させることを特徴としている。
【0006】
請求項2記載の構成は、請求項1記載の構成において、前記節電モードにおいて前記時刻情報を受信する周期は、前記通常動作モードにおいて前記時刻情報を受信する周期よりも長いことを特徴としている。
【0007】
請求項3記載の構成は、請求項1記載の構成において、前記受信部は、前記動作モードが前記通常動作モードから前記節電モードに移行する際に前記時刻情報を受信することを特徴としている。
【0008】
請求項4記載の構成は、請求項1記載の構成において、前記モード移行部は、前記発電状態検出信号に基づいて前記発電部が実質的に発電を行っていないと検出された状態が所定の時間以上継続した場合に前記非発電状態にあるとすることを特徴としている。
【0009】
請求項5記載の構成は、請求項1記載の構成において、前記時刻表示部は、時刻表示用の指針を有し、前記節電モード中は、前記指針の駆動を停止し、前記現時刻表示移行部は、前記現時刻表示状態に移行させるに際し、現在時刻に相当する指針指示位置まで前記指針を駆動させる、ことを特徴としている。
【0010】
請求項6記載の構成は、請求項5記載の構成において、前記モード移行部は、前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させる際に、前記時刻表示用の指針が予め定められた所定の指針位置になるまで待機してから節電モードに移行させ、前記現時刻表示移行部は、現在時刻表示状態に移行させるに際し、前記所定の指針位置を基準にして制御を行うことを特徴としている。
【0011】
請求項7記載の構成は、請求項5記載の構成において、当該計時装置は、前記時刻表示用指針の駆動用パルスのパルス数に対応するカウント値を出力する針位置カウンタ部と、前記動作モードが前記通常動作モードから前記節電モードに移行する際に、前記カウンタ値を記憶する不揮発性メモリ部と、を備え、前記現時刻表示移行部は、現在時刻表示状態に移行させるに際し、前記カウント値に基づいて制御を行うことを特徴としている。
【0012】
請求項8記載の構成は、請求項5記載の構成において、前記時刻表示部は、時刻表示用指針を有し、当該計時装置は、現在の前記時刻表示指針の指針指示位置を検出する指針指示位置検出部を備え、前記現時刻表示移行部は、前記現時刻表示状態に移行させるに際し、前記指針指示位置を基準にして前記時刻表示用指針を現在時刻に相当する指針指示位置まで駆動させることを特徴としている。
【0013】
請求項9記載の構成は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の構成において、前記発電部は、前記外部エネルギーとしての外部からの光エネルギーから電力を発生する太陽電池を備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項10記載の構成は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の構成において、前記発電部は、少なくとも回転錘とロータとを有し、前記発電部は、前記回転錘の旋回運動により前記ローターを回転させて発電を行うことを特徴としている。
【0015】
請求項11記載の構成は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の構成において、前記発電部は、前記外部エネルギーとしての熱エネルギーから電力を発生する熱発電素子を備えたことを特徴としている。
【0016】
請求項12記載の構成は、請求項9乃至請求項11のいずれかに記載の構成において、前記発電状態検出部は、前記発電部の発電電圧に基づいて発電状態を検出することを特徴としている。
【0017】
請求項13記載の構成は、請求項9乃至請求項11のいずれかに記載の構成において、前記蓄電部に蓄電された蓄電電圧を検出する電圧検出部を備え、前記受信部は、前記動作モードが前記節電モードである場合に、前記電圧検出部により検出された前記蓄電電圧が予め定められた所定の電圧未満の場合には、前記時刻情報の受信を禁止することを特徴としている。
【0018】
請求項14記載の構成は、請求項13記載の構成において、前記所定の電圧は、前記受信部が、前記時刻情報の受信を完了するために必要な電圧に設定されることを特徴としている。
【0019】
請求項15記載の構成は、請求項9または請求項10記載の構成において、前記発電部の発電状態に基づいて当該計時装置が携帯状態にあるか否かを検出する携帯検出部を備えたことを特徴としている。
【0020】
請求項16記載の構成は、蓄電部によって供給された電力によって時刻表示を行う時刻表示部と、前記計時装置の携帯状態を検出し、携帯状態検出信号を出力する携帯状態検出と、前記携帯状態検出信号に基づいて前記時刻表示部の動作モードを、前記時刻表示を停止する節電モードと前記時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させるモード移行部と、外部から時刻情報を所定の受信時期で受信する受信部と、前記受信部により受信された前記時刻情報に対応する時刻を基準として現時刻情報を順次更新する現時刻カウント部と、前記動作モードが前記節電モードから前記通常動作モードに移行する場合に、前記現時刻情報に基づいて、前記時刻表示部を時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる現時刻表示移行部と、を備え、前記節電モード中において、前記受信部は前記時刻情報を受信し、前記現時刻カウント部は前記現時刻情報をカウントし前記受信された前記時刻情報に更新しており、前記モード移行部は、前記携帯状態検出信号に基づいて、当該計時装置が非携帯状態にあることが検出された場合に前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させることを特徴としている。
【0021】
請求項17記載の構成は、外部エネルギーを電気エネルギーに変換することにより電力を発生する発電部を有するとともに、時刻表示を行う時刻表示装置を備えた計時装置の制御方法において、前記発電部の発電状態を検出し、発電状態検出信号を出力する発電状態検出過程と、前記発電状態検出信号に基づいて、前記時刻表示部の動作モードを、前記時刻表示を停止する節電モードと前記時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させるモード移行過程と、前記通常動作モード時において外部から時刻情報を所定の受信時期で受信する通常動作モード時受信過程と、前記節電モード時において外部から時刻情報を受信する節電モード時受信過程と、前記通常動作モード時および前記節電モード時において前記受信部により受信された前記時刻情報を基準として現在の時刻に相当する現時刻情報をカウントし更新する現時刻カウント過程と、前記動作モードが前記節電モードから前記通常動作モードに移行する場合に、前記現時刻情報に基づいて、前記時刻表示部を時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる現時刻表示移行過程と、を備え、前記モード移行過程は、前記発電状態検出信号に基づいて非発電状態であることが検出された場合に前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させることを特徴としている。
請求項18記載の構成は、時刻表示を行う時刻表示装置を備えた計時装置の制御方法において、前記計時装置の携帯状態を検出し、携帯状態検出信号を出力する携帯状態検出過程と、前記携帯状態検出信号に基づいて、前記時刻表示部の動作モードを、前記時刻表示を停止する節電モードと前記時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させるモード移行過程と、前記通常動作モード時において外部から時刻情報を所定の受信時期で受信する通常動作モード時受信過程と、前記節電モード時において外部から時刻情報を受信する節電モード時受信過程と、前記通常動作モード時および前記節電モード時において前記受信部により受信された前記時刻情報を基準として現在の時刻に相当する現時刻情報をカウントし更新する現時刻カウント過程と、前記動作モードが前記節電モードから前記通常動作モードに移行する場合に、前記現時刻情報に基づいて、前記時刻表示部を時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる現時刻表示移行過程と、を備え、前記モード移行過程は、前記携帯状態検出信号に基づいて当該計時装置が非携帯状態であることが検出された場合に前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
[1]第1実施形態
[1.1]第1実施形態の構成
以下に図面を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る計時装置の概略構成を示すものである。この計時装置1は、腕時計であって、使用者は装置本体に連結されたベルトを手首に巻き付けて使用するようになっている。
本例の計時装置1は、大別すると、交流電力を発電する発電部A、発電部Aからの交流電圧を整流するとともに昇圧した電圧を蓄電し、各構成部分へ電力を給電する電源部B、発電部Aの発電状態を検出し、その検出結果に基づいて装置全体を制御する制御部C、指針を時分モータ60および秒モータ10を用いて駆動する運針機構E、制御部Cからの制御信号に基づいて運針機構Eを駆動する駆動部D、および、外部から電波を受信する受信部Fを備えて構成されている。
以下、各構成部分について説明する。
【0023】
[1.1.1]発電部の構成
まず、発電部Aは、発電装置40、回転錘45および増速用ギア46を備えて構成されている。
発電装置40は、電磁誘導型の交流発電装置である。
この発電装置40は、発電用ロータ43、発電用ステータ42および発電コイル44を有している。
そして、発電用ロータ43には、増速用ギア46を介して回転錘45が取り付けられている。
回転錘45は、ユーザの手の動き等に合わせて旋回するように構成されている。
そして、回転錘45が回転する際の運動エネルギーが増速用ギア46を介して発電用ロータ43に伝達される。
これにより発電用ロータ43は、発電用ステータ42の内部で回転し、発電コイル44に電圧が誘起される。この誘起された電圧は発電コイル44の2個の出力端子間に出力される。
このように発電部Aによれば、使用者の生活行動に関連したエネルギーを利用して発電を行い、その電力を用いて計時装置1を駆動できるようになっている。
【0024】
[1.1.2]電源部の構成
次に、電源部Bは、整流回路47、高容量二次電源48および昇降圧回路49を備えて構成されている。
昇降圧回路49は、複数のコンデンサ49a、49bおよび49cを用いて多段階の昇圧および降圧ができるようになっており、制御部Cからの制御信号φ11によって駆動部Dに供給する電圧を調整することができる。また、昇降圧回路49の出力電圧はモニタ信号φ12によって制御部Cにも供給されており、これによって出力電圧をモニタしている。あるいは、昇降圧回路49の出力電圧を制御部Cに供給する構成に代えて、高容量二次電源48の電圧信号を制御部Cに供給する構成としてもよい。
ここで、電源部Bは、Vdd(高電圧側)を基準電位(GND)に取り、Vss(低電圧側)を電源電圧として生成している。
【0025】
[1.1.3]運針機構の構成
次に、運針機構Eは、秒モータ10および時分モータ60を備えて構成されている。
ここで、秒モータ10は秒針55を駆動する。
また、時分モータ60は、分針76および時針77を駆動する。
運針機構Eに用いられている時分モータ60および秒モータ10としては、いわゆるステッピングモータが用いられている。
このステッピングモータは、パルスモータ、階動モータあるいはデジタルモータなどとも称される。ステッピングモータは、デジタル制御装置のアクチュエータとして多用されており、パルス信号により駆動される。特に近年においては、携帯に適した小型の電子装置あるいは情報機器用のアクチュエータとして小型、軽量化されたステッピングモータが多く採用されている。このような電子装置あるいは情報機器として代表的なものが電子時計、電子タイマー、クロノグラフといった計時装置である。
【0026】
秒モータ10は、駆動コイル11、ステータ12およびロータ13を備えて構成されている。
秒モータ10の駆動コイル11は、駆動部Dから供給される駆動パルスによって磁力を発生する。
ステータ12は、駆動コイル11によって励磁される。
ロータ13は、ステータ12の内部において励磁される磁界により回転する。
同様に、時分モータ60は、駆動コイル61、ステータ62およびロータ63を備えて構成されている。
時分モータ60の駆動コイル61は、駆動部Dから供給される駆動パルスによって磁力を発生する。
ステータ62は、駆動コイル61によって励磁される。
ロータ63は、ステータ62の内部において励磁される磁界により回転する。
時分モータ60のロータ63の回転は、かなを介してロータ63に噛合された四番車71、三番車72、二番車73、日の裏車74および筒車75からなる時分輪列70によって時針および分針に伝達される。二番車73には分針76が接続され、筒車75には時針77が接続されている。
秒モータ10のロータ13の回転は、かなを介してロータ13に噛合された秒中間車51、秒車52からなる秒輪列50によって秒針に伝達される。秒車52の軸には秒針55が接続されている。
ロータ63およびロータ13の回転に連動して、これらの針55、76、77により時刻が表示される。
【0027】
[1.1.4]駆動部の構成
駆動部Dは、制御部Cの制御の基に時分モータ60および秒モータ10に様々な駆動パルスを供給する。駆動部Dは、秒駆動回路30Sおよび時分駆動回路30HMを備えて構成されている。
【0028】
[1.1.5]受信部の構成
受信部Fは、フェライトアンテナ26、受信回路25および時刻データを記憶する図示しない記憶回路を備えて構成されている。
受信部Fのフェライトアンテナ26は、時刻データが重畳された長波標準電波(JJY;日本では40kHz)を受信する。
受信回路25はフェライトアンテナ26によって受信された長波標準電波を時刻データとして出力する。
記憶回路は、受信回路25によって出力された時刻データを記憶する。
受信回路25の詳細構成について、図4を参照して説明する。
受信回路25は、AGC(Automatic Gain Contorol)回路54、増幅回路56、バンドパスフィルタ57、復調回路58、およびデコード回路59を備えて構成されている。
【0029】
受信回路25の増幅回路56は、AGC回路54によるゲインコントロール下でフェライトアンテナ26によって受信された長波標準電波信号を増幅してバンドパスフィルタ57に出力する。
バンドパスフィルタ57は、増幅された長波標準電波信号から所定の周波数成分のみを抜き出して復調回路58に出力する。
復調回路56は、入力された長波標準電波信号の所定の周波数成分を平滑化して復調しデコード回路59に出力する。
デコード回路59は、復調された長波標準電波信号をデコードして受信出力信号として出力する。
【0030】
このとき、AGC回路54は、復調回路58の出力信号に基づいて増幅回路56のゲインコントロールを行ない長波標準電波信号の受信レベルが一定になるように制御している。
また、パワーセーブモード信号Φ13は、制御回路23から供給されており、受信回路25において行われる受信動作のオンオフを制御している。具体的に説明すると、パワーセーブモード信号Φ13が“H”レベルの場合は受信回路25は受信動作を行い、パワーセーブモード信号Φ13が“L”レベルの場合は受信回路25は受信動作を停止し、受信回路25の電流消費をなくすようにしている。
通常、表示モード(通常動作モードに相当)においては、受信回路25は1日に1回程度の受信を行なうようにパワーセーブモード信号Φ13によって制御される。その際に正常に時刻データを受信できなかった場合には、受信動作は複数回繰り返される。
【0031】
一方、節電モードにおいては、受信回路25は数日に1回程度の受信を行うようにパワーセーブモード信号Φ13によって制御される。
受信動作を行っているときは、30〜40[μA]という電流を流す必要があり、計時装置1の通常動作時の消費電流と比較して約100〜200倍もの大電流を流さなければならない。
従って、受信回数を少なくすることで消費電力を低減し、節電モード時におけるエネルギーの消費を軽減することができる。
ここで、図9および図10を参照して、時刻データが重畳された長波標準電波信号の内容について説明する。
まず、図9に示される長波標準電波信号のタイムコードフォーマットは、1秒ごとに1つの信号が送信され、60秒で1レコードとなるように構成されている。
長波標準電波信号として送信されてくる信号の種類は、全部で3種類あり、“1”、“0”あるいは“P”を示す信号が送信されてくる。
【0032】
これらの信号の種類は、図10に示される各信号のデューティ比により判断される。
図10(a)は、信号の種類が“1”となる信号波形を示している。すなわち、信号振幅が大きくなってからその状態で0.5秒間振幅が継続した場合(デューティ比50[%])に信号の種類が“1”であると判断される。
図10(b)は、信号の種類が“0”となる信号波形を示している。すなわち、信号振幅が大きくなってからその状態で0.8秒間振幅が継続した場合(デューティ比80[%])に“0”信号であると判断される。
また、図10(c)は、信号の種類が“P”となる信号波形を示している。すなわち、信号振幅が大きくなってからその状態で0.2秒間振幅が継続した場合(デューティ比20[%])に“P”信号であると判断される。
また、図9に示されるように、長波標準電波信号のタイムコードフォーマットには、項目として現在時刻の分9a、時9bおよび現在年の1月1日からの通算日9c等が含まれている。
【0033】
また、長波標準電波信号のタイムコードフォーマット上に“N”が記されている項目は、“1”を表す信号が送信されてきた場合には、“ON”状態となり、その項目に対応付けられた数値は時分等を算出する際の加算の対象となる。
一方、“1”を表す信号以外の信号が送信されてきた場合には、“OFF”状態となり、その項目に対応付けられた数値は時分等を算出する際の加算の対象外となることを示している。
具体的に説明すると、例えば、分9aに該当する8秒間に長波標準電波信号が“1、0、1、0、0、1、1、1”と送信されてきた場合には、現在時刻における「分」の値が
40+10+4+2+1=57[分]
であることを示している。
また、長波標準電波信号のタイムコードフォーマット上に“P”および“0”が記されている項目については、固定項目であり、長波標準電波信号とタイムコードフォーマットとの同期を取るために用いられる。そして、“P”が2回続けて送信された場合に、秒が“00”秒であることを示す、つまり、「分」の値がが次の値に切り替わることを示している。
ところで、長波標準電波はセシウム原子時計を基準としている。したがって、長波標準電波を受信して時刻を修正する電波時計は、誤差が10万年に1秒という非常に高い精度を得ることができる。
【0034】
[1.1.6]制御部の構成
以下に図2を参照しながら制御部Cの構成を説明する。図2は、第1実施形態に係る計時装置1の制御部Cとその周辺構成の機能ブロック図である。
制御部Cは、パルス合成回路22、発電検出回路91、充電電圧検出回路92、時刻データ制御回路93、秒カウンタ回路94、時分カウンタ回路95およびモード制御回路96を備えて構成されている。
充電電圧検出回路92は、高容量二次電源48の充電電圧を検出する。
時刻データ制御回路93は、モード制御回路96の出力信号に基づいて秒カウンタ回路94並びに時分カウンタ回路95を制御する。さらに時刻データ制御回路93は、受信回路25による時刻データの受信を制御する。なお、時刻データ制御回路93としては、ハードウェア的に構成するばかりでなく、マイクロプロセッサユニット(CPU、ROM、RAMなどを含む。)を用い、ソフトウェア的に処理する構成を採ることも可能である。
【0035】
また、制御部Cの周辺には、発電装置40と高容量二次電源48との間にリミッタ回路81が設けられており、このリミッタ回路81は、高容量二次電源48の過充電を防止する。このようにリミッタ回路81が設けられているのは、高容量二次電源48には耐圧が存在するために高容量二次電源48の充電電圧が所定の電圧を超えると過充電の状態となり高容量二次電源48の特性が劣化してしまうからである。
このため、充電電圧検出回路92によって検出された高容量二次電源48の電圧が所定の電圧以上になった場合には、モード制御回路96を介してリミッタ回路81が動作することとなる。なお、図2には、昇圧回路が図示されていないが、図1の昇圧回路49を高容量二次電源48の次段に接続し、高容量二次電源48により昇圧された電圧を充電電圧検出回路92で検出するようにしても良い。また、モード制御回路96を介さずに、充電検出回路92によりリミッタ回路81の動作を制御するように構成することも可能である。
そして、リミッタ回路81が動作すると、図示しないリミッタトランジスタがON状態となり発電装置40で発生した充電電流が高容量二次電源48に流れ込まないように迂回路を形成して過充電を防止する。
以下に、制御部Cを構成している各構成要素の説明をする。
【0036】
[1.1.6.1]パルス合成回路の構成
まず、パルス合成回路22について説明する。
パルス合成回路22は、発振回路と合成回路とを備えて構成されている。
ここで、発振回路は、水晶振動子などの基準発振源21が接続され、安定した周波数の基準パルスを合成回路に出力する。
また、合成回路は、入力された基準パルスを分周して得た分周パルスと基準パルスとを合成してパルス幅やタイミングの異なるパルス信号を発生する。
【0037】
[1.1.6.2]発電検出回路の構成
発電検出回路91の詳細構成について、図5を参照して説明する。
図5に示す発電検出回路91は、Pチャネルトランジスタ36,37、コンデンサ38、抵抗39、インバータ78、79およびプルアップ抵抗27,28を備えて構成されている。
この場合において、Pチャネルトランジスタ36,37のゲート端子には、図1の発電コイル26の両端の端子電圧が印加され、各ソース端子には、それぞれ高電位側電圧Vddが印加される。
また、コンデンサ38は、Pチャネルトランジスタ36,37のドレイン端子が電流引き込み側の端子に接続されている。コンデンサ38の他方の端子には低電位側電圧Vssが印加される。
【0038】
さらに、数十Mから数Gオームの高抵抗値を有する抵抗39は、コンデンサ38に並列に接続されておりコンデンサ38の電荷を放電するために用いられる。
さらにまた、インバータ78は、Pチャネルトランジスタ36,37のドレイン端子が入力に接続されている。
また、インバータ79は、インバータ78に直列に接続されており、インバータ79の出力信号が発電検出信号となる。
ここで、低電位側電圧Vssは、高電位側電圧Vdd(=GND)を基準としたときの負電圧であり、高電位側電圧Vddからの電位差を示している。
以上の構成において、発電装置40に起電圧が発生すると、Pチャネルトランジスタ36,37が交互に“ON”状態になり、コンデンサ38の端子間に電圧が発生する。
これにより、インバータ78への入力が“H”レベルになる。
したがって、インバータ79から出力される発電検出信号が“H”レベルになる。
【0039】
一方、発電装置40に起電圧が発生していない場合には、Pチャネルトランジスタ36,37が“OFF”状態のままとなる。
これにより、コンデンサ38の電荷が抵抗39によって放電されるためコンデンサ38の端子間電圧が減少し、インバータ78への入力が“L”レベルになる。
したがって、インバータ79から出力される発電検出信号が“L”レベルになる。
ここで、発電検出回路91には、プルアップ抵抗27,28が備えられているため、発電装置40に起電圧が発生していない場合には、残留磁界等による影響を受けることなく確実にPチャネルトランジスタ36,37を“OFF”状態にすることができる。したがって、発電検出回路91は、電流消費をゼロに抑えることが可能であり、高容量二次電源48の消費エネルギーを低減することができる。
【0040】
[1.1.6.3]モード制御回路の構成
モード制御回路96は、非発電時間計測回路84を備えて構成されている。この非発電時間計測回路84は、発電状態に応じて時刻表示の動作モードを制御するとともに、発電検出回路91で発電が検出されない非発電時間Tnを計測する。
ところで、本実施形態においては、機器の動作モードには、通常動作モードおよび節電モードがあるものとしている。
まず、通常動作モードは、機器本来の機能を実現する動作モードであり、本実施形態における計時装置1の場合には、時刻表示を継続して行う表示モードである。
【0041】
一方、節電モードは、消費電力を低減するための動作モードである。そして、この節電モードにおいては、節電モードに移行する直前の通常動作モードにおける状態を記憶し、あるいは、節電モードの経過情報を記憶する。この結果、通常動作モードに切り替わった際には、節電モードに移行する際の状態および経過情報を反映して移行を行うこととなる。したがって、本実施形態における計時装置1の場合には、時刻表示等を停止させ、節電モードにおける経過時間等を考慮して、通常動作モードへの再移行に際し、正確な現在時刻表示が行えることとなる。
【0042】
また、モード制御回路96は、設定された動作モードを記憶し、その情報を駆動制御回路24および時刻データ制御回路93に供給している。駆動制御回路24においては、動作モードが表示モードから節電モードに切り換わると、駆動回路30HMおよび30Sに対しパルス信号を供給するのを停止し、駆動回路30HMおよび30Sの動作を停止させる。これにより、時分モータ60および秒モータ10は駆動を停止し、時分針および秒針は非駆動状態となり、時刻表示は停止する。
【0043】
さらに、モード制御回路96は、ユーザが外部入力装置(リューズ)83を操作して節電モードへの強制移行操作を実行した場合にも、動作モードを表示モードから節電モードに移行する。これによって、非発電時間Tnに関わりなく節電モードに移行することができる。
このため、より高容量二次電源48の蓄えたエネルギーの低下を抑えることが可能となる。
非発電時間計測回路84は、非発電時間Tnが所定の設定時間を越えると、動作モードが表示モードから節電モードに移行するようになっている。
一方、節電モードから表示モードへの移行は、発電検出回路91によって、発電装置40が発電状態にあることが検出され、かつ、充電電圧検出回路92によって、高容量二次電源48の充電電圧が十分であることが検出されることにより実行される。
【0044】
[1.1.6.4]秒カウンタ回路の構成
次に、秒カウンタ回路94は、秒位置カウンタ82、秒時刻カウンタ98、および、秒一致検出回路85を備えて構成されている。
秒位置カウンタ82は、60秒でループするカウンタである。
秒位置カウンタ82は、例えばアナログ時計の場合、表示モードから節電モードに移行する際には、秒針位置カウンタ82が“00”(例えば、00秒の位置に相当)になるまで運針する。そして、秒位置カウンタ82が“00”になった時点で時刻表示動作を停止して節電モードに移行する。
これは、針の位置が現在どこにあるのかは時計内部では判断できないためであり、秒位置カウンタ82が“00”の時の針の位置を基準にして表示モード復帰時の針の位置を相対的に判断するものである。
【0045】
また、秒時刻カウンタ98は、60秒でループするカウンタである。
秒時刻カウンタ98は、動作モードに関わらずカウントを継続している。そして、受信回路25によって時刻データが受信されると、秒時刻カウンタ98には、時刻データ制御回路93によって、時刻データに基づいたカウンタ値がセットされる。
また、秒カウンタ回路94は、動作モードが節電モードから表示モードに切り換わると、秒位置カウンタ82を用いて駆動制御回路24から秒駆動回路30Sに供給される早送りパルスをカウントする。
さらに、秒一致検出回路85は、秒位置カウンタ82のカウント値が秒時刻カウンタ98のカウント値と一致すると、早送りパルスの送出を停止するための制御信号を生成し、これを秒駆動回路30Sに供給する。
【0046】
[1.1.6.5]時分カウンタ回路の構成
時分カウンタ回路95は、時分位置カウンタ86、時分時刻カウンタ99および時分一致検出回路87を備えて構成されている。
時分位置カウンタ86は、24時間でループするカウンタである。
例えばアナログ時計の場合、表示モードから節電モードに移行する際には、時分針位置カウンタ86が“00:00”あるいは“12:00”(例えば、12時の位置に相当)になるまで運針する。そして、時分位置カウンタ86が“00:00”あるいは“12:00”になった時点で時刻表示動作を停止して節電モードに移行する。これは、針の位置が現在どこにあるのかは時計内部では判別できないためである。したがって、時分位置カウンタ86が“00:00”あるいは“12:00”の時の針の位置を基準にして表示モードへの復帰時の針の位置を相対的に判断するようになっている。
【0047】
また、時分時刻カウンタ99は、24時間でループするカウンタである。また、時分時刻カウンタ99は、動作モードに関わらずカウントを継続している。
そして、受信回路25によって時刻データが受信されると、時分時刻カウンタ99には、時刻データ制御回路93によって、時刻データに基づいたカウンタ値がセットされる。
また、時分カウンタ回路95は、節電モードから表示モードに切り換わると、時分位置カウンタ86を用いて駆動制御回路24から時分駆動回路30HMに供給される早送りパルスをカウントする。そして、時分一致検出回路87は、時分位置カウンタ86のカウント値が時分時刻カウンタ99のカウント値と一致すると、早送りパルスの送出を停止するための制御信号を生成する。そして生成した早送りパルスの送出を停止するための制御信号を時分駆動回路30HMに供給する。
【0048】
[1.1.6.6]駆動制御回路の構成
駆動制御回路24は、パルス合成回路22から出力される各種のパルス信号に基づいて、動作モードに応じた駆動パルス信号を生成する。
まず、動作モードが節電モードの場合に、駆動制御回路24は、駆動パルス信号の供給を停止する。ここで、アナログ電子時計において生ずる消費電流のうちの約85%は駆動モータにより生ずる消費電力に占められている。したがって、駆動パルス信号の供給を停止して駆動モーターを停止させることによって消費電力の多くを削減することができ、高容量二次電源におけるエネルギーの低下を軽減することができる。
次に、動作モードが節電モードから表示モードに切り換えられた直後に、駆動制御回路24は、再表示された時刻表示を現時刻に復帰させるために、パルス間隔が短い早送りパルスを駆動パルス信号として駆動回路30HMおよび30Sに供給する。そして、早送りパルスの供給が終了した後には、通常のパルス間隔の駆動パルス信号を駆動回路30HMおよび30Sに供給する。
【0049】
[1.2]第1実施形態の動作
次に、図3に示される動作フローチャートを参照して、第1実施形態の動作について、
・表示モードの動作
・表示モードから節電モードへの移行時および節電モード時の動作
・節電モードから表示モードへの移行時の動作
に分けて説明する。
【0050】
[1.2.1]表示モードの動作
まず、駆動制御回路24は、モード制御回路96において現在設定されている動作モードが節電モードであるか否かを判断する(ステップS1)。
この場合においては、動作モードが表示モードであるので(ステップS1;No)、発電検出回路91は、発電装置40の発電量を検出し、発電状態であるか否かを判断する(ステップS2)。
ステップS2の判断において、発電検出回路91によって、発電装置40が発電状態であると判断された場合には(ステップS2;Yes)、ステップS15に処理を移行する。
そして、通常運針をおこなって、現在時刻の表示を継続し(ステップS15)、再び処理をステップS2に移行して、処理を繰り返すこととなる。
【0051】
[1.2.2]表示モードから節電モードへの移行時の動作
表示モードにおいては、ステップS2およびステップS15の処理が繰り返されており、表示モードから節電モードへ移行するのは、非発電時間が所定時間以上継続した場合である。
従って、ステップS2の判断において、発電検出回路91によって、発電装置40が非発電状態であると判断された場合には(ステップS2;No)、非発電時間計測回路84は、非発電時間をカウントしているカウント値をアップする(ステップS3)。
次に、モード制御回路96は、非発電時間計測回路84によってカウントされているカウント値が、予め定められた所定の非発電時間に相当する値を超えているか否かを判断する(ステップS4)。
ステップS4の判断において、モード制御回路96によって、非発電時間計測回路84によりカウントされているカウント値が、予め定められた所定の非発電時間に相当する値を超えていないと判断された場合には(ステップS4;No)、処理をステップS2に移行する。
【0052】
一方、ステップS4の判断において、モード制御回路96によって、非発電時間計測回路84によりカウントされているカウント値が、予め定められた所定の非発電時間に相当する値を超えていると判断された場合には(ステップS4;Yes)、モード制御回路96は、動作モードを表示モードから節電モードに移行するとともに、駆動制御回路24に対して、動作モードが節電モードであることを示す節電モード信号を送信する(ステップS5)。
節電モード信号を受信した駆動制御回路24は、時分位置カウンタ86および秒位置カウンタ82のカウント値が、例えば、“12時00分00秒”を示す針位置に対応したカウント値になるまで運針を継続させる(ステップS6)。
駆動制御回路24は、時分位置カウンタ86および秒位置カウンタ82のカウント値が、“12時00分00秒”を示す針位置に対応したカウント値であるか否かを判断する(ステップS7)。
【0053】
ステップS7の判断において、時刻データ制御回路93によって、時分位置カウンタ86および秒位置カウンタ82のカウント値が、“12時00分00秒”を示す針位置に対応していないカウント値であると判断された場合には(ステップS7;No)、処理をステップS6に移行する。
一方、ステップS7の判断において、時刻データ制御回路93によって、時分位置カウンタ86および秒位置カウンタ82のカウント値が、“12時00分00秒”を示す針位置に対応したカウント値であると判断された場合に(ステップS7;Yes)、動作モードが節電モード状態になる。
次に、時刻データ制御回路93は、時刻データの受信を開始する時間であるか否かを判断する(ステップS8)。
ステップS8の判断において、時刻データ制御回路93によって、時刻データの受信を開始する時間ではないと判断された場合には(ステップS8;No)、処理をステップS12に移行する。
【0054】
一方、ステップS8の判断において、時刻データ制御回路93によって、時刻データの受信を行うべき時間であると判断された場合に(ステップS8;Yes)、充電電圧検出回路92は、システム駆動電圧Vssと時刻データの受信を正常に完了することが可能となる下限電圧VLとを比較して、システム駆動電圧Vssが時刻データの受信を正常に完了するために必要な下限電圧VLを超えているか否かを判断する(ステップS9)。
ステップS9の判断において、充電電圧検出回路92によって、システム駆動電圧Vssが時刻データの受信を正常に完了するために必要な下限電圧VLを超えていないと判断された場合には(ステップS9;No)、処理をステップS12に移行する。
【0055】
一方、ステップS9の判断において、充電電圧検出回路92によって、システム駆動電圧Vssが時刻データの受信を正常に完了するために必要な下限電圧VLを超えていると判断された場合に(ステップS9;Yes)、受信回路25は、アンテナ26を介して時刻データを受信するとともに、時刻データ制御回路93に時刻データを送信する(ステップS10)。
時刻データを受信した時刻データ制御回路93は、受信した時刻データに基づいて、秒時刻カウンタ98および時分時刻カウンタ99のカウンタ値を現在時刻にセットする(ステップS11)。
次に、発電検出回路91は、発電装置40の発電量を検出し、発電状態であるか否かを判断する(ステップS12)。
節電モードではステップS12の判断において、発電検出回路91によって、発電装置40が非発電状態であると判断されるため(ステップS12;No)、ステップS8に処理を移行する。
そして、以下同様にして、節電モード中は、時刻データの受信を行うべき時間になると、時刻データの受信を正常に完了するために必要なシステム駆動電圧Vssがあるか否かを判別する。そして、必要なシステム駆動電圧Vssがある場合には、時刻受信を行い(ステップS10)、時刻カウンタセット(ステップS11)を行うという処理を継続的に行って表示モードへの移行に備えることとなる。
【0056】
[1.2.3]節電モードから表示モードへの移行時の動作
節電モードから表示モードへの移行は所定の発電がなされている場合に行われる。
従って、節電モードから表示モードへ移行する場合には、発電検出回路91によって、発電装置40が発電状態であると判断される(ステップS12;Yes)。
これにより、時刻データ制御回路93は、節電モードから表示モードへ移行させる動作を開始する(ステップS13)。
表示モードへの移行動作を具体的に説明すると、秒カウンタ回路94は、秒位置カウンタ82を用いて駆動制御回路24から秒駆動回路30Sに供給される早送りパルスをカウントする。そして、秒一致検出回路85は、秒位置カウンタ82のカウント値と秒時刻カウンタ98のカウント値とが一致したときに、早送りパルスの送出を停止するための制御信号を生成し、これを秒駆動回路30Sに供給することによって秒針が現時刻に対応する表示状態となる(ステップS13およびS14)。
【0057】
一方、時分カウンタ回路95は、時分位置カウンタ86を用いて駆動制御回路24から時分駆動回路30HMに供給される早送りパルスをカウントする。そして、時分一致検出回路87は、時分位置カウンタ86のカウント値と時分時刻カウンタ99のカウント値とが一致したときに、早送りパルスの送出を停止するための制御信号を生成し、これを時分駆動回路30HMに供給することによって時分針が現時刻に対応する表示状態となる(ステップS13およびS14)。
なお、このような表示モードへの移行動作は、秒針あるいは時分針のどちらから始めてもよいし、同時に始めてもよい。
そして、現時刻を表示する表示モードへ移行した後は、通常運針が行われ、現在時刻の表示を継続する(ステップS15)。
【0058】
[1.3]第1実施形態の変形例
[1.3.1]第1変形例
なお、上述した第1実施形態において、節電モードに移行する際に針位置が“12時00分00秒”を指し示すまで運針を継続させ、針位置が“12時00分00秒”を指し示すと運針を停止していた。
しかしながら、針停止位置を“12時00分00秒”に対応する位置に限る必要はなく、他の時刻であってもよい。
要するに、現在指し示している針位置と秒位置カウンタ82および時分位置カウンタ86のカウント値とが対応されていて、秒位置カウンタ82および時分位置カウンタ86のカウント値を変更することによって針位置が正しくセットされるのであれば“12時00分00秒”に限る必要はない。
【0059】
[1.3.2]第2変形例
また、上述した第1実施形態においては、表示モードから節電モードに移行する際に、針位置が“12時00分00秒”を指し示すまで運針を継続してから節電モードに移行していた。
しかしながら、表示モードから節電モードに移行する際に、移行時の針位置に対応する秒位置カウンタ82および時分位置カウンタ86の各カウンタ値を不揮発性メモリ等に記憶してから節電モードに移行してもよい。そして、この変形例において節電モードから表示モードに移行する場合には、不揮発性メモリ等に記憶されているカウンタ値を読み出して、秒位置カウンタ82および時分位置カウンタ86にセットし、セットされたカウント値を基準にして現時刻表示への移行動作を行うようにすればよい。
このように、節電モード移行時の針位置に対応する秒位置カウンタ82および時分位置カウンタ86の各カウンタ値を不揮発性メモリ部88に対して記憶しておくので、すぐに運針を停止することができる。
従って、第1実施形態のように針位置が“12時00分00秒”を指し示すまで運針を継続する必要がなくなり、消費エネルギーをより節減することができる。
【0060】
[1.4]第1実施形態の効果
以上の説明のように本第1実施形態によれば、節電モード中にも、定期的に時刻データを受信して、受信した時刻データを時分時刻カウンタ99および秒時刻カウンタ98のカウント値にセットしているため、節電モードから表示モードに移行する際に改めて時刻データを受信しなくても表示モードへの移行に際し、正しい現在時刻表示を行わせることが可能となる。
【0061】
[2]第2実施形態
上記第1実施形態においては、実際の針位置を検出することは行っていなかった。これに対し、本第2実施形態は、節電モードから表示モードに移行する際により正確な現時刻表示を行うべく実際の針位置を検出するための機構を設けた場合の実施形態である。
[2.1]第2実施形態の構成
図6は、第2実施形態に係る計時装置の運針機構に設けられた針位置検出素子の構成例を示した図である。なお、図6においては、針位置検出素子の構成をわかりやすくするために、時針、分針および秒針を1つの指針駆動モータで駆動させる構成例によって示している。
第2実施形態に係る計時装置は、運針機構において、秒針用検出素子KS、分針用検出素子KMおよび時針用検出素子KHを新たに用いる点を除いて、図1および図2に示される第1実施形態に係る計時装置1と同様に構成されている。
【0062】
秒針用検出素子KSは、秒車52’の歯車に貼られた所定の磁気情報パターンで帯磁された磁性体をホール素子等で検出することにより秒針の位置の検出を行っている。また、分針用検出素子KMおよび時針用検出素子KHも秒針用検出素子KSと同様にして分針および時針の位置の検出を行っている。
これにより、動作モードが表示モードから節電モードに移行する場合に、移行時の針位置に関係なくすぐに運針を停止することができるため、消費エネルギーをより節減することができる。
【0063】
[2.2]第2実施形態の動作
上記第1実施形態においては、表示モードから節電モードに移行する際に、針位置が“12時00分00秒”を指し示すまで運針を継続してから節電モードに移行していた。また、節電モードから表示モードへ移行し、現時刻表示を行う際に、針位置が“12時00分00秒”を指し示していることを基準にして復帰動作が行われていた。
これに対し、本第2実施形態においては、表示モードから節電モードに移行する際に、移行時の針位置に関係なく直ちに節電モードに移行している。
また、節電モードから表示モードへ移行し、現時刻表示を行う際に、秒針用検出素子KS、分針用検出素子KMおよび時針用検出素子7KHによって検出された針位置を基準にして復帰動作を行っている。
【0064】
次に、図7に示される動作フローチャートを参照して、第2実施形態の動作について、第1実施形態と同様に、
・表示モードの動作
・表示モードから節電モードへの移行時および節電モード時の動作
・節電モードから表示モードへの移行時の動作
に分けて説明する。
[2.2.1]表示モードの動作
まず、時刻データ制御回路93は、モード制御回路96において現在設定されている動作モードが節電モードであるか否かを判断する(ステップS21)。
この場合においては、動作モードが表示モードであるので(ステップS21;No)、発電検出回路91は、発電装置40の発電量を検出し、発電状態であるか否かを判断する(ステップS22)。
ステップS22の判断において、発電検出回路91によって、発電装置40が発電状態であると判断された場合には(ステップS22;Yes)、ステップS34に処理を移行する。
そして、通常運針をおこなって、現在時刻の表示を継続し(ステップS34)、再び処理をステップS22に移行して、処理を繰り返すこととなる。
【0065】
[2.2.2]表示モードから節電モードへの移行時および節電モード時の動作表示モードにおいては、ステップS22およびステップS34の処理が繰り返されており、表示モードから節電モードへ移行するのは、非発電時間が所定時間以上継続した場合である。
従って、ステップS22の判断において、発電検出回路91によって、発電装置40が非発電状態であると判断された場合には(ステップS22;No)、非発電時間計測回路84は、非発電時間をカウントしているカウント値をアップする(ステップS23)。
次に、モード制御回路96は、非発電時間計測回路84によってカウントされているカウント値が、予め定められた所定の非発電時間に相当する値を超えているか否かを判断する(ステップS24)。
【0066】
ステップS24の判断において、モード制御回路96によって、非発電時間計測回路84によりカウントされているカウント値が、予め定められた所定の非発電時間に相当する値を超えていないと判断された場合には(ステップS24;No)、処理をステップS22に移行する。
一方、ステップS24の判断において、モード制御回路96によって、非発電時間計測回路84によりカウントされているカウント値が、予め定められた所定の非発電時間に相当する値を超えていると判断された場合には(ステップS24;Yes)、駆動制御回路24は、動作モードを表示モードから節電モードに移行するとともに、時刻データ制御回路93に対して、動作モードが節電モードであることを示す節電モード信号を送信する(ステップS25)。
このように、節電モード移行時の針位置に関与することなく、すぐに運針を停止することができるため、第1実施形態のように針位置が“12時00分00秒”を指し示すまで運針を継続する必要がなくなり、消費エネルギーをより節減することができる。
【0067】
次に、時刻データ制御回路93は、時刻データの受信を開始する時間であるか否かを判断する(ステップS26)。
ステップS26の判断において、時刻データ制御回路93によって、時刻データの受信を開始する時間ではないと判断された場合には(ステップS26;No)、処理をステップS30に移行する。
一方、ステップS26の判断において、時刻データ制御回路93によって、時刻データの受信を開始する時間であると判断された場合に(ステップS26;Yes)、充電電圧検出回路92は、システム駆動電圧Vssと時刻データの受信を正常に完了することが可能となる下限電圧VLとを比較して、システム駆動電圧Vssが時刻データの受信を正常に完了するために必要な下限電圧VLを超えているか否かを判断する(ステップS27)。
【0068】
ステップS27の判断において、充電電圧検出回路92によって、システム駆動電圧Vssが時刻データの受信を正常に完了するために必要な下限電圧VLを超えていないと判断された場合には(ステップS27;No)、処理をステップS30に移行する。
一方、ステップS27の判断において、充電電圧検出回路92によって、システム駆動電圧Vssが時刻データの受信を正常に完了するために必要な下限電圧VLを超えていると判断された場合に(ステップS27;Yes)、受信回路25は、アンテナ26を介して時刻データを受信するとともに、時刻データ制御回路93に時刻データを送信する(ステップS28)。
時刻データを受信した時刻データ制御回路93は、受信した時刻データに基づいて、秒時刻カウンタ98および時分時刻カウンタ99のカウンタ値を現在時刻にセットする(ステップS29)。
【0069】
次に、発電検出回路91は、発電装置40の発電量を検出し、発電状態であるか否かを判断する(ステップS30)。
節電モードではステップS30の判断において、発電検出回路91によって、発電装置40が非発電状態であると判断されるため(ステップS30;No)、ステップS26に処理を移行する。
そして、以下同様にして、節電モード中は、時刻データの受信を行うべき時間になり、かつ、時刻データの受信を正常に完了するために必要なシステム駆動電圧Vssがある場合には、時刻受信を行い(ステップS28)、時刻カウンタセット(ステップS29)を継続的に行って表示モードへの移行に備えることとなる。
【0070】
[2.2.3]節電モードから表示モードへの移行時の動作
節電モードから表示モードへの移行は所定の発電がなされている場合に行われる。
従って、節電モードから表示モードへ移行する場合には、発電検出回路91によって、発電装置40が発電状態であると判断される(ステップS30;Yes)。
これにより、時刻データ制御回路93は、節電モードから表示モードへ移行させる動作を開始する。
表示モードへの移行動作を具体的に説明すると、秒針用検出素子KS、分針用検出素子KMおよび時針用検出素子KHは、それぞれ秒車52’、二番車73’および筒車75’の歯車に貼り付けられた所定の磁気情報パターンで帯磁された磁性体を検出する。
この磁性体の検出によって、秒針用検出素子KS、分針用検出素子KMおよび時針用検出素子KHは、秒針、分針および時針の現在の針位置を検出し、検出された針位置に対応したカウント値を秒位置カウンタ82および時分位置カウンタ86にセットする(ステップS31)。
【0071】
これによって、現時刻表示動作を開始する前の針位置と時分位置カウンタ86および秒位置カウンタ82のカウント値とが対応付けられる。そして、当該各カウント値を秒時刻カウンタ98および時分時刻カウンタ99の各カウンタ値に合致させることによって、各針位置が現在時刻を表示するようになる。
次に、秒針および時分針の現時刻表示動作が行われる(ステップS32)。
現時刻表示動作を具体的に説明すると、秒カウンタ回路94は、秒位置カウンタ82を用いて駆動制御回路24から秒駆動回路30Sに供給される早送りパルスをカウントする。そして、秒一致検出回路85は、秒位置カウンタ82のカウント値と秒時刻カウンタ98のカウント値とが一致したときに、早送りパルスの送出を停止するための制御信号を生成し、これを秒駆動回路30Sに供給することによって秒針が現時刻に対応する表示状態となる(ステップS32およびS33)。
【0072】
一方、時分カウンタ回路95は、時分位置カウンタ86を用いて駆動制御回路24から時分駆動回路30HMに供給される早送りパルスをカウントする。そして、時分一致検出回路87は、時分位置カウンタ86のカウント値と時分時刻カウンタ99のカウント値とが一致したときに、早送りパルスの送出を停止するための制御信号を生成し、これを時分駆動回路30HMに供給することによって時分針が現時刻に対応する表示状態となる(ステップS32およびS33)。
なお、このような現時刻表示移行動作は、秒針あるいは時分針のどちらから始めてもよいし、同時に始めてもよい。
そして、表示モードに移行した後は、通常運針が行われ、現在時刻の表示を継続する(ステップS34)。
【0073】
[2.3]第2実施形態の変形例
なお、上述した第2実施形態において、針位置を検出する際に、磁気センサーとして秒針用検出素子KS、分針用検出素子KMおよび時針用検出素子KHを利用して検出しているが、これに限らず、運針用の輪列機構に設けられた光センサーあるいは電気的な接点などによって現在の針位置を検出してもよい。
具体的には、歯車に貼り付けられた光の反射・非反射を利用して作成された所定のパターンをLEDあるいはフォトダイオード等の受発光素子によって検出するもの、歯車に貼り付けられた導電材でできた導通・非導通の所定のパターンを電気的な導通によって検出するものであってもよい。
【0074】
[2.4]第2実施形態の効果
以上の説明のように本第2実施形態によれば、節電モード中にも、定期的に時刻データを受信して、受信した時刻データを時分位置カウンタ86および秒位置カウンタ82のカウント値にセットしているため、節電モードから表示モードに移行する際に改めて時刻データを受信しなくても正しい時刻に復帰させることが可能となる。
また、節電モードから表示モードに移行する際に、秒針用検出素子KS、分針用検出素子KMおよび時針用検出素子KHによって検出された針位置に対応するカウント値を秒位置カウンタ82および時分位置カウンタ86にセットし、セットされたカウント値を基準にして現時刻への復帰動作を行っているため、時刻表示を正しい時刻に復帰させることが可能となる。
また、節電モード移行時には、運針をすぐに停止することができるため、消費エネルギーをより節減することができる。
【0075】
[3]第3実施形態
本第3実施形態は、発電部Aとして太陽電池を用いる場合の実施形態である。
図11に第3実施形態の計時装置の概要構成ブロック図を示す。図11において、図1の第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
計時装置は、基準発振源21、制御回路23、受信回路25、駆動回路30、逆流防止ダイオード41、高容量二次電源48、リミッタ回路81、太陽電池89および発電検出回路91”を備えて構成されている。
ここで、太陽電池89は、外部からの光エネルギー(特に太陽光エネルギー)を受けて、光電変換を行うことにより電気エネルギーを生成する。
また、逆流防止ダイオード41は、高容量二次電源48から充電電流が逆流してしまうことを防止する。
【0076】
次に図12に示す発電検出回路91”の概要構成ブロック図を参照して発電検出回路91”の動作を説明する。
制御部Cから供給されるサンプリング信号SSPは、間欠的に“H”レベルとなる。これによりインバータ110の出力信号は間欠的に“L”レベルとなり、Nチャネルトランジスタ111はオフ状態となり、発電検出回路91”は発電検出状態となる。
この場合において、間欠的に発電検出状態としているのは、上記第1実施形態あるいは第2実施形態と異なり、発電が継続的に行われるからである。
従って、Nチャネルトランジスタ111がオン状態である非発電検出状態において、太陽電池89により発電が行われると、Nチャネルトランジスタ111を介して高容量二次電源48が充電されることとなる。
【0077】
また、Nチャネルトランジスタ111がオフ状態である発電検出状態において、電流検出抵抗112の両端において所定値以上の電圧降下が検出コンパレータ113により検出された場合には、太陽電池89により発電が行われているとして発電検出信号が発電検出状態となる。
この場合において、検出コンパレータ113の非反転入力端子および反転入力端子にオフセット電圧を印加することにより検出感度を調整することも可能である。
このような構成によれば、発電機が太陽電池89のように連続して発電を行える場合には、より確実に発電状態を検出して、ユーザーにとって自然なモード移行を実現できる。
【0078】
[4] 第4実施形態
以上の第1〜第3実施形態は、発電部Aとして比較的起電力の大きな電磁発電機あるいは太陽電池を用いた場合の実施形態であった。
これに対し、本第4実施形態は、熱発電装置に代表される比較的起電力の小さな発電機を用いた場合の実施形態である。
すなわち、本第4実施形態は、比較的起電力の小さな発電機を用いる場合、後段の昇圧回路において昇圧を行ってから充電を行っているので、このような構成を採る場合において、昇圧回路を不揮発性メモリのプログラム用電圧の生成に兼用する場合の実施形態である。
【0079】
[4.1] 第4実施形態のアナログ電子時計の概要構成
図13に熱発電装置を用いた場合のアナログ電子時計の概要構成図である。
熱発電装置を用いたアナログ電子時計10Bは、温度差を利用して発電を行う熱発電機100Aと、各機構部を収納するためのケース101と、指針を保護するための風防ガラス102と、ケース101と対をなって各機構部を収納する裏ブタ103と、ケース101と裏ブタ103との間の熱伝導を阻止するための断熱部材104と、裏ブタ103側から伝達された熱をケース101側に素早く伝達し、熱発電機101Aの裏ブタ103側の温度とケース101側の温度との間で熱勾配を発生させるための熱伝導部105と、を備えて構成されている。
そして、熱発電機100Aは、後段の昇圧回路40Aを介して、大容量コンデンサ30Aに接続されている。
ここで、熱発電装置を用いたアナログ電子時計10Bの概要動作を説明する。アナログ電子時計10Bをユーザが装着すると、裏ブタ103を介して熱発電機100Aの裏ブタ側の温度が上昇することとなる。
【0080】
他方、熱発電機100Aのケース側の温度は、熱伝導部105及びケース101を介して大気中に放熱され、熱発電機100Aの裏ブタ103側の温度とケース101側の温度との間で熱勾配が発生し、熱発電機100Aは、発電を行うこととなる。
そして熱発電機100Aの発電電圧は昇圧されて、電源電圧VDD1として大容量コンデンサ30Aに蓄電されることとなる。
このような熱発電機100Aの発電電圧は、通常携帯時は、0.4[V]〜0.5[V]程度である。電子時計の動作電源電圧は、1.4[V]〜3[V]程度であるので、発電電圧を昇圧回路40Aで3倍から8倍の昇圧を行って大容量コンデンサ30Aに蓄電するのである。
【0081】
[4.2] 第4実施形態の効果
以上の説明のように、本第4実施形態によれば、熱発電機の発電電圧を昇圧してアナログ電子時計駆動用の電源電圧を生成する昇圧回路40Aを他の回路の電源として用いることが可能となる。すなわち、上述の例の場合には、不揮発性メモリのプログラム用電圧発生回路としても兼用することができる。
したがって、高電圧の電源を必要とする回路が存在する場合であっても、昇圧段数を低減して、回路規模を小さくすることが可能となり、ひいては、ICチップサイズを縮小し、コストダウンを図ることができる。
【0082】
[5]第5実施形態
[5.1]第5実施形態の構成
以下に図面を参照しながら本発明の第5実施形態について説明する。
図14は、第5実施形態に係る計時装置の制御部C’とその周辺構成の機能ブロック図である。図14において、図2と同様の部分には同一の符号を付すものとし、その詳細な説明を省略する。
上記各実施形態においては、アナログ時計の場合について説明したが、本第5実施形態は本発明をディジタル時計に適用した場合のものである。
制御部C’は、パルス合成回路22、駆動制御回路24A、発電検出回路91、充電電圧検出回路92、モード制御回路96および時刻データ制御回93を備えて構成されている。
【0083】
駆動制御回路24Aは、時刻カウンタ24Bを備えている。この時刻カウンタ24Bは、表示駆動回路30Dを介して接続されるディスプレイ121に表示すべき時刻をカウントする。
ここで、ディスプレイ121は、液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイなどが用いられる。
また、モード制御回路96には、外部入力装置としてのスイッチ83Aが接続されている。
次に本第5実施形態の要部の動作について説明する。
表示モードにおいては、表示駆動回路30Dは、モード制御回路96により動作状態とされる。駆動制御回路24Aは、パルス合成回路22の出力を受けて、時刻カウンタ24Bにより現在時刻をカウントする。
【0084】
そして表示駆動回路30Dは、時刻カウンタ24Bのカウント値に基づいてディスプレイ121において時刻表示を行うこととなる。
また、表示モードから節電モードに移行する際には、表示駆動回路30Dは、モード制御回路96により非動作状態とされる。これに伴い、ディスプレイ121は、時刻表示を停止する。
さらに節電モードから表示モードに移行する際には、モード制御回路96の制御下で時刻データ制御回路96は、受信回路25を介して節電モードから表示モードに移行する際の現在時刻に相当する時刻データを受信する。
そして、時刻データ制御回路96は、受信した時刻データを時刻カウンタ24Bにセットする。
さらにまたモード制御回路96は、表示駆動回路30Dを動作状態とする。
この結果、駆動制御回路24Aは、パルス合成回路22の出力を受けて、時刻カウンタ24Bにより現在時刻のカウントを再開する。
そして表示駆動回路30Dは、時刻カウンタ24Bのカウント値に基づいてディスプレイ121において時刻表示を再開することとなる。
【0085】
[5.2]第5実施形態の効果
以上の説明のように本第5実施形態によれば、節電モード中は、時刻表示を停止して確実に節電を行い、節電モードから表示モードに移行する際には時刻データを受信して、直ちに正しい現在時刻表示を行わせることが可能となる。
【0086】
[6]変形例
[6.1]第1変形例
なお、上述した各実施形態においては、図5に示される発電検出回路91を使用しているが、図8に示される発電検出回路91’を使用してもよい。
発電検出回路91’の詳細構成について、図8を参照して説明する。図8に示す発電検出回路91’は、高容量二次電源48のプラス側と高電位側電圧Vddとの間に接続されたダイオード29と、トランジスタ36aと、トランジスタ36aのドレイン端子が電流引き込み側の端子に接続されているコンデンサ38と、コンデンサ38に並列に接続されていてコンデンサ38の電荷を放電するために用いられるプルダウン抵抗39aと、トランジスタ36aのドレイン端子が入力に接続されているインバータ78と、インバータ78に直列に接続されているインバータ79から構成されている。コンデンサ38とプルダウン抵抗39aの一方の端子には低電位側電圧Vssが印加される。インバータ79の出力信号が発電検出信号である。
【0087】
また、ダイオード39の変わりに抵抗を用いてもよい。このときの抵抗の抵抗値は、数百オーム位が望ましい。
以上の構成において、発電装置40に起電圧が発生すると、整流回路47から高容量二次電源48に向けて充電電流が流れることにより、ダイオード39にも電流が流れ、順方向電圧Vfが発生する。順方向電圧Vfがトランジスタ36aのしきい値電圧Vthよりも大きくなるとトランジスタ36aがオンする。その後コンデンサ38の端子間に電圧が発生し、インバータ78への入力が“H”レベルになるので、インバータ79から出力される発電検出信号が“H”レベルになる。一方、発電装置40に起電圧が発生していない場合には、トランジスタ36aがオフしたままとなるので、コンデンサ38の電荷がプルダウン抵抗39aによって放電されるので、コンデンサ38の端子間電圧が減少し、インバータ78への入力が“L”レベルになるので、インバータ79から出力される発電検出信号が“L”レベルになる。
ここで、発電検出回路91’は、発電装置40に起電圧が発生していない場合には、電流消費をゼロに抑えることが可能であり、高容量二次電源48の消費エネルギーを低減することができる。
【0088】
[6.2]第2変形例
また、上述した各実施形態においては、発電検出回路91を備えているが、図15に示すように、発電検出回路91の代わりに携帯検出回路88を備えてもよい。携帯検出回路88は、計時装置の携帯状態を検出することで節電モードや通常動作モードのモード切替えを行う。例えば、図3のフローチャートでは、ステップS2において、携帯検出回路88によって検出された信号により携帯されているか否かの判断が行われる。携帯検出回路88を使えば、太陽電池89による発電との組み合わせにおいて、暗闇の中にいても携帯中には節電モードに移行することがなくなり、携帯を止めれば時刻表示を停止して節電モードに移行するというユーザーにとっては自然なモード移行が実現できる。なお、携帯検出回路88は、計時装置の携帯時に発生する加速度を検出する加速度センサ、計時装置の携帯時における電極間抵抗値または電極間静電容量の変化を検出する検出装置、圧電素子などでもよい。
また、逆流防止ダイオード41は、高容量二次電源48から充電電流が逆流してしまうことを防止するために備えられている。
本第2変形例においては、携帯検出により非携帯状態が検出された場合は、低消費電力モードに移行させることにより、よりいっそうの低消費電力化を図ることができる。
【0089】
[6.3]第3変形例
また、上述した各実施形態においては、受信回路25による時刻データの受信動作が周期的に行われているが、動作モードが表示モードから節電モードに移行する際に、上記受信動作を行ってから節電モードに移行するようにしてもよい。これにより、節電モードにおいて受信動作が行われる前に表示モードに移行する場合等には、より正確な現在時刻表示を行うことが可能となる。
【0090】
[6.4]第4変形例
また、上述した各実施形態においては、発電装置40の例として電磁誘導型発電機を挙げているが、太陽電池、または、熱電素子およびピエゾ素子を有する発電装置であってもよい。さらに、これらの発電装置が2種類以上併存する計時装置でもよい。
【0091】
[6.5]第5変形例
また、上述した各実施形態において、整流回路47は、半波整流あるいは全波整流のいずれであってもよい。また、また、整流回路47としてダイオードを使ってもよいし、能動素子を複数個使ってもよい。
【0092】
[6.6]第6変形例
また、上述した各実施形態においては、指針駆動モータとして、時分針および秒針をそれぞれ単独で駆動させる時分モータおよび秒モータを用いているが、時分秒針を全て駆動させる1つの指針駆動モータであってもよいし、時針と分針と秒針とをそれぞれ単独で駆動させる3つの指針駆動モータであってもよい。さらに、秒表示は液晶表示で行い、時分針のみをモータで駆動する構成であってもよいし、時刻および日付表示の全てが液晶表示であってもよい。
【0093】
[6.7]第7変形例
また、上述した各実施形態においては、時刻情報を重畳している長波標準電波を受信するアンテナとしてフェライトアンテナ26を用いているが、時刻情報を重畳しているFM多重放送(76MHzから108MHz)を受信する場合には、ループアンテナあるいはフェライトアンテナを用いてもよいし、GPS衛星からの時刻情報を重畳している電波(1.5GHz)を受信する場合には、マイクロストリップアンテナあるいはヘリカルアンテナを用いてもよい。
さらに、時刻情報が重畳されている電波として、長波標準電波を受信する構成としていたが、長波標準電波に代えてGPS信号、FLEX−TD方式のページャ信号、FM多重信号、CDMA方式のディジタル携帯電話の基地局から送られてくる信号などの各種信号を用いるように構成することも可能である。
【0094】
[6.8]第8変形例
また、上述した各実施形態においては、発電検出回路91に備えられたコンデンサ38の電荷を放電するために、高抵抗である抵抗39を用いているが、数nA程度の微少定電流源を用いてもよい。
【0095】
[6.9]第9変形例
また、上述した各実施形態においては、時刻情報を重畳している長波標準電波に基づいて、時分秒の時刻表示を自動的に修正している。
しかしながら、時分秒の時刻表示に限らず、日付の表示を自動的に修正させてもよい。
上述したように長波標準電波には日付情報も含まれているため、時分秒表示駆動用のモータに加え、カレンダー表示駆動用のモータを備えた場合には、長波標準電波に基づいて、日付の表示を自動的に修正させることができる。なお、この場合に、カレンダー表示位置検出用の素子を追加してもよい。
【0096】
[7]実施形態における制御方法
上記実施形態における計時装置の制御方法を要約すれば、外部エネルギーを電気エネルギーに変換することにより電力を発生する発電部を有するとともに、時刻表示を行う時刻表示装置を備えた計時装置の制御方法において、発電部の発電状態を検出し、発電状態検出信号を出力し、時刻表示部の動作モードを、時刻表示を停止する節電モードと時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させ、節電モード時において予め定められた所定の周期で外部から時刻情報を受信する受信過程と、受信部により受信された時刻情報を基準として現在の時刻に相当する現時刻情報を更新し、動作モードが節電モードから通常動作モードに移行する場合に、現時刻情報に基づいて、時刻表示部を時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる。ここで、発電状態検出信号に基づいて非発電状態であることが検出された場合に動作モードを通常動作モードから節電モードに移行させる。
【0097】
また、節電モードにおいて時刻情報を受信する周期は、通常動作モードにおいて時刻情報を受信する周期よりも長い。
さらに、受信部は、動作モードが通常動作モードから節電モードに移行する際に時刻情報を受信する。
さらにまた、発電状態検出信号に基づいて発電部が実質的に発電を行っていないと検出された状態が所定の時間以上継続した場合に非発電状態にあるとする。また、時刻表示部は、時刻表示用の指針を有し、節電モード中は、指針の駆動を停止し、前記現時刻表示状態に移行させるに際し、現在時刻に相当する指針指示位置まで前記指針を駆動させる。
【0098】
さらに動作モードを通常動作モードから節電モードに移行させる際に、時刻表示用の指針が予め定められた所定の指針位置になるまで待機してから節電モードに移行させ、現在時刻表示状態に移行させるに際し、所定の指針位置を基準にして制御を行う。
さらにまた、時刻表示用指針の駆動用パルスのパルス数に対応するカウント値を出力し、動作モードが通常動作モードから節電モードに移行する際に、カウンタ値を記憶し、現在時刻表示状態に移行させるに際し、前記カウント値に基づいて制御を行う。
【0099】
また、現在の前記時刻表示指針の指針指示位置を検出し、現時刻表示状態に移行させるに際し、指針指示位置を基準にして時刻表示用指針を現在時刻に相当する指針指示位置まで駆動させる。
さらに発電部の発電電圧に基づいて発電状態を検出する。
さらにまた、蓄電部に蓄電された蓄電電圧を検出し、動作モードが節電モードである場合に、検出された蓄電電圧が所定の電圧未満の場合には、時刻情報の受信を禁止する。ここで、所定の電圧は、時刻情報の受信を完了するために必要な電圧に設定される。
【0100】
また、発電状態に基づいて当該計時装置が携帯状態にあるか否かを検出する。さらに、外部エネルギーから電力を発生し電力を蓄電し、供給された電力によって時刻表示を行い、計時装置の携帯状態を検出し、時刻表示部の動作モードを、時刻表示を停止する節電モードと前記時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させ、外部から所定の周期で時刻情報を受信し、受信された時刻情報に対応する時刻を基準として現時刻情報を順次更新し、動作モードが節電モードから通常動作モードに移行する場合に、現時刻情報に基づいて、時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる。そして、所定の非携帯状態にあることが検出された場合に動作モードを通常動作モードから節電モードに移行させる。
【0101】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、現在時刻表示を停止している節電モード中に時刻情報を受信して現時刻情報を更新しておくので、節電モードから現在時刻表示を行う通常動作モードに移行する際の現在時刻表示のための処理を簡略化でき、ユーザが迅速により正確な現在時刻を知ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】計時装置の概略構成を示す図である。
【図2】制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態における動作例を示すフローチャートである。
【図4】受信回路の構成を示すブロック図である。
【図5】発電検出回路の構成を示すブロック図である。
【図6】第2実施形態における針位置検出素子の構成例を示す図である。
【図7】第2実施形態における動作例を示すフローチャートである。
【図8】発電検出回路の変形例を示すブロック図である。
【図9】長波標準電波信号のタイムコードフォーマットを示す図である。
【図10】長波標準電波信号の信号の種類を説明する図である。
【図11】第3実施形態おける計時装置の概略構成を示す図である。
【図12】第3実施形態の発電検出回路の概要構成を示す図である。
【図13】第4実施形態おける計時装置の概略構成を示す図である。
【図14】第5実施形態の制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図15】変形例である携帯検出回路を備えた計時装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……計時装置、
E……運針機構(時刻表示手段)、
23……制御回路(現時刻復帰手段)、
25……受信回路(受信手段)、
26……アンテナ(受信手段)、
40……発電装置(発電手段)、
43……発電用ロータ(ロータ)、
45……回転錘、
48……高容量二次電源(蓄電手段)、
55……秒針、
76……分針、
77……時針、
82……秒位置カウンタ(針位置カウンタ手段)、
86……時分位置カウンタ(針位置カウンタ手段)、
88……携帯検出回路(携帯状態検出手段)、
91……発電検出回路(携帯状態検出手段)、
92……充電電圧検出回路(電圧検出手段)、
96……モード制御回路(モード移行手段)、
98……秒時刻カウンタ(現時刻カウント手段)、
99……時分時刻カウンタ(現時刻カウント手段)。

Claims (18)

  1. 外部エネルギーから電力を発生する発電部と、
    前記発電部により発生された電力を蓄電する蓄電部と、
    前記蓄電部によって供給された電力によって時刻表示を行う時刻表示部と、
    前記発電部の発電状態を検出し、発電状態検出信号を出力する発電状態検出部と、
    前記発電状態検出信号に基づいて前記時刻表示部の動作モードを、前記時刻表示を停止する節電モードと前記時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させるモード移行部と、
    外部から時刻情報を所定の受信時期で受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記時刻情報に対応する時刻を基準として現時刻情報を順次更新する現時刻カウント部と、
    前記動作モードが前記節電モードから前記通常動作モードに移行する場合に、前記現時刻情報に基づいて、前記時刻表示部を時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる現時刻表示移行部と、を備え、
    前記節電モード中において、前記受信部は前記時刻情報を受信し、前記現時刻カウント部は前記現時刻情報をカウントし前記受信された前記時刻情報に更新しており、
    前記モード移行部は、前記発電状態検出信号に基づいて、前記発電部が所定の非発電状態にあることが検出された場合に前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させることを特徴とする計時装置。
  2. 請求項1記載の計時装置において、
    前記節電モードにおいて前記時刻情報を受信する周期は、前記通常動作モードにおいて前記時刻情報を受信する周期よりも長いことを特徴とする計時装置。
  3. 請求項1記載の計時装置において、
    前記受信部は、前記動作モードが前記通常動作モードから前記節電モードに移行する際に前記時刻情報を受信することを特徴とする計時装置。
  4. 請求項1記載の計時装置において、
    前記モード移行部は、前記発電状態検出信号に基づいて前記発電部が実質的に発電を行っていないと検出された状態が所定の時間以上継続した場合に前記非発電状態にあるとすることを特徴とする計時装置。
  5. 請求項1記載の計時装置において、
    前記時刻表示部は、時刻表示用の指針を有し、
    前記節電モード中は、前記指針の駆動を停止し、
    前記現時刻表示移行部は、前記現時刻表示状態に移行させるに際し、現在時刻に相当する指針指示位置まで前記指針を駆動させる、
    ことを特徴とする計時装置。
  6. 請求項5記載の計時装置において、
    前記モード移行部は、前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させる際に、前記時刻表示用の指針が予め定められた所定の指針位置になるまで待機してから節電モードに移行させ、
    前記現時刻表示移行部は、現在時刻表示状態に移行させるに際し、前記所定の指針位置を基準にして制御を行うことを特徴とする計時装置。
  7. 請求項5記載の計時装置において、
    当該計時装置は、前記時刻表示用指針の駆動用パルスのパルス数に対応するカウント値を出力する針位置カウンタ部と、
    前記動作モードが前記通常動作モードから前記節電モードに移行する際に、前記カウンタ値を記憶する不揮発性メモリ部と、を備え、
    前記現時刻表示移行部は、現在時刻表示状態に移行させるに際し、前記カウント値に基づいて制御を行うことを特徴とする計時装置。
  8. 請求項5記載の計時装置において、
    前記時刻表示部は、時刻表示用指針を有し、
    当該計時装置は、現在の前記時刻表示指針の指針指示位置を検出する指針指示位置検出部を備え、
    前記現時刻表示移行部は、前記現時刻表示状態に移行させるに際し、前記指針指示位置を基準にして前記時刻表示用指針を現在時刻に相当する指針指示位置まで駆動させることを特徴とする計時装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の計時装置において、
    前記発電部は、前記外部エネルギーとしての外部からの光エネルギーから電力を発生する太陽電池を備えたことを特徴とする計時装置。
  10. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の計時装置において、
    前記発電部は、少なくとも回転錘とロータとを有し、
    前記発電部は、前記回転錘の旋回運動により前記ローターを回転させて発電を行うことを特徴とする計時装置。
  11. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の計時装置において、
    前記発電部は、前記外部エネルギーとしての熱エネルギーから電力を発生する熱発電素子を備えたことを特徴とする計時装置。
  12. 請求項9乃至請求項11のいずれかに記載の計時装置において、
    前記発電状態検出部は、前記発電部の発電電圧に基づいて発電状態を検出することを特徴とする計時装置。
  13. 請求項9乃至請求項11のいずれかに記載の計時装置において、
    前記蓄電部に蓄電された蓄電電圧を検出する電圧検出部を備え、
    前記受信部は、前記動作モードが前記節電モードである場合に、前記電圧検出部により検出された前記蓄電電圧が予め定められた所定の電圧未満の場合には、前記時刻情報の受信を禁止することを特徴とする計時装置。
  14. 請求項13記載の計時装置において、
    前記所定の電圧は、前記受信部が、前記時刻情報の受信を完了するために必要な電圧に設定されることを特徴とする計時装置。
  15. 請求項9または請求項10記載の計時装置において、
    前記発電部の発電状態に基づいて当該計時装置が携帯状態にあるか否かを検出する携帯検出部を備えたことを特徴とする計時装置。
  16. 蓄電部によって供給された電力によって時刻表示を行う時刻表示部と、
    前記計時装置の携帯状態を検出し、携帯状態検出信号を出力する携帯状態検出と、
    前記携帯状態検出信号に基づいて前記時刻表示部の動作モードを、前記時刻表示を停止する節電モードと前記時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させるモード移行部と、
    外部から時刻情報を所定の受信時期で受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記時刻情報に対応する時刻を基準として現時刻情報を順次更新する現時刻カウント部と、
    前記動作モードが前記節電モードから前記通常動作モードに移行する場合に、前記現時刻情報に基づいて、前記時刻表示部を時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる現時刻表示移行部と、を備え、
    前記節電モード中において、前記受信部は前記時刻情報を受信し、前記現時刻カウント部は前記現時刻情報をカウントし前記受信された前記時刻情報に更新しており、
    前記モード移行部は、前記携帯状態検出信号に基づいて、当該計時装置が非携帯状態にあることが検出された場合に前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させることを特徴とする計時装置。
  17. 外部エネルギーを電気エネルギーに変換することにより電力を発生する発電部を有するとともに、時刻表示を行う時刻表示装置を備えた計時装置の制御方法において、
    前記発電部の発電状態を検出し、発電状態検出信号を出力する発電状態検出過程と、
    前記発電状態検出信号に基づいて、前記時刻表示部の動作モードを、前記時刻表示を停止する節電モードと前記時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させるモード移行過程と、
    前記通常動作モード時において外部から時刻情報を所定の受信時期で受信する通常動作モード時受信過程と、
    前記節電モード時において外部から時刻情報を受信する節電モード時受信過程と、
    前記通常動作モード時および前記節電モード時において前記受信部により受信された前記時刻情報を基準として現在の時刻に相当する現時刻情報をカウントし更新する現時刻カウント過程と、
    前記動作モードが前記節電モードから前記通常動作モードに移行する場合に、前記現時刻情報に基づいて、前記時刻表示部を時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる現時刻表示移行過程と、を備え、
    前記モード移行過程は、前記発電状態検出信号に基づいて非発電状態であることが検出された場合に前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させることを特徴とする計時装置の制御方法。
  18. 時刻表示を行う時刻表示装置を備えた計時装置の制御方法において、
    前記計時装置の携帯状態を検出し、携帯状態検出信号を出力する携帯状態検出過程と、
    前記携帯状態検出信号に基づいて、前記時刻表示部の動作モードを、前記時刻表示を停止する節電モードと前記時刻表示を行う通常動作モードとの間で移行させるモード移行過程と、
    前記通常動作モード時において外部から時刻情報を所定の受信時期で受信する通常動作モード時受信過程と、
    前記節電モード時において外部から時刻情報を受信する節電モード時受信過程と、
    前記通常動作モード時および前記節電モード時において前記受信部により受信された前記時刻情報を基準として現在の時刻に相当する現時刻情報をカウントし更新する現時刻カウント過程と、
    前記動作モードが前記節電モードから前記通常動作モードに移行する場合に、前記現時刻情報に基づいて、前記時刻表示部を時刻表示停止状態から現在時刻を表示する現在時刻表示状態に移行させる現時刻表示移行過程と、を備え、
    前記モード移行過程は、前記携帯状態検出信号に基づいて当該計時装置が非携帯状態であることが検出された場合に前記動作モードを前記通常動作モードから前記節電モードに移行させることを特徴とする計時装置の制御方法。
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