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JP3595565B2 - 半導体メモリセル回路およびメモリセルアレイ - Google Patents

半導体メモリセル回路およびメモリセルアレイ Download PDF

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JP3595565B2
JP3595565B2 JP32757893A JP32757893A JP3595565B2 JP 3595565 B2 JP3595565 B2 JP 3595565B2 JP 32757893 A JP32757893 A JP 32757893A JP 32757893 A JP32757893 A JP 32757893A JP 3595565 B2 JP3595565 B2 JP 3595565B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、半導体メモリセル回路およびメモリセルアレイの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内部番地付けメモリのメモリセル回路として図10に示すようなものがある。このメモリセル回路1は、ビット線対2,3に与えられた電位とビット記憶部6の保持電位との一致/不一致を判定するメモリセル回路である。
【0003】
ここで、端子12の電位が高電位である状態を“ビット記憶H”と表す一方、端子13の電位が高電位である状態を“ビット記憶L”と表すことにする。さらに、ビット線2の電位が高電位であってビット線3の電位が低電位である状態を“ビット入力H”と呼び、逆にビット線2の電位が低電位であってビット線3の電位が高電位である状態を“ビット入力L”と呼ぶことにする。
【0004】
いま、上記ビット記憶の内容と上記ビット入力の内容とが異なる場合には、トランジスタ9,10のうち高電位となったビット線に接続されている方のトランジスタが導通する。したがって、トランジスタ11のゲートが高電位となってトランジスタ11は導通する。一方、ビット記憶の内容とビット入力の内容とが一致する場合には、トランジスタ9,10のうち低電位となったビット線に接続されている方のトランジスタが導通する。したがって、トランジスタ11のゲートが低電位となってトランジスタ11は遮断状態となる。そして、このトランジスタ11に接続されている一致線5は予め高電位に充電されているので、ビット線対2,3に与えられた電位(ビット入力の内容)とビット記憶部6の保持電位(ビット記憶の内容)とが一致する場合には一致線5は高電位を保持する一方、不一致の場合には一致線5は低電位に引き落とされることになる。
【0005】
図11は、図10に示すようなメモリセル回路1をn×m個(n,mは共に正の整数)格子状に配置したメモリセルアレイの構造を示す。尚、個々のメモリセル回路1をC11〜Cnmで表している。つまり、このメモリセルアレイはmビットから成る語をn語記憶できるのである。
【0006】
上記構成のメモリセルアレイにおいて、ビット線2・3,2・3,…,2・3に入力された検索データ(入力データ)に対して一致する語を検索する場合には、次のように動作する。すなわち、ビット線2・3〜2・3に検索データが入力されると、上記格子の行を成すm個のメモリセル回路Ck1〜Ckm(k=1〜n)の夫々において、図10で説明したようなビット記憶とビット入力との一致/不一致の検査が実施される。そして、m個総てのメモリセル回路1においてビット記憶とビット入力とが一致すると対応する一致線5は高電位を保持して応答出力として出力される。
【0007】
上記メモリセルアレイにおいては、ビット線対2,3に入力されたビット入力はC11からCn1までのn個のメモリセル回路1に同時並列的に与えられる。したがって、総てのワード線4〜4を接地して総てのビット線2・3,2・3,…,2・3に検査データを入力することによって、一回の操作で一致線5〜5から出力されたnビットの応答出力の内容に基づいて入力された検索データに一致する語を検索することができるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の内容番地付けメモリのメモリセル回路を用いたメモリセルアレイには以下のような問題がある。
【0009】
すなわち、上述のように、入力された検索データに一致する語を検索する場合には、ビット線2・3〜2・3を通じてmビットの検索データとn個の語との並列比較を実施できるので問題はない。また、一致線5〜5の夫々からの出力される一致信号Sは一語に就いて一致あるいは不一致を表す1ビットでよいので、上記nビットの応答出力に対してメモリセルアレイ外部において一括処理を行っても問題はない。
【0010】
ところが、上記ビット線2・3〜2・3への入力はmビットの2進数を表しており、行方向に配列されたm個のメモリセル回路1の夫々に格納されているビット記憶と上記各2進数との演算を実行する場合には、アドレス入力によってワード線4を指定することによってm個のビット記憶をメモリセルアレイの外部に順次読み出して、外部の演算装置によって入力された2進数との演算を実施しなければならない。したがって、m個のビット記憶で表される語一語づつ逐次的にしか処理できず、時間が掛かるという問題がある。
【0011】
そこで、この発明の目的は、第1には、入力データと記憶データとの間の数値演算を行う際に複数の記憶データに対して同時並列に演算を実行できるメモリセル回路およびメモリセルアレイを提供することにある。また、第2には、演算結果を同時並列に記憶回路に格納できるメモリセル回路およびメモリセルアレイを提供することにある。また、第3には、高速且つ安定して全加算を実施できるメモリセル回路およびメモリセルアレイを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、スタティックな記憶回路を有する半導体メモリセル回路において、ビット線および上記記憶回路に接続されると共に、演算結果出力端子を有して、上記ビット線から入力された入力データと上記記憶回路に記憶された記憶データとの1ビットの算術演算あるいは論理演算を実行し、桁上がり情報を含む演算結果を上記演算結果出力端子から出力する演算回路を備えたことを特徴としている。
【0013】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の半導体メモリセル回路において、上記演算回路は、桁上げ信号入力端子および桁上げ信号出力端子を有すると共に、上記ビット線から入力された入力データと上記記憶回路に記憶された記憶データと上記桁上げ信号入力端子から入力された桁上げ信号とに基づいて1ビットの加算演算を実行し,和信号を生成して上記演算結果出力端子から出力する和信号生成回路と、上記入力データと記憶データと桁上げ信号とに基づいて上位ビットへの桁上げ信号を生成し,上記桁上げ信号出力端子から出力する桁上げ信号生成回路を備えたことを特徴としている。
【0014】
また、請求項3に係る発明のメモリセルアレイは、請求項1に係る発明の半導体メモリセル回路を格子状に配列すると共に、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続したことを特徴としている。
【0015】
また、請求項4に係る発明のメモリセルアレイは、請求項2に係る発明の半導体メモリセル回路を格子状に配列すると共に、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続する一方、上記格子の行を成して互いに隣接する半導体メモリセル回路における下位ビット側の半導体メモリセル回路の上記桁上げ信号出力端子と上位ビット側の半導体メモリセル回路の桁上げ信号入力端子とを接続したことを特徴としている。
【0016】
また、請求項5に係る発明は、請求項3あるいは請求項4に係る発明のメモリセルアレイにおいて、上記格子状に配列された各半導体メモリセル回路における上記演算結果出力端子に接続されて、対応する半導体メモリセル回路における上記演算回路からの演算結果を格納するシフトレジスタを備えたことを特徴としている。
【0017】
また、請求項6に係る発明は、請求項1に係る発明の半導体メモリセル回路において、上記記憶回路は書込データ入力端子を有して、この書込データ入力端子から入力される書込データによって記憶データを書き換えることが可能であることを特徴としている。
【0018】
また、請求項7に係る発明は、請求項2に係る発明の半導体メモリセル回路において、上記演算回路は書込データ入力端子を有して、この書込データ入力端子から入力される書込データによって記憶データを書き換えることが可能であることを特徴としている。
【0019】
また、請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明の半導体メモリセル回路において、上記演算回路は上記記憶回路からの信号によってオン/オフ制御されるトランジスタを有すると共に,このトランジスタを含む総ての回路素子は対称に且つ相補的に動作するように配置されており、上記記憶回路に記憶された記憶データを用いて上記演算回路によって1ビットの加算演算を実行するに際しては、上記記憶回路から演算回路に入力される信号は上記トランジスタのゲートのみに入力され、上記演算回路は相補的に動作して演算を実行することを特徴としている。
【0020】
また、請求項9に係る発明は、請求項6に係る発明の半導体メモリセル回路を格子状に配列し、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続すると共に、上記格子の列を成して互いに隣接する半導体メモリセル回路における一方の半導体メモリセル回路の上記演算結果出力端子と他方の半導体メモリセル回路の上記書込データ入力端子を接続したことを特徴としている。
【0021】
また、請求項10に係る発明は、請求項7又は請求項8に係る発明の半導体メモリセル回路を格子状に配列し、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続すると共に、上記格子の列を成して互いに隣接する半導体メモリセル回路における一方の半導体メモリセル回路の上記演算結果出力端子と他方の半導体メモリセル回路の上記書込データ入力端子とを接続する一方、上記格子の行を成して互いに隣接する半導体メモリセル回路における下位ビット側の半導体メモリセル回路の上記桁上げ信号出力端子と上位ビット側の半導体メモリセル回路の上記桁上げ信号入力端子とを接続したことを特徴としている。
【0022】
【作用】
請求項1に係る発明では、ビット線から入力データが入力されると、演算回路によって、上記入力データと記憶回路に記憶された記憶データとの1ビットの算術演算あるいは論理演算が実行されて、桁上がり情報を含む演算結果が演算結果出力端子から出力される。
【0023】
また、請求項2に係る発明では、ビット線から入力データが入力されると、演算回路を構成する和信号生成回路によって、上記入力データと記憶回路に記憶された記憶データと桁上げ信号入力端子から入力された桁上げ信号とに基づいて、1ビットの加算演算が実行されて和信号が生成され、この生成された和信号が演算結果出力端子から出力される。一方、上記演算回路を構成する桁上げ信号生成回路によって、上記入力データと記憶データと桁上げ信号とに基づいて、上位ビットへの桁上げ信号が生成されて桁上げ信号出力端子から出力される。
【0024】
こうして、上記入力データと記憶データとの全加算が実行される。
【0025】
また、請求項3に係る発明では、格子状に配列された半導体メモリセル回路のうち上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路に共通に接続された各ビット線に入力データが入力される。そうすると、夫々のビット線に接続された複数の半導体メモリセル回路によって、対応するビット線から入力された一つの入力データと夫々の半導体メモリセル回路に記憶された複数の記憶データとの演算が同時並列に実行される。
【0026】
また、請求項4に係る発明では、請求項3に係る発明と同様にして一つの入力データと複数の記憶データとの演算が同時並列に実行されるに際して、各半導体メモリセル回路の桁上げ信号生成回路によって、下位ビット側に位置する半導体メモリセル回路からの桁上げ信号に基づいて上位ビットへの桁上げ信号が生成される。そして、この生成された桁上げ信号は桁上げ信号出力端子から上位ビット側に位置する半導体メモリセル回路に出力される。
【0027】
こうして、一つの入力データと複数の記憶データとの全加算が同時並列に実行される。
【0028】
また、請求項5に係る発明では、請求項3あるいは請求項4に係る発明と同様にして一つの入力データと複数の記憶データとの演算が同時並列に実行されるに際して、各半導体メモリセル回路の演算回路によって生成された和信号は、演算結果出力端子からシフトレジスタに送出されて格納される。
【0029】
こうして、各半導体メモリセル回路によって得られた演算結果がその都度外部に送出されることなく、上記ビット線に入力された次の入力データに対する演算が引き続いて実行される。
【0030】
また、請求項6および請求項7に係る発明では、演算回路による1ビットの演算の対象となる記憶データは、予め書込データ入力端子から記憶回路に書込データを入力して記憶データを書き換えることによって上記記憶回路に記憶される。
【0031】
また、請求項8に係る発明では、演算回路によって入力データと記憶回路に記憶された記憶データとの1ビットの加算演算が実行されるに際して、上記記憶回路から演算回路に取り込まれる信号は上記演算回路を構成するトランジスタのゲートのみに入力される。したがって、上記加算演算を実行する際に上記記憶回路の端子が駆動すべき容量は小さい。そのために、上記記憶回路の端子電位の変動が小さくなって外部からのノイズが上記記憶回路に侵入することがない。
【0032】
さらに、上記演算回路は加算演算を実行する際には相補的に動作して、上記加算演算が高速に実行される。
【0033】
また、請求項9および請求項10に係る発明では、請求項3あるいは請求項4に係る発明と同様にして一つの入力データと複数の記憶データとの演算が同時並列に実行され、各半導体メモリセル回路の演算回路によって演算結果出力端子から演算結果が出力される。そうすると、この演算結果出力端子からの演算結果は当該半導体メモリセル回路の次段に位置する半導体メモリセル回路の書込データ入力端子に送出されて、上記次段の半導体メモリセル回路の記憶回路に記憶される。
【0034】
こうして、各半導体メモリセル回路によって得られた演算結果がその都度外部に送出されることなく、上記ビット線に入力された次の入力データに対する演算が引き続いて実行される。
【0035】
その際に、上記格子状に配列された半導体メモリセル回路が請求項8に係る発明の半導体メモリセル回路である場合には、各半導体メモリセル回路の演算回路は、記憶回路からの信号をこの演算回路を構成するトランジスタのゲートのみに入力して相補的に動作する。したがって、加算演算が高速且つ安定して同時並列に実行される。
【0036】
【実施例】
以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
<第1実施例>
本実施例は、入力データと記憶データとの間の数値演算を行う際に複数の記憶データに対して同時並列的に演算を実行できるメモリセル回路およびメモリセルアレイを提供するという第1の目的を達成するための実施例である。
【0037】
図1は本実施例のメモリセル回路を示す図である。ビット記憶部26およびトランジスタ27,28,29,30は、図10に示す従来のメモリセル回路1中のビット記憶部6およびトランジスタ7,8,9,10で構成される回路と同じ回路を形成している。そして、本実施例のメモリセル回路21においては、上記回路構成に、新たに、ビット記憶部26の端子41にゲートが接続されたトランジスタ31と、端子42にゲートが接続されたトランジスタ32と、入力側キャリー線25にゲートが共通接続されたトランジスタ34,35とトランジスタ31とトランジスタ32とのドレインに共通にゲートが接続されたトランジスタ33と、トランジスタ29とトランジスタ30とのドレインに共通にゲートが接続されたトランジスタ36を追加した構成を有している。尚、トランジスタ33,36のドレインは出力側キャリー線37に共通接続され、トランジスタ34,35のドレインは和信号線38に共通接続されている。
【0038】
上記ビット記憶部26にはデータが記憶されて保持されており、上記端子41の電位が高電位の状態を“ビット記憶H”と表す一方、端子42の電位が高電位である状態を“ビット記憶L”と表すことにする。また、ビット線22の電位が高電位であってビット線23の電位が低電位である状態を“ビット入力H”と呼び、逆にビット線22の電位が低電位であってビット線23の電位が高電位である状態を“ビット入力L”と呼ぶことにする。
【0039】
ここで、図10に示す上記従来のメモリセル回路1においては、本実施例における端子40に相当する端子の電位によって、上記ビット記憶とビット入力との一致/不一致のみを判定している。これに対して、本実施例においては、上記トランジスタ31,32を設けることによって、端子40と論理的に相対関係にある端子39を形成する。そして、この2つの端子39,40の電位に基づいて、ビット記憶とビット入力と入力側キャリー線25からの桁上がり信号Ciを加算した結果の1ビットの和信号Sと桁上げ信号Coとを生成することができるのである。尚、生成された和信号Sは和信号線38から出力され、桁上げ信号Coは出力側キャリー線37から出力される。
【0040】
上記ビット記憶とビット入力との加算は次のように実施される。
【0041】
今、上記ビット記憶の内容は“H”であり、上記ビット入力の内容は“H”であるとする。そうすると、トランジスタ29のゲートは低電位となりトランジスタ30のゲートは高電位となるので、トランジスタ30が導通して端子40の電位が低電位となる。同様に、トランジスタ31のゲートは高電位となりトランジスタ32のゲートは低電位となるので、トランジスタ31が導通して端子39の電位が高電位となる。
【0042】
ここで、下位ビットから桁上がりがある場合には、上記入力側キャリー線25は高電位となってトランジスタ34が導通する。一方、ビット線22に接続されたトランジスタ33のゲートは高電位であるからトランジスタ33は導通する。したがって、和信号線38からは高電位の和信号Sが出力される。一方、出力側キャリー線37の電位は高電位となり、上位ビットに桁上げ信号Coが出力されるのである。これに対して、下位ビットから桁上がりが無い場合には、上記入力側キャリー線25は低電位となってトランジスタ35が導通する。一方、ビット線22に接続されたトランジスタ33のゲートは高電位であるからトランジスタ33は導通する。したがって、和信号線38からは低電位の和信号Sが出力される。一方、出力側キャリー線37の電位は高電位となり、上位ビットに桁上げ信号Coが出力されるのである。
【0043】
以下、上記ビット記憶とビット入力とが他の内容である場合にも同様に動作して、入力側キャリー線25の電位(すなわち、下位ビットからの桁上げ信号Ci)に応じて和信号線38および出力側キャリー線37の電位が設定され、和信号Sと上位ビットへの桁上げ信号Coが出力されるのである。その際に、トランジスタ29〜32で実行される演算は、ビット入力とビット記憶との排他的論理和およびその否定の演算である。
【0044】
上述のように、本実施例においては、上記ビット記憶部26およびトランジスタ27,28で記憶データを記憶する記憶回路を構成し、トランジスタ29〜32でビット入力とビット記憶との排他的論理和およびその否定を演算する演算部を構成し、トランジスタ33,36で桁上げ信号Coを生成する桁上げ信号生成部を構成し、トランジスタ34,35で和信号Sを生成する和信号生成部を構成する。そして、上記記憶回路に記憶されたビット記憶とビット線対22,23からのビット入力とに基づく上記演算部での演算結果を用いて、桁上げ信号生成部によって入力側キャリー線25からの桁上げ信号Ciに基づいて上位ビットへの桁上げ信号Coを生成する。一方、上記和信号生成部によって上記演算結果と桁上げ信号Ciに基づいて和信号Sを生成する。
【0045】
すなわち、本実施例の場合には、上記演算部と桁上げ信号生成部によって上記桁上げ信号生成回路を構成し、上記演算部と和信号生成部によって上記和信号生成回路を構成するのである。
【0046】
したがって、本実施例によれば、1ビットの全加算機能を有するメモリセル回路を提供できる。
【0047】
さらに、当該メモリセル回路21を格子状に配列すれば、一つの入力データと複数の記憶データとの全加算を同時並列的に実行できるのである。
【0048】
図2は、図1に示すようなメモリセル回路21をn×m個格子状に配置したメモリセルアレイの構造を示す。尚、個々のメモリセル回路21をC11〜Cnmで表している。
【0049】
上記構成のメモリセルアレイにおいては、共通のビット線対22,23に接続されたn個のメモリセル回路21の夫々は1ビットの加算機能を有している。また、同一行を成して互いに隣接するメモリセル回路21同士の出力側キャリー線37と入力側キャリー線25とが接続されているので、下位ビットのメモリセル回路21で生成された桁上げ信号Coは上位ビットのメモリセル回路21へ入力される。
【0050】
したがって、総てのワード線24〜24を接地してビット線22・23〜22・23に入力データを入力することによって、一つの入力データとn組のメモリセル回路21の列に記憶されたn個の記憶データとの全加算を同時並列的に実行できるのである。
【0051】
<第2実施例>
本実施例は、演算結果を同時並列的に記憶回路に格納できるメモリセル回路およびメモリセルアレイを提供するという第2の目的を達成するための実施例である。
【0052】
図2は、本実施例のメモリセルアレイを示す図である。メモリセル回路C11〜Cnm、ビット線22・23〜22・23、ワード線24〜24、入力側キャリー線25〜25、出力側キャリー線37〜37は、第1実施例で述べたように動作してビット線22・23〜22・23に入力された一つの入力データとn組のメモリセル回路列に記憶されたn個の記憶データとの全加算を同時並列的に実行する。
【0053】
本実施例のメモリセルアレイにおける各メモリセル回路21からの和信号線38にはシフトレジスタ43が接続されており、各メモリセル回路21において得られた加算結果はシフトレジスタ43に転送されて格納される。したがって、従来のように各メモリセル回路21は加算処理を実施する毎に演算結果をメモリセルアレイ外の処理部に転送する必要がなく、次の入力データに対する加算処理を引き続いて実行できる。
【0054】
尚、本実施例においては、上記シフトレジスタ43の制御系についてはこの発明の本質とは関係ないので省略している。
【0055】
<第3実施例>
本実施例は、第2実施例の変形例であり、入力データと記憶データとの間の演算結果を他のメモリセル回路に記憶させるものである。
【0056】
図3は本実施例のメモリセル回路を示す図である。ビット記憶部56およびトランジスタ57,58は、図1に示すメモリセル回路21中のビット記憶部26およびトランジスタ27,28で構成される記憶回路と同じ記憶回路を形成している。本実施例のメモリセル回路51では、ビット記憶部56に書き込むビット記憶(書込データ)は、ビット記憶書込線対72,73からビット記憶書込制御線74にゲートが接続されたトランジスタ70,71を介してビット記憶部56に入力される。
【0057】
一方、当該メモリセル回路51から外部への和信号の出力は、和信号線対68,69を介して出力される。そして、この和信号線対68,69から出力する和信号Sおよびその否定S#を生成するために、入力側キャリー線55にゲートが共通接続されたトランジスタ59,60、このトランジスタ59,60のドレインにゲートが共通接続されたトランジスタ63〜66を有している。尚、トランジスタ64,65のドレインは和信号線68に共通接続される一方、各トランジスタ63,66のドレインは和信号線69に共通接続されている。
【0058】
また、上記トランジスタ59,60のドレインには桁上げ信号生成用のトランジスタ61,62のゲートが接続され、このトランジスタ61,62のドレインは出力側キャリー線67に共通接続されている。
【0059】
本実施例のメモリセル回路51による全加算(例えば、ビット記憶“H”とビット入力“H”との全加算)は次のように実施される。
【0060】
上記ビット記憶部56にビット記憶“H”を書き込むに際しては、ビット記憶書込線72の電位を高電位とする一方ビット記憶書込線73の電位を低電位として、ビット記憶書込制御線74に書き込み制御信号を印加する。
【0061】
次に、上記ビット線52の電位が高電位となる一方、ビット線53の電位が低電位となってビット入力“H”が入力される。ここで、下位ビットからの桁上がりがある場合には、入力側キャリー線55は高電位となってトランジスタ60が導通し、端子77の電位は低電位となる。したがって、トランジスタ61が導通して出力側キャリー線67の電位は高電位となり、上位ビットに高電位の桁上げ信号Coが出力される。一方、トランジスタ65,66が導通して和信号線68からは高電位の和信号Sが出力され、和信号線69からは低電位の和信号S#が出力される。
【0062】
これに対して、上記下位ビットから桁上がりが無い場合には、入力側キャリー線55は低電位となってトランジスタ59が導通し、端子77の電位は高電位となる。したがって、トランジスタ62が導通して出力側キャリー線67の電位は高電位となり、上位ビットに高電位の桁上げ信号Coが出力される。一方、トランジスタ63,64が導通して和信号線68から低電位の和信号Sが出力され、和信号線69からは高電位の和信号S#が出力される。
【0063】
以下、上記ビット記憶の内容とビット入力の内容とが他の内容である場合にも同様に動作して、入力側キャリー線55の電位(即ち、下位ビットからの桁上げ信号Ci)に応じて和信号線68,69および出力側キャリー線67の電位が設定され、和信号S,S#と上位ビットへの桁上げ信号Coが出力されるのである。
【0064】
上述のように、本実施例においては、上記ビット記憶部56およびトランジスタ57,58,70,71で上記記憶回路を構成し、トランジスタ59〜62で上記桁上げ信号生成回路を構成し、トランジスタ59,60,63〜66で上記和信号生成回路を構成する。そして、上記記憶回路に記憶されたビット記憶とビット線対52,53からのビット入力と入力側キャリー線55からの桁上げ信号Ciに基づいて、桁上げ信号生成回路によって上位ビットへの桁上げ信号Coを生成する。一方、上記和信号生成回路によって和信号S,S#を生成する。
【0065】
すなわち、本実施例のメモリセル回路によれば、1ビットの全加算機能を有すると共に、その演算結果をビット記憶部56に記憶可能な和信号Sとその否定S#の状態で出力できるのである。したがって、次の実施例において説明するように、当該メモリセル回路51を格子状に配列すれば、複数ビットの全加算を同時並列的に実行でき、且つその演算結果を次段のメモリセル回路51に記憶できるのである。
【0066】
<第4実施例>
本実施例は、第3実施例におけるメモリセル回路を用いたmビットの全加算を同時並列的に実行できるメモリセルアレイに関する実施例である。
【0067】
図4は、図3に示すようなメモリセル回路51をn×m個格子状に配置したメモリセルアレイの構造を示す。尚、個々のメモリセル回路51をC11〜Cnmで表している。
【0068】
上記構成のメモリセルアレイにおいて、共通ビット線対52,53に接続されたn個のメモリセル回路51の夫々は1ビットの加算機能を有している。また、同一行を成して互いに隣接するメモリセル回路51同士の入力側キャリー線55と出力側キャリー線67とが接続されているので、下位ビットのメモリセル回路51で生成された桁上げ信号Coは上位ビットのメモリセル回路51へ入力される。したがって、本実施例によれば一つの入力データに対して複数の記憶データとの全加算を同時並列的に実行できる。
【0069】
その際に、共通ビット線対52,53に接続されて隣接するメモリセル回路51同士における加算結果の出力端子対である和信号線対68,69と加算の対象となるビット記憶の入力端子対であるビット記憶書込線対72,73とが互いに接続されているので、夫々のメモリセル回路51における加算結果は隣接するメモリセル回路51のビット記憶部56に順次送出されて記憶されるのである。
【0070】
例えば、上記メモリセル回路C11〜C1mのビット記憶部56にはビット記憶が与えられており、メモリセル回路C21〜C2mのビット記憶部56にはビット記憶が与えられておらず未使用セルであるとする。そうすると、ビット線対52,53〜52,53から入力されたビット入力とメモリセル回路C11〜C1mのビット記憶部56に記憶されたビット記憶との加算処理がメモリセル回路C11〜C1mにおいて実行され、演算結果がメモリセル回路C21〜C2mのビット記憶部56に転送されて記憶されるのである。こうすることによって、メモリセル回路C11〜C1mに対するビット入力を滞りなく入力することができ、メモリセルアレイの外部に加算結果を転送することなく次のビット入力に対する加算処理を実行できるのである。
【0071】
また、上述のように、上記メモリセル回路C11〜C1mにおいて実行された演算結果がメモリセル回路C21〜C2mのビット記憶部56に転送されて記憶されることによって、以後、このメモリセル回路C21〜C2mに記憶されたメモリセル回路C11〜C1mによる演算結果を用いて、引き続いてメモリセル回路C21〜C2mによって次のビット入力との加算処理を実施することも可能となる。こうして、上記ビット線対52・53〜52・53からの入力データと記憶データとの演算結果を用いて更に次の入力データとの演算を実施できるのである。
【0072】
上記各実施例においては、1ビットの全加算機能を有するメモリセル回路を例に説明している。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、他の1ビットの算術演算回路あるいは1ビットの論理演算回路を有するメモリセル回路であっても何ら差し支えない。
【0073】
<第5実施例>
本実施例は、高速且つ安定して全加算を実施できるメモリセル回路およびメモリセルアレイを提供するという第3の目的を達成するための実施例である。
【0074】
図3に示す全加算器の機能を有するメモリセル回路51においては、メモリセル回路51のビット記憶部56からトランジスタ61を通して出力側キャリー線67に電流が流れるような回路構成になっており、条件によってはビット記憶部56からトランジスタ61を通して桁上げ信号Coが出力される。そして、最悪の場合には、ビット記憶部56からトランジスタ61を通して出力側キャリー線67に桁上げ信号Coが出力されている最中に、ビット記憶部56における端子75の電位が過渡的に中間電位となり、その際にビット記憶データ56の端子75にノイズが侵入してビット記憶部56に記憶されているビット記憶の内容が破壊される恐れがある。
【0075】
また、図3に示すメモリセル回路51においては、トランジスタ61,62に対応する素子がビット線53側には存在せず、メモリセル回路51の容量が図中において左右非対称である。その結果、ビット記憶部56の端子75の電位が過渡的に大きく変動したり、出力側キャリー線67から桁上げ信号Coが出力されるに要する時間が大きくばらつくことになり、加算動作の高速化に不利である。
【0076】
すなわち、図3に示すメモリセル回路51では、安定動作や高速動作が得られないのである。
【0077】
図5は、上述のような図3に示すメモリセル回路51の欠点を克服した、安定動作や高速動作が可能なメモリセル回路の一例示す図である。
【0078】
本実施例におけるメモリセル回路81の上記記憶回路はビット記憶部85およびトランジスタ86,87で構成され、図3に示すメモリセル回路51中の記憶回路と同様に、通常のCMOS・SRAM(相補型金属酸化膜半導体スタテック・ランダム・アクセスメモリ)セルで構成されている。
【0079】
次に、上記演算回路の構成について、実際の加算動作について説明しつつ説明する。
【0080】
上記ビット記憶は、ビット記憶書込線対88,89の電位を高電位/低電位あるいは低電位/高電位にすることによって入力される。こうして、ビット記憶部85の端子90には1ビットの被加算値“A”が保持される一方、端子91には1ビットの被加算値“A”の否定“A#”が保持される。
【0081】
一方、第3実施例において説明したようにビット線対82,83の電位を高電位/低電位あるいは低電位/高電位に設定することによって、ビット線82からは1ビットの加算値“B”が入力される一方、ビット線83からは1ビットの加算値“B”の否定“B#”が入力される。そうすると、端子94には、トランジスタ92,93の動作によって“A#・B+A・B#”、すなわち被加算値Aと加算値Bとの排他的論理和が生成される。同様に、端子97には、トランジスタ95,96の動作によって“A・B+A#・B#”、すなわち被加算値Aと加算値Bとの排他的論理和の否定が生成される。
【0082】
その際に、上記ビット記憶部85に記憶された被加算値A,A#を表す信号はトランジスタ93,95あるいは92,96のゲートのみに入力される。したがって、端子90,91の電位変動が小さくなり、外部からのノイズの侵入によってビット記憶の内応が破壊されずに安定して動作できる。
【0083】
また、上記トランジスタ92,93,95,96はNMOSを使用しているために、端子94及び端子97の電位が低電位となる場合には接地レベルと同レベルになる。ところが、端子94および端子97の電位が高電位となる場合には、トランジスタの閾値電圧によって電圧降下が生じる。そして、この電圧降下した電位の信号が次段のトランジスタ100〜107のゲートに入力すると、電源電圧によっては誤動作する恐れがある。そこで、本実施例においては、プルアップ用のPMOSトランジスタ98,99によって、端子94,97の電位を完全に電源電圧にまで引き上げるのである。
【0084】
上述のようにして上記トランジスタ92,93によって得られた“被加算値Aと加算値Bとの排他的論理和”をトランジスタ100,101のゲートに入力する一方、トランジスタ95,96によって得られた“被加算値Aと加算値Bとの排他的論理和の否定”をトランジスタ104,105のゲートに入力することによって、入力側キャリー線対108,109から入力される下位ビットからの桁上げ信号Ciおよびその否定Ci#に基づいて、上位ビットへの桁上げ信号Coおよびその否定Co#が生成される。こうして生成された上位ビットへの桁上げ信号Co,Co#は、制御信号CRおよびその否定CR#によって制御されるクロックドインバータ112,113をバッファとして、出力側キャリー線対110,111から上位ビットへ出力される。
【0085】
ここでも、上記クロックドインバータ112,113に入力される桁上げ信号Co,Co#のうちの高電位側の信号のレベルが電源電圧よりも低いレベルになると、クロックドインバータ112,113を形成するPMOSトランジスタ,NMOSトランジスタの何れもオンとなるために貫通電流が流れてしまう。これを防ぐために、クロックドインバータ112,113の直前にプルアップ用のPMOSトランジスタ114,115を設けて、各トランジスタの閾値電圧によって降下した高電位側の桁上げ信号のレベルを完全に電源電圧にまで引き上げるのである。
【0086】
上記端子94にゲートが共通接続されているトランジスタ102,103と、端子97にゲートが共通接続されてトランジスタ106,107と、インバータ119,120によって、和信号Sおよびその否定S#が生成される。生成された和信号S,S#の次段のメモリセル回路81におけるビット記憶部85への書き込みは、ビット記憶書込線116からの制御信号SRによってトランジスタ117,118のオン/オフを制御することによって実施される。
尚、この場合にも、上記インバータ119,120の直前にプルアップ用のPMOSトランジスタ121,122を設けて、各トランジスタの閾値電圧によって降下した高電位側の和信号のレベルを完全に電源電圧にまで引き上げる。
【0087】
図6に、上記メモリセル回路81を駆動するための制御信号,入力データ及び内部データにおける4クロック分のタイミングチャートを示す。但し、図6(a)はワード線84への制御信号WL、図6(b)はビット線対82,83への入力データBL,BL#、図6(c)は端子94,97に生成される“被加算値Aと加算値Bとの排他的論理和”および“被加算値Aと加算値Bとの排他的論理和の否定”、図6(d)はクロックドインバータ対112,113の制御信号CR,CR#、図6(e)はビット記憶書込制御線116への制御信号SR、図6(f)はビット記憶部85の記憶データA,A#である。
【0088】
上述したように、本実施例におけるメモリセル回路81は、左右対称に構成されて総ての動作が相補的に実施されるようになっている。したがって、最も速い動作パターンと最も遅い動作パターンとの時間差が小さくなり、結果的に高速化されるのである。また、ビット記憶部85からの信号はトランジスタ92,93,95,96のゲートのみに入力されるようになっている。したがって、上記信号によってトランジスタ92,93,95,96が駆動される際に、ビット記憶部85の端子90,91が駆動すべき容量は小さくなる。そのために、端子90,91の電位変動が小さくなって、外部からビット記憶部85にノイズが侵入するのを防止して安定して動作できる。
【0089】
さらに、“被加算値Aと加算値Bとの排他的論理和”および“被加算値Aと加算値Bとの排他的論理和の否定”の生成回路、上位ビットへの桁上げ信号Co,Co#の生成回路、および、和信号S,S#の生成回路の後に、プルアップ用のPMOSトランジスタを設けている。したがって、最終段のインバータ112,113,119,120に入力される各信号における高電位側のレベルを完全に電源電圧にまで引き上げることができ、貫通電流をなくすことができる。その結果、インバータ112,113,119,120のバッファ作用によって、本実施例におけるメモリセル回路81は更に安定して動作できるのである。
【0090】
本実施例においては、生成された和信号S,S#を次段のメモリセル回路81におけるビット記憶部85へ書き込む際には、制御信号SRによってオン/オフ制御されるトランジスタ117,118によって実施している。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、図7に示すように、上位ビットへの桁上げ信号Co,Co#の場合と同様に、ビット記憶書込制御線124からの制御信号SRおよびその否定SR#によって制御される一対のクロックドインバータ125,126をバッファとして実施してもよい。
【0091】
<第6実施例>
本実施例は、第5実施例におけるメモリセル回路を用いたmビットの算術/論理演算を同時並列的に実行できるメモリセルアレイに関する実施例である。
【0092】
図8は、図5に示すようなメモリセル回路81をm×n個格子状に配置したメモリセルアレイの構造を示し、個々のメモリセル回路81をC11〜Cmnで表している。尚、図中、127は個々のメモリセル回路81におけるクロックドインバータ112,113およびプルアップトランジスタ114,115から成る桁上げ信号出力部であり、制御信号CR,CR#によって制御される。そして、この桁上げ信号出力部127からの出力側キャリー線対110,111(図5参照)は、上位ビットのメモリセル回路81における入力側キャリー線対108,109(図5参照)に接続されている。また、128は個々のメモリセル回路81におけるトランジスタ117,118から成る和信号出力部であり、制御信号SRによって制御される。そして、この和信号出力部128からの和信号線対は、次段のメモリセル回路81におけるビット記憶書込線対88,89(図5参照)に接続されている。
【0093】
図9は、上記メモリセルアレイを駆動するための制御信号,入力データおよび内部データのタイミングチャートを示す。但し、図9(a)〜図9(e)は、ビット線対82,83に接続された1列目の各メモリセル回路C11〜C1nに係るビット線82の入力データ,各桁上げ信号出力部127の制御信号,和信号出力部128の制御信号およびビット記憶部の記憶データを示す。また、図9(f)〜図9(i)は、ビット線対82,83に接続された2列目の各メモリセル回路C21〜C2nに係るビット線82の入力データ,各桁上げ信号出力部127の制御信号およびビット記憶部の記憶データを示す。また、図9(j),図9(k)は、ビット線対82,83に接続された3列目の各メモリセル回路C31〜C3nに係るビット線82の入力データおよび各桁上げ信号出力部127の制御信号を示す。
【0094】
上記構成のメモリセルアレイは、図9に示すようなタイミングチャートに従って動作して、1列目から順にビットシリアルに列毎に一括して全加算を実施するのである。その際に、メモリセル回路Cij(i=1〜m,j=1〜n)によって生成された桁上げ信号Coij,Coij#は、桁上げ信号出力部127への制御信号CR,CR#によって、上位ビット側のメモリセル回路Ci+1jに出力される。一方、メモリセル回路Cijによって生成された和信号Sij,Sij#は、和信号出力部128への制御信号SRによって、次段のメモリセル回路Cij+1に出力される。但し、図9においてはSRは共通としている。その結果、ビット線82〜82にmビットの入力データBL〜BLを入力することによって、n個のmビットの全加算を同時並列的に実施できるのである。
【0095】
その際に、上記個々のメモリセル回路81は、図中において左右対称に構成されて総ての動作が相補的に実施されるようになっており、ビット記憶部85からの信号はトランジスタ92,93,95,96のゲートのみに入力されるようになっている。したがって、上記同時並列的に実施されるn個のmビットの全加算は高速に且つ安定して行われる。
尚、本実施例において格子状に配列されるメモリセル回路C11〜Cnmは、図7に示すメモリセル回路123であってもよい。
【0096】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1に係る発明の半導体メモリセル回路は、演算回路によって、ビット線から入力された入力データと記憶回路に記憶された記憶データとの1ビットの算術演算あるいは論理演算を実行し、桁上がり情報を含む演算結果を上記演算結果出力端子から出力するので、1ビットの演算機能を有する半導体メモリセル回路を提供できる。
【0097】
また、請求項2に係る発明の半導体メモリセル回路における上記演算回路は、和信号生成回路および桁上げ信号生成回路を有して、入力データと記憶データと桁上げ信号とに基づいて1ビットの加算演算を実行して和信号および上位ビットへの桁上げ信号を生成し、演算結果出力端子および桁上げ信号出力端子から出力するので、1ビットの全加算機能を有する半導体メモリセル回路を提供できる。
【0098】
また、請求項3に係る発明のメモリセルアレイは、請求項1に係る発明の半導体メモリセル回路を格子状に配列して、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続したので、上記同一のビット線に接続された複数の半導体メモリセル回路は、上記ビット線から入力される一つの入力データと各半導体メモリセル回路に記憶された複数の記憶データとの演算を同時並列に実行できる。
【0099】
また、請求項4に係る発明のメモリセルアレイは、請求項2に係る発明の半導体メモリセル回路を格子状に配列し、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続する一方、上記格子の行を成して互いに隣接する半導体メモリセル回路の桁上げ信号出力端子と桁上げ信号入力端子とを接続したので、各半導体メモリセル回路は下位ビットの半導体メモリセル回路からの桁上げ信号を取り込んで1ビットの加算演算を実行し、生成した桁上げ信号を上位ビットの半導体メモリセル回路に送出できる。
したがって、この発明によれば、上記ビット線から入力される一つの入力データと各半導体メモリセル回路に記憶された複数の記憶データとの全加算演算を同時並列に実行できる。
【0100】
また、請求項5に係る発明のメモリセルアレイは、各半導体メモリセル回路の演算回路からの演算結果をシフトレジスタに格納するので、同時並列に実行した上記入力データと記憶データとの演算結果を同時並列に記憶手段に格納できる。
したがって、各半導体メモリセル回路は、得られた演算結果をその都度外部の処理手段に送出することなく、次の入力データとの演算を続行できる。
【0101】
また、請求項6および請求項7に係る発明の半導体メモリセル回路における記憶回路は、書込データを入力するための書込データ入力端子を有しているので、演算の対象となる記憶データは書き換え可能である。
【0102】
また、請求項8に係る発明の半導体メモリセル回路における演算回路は、記憶回路からの信号によってオン/オフ制御されるトランジスタを含む総ての回路素子が対称に且つ相補的に動作するように配置され、記憶データを用いて1ビットの加算演算を実行するに際しては上記記憶回路からの信号は上記トランジスタのゲートのみに入力されるので、上記信号は外部に出力されず上記記憶回路の端子電位は中間電位となることがない。したがって、上記記憶回路に外部からノイズが侵入することがなく安定して動作する。
さらに、上記演算回路は、1ビットの加算演算に際しては相補的に動作して演算を実行するので、最も速い動作と最も遅い動作との時間差が少なく、結果的に演算動作が高速になる。
【0103】
また、請求項9に係る発明のメモリセルアレイは、請求項6に係る発明の半導体メモリセル回路を格子状に配列して、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続すると共に上記演算結果出力端子と書込データ入力端子とを接続したので、上記同一のビット線に接続された複数の半導体メモリセル回路は、入力データと複数の記憶データとの演算を同時並列に実行して、得られた演算結果を次段の半導体メモリセル回路の記憶回路に記憶できる。
したがって、各半導体メモリセル回路は、得られた演算結果をその都度外部の処理手段に送出することなく、次の入力データとの演算を続行できる。
【0104】
また、請求項10に係る発明のメモリセルアレイは、請求項7あるいは請求項8に係る発明の半導体メモリセル回路を格子状に配列して、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続すると共に上記演算結果出力端子と書込データ入力端子とを接続する一方、上記格子の行を成す半導体メモリセル回路の桁上げ信号出力端子と桁上げ信号入力端子とを接続したので、各半導体メモリセル回路は、入力データと記憶データとの全加算演算を同時並列に実行して、得られた演算結果を次段の半導体メモリセル回路の記憶回路に記憶できる。
したがって、各半導体メモリセル回路は、得られた演算結果をその都度外部の処理手段に送出することなく、次の入力データとの全加算演算を続行できる。
【0105】
その際に、上記格子状に配列された半導体メモリセル回路が請求項8に係る発明の半導体メモリセル回路である場合には、各半導体メモリセル回路における記憶回路からの信号は演算回路を構成するトランジスタのゲートのみに入力され、上記演算回路は1ビットの加算演算に際しては相補的に動作して演算を実行するので、メモリセルアレイは高速且つ安定して全加算を実施できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体メモリセル回路における一実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示すメモリセル回路を用いたメモリセルアレイを示す図である。
【図3】図1とは異なるメモリセル回路の回路図である。
【図4】図3に示すメモリセル回路を用いたメモリセルアレイを示す図である。
【図5】図1,図3とは異なるメモリセル回路の回路図である。
【図6】図5に示すメモリセル回路を駆動するための各種信号のタイミングチャートである。
【図7】図5に示すメモリセル回路の変形例を示す図である。
【図8】図5に示すメモリセル回路を用いたメモリセルアレイを示す図である。
【図9】図8に示すメモリセルアレイを駆動するための各種信号のタイミングチャートである。
【図10】従来のメモリセル回路の回路図である。
【図11】図10に示すメモリセル回路を用いたメモリセルアレイを示す図である。
【符号の説明】
21,51,81,123…メモリセル回路、
22,23,52,53,82,83…ビット線、
24,54,84…ワード線、
25,55,108,109…入力側キャリー線、
26,56,85…ビット記憶部、
37,67,110,111…出力側キャリー線、
38,68,69…和信号線、 43…シフトレジスタ、
72,73,88,89…ビット記憶書込線、
74,116,124…ビット記憶書込制御線、
112,113,125,126…クロックドインバータ、
127…桁上げ信号出力部、 128…和信号出力部。

Claims (10)

  1. スタティックな記憶回路を有する半導体メモリセル回路において、
    ビット線及び上記記憶回路に接続されると共に、演算結果出力端子を有して、上記ビット線から入力された入力データと上記記憶回路に記憶された記憶データとの1ビットの算術演算あるいは論理演算を実行し、桁上がり情報を含む演算結果を上記演算結果出力端子から出力する演算回路を備えたことを特徴とする半導体メモリセル回路。
  2. 請求項1に記載の半導体メモリセル回路において、
    上記演算回路は、桁上げ信号入力端子および桁上げ信号出力端子を有すると共に、
    上記ビット線から入力された入力データと上記記憶回路に記憶された記憶データと上記桁上げ信号入力端子から入力された桁上げ信号とに基づいて1ビットの加算演算を実行し、和信号を生成して上記演算結果出力端子から出力する和信号生成回路と、
    上記入力データと記憶データと桁上げ信号とに基づいて上位ビットへの桁上げ信号を生成し、上記桁上げ信号出力端子から出力する桁上げ信号生成回路を備えたことを特徴とする半導体メモリセル回路。
  3. 請求項1に記載の半導体メモリセル回路を格子状に配列すると共に、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続したことを特徴とするメモリセルアレイ。
  4. 請求項2に記載の半導体メモリセル回路を格子状に配列すると共に、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続する一方、上記格子の行を成して互いに隣接する半導体メモリセル回路における下位ビット側の半導体メモリセル回路の上記桁上げ信号出力端子と上位ビット側の半導体メモリセル回路の桁上げ信号入力端子とを接続したことを特徴とするメモリセルアレイ。
  5. 請求項3あるいは請求項4に記載のメモリセルアレイにおいて、
    上記格子状に配列された各半導体メモリセル回路における上記演算結果出力端子に接続されて、対応する半導体メモリセル回路における上記演算回路からの演算結果を格納するシフトレジスタを備えたことを特徴とするメモリセルアレイ。
  6. 請求項1に記載の半導体メモリセル回路において、
    上記記憶回路は書込データ入力端子を有して、この書込データ入力端子から入力される書込データによって記憶データを書き換えることが可能であることを特徴とする半導体メモリセル回路。
  7. 請求項2に記載の半導体メモリセル回路において、
    上記演算回路は書込データ入力端子を有して、この書込データ入力端子から入力される書込データによって記憶データを書き換えることが可能であることを特徴とする半導体メモリセル回路。
  8. 請求項7に記載の半導体メモリセル回路において、
    上記演算回路は上記記憶回路からの信号によってオン/オフ制御されるトランジスタを有すると共に、上記トランジスタを含む総ての回路素子は対称に且つ相補的に動作するように配置されており、
    上記記憶回路に記憶された記憶データを用いて上記演算回路によって1ビットの加算演算を実行するに際しては、上記記憶回路から演算回路に入力される信号は上記トランジスタのゲートのみに入力され、上記演算回路は相補的に動作して演算を実行することを特徴とする半導体メモリセル回路。
  9. 請求項6に記載の半導体メモリセル回路を格子状に配列し、上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続すると共に、上記格子の列を成して互いに隣接する半導体メモリセル回路における一方の半導体メモリセル回路の上記演算結果出力端子と他方の半導体メモリセル回路の上記書込データ入力端子とを接続したことを特徴とするメモリセルアレイ。
  10. 請求項7あるいは請求項8に記載の半導体メモリセル回路を格子状に配列し、
    上記格子の列を成す複数の半導体メモリセル回路を同一のビット線に接続すると共に、上記格子の列を成して互いに隣接する半導体メモリセル回路における一方の半導体メモリセル回路の上記演算結果出力端子と他方の半導体メモリセル回路の上記書込データ入力端子とを接続する一方、
    上記格子の行を成して互いに隣接する半導体メモリセル回路における下位ビット側の半導体メモリセル回路の上記桁上げ信号出力端子と上位ビット側の半導体メモリセル回路の上記桁上げ信号入力端子とを接続したことを特徴とするメモリセルアレイ。
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