JP3593165B2 - 国際中継呼の割り当てシステム - Google Patents
国際中継呼の割り当てシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3593165B2 JP3593165B2 JP33234794A JP33234794A JP3593165B2 JP 3593165 B2 JP3593165 B2 JP 3593165B2 JP 33234794 A JP33234794 A JP 33234794A JP 33234794 A JP33234794 A JP 33234794A JP 3593165 B2 JP3593165 B2 JP 3593165B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- calling
- terminating
- country
- call
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q3/00—Selecting arrangements
- H04Q3/64—Distributing or queueing
- H04Q3/66—Traffic distributors
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q2213/00—Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
- H04Q2213/13103—Memory
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q2213/00—Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
- H04Q2213/13141—Hunting for free outlet, circuit or channel
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q2213/00—Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
- H04Q2213/13148—Maximum profit routing
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q2213/00—Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
- H04Q2213/13204—Protocols
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q2213/00—Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
- H04Q2213/13353—Routing table, map memory
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Meter Arrangements (AREA)
- Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
この発明は国際電話通信呼の経路選択システムに関し、特に、発呼側通信事業者(キャリア)によって前もって指定された経路選択情報に従って国際中継呼を被呼国(終端国)内の複数の通信事業者の間に割り当てるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
国際電話網により、発呼国内の電話通信事業者が呼を被呼国へ経路選択しようと希求する場合、その電話通信事業者は往々その呼を中継国内の一つ以上の中継通信事業者を経由して経路選択しなければならなくなる。そのような国際中継呼の経路選択事業は中継通信事業者にとって往々好ましい収入源となっている。
【0003】
ここで、もし上記被呼国が複数の電話通信事業者によってサービスが行なわれている場合には、該被呼国内の何れの通信事業者がその呼を取り扱うべきかを決定するのは中継通信事業者である。代表的には、中継通信事業者が、その中継国内で発呼されて上記被呼国へ宛てられている呼の場合と同様に、即ち周知の通信事業者均衡型経路選択(Carrier Proportioned Routing;以下、CPRと略称する)方式を使用することによって、発呼国から受信された国際中継呼を被呼国内の複数の通信事業者の間に割り当てることとなる。
【0004】
CPR方式は、かなり多くの量の電話通信を国外の被呼国内の各通信事業者へ、その中継通信事業者がそれぞれの被呼国内の種々の通信事業者から受信した電話通信の量に調和する比率に基づいて割り当てる。
【0005】
CPR方式は、中継通信事業者が国際中継通信を複数の被呼側通信事業者の間に割り当てるのに有効なベースを供するが、それによって発呼側通信事業者が国際中継呼が経路選択されるべき方法を指定することが可能になるものではない。
【0006】
種々の被呼国に宛てられている呼をそれぞれの国でサービスを行なうことができる複数の通信事業者の間に割り当てる方法を指定している契約上の協定への国際電話通信事業者の加入がますます増えている。これらの契約上の協定は、代表的には発呼側通信事業者がそれぞれの被呼国内の種々の通信事業者から受信する電話通信の相対パーセンテージに基づいている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術に伴う上記不備から明かな如く、経路選択システムは国際中継呼を特定の被呼国内の複数の通信事業者の間に割り当てるべき方法を指定している発呼側通信事業者が加入している契約上の協定に従うと共にその協定を守らせることができることが要望されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、全般的には或る中継国内の被呼側通信事業者が国際中継呼をそれぞれの被呼国に対して前もって指定されている経路選択情報に従って被呼国内の複数の通信事業者の間に割り当てることができる。
【0009】
本発明の別の態様によれば、発呼側通信事業者が各被呼国に対して特定の経路選択取扱いオプションを指定することができる。第一の経路選択取扱いオプションである準固定(Mandatoy;以下、その頭字Mを当てる)経路選択取扱いオプションによれば、発呼側通信事業者が所定の被呼国内の或る通信事業者がその被呼国に宛てられる全ての中継呼を例外無く受信するように指定することができる。第二の経路選択取扱いオプションである優先(Preference;以下、そのその頭字Pを当てる)経路選択取扱いオプションによれば、発呼側通信事業者は所定の被呼国内の各指定通信事業者に対して優先順位を指定することができる。最後に、第三の経路選択取扱いオプションである比率即ちパーセンテージ(Percentage;以下、その記号%を当てる)経路選択取扱いオプションによれば、発呼側通信事業者は所定の被呼国内の指定通信事業者の間に所定のパーセンテージに従って中継呼を割り当てることができる。
【0010】
本発明のさらに別の態様によれば、各発呼側通信事業者によって指定された経路選択情報を中継通信事業者の各発呼側ゲートウェイ交換機へ与えるためのシステムが供される。発呼側通信事業者によってそれぞれの被呼国に対して前もって指定されている経路選択情報を格納するために、通信事業者取扱いテーブルが発呼側通信事業者と被呼国との各ペアに対して維持される。
【0011】
さらに、発呼側通信事業者被呼国ペア(Originating Carrier Terminating Country Pair;以下、OCTCPと言う)テーブルが各発呼側ゲートウェイ交換機によるアクセスのために維持される。そのOCTCPテーブル中の各記述項目には、発呼側通信事業者と被呼国との特定の各ペアに対応する通信事業者取扱いテーブルを指し示すポインタが包含される。
【0012】
複数の通信事業者によりサービスが行なわれている被呼国へ宛てられた国際中継呼を受信すると、発呼側ゲートウェイ交換機は、最初、その国際中継呼を処理してそれぞれの被呼国だけでなく発呼国及び発呼側通信事業者をも識別することとなる。続いて、発呼側ゲートウェイ交換機が指示された発呼側通信事業者及び被呼国に適切なOCTCPテーブル中の記述項目にアクセスして上記特定の通信事業者取扱いテーブルを指し示すポインタを検索することとなる。
【0013】
上記発呼側ゲートウェイ交換機は続いて上記特定の通信事業者取扱いテーブルにアクセスして発呼側通信事業者によりそれぞれの被呼国に対して前もって指定されている上記経路選択情報を検索することとなる。その検索された経路選択情報に基づいて上記通信事業者取扱いテーブルから一つの被呼側通信事業者が選択されることとなる。上記発呼側ゲートウェイ交換機は続いてその国際中継呼を上記選択された被呼側通信事業者へ経路選択する試みを行なうこととなる。
【0014】
【実施例】
図1は、国際中継呼即ちカナダのような発呼国35で発呼されて米国のような中継国20内の中継網10を経由し、日本のような被呼国65で終端する電話呼を転送するための通信網を単純化して示している。図1における通信網の例では、呼はカナダのような発呼国35内でテレグローブ(Teleglobe)社のような発呼側通信事業者30から発呼され、トランク群115を介してAT&T社の通信網のような中継網10の発呼側ゲートウェイ交換機100で受信される。同様に、日本のような被呼国65へ宛てられた呼は中継網10の複数の被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140によりトランク群150乃至157を介して被呼国65内の通信事業者40(KDD社)、通信事業者50(ITJ社)、或いは通信事業者60(IDC社)のような被呼側通信事業者へ経路選択される。
【0015】
交換機100のような発呼側ゲートウェイ交換機及び交換機110、120、130、140のような被呼側ゲートウェイ交換機は、以下で詳述されるAT&T社の4ESS(商標名)交換機のような電話交換機である。図示の例の中継網10には、図1に示されるように、発呼側ゲートウェイ交換機と被呼側ゲートウェイ交換機とを相互に接続するためのトランク群170乃至182が包含されている。なお、ゲートウェイ交換機同士を相互に接続している個々のトランク群170乃至182は単一の直接経路として表わされているが、一以上のトランク群が実際には複数のトランクと複数の交換機との組み合わせで構成されるようにすることができる。
【0016】
発呼側ゲートウェイ交換機100で受信された呼には、従来技術で知られているように、被呼国だけでなく、発呼国及び発呼側通信事業者をも識別するのに十分な情報が包含されている。特定の発呼国は二つの方法で識別することができる。第一の方法では、発呼側ゲートウェイ交換機100に達している個々の小トランク群が、その小トランク群に接続されている特定の国、都市、国際通信事業者の全て或いは何れかへ写像することができる。従って、図1の実施例では、トランク群115を介して発呼側ゲートウェイ交換機100に受信されている呼は全て発呼国35内の通信事業者30から受信されている呼であることが認識される。
【0017】
第一の方法では、呼と共に発呼側通信事業者によって伝送された呼情報に発呼国を識別することができる国際標準に準拠している見出しフィールドが包含されている。従って、上記呼情報に包含されている発呼国の国番号(CC)を解析することによって発呼国を識別することができる。さらに、その発呼側通信事業者を示す指示をトランク情報に与えられている発呼側外国管理識別(Originating Foreign Administration Identity;以下、OFAIと言う)パラメータ・フィールドに包含することができる。周知の如く、特定の国の各通信事業者はその特定通信事業者を識別している中継通信事業者によって特有の外国管理識別(Foreign Administration Identity;以下、FAIと言う)値を指定されることができる。
【0018】
特定の呼と関連する被呼国は周知の方法で発呼国内の発呼者によってダイヤルされた電話番号を解析することにより識別することができる。ダイヤルされた被呼国の国番号(CC)は国際番号付与標準に従って解読することができる。
【0019】
本発明の特徴により、中継国20内のAT&T社のような中継通信事業者が入信した国際中継呼を被呼国65内の通信事業者40、50、60のような被呼側通信事業者へ通信事業者30のような発呼側通信事業者により特定の被呼国65に対して前もって指定されている経路選択取扱いオプションに従って経路選択することとなる。
【0020】
発呼側通信事業者が各被呼国について複数の経路選択取扱いオプションのうちの一つを選択できることが好ましい。以下M経路選択オプションと称する第一の経路選択取扱いオプションによれば、発呼側通信事業者は特定の被呼国内の通信事業者が全ての呼を例外無く受信するように指定することができる。従って、その被呼国に対する全ての経路探索が中継通信事業者と指定主被呼側通信事業者との間の直接経路のみに限定されなければならない。もし指定された国への利用可能な経路が無い場合は、その呼をその中継通信事業者によって経路選択することができず、従って、その呼は仕上げ処理即ち着呼されることとなる。
【0021】
以下、P経路選択オプションと称する第二の経路選択取扱いオプションによれば、上記発呼側通信事業者は指定被呼側通信事業者の各々に対して優先順位を指示することができる。経路選択の試みは、指示された主通信事業者即ち最優先の通信事業者を手始めに開始される。その主通信事業者への全ての経路に対する上記試みがし尽くされた後でのみ、第二の通信事業者が試みられることとなる。このプロセスは、その呼が旨く経路選択され即ち指定通信事業者が全て試みられるまで継続され、その結果としてその呼が仕上げ処理されることとなる。
【0022】
以下、%経路選択取扱いオプションである第三の経路選択取扱いオプションによれば、上記発呼側通信事業者は各呼を指示されたパーセンテージに従って特定の被呼国内の指定通信事業者の間に割り当てることができる。その発呼側通信事業者は指定各被呼側通信事業者へ初期試みパーセンテージを割り当てることとなり、任意に最初に選択された通信事業者への全ての経路に対する試みがし尽くされた場合に試みるために次の通信事業者を指し示すオーバフロー・インジケータを用意することができる。発呼側ゲートウェイ交換機100は、その中継呼を指定被呼側通信事業者40、50、60のうちの一つに割り当てることとなり、その割り当てプロセスの結果、各指定各通信事業者に対するかなりな頻度の初期割り当てが統計的に相当な数の呼についてそれぞれの通信事業者に指示された初期試みパーセンテージと同等になる。
【0023】
本発明の原理に従って国際中継呼を経路選択するために、各発呼側ゲートウェイ交換機100は各発呼側通信事業者により各被呼国に対して既に指定されている経路選択情報へのアクセスを持たなければならない。この指定された経路選択情報は、以下で論ずるように、各発呼側ゲートウェイ交換機100と関連する分散型データベースに格納されるようにすることができ、或いはまた、各発呼側ゲートウェイ交換機100によってアクセスすることができる中央の遠隔データベースに格納されるようにすることができる。
【0024】
なお、もし呼見出しフィールドの割り当てを統制する国際標準が、将来、選択された被呼側通信事業者のFAI値に対するフィールドやオーバフロー通信事業者のFAI値に対するフィールドのような付加的な見出しフィールドを具備するように改変された場合に、以下で述べるような経路選択手順を呼毎ベースで実行することができる。従って、各呼に対して発呼側通信事業者により適切な経路選択取扱いオプションがそれら付加的な見出しフィールド内で指定されるようにすることができ、そのような経路選択取扱いオプションが前もって特定の被呼国への全ての呼に対して指定される必要はない。
【0025】
以下の論考では、発呼側通信事業者被呼国ペアなる用語をその原語である「originating carrier terminating country pair」の頭字語「OCTCP」をもって表わす。各OCTCPに対する経路選択情報は、各発呼側ゲートウェイ交換機100の図3乃至図5に示され以下で論ずる通信事業者取扱いテーブル320、340、360に局所的に格納されるのが好ましい。
【0026】
特定のOCTCPに対して使用されるべき適切な通信事業者取扱いテーブル320、340、360を識別するために、図2に示す見出し付けされたOCTCPテーブル200が各発呼側ゲートウェイ交換機100によって維持される。図2に示されているように、OCTCPテーブル200は発呼側通信事業者が行215、220、225のような各行に見出しを付与し、被呼側通信事業者がカラム240、245、250のような各カラムに見出しを付与することで、データの二次元配列即ちマトリックスとして視覚化することができる。それによって、OCTCPテーブル200中の記述項目210、265のような各多値記述項目が発呼側通信事業者と被呼側通信事業者との特定のペアと関連している。上記マトリックス中の記述項目210のような各多値記述項目には、そのペアに適切な通信事業者取扱いテーブル320、340、360のアドレスを指し示すポインタを包含するセル210a、発呼側通信事業者により被呼国65に対して指定された経路選択オプションを包含するセル210b、及び、そこで適切な上記主被呼側通信事業者のFAI値を包含しているセル210cが包含される。
【0027】
図2に示された実施例では、カナダのような発呼国35から三つの国際通信事業者即ち通信事業者40で示されているKDD社、通信事業者50で示されているITJ社、及び、通信事業者60で示されているIDC社の三社を持つ日本のような被呼国65へ宛てられる国際中継呼を行なうために、テレグローブ(Teleglobe)社のような発呼側通信事業者30によって指定された経路選択情報が包含されている。従って、テレグローブ社から日本へ宛てられた呼がトランク群115上に受信されているとき、セル265aは発呼側ゲートウェイ交換機100が図4に示されている通信事業者取扱いテーブル340にアクセスすべきであることを表わしている。さらに、テレグローブ社は、既にセル265bに示されているように、日本へ宛てられた呼に対してP経路選択オプションを指定し、且つ、セル265cに示されているようにKDD社が主被呼側通信事業者とされるべきであることを指定している。
【0028】
なお、セル210c、265cのような主被呼側通信事業者セルは、M経路選択オプション或いはP経路選択オプションが既に指定されているところでのみ埋められることとなる。M経路選択オプション及びP経路選択オプションは双方とも全ての経路探索を被呼国に限定し、少なくとも最初は上記で述べたように中継通信事業者と指定主被呼側通信事業者との間の直接経路に限定している。他方、%経路選択オプションは指定されたパーセンテージに基づいて中継呼を被呼側通信事業者へ割り当てる。
【0029】
幾つかのケースでは、通信事業者30のような発呼側通信事業者は一部或いは全ての被呼国、即ち、単一の通信事業者によってサービスが行なわれている国或いは発呼側通信事業者が或る一定の被呼国に対する契約上の協定に加入していない国については経路選択情報を指定する必要は無く、またそれを望なくともよい。もし、発呼側通信事業者が中継呼を特定の被呼国へ経路選択する際に使用される特定経路選択情報を指定していなかった場合には、OCTCPテーブル200中の関連する記述項目210は空白状態に残されなければならない。
【0030】
さらに、単一の被呼国に対してさえ特定の経路選択取扱いオプションを指定していない発呼側通信事業者を識別するための便利な手法を供するために、発呼側通信事業者関与(Originating Carrier Participation;以下OCPと言う)フラグが各発呼側通信事業者と関連するようにすることが好ましい。このOCPフラグの第一の所定値(即ち、1)は、関連する発呼側通信事業者が少なくとも一つの被呼側通信事業者に対して経路選択取扱いオプションを指定していることを表わし、このOCPフラグの第二の所定値(即ち、0)は関連する発呼側通信事業者がどの被呼側通信事業者に対しても経路選択取扱いオプションを指定していないことを表わしている。上記OCPフラグは、小トランク群115のような小トランク群上に供される、通信事業者30のような個々の発呼側通信事業者と関連するトグル式交換機として具体化することができ、或いはまた発呼側通信事業者のFAI値によって指し示される数多く並んだ値として具現することもできる
。
【0031】
上記発呼側通信事業者30が前もって特定の経路選択情報を指定していない国際中継呼が発呼側ゲートウェイ交換機100に受信された場合、その国際中継呼は通例の経路選択プラクティスに従って取り扱われなければならない。以下で詳述するように、中継通信事業者は代表的にはそのような国際中継呼をその中継国内で発呼された呼と同様な方法で経路選択することとなろう。通例の経路選択プラクティスの説明については、「通信事業者均衡型経路選択(Carrier Proportioned Routing)」なる標題を持ち、本発明の出願人に譲渡された1992年4月14日出願の米国特許出願第07/868,632号を参照することができる。
【0032】
上記OCTCPテーブル200の別の実施例(図示せず)によれば、発呼側通信事業者は上記同一の被呼国へ様々な経路選択取扱いオプションを自社が提供している種々のタイプのトラヒック・サービスの各々について指定することが可能である。例えば、或る発呼側通信事業者は被呼国へのその音声トラヒックについて主被呼側通信事業者となる一つの通信事業者と、その被呼国へのそのデータ・トラヒックについて主被呼側通信事業者となる第二通信事業者とを望むことができる。従って、この別実施例では、OCTCPテーブル200は、視覚的意味合いで、見出しを上述の基本的な二次元配列の上に構築された高さ方向配列に具備するタイプのトラヒック・サービスを持つ三次元配列として具現することができる。この方法で、発呼側通信事業者により被呼国へ提供される特定の各サービスについて独特な記述項目を上記OCTCPテーブル200に具備することができる。
【0033】
図3乃至図5に示されている通信事業者取扱いテーブル320、340、360は、各テーブル毎に被呼側通信事業者FAI値カラム304、割り当てパーセンテージ・カラム308、経路選択テーブル・ポインタ・カラム312及びオーバフロー通信事業者カラム316を持つことが好ましい。しかし、以下で詳述するように、経路選択オプションのうちの幾つかと関連する通信事業者取扱いテーブル320、340、360は上記カラムの全てを使用しないこととなる。各通信事業者取扱いテーブルの行は被呼側通信事業者のFAI値によって指し示され、且つ、それぞれの被呼国の指定被呼側通信事業者と関連している。
【0034】
もし、発呼側通信事業者30のような発呼側通信事業者が、被呼国即ち日本のような被呼国65へ宛てられた呼について既にM経路選択オプションを指定していれば、図3に示されているテーブルと同様な通信事業者取扱いテーブル320が使用されなければならない。上記記載で述べられているように、このM経路選択オプションに関する全ての経路探索が中継通信事業者と単一の指定被呼側通信事業者との間の直接経路のみに限定されなければならない。説明のために、発呼側通信事業者30は日本のような被呼国65に対して既にM経路選択オプションを指定し、且つ、被呼側主通信事業者40がFAI1のFAIを持っているKDD社であるべきことを指示しているものと想定する。
【0035】
その結果、図3に示されるように、そのM経路選択オプションに対する適切な通信事業者取扱いテーブル320はその第一カラム即ち被呼側通信事業者FAI値カラム304にKDD社のような上記指定主被呼側通信事業者40のFAI値を有する単一の行324のみを持つこととなる。その対応する経路選択テーブル・ポインタ・カラム312中の記述項目には、図6及び図7に関連して以下で詳述するように、呼を上記指定被呼側通信事業者40へ経路選択するために必要な情報を包含している経路選択テーブル410または450のような適切な経路選択テーブルを指し示すポインタが包含されることとなる。割り当てパーセンテージ・カラム308及びオーバフロー通信事業者カラム316は空白状態に残されることとなり、さもなければ無視することができる。
【0036】
もし、発呼側通信事業者30のような発呼側通信事業者が、被呼国即ち日本のような被呼国65へ宛てられた呼について既にP経路選択オプションを指定していれば、図4に示されているテーブルと同様な通信事業者取扱いテーブル340が使用されなけれならない。上記記載で述べられているように、このP経路選択オプションに関する全ての経路探索が上記指定主通信事業者即ち最も好ましい通信事業者を手始めに開始され、利用し得る経路が旨く得られるか或いはその呼が仕上げ処理されるまで続行される。説明のために、発呼側通信事業者30は日本のような被呼国65に対して既にP経路選択オプションを指定し、且つ、主被呼側通信事業者が通信事業者40であり、その被呼側通信事業者40の後、順に被呼側通信事業者50即ちITJ社、及び、被呼側通信事業者60即ちIDC社に引き続くべきことを指示しているものと想定する。
【0037】
その結果、図4に示されるように、そのP経路選択オプションに対する適切な通信事業者取扱いテーブル340は各指定被呼側通信事業者と関連し、発呼側通信事業者30によって指示された優先順にそのテーブルを埋めている各被呼側通信事業者を持つ行328、332、336のような行を包含することとなる。各指定被呼側通信事業者のFAI値は被呼側通信事業者FAI値カラム304に指示されることとなる。経路選択テーブル・ポインタ・カラム312中の記述項目は、図6及び図7に関連して以下で詳述するように、呼を関連する被呼側通信事業者へ経路選択するために経路選択テーブル410或いは450のような適切な経路選択テーブルを識別することとなる。各被呼側通信事業者に対するオーバフロー通信事業者カラム316は、最初に選択された通信事業者への経路が利用できない場合に順に試みられるべき通信事業者のFAI値で埋められている。割り当てパーセンテージ・カラム308は空白状態に残されることとなり、さもなければ無視することができる。
【0038】
もし、通信事業者30のような発呼側通信事業者が、被呼国即ち日本のような被呼国65へ宛てられた呼について既に%経路選択オプションを指定していれば、図5に示されているテーブルと同様な通信事業者取扱いテーブル360が使用されなけれならない。上記記載で述べられているように、この%経路選択オプションに関する全ての経路探索が上記発呼側通信事業者30によって指示されたパーセンテージに従って実行されることとなる。任意に、その発呼側通信事業者は、最初に選択された被呼側通信事業者に対して利用できる経路が無い場合にその呼を取り扱うためにオーバフロー通信事業者を指定することができる。説明のために、発呼側通信事業者30は日本のような被呼国65に対して既に%経路選択オプションを指定し、且つ、以下のパーセンテージ、即ち、被呼側通信事業者40即ちKDD社がそれらの呼のうち55%を受信し、被呼側通信事業者50即ちITJ社がそれらの呼のうち25%を受信し、被呼側通信事業者60即ちIDC社がそれらの呼のうち20%を受信するようにしたパーセンテージに従って、被呼国65中の複数の通信事業者40、50、60の間に呼を割り当てるものと想定する。さらに、発呼側通信事業者30は、被呼側通信事業者60即ちIDC社が被呼側通信事業者40即ちKDD社に対するオーバフロー通信事業者であり、被呼側通信事業者40即ちKDD社と被呼側通信事業者60即ちIDC社とが被呼側通信事業者50即ちITJ社に対するオーバフロー通信事業者であり、且つ、被呼側通信事業者50即ちITJ社が被呼側通信事業者60即ちIDC社に対するオーバフロー通信事業者であるべきことを既に指定しているものと想定する。
【0039】
その結果、図5に示されるように、その%経路選択オプションに対する適切な通信事業者取扱いテーブル360は、各指定被呼側通信事業者40、50、60と関連する行344、348、352のような行を包含することとなる。各指定被呼側通信事業者のFAI値は被呼側通信事業者FAI値カラム304に指示されることとなる。経路選択テーブル・ポインタ・カラム312中の記述項目は、図6及び図7に関連して以下で詳述するように、呼を関連する被呼側通信事業者へ経路選択するために経路選択テーブル410或いは450のような適切な経路選択テーブルを識別することとなる。割り当てパーセンテージ・カラム308は発呼側通信事業者30によって指示されたパーセンテージで埋められている。オーバフロー通信事業者カラム316は、任意に、指示された被呼側通信事業者に関して、各最初に選択された通信事業者への経路が利用できない場合に順に試みられるべきオーバフロー通信事業者のFAI値で埋められるようにすることができる。
【0040】
上記記載で述べられているように、各通信事業者取扱いテーブル320、340、360には、リストされた各被呼側通信事業者について、呼を指示された被呼側通信事業者へ経路選択するために使用されるべき経路選択テーブル410、450のような経路選択テーブルを指し示すポインタが包含されることとなる。呼を被呼側通信事業者40即ちKDD社のような特定の被呼側通信事業者へ経路選択する際にゲートウェイ交換機100のような発呼側ゲートウェイ交換機で使用するための経路選択テーブル410が図6に示されている。
【0041】
好適な実施例では、経路選択テーブル410は、それぞれ被呼側通信事業者40への直接経路を持つ各被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140に対する識別番号を包含するカラム415を包含してる。さらに、経路選択テーブル410は、中継通信事業者によって指定されているパーセンテージ・ベースで呼を被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140の間に割り当てるためのカラム420を包含することとなる。行425、430、435、440のような行が、被呼側通信事業者40への直接経路を持っているゲートウェイ交換機110、120、130、140のような各被呼側ゲートウェイ交換機に具備されている。
【0042】
ゲートウェイ交換機110、120、130、140は、定義によりその交換機自身の小トランク群のうちの一つを経由する少なくとも一個の直接経路を持つこととなる。従って、呼を被呼側通信事業者40即ちKDD社のような特定の被呼側通信事業者へ経路選択する際に、被呼側ゲートウェイ交換機110のような被呼側ゲートウェイ交換機で使用するため適切な経路選択テーブル450が図7に示されている。
【0043】
上記経路選択テーブル450は、被呼側ゲートウェイ交換機110から被呼側通信事業者40即ちKDD社のようなそれぞれの被呼側通信事業者へ経路選択することが可能であることを識別する識別番号を包含するカラム455を包含することとなる。経路選択テーブル450は、被呼側通信事業者40への直接経路を具備する被呼側ゲートウェイ交換機110のトランク群150に対応する行465のような行を持つこととなる。さらに、経路選択テーブル450は、それぞれ被呼側通信事業者40への直接経路を有する他の被呼側ゲートウェイ交換機120、130、140の各々に対応する行470、475、480のような行を包含することとなる。上記経路選択テーブル450はまた、代表的には上記中継通信事業者によって既に指定されているパーセンテージ・ベースで、リストされている上記各経路の間に呼を割り当てるためのカラム460を包含することとなる。なお、可能な場合、被呼側ゲートウェイ交換機110は、最初、呼を経路選択する別の被呼側ゲートウェイ交換機120、130、140を使用する前に、その交換機自身のトランク群150によって呼を経路選択する試みを行なうこととなる。
【0044】
図8に示す被呼国テーブル500は、各発呼側ゲートウェイ交換機100によって維持されることが好ましい。この被呼国テーブル500は、発呼側通信事業者がそれぞれの被呼国への呼が経路選択されるべき方法を前もって指定していなかった場合に、呼を各被呼国へ経路選択するためのデフォルト経路選択情報を発呼側ゲートウェイ交換機100に供する。なお、上記発呼側ゲートウェイ交換機100は一般的に上記中継網内で発呼された呼を経路選択するために、上記デフォルト経路選択情報と同一のデフォルト経路選択情報を使用することとなろう。
【0045】
図8に示すように、被呼国テーブル500には被呼国国番号(CC)カラム510、デフォルト経路選択情報カラム515及び単一通信事業者フラグ・カラム520が包含されることとなる。行530、540、550、560のような行が、適切な被呼国の国番号(CC)によって指し示されている被呼国65のような各特定被呼国に対して用意されている。
【0046】
各被呼国に対するデフォルト経路選択情報カラム515中の記述項目は、特定の被呼側ゲートウェイ交換機、即ち被呼国65のような関連する被呼国への直接経路を持っているゲートウェイ交換機110、120、130、140を識別することとなる。もし、中継網10が単一の被呼側ゲートウェイ交換機のみによって図1の実施例中の発呼国35、80のような特定の被呼国へ接続されている場合は、デフォルト経路選択情報カラム515中の関連する記述項目はそれぞれの被呼側ゲートウェイ交換機の識別番号をリストすることが好ましい。
【0047】
しかし、もし中継網10が複数の被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140によって被呼国65のような特定の被呼国へ接続されている場合は、デフォルト経路選択情報カラム515中の記述項目はデフォルト経路選択テーブルを指し示すポインタであることとなる。このデフォルト経路選択テーブルは、図6に示されている経路選択テーブル410と似て、それぞれの被呼国への直接経路を持つ各被呼側ゲートウェイ交換機の識別番号をリストし、且つ、呼を複数の交換機の間に割り当てることとなる。
【0048】
単一通信事業者フラグ・カラム520中の記述項目は、関連する上記被呼国が単一の通信事業者のみによってサービスが行なわれているかどうかを表わしている。各記述項目中の第一所定値(即ち、1)は、上記被呼国が単一の通信事業者によってサービスが行なわれていることを表わしており、他方、第二所定値(即ち、0)は、上記被呼国が複数の通信事業者によってサービスが行なわれていることを表わしている。
【0049】
図9に示すように、呼が発呼側ゲートウェイ交換機100に受信されると、本発明の原理を具現しているプロセスがステップ600で開始される。
【0050】
発呼側ゲートウェイ交換機100で受信される国際中継呼には二つの出所がある。その第一は、国際中継呼が発呼国35のような発呼国から直接受信されるものである。その第二は、発呼側ゲートウェイ交換機100によって先に被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140へ経路選択された国際中継呼が、最初の経路選択の試みが不成功であった場合に被呼側ゲートウェイ交換機から発呼側ゲートウェイ交換機100へ戻されるものである。従って、最初にステップ605で、クランク・バック・メッセージが上記発呼側ゲートウェイ交換機で受信されたかどうかに応じて、本プロセスが開始されているかどうかを判定する検査が実行される。
【0051】
もし、ステップ605の間でクランク・バック・メッセージが既に受信されていることが判定された場合は、この国際中継呼を経路選択する試みは最初の試みではない。この場合、以下で詳述するように、プロセス制御は最初に選択された被呼側通信事業者に対する別の経路が経路選択テーブル中にリストされているかどうかを判定するためにステップ610から始まる一連の処理ステップへ回付されることとなる。
【0052】
もし、ステップ605の間でクランク・バック・メッセージがそれまでに受信されていないことが判定された場合は、この国際中継呼を経路選択する試みが最初の試みである。上記に述べた方法で、その国際中継呼と共に受信された情報がステップ620の間で処理され、被呼国だけでなく発呼国及び発呼側通信事業者の各識別が為されることとなる。
【0053】
その後、上記発呼側ゲートウェイ交換機は、ステップ625の間で、図8に示されている被呼国テーブル500中の550のような適切な行にアクセスして、被呼国65のような指示された被呼国に対するデフォルト経路選択情報カラム515中に見いだされたデフォルト経路選択情報及び単一通信事業者フラグ・カラム520中に見いだされた単一通信事業者フラグを検索することとなる。上記デフォルト経路選択情報は、以下で詳述するように、単に上記発呼側通信事業者がこの被呼国へ呼を経路選択する際に特定の経路選択情報を未だ指定していない場合にのみ使用されることとなる。
【0054】
続いて、プロセス制御はステップ630へ回付され、そのステップ630では発呼側ゲートウェイ交換機100は上記検索された単一通信事業者フラグを検査して上記被呼国が単一の通信事業者によってサービスが行なわれているかどうかを判定する。
【0055】
ステップ630の間で、上記被呼国が単一の通信事業者によってサービスが行なわれていることが判定されると、このプロセス制御はステップ655へ回付され、その結果、上記国際中継呼を上記ステップ625の間で検索されたデフォルト経路選択情報に従い周知の方法で経路選択することが可能となる。その後、本プロセスは図12のステップ925で終了されることとなる。
【0056】
ステップ630の間で、もし上記被呼国が複数の通信事業者によってサービスが行なわれていることが判定されると、発呼側ゲートウェイ交換機100は上記被呼国中の複数の通信事業者の中でどの被呼側通信事業者がその呼を取り扱うべきであるかを決定しなければならない。続いて、発呼側ゲートウェイ交換機100は、ステップ635の間で上記に述べた方法で上記OCPフラグがそれぞれの発呼側通信事業者に既に設定されているかどうかを判定する検査を実行することとなる。もし上記OCPフラグが未だ設定されていない場合は、上記発呼側通信事業者が何れの被呼国にも特定の経路選択取扱いオプションを指定していなかった場合である。従って、ステップ625の間で処理されたデフォルト経路選択情報は、ステップ655の間で周知の方法により上記被呼国へ呼を経路選択するために使用されることとなる。その後、本プロセスは図12のステップ925で終了されることとなる。
【0057】
もし、ステップ635の間で上記OCPフラグが既に設定されていることが判定されれば、発呼側通信事業者は少なくとも一つの被呼国に対して既に経路選択情報を指定している。この場合、さらにステップ640及び645の間で、発呼側通信事業者がその呼と関連する特定の被呼国に対して既に特別な経路選択情報を指定しているかどうかを判定する処理が発呼側ゲートウェイ交換機100によって実行されなければならない。
【0058】
発呼側ゲートウェイ交換機100は、ステップ640の間で、そのOCTCPに対応する、記述項目265のようなOCTCPテーブルの記述項目にアクセスすることとなる。その後、発呼側ゲートウェイ交換機100はステップ645の間で上記OCTCPテーブルの記述項目が埋められているかどうか判定することとなる。もしOCTCPテーブルの記述項目が埋められていなければ、発呼側通信事業者はこの被呼国に対して特別な経路選択取扱いオプションを指定しておらず、従ってその呼はステップ655で、先にステップ625の間で検索されたデフォルト経路選択情報に従い周知の方法で経路選択されなければならない。その後、本プロセスは図12のステップ925で終了されることとなる。
【0059】
ステップ645の間でもしOCTCPテーブルの記述項目が埋められていることが判定されれば、発呼側通信事業者によりこの被呼国に対してその呼を経路選択する際に利用されるべき特別な経路選択取扱いオプションが既に指定されている。この場合、ステップ650の間で、上記発呼側ゲートウェイ交換機100が記述項目265のようなOCTCPテーブルの記述項目から上記適切な通信事業者取扱いテーブルを指し示すポインタ、指定された経路選択取扱いオプション、及び上記主被呼側通信事業者の適当なFAI値を検索することとなる。続いて、プロセス制御は図10ののステップ700へ進むこととなる。
【0060】
ステップ700の間では、その呼と関連する発呼側通信事業者がこの被呼国に対する上記OCTCPの記述項目265のうちのセル265bから検索された値によって表わされるようなP経路選択オプションを既に指定しているかどうかを判定する検査が実行される。
【0061】
ステップ700でもし上記発呼側通信事業者が既にP経路選択オプションを指定していることが判定されると、その発呼側通信事業者によって指定された割り当てパーセンテージに従って被呼側通信事業者が選択されることとなる。続いて、ステップ705で発呼側ゲートウェイ交換機100は先に図9のステップ650の間で検索された上記ポインタによって指示された、図5に示されている通信事業者取扱いテーブル360にアクセスすることとなる。
【0062】
続いて、発呼側ゲートウェイ交換機100は、ステップ710の間で、図5の通信事業者取扱いテーブル360にリストされているように、その通信事業者が統計的に著しい数の呼に対して持つ初期試み確率に等しい各指定各通信事業者に対する適切な頻度の初期割り当てが得られるようになるプロセスに基づいて被呼側通信事業者を指定することとなる。その後、ステップ715で、選択された被呼側通信事業者の上記ステップ710で得られたFAI値がFAIレジスタに格納される。
【0063】
もしステップ700での検査の結果がNOであれば、上記発呼側通信事業者がこの被呼国に対してM経路選択オプションかまたはP経路選択オプションの何れかを既に選択している。これらM経路選択オプション及びP経路選択オプションは、少なくとも当初は全ての経路探索をその中継通信事業者と上記指定主被呼側通信事業者との間の直接経路に限定している。その主被呼側通信事業者のFAI値は、発呼側ゲートウェイ交換機100によって先に図9のステップ650の間で上記適切なセル265cから検索された値である。ステップ720の間で、発呼側ゲートウェイ交換機100により上記被呼側通信事業者FAIレジスタが検索されたFAI値に設定され、且つ、経路選択オプション・レジスタが発呼側通信事業者によって既に指定されている経路選択オプションに設定されることとなる。
【0064】
ステップ725の間で、以下で詳述するように、クランク・バックがあった場合に使用するために、上記選択された被呼側通信事業者のFAI値が各呼と関連する呼レコードに格納されることとなる。
【0065】
ステップ730の間で、発呼側ゲートウェイ交換機100は先にステップ650で検索されたポインタによって指示された通信事業者取扱いテーブルにアクセスし、選択された被呼側通信事業者へ呼を経路選択する際の情報を包含している経路選択テーブルを指し示すポインタを経路選択テーブル・ポインタ・カラム312から検索することとなる。続いて、プロセス制御は図11のステップ800へ進むこととなる。
【0066】
被呼側通信事業者が発呼側ゲートウェイ交換機100によって一旦選択されると、発呼側ゲートウェイ交換機100は続いてその選択された被呼側通信事業者へ呼を転送するために使用する必要がある適切な被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140を判定しなければならない。
【0067】
ステップ800の間で、発呼側ゲートウェイ交換機100は、その被呼側通信事業者に対する、先にステップ730の間で検索されたポインタによって指示されている図6の経路選択テーブル410のような経路選択テーブルにアクセスすることとなる。
【0068】
なお、幾つかの場合、図1に示されている如く被呼側ゲートウェイ交換機110が発呼国80内の通信事業者75から被呼国65へ宛てられている呼を受信するときのように、交換機は同一の国際中継呼に対して発呼側ゲートウェイ交換機及び被呼側ゲートウェイ交換機の双方として作用することができる。
【0069】
従って、ステップ805の間で、発呼側ゲートウェイ交換機はその交換機により上記被呼側通信事業者に対して格納された経路選択テーブル410或いは450のような経路選択テーブルを精密に調べることにより、その発呼側ゲートウェイ交換機がその呼に対する被呼側ゲートウェイ交換機ともなっているかどうかを判定しなければならない。もし経路選択テーブル410或いは450が、それぞれの交換機の一つ以上の小トランク群が発呼側ゲートウェイ交換機100により被呼側通信事業者40へ宛てられている呼に対して維持されている図7に示されている経路選択テーブル450のように、選択された被呼側通信事業者への直接経路を供することを示している場合、その発呼側ゲートウェイ交換機はその呼に対して被呼側ゲートウェイ交換機となることとなる。
【0070】
もしステップ805の間で上記発呼側ゲートウェイ交換機が選択された被呼側通信事業者に対する潜在的な被呼側ゲートウェイ交換機でもあることが判定されると、以下で詳述するようにプロセス制御は図12のステップ900へ回付されることとなる。
【0071】
もしステップ805の間で上記発呼側ゲートウェイ交換機発呼側ゲートウェイ交換機100が選択された被呼側通信事業者に対する潜在的な被呼側ゲートウェイ交換機ではないことが判定されると、その発呼側ゲートウェイ交換機100は、ステップ810で、現在選択されている被呼側通信事業者に対して、図6の経路選択テーブル410のような経路選択テーブル内に少なくとも一つの未だ試みられていない被呼側ゲートウェイ交換機が残っているかどうかを判定する検査を実行することとなる。
【0072】
もし未だ試みられていない被呼側ゲートウェイ交換機が残っている場合は、その発呼側ゲートウェイ交換機100は、ステップ815の間で、図4の経路選択テーブル410のような経路選択テーブル中にリストされている上記指示された初期試み確率に従い被呼側ゲートウェイ交換機を選択することとなる。上記発呼側ゲートウェイ交換機100は、ステップ815の間で、統計的に著しい数の呼に対して上記指示された初期試み確率に等しい各被呼側ゲートウェイ交換機の適切な頻度の選択が得られるようになる選択方法を使用することとなる。
【0073】
上記発呼側ゲートウェイ交換機100は、ステップ820の間で、呼を選択された被呼側ゲートウェイ交換機へ経路選択する試みを行なうこととなる。ステップ820の一部として、発呼側ゲートウェイ交換機100は上記FAIレジスタから検索された上記選択された被呼側通信事業者のFAI値をその呼と関連する呼情報の適切なフィールドに挿入することとなる。上記FAI値は、周知のCCS7・ISUP・IAMメッセージ(なお、ISUPはISDN User Partの頭字語、IAMはInitial Address Messageの頭字語である)の中継網選択パラメータのFAIフィールドに挿入されるようにすることができる。
【0074】
発呼側ゲートウェイ交換機100は、ステップ825でトランクが上記選択された被呼側通信事業者へ旨く接続されたかどうかを判定する検査を実行することとなる。もしそのトランクが旨く接続された場合は、発呼側ゲートウェイ交換機100は図12のステップ925でそのプロセスを終了させることとなる。
【0075】
しかし、もしそのトランクが上記選択された被呼側通信事業者へ旨く接続されなかった場合は、プロセス制御はステップ810へ戻り、上記で述べた方法で別の被呼側通信事業者を選択する試みがなされることとなる。
【0076】
もしステップ810で実行された検査で未だ試みられていない被呼側ゲートウェイ交換機が残っていないことが判定されると、その呼接続が最初に指定された通信事業者へ完遂されることは有り得ない。従って、ステップ830乃至850の間で、発呼側ゲートウェイ交換機100がその呼接続を完遂する試みを行なう別の通信事業者即ちオーバフロー通信事業者を選択することが必要である。
【0077】
オーバフロー通信事業者を選択する試みにおいては、発呼側ゲートウェイ交換機100は、呼接続を当初選択された通信事業者へ完遂することができなかった場合にその呼が取り扱われるべき方法を発呼側通信事業者30が既に特定しているかどうかを判定するために、ステップ830の間で発呼側通信事業者と被呼国とに関連しているテーブル320、340、360のような通信事業者取扱いテーブルに再度アクセスする。テーブル320、340、360のような通信事業者取扱いテーブルに基づいて、発呼側ゲートウェイ交換機100はステップ835の間でオーバフロー通信事業者が既に指定されているかどうかを判定する。
【0078】
なお、M経路選択オプションに関しては、オーバフロー通信事業者が利用可能になることは全くない。P経路選択オプションに関しては、上記発呼側ゲートウェイ交換機は、呼が旨く経路選択されるまで即ち仕上げ処理されるまで指定被呼側通信事業者のリストを下位方向に続行することができる。%経路選択オプションに関しては、上記発呼側通信事業者は任意にオーバフロー通信事業者を指定することができる。
【0079】
もしステップ835の間で、呼を当初選択された通信事業者へ経路選択することができない場合に呼を取り扱うオーバフロー通信事業者が指定されていないことが判定された場合は、その呼接続は完遂され得ず、ステップ860の間で仕上げ処理即ち着呼されることとなる。
【0080】
もしステップ835の間でオーバフロー通信事業者が既に指定されていることが判定された場合は、発呼側ゲートウェイ交換機100はステップ840の間で、当初選択された被呼側通信事業者の代わりに、テーブル340、360のような通信事業者取扱いテーブルのオーバフロー通信事業者カラム316の適切な記述項目にリストされている未だ試みられていない次位の被呼側通信事業者を指定することによって、その呼にオーバフロー通信事業者を指定することとなる。
【0081】
ステップ845の間で、発呼側ゲートウェイ交換機100は選択された上記オーバフロー被呼側通信事業者のFAI値に対して被呼側通信事業者FAIレジスタを設定することとなる。ステップ850の間で、選択された上記オーバフロー被呼側通信事業者のFAI値はまた、以下で詳述するようにクランク・バックが有る場合に使用するために各呼と関連する呼レコードに格納されることとなる。プロセス制御は、現在選択されているオーバフロー通信事業者に利用可能な経路があるかどうかを判定するためにステップ805へ戻り、以下で詳述するように続行されることとなる。
【0082】
もし、発呼側ゲートウェイ交換機100が、ステップ805の間で、被呼側ゲートウェイ交換機110が被呼国65へ宛てられている発呼国80中の通信事業者75から受信された呼を処理している場合のように、その発呼側ゲートウェイ交換機100自体が潜在的な被呼側ゲートウェイ交換機でもあることを判定すると、プロセス制御は図12のステップ900へ回付されることとなる。交換機110のような発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機は、ステップ900の間で選択された上記被呼側通信事業者に対して利用できる未だ試みられていない経路があるかどうかを判定することとなる。
【0083】
ステップ900の間で、もし選択された上記被呼側通信事業者に対して利用できる未だ試みられていない経路が無いことが判定されると、プロセス制御は図11のステップ830へ戻り、上記で述べた方法でオーバフロー通信事業者を選択する試みを行なうこととなる。
【0084】
もし交換機110のような発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機が利用可能な未だ試みられていない経路を持っている場合は、この発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機は上記で述べたように、図7の経路選択テーブル450のような経路選択テーブル中に示されているパーセンテージに基づき、ステップ905の間で上記被呼国への経路を選択することとなる。図7に示されている経路選択テーブル450から分かるように、交換機110のような発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機はその交換機が持つ通信事業者40即ちKDD社のような選択された被呼側通信事業者へ直接接続されているトランク群150によって、或いは選択された上記被呼側通信事業者への直接経路を持つ別の被呼側ゲートウェイ交換機120、130、140によってその呼を被呼国へ経路選択することができる。明らかに、交換機110のような発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機からのトランク群150を選択することで、より直接的で且つ好ましい経路が供されることとなる。
【0085】
発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110は、ステップ910の間で、選択された経路がこの発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110自体のトランク群150を経由しているか、または別の被呼側ゲートウェイ交換機120、130、140を経由しているかを判定することとなる。もし発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110が呼を現在選択されている被呼側通信事業者へ経路選択するためにその発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110自体のトランク群150を選択していた場合には、その呼はステップ915の間でその選択された経路を経由して上記選択された被呼側通信事業者へ伝送されることとなる。発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110は、ステップ920の間でそのトランク群150が上記選択された被呼側通信事業者へ旨く接続されたかどうかを検査することとなる。
【0086】
もし上記トランク群150が上記選択された被呼側通信事業者へ旨く接続された場合には、本プロセスはステップ925で終了される。しかし、もしそのトランク群150が上記選択された被呼側通信事業者へ旨く接続されなかった場合には、プロセス制御はステップ900へ戻り、その発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110が当初選択された被呼側通信事業者に対して利用可能な未だ試みられていない別の経路を持っているかどうかを判定することとなり、そのプロセスは上記で述べた方法で続行されることとなる。
【0087】
もし発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110が、ステップ910の間で、そのゲートウェイ交換機110自体のトランク群150とは対照的にその発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110が呼を経路選択するために別の被呼側ゲートウェイ交換機120、130、140を選択していることを判定した場合、プロセス制御はステップ930へ進むこととなる。続いて、発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110はその呼を上記選択された被呼側ゲートウェイ交換機へ経路選択する試みを行なうこととなる。ステップ930の一部として、発呼側被呼側両用ゲートウェイ交換機110は上記FAIレジスタから検索された上記選択された被呼側通信事業者のFAI値を、上記で述べた方法でその呼と関連する呼情報の適切なフィールドに挿入することとなる。プロセス制御は再度ステップ920へ戻り、上記で述べた方法で上記トランクが旨く接続されたかどうかを判定することとなる。
【0088】
一旦、発呼側ゲートウェイ交換機100が呼を交換機110、120、130、140のような被呼側ゲートウェイ交換機へ旨く経路選択すると、その呼は交換機110、120、130、140のような選択された被呼側ゲートウェイ交換機によって受信されることとなる。その呼を受信すると、その被呼側ゲートウェイ交換機は図13のステップ1000で本発明の原理を具現しているプロセスを開始することとなる。
【0089】
被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140はステップ1005の間で、受信された上記呼情報の適切なフィールドから、上記選択された被呼側通信事業者のFAI値を検索することとなる。
【0090】
続いて、被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140はステップ1010の間で、上記選択された被呼側通信事業者の受信されたFAI値を検査して上記FAI値がそれぞれの被呼国内の有効な被呼側通信事業者に対応しているかどうかを判定する。もし、受信された上記FAI値が無効であれば、本プロセスはステップ1045で終了する。もし、受信された上記FAI値が有効であれば、プロセス制御はその呼を経路選択する試みを行なうためにステップ1015へ進むこととなる。
【0091】
被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140は、ステップ1015の間で上記選択された被呼側通信事業者に対する上記受信されたFAI値に基づいて図7に示されている経路選択テーブル450のような適切な経路選択テーブルにアクセスすることとなる。その被呼側ゲートウェイ交換機は、ステップ1025の間で呼接続を指定された通信事業者へ完遂するためにその被呼側ゲートウェイ交換機を経由する利用可能な経路を選択することとなる。その被呼側ゲートウェイ交換機は、ステップ1030の間でその呼を選択された経路を経由して上記指定された通信事業者へ伝送することとなる。
【0092】
続いて、その被呼側ゲートウェイ交換機は、ステップ1035の間でそのトランクが上記選択された被呼側通信事業者へ旨く接続されたかどうかを判定する検査を実行することとなる。
【0093】
もし、そのトランクが上記選択された被呼側通信事業者へ旨く接続された場合には、プロセス制御はステップ1045で終了する。しかし、もしそのトランクが上記選択された被呼側通信事業者へ旨く接続されなかった場合には、プロセス制御はステップ1040へ進むこととなる。
【0094】
上記被呼側ゲートウェイ交換機は呼接続を指定された通信事業者へ完遂することができないので、プロセス制御はステップ1040へ進むこととなり、そこでは上記被呼側ゲートウェイ交換機が呼をクランク・バック・メッセージと共にその呼と共に受信された上記呼情報に識別されているように、その被呼側ゲートウェイ交換機がその呼を受信している先の発呼側ゲートウェイ交換機100へ戻すこととなる。続いて、上記被呼側ゲートウェイ交換機はステップ1045でそのプロセスを終了することとなる。
【0095】
発呼側ゲートウェイ交換機100は、クランク・バック呼を受信すると再び図9のステップ600で本発明の原理を具現するプロセスを開始することとなる。発呼側ゲートウェイ交換機100は、ステップ605の間でその試みがこの国際中継呼を経路選択する最初の試みではないことを表わしているクランク・バック・メッセージが受信されたことを判定することとなる。プロセス制御は、当初選択された被呼側通信事業者に代わる別の経路が経路選択テーブル中にリストされているかどうかを判定するために、ステップ610から始まる一連の処理ステップへ回付されることとなる。ステップ610の間で、発呼側ゲートウェイ交換機100はこの呼に対して当初生成された上記呼レコードを再度動作状態にすることとなる。発呼側ゲートウェイ交換機100は、続いてステップ615の間でその呼レコードから当初選択された上記被呼側通信事業者のFAI値を検索することとなる。
【0096】
プロセス制御は続いて図11のステップ800へ進み、そこで発呼側ゲートウェイ交換機100は再び上記選択された被呼側通信事業者に対する経路選択テーブルにアクセスし、その呼が旨く上記被呼側通信事業者へ経路選択されるかあるいは仕上げ処理されるまで上記で述べた方法で続行されることとなる。発呼側ゲートウェイ交換機100は最初その呼を当初選択された被呼側通信事業者へ経路選択する試みを行なうが、しかし何れかの指定オーバフロー通信事業者を使用する前は異なる被呼側ゲートウェイ交換機を経由して行なう。
【0097】
一実施例では、発呼側ゲートウェイ交換機100がデータ記録目的で各被呼側通信事業者と関連する数個のペグカウント(peg count)を保持している。初期試み通信事業者ペグカウント(Initial Attempt Carrier Peg Count)が、上記関連する被呼側通信事業者が上記関連する発呼側通信事業者からの呼に対する当初指定された通信事業者であった所定の期間内の回数を監視する前に各発呼側通信事業者及び指示された被呼側通信事業者に供されるようにすることが可能である。この結果、被呼側通信事業者が当初選択された通信事業者となる度に、適切な初期試み通信事業者ペグカウントが当初指定された被呼側通信事業者に対してインクリメントされる。この初期試み通信事業者ペグカウントは各呼について一回インクリメントされることとなる。
【0098】
同様に、初期オーバフロー・ペグカウント(Initial Ovreflow Peg Count)が、上記関連する被呼側通信事業者からの呼接続をその呼と関連する被呼側通信事業者が当初受信するように選択されたときにその関連する発呼側通信事業者へ完遂することができなかった所定の期間内の回数を監視する前に各発呼側通信事業者及び指示された被呼側通信事業者に供されるようにすることが可能である。従って、この初期オーバフロー・ペグカウントは、最初に選択された被呼側通信事業者に利用可能な被呼側ゲートウェイ交換機が無いことが判定された後でインクリメントされる必要がある。この初期オーバフロー・ペグカウントは各呼に対して最大で一回インクリメントされることとなる。
【0099】
さらに、一組の逐次FAIペグカウント(Successive FAI Peg Count)が、所定の被呼側通信事業者発呼側通信事業者ペアに対する通信事業者取扱いテーブル(Carrier Treatment Table)のオーバフロー記述項目に逐次リストされている各オーバフロー被呼側通信事業者に対し、オーバフローした試みを監視するために供されることが好ましい。従って、所定の当初の被呼側通信事業者に対する特定のオーバフロー通信事業者に対応している逐次FAIペグカウントが、関連する通信事業者がオーバフロー通信事業者として選択される度にインクリメントされる必要がある。さらに、別のペグカウントが、同様に呼が仕上げ処理される所定期間内の回数を包含する他の事象を監視するために供されるようにすることができる。
【0100】
別の実施例では、図3に示されているような、M経路選択オプションと関連する通信事業者取扱いテーブル320が幾つかの場合に交換機メモリ資源を保全するために種々のOCTCPによって共有されるようにすることができる。通信事業者取扱いテーブル320は、全てが特定の被呼国に対するM経路選択オプションを既に選択し且つ各々がそれぞれの被呼国に対して異なる被呼側通信事業者を既に指定している一群の発呼側通信事業者によって共有されるようにすることができる。上記で述べたように、上記M経路選択オプションについては各OCTCPに対するセル210cは上記指定被呼側通信事業者のFAI値を包含している。従って、M経路選択オプションが既に指定されている通信事業者取扱いテーブル320にアクセスするとき、先に上記OCTCPテーブルの記述項目から検索されている上記主被呼側通信事業者のFAI値が通信事業者取扱いテーブル320の適切な行中への指標として使用されるようにすることができる。
【0101】
例えば、様々な発呼国からの全てが既にM経路選択オプションを選択している複数の発呼側通信事業者が、もしそれらが各々既にそれぞれの被呼国内の異なる被呼側通信事業者を選択している場合は単一のテーブルを共有することができる。上記OCTCPテーブルから検索された主被呼側通信事業者の値により、その発呼側ゲートウェイ交換機が上記指示された主被呼側通信事業者と関連する通信事業者取扱いテーブルの行に直接アクセスすることが可能にされる。
【0102】
好適な例としてAT&T社の4ESS(登録標章)電話交換機として実施されている発呼側ゲートウェイ交換機や被呼側ゲートウェイ交換機の具体例の動作を、以下、図14を参照して説明する。図14中に簡単化したブロック・ダイヤグラムで図示されている交換機1101は、発呼側ゲートウェイ交換機100或いは被呼側ゲートウェイ交換機110、120、130、140としてサービスを行なうことができる。交換機1101はプログラム内蔵制御交換機である。長期間記憶装置1104、レジスタ1122及びメモリ1106がバス1108を介してプロセッサ1102とのインタフェースとなる。
【0103】
図14に示されるように、長期間記憶装置1104は、図9乃至図13に関連して上記で述べたプロセスを実行するために必要なプログラム・コードに加えて、通信事業者取扱いテーブル320、340、360と、OCTCPテーブル200と、経路選択テーブル410、450と、被呼国テーブル500とを包含することができる。メモリ1106は、データ及びプログラムの短期間記憶装置として使用されている。レジスタ1122は、呼レコード及び上記指定された経路選択オプション及び交換機1101によって現在処理されている呼に対応している上記選択された被呼側通信事業者のFAI値を包含する幾つかの値の一時記憶装置として維持されることが好ましい。
【0104】
交換機1101はまた、トランク・インタフェース1110、交換機構1112及びディジタル信号インタフェース1114を包含している。トランク・インタフェース1110は、トランク1116に接続され、プロセッサ1102にはバス1108を介して接続され、交換機構1112にはリンク1118を介して接続されている。トランク・インタフェース1110は、トランク1116の各々を終端し、それらトランク1116へイン・バンド信号を送出したり、それらトランク1116からイン・バンド信号を受信したりすることができる。プロセッサ1102は、トランク・インタフェース1110から送出される上記イン・バンド信号を指定し、且つトランク・インタフェース1110に受信されたイン・バンド信号中に包含されている情報を与えられる。交換機構1112はそれだけで、バス1108を介して与えられるプロセッサ1102の制御の下でトランク1116をお互いに接続するのに必要な交換動作を実行する。
【0105】
ディジタル信号インタフェース1114はディジタル形態の信号メッセージをリンク1120を通じて通信するための送受信器である。リンク1120は交換機1101を交換機間通信のために使用される別の通信網へ接続する。プロセッサ1102へ宛てられたメッセージ及びプロセッサ1102から与えられるメッセージはバス1108を通じて通信される。
【0106】
トランク・インタフェース1110とディジタル信号インタフェース1114との何れか一方は、FAI値を包含する呼情報を別の交換機へ伝送するために使用することができる。なお、上記で述べたISUPメッサージを伝送或いは受信するのはディジタル信号インタフェース1114である。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、或る中継国内の被呼側通信事業者が、国際中継呼をそれぞれの被呼国に対して前もって指定されている経路選択情報に従い被呼国内の複数の通信事業者の間に割り当てることができる効果が得られる。
【0108】
なお、特許請求の範囲に記載した参照符号は発明の理解を容易にするためのものであり、特許請求の範囲を制限するように理解されるべきものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】国際中継呼を転送するための電話網を単純化して示す摸式的ブロック図である。
【図2】発呼側通信事業者と被呼国との各ペアに対する経路選択情報を維持するOCTCPテーブルを示す図である。
【図3】M経路選択オプションに対する通信事業者取扱いテーブルを示す図である。
【図4】P経路選択オプションに対する通信事業者取扱いテーブルを示す図である。
【図5】%経路選択オプションに対する通信事業者取扱いテーブルを示す図である。
【図6】呼を発呼側ゲートウェイ交換機によって経路選択する情報を包含する経路選択テーブルを示す図である。
【図7】呼を被呼側ゲートウェイ交換機によって経路選択する情報を包含する経路選択テーブルを示す図である。
【図8】各被呼国に対するデフォルト経路選択情報を維持する被呼国リストを示す図である。
【図9】国際中継呼を経路選択する際に発呼側ゲートウェイ交換機によって使用される、本発明による方法の一例を描写するフローチャートのうち、最初の部分を示す図である。
【図10】国際中継呼を経路選択する際に発呼側ゲートウェイ交換機によって使用される、本発明による方法の一例を描写するフローチャートのうち、第二の部分を示す図である。
【図11】国際中継呼を経路選択する際に発呼側ゲートウェイ交換機によって使用される、本発明による方法の一例を描写するフローチャートのうち、第三の部分を示す図である。
【図12】国際中継呼を経路選択する際に発呼側ゲートウェイ交換機によって使用される、本発明による方法の一例を描写するフローチャートのうち、第四の部分を示す図である。
【図13】本発明に従って国際中継呼を経路選択する際に被呼側ゲートウェイ交換機によって使用される処理ステップを描写する図である。
【図14】図1の電話網で使用するのに適した交換機を単純化して示すブロック図である。
【符号の説明】
10 中継網
20 中継国
30 発呼側通信事業者
35 発呼国
40 被呼側通信事業者
50 被呼側通信事業者
60 被呼側通信事業者
65 被呼国
75 通信事業者
80 発呼国
100 発呼側ゲートウェイ交換機
110 被呼側ゲートウェイ交換機
115 トランク群
120 被呼側ゲートウェイ交換機
130 被呼側ゲートウェイ交換機
140 被呼側ゲートウェイ交換機
150 トランク群
151 トランク群
152 トランク群
153 トランク群
154 トランク群
155 トランク群
156 トランク群
157 トランク群
170 トランク群
171 トランク群
172 トランク群
173 トランク群
174 トランク群
175 トランク群
176 トランク群
177 トランク群
178 トランク群
179 トランク群
180 トランク群
181 トランク群
182 トランク群
200 OCTCPテーブル
210 記述項目
210a セル
210b セル
210c セル
215 行
220 行
225 行
240 カラム
245 カラム
250 カラム
265 記述項目
265a セル
265b セル
265c セル
304 被呼側通信事業者FAI値カラム
308 割り当てパーセンテージ・カラム
312 経路選択テーブル・ポインタ・カラム
316 オーバフロー通信事業者カラム
320 通信事業者取扱いテーブル
324 行
328 行
332 行
336 行
340 通信事業者取扱いテーブル
344 行
348 行
352 行
360 通信事業者取扱いテーブル
410 経路選択テーブル
415 カラム
420 カラム
430 行
435 行
440 行
450 経路選択テーブル
455 カラム
460 カラム
465 行
470 行
475 行
480 行
500 被呼国テーブル
510 被呼国国番号(CC)カラム
515 デフォルト経路選択情報カラム
520 単一通信事業者フラグ・カラム
530 行
540 行
550 行
560 行
1101 交換機
1102 プロセッサ
1104 長期間記憶装置
1106 メモリ
1108 バス
1110 トランク・インタフェース
1112 交換機構
1114 ディジタル信号インタフェース
1116 トランク
1118 リンク
1120 リンク
1122 レジスタ
Claims (27)
- 発呼キャリアから受信された国際中継呼を終端国内の複数のキャリアの間に割り当てるために、中継キャリアによって使用される割り当てシステムにおいて、この割り当てシステムが、
プロセッサ及び記憶手段を有するコンピュータ・システムと、
前記終端国へ宛てられた呼が前記複数の終端キャリアの間に割り当てられるべき方法を示す仕様を前記発呼キャリアから検索する手段と、
前記発呼キャリア及び前記終端国と関連する前記記憶手段中のテーブルと、
前記検索された仕様を前記テーブルに格納する手段
とを包含し、
前記プロセッサには、さらに
前記受信された国際中継呼と関連する前記発呼キャリア及び前記終端国を識別する手段と、
前記格納された仕様を検索するために前記発呼キャリア及び前記終端国と関連するテーブルにアクセスする手段と、
前記格納された仕様に基づいて前記国際中継呼を受信するために前記複数の終端キャリアのうちの一つの終端キャリアを指定する手段
とが包含されることを特徴とする、国際中継呼の割り当てシステム。 - 前記終端国へ宛てられた全ての国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示された前記複数の終端キャリアの1つへ割り当てる手段をさらに有することを特徴とする請求項1のシステム。
- 前記終端国へ宛てられた前記国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示された優先順位に基づいて前記終端国内の前記複数の終端キャリアの各々へ割り当てる手段をさらに有することを特徴とする請求項1のシステム。
- 前記終端国へ宛てられた前記国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示されたパーセンテージに基づいて前記複数の終端キャリアの各々へ割り当てる手段をさらに有することを特徴とする請求項1のシステム。
- 前記割り当て手段には、前記複数の終端キャリアのうちの何れか一つの終端キャリアが前記指定された終端キャリアである確率が統計的に顕著な呼の数に対して前記発呼キャリアにより指定された所定の確率と等しいことを確保するプロセスが使用されることを特徴とする請求項4のシステム。
- 最初に指定されたキャリアに利用可能な経路が無い場合に、前記呼を取り扱うことのできるオーバフロー終端キャリアの指示を前記発呼キャリアから受信する手段をさらに有することを特徴とする請求項1のシステム。
- 国際中継呼を終端国内の複数のキャリアの間に割り当てるために中継キャリアの電話交換機によって使用される割り当てシステムにおいて、前記国際中継呼が発呼国内のキャリアから前記中継キャリアへ受信され、前記電話交換機にはプロセッサ及び記憶手段を有するコンピュータ・システムが使用され、該割り当てシステムには、
前記発呼キャリアから、前記国際中継呼が前記終端国内の前記複数のキャリアの間に割り当てられるべき方法を示す仕様を受信する手段と、
前記国際中継呼を、前記受信された仕様に基づいて前記複数の終端キャリアのうちの一つの終端キャリアへ割り当てる手段
とが包含されることを特徴とする割り当てシステム。 - 前記受信された仕様を、前記記憶手段中の前記発呼キャリア及び前記終端国と関連するテーブルに格納する手段をさらに有することを特徴とする請求項7のシステム。
- 前記呼を終端キャリアへ割り当てる手段には、さらに、前記格納された仕様を検索するために前記発呼キャリア及び前記終端国と関連するテーブルにアクセスする手段が包含されることを特徴とする請求項8のシステム。
- 前記呼を割り当てる手段には、さらに、前記終端国へ宛てられた全ての国際中継呼を前記複数の終端キャリアのうち、前記発呼キャリアによって指示された一つの終端キャリアへ割り当てる手段が包含されることを特徴とする請求項7のシステム。
- 前記呼を割り当てる手段には、さらに、前記終端国へ宛てられた前記国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示された優先順位に基づいて前記終端国内の前記複数の終端キャリアの各々へ割り当てる手段が包含されることを特徴とする、請求項7のシステム。
- 前記呼を割り当てる手段には、さらに、前記終端国へ宛てられた前記国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示されたパーセンテージに基づいて前記終端国内の前記複数の終端キャリアの各々へ割り当てる手段が包含されることを特徴とする請求項7のシステム。
- 前記割り当て手段には、前記複数の終端キャリアのうちの何れか一つの終端キャリアが前記指定された終端キャリアである確率が統計的に顕著な呼の数に対して前記発呼キャリアにより指定された所定の確率と等しいことを確保するプロセスが使用されることを特徴とする請求項12のシステム。
- 前記呼を割り当てる手段には、さらに、最初に指定された終端キャリアに利用可能な経路が無い場合に、前記呼を該呼を取り扱うことのできるオーバフロー終端キャリアの指示を前記発呼キャリアから受信することによって他の終端キャリアへ再割り当てする手段が包含されることを特徴とする請求項7のシステム。
- 終端国における複数のキャリアの間に国際中継呼を割り当てるための中継キャリアの通信スイッチに用いられる方法であって、前記国際中継呼は発呼国の発呼キャリアから前記中継キャリアによって受信され、
前記国際中継呼が前記終端国内の複数の中継キャリアの間にどのように割り当てられるかを示す仕様を前記発呼キャリアから受信するステップ;及び、
前記国際中継呼を前記受信した割り当てに基づき前記複数の終端キャリアに割り当てるステップを含むことを特徴とする方法。 - 更に、前記受信した仕様を前記発呼キャリア及び終端国に関連する記憶手段内のテーブルに記憶するステップを含むことを特徴とする請求項15の方法。
- 前記呼を終端国に割り当てるステップが、更に、前記記憶した仕様を検索するために、前記発呼キャリア及び終端国に関連するテーブルにアクセスするステップを含むことを特徴とする請求項15の方法。
- 前記割り当てるステップが、さらに、全ての国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示された前記複数の終端キャリアの1つへ割り当てるステップを有することを特徴とする請求項15の方法。
- 前記割り当てるステップが、さらに、前記終端国へ宛てられた前記国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示された優先順位に基づいて前記終端国内の前記複数の終端キャリアの各々へ割り当てるステップを有することを特徴とする請求項15の方法。
- 前記割り当てるステップが、さらに、前記国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示されたパーセンテージに基づいて前記複数の終端キャリアの各々へ割り当てるステップを有することを特徴とする請求項15の方法。
- 発呼キャリアから受信された国際中継呼を終端国内の複数の終端キャリアの間に割り当てるために、中継キャリアによって使用される方法であり、前記通信スイッチはプロセッサ及び記憶手段を有するコンピュータ・システムを有しており、前記割り当て方法が:
前記終端国へ向けられた呼が前記終端国内の複数の中継キャリアの間にどのように割り当てられるかを示す仕様を前記発呼キャリアから受信するステップ;
前記発呼キャリア及び終端国に関連する記憶手段内にテーブルを作成するステップ;
前記テーブル内に前記受信した仕様を記憶するステップ;
前記受信した国際中継呼を処理して前記発呼キャリア及び終端国を識別するステップ;
前記発呼キャリア及び終端国に関連するテーブルにアクセスするステップ;
前記アクセスしたテーブルから前記記憶した仕様を検索するステップ;及び、
前記記憶した仕様に基づき前記複数の終端キャリアの1つを前記国際中継呼を受信するために割り当てるステップを含むことを特徴とする方法。 - 前記割り当てるステップが、さらに、全ての国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示された前記複数の終端キャリアの1つへ割り当てるステップを有することを特徴とする請求項21の方法。
- 前記割り当てるステップが、さらに、前記終端国へ宛てられた前記国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示された優先順位に基づいて前記終端国内の前記複数の終端キャリアの各々へ割り当てるステップを有することを特徴とする請求項21の方法。
- 前記割り当てるステップが、さらに、前記国際中継呼を前記発呼キャリアによって指示されたパーセンテージに基づいて前記複数の終端キャリアの各々へ割り当てるステップを有することを特徴とする請求項21の方法。
- 複数の終端キャリアを有する終端国へ国際中継呼をルーティングするために、中継キャリアの通信網の第一の通信スイッチにおいて用いられる方法であって、前記国際中継呼は発呼国内の発呼キャリアから前記第一のスイッチの所で受信され、前記割り当て方法はプロセッサ及び記憶手段を有するコンピュータ・システムを有しており、前記割り当て方法が:
前記発呼キャリアによって前もって指定されたルーティング情報に従って、前記国際中継呼を前記複数の終端キャリアの1つに割り当てるステップ;
前記国際中継呼を前記割り当てられた終端キャリアへ直接完結することが可能な前記網内の第二のスイッチを識別するステップ;
前記国際中継呼を前記識別された第二のスイッチへ、前記割り当てられた終端キャリアの指示を含む情報と共にルーティングするステップを含むことを特徴とする方法。 - 前記前もって指定されたルーティング情報が、前記発呼キャリア及び終端国に関連する記憶手段内のテーブルに記憶されることを特徴とする請求項25のルーティング方法。
- 前記呼を終端キャリアに割り当てるステップが、更に、前記前に特定したルーティング情報を検索するために、前記発呼キャリア及び終端国に関連するテーブルにアクセスするステップを含むことを特徴とする請求項26のルーティング方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US166479 | 1993-12-14 | ||
US08/166,479 US5406620A (en) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | Method of allocating international transit traffic among a plurality of carriers in a terminating country |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07203026A JPH07203026A (ja) | 1995-08-04 |
JP3593165B2 true JP3593165B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=22603474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33234794A Expired - Lifetime JP3593165B2 (ja) | 1993-12-14 | 1994-12-14 | 国際中継呼の割り当てシステム |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5406620A (ja) |
EP (1) | EP0660623B1 (ja) |
JP (1) | JP3593165B2 (ja) |
AU (1) | AU677869B2 (ja) |
CA (1) | CA2134574C (ja) |
DE (1) | DE69424758T2 (ja) |
ES (1) | ES2148291T3 (ja) |
SG (1) | SG75083A1 (ja) |
UA (1) | UA39177C2 (ja) |
Families Citing this family (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4403614A1 (de) * | 1994-02-05 | 1995-08-10 | Philips Patentverwaltung | Kommunikationssystem mit einem verteilten Datenbanksystem |
US5550912A (en) * | 1994-02-28 | 1996-08-27 | At&T Corp. | Connections between a toll network and multiple local networks |
NL9401245A (nl) * | 1994-07-29 | 1996-03-01 | Nederland Ptt | Communicatiestelsel met wachtrijen. |
US5606595A (en) * | 1994-08-19 | 1997-02-25 | Lucent Technologies Inc. | Equal access to inter-exchange carriers in a mobile wireless packet data communication system |
SE511848C2 (sv) * | 1994-09-12 | 1999-12-06 | Ericsson Telefon Ab L M | Resursseparering i ett tjänste- och förbindelseseparerat nät |
US5661792A (en) * | 1994-10-18 | 1997-08-26 | At&T | Completing telecommunications calls in a competitive local and toll enviroment |
US5903638A (en) * | 1995-05-12 | 1999-05-11 | Mci Communications Corporation | Telecommunications system for international call routing using traffic allocation |
US6430282B1 (en) | 1995-09-29 | 2002-08-06 | Nortel Networks Limited | Methods and apparatus for originating voice calls |
US5754640A (en) * | 1995-12-01 | 1998-05-19 | Unifi Communications, Inc. | Apparatus and method for qualifying telephone numbers for a telephone network |
US5646986A (en) * | 1995-12-29 | 1997-07-08 | At&T | Network communication system with global event calendar information and trunk allocation |
US6522879B2 (en) | 1996-02-16 | 2003-02-18 | Lucent Technologies Inc. | Two-way telephone and two-way paging service on the same wireless infrastructure |
US5751706A (en) * | 1996-06-05 | 1998-05-12 | Cignal Global Communications, Inc. | System and method for establishing a call telecommunications path |
US5978678A (en) * | 1996-06-07 | 1999-11-02 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Cellular telephone network routing method and apparatus for internationally roaming mobile stations |
US5982869A (en) * | 1996-06-27 | 1999-11-09 | Mci Communications Corporation | System and method for automatically generating a routing plan for international telephony |
US5999601A (en) * | 1996-11-14 | 1999-12-07 | Wells; Robbin Wright | Method and apparatus for distributed number qualification |
US6178235B1 (en) | 1996-12-13 | 2001-01-23 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Dynamic traffic distribution |
US5901208A (en) * | 1996-12-23 | 1999-05-04 | Mci Worldcom, Inc. | Method and system for combing modular availability projections in a telecommunication system |
US5892822A (en) * | 1996-12-30 | 1999-04-06 | Mci Communications Corporation | Method of and system for call routing compliant with international regulatory routing requirements |
DE19726175A1 (de) * | 1997-06-20 | 1998-12-24 | Alsthom Cge Alcatel | Verfahren zum Aufbau einer gebührenfreien Kommunikationsverbindung sowie Diensteinheit, Vermittlungsstelle und Kommunikationsnetz |
US6108408A (en) * | 1997-07-30 | 2000-08-22 | Sbc Technology Resources, Inc. | Apparatus and method for routing a dedicated number through alternate telephone carriers |
US6069945A (en) * | 1997-08-18 | 2000-05-30 | AT+T Corp | Global subscriber numbering translation system for controlling international call routing |
US6018575A (en) * | 1997-09-08 | 2000-01-25 | Mci Worldcom | Direct distance dialing (DDD) access to a communications services platform |
DE19809045C2 (de) * | 1998-03-04 | 2000-07-06 | Deutsche Telekom Ag | Verfahren zur Verkehrslenkung in Telekommunikationsnetzen |
GB2339108A (en) * | 1998-07-01 | 2000-01-12 | Ericsson Telefon Ab L M | Call routing data management |
US6052457A (en) * | 1998-07-02 | 2000-04-18 | At&T Corp. | Method of routing universal international free telephone phone numbers |
JP3223898B2 (ja) * | 1999-01-06 | 2001-10-29 | 日本電気株式会社 | 集中型通信網観測制御装置 |
US7502458B2 (en) * | 1999-06-05 | 2009-03-10 | Itxc Ip Holdings S.A.R.L. | System and method for call routing through a data network |
US6407341B1 (en) | 2000-04-25 | 2002-06-18 | International Business Machines Corporation | Conductive substructures of a multilayered laminate |
US6829347B1 (en) * | 2001-12-14 | 2004-12-07 | Nortel Networks Limited | Constraint based routing |
US6647112B2 (en) * | 2001-12-28 | 2003-11-11 | Charles L. Smith | One-number global-services international numbering plan |
US7042998B2 (en) * | 2002-08-27 | 2006-05-09 | Itxc Ip Holdings, S.A.R.L. | Call routing system and method with rule-modifying ability |
US7031450B2 (en) * | 2002-08-27 | 2006-04-18 | Itxl Ip Holdings, S.A.R.L. | Call routing system and method |
US20040136362A1 (en) * | 2002-12-18 | 2004-07-15 | John Landau | Multiple carrier gateway system, method and apparatus |
US7672267B2 (en) * | 2003-02-07 | 2010-03-02 | Sybase 365, Inc. | Intermediary network system and method for facilitating message exchange between wireless networks |
US20080069101A1 (en) * | 2006-09-15 | 2008-03-20 | Nokia Corporation | System and method of routing packets |
US8406221B2 (en) * | 2006-10-31 | 2013-03-26 | Level 3 Communications, Llc | Automatic termination path configuration |
US8547964B2 (en) | 2006-10-31 | 2013-10-01 | Level 3 Communications, Llc | Automatic termination path configuration |
US8843152B2 (en) * | 2008-03-31 | 2014-09-23 | Alcatel Lucent | Media gateway preferential routing circuit allocation techniques in UMA |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4555594A (en) * | 1983-08-03 | 1985-11-26 | At&T Bell Laboratories | Telephone interexchange signaling protocol |
US4577066A (en) * | 1983-08-03 | 1986-03-18 | At&T Bell Laboratories | Telephone interexchange call routing |
US4565903A (en) * | 1983-08-03 | 1986-01-21 | At&T Bell Laboratories | Telephone interexchange carrier selection |
US4611096A (en) * | 1983-12-01 | 1986-09-09 | At&T Bell Laboratories | Telephone office service assist and handoff |
GB8531138D0 (en) * | 1985-12-18 | 1986-01-29 | British Telecomm | Telecommunications network |
JPH02272860A (ja) * | 1989-04-13 | 1990-11-07 | Nec Corp | 国際電話トラヒックの分配率決定方法 |
JPH0370389A (ja) * | 1989-08-10 | 1991-03-26 | Nec Corp | 国際電話トラヒック分配方法 |
US5063592A (en) * | 1989-11-29 | 1991-11-05 | At&T Bell Laboratories | Control of non-locally switched telecommunication services |
US5086460A (en) * | 1990-04-02 | 1992-02-04 | At&T Bell Laboratories | Communications system ingress and egress arrangement |
US5239542A (en) * | 1991-08-23 | 1993-08-24 | Redcom Laboratories, Inc. | Time division multiplex switching system for interconnecting telephone circuits which operate in accordance with different signalling systems and call formats |
US5311585A (en) * | 1992-04-14 | 1994-05-10 | At&T Bell Laboratories | Carrier proportioned routing |
-
1993
- 1993-12-14 US US08/166,479 patent/US5406620A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-10-28 CA CA002134574A patent/CA2134574C/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-01 EP EP94308905A patent/EP0660623B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-01 ES ES94308905T patent/ES2148291T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-01 SG SG1996000575A patent/SG75083A1/en unknown
- 1994-12-01 DE DE69424758T patent/DE69424758T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-06 AU AU80236/94A patent/AU677869B2/en not_active Expired
- 1994-12-13 UA UA94129172A patent/UA39177C2/uk unknown
- 1994-12-14 JP JP33234794A patent/JP3593165B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0660623B1 (en) | 2000-05-31 |
CA2134574A1 (en) | 1995-06-15 |
SG75083A1 (en) | 2000-09-19 |
US5406620A (en) | 1995-04-11 |
AU8023694A (en) | 1995-06-22 |
ES2148291T3 (es) | 2000-10-16 |
UA39177C2 (uk) | 2001-06-15 |
CA2134574C (en) | 1998-04-28 |
DE69424758D1 (de) | 2000-07-06 |
JPH07203026A (ja) | 1995-08-04 |
AU677869B2 (en) | 1997-05-08 |
DE69424758T2 (de) | 2000-11-30 |
EP0660623A1 (en) | 1995-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3593165B2 (ja) | 国際中継呼の割り当てシステム | |
US4565903A (en) | Telephone interexchange carrier selection | |
EP0520688B1 (en) | Method of rerouting telecommunications traffic | |
US5892822A (en) | Method of and system for call routing compliant with international regulatory routing requirements | |
US4577066A (en) | Telephone interexchange call routing | |
US4555594A (en) | Telephone interexchange signaling protocol | |
US5440626A (en) | Arrangement for sharing a telephone office code | |
US4442321A (en) | Transparent dialing between interconnected telecommunication switching systems | |
US5454034A (en) | Arrangement for sharing a telephone office code | |
US5550912A (en) | Connections between a toll network and multiple local networks | |
US5226075A (en) | Method of and apparatus for numbering and routing calls through a communication network | |
US5943397A (en) | Network assisted callback system | |
US4720854A (en) | Architecture for distributed control telecommunication systems | |
EP0590863A2 (en) | Private branch exchange networks | |
JPS63318894A (ja) | 通信交換システムにおける呼の処理方法及びそのシステム | |
JPS62194570A (ja) | リソ−ス探索方法およびその装置 | |
JPH04360448A (ja) | 通話接続方法 | |
JPH11501470A (ja) | オーバフローの呼の強化処理 | |
US5086460A (en) | Communications system ingress and egress arrangement | |
US4873717A (en) | Call coverage arrangement | |
EP0609016A1 (en) | Apparatus and method for providing services prior to call completion in a telecommunication system | |
US5784449A (en) | Telecommunications network for serving users from two switches | |
US5848053A (en) | Telecommunications network for serving users from multiple switches | |
JPH02260794A (ja) | 交換システム及び交換方法 | |
US6633638B1 (en) | Method and apparatus for a customer self-provisioning of outpulsed digits in a telecommunication network |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20031210 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20031216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040827 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |