JP3592927B2 - ガス噴射弁 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液化炭酸ガス等の高圧ガスをプロペラントとしてガス容器内に充填した内容物を噴射するガス噴射弁に関し、とりわけ、安定した噴射性能を得ることのできる改良を施したガス噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
薬剤等の内容物を高圧ガスと共にガス容器内に充填し、ガス容器の口部に固定設置したガス噴射弁から内容物をガス圧によって噴射する装置が従来より用いられている。この種の噴射装置は、従来は特定フロンをプロペラントとして用いていたが、現在では、環境保全の関心の高まりから特定フロンに代わる代替フロンHFC134aを使用する動きがある。
【0003】
しかし、このHFC134aは、オゾン層への影響は無いものの、地球温暖化への影響はCO2の1000倍以上あり、今後使用が増加すると新たな問題の提起が予測される。そこで、今日ではオゾン層の破壊や地球温暖化への影響の少ない炭酸ガスや窒素ガス、ヘリューム、ネオン、クリプトン、キセノン、ラドン等の不活性ガスを噴射装置のプロペラントとして使用することが考えられている。
【0004】
ところで、このようなガスを噴射装置のプロペラントとして用いる場合、現行のフロンのように液化してガス容器を小型化することが望まれているが、例えば、液化炭酸ガスであれば、その蒸気圧は20℃で60kgf/cm2あり、また、不活性ガスについても容積効率を上げるには、高圧縮したものや液化したものが良く、やはり50kgf/cm2以上の圧力での使用が望まれている。
【0005】
このような高圧ガスを扱うためのガス噴射弁としては、例えば、特開平8−141450号公報に示されるようなものが従来より案出されている。
【0006】
このガス噴射弁は、図3,図4に示すように、ガス容器1の口部1aに固定設置されたバルブケース2に、ガス容器1の外部からの押し込み操作によってガス通路3を開閉するバルブピン4が進退自在に保持されており、バルブピン4には、バルブケース2に固定設置されたシールリング5が密接する大径部4aと、この大径部4aからテーパ部4bを通して上方に突出する小径部4cとが形成されている。そして、ガス容器1の内部に導通するガス通路3は、バルブケース2のバルブガイド孔6とバルブピン4の大径部4aの間の環状隙間7とガス容器1の口部1aによって構成されており、バルブピン4の押し込まれない定常状態においては、図3に示すように、大径部4aがシールリング5部分に位置されてこのシールリング5と密接し、それによってガス通路3を閉じるようになっている。
【0007】
このガス噴射弁は以上のような構成であるため、図4に示すように、バルブピン4の先端部がガス容器1の外部から押し込み操作されると、今まで大径部4aが位置していたシールリング5部分に小径部4cが移動し、それによってシールリング5とバルブピン4の間に隙間が生じてガス通路3が開かれる。これにより、ガス容器1の内容物はガスと共にガス容器1の外部に噴射される。尚、ガス噴射弁での単位時間当たりのガス噴射量は、環状隙間7の間隔を管理することで設定調整されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のガス噴射弁においては、単位時間当たりのガス噴射量の設定調整を環状隙間7の0,01mm単位の微小な間隔を管理することによって行っているため、この隙間7の僅かな誤差によってガス噴射量に大きなばら付きが生じることとなり、製品毎のガス噴射量が一定しなくなると共に、ガスの噴射停止の間に環状隙間7内に付着した内容物によってガスの噴射量が大きく減少して、安定した噴射が行えなくなるという不具合がある。
【0009】
そこで本発明は、安定した噴射性能を得ることのできるガス噴射弁を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、本発明は、ガス容器の口部に固定設置されたバルブケースに、ガス容器外部からの押し込み操作によってガス通路を開閉するバルブピンが進退自在に保持されたガス噴射弁において、前記バルブピンに、一端がガス容器の外部に開口し、他端がガス容器内側でバルブピンの外周面に開口する通路孔を形成し、前記バルブピンの通路孔のガス容器内側の開口の軸方向前後に、バルブケースとバルブピンの間を密閉する第1シールリングと第2シールリングを夫々配置し、このうちのガス容器内に臨む側の第1シールリングをバルブピンに一体に組み付けて、この第1シールリングをバルブピンの押し込み操作時にバルブケースから離間させるようにし、バルブピンのガス容器内側の端部にこのバルブピンの一般部よりも径の大きいピストン部を設ける一方で、バルブケースに、前記ピストン部を摺動自在に収容するシリンダ穴をガス容器内側に開口して形成し、前記ピストン部の外周面に、通路孔のガス容器内側の開口と第1シールリングを配置し、さらに、前記ピストン部の外周面の前記通路孔の開口よりもシリンダ穴の底部寄り位置に、シリンダ穴との間を密閉する第3シールリングを設け、バルブケースに、ガス容器内の圧力をシリンダ穴の底部に導入する圧力導入孔を形成するようにした。
本発明の場合、バルブピンが押し込まれない定常状態においては、第1シールリングがバルブケースに密接して通路孔とガス容器の内部の連通が遮断される。この状態からバルブピンが押し込まれると、第1シールリングがバルブケースから離間して通路孔とガス容器の内部が連通し、ガス容器内の内容物がガスと共に通路孔を通って外部に噴射される。単位時間当たりのガス噴射量の設定調整はバルブピンに形成する通路孔の径を管理することによって行われる。
さらに、本発明では、第1シールリングを径の大きいピストン部の外周面に配置したため、第1シールリングを充分な肉厚のものに設定してこのシールリングによるガス容器内と通路孔との遮断と連通を確実なものにすることができる。また、ピストン部の径が大きいことから、ピストン部のガス容器内側の端面にはガス圧による大きな力が作用するが、ピストン部の背面側にも圧力導入孔を通してガス容器内のガス圧力が作用するため、ピストン部のガス容器内側の端面で受ける力の一部は、背面側で受ける力によって相殺される。したがって、バルブピンを押し込む際のガス圧による反力は、ピストン部のガス容器内側の端面とその背面の受圧面積差に応じた力のみとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施例を図1,図2に基づいて説明する。
【0014】
図1,図2は、本発明にかかるガス噴射弁10を用いた噴射装置を示し、この噴射装置は、液化炭酸ガス等の高圧ガスと薬剤等の内容物を充填したガス容器11の口部11aにガス噴射弁10が密閉状態で取り付けられている。
【0015】
ガス噴射弁10は、ガス容器11の口部11aにかしめ固定されるバルブケース12と、このバルブケース12に摺動自在に保持されるバルブピン13を備え、バルブケース12から上方に突出したバルブピン13の先端部にノズル機能と押しボタン機能を併せ持ったノズルボタン14が嵌着固定されている。
【0016】
バルブケース12は、ガス容器11の内側に臨む側(図中下側)にシリンダ穴15が開口形成されると共に、このシリンダ穴15の底壁の中央部にガイド孔16が軸方向に貫通して形成されている。このガイド孔16内の軸方向略中間位置には環状溝30が形成され、この環状溝30に弾性体から成る第2シールリング17が収容配置されている。また、バルブケース12には、その外周面とシリンダ穴15の底部を連通する圧力導入孔18が径方向に沿って形成されており、ガス容器11の内部のガス圧をこの圧力導入孔18を通して直接シリンダ穴15の底部に導入するようになっている。
【0017】
一方、バルブピン13は、バルブケース12のガイド孔16に嵌入されて前記第2シールリング17が密接する小径の一般部13aと、バルブケース12のシリンダ穴15に嵌合される大径のピストン部13bとを備えている。また、このバルブピン13の内部には一端が一般部13aの先端面に開口し、他端がピストン部13bの外周面に開口する通路孔19が形成されている。具体的には、この通路孔19は、一般部13aの先端面(ガス容器11の外側の端部)からピストン部13bに向かって軸方向に沿って形成された軸穴19aと、この軸穴19の底部とピストン部13bの外周面を連通するように径方向に沿って形成されたオリフィス孔19bとによって構成されている。軸穴19aは比較的大径に形成され、オリフィス孔19bはこの軸穴19aの径よりも小さい所定径に形成されている。このオリフィス孔19bはガス噴射弁10の単位時間当たりのガス噴射量を決定する部分で、必要とするガス噴射量に応じてその径が適宜設定されている。
【0018】
また、ピストン部13bの外周面にはオリフィス孔19bの開口20を挟んで軸方向前後(図中下部と上部)に環状溝21,22が夫々形成され、この各環状溝21,22に弾性体から成る第1シールリング23と第3シールリング24が夫々収容されている。これらのシールリング23,24はシリンダ穴15の内周面に夫々摺動自在に密接し、第1シールリング23は、バルブピン13が上昇位置にある場合にオリフィス孔19bとガス容器11内との直接的な連通を阻止し、第3シールリング24はオリフィス孔19bとシリンダ穴15の底部との連通を常時阻止するようになっている。圧力導入孔18を通してシリンダ穴15の底部に導入されるガス圧は、シリンダ穴15の底部とオリフィス孔19bが第3シールリング24によって導通を確実に阻止されるため、ガス容器11内のガス圧と同圧のままピストン部13bの背面25(図中上端面)に作用する。
【0019】
ここで、ピストン部13bの下側の端面26はガス容器11の内部に臨んでいるため、ガス容器11の内部のガス圧は常時この端面26の全域に作用するが、上述のようにピストン部13bの背面25にも同圧が作用しているため、ピストン部13bの端面26に作用するガス圧による力の一部は背面25に作用するガス圧による力によって相殺される。つまり、ピストン部13bの端面26と背面25は、端面26側が背面25側よりも一般部13aの断面積に相当する面積分だけ受圧面積が大きくなっているため、この受圧面積差とガス圧の積に相当する力が実質的にバルブピン13を上方に押し上げるように作用する。
【0020】
また、バルブケース12のシリンダ穴15の開口端には外開きのテーパ面27が形成されており、バルブピン13が所定量以上下方に変位したときに、第1シールリング23がこのテーパ面27部分でバルブケース12から離間して、オリフィス孔19bとガス容器11の内部を導通させるようになっている。
【0021】
このガス噴射弁10は以上のような構成であるため、ノズルボタン14が押し込み操作されない定常状態においては、図1に示すように、バルブピン13がガス容器11内のガス圧による付勢力を受けて上方に位置されている。このとき、バルブピン13のピストン部13bに付設した第1シールリング23はバルブケース12のシリンダ穴15に密接しているため、バルブピン13のオリフィス孔19bとガス容器11の内部とは第1シールリング23によって遮断されている。
【0022】
また、この状態からノズルボタン14が押し込み操作されると、図2に示すように、バルブピン13の第1シールリング23がテーパ面27部分においてバルブケース12から離間し、バルブピン13のオリフィス孔19bとガス容器11の内部が導通するようになる。この結果、ガス容器11内の高圧のガスは、バルブピン13のオリフィス孔19bと軸穴19aを通り、ノズルボタン14の噴射口からガス容器11の外部に噴射される。
【0023】
ところで、このガス噴射弁10は、バルブピン13に形成した通路孔19をガス通路とし、この通路孔19を構成するオリフィス孔19b部分の径を管理することで単位時間当たりのガス噴射量を設定調整するようにしているため、製造誤差によるガス噴射量への影響が極めて小さくなり、その結果、個々の製品毎のガス噴射量のばら付きが少なくなる。したがって、すべての製品について安定したガス噴射量を得ることが可能である。
【0024】
また、このガス噴射弁10の場合、オリフィス孔19bの径は0.1mm単位で形成されるため、ガス噴射を停止した際にオリフィス孔19b内に内容物が付着しにくく、仮に付着したとしてもガス噴射量への影響が少なくなる。したがって、経時使用によってもガス噴射量が変動しにくく、常に安定したガス噴射性能を維持することが可能である。
【0025】
さらに、このガス噴射弁10においては、バルブピン13にその一般部13aよりも径の大きいピストン部13bを形成し、そのピストン部13bに第1シールリング23を付設するようにしているため、第1シールリング23を充分な肉厚に設定して、ガス容器11の内部とオリフィス孔19bとの連通と遮断を確実なものとすることができる。
【0026】
このガス噴射弁10の場合、バルブピン13にピストン部13bを設けたため、バルブピン13の端面26で受けるガス圧による力は大きくなるが、この力は圧力導入孔18を通してピストン部13bの背面25に作用するガス圧によってその大部分を相殺されるため、バルブピン13を押し込み操作する際のガス反力が増大する不具合を回避することができる。したがって、径の大きいピストン部13bを設けたにも拘わらず、バルブピン13の操作性の低下を来すことはなくなる。
【0027】
また、このガス噴射弁10にあっては、バルブピン13の通路孔19を、バルブピン13の軸方向に沿う軸穴19aと、これに交差する径方向に沿ったオリフィス孔19bによって構成するようにしたため、通路孔19の加工が極めて容易であり、また、単位時間当たりのガス噴射量も、オリフィス孔19bを穿設するための工具の径を変えるだけで容易に変更することができる。したがって、加工及び設計変更が容易であることから製造コストの低減を図ることも可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明は、単位時間当たりのガス噴射量の設定調整をバルブピンに形成する通路孔の径を管理することで行うことができるため、製造時の寸法誤差や内容物の付着によるガス噴射量のばら付きを小さくすることができるという基本的な効果を奏する。
また、第1シールリングをシール性能に優れた充分な厚みのものに設定しても径の大きいピストン部によって確実に支持できると共に、圧力導入孔を通してピストン部の背面に作用するガス圧によってバルブピンの押し込み操作時のガス反力を低減できる。したがって、この発明によれば、高圧ガスを用いた場合であっても、ガスの漏出を確実に防止することができると共に、バルブピンの操作性の低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】従来の技術を示す断面図。
【図4】同技術を示す断面図。
【符号の説明】
10…ガス噴射弁、
11…ガス容器、
12…バルブケース、
13…バルブピン、
13a…一般部、
13b…ピストン部、
15…シリンダ穴、
17…第2シールリング、
18…圧力導入孔、
19…通路孔、
19a…軸穴、
19b…オリフィス孔、
20…開口、
23…第1シールリング、
24…第3シールリング。
【発明の属する技術分野】
本発明は、液化炭酸ガス等の高圧ガスをプロペラントとしてガス容器内に充填した内容物を噴射するガス噴射弁に関し、とりわけ、安定した噴射性能を得ることのできる改良を施したガス噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
薬剤等の内容物を高圧ガスと共にガス容器内に充填し、ガス容器の口部に固定設置したガス噴射弁から内容物をガス圧によって噴射する装置が従来より用いられている。この種の噴射装置は、従来は特定フロンをプロペラントとして用いていたが、現在では、環境保全の関心の高まりから特定フロンに代わる代替フロンHFC134aを使用する動きがある。
【0003】
しかし、このHFC134aは、オゾン層への影響は無いものの、地球温暖化への影響はCO2の1000倍以上あり、今後使用が増加すると新たな問題の提起が予測される。そこで、今日ではオゾン層の破壊や地球温暖化への影響の少ない炭酸ガスや窒素ガス、ヘリューム、ネオン、クリプトン、キセノン、ラドン等の不活性ガスを噴射装置のプロペラントとして使用することが考えられている。
【0004】
ところで、このようなガスを噴射装置のプロペラントとして用いる場合、現行のフロンのように液化してガス容器を小型化することが望まれているが、例えば、液化炭酸ガスであれば、その蒸気圧は20℃で60kgf/cm2あり、また、不活性ガスについても容積効率を上げるには、高圧縮したものや液化したものが良く、やはり50kgf/cm2以上の圧力での使用が望まれている。
【0005】
このような高圧ガスを扱うためのガス噴射弁としては、例えば、特開平8−141450号公報に示されるようなものが従来より案出されている。
【0006】
このガス噴射弁は、図3,図4に示すように、ガス容器1の口部1aに固定設置されたバルブケース2に、ガス容器1の外部からの押し込み操作によってガス通路3を開閉するバルブピン4が進退自在に保持されており、バルブピン4には、バルブケース2に固定設置されたシールリング5が密接する大径部4aと、この大径部4aからテーパ部4bを通して上方に突出する小径部4cとが形成されている。そして、ガス容器1の内部に導通するガス通路3は、バルブケース2のバルブガイド孔6とバルブピン4の大径部4aの間の環状隙間7とガス容器1の口部1aによって構成されており、バルブピン4の押し込まれない定常状態においては、図3に示すように、大径部4aがシールリング5部分に位置されてこのシールリング5と密接し、それによってガス通路3を閉じるようになっている。
【0007】
このガス噴射弁は以上のような構成であるため、図4に示すように、バルブピン4の先端部がガス容器1の外部から押し込み操作されると、今まで大径部4aが位置していたシールリング5部分に小径部4cが移動し、それによってシールリング5とバルブピン4の間に隙間が生じてガス通路3が開かれる。これにより、ガス容器1の内容物はガスと共にガス容器1の外部に噴射される。尚、ガス噴射弁での単位時間当たりのガス噴射量は、環状隙間7の間隔を管理することで設定調整されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のガス噴射弁においては、単位時間当たりのガス噴射量の設定調整を環状隙間7の0,01mm単位の微小な間隔を管理することによって行っているため、この隙間7の僅かな誤差によってガス噴射量に大きなばら付きが生じることとなり、製品毎のガス噴射量が一定しなくなると共に、ガスの噴射停止の間に環状隙間7内に付着した内容物によってガスの噴射量が大きく減少して、安定した噴射が行えなくなるという不具合がある。
【0009】
そこで本発明は、安定した噴射性能を得ることのできるガス噴射弁を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、本発明は、ガス容器の口部に固定設置されたバルブケースに、ガス容器外部からの押し込み操作によってガス通路を開閉するバルブピンが進退自在に保持されたガス噴射弁において、前記バルブピンに、一端がガス容器の外部に開口し、他端がガス容器内側でバルブピンの外周面に開口する通路孔を形成し、前記バルブピンの通路孔のガス容器内側の開口の軸方向前後に、バルブケースとバルブピンの間を密閉する第1シールリングと第2シールリングを夫々配置し、このうちのガス容器内に臨む側の第1シールリングをバルブピンに一体に組み付けて、この第1シールリングをバルブピンの押し込み操作時にバルブケースから離間させるようにし、バルブピンのガス容器内側の端部にこのバルブピンの一般部よりも径の大きいピストン部を設ける一方で、バルブケースに、前記ピストン部を摺動自在に収容するシリンダ穴をガス容器内側に開口して形成し、前記ピストン部の外周面に、通路孔のガス容器内側の開口と第1シールリングを配置し、さらに、前記ピストン部の外周面の前記通路孔の開口よりもシリンダ穴の底部寄り位置に、シリンダ穴との間を密閉する第3シールリングを設け、バルブケースに、ガス容器内の圧力をシリンダ穴の底部に導入する圧力導入孔を形成するようにした。
本発明の場合、バルブピンが押し込まれない定常状態においては、第1シールリングがバルブケースに密接して通路孔とガス容器の内部の連通が遮断される。この状態からバルブピンが押し込まれると、第1シールリングがバルブケースから離間して通路孔とガス容器の内部が連通し、ガス容器内の内容物がガスと共に通路孔を通って外部に噴射される。単位時間当たりのガス噴射量の設定調整はバルブピンに形成する通路孔の径を管理することによって行われる。
さらに、本発明では、第1シールリングを径の大きいピストン部の外周面に配置したため、第1シールリングを充分な肉厚のものに設定してこのシールリングによるガス容器内と通路孔との遮断と連通を確実なものにすることができる。また、ピストン部の径が大きいことから、ピストン部のガス容器内側の端面にはガス圧による大きな力が作用するが、ピストン部の背面側にも圧力導入孔を通してガス容器内のガス圧力が作用するため、ピストン部のガス容器内側の端面で受ける力の一部は、背面側で受ける力によって相殺される。したがって、バルブピンを押し込む際のガス圧による反力は、ピストン部のガス容器内側の端面とその背面の受圧面積差に応じた力のみとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施例を図1,図2に基づいて説明する。
【0014】
図1,図2は、本発明にかかるガス噴射弁10を用いた噴射装置を示し、この噴射装置は、液化炭酸ガス等の高圧ガスと薬剤等の内容物を充填したガス容器11の口部11aにガス噴射弁10が密閉状態で取り付けられている。
【0015】
ガス噴射弁10は、ガス容器11の口部11aにかしめ固定されるバルブケース12と、このバルブケース12に摺動自在に保持されるバルブピン13を備え、バルブケース12から上方に突出したバルブピン13の先端部にノズル機能と押しボタン機能を併せ持ったノズルボタン14が嵌着固定されている。
【0016】
バルブケース12は、ガス容器11の内側に臨む側(図中下側)にシリンダ穴15が開口形成されると共に、このシリンダ穴15の底壁の中央部にガイド孔16が軸方向に貫通して形成されている。このガイド孔16内の軸方向略中間位置には環状溝30が形成され、この環状溝30に弾性体から成る第2シールリング17が収容配置されている。また、バルブケース12には、その外周面とシリンダ穴15の底部を連通する圧力導入孔18が径方向に沿って形成されており、ガス容器11の内部のガス圧をこの圧力導入孔18を通して直接シリンダ穴15の底部に導入するようになっている。
【0017】
一方、バルブピン13は、バルブケース12のガイド孔16に嵌入されて前記第2シールリング17が密接する小径の一般部13aと、バルブケース12のシリンダ穴15に嵌合される大径のピストン部13bとを備えている。また、このバルブピン13の内部には一端が一般部13aの先端面に開口し、他端がピストン部13bの外周面に開口する通路孔19が形成されている。具体的には、この通路孔19は、一般部13aの先端面(ガス容器11の外側の端部)からピストン部13bに向かって軸方向に沿って形成された軸穴19aと、この軸穴19の底部とピストン部13bの外周面を連通するように径方向に沿って形成されたオリフィス孔19bとによって構成されている。軸穴19aは比較的大径に形成され、オリフィス孔19bはこの軸穴19aの径よりも小さい所定径に形成されている。このオリフィス孔19bはガス噴射弁10の単位時間当たりのガス噴射量を決定する部分で、必要とするガス噴射量に応じてその径が適宜設定されている。
【0018】
また、ピストン部13bの外周面にはオリフィス孔19bの開口20を挟んで軸方向前後(図中下部と上部)に環状溝21,22が夫々形成され、この各環状溝21,22に弾性体から成る第1シールリング23と第3シールリング24が夫々収容されている。これらのシールリング23,24はシリンダ穴15の内周面に夫々摺動自在に密接し、第1シールリング23は、バルブピン13が上昇位置にある場合にオリフィス孔19bとガス容器11内との直接的な連通を阻止し、第3シールリング24はオリフィス孔19bとシリンダ穴15の底部との連通を常時阻止するようになっている。圧力導入孔18を通してシリンダ穴15の底部に導入されるガス圧は、シリンダ穴15の底部とオリフィス孔19bが第3シールリング24によって導通を確実に阻止されるため、ガス容器11内のガス圧と同圧のままピストン部13bの背面25(図中上端面)に作用する。
【0019】
ここで、ピストン部13bの下側の端面26はガス容器11の内部に臨んでいるため、ガス容器11の内部のガス圧は常時この端面26の全域に作用するが、上述のようにピストン部13bの背面25にも同圧が作用しているため、ピストン部13bの端面26に作用するガス圧による力の一部は背面25に作用するガス圧による力によって相殺される。つまり、ピストン部13bの端面26と背面25は、端面26側が背面25側よりも一般部13aの断面積に相当する面積分だけ受圧面積が大きくなっているため、この受圧面積差とガス圧の積に相当する力が実質的にバルブピン13を上方に押し上げるように作用する。
【0020】
また、バルブケース12のシリンダ穴15の開口端には外開きのテーパ面27が形成されており、バルブピン13が所定量以上下方に変位したときに、第1シールリング23がこのテーパ面27部分でバルブケース12から離間して、オリフィス孔19bとガス容器11の内部を導通させるようになっている。
【0021】
このガス噴射弁10は以上のような構成であるため、ノズルボタン14が押し込み操作されない定常状態においては、図1に示すように、バルブピン13がガス容器11内のガス圧による付勢力を受けて上方に位置されている。このとき、バルブピン13のピストン部13bに付設した第1シールリング23はバルブケース12のシリンダ穴15に密接しているため、バルブピン13のオリフィス孔19bとガス容器11の内部とは第1シールリング23によって遮断されている。
【0022】
また、この状態からノズルボタン14が押し込み操作されると、図2に示すように、バルブピン13の第1シールリング23がテーパ面27部分においてバルブケース12から離間し、バルブピン13のオリフィス孔19bとガス容器11の内部が導通するようになる。この結果、ガス容器11内の高圧のガスは、バルブピン13のオリフィス孔19bと軸穴19aを通り、ノズルボタン14の噴射口からガス容器11の外部に噴射される。
【0023】
ところで、このガス噴射弁10は、バルブピン13に形成した通路孔19をガス通路とし、この通路孔19を構成するオリフィス孔19b部分の径を管理することで単位時間当たりのガス噴射量を設定調整するようにしているため、製造誤差によるガス噴射量への影響が極めて小さくなり、その結果、個々の製品毎のガス噴射量のばら付きが少なくなる。したがって、すべての製品について安定したガス噴射量を得ることが可能である。
【0024】
また、このガス噴射弁10の場合、オリフィス孔19bの径は0.1mm単位で形成されるため、ガス噴射を停止した際にオリフィス孔19b内に内容物が付着しにくく、仮に付着したとしてもガス噴射量への影響が少なくなる。したがって、経時使用によってもガス噴射量が変動しにくく、常に安定したガス噴射性能を維持することが可能である。
【0025】
さらに、このガス噴射弁10においては、バルブピン13にその一般部13aよりも径の大きいピストン部13bを形成し、そのピストン部13bに第1シールリング23を付設するようにしているため、第1シールリング23を充分な肉厚に設定して、ガス容器11の内部とオリフィス孔19bとの連通と遮断を確実なものとすることができる。
【0026】
このガス噴射弁10の場合、バルブピン13にピストン部13bを設けたため、バルブピン13の端面26で受けるガス圧による力は大きくなるが、この力は圧力導入孔18を通してピストン部13bの背面25に作用するガス圧によってその大部分を相殺されるため、バルブピン13を押し込み操作する際のガス反力が増大する不具合を回避することができる。したがって、径の大きいピストン部13bを設けたにも拘わらず、バルブピン13の操作性の低下を来すことはなくなる。
【0027】
また、このガス噴射弁10にあっては、バルブピン13の通路孔19を、バルブピン13の軸方向に沿う軸穴19aと、これに交差する径方向に沿ったオリフィス孔19bによって構成するようにしたため、通路孔19の加工が極めて容易であり、また、単位時間当たりのガス噴射量も、オリフィス孔19bを穿設するための工具の径を変えるだけで容易に変更することができる。したがって、加工及び設計変更が容易であることから製造コストの低減を図ることも可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明は、単位時間当たりのガス噴射量の設定調整をバルブピンに形成する通路孔の径を管理することで行うことができるため、製造時の寸法誤差や内容物の付着によるガス噴射量のばら付きを小さくすることができるという基本的な効果を奏する。
また、第1シールリングをシール性能に優れた充分な厚みのものに設定しても径の大きいピストン部によって確実に支持できると共に、圧力導入孔を通してピストン部の背面に作用するガス圧によってバルブピンの押し込み操作時のガス反力を低減できる。したがって、この発明によれば、高圧ガスを用いた場合であっても、ガスの漏出を確実に防止することができると共に、バルブピンの操作性の低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】従来の技術を示す断面図。
【図4】同技術を示す断面図。
【符号の説明】
10…ガス噴射弁、
11…ガス容器、
12…バルブケース、
13…バルブピン、
13a…一般部、
13b…ピストン部、
15…シリンダ穴、
17…第2シールリング、
18…圧力導入孔、
19…通路孔、
19a…軸穴、
19b…オリフィス孔、
20…開口、
23…第1シールリング、
24…第3シールリング。
Claims (1)
- ガス容器の口部に固定設置されたバルブケースに、ガス容器外部からの押し込み操作によってガス通路を開閉するバルブピンが進退自在に保持されたガス噴射弁において、
前記バルブピンに、一端がガス容器の外部に開口し、他端がガス容器内側でバルブピンの外周面に開口する通路孔を形成し、前記バルブピンの通路孔のガス容器内側の開口の軸方向前後に、バルブケースとバルブピンの間を密閉する第1シールリングと第2シールリングを夫々配置し、このうちのガス容器内に臨む側の第1シールリングをバルブピンに一体に組み付けて、この第1シールリングをバルブピンの押し込み操作時にバルブケースから離間させるようにし、
バルブピンのガス容器内側の端部にこのバルブピンの一般部よりも径の大きいピストン部を設ける一方で、バルブケースに、前記ピストン部を摺動自在に収容するシリンダ穴をガス容器内側に開口して形成し、前記ピストン部の外周面に、通路孔のガス容器内側の開口と第1シールリングを配置し、さらに、前記ピストン部の外周面の前記通路孔の開口よりもシリンダ穴の底部寄り位置に、シリンダ穴との間を密閉する第3シールリングを設け、バルブケースに、ガス容器内の圧力をシリンダ穴の底部に導入する圧力導入孔を形成したことを特徴とするガス噴射弁。
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