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JP3590327B2 - 塗布現像処理システム - Google Patents

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JP3590327B2
JP3590327B2 JP2000137509A JP2000137509A JP3590327B2 JP 3590327 B2 JP3590327 B2 JP 3590327B2 JP 2000137509 A JP2000137509 A JP 2000137509A JP 2000137509 A JP2000137509 A JP 2000137509A JP 3590327 B2 JP3590327 B2 JP 3590327B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,基板の塗布現像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では,ウェハ表面にレジスト膜を形成するレジスト塗布処理,ウェハにパターンを照射して露光する露光処理,露光後のウェハに対して現像を行う現像処理,塗布処理前,露光処理前後及び現像処理後にする加熱処理,冷却処理等が行われる。これらの処理は,個別に設けられた各処理装置において行われ,これらの各処理装置は,前記一連の処理を連続して行えるように一つにまとめられ,塗布現像処理システムを構成している。
【0003】
通常,前記塗布現像処理システムは,この塗布現像処理システム内に基板を搬入出するローダ・アンローダ部と,塗布処理装置,現像処理装置,熱処理装置等を有し,前記ウェハ処理の大半が行われる処理部と,ウェハの露光処理が行われるシステム外にある露光処理部等と,前記処理部と前記露光処理部に隣接して設けられ,前記処理部と前記露光処理部間でウェハの受け渡しを行うインタフェイス部とで構成されている。
【0004】
そして,この塗布現像処理システムにおいてウェハの処理が行われる際には,ウェハに不純物が付着することを防止するために,前記塗布現像処理システム内には,空気清浄機等で清浄にされた例えば常温の空気がダウンフローとして供給され,その一方で,塗布現像処理システム内の雰囲気を排気するようにして,常温下で,ウェハを清浄な状態で処理できるようにしていた。
【0005】
また,高感度な露光を実現するために,化学増幅型レジストが使用されている。この化学増幅型レジストは,例えばアルカリ現像液には不溶なベースポリマーと,酸発生剤とを有しており,酸の触媒反応を利用して露光部分・未露光部分に極性変化を起こして高解像度を得るようになっている。露光処理部にて,マスクを用いて回路パターンをレジスト膜に露光し,このときに発生する酸により,ベースポリマーの水酸基を保護している保護基に脱離反応を起こす。その後,ウェハを熱処理装置に搬送し,露光後の加熱であるPEB(ポスト・エクスポージャーベーキング)で酸触媒反応を加速させて離脱反応を促進させ,例えば露光部分をアルカリ現像液に可溶な状態にする。そして,ウェハを現像処理装置に搬送し,可溶になった部分を現像液で除去することで,精密な回路パターンを得るようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,近年,より細かく,より精密な回路パターンを形成するために,より短い波長の光を用いた露光技術が開発されつつあり,その短い波長の光を用いた場合には,今まで問題とならなかった分子レベルの不純物,例えば,酸素,塩基性物質,オゾン,水蒸気等が精密な回路パターンの形成に悪影響を与えることが確認されている。特に露光の際に前記不純物がウェハに付着していると,適切なパターンが露光されず,歩留まりの低下は避けられない。
【0007】
したがって,処理中のウェハに前記不純物が付着しないようにする必要があるが,従来のような清浄な空気を用いることは,その空気自体に酸素等の不純物が含有されているため不適切である。
【0008】
露光時に発生する酸は,反応性が高いため,例えばウェハの搬送中に,空気中の塩基性物質と中和反応する。そうなると,酸が失活してしまい,表面難溶化層の形成や,回路パターンの線幅に変動を引き起こす。また,前記保護基の離脱反応は,温度に依存し,化学増幅型レジストの種類によっては,例えば常温の状態下でも酸の触媒反応により保護基の離脱反応が起こる。このため,PEB前の搬送中に,離脱反応が進行してしまい,パターン変形や再現性の悪化等を招くおそれがある。
【0009】
従来では無視できた程度のパターン変形も,より精密な回路パターンを要求する今日あっては改善する余地があり,従来のような清浄な空気やシステムの構成では,その要求に応えることができない。
【0010】
さらに,インタフェイス部を介してウェハが処理部と露光処理部の間を行き来することになるが,前述したように露光後では酸の中和反応や保護基の離脱反応が起こる可能性がある一方で,露光前では酸が発生しないことから,露光前後では要求されるインタフェイス部内の雰囲気の状態は異なる。そこで,インタフェイス部内において,露光後のウェハの状態に合わせた最適な雰囲気を形成することが要望されている。
【0011】
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,ウェハ等の基板に分子レベルの微細な不純物が付着するのを防止すると共に,インタフェイス部における露光前の基板経路と露光後の基板経路との雰囲気を個別に制御し,酸の失活やパターン変形等を防ぐことができる,塗布現像処理システムを提供することをその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
発明によれば,少なくとも基板に塗布膜を形成する塗布処理装置と,前記基板の現像を行う現像処理装置と,前記基板の熱処理を行う熱処理装置と,これらの塗布処理装置,現像処理装置及び熱処理装置に対して前記基板の搬入出を行う基板搬送装置とを有する処理部と,前記処理部と前記基板の露光処理を行う露光処理装置との間の経路で基板の搬送が行われるインタフェイス部とがケーシング内に備えられた塗布現像処理を行うシステムであって,前記インタフェイス部の内部を,雰囲気を遮断する仕切板によって露光前の領域と露光後の領域との2つの領域に分け,前記インタフェイス部の露光前の領域に,露光前の基板の熱処理を行う第1の熱処理装置と,露光前の基板の搬送を行う第1の搬送装置とを配置し,前記インタフェイス部の露光後の領域に,露光後の基板の熱処理を行う第2の熱処理装置と,露光後の基板の搬送を行う第2の搬送装置とを配置し,前記露光前の領域に不活性気体を供給する第1の気体供給装置と,前記露光前の領域の雰囲気を排気する第1の排気手段と,前記露光後の領域に不活性気体を供給する第2の気体供給装置と,前記露光後の領域の雰囲気を排気する第2の排気手段とを有することを特徴とする塗布現像処理システムが提供される。なお,熱処理装置,第1の熱処理装置及び第2の熱処理装置には,加熱処理装置,冷却処理装置及び加熱・冷却処理装置等が含まれる。また,前記処理部には,例えば基板を待機させておくエクステンション装置や基板と塗布液の定着性を高めるために基板上に所定の処理液を供給するアドヒージョン装置等の他の処理装置が含まれていてもよい。
【0013】
本発明の塗布現像処理システムによれば,インタフェイス部において,第1の気体供給装置によって露光前の領域に不活性気体を供給し,第1の排気手段によってこの露光前の領域の雰囲気を排気することにより,露光前の領域内から酸素や水蒸気等の不純物を除去し,清浄な状態に維持することができる。したがって,露光処理直前の加熱処理から露光処理に移行までの間,基板を清浄な雰囲気の中で搬送することができ,不純物が付着することを防止することができる。特に塗布膜が形成された基板が加熱処理された後は,基板上に不純物が付着しやすい状態になっており,さらに露光処理される際に基板に不純物が付着していると,その不純物が露光で用いられるレーザ光等のエネルギーを吸収してしまい,露光処理が好適に行われないおそれがあるが,このように露光処理直前に通過するインタフェイス部の露光前の領域を清浄な状態に維持することで,基板の処理を好適に行うことができる。なお,前記不活性気体とは,塗布現像処理システム中で用いられる処理液,例えば塗布液,現像液に対する不活性気体であり,酸素,水分,有機物を含まないもの,例えば窒素ガス,アルゴン,ネオン等である。また,本発明によれば,インタフェイス部の露光前の領域と露光後の領域とを仕切板により遮断することにより,お互いの雰囲気が干渉し合うことを防止することができ,露光前の領域と露光後の領域を各領域特有の雰囲気に維持することができる。特に,露光後の領域を低温の状態にする場合には,このように領域間の仕切板を設けることは有効である。
【0014】
また,第2の気体供給装置によって露光後の領域に不活性気体を供給し,第2の排気手段によってこの露光後の領域の雰囲気を排気することにより,前記露光前の領域と同様に,露光後の領域内の雰囲気を清浄な状態に維持することができる。特に基板に,酸の触媒反応により回路パターンの形成を図る化学増幅型レジストが使用されている場合,露光処理後に基板に不純物が付着してしまうと,酸が失活してしまうが,このように露光処理直後に通過するインタフェイス部の露光後の領域を清浄な状態に維持することで,酸の失活を防ぎ,後の現像処理を好適に行うことができるようになる。
【0015】
また,各領域に対して,それぞれ個別の気体供給装置により不活性気体を供給しているので,前記露光前の領域と前記露光後の領域とを各領域特有の雰囲気に維持することができる。
【0016】
各領域を特有の雰囲気に維持できることから,前記第2の気体供給装置は,前記第1の気体供給装置により供給される不活性気体の温度よりも温度が低い不活性気体を供給しても良いし,酸素濃度が低い不活性気体を供給しても良い。
【0017】
本発明によれば,第1の気体供給装置が例えば常温の不活性気体を露光前の領域に供給する場合,第2の気体供給装置によって常温よりも温度が低い不活性気体を供給することにより,露光後の領域の雰囲気を低温な状態に維持することができる。特に前述した化学増幅型レジストに,常温でもベースポリマーの水酸基を保護する保護基が脱離反応を起こすような性質がある場合,露光後の領域の雰囲気温度が常温以上であれば,露光後の領域内を搬送中に基板上で保護基の離脱反応が進行してしまうが,露光後の領域を低温な状態に維持することで,搬送中の保護機の離脱反応を抑えることができる。したがって,回路パターンの形成を良好に行うことができる。また,第2の気体供給装置により酸素濃度が低い不活性気体を供給することにより,露光後の領域の雰囲気内の酸素濃度を低い状態に維持することができる。これにより,酸の失活を防止することができる。
【0020】
前記処理部と前記インタフェイス部間の雰囲気を遮断する他の仕切板を有し,前記他の仕切板は,前記処理部と前記露光前の領域間で基板を受け渡しするための第1の通過口と,前記処理部と前記露光後の領域間で基板を受け渡しするための第2の通過口とを有し,前記第1の通過口は,この第1の通過口を開閉自在とする第1のシャッタを有し,前記第2の通過口は,この第2の通過口を開閉自在とする第2のシャッタを有するようにしても良い。
【0021】
前記処理部とインタフェイス部間を他の仕切板により遮断することにより,上述したように不活性気体の供給により清浄な状態に維持された前記インタフェイス部の露光前の領域と露光後の領域内に,処理部内の雰囲気が流入することが防止できる。また,第1の通過口に開閉自在な第1のシャッタを設けることにより,例えば処理部から露光前の領域に基板に渡すときにのみ第1のシャッタを開放させて基板を通過させることができる。また,第2の通過口に開閉自在な第2のシャッタを設けることにより,露光後の領域から処理部に基板に渡すときにのみ第2のシャッタを開放させて基板を通過させることができる。したがって,処理部とインタフェイス部の雰囲気が干渉し合うことを防止することができ,インタフェイス部の露光前の領域と露光後の領域を清浄なものに維持することができる。
【0022】
前記不活性気体を温度調節するようにしても良い。このように不活性気体を所定温度に調節することにより,不活性気体の供給される各領域の雰囲気を所定温度に維持することができる。
【0023】
前記インタフェイス部内の圧力は,前記露光処理装置内の圧力よりも低く設定されていることが好ましい。かかる構成によれば,前記インタフェイス部内の圧力を前記露光処理装置内の圧力よりも低くすることにより,インタフェイス部の露光前の領域及び露光後の領域内の雰囲気が,雰囲気が厳格に制御されている露光処理装置内に流入することを防止することができる。
前記第1の気体供給装置と前記第2の気体供給装置は,それぞれの不活性気体の供給量を個別に調節し,前記露光前の領域と前記露光後の領域の圧力を個別に制御できてもよい。
また,前記露光前の領域と前記露光後の領域には,基板の加熱処理と冷却処理を同じ装置内で連続して行う加熱・冷却処理装置がそれぞれ設けられていてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる塗布現像処理システム1の平面図であり,図2は,塗布現像処理システム1の正面図である。
【0025】
塗布現像処理システム1は,図1に示すように,そのケーシング1a内に,例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり,カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と,塗布現像処理工程において枚葉式に所定の処理をウェハWに施す各種処理装置を多段に配置している処理部としての処理ステーション3と,この塗布現像処理システム1に隣接して設けられている露光処理装置5との間でウェハWの受け渡しをするインタフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。
【0026】
カセットステーション2では,載置部となるカセット載置台6上の所定の位置に,複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在となっている。そして,このカセット配列方向(X方向)とカセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)に対して移送可能なウェハ搬送体7が搬送路8に沿って移動自在に設けられており,各カセットCに対して選択的にアクセスできるようになっている。
【0027】
ウェハ搬送体7は,ウェハWの位置合わせを行うアライメント機能を備えている。このウェハ搬送体7は後述するように処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属するエクステンション装置32及びアドヒージョン装置31に対してもアクセスできるように構成されている。
【0028】
処理ステーション3では,インタフェイス部4側に,基板搬送装置としての主搬送装置13が設けられており,カセットステーション2側に,3つの処理装置群G1,G2,G3が配置されている。各処理装置群G1,G2,G3では,各種処理装置が多段に配置されている。第3の処理装置郡G3を中央に挟んで,第1の処理装置群G1は現像処理システム1の正面側に配置され,第2の処理装置群G2は現像処理システム1の背面側に配置されている。前記主搬送装置13は,これらの処理装置群G1,G2,G3に配置されている後述する各種処理装置に対して,ウェハWを搬入出可能であると共に,後述するインタフェイス部に配置された処理装置群G4,G5に対してもウェハWを搬入出可能である。
【0029】
第1の処理装置群G1では,例えば図2及び図3に示すように,ウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布装置17,18が下から順に2段に配置されている。第2の処理装置群G2では,露光処理後のウェハWを現像処理する現像処理装置19,20とが下から順に2段に配置されている。第3の処理装置群G3では,ウェハWを冷却処理するクーリング装置30,レジスト液とウェハWとの定着性を高めるためのアドヒージョン装置31,ウェハWを待機させるエクステンション装置32,現像処理後のウェハWを冷却するクーリング装置33,34及び現像処理後のウェハWに加熱処理を施すポストベーキング装置35,36等が下から順に例えば7段に重ねられている。
【0030】
インタフェイス部4は,第1の熱処理装置を有する第4の処理装置群G4と,第1の搬送装置としての第1のウェハ搬送体40とが配置された露光前の領域S1と,第2の熱処理装置を有する第5の処理装置郡G5と,第2の搬送装置としての第2のウェハ搬送体41とが配置された露光後の領域S2とを有している。さらに露光前の領域S1と露光後の領域S2との雰囲気を仕切板42により遮断しており,露光前の領域S1と露光後の領域S2とを異なる雰囲気にすることができる。
【0031】
第4の処理装置群G4では,例えばクーリング装置50,露光処理前のウェハWを載置し,一旦待機させるためのエクステンション装置51,52,露光処理前のウェハWを加熱してレジスト液中の溶剤を蒸発させ,その後所定温度に冷却する加熱・冷却処理装置53,54,55,56(図3中のPREBAKE/COL)等が下から順に例えば7段に積み重ねられている。
【0032】
前記加熱・冷却処理装置53は,図5に示すように,そのケーシング53a内の基台53b上にウェハWを加熱するための円盤状の熱板58と,その熱板58上まで移動し,熱板58上からウェハWを受け取って冷却する冷却板59を有している。そして,同じ装置内でウェハWの加熱・冷却処理を連続して行い,加熱によってウェハWに与える熱履歴を常に一定に保つことができるようになっている。なお,他の加熱・冷却処理装置54〜56も同じ構成を有している。
【0033】
第1のウェハ搬送体40は,X,Y方向(図1中の上下方向,左右方向),Z方向(垂直方向)の移動とθ方向(Z軸を中心とする回転方向)の回転が自在にできるように構成されており,第4の処理装置群G4に属する各種処理装置,周辺露光装置57及び露光処理装置5に対してアクセスして,各々に対してウェハWを搬送できるように構成されている。
【0034】
第5の処理装置群G5では,例えばクーリング装置60,露光処理後のウェハWを載置し,一旦待機させるためのエクステンション装置61,62,露光処理後のウェハWを加熱し,その後所定温度に冷却する加熱・冷却処理装置63,64,65,66(図3中のPEB/COL)等が下から順に例えば7段に積み重ねられている。
【0035】
前記加熱・冷却処理装置63〜66は,前記前記加熱・冷却処理装置53と同様の構成を有している。第2のウェハ搬送体41は,前記第1のウェハ搬送体40と同様に構成されており,第5の処理装置群G5に属する各種処理装置及び露光処理装置5に対してアクセスして,各々に対してウェハWを搬送できるように構成されている。
【0036】
処理ステーション3とインタフェイス部4との間には,仕切板70が設けられている。この仕切板70により,処理ステーション3とインタフェイス部4内の雰囲気との雰囲気を遮断する。この仕切板70の前記第4の処理装置群G4に属するエクステンション装置51,52に対向する位置には,第1の通過口71が設けられており,前記主搬送装置13は,エクステンション装置51,52に対してアクセスし,処理ステーション3から露光前の領域S1にウェハWを搬入できるようになっている。さらに,この第1の通過口71には,第1の通過口71を開閉自在とする第1のシャッタ72が設けられており,ウェハWが第1の通過口71を通過する場合にのみ第1のシャッタ72が開放され,それ以外の時は第1のシャッタ72が閉じられるようになっている。
【0037】
仕切板70の前記第5の処理装置群G5に属するエクステンション装置61,62に対向する位置には,第2の通過口73が設けられており,前記主搬送装置13は,エクステンション装置61,62に対してアクセスし,露光後の領域S2から処理ステーション3にウェハWを搬出できるようになっている。さらに,この第2の通過口73には,第2の通過口73を開閉自在とする第2のシャッタ74が設けられており,ウェハWが第2の通過口73を通過する場合にのみ第2のシャッタ74が開放され,それ以外の時は第2のシャッタ74が閉じられるようになっている。
【0038】
また,ウェハWの露光処理を行う露光処理装置5は,インタフェイス部4に隣接して設けられている。この露光処理装置5は,その露光処理装置5のケーシング5aにより密閉されており,露光処理装置5内の雰囲気を厳格に制御できるように構成されている。また,ケーシング5aにおいてインタフェイス部4の露光前の領域S1側には,ウェハWをインタフェイス部4から露光処理装置5に搬入する通過口75が設けられており,この通過口75には,通過口75を開閉自在とするシャッタ76が設けられている。また,ケーシング5aにおいてインタフェイス部4の露光後の領域S2側には,ウェハWを露光処理装置5からインタフェイス部4に搬出する通過口77が設けられており,この通過口77には,通過口77を開閉自在とするシャッタ78が設けられている。
【0039】
インタフェイス部4の露光前の領域S1の上部には不活性気体を供給する第1の気体供給装置80が,露光後の領域S2の上部には第2の気体供給装置81がそれぞれ設けられており,第1の気体供給装置80から露光前の領域S1に,第2の気体供給装置81から露光後の領域S2に不活性気体を個別に供給することができるようになっている。
【0040】
これらの気体供給装置80,81には,図示しない供給源等から供給された不活性気体を所定の温度,湿度に調節する機能と,不活性気体中の微粒子を除去するULPAフィルタ80a,81aがそれぞれ設けられており,インタフェイス部4の露光前の領域S1及び露光後の領域S2は,各領域毎に温湿調され,清浄化された不活性気体が供給できるようになっている。特に第2の気体供給装置81は,露光前の気体供給装置80により供給される不活性気体の温度よりも温度が低い不活性気体を供給するように設定されており,露光前の領域S1と露光後の領域S2の雰囲気には,温度差がある。
【0041】
前記露光前の領域S1の下部には第1の排気管82が,前記露光後の領域S2の下部には第2の排気管83がそれぞれ設けられており,各領域内の雰囲気が排気されるように構成されている。したがって,前記各気体供給装置80,81から前記各領域内に供給された不活性気体が,各領域内を通って,各排気管82,83から排気されるように構成されており,各領域内の不純物,例えば酸素,塩基性物資,オゾン,水蒸気等を除去し,各領域内を清浄な雰囲気に維持できるようになっている。また,露光前の領域S1内の圧力は第1の気体供給装置80の不活性気体の供給量を調節することにより,露光後の領域S2内の圧力は第2の気体供給装置81の不活性気体の供給量を調節することにより,それぞれ所定の圧力に制御できるようになっている。
【0042】
次に,以上のように構成された塗布現像処理システム1で行われるフォトリソグラフィー工程のプロセスを説明する。
【0043】
先ず,ウェハWの処理が開始される前に,第1の気体供給装置80によってインタフェイス部4の露光前の領域S1内に所定温度及び湿度,例えば23℃,45%に調節され,微粒子が除去された不活性気体が供給される。また,第2の気体供給装置81によってインタフェイス部4の露光後の領域S2内に,例えば15℃,50%に調整され,微粒子が除去された不活性気体が供給される。そして,各領域内の雰囲気を微粒子及び酸素,塩基性物質等の不純物を含まない清浄な雰囲気に置換し,さらに露光後の領域S2内を露光前の領域S1に比較して低温な状態にし,以後,その状態を維持するようにする。このとき,露光前の領域S1内の圧力P1,露光後の領域S2内の圧力P2,露光処理装置5内の圧力P3は,P3>P1=P2の関係になるように設定し,インタフェイス部4内の雰囲気が,露光処理装置5内に流入することを防止する。また,塗布現像処理システム1の配置されているクリーンルーム内の圧力P0は,露光前の領域S1内の圧力P1,露光後の領域S2内の圧力P2,露光処理装置5内の圧力P3,カセットステーション2内の圧力,処理ステーション3内の圧力よりも低く設定され,不純物,微粒子等を含有している不純物,微粒子等を含有しているクリーンルーム内の雰囲気が直接塗布現像処理システム1内に流入することを防止する。
【0044】
そして,ウェハWの処理が開始されると,先ずカセットステーション2において,ウェハ搬送体7がカセットCから未処理のウェハWを1枚取りだし,処理ステーション3のアドヒージョン装置31に搬入する。
【0045】
次いで,アドヒージョン装置31において,レジスト液との密着性を向上させるHMDSなどの密着強化剤を塗布されたウェハWは,主搬送装置13によって,クーリング装置30搬送され,所定の温度に冷却される。その後,ウェハWは,レジスト塗布装置17又は18に搬送され,レジスト塗布処理が施される。そして,レジスト膜が形成されたウェハWは,主搬送装置13によって,エクステンション装置51又は52に搬送される。このとき,第1のシャッタ72が一時的に開放され,ウェハWがエクステンション装置51又は52に搬入されると,再び第1のシャッタ72は閉じられる。
【0046】
清浄な雰囲気に維持された露光前の領域S1内で,ウェハWは,第1のウェハ搬送体40によって,エクステンション装置51又は52から加熱・冷却処理装置53,54,55又56(図3中のPREBAKE/COL)に搬送される。加熱・冷却処理装置53,54,55又56では,加熱・冷却処理が施される。このとき,加熱処理及び冷却処理を個別に設けられた各装置で順次行うのではなく,加熱・冷却処理装置53等のように単一の装置内で加熱・冷却処理を行うことにより,ウェハWが加熱処理されてから冷却処理されるまでの時間を常に一定にすることができるため,加熱によってウェハWに与えられる熱履歴をウェハW間において同一にすることができる。
【0047】
その後,ウェハWは,第1のウェハ搬送体40によって,加熱・冷却処理装置53,54,55又56から周辺露光装置57に搬送される。周辺露光装置57でウェハWの周辺部が露光された後,ウェハWは,通過口75を通して露光処理装置5に搬送される。このとき,シャッタ76が開放され,ウェハWが露光処理装置5に搬送されると,シャッタ76は再び閉じられる。
【0048】
次いで,露光処理装置5において,ウェハW上のレジスト膜に対して所定のパターンが露光される。レジスト膜には,化学増幅型レジストが用いられており,この化学増幅型レジストは,後の現像処理で用いられるアルカリ現像液に不溶なベースポリマーと,酸発生剤とを含有している。図8に示すように,レジスト膜100の露光部分では,酸(H)が発生して触媒反応が起こる。露光が終了したウェハWは,第2のウェハ搬送体41によって,通過口77を通して露光処理装置5内から搬出される。このとき,シャッタ78が開放され,ウェハWが露光処理装置5内から搬出されると,シャッタ78は再び閉じられる。
【0049】
低温,かつ清浄な雰囲気に維持された露光後の領域S2内で,ウェハWは,加熱・冷却処理装置63,64,65又は66(図3中のPEB/COL)に搬送され,露光処理後の加熱,冷却処理が順次施される。露光処理後の加熱であるPEBでは,酸を熱拡散させて露光部分で触媒反応を促し,ベースポリマーの水酸基を保護している保護基を外す。このため,露光部分は,アルカリ現像液に可溶な状態になり,未露光部分は,アルカリ現像液に不溶な状態のままになる。ここで,例えばベースポリマーがポリビニールフェノールである場合の化学増幅型レジストの典型的な反応モデルを[化1]に示す。
【0050】
【化1】
Figure 0003590327
【0051】
その後,ウェハWは,第2のウェハ搬送体41によって,加熱・冷却処理装置63,64,65又66からエクステンション装置61又は62に搬送される。その後,ウェハWは,主搬送装置13によって,エクステンション装置61又62内から搬出される。このとき,第2のシャッタ74が開放され,ウェハWが露光処理装置5内から搬出されると,第2のシャッタ74は再び閉じられる。
【0052】
その後,ウェハWは,現像処理装置19又は20に搬送され,現像処理され,図9に示すように,露光部分が除去されて所定の回路パターンが形成される。そして,現像処理されたウェハWは,ポストベーキング装置35又は36に搬送されて加熱され,その後クーリング装置33又は34に搬送され,所定温度に冷却される。そして,第3の処理装置群のエクステンション装置32に搬送され,そこからウェハ搬送体7によって,カセットステーション2のカセットCに戻される。以上の工程により,一連のフォトリソグラフィー工程が終了する。
【0053】
以上の実施の形態によれば,第1の気体供給装置80によって露光前の領域S1に不活性気体を供給し,第1の排気手段82によってこの露光前の領域S1の雰囲気を排気することにより,露光前の領域S1内から酸素や水蒸気等の不純物を除去し,清浄な状態に維持することができる。したがって,露光処理直前の加熱処理(PREBAKE)から露光処理に移行までの間,ウェハW清浄な雰囲気の中で搬送することができ,不純物が付着することを防止することができる。
【0054】
特にレジスト膜が形成されたウェハWが加熱処理された後は,ウェハW上に不純物が付着しやすい状態になっており,さらに露光処理される際にウェハWに不純物が付着していると,その不純物が露光で用いられるレーザ光等のエネルギーを吸収してしまい,露光処理が好適に行われないおそれがあるが,このように露光処理直前に通過するインタフェイス部4の露光前の領域S1を清浄な状態に維持することで,ウェハWの露光処理を好適に行うことができ,ウェハWの歩留まりに大きく貢献する。また,露光処理装置5内で用いられるレーザ光の波長が短ければ短いほど,不純物による影響が大きくなるので,短い波長,例えば157nmのレーザ光を用いた場合にその効果は大きい。
【0055】
また,第2の気体供給装置81によって露光後の領域S2に不活性気体を供給し,第2の排気管83によってこの露光後の領域S2の雰囲気を排気することにより,露光前の領域S1と同様に,露光後の領域S2の雰囲気を清浄な状態に維持することができる。
【0056】
特にウェハWに,酸の触媒反応により回路パターンの形成を図る化学増幅型レジストが使用されている場合,露光処理後にウェハWに不純物(例えば塩基性物質)が付着してしまうと,酸が失活してしまうが,このように露光処理直後に通過するインタフェイス部4の露光後の領域S2を清浄な状態に維持することで,酸の失活を防ぎ,後の現像処理を好適に行うことができるようになる。
【0057】
また,各領域に対しては個別の気体供給装置により不活性気体を供給し,さらに露光前の領域S1と露光後の領域S2とを仕切板42により遮断することにより,お互いの雰囲気が干渉し合うことを防止することができ,露光前の領域S1と露光後の領域S2を各領域特有の雰囲気に維持することができる。したがって,インタフェイス部における露光前のウェハ経路と露光後のウェハ経路の雰囲気を個別に制御することができる。
【0058】
特に第2の気体供給装置81によって常温よりも温度が低い不活性気体を供給しているので,露光後の領域S2内を低温の状態に維持することができる。前述した化学増幅型レジストに,常温でもベースポリマーの水酸基を保護する保護基が脱離反応を起こすような性質がある場合,露光後の領域S2の温度雰囲気が常温以上であれば,露光後の領域S2内を搬送中にウェハW上で保護基の離脱反応が進行してしまうが,露光後の領域S2を低温な状態に維持することで,搬送中の保護機の離脱反応を抑えることができる。例えば露光後に行われる加熱処理(PEB)では,酸の触媒反応を一気に加速させて保護基の離脱反応を適切に進行させ,露光部分・未露光部分の極性変化を完了させることができる。したがって,回路パターンの形成を良好に行うことができ,後の現像処理を好適に行うことができる。
【0059】
第1の気体供給装置80,第2の気体供給装置81は,何れも温度調整機能を有しているので,露光前の領域S1,露光後のS2をそれぞれ所定温度に維持することができる。
【0060】
露光前の領域S1内の圧力P1及び露光後の領域S2内の圧力P2を露光処理装置5内の圧力P3よりも低くすることにより,露光前の領域S1内及び露光後の領域S2内の雰囲気が,雰囲気が厳格に制御されている露光処理装置5内に流入することを防止することができる。
【0061】
なお,本発明の実施の形態の一例について説明したが,本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。カセットステーション2の上部及び処理ステーション2の上部に,それぞれ気体供給装置を設け,これらの下部に,それぞれ排気管を設けて,カセットステーション2及び処理ステーション3内も,清浄な状態に維持すると良い。そうすれば,塗布現像処理システム1全体を清浄な状態に維持することができ,一連のフォトリソグラフィー工程を好適に行うことができる。
【0062】
また,不活性気体の消費量を節約するために,例えば各領域から排気された不活性気体の一部又は全部を回収し,その後に清浄化し,各気体供給装置80,81に送って不活性気体として再利用しても良い。
【0063】
なお,以上で説明した実施の形態は,半導体ウェハデバイス製造プロセスのフォトリソグラフィー工程におけるウェハWの塗布現像処理システムについてであったが,本発明は半導体ウェハ以外の基板例えばLCD基板の塗布現像処理システムにおいても応用できる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば,塗布現像処理システム内に不活性気体を供給して,酸素,塩基性物質,オゾン,有機物等の分子レベルの不純物が基板に付着することが防止できるため,その不純物に影響されることなく基板の処理が好適に行われ,歩留まりの向上が図られる。また,インタフェイス部における露光前の基板経路と露光後の基板経路の雰囲気を個別に制御することができる。
【0065】
特に化学増幅型レジストを用いる場合,露光の際に発生する酸が,空気中の塩基性物質と反応して失活する事態を防止することができる。また,露光後の領域内を低温に維持することができるので,搬送中の保護基の離脱反応を抑えることができる。したがって,後の現像処理を好適に行うことができる。
【0066】
本発明によれば,露光前の領域と露光後の領域を,清浄かつ各領域特有の雰囲気に維持することができ,また各領域を所定温度に維持することができる。さらに露光前の領域及び露光後の領域の雰囲気が,雰囲気が厳格に制御されている露光処理装置内に流入することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの外観を示す平面図である。
【図2】図1の塗布現像処理システムの正面図である。
【図3】処理ステーションの縦断図の説明図である。
【図4】インタフェイス部の縦断図の説明図である。
【図5】図1の塗布現像処理システム1内の加熱・冷却処理装置の概略を示す横断面図である。
【図6】インタフェイス部に供給される不活性気体の流れの状態を塗布現像処理システムの側方からみた場合の説明図である。
【図7】インタフェイス部に供給される不活性気体の流れの状態を示す縦断面の説明図である。
【図8】回路パターンが露光されるレジスト膜の様子を示す説明図である。
【図9】現像後のレジスト膜の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 塗布現像処理システム
4 インタフェイス部
5 露光処理装置
40 第1のウェハ搬送体
41 第2のウェハ搬送体
42,70 仕切板
71 第1の通過口
72 第1のシャッタ
73 第2の通過口
74 第2のシャッタ
80 第1の気体供給装置
81 第2の気体供給装置
82 第1の排気管
83 第2の排気管
S1 露光前の領域
S2 露光後の領域
W ウェハ

Claims (7)

  1. 少なくとも基板に塗布膜を形成する塗布処理装置と,前記基板の現像を行う現像処理装置と,前記基板の熱処理を行う熱処理装置と,これらの塗布処理装置,現像処理装置及び熱処理装置に対して前記基板の搬入出を行う基板搬送装置とを有する処理部と,
    前記処理部と前記基板の露光処理を行う露光処理装置との間の経路で基板の搬送が行われるインタフェイス部とがケーシング内に備えられた塗布現像処理を行うシステムであって,
    前記インタフェイス部の内部を,雰囲気を遮断する仕切板によって露光前の領域と露光後の領域との2つの領域に分け,
    前記インタフェイス部の露光前の領域に,露光前の基板の熱処理を行う第1の熱処理装置と,露光前の基板の搬送を行う第1の搬送装置とを配置し,
    前記インタフェイス部の露光後の領域に,露光後の基板の熱処理を行う第2の熱処理装置と,露光後の基板の搬送を行う第2の搬送装置とを配置し,
    前記露光前の領域に不活性気体を供給する第1の気体供給装置と,
    前記露光前の領域の雰囲気を排気する第1の排気手段と,
    前記露光後の領域に不活性気体を供給する第2の気体供給装置と,
    前記露光後の領域の雰囲気を排気する第2の排気手段とを有することを特徴とする,塗布現像処理システム。
  2. 前記第2の気体供給装置は,前記第1の気体供給装置により供給される不活性気体の温度よりも温度が低い不活性気体を供給することを特徴とする,請求項1に記載の塗布現像処理システム。
  3. 前記第2の気体供給装置は,酸素濃度が低い不活性気体を供給することを特徴とする,請求項1又は2のいずれかに記載の塗布現像処理システム。
  4. 前記処理部と前記インタフェイス部間の雰囲気を遮断する他の仕切板を有し,
    前記他の仕切板は,前記処理部と前記露光前の領域間で基板を受け渡しするための第1の通過口と,前記処理部と前記露光後の領域間で基板を受け渡しするための第2の通過口とを有し,
    前記第1の通過口は,この第1の通過口を開閉自在とする第1のシャッタを有し,
    前記第2の通過口は,この第2の通過口を開閉自在とする第2のシャッタを有することを特徴とする,請求項1,2又は3のいずれかに記載の塗布現像処理システム。
  5. 前記不活性気体の温度を調節する温度調節手段を有することを特徴とする請求項1,2,3又は4のいずれかに記載の塗布現像処理システム。
  6. 前記第1の気体供給装置と前記第2の気体供給装置は,それぞれの不活性気体の供給量を個別に調節し,前記露光前の領域と前記露光後の領域の圧力を個別に制御できることを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載の塗布現像処理システム。
  7. 前記露光前の領域と前記露光後の領域には,基板の加熱処理と冷却処理を同じ装置内で連続して行う加熱・冷却処理装置がそれぞれ設けられていることを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の塗布現像処理システム。
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