JP3588611B2 - 選択装置、選択方法、ならびに、プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、選択装置、選択方法、ならびに、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータやPDA(Personal Data Assistant)、携帯電話、ゲーム装置などを用いた各種の情報処理においては、複数の項目からいずれかをユーザに選択させる(典型的には1つの項目を選択させるが、複数の項目を選択させる場合もある。)選択入力の技術が極めて重要である。このような選択入力の技術については、たとえば以下の文献に開示されている。
【非特許文献1】
tatuya、携帯端末を使いこなすPDAプログラミングのコツ、月刊C MAGAZINE、2000年9月号、43頁〜68頁、ソフトバンクパブリッシング株式会社、2000年9月1日発行
【0003】
このような選択入力では、選択可能な項目をメニュー表示やリスト表示して表示したり、画面上の所定の位置にそれぞれを表示したりした上で、ユーザが各種のキーボードやマウス等を利用して、所望の項目を選択することによって、ユーザの入力結果を得る。
【0004】
一方、インターネットのウェブサーバでは、ユーザがアクセスした時刻をそのまま表示したり、当該時刻における天気を表示したりするなどのサービスが行われている。また、当該ウェブサーバにアクセスした場合に、ユーザごとに、所望の初期画面を設定できるようにしているものもある。
【0005】
また、携帯電話を用いた情報サービスにおいては、利用可能なサービスが選択可能な項目として表示されるが、当該項目の表示順が、最近の所定の時間内の利用者の数によって決まるようなものがある。
【0006】
また、メニュー表示の中で、最近使った項目を優先して表示し、あまり使われていない項目は表示を隠すことによって、ユーザの利便性を高めようとする試みもされている。
【0007】
一方で、コンピュータ通信網によくアクセスするユーザや、ネットワーク参加型ゲームをよく利用するプレイヤーは、利用時間帯(曜日や祝日等による分類を含む。)や天気、同時に利用しているユーザ数・プレイヤー数など、種々の状況によって選択する項目に特定の傾向が見られる場合が多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、ユーザ固有の項目選択の傾向に応じて当該ユーザが項目の選択をより容易にできるようにする選択技術が常に求められている。
【0009】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、効率良く項目の選択を行うのに好適な選択装置、選択方法、ならびに、これらをコンピュータによって実現するプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示する。
【0011】
本発明の第1の観点に係る選択装置は、時刻取得部と、履歴記憶部と、項目表示部と、項目選択部と、履歴更新部と、を備え、以下のように構成する。
【0012】
まず、時刻取得部は、現在の時刻情報を提供する時刻提供装置から、コンピュータ通信網を介して、もしくは、無線通信により、現在の時刻を取得する。たとえば、NTP(Network Time Protocol)サーバやSNTP(Simple NTP)サーバにインターネットを介してアクセスしたり、電波時計を利用して常に正確な時刻が取得できるようにして、現在の日時の情報を取得する。
【0013】
一方、履歴記憶部は、過去に選択が行われた状況(少なくとも時間帯を含む。)と、当該状況下において選択された項目の履歴と、を対応付けて記憶する。過去に選択が行われた状況としては、時間帯の分類によるもの(たとえば、当該選択の日時そのものにより分類する手法、1日を6時間ごとに区切る手法、1週間を曜日で区切る手法、平日と土曜日・日曜日・祝祭日に区切る手法など。)のほか、天気や、所定のサービスを現在利用しているユーザ数などの状況が採用できる。選択された項目の履歴としては、各項目ごとのその状況における選択回数のみを記憶するのが典型的である。選択された項目に関する状況や項目そのものの各種の情報をすべて記憶して履歴としても良いし、最近数回については各種情報をすべて記憶してそれ以前については当該項目の回数を記憶する、等の種々の手法が採用できる。
【0014】
さらに、項目表示部は、取得された時刻を所定の時間帯のいずれかに分類し、履歴記憶部から、現在の状況(少なくとも当該分類された時間帯を含む。)に合致する状況に対応付けて記憶された項目の履歴を取得し、複数の項目のそれぞれを、当該取得された履歴から決定した表示位置に表示する。典型的には、履歴として当該状況下での選択回数を採用し、これが多い順に項目を整列して表示する。この場合、項目の選択に、項目のいずれかを指すカーソルを用いる場合、当該カーソルは、選択回数が最も多い項目に自動的に移動させることが望ましい。
【0015】
そして、項目選択部は、表示された複数の項目からいずれかをユーザに選択させて、これを選択結果として出力する。出力された選択結果は、本装置を用いる外部の装置やプログラム実行の処理において利用される。
【0016】
一方、履歴更新部は、当該現在の状況と、当該選択された項目と、を対応づけて、履歴記憶部に履歴として記憶させる。すなわち、今回の選択項目に関する種々の情報が、履歴記憶部に追加されることとなるので、これ以後に本選択装置が利用された場合、今回の状況や選択結果も項目を表示する際に用いる履歴として利用されることとなる。
【0017】
本発明を適用することにより、選択装置を利用するユーザの時間帯等における状況に応じて項目の表示方式を変更することができ、その状況で選択される可能性が高い項目をユーザに選択しやすくさせることができる。
【0018】
また、本発明の選択装置において、履歴記憶部は、項目表示部および履歴更新部とコンピュータ通信網を介して接続され、項目表示部は、当該現在の状況と、当該項目の履歴と、を、当該コンピュータ通信網を介して、履歴記憶部から取得し、履歴更新部は、当該現在の状況と、当該選択された項目と、を、当該コンピュータ通信網を介して、履歴記憶部に記憶させるように構成することができる。
【0019】
ネットワークゲームのサーバ装置とゲーム装置とがインターネットを介して通信するような態様に本発明を適用すると、履歴記憶部はサーバ装置側に、それ以外の要素はゲーム装置側に、それぞれ配置される。したがって、ゲーム装置の能力に制限があるような場合であっても、サーバ装置側で大量の履歴を維持管理することができる。
【0020】
すなわち、本発明を適用すれば、履歴記憶部以外の要素が有する記憶装置の記憶容量には入り切らない量の履歴を、コンピュータ通信網を介して接続された履歴記憶部で維持管理できるほか、履歴記憶部において、履歴記憶部以外の要素とは独立して、当該履歴の保存フォーマットを変更するなどの管理上の自由度を高めることができる。
【0021】
また、本発明の選択装置において、履歴記憶部は、当該過去に選択が行われた状況として、当該選択装置が起動してから何回目に行われた選択であるか、を、さらに記憶し、項目表示部は、現在の状況として、以降の選択部によるユーザの選択が、当該選択装置が起動してから何回目に行われる選択であるか、をさらに採用して履歴を取得し、履歴更新部は、当該現在の状況として、選択部によるユーザの選択が、当該選択装置が起動してから何回目に行われる選択であったか、をさらに採用して履歴として記憶させる。
【0022】
たとえば、ゲーム装置に本発明を適用した場合、ゲーム開始直後(ゲーム装置の電源をONにして当該ゲームを開始した直後)、すなわち、初めて本発明の選択装置が起動したときに選択しうる項目のうち、所定の項目が選択される可能性が高い、という傾向が見られる。たとえば、「新規ゲーム」「ロード」「各種設定」という項目が並んでおり、ゲームを開始した直後では、時刻にかかわらずほとんどの場合「ロード」が選択される。ついで「お知らせ」「現在のステータス」という項目が並んで表示された場合、時刻にかかわらず、「お知らせ」が選択される可能性が高い。
【0023】
本発明によれば、このように、時間帯等の状況にかかわらず、起動以後に当該選択装置を利用して選択を行った回数によって、項目の表示位置を決めることができ、当該回数を含む状況と選択された項目の情報を記憶させることによって、次回以降の起動時の項目の選択処理に今回の選択結果を反映させることができる。
【0024】
また、本発明の選択装置は、表示位置情報取得部をさらに備え、表示位置情報取得部は、所定の条件が満たされる場合、項目の表示位置を提供する表示位置提供装置から、コンピュータ通信網を介して、当該複数の項目のそれぞれの表示位置を取得し、項目表示部は、当該複数の項目のそれぞれの表示位置が取得された場合、複数の項目のそれぞれを、「当該取得された履歴から決定した表示位置」にかえて「当該取得された表示位置」に表示するように構成することができる。「所定の条件」とは、たとえば、選択装置を含むハードウェアのリアルタイムクロック等で管理されている時刻情報と、外部のSNTPサーバ等で管理されている時刻情報と、の差が、所定の値よりも大きい場合、などをいう。この場合、「時刻合わせ」に相当する項目を先頭に表示することが考えられる。
【0025】
本発明の他の観点に係る選択方法は、時刻取得工程と、項目表示工程と、項目選択工程と、履歴更新工程と、を備え、過去に選択が行われた状況(少なくとも時間帯を含む。)と、当該状況下において選択された項目の履歴と、を対応付けて記憶する履歴記憶部を用い、以下のように構成する。
【0026】
すなわち、時刻取得工程では、現在の時刻情報を提供する時刻提供装置から、コンピュータ通信網を介して、もしくは、無線通信により、現在の時刻を取得する。
【0027】
一方、項目表示工程では、取得された時刻を所定の時間帯のいずれかに分類し、履歴記憶部から、現在の状況(少なくとも当該分類された時間帯を含む。)に合致する状況に対応付けて記憶された項目の履歴を取得し、複数の項目のそれぞれを、当該取得された履歴から決定した表示位置に表示する。
【0028】
さらに、項目選択工程では、表示された複数の項目からいずれかをユーザに選択させて、これを選択結果として出力する。
【0029】
そして、履歴更新工程では、当該現在の状況と、当該選択された項目と、を対応づけて、履歴記憶部に履歴として記憶させる。
【0030】
本発明の他の観点に係るプログラムは、コンピュータを、時刻取得部、履歴記憶部、項目表示部、項目選択部、および履歴更新部として以下のように機能させるように構成する。
【0031】
すなわち、時刻取得部は、現在の時刻情報を提供する時刻提供装置から、コンピュータ通信網を介して、もしくは、無線通信により、現在の時刻を取得する。
【0032】
さらに、履歴記憶部は、過去に選択が行われた状況(少なくとも時間帯を含む。)と、当該状況下において選択された項目の履歴と、を対応付けて記憶する。
【0033】
そして、項目表示部は、取得された時刻を所定の時間帯のいずれかに分類し、履歴記憶部から、現在の状況(少なくとも当該分類された時間帯を含む。)に合致する状況に対応付けて記憶された項目の履歴を取得し、複数の項目のそれぞれを、当該取得された履歴から決定した表示位置に表示する。
【0034】
一方、項目選択部は、表示された複数の項目からいずれかをユーザに選択させて、これを選択結果として出力する。
【0035】
さらに、履歴更新部は、当該現在の状況と、当該選択された項目と、を対応づけて、履歴記憶部に履歴として記憶させる。
【0036】
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記録媒体に記録することができる。上記プログラムは、当該プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記録媒体は、当該コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を説明する。以下では、理解を容易にするため、ゲーム装置に本発明が適用される実施形態を説明するが、各種のコンピュータ、PDA、携帯電話などの情報処理装置においても同様に本発明を適用することができる。すなわち、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0038】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る選択装置が実現される典型的なゲーム装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
【0039】
ゲーム装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、インターフェース104と、コントローラ105と、外部メモリ106と、画像処理部107と、DVD(Digital Versatile Disk)−ROMドライブ108と、NIC(Network Interface Card)109と、を備える。
【0040】
ゲーム用のプログラムおよびデータを記憶したDVD−ROMをDVD−ROMドライブ108に装着して、ゲーム装置100の電源を投入することにより、当該プログラムが実行され、本実施形態の選択装置が実現される。
【0041】
CPU 101は、ゲーム装置100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。
【0042】
ROM 102には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、DVD−ROMに記録されたプログラムをRAM 103に読み出してCPU 101による実行が開始される。また、ROM 102には、ゲーム装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータを記録される。
【0043】
RAM 103は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他ゲームの進行やチャット通信に必要なデータが保持される。
【0044】
インターフェース104を介して接続されたコントローラ105は、ユーザがゲーム実行の際に行う操作入力を受け付ける。
【0045】
図2は、コントローラ105の外観を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
【0046】
コントローラ105の左方には、上下左右を示す操作入力を行うのに利用される↑ボタン201、↓ボタン202、←ボタン203、→ボタン204が配置されている。
【0047】
右方には、決定操作入力を行うのに利用される○ボタン205、取消操作入力を行うのに利用される×ボタン206、メニュー表示等の指示入力を行うのに利用される△ボタン207、その他の指示入力を行うのに利用される□ボタン208が配置されている。
【0048】
中央には、SELECTボタン209、STARTボタン210のほか、アナログ入力の開始・停止を指示するためのANALOGボタン211、および、アナログ入力が有効か無効かを表示するためのインジケータ212が配置されている。
【0049】
また中央下部には、上下左右に限らない方向に大きさを伴う指示入力を行うためのジョイスティック213、214が配置されている。
【0050】
さらに、上方には、各種の指示入力に用いることができるL1ボタン215、L2ボタン216、R1ボタン217、R2ボタン218が配置されている。
【0051】
コントローラ105の各ボタン201〜208、215〜218には、圧力センサが配備され、アナログ入力が有効となっている場合には、いずれのボタンが押圧操作されているかを検知することができるほか、ユーザの押圧操作の圧力の大きさを0〜255の256段階で得ることができる。
【0052】
コントローラ105のジョイスティック213、214は、ひずみゲージが配備され、これらがどの方向にどれだけ曲げられているか、を検知することができる。
【0053】
図1に戻り、インターフェース104を介して脱自在に接続された外部メモリ106には、ゲームの進行状態を示すデータ、チャット通信のログ(記録)のデータなどが書き換え可能に記憶される。ユーザは、コントローラ105を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ106に記録することができる。
【0054】
DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROMには、ゲームを実現するためのプログラムとゲームに付随する画像データや音声データが記録される。CPU 101の制御によって、DVD−ROMドライブ108は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 103等に一時的に記憶される。
【0055】
画像処理部107は、DVD−ROMから読み出されたデータをCPU 101や画像処理部107が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部107が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され画像処理部107に接続されるモニタ(図示せず)へ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。
【0056】
画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算やαブレンディング等の透過演算、各種の飽和演算を高速に実行できる。
【0057】
また、仮想3次元空間に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想3次元空間に配置されたポリゴンを俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
【0058】
さらに、CPU 101と画像演算プロセッサが協調動作することにより、文字の形状を定義するフォント情報にしたがって、文字列を2次元画像としてフレームメモリへ描画したり、各ポリゴン表面へ描画することが可能である。フォント情報は、ROM 102に記録されているが、DVD−ROMに記録された専用のフォント情報を利用することも可能である。
【0059】
NIC 109は、ゲーム装置100をインターネット等のコンピュータ通信網(図示せず)に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格にしたがうものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integraged Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line Modem)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 101との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
【0060】
インターネット内のSNTPサーバにNIC 109を介して接続し、ここから情報を得ることによって現在の日時情報を得ることができる。また、各種のネットワークゲームのサーバ装置が、SNTPサーバと同様の機能を果たすように構成設定してもよい
【0061】
音声処理部110は、DVD−ROMから読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続されたスピーカ(図示せず)から出力させる。また、CPU 101の制御の下、ゲームの進行の中で発生させるべき効果音や楽曲データを生成し、これに対応した音声をスピーカから出力させる。
【0062】
このほか、ゲーム装置100は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 102、RAM 103、外部メモリ106、DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
【0063】
また、ユーザからの文字列の編集入力を受け付けるためのキーボードや、各種の位置の指定および選択入力を受け付けるためのマウスなどを接続する形態も採用することができる。また、本実施形態のゲーム装置100にかえて、汎用のパーソナルコンピュータを利用することもできる。
【0064】
なお、リアルタイムクロックにより、本体の電源がオフにされても現在の日時情報を適切に更新できるようにしたゲーム装置も存在するが、本実施形態では、必ずしもリアルタイムクロックは必要とされない。ゲーム装置がリアルタイムクロックを備えているとしても、ユーザがその時刻を正しく設定しているとは限らないこと、ネットワークゲームの形態によっては、各ゲーム装置が管理する時刻情報にずれがあると、正しくゲームが進行しないこと、などの要因があるため、本発明を適用するにあたっては、NIC 109を介して接続された各種のサーバから、ゲームを開始する際に、現在の日時情報を得るからである。
【0065】
一旦日時情報が得られれば、ゲーム装置100が動作中はタイマ割込によりリアルタイムクロックと同様の機能を果たすカウンタを更新することとしてもよいし、ゲーム装置100がリアルタイムクロックを有する場合は、その日時情報を修正する態様を採用することもできる。この際に、修正するか否かをユーザに問い合わせてもよい。内蔵するリアルタイムクロックを修正しない場合には、リアルタイムクロックの情報と実際にサーバから得られた情報との差分を保持し、日時情報が必要な場合には、リアルタイムクロックから得られた情報にその差分を加算すればよい。
【0066】
(概要構成)
図3は、本実施形態に係る選択装置の概要構成を示す模式図である。図4は、当該選択装置にて実行される選択方法の制御の流れを示すフローチャートである。以下、これらの図を参照して説明する。
【0067】
選択装置301は、時刻取得部302と、履歴記憶部303と、項目表示部304と、項目選択部305と、履歴更新部306と、を備える。以下の処理は、典型的には、ゲームの開始を契機として開始される。すなわち、ゲーム装置100の電源をオフにした場合や、リセットをした場合である。
【0068】
まず、時刻取得部302は、現在の時刻情報を提供する時刻提供装置から、コンピュータ通信網を介して、もしくは、無線通信により、現在の時刻を取得する(ステップS401)。ゲーム装置100にて実行されるゲームがネットワークゲームである場合には、当該ネットワークゲームに関する各種情報を提供するサーバ装置との通信が必須となる。したがって、このサーバ装置が、各種のゲームに関する情報をゲーム装置100に対して提供する際に、あわせて、現在の時刻(年月日や時分秒の情報)を提供すればよい。したがって、CPU 101は、NIC 109と共働して、時刻取得部302として機能する。このほか、SNTPサーバや電波時計を利用してもよい。
【0069】
一方、履歴記憶部303は、過去に選択が行われた状況(少なくとも時間帯を含む。)と、当該状況下において選択された項目の履歴と、を対応付けてあらかじめ記憶している。ゲーム装置100においては、過去の種々の履歴は、外部メモリ106に記憶させておくのが典型的である。また、ネットワークゲームである場合は、外部メモリ106の記憶容量に制限がある場合や、プレイヤーの統計情報としてこれらの履歴を利用することも考慮し、サーバ装置側でこれらの情報を管理することもできる。
【0070】
図5は、履歴記憶部303に記憶される情報の様子を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。なお、本実施形態では、ゲームの開始時にプレイヤーに対して2つの項目「ワールドモード」「ワールドバトル」からいずれかを選択させる。
【0071】
図5(a)は、曜日によって時間帯を分類したものであって、表501の各行には、各曜日において、ワールドモードとワールドバトルのいずれを選択したか、の回数が記録されている。たとえば、日曜日ではワールドモードが20回、ワールドバトルが4回選択されており、月曜日ではワールドモードが8回、ワールドバトルが20回選択されている。これを見ると、このプレイヤーのプレイの傾向は、「日曜日はワールドモードを選択する可能性が高く、それ以外はワールドバトルを選択する可能性が高い」ということがわかる。
【0072】
図5(b)は、さらに、日曜日における細分類を記録したものである。表502の各行には、6時間ごとに時間帯を分類して、当該時間帯において、各曜日において、ワールドモードとワールドバトルのいずれを選択したか、の回数が記録されている。たとえば、6時〜12時ではワールドバトルが4回選択されており、12時〜18時ではワールドモードが10回選択されている。これを見ると、このプレイヤーのプレイの傾向は、「日曜日の6時〜12時はワールドバトルを選択する可能性が高く、日曜日のそれ以外の時間帯はワールドモードを選択する可能性が高い」ということがわかる。
【0073】
なお、過去に選択が行われた状況としては、時間帯の分類によるもの(たとえば、当該選択の日時そのものにより分類する手法、1日を6時間ごとに区切る手法、1週間を曜日で区切る手法、平日と土曜日・日曜日・祝祭日に区切る手法など。)のほか、天気や、所定のサービスを現在利用しているユーザ数などの状況が採用できる。
【0074】
選択された項目の履歴としては、各項目ごとのその状況における選択回数のみを記憶するのが典型的である。選択された項目に関する状況や項目そのものの各種の情報をすべて記憶して履歴としても良いし、最近数回については各種情報をすべて記憶してそれ以前については当該項目の回数を記憶する、等の種々の手法が採用できる。
【0075】
以下では、理解を容易にするため、曜日による時間帯の分類を採用した場合(図5(a)のみを考えるもの。)について説明するが、これを「曜日と所定の時刻〜所定の時刻の両方を考慮した分類」(図5(a)と(b)の両方を考えるもの。)や「所定の時刻〜所定の時刻による分類」(図5(b)のみを考えるもの。)に置換してもよい。
【0076】
そして、項目表示部304は、取得された時刻を所定の時間帯のいずれかに分類する(ステップS402)。本実施形態では、曜日により分類を行う。ここでは、現在の曜日として「火曜日」が得られたものとする。
【0077】
ついで、履歴記憶部303から、現在の状況に合致する状況に対応付けて記憶された項目の履歴を取得する(ステップS403)。ここでは、現在の状況として「火曜日」が得られているので、履歴記憶部303から、項目の履歴として「ワールドモード…7回」「ワールドバトル…22回」が得られることになる。
【0078】
そして、項目選択の傾向が顕著であるか否かを調べる(ステップS404)。顕著であるか否か、の判断基準としては、以下のようなものが考えられる。
(1)履歴として得られた回数の総数が相当程度あること。たとえば、25回以上であること、とすれば、本例で得られた履歴の回数の総数は29回であるから、この条件は満たされることとなる。
(2)回数最大数の項目の選択回数と、他の項目の選択回数との比が、所定の値より大きいこと。たとえば、当該所定の値として1を選択した場合は、22/7 =
3.14…であるから、この条件は満たされる。
【0079】
上記の条件(1)(2)については、いずれかのみを採用しても良いし、両方を満たす場合に顕著である、としても良い。このほか、種々の条件を顕著性の条件として採用することができる。
【0080】
そして、項目選択の傾向が顕著である場合(ステップS404;Yes)、当該傾向によって、項目のそれぞれを、当該取得された履歴から決定し(ステップS405)、その表示位置に各項目を表示する(ステップS407)。典型的には、選択回数の多い順に整列して表示する。図6は、項目が画面に表示される様子を示す模式図である。
【0081】
画面601には、本例の項目602として「ワールドモード」と「ワールドバトル」の2つが表示されている。図6(a)では、「ワールドモード」が「ワールドバトル」に優先して、図6(b)では、「ワールドバトル」が「ワールドモード」に優先して、それぞれ表示されている。前者は、「ワールドモード」がより多く選択される傾向が顕著である場合に表示される表示例であり、後者は、「ワールドモード」がより多く選択される傾向が顕著である場合に表示される表示例である。また、当該画面が表示された直後は、カーソル603は、より多く選択される傾向が顕著である項目を指している。上記のように、現在が「火曜日」の場合には、「ワールドバトル」を選択する傾向が顕著であるから、図6(b)のようなメニュー画面が表示されることとなる。
【0082】
したがって、CPU 101は、画像処理部107等と共働して、項目表示部304として機能する。尚、表示位置については、項目を表示するメニュー構成によって、種々のものが考えられる。複数の項目からいずれかを選択する場合には、当該項目を縦一列に表示したり、横一列に表示したり、配列状に表示したり、円周状に表示したりするが、そのような場合は、選択される傾向が顕著である項目が配置されるべき位置をあらかじめ定めておく。たとえば、「画面中央」や「画面左上」等、種々の態様を考えることができる。この際に、上記実施形態と同様に選択される傾向が顕著である項目をカーソルが指している態様の画面がプレイヤーに提示されることが望ましい。
【0083】
一方、選択される傾向が顕著でない場合(ステップS404;No)、あらかじめ定めた位置を表示位置として採用し(ステップS406)、各項目を表示する(ステップS407)。本実施形態では、図6(a)と図6(b)とのいずれか一方を既定位置として採用する。
【0084】
そして、項目選択部305は、表示された複数の項目からいずれかをユーザに選択させて、これを選択結果として出力する(ステップS408)。プレイヤーが↑ボタン201、↓ボタン202を操作すると、当該操作に応じて、カーソル603の位置を変更する。○ボタン205を操作すると、現在カーソル603が指している項目を選択結果として出力する。項目の配列によっては、カーソル603の移動に←ボタン203や→ボタン204などを使うなど、メニューから項目を選択する場合の種々の公知の技術を適用しても良い。したがって、CPU 101は、コントローラ105と共働して、項目選択部305として機能する。出力された選択結果は、本装置を用いる外部の装置やプログラム実行の処理において利用される。
【0085】
一方、履歴更新部306は、当該現在の状況と、当該選択された項目と、を対応づけて、履歴記憶部303に履歴として記憶し(ステップS409)、本処理を終了する。たとえば、上記項目選択(ステップS408)において、ユーザが「ワールドモード」を選択した場合は、履歴記憶部303に記憶されている「ワールドモード」の回数を7回から8回に更新し、「ワールドバトル」を選択した場合は、履歴記憶部303に記憶されている「ワールドバトル」の回数を22回から23回に更新する。このように、今回の選択項目に関する種々の情報が、履歴記憶部303に追加されることとなるので、これ以後に本選択装置301が利用された場合、今回の状況や選択結果も項目を表示する際に用いる履歴として利用されることとなる。
【0086】
本発明を適用することにより、選択装置301を利用するユーザの時間帯等における状況に応じて項目の表示方式を変更することができ、その状況で選択される可能性が高い項目をユーザが選択しやすくすることができる。
【0087】
なお、上記説明では、単に曜日によって時間帯を分類していたが、以下のような態様を採用することができる。
【0088】
まず、曜日によって分類し、項目の選択の傾向が顕著であるか調べる。さらに、曜日について顕著である場合は、当該曜日の所定の時刻〜時刻によって分類し、項目の選択の傾向が顕著であるか調べる。そして、当該曜日の当該時刻〜時刻について選択の傾向が顕著であれば、その傾向にしたがって項目を表示する。一方、当該時刻〜時刻についての選択の傾向は顕著ではないが、当該曜日についての選択の傾向が顕著であれば、その傾向にしたがって項目を表示する。一方、曜日についての選択の傾向が顕著でなければ、既定の順に項目を表示する。
【0089】
なお、項目の選択の傾向が顕著であるか否かの判断基準としては、項目選択の総数が所定の数を超えているか否か、を採用してもよい。これは、本選択装置401が何回利用されたか、に対応するものであり、ゲームのプレイ回数と一致すると考えて良い。プレイ回数が所定の回数以下である場合には、得られた履歴情報は有意なものではないと判断して、既定の位置に項目を表示する。
【0090】
また、これらの既定の表示位置や、表示の手法(すべての回数順に整列する、傾向の顕著なものを先頭に表示するほかは既定の順に表示する、単に傾向の顕著なものにカーソルを合わせるだけ、等)については、プレイヤーの好みに合わせて構成設定できるようにしてもよい。
【0091】
このほか、選択が行われた状況として、ゲーム装置100の電源がオンになってから何回目の選択であるか、という情報を履歴に入れることも可能である。ゲーム開始直後(ゲーム装置100の電源をオンにして当該ゲームを開始した直後)、すなわち、初めて本発明の選択装置301が起動したときに選択しうる項目のうち、所定の項目が選択される可能性が高い、という傾向が見られる。たとえば、「新規ゲーム」「ロード」「各種設定」という項目が並んでおり、ゲームを開始した直後では、時刻にかかわらずほとんどの場合「ロード」が選択される。ついで「お知らせ」「現在のステータス」という項目が並んで表示された場合、時刻にかかわらず、「お知らせ」が選択される可能性が高い。このように、時間帯等の状況にかかわらず、起動以後に当該選択装置301を利用して選択を行った回数によって、項目の表示位置を決めることができ、当該回数を含む状況と選択された項目の情報を記憶させることによって、次回以降の起動時の項目の選択処理に今回の選択結果を反映させることができる。
【0092】
(その他の実施の形態)
上記実施形態では、履歴記憶部303は、ゲーム装置100に接続される外部メモリ106に配置していたが、本実施形態では、履歴記憶部303を、NIC
109ならびにインターネットを介して接続されるサーバ装置に配置する。
【0093】
すなわち、履歴記憶部303に記憶された履歴の情報は、CPU 101の制御により、NIC 109ならびにインターネットを介してサーバ装置からダウンロードされ、RAM 103に一時的に記憶される。そして、今回選択した項目の情報そのものを、NIC 109ならびにインターネットを介してサーバ装置にアップロードする。サーバ装置は、アップロードされた選択項目の情報により、履歴記憶部303を更新する。ネットワークゲームの場合には、各種のユーザ情報がサーバ装置で管理されるため、これらとあわせて項目選択の履歴情報もサーバ装置で管理するものである。
【0094】
本実施形態では、外部メモリ106には入り切らない量の履歴を、サーバ装置で維持管理でき、項目選択の履歴の保存フォーマットを変更するなどの管理上の自由度を高めることができ、各プレイヤーの選択傾向を統計情報として他の用途に利用することができる。
【0095】
さらに、項目の表示順序の決定そのものを、サーバ装置にまかせる手法も考えられる。すなわち、項目表示部304における時間帯の分類、項目の履歴の取得、各項目の表示位置の決定の機能は、サーバ装置側に配置し、項目を実際に画面に表示する部分は、ゲーム装置100側に配置するものである。これらの実施形態においては、ゲーム装置100とサーバ装置とが共働して、本発明の選択装置として機能することとなる。
【0096】
(その他の実施の形態)
本実施形態では、各項目の表示位置をNIC 109を介して接続されているサーバ装置から取得する。
【0097】
図7は、本実施形態の選択装置の概要構成を示す模式図である。上記の図に示すものと同じ要素には同じ符号を付してある。以下、本図を参照して説明する。また、上記実施形態と同様の内容については、理解を容易にするため、説明を省略する。
【0098】
すなわち、選択装置301は、表示位置情報取得部307をさらに備える。そして、表示位置情報取得部307は、項目表示部304による各項目の表示が行われる前に、「所定の条件」が満たされるか否かを判断する。そして、「所定の条件」が満たされる場合は、NIC 109ならびにインターネットを介して、項目を表示すべき位置をサーバ装置から取得し、サーバ装置からの指示にしたがって、各項目を表示する。
【0099】
「所定の条件」としては、以下のようなものが考えられる。
(1)常に満たされる。この場合、プレイごとに常にサーバ装置から表示位置の指示を得ることとなる。
(2)ゲーム装置100側のリアルタイムクロック等で管理されている時刻情報と、サーバ装置で管理されている時刻情報と、の差が、所定の値よりも大きい場合に満たされる。この場合は、「時刻合わせ」に相当する項目を先頭に表示する。
【0100】
特に、ネットワークゲームにはゲームがプレイヤーに販売された後であっても、ゲームの仕様の変更が比較的容易であるという利点があるため、ゲーム開始時に選択できる項目が変更されることもある。このような場合は、ゲーム開始時に選択できる項目と、それらが画面上に表示される位置の情報と、どのようにそれらを表示するか、の手法を、サーバ装置からダウンロードすることとしても良い。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、効率良く項目の選択を行うのに好適な選択装置、選択方法、ならびに、これらをコンピュータによって実現するプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る選択装置が実現される典型的なゲーム装置の概要構成を示す模式図である。
【図2】ゲーム装置に容易されるコントローラの外観構成を示す説明図である。
【図3】当該選択装置の概要構成を示す模式図である。
【図4】当該選択装置にて実行される選択方法の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】履歴記憶部における履歴の記憶の様子を示す説明図である。
【図6】項目表示部による表示例を示す説明図である。
【図7】本発明のその他の実施形態に係る選択装置の概要構成を示す模式図である。
【符号の説明】
100 ゲーム装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェース
105 コントローラ
106 外部メモリ
107 画像処理部
108 DVD−ROMドライブ
109 NIC
110 音声処理部
201 ↑ボタン
202 ↓ボタン
203 ←ボタン
204 →ボタン
205 ○ボタン
206 ×ボタン
207 △ボタン
208 □ボタン
209 SELECTボタン
210 STARTボタン
211 ANALOGボタン
212 インジケータ
213 ジョイスティック
214 ジョイスティック
215 L1ボタン
216 L2ボタン
217 R1ボタン
218 R2ボタン
301 選択装置
302 時刻取得部
303 履歴記憶部
304 項目表示部
305 項目選択部
306 履歴更新部
307 表示位置情報取得部
501 表
502 表
601 画面
602 項目
603 カーソル
Claims (6)
- 現在の時刻情報を提供するリアルタイムクロック部、
現在の時刻情報を提供する時刻提供装置から、コンピュータ通信網を介して、もしくは、無線通信により、現在の時刻を取得する時刻取得部、
過去に選択が行われた状況(少なくとも時間帯を含む。)と、当該状況下において選択された項目の履歴と、を対応付けて記憶する履歴記憶部、
前記取得された時刻を所定の時間帯のいずれかに分類し、前記履歴記憶部から、現在の状況(少なくとも当該分類された時間帯を含む。)に合致する状況に対応付けて記憶された項目の履歴を取得し、複数の項目のそれぞれを、
(a)当該取得された履歴における項目の選択回数の最大数と、それ以外の項目の選択回数との比が、所定の値より大きければ、項目の履歴の回数が多い順に定めた表示位置を「当該取得された履歴から決定した表示位置」とし、
(b)当該取得された履歴における項目の選択回数の最大数と、それ以外の項目の選択回数との比が、所定の値より大きくなければ、あらかじめ定めた表示位置を「当該取得された履歴から決定した表示位置」として、
当該取得された履歴から決定した表示位置に表示する項目表示部、
前記表示された複数の項目からいずれかをユーザに選択させて、これを選択結果として出力する項目選択部、
当該現在の状況と、当該選択された項目と、を対応づけて、前記履歴記憶部に履歴として記憶させる履歴更新部、
前記リアルタイムクロック部により提供される時刻と、前記時刻取得部により取得された現在の時刻と、の差が所定の値よりも大きい場合、項目の表示位置を提供する表示位置提供装置から、コンピュータ通信網を介して、当該複数の項目のそれぞれの表示位置を取得する表示位置情報取得部
を備え、
前記項目表示部は、当該複数の項目のそれぞれの表示位置が取得された場合、複数の項目のそれぞれを、「当該取得された履歴から決定した表示位置」にかえて「当該取得された表示位置」に表示し、
当該複数の項目には時刻合わせに対応する項目が含まれ、
前記選択部から出力される選択結果が、時刻合わせに対応する項目である場合、前記リアルタイムクロック部の時刻情報を、前記時刻取得部により取得された現在の時刻により、修正するクロック修正部
をさらに備え、
当該複数の項目のうち、時刻合わせに対応する項目についての「当該取得された表示位置」は、当該複数の項目が表示される先頭位置である
ことを特徴とする選択装置。 - 請求項1に記載の選択装置であって、
前記選択装置が備えるCPUは、前記クロック修正部による修正が行われなかった場合、前記リアルタイムクロック部により提供された時刻と、当該時刻提供装置から取得した現在の時刻と、の差を前記選択装置が備えるRAMに保持し、以降は、時刻の取得が必要になる度に、当該CPUは、前記リアルタイムクロック部から現在の時刻情報の提供を受け、当該リアルタイムクロック部から提供された現在の時刻に、当該保持された差を加算して、これを現在の時刻とする
ことを特徴とするもの。 - 請求項1または2に記載の選択装置であって、
前記履歴記憶部は、前記項目表示部および前記履歴更新部とコンピュータ通信網を介して接続され、
前記項目表示部は、当該現在の状況と、当該項目の履歴と、を、当該コンピュータ通信網を介して、前記履歴記憶部から取得し、
前記履歴更新部は、当該現在の状況と、当該選択された項目と、を、当該コンピュータ通信網を介して、前記履歴記憶部に記憶させる
ことを特徴とするもの。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の選択装置であって、
前記履歴記憶部は、当該過去に選択が行われた状況として、当該選択装置が起動してから何回目に行われた選択であるか、を、さらに記憶し、
前記項目表示部は、現在の状況として、以降の前記選択部によるユーザの選択が、当該選択装置が起動してから何回目に行われる選択であるか、をさらに採用して履歴を取得し、
前記履歴更新部は、当該現在の状況として、前記選択部によるユーザの選択が、当該選択装置が起動してから何回目に行われる選択であったか、をさらに採用して履歴として記憶させる
ことを特徴とするもの。 - 現在の時刻情報を提供するリアルタイムクロック部と、過去に選択が行われた状況(少なくとも時間帯を含む。)と、当該状況下において選択された項目の履歴と、を対応付けて記憶する履歴記憶部を用いる選択方法であって、
現在の時刻情報を提供する時刻提供装置から、コンピュータ通信網を介して、もしくは、無線通信により、現在の時刻を取得する時刻取得工程、
前記取得された時刻を所定の時間帯のいずれかに分類し、前記履歴記憶部から、現在の状況(少なくとも当該分類された時間帯を含む。)に合致する状況に対応付けて記憶された項目の履歴を取得し、複数の項目のそれぞれを、
(a) 当該取得された履歴における項目の選択回数の最大数と、それ以外の項目の選択回数との比が、所定の値より大きければ、項目の履歴の回数が多い順に定めた表示位置を「当該取得された履歴から決定した表示位置」として、
(b)当該取得された履歴における項目の選択回数の最大数と、それ以外の項目の選択回数との比が、所定の値より大きくなければ、あらかじめ定めた表示位置を「当該取得された履歴から決定した表示位置」として、
当該取得された履歴から決定した表示位置に表示する項目表示工程、
前記表示された複数の項目からいずれかをユーザに選択させて、これを選択結果として出力する項目選択工程、
当該現在の状況と、当該選択された項目と、を対応づけて、前記履歴記憶部に履歴として記憶させる履歴更新工程、
前記リアルタイムクロック部により提供される時刻と、前記時刻取得工程にて取得された現在の時刻と、の差が所定の値よりも大きい場合、項目の表示位置を提供する表示位置提供装置から、コンピュータ通信網を介して、当該複数の項目のそれぞれの表示位置を取得する表示位置情報取得工程
を備え、
前記項目表示工程では、当該複数の項目のそれぞれの表示位置が取得された場合、複数の項目のそれぞれを、「当該取得された履歴から決定した表示位置」にかえて「当該取得された表示位置」に表示し、
当該複数の項目には時刻合わせに対応する項目が含まれ、
前記選択工程にて出力される選択結果が、時刻合わせに対応する項目である場合、前記リアルタイムクロック部の時刻情報を、前記時刻取得工程にて取得された現在の時刻により、修正するクロック修正工程
をさらに備え、
当該複数の項目のうち、時刻合わせに対応する項目についての「当該取得された表示位 置」は、当該複数の項目が表示される先頭位置である
ことを特徴とする方法。 - コンピュータを、
現在の時刻情報を提供するリアルタイムクロック部、
現在の時刻情報を提供する時刻提供装置から、コンピュータ通信網を介して、もしくは、無線通信により、現在の時刻を取得する時刻取得部、
過去に選択が行われた状況(少なくとも時間帯を含む。)と、当該状況下において選択された項目の履歴と、を対応付けて記憶する履歴記憶部、
前記取得された時刻を所定の時間帯のいずれかに分類し、前記履歴記憶部から、現在の状況(少なくとも当該分類された時間帯を含む。)に合致する状況に対応付けて記憶された項目の履歴を取得し、複数の項目のそれぞれを、
(a)当該取得された履歴における項目の選択回数の最大数と、それ以外の項目の選択回数との比が、所定の値より大きければ、項目の履歴の回数が多い順に定めた表示位置を「当該取得された履歴から決定した表示位置」とし、
(b)当該取得された履歴における項目の選択回数の最大数と、それ以外の項目の選択回数との比が、所定の値より大きくなければ、あらかじめ定めた表示位置を「当該取得された履歴から決定した表示位置」として、
当該取得された履歴から決定した表示位置に表示する項目表示部、
前記表示された複数の項目からいずれかをユーザに選択させて、これを選択結果として出力する項目選択部、
当該現在の状況と、当該選択された項目と、を対応づけて、前記履歴記憶部に履歴として記憶させる履歴更新部、
前記リアルタイムクロック部により提供される時刻と、前記時刻取得部により取得された現在の時刻と、の差が所定の値よりも大きい場合、項目の表示位置を提供する表示位置提供装置から、コンピュータ通信網を介して、当該複数の項目のそれぞれの表示位置を取得する表示位置情報取得部
として機能させ、
前記項目表示部は、当該複数の項目のそれぞれの表示位置が取得された場合、複数の項目のそれぞれを、「当該取得された履歴から決定した表示位置」にかえて「当該取得された表示位置」に表示し、
当該複数の項目には時刻合わせに対応する項目が含まれ、
前記選択部から出力される選択結果が、時刻合わせに対応する項目である場合、前記リアルタイムクロック部の時刻情報を、前記時刻取得部により取得された現在の時刻により、修正するクロック修正部
としてさらに機能させ、
当該複数の項目のうち、時刻合わせに対応する項目についての「当該取得された表示位置」は、当該複数の項目が表示される先頭位置である
ように機能させることを特徴とするプログラム。
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