JP3587680B2 - 二軸剪断破砕装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は二軸剪断破砕装置、詳しくは二軸剪断式破砕装置における破砕ローラの剪断刃の取付けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の上記二軸剪断破砕装置の概略を図6乃至図8に示す。この二軸剪断破砕装置50は、筐体51内に対をなす破砕ローラ52,53を平行に配置し、それぞれの破砕ローラには複数(図例はそれぞれ6個)の円盤状回転刃54、55を取付け、相互の回転刃54、55は剪断刃として相互に近接して配置される。ただし破砕ローラ53は駆動ローラ、破砕ローラ52は従動ローラとし、歯車機構56により破砕ローラ52は駆動ローラ53に対して逆方向に回転される。
【0003】
この際、前記破砕ローラ52、53の回転刃部は磨耗、損傷し易く、従って回転刃の剪断刃部は着脱式とし、交換を可能とする方式が採られている。その概要を図8に示す。但し回転刃54、55は同一構造であり、図は一方の回転刃54を示す。図において回転刃54は支持円盤60と、該円盤外周に複数(図例は5個)の剪断刃取付け部61を形成し、これに剪断刃70を取付ける。この際の取付け要領としては、剪断刃に加わる外力と平行方向に取付け部材71により第一の受圧面62に圧接する取付け方法A、または剪断刃70を支持円盤60の中心方向に取付け部材72による取付け方法Bの方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記何れの方法においても、剪断刃は耐久性を有する材質により構成されるも、支持円盤の上記対向隣接する破砕ローラの剪断刃とによる剪断作用を行う部分については磨耗等に付いては考慮されていない。
さらにまた、上記取付け方法Aによるときは、第一面62との密着は良好ではあるが、これとは直角の第二面63との間には隙間を生じ、また取付け方法Bによるときは、第二取付け面63との間の密着は良好であるが、第一面62との間には隙間を生ずる。従って何れの方式においても使用中において緩み(ガタ)を生ずる等の問題がある。
本発明はかゝる点に鑑み、本発明は上記支持円盤の隣接する破砕ローラの剪断刃とによる剪断部分の磨耗の減少及び磨耗したときの交換を容易かつ、安価にした破砕ローラを提供することを目的とする。
更に本発明は、上記剪断刃の取付けを簡単でしかも強固に取付けることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための第1の発明は、対をなす破砕ローラを備え、それぞれの破砕ローラは複数の回転刃を備え、相対する回転刃により供給される被処理物を剪断破砕する二軸剪断式破砕装置において、それぞれの回転刃には、支持円盤の外周に複数の第一剪断刃と第二剪断刃のそれぞれ取付け部を刻設し、第一剪断刃の取付け部は、支持円盤の半径方向の縦面と、これに略々直角の横面とによりL字状に構成して、第一剪断刃を取付け部縦面と横面との両者に押圧して着脱可能に取付けるようにするとともに、第二剪断刃を、第一剪断刃の回転方向前方に隣接して、第一剪断刃の前面に対して略々直角に、かつ、支持円盤外周より突出させることにより第二剪断刃の上端部が第一剪断刃の前面の下端部と一部重なるように着脱可能に取付けたことを特徴とする。
【0006】
上記の構成からなる本発明は、回転刃の剪断刃は、第一剪断刃と、これとは略々直角の第二剪断刃とより構成し、それぞれ着脱可能に取付けたことにより、いずれの剪断刃が磨耗しても、容易に目的部分のみ交換が可能なので、安価に保全修理することが出来る。
【0007】
また、第2の発明は、第一剪断刃の取付け部材の取付け孔を、第一剪断刃の取付け部の縦面に対して斜めに穿孔したことを特徴とする。
【0008】
上記の構成からなる本発明は、第一剪断刃の取付け面はL字状とし、取付け部材を縦面に対して斜めに穿孔したことにより、第一剪断刃はL字状部に押圧される故、取付け面の縦面、横面の両面に圧着される。従って使用中に緩むことはない。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5は本発明の実施例を示す。本発明の二軸剪断破砕装置1は、前記図6に示す従来装置と同様に筐体2内に対をなす破砕ローラ3,4を平行に配置し、それぞれの破砕ローラには軸方向に間隔を存して複数の円盤状回転刃5、6を取付ける。その他の構造は、前記従来例(図6)と同様であり、説明を省略する。ただし破砕ローラ3、4の回転刃5、6は同一構造であり、以下一方の回転刃5について説明する。
【0010】
上記回転刃5は、ローラ軸10に取付けられる支持円盤11、該支持円盤11の断面構造は、図2に示す形状とし、該円盤11の外周に複数の突出した第一剪断刃取付け部12と、これに連なりこれとは略々直角の第二剪断刃取付け凹部13を形成し、これに第一剪断刃14、第二剪断刃15を取付けてなる。
【0011】
第一剪断刃取付け部12は、支持円盤11の半径方向の縦面12aと、これに略々直角の横面12bとによりL字状の取付け面を備え、第一剪断刃14は、同時に両取付け面に圧接するするよう取付け部材16(例えばボルトやビス等)の取付け孔17は縦面12aに対して傾斜して鋭角αして穿孔する。
20は該第一剪断刃14を支持円盤11に固定するための必要により取付けた補助取付け部材、21はその取付け孔を示す。
【0012】
第二剪断刃15は対向隣接する回転刃の第一剪断刃14と共同して剪断作用を行うもので、上記取付け凹部13に収納し、その上面を支持円盤11より若干突出して取付け部材22により固着する。23はその取付け孔を示す。
【0013】
上記構成において、第一剪断刃14を縦面12aに対して鋭角αを設けて、圧着しているので、縦面12a、横面12bの両面に強固に固定するため、第一剪断刃14の緩みやガタを防止することができ、また第二剪断刃15は端面(剪断面)が摩耗しても、支持円盤11より若干高くして固着しているので、研磨による補修が容易にできる。
【0014】
第一剪断刃14は、剪断作用を行う剪断面14aと、該剪断面14をロウ付け等により固着保持する剪断面取付け部14bにより構成される。また回転刃の硬度は、剪断面14aの硬度を最も高硬度とし、剪断面取付け部14b、第二剪断刃15、支持円盤11の順に材質を変更し、硬度を少しづつ低くする。
【0015】
上記構成において、第一剪断刃14の剪断面14aを、第二剪断刃15よりも硬くしたので、剪断による摩耗は第二剪断刃15のみとなり、上述したように該第二剪断刃15は容易に脱着補修が可能であり、更に容積が最も小さい剪断面14aのみを高硬度としたので、他の容積の大きい部分は剪断面14aよりも硬度の低い安価な材料を使用し、コストを低減できる。
【0016】
【発明の効果】
以上の如く本発明によるときは、破砕ローラの回転刃には第一剪断刃と、これとは略々直角の第二剪断刃とを着脱可能に取付けたから、破砕ローラの耐久性を増すことができる。
この際、上記第一剪断刃は支持円盤に形成された縦面と第二面とにより支持せしめると共に、取付け部材を斜めに螺合して両面に圧着することにより、その取付けを強固に行うことができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二軸剪断破砕装置の縦断面図である。
【図2】本発明の破砕ローラにおける回転刃の縦断面図である。
【図3】本発明の第一剪断刃を示し、同図aはその平面図、bは縦断面図、cは左側面 図を示す。
【図4】本発明の第二剪断刃を示し、同図aはその平面図、bは縦断面図を示す。
【図5】本発明の第一剪断刃、第一剪断刃の取付け要領説明図である。
【図6】従来例の二軸剪断破砕装置の平面図である。
【図7】図6におけるXーX線に沿う断面図である。
【図8】従来例の破砕ローラにおける回転刃の縦断面図である。
【符号の説明】
1 二軸剪断破砕装置
3 破砕ローラ
4 破砕ローラ
5 回転刃
6 回転刃
11 支持円盤
14 第一剪断刃
15 第二剪断刃
16 取付け部材
Claims (2)
- 対をなす破砕ローラを備え、それぞれの破砕ローラは複数の回転刃を備え、相対する回転刃により供給される被処理物を剪断破砕する二軸剪断式破砕装置において、それぞれの回転刃には、支持円盤の外周に複数の第一剪断刃と第二剪断刃のそれぞれ取付け部を刻設し、第一剪断刃の取付け部は、支持円盤の半径方向の縦面と、これに略々直角の横面とによりL字状に構成して、第一剪断刃を取付け部縦面と横面との両者に押圧して着脱可能に取付けるようにするとともに、第二剪断刃を、第一剪断刃の回転方向前方に隣接して、第一剪断刃の前面に対して略々直角に、かつ、支持円盤外周より突出させることにより第二剪断刃の上端部が第一剪断刃の前面の下端部と一部重なるように着脱可能に取付けたことを特徴とする二軸剪断破砕装置。
- 第一剪断刃の取付け部材の取付け孔を、第一剪断刃の取付け部の縦面に対して斜めに穿孔したことを特徴とする請求項1記載の二軸剪断破砕装置。
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JP11602298A Expired - Lifetime JP3587680B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 二軸剪断破砕装置 |
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- 1998-04-10 JP JP11602298A patent/JP3587680B2/ja not_active Expired - Lifetime
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