JP3587188B2 - ディジタル画像信号処理装置および処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、空間的および/または時間的に近傍に存在する複数の画素を使用して注目画素の値を作成することを必要とするディジタル画像信号処理装置および処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル画像信号の高能率符号化の一つとして、画素をサブサンプリングによって間引くことによって、伝送データ量を減少させるものがある。その一例は、MUSE方式における多重サブナイキストサンプリングエンコーディング方式である。このシステムでは、受信側で間引かれ、非伝送の画素を補間する必要がある。また、入力される標準精細度のビデオ信号を高精細度のビデオへ変換するアップコンバージョンも提案されている。この場合には、不足している画素を標準精細度の信号から作成する必要がある。さらに、画像を電子的に拡大する時には、不足する画素の値の補間を必要とする。これらのものに限らず、シーンチェンジ検出、DPCM等では、周辺の画素の値から注目画素の推定値を作成する必要がある。
【0003】
上述のように、注目画素の値を作成する時には、従来では、固定タップ、固定係数の補間フィルタを使用するのが普通であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
補間フィルタにより非伝送画素を補間する処理は、ある種の画像に対して有効であっても、動きのある画像や静止画像等の多種多様な種類の画像に関して、全体的に補間処理が効果的に発揮されるとはと限らない。その結果として、伝送画素および補間画素で構成される復元画像中に、「ぼけ」、動きの不自然さである「ジャーキネス」等が発生する問題があった。
【0005】
この問題を解決する一つの方法として、注目画素の値をその周辺の画素と係数の線形1次結合で表し、誤差の二乗が最小となるように、注目画素の実際の値を使用して最小二乗法によりこの係数の値を決定するものが提案されている。この方法は、有効なものであるが、注目画素を含む画像の局所的特徴を充分に反映した補間値を形成できるとは言えない。
【0006】
画像の局所的特徴を反映するために、注目画素の周辺のレベル分布に基づくクラス分類を行うことが提案されている。このクラスの生成方法としては、画素データのレベルをそのまま使用するものが考えられる。この方法は、画素データが8ビットで表現されている時には、4画素をクラス分類に使用する場合で、(28 )4 =232のクラスが必要となり、クラス分類のためのデータを格納するメモリの容量が大きくなりすぎる問題がある。
【0007】
さらに、本願出願人の提案による特開昭63−48088号公報には、間引き画素を補間する時に、周辺の参照画素の平均値を計算し、平均値と各画素の値との大小関係に応じて、各画素を1ビットで表現し、(参照画素数×1ビット)のパターンに応じたクラス分けを行うことが提案されている。しかしながら、この方法は、各画素の値を2値化するものであるため、画像の局所的特徴を正確に反映することが不充分となる。クラス分類のために参照画素のデータを圧縮する場合には、圧縮率を高くした時には、同様の問題がある。
【0008】
従って、この発明の一つの目的は、クラス分類を行なうことによって、注目画素の持つ実際の値との誤差が少ない値を作成することが可能であり、また、参照画素数が多い時でも、クラス分類のためのデータを記憶するメモリの容量が比較的小さく、さらに、クラス分類を正確に行うことができるディジタル画像信号処理装置および処理方法を提供することにある。
【0009】
この発明の他の目的は、解像度の低い画像信号を解像度が高い画像信号へ変換(アップコンバージョン)することができるディジタル画像信号処理装置および処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、標準のディジタル画像信号を用いてクラス分類を行い、各クラス毎に、標準のディジタル画像信号をより高解像度のディジタル画像信号に変換する際に、クラス分類を行なうために使用されるクラス予測係数を、標準ディジタル画像信号に基づいて生成するディジタル画像信号処理装置において、
標準ディジタル画像信号において、係数を生成するのに使用する学習データを形成する学習データ形成手段と、
標準ディジタル画像信号中の注目画素周辺の参照画素と係数との演算に基づいて、注目画素の予測値を生成した際に、予測値と注目画素の真値との誤差が最小になるように、学習データを使用して係数を生成する係数生成手段と、
予測値と真値との誤差を算出する手段と、
誤差を所定のしきい値と比較する比較手段とを有し、
予測値と真値の誤差が所定のしきい値以下の場合は、係数をクラス係数として出力し、誤差が所定のしきい値より大きい場合は、誤差が所定のしきい値よりも大きい画素を新たな学習データとして、新たな学習データに対応する係数を生成することを特徴とするディジタル画像信号処理装置である。
【0011】
請求項2に記載の発明は、標準のディジタル画像信号を用いてクラス分類を行い、各クラス毎に、標準のディジタル画像信号をより高解像度のディジタル画像信号に変換する際に、クラス分類を行なうために使用されるクラス予測係数を、標準ディジタル画像信号に基づいて生成するディジタル画像信号処理方法において、
標準ディジタル画像信号において、係数を生成するのに使用する学習データを形成する学習データ形成ステップと、
標準ディジタル画像信号中の注目画素周辺の参照画素と係数との演算に基づいて、注目画素の予測値を生成した際に、予測値と注目画素の真値との誤差が最小になるように、学習データを使用して係数を生成する係数生成ステップと、
予測値と真値との誤差を算出する算出ステップと、
誤差を所定のしきい値とを比較する比較ステップとを有し、
予測値と真値の誤差が所定のしきい値以下の場合は、係数をクラス係数として出力し、誤差が所定のしきい値より大きい場合は、誤差が所定のしきい値よりも大きい画素を新たな学習データとして、新たな学習データに対応する係数を生成することを特徴とするディジタル画像信号処理方法である。
【0012】
注目画素の空間的および/または時間的に近傍の複数の画素を参照して、局所的画像の特徴に従ってクラス分けを行うことができる。入力画像信号自身とクラス分けのための予測係数との線形1次結合によって予測値を形成した時に、真値との誤差が最小の予測値を生じさせる予測係数と対応してクラスが決定される。正確なクラス分けを意図して、参照画素数を多くしても、クラス分類用のデータを記憶するメモリの容量がそれ程大きくならない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、ビデオ信号の精細度を標準のものからより高いものへ変換するアップコンバージョンに対してこの発明を適用した例について説明する。この発明は、この応用以外にも、サブサンプリング等の処理で間引かれた画素を補間するための処理、電子的に画像を拡大する処理、ビデオ信号中のシーンチェンジを検出する処理、DPCMにおける予測値を形成する処理等の応用が可能である。
【0014】
図1において、1は、標準精細度(例えば現行のNTSC方式)のディジタル画像信号(SD信号と称する)の入力端子である。具体的には、放送などによる伝送、VTR等からの再生信号が入力端子1に供給される。2は、入力信号をブロック構造の信号に変換するための走査変換回路である。
【0015】
走査変換回路2の出力信号d0がクラス予測器3、クラス決定回路4および出力予測器6に供給される。クラス予測器3においては、予測係数が格納されているテーブル5からの暫定的あるいは初期的なクラス予測係数d2と信号d0とを演算し、SD信号の予測値d1を生成する。この予測値d1がクラス決定回路4に供給される。
【0016】
クラス決定回路4においては、予測値d1とSD信号の真値d0との比較からクラスを決定する。一例として、真値d0との絶対予測誤差が最小の予測値d1を生じさせるクラス予測係数と対応するものがそのSD信号のクラスとして決定される。このクラスの決定の際にテーブル5が参照され、複数(n)のクラスの予測係数が順次テーブル5からクラス決定回路4に供給される。出力予測器6は、決定されたクラスのデータ予測係数d3とSD信号d0との演算によりHD信号を生成する。このHD信号が出力端子7に取り出される。テーブル5には、予め学習により獲得されたクラス予測係数およびデータ予測係数が格納されている。
【0017】
図2を参照してクラス決定およびデータ予測の一例について説明する。図2では、SD予測タップ領域に含まれる17個のSD画素(それぞれの値をsd1 〜sd17と表す)の内、予測の対象である中央の画素(その値がsd8 )以外の16個の参照画素の値を使用して、SD画素の予測値sd´を形成する。すなわち、予測値sd´は、クラス予測係数をk1 〜k17(但し、k8 を除く)と表すと、下記の演算によって生成される。
sd´=k1×sd1 +・・+k7×sd7 +k9×sd9 +・・・+ k17×sd17 (1)
【0018】
上述の予測式は、一つのクラスに関するものであって、0〜n−1のn個のクラスについて予め決定されたクラス予測係数がテーブル5に格納されている。図2の例は、1次元の画素の配列であるが、2次元の画素配列を用いて予測を行っても良い。参照画素数は、16に限られないのは勿論であるが、この発明は、参照画素数が多くても、クラス予測係数のデータ量が極端に増加しない利点がある。
【0019】
出力予測器6においてなされるHD画素のデータ予測は、予測するHD画素の位置の近傍の3個のSD画素を使用してなされる。図2の例では、データ予測係数をw1 ,w2 ,w3 とすると、下記の演算によって、HD画素の値hd´が生成される。
【0020】
hd´=w1 ×sd7 +w2 ×sd8 +w3 ×sd9 (2)
【0021】
上述の予測式は、一つのクラスに関するものであって、0〜n−1のn個のクラスについて予め決定されたデータ予測係数がテーブル5に格納されている。つまり、テーブル5は、図3に示すように、0〜n−1の各クラスのクラス予測係数とデータ予測係数とが格納されたものである。クラス決定回路4においては、最初にクラス0のクラス予測係数を使用して式(1)によって予測値sd´を形成し、これと真値との誤差の絶対値を求める。以下、それ以外のクラスについても、同様に予測値の誤差の絶対値を求め、これが最小のものをそのSD画素のクラスとして決定する。
【0022】
上述のテーブル5内のクラス予測係数は、予め学習により決定される。図4は、学習時の処理を示すフローチャートである。一例として、標準的な絵柄の画像を使用する。ステップ11から学習処理の制御が開始され、ステップ12の学習データ形成では、既知の画像に対応した学習データが形成される。具体的には、上述したように、図2に示すように配列された17個の画素の配列が一組の学習データとされる。
【0023】
ステップ13のデータ終了では、入力された全データ例えば1フレームのデータの処理が終了していれば、ステップ15の予測係数決定へ、終了していなければ、ステップ14の正規方程式生成へ制御が移る。ステップ14の正規方程式生成では、後述する式(8)、式(9)および式(10)の正規方程式が作成される。
【0024】
全データの処理が終了後、ステップ13のデータ終了から制御がステップ15に移り、ステップ15の予測係数決定では、後述する式(10)を行列解法を用いて解いて、予測係数k1〜k16を決定する。次のステップ16において、決定された係数k1 〜k17とSD画素の値sd1 〜sd17との線形1次結合(上述の式(1))によって、予測値sd´が計算され、この予測sd´と真値sd8 との間の誤差の絶対値が計算される。誤差の演算は、係数を決定するのに使用したSD画素と、それ以外の全てのSD画素について行われる。係数を決定するのに使用したSD画素について、誤差はきわめて少ない。
【0025】
次のステップ17では、計算された誤差の絶対値としきい値Thとが比較される。誤差の絶対値がしきい値Th未満であるならば、クラス予測係数がクラスiの係数としてメモリに格納される(ステップ18)。そして、i=nかどうかがステップ19で決定され、若しそうであるならば、学習処理が終了し、若しそうでない時には、iがインクリメントされる(ステップ20)。そして、ステップ12に戻り、上述の処理が繰り返される。
【0026】
但し、ステップ17において、誤差がしきい値Th以上となるSD画素のデータが判別され、データ選択のステップ21において、学習データとして使用されるものがしきい値Th以上の誤差を生じさせたものに限定される。このように、クラス0からn−1のそれぞれのクラス予測係数が決定される。
【0027】
図4中のステップ14(正規方程式生成)およびステップ15(予測係数決定)の処理をより詳細に説明する。注目SD画素の真値sd8をyと表し、その推定値sd´をy´と表し、その周囲のn個(図3では、n=16)画素の値をx1 〜xn としたとき、クラス毎に係数k1 〜kn によるnタップの線形1次結合
y´=k1 x1 +k2 x2 +‥‥+kn xn (3)
を設定する。学習前はki が未定係数である。
【0028】
上述のように、学習はクラス毎になされ、データ数がmの場合、式(3)に従って、
yj ´=k1 xj1+k2 xj2+‥‥+kn xjn (4)
(但し、j=1,2,‥‥m)
【0029】
m>nの場合、k1 〜kn は一意には決まらないので、誤差ベクトルEの要素を
ej =yj −(k1 xj1+k2 xj2+‥‥+kn xjn) (5)
(但し、j=1,2,‥‥m)
と定義して、次の式(6)を最小にする係数を求める。
【0030】
【数1】
【0031】
いわゆる最小自乗法による解法である。ここで式4のki による偏微分係数を求める。
【0032】
【数2】
【0033】
式(11)を0にするように各ki を決めればよいから、
【0034】
【数3】
【0035】
として、行列を用いると
【0036】
【数4】
【0037】
となる。この方程式は一般に正規方程式と呼ばれている。この方程式を掃き出し法等の一般的な行列解法を用いて、ki について解けば、予測係数ki が求まる。
【0038】
上述の予測クラスを決定するための方法は、一例であって種々の変形が可能である。
【0039】
データ予測係数wiは、HD信号とこれから得られたSD信号とを用いて、予め学習によって決定されている。図5は、データ予測のためのフローチャートである。ステップ31から学習処理の制御が開始され、ステップ32の学習データ形成では、既知の画像に対応した学習データが形成される。具体的には、上述したように、図2の配列のように、3個のSD画素と一つのHD画素とが一組の学習データである。ステップ33のデータ終了では、入力された全データ例えば1フレームのデータの処理が終了していれば、ステップ36の予測係数決定へ、終了していなければ、ステップ34のクラス決定へ制御が移る。
【0040】
ステップ34のクラス決定は、上述のクラス決定回路4と同様の処理である。つまり、学習により上述のように決定されたクラス予測係数とSD信号の画素データとの線形1次結合によって予測値を形成し、これと真値との誤差が最小の予測値を生じさせるクラス予測係数の属するクラスを弁別する。次のステップ35の正規方程式生成では、正規方程式が作成される。
【0041】
ステップ33のデータ終了から全データの処理が終了後、制御がステップ36に移り、ステップ36の予測係数決定では、行列解法を用いて解いて、データ予測係数wを決める。ステップ37の予測係数ストアで、データ予測係数をメモリにストアし、ステップ38で学習処理の制御が終了する。なお、ステップ35の正規方程式生成およびステップ36の予測係数決定は、上述のクラス予測係数に同様に最小二乗法に基づくものである。
【0042】
HD画素を生成するために、データ予測係数を使用しないで、予め学習により形成された代表値を使用することができる。図6は、学習時のハードウエアの一例を示す。41で示す入力端子から学習用のディジタルHD信号が供給される。この入力信号としては、異なる絵柄の静止画像信号を使用できる。HD信号が水平間引き回路42および垂直間引き回路43を介されることによって、SD信号が形成される。
【0043】
生成されたSD信号がクラス分類回路44に供給される。クラス分類回路44は、図1の構成と同様に、走査変換回路、クラス予測器、クラス予測係数が格納されたテーブル、クラス決定回路からなる。クラス分類回路44の出力に発生するクラスコードが度数メモリ45およびデータメモリ46に対してアドレスとして供給される。これらのメモリ45、46は、学習開始前では、クリアされている。
【0044】
また、入力HD信号が遅延回路47、加算回路48を介して割算器49に被除数として供給され、割算器49の出力信号(割算の商)がデータメモリ46の入力データとされる。遅延回路47は、クラス分類に必要な時間、データを遅延させるためのものである。
【0045】
度数メモリ45の読出し出力が乗算器50および+1回路51に供給される。+1回路51の出力が度数メモリ45のデータ入力とされ、また、割算器49に除数として供給される。度数メモリ45およびデータメモリ46は、クラスコードでアドレスが指定されると、そのアドレスの内容が読出され、また、そのアドレスに対して度数およびデータがそれぞれ書込まれる。+1回路51によって、度数メモリ45の各アドレスには、累積度数が記憶される。
【0046】
図6の構成において、あるクラスコードが発生すると、そのクラスの累積度数と代表値とが度数メモリ45およびデータメモリ46からそれぞれ読出され、乗算器50で乗算される。従って、乗算器50からは、累積代表値が発生する。この累積代表値と遅延回路47からの現在の代表値とが加算回路48で加算される。加算結果が割算器49に供給され、現在の代表値を考慮した代表値が形成され、これがデータメモリ46に書込まれる。
【0047】
この処理を入力される学習データに関して繰り返すことにより、代表値の精度を高めることができる。データメモリ46に格納された各クラスの代表値がアップコンバージョンのために使用される。図7は、代表値を使用する時のテーブルの内容を示す。クラス0〜n−1のそれぞれには、上述したクラス係数と図6の構成で決定された代表値L0〜Ln−1 とが格納されている。
【0048】
代表値を決定する処理は、図6のその一例を示すハードウエア構成に限らず、ソフトウェア処理によっても実現することができる。
【0049】
【発明の効果】
この発明は、クラス分類によって、SD信号の局所的特徴を抽出し、それに応じて規定されるHD信号を出力するので、解像度を増大させるアップコンバージョンを良好に行うことができる。この発明では、複数の参照画素および予測係数の線形1次結合によって予測値を生成し、この予測値と真値との誤差が最小のものを検出することによって、クラス分類を行っている。従って、参照画素数と等しい予測係数を記憶するので、参照画素数を多くしても、クラス分類用テーブルを格納するメモリの容量がそれ程増大しない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をアップコンバージョンを行うための装置に対して適用した一実施例のブロック図である。
【図2】この発明におけるクラス分類とデータ予測のための画素の配列を示す略線図である。
【図3】クラス予測係数およびデータ予測係数が格納されるテーブルの構成を示す略線図である。
【図4】クラス予測係数を決定するための学習をソフトウェア処理で行う時のフローチャートである。
【図5】データ予測係数を決定するための学習をソフトウェア処理で行う時のフローチャートである。
【図6】データ予測用の代表値を決定するするための学習時の構成の一例のブロック図である。
【図7】クラス予測係数および代表値が格納されるテーブルの構成を示す略線図である。
【符号の説明】
3・・・クラス予測器、4・・・クラス決定回路、5・・・クラス予測係数およびデータ予測係数が格納されたテーブル
Claims (4)
- 標準のディジタル画像信号を用いてクラス分類を行い、各クラス毎に、上記標準のディジタル画像信号をより高解像度のディジタル画像信号に変換する際に、上記クラス分類を行なうために使用されるクラス予測係数を、上記標準ディジタル画像信号に基づいて生成するディジタル画像信号処理装置において、
上記標準ディジタル画像信号において、係数を生成するのに使用する学習データを形成する学習データ形成手段と、
上記標準ディジタル画像信号中の注目画素周辺の参照画素と係数との演算に基づいて、上記注目画素の予測値を生成した際に、上記予測値と上記注目画素の真値との誤差が最小になるように、上記学習データを使用して上記係数を生成する係数生成手段と、
上記予測値と上記真値との誤差を算出する手段と、
上記誤差を所定のしきい値と比較する比較手段とを有し、
上記予測値と真値の誤差が所定のしきい値以下の場合は、上記係数を上記クラス係数として出力し、上記誤差が所定のしきい値より大きい場合は、上記誤差が所定のしきい値よりも大きい画素を新たな学習データとして、上記新たな学習データに対応する係数を生成することを特徴とするディジタル画像信号処理装置。 - 標準のディジタル画像信号を用いてクラス分類を行い、各クラス毎に、上記標準のディジタル画像信号をより高解像度のディジタル画像信号に変換する際に、上記クラス分類を行なうために使用されるクラス予測係数を、上記標準ディジタル画像信号に基づいて生成するディジタル画像信号処理方法において、
上記標準ディジタル画像信号において、係数を生成するのに使用する学習データを形成する学習データ形成ステップと、
上記標準ディジタル画像信号中の注目画素周辺の参照画素と係数との演算に基づいて、上記注目画素の予測値を生成した際に、上記予測値と上記注目画素の真値との誤差が最小になるように、上記学習データを使用して上記係数を生成する係数生成ステップと、
上記予測値と上記真値との誤差を算出する算出ステップと、
上記誤差を所定のしきい値とを比較する比較ステップとを有し、
上記予測値と真値の誤差が所定のしきい値以下の場合は、上記係数を上記クラス係数として出力し、上記誤差が所定のしきい値より大きい場合は、上記誤差が所定のしきい値よりも大きい画素を新たな学習データとして、上記新たな学習データに対応する係数を生成することを特徴とするディジタル画像信号処理方法。 - 標準のディジタル画像信号を、より高解像度のディジタル画像信号に変換する際に使用されるデータ予測係数を、標準精細度ディジタル画像信号と上記標準精細度ディジタル画像信号よりも高解像度である高精細度ディジタル画像信号とに基づいて生成するディジタル画像信号処理装置において、
上記高精細度ディジタル画像信号中の注目位置にある注目画素をクラス分類する際に使用される複数のクラス予測係数を格納した格納手段と、
上記注目位置近傍の上記標準精細度ディジタル画像信号中の所定の画素に対して、上記所定の画素に対して空間的および/または時間的に近傍である複数の上記標準精細度ディジタル画像信号中の参照画素と、上記クラス予測係数との演算により、上記標準精細度ディジタル画像信号中に含まれる所定の画素の予測値を形成するクラス予測手段と、
上記所定の画素の真値に最も近い上記予測値を生成したクラス予測係数を識別することで、上記注目画素のクラスを決定するクラス決定手段と、
上記クラスに対応した上記高精細度ディジタル画像信号と上記クラスに対応した上記標準精細度ディジタル画像信号とを用いて、上記クラス毎にデータ予測係数を生成するデータ予測係数生成手段とを
有することを特徴とするディジタル画像信号処理装置。 - 標準のディジタル画像信号を、より高解像度のディジタル画像信号に変換する際に使用されるデータ予測係数を、標準精細度ディジタル画像信号と上記標準精細度ディジタル画像信号よりも高解像度である高精細度ディジタル画像信号とに基づいて 生成するディジタル画像信号処理方法において、
上記高精細度ディジタル画像信号中の注目位置にある注目画素をクラス分類する際に使用される複数のクラス予測係数を格納した格納ステップと、
上記注目位置近傍の上記標準精細度ディジタル画像信号中の所定の画素に対して、上記所定の画素に対して空間的および/または時間的に近傍である複数の上記標準精細度ディジタル画像信号中の参照画素と、上記クラス予測係数との演算により、上記標準精細度ディジタル画像信号中に含まれる所定の画素の予測値を形成するクラス予測ステップと、
上記所定の画素の真値に最も近い上記予測値を生成したクラス予測係数を識別することで、上記注目画素のクラスを決定するクラス決定ステップと、
上記クラスに対応した上記高精細度ディジタル画像信号と上記クラスに対応した上記標準精細度ディジタル画像信号とを用いて、上記クラス毎にデータ予測係数を生成するデータ予測係数生成ステップとを
有することを特徴とするディジタル画像信号処理方法。
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