JP3586934B2 - 携帯通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯通信装置に関し、さらに詳しくは、小型軽量を特徴とした、持ち運び可能な携帯通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通信装置としてのFAX装置には入力手段としてのイメージリーダーと、出力手段としての記録装置(プリンター)を備える事が必要条件であり、これらは共に大型且つ重量が重く、これにより携帯用FAX装置の開発は遅れていた。
【0003】
入力装置としてはFAX装置に使用されるもの以外にも、PC用の入力装置として各種の提案がなされている。例えばディスプレイ装置の画面に表示させたマウスカーソルを移動させて特定のポイントを指し示す等、コンピュータに所望の位置及び方向データを高速で入力するための様々なポインティングデバイスが提案されている。この方法として、もっとも一般的なのは机上におかれたマウス自体を移動させ上記データを入力可能なマウス装置が使用されている。このようなマウス装置は、マウス自体を移動させることにより内蔵されたボールを回転させて、その回転方向及び回転量をボールに当接するローラから検知し、マウス自体の移動距離及び移動方向としてコンピュータに入力する機械式のものと、特殊な格子が表面上に設けられたマウスパッド上でマウス本体を移動させ、パッド上に光を照射し、その反射光の受光パターンからマウス本体の移動距離と移動方向を求め、コンピュータに入力する光学式のものが知られている。
【0004】
このようなマウスタイプの入力装置に対し、最近人間の感性に合った入力方式としてペン入力方式のものが考えられている。このペン入力方式は、例えば透明導電膜を設けたタブレットに、先端が導電性を有した特殊ペンを接触させることにより、位置及び速度検出をしていた。タブレットとしては、液晶画面上や光学的な特殊タブレットを使用していた。
【0005】
さらに、出力装置としては、最近液晶表示装置(以下LCD)に表示させるだけの物がアイディアとして出て来ている。これは紙への印字を止め、全て備付のLCDに表示させるだけにし、どうしても必要な物に対してはプリンターに接続して紙に印字出力しようと言う物である。
【0006】
また、特にハードコピーに関しては、通常インクジェット方式、電子写真方式、銀塩写真方式、熱転写方式など各種の方法があるが、いずれもいわゆるデスクトップ型であり携帯に適していることはなかった。そこで本出願人は、実開平4−94693号公報にて、インクジェット方式を中心とする印字機構を小型化して、ペン状形状にすることにより、操作者が筆記用具にて書き表す感覚で、電子的に任意の色を吐出させる入出力ペンを提案した。この入出力ペンにおいては、操作者は、アナログ的に変化させうる色調整スイッチを作用させることにより任意の色を選び、吐出スイッチを押すことによりインク滴が放出され、所望の位置にカラーのインクが付着させることができた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、LCDのみの表示機能では、紙の持つ利便性が利用できないなどの問題点があり、さらに、通常のインクジェット方式、電子写真方式、銀塩写真方式、熱転写方式などの記録装置についてはいずれも大型で重量も重く、携帯に適さないと言う問題点があった。
【0008】
また、上述したような従来の入出力ペンでは、操作者がその場で指示を入力しながら行う、いわゆる独立型の電子文房具であり、それ単体ではFAX装置の出力装置として使用できないという問題点があった。
【0009】
さらに、入力についても、同じ入出力ペンという概念で、人間が紙上に筆記するそのままの感覚で、データ入力が可能である入力装置が熱望されていた。しかし、従来は前述したようにタブレットを使用しなければならない等、小型軽量という携帯性や簡便性において課題があった。
【0010】
すなわち、FAX装置を携帯用として使用できるほど小型軽量化の要求を満たす事が可能な入出力装置が非常に望まれてはいたが、現在まで十分な機能をみたすものは実現されていなかった。
【0011】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、小型軽量で、携帯に容易な携帯通信装置を提供する事を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の請求項1記載の携帯通信装置においては、操作者によって移動される入出力装置と、イメージデータを記憶する本体装置と、から構成される携帯通信装置において、前記入出力装置は、記録媒体にイメージデータを出力する出力手段と、前記入出力装置が移動する位置変位を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段によって検出された前記入出力装置の位置変位信号を本体装置に無線で送信する送信手段と、を有し、前記本体装置は、外部装置と通信する通信手段と、前記通信手段によって受信されたイメージデータを記憶する記憶手段と、前記入出力装置が前記出力手段によって記録媒体にイメージデータを出力するときには、前記記憶手段によって前記本体装置に記憶されたイメージデータのうち、前記送信手段によって前記入出力装置から送信された前記位置変位信号に対応するイメージデータを選択する選択手段と、前記入出力装置が前記出力手段によって記録媒体にイメージデータを出力しないときには、前記送信手段によって前記入出力装置から送信された前記位置変位信号をイメージデータとして書き込む書き込み手段と、を有し、前記入出力装置は、前記入出力装置が前記出力手段によって記録媒体にイメージデータを出力するときには、前記選択手段によって選択されたイメージデータを前記本体装置から無線で受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたイメージデータに基づき、前記出力手段を制御する制御手段と、を有し、前記本体装置は、前記書き込み手段によって書き込まれたイメージデータを、前記通信手段によって外部装置に送信する。
【0013】
また、請求項2記載の携帯通信装置においては、入出力装置の外観構成がペンタイプである。
【0014】
そして、請求項3記載の携帯通信装置においては、送信手段と前記受信手段とは、赤外線通信にて前記本体装置との間で無線で送受信される。
【0015】
更に、請求項4記載の携帯通信装置においては、外部ファクシミリ装置と通信するファクシミリ通信手段と、前記ファクシミリ通信手段によって受信されたイメージデータに従ってイメージを表示する表示手段とを備える。
更に、請求項5記載の携帯通信装置においては、位置変位信号は位置データ及び速度データからなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面を参照しながら説明する。本実施の形態の携帯通信装置としての携帯FAX装置は、装置本体50と入出力ペン1とによって構成されている。
【0017】
図1は、本実施の形態の入出力ペン1の概要を示す図であり、図1aはその外形図を示し、図1bはその断面図である。入出力ペン1は、ペンタイプ状の外観を有していて、クリップ2と、スイッチ3、通信窓4が配置されている。クリップ2は、通常のペンのように携帯保持するために使用されると共に、携帯FAX装置の装置本体50内に収納される際に保持具として使用される。スイッチ3は、いわゆる電源スイッチであり、ノックすることにより入出力ペン1の作動のオンオフを行うことが可能である。通信窓4は、装置本体50と赤外線通信を行うための、光学的開口部である。
【0018】
入出力ペン1の内部には、印字機構10と、制御機構20と、送受信機構30と、位置検出手段としての位置検出機構40とが内蔵されている。印字機構10は、四色のインクジェットヘッド15とインクタンク16を、扇型に配置して構成されている。インクジェットヘッド15は、いわゆるサーマルインクジェット方式、圧電インクジェット方式のどちらでも使用可能であり、吐出するインクも水溶性インク、溶剤型インク、ホットメルトインク等を受像体に対し選択することが可能である。さらに電子写真方式、トナーによるダイレクト印字であるジェットナー方式、昇華型方式、サーマル方式が、ペン内に組み込まれるのであれば搭載も可能である。印字機構10は、入出力ペン1の本体とは別体部品となっており、インク補給やヘッド交換の際には、分離して実行することができる。よって、この印字機構10を備える入出力ペン1が本発明の入出力装置に相当する。
【0019】
印字機構10の近傍には、位置検出機構40が配置されている。位置検出機構40は、主としてセンサ部43によって構成されている。使用するセンサとしては、加速度センサ、レーザドップラセンサ等が使用できる。また、このようなセンサは、後述する携帯FAX装置の装置本体50にタブレットの機能があるのであれば、それに適合した光学センサやトラッキングボールでもよい。
【0020】
位置検出機構40に隣接して、制御機構20が配置されている。ここで図2を利用して説明する。図2は、入出力ペン1と装置本体50との電気的構成を示したブロック図である。印字機構10は、Bkヘッド11と、Yヘッド12と、Mヘッド13と、Cヘッド14とで構成されていて、印字出力インターフェイス22を介して、制御機構20のCPU21と接続されている。また、位置検出機構40は、Xセンサ41と、Yセンサ42とで構成されていて、位置検出インターフェイス22を介して、CPU21に接続されている。制御機構20は、CPU21を中心に、メモリ24と、前述した印字出力インターフェイス22、位置検出インターフェイス23とで構成されている。CPU21は、さらに送受信機構30と接続されている。
【0021】
送受信機構30は、通信制御回路31と、送信回路32と、受信回路33とで構成されている。
【0022】
また、本実施の形態において、入出力ペン1と共同して作用を行う装置本体50について、図2と図3を使用して簡単に説明する。図3は、装置本体50の斜視図である。携帯FAX装置本体50は、いわゆる携帯電話の機能を持ったFAX装置であり、前記入出力ペン1によって入力されたイメージデータを電話機構80の携帯電話用無線電話回線を用いて外部のFAX装置に送信し、又、同無線電話回線を用いて受信したイメージデータを前記入出力ペン1によって紙等の記録媒体に出力する事により、FAX送受信を行うものである。よって、この電話機構80が本発明の通信手段を構成している。
【0023】
装置本体50は、略直方体であり、ボディは操作部54と入出力部55の二つの部分から構成されており、該二つの部分を折曲げて開閉可能な構造になっている。該操作部54には、電話回線アクセス用のテンキー52、ファンクションキー65、電話の受話器としてのスピーカー53、LCDコントローラ61、通信窓64、およびアンテナ56が備えられている。又、入出力部55には、液晶表示装置(以下LCD)51、受話器としてのマイク57、及び上カバー66が、配置されている。更に、操作部54と入出力部55の折曲げ部分(蝶番部)には、前記入出力ペン1を収納可能な構造になっている。
【0024】
電話回線アクセス用のテンキー52、電話の受話器としてのスピーカー53、アンテナ56、及び受話器としてのマイク57は通常の携帯電話に備えられているものと同じであり、携帯電話には当然備えられているべき送受信回路、音声増幅回路、変復調回路、エコーキャンセラー回路なども、図示してはいないが同じように内蔵されている。又、ここではこれらの説明は省略する。また、ファンクションキー65は、通常の携帯電話、もしくはFAXに備えられているものとほぼ同じであり、リダイヤルキー、短縮ダイヤルキー、送受信スタートキー、受信モード切り替え(手動受信/自動受信)キー、等が含まれる。
【0025】
LCD51は、いわゆる薄膜トランジスタ型もしくはSTN型等が使用できる。該LCD51の上にはLCD51に対応する部分に開口を有する上カバー66が開閉可能に設けられており、前記LCD51上に紙を固定できるように構成されている。LCDコントローラ61は、前記LCD51のコントラストや明るさを調節する。通信窓64は、入出力ペン1に設置したものと同様に、赤外線通信の光学的開口部となる。
【0026】
さらに、装置本体50の電気的構成を図2を基に簡単に説明する。装置本体50は、制御手段としてのCPU70と、通信機構71と、メモリ72と、フレームメモリ73と、ディスプレイ制御回路74と、LCD51と、電話機構80とから構成されている。
【0027】
通信機構71は、前記入出力ペン1との無線通信を管理する。CPU70は、装置本体50の全てを管理して、演算制御を行う。メモリ72は、前記CPU70と協同し、実行するプログラムを記憶するだけでなく、送信したイメージデータや受信したイメージデータを保存する。フレームメモリ73は、LCD51に表示するデータを一時蓄積する。ディスプレイ制御回路74は、LCD51の表示を制御する。
【0028】
次に本実施の形態の携帯FAX装置の動作を、図面をもとにして説明する。
【0029】
操作者は、入出力ペン1の端部にあるスイッチ3を押して、入出力ペン1を作動状態にする。すると、内部機構に給電され、機能が開始する。さらに、装置本体50の電源ボタンも投入することにより、装置本体50のシステムが稼働することになる。
【0030】
まず、入出力ペン1を使用した入力方法から説明する。操作者は、入出力ペン1を握り、例えば装置本体50上のLCD51上で入力を開始する。入力はLCD51上に限らず、任意の場所例えばノート上、テーブル上、手のひらの上等で、入出力ペン1をあたかも通常のボールペンを扱うように筆記して入力することができる。
【0031】
操作者のこの作用に対し、入出力ペン1の内部では、位置検出機構40のセンサ部が運動を検知し、位置検出インターフェイス23、CPU21、送受信機構30、通信窓4を通して携帯FAX装置本体50にデータを送信する。このプロセスを図5を使用して説明する。図5は、入力送信動作のフローチャートである。
【0032】
まず、センサ部43が入出力ペンの位置が変化した事を検知し(S4)、この信号を、位置検出インターフェイス23を介して、CPU21に送る(S6)。制御機構20では、信号を処理して位置・速度データを作成し(S8)、送受信機構30よりデータを携帯FAX装置本体50の通信機構71に送信する(S10)。
【0033】
携帯FAX本体50に入った位置・速度データは(S12)そのままイメージデータとしてフレームメモリ73に書き込まれ(S14)、ディスプレイ制御回路74によってLCD51に表示される(S16)。更に次の文字データの入力があれば、再びS4に戻りイメージデータ入力プロセスをくり返し(S18)、もし次の入力が無く、且つファンクションキー65に含まれている送受信スタートキーによって送信が指示されると(S20)、CPU70により送信すべきイメージデータはメモリ72に記憶され(S22)、入力されたイメージデータを電話機構80の携帯電話機能を用いてFAX送信する(S24)。
【0034】
次に、受信出力方法について、図4及び図6を使用して説明する。図4は、本実施の形態の携帯FAX装置のイメージ出力時を示す斜視図であり、図6は、その出力方法のフローチャートである。携帯FAX本体50の電話機構80が外部FAXからのイメージデータを受信すると(S42)、CPU70、フレームメモリ73、ディスプレイ制御回路74を通してLCD51に表示される(S44)と共に、メモリ72に記憶される(S46)。ここで、操作者はLCD51上に表示されているイメージデータの中から紙にプリントすべき場所を決める。
【0035】
操作者は、LCD51上の上カバー66を開放し、LCD51と上カバー66との間に紙63などをおく。さらに上カバー66をおろして、位置がずれないように紙63を固定する(S48)。図示しないセンサにより用紙があることを確認する(S50)と、操作者は、プリント位置の指定を行う。この場合、設置した紙のどの領域にデータを出力するかを指定するが、例えば、対向する二点を入出力ペン1で指定して、それを対角線とする矩形領域内を印字エリアにしてもよい(S52)。
【0036】
さらに、操作者がスイッチ3を押すことにより、印字を開始する(S54)。まず入出力ペンの動きを、位置検出機構40のセンサ部43により検知し、制御機構20に送出し位置及び速度データに演算する(S56)。このデータは、送受信機構30の送信回路31により、携帯FAX装置本体50に赤外線送信される(S58)。赤外線は、携帯FAX装置本体50の通信機構71で受信され、CPU70にて処理される(S60)。
【0037】
その結果、直ちに入出力ペンの位置データ及び速度データに対応する印字データを通信機構71に送出する(S62)。
【0038】
印字データを選択する処理法については、各種の方法が考えられるが、メモリ72に蓄積された画像データのうち、現在の位置ポイントのデータを引き出し、さらに速度データにより操作者が動こうとしている方向を予測し、その方向のデータを優先的に取り込むことが必要となる。さらに、速度データから加速度を計算し、入出力ペンの停止場所や方向変更場所を予想することも可能であり、位置データを向上させることにより良好な印字出力もできる。また、操作者の癖を認識し、学習を行ってマッチング性を向上させ、快適な印字感覚を生み出すこともできる。
【0039】
この印字データは、通信機構71より入出力ペンの受信回路33に無線で送り込まれ(S64)、CPU21に取り込まれる。印字データを受けたCPU21は、印字出力インターフェイス22を介し、各色のインクジェットヘッド11、12、13、14を駆動して、印字データにそって印字制御を行う。すなわち、各ヘッドは、カラーの印字データにもとづき、アクチュエータを駆動させ、インクを吐出させる。それにより、紙上にはカラーの画像出力が行われる(S66)。最後に、次の印字をする必要があるか否かを判定し(S68)、次のデータがあればS56へ戻る。すなわち、操作者が動かす入出力ペン1による動きを、直ちに位置データ及び速度データとして取り込み、そのデータに対応した画像データを直ちに導き出し、再度入出力ペンに送出する。その結果を受けて、つまり双方向にデータのやりとりを行い、入出力ペン1は印字機構が動作し、対応する位置に印字を行う。操作者は、自分の意志により印字や画像出力が必要な場所だけを、入出力ペン1で掃引することにより、必要な出力を得ることができる。
【0040】
以上の動作により、操作者は特にタブレット板を用意することなく、任意の平板上でペン感覚でデータの入力を行うことができる。さらに、操作者は任意の場所を走らせることにより、画像出力を行うことが可能となる。
【0041】
尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
【0042】
本実施例では、入出力ペンによる送信画像入力はイメージデータのみを扱ったが、文字認識機能を持たせる事により、奇麗な文字を送信できるようにしても良い。更にこの入力における文字認識機能は、外部の携帯FAX本体で行ってもよく、又この演算処理回路を入出力ペン内に設置してもよい。入出力ペン内にこの機能を持たせた場合、入出力ペンのインテリジェンスが向上するため、外部情報機器を特に選ばず使用できる、すなわち、携帯FAX本体以外の携帯情報機器とも共同して使用する事が可能となる可能性があるし、入出力ペン単体で各種の処理を行い印字することもできる。
【0043】
また、本実施例ではLCD上の上カバーに挟んで用紙を固定した。しかし、操作者が作用しやすければ通信可能な範囲で、入出力ペンと用紙は任意の位置で設置が可能であり、使用場所を選ばないシステムとすることもできる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明の請求項1記載の携帯通信装置は、本体装置に記憶されたイメージを操作者が入出力装置を記録媒体上を移動させることによって、記録するため、小型軽量で、携帯に優れているという効果を有する。また、入出力装置が出力手段によって記録媒体にイメージデータを出力しないときには、操作者が入出力装置を任意の平板で移動させることによって、入出力装置から送信された位置変位信号をイメージデータとして書き込むため、操作者は特にタブレット板を用意することなく、任意の平板上でペン感覚でデータの入力を行うことができる。
【0045】
また、請求項2記載の携帯通信装置は、入出力装置の外観構成がペンタイプであるため、操作者は手書き感覚で気楽に記録することができる。
【0046】
そして、請求項3記載の携帯通信装置は、送信手段と前記受信手段とが、赤外線通信にて前記本体装置との間で無線で送受信されるため、コード等の物理的接続手段を必要とせず入出力装置の移動の自由度が広がる。
【0047】
更に、請求項4記載の携帯通信装置は、外部ファクシミリ装置と通信するファクシミリ通信手段と、前記ファクシミリ通信手段によって受信されたイメージデータに従ってイメージを表示するため、小型軽量で、携帯に優れているという効果を有する。
更に、請求項5記載の携帯通信装置は、位置変位信号が位置データ及び速度データからなるので、速度データから加速度を計算し、入出力ペンの停止場所や方向変更場所を予想することも可能であり、位置データを向上させることにより良好な印字出力もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは、本発明の一実施の形態の携帯FAX装置の入出力ペンの外観構成を示す平面図である。図1bは、上記入出力ペンの内部構成を示す断面図である。
【図2】図2は、上記携帯FAX装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、上記携帯FAX装置の装置本体の外観構成を示す斜視図である。
【図4】図4は、上記携帯FAX装置の装置本体と入出力ペンとによるイメージの記録時の使用例を示す斜視図である。
【図5】図5は、上記携帯FAX装置のイメージデータ入力時の動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、上記携帯FAX装置のイメージデータ出力時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入出力ペン
10 印字機構
20 制御機構
30 送受信機構
40 位置検出機構
50 装置本体
51 LCD
63 紙
70 CPU
Claims (5)
- 操作者によって移動される入出力装置と、
イメージデータを記憶する本体装置と、
から構成される携帯通信装置において、
前記入出力装置は、
記録媒体にイメージデータを出力する出力手段と、
前記入出力装置が移動する位置変位を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段によって検出された前記入出力装置の位置変位信号を本体装置に無線で送信する送信手段と、
を有し、
前記本体装置は、
外部装置と通信する通信手段と、
前記通信手段によって受信されたイメージデータを記憶する記憶手段と、
前記入出力装置が前記出力手段によって記録媒体にイメージデータを出力するときには、前記記憶手段によって前記本体装置に記憶されたイメージデータのうち、前記送信手段によって前記入出力装置から送信された前記位置変位信号に対応するイメージデータを選択する選択手段と、
前記入出力装置が前記出力手段によって記録媒体にイメージデータを出力しないときには、前記送信手段によって前記入出力装置から送信された前記位置変位信号をイメージデータとして書き込む書き込み手段と、
を有し、
前記入出力装置は、
前記入出力装置が前記出力手段によって記録媒体にイメージデータを出力するときには、前記選択手段によって選択されたイメージデータを前記本体装置から無線で受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信されたイメージデータに基づき、前記出力手段を制御する制御手段と、
を有し、
前記本体装置は、前記書き込み手段によって書き込まれたイメージデータを、前記通信手段によって外部装置に送信する
ことを特徴とする携帯通信装置。 - 前記入出力装置は、その外観構成がペンタイプであることを特徴とする請求項1記載の携帯通信装置。
- 前記送信手段と前記受信手段とは、赤外線通信にて前記本体装置との間で無線で送受信されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の携帯通信装置。
- 前記本体装置は、外部ファクシミリ装置と通信するファクシミリ通信手段と、
前記ファクシミリ通信手段によって受信されたイメージデータに従ってイメージを表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯通信装置。 - 前記位置変位信号は位置データ及び速度データからなること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯通信装置。
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