JP3584020B2 - 引出し仕切構造および引出し仕切方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、引出し仕切構造および引出し仕切方法に関し、特に、共通の部材にて適宜引出し内部を仕切ることを可能にする引出し仕切構造および引出し仕切方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の引出し仕切構造には引出し間口幅方向あるいは奥行き幅方向のみを仕切板部材にて仕切るものや、引出し間口幅および奥行き幅にわたって配設されるパイプ部材の配設位置を適宜変更して仕切るものがあった。また、複数の大きさの小物トレイを引出し内部に適宜配置することによって引出し内部を仕切るものもあった。あるいは、スリットが形成されたスリット仕切板部材を使用して適宜スリット仕切部材のスリットに他のスリット仕切板部材のスリットを装着することによって引出し内部を仕切るものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の引出し仕切構造においては、引出しの仕切態様が引出し間口幅方向および奥行き幅方向に限定されるため、仕切り態様の可変性に限界があるといった課題があった。また、複数長のパイプや仕切板部材等の形状の異なる多くの構成部材を用意し、このなかから適宜所望の構成部材を選択して引出し内部を仕切っていたため、部材調達コストが増加してしまうといった課題があった。
【0004】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、略同一形状の共通部材を利用して引出し内部を適宜仕切ることが可能な引出し仕切構造および引出し仕切方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、板枠状に形成される側壁を有する引出しと、同側壁長手方向に配設される延設パイプと、板状に形成される仕切板と、上記延設パイプと上記仕切板とを固定する連結部材とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、延設パイプを引出しの挿入方向の相対面する側壁上部に側壁長手方向にわたって配設する。そして、この延設パイプと仕切板を連結部材にて固定する。
【0014】
連結部材の一例として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載の引出し仕切構造において、上記連結部材は、上記延設パイプに嵌め合わされる延設パイプ嵌合部と、上記仕切板または断面略コの字状の板状に形成された仕切部材を固定する第二嵌合部とにより形成される構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる発明においては、延設パイプ嵌合部にて延設パイプと上記連結部材とを嵌め合わして固定し、第二嵌合部にて仕切板または断面略コの字状の板状に形成された仕切部材と上記連結部材とを固定する。
【0015】
連結部材の具体的形状の一例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項2に記載の引出し仕切構造において、上記仕切板を挟持する第一嵌合部が上記延設パイプ嵌合部に併設される構成としてある。
上記のように構成した請求項3にかかる発明においては、第一嵌合部が上記延設パイプ嵌合部に併設され、上記仕切板を挟持する。
【0016】
延設パイプと仕切板または仕切部材とを連結した際にも、仕切板または仕切部材の連結長を調整することができると好適である。そこで、請求項4にかかる発明は、上記第二嵌合部は、上記仕切板または仕切部材の連結方向に対する連結長さを調整する連結長調整構造を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項4にかかる発明においては、上記第二嵌合部に仕切板または仕切部材の連結方向に対する連結長さを調整する連結長調整構造を備えさせる。連結長さを調整可能とすることにより間仕切り態様を柔軟に変更することが可能となる。この連結長さを調整する手法は特に限定されるものではなく、例えば、挟持または嵌合する部位に連結方向の溝を形成し、この溝に対する仕切板の挟持幅または嵌合幅を変化させることにより行うようにしても良い。
【0017】
挟持幅または嵌合幅を変化させて連結長を調整する連結長調整構造の一例として、請求項5にかかる発明は、上記請求項4に記載の引出し仕切構造において、上記連結長調整構造は、上記仕切板または仕切部材を連結方向にスライド移動させるスライド移動構造を有する構成としてある。
上記のように構成した請求項5にかかる発明においては、スライド移動構造を採用し、このスライド移動構造にて仕切板または仕切部材をスライド移動させることにより挟持幅または嵌合幅を変化させて連結長を調整する。
【0018】
スライド移動構造の具体的構成の一例として、請求項6にかかる発明は、上記請求項5 に記載の引出し仕切構造において、上記スライド移動構造は、上記仕切板または仕切部材と連結部材との何れか一方に突起部が形成されるとともに、他方にこの突起部を収容するとともにスライド移動長さを規定する溝部が形成される構成としてある。
上記のように構成した請求項6にかかる発明においては、仕切板または仕切部材と連結部材との何れか一方に突起部を形成し、他方にこの突起部を収容するとともにスライド移動長さを規定する溝部を形成する。そして、突起部を溝部に沿ってスライド移動させることにより、連結長の調整を行なう。また、このように、突起部を溝部に収容させることにより、仕切板または仕切部材が連結部材から抜けることを防止する。
【0019】
連結部材に対する仕切部材の嵌合度合いを向上させることが可能な構成の一例として、請求項7にかかる発明は、上記請求項2〜請求項6のいずれかに記載の引出し仕切構造において、上記仕切部材は、上記連結部材に対する嵌合状態を強化する嵌合強化構造を有する構成としてある。
上記のように構成した請求項7にかかる発明においては、連結部材に嵌合する部位に備えさせた嵌合強化構造にてこの嵌合状態を強化することにより、仕切部材が連結部材から外れてしまうことを防止する。
【0020】
この嵌合強化構造を実現する具体的構造の一例として、請求項8にかかる発明は、上記請求項7に記載の引出し仕切構造において、上記嵌合強化構造は、上記仕切部材の略上端部に嵌合面に対して括れて形成された括れ部、及び又は上記仕切部材の下端部に嵌合面に対して突出して形成された突出部を有し、同括れ部、及び又は同突出部にて上記連結部材に対する嵌合を強化する構成としてある。
上記のように構成した請求項8にかかる発明においては、括れ部や突出部にて連結部材を挟み込んで嵌合を強化する。
このように、引出し内部を仕切る手法は必ずしも実体のある構造に限られる必要はなく、その方法としても機能することは容易に理解できる。
このため、請求項9にかかる発明は、引出し内部を仕切る引出し仕切方法であって、板枠状に形成される側壁を有する引出しと、同側壁長手方向に配設される延設パイプと、板状に形成される仕切板と、上記延設パイプと上記仕切板とを固定する連結部材とにより引出し内部を仕切ることを特徴とする構成としてある。
すなわち、必ずしも実体のある構造に限らず、その方法としても有効であることに相違はない。
【発明の効果】
以上説明したように請求項1および請求項9にかかる発明によれば、引出し側壁に延設パイプが配設されている場合であっても仕切板を側壁に対して固定することが可能になる。
さらに、請求項2にかかる発明によれば、連結部材の具体的態様を提示することができる。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、連結部材により仕切板と仕切板とを固定することもできる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、仕切長さを適宜変化させることが可能になる。
さらに、請求項5にかかる発明によれば、連結長調整構造の一例を提示することができる。
さらに、請求項6にかかる発明によれば、スライド移動構造の具体的構成の一例を提示することができる。
さらに、請求項7にかかる発明によれば、嵌合度合いを向上させることができる。
さらに、請求項8にかかる発明によれば、嵌合強化構造の具体的構造の一例を提示することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
(1)システムキッチンについて:
(2)引出しについて:
<第一実施形態>
(3)仕切り構成部材について:
(4)仕切長さの調整について:
(5)仕切り態様について:
(6)連結部材の他の構成について:
(7)引出しの他の構成について:
<第二実施形態>
(8)仕切り構成部材について:
(9)仕切長さの調整について:
(10)仕切り態様について:
(11)まとめ:
【0026】
(1)システムキッチンについて:
図1は本発明にかかる引出しが利用されるシステムキッチンの概略外観図である。
同図において、システムキッチン10は、カウンター13にシンク12、加熱調理器11が配置されるとともに、複数種の引出し14が備えられ、調味料や調理器具、あるいは、食器や箸等の各種物品が収納されている。
【0027】
(2)引出しについて:
図2は引出し14の外観斜視図を示している。
同図において、引出し14は、略矩形形状の4つの側壁14a〜14dが略矩形形状の底材14eのそれぞれの辺部に立設されて形成されている。ここで、本実施形態における引出し14は引出し奥行きL1,引出し幅L2および引出し高さL3に形成されている。この引出し14は図示のとおり略正四角形となっている。従って、引出し奥行きL1と引出し幅L2は略同一長さとなっている。また、側壁14a〜14dは側壁板厚D1に形成されている。このように、引出し14の内部が単に、側壁14a〜14dで囲まれているだけである場合、上述した各種物品を引出し14に収納したとしても、引出し14の開け閉めの動作などによって、当該各種物品が引出し14内で移動したり、転倒したりすることがある。また、収納作業においても整理整頓がし難く、利用者にとっては不便であった。本実施形態においては、この引出し14の内部空間を所定の仕切り部材を利用して複数区分に間仕切りを行なうことによって、引出し14に収納した各種物品の収納状態を良好にするとともに、利用者により各種物品の整理整頓を容易にすることを可能にする。
【0028】
<第一実施形態>
(3)仕切り構成部材について:
本実施形態では引出し14を仕切板と上述した側壁とこの仕切板あるいは仕切板同士を連結する連結部材とによって仕切る。図3はこの仕切板の外観斜視図である。
同図においては、引出し14を仕切る仕切板20を略矩形形状の板状に形成している。この仕切板20は仕切板厚D2に形成されるとともに、仕切板高さL5、仕切板長さL4に形成されている。この仕切板厚D2は引出し14の側壁板厚D1と略同一の厚さに形成されている。また、仕切板高さL5は引出し高さL3から底材14eの板厚分を除いた高さに形成されている。また、仕切板長さL4は引出し奥行きL1や引出し幅L2より短小に形成されるとともに、引出し14内部を適宜間仕切り可能な長さ、本実施形態では、後述する連結部材の長さを勘案し、引出し奥行きL1や引出し幅L2の長さの約1/4〜1/3の長さに形成する。むろん、仕切板長さL4は限定されるものではなく、引出し14内部に収容可能であるものであれば適宜変更可能である。
【0029】
図4は連結部材の外観斜視図を示している。また、図5は連結部材の底面図を示している。図において、連結部材30は第一嵌合部31と第二嵌合部32とを備える構成となっている。第一嵌合部31は上部31aが略長方形の板状に形成されるとともに、この長方形の長辺部から下方に向けて挟持壁31b,31cが立設されている。そして、第一嵌合部31はこの挟持壁31a,31bと上部31aとにより形成された断面略凹形状の凹形状部位31dを備えている。一方、第二嵌合部32は上部32aが略長方形の板状に形成されるとともに、第一嵌合部31と同様にこの長方形の長辺部から下方に向けて挟持壁32b,32cが立設されている。そして、第二嵌合部32はこの挟持壁32b,32cと上部32aとにより形成された断面略凹形状の凹形状部位32dを備えている。
【0030】
そして、第二嵌合部32は第一嵌合部31の略中央位置から一方方向に対して略垂直に外側に向けて配設され、第一嵌合部31と第二嵌合部32とは略T字形状に形成されている。ここで、この第一嵌合部31および第二嵌合部32に形成された凹形状部位31d,32dは凹幅D3に形成されている。この凹幅D3は側壁板厚D1および仕切板厚D2と略同一に形成されている。従って、この第一嵌合部31あるいは第二嵌合部32は凹形状部位31d,32dを側壁14a〜14bまたは仕切板20の上方から装着可能になっており、適宜連結部材30を側壁14a〜14dまたは仕切板20に装着することによって、側壁14a〜14dと仕切板20および仕切板20同士を略T字状に連結可能になっている。
【0031】
本実施形態では略同一形状に形成した仕切板20および連結部材30を複数用意し、これらを適宜組み合わせて引出し14の間仕切りを行うため、異なる形状の複数部材を用意する必要はなく、低コストでの間仕切りを実現することが可能になっている。
【0032】
図6は、連結部材30を利用して側壁14a〜14dと仕切板20あるいは仕切板20同士を連結した場合の外観斜視図を示している。
同図においては、第一嵌合部31の凹形状部位31dにて側壁14a〜14dを嵌め合わせて固定し、第二嵌合部32の凹形状部位32dにて仕切板20を嵌め合わせて固定している。また、第一嵌合部31は上述したように略中央部位にて一方方向に第二嵌合部32が伸びているため凹形状部位31dにて側壁14a〜14dおよび仕切板20を嵌め合わせ可能になっている。一方、第二嵌合部32は端部位にて両方向に第一嵌合部31が伸びることになるため凹形状部位32dにて仕切板20のみを嵌め合わせ可能になっている。
【0033】
(4)仕切長さの調整について:
連結部材30に仕切板20を連結するに際して連結長さを調整できると好適である。そこで、連結部材30に仕切板20を連結するに際してその連結長さを調整できる構造について説明する。
図7は連結長さを調整可能な態様を示した図である。
同図において、第二嵌合部32は一方の端部から他方の端部にかけて凹形状部位32dが形成されている。上述したように仕切板20はこの凹形状部位32dに嵌め合わされる。このとき、凹形状部位32dに嵌め合わせる仕切板20の長さを変更することによって、第二嵌合部位32から連結方向に突出する仕切板20の長さを仕切長さS1にしたり、仕切長さS2にしたりすることが可能になる。むろん、この長さS1,S2は仕切板20の仕切板長さL4の範囲で適宜変更可能である。このように仕切長さを適宜調整することによって、間仕切りを自在にすることが可能になっている。また、仕切板20、連結部材30をスライドさせるだけで仕切り態様が調整可能となるため、引出し14の間仕切り作業を容易にすることができる。
【0034】
(5)仕切り態様について:
図8は上述してきた仕切板20および連結部材30を利用して引出し14の仕切りを行った場合の一例を示した仕切態様図である。同図においては、連結部材301〜304および仕切板201〜204を使用して引出し14を仕切っている。先ず側壁14bの略中央から第二嵌合部位321が伸びるように第一嵌合部311を側壁14bに嵌め合わせて連結部材301を装着する。そして、第二嵌合部321に仕切板201の一方端部位を嵌め合わせることによって底材14eに対して立設させて固定する。そして、この仕切板201の他方端部位に連結部材302の第一嵌合部位312を装着する。
【0035】
そして、この第一嵌合部位312の他方に仕切板202を装着するとともに、仕切板202の他方端部位に連結部材303の第一嵌合部313を装着する。このように連結部材301,302,303および仕切板201,202によって引出し14を略二分割に仕切ることが可能になる。そして、連結部材303の第二嵌合部323に仕切板203を装着するとともに、連結部材302の第二嵌合部322に仕切板204を装着しこの仕切板204の他方端部位に連結部材204の第二嵌合部324が装着できるように側壁14cに連結部材304を装着することによって、引出し14を仕切り空間141〜144に仕切っている。ここで、本実施形態においては連結部材302の第一嵌合部312に仕切板201と仕切板202とを装着して間仕切りを行う構成を採用したが、むろん、第一嵌合部312に一枚の仕切板を装着して間仕切りを行うようにしても良いことは言うまでもない。
【0036】
図9は、仕切り具合を可変することが可能な態様を示した図である。
同図においては、引出し14を連結部材30および仕切板20の組み合わせA〜Dにて仕切っている態様を示している。このように適宜連結部材30および仕切板20を組み合わせることによって、組み合わせAを側壁14bに沿った方向に移動させることにより側壁14bの垂直方向の仕切り領域を適宜変更することが可能になるとともに、組み合わせB,Cを側壁14aに沿った方向に移動させることにより側壁14aの垂直方向の仕切り領域を適宜変更することが可能になる。また、組み合わせDを側壁14cに沿った方向に移動させることにより側壁14cの垂直方向の仕切り領域を適宜変更することが可能になる。このように、連結部材30および仕切板20を組み合わせつつ、連結部材30の装着位置および仕切板20の連結長さを調整することによって、所望の間仕切りを実現することが可能になる。
【0037】
上述してきたように連結部材30は第一嵌合部31の凹形状部位31dおよび第二嵌合部位32の凹形状部位32dを仕切板20あるいは側壁14a〜14dの上方から装着することによって、側壁14a〜14dと仕切板20あるいは仕切板20同士を固定して連結している。この場合、凹形状部位31d,32dの挟持により側壁14a〜14dおよび仕切板20を連結部材30に対して固定している。このとき、凹幅D3が側壁板厚D1と仕切板厚D2に精度良く形成されている場合は凹形状部位31d,32dによる側壁14a〜14dあるいは仕切板20の挟持によって固定することができるものの、凹幅D3が側壁板厚D1あるいは仕切板厚D2に対して精度良く形成されていない場合は挟持状態が不安定となってしまう。
【0038】
そこで、連結部材30による側壁14a〜14dおよび仕切板20に対する挟持を強化可能な手法の一例を図10に示す。同図においては、連結部材30の凹形状部位31d,32dの内周面にゴム内壁33を取り付ける。このように、ゴム内壁33を取り付けて、凹形状部位31d,32dを側壁14a〜14dあるいは仕切板20に装着すると、このゴム内壁33の弾性力および摩擦力によって挟持力を向上させることができ、連結部材30と側壁14a〜14dおよび仕切板20との挟持状態を強化することが可能になる。また、連結部材30の側壁14a〜14dあるいは仕切板20に対する固定具合を強化する他の手法を図11に示す。同図においては、連結部材30に適宜ネジ孔34を形成する。そして、連結部材30に対して仕切板20を嵌め合わせた後にネジ35をネジ孔34を介して仕切板20に捻じ込む。このように連結部材30と仕切板20とをネジ止めすることによって同連結部材30と側壁14a〜14dあるいは仕切板20との固定状態を強化するようにしても良い。
【0039】
さらに、連結部材30の側壁14a〜14dあるいは仕切板20に対する固定具合を強化する他の手法を図12に示す。同図においては、連結部材30の第一嵌合部31および第二嵌合部32あるいは何れか一方の開口部の略端部に内部に向けて立設しつつ上方に向かって折り返されて延設されることによって略山型形状に形成される突起部33a,33bを形成する。この突起部33a,33bは、略山型形状に形成されることによって、バネ特性を備える。ここで、仕切板20を連結部材30に装着すると、仕切板20の側面が突起部33a,33bを押し下げる。すると、突起部33a,33bの有するバネ特性による反発力によって仕切板20は連結部材30によって押さえつけられることになる。このように、突起部33a,33bによる押さえつけによって、連結部材30と側壁14a〜14dあるいは仕切板20との固定状態を強化するようにしても良い。
【0040】
上述した実施形態においては、連結部材30を第一嵌合部31と第二嵌合部32とを略T字形状に配設して側壁14a〜14dと仕切板20および仕切板20同士を連結する手法を採用した。側壁14a〜14dと仕切板20および仕切板20同士を連結する連結部材30の形状は略T字形状に限定されるものではない。
【0041】
(6)連結部材の他の構成について:
図13は側壁14a〜14dと仕切板20および仕切板20同士を連結可能な連結部材の他の構成を示した外観斜視図である。また、図14はかかる他の構成の底面図を示している。図において、連結部材40は第一嵌合部41と第二嵌合部42とを備える構成となっている。第一嵌合部41は上部41aが略長方形の板状に形成されるとともに、この長方形の長辺部から下方に向けて挟持壁41b,41cが立設されている。そして、第一嵌合部41はこの挟持壁41a,41bと上部41aとにより形成された断面略凹形状の凹形状部位41dを備えている。一方、第二嵌合部42は上部42aが略長方形の板状に形成されるとともに、第一嵌合部41と同様にこの長方形の長辺部から下方に向けて挟持壁42b,42cが立設されている。この第二嵌合部42はこの挟持壁42b,42cと上部42aとにより形成された断面略凹形状の凹形状部位42dを備えている。
【0042】
そして、第二嵌合部42は第一嵌合部31の端部から一方方向に対して略垂直に外側に向けて配設され、第一嵌合部41と第二嵌合部42とは略L字形状に形成されている。ここで、この第一嵌合部41および第二嵌合部42に形成された凹形状部位41d,42dは凹幅D3に形成されており、この凹幅D3は側壁板厚D1および仕切板厚D2と略同一に形成されている。従って、この第一嵌合部41あるいは第二嵌合部42は凹形状部位41d,42dを側壁14a〜14bまたは仕切板20の上方から装着可能になっており、適宜連結部材40を側壁14a〜14dまたは仕切板20に装着することによって、側壁14a〜14dと仕切板20および仕切板20同士を略L字状に連結可能になっている。
【0043】
図15にこの連結部材40を利用して引出し14の仕切りを行った場合の仕切態様図を示す。同図においては、連結部材401〜405および仕切板501〜504を使用して引出し14を仕切っている。先ず側壁14bの略中央から第二嵌合部位421が伸びるように第一嵌合部411を側壁14bに嵌め合わせて連結部材401を装着する。そして、第二嵌合部421に仕切板501の一方端部位を嵌め合わせることによって底材14eに対して立設させて固定する。そして、この仕切板501の他方端部位に連結部材402の第一嵌合部位412を装着する。
【0044】
そして、この第一嵌合部位412の他方に仕切板502を装着するとともに、この仕切板502の他方端部位に連結部材403の第一嵌合部413を装着する。このように連結部材401,402,403および仕切板501,502によって引出し14を略二分割に仕切ることが可能になる。そして、連結部材403の第二嵌合部423に仕切板503を装着し、この仕切板503の他方端部位に連結部材404の第二嵌合部424が装着できるように側壁14aに連結部材404を装着する。また、連結部材402の第二嵌合部422に仕切板504を装着しこの仕切板504の他方端部位に連結部材405の第二嵌合部425が装着できるように側壁14cに連結部材405を装着することによって、引出し14を仕切り空間145〜147に仕切っている。
【0045】
(7)引出しの他の構成について:
上述してきた引出し14は底材14eの辺部から上方に向けて立設された側壁14a〜14dに囲まれて形成されている。一方、引出し14はこのように側壁14a〜14dによってのみ囲まれるものに限定されるものではなく、種々の形態によって形成される。図16は引出しの他の構成の外観斜視図を示している。同図において、引出し140は、略矩形形状の4つの側壁140a〜140dが略矩形形状の底材140eのそれぞれの辺部に立設されて形成されている。ここで、本実施形態においては、引出し140の挿入方向と平行な側壁140a,140cの高さが側壁140b,140dの二分の一程度に形成されており、その側壁140a,140cの上部には長手方向に延設パイプ150,151が配設されている。ここで、かかる引出し140の大きさは上述した引出し14と略同一に形成されている。
【0046】
このように延設パイプ150,151が配設された場合、延設パイプ150,151と仕切板20とを固定する必要が生じる。この延設パイプ150,151と仕切板20とを固定することが可能な仕切固定部材の構成を図17に示す。同図において、仕切固定部材50は略円筒形状に形成され円筒部分で延設パイプ150,151を嵌合して固定可能な延設パイプ嵌合部51と、この延設パイプ嵌合部51の下方に配設され仕切板20の仕切板厚D2を挟持可能な仕切板固定部52とから構成されている。かかる構成において延設パイプ150,151および仕切板20を固定した状態を図18に示す。同図においては、延設パイプ嵌合部51を延設パイプ150,151に巻きまわして嵌め合わせる。そして、仕切板固定部52に仕切板20を挟み込んで固定する。
【0047】
このように仕切固定部材50に略円筒形状に形成される延設パイプ嵌合部51と、仕切板固定部52とを備えさえることによって延設パイプ150,151と仕切板20とを固定することが可能になる。一方、延設パイプ150,151が配設された引出し140の間仕切りを行う場合には、仕切板20,連結部材30に加えて仕切固定部材50を適宜用意しなければならなくなり、部材点数が増加することになる。そこで、連結部材30と仕切固定部材50とを一体化することができると、引出し140の間仕切りにおいてこの一体化した連結部材と仕切板20とを用意すれば良く部材点数を低減することが可能になる。
【0048】
図19は仕切固定部材を一体化した場合の連結部材30の外観斜視図である。また、図20はかかる連結部材30の側面図である。図において、第一嵌合部31の奥側上部に長手方向に略円筒形部位に形成した延設パイプ嵌合部36を形成する。そして、この延設パイプ嵌合部36に延設パイプ150,151を嵌合して固定する。一方、仕切板20は上述と同様に第二嵌合部32の凹形状部位32dに装着することによって固定する。このとき、第一嵌合部31の外側の挟持壁31bは延設パイプ嵌合部36から下方に若干下がった位置に留めて形成する。これにより延設パイプ嵌合部36に対する延設パイプ150,151の嵌め合わせを容易に行うことが可能になる。
【0049】
このように連結部材30の第一嵌合部31に延設パイプ嵌合部36を形成することによって連結部材30と仕切固定部材50とを一体化することが可能となり、延設パイプ150,151を有する引出し140の間仕切りを行うに際しても、連結部材30と仕切板20とにより実施することが可能となるため、部材点数を低減することが可能になる。むろん、かかる仕切固定部材50を一体化する連結部材は図21,22に示すとおり連結部材40に適用しても良く、かかる場合は第一嵌合部41に延設パイプ嵌合部46を形成することになる。
【0050】
<第二実施形態>
(8)仕切り構成部材について:
次に、上述した仕切板20を利用しつつ他の仕切部材および連結部材を使用して引出し14を適宜仕切ることが可能な第二実施形態を説明する。図23は、この第二実施形態に使用する仕切部材の外観斜視図である。
同図においては、引出し14を仕切る仕切部材200を断面略コの字形状に形成された略矩形形状の板状に形成する。この仕切部材200は、後述する連結部材に嵌め合わせる略コの字部分が嵌合幅D20に形成されるとともに、仕切部材高さL50、仕切部材長さL40に形成されている。そして、仕切部材高さL50は引出し高さL3から底材14eの板厚分を除いた高さに形成されている。また、仕切部材長さL40は引出し奥行きL1や引出し幅L2より短小に形成されるとともに、引出し14内部を適宜間仕切り可能な長さ、本実施形態では、後述する連結部材の長さを勘案し、引出し奥行きL1や引出し幅L2の長さの約1/4〜1/3の長さに形成されている。むろん、仕切部材長さL40は限定されるものではなく、引出し14内部に収容可能であるものであれば適宜変更可能である。
【0051】
図24は、第二実施形態に使用する連結部材の外観斜視図を示している。また、図25は連結部材の底面図を示している。図において、連結部材300は嵌合部310と被嵌合部320とを備える構成となっている。嵌合部310は上部310aが略長方形の板状に形成されるとともに、この長方形の長辺部から下方に向けて挟持壁310b,310cが立設されている。そして、嵌合部310はこの挟持壁310a,310bと上部310aとにより形成された断面略凹形状の凹形状部位310dを備えている。一方、被嵌合部32は略長方形の板状に形成されるとともに、嵌合部310の略中央位置から一方方向に対して略垂直に外側に向けて配設され、嵌合部310と被嵌合部320とは略T字形状に形成されている。ここで、この嵌合部310に形成された凹形状部位310dは、凹幅D30に形成されている。この凹幅D30は側壁板厚D1あるいは仕切板厚D2と略同一に形成されている。
【0052】
また、被嵌合部320は板幅D40に形成されている。この板幅D40は、仕切部材200の嵌合幅D20よりも小さく形成されている。従って、この嵌合部310は凹形状部位310dを側壁14a〜14bまたは仕切板20の上方から装着可能になっているとともに、被嵌合部320は仕切部材200を適宜装着可能になっている。従って、嵌合部310を側壁14a〜14dまたは仕切板20に装着しつつ、仕切部材200を被嵌合部320に装着することによって、側壁14a〜14dと仕切部材200および仕切板20と仕切部材200を略T字状に連結可能になっている。
【0053】
本第二実施形態では略同一形状に形成した仕切板20、仕切部材200および連結部材300を複数用意し、これらを適宜組み合わせて引出し14の間仕切りを行うため、異なる形状の複数部材を用意する必要はなく、低コストでの間仕切りを実現することが可能になっている。
【0054】
図26は、連結部材300を利用して側壁14a〜14dと仕切板20あるいは仕切部材200を連結した場合の外観斜視図を示している。同図においては、嵌合部310の凹形状部位310dにて側壁14a〜14dあるいは仕切板20を嵌め合わせて固定し、被嵌合部320には仕切部材200を嵌め合わせて固定している。このように、嵌合部310は凹形状部位310dにて側壁14a〜14dおよび仕切板20同士を嵌め合わせ可能になっている。一方、被嵌合部320は仕切部材200のみを嵌め合わせ可能になっている。
【0055】
(9)仕切長さの調整について:
上述したように仕切部材200は、連結部材300の被嵌合部320に嵌め合わされる。従って、仕切部材200に形成された略コの字形状を被嵌合部320にて連結方向に適宜移動させると、仕切長さを適宜調整することが可能になり、間仕切りを自在にすることが可能となっている。また、仕切部材200を連結部材300の被嵌合部320をスライドさせるだけで仕切り態様が調整可能となるため、引出し14の間仕切り作業を容易にすることができる。
【0056】
(10)仕切り態様について:
図27は上述してきた仕切板20、仕切部材200および連結部材300を利用して引出し14の仕切りを行った場合の一例を示した仕切態様図である。同図においては、連結部材3001〜3004および仕切板201,202を使用して引出し14を仕切っている。先ず側壁14cの略中央から被嵌合部320が引出し14内側に伸びるように嵌合部310を側壁14cに嵌め合わせて連結部材3001を装着する。次に、嵌合部320に仕切部材2001の一方端部位を嵌め合わせることによって底材14eに対して立設させる。そして、この仕切部材2001の他方端部位に連結部材3002の被嵌合部320を装着する。
【0057】
そして、この連結部材3002の嵌合部310の一方に仕切板201を他方に仕切板202を装着するとともに、仕切板202の他方端部位に連結部材3003の嵌合部310を装着する。このように連結部材3001,3002,3003、仕切部材2001および仕切板201,202によって引出し14を略二分割に仕切るとともに、略二分割された部分をさらに略二分割することが可能になる。さらに、連結部材3003の被嵌合部320に仕切部材2002の一方端部位を装着するとともに、連結部材3004の被嵌合部320に仕切部材2002の他方端部位を装着し、連結部材3004の嵌合部310を側壁14aに嵌合する。これにより、引出し14を仕切り空間1410〜1440に仕切っている。ここで、本第二実施形態においては連結部材3002の嵌合部310に仕切板201と仕切板202とを装着して間仕切りを行う構成を採用したが、むろん、嵌合部310に一枚の仕切板を装着して間仕切りを行うようにしても良いことは言うまでもない。
【0058】
かかる場合、連結部材3001,3004は、被嵌合部320に仕切部材2001,2002を嵌め合わせるため、嵌合部310にて側壁14c,14aに装着できる。一方、連結部材300を利用して、連結部材3002の嵌合部310に一方端部位を装着された仕切板201の他方端部位を側壁14bに連結することはできない。そこで、本第二実施形態においては、連結金具400を使用して側壁14bと仕切板201とを連結し、当該仕切板201を側壁14bに対して固定する。図28はこの連結金具400の外観斜視図である。同図において、連結金具400は、側壁嵌合部401と仕切板嵌合部402とから構成されている。側壁嵌合部401は幅D60を有する断面コの字形状に形成されているとともに、仕切板嵌合部402は幅D50を有する断面コの字形状に形成されている。そして、幅D50は仕切板厚D2と略同一に形成されており、幅D60は側壁板厚D1と略同一に形成されている。
【0059】
図29は、仕切り具合を可変することが可能な態様を示した図である。
同図においては、引出し14を仕切板20,仕切部材200,連結部材300および連結金具400の組み合わせE〜Gにて仕切っている態様を示している。このように適宜連結部材300,仕切板20および連結金具400を組み合わせることによって、組み合わせEを側壁14bに沿った方向に移動させることにより側壁14bの垂直方向の仕切り領域を適宜変更することが可能になるとともに、組み合わせFを側壁14cに沿った方向に移動させることにより側壁14cの垂直方向の仕切り領域を適宜変更することが可能になる。また、組み合わせGを側壁14aに沿った方向に移動させることにより側壁14aの垂直方向の仕切り領域を適宜変更することが可能になる。このように、仕切部材200,仕切板20,連結部材300および連結金具400を組み合わせつつ、連結部材300,連結金具400の装着位置および仕切板20,仕切部材200の連結長さを調整することによって、所望の間仕切りを実現することが可能になる。
【0060】
仕切部材200を連結部材300の被嵌合部320に嵌め合わせて装着した場合、仕切部材200は容易に被嵌合部320から取り外しすることができる。このように取り外し可能であると、仕切部材200を連結長さ調整のためにスライド移動させた場合不安定になる。そこで、本第二実施形態においては、図30に示すように、連結部材300の被嵌合部320の側面にスライド長穴350を形成するとともに、図31に示すように、仕切部材200の内周面側の所定部位に突起部20aを形成する。図32は、突起部20aが形成された仕切部材200の断面図である。
【0061】
また、図33は、仕切部材200を連結部材300の被嵌合部320に装着した際の断面図である。本第二実施形態においては、突起部20aを樹脂にて構成する。これにより、仕切部材200を被嵌合部320の上方から装着した場合、突起部20aは被嵌合部320の側面にて押し潰されて変形しつつ、スライド長穴350にて穴に挿入される。従って、突起部20aが障害となることなく、仕切部材200を連結部材300に装着することが可能となる。このように、連結部材300にスライド長穴350を形成するとともに、仕切部材200に突起部20aを形成し、装着時、スライド長穴350に突起部20aを挿入することによって、図34に示すように、仕切部材200を連結部材300に対してスライド移動させた場合に、上方に不安定に動いてしまうことを防止することが可能になる。
【0062】
また、スライド移動させた場合に、上方に不安定に動いてしまうことを防止する他の構成について説明する。かかる他の構成では、図35に示すように、連結部材300の被嵌合部320の側面上方部にスライド長穴351および被嵌合部320の下面前端部に下方に向けて立設したスライド引掛部352を形成するとともに、図36に示すように、仕切部材200を中空の板状に形成しつつ、内周面側の所定部位に突起部20a1および下面にスライド溝20a2を形成する。図37は、突起部20a1およびスライド溝20a2が形成された仕切部材200の断面図である。
【0063】
図38は、かかる構成において、仕切部材200を連結部材300の被嵌合部320に装着した際の断面図である。この場合も突起部20a1を樹脂にて構成する。これにより、仕切部材200を被嵌合部320の上方から装着した場合、突起部20a1は被嵌合部320の側面にて押し潰されて変形しつつ、スライド長穴351にて穴に挿入される。従って、突起部20a1が障害となることなく、仕切部材200を連結部材300に装着することが可能となる。このように、連結部材300にスライド長穴351を形成するとともに、仕切部材200に突起部20a1を形成し、装着時、スライド長穴351に突起部20a1を挿入することによって、図39に示すように、仕切部材200を連結部材300に対してスライド移動させた場合に、上方に不安定に動いてしまうことを防止することが可能になる。また、かかる構成においては、仕切部材200を連結部材300に連結するにあたり、連結部材300に形成したスライド引掛部352を仕切部材200に形成されたスライド溝20a2に嵌合する。従って、仕切部材200はこのスライド引掛部352に規制されつつスライド移動することになる。
【0064】
上述したようにスライド長穴350,351と突起部20a,20a1とを組み合わせることによって、仕切部材200の連結部材300に対する装着度合いを強化することが可能になる。この仕切部材200の連結部材300に対する装着度合いを強化する手法はスライド長穴350,351と突起部20a,20a1との組み合わせに限定されるものではない。図40は、この装着度合いを強化可能な仕切部材200の断面図である。同図においては、仕切部材200の略上端部に内周面の相対面する部位に内側に対して括れた括れ部20bを形成するとともに、下端部に内側に立設する立設部20cを形成する。
【0065】
図41は、かかる括れ部20bと立設部20cが形成された仕切部材200を連結部材300の被嵌合部320に装着した場合の断面図である。同図において、仕切部材200を被嵌合部320に装着した場合、括れ部20bと立設部20cとが被嵌合部320の側面に押し当てられる。これにより、仕切部材200の連結部材300に対する装着度合いを強化することが可能になる。また、本第二実施形態において、図16に示す引出し140の間仕切りを行なう場合は、図42の外観斜視図および図43の側面図に示すように、延設パイプ嵌合部360およびスライド長穴350が形成された連結部材300を形成すれば良い。
【0066】
(11)まとめ:
このように、連結部材30の凹形状部位31d,32dの凹幅D3を引出し14の側壁14a〜14dの側壁板厚D1および仕切板厚D2と略同一に形成することによって、第一嵌合部31および第二嵌合部32にて側壁14a〜14dおよび仕切板20の両者を嵌合することができるため、仕切板20と連結部材30とを用意すれば、引出し14を適宜間仕切りすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる引出しが利用されるシステムキッチンの概略外観を示した概略外観図である。
【図2】引出しの外観斜視図である。
【図3】仕切板の外観斜視図である。
【図4】連結部材の外観斜視図である。
【図5】連結部材の底面図である。
【図6】連結部材を利用して側壁と仕切板あるいは仕切板同士を連結した場合の外観斜視図である。
【図7】連結長さを調整可能な態様を示した図である。
【図8】仕切板および連結部材を利用して引出しの仕切りを行った場合の一例を示した仕切態様図である。
【図9】仕切り具合を可変することが可能な態様を示した図である。
【図10】連結部材による側壁および仕切板に対する挟持を強化可能な手法の一例を示した図である。
【図11】連結部材の側壁あるいは仕切板に対する固定具合を強化する他の手法を示した図である。
【図12】連結部材の側壁あるいは仕切板に対する固定具合を強化する他の手法を示した図である。
【図13】側壁と仕切板および仕切板同士を連結可能な連結部材の他の構成を示した外観斜視図である。
【図14】他の構成にかかる連結部材の底面図である。
【図15】他の構成の連結部材を利用して引出しの仕切りを行った場合の仕切態様図である。
【図16】引出しの他の構成の外観斜視図である。
【図17】延設パイプと仕切板とを固定することが可能な仕切固定部材の構成を示した図である。
【図18】延設パイプおよび仕切板を固定した状態を示した図である。
【図19】仕切固定部材を一体化した場合の連結部材の外観斜視図である。
【図20】仕切固定部材を一体化した場合の連結部材の側面図である。
【図21】仕切固定部材を一体化した他の構成の連結部材の外観斜視図である。
【図22】仕切固定部材を一体化した他の構成の連結部材の側面図である。
【図23】第二実施形態に使用する仕切部材の外観斜視図である。
【図24】第二実施形態に使用する連結部材の外観斜視図である。
【図25】第二実施形態に使用する連結部材の底面図である。
【図26】連結部材を利用して側壁と仕切板あるいは仕切部材を連結した場合の外観斜視図である。
【図27】仕切板、仕切部材および連結部材を利用して引出しの仕切りを行った場合の一例を示した仕切態様図である。
【図28】連結金具の外観斜視図である。
【図29】仕切り具合を可変することが可能な態様を示した図である。
【図30】連結部材の側面図である。
【図31】仕切部材の側面図である。
【図32】仕切部材の断面図である。
【図33】仕切部材を連結部材に嵌合した状態を示した断面図である。
【図34】連結部材を利用して側壁と仕切板同士を連結した場合の外観斜視図である。
【図35】連結部材の側面図である。
【図36】仕切部材の側面図である。
【図37】仕切部材の断面図である。
【図38】仕切部材を連結部材に嵌合した状態を示した断面図である。
【図39】連結部材を利用して側壁と仕切板同士を連結した場合の外観斜視図である。
【図40】仕切部材の断面図である。
【図41】仕切部材を連結部材に嵌合した状態を示した断面図である。
【図42】仕切固定部材を一体化した場合の連結部材の外観斜視図である。
【図43】仕切固定部材を一体化した場合の連結部材の側面図である。
【符号の説明】
14…引出し
20…仕切板
30…連結部材
31…第一嵌合部
31a…上部
31b,31c…挟持壁
31d…凹形状部位
32…第二嵌合部
32a…上部
32b,32c…挟持壁
32d…凹形状部位
Claims (9)
- 板枠状に形成される側壁を有する引出しと、
同側壁長手方向に配設される延設パイプと、
板状に形成される仕切板と、
上記延設パイプと上記仕切板とを固定する連結部材とを具備することを特徴とする引出し固定構造。 - 上記連結部材は、上記延設パイプに嵌め合わされる延設パイプ嵌合部と、上記仕切板または断面略コの字状の板状に形成された仕切部材を固定する第二嵌合部とにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の引出し仕切構造。
- 上記仕切板を挟持する第一嵌合部が上記延設パイプ嵌合部に併設されることを特徴とする請求項2に記載の引出し仕切構造。
- 上記第二嵌合部は、上記仕切板または仕切部材の連結方向に対する連結長さを調整する連結長調整構造を備えることを特徴とする請求項2〜請求項3のいずれかに記載の引出し仕切構造。
- 上記連結長調整構造は、上記仕切板または仕切部材を連結方向にスライド移動させるスライド移動構造を有することを特徴とする請求項4に記載の引出し仕切構造。
- 上記スライド移動構造は、上記仕切板または仕切部材と上記連結部材との何れか一方に突起部が形成されるとともに、他方にこの突起部を収容するとともにスライド移動長さを規定する溝部が形成されることを特徴とする請求項5に記載の引出し仕切構造。
- 上記仕切部材は、上記連結部材に対する嵌合状態を強化する嵌合強化構造を有することを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の引出し仕切構造。
- 上記嵌合強化構造は、上記仕切部材の略上端部に嵌合面に対して括れて形成された括れ部、及び又は上記仕切部材の下端部に嵌合面に対して突出して形成された突出部を有し、同括れ部、及び又は同突出部にて上記連結部材に対する嵌合を強化することを特徴とする請求項7に記載の引出し仕切構造。
- 引出し内部を仕切る引出し仕切方法であって、
板枠状に形成される側壁を有する引出しと、同側壁長手方向に配設される延設パイプと、板状に形成される仕切板と、上記延設パイプと上記仕切板とを固定する連結部材とにより引出し内部を仕切ることを特徴とする引出し仕切方法。
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