JP3583379B2 - カラー画像記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラープリンタ、カラー複写機やカラーファクシミリ等に応用できるカラー画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラー電子写真装置例として、特開昭62−287264号公報を用いてその構成を説明する。図6はその従来例のカラー電子写真装置の全体構成図である。
【0003】
図中の101は、シアン、マゼンタ、イエロ、黒の4台の像形成ユニット102a、102b、102c、102dを回動可能に支持するための回転枠であり、支持軸103で保持され現像のタイミングに合わせて回転する。
【0004】
4色のトナーを入れた各像形成ユニットの構成は同じであり、トナーだけが異なる。この像形成ユニットの構造、及び作像プロセスを図6において作像位置に停止している像形成ユニット102aについて詳しく述べる。
【0005】
像形成ユニット102aは増感された有機光導電体の感光体108と一次帯電器110、クリーナ111を有している。一方、像形成ユニット102aの外部には、半導体レーザ装置(図示せず)があり、このレーザから出た光はモーターによって一定速度で回転しているポリゴンによって感光体108上を軸方向に露光走査する。途中レーザ光はレンズ系(図示せず)で感光体上に焦点を結び、かつf−θ特性を持たせる。図中104はレーザ光の進向きを変える折り返しミラーである。
【0006】
画像信号によって半導体レーザを変調し、この信号に従って感光体108の上に露光し、この静電潜像を現像器109で現像する。一方転写材は給紙ローラで給紙させて、転写ドラム112の表面に一様に巻き付ける。この巻き付けられた転写材の上に背後からトナーと逆極性のコロナを転写帯電器113で与え、感光体108上のトナーを転写材に転写する。
【0007】
転写で残ったトナーはクリーナユニット111で回収され、クリーナユニット111の中に収納される。ドラム表面を清掃された感光体108は前露光照明手段105でドラム上に光を受けて感光体108に蓄積された種々のメモリーを減少させ感光体108は回転を停止する。次いで回転枠は90゜回転して各像形成ユニットを90゜づつ回転させることにより一番下の作像位置には102bの像形成ユニットが移動してきて停止し、固定される。
【0008】
次いで、102bの像形成ユニットを用いて像を作成する。これには像形成ユニット102bのトナーの色に対応した画像信号に従って半導体レーザを変調し、像形成ユニット102bに潜像を形成した後現像を行い、転写ドラム112に巻き付けられた転写材上の前のトナーの上に転写される。以下のプロセスは像形成ユニット102aの場合と同じである。
【0009】
このように4つの像形成ユニット毎に作像プロセスが施され、転写ドラム112上の転写材に4色のトナーが積層されていく。4色のトナーが転写された転写材は転写ドラム112より分離し、定着器で定着される。
【0010】
これが、特開昭62−287264号公報に述べられている構成である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来例の像形成ユニット回転部分の構成を用いカラー電子写真装置を構成し、黒、シアン、マゼンタ、イエロの順番でフルカラー像形成を行った。2000枚ほどカラープリントを続けると、イエロの像形成ユニット102のクリーナ111からトナーがあふれ出しクリーニング不良が発生した。このとき、このイエロの像形成ユニットのクリーナ111を調べると、クリーナ111の廃トナー収容容積は十分あるにも関わらず、クリーニング不良を起こしていた。このとき、図7に示すように、廃トナー114がクリーニングブレード115の下に凝集して固まっており、クリーニングブレード115の感光体からのトナーの掻き落とし力を低下させていることがわかった。さらに、この廃トナー114を調べると、イエロの像形成ユニットのなかに、その他の色の黒、シアン、マゼンタのトナーも多く含まれていた。これらの4色が混合されたトナーはイエロトナー単独よりも、流動性が著しく劣っていることがわかった。また、中間転写ベルトユニットを用いる装置においては、クリーニングローラを中間転写ベルトと接触させ、クリーニングローラの表面を平滑にし、かつトナーの付着を防止するような−1kVの電圧を印加して、中間転写ベルト上のトナー像を乱さないようにすることが望ましい。
【0013】
本発明の目的は上記問題点に鑑み、トナー像を乱れなく形成でき、常に安定した像形成が行えるカラー画像記録装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカラー画像記録装置は、一部にカラートナーの収容部を有する複数の個別ユニットを略円柱状に集合配置した回転体を有し、感光体上に形成された画像を、中間転写体を介して、記録紙に転写するカラー画像記録装置において、
前記中間転写体の周長を、最大用紙サイズの紙送り方向の長さに、前記感光体の周長の半分の長さ、を加えた長さより長くするとともに、前記中間転写体における、記録紙への転写位置から前記中間転写体上に残留したトナー像を除去するクリーニング部材の位置までの長さを、前記中間転写体の周長から前記最大用紙サイズの紙送り方向の長さを減じた長さより短くする、ことを特徴とする。
また、本発明の中間転写体は、一部にカラートナーの収容部を有する複数の個別ユニットを略円柱状に集合配置した回転体を有し、感光体上に形成された画像を、中間転写体を介して、記録紙に転写するカラー画像記録装置に使用する中間転写体において、
周長を、最大用紙サイズの紙送り方向の長さに、前記感光体の周長の半分の長さ、を加えた長さより長くするとともに、前記中間転写体における、記録紙への転写位置から前記中間転写体上に残留したトナー像を除去するクリーニング部材の位置までの長さを、前記中間転写体の周長から前記最大用紙サイズの紙送り方向の長さを減じた長さより短くする、ことを特徴とする。
また、本発明のカラー画像記録装置は、一部にカラートナーの収容部を有する複数の現像器と、
感光体と、
中間転写体と、を有するカラー画像記録装置において、
前記中間転写体の周長を、最大用紙サイズの紙送り方向の長さに、前記感光体の周長の半分の長さ、を加えた長さより長くするとともに、前記中間転写体における、記録紙への転写位置から前記中間転写体上に残留したトナー像を除去するクリーニング部材の位置までの長さを、前記中間転写体の周長から前記最大用紙サイズの紙送り方向の長さを減じた長さより短くする、ことを特徴とする。
また、本発明の中間転写体ユニットは、一部にカラートナーの収容部を有する複数の現像器と、
感光体と、
中間転写体と、を有するカラー画像記録装置に使用される中間転写体ユニットであって、
周長を、最大用紙サイズの紙送り方向の長さに、前記感光体の周長の半分の長さ、を加えた長さより長くするとともに、前記中間転写体における、記録紙への転写位置から前記中間転写体上に残留したトナー像を除去するクリーニング部材の位置までの長さを、前記中間転写体の周長から前記最大用紙サイズの紙送り方向の長さを減じた長さより短くする、ことを特徴とする。
上記構成によれば、トナー像を乱れなく形成でき、常に安定した像形成が行えるカラー画像記録装置の提供が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様のカラー画像記録装置は、各々が少なくとも回動する感光体とそれぞれ色の異なるトナーを有する現像手段とクリーナ手段とを備え前記感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成する複数の移動可能な像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニットを円環状に並べ配置し回転移動可能な像形成ユニット群と、前記感光体上に形成したトナー像を受容する中間転写体と、単一露光位置と単一転写位置より構成され前記像形成ユニットと前記中間転写体とが接触して像形成を行う構成のカラー電子写真装置であって、前記像形成ユニットが前記感光体の軸芯よりを重力方向上側に前記現像手段を配置し重力方向下側にクリーナ手段を配置した状態で像形成動作を行う構成であるカラー電子写真装置である。
また、以下のような構成としてもよい。
本発明の他の態様のカラー画像記録装置は、各々が少なくとも回動する感光体とそれぞれ色の異なるトナーを有する現像手段とクリーナ手段とを備え前記感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成する複数の移動可能な像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニットを円環状に並べ配置し回転移動可能な像形成ユニット群と、前記感光体上に形成したトナー像を受容する中間転写体と、単一露光位置と単一転写位置より構成され前記像形成ユニットと前記中間転写体とが接触して像形成を行う構成のカラー電子写真装置であって、前記像形成ユニットが前記像形成ユニット群の軸芯より重力方向上側に配置された状態で像形成動作を行う構成であるカラー電子写真装置である。
【0016】
本発明の概要について、中間転写体として中間転写体ユニットを用いたカラー電子写真装置の構成と作用について図1を用いて説明する。1はカラー電子写真プリンタの外装筐であり、図面右端面側が前面である。1Aはプリンタ前面板であり、該前面板はプリンタ外装筐1に対して下辺側のヒンジ軸1Bを中心に倒し開き操作、起こし閉じ操作自由である。前面板1Aを倒し開いた状態を1点鎖線で示す。プリンタ内に対する中間転写体ユニット2の着脱操作や紙詰まり時などのプリンタ内部メンテナンス等は、前面板1Aを倒し開いてプリンタ内部を大きく解放することにより行われる。この中間転写体ユニット2の着脱動作は、感光体の回転軸母線方向に対し垂直方向、すなわちプリンタ前面板1Aの方向になるように設計されている。中間転写体ユニット2は、転写ベルト3、第1転写ローラ4、第2転写ローラ5、クリーニングローラ6、スクレーパ7、廃トナー溜め8、廃トナー満杯検出器9、バックアップローラ10、位置検出器11、テンションローラ12、前カバー13、後ろカバー14よりなる。詳細は後述する。
【0017】
プリンタ左側中央には黒、シアン、マゼンタ、イエロの各色用の4組の扇型をした像形成ユニット15Bk、15Y、15M、15Cが像形成ユニット群16を構成し、図のように円環状に配置されている。各像形成ユニットは、図1のプリンタ左面板1Cをヒンジ軸1Dを中心に開いて像形成ユニット群16の所定の位置に着脱自在である。像形成ユニット15はプリンタ内に正規に装着されることにより、像形成ユニット側とプリンタ側の両者側の機械的駆動系統・電気回路系統が相互カップリング部材(図示せず)を介して結合して機械的・電気的に一体化する。
【0018】
円環状に配置されている像形成ユニット15Bk、15C、15M、15Yは支持体(図示せず)に支持されており、像形成ユニット群16全体として移動手段である移動モータ17に駆動され、固定されて回転しない円筒状の軸18の周りに回転移動可能に構成されている。像形成時には、各像形成ユニットは回転移動によって順次前述の中間転写ベルト3を支持する第1転写ローラ4に対向した像形成位置19に位置することができる。像形成位置19は信号光20による露光位置でもある。
【0019】
図2に黒用像形成ユニット15Bkを詳細に示す。各像形成ユニットは、中に入れた現像剤を除きそれぞれ同じ構成部材よりなるので、説明を簡略化するため黒用の像形成ユニット15Bkについて説明し、他色については省略する。なお、各色用について同じ部分には同じ符号を付し、各色の構成の区別をつける必要がある場合は符号に各色を示す文字を付す。この説明では、発明者らが特開平4−43759号公報に出願した現像法を用いているが、通常の電子写真法に用いる現像法であればいかなるものでもよいことは言うまでもない。例えば、磁気ブラシ現像法、弾性ゴムローラ現像法、ジャンピング現像法、インプレッション現像法などを用いることができる。図2において、21はフタロシアニンを感光材料に用いポリカーボネート系バインダ樹脂を主体に構成した有機感光体、22は感光体21と同軸で固定された回転しない磁石、23は感光体をマイナスに帯電する導電性ゴムを用いた帯電ローラ、20はレーザビーム信号光、24はレーザビームが像形成ユニットに進入する像形成ユニットの開口部である露光窓、25は現像剤ホッパである。現像剤ホッパ25内には、表面をシリコーン樹脂でコートした粒径50μmのフェライトキャリヤ26Bkとポリエステル樹脂に黒顔料を分散したマイナス帯電性の黒トナー27Bkを10%混合した2成分現像剤28Bkをいれ、磁石22の磁力により感光体21表面に直接付着させる。29は回転可能なアルミニウム製の回収電極ローラ、30はその内部に同軸で固定された回転しない磁石、31は回収電極ローラ29上に回収されたトナーをかきおとす燐青銅製のスクレーパ、32は回収電極ローラ29に電圧を印加する交流高圧電源である。33は転写後の感光体21表面に残ったトナーを清掃するクリーナである。感光体21の直径は30mmで、周速60mm/sで矢印方向に回転させ、回収電極ローラ29は直径16mmで、同じく周速60mm/sで矢印方向に回転させた。
【0020】
次に図3を用い中間転写体ユニット2の構成を説明する。中間転写体ユニット2はユニットハウジング2aに、中間転写ベルト3、アルミローラよりなる第1転写ローラ4、導電性弾性ゴムローラよりなる第2転写ローラ5、中間転写ベルト3上に残ったトナー像をクリーニングするアルミ製のクリーニングローラ6、回収したトナーを掻き取るスクレーパ7、掻き取ったトナーを溜おく廃トナー溜め8、廃トナー溜め8内のトナー量が満杯になったことを検出する廃トナー満杯検出器9、クリーニングローラ6に対向する導電性ゴム製のバックアップローラ10、中間転写ベルト3の転写開始位置を検出する位置検出器11、中間転写ベルト3の張力を調整し蛇行を防止するテンションローラ12、を内包している。この中間転写体ユニット2は、図1においてプリンタ前面板1Aを倒し開いてプリンタ外装筐1内の所定の収納部に対して着脱自在である。
【0021】
中間転写体ユニット2がプリンタ本体に装着されたときには、第1転写ローラ4は、中間転写ベルト3が感光体21と接触しない図3の退避位置4bにある。中間転写体ユニット2がプリンタ本体に装着され、像形成動作が開始すると、第1転写ローラ4は、転写位置4aに移動し、中間転写ベルト3は約1.0kgの力で感光体21に圧接される。
【0022】
中間転写体ユニット2が、プリンタの所定の収納部に位置して像形成に用いられるときには、前カバー13と後ろカバー14とは図3の位置に移動する。中間転写体ユニット2がプリンタの外に取り出されたときには、前カバー13と後ろカバー14とは点線で示す13aと14aの位置に移動し、中間転写ベルト3の表面を保護する。
【0023】
中間転写ベルト3は、厚さ100μmのエンドレスベルト状の半導電性(中抵抗)のウレタンを基材とし、表面層はPFA・PTFE等のフッ素樹脂を用い全体で100〜500μmの厚さとしたフィルムよりなる。中間転写ベルト3は、第1転写ローラ4、第2転写ローラ5、バックアップローラ10およびテンションローラ12に巻回し、矢印Y方向に移動可能に構成される。
【0024】
ここで、中間転写ベルト3の周長は、最大用紙サイズであるA4用紙の長手方向の長さ(298mm)に、感光体ドラム21(直径30mm)の周長の半分より若干長い長さ(62mm)を足した360mmに設定している。このとき、第2転写ローラ5と第3転写ローラ34の当接部からクリーニングローラ6とバックアップローラ10の当接部までの中間転写ベルト3の周長は、この62mmの距離より短く、55mmになるように設定されている。
【0025】
中間転写ベルト3の移動速度は、トナー像の中抜け転写を防ぐために像形成ユニット15の像形成の速度(感光体21の周速に等しい60mm/s)より1.5%速くなるように設定されている。
【0026】
第2転写ローラ5とバックアップローラ10はともに導電性ゴムで構成されており、カラートナー像の転写時の飛び散りを防ぐためにそれぞれ20MΩの抵抗35、36を介して接地されている。
【0027】
この第2転写ローラ5とバックアップローラ10の中抵抗の弾性体層は、シリコンゴム・テフロン(R)ゴム・クロロプレンゴム・ウレタンゴム・EPDM等の弾性材料にカーボンや金属酸化物を配合分散して電気抵抗値(体積抵抗率)を105〜1017Ωcmの中抵抗を有するように処理をしたソリッド或いは発泡肉質の層よりなる。
【0028】
第1転写ローラ4は転写位置4aと退避位置4bとの間を移動可能となっており、電気信号により制御される駆動源(図示せず)により、転写位置4aに位置すると中間転写ベルト3は感光体21に接触し形成されたトナー像を転写することができ、また転写位置4bに位置すると中間転写ベルト3は感光体21から非接触の位置に離れる。
【0029】
感光体21上のトナー像を転写する際には、第1転写ローラ4とテンションローラ12とには高圧電源37により約+2.5kV(100μA)の電圧が印加されている。このとき、第1転写ローラ4を直接感光体21に接触させトナー像を中間転写ベルト3に転写しようとすると、中間転写ベルト3が感光体21に接触する前にいわゆる「前飛び」現象を起こし像が乱れたり、また第1転写ローラ4と感光体21との接触圧力を均一に調整することが困難になる。しかし、本発明のように第1転写ローラ4を移動させ、2本のローラ間に架張された中間転写ベルト3を感光体ドラム21に接触させると、これら問題は発生しない。
【0030】
アルミニウム製の第3転写ローラ34は、中間転写ベルト3を介して第2転写ローラ5と圧接されている。中間転写ベルト3上ににカラー像を形成途中では、ベルト上のトナー像を乱さないようにするために、高圧電源38aにより−1kVの電圧が印加される。またカラートナー像を受像紙(記録紙)39に転写する際には高圧電源38bにより+3kVの電圧が印加される。第3転写ローラ34の構成は、第2転写ローラ5のような導電性の弾性ローラであっても良いが、表面が平滑な金属ローラを用いた方が中間転写ベルト3上でカラー画像を合成する際にトナー像表面を乱すことがないためより望ましい。
【0031】
40は紙39が中間転写ベルト3から分離するときにトナー像が乱れないようにするための除電針である。この第3転写ローラ34は、トナー像を転写する際の中抜け現象を防ぐために中間転写ベルト3より1.5%遅く回転可能に構成している。
【0032】
クリーニングローラ6は、中間転写ベルト3を清掃する。このクリーニングローラ6には中間転写ベルト3上にカラー像を形成中は、中間転写ベルト3からトナーが移らないようにするため、高圧電源41aよりトナーと同極性の電圧、ここではマイナスの電圧が印加されている。中間転写ベルト3に残留したトナーをクリーニングする際には、高圧電源41bによりトナーを静電的に吸い寄せるプラスの電圧が印加される。
【0033】
図4は中間転写体ユニット2の内部に設けられたフォトインタラプタによる位置検出器11の構成を示す斜視図である。中間転写ベルト3の端部には検出孔42があり、位置検出器11はその検出孔42の通過を光学的に検出することによってトナー像の先端位置を決定し、中間転写ベルト3上でのカラー像の位置合わせをおこなう構成である。
【0034】
再び図1に戻り説明する。43はプリンタ外装筐1内の上側に配設したレーザビームスキャナ部であり、半導体レーザ、スキャナモータ43a、ポリゴンミラー43b、レンズ系43c等から構成されている。該スキャナ部43からの画像情報の時系列電気画素信号に対応した画素レーザ信号光20は図1の像形成ユニット15Bkと15Cとの間に構成された光路窓口44を通って、軸18の一部に開けられた窓45を通して軸18内に固定されたミラー46に入射し、反射されて像形成位置19にある像形成ユニット15Bkの露光窓24から像形成ユニット15Bk内に進入し、像形成ユニット内に上下に配設されている現像剤溜め25とクリーナ33との間の通路を通って感光体ドラム21の左側面の露光部に入射し母線方向に走査露光される。
【0035】
ここで光路窓口44からミラー46までの光路は両隣の像形成ユニット15Bkと15Cとのユニット間の壁面の隙間を利用しているため、像形成ユニット群16には無駄になる空間がほとんど無い。また、ミラー46は像形成ユニット群16の中央部に設けられているため、固定された単一のミラーで構成することができ、シンプルでかつ位置合わせ等が容易な構成である。
【0036】
34はプリンタ前面板1Aの内側で給送ローラ47の上方に配設した第3転写ローラであり、中間転写ベルト3と第3転写ローラ34との圧接されたニップ部には、プリンタ前面板1Aの下部に設けた紙給送ローラ47により用紙が送られてくるように用紙搬送路が形成されている。
【0037】
48a・48bはプリンタの内側上部に設けた定着ローラで、48aの内部にはハロゲンランプ49が設けられている。48aと49bとの間にはポリイミドフィルム50が張架されている。このフィルム50はカラープリントの光沢を出す目的に用いられる。51は定着ローラ48aに対向し設けられたバックアップローラ、52は紙出口側に配設した排紙ローラ対である。以上が本発明のカラー電子写真装置の主要構成の説明である。
【0038】
次に、像形成ユニット15および中間転写体ユニット2の交換時の構成と作用を説明する。図1の状態は像形成を行っている状態である。これは、感光体21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト3に転写するために第1転写ローラ4が図3の4aの位置に移動した状態である。像形成ユニット群16が回転移動するとき、あるいはプリンタ装置の停止状態では第1転写ローラ4は4bの位置に退避する。この状態では、感光体21は中間転写ベルト3と接触しない。この退避状態において、プリンタはプリント動作を停止し、プリンタ前面板1Aを開くことによって中間転写体ユニット2の交換が取り出し可能となる。この状態で中間転写体ユニット2の出し入れ動作を行っても、動作中に感光体21と中間転写ベルト3とが強く押し当たって双方に傷をつけることはない。また同時に、プリンタ左面板1Cを開くことによって各像形成ユニット15の交換が取り出し可能となる。他の像形成ユニット15を交換するときは、像形成ユニット群16はこの状態から90゜づつ回転移動した状態で停止する。
【0039】
中間転写ベルト3は、長期の使用にともない次第に表面がトナーの固着などにより劣化する。このベルトの劣化が著しくなると画像が部分的に欠けたり画像に白筋や黒筋が発生する。このためこの中間転写ベルトは、劣化し画像に影響が出る前に交換することが望ましい。ところが、この中間転写ベルトの劣化現象をプリンタ装置内で自動的に検出することは極めて困難である。本願発明では、図3に示すように、中間転写ベルト3を廃トナー溜め8とともに一体化してユニット化し、中間転写ベルト3の交換時に廃トナーを同時に捨て去る構成である。このような構成では、中間転写ベルト3が寿命になる前に廃トナー溜め8が廃トナーで満杯になるようにその大きさを小さい目の容量に設計しておくとよい。こうすると、中間転写ベルト3が劣化して画像欠陥が発生する前に廃トナー溜め内部に設置した廃トナー満杯検出器9がトナーの満杯を検出し、ユーザに中間転写体ユニット2の交換を指示することができる。このような構成は、直接トナー像を上に形成する中間転写ベルトだけに有効なものではなく、受像紙を周囲に巻き付ける構成の中間転写体であっても同様に有効である。
【0040】
上記の構成によって、像形成ユニット群が回転移動動作中には、像形成ユニット15の感光体21と中間転写ベルト3とは接触しないため感光体21が傷つくことがない。また、中間転写体ユニット2の交換時に中間転写ベルト3が感光体21と直接接触することがないのでメンテナンス時に感光体21を傷つけることもない。
【0041】
さらに、この方法は、中間転写ベルト3の位置を固定して像形成時に像形成ユニット15を転写位置へと移動させ中間転写ベルト3と接触させる構成に比べて、感光体21上での露光位置が安定し、カラー画像合成時の色位置合わせ精度もよくなるという効果がある。
【0042】
このような構成のカラー電子写真装置において従来技術で発生したクリーニング不良は、以下述べる原因によって発生する。
【0043】
まず、イエロの像形成ユニットの内部に他の色のトナーが混入する現象から説明する。粉体トナーを用いたカラー電子写真装置では、各々の単色カラー像を受像紙上或いは中間転写体上で重ね合わせフルカラー像を形成する。このとき、途中段階のカラー像は未定着のままの粉体トナー像である。そのため、感光体から受像紙上あるいは中間転写体上へトナー像を重ね転写する際に、感光体側上に先に転写された他色のトナー像が一部逆転写されてしまい、他のカラー像形成ユニットのクリーナ部に紛れ込む。最後に用いるイエロの像形成ユニットには前に用いた黒、シアン、マゼンタのトナーまでもがクリーナに紛れ込む。
【0044】
各色のカラートナーは全て同一の極性、ここではマイナスに帯電するトナーを用いているが、それぞれ異なる顔料を用いているためにその帯電のしやすさや電荷量が異なる。それらのトナーがクリーナ内部で相互に混ざり合うと、摩擦帯電を引き起こし静電的に凝集する。このような状態のトナーは非常に流動性が悪く、装置内部で滞留し易い。
【0045】
この状態を図5を用いてさらに詳細に説明する。図5(A)の状態は像形成ユニット15が像形成ユニット群16の軸芯18の重力方向下側に位置する状態である。この状態が、図6に示した従来例での像形成位置である。図5(A)の感光体21の下側位置において各色トナー像は中間転写体(図示せず)に転写される。この位置で、黒、シアン、マゼンタ、イエロの順番で像形成ユニットを入れ換えフルカラー像形成を行うと、最後のイエロの像形成ユニットが最初にクリーニング不良を発生した。これは、クリーナ部33にイエロのトナーだけでなく、先に転写した中間転写体上の黒、シアン、マゼンタのトナーが貯まるからである。この4種類のトナーが混ざった廃トナー54は相互に摩擦帯電を起こし凝集し、図に示すようにクリーナ部33の下方に滞留する。この廃トナー54は次第にクリーニングブレード55を背後から圧迫する。このクリーニングブレード55はウレタンゴムなどの弾性体で構成されるために、余分な圧力が背後からかかると、感光体21に均一に当接しなくなり、クリーニング不良を引き起こす。
【0046】
このような、クリーナ33内部での廃トナー54の圧迫によるクリーニング不良現象の発生は、像形成ユニットをどのような像形成位置で用いるかによって、その発生頻度が大きく異なることがわかった。
【0047】
次ぎに像形成ユニット群16を90゜回転させ、図5(B)の位置での像形成ユニット15の像形成状態を想定する。この状態は感光体21の上方にクリーナ33が位置し、下方に現像剤ホッパ25が位置する構成である。この状態で像形成すると、クリーナ33内部の廃トナー54が直接クリーニングブレード55を重力方向に圧迫し、最もクリーニング不良が発生し易い、悪い位置である。しかも現像剤ホッパ25内部の現像剤28の現像部への供給も困難となり好ましくない。
【0048】
次ぎにさらに像形成ユニット群16を90゜回転させた図5(C)の状態は、像形成ユニット15を像形成ユニット群16の軸芯18の重力方向上側に位置させて像形成を行う構成である。この状態はクリーナ部33内部で廃トナー54がクリーニングブレード55の先端に滞留せず、ほとんどクリーニング性能に影響を与えないため、クリーニング不良の心配はほとんど無い。この構成は、現像剤28の現像部への供給がやや困難であるが、この現像剤の供給を工夫すれば本願発明が得られる。
【0049】
最後の図5(D)の状態も、クリーナ部33内部で廃トナー54が直接クリーニングブレード55を圧迫することがない構成である。しかも、現像剤ホッパ25が重力方向上方にあるため現像剤28の現像部への供給が容易である。
【0050】
さらに本願発明の(C)及び(D)の像形成位置は、感光体21から中間転写ベルト3にトナーを転写する際に、たとえ像形成ユニット15からトナーが重力方向下方にこぼれても、直接画像上には落下しない。そのため、画像汚れの心配が少ないという利点もある。
さらに本発明では、トナー像を乱れなく形成でき、常に安定した像形成が行えるカラー画像記録装置の提供が可能となる。
【0051】
【実施例】
(具体的実施例 1)以下本発明の一実施例のカラー電子写真装置の動作について、図面を参照しながら説明する。
【0052】
図1のプリンタは、像形成状態にある。像形成ユニット15Bkの動作を図2を用いて説明する。感光体21を帯電ローラ23で、−450Vに帯電させた。この感光体21にレーザビーム走査光20を照射し静電潜像を形成した。このとき感光体21の露光電位は−50Vであった。この感光体21表面上に、2成分現像剤28Bkを現像剤ホッパ25内で磁力により付着させた。次に感光体21表面を回収電極ローラ29の前を通過させた。感光体21の未帯電域の通過時には、電極ローラ29には交流高圧電源32により、+100Vの直流電圧を重畳した750V0−p(ピーク・ツー・ピーク1.5kV)の交流電圧(周波数2kHzの矩型波)を印加した。その後、−450Vに帯電し静電潜像が書き込まれた感光体21表面の通過時には、電極ローラ29には交流高圧電源32により、−250Vの直流電圧を重畳した750V0−p(ピーク・ツー・ピーク1.5kV)の交流電圧(周波数2kHzの矩型波)を印加した。すると、感光体21上の現像剤と非画像部分に付着したトナーは電極ローラ29に回収され、感光体21上には画像部にのみネガポジ反転したトナー像が残った。矢印方向に回転する電極ローラ29に付着した現像剤とトナーは、スクレーパ31によってかきとり、再び現像剤ホッパ25内に戻し次の像形成に用いた。こうして感光体21上には黒色のトナー像が得られた。黒色以外の他の現像器15C、15M、15Yについても同様の動作を行う。
【0053】
次に再び図1に戻り、装置のカラー像形成時の動作を説明する。像形成ユニット群16は図1に示す位置にあり、黒の像形成ユニット15Bkが図示のように像形成位置19にある。このとき感光体21は中間転写ベルト3に接触している。先に説明した像形成ユニットの像形成工程により、レーザ露光装置43により黒の信号光が像形成ユニット15Bkに入力され、黒トナーによる像形成が行われる。この時と中間転写ベルト3の移動速度は、トナー像の中抜け転写を防ぐために感光体21の速度に比べ1.5%速くなるように設定されており、像形成と同時に第1転写ローラ4とテンションローラ12に印加された電圧の作用で、黒トナー像が中間転写ベルト3上に転写される。このとき第1転写ローラ4とテンションローラ12には前述のように+2.5kVの直流電圧を印加した。
【0054】
黒のトナー像がすべて転写し終わった直後に、第1転写ローラ4は図3に示す4aの位置から4bの位置へと移動し、中間転写ベルト3は像形成ユニット15Bkに接触しない位置に戻る。次に、像形成ユニット群16として全体が移動モータ17に駆動されて図1の矢印Q方向に回転移動し、ちょうど90゜回転して像形成ユニット15Cが像形成位置19に達した位置で止まる。像形成ユニットの感光体以外の現像剤ホッパ25やクリーナ33の部分は、感光体21先端の点線で示す回転円弧より内側に位置している。また、第1転写ローラ4の退避位置4bはこの点線円弧の外側に位置する。そのため、像形成ユニット群16の回転移動中に中間転写ベルト3が像形成ユニットに接触することはない。
【0055】
像形成ユニット群16の回転が終了し像形成ユニット15Cが像形成位置19に到達すると、前と同様に今度はシアンの信号でレーザ露光装置43が像形成ユニット15Cに信号光を入力し、シアンのトナー像の形成と転写が行われる。このときまでに中間転写ベルト3は1回転し、前に転写された黒のトナー像に次のシアンのトナー像が位置的に合致するように、図4に示す位置検出器11からの信号に基づいてシアンの信号光の書き込みタイミングが制御される。この間、第3転写ローラ34は中間転写ベルト3と接触しているが、前述のように第3転写ローラ34の表面は平滑であり、かつトナーの付着を防止するような−1kVの電圧が印加されているため、中間転写ベルト3上のトナー像を乱さない。また、クリーニングローラ6も中間転写ベルト3と接触しているが、クリーニングローラ6の表面も平滑であり、かつトナーの付着を防止するような−1kVの電圧が印加されているため、中間転写ベルト3上のトナー像を乱さない。
【0056】
以上と同様の動作を、マゼンタ、イエロについても行い、中間転写ベルト3上には4色のトナー像が位置的に合致して重ね合わされカラー像が形成された。最後のイエロトナー像の転写後、4色のトナー像はタイミングを合わせて給紙カセットから送られる用紙(図示せず)に、第3転写ローラ34に+3kVの電圧を印加して一括転写した。用紙に転写されたトナー像は定着ローラ48a・48bにより定着され、その後排出された。
【0057】
このようなカラー像形成を約4000枚連続して行ったが、イエロの像形成ユニット15Yがクリーニング不良を発生することはなく、クリーナ33からトナーが溢れ出ることもなかった。
【0058】
その後、第3転写ローラ34に再び−1kVの電圧を印加して第3転写ローラ表面に直接付着していたトナーを中間転写ベルト3に移した。このトナーと中間転写ベルト3上に残った転写残りのトナーとを、クリーニングローラ6に+3kVの電圧を印加することによって清掃回収し、中間転写体ユニット2内の排トナー溜め8内に蓄えた。
【0059】
このようなプリント動作を約3万枚繰り返したところ、排トナー溜め8bが満杯となり、光センサで構成された廃トナー満杯検出器9が、満杯であるという信号を出力した。このとき、中間転写ベルト3は、さらに1万枚程度のプリントに使用し得る状態であったが、この満杯検出器9の信号に基づき中間転写体ユニット2の交換をユーザに促した。
【0060】
廃トナーで廃トナー溜め8bが満杯になった状態の中間転写体ユニット2は次のように交換される。像形成ユニット群16は図1に示す状態にあるが、第1転写ローラ4は図3に示す4bの位置に退避している。従って、像形成ユニット15Bkの感光体21は、中間転写体ユニット2の中間転写ベルト3と接触しない退避位置に移動して装置は停止している。ユーザが装置本体前面部に位置する前面板1Aをあけて、そこから中間転写体ユニット2を取り出す。次に、あらかじめ用意した位置検出器や廃トナー満杯検出器等が調整済みの新しい中間転写体ユニットを装着する。したがってユニット装着後はなんら調整する事なく像形成が開始できる。この新しい中間転写体ユニットを本体に装着する際に、像形成ユニット15Bkの感光体21は、中間転写ベルト3や第1転写ローラ4と衝突して傷つくことはない。
【0061】
以上が実施例の構成と動作の説明である。なお以上の実施例では、像形成ユニットの構造として特定のものを用いたが、他に従来法の現像法や帯電方法を用いた構造の像形成ユニットの場合でも、本発明の本質と作用効果は変わることがない。またこのような構成は、直接トナー像を上に形成する中間転写ベルトを用いた装置だけに有効なものではなく、受像紙を周囲に巻き付ける構成の中間転写体であっても同様に有効であることはいうまでもない。
【0062】
【発明の効果】
本発明は、トナー像を乱れなく形成でき、常に安定した像形成が行えるカラー画像記録装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー電子写真装置の像形成時の位置関係を示す構成図
【図2】本発明の実施の形態のカラー電子写真装置に用いられる像形成ユニットの構成を示す構成図
【図3】本発明の中間転写体ユニットの構成図
【図4】本発明の中間転写体ユニットの位置検出器の構成を示す構成図
【図5】本発明の像形成ユニットの各々の回転位置でのクリーナと現像剤ホッパの状態を説明する説明図
【図6】従来のカラー電子写真装置の構成図
【図7】従来のカラー電子写真装置の問題点を説明する説明図
【符号の説明】
2 中間転写体ユニット
3 中間転写ベルト
4 第1転写ローラ
5 第2転写ローラ
6 クリーニングローラ
10 バックアップローラ
12 テンションローラ
15 像形成ユニット
16 像形成ユニット群
19 像形成位置
20 レーザ信号光
21 感光体
25 現像剤ホッパ
33 クリーナ
34 第3転写ローラ
43 レーザ露光装置
55 クリーニングブレード
Claims (4)
- 一部にカラートナーの収容部を有する複数の個別ユニットを略円柱状に集合配置した回転体を有し、感光体上に形成された画像を、中間転写体を介して、記録紙に転写するカラー画像記録装置において、
前記中間転写体の周長を、最大用紙サイズの紙送り方向の長さに、前記感光体の周長の半分の長さ、を加えた長さより長くするとともに、前記中間転写体における、記録紙への転写位置から前記中間転写体上に残留したトナー像を除去するクリーニング部材の位置までの長さを、前記中間転写体の周長から前記最大用紙サイズの紙送り方向の長さを減じた長さより短くする、ことを特徴とするカラー画像記録装置。 - 一部にカラートナーの収容部を有する複数の個別ユニットを略円柱状に集合配置した回転体を有し、感光体上に形成された画像を、中間転写体を介して、記録紙に転写するカラー画像記録装置に使用する中間転写体において、
周長を、最大用紙サイズの紙送り方向の長さに、前記感光体の周長の半分の長さ、を加えた長さより長くするとともに、前記中間転写体における、記録紙への転写位置から前記中間転写体上に残留したトナー像を除去するクリーニング部材の位置までの長さを、前記中間転写体の周長から前記最大用紙サイズの紙送り方向の長さを減じた長さより短くする、ことを特徴とする中間転写体。 - 一部にカラートナーの収容部を有する複数の現像器と、
感光体と、
中間転写体と、を有するカラー画像記録装置において、
前記中間転写体の周長を、最大用紙サイズの紙送り方向の長さに、前記感光体の周長の半分の長さ、を加えた長さより長くするとともに、前記中間転写体における、記録紙への転写位置から前記中間転写体上に残留したトナー像を除去するクリーニング部材の位置までの長さを、前記中間転写体の周長から前記最大用紙サイズの紙送り方向の長さを減じた長さより短くする、ことを特徴とするカラー画像記録装置。 - 一部にカラートナーの収容部を有する複数の現像器と、
感光体と、
中間転写体と、を有するカラー画像記録装置に使用される中間転写体ユニットであって、
周長を、最大用紙サイズの紙送り方向の長さに、前記感光体の周長の半分の長さ、を加えた長さより長くするとともに、前記中間転写体における、記録紙への転写位置から前記中間転写体上に残留したトナー像を除去するクリーニング部材の位置までの長さを、前記中間転写体の周長から前記最大用紙サイズの紙送り方向の長さを減じた長さより短くする、ことを特徴とする中間転写体ユニット。
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