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JP3582643B2 - 昇圧形dc−dcコンバータ - Google Patents

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JP3582643B2
JP3582643B2 JP2000027750A JP2000027750A JP3582643B2 JP 3582643 B2 JP3582643 B2 JP 3582643B2 JP 2000027750 A JP2000027750 A JP 2000027750A JP 2000027750 A JP2000027750 A JP 2000027750A JP 3582643 B2 JP3582643 B2 JP 3582643B2
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伸二 佐藤
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Sanken Electric Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流−直流変換器、特に入力電圧に対して大きい比率で直流入力電圧を異なるレベルの直流出力電圧に変換する非絶縁の昇圧形DC−DCコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】
直流入力電圧より高い直流出力電圧を生ずる昇圧形DC−DCコンバータは、バッテリからの昇圧回路等に用いられている。図17は、従来の昇圧形DC−DCコンバータの回路構成を示す。この昇圧形DC−DCコンバータは、直流電力が供給される正側入力端子(1)及び負側入力端子(2)を備え、正側入力端子(1)と負側入力端子(2)との間に入力平滑コンデンサ(18)が接続される。正側入力端子(1)に一端が接続された入力側巻線(5)の他端と負側入力端子(2)との間にスイッチング素子(6)が接続され、また入力側巻線(5)の他端と正側出力端子(3)との間には出力側巻線(15)と整流用ダイオード(7)とが直列に接続される。入力側巻線(5)と出力側巻線(15)は電磁結合されたオートトランス(単巻変圧器)を構成する。負側入力端子(2)に接続された負側出力端子(4)と正側出力端子(3)との間に出力平滑コンデンサ(8)が接続され、出力側巻線(15)と整流用ダイオード(7)に対して並列にクランプダイオード(9)が入力側巻線(5)の他端と正側出力端子(3)との間に接続される。スイッチング素子(6)は、図示しない制御回路から制御パルス信号が付与される制御端子を有する半導体スイッチング素子により構成される。入力側巻線(5)と出力側巻線(15)により構成される実際のオートトランスは、図18に示すように漏れインダクタンス(16)及び励磁インダクタンス(17)を有するため、漏れインダクタンス(16)及び励磁インダクタンス(17)の各パラメータをL及びLとすると、L≫Lとなる。入力側巻線(5)と出力側巻線(15)の巻数比をN:Nとし、図17に示すオートトランスを理想トランス(Ti)とする。
【0003】
図19は、図17に示す回路動作時の主な波形及び動作モードを示し、図20は各動作モードでの通電経路を示す動作モード遷移図である。図19では、V、Iは、それぞれ、スイッチング素子(6)の端子電圧、電流、Iはクランプダイオード(9)に流れる電流、I16は漏れインダクタンス(16)に流れる電流、Iは整流用ダイオード(7)に流れる電流である。正側入力端子(1)と負側入力端子(2)に直流電圧VINが印加される状態で、スイッチング素子(6)をオン・オフ動作させる場合に、図17に示す回路動作を図18、図19及び図20について動作期間毎に説明する。スイッチング素子(6)はオンデューティDON(0<DON<1)で且つ充分に短いスイッチング周期でスイッチング制御され、スイッチング周期での正側出力端子(3)と負側出力端子(4)の端子間電圧を一定と考える。スイッチング素子(6)のオフ時間をTOFFとし、オフ時間TOFFとオン時間TONの和を時間Tとすると、オンデューティDONはDON=TON/Tで表される。
<スイッチング素子(6)のオン期間(1)>
スイッチング素子(6)が導通するオン期間(1)では、漏れインダクタンス(16)と励磁インダクタンス(17)の直列回路に直流電圧VINが印加され、漏れインダクタンス(16)と励磁インダクタンス(17)を通る電流値I17が上昇する。
<スイッチング素子(6)のターンオフ過渡時(2’)>
スイッチング素子(6)をターンオフすると、漏れインダクタンス(16)の電流I16は、クランプダイオード(9)を介して出力端子(3)に流れる。このとき、スイッチング素子(6)には直流出力電圧VOUTが印加される。また漏れインダクタンス(16)と励磁インダクタンス(17)の直列回路に(VIN−VOUT)の負電圧が印加されるのに伴い、入力側巻線(5)に負電圧が印加され、入力側巻線(5)の負電圧に励起されて出力側巻線(15)にも負電圧が生じるが、このとき整流用ダイオード(7)がオンとなるので、出力側巻線(15)の端子電圧は負にならずに零となる。
<スイッチング素子(6)のターンオフ期間(2)>
出力側巻線(15)の端子電圧が零となると、入力側巻線(5)の端子電圧も零になる。入力側巻線(5)に並列に接続された励磁インダクタンス(17)の端子電圧も零になるので、スイッチング素子(6)のターンオフ期間では励磁インダクタンス(17)の電流I17は減衰しない。負の端子電圧(VIN−VOUT)が漏れインダクタンス(16)に印加されるので、漏れインダクタンス(16)の電流I16は((VIN−VOUT)/L)の勾配で減衰し、入力側巻線(5)の電流が減るので、励起されて出力側巻線(15)の電流が増加する。出力側巻線(15)及び入力側巻線(5)を流れる電流が励磁インダクタンス(17)の電流より大きくなると、クランプダイオード(9)が逆回復してスイッチング素子(6)のオフ期間(3)に移る。
<スイッチング素子(6)のオフ期間(3)>
スイッチング素子(6)がオフ状態になると、励磁インダクタンス(17)に蓄えられたエネルギは、直流入力端子(1)、漏れインダクタンス(16)、理想トランス(Ti)、整流用ダイオード(7)を介して直流出力端子(3)に供給される。L≫Lであるから、漏れインダクタンス(16)の端子電圧は殆ど無い。スイッチング素子(6)の陽極端子電位は、理想トランス(Ti)の巻数による分圧で決定され、スイッチング素子(6)には、端子電圧V
=VIN+{N×(VOUT−VIN)}/(N+N
が印加される。励磁インダクタンス(17)に流れる電流I17は、トランスの巻数に従って分流するので、漏れインダクタンス(16)に流れる電流I16は、
16=N×I17/(N+N
となる。
<スイッチング素子(6)のターンオン期間(4)>
スイッチング素子(6)をターンオンすると、オートトランスの出力側巻線(15)に、出力電圧(−VOUT)が印加される。これに伴い、入力側巻線(5)に(−N×VOUT/N)の端子電圧が励起され、端子電圧(VIN+N×VOUT/N)が漏れインダクタンス(16)に印加される。漏れインダクタンス(16)の電流I16は、勾配
16=(VIN+N×VOUT/N)/L
で上昇する。漏れインダクタンス(16)の電流I16が励磁インダクタンス(17)の電流I17よりも大きくなると、整流用ダイオード(7)に逆電流が流れ、整流用ダイオード(7)が逆回復するので、スイッチング素子(6)のオン期間(1)に戻る。
ターンオフ過渡時(2’)及びターンオン期間(4)の過渡期間を無視すると、出力電圧VOUTは(1)式で表される。
OUT=VIN×(1+DON×N/N)/(1−DON) ・・・(1)
【0004】
また、図21に示すように、正側入力端子(1)と正側出力端子(3)との間に出力側巻線(15)と整流用ダイオード(7)との直列回路を配置して、図18の回路を別途変更することもできる。図21に示す回路の各モード時の各部動作は、図19〜図20とほぼ同じである。本明細書では、同一の箇所には同一の符号を付して説明を省略する。図21の出力電圧VOUTは(2)式で表される。
OUT=VIN×{1+DON×(N−1)/N}/(1−DON)・・・(2)
【0005】
図22は、スイッチング素子(6)に並列に、スナバ抵抗(22)及びスナバコンデンサ(19)の直列回路を接続し、スナバ抵抗(22)と並列にスナバダイオード(23)を接続して、スイッチング素子(6)に印加される端子電圧をスナバ抵抗(22)、スナバコンデンサ(19)及びスナバダイオード(23)により軽減する回路である。他の要素は図17と同一である。図17と同様に、入力側巻線(5)と出力側巻線(15)とにより構成されるオートトランスには図示しない漏れインダクタンス(16)と励磁インダクタンス(17)が含まれる。
【0006】
図22に示す回路の作用は、図17に示す回路の作用と同様であるが、スイッチング素子(6)のオフ期間(3)では、漏れインダクタンス(16)のエネルギをスナバコンデンサ(19)により吸収することができる。スイッチング素子(6)の端子電圧をスナバコンデンサ(19)の端子電圧により抑制できるので、大きい容量のスナバコンデンサ(19)を選択することにより、スイッチング素子(6)に印加される端子電圧の最大値を軽減できる。スナバコンデンサ(19)に蓄えられたエネルギは、スイッチング素子(6)のオン時にスナバ抵抗(22)を通って流れる電流により消費される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に用いられる昇圧形コンバータでは10倍の昇圧比を得るのに0.9以上のオンデューティが必要であったが、オートトランスを設けて、0.5に近いオンデューティでも巻数比を最適化すれば、昇圧比を容易に増大することができる。また、オンデューティを0.5に近づけると出力電圧の安定化に大きな効果がある。
【0008】
しかしながら、図17及び図21の構成ではスイッチング素子(6)にかかる端子電圧が高く、高耐圧のスイッチング素子が必要になるが、高耐圧のスイッチング素子は高価なだけでなく、導通損失も大きいので、コンバータの損失が増加する。また、図22の回路構成ではスイッチング素子(6)にかかる端子電圧を低く設定できるが、スナバ抵抗(22)による消費電力が大きく、高効率化を図れない。
【0009】
そこで、本発明ではエネルギロスが少なく且つスイッチング素子に印加される端子電圧を低減できる昇圧形DC−DCコンバータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された本発明による昇圧形DC−DCコンバータは、直流電力が供給される正側入力端子(1)及び負側入力端子(2)と、正側入力端子(1)に一端が接続された入力側巻線(5)と、入力側巻線(5)の他端と負側入力端子(2)との間に接続されたスイッチング素子(6)と、入力側巻線(5)に磁気的に結合され且つ入力側巻線(5)の一端又は他端に接続された出力側巻線(15)と、出力側巻線(15)に整流用ダイオード(7)を介して接続された正側出力端子(3)と、負側入力端子(2)に接続された負側出力端子(4)と、正側出力端子(3)と負側出力端子(4)との間に接続された出力平滑コンデンサ(8)とを備えている。スイッチング素子(6)と並列にクランプダイオード(9)とクランプコンデンサ(14)との直列回路(11)を接続し、クランプダイオード(9)とクランプコンデンサ(14)との接続点と正側出力端子(3)との間に回生用巻線(12)と回生用ダイオード(13)との直列回路(10)を接続し、入力側巻線(5)と回生用巻線(12)とを磁気的に結合する。スイッチング素子(6)のオフ時にクランプコンデンサ(14)にエネルギを蓄積し、スイッチング素子(6)のオン時又はオフ時に回生用巻線(12)と回生用ダイオード(13)との直列回路(10)を介してクランプコンデンサ(14)に蓄積されたエネルギを出力電圧として直接回生する。これにより、スナバ抵抗等のエネルギ消費手段を設けずに、直流入力電圧を昇圧することができる。また、クランプコンデンサ(14)の充電電圧によってスイッチング素子(6)の最大端子電圧を制限し、低く抑えることができるので、低耐圧のスイッチ素子を使用することができる。更に、クランプコンデンサ(14)に蓄えられたエネルギはスイッチング素子(6)がオン時又はオフ時に回生用巻線(12)を介して負荷に回生されるので、エネルギ損失を低減することができる。
【0011】
前記の昇圧形DC−DCコンバータで、第1の回生用ダイオード(13a)と直列に回生用スイッチング素子(20)を接続すると共に、回生用巻線(12)の中間端子を第2の回生用ダイオード(13b)を介して正側出力端子(3)に接続した場合は、回生用スイッチング素子(20)のオン又はオフを切り替えることにより、回生用巻線(12)の巻数を選択してクランプコンデンサ(14)の回生電圧(放電電圧)を調整できるので、スイッチング素子(6)の端子電圧の最大値を調整できる利点がある。
【0012】
請求項3に記載された本発明による昇圧形DC−DCコンバータは、入力側巻線(5)に磁気的に結合された出力側巻線(15)を入力側巻線(5)の他端に整流用ダイオード(7)を介して接続し、出力側巻線(15)の他端に正側出力端子(3)を接続し、スイッチング素子(6)のオフ時にクランプコンデンサ(14)にエネルギを蓄積し、スイッチング素子(6)のオン時又はオフ時に回生用ダイオード(13)と回生用巻線(12)との直列回路(10)を介して前記クランプコンデンサ(14)に蓄積されたエネルギを出力電圧として直接回生する点において請求項1の昇圧形DC−DCコンバータと相違する。この場合は、出力側巻線(15)を入力側巻線(5)の他端に整流用ダイオード(7)を介して接続するので、出力側巻線(15)の端子電圧を制御することができると共に、入力側巻線(5)又は出力側巻線(15)として、1次巻線及び2次巻線が分離された汎用性のある一般的なトランスを使用できるので、中間端子を有するトランスを使用するよりも安価に製造できる。そのうえ、出力側巻線(15)と整流用ダイオード(7)との接続順序を入れ替えられるため、部品配置の自由度が増加する利点がある。
【0013】
請求項4に記載された本発明による昇圧形DC−DCコンバータは、入力側巻線(5)に磁気的に結合された出力側巻線(15)を入力側巻線(5)の他端に整流用ダイオード(7)を介して接続し、出力側巻線(15)の他端に正側出力端子(3)を接続し、クランプダイオード(9)とクランプコンデンサ(14)との接続点と、整流用ダイオード(7)と出力側巻線(15)との接続点との間に回生用ダイオード(13)を接続する点において請求項1の昇圧形DC−DCコンバータと相違する。この場合は、出力側巻線(15)によって回生用巻線(12)を構成できるので、入力側巻線(5)と出力側巻線(15)との絶縁が必要となるが、トランスの巻線数を減少して回路構成を簡素化できる利点がある。
【0014】
請求項4に記載された昇圧形DC−DCコンバータで、第1の回生用ダイオード(13,13a)と直列に回生用巻線(12)を接続し、回生用コンデンサ(21)を介して整流用ダイオード(7)の一端に接続すると共に、第2の回生用ダイオード(13b)を介して整流用ダイオード(7)の他端に接続した場合は、スイッチング素子(6)のターンオフ時の電圧がクランプコンデンサ(14)の充電に伴って零から徐々に上昇するため、零電圧スイッチングとなり、スイッチング素子(6)に対する電気的ストレスを軽減できる利点がある。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による昇圧形DC−DCコンバータの実施の形態を図1〜図16について説明する。但し、これらの図面では図17〜図22に示す箇所と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0016】
本発明による昇圧形DC−DCコンバータの第1の実施の形態を図1に示す。第1の実施の形態では、スイッチング素子(6)と並列にクランプダイオード(9)とクランプコンデンサ(14)との直列回路(11)が接続される。クランプダイオード(9)とクランプコンデンサ(14)との接続点と正側出力端子(3)との間に回生用巻線(12)と第1の回生用ダイオード(13)との直列回路(10)が接続され、入力側巻線(5)と回生用巻線(12)とが磁気的に結合される。入力側巻線(5)と出力側巻線(15)の巻数比はN1:N2であり、回生用巻線(12)の巻数はMである。図2は、図1のトランス(T)を詳細に示す構成である。トランス(T)は、入力側巻線(5)と出力側巻線(15)とを含む理想トランス、漏れインダクタンス(16)及び励磁インダクタンス(17)で表わされる。図3は、図1のスイッチング動作時の主な波形及び通電期間を示す。図3において、V14はクランプコンデンサ(14)の端子電圧、I13は回生用ダイオード(13)に流れる電流を示す。図4は各動作期間の通電経路を示す。以下、図3及び図4を用いて図2の回路動作を動作期間毎に説明する。
<スイッチング素子(6)のオン時(1)>
図示しない制御回路からスイッチング素子(6)の制御端子に制御信号が付与されて、スイッチング素子(6)がオンすると、漏れインダクタンス(16)と励磁インダクタンス(17)の直列回路に直流入力電圧VINが印加され、励磁インダクタンス(17)の電流I17が上昇する。
<スイッチング素子(6)の遮断過渡時(2')>
スイッチング素子(6)がターンオフすると、漏れインダクタンス(16)及び励磁インダクタンス(17)に流れる電流はクランプダイオード(9)を介してクランプコンデンサ(14)に流れ、同時に、入力側巻線(5)に印加される電圧に伴って、出力側巻線(15)の端子電圧が発生し、アノード電位の上昇する整流用ダイオード(7)がオンとなる。
<スイッチング素子(6)の遮断時(2)>
漏れインダクタンス(16)に逆電圧が印加され、漏れインダクタンス(16)の電流I16が減衰する。これに伴い、入力側巻線(5)の電流が減少し、出力側巻線(15)の電流が上昇する。漏れインダクタンス(16)のエネルギはクランプコンデンサ(14)に充電されるが、出力側巻線(15)を流れる電流と入力側巻線(5)を流れる電流の差が励磁インダクタンス(17)の電流I17よりも大きくなると、クランプダイオード(9)が逆回復して、クランプコンデンサ(14)への充電電流がなくなる。
<スイッチング素子(6)のオフ状態(3)>
励磁インダクタンス(17)に蓄えられたエネルギは、直流入力端子(1)、漏れインダクタンス(16)、入力側巻線(5)、出力側巻線(15)及び整流用ダイオード(7)を介して正側出力端子(3)に供給される。
<スイッチング素子(6)の転流過渡時(4)>
スイッチング素子(6)がターンオンすると、出力側巻線(15)に、出力電圧(-VOUT)が印加される。これに伴い、端子電圧(VIN+N1×VOUT/N2)が漏れインダクタンス(16)に印加されるので、漏れインダクタンス(16)の電流I16は、{(VIN+N1×VOUT/N2)/Ls}の傾きで上昇する。漏れインダクタンス(16)の電流I16が励磁インダクタンス(17)の電流I17よりも大きくなると、整流用ダイオード(7)に逆電流が流れ、整流用ダイオード(7)が逆回復する。
<クランプコンデンサ(14)の放電(5)>
入力側巻線(5)に対して入力電圧VINにほぼ等しいレベルの電圧が印加されるので、出力側巻線(15)に対して電圧(M×VIN/N1)が印加される。これに伴い、クランプコンデンサ(14)に蓄積される電荷による電圧が(VOUT-M×VIN/N1)を超える場合、クランプコンデンサ(14)に蓄積されたエネルギは回生用巻線(12)、回生用ダイオード(13)を介して図示しない負荷に回生される。また、クランプコンデンサ(14)の充電電圧V14によって、スイッチング素子(6)の端子電圧V6の最大値を制限することができる。クランプコンデンサ(14)に充電されたエネルギは、出力側巻線(15)を介して、スイッチング素子(6)のオン時に図示しない負荷に回生されるので、クランプ回路による損失の増加はない。
【0017】
図1の実施の形態に対して回生用巻線(12)の巻き方向を逆にした本発明による第2の実施の形態を図5に示す。図5の他の構成要素は、図1と同じである。図6は、図5のトランス(T)を詳細に示す回路図である。図7は、図5のスイッチング動作時の主な波形及び通電期間である。図8は各期間での通電経路を示す。以下、図7及び図8を用いて図6の回路動作を動作期間毎に説明する。なお、スイッチング素子(6)のオン時(1)、スイッチング素子(6)の遮断過渡時(2')及びスイッチング素子(6)の遮断時(2)の動作は図3及び図4と同一であるため、説明を省略する。
<スイッチング素子(6)の遮断時(3)>
回生用巻線(12)に端子電圧VM=M×(VOUT−VIN)/(N1+N2)が励起され、クランプコンデンサ(14)の端子電圧V14が、(VOUT−VM)以上の場合、クランプコンデンサ(14)が放電する。
<スイッチング素子(6)のオフ状態(4)>
励磁インダクタンス(17)に蓄えられたエネルギは、正側入力端子(1)、漏れインダクタンス(16)、理想トランス(Ti)、整流用ダイオード(7)を介して直流出力端子(3)に供給される。
<スイッチング素子(6)の転流過渡時(5)>
スイッチング素子(6)がターンオンすると、入力側巻線(5)に、正の電圧が印加され、これに伴い、回生用巻線(12)に対して電圧が励起されるので、クランプコンデンサ(14)が若干放電する。前記動作によって、スイッチング素子(6)の端子電圧V6の最大値は、クランプコンデンサ(14)によって制限される。クランプコンデンサ(14)に充電されたエネルギは、スイッチング素子(6)のオン時に回生用巻線(12)を介して、図示しない負荷に回生されるので、クランプ回路による損失の増加はない。
【0018】
図9は、入力側巻線(5)と出力側巻線(15)とを互いに並列に接続した本発明による第3の実施の形態を示す。図9に示す回路図では、スイッチング素子(6)の動作タイミング、電圧及び電流、図示しない励磁インダクタンスの電流等の動作波形は図1に示す第1の実施の形態と同一であり、第1の実施の形態と同様に、クランプコンデンサ(14)の充電電圧V14によってスイッチング素子(6)の端子電圧Vの最大値を制限することができる。
【0019】
図10は、直列に接続された第1の回生用巻線(12a)と第2の回生用巻線(12b)により図1に示す回生用巻線(12)を構成した本発明による第4の実施の形態を示す。第2の回生用巻線(12b)は回生用スイッチング素子(20)及び第1の回生用ダイオード(13a)を介して正側出力端子(3)に接続される。第1の回生用巻線(12a)と第2の回生用巻線(12b)との接続点は第2の回生用ダイオード(13b)を介して正側出力端子(3)に接続される。第1の回生用巻線(12a)と第2の回生用巻線(12b)の巻数はM、Mであり、その他の構成は図1と同一である。第4の実施の形態では、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の作用・効果を生じ、更に、回生用スイッチング素子(20)のオン又はオフを切り替えて回生用巻線(12)の巻数を選択することにより、{VOUT−(M+M)×VIN/N}又は(VOUT−M×VIN/N)の2種類からクランプコンデンサ(14)の回生電圧(放電電圧)を選択することができるので、クランプコンデンサ(14)の電圧調整によって、スイッチング素子(6)の端子電圧Vの最大値を調整できる。
【0020】
図11は、図5の回路において入力側巻線(5)と出力側巻線(15)との間に整流用ダイオード(7)を接続した本発明による第5の実施の形態を示す。図11の回路は、入力側巻線(5)と出力側巻線(15)が整流用ダイオード(7)を介して接続される点を除き、図5の回路と同一である。第5の実施の形態では、入力側巻線(5)又は出力側巻線(15)として、1次巻線と2次巻線とが分離された汎用性のある一般的なトランスを使用することができるので、トランスを用いるよりも安く作ることができる。また、出力側巻線(15)と整流用ダイオード(7)との接続順序を入れ替えられるため、配置の自由度が増加する。
【0021】
図12は、出力側巻線(15)により回生用巻線(12)の作用を生ずる本発明による第6の実施の形態を示す。図12では、スイッチング素子(6)をターンオフしたとき、漏れインダクタンス(16)のエネルギはクランプコンデンサ(14)に移る。スイッチング素子(6)の端子電圧Vはクランプコンデンサ(14)の端子電圧V14によって制限され、スイッチング素子(6)の端子電圧Vが過大になることを防止できる。この時、クランプコンデンサ(14)の端子電圧V14が上昇するが、スイッチング素子(6)がオフ状態にあるときに、クランプコンデンサ(14)の端子電圧V14は、{VIN+N×(VOUT−VIN)/(N+N)}まで放電される。従って、大きい容量のクランプコンデンサ(14)を選べば、スイッチング素子(6)の端子電圧Vを{VIN+N×(VOUT−VIN)/(N+N)}のレベルにクランプできる。第6の実施の形態は、第2の実施の形態と同様の効果を生じ、更に、出力用巻線(15)によって回生用巻線(12)を構成できるので、入力側巻線(5)と出力側巻線(15)との絶縁が必要となるが、トランスの巻線数を減少して、回路構成を簡素化できる利点がある。
【0022】
図13は、図12に示す回路において、クランプダイオード(9)とクランプコンデンサ(13)との接続点に回生用巻線(12)を接続し、回生用巻線(12)と出力側巻線(15)との間に第1の回生用ダイオード(13a)及び第2の回生用ダイオード(13b)を接続すると共に、第1の回生用ダイオード(13a)と第2の回生用ダイオード(13b)との間に一端を接続した回生用コンデンサ(21)の他端を入力側巻線(5)と出力側巻線(15)との間に接続した本発明による第7の実施の形態を示す。図13では、クランプコンデンサ(14)と回生用コンデンサ(21)の容量は等しい。図13では、スイッチング素子(6)のターンオフ時の電圧がクランプコンデンサ(14)の充電に伴って零から徐々に上昇するので、零電圧ターンオフとなり、スイッチング素子(6)に対する電気的ストレスを軽減できる。
【0023】
図14は、図13の入力側巻線(5)と出力側巻線(15)からなるトランスを詳細に示す回路図である。図15は、図14のスイッチング動作時の主な波形及び通電期間である。図15において、I13a及びI13bはそれぞれ第1の回生用ダイオード(13a)及び第2の回生用ダイオード(13b)に流れる電流を示す。図16は各動作期間の通電経路を示す。以下、図15及び図16を用いて図13の回路動作を動作期間毎に説明する。
<スイッチング素子(6)のオン時(1)>
スイッチング素子(6)の制御端子に制御信号が付与され、スイッチング素子(6)がオンとなるとき、スナバコンデンサとなるクランプコンデンサ(14)の端子電圧V14は零で、回生用コンデンサ(21)の端子電圧は、{-VIN+N1×(VOUT-VIN)/(N1+N2)}となる。漏れインダクタンス(16)と励磁インダクタンス(17)に電圧が印加され、励磁インダクタンス(17)の電流I17が上昇する。
<スイッチング素子(6)のオフ時(2)>
スイッチング素子(6)がターンオフすると、漏れインダクタンス(16)及び励磁インダクタンス(17)に流れる電流はクランプダイオード(9)を介してクランプコンデンサ(14)に流れる。クランプコンデンサ(14)の充電によって制限されるスイッチング素子(6)の端子電圧V6は、零から緩やかに上昇する。
<スイッチング素子(6)の遮断時(3)>
スイッチング素子(6)の端子電圧の上昇に伴い、回生用コンデンサ(21)から第2の回生用ダイオード(13b)及び出力側巻線(15)を通して電流が流れ、図示しない負荷に放電されると同時に漏れインダクタンス(16)に逆電圧が印加されるので、漏れインダクタンス(16)の電流I16が減衰する。
<スイッチング素子(6)の遮断時(4)>
漏れリアクトル(16)を流れる電流I16の大きさと出力側巻線(15)を流れる電流の大きさが等しくなると、クランプダイオード(9)が逆回復して、スイッチング素子(6)がオフとなる。
<スイッチング素子(6)の遮断時(5)>
回生用コンデンサ(21)の端子電圧が正まで放電すると、整流用ダイオード(7)に順方向電圧が印加されて導通状態になる。クランプコンデンサ(14)の端子電圧V14が、
14={VIN+N1×(VOUT−VIN)/(N1+N2)}
よりも高い場合、回生用巻線(12)、第1の回生用ダイオード(13a)及び第2の回生用ダイオード(13b)を介して、クランプコンデンサ(14)は
14={VIN+N1×(VOUT−VIN)/(N1+N2)}
まで放電する。
<スイッチング素子(6)の転流時(6)>
スイッチング素子(6)の転流に伴って、スイッチング素子(6)の端子電圧V6が零になるため、整流用ダイオード(7)が逆回復する。
<スイッチング素子(6)の転流時(7)>
スイッチング素子(6)、クランプコンデンサ(14)、回生用巻線(12)、第1の回生用ダイオード(13a)、回生用コンデンサ(21)の経路で共振が発生する。この共振によって、クランプコンデンサ(14)に蓄積されたエネルギは、回生用コンデンサ(21)に移行する。したがって、クランプコンデンサ(14)の端子電圧V14は{VIN+N1×(VOUT-VIN)/(N1+N2)}から零となり、回生用コンデンサ(21)の端子電圧は零から[-{VIN+N1×(VOUT-VIN)/(N1+N2)}]となる。
クランプコンデンサ(14)から回生用コンデンサ(21)へのエネルギの移行が終わると、スイッチング素子(6)がオン状態となり、スイッチング素子(6)のオン時(1)の動作に戻る。前記動作によって、スイッチング素子(6)の端子電圧V6は、クランプコンデンサ(14)の充電によって制限され、端子電圧V6は零から緩やかに上昇するので、ソフトスイッチングとなる。クランプコンデンサ(14)に充電されたエネルギは、回生用コンデンサ(21)を介して図示しない負荷に回生されるので、スナバ回路によるエネルギ損失の増加はない。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、クランプコンデンサの作用によりスイッチング素子にかかる端子電圧の最大値を低くできる。これによって、低耐圧のスイッチング素子を使用できるので、スイッチング素子の導通損失を軽減することができる。例えば耐圧100V以下のFETでは導通抵抗が数mΩとなるが、150V以上では数10〜100mΩとなるので、導通損失が少なくなる。また、クランプコンデンサのエネルギを負荷に回生できるので、クランプ回路は無損失となり、高効率で高い昇圧比を確保できる非絶縁の昇圧形DC−DCコンバータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による昇圧形DC−DCコンバータの第1の実施の形態を示す回路図
【図2】第1の実施の形態を詳細に示す回路図
【図3】第1の実施の形態で発生する回路各部の動作波形図
【図4】第1の実施の形態の各動作期間での通電経路
【図5】本発明による昇圧形DC−DCコンバータの第2の実施の形態を示す回路図
【図6】第2の実施の形態を詳細に示す回路図
【図7】第2の実施の形態で発生する回路各部の動作波形図
【図8】第2の実施の形態の各動作期間での通電経路
【図9】本発明による昇圧形DC−DCコンバータの第3の実施の形態を示す回路図
【図10】本発明による昇圧形DC−DCコンバータの第4の実施の形態を示す回路図
【図11】本発明による昇圧形DC−DCコンバータの第5の実施の形態を示す回路図
【図12】本発明による昇圧形DC−DCコンバータの第6の実施の形態を示す回路図
【図13】本発明による昇圧形DC−DCコンバータの第7の実施の形態を示す回路図
【図14】第7の実施の形態を詳細に示す回路図
【図15】第7の実施の形態で発生する回路各部の動作波形図
【図16】第7の実施の形態の各動作期間での通電経路
【図17】従来の昇圧形DC−DCコンバータの回路図
【図18】図17の昇圧形DC−DCコンバータの詳細な回路図
【図19】図17の回路の動作波形図
【図20】図17の回路の各動作期間での通電経路
【図21】従来の昇圧形DC−DCコンバータを示す他の回路図
【図22】従来の昇圧形DC−DCコンバータを示す更に他の回路図
【符号の説明】
(1)・・正側入力端子、 (2)・・負側入力端子、 (3)・・正側出力端子、 (4)・・負側出力端子、 (5)・・入力側巻線、 (6)・・スイッチング素子、 (7)・・整流用ダイオード、 (8)・・出力平滑コンデンサ、 (9)・・クランプダイオード、 (10),(11)・・直列回路、 (12)・・回生用巻線、 (13)・・回生用ダイオード、 (13a)・・第1の回生用ダイオード、 (13b)・・第2の回生用ダイオード、 (14)・・クランプコンデンサ、 (15)・・出力側巻線、 (16)・・漏れインダクタンス、 (17)・・励磁インダクタンス、 (20)・・回生用スイッチング素子、 (21)・・回生用コンデンサ、

Claims (5)

  1. 直流電力が供給される正側入力端子及び負側入力端子と、前記正側入力端子に一端が接続された入力側巻線と、該入力側巻線の他端と前記負側入力端子との間に接続されたスイッチング素子と、前記入力側巻線に磁気的に結合され且つ前記入力側巻線の一端又は他端に接続された出力側巻線と、該出力側巻線に整流用ダイオードを介して接続された正側出力端子と、前記負側入力端子に接続された負側出力端子と、前記正側出力端子と前記負側出力端子との間に接続された出力平滑コンデンサとを備えた昇圧形DC−DCコンバータにおいて、
    前記スイッチング素子と並列にクランプダイオードとクランプコンデンサとの直列回路を接続し、前記クランプダイオードと前記クランプコンデンサとの接続点と前記正側出力端子との間に回生用巻線と回生用ダイオードとの直列回路を接続し、前記入力側巻線と前記回生用巻線とを磁気的に結合し、前記スイッチング素子のオフ時に前記クランプコンデンサにエネルギを蓄積し、前記スイッチング素子のオン時又はオフ時に前記回生用巻線と前記第1の回生用ダイオードとの直列回路を介して前記クランプコンデンサに蓄積されたエネルギを出力電圧として直接回生することを特徴とする昇圧形DC−DCコンバータ。
  2. 前記第1の回生用ダイオードと直列に回生用スイッチング素子を接続すると共に、前記回生用巻線の中間端子を第2の回生用ダイオードを介して前記正側出力端子に接続した請求項1に記載の昇圧形DC−DCコンバータ。
  3. 直流電力が供給される正側入力端子及び負側入力端子と、前記正側入力端子に一端が接続された入力側巻線と、該入力側巻線の他端と前記負側入力端子との間に接続されたスイッチング素子と、前記入力側巻線に磁気的に結合され且つ前記入力側巻線の他端に整流用ダイオードを介して接続された出力側巻線と、該出力側巻線の他端に接続された正側出力端子と、前記負側入力端子に接続された負側出力端子と、前記正側出力端子と前記負側出力端子との間に接続された出力平滑コンデンサとを備えた昇圧形DC−DCコンバータにおいて、
    前記スイッチング素子と並列にクランプダイオードとクランプコンデンサとの直列回路を接続し、前記クランプダイオードと前記クランプコンデンサとの接続点と前記正側出力端子との間に回生用巻線と回生用ダイオードとの直列回路を接続し、前記入力側巻線と前記回生用巻線とを磁気的に結合し、前記スイッチング素子のオフ時に前記クランプコンデンサにエネルギを蓄積し、前記スイッチング素子のオン時又はオフ時に前記回生用ダイオードと前記回生用巻線との前記直列回路を介して前記クランプコンデンサに蓄積されたエネルギを出力電圧として直接回生することを特徴とする昇圧形DC−DCコンバータ。
  4. 直流電力が供給される正側入力端子及び負側入力端子と、前記正側入力端子に一端が接続された入力側巻線と、該入力側巻線の他端と前記負側入力端子との間に接続されたスイッチング素子と、前記入力側巻線に磁気的に結合され且つ前記入力側巻線の他端に整流用ダイオードを介して接続された出力側巻線と、該出力側巻線に接続された正側出力端子と、前記負側入力端子に接続された負側出力端子と、前記正側出力端子と前記負側出力端子との間に接続された出力平滑コンデンサとを備えた昇圧形DC−DCコンバータにおいて、
    前記スイッチング素子と並列にクランプダイオードとクランプコンデンサとの直列回路を接続し、前記クランプダイオード及び前記クランプコンデンサの接続点と前記整流用ダイオード及び前記出力側巻線の接続点との間に回生用ダイオードを接続し、前記スイッチング素子のオフ時に前記クランプコンデンサにエネルギを蓄積し、前記スイッチング素子のオフ時に前記回生用ダイオードと前記出力側巻線との直列回路を介して前記クランプコンデンサに蓄積されたエネルギを出力電圧として直接回生することを特徴とする昇圧形DC−DCコンバータ。
  5. 前記第1の回生用ダイオードと直列に回生用巻線を接続し、回生用コンデンサを介して前記整流用ダイオードの一端に接続すると共に、第2の回生用ダイオードを介して前記整流用ダイオードの他端に接続した請求項4に記載の昇圧形DC−DCコンバータ。
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