JP3581734B2 - 軸方向加圧式絞り成形法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は各種立体形状の成品絞り成形法とりわけ軸方向加圧式絞り成形法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】
底付きの深い容器や、さらに途中に径の異なる段部を有する成品や、皿状(ないしボール状)をなし頂部にへそ状の凹部や突起の付いた成品を絞り成形する方法として、従来一般に、第1工程として平板からカップ状、皿状に絞り、ついで第2工程として第1工程品を再度絞り加工する方法がとられている。
しかし従来の第2工程は単に第1工程品をダイとクッション式のブランクホルダで挟持してしわ押えをかけ、この状態でパンチをダイ内に押し込む方法であったため材料の流入が不十分となり、肩部破断などの成形不良が生じ、再絞り比はせいぜい1.3前後が限界であった。
この対策として、本出願人らは特公平2−52568号公報において、ダイス内に液体を満たしてパンチの進入により対向液圧を発生させるとともに、ダイス側壁部に外面と通じるパイパス通孔を穿設し、ここからダイス内の対向液圧を導いて第2工程時に第1工程品の側壁端を軸線方向に押圧する方法を提案した。
【0003】
しかしながら、この先行技術では、第1工程品の側壁端に対する軸方向力が対向液圧力に依存しているため、対向液圧200〜400kgf/cm2程度と同等の比較的弱い力しかかけられず、しかも軸方向力はパンチが液圧室に進入して始めて発生し、成形初期には軸方向力が微弱であるため、この間は材料の流入が不十分となる。このため、絞り比の向上には実際上大きな制約があり、再絞り比はせいぜい2.5程度までである。また、絞り方法も逆再絞りに限定され、再絞り方式は採用できないため、成品形状も一定のものに限られその自由度が乏しいという問題があった。
第1工程品の側壁端に対する軸方向力は大きいほど効果的であるが、このような高圧力を対向液圧で得ることは実際上難しく、しかも、上記高圧は同時にパンチ先端や側面にもかかるため、材料が伸ばされて側壁や底部の肉厚が薄くなって破断が生じやすいという問題が生ずる。
また、上記のように高圧の対向液圧とした場合には、液のシールがきわめて困難となり、高圧液が周囲に飛散する危険がある。さらに、上記高圧の対向液圧はパンチやブランクホルダに対して後退側への反力として作用する。このため、パンチの駆動シリンダやブランクホルダの駆動シリンダとして大容量、大出力のものが必要になるため、高価で大型の装置となるという問題がある。
【0004】
本発明は前記のような問題点を解消するために研究して創案されたもので、その目的とするところは、材料の流入を確実にし、絞り比の大幅な向上をはかることができ、多種多様な段付き成品を成形することができる絞り成形法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、カップ状ないし皿状の素体に対応するダイス面を有しそのダイス面の中央に穴を設けたダイスと、前記カップ状ないし皿状の素体に対応する押し面を有し該押し面の中央にダイスの穴と同心の穴を有するブランクホルダと、前記ブランクホルダとダイスの穴に挿脱される成形用輪郭部を先端部に有するパンチと、前記ダイス周面とブランクホルダ周面との隙間に進入可能な押し壁を有し下部が支持ピンを介して下部スライドに支えられた軸圧縮リングと、下部スライドを加圧昇降する手段とを有している装置を使用し、カップ状ないし皿状の素体をダイスに装着し、この状態でブランクホルダを下降してしわ押え力をかけ、パンチを成形用輪郭部の先端面が素体の上面に当接するまで下降し、成形が進行しない所定の力をかけ、ついで、下部スライドを押し上げて軸圧縮リングをダイス外面を案内面として上昇させ、押し壁の先端で素体の側壁後端面を軸線方向に強力に加圧することによりパンチをダイス穴部に引き込ませ、引き続く素体の側壁後端面への強圧による材料送り出し作用とパンチの下降力とにより素体の中央部をダイス穴部に押し込まさせることを特徴としている。
【0006】
なお、本発明において、「カップ状」とは帽体状やサラダボール状などの比較的深い成形体さらにはストレート状ないしテーパ状の筒壁を有するものなどを含み、「皿状」とはカップよりも深さの浅い成形体のすべてを指すものとする。
【0007】
【作用】
本発明は前工程で成形したカップ状ないし皿状の素体をダイスに装着してブランクホルダとでしわ押え力をかけ、この状態で機械的な手法で素体の後端面に強制的に加圧力を付与しつつパンチをダイスの穴内に没入させる方式としているため、対向液圧成形による場合も成形初期から素体に能動的に強力な軸方向力をかけて材料を流動させることができる。このため、絞り比を大きく向上することができ、また対向液圧を過度に高くしないですむため、ダイス、パンチ、ブランクホルダのシールも容易となり、またパンチやブランクホルダの加圧昇降力を低減できると共に、小型化を実現できる。
ことにパンチを素体の表面に接触させ成形か進行しない程度の力をかけておけば、軸圧縮リングの前進により発生した材料流れによりパンチがダイス穴に吸い込まれるかたちで成形が開始され、素体に無理のない塑性変形を与えることができ、またパンチの加圧力も低減することができる。
【0008】
【実施例】
以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は本発明を対向液圧式逆再絞りに適用した例を示している。
図1において、1はベッド10に設置したボルスタ、2は前記ボルスタ1上に固定した下型ベース2aを含むダイスであり、軸線方向で直線状の外面200を有し、上端肩部には前工程で成形されたカップ状の素体Wの内面輪郭形状に合致する曲率のダイス面20を有し、中央には上端に開口する穴部21が形成されている。
前記ダイス2の穴部21は下型ベース2aを貫く液通路22を介して外部の対向液圧制御回路23に接続されている。該対向液圧制御回路23は、ポンプ230とこれの吐出路に接続された逆止弁231と逆止弁よりも下流側に接続されたリリーフ弁232を有し、該リリーフ弁232により所望の対向液圧力設定し制御するようになっている。
【0009】
3はブランホルダであり、ブロック状をなし上部が上型ベース3aを介してアウタスイド3bと結合されており、図示しない油圧シリンダなどの加圧昇降手段によって昇降されるようになっている。
前記ブランホルダ3は、底面から軸線方向に前記ダイス2の外面200に対応する直線状の内面300を有し、この内面300に続いて前記ダイス2のダイス面20と相似した形状で凹入した押え面30を有し、押え面30の頂部には前記穴部21と同心の穴部31が貫設されている。
前記ダイス面20と押え面30は素体Wにしわ押えをかける部分であり、しわ押え方式は圧力しわ押えでもよいし固定しわ押えでもよい。この実施例では固定しわ押えを採用しており、このため下型ベース2aにリング状のストッパ33を設置し、これにブランホルダ3の下面を当接させることでダイス面20と押え面30に一定のクリアランスを形成するようにしている。
【0010】
4はパンチであり、前記ダイス2の穴部21とブランホルダ3の穴部31に挿脱される外径を有し、先端部には成形すべき突形状に合致する任意形状の成形用輪郭部40を有している。この成形用輪郭部40はこの実施例では図3のように第1部(径小部)410とこれに続く第2部(径大部)411からなっている。
前記パンチ4は上型ベース3aの板厚を貫く通孔35を通して上方に伸び、インナースライド4aに連結されており、インナースライド4aは図示しない油圧シリンダなどの加圧昇降手段により昇降されるようになっている。
【0011】
5は前記ダイス2の外周を囲む軸圧縮リングであり、内径側にはダイス2の外面200に沿って上方に伸びる薄肉の押し壁50を有している。押し壁50の外径寸法は押え面30の内面300の寸法とほぼ一致している。
軸圧縮リング5の下部には下型ベース2aおよびボルスタ1を貫いてベッド内に伸びる複数本の支持ピン5aの上端部がそれぞれ結合されており、各支持ピン5aの下端部はベッド内に摺動可能に配された下部スライド5bに結合され、下部スライド5bは油圧シリンダのような加圧ストローク発生手段6に連結されている。
加圧ストローク発生手段6は軸圧縮リング5の押し壁50にたとえば3000kgf/cm2以上好ましくは4000〜5000kgf/cm2程度の力を発生させることができる性能のものが選ばれる。加圧ストローク発生手段6と下部スライド5bおよび支持ピン5aはダイクッション構造を利用することができる。
【0012】
この実施例においては、成形に当たって対向液圧制御回路23によりダイス2の穴部20内に油などの液体Fを満たし、この状態で前工程で成形された素体Wをダイス2のダイス面20に嵌装する。そして、加圧昇降手段を作動してアウタスライド3bを下降させる。前工程の成形法は金型成形、対向液圧成形など任意である。
ブランクホルダ3の内面300は素体Wに外嵌し、下降の進行と共に軸圧縮リング5の押し壁50をも外嵌し、押え面30が素体Wに接してダイス面20とでしわ押え力をかける。このときのしわ押えは、この実施例ではブランクホルダ3の下面がストッパ33に当接することにより一定のクリアランスを設定することで実現されているが、ストッパを廃し、アウタスライド3bによる加圧力を所定の力に制御することで実現してもよい。
【0013】
ついで加圧昇降手段を作動しインナースライド4aを介してパンチ4を素体Wの上面に接触するまで下降させ、加工が進行しない限度の所定の力kをかける。
その理由は、パンチ先端を素体Wの上面に接触させて力kをかけないと、後述するように素体Wの側壁後端面W’に加圧力を与えたときに素体Wがブランクホルダ3の穴部31に膨出し、穴部肩で成形されてしまうからである。上記力kは通常の場合、絞りに要する力Kの30〜40%とすることが好ましい。
この状態が図1であり、かかる状態では軸圧縮リング5の押し壁50の先端500は素体Wの側壁後端面W’に当接するかまたは接近している。この状態で次に加圧ストローク発生手段6を作動させる。こうすれば、下部スライド5bが押し上げられることにより軸圧縮リング5はダイス外面300を案内面として支持ピン5a,5aを介して上昇させられ、それにより押し壁50の先端500で素体Wの側壁後端面W’を軸線方向に強力に加圧する。
【0014】
前記のようにパンチ4は成形用輪郭部40が素体Wの上面に接触しかつ所定の力kが与えられているため、上記した素体Wの側壁後端面W’への強圧による流入促進作用に伴ってパンチ4は自動的にダイス2の穴部21に進入し、図2と図3のように素体Wは側壁後端面W’の連続加圧により順次送り出され、穴部21の肩によって曲げられつつパンチ4によって穴部21に押し込まれる。
この押込みに伴い、穴部21内に満たされている液体は圧縮されて対向液圧Pcが生じ、これが穴部21内に押し込まれた部分wに作用するため、該部分wはパンチ4の径小部410とこれに続く径大部411に緊密に密着させられる。パンチ4の押込み力は対向液圧Pcの増大に応じて増加して行けばよく、しわ押え力も成形の進行と共に増大させてゆく。
所定のストロークまで軸圧縮リング5を上昇させたところで成形は完了し、これとともに加圧ストローク発生手段6を後退側に作動して軸圧縮リング5を元位置に戻し、パンチ4を上昇させ、そしてブランクホルダ3を上昇させることにより成品Vは取り出される。
【0015】
図4(a)は素体Wを示し、同図(b)は上記実施例で得られた成品9を示している。成品9は帽体状部90に続き中間部に段部91を介して径大筒部92が形成され、その径大筒部92の上端から外転して囲壁93が形成されている。
なお、上記実施例におけるパンチ4の成形用輪郭部40を段を有しない単純なものにした場合には、図4(c)のように帽体状部90と反転囲壁93が連続した成品9が得られる。
【0016】
図5と図6は本発明を対向液圧式逆再絞りに適用し、図6(a)のような径の大きな皿状の素体Wから同図(b)のように皿状部94の中央に内方に突出する中空突起部95を有する成品9を成形する例を示している。
この場合には、ダイス2として上記素体Wの輪郭形状に合致した曲率のダイス面20を有するものを用い、ブランクホルダ3として素体Wの輪郭形状に合致した曲率の凹入状の押え面30を有するものを使用する。また、パンチ4として中空突起部95に対応する形状寸法の成形用輪郭部40を有するものを使用する。他の構成は上記実施例と同じであるから、対応する部分に同じ符号を付し、説明は省略する。
この実施例の場合も、成形に当たって素体Wをダイス2に装着し、この状態でブランクホルダ3を下降してしわ押え力をかけ、パンチ4を成形用輪郭部40の先端面が素体Wの上面に当接するまで下降し、成形が進行しない所定の力kをかけておく。この状態が図5の左半部である。
【0017】
ついで、下部スライド5bを押し上げれば、支持ピン5a,5aを介して軸圧縮リング5はダイス外面300を案内面として上昇させられ、それにより押し壁50の先端500は素体Wの側壁後端面W’を軸線方向に強力に加圧する。これによりパンチ4はダイス穴部21に引き込まれ、引き続く素体Wの側壁後端面W’への強圧による材料送り出し作用とパンチ4の下降力とにより素体Wの中央部はダイス穴部21に押し込まれ、対向液圧Pcにより成形用輪郭部40に密着させられ、所定のパンチストロークに達したところで成形は完了する。その後の取出しは前記実施例の場合と同じである。
なお、この成形においてパンチ4の成形用輪郭部40を図3に示すような形状にすれば、中間に段の付いた中空突起部を有する成品を成形することができる。
【0018】
図7は本発明を対向液圧式再絞りに適用した実施例を示しており、図8はこの実施例により成形された成品9の数例を示している。(a)は径の大きな皿状の素体Wから皿状部94の中央に外方に突出する中空突起部95’を有する形状である。(b)はカップ状の素体から帽体状部90と径大カップ部92が連続したもの、(c)は帽体状部90とこれに続いて段部91を介して径大筒部92が形成され、その径大筒部92の上端から皿に径大なカップ状部96が形成されたものを示している。
図7の実施例においては、下型ベース2a上のダイス2は凹型をなしている。すなわち、上面から円筒状の内面200’と、前工程で成形されたカップ状の素体Wの外面輪郭形状に合致する曲率のダイス面20’が凹設され、底であるダイス面20’の中央には穴部21が形成されている。
前記ダイス2の穴部21は下型ベース2aを貫く液通路22を介して図示しない外部の対向液圧制御回路に接続されている。
【0019】
ブランクホルダ3は逆に凸型をなし、直線状の外面300’に続いてカップ状の素体Wの内面輪郭形状に合致する曲率すなわち、ダイス面20’と相似した曲率で凸出した押え面30’を有し、押え面30’の頂部軸線上には前記穴部21と同心の穴部31が設けられると共に、該穴部31よりもはるかに径の大きなガイド穴310が同心に設けられている。そして、ブランクホルダ3は上部にリング状の上型ベース3aが固着されている。
パンチ4は前記上型ベース3aの通孔35を貫いてガイド穴310内に昇降可能な径を有する柱部41を有し、該柱部41の先端領域に前記穴部31,21に出没可能な成形用輪郭部40を設けており、柱部41の基端側にはベース部42が設けられ、これがインナースライド4aに連結されており、インナースライド4aは油圧シリンダなどの加圧昇降手段8により昇降されるようになっている。
前記成形用輪郭部40は図8に示す成品形状に対応するものが選択される。成形用輪郭部40は柱部41に一体に形成されていてもよいが、好ましくは種々の形状の成形を行えるよう柱部41と別体に作られ、ボルトやねじなどによって柱部41に着脱可能に固定される。
【0020】
前記ベース部42は可縮式のしわ押え用加圧機構7を介して前記ブランクホルダ3のリング状の上型ベース3aと連結されている。しわ押え用加圧機構7は油圧シリンダでもよい。この場合には、チューブ側とピストン側のいずれかが上型ベース3aに固定され、他方がベース部42に連結される。また、しわ押え用加圧機構7としてウレタンやスプリングなどの弾性体を用いた場合には、図7のように弾性体71の中心部を貫通するボルト70の下端部が上型ベース3aに連結され、頭部がベース部42に設けた縦穴420に移動可能にはめられる。
そして、前記上型ベース3aより下方には、ブランクホルダ3の外面300’を囲むごとく軸圧縮リング5が配されており、該軸圧縮リング5の内径側にはブランクホルダ3の外面300’に沿って下方に伸びる薄肉の押し壁50を有している。押し壁50の外径寸法ばダイス2の内面200’の寸法とほぼ一致している。
【0021】
上型ベース3aにはしわ押え用加圧機構7よりも外径側の部位に所定間隔ごとに縦穴320が設けられ、それらにそれぞれ支持ピン5aが貫挿され、各支持ピン5aの下端部に前記圧縮リング5が連結されることで吊持されている。
そして各支持ピン5aの上端部はインナースライド4aを外囲するアウタースライド5b’に結合され、アウタースライド5b’は油圧シリンダのような加圧ストローク発生手段8’に連結されている。
前記加圧ストローク発生手段8’は軸圧縮リング5の押し壁50にたとえば3000kgf/cm2以上好ましくは4000〜5000kgf/cm2程度の力を発生させることができる性能のものが選ばれる。
この実施例でもしわ押えは圧力しわ押え式でもよいが、この実施例ではダイス2の半径方向外方にストッパ33を設けて上型ベース3aを受け止め、一定のクリアランスを得る固定しわ押え式を採用している。
【0022】
この実施例により図8の成品を成形するときには、ダイス2の穴20内に液体を満たし、素体Wをダイス2内に装着し、この状態でインナースライド4aとアウタースライド5b’を下降させる。こうすれば、インナースライド4aの下降によりしわ押え用加圧機構7を介してブランクホルダ3は下降し、上型ベース3aがストッパ33に当接する位置までダイス2に嵌合し、ダイス面20と押え面30とで素体Wを挟み込みしわ押え力をかける。
上記インナースライド4aの下降時にはパンチ4はブランクホルダ3と相対変位せず、成形用輪郭部40はブランクホルダ3の穴31の開口すなわち押え面300’と整合している状態に保たれる。したがって、ブランクホルダ3が所定のしわ押え位置に到ったところで成形用輪郭部40の先端は素体Wの内面に接触し、成形が進行しない所定の力kがかけられる。この力の大きさは前記した実施例の場合と同じである。
また、アウタースライド5b’の下降により軸圧縮リング5も下降し、押し壁50が素体Wの側壁後端面W’に接近ないし接触する。これで図7の左半部に示す状態となる。
【0023】
この状態から次にアウタースライド5b’を下降させる。こうすれば、軸圧縮リング5はブランクホルダ3の外面300’を案内面として支持ピン5a,5aを介して下降させられ、それにより押し壁50の先端500は素体Wの側壁後端面W’を軸線方向に強力に加圧する。
前記のようにパンチ4の成形用輪郭部40が素体Wの内面に接触しかつ所定の力kが与えられているため、上記した押し壁50による素体Wの側壁後端面W’の強圧に伴う材料の流れより、インナースライド4aはしわ押え用加圧機構7を圧縮するように下降し、それによりブランクホルダ3は素体Wにしわ押え力をかけ、パンチ4の成形用輪郭部40は自動的にダイス2の穴部21に進入し、素体Wは側壁後端面W’の加圧により送り出され、穴部21の肩によって曲げられつつ成形用輪郭部40によって穴部21に押し込まれる。
この押込みに伴い穴部21内に満たされている液体により対向液圧Pcが生じ、これが穴部21内に押し込まれた部分wに作用するため、該部分wはパンチ4の成形用輪郭部40に緊密に密着させられる。
【0024】
パンチ4の押込みストロークは柱部41がブランクホルダ3のガイド穴310の底に当接することで規定され、所定のストロークまで軸圧縮リング5を下降させたところで成形は完了する。これとともにアウタースライド5b’を後退側に作動して軸圧縮リング5を元位置に戻せば、しわ押え用加圧機構7の上方力によりパンチ4は元位置まで上昇させられる。そしてインナースライド4aを上昇させればブランクホルダ3がダイス2から外れるため成品Vを取り出すことができる。
なお、図8の(b)(c)の成品を成形するときには、カップ状の素体の形状に合致したダイス2およびブランクホルダ3と交換ることはもとよりである。
【0025】
本発明においては対向液圧を用いずに慣用金型成形で成形する場合も含む。この場合には対向液圧成形制御回路23を作動させず、ダイス21の穴部21に液体を満たさないで実施すればよい。
また本発明は有底の成品だけでなく、先端に穴のある成品も成形可能であり、この場合には前工程でカップ状、ボール状ないし皿状の素体の頂部に穴をあけたものを作っておけばよい。
【0026】
次に本発明により実際に形成を行った例を示す。
〔具体例1〕
1)ダイスとして外径87.9mmφ、穴径53mmφ、高さ195mmのものを使用し、パンチとして成形用輪郭部が直径46mmφのもの(第1種パンチ)と、成形用輪郭部が直径46mmφの第1部と直径34mmφの第2部を有するもの(第2種)を使用し、軸圧縮リングとして全高100mm、内径88mmφ、押し壁高さ75mm、押し壁厚さ3.5mmのものを使用し、これをベッド下方の下部スライドから立ち上がる円周上で8本の支持ピンに連結し、50t油圧シリンダでストローク60mmで昇降させるようにした。
2)ダイスの穴に油を満たし、材質SPCE,板厚3.2mmの素板を慣用金型成形法により成形した内径87.9mm、高さ65mmのカップ状素体をダイスに装着し、ブランクホルダを下降し、ストッパによりクリアランスを0.3mmにして固定しわ押えを行い、ついでパンチを下降し、カップ状素体の上面に300kgf/cm2(約5Tonf)の圧力で接触させた。この状態で油圧シリンダを作動させ、軸圧縮リングに5000kgf/cm2の力をかけた。
【0027】
3)それによりパンチはダイスの穴に進入して成形が開始され、パンチの進入と共にダイス穴には600kgf//cm2に達する対向液圧が発生し、機械的送り出し式の対向液圧成形が行われた。パンチの押込み力は1000kgf//cm2までリニアに上昇させた。
その結果、第1種パンチにより図4(c)に示す形状で再絞り比が1.91の成品が得られ、第2種パンチにより図4(b)に示す形状で再絞り比が2.59の成品が得られ、いずれも破断はまったくなかった。
4)比較のため、軸圧縮リングを作動させず、しわ押え状態でパンチをダイス穴に押し込む慣用のに対向液法によって成形を行ったところ、第1種パンチの場合にも底部と側壁の境界部位に破断が生じ、成形不良となった。
また、軸圧縮リングを用いず、ダイスの側壁部位にパイパス通路を等間隔で8本穿設し、このバイパス通路からブランクホルダとの隙間に対向液圧を導いてカップ状素体の端面に軸方向力をかける方法(従来法)を実施した結果、パンチ押込み力1000kgf//cm2ではパンチ先端より破断が生じてしまい、成形できなかった。これは軸方向力が弱いため材料の流入が不足し、しかも軸方向力が受動的(パンチがある程度進入してからでないと発生しない)であるためである。
【0028】
〔具体例2〕
1)ダイスとして外径120mmφ、高さ190mm、ダイス穴径53mmφを使用し、パンチとして上記具体例1と同じものを使用し、軸圧縮リングとして全高110 mm、内径 120mmφ、押し壁高さ75mm、押し壁厚さ3.5mmのものを使用し、これをベッド下方の下部スライドから立ち上がる円周上で8本の支持ピンに連結し、50t油圧シリンダでストローク30mmで昇降させるようにした。
2)ダイスの穴に油を満たし、材質SPCE,板厚3.2mmの素板を慣用金型成形法により成形した内径120mm、高さ60mmのカップ状素体をダイスに装着し、ブランクホルダを下降し、ストッパによりクリアランスを0.3mmにして固定しわ押えを行い、ついでパンチを下降し、カップ状素体の上面に300kgf/cm2の圧力で接触させた。この状態で油圧シリンダを作動させ、軸圧縮リングに3700kgf/cm2の力をかけて本発明による成形を行った。
その結果、第1種パンチにより再絞り比が2.6、第2種パンチにより再絞り比が3.53で形状の良好な成品が得られた。
【0029】
〔具体例3〕
1)ダイスとして外径250mmφ、高さ150mm、ダイス穴径86.8mmφを使用し、パンチとして成形用輪郭部が直径80mmφのもの(第1種)と直径70mmφのもの(第2種)を使用し、軸圧縮リングとして全高90mm、内径250mmφ、押し壁高さ50mm、押し壁厚さ3.2mmのものを使用し、これをベッド下方の下部スライドから立ち上がる円周上で8本の支持ピンに連結し、100t油圧シリンダでストローク45mmで昇降させるようにした。
2)ダイスの穴に油を満たし、材質SPCE,板厚3.2mmの素板を慣用金型成形法により成形した内径250mmφ、高さ43mmのカップ状素体をダイスに装着し、ブランクホルダを下降し、ストッパによりクリアランスを0.3mmにして固定しわ押えを行い、ついでパンチを下降し、カップ状素体の上面に100kgf/cm2の圧力で接触させた。この状態で油圧シリンダを作動させ、軸圧縮リングに3900kgf/cm2の力をかけて本発明による成形を行った。
その結果、第1種パンチにより再絞り比が3.1、第2種パンチにより再絞り比が3.6で形状の良好な成品が得られた。
【0030】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項1によるときには、しわ押え状態でダイスとブランクホルダとの隙間に伸びる押し壁を有する軸圧縮リングを前進させて素体の後端面を強制的に加圧しつつパンチを前記穴を通して降下させるため、大きな軸方向力を素体に加えて材料の流入を図ることができ、これにより絞り比の大きな段付き絞り成品を確実に精度よく成形でき、また多段の段を持つなど複雑な形状の成品をパンチやブランクホルダの加圧力を低くして成形できるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を逆再絞りに適用した成形型の一例と成形第1段階を示す断面図である。
【図2】図1の成形第2段階を示す断面図である。
【図3】成形第2段階の拡大図である。
【図4】(a)は素体の断面図、(b)(c)は成品の断面図である。
【図5】本発明による成形型の別の例と成形段階を半部ずつ示す断面図である。
【図6】(a)は図5の成形型に適用される素体の断面図、(b)は成品の一例を示す断面図である。
【図7】本発明を逆絞りに適用した成形型の一例と成形段階を半部ずつ示す断面図である。
【図8】図7による成品例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ダイス
3 ブランクホルダ
4 パンチ
5 軸圧縮リング
21 穴
31 穴
40 成形用輪郭部
50 押し壁
W 前工程で成形した素体
Claims (2)
- カップ状ないし皿状の素体(W)に対応するダイス面(20)を有しそのダイス面の中央に穴(21)を設けたダイス(2)と、前記カップ状ないし皿状の素体(W)に対応する押し面(30)を有し該押し面の中央にダイス(2)の穴(21)と同心の穴(31)を有するブランクホルダ(3)と、前記ブランクホルダ(3)とダイス(2)の穴に挿脱される成形用輪郭部(40)を先端部に有するパンチ(4)と、前記ダイス周面(200)とブランクホルダ周面(300)との隙間に進入可能な押し壁(50)を有し下部が支持ピン(5a)を介して下部スライド(5b)に支えられた軸圧縮リング(5)と、下部スライド(5b)を加圧昇降する手段(6)とを有している装置を使用し、カップ状ないし皿状の素体(W)をダイス(2)に装着し、この状態でブランクホルダ(3)を下降してしわ押え力をかけ、パンチ(4)を成形用輪郭部(40)の先端面が素体(W)の上面に当接するまで下降し、成形が進行しない所定の力(k)をかけ、ついで、下部スライド(5b)を押し上げて軸圧縮リング(5)をダイス外面(300)を案内面として上昇させ、押し壁(50)の先端(500)で素体(W)の側壁後端面(W’)を軸線方向に強力に加圧することによりパンチ(4)をダイス穴部(21)に引き込ませ、引き続く素体(W)の側壁後端面(W’)への強圧による材料送り出し作用とパンチ(4)の下降力とにより素体(W)の中央部をダイス穴部(21)に押し込まさせることを特徴とする軸方向加圧式絞り成形法。
- ダイス(2)の穴(21)が外部の対向液圧制御回路(23)に接続され、ダイスの穴(21)に液体(F)を満たして行う請求項1に記載の軸方向加圧式絞り成形法。
Priority Applications (1)
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JP31433394A JP3581734B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 軸方向加圧式絞り成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP31433394A JP3581734B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 軸方向加圧式絞り成形法 |
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JPH08150426A JPH08150426A (ja) | 1996-06-11 |
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JP2023173827A (ja) | 2022-05-26 | 2023-12-07 | 日本航空電子工業株式会社 | 加工装置 |
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-
1994
- 1994-11-25 JP JP31433394A patent/JP3581734B2/ja not_active Expired - Lifetime
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