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JP3581624B2 - 比較器、a/d変換装置、およびそれらを用いた光電変換装置 - Google Patents

比較器、a/d変換装置、およびそれらを用いた光電変換装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、参照電圧と入力電圧を比較する比較器、その比較結果を元にA/D変換する装置、およびこれらを用いた光電変換装置に関し、特に出力インピーダンスが低い電圧発生源の出力電圧を、複数入力の内から選択的に一つの入力を扱うための比較器、A/D変換器、及びこれらを用いた光電変換装置において、複数入力間で入出力特性のばらつきをおさえ、また消費電力を軽減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光励起されたキャリアを画素部の能動素子で増幅する、増幅型のイメージセンサが研究、開発されている。これら一般的にCMOSイメージセンサと呼ばれる光電変換装置においては、センサと同一チップ上に論理回路ほかさまざまな回路を搭載することができることから、イメージセンサとA/D変換器の一体化、などが研究されている。
【0003】
イメージセンサとA/D変換器の一体化には、たとえば画素一つにA/D変換器を搭載するもの、コラム一つにA/D変換器を搭載するもの、センサの出力部に一つだけA/D変換器を搭載するものなど、さまざまなものがあるが、最も盛んに研究されているものはコラム一つにA/D変換器を搭載するものである。
【0004】
まず、図12を用いて従来のA/D変換器の基本技術を説明する。ここで、A/D変換器の種類として、比較的規模の大きいフラッシュ型、2ステップ型などの並列型は考慮せず、比較器を一つだけ用い、参照電圧を変化させて変換結果を得ていくもののみを取りあげて説明する。
【0005】
A/D変換器は基本的に比較器一つと参照電圧発生部で構成されている。
【0006】
比較器11は、正転入力端子12と、反転入力端子13をもち、比較器出力端子14には正転入力端子12の入力が反転入力端子13の入力よりも大きい時は論理的ハイレベル(通常電源電圧)、小さい時には論理的ロウレベル(通常GND)が出力されるようになっている。
【0007】
ここで、この比較器を用いてA/D変換器を構成するには、反転入力には比較用の参照電圧15、正転入力にはA/D変換する対象の電圧16を入力する。
【0008】
比較用の参照電圧発生部は、たとえばデジタルカウンタに同期した単調増加、つまり時間に対する微分値が、一度のA/D変換動作中に常に0を越えている、ランプ電圧を出力し、比較器11の出力が反転した時点でのカウンタの値を取得することでデジタル値をえる。
【0009】
また、比較器の参照電圧においては、逐次比較型のように、上位のビットからのA/D変換結果を逐次、結果として得つつ、その値を参考に次の参照電圧を決定していくことを繰り返すというような操作を行う場合もある。
【0010】
たとえば正転入力側に入力する、対象の電圧を、光電変換素子(たとえばフォトダイオード)からの出力電圧とすれば、入射された光をA/D変換する装置が構成できる。
【0011】
ここで、正転、反転の定義であるが、それは出力の論理を考慮した際の呼び名であって、出力がロウレベルからハイレベル、もしくはハイレベルからロウレベルへ遷移するだけを考慮するなら厳密な区別はない。以後の説明においては、正転を反転、反転を正転として考えてもまったく差し支えなく、その際には後段のエンコーダなどの論理を適宜逆転して考えるか、A/D変換後の結果を取り扱うプロトコルを適宜変更すれば良い。
【0012】
次に、図13において、コラム一つあたりにA/D変換器を搭載するCMOSイメージセンサ(以下、コラムA/D型CMOSセンサという。)で用いられているような、A/D変換器の基本技術について説明する。
【0013】
CMOSセンサなどの、アクティブピクセル型のセンサにおいては、一般的に共通の一コラム21に複数の電圧源、つまり画素が並列に接続されている。各画素で生じた電圧によってそのままコラムを駆動するには光電流が少なすぎるために、通常、ソースフォロアと呼ばれるインピーダンス変換用の増幅器の出力をコラムに伝えており、各画素の光電変換結果は22,23,24のように等価的な電圧源とみなしている。各電圧源からの出力を選択スイッチ25,26,27で切り替えてただ一つのみをコラムに伝えることで、選択的な読み出しを可能としている。28はソースフォロアのための定電流源である。
【0014】
コラムA/D型CMOSセンサでは、上記の要領で選択的に読み出された電圧を比較器29に伝え、参照電圧30と比較することで変換を行っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記原理によるコラムA/D型CMOSセンサでは、次のような課題がある。
【0016】
一つ目は消費電流である。A/D変換器を各コラムごとに持たない場合には、各コラムで消費される電流はソースフォロアの電流28のみで良かった。コラムA/D型CMOSセンサにおいては、それに加えて比較器29(通常差動増幅器を主とする構成)を必要とするために、消費電流はその分増加する。イメージセンサにおいてはコラム数は通常数百から数千ほどであり、消費電力もコラムあたりの値の数百から数千倍されることになるので、消費電力の増加が無視できない。
【0017】
二つ目はA/D変換器のゲインばらつきである。列ごとに設けられたA/D変換器はその変換特性にばらつきをもつ。そのばらつきは微分非直線性誤差、積分非直線性誤差となって現れる。その原因はたとえばA/D変換器の初段の差動増幅器がもつオフセット電圧変動や、参照電圧発生器のばらつきなどに起因する。列ごとにA/D変換器の特性が異なるために、結果、縦縞状のざらつきが生じ、画像に悪影響を及ぼす。
【0018】
三つ目として、ソースフォロアのもつ入力−出力特性、特に増幅率のばらつきが挙げられる。集積度を上げるためにMOSトランジスタのゲート長、ゲート幅は縮められる方向にあり、イメージセンサにおいても例外ではない。その際に、ソースフォロアのもつゲインが相互コンダクタンスgm、および微分ソースドレイン抵抗rdsの製造時ばらつきによりばらついてしまう。ゲインばらつきは多くて数パーセントとなり、撮影した絵のざらつきになって現れてしまう。
【0019】
本発明の目的は、消費電流を抑制し、加えて列ごとのゲインばらつきを低減させたコラムA/D型CMOSセンサに好適に用いられる比較器、A/D変換装置、および光電変換装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明のA/D変換装置は、第一の制御端子に印加される第一の電圧によって流れる電流が制御される第一の電流経路と該第一の電流経路に流れる電流を選択的に遮断・導通するスイッチ手段とを直列に接続した第一の回路を、複数並列に接続してなる回路ブロックと、第二の制御端子に印加される第二の電圧によって流れる電流が制御される第二の電流経路を少なくとも含む第二の回路と、前記回路ブロックと前記第二の回路とに流れる電流の差を比較し、前記第一の電圧と前記第二の電圧との差を検知する手段と、を有する比較器と、
前記第二の制御端子に印加される電圧を規則的に変化させる手段と、
前記回路ブロック内の、前記スイッチ手段により選択された第一の回路の第一の制御端子に印加される電圧と前記第二の回路の前記第二の制御端子に印加される電圧との比較結果を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段の記憶結果を直接、もしくはエンコードして出力する手段と、
を有することを特徴とする。
【0021】
本発明の光電変換装置は、光励起によって発生したキャリアを蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段の該キャリアに基づく信号を増幅する増幅手段とを含む画素を複数配列するとともに、前記複数の画素内の増幅手段からの信号を選択的に出力させるための選択手段と、所定のレベルが入力され、前記所定のレベルに対応した出力を行う出力手段と、を有し、
前記選択手段によって選択された前記増幅手段と、前記出力手段とは各蓄積手段からの信号の信号レベルと前記所定のレベルとを比較し、比較結果を出力する比較手段の少なくとも一部を構成していることを特徴とする。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
[実施例1]
本発明の第1の実施例を図1を用いて説明する。電圧源101,102,103により供給される電圧が、変換の対象となる電圧であり、たとえば光電変換装置の電荷電圧変換手段に生ずる電圧である。電圧源101,102,103は、電圧によって制御される電流経路104,105,106に接続されており、それら並列に接続された電流経路104,105,106は選択スイッチ107,108,109によって選択可能となっている。電流経路104,105,106及び選択スイッチ107,108,109で構成される電流経路ブロックを110とする。一方、比較の基準となる参照電圧を供給する電圧源111が用意されており、同様に電圧によって制御される電流経路112に接続されている。
【0024】
電流経路ブロック110と電流経路112は、電流経路ブロック110と電流経路112に流れている電流の差を検知し、比較を行う比較部113に接続されており、その比較部113は比較結果を出力端子114に出力する。
【0025】
つぎに上記回路の動作を説明する。例として、電圧源101の値を比較する場合を説明する。
【0026】
まず、電流経路ブロック110においては、選択スイッチ107のみがONされ、等価的に電流経路ブロック110は電圧源101と選択スイッチ107のみで制御されることになる。
【0027】
この状態で、比較部113は、電圧源101の電圧と参照電圧源111の電圧との大小を、電流経路ブロック110と電流経路112への電流の流れ方の差から判別し、比較結果を出力端子114に出力する。
【0028】
電圧源101,102,103のうち、他の電圧源の変換結果を得たい時は、それに対応する選択スイッチのみをONすればよい。
【0029】
電圧源は図1においては3つ用意されているが、3つには限定されず、任意の数を設けてよい。その数は回路の動作速度、回路の面積、仕様などから決定される設計事項である。
【0030】
本実施例の従来例より優れた点は、従来のようにソースフォロアを介することなく、電圧を直接比較器に入力している点であり、ソースフォロアに必要とされた電流を節減できた。
【0031】
このようにして、コラム状に並列に連なるCMOSイメージセンサの画素群のような、複数入力の比較器において、電流を節減した構成を実現できた。この効果は以下に説明する各実施例において得ることができ共通の効果である。
【0032】
また、ゲインばらつきについても、比較器のオフセット変動は各画素の電流経路104,105,106の、電流経路112に対する特性ばらつきに帰着する。
【0033】
ここで、従来例とばらつきの差を比較すると、従来はばらつきの構成要因が「画素のゲインばらつき」と「比較器のゲインばらつき」であったのに対して、本実施例においては、ばらつきの構成要因が「画素のゲインばらつき」のみであり、本発明において「比較器のゲインばらつき」をなくすことができた。
[実施例2]
本発明の第2の実施例を図2を用いて説明する。本発明の第2の実施例においては、本発明の第1の実施例の具体的な回路の構成の一つを説明する。また、入力電圧の源は光電変換素子である。ここで図2は、3つの画素201、202、203に対して、1つの比較器を用いる構成を示しているが、画素が水平方向及び垂直方向に配列され、垂直方向の一列毎に比較器を用いる構成であってもよい。
【0034】
電圧源としてフォトダイオードPDと転送スイッチMTX、およびリセットスイッチMRESからなる光電変換部201,202,203がある。電圧によって制御される電流経路としてMOSトランジスタ204,205,206が、選択スイッチとしてMOSトランジスタ207,208,209が在り、それらが片方の電流経路ブロック210を構成している。もう一方の電流経路211は、参照電圧入力端子212、電圧によって制御される電流経路としてのMOSトランジスタ213、および、常に選択されつづけるダミーとしての選択スイッチ214から構成される。
【0035】
ここでフォトダイオードの構成であるが、たとえばリセット時のランダムノイズの影響を受けない、完全空乏型のPIN型フォトダイオードを用いても良いし、たとえばPN型のフォトダイオードを用いても良い。また、電圧源は、上記で説明した構成ではなく、光電変換と増幅を同じトランジスタで行うフォトゲートであってもよい。
【0036】
比較部215には、電流経路ブロック210、電流経路211を差動対とした演算増幅器を用いており、ここではFolded Cascade Current Mirror型の演算増幅器を採用している。216は演算増幅器で構成される比較部215の出力であり、その出力を高ゲインなバッファ217で増幅し出力端子218から比較結果として出力する。
【0037】
以下、光電変換部201を参照電圧と比較する場合を例にとって上記回路の動作について説明する。選択スイッチ207のみをONし、電流経路204と211を差動対とする演算増幅器を構成させる。演算増幅器は非常に高いゲインを持っているので、光電変換部201に発生した電圧と、参照電圧入力端子212に印加された電圧の大小によって出力216にハイレベルもしくはロウレベルが出力されることで比較が行われる。
【0038】
ここで比較部215の構成であるが、ここでは等価的にFolded Cascade Current Mirror型の演算増幅器を採用したが、その他通常の差動増幅器+ゲインアンプ型などでもよい。また演算増幅器のオープンループゲインが不足し、比較の切り分けを十分に行えない場合は、バッファ217のゲインを更に上げるようにすればよい。
【0039】
また、ここで演算増幅器の構成は差動入力段がn型のMOSトランジスタを用いたが、たとえば差動入力段がp型のMOSトランジスタでもよい。その際は適宜MOSトランジスタおよびフォトダイオードの極性を変更すれば良い。また、本実施例の画素ではフォトダイオードのアノード側を接地した構成とn型の転送MOSトランジスタを用いているが、たとえばn−ウエル中にpinダイオードを構成し、カソード側を接地した構成とp型の転送MOSトランジスタを用いるようにしても良い。また、本実施例においては光電変換部201,202,203中の転送MOSトランジスタMTXとリセットMOSトランジスタMRES、および、MOSトランジスタ204,205,206の極性をすべてn型で統一しているが、統一する必要はなく、たとえばMOSトランジスタ204,205,206などはp型、画素を構成するMOSトランジスタはn型という構成、もしくはその逆の構成でも良い。
【0040】
また、常に選択されつづけるダミーの選択スイッチ214の存在理由であるが、電流経路ブロック210にはスイッチがあるのに対して電流経路211にスイッチがない場合、電流の流れ方にアンバランスが生じ、電流比較においてオフセットが生じるのを防ぐためである。そのスイッチのサイズは通常、選択スイッチ207などと同等にする。また、電流比較におけるオフセットを見越して以後の処理を行うならば、選択スイッチ214のサイズをスイッチ207と同じにしなくてもよく、また選択スイッチ214を入れなくてもよい。
【0041】
本実施例の従来例より優れた点は、従来のようにソースフォロアを介することなく、電圧を直接比較器に入力している点であり、ソースフォロアに必要とされた電流を節減できた。また、このようにして、コラム状に並列に連なるCMOSイメージセンサの画素群のような、複数入力の比較器において、電流を節減した構成を実現できた。
【0042】
本実施例の、従来例より優れたもう一つの点は、A/D変換器のゲインばらつきが見えないということである。
【0043】
従来の、ソースフォロア構成をもつ画素+A/D変換器の構成(以降、従来型構成と呼ぶ)においては、「gm、rdsのばらつきによるソースフォロアのもつゲインばらつき」と、「A/D変換器のもつゲインばらつき」の重ねあわせられた値が総合のばらつきとなっており、とくにA/D変換器のゲインばらつきが縦縞を生み出す原因となっていた。本実施例においてばらつきを生み出す要因はMOSトランジスタ204,205,206の、MOSトランジスタ213に対する特性差であり、それらは従来の「gm、rdsのばらつきによるソースフォロアのもつゲインばらつき」に帰着させられる。またその影響の程度も同等である。
【0044】
本実施例において、従来問題となっていた列ごとの「A/D変換器のもつゲインばらつき」をなくすことができた。本実施例の効果は、以下の実施例に対して得ることができ、共通の効果である。
【0045】
また、ここでは電圧の源として、光電変換部201〜203にあるような画素を用いたが、けっしてかかる構成には限定されない。電圧の源として、出力インピーダンスの高いものであればいかなるものでも本発明による効果を享受できる。たとえば圧電素子、もしくはマイクロマシンによって構成される圧力センサ、加速度センサなどでも良い。
【0046】
また、通常、CCDにおけるCDS(相関二重サンプリング)や、CMOSイメージセンサなどのアクティブ・ピクセル・センサなどにおけるリセット時のノイズ除去に代表される、画素をリセットしたときに生ずるノイズ、及び素子の有する固定パターンノイズを除去するための、リセット時の画素出力をいったん保持し、その値を光電変換後の画素出力から減算するという処理が行われている。その動作とA/D変換動作を融合する際、通常は、アナログ信号レベルで両者を減算した後、A/D変換するという動作が取られていた。
【0047】
本実施例においては、センサのアナログ出力をそのまま取り出すことが難しい。よって、A/D変換後の値を減算することで、CDSなどと同様の効果を得ることができた。
[実施例3]
本発明の第3の実施例を図3を用いて説明する。本発明の第3の実施例は、本発明の第2の実施例で説明した比較器を用いてA/D変換装置を構成し、さらに光電変換装置を構成した、その一例である。図2と同様の部位には同一の番号を付する。図3において、301はNビットのバイナリカウンタであり、0から(2−1)までカウントアップしていく。そのカウント値をVREF 発生器(参照電圧発生器)302が受け、カウント値に応じた参照電圧を発生させる。その説明が図4(a)と図4(b)である。
【0048】
図4(a)は、横軸を時間とした時のバイナリカウンタの値で、下側から上側につれてLSB側からMSB側となっている。図4(b)はその時の参照電圧であり、アナログ値である。
【0049】
参照電圧の振幅をVR、また、一つのステップあたりの増分をVR/(2)とし、階段状に一定の増加率で参照電圧が変化していく(単調増加、つまり時間に対する微分値が、一度のA/D変換動作中に常に0を越えていること)。ある時刻でのカウンタ値をKとすると、その時の参照電圧出力は、
K×VR/(2
となる。
【0050】
比較器出力218は、Nビット分のDラッチ群303の各ゲート信号端子へ接続されている。Nは本実施例のA/D変換器の分解能を決める値である。データ入力にはそれぞれカウンタの出力の各ビットの値が入力されている。
【0051】
以下、回路動作を説明する。A/D変換したい画素のみを、比較動作の時と同様に選択する。たとえば光電変換部201を選択したい時は選択スイッチ207のみをONさせれば良い。
【0052】
図4(c)は、比較器の出力を示したグラフである。蓄積動作終了後を図4(c)の時間0とし、その時刻から参照電圧を増加させていく。画素201の示す値が、ちょうど時刻t1での参照電圧において比較器出力が反転するような値だとする。その時にその信号はDラッチ群303のゲートに入力されているので、その時に各Dラッチに入力されているカウンタの値がDラッチに記憶される。Dラッチに記憶された値は、その時の参照電圧に応じたバイナリ信号、つまりA/D変換結果であり、その値がラッチの出力群304に出力される。このようにしてA/D変換が実現できた。
【0053】
ここで、参照電圧は時間に対して増加するようにしたが、減少(単調減少、すなわち、時間に対する微分値が常に0以下であるように)しても良い。その時はA/D変換結果を扱うプロトコルを適宜変更すれば良い。
【0054】
ここで、時間0から比較器は比較動作を行うが、正しいA/D変換を行うためには、この比較動作中に画素の示す値が変化しないようにすることが求められる。そのためには、たとえば本回路の構成のようにフォトダイオードの示す出力を転送スイッチMTXを介して電流経路の制御端子に加える、もしくはたとえばフォトダイオードの示す出力をそのまま電流経路の制御端子に加える代りにメカニカルシャッターを備えることで、蓄積終了後にフォトダイオードにおいて光電子を発生させないようにする、などの対策を行う。
【0055】
ここで、図4(b)中の、参照電圧の1ステップあたりの電圧幅であるが、かならずしもVR/(2)である必要はない。参照電圧0からVRの区間で、量子化誤差を等しく、つまりA/D変換時のノイズを同じ重みにしたい場合は、VR/(2)にする必要があるが、本質的には全ステップにわたって参照電圧の変分を積算した値がVRと等しくなるようにすれば良いだけのことである。イメージセンサにおいては、その応用を考慮すると、必ずしも全区間にわたって均等の重みでA/D変換する必要はない。分解能Nを一定とし、入射光量が多い場合の電圧は荒く量子化、入射光量が少ない場合の電圧はより細かく量子化し、少ない分解能Nでより画質を向上させることを行っても良い。その際は、たとえば時間が経つにつれて参照電圧の変分が大きくなるように、もしくは時間が経つにつれて参照電圧の変分が小さくなるようにすれば良い。
[実施例4]
本発明の第4の実施例を図5を用いて説明する。本発明の第4の実施例においては、本発明の第2の実施例の比較器を用いてA/D変換器を構成し、さらに光電変換装置を構成した、他の例を示す。比較器の構成は本発明の第2の実施例と同等であり、同じ部位には同じ番号を付している(ただし、各部材の一部の番号付加は簡易化のため省略されている)。第3の実施例と異なるのは参照電圧の発生アルゴリズムである。第3の実施例では結果が確定するまで最大(2)回比較動作を行う必要があった。それに対して本実施例においては逐次比較方式を取っており、出力が確定するまでにN回の比較動作を行えば良いので、高速なA/D変換が可能となっている。
【0056】
比較器の出力218は、同期用のラッチ501を介してA/D変換器出力502として出力される。そのA/D変換器出力502は1対Nのセレクタ503を介してNビット分のDラッチ504につながっており、そのDラッチ504は参照電圧発生器505のスイッチを制御している。参照電圧発生器505のVREF 出力506には、
【0057】
【数1】
Figure 0003581624
という値が出るようになっており、それらK1,K2,…KNという値はそれぞれDラッチ504のQ0,Q1,QN−1の論理的0と1とにそれぞれ対応している。
【0058】
次に上記回路の回路動作を説明する。画素201の値をA/D変換する例を考え、またN=3ビット、光電変換部201の出力値は量子化ステップにおいて8階調中の6番目にあるとする。(=(6/8)VR )
(Q2,Q1,Q0)にはあらかじめ(1,0,0)を与えており、VREF 出力506には、
VREF =(VR /2)+(VR /16)
が印加されている。光電変換部201の出力値はその値よりも大きいので比較器は1を出力する。次に(Q2,Q1,Q0)には(1,1,0)を与える。Q2の1という値は前回の比較動作で決定された値である。VREF の出力506は、
VREF =((6/8)VR )+(VR /16)
となり、この値は画素201の値よりも小さいために比較器は0を出力する。その値がセレクタ503を介してQ1に書き込まれる。
【0059】
次に(Q2,Q1,Q0)は(1,0,1)が書き込まれる。VREF の出力506は、
((5/8)VR) +(VR /16)
となり、この値は画素201の値よりも大きいために比較器は1を出力する。その値がセレクタ503を介してQ0に書き込まれる。
【0060】
ここで、ラッチに保持されている結果がA/D変換の結果であり、その値を読み出せば良い。また、A/D変換器出力502に時系列的に出力される結果はそのまま上位ビットからのA/D変換結果のシリアル出力となるので、最後まで変換が終わるまで待たずに随時結果を読み出しても良い。
【0061】
このようにして、電流をより節減した形式で、A/D変換装置が実現できた。ここで、参照電圧発生器505の構成であるが、抵抗を直列に用いる方式には限定されない。たとえば容量を並列に用いる方式を採用しても良いし、他の方法でも良い。
【0062】
また、実施例3、4において、2方式のA/D変換器を例に挙げたが、他の方法でも良い。一つの比較器で構成できる回路構成ならば、いかなる方式でも良い。
[実施例5]
本発明の第5の実施例を図6を用いて説明する。本発明の第5の実施例は、本発明の光電変換装置において、一画素あたりの素子数をさらに削減することを目的としている。ここでは比較器の回路図のみを説明し、A/D変換に必要なその他周辺回路は省略している。A/D変換の動作原理は本発明の第3及び第4の実施例と同様である。
【0063】
601は光電変換素子群であり、フォトダイオード602,603,604,605をそれぞれ転送スイッチ606,607,608,609で制御し、一つ以上の所望のフォトダイオードに蓄積された電荷を、電荷電圧変換手段となるフローティングディフュージョン610に伝える。そしてリセットスイッチ613によりフローティングディフュージョン610がリセットされる。光電変換素子群601と同様の構造の光電変換素子が、並列に光電変換素子群611,612のようにならべられ、それらが電圧源を形成している。
【0064】
動作原理は第2の実施例と同様で、スイッチ207,208,209を選択的にONさせ、電流経路210と211の間で電流の比較を行い、A/D変換を行う。
【0065】
この手法においては、上記の実施例に比べて、複数のフォトダイオードと転送スイッチの組に対して一つのリセットスイッチ(たとえば613)と電流経路用のMOSトランジスタ(たとえば204)と選択用のMOSトランジスタ(たとえば207)を共通化しており、画素を構成する素子数を削減できた。
[実施例6]
本発明の第6の実施例を図7を用いて説明する。図2と共通の部分には同一の番号を付する。
【0066】
画素701は、フォトダイオード702、転送スイッチ703、フローティングディフュージョン704、およびリセットスイッチ705から構成されている。また、フローティングディフュージョン704は、電流経路を形成するためのMOSトランジスタ706、および選択トランジスタ707に接続されている。これら、MOSトランジスタ706,707は一つの画素701によって占有されており、ここでこれらをまとめて新たに画素と考えることができ、それを画素708とする。
【0067】
リセットスイッチは、第1〜第5の実施例においては独立のリセット電圧供給端子に接続されていたが、本実施例においては選択トランジスタ707のドレイン端子709に接続されていることが異なる点である。
【0068】
イメージセンサーとしての応用を考える時、重要なことは画素一つあたりの素子数、配線占有率を減少させ、開口率、などの特性向上のためのパラメータを向上させることである。第1〜第5の実施例においては各画素に共通に必要な端子709,710の配線に加え、リセット電圧供給の端子が必要であった。本実施例の比較器においては、リセット電圧供給端子が端子709と共通化されることで画素あたりに占める配線占有率が減少し、イメージセンサの特性を向上させることができた。
[実施例7]
以上の第1〜第6の実施例においては、等価回路的に、帰還を用いない演算増幅器を比較器として用いてA/D変換を行っていた。その際に考えられる比較動作を図8を用いて説明する。
【0069】
図8は、横軸に変換対象の電圧VIN、縦軸に比較結果としてたとえば出力端子216に出力される電圧VOUTをとり、VREF に対する依存性をプロットしたグラフである。VREF 側の電圧を変化させると入出力特性が変化し、反転するしきい値が変化することでA/D変換が行えるわけであるが、その際、理想とのずれが生じる。
【0070】
たとえば図2の電流経路204と電流経路205での、相互コンダクタンスが製造ばらつきなどでずれたとすると、それが図8中の入出力特性の曲線の、実線と破線の差、のように現れる。VREF をVR1とVR2のように変化させると、しきい値の変化量ΔVは理想的には、
ΔV=VR2−VR1
となるはずだが、その値が相互コンダクタンスのばらつきなどの理由で、各画素で図4中のΔV1,ΔV2のようにばらつき、A/D変換器の微分非直線性誤差、A/D変換器を光電変換装置として用いている場合は画素ごとの感度差として見えてしまう。
【0071】
この課題を解決するのが、本発明の第7の実施例の比較器である。本発明の第7の実施例を、図9を用いて説明する。図2と同じ部位には同一の番号を付する(ただし、各部材の一部の番号付加は簡易化のため省略されている)。本実施例では、等価的な演算増幅器の出力、つまり端子216を、負荷Zf901を介して比較器の反転入力端子903へ接続し、参照電圧入力端子212と入力端子903の間に負荷Zi902を接続している。
【0072】
このようにして帰還率β=Zi/(Zi+Zf)の負帰還を構成している。端子216と、本比較器の真の出力端子906の間にはインバータ904,905を設けて、高ゲインな比較の切り分けを実現している。
【0073】
本実施例の効果を説明する。図9のように負帰還を施すことで、本比較器の入出力特性は図11のようになる。ここで入力とはたとえば光電変換素子からの電圧入力値、出力とは端子216の電圧のことである。Gは本比較器のゲインであり、G=1/βである。VRを、VR1とVR2とのように変化させた際に、入出力特性は変化するが、その変化の幅ΔVは
ΔV=(1−1/G)(VR2−VR1)
となり、ΔVはgmなどには依存しない値になる(ここで演算増幅器のオープンループゲインは無限大と考えている)。Gが1ではΔVが0になるので比較動作は行えない。Gは、1/Gがある程度1に比べて小さくなる値であれば、いかなる値でも良い。
【0074】
図10のような入出力特性を持つ比較器の出力をインバータ904,905のような高ゲインのアンプを通すことで、図11の実線のような入出力特性を実現できた。
【0075】
本実施例においては、負の帰還を設けて、比較器の初段のゲインを落とす代りに、差動対のばらつきをキャンセルさせ、高精度な切り分けを実現できた。
【0076】
なお、A/D変換器を構成する際は、たとえば実施例3、4などに従えばよいことは言うまでもないし、他の、比較器一つで構成できるA/D変換器の手法を取りいれても良い。
【0077】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、出力インピーダンスの大きな複数の電圧源を、選択的に一つの比較器もしくはA/D変換装置で扱う際に、従来に比較して低消費電流、およびエリアセンサとして応用する際において列ごとのゲインばらつきを低減した比較器またはA/D変換装置を構成することができた。
【0078】
また、本発明によれば、出力インピーダンスの大きな複数の電圧源を、選択的に一つの比較器もしくはA/D変換装置で扱う際に、従来に比較して低消費電流、およびエリアセンサとして応用する際において列ごとのゲインばらつきを低減したA/D変換装置を構成することができ、かつNビットを分解能とする際にN個のラッチを用意することでA/D変換装置を構成することができた。
【0079】
また、本発明によれば、出力インピーダンスの大きな複数の電圧源を、選択的に一つの比較器もしくはA/D変換装置で扱う際に、従来に比較して低消費電流、およびエリアセンサとして応用する際において列ごとのゲインばらつきを低減したA/D変換装置を構成することができ、かつNビットを分解能とする際にN回の比較でA/D変換が終了するA/D変換装置を構成することができた。
【0080】
また、本発明によれば、従来例と比較して低消費電力、およびゲインばらつきの小さい、列並列A/D変換機能をもつ光電変換装置を実現できた。
【0081】
また、本発明によれば、従来例と比較して低消費電力、およびゲインばらつきの小さい列並列A/D変換機能をもつ光電変換装置において、リセット時の画素の出力、および光蓄積後の画素の出力を、光蓄積後に時間的に近接して得ることができた。
【0082】
また、本発明によれば、リセット時の画素の出力を、光蓄積後の画素の出力から減算することで、固定パターンノイズを除去することができた。
【0083】
また本発明によれば、時間的に近接した、リセット時の画素の出力と、光蓄積後の画素の出力に対して、リセット時の画素の出力を光蓄積後の画素の出力から減算することで、固定パターンノイズ、および低周波成分のランダムノイズを除去することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の比較器の一実施例を示す模式的構成図である。
【図2】本発明の比較器を用いた光電変換装置の一実施例を示す模式的構成図である。
【図3】本発明のA/D変換装置を用いた光電変換装置の一実施例を示す模式的構成図である。
【図4】図3の光電変換装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明のA/D変換装置を用いた光電変換装置の他の実施例を示す模式的構成図である。
【図6】本発明のA/D変換装置を用いた光電変換装置の他の実施例を示す模式的構成図である。
【図7】本発明の比較器を用いた光電変換装置の他の実施例を示す模式的構成図である。
【図8】帰還を用いない比較器の比較動作を示す図である。
【図9】帰還を用いない比較器を用いた光電変換装置の実施例を示す模式的構成図である。
【図10】比較器の入出力特性を示す図である。
【図11】負帰還を用いた比較器の比較動作を示す図である。
【図12】従来のA/D変換器の基本技術を説明する図である。
【図13】コラムA/D型CMOSセンサで用いられているような、A/D変換器の基本技術について説明する図である。
【符号の説明】
101,102,103 電圧源
104,105,106 電流経路
107,108,109 選択スイッチ
110 電流経路ブロック
111 電圧源
112 電流経路
113 比較部
114 出力端子
201,202,203 光電変換部
204,205,206,207,208,209 MOSトランジスタ
210 電流経路ブロック
211 電流経路
212 参照電圧入力端子
213 MOSトランジスタ
214 選択スイッチ
215 比較部
216 比較部の出力
217 バッファ
218 出力端子
301 Nビットのバイナリカウンタ
302 VREF 発生器(参照電圧発生器)
303 Nビット分のDラッチ群
304 Dラッチの出力群
501 同期用ラッチ
502 A/D変換器出力
503 1対Nのセレクタ
504 Nビット分のDラッチ
505 参照電圧発生器
506 参照電圧発生器のVREF 出力
601 光電変換素子群
602,603,604,605 フォトダイオード
606,607,608,609 転送スイッチ
610 フローティングディフュージョン
613 リセットスイッチ
701 画素
702 フォトダイオード
703 転送スイッチ
704 フローティングディフュージョン
705 リセットスイッチ
706 MOSトランジスタ
707 選択トランジスタ
708 画素
901 負荷Zf
902 負荷Zi
903 比較器の反転入力端子
904,905 インバータ
906 出力端子

Claims (12)

  1. 第一の制御端子に印加される第一の電圧によって流れる電流が制御される第一の電流経路と該第一の電流経路に流れる電流を選択的に遮断・導通するスイッチ手段とを直列に接続した第一の回路を、複数並列に接続してなる回路ブロックと、第二の制御端子に印加される第二の電圧によって流れる電流が制御される第二の電流経路を少なくとも含む第二の回路と、前記回路ブロックと前記第二の回路とに流れる電流の差を比較し、前記第一の電圧と前記第二の電圧との差を検知する手段と、を有する比較器と、
    前記第二の制御端子に印加される電圧を規則的に変化させる手段と、
    前記回路ブロック内の、前記スイッチ手段により選択された第一の回路の第一の制御端子に印加される電圧と前記第二の回路の前記第二の制御端子に印加される電圧との比較結果を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段の記憶結果を直接、もしくはエンコードして出力する手段と、
    を有することを特徴とするA/D変換装置。
  2. 前記電圧を規則的に変化させる手段の出力する電圧の変化は、単調増加、もしくは単調減少であることを特徴とする請求項に記載のA/D変換装置。
  3. 前記電圧を規則的に変化させる手段は、前記比較結果に応じて所望の値の電圧を出力することを特徴とする請求項に記載のA/D変換装置。
  4. 前記第一の回路には、加えて、光励起によって発生したキャリアの蓄積に応じて電圧を制御する手段、蓄積されたキャリアをリセットするリセット手段を含み、前記キャリアの蓄積に応じて電圧を制御する手段に生じた電圧を前記第一の制御端子に印加する請求項に記載のA/D変換装置を用いた光電変換装置。
  5. 前記第一の回路には、加えて、光励起によって発生したキャリアを蓄積する蓄積手段、蓄積したキャリアに応じた電圧を出力する電荷電圧変換手段、前記蓄積手段から前記電荷電圧変換手段に電荷を転送する転送手段、前記電荷電圧変換手段の電圧を初期状態にリセットするリセット手段を含み、前記電荷電圧変換手段に生じた電圧を前記第一の制御端子に印加する請求項に記載のA/D変換装置を用いた光電変換装置。
  6. 前記リセット手段によりリセットしたときの値をA/D変換した値を、そののちにキャリアの蓄積に応じた電圧を前記第一の制御端子に印加したときの値をA/D変換した値から減算することを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  7. 前記電荷電圧変換手段の電圧を初期状態にリセットしたときの値をA/D変換した値を、そののちに電荷を転送したときの値をA/D変換した値から減算することを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  8. 光励起によって発生したキャリアを蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段の該キャリアに基づく信号を増幅する増幅手段とを含む画素を複数配列するとともに、前記複数の画素内の増幅手段からの信号を選択的に出力させるための選択手段と、所定のレベルが入力され、前記所定のレベルに対応した出力を行う出力手段と、を有し、
    前記選択手段によって選択された前記増幅手段と、前記出力手段とは各蓄積手段からの信号の信号レベルと前記所定のレベルとを比較し、比較結果を出力する比較手段の少なくとも一部を構成していることを特徴とする光電変換装置。
  9. 前記選択手段は、前記複数画素内にそれぞれ含まれることを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  10. 前記比較手段は、差動増幅回路を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の光電変換装置。
  11. 前記比較手段の出力信号に基づいて、ディジタル信号が出力されることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  12. 前記比較手段の出力信号に基づいて、前記所定のレベルを変化させることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の光電変換装置。
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