JP3578051B2 - 通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回覧用画像データを受信して所定の次の回覧先に転送する回覧機能を備えたファクシミリ装置などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回覧機能を備えたファクシミリ装置では、回覧すべき電話番号のリストのデータを、専用の独自の通信手順で次のファクシミリ装置に転送し、もしくは、回覧すべき電話番号のリストを画像データに挿入して送信するなど特別な通信手順で転送することにより、回覧すべき画像データを順次次のファクシミリ装置に転送して回覧していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回覧の終了の判断は、回覧の最終端末機であるファクシミリ装置の回覧先テーブルに、回覧先を登録しないなどの方法を用いて設定していたので、回覧の最終端末機が固定されるという問題点があった。
【0004】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、回覧の最終端末機が固定されない回覧機能を有する通信端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信端末装置は、回覧用画像データを受信して、所定の次の回覧先に転送する回覧機能を有する通信端末装置において、受信した回覧用画像データを記憶装置に格納し、上記受信した回覧用画像データとともに受信した回覧依頼機の番号が自機の番号と一致しないとき次の回覧先に回覧用画像データを転送する一方、一致するとき回覧用画像データを転送することなく回覧の終了と判断し、上記受信した回覧用画像データの画像に回覧終了メッセージを付けてプリントした後、上記記憶装置に格納した回覧用画像データを消去するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
また、上記通信端末装置において、好ましくは、上記回覧依頼機の番号は、当該回覧依頼機である発信端末の電話番号であり、所定の第1の通信手順信号で送出される。
【0007】
さらに、上記次の回覧先は、好ましくは、回覧すべきグループを示す、回覧先テーブルメモリのメモリボックス番号で指定され、上記メモリボックス番号は所定の第2の通信手順信号で送出され、もしくは、上記第1の通信手順信号で送出される回覧依頼機の番号である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0009】
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る実施形態である、回覧機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。本実施形態の回覧機能を有するファクシミリ装置20を用いて回覧用画像データを回覧するときは、回覧依頼機から回覧開始を行い、回覧機で順次回覧すべき画像データを中継送信して所定の回覧宛先に回覧用画像データを送信する。
【0010】
この実施形態のファクシミリ装置20は、回覧依頼機又は回覧機として動作可能な装置であって、画像データを回覧すべき複数のファクシミリ装置20には、図2に示すように、メモリボックス番号に対応して次の回覧宛先の電話番号を予め記憶する回覧先電話番号テーブル7aをRAM7内に有している。そして、回覧機の主制御部1は、受信した回覧用画像データとともに受信した、ファクシミリ通信の通信手順信号であるSID(送信者識別)信号内の回覧依頼機の番号が自機の番号と一致しないとき(図6のステップS41でNO)次の回覧先に画像データを転送する(ステップS57)一方、一致するとき(ステップS41でYES)回覧用画像データを転送することなく回覧の終了と判断する(ステップS42)ことを特徴としている。ここで、上記回覧依頼機の番号は、当該回覧依頼機である発信端末の電話番号である。また、次の回覧先は、回覧すべきグループを示す、回覧先テーブルメモリのメモリボックス番号で指定され(図4のステップS1)、上記メモリボックス番号は、ファクシミリ通信の通信手順信号であるSUB(サブアドレス)信号で送出される(ステップS41)。
【0011】
図1において、ファクシミリ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、回覧機能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、相手先のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該ファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。
【0012】
操作部5は、当該ファクシミリ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0013】
ROM6は、当該ファクシミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当該プログラムは、少なくとも図4の送信処理、並びに図5及び図6の受信処理のプログラムを含む。RAM7は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。ここで、RAM7には、図2に一例を示す回覧先電話番号テーブル7aを予め格納し、また、図3に一例を示す信号データメモリ7bのデータを信号受信時に格納する。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶する。なお、RAM7及び画像メモリ8をハードディスクメモリで構成してもよい。
【0014】
ファックスモデム10は、公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムであり、FSK信号として受信される発信電話番号情報のデータを復調して主制御部1に出力する。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0015】
以上のように構成された本実施形態のファクシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えて、回覧機能を有している。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアによりイメージデータに復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶しているイメージデータを必要に応じて出力する。
【0016】
図2は、図1のRAM7内の回覧先電話番号テーブル7aの一例のテーブルを示す図である。この回覧先電話番号テーブル7aは、回覧依頼機及び回覧機の各ファクシミリ装置20に備えられ、図2に示すように、メモリボックス番号に対応して次の回覧先の電話番号のデータが予め操作部5を用いて入力されて格納されている。
【0017】
図3は、図1のRAM7内の信号データメモリ7bの一例のテーブルを示す図である。この信号データメモリ7bには、相手先のファクシミリ装置から受信したファクシミリ装置の手順信号であるSID信号のデータと、SUB(サブアドレス)信号のデータとが信号受信時に格納される。ここで、SID信号には、回覧依頼機の電話番号が格納される。また、SUB信号には、次の回覧宛先のメモリボックス番号を示す。このメモリボックス番号は、画像メモリ8を用いて、回覧や親展、掲示板などのメモリボックス処理を実行するときに、画像メモリ8内で画像データを区分して格納する番号に対応している。このメモリボックス番号を指定することにより、回覧すべき複数の宛先を含むグループを指定することができる。本実施形態では、回覧依頼機から少なくとも1つの回覧機を介して回覧されるときに、回覧用画像データとともに、SID信号及びSUB信号を順次転送し、受信したSID信号内の回覧依頼機の電話番号が自機の電話番号に一致するときに(図6のステップS41でYES)最終端末機(回覧依頼機である)であると判断する。
【0018】
図4は、図1のファクシミリ装置20の回覧依頼機の主制御部1によって実行される送信処理を示すフローチャートである。図4において、まず、ステップS1において回覧のグループを示すメモリボックス番号を操作部5を用いて入力し、ステップS2において回覧先にダイヤルして発呼する。次いで、ステップS3においてDIS信号を検出し、ステップS4においてSUB信号にメモリボックス番号を格納して送出し、ステップS5においてSID信号に自機の電話番号を格納して送出する。そして、ステップS6においてDCS信号及びトレーニング信号を送出し、これに応答して、ステップS7においてCFR信号を検出する。さらに、ステップS8において回覧用原稿画像を読み取りその画像データを送信し、ステップS9においてEOP信号を送出する。そして、これに応答してステップS10においてMCF信号を検出し、ステップS11においてDCN信号を送出し、ステップS12において回線開放して当該送信処理を終了する。
【0019】
図5及び図6は、図1のファクシミリ装置20の回覧機又は回覧依頼機の主制御部1によって実行される受信処理を示すフローチャートである。図5において、ステップS21において着呼したか否かを判断され、着呼するまでステップS21の処理を繰り返し、着呼したときに(ステップS21でYES)ステップS22においてDIS信号を送出し、これに応答してステップS23においてSUB信号を検出して信号データメモリ7bに格納し、ステップS24においてSID信号を検出して信号データメモリ7bに格納し、さらに、ステップS25においてDCS信号及びトレーニング信号を検出する。これに応答して、ステップS26においてCFR信号を送出し、ステップS27において画像データを受信し、SUB信号で指定された画像メモリ8内のメモリボックスに格納し、そして、ステップS28においてEOP信号を検出する。そして、ステップS29においてMCF信号を送出し、ステップS30において回線開放し、ステップS31においてSUB信号で指定されたメモリボックス番号は回覧のためのメモリボックス番号であるか否かを判断され、YESのときは図6のステップS41に進む一方、NOのときはステップS32に進む。ステップS32では、画像メモリ8のメモリボックスを用いる親展や掲示板等のその他の処理を実行して当該受信処理を終了する。
【0020】
図6のステップS41において受信して信号データメモリ7bに格納されたSID信号内のデータは自機の電話番号であるか否かを判断され、YESのときはステップS42に進む一方、NOのときはステップS51に進む。ステップS42において自機は回覧依頼機と判断し、ステップS43において画像メモリ8に格納された画像データを縮小しかつ回覧終了メッセージを付けて画像記録部3を用いて記録紙にプリントし、ステップS44において当該画像データを画像メモリ8から消去した後、ステップS60でDCN信号を送出し、ステップS61で回線開放して当該受信処理を終了する。
【0021】
一方、ステップS51においてSUB信号で指定されたメモリボックス番号に対応して登録されている回覧先にダイヤルして発呼し、ステップS52においてDIS信号を検出し、ステップS53において先に受信されて信号データメモリ7bに格納されたSUB信号内のメモリボックス番号をSUB信号に格納して送出した後、ステップS54において先に受信されて信号データメモリ7bに格納されたSID信号内のデータをそのままSID信号に格納して送出し、さらに、ステップS55においてDCS信号及びトレーニング信号を送出する。これに応答して、ステップS56においてCFR信号を検出し、ステップS57において当該メモリボックスの画像データを画像メモリ8から読み出して送出した後、ステップS58においてEOP信号を送出する。さらに、ステップS59においてMCF信号を検出し、ステップS60においてDCN信号を送出し、ステップS61において回線開放して当該受信処理を終了する。
【0022】
以上説明したようにこの第1の実施形態によれば、回覧機の主制御部1は、受信した回覧用画像データとともに受信した、ファクシミリ通信の通信手順信号であるSID(送信者識別)信号内の回覧依頼機の番号が自機の番号と一致しないとき(図6のステップS41でNO)次の回覧先に画像データを転送する(ステップS57)一方、一致するとき(ステップS41でYES)回覧用画像データを転送することなく回覧の終了と判断する(ステップS42)ことを特徴としている。ここで、上記回覧依頼機の番号は、当該回覧依頼機である発信端末の電話番号である。また、次の回覧先は、回覧すべきグループを示す、回覧先テーブルメモリのメモリボックス番号で指定され(図4のステップS1)、上記メモリボックス番号は、ファクシミリ通信の通信手順信号であるSUB(サブアドレス)信号で送出される(ステップS4)。従って、例えばSID信号に回覧依頼機である発信端末の電話番号を指定することにより、回覧の最終端末機が固定されないので、どの回覧端末機からでも回覧を開始でき、柔軟性のある回覧ルートを構築できる。また、例えばファクシミリ通信の通信手順信号であるSID信号を用いて、他のメーカー装置との互換性を保持して回覧機能を実施できる。さらに、SUB信号にメモリボックス番号を登録することにより、メモリボックス番号に応じて複数の回覧ルートを形成することができる。
【0023】
<第2の実施形態>
本発明に係る第2の実施形態であるファクシミリ装置20は、回覧依頼機又は回覧機として動作可能な装置であって、画像データを回覧すべき複数のファクシミリ装置20には、図2に示すように、回覧依頼機の電話番号であるメモリボックス番号に対応して次の回覧宛先の電話番号を予め記憶する回覧先電話番号テーブル7cをRAM7内に有する。そして、回覧機の主制御部1は、受信した回覧用画像データとともに受信した、ファクシミリ通信の通信手順信号であるSUB(サブアドレス)信号内の回覧依頼機の番号が自機の番号と一致しないとき(図11のステップS111でNO)次の回覧先に画像データを転送する(ステップS126)一方、一致するとき(ステップS111でYES)回覧用画像データを転送することなく回覧の終了と判断する(ステップS112)ことを特徴としている。ここで、上記回覧依頼機の番号は、当該回覧依頼機である発信端末の電話番号である。また、次の回覧先は、回覧すべきグループを示す、回覧先テーブルメモリのメモリボックス番号で指定され(図9のステップS71)、上記メモリボックス番号は、SUB信号で送出される(ステップS74)。この第2の実施形態では、メモリボックス番号は、シリアル番号ではなく、回覧依頼機の番号で記述される。以下、第1の実施形態との相違点について詳述する。
【0024】
ROM6内に格納されるプログラムは、少なくとも図9の送信処理、並びに図10及び図11の受信処理のプログラムを含む。RAM7には、図7に一例を示す回覧先電話番号テーブル7cを予め格納し、また、図8に一例を示す信号データメモリ7dのデータを信号受信時に格納する。
【0025】
図7の回覧先電話番号テーブル7cは、回覧依頼機及び回覧機の各ファクシミリ装置20のRAM7内に備えられ、図2に示すように、回覧依頼機の電話番号であるメモリボックス番号に対応して次の回覧先の電話番号のデータが予め操作部5を用いて入力されて格納されている。図8の信号データメモリ7bには、相手先のファクシミリ装置から受信したファクシミリ装置の手順信号であるSUB(サブアドレス)信号のデータとが信号受信時に格納される。ここで、SUB信号には、回覧依頼機の電話番号が格納される。このメモリボックス番号は、画像メモリ8を用いて、回覧や親展、掲示板などのメモリボックス処理を実行するときに、画像メモリ8内で画像データを区分して格納する番号に対応している。このメモリボックス番号を指定することにより、回覧すべき複数の宛先を含むグループを指定することができる。本実施形態では、回覧依頼機から少なくとも1つの回覧機を介して回覧されるときに、回覧用画像データとともに、SUB信号を順次転送し、受信したSUB信号内の回覧依頼機の電話番号が自機の電話番号に一致するときに(図11のステップS111でYES)最終端末機(回覧依頼機である)であると判断する。
【0026】
図9は、第2の実施形態であるファクシミリ装置20の回覧依頼機の主制御部1によって実行される送信処理を示すフローチャートである。図9において、まず、ステップS71において回覧のグループを示すメモリボックス番号を操作部5を用いて入力し、ステップS72において回覧先にダイヤルして発呼する。これに応答して、ステップS73においてDIS信号を検出し、ステップS74において自機の電話番号をメモリボックス番号としてSUB信号に格納して送出した後、ステップS75においてDCS信号及びトレーニング信号を送出する。そして、ステップS76においてCFR信号を検出した後、ステップS77において回覧用原稿画像を読み取りその画像データを送信し、ステップS78においてEOP信号を送出する。そして、ステップS79においてMCF信号を検出し、ステップS80においてDCN信号を送出した後、ステップS81において回線開放して当該送信処理を終了する。
【0027】
図10及び図11は、第2の実施形態であるファクシミリ装置20の回覧機又は回覧依頼機の主制御部1によって実行される受信処理を示すフローチャートである。図10において、まず、ステップS91において着呼したか否かを判断され、着呼するまでステップS91の処理を繰り返し、着呼したとき(ステップS91でYES)ステップS92においてDIS信号を送出し、ステップS93においてSUB信号を検出して信号データメモリ7dに格納する。そして、ステップS94においてDCS及びトレーニング信号を検出し、ステップS95においてCFR信号を送出し、ステップS96において画像データを受信して、SUB信号によって指定された画像メモリ8内のメモリボックスに格納した後、ステップS97においてEOP信号を検出する。さらに、ステップS98においてMCF信号を送出し、ステップS99において回線開放する。そして、ステップS100においてSUB信号で指定されたメモリボックス番号は回覧のためのメモリボックス番号であるか否かが判断され、YESのときは図11のステップS111に進む一方、NOのときはステップS101に進む。ステップS101では、親展や掲示板などのその他の処理を実行して当該受信処理を終了する。
【0028】
図11のステップS111において受信したSUB信号内のデータは自機の電話番号か否かを判断され、YESのときはステップS112に進む一方、NOのときはステップS121に進む。ステップS112において自機は回覧依頼機と判断し、ステップS113において画像メモリ8に格納された画像データを縮小しかつ回覧終了メッセージを付けて画像記録部3を用いて記録紙にプリントする。そして、ステップS114において当該画像データを画像メモリ8から消去した後、ステップS129でDCN信号を送出し、ステップS130で回線開放して当該受信処理を終了する。
【0029】
一方、ステップS121においてSUB信号のメモリボックス番号に対応して登録されている回覧先にダイヤルして発呼し、ステップS122においてDIS信号を検出し、ステップS123において先に受信されたSUB信号内のメモリボックス番号をSUB信号に格納して送出した後、ステップS124においてDCS信号及びトレーニング信号を送出する。これに応答して、ステップS125においてCFR信号を検出し、ステップS126において当該メモリボックスの画像データを画像メモリ8から読み出して送出する。さらに、ステップS127においてEOP信号を送出し、ステップS128においてMCF信号を検出し、ステップS129においてDCN信号を送出し、ステップS130において回線開放して当該受信処理を終了する。
【0030】
以上説明したように第2の実施形態によれば、回覧機の主制御部1は、受信した回覧用画像データとともに受信した、ファクシミリ通信の通信手順信号であるSUB(サブアドレス)信号内の回覧依頼機の番号が自機の番号と一致しないとき(図11のステップS111でNO)次の回覧先に画像データを転送する(ステップS126)一方、一致するとき(ステップS111でYES)回覧用画像データを転送することなく回覧の終了と判断する(ステップS112)ことを特徴としている。ここで、上記回覧依頼機の番号は、当該回覧依頼機である発信端末の電話番号である。また、次の回覧先は、回覧すべきグループを示す、回覧先テーブルメモリのメモリボックス番号で指定され(図9のステップS71)、上記メモリボックス番号は、SUB信号で送出される(ステップS74)。従って、例えばSUB信号に回覧依頼機である発信端末の電話番号を指定することにより、回覧の最終端末機が固定されないので、どの回覧端末機からでも回覧を開始でき、柔軟性のある回覧ルートを構築できる。また、例えばファクシミリ通信の通信手順信号であるSUB信号を用いて、他のメーカー装置との互換性を保持して回覧機能を実施できる。さらに、SUB信号にメモリボックス番号を登録することにより、メモリボックス番号に応じて複数の回覧ルートを形成することができる。
【0031】
<変形例>
以上の実施形態においては、ファクシミリ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係る通信端末装置によれば、回覧用画像データを受信して、所定の次の回覧先に転送する回覧機能を有する通信端末装置において、受信した回覧用画像データを記憶装置に格納し、上記受信した回覧用画像データとともに受信した回覧依頼機の番号が自機の番号と一致しないとき次の回覧先に回覧用画像データを転送する一方、一致するとき回覧用画像データを転送することなく回覧の終了と判断し、上記受信した回覧用画像データの画像に回覧終了メッセージを付けてプリントした後、上記記憶装置に格納した回覧用画像データを消去するように制御する制御手段を備える。従って、回覧の最終端末機が固定されないので、どの回覧端末機からでも回覧を開始でき、柔軟性のある回覧ルートを構築できる。
【0033】
また、上記通信端末装置において、好ましくは、上記回覧依頼機の番号は、当該回覧依頼機である発信端末の電話番号であり、所定の第1の通信手順信号で送出される。従って、例えばファクシミリ通信の通信手順信号であるSID信号又はSUB信号を用いて、他のメーカー装置との互換性を保持して回覧機能を実施できる。
【0034】
さらに、上記次の回覧先は、好ましくは、回覧すべきグループを示す、回覧先テーブルメモリのメモリボックス番号で指定され、上記メモリボックス番号は所定の第2の通信手順信号で送出され、もしくは、上記第1の通信手順信号で送出される回覧依頼機の番号である。また、メモリボックス番号を登録することにより、メモリボックス番号に応じて複数の回覧ルートを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態である、回覧機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のRAM7内の回覧先電話番号テーブル7aの一例のテーブルを示す図である。
【図3】図1のRAM7内の信号データメモリ7bの一例のテーブルを示す図である。
【図4】図1のファクシミリ装置20の回覧依頼機の主制御部1によって実行される送信処理を示すフローチャートである。
【図5】図1のファクシミリ装置20の回覧機又は回覧依頼機の主制御部1によって実行される受信処理の第1の部分を示すフローチャートである。
【図6】図1のファクシミリ装置20の回覧機又は回覧依頼機の主制御部1によって実行される受信処理の第2の部分を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る第2の実施形態であるファクシミリ装置20に備えられるRAM7内の回覧先電話番号テーブル7cの一例のテーブルを示す図である。
【図8】第2の実施形態のRAM7内の信号データメモリ7dの一例のテーブルを示す図である。
【図9】第2の実施形態であるファクシミリ装置20の回覧依頼機の主制御部1によって実行される送信処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施形態であるファクシミリ装置20の回覧機又は回覧依頼機の主制御部1によって実行される受信処理の第1の部分を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施形態であるファクシミリ装置20の回覧機又は回覧依頼機の主制御部1によって実行される受信処理の第2の部分を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、
2…画像読取部、
3…画像記録部、
5…操作部、
6…ROM、
7…RAM、
7a,7c…回覧先電話番号テーブル、
7b,7d…信号データメモリ、
8…画像メモリ、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
13…バス、
20…ファクシミリ装置、
L…公衆電話回線。
Claims (4)
- 回覧用画像データを受信して、所定の次の回覧先に転送する回覧機能を有する通信端末装置において、受信した回覧用画像データを記憶装置に格納し、上記受信した回覧用画像データとともに受信した回覧依頼機の番号が自機の番号と一致しないとき次の回覧先に回覧用画像データを転送する一方、一致するとき回覧用画像データを転送することなく回覧の終了と判断し、上記受信した回覧用画像データの画像に回覧終了メッセージを付けてプリントした後、上記記憶装置に格納した回覧用画像データを消去するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする通信端末装置。
- 上記回覧依頼機の番号は、当該回覧依頼機である発信端末の電話番号であり、所定の第1の通信手順信号で送出されることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
- 上記次の回覧先は、回覧すべきグループを示す、回覧先テーブルメモリのメモリボックス番号で指定され、上記メモリボックス番号は所定の第2の通信手順信号で送出されることを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末装置。
- 上記次の回覧先は、回覧すべきグループを示す、回覧先テーブルメモリのメモリボックス番号で指定され、上記メモリボックス番号は上記第1の通信手順信号で送出される回覧依頼機の番号である請求項1又は2記載の通信端末装置。
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