JP3577608B2 - 車両用走行誘導装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、道路地図上に設定された目的地へ到るまでの走行経路にしたがって車両走行の誘導方向の指示に応じた報知をなして車両の走行誘導の案内を行わせる車両用走行誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両用走行誘導装置として、画面に写し出された道路地図上における目的地を入力設定すると、その道路地図上における自車の現在位置(出発点)と目的地とを結ぶ各経路のなかかから、走行距離、走行所要時間、通行料金などの経路コストの面で有利な最適経路を自動的に探索して、その探索された最適経路にしたがって走行誘導の案内を行わせるようにしたものが開発されている(特開平1−138409号公報参照)。
【0003】
そして、従来では、走行予定経路上を自車の現在位置がならうように車両走行の誘導案内を出力するに際して、車両の現在位置が所定の経路上における交差点の手前にさしかかったときなどに、その経路にしたがう右,左折などの走行誘導の案内を画面表示または音声によって行わせるようにしている(特開昭63−163210号公報参照)。
【0004】
また、従来、この種の車両用走行誘導装置にあって、車両の現在位置が所定の経路から逸脱したときに音声によってその旨を報知するようにしたものが開発されている(特開昭59−157798号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、所定の経路からの逸脱や右,左折などの走行誘導の案内を音声によって報知するのでは、カーステレオを聴いているときなどにその音声が聞きとりにくかったり、またうるさいものになってしまうことである。
【0006】
また、画面表示だけでは、車両の現在位置が所定の経路から外れていないかどうか、あるいはまた、矢印などで示される右,左折などの誘導表示をみるために画面を頻繁に凝視しなければならないという問題がある。
【0007】
【発明を解決するための手段】
本発明は、道路地図上に設定された目的地へ到るまでの走行経路にしたがって車両走行の誘導方向の指示に応じた報知をなして車両の走行誘導の案内を行わせる車両用走行誘導装置にあって、その誘導方向の報知を画面表示や音声によることなく運転者に体感的に与えることができるようにするべく、車両のハンドルに所定の大きさによる誘導方向の指示に応じた左または右方向の回転トルクを付与する手段を設け、ハンドルの遊びの範囲内でハンドルを左または右方向に回転させて誘導方向の報知を行わせるようにしている。
【0008】
【実施例】
図1は本発明による車両用走行誘導装置の構成例を示すもので、車両の走行距離を検出する距離センサ1と、車両の進行方向を検出する方向センサ2と、検出された車両の走行距離と進行方向とから、出発点からの単位走行距離ごとにおけるX一Y座標上の位置を所定の演算処理によって逐次求めて、画面に写し出される道路地図上における現在位置をわり出し、また、道路地図上に設定された出発点から目的地に到るまでの走行予定経路にしたがう車両の走行誘導の制御を行うとともに、この装置全体の制御を行うマイクロコンピュータからなる信号処理部3と、デジタルデータによる道路地図情報が記億されている地図情報記憶媒体4と、その記憶媒体4から所定地域における道路地図の情報を選択的に読み出す地図情報再生部5と、その読み出された地図情報にもとづいて所定の道路地図を画面に写し出し、その画面に写し出された道路地図上に自車の現在位置およびその位置における進行方向を更新的に表示するとともに、設定された走行予定経路を表示する表示部6と、その表示部6の画面に表示させる道路地図の選択およびその表示縮尺率の設定、画面に表示される地図上における車両の出発点および目的地の設定、走行軌跡表示の選択などの各種操作指令を信号処理部3に与えることのできる操作部7と、車両のハンドルを左,右方向に回転させるアクチュエータ9と、ハンドルの舵角を検出する舵角センサ10と、運転者がハンドルを握っているか否かを検知するタッチセンサ11と、アクチュエータ9を信号処理部3から出される誘導方向の指示に応じて所定に駆動するとともに、舵角センサ10により検出された舵角が設定値に達したときにアクチュエータ9の駆動を強制的に停止し、タッチセンサ11により運転者がハンドルを握っていないことが検知されているときにアクチュエータ9の駆動を禁止する駆動制御部8とによって構成されている。
【0009】
アクチュエータ9としては、図2および図3に示すように、それが回転子91および固定子92からなるモータ構造のもので、ハンドル12を操作したときの負荷とならないように、ハンドル軸13に回転子91が直接取り付けられている。
【0010】
また 図2に示すように、ハンドル軸13の部分には舵角センサ10が取り付けられている。
【0011】
タッチセンサ11としては、図4に示すように、電極111,113間に感圧導電ゴム112を挟んだセンサ本体がハンドル12の部分を覆うようにハンドル12に一体的に装着されている。図中、114は保護カバーである。
【0012】
このように構成されたものでは、選択的に読み出された道路地図が表示部6の画面に映し出されるとともに、その地図上に設定された出発点からの車両の走行にしたがって信号処理部3により予め設定された地図の縮尺率に応じて道路地図上における車両の位置が刻々と演算によって求められ、その位置のデータが信号処理部3の内部メモリに記憶更新されていくとともに、その記憶内容が逐次読み出されて表示部6に与えられる。
【0013】
それにより表示部6には、例えば、図5に示すように、その画面に表示された道路地図上に自車の現在位置Pを示すマーク,その現在位置における自車の進行方向Dを示すマークが、出発点Sからの自車の走行状態にしたがって刻々と更新的に表示されていく。
【0014】
なお、車両の走行距離と進行方向とを検出しながら演算処理によって道路地図上の現在位置を累債的に求めていくようにする代わりに、GPSなどを用いた電波航法によって道路地図上における自車の現在位置を直接的に求めるようにしてもよい。この場合には、地図上における自車の出発点Sを設定する必要がなくなる。
【0015】
また、信号処理部3において、出発点Sおよび目的地Oが設定されると、地図情報記憶媒体5から読み出したデジタル地図データにもとづいて、道路地図上に設定された出発点Sから目的地Oに到るまでの距離、所要時間などの経路コスト面で有利な最適な経路が探索される。
【0016】
出発点Sから目的地Oに到るまでの最適経路の探索は、従来の手法がそのまま適用される。
【0017】
また、信号処理部3において出発点Sから目的地Oに到るまでの最適経銘を自動的に探索するかわりに、入力操作によって、その間における走行予定の通過の目標となる各交差点をそれぞれ指定して、任意の経路を手動によって設定するようにしてもよい。
【0018】
そして、信号処理部3は、出発点Sから目的地Oに到るまでの経路のデータを内部メモリに記憶したうえで、図5に示すように、道路地図上に走行予定の経路NCを特別な色などによって表示して、出発点Sからの走行に際して自車の現在位置Pがその誘導経路NC上をならうように誘導方向の指示を駆動制御部8に適宜与える。
【0019】
いま、例えば、信号処理部3において、図6に示すように、自車の現在位置Pが経路NC上における右折すべき交差点Ixの一定距離手前にさしかかったことが検出されると、右折の誘導方向の指示が駆動制御部8に与えられる。
【0020】
駆動制御部8は、タッチセンサ11により運転者がハンドル12を握っていることが検知されていることを条件としたうえで、その誘導方向の指示に応じてアクチュエータ9を設定時間のあいだ駆動してハンドル12に所定の回転トルクを与え、ハンドル12を遊びの範囲内で右方に回転させる。
【0021】
しかして、ハンドルの遊びの範囲内でハンドルが微少に右方にとられ、それにより運転者に右折の誘導方向の報知がなされる。
【0022】
安全対策として、誘導方向の指示が駆動制御部8に与えられても、タッチセンサ11により運転者がハンドル12を握っていることが検知されていなければ、駆動制御部8はアクチュエータ9を何ら駆動せず、また、途中で運転者がハンドルから手を離したときには直ちにその駆動を中止するようになっている。また、舵角センサ10により検出される舵角が予め設定された値に達したときには、駆動制御部8により、アクチュエータ9の駆動によるハンドルの遊びの範囲内での回転による誘導方向の報知を強制的に停止するようになっている。
【0023】
【効果】
以上、本発明による車両用走行誘導装置にあっては、道路地図上に設定された目的地へ到るまでの走行経路にしたがって車両走行の誘導方向の指示に応じた報知をなして車両の走行誘導の案内を行わせるに際して、誘導方向の指示に応じて遊びの範囲内でハンドルを左または右方向に回転させて、誘導方向にハンドルが微少にとられるようにしたもので、走行予定経路にしたがう右,左折などの誘導案内を運転者に体感的に与えることができ、車両の運転の注意をそらすことなく、また喧騒のなかでも、誘導案内の報知を確実に認識できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用走行誘導装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】ハンドル軸にアクチュエーチおよび舵角センサが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図3】アクチュエータの内部構造を示す平面図である。
【図4】ハンドル部分に取り付けられたタッチセンサの構成例を示す断面図である。
【図5】画面の表示状態の一例を示す図である。
【図6】画面の表示状態の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 距離センサ
2 方向センサ
3 信号処理部
4 地図情報記憶媒体
5 地図情報再生部
6 表示部
7 操作部
8 駆動制御部
9 アクチュエータ
10 舵角センサ
11 タッチセンサ
12 ハンドル
13 ハンドル軸
Claims (4)
- 道路地図上に設定された目的地へ到るまでの走行経路にしたがって車両走行の誘導方向の指示に応じた報知をなして車両の走行誘導の案内を行わせる車両用走行誘導装置において、車両のハンドルに所定の大きさによる誘導方向の指示に応じた左または右方向の回転トルクを付与する手段を設け、ハンドルの遊びの範囲内でハンドルを左または右方向に回転させて誘導方向の報知を行わせるようにしたことを特徴とする車両用走行誘導装置。
- 道路地図上における車両の現在位置を検出して、画面に写し出された道路地図上に車両の現在位置を表示しながら、その道路地図上に設定されている走行予定経路にしたがう誘導方向の指示に応じた報知をなして車両の走行誘導の案内を行わせるようにしたことを特徴とする前記第1項の記載による車両用走行誘導装置。
- ハンドル部分にタッチセンサを設けるとともに、そのセンサにより運転者がハンドルを握っていないことが検知されているときのセンサ出力に応じて、ハンドルに回転トルクが付与されるのを禁止する手段をとるようにしたことを特徴とする前記第1項の記載による車両用走行誘導装置。
- ハンドルの舵角を検出する舵角センサを設け、その検出された舵角が設定値に達したときに、ハンドルの遊びの範囲内での回転による誘導方向の報知を強制的に停止させる手段をとるようにしたことを特徴とする前記第1項の記載による車両用走行誘導装置。
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JPH08122091A JPH08122091A (ja) | 1996-05-17 |
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1994
- 1994-10-24 JP JP29776394A patent/JP3577608B2/ja not_active Expired - Fee Related
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